JP4290886B2 - 無線送受信機のロバストな同期を提供する方法及び装置 - Google Patents
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Description
(発明が属する技術分野)
本発明は無線通信に関し、特に周波数変調(FM)無線送受信機における同期及びDCオフセット補償に関する。
【0002】
(発明の背景)
FM信号は一般的にその時間微分(time derivative)を乗じることによって復調される。これは得られる積の振幅がFM信号の振幅及び角周波数の両方に比例し、角周波数が中間周波数(IF)及び誘導されたFM周波数偏移を含むという事実に起因する。従って、FM信号が一定の振幅エンベロープを有するように生成された場合(例えば、FM信号が自動利得制御(又はAGC)プロセッサ又はハードリミッタを用いて処理された場合)、得られる積信号は角周波数だけに比例した振幅を有し、IF周波数の倍数信号成分を除去するローパスフィルタを用いて処理対象の変調信号を復元することが可能である。
【0003】
この概念を図1に示す。図1において、FM伝送システム100は周波数変調プロセッサ105及び時間微分プロセッサ110、ミクサ120及びローパスフィルタ130を有する周波数復調プロセッサを有している。図1において、対象のベースバンド信号(例えば、高電圧レベルが論理1を、低電圧レベルが論理0を表すディジタル音声又は他のデータ波形)が周波数変調プロセッサ105の入力に接続され、周波数変調プロセッサ105は(例えばエアインタフェース間で)伝送するためのFM出力信号を周波数復調プロセッサへ供給する。
【0004】
周波数復調プロセッサ内において、一定エンベロープのFM信号が時間微分プロセッサ110の入力及びミクサ120の第1入力に接続され、ミクサ出力はローパスフィルタ130の入力に接続される。ローパスフィルタの出力は処理対象のベースバンド信号の復元版を表す。当業者は、以下に説明される図1の構成要素の機能を公知のハードウェア技術を用いて実施可能であることを理解するであろう。
【0005】
FM送信機側では、周波数変調プロセッサ105はベースバンド信号を例えば周波数シフトキーイングのいくつかの形式(例えばガウス周波数シフトキーイング又はGFSK)を用いたIFキャリアの周波数変調に用いる。得られたFM出力信号は一般には伝送前に利用可能な無線スペクトルの指定された部分にアップコンバートされる。FM受信機側において、受信FM信号はダウンコンバートされ、さらに一定のエンベロープのFM入力信号を供給するためにハードリミットされる。時間微分プロセッサ110はFM入力信号の瞬時時間微分を動的に計算し、ミクサ120はFM入力信号の瞬時時間微分とFM入力信号そのものを乗じる。上述したように、ミクサ120の出力信号はFM入力信号の角周波数に比例し、IFキャリア及び誘導されるFM周波数偏移を含む。そして、ローパスフィルタ130はベースバンド信号を復元するためにIF周波数の倍数成分を除去する。
【0006】
実際には、FM検波器(例えば、図1における時間微分プロセッサ110及びミクサ120の組み合わせ)は、時間微分推定を生成するために十分制御された位相特性を有する正確な遅延素子又はフィルタを持つ必要がある。さもないと、過大なDCオフセットが検波された信号に導入される可能性があり、そのようなDCオフセットは対象となるベースバンド信号の正しい検波及び同期を妨害するおそれがある。さらに、送信及び/又は受信側におけるIFフィルタ(例えば、図1のローパスフィルタ130)の正しくないチューニング及びIF周波数の生成に用いられる局所基準発振器(LO)の不正確さもまた、復元されたベースバンド信号に大きなDCオフセットを導入し得る。製造時にFM検波器及びIFキャリアの実施に用いられる基準発振器及び受動共振器部品を調整することは可能だが、これらの部品は時間及び動作環境の変化によって離調(detune)し、復元された信号におけるDCオフセットがやはり問題になりうる。
【0007】
従って、FM受信機は一般にDCオフセットを動的に補償するように設計される。都合のいいことに、そのようなIFストリップ(すなわち、FM検波器及びIFフィルタ)出力の動的なスキューは受動共振器部品の離調のみならず局所及び遠隔の基準周波数ずれを補償し、従ってFM受信機全体の感度を向上させる。従来のDCオフセット補償手法においては、FM信号の少なくとも1部(例えばディジタルデータパケットのプリアンブル)がゼロ平均(例えば、同数の論理”1”及び論理”0”)を有するように設計される。このようにすることにより、FM受信機における現時点でのDCオフセットの動的予測を得るために用いられるアナログ回路を比較的単純な構成にすることが可能になる。しかし、DCオフセット補償及びFM受信機同期のためのゼロ平均信号を供給及び利用するための既知の方法は、送信されるベースバンド信号にかなりのオーバヘッドを付加する。スピードが重要な用途において、そのような信号オーバヘッドは禁止され得る。従って、FM通信システムにおけるDCオフセット補償及び信号同期を提供する改良された方法及び装置に対する需要が存在する。
【0008】
(発明の概要)
本発明はディジタルデータパケットの送信に用いられるマルチパートのディジタルプリアンブルを提供することによって、上述の、またその他の需要を満たす。好都合なことに、本発明によるプリアンブルはディジタルFMシステムにおける個々のデータパケットによって送信されるDCフリーシーケンスの全体長を大幅に削減する。典型的な実施例によれば、マルチパートのプリアンブルはFM受信機における現時点でのDCレベルを粗く推定することを可能にする、短い、実質的にDCフリーの前縁部(leading part)を含む。典型的なプリアンブルはまた、実質的にDCフリーである必要が無く、パケット毎に(例えば送信元、送信先、時間帯(time of day)等に応じて)変化しうるタイミング及び/又は他の有用な情報(例えばチャネル識別、送信先アドレス等)を伝送する同期部を含む。本発明によれば、同期語は誤検出の可能性を低減するためにコードによって保護され、その結果プリアンブルの短い前縁部によって与えられる粗いDCオフセット訂正のみを用いて正しく検出することが可能である。
【0009】
同期部に引き続き、又は同期部それ自体の内部に、最終的なDCオフセット予測及び補償の実行に用いることが可能な、実質的にDCフリーな後縁部(trailing part)を1つかそれより多く含む典型的なプリアンブルが存在する。同期部が検出された後の信号タイミングは良く知られているので、実質的にDCフリーな後縁部は非常に短くすることが可能である。さらに、実質的にDCフリーな前縁部及び後縁部が短く、また同期部は個々のデータパケットに対して異なってよい有用な情報を伝送するため、本発明によるディジタルデータパケットプリアンブルに関連するオーバヘッドは従来のディジタルデータパケットプリアンブルと比較して大きく削減される。
【0010】
本発明による典型的な無線送信機は搬送信号を変調することによって連続したディジタルデータパケットを伝送する変調器を含む。実施例において、変調器は伝送されるディジタルデータパケット各々についてのディジタルプリアンブルを供給し、個々のディジタルプリアンブルは同期部及び少なくとも2つの実質的にDCフリーな部分を含む。例えば、各ディジタルプリアンブルは実質的にDCフリーな前縁部、同期部及び1つかそれより多い実質的にDCフリーな後縁部を含むことが可能である。
【0011】
本発明による典型的な無線受信機は連続するディジタルデータパケット(個々のディジタルデータパケットはディジタルプリアンブルを含み、ここのディジタルプリアンブルは同期部及び少なくとも2つの実質的にDCフリーな部分を含む)を受信し復調する検波器と、検波器の出力からDCオフセットを予測及び除去し、検波器の出力に同期する予測及び同期プロセッサを含む。実施例において、プロセッサはデータパケットプリアンブルの実質的にDCフリーな部分の1つに基づいて個々のディジタルデータパケットについてのDCオフセットの粗い推定を提供し、一旦ディジタルパケットについての粗い推定が確立すると、データパケットプリアンブルの同期部に基づいて個々のディジタルデータパケットを同期させる。さらに、プロセッサは、データパケットの同期が確立すると、データパケットプリアンブルの別の実質的にDCフリーな部分に基づいて、個々のディジタルデータパケットについての高精度なDCオフセット予測を提供する。個々のディジタルプリアンブルは例えば、実質的にDCフリーな前縁部、同期部及び1つかそれより多い実質的にDCフリーな後縁部とを含むことができる。
【0012】
本発明による、上述の、又はそれ以外の機能及び利点は添付図面に示される実施例を参照して以下に詳細に説明される。等技術分野の当業者は説明される実施例が説明及び理解を目的として提供され、無数の等価実施例が予期されていることを理解するであろう。
【0013】
(発明の詳細な説明)
図2はDCオフセット補償を含む典型的なFM復調プロセッサ200を示す。図に示すように、プロセッサ200はFM検波器210、DC推定プロセッサ220及び(スライサとしても知られる)比較器230並びに図1のローパスフィルタ130を含む。一定振幅のFM信号がFM検波器210の入力に接続され、FM検波器の出力はローパスフィルタ130の入力に接続される。ローパスフィルタ130の出力はスライサ230の加法入力及びDC推定プロセッサ220の入力に接続される。DC推定プロセッサ220の出力は比較器230の減法入力に接続され、比較器230の出力は目的の復元ベースバンド信号を表す。図1とともに、当業者は以下に説明される図2の構成要素の機能が公知のハードウェア技術を用いて実装可能であることを理解するであろう。
【0014】
動作中、(例えば、図1の時間微分プロセッサ110及びミクサ120を含む)FM検波器210及びローパスフィルタ130は(例えばエアインタフェースを介して受信したFM信号をダウンコンバート及びハードリミットして得られた)一定振幅のFM信号を、(例えば、上述したように、FM検波器210、ローパスフィルタ130及び/又は遠隔及び局所IF発振器の離調によって得られる)DCオフセットを含むベースバンド信号を供給するために処理する。DC推定プロセッサ220は多くの方法において実装可能である。相関プロセッサ310、抵抗器320、スイッチ330及びキャパシタ340と、図2のFM検波器210、ローパスフィルタ130及びスライサ230を含むように示された典型的なFM復調プロセッサ300ロセッサを図3に示す。
【0015】
図において、一定エンベロープのFM入力信号はFM検波器210の入力へ接続され、FM検波器210の出力はローパスフィルタ130の入力へ接続される。ローパスフィルタ130の出力はスライサ230の加法入力及び抵抗器320の一端へ接続される。抵抗器320の他端はスイッチ330の第1接点に接続され、スイッチ330の第2接点はスライサ230の減法入力へ接続される。スライサ230の出力は以下に説明される回復されたDCフリーなベースバンド信号であり、相関プロセッサの入力へフィードバックされる。さらに、相関プロセッサの出力はスイッチ330の制御入力へ接続され、キャパシタ340はスイッチ330の第2接点及び回路接地の間に接続される。
【0016】
動作中、FM検波器210及びローパスフィルタ130は一定エンベロープのFM信号を処理し、図2に関して上述した、DCオフセットを含んだベースバンド信号を得る。まず(例えば、入来ディジタルデータパケットの受信開始時)、
【0017】
スイッチ330が閉じられ、ベースバンド信号のDC成分のみがスライサ230の減法入力に接続されるよう、抵抗器320及びキャパシタ340がローパスフィルタもしくは平均化回路として振る舞う。
従って、伝送されたベースバンド信号がDCフリーである(例えば、論理”1”及び”0”に対応する高電圧レベル及び低電圧レベルを等しい数ずつ含む)と仮定すると、スライサ230の減法入力は検波されたベースバンド信号中のDCオフセット推定値(すなわち、FM検波器210、IFフィルタ130及び/又は、送信機及び/又は受信機における基準発振器の離調結果として得られる、ローパスフィルタ130の出力中のDCバイアス推定値)を受信する。その結果、スライサ230はIFフィルタ出力からDCオフセットを除去し、DC修正された(DC-corrected)所望のベースバンド信号を供給する。
【0018】
正確なDCオフセット推定値が確立されると、DCオフセット推定値をキャパシタ340に効果的に格納するためにスイッチ330を解放することが可能である。その後はFM信号がDCフリーでなくてもスライサ230がDCオフセットを除去することが可能である。従って、従来のDCオフセット補償及び同期方法によれば、ディジタルFMシステムにおける各データパケットは、個々のパケットの受信及び実データの復号化よりも前にDCオフセットの推定及び記憶を行うための、DCフリーなディジタルプリアンブルから始まっていた。
【0019】
例えば、よく知られた2部構成のディジタルプリアンブルは1及び0が交互に現れる16ビットのシーケンス及び、それに続く(交互である必要はないが)同数の1及び0を含むDCフリーな同期符号語を含んでいる。このような2部構成のディジタルプリアンブルを図4に示す。図において、32ビットのディジタルプリアンブル400は、論理1及び0が交互に現れる16ビットの先導シーケンス及び、それに続く、論理1及び0を同数含む16ビットのDCフリーな同期語420を含む。8つの論理0及びそれに続く8つの論理1を含む同期語420が示されるが、本技術の当業者は同期語が同数の論理1及び0を含む任意の16ビットの組み合わせを含むことが可能であることを理解するであろう。
【0020】
(スイッチ330が閉じた位置にある)図3のシステム300において、16ビットの先導シーケンス410はキャパシタ340に少なくともローパスIFフィルタ130のベースバンド出力中のDCオフセットにほぼ等しいDC電圧を誘導する。その結果、スライサ230のベースバンド出力は少なくともDCフリーに近く、従って正しい(すなわち、伝送された)ベースバンド信号の合理的な複製物である。よって、周知の同期語とともにプログラミングされた相関プロセッサ310は同期語の合致を検出することができる。そのような合致を検出すると、相関プロセッサ310は入来ディジタルデータパケット用の有力なDCオフセット推定値(この推定値は、同期語もまたDCフリーであるため、同期語の受信及び検出の間も有効であり続ける)の格納のためにスイッチ330を開く。
【0021】
上述の、2部構成でDCフリーのプリアンブルは上質な同期及びDCオフセット補償を提供するけれども、それはかなりの伝送オーバヘッドという代償を払って実現されるものである。より具体的には、全く情報を伝達しない32ビットが各データパケットともに伝送される。プリアンブル全体はゼロ平均を有する必要があるため、プリアンブルには情報を全く符号化できない(もしくは非常に少量である)。
【0022】
この問題を緩和するため、本発明はプリアンブル中に同期及び他の情報を含ませることができ、同時に正確なDC推定を可能にするように、戦略的に3つもしくはそれ以上に分割可能なディジタルプリアンブルを開示する。具体的には、プリアンブルを先導する短いDCフリー部(例えば、論理1及び論理0の交番もしくは同数の論理1及び論理0を含む他の任意のシーケンス)を最初の、粗いDCオフセット推定を提供するために用いることができる。その後、DCフリーである必要はないが、検出エラーを回避するために符号で保護されたプリアンブルの同期部を、データパケットの同期検出のみならずタイミング及び/又は(例えば、チャネルID、相手先アドレス、時刻、ユーザID等)他の有用な情報の伝送に用いることが可能である。
【0023】
同期部に続いて、もしくは同期語そのものの内部に、複数部構成のプリアンブルに続くデータパケット検出前により細かいDCオフセット推定を提供するための1つかそれより多い後縁(trailing)DCフリー部(例えば、論理1及び論理0の交番もしくは同数の論理1及び論理0を含む他のシーケンス)を含むことができる。同期部は符号化によって保護されており、また同期部が検出された後、タイミングは正確に知られるため、後縁DCフリー部は前縁DCフリー部のように非常に短くすることができる。結果として、複数部構成のプリアンブルのDCフリー部分によって誘導されるオーバヘッドは上述の2部構成プリアンブルと比較して大幅に削減される。
【0024】
本発明による典型的な複数部構成のプリアンブルを図5に示す。図において、DCフリーな前縁シーケンス510と、それに続く複数ビット同期語520を含む3部構成のプリアンブル500が示されている。同期語520はDCフリーである必要はなく、また個々のデータパケットで異なっていてもよい。同期語520はタイミング及び/又は他の情報を含むことができ、また検出エラーに対する保護のため符号化されている。同期語520に続いてさらに後縁DCフリーシーケンス530がある。図において、前縁及び後縁DCフリーシーケンス510及び530は論理1及び0が交互に現れる4ビットのシーケンスとして示されるが、実際には、より短くても長くてもよく、また論理1及び論理0を同数有する任意のDCフリーシーケンスを含むことが可能であることは本技術分野の当業者が理解するところであろう。
【0025】
この典型的なプリアンブル500が図3のシステム300に受信されると、前縁DCフリーシーケンス510がベースバンドDCオフセットの粗い推定値をストレージキャパシタ340に誘導する。推定値は大まかなものであるが、(例えば相関プロセッサ310による)符号化された同期語520の正しい検出を実現するには十分である。いくらかのDCオフセットの存在下における誤検出から同期語を保護するための符号化方法は当業者に知られている。相関プロセッサ310が同期語520を検出すると、受信ビット間のタイミングが十分認識される。その結果、相関プロセッサ310は後縁DCフリーシーケンス530の終わりに正確にスイッチ330を開くことが可能であり、それによって入来ディジタルデータパケットの受信及び検出のための正確なDCオフセット推定値を記憶することができる。
【0026】
上述の通り、DCフリーシーケンス510及び530を非常に短くすることが可能であるという事実及び同期語520が有用な情報を伝送することが可能であるという事実とを併せて、典型的な3部構成のプリアンブル500に関連したオーバヘッドは従来のDCフリープリアンブルと比較してかなり削減される。本技術分野の当業者は図5に示されるプリアンブル500の3つの部分510、520及び530の正確な長さは可変であり、設計事項であることを理解するであろう。さらに、典型的なプリアンブル500は、さらなる後縁DCフリーシーケンスを含むことができる。このDCフリーシーケンスは例えば同期語520に埋め込まれてもよい。
【0027】
ここで、同期符号(例えば、同期語520のための符号)は個々の同期語が深刻な符号性能の低下なしにDCフリーシーケンスで始まるか、DCフリーシーケンスを含むか、及び/又は終わることを保証することによっても検出可能であることに注意されたい。そのような場合、前縁及び/又は後縁DCフリーシーケンス(例えば、図5の前縁シーケンス510及び/又は後縁シーケンス530)を省略することができ、プリアンブル全体の長さを削減することができる。替わりに、プリアンブルの前縁及び/又は後縁DCフリー部分の長さを効果的に延ばすために、DCフリーである必要のない前縁及び/又は後縁シーケンスをすでに符号化された同期語の1ビットもしくは複数ビットに基づいて戦略的に選択してもよい。例えば、プリアンブル全体の最初又は最後のk+mビットがDCフリーとなるように、あるmビットの前縁もしくは後縁シーケンスを同期語の最初又は最後のkビットに基づいて選択することができる。
【0028】
本発明の特に典型的な実施形態によれば、3部構成のディジタルプリアンブルは論理1及び0が交互に現れる前縁4ビットシーケンスと、それに続く可変符号化(varying encoded)された64ビットの同期及び情報シーケンスと、さらに引き続く4ビットの論理1及び0の交互シーケンスを含む。同期シーケンスは同期ビットの最後の2ビットが論理10又は論理01のいずれかであることが保証されるように符号化され、それからプリアンブル全体の最後の6ビット(すなわち、同期ビットの最後2ビット及び4ビットの後縁DCフリーシーケンス)が論理1及び0の交番シーケンスであることが保証されるように後縁シーケンスが選択される。これは例えば、符号化された同期語の最終ビットに応じて記憶されたトレイラー(trailer)を選択的に反転する(例えば1010又は0101)ことによって実施される。
【0029】
本技術分野の当業者は、図3の単純なRC平均化回路(averager)、すなわち抵抗器320及びキャパシタ340との組み合わせが例示目的で示されており、実際にはより洗練された線形予測回路が実装可能であることを理解するであろう。さらに、スイッチ330が開かれる際のベースバンドDCオフセットの変化を徐々に追従させるためにスイッチ330の接点間に高インピーダンスの抵抗器を配置することができる。
【0030】
また、オーバヘッドを削減する本発明のプリアンブルとともに非線形予測回路もまた良好に機能することに注意すべきである。例えば図3のシステム300における抵抗器320、スイッチ330及びキャパシタ340と置換可能な典型的な非線形予測回路600を図6に示す。図6において、図3の保存スイッチ330及び保存キャパシタ340だけでなく、第1及び第2のダイオード610、620、第1及び第2の供給抵抗器(supply resistors)630、640、第1及び第2のピーク記憶キャパシタ670、680及び第1及び第2の平均化抵抗器650、660を含むように示されている。
【0031】
動作時、第1のダイオード610、第1の供給抵抗器630及び第1のピーク保存キャパシタ670は全体として、検波されたベースバンド信号(例えば図3のIFフィルタ130の出力)の正のエンベロープが第1のピーク保存キャパシタ670に保存されるように、正ピーク(positive peak)検出器回路として振る舞う。同時に、第2のダイオード620、第2の供給抵抗器640及び第2のピーク保存キャパシタ680は全体として、検波されたベースバンド信号の負のエンベロープが第2のピーク保存キャパシタ680に保存されるように、負ピーク(negative peak)検出器回路として振る舞う。従って、スイッチ330が閉じられると、正及び負のエンベロープが第1及び第2の平均化抵抗器650、660によってそれぞれ平均化され、ベースバンド信号におけるDCオフセットの推定値が保存キャパシタ340に誘導される。
【0032】
上述の通り、(例えば、本発明の複数部構成のプリアンブルの受信の終わりにおいて)一旦正確なDCオフセット推定値が確立すると、保存スイッチ330を開くことが可能になる。さらに、DCオフセット推定値が品質の悪い信号状況によって混乱しないよう、図6に示すように、別のスイッチを推定回路に先立って配置することが可能である。換言すれば、受信信号が十分な信号強度を有する場合のみDCオフセット推定値が更新されるよう、受信信号強度インジケータ(RSSI)をフロントエンドスイッチの制御に用いることができる。受信信号強度インジケータを実現する方法は当業者に知られている。
【0033】
大まかに、本発明はFM伝送システム同期及びDCオフセット補償に関連したオーバヘッドを削減するための方法及び装置を開示する。典型的な実施形態によれば、短い前縁DCフリー部及び、符号により保護されたDCフリーでなくてもよい同期部を含み、かつタイミング及び/又は有用な情報を伝送する。さらに、1つかそれより多い後縁DCフリー部がDCオフセットのきめ細かい調整を提供する。有利なことに、前縁及び後縁DCフリー部が非常に短く、また各データパケットによって異なってもよい有用な情報を同期部が伝達するため、本発明によるディジタルプリアンブルに関するオーバヘッドは従来の全体的にDCフリーなディジタルプリアンブルと比較して非常に削減される。
【0034】
本技術分野の当業者は、本発明が例示目的で説明してきた具体的な実施例に限定されるものではなく、多くの代替実施例が予期されていることを理解するであろう。例えば、本発明による複数部構成のディジタルプリアンブルの前縁及び後縁部は厳密にDCフリーであるものとして何度か説明されたが、本技術分野の当業者は、(例えば、前縁及び後縁シーケンスが論理0に比べて若干多い論理1(又はその逆)を含む)実質的にDCフリーな前縁及び後縁部が、所定の環境下における、いくらか品質の低い同期及びオフセット補償を満足させることができることを理解するであろう。従って、本発明の範囲は上述の説明ではなく、添付する請求範囲によって規定され、請求範囲の趣旨に合致するすべての均等物が本発明の範囲に包含されることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による同期及びDCオフセット補償方法を実施可能な典型的なFM伝送システムを示す図である。
【図2】 本発明の方法が実施可能なDCオフセット補償を含んだFM検波システムを示す図である。
【図3】 本発明の方法が実施可能な典型的な同期及びDCオフセット補償プロセッサを含むFM検波システムを示す図である。
【図4】 周波数変調によって送信されるべきディジタルデータパケットのための従来の2部構成(two-part)プリアンブルを示す図である。
【図5】 周波数変調によって送信されるべきディジタルデータパケットのための、本発明による典型的な3部構成プリアンブルを示す図である。
【図6】 本発明の方法を実施可能な別のDCオフセット補償プロセッサを示す図である。
Claims (48)
- 連続するディジタルデータパケットを搬送信号で変調して伝送する変調器を有し、
前記変調器が伝送される各ディジタルデータパケットについてディジタルプリアンブルを提供し、
各ディジタルプリアンブルは同期部及び少なくとも2つの実質的にDCフリーな部分を有することを特徴とする無線送信機。 - 前記各ディジタルプリアンブルが実質的にDCフリーな前縁部、同期部及び1つかそれより多い実質的にDCフリーな後縁部とを含むことを特徴とする請求項1記載の無線送信機。
- 前記各同期部が受信機における検出エラーを防止するために符号化されていることを特徴とする請求項2記載の無線送信機。
- 前記各同期部がタイミング情報を含むことを特徴とする請求項2記載の無線送信機。
- 前記各同期部が、自らが含まれるディジタルデータパケットに特有な情報を含むことを特徴とする請求項2記載の無線送信機。
- 前記同期部が、自らが関連づけされたディジタルデータパケットに対するチャネル識別子、相手先アドレス及び受信者識別子の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項5記載の無線送信機。
- 各ディジタルデータパケットについてのディジタルプリアンブルを提供するために同期語が生成され、各同期語が実質的にDCフリーな前縁シーケンス、同期シーケンス及び1つかそれより多い実質的にDCフリーな後縁シーケンスを有することを特徴とする請求項2記載の無線送信機。
- 前記前縁シーケンス、同期シーケンス及び1つかそれより多い後縁シーケンスが別々に生成され、各ディジタルデータパケットのためのディジタルプリアンブルを提供するためにこれらシーケンスを結合する請求項2記載の無線送信機。
- 各ディジタルプリアンブルの前記前縁シーケンスが実質的にDCフリーであることを特徴とする請求項8記載の無線送信機。
- 各ディジタルプリアンブルの前記後縁シーケンスが実質的にDCフリーであることを特徴とする請求項8記載の無線送信機。
- 各ディジタルプリアンブルの最初のk+mビットが実質的にDCフリーとなるよう、対応する同期シーケンスの最初のkビットに基づいてmビットの前縁シーケンスが選択されることを特徴とする請求項8記載の無線送信機。
- 各ディジタルプリアンブルの最後のk+mビットが実質的にDCフリーとなるよう、対応する同期シーケンスの最後のkビットに基づいてmビットの後縁シーケンスが選択されることを特徴とする請求項8記載の無線送信機。
- 各ディジタルプリアンブルが論理1及び論理0が交互に現れる前縁シーケンス、それに続く同期シーケンス、さらに続く論理1及び論理0が交互に現れる後縁シーケンスとを含むことを特徴とする請求項8記載の無線送信機。
- 各前縁シーケンスが4ビット長、各同期シーケンスが64ビット長、各後縁シーケンスが4ビット長であり、各後縁シーケンスが、各ディジタルプリアンブルが6ビットのDCフリーシーケンスで終わることを保証するために同期シーケンスの最後の1又は複数ビットに基づいて選択されることを特徴とする請求項13記載の無線送信機。
- 各後縁シーケンスが記憶されたDCフリーシーケンスを同期シーケンスの最終ビットに応じて選択的に反転することによって生成されることを特徴とする請求項14記載の無線送信機。
- 各ディジタルデータパケットが、同期部及び少なくとも2つの実質的DCフリー部を含むディジタルプリアンブルを含む、連続するディジタルデータパケットを受信及び復調する検波器及び、
前記検波器の出力からDCオフセットを推定、除去し、前記検波器の出力を同期させる推定及び同期プロセッサを有し、
前記プロセッサが前記データパケットプリアンブルの実質的DCフリー部の1つに基づいて各ディジタルデータパケットの粗いDCオフセット推定を規定し、前記粗い推定が確立したデータパケットのデータパケットプリアンブルの同期部に基づいて各ディジタルデータパケットを同期させ、同期が確立した後前記データパケットプリアンブルの他の実質的DCフリー部に基づいて、各ディジタルデータパケットの高精度なDCオフセットを規定することを特徴とする無線受信機。 - 各ディジタルプリアンブルが実質的にDCフリーな前縁部、同期部及び1つ又は複数の実質的にDCフリーな後縁部を含むことを特徴とする請求項16記載の無線受信機。
- 各同期部が受信機での検出エラーを防ぐために符号化されていることを特徴とする請求項17記載の無線受信機。
- 各同期部がタイミング情報を含むことを特徴とする請求項17記載の無線受信機。
- 各同期部が、自らが含まれるディジタルデータパケットに特有の情報を含むことを特徴とする請求項17記載の無線受信機。
- 各同期部がその同期部が含まれるディジタルデータパケットのチャネル識別子、宛先アドレス及び受取人識別子の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項20記載の無線受信機。
- 各ディジタルデータパケットの前記ディジタルプリアンブルが同期語を含み、各同期語が実質的にDCフリーな前縁シーケンス、同期シーケンス及び1つ又は複数の実質的にDCフリーな前縁シーケンスを含むように符号化されることを特徴とする請求項17記載の無線受信機。
- 前縁シーケンス、同期シーケンス及び、1つ又は複数の後縁シーケンスが各ディジタルデータパケットの前記ディジタルプリアンブル中に組み合わされていることを特徴とする請求項17記載の無線受信機。
- 各ディジタルプリアンブルの前記前縁シーケンスが実質的にDCフリーであることを特徴とする請求項23記載の無線受信機。
- 各ディジタルプリアンブルの前記後縁シーケンスが実質的にDCフリーであることを特徴とする請求項23記載の無線受信機。
- 各ディジタルプリアンブルの最初のk+mビットが実質的にDCフリーとなるよう、対応する同期シーケンスの最初のkビットに基づいてmビットの前縁シーケンスが選択されることを特徴とする請求項23記載の無線受信機。
- 各ディジタルプリアンブルの最後のk+mビットが実質的にDCフリーとなるよう、対応する同期シーケンスの最後のkビットに基づいてmビットの後縁シーケンスが選択されることを特徴とする請求項23記載の無線受信機。
- 各ディジタルプリアンブルが論理1及び論理0が交互に現れる前縁シーケンス、それに続く同期シーケンス、さらに続く論理1及び論理0が交互に現れる後縁シーケンスとを含むことを特徴とする請求項23記載の無線受信機。
- 各前縁シーケンスが4ビット長、各同期シーケンスが64ビット長、各後縁シーケンスが4ビット長であり、各後縁シーケンスが、各ディジタルプリアンブルが6ビットのDCフリーシーケンスで終わることを保証するために同期シーケンスの最後の1又は複数ビットに基づいて選択されることを特徴とする請求項28記載の無線受信機。
- 各後縁シーケンスが記憶されたDCフリーシーケンスを同期シーケンスの最終ビットに応じて選択的に反転することによって生成されることを特徴とする請求項29記載の無線受信機。
- 前記推定及び同期プロセッサがフィルタ抵抗、ストレージキャパシタ及び比較器を含むことを特徴とする請求項16記載の無線受信機。
- さらに相関プロセッサ及びスイッチを含むことを特徴とする請求項31記載の無線受信機。
- ディジタルデータパケットのディジタルプリアンブルであって、同期部及び少なくとも2つの実質的DCフリー部を含むディジタルプリアンブルを生成するステップ及び、
前記ディジタルプリアンブルを前記ディジタルデータパケットとともに、送信機から受信機へ送信するステップとを有するディジタルデータパケットの通信方法。 - 各ディジタルプリアンブルが実質的にDCフリーな前縁部、同期部及び1つ又は複数の実質的にDCフリーな後縁部を含むことを特徴とする請求項33記載の通信方法。
- 各同期部が受信機での検出エラーを防ぐために符号化されていることを特徴とする請求項34記載の通信方法。
- 各同期部がタイミング情報を含むことを特徴とする請求項34記載の通信方法。
- 各同期部が、自らが含まれるディジタルデータパケットに特有の情報を含むことを特徴とする請求項34記載の通信方法。
- 各同期部がその同期部が含まれるディジタルデータパケットのチャネル識別子、宛先アドレス及び受取人識別子の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項37記載の通信方法。
- 各ディジタルデータパケットの前記ディジタルプリアンブルを提供するために同期語が生成され、各同期語が実質的にDCフリーな前縁シーケンス、同期シーケンス及び1つ又は複数の実質的にDCフリーな前縁シーケンスを含むように符号化されることを特徴とする請求項34記載の通信方法。
- 前縁シーケンス、同期シーケンス及び、1つ又は複数の後縁シーケンスが各ディジタルデータパケットの前記ディジタルプリアンブルを提供するため別個に生成され、組み合わされることを特徴とする請求項34記載の通信方法。
- 各ディジタルプリアンブルの前記前縁シーケンスが実質的にDCフリーであることを特徴とする請求項40記載の通信方法。
- 各ディジタルプリアンブルの前記後縁シーケンスが実質的にDCフリーであることを特徴とする請求項40記載の通信方法。
- 各ディジタルプリアンブルの最初のk+mビットが実質的にDCフリーとなるよう、対応する同期シーケンスの最初のkビットに基づいてmビットの前縁シーケンスが選択されることを特徴とする請求項40記載の通信方法。
- 各ディジタルプリアンブルの最後のk+mビットが実質的にDCフリーとなるよう、対応する同期シーケンスの最後のkビットに基づいてmビットの後縁シーケンスが選択されることを特徴とする請求項40記載の通信方法。
- 各ディジタルプリアンブルが論理1及び論理0が交互に現れる前縁シーケンス、それに続く同期シーケンス、さらに続く論理1及び論理0が交互に現れる後縁シーケンスとを含むことを特徴とする請求項40記載の通信方法。
- 各前縁シーケンスが4ビット長、各同期シーケンスが64ビット長、各後縁シーケンスが4ビット長であり、各後縁シーケンスが、各ディジタルプリアンブルが6ビットのDCフリーシーケンスで終わることを保証するために同期シーケンスの最後の1又は複数ビットに基づいて選択されることを特徴とする請求項45記載の通信方法。
- 各後縁シーケンスが記憶されたDCフリーシーケンスを同期シーケンスの最終ビットに応じて選択的に反転することによって生成されることを特徴とする請求項46記載の通信方法。
- 受信機において、前記データパケットプリアンブルの実質的DCフリー部の1つに基づいて前記ディジタルデータパケットの粗いDCオフセットを規定するステップと、
前記データパケットプリアンブルの同期部及び前記粗い推定に基づき、受信機において前記ディジタルデータパケットを同期させるステップと、
受信機において、前記データパケットの同期が確立した後前記データパケットプリアンブルの他の実質的DCフリー部に基づいて、前記ディジタルデータパケットの高精度なDCオフセットを規定するステップをさらに有することを特徴とする請求項35記載の通信方法。
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