JP4290441B2 - 安全装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械作動中にその領域内への立ち入りを禁止するための安全装置であって、必要なとき(領域内への立ち入り時)に確実に機械を止められる安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に機器の組立てや加工等を行なう工場では、自動化された機械の回りを柵や鎖等で囲い、その内部は危険領域として機械作動中の立ち入りを禁止している。また、こうした領域には一部に出入口を設け、鎖を懸架したり扉を設け機械の調整や点検等の必要時に作業員が立ち入れるようにしてある。作業員は、領域外の操作盤で機械を停止した後領域内に立ち入るが、適切な停止操作が行なわれなかったり、作業員が領域内にいるのを知らずに第三者が機械を再始動させて人身事故を招くことがある。この対策として、領域内に作業員が入ったときには機械を強制的に停止させる安全装置が用いられる。
【0003】
図1に、これまでの一般的な安全装置の例を示す。図1は、機械作動領域の出入口10に鎖12を懸架する態様を示すものである。
図1において、鎖12の一端にはピン14が取り付けられており、機械の作動時にはピン14を柱16に固定した筒状部材18内に挿入して出入口を閉ざす。立ち入りの際にはピン14を抜いて鎖12を柱16から外す。
筒18にはその側面にスリット20が設けられており、筒18の近傍にはリミットスイッチ22が設置されている。リミットスイッチ22は内部にマイクロスイッチ26を有し、駆動部として外部にレバー24を有する。レバー24は軸25の回りに限定的に回転可能である。
【0004】
安全装置の作用の概要を図2に模式的に示す。
ピン14の挿入時にはリミットスイッチ22の可動端23がスリット20を通してピン14の表面に当接支持される。この結果、レバー24は可動端23が押し下げられた位置となり、リミットスイッチ22の内部機構を介してマイクロスイッチ26の接点28aと28bが導電体29に押し当てられて導通(オン)状態になっている(図2(a))。なお、導電体29はリミットスイッチ内部のバネ手段によって接点28aと28bから離れる方向(図では左側)に付勢されており、レバー24の可動端23が押し下げられると接点28aと28bに押し当てられる構造となっている。
レバー24にはリミットスイッチ22内のバネ手段(図示していない。)の作用によって可動端23に上向きの付勢力(図中矢印で示す。)が加わっており、ピン14が筒状部材18から抜かれると可動端23が上昇し、これによってマイクロスイッチ接点28aと28b間が開放(絶縁)されてオフになり(図2(b))、機械(装置)が停止する。
【0005】
しかし、従来の安全装置では、ピン14を抜いてもレバー24が戻らない(すなわち、可動端23が上昇しない)場合があるという大きな問題がある。この現象はレバー24の復帰動作に関わるバネ復元力の低下、軸25における塵埃等による摩擦増大、あるいは何らかの原因によってレバー24の可動端23のスリット20内での動きが抑制されることにより起こる。また、従来の安全装置で用いられているリミットスイッチ22は、上記の通り、安全装置作動時には内部のバネ手段によって接点をオフにする構造となっているが、オン状態が長く続いていると電気接点28aと28bが接続部材29に溶着したりバネ手段の疲労により、レバー24が働いてもマイクロスイッチ26がオフにならなかったり、接点28aと28b間の絶縁が不十分になる場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記の従来技術の問題点を踏まえ、構成部材に経時的変化や故障が生じた際に安全側の状態となるフェイルセイフな安全装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、錘(重力作用)を利用して機械停止状態を導くことにより、構成部材に経時的変化や支障が生じた際においても危険状態を惹起することのないフェイルセイフな装置を構成することにより前記の問題を解決し本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は以下の安全装置を提供する。
(1) ピン部材と、そのピン部材が外れた時に荷重がかかる錘部材と、錘部材の荷重により強制移動するレバーと、前記レバーに接し移動したレバーによりオフ状態となるスイッチ手段を具備してなる安全装置。
(2) 側面にスリットを有する筒状部材に収容されたピン部材と、前記スリット部近傍で軸支され一端が前記ピン部材に当接し他端に錘を備えている棒状錘部材と、前記ピン部材を筒状部材から取り去った時に前記錘の荷重を受けて強制移動するレバーと、前記移動したレバーによりオフ状態となるスイッチ手段を具備する前記1に記載の安全装置。
(3) 前記スイッチ手段がリミットスイッチであり、リミットスイッチ内部のマイクロスイッチがバネによりオン側に付勢されており、前記強制移動するレバーの作用によりオフ状態となる前記2に記載の安全装置。
(4) 機械の動作領域の出入口に設けられ、前記スイッチ手段がオフになったときに機械を強制停止する前記1乃至3のいずれかに記載の安全装置。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を説明する。
図3において、ピン部材収容用の筒状部材30は、図1〜2の筒状部材18と同様のスリット32を有し、機械作動領域出入口の柱(図示していない。)に取り付けられる。
【0010】
筒状部材30の近傍には支点34が固定されており、これを軸として棒状の部材36が回転可能に固定されている。部材36の一端は好ましくは輪状ないし球状の当接部38であり、他端には当接部38よりも相対的に重い錘40を有する。棒状部材36は好ましくは錘部40が膨大した槌状の形状を有する。図3では錘部40を矩形部材として描いているが、その形状は後述するレバー44と当たった際にこれを押し下げ得る形状であれば特に限定されず、円筒状、円盤状、球状、多角柱等のいずれでもよい。
【0011】
棒状部材36の近傍にはさらにリミットスイッチ42が設けられている。リミットスイッチ42は従来技術のリミットスイッチと同様に内部にマイクロスイッチ46を有し、駆動部として外部にレバー44を有する。レバー44は軸45の回りで限定的に軸動可能である。
図3(a)に示すように、機械の作動時は、筒状部材30内にピン54が挿入されており、この状態では当接部38がピンに当接して部材36の動きが制約されるため錘部40は当接部38よりも相対的に高い位置にあり、錘部40はレバー44には荷重を及ぼしていない。このためレバー44はほぼ水平な位置にある。
【0012】
作業員が領域内に入る際には、図3(b)に示すように、筒状部材30からピン54が取り除かれる。このため、当接部38がスリット32内に侵入して移動可能となり、錘部40と当接部38との相対的な重量の違いにより錘部40が相対的に低い位置に下がる。この結果、錘部40はリミットスイッチ42のレバー44を押し下げ、リミットスイッチ42内のマイクロスイッチ46が切り替えられる。
好ましくは、マイクロスイッチ46は図4に示す構造とする。図4おいて、導電体49はバネ部材56によって左方向に付勢されており、駆動部52からの力が加わらない場合には導電体48a、48bに押し当てられている。駆動部52は図中右方向への動きを与え(その機構は慣用のものでよい。)、導電体49を絶縁体51aと51bに押し当てる。この機構では、バネが壊れてもマイクロスイッチ46の動作が危険側に傾くことはない。
【0013】
なお、これまでは本発明の安全装置を従来の図1〜2の装置と対比して機械作動領域の出入口の鎖懸架部のピンを利用した安全装置として説明してきたが、扉の開閉によってピンが筒から出入りする態様でも同様の構成が可能である。また、例えば、ピンの抜き差しの代わりに適当な係止手段を設けて錘付きレバーを直接操作するようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば構成部材に経時的変化や故障が生じた際に安全側の状態となるフェイルセイフな安全装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による安全装置の使用態様を示す模式図である。
【図2】従来技術による安全装置の動作原理を示す模式図である。
【図3】本発明による安全装置の動作原理を示す模式図である。
【図4】本発明による安全装置で好適に用いられるマイクロスイッチの構成を示す模式図である。
【符号の説明】
10 作動領域の出入口
12 鎖
14 ピン
16 柱
18 筒状部材
20 スリット
22 リミットスイッチ
23 可動端
24 レバー
25 回転軸
26 マイクロスイッチ
28a、28b マイクロスイッチ接点
29 導電体
30 筒状部材
32 スリット
34 支点
36 棒状部材
38 当接部
40 錘部
42 リミットスイッチ
44 レバー
45 軸
46 マイクロスイッチ
48a、48b 導電体
51a、51b 絶縁体
52 駆動部
54 ピン
56 バネ部材

Claims (5)

  1. ピン部材と、そのピン部材が外れた時に荷重がかかり、外れたピン部材を戻した時に荷重がかからない錘部材と、錘部材の荷重により強制移動するレバーと、前記レバーに接し移動したレバーによりオフ状態となるスイッチ手段を具備してなる安全装置。
  2. ピン部材と、軸支され一端が前記ピン部材に当接し他端に錘を備えている錘部材であって、そのピン部材が外れた時に荷重がかかる錘部材と、錘部材の荷重により強制移動するレバーと、前記レバーに接し移動したレバーによりオフ状態となるスイッチ手段を具備してなる安全装置。
  3. ピン部材と、そのピン部材が外れた時に荷重がかかる錘部材と、錘部材の荷重により強制移動するレバーと、前記レバーに接し移動したレバーによりオフ状態となるスイッチ手段を具備してなる安全装置であって、
    側面にスリットを有する筒状部材に収容されたピン部材と、前記スリット部近傍で軸支され一端が前記ピン部材に当接し他端に錘を備えている棒状錘部材と、前記ピン部材を筒状部材から取り去った時に前記錘の荷重を受けて強制移動するレバーと、前記移動したレバーによりオフ状態となるスイッチ手段を具備する安全装置。
  4. 前記スイッチ手段がリミットスイッチであり、リミットスイッチ内部のマイクロスイッチがバネによりオン側に付勢されており、前記強制移動するレバーの作用によりオフ状態となる請求項に記載の安全装置。
  5. 機械の動作領域の出入口に設けられ、前記スイッチ手段がオフになったときに機械を強制停止する請求項1乃至のいずれかに記載の安全装置。
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