JP4288988B2 - カメラシステムおよび車載コンピュータシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、デジタルカメラを使用するカメラシステムおよび車載コンピュータシステムに関し、特にデジタルカメラで撮影した画像データを通信するカメラシステムおよび車載コンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車内にコンピュータを搭載し、インターネット接続、カーナビゲーション、防犯等、様々な機能を実現するシステムが開発されている。それにより、家庭内のコンピュータで実現できることは、ほぼ車内でも実現可能になる。
【0003】
また、自動車内で、デジタルカメラで撮影した画像データを取り扱うことも考えられ、その頻度も増えることが予測される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、自動車内でも、デジタルカメラで撮影された画像データの使い勝手を向上する必要がある。
【0005】
また、移動する自動車内で画像データを扱う際に、運転機能へ影響を与えてしまうことを防止する必要がある。
本発明では、自動車内で、デジタルカメラで撮影した画像データを取り扱う時の、使い勝手の向上し、運転機能への影響を与えないシステムを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明では、カメラシステムにおいて、自動車内に載置され、所定機能を実行する車載コンピュータと、被写体を撮影するデジタルカメラと、車載コンピュータとデジタルカメラとを接続する接続手段と、車載コンピュータと外部コンピュータとの間でデータの送受信を可能にする通信手段と、デジタルカメラで撮影された撮影画像データを通信手段を介して外部コンピュータに送信するよう指示する指示手段と、車載コンピュータで実行している所定機能を実現するために送受信すべきデータがあるか判別する判別手段と、指示手段による撮影画像データの送信より優先して、所定機能で送受信すべきデータを通信するよう制御する制御手段とを備え、外部コンピュータは、デジタルカメラに関する情報に基づき、撮影画像データを画像処理する画像処理手段を備え、通信手段は、画像処理手段により画像処理が施された撮像画像データを受信する構成にした。これにより、撮影画像データの送信により、車載コンピュータで実行されている所定機能の実現に悪影響を及ぼすことがない。また、撮影画像データは、外部コンピュータに設けられた画像処理手段により、デジタルカメラの情報に基づいて画像処理が施された後に、自動車内に設けられた指示手段により通信手段を介して受信する構成としたため、使用者は、外出先においても画像処理後の撮影画像データを得ることができる。
【0007】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のカメラシステムにおいて、所定機能とは、カーナビゲーション機能である構成とした。
【0008】
請求項に記載の発明では、請求項に記載のカメラシステムにおいて、所定機能で送受信すべきデータは、カーナビゲーションで使用するマップデータである構成とした。
【0009】
請求項に記載の発明では、請求項1に記載のカメラシステムにおいて、制御手段は、撮影画像データを外部コンピュータに送信を開始する前に所定機能を実現するために必要なデータの送受信を行う構成とした。
【0010】
請求項に記載の発明では、請求項1に記載のカメラシステムにおいて、判別手段は、撮影画像データの送信中も判別を実行し、制御手段は、撮影画像データの送信中に所定機能で送受信すべきデータがあると判別した場合には、撮影画像データの送信を中断する構成とした。
【0011】
請求項に記載の発明では、請求項1に記載のカメラシステムにおいて、外部コンピュータは、プリントサーバコンピュータであり、撮影画像データはプリントを行うために送信される構成とした。
【0012】
請求項に記載の発明では、請求項に記載のカメラシステムにおいて、撮影画像データは、RAW画像でデータであり、画像処理は、画素補間処理である構成とした。
【0013】
請求項に記載の発明では、請求項に記載のカメラシステムにおいて、通信手段は、撮影画像データと共にデジタルカメラに関する情報を送信する構成とした。
【0014】
請求項に記載の発明では、請求項に記載のカメラシステムにおいて、デジタルカメラに関する情報は、デジタルカメラの撮影レンズの収差情報である構成とした。
【0015】
請求項10に記載の発明では、請求項1に記載のカメラシステムにおいて、接続手段は、デジタルカメラを載置するクレードルである構成とした。
【0016】
請求項11に記載の発明では、カメラシステムにおいて、自動車内に設置される車載コンピュータと、被写体を撮影するデジタルカメラと、車載コンピュータとデジタルカメラとを接続する接続手段と、車載コンピュータと外部コンピュータとの間でデータの送受信を可能にする通信手段と、デジタルカメラで撮影された撮影画像データを通信手段を介して外部コンピュータに送信するよう指示する指示手段と、指示手段により撮影画像データの送信が指示されたとき、通信手段が外部コンピュータに通信不能である場合には、通信手段が外部コンピュータと通信可能になるまで撮影画像データを通信待機状態になるよう制御する制御手段とを備え、外部コンピュータは、撮影画像データを画像処理する画像処理手段を備え、通信手段は、画像処理手段により画像処理が施された撮像画像データを受信する構成とした。これにより、外部コンピュータへの撮像画像データが通信不能である場合には、通信待機状態にするので再度通信のための設定を行う必要がない。また、撮影画像データは、外部コンピュータに設けられた画像処理手段により、デジタルカメラの情報に基づいて画像処理が施された後に、自動車内に設けられた指示手段により通信手段を介して受信する構成としたため、使用者は、外出先においても画像処理後の撮影画像データを得ることができる。
【0017】
請求項12に記載の発明では、請求項11に記載のカメラシステムにおいて、制御手段は、通信手段が外部コンピュータと通信可能になると自動的に通信待機状態である撮影画像データの送信を開始する構成とした。
【0018】
請求項13に記載の発明では、自動車に載置される車載コンピュータと、第1通信手段を備え、被写体を撮影するデジタルカメラと、車載コンピュータと前記デジタルカメラとを接続する接続手段と、車載コンピュータと外部コンピュータとの間でデータの送受信を可能にする第2通信手段と、デジタルカメラで撮影された撮影画像データを車載コンピュータを用いて外部コンピュータに送信するよう指示する指示手段とを備え、車載コンピュータは、接続手段により車載コンピュータとデジタルカメラが接続された状態で、第1通信手段により車載コンピュータと外部コンピュータとの間でデータの送受信を可能にし、指示手段は、第1通信手段より第2通信手段を優先して使用し、外部コンピュータは、撮影画像データを画像処理する画像処理手段を備え、画像処理手段により画像処理が施された撮像画像データを車載コンピュータへ送信する構成とした。これにより、撮影画像データの送信により、車載コンピュータで実行されている所定機能の実現に悪影響を及ぼすことがない。また、撮影画像データは、外部コンピュータに設けられた画像処理手段により、デジタルカメラの情報に基づいて画像処理が施された後に、自動車内に設けられた指示手段により通信手段を介して受信する構成としたため、使用者は、外出先においても画像処理後の撮影画像データを得ることができる。
【0019】
請求項14に記載の発明では、請求項13に記載のカメラシステムにおいて、車載コンピュータは、デジタルカメラに関する情報に基づき、撮影画像データを画像処理する画像処理手段を備え、第2通信手段が使用できる場合には、車載コンピュータに設けられた画像処理手段による画像処理を施さずに第2通信手段を使用して送信する構成とした。
【0020】
請求項15に記載の発明では、請求項14に記載のカメラシステムにおいて、第2通信手段が使用できずに、第1通信手段が使用できる場合には、車載コンピュータは、撮影画像データに車載コンピュータに設けられた画像処理手段による画像処理を施して、画像処理後の撮影画像データを第1通信手段を使用して送信する構成とした。
【0021】
請求項16に記載の発明では、請求項13に記載のカメラシステムにおいて、撮影画像データはRAW画像データであり、画像処理は、画素補間処理、画像最適化処理、画像圧縮処理のいずれかである構成とした。
【0022】
請求項17に記載の発明では、車載コンピュータシステムにおいて、自動車内に載置される車載コンピュータと、撮影画像データを記憶する携帯端末と、車載コンピュータと携帯端末とを接続する接続手段と、車載コンピュータと外部コンピュータとの間でデータの送受信を可能にする通信手段と、携帯端末内の撮影画像データを通信手段を介して外部コンピュータに送信するよう指示する指示手段と、車載コンピュータで実行している他の機能を実現するために送受信すべきデータがあるか判別する判別手段と、指示手段による携帯端末内の撮影画像データの送信より優先して他の機能で送受信すべきデータを通信するよう制御する制御手段とを備え、外部コンピュータは、デジタルカメラに関する情報に基づき、撮影画像データを画像処理する画像処理手段を備え、通信手段は、画像処理手段により画像処理が施された撮影画像データを受信する構成とした。これにより、撮影画像データの送信により、車載コンピュータで実行されている所定機能の実現に悪影響を及ぼすことがない。また、撮影画像データは、外部コンピュータに設けられた画像処理手段により、デジタルカメラの情報に基づいて画像処理が施された後に、自動車内に設けられた指示手段により通信手段を介して受信する構成としたため、使用者は、外出先においても画像処理後の撮影画像データを得ることができる。
【0023】
請求項18に記載の発明では、車載コンピュータシステムにおいて、自動車内に載置される車載コンピュータと、撮影画像データを記憶する携帯端末と、車載コンピュータと携帯端末とを接続する接続手段と、車載コンピュータと外部コンピュータとの間でデータの送受信を可能にする通信手段と、携帯端末内の撮影画像データを車載コンピュータを使用して外部コンピュータに送信するよう指示する指示手段と、指示手段により携帯端末内の撮影画像データの送信が指示されたとき、通信手段が外部コンピュータに通信不能である場合には、通信手段が外部コンピュータと通信可能になるまで携帯端末内の撮影画像データを通信待機状態になるよう制御する制御手段とを備え、外部コンピュータは、デジタルカメラに関する情報に基づき、撮影画像データを画像処理する画像処理手段を備え、通信手段は、画像処理手段により画像処理が施された撮影画像データを受信する構成とした。これにより、外部コンピュータへの撮影画像データが通信不能である場合には、通信待機状態にするので再度通信のための設定を行う必要がない。また、撮影画像データは、外部コンピュータに設けられた画像処理手段により、デジタルカメラの情報に基づいて画像処理が施された後に、自動車内に設けられた指示手段により通信手段を介して受信する構成としたため、使用者は、外出先においても画像処理後の撮影画像データを得ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のカメラシステムの概要を示す機能ブロック図である。図1において、第1実施形態のカメラシステムは、カメラ付き携帯電話1、プロバイダ2、認証サーバ3、画像蓄積サーバ4、プリントサーバ5により構成される。
【0033】
カメラ付き携帯電話1は、携帯電話にデジタルカメラ機能を付加した携帯電話である。また、カメラ付き携帯電話1は、携帯電話としての通話機能の他に、インターネット端末としてのメール機能、WEB閲覧機能等を備える。プロバイダ2は、携帯電話の通信事業者が運営するインターネットサービスプロバイダである。認証サーバ3は、カメラ付き携帯電話1から送信されるユーザ情報から登録ユーザであるか否かを認証するためのコンピュータである。また、認証サーバ3には、画像最適化プログラムの最新版が記憶されている。画像蓄積サーバ4は、カメラ付き携帯電話1で撮影された画像データを蓄積するコンピュータである。プリントサーバ5は、カメラ付き携帯電話1で撮影された画像データをプリントする処理を行うコンピュータである。プリントサーバ5は、ミニラボに設置されている。また、プリントサーバ5は、カメラ付き携帯電話1等で撮影された画像データに対して画質を最適化するプログラムを保持している。
【0034】
プリントサーバ5は、認証サーバ3にアクセスすることにより最新の画像最適化プログラムを手に入れることができる。例えば、最新の圧縮方式が開発された時には、プリントサーバ5に記憶されている画像処理プログラムを変更することにより、最新の圧縮方式により画像データを圧縮することが可能になる。従って、カメラ自身では、IC化された画像処理回路で実現して機能アップできない機能であっても、機能アップを実現できる。また、デジタルカメラ自体では、プログラム容量、CPU負荷等の問題から実現できなかった多彩な画像処理に対応することもできる。プリンタ6は、プリントサーバ5と接続されており、プリントサーバ5からの指令により画像データをプリントするプリンタである。プリンタ6は、インクジェット方式、レーザー方式のものでもよいし、ハロゲン化銀の印画紙に光学的に焼き付ける方式のものでもよい。パソコン7は、使用者が利用しているコンピュータ端末である。
【0035】
パソコン7は、プロバイダ8を介して、認証サーバ3、プリントサーバ5と通信することができる。また、パソコン7は、プリントサーバ5と同様な、カメラ付き携帯電話1等で撮影された画像データに対して画質を最適化するプログラムを保持している。パソコン7は、カメラ付き携帯電話1と接続してカメラ付き携帯電話1で撮影されたRAW画像データ等の画像データを受信する。そして受信したRAW画像データ、圧縮画像データをプリントサーバ5と同様に画像最適化プログラムにより最適化することができる。本プログラムで最適化された画像データには、識別データが付され、プリントサーバ5で再度同じ最適化プログラムを実行してしまうことを防ぐ。但し、最適化プログラムが更新される場合がある。プリントサーバ5は、後述の通り、常に最新のバージョンのプログラムにアップデートされる。パソコン7の最適化プログラムがプリントサーバ5の最適化プログラムのバージョンより古い場合には、プリントサーバ5は、パソコン7で最適化された画像データに対して、差分の画像処理のみを追加して施す。プロバイダ8は、パソコン使用者が利用する携帯電話事業者と異なる事業者が運営するインターネットサービスプロバイダである。
【0036】
以下に主要な装置の構成を具体的に説明する。
先ず、カメラ付き携帯電話1について説明する。図2は、カメラ付き携帯電話1の構成を示すブロック図である。
【0037】
図2に示すように、カメラ付き携帯電話1は、撮像素子11と画像処理回路12とCPU13と内蔵メモリ14とカードスロット15とシャッタボタン16とモニタ17と通信回路18等で構成される。当然、カメラ付き携帯電話1には、上述した回路、操作ボタンのみでなく、通話機能、メール機能、インターネット機能等を利用するために必要な回路、操作ボタンを備えているが、それらについては説明を省略する。
【0038】
撮像素子11は、被写体を撮像するための素子で、例えば200万画素程度のCCD(Charge Coupled Device)である。また、撮像素子11は、200万画素から間引き読み出しして35万画素程度の画像データを出力することができる。画像処理回路12は、画像データの補間、間引き、圧縮等の画像処理を行う回路である。画像処理回路12は、CCDからの間引き読み出された35万画素程度の画像データを処理するのに最適に設計された回路である。CPU13は、カメラ付き携帯電話1のカメラ機能、通信機能等を制御する回路である。
【0039】
内蔵メモリ14は、不揮発性の半導体メモリで、カメラ付き携帯電話1のカメラ機能、通信機能等を実行するためのプログラムを記憶する。カードスロット15は、スロットにメモリカードを装着し、装着されたメモリカードに画像データ等のデータを書き込むためのものである。シャッタボタン16は、撮影を開始するとき使用者が操作するためのボタンである。撮影開始のための専用のボタンを設けてもよいし、他の機能を実行するための操作ボタンと兼用してもよい。モニタ17は、画像データ等を表示するためのもので、例えば液晶ディスプレイ等を使用する。通信回路18は、画像データ等のデータを外部に送信するための回路である。
【0040】
次に、認証サーバ3について説明する。図3は、認証サーバ3の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、認証サーバ3は、 CPU31、カスタマデータベース32、ラボデータベース33、プログラム記憶部36、通信回路35等を備える。
【0041】
CPU31は、認証サーバ3の認証プログラム等を実行するための回路である。カスタマデータベース32は、カメラ付き携帯電話等の使用者の情報を登録したデータベースである。ラボデータベース33は、プリントを行うプリントラボの情報を登録したデータベースである。プログラム記憶部34は、使用者を認証するためのプログラムを備える。また、プログラム記憶部34は、常に最新の画像最適化プログラムが記憶されている。通信回路35は、インターネット等の通信網を使って画像データ等のデータを他の装置と通信するための回路である。
【0042】
次に、画像蓄積サーバ4について説明する。図4は、画像蓄積サーバ4の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、画像蓄積サーバ4は、CPU41、画像蓄積部42、通信回路43等を備える。
【0043】
CPU41は、画像蓄積サーバ4の画像蓄積プログラム等を実行するための回路である。画像蓄積部42は、使用者の画像データを記憶するメモリである。通信回路43は、インターネット等の通信網を使って画像データ等のデータを他の装置と通信するための回路である。
【0044】
次に、プリントサーバ5について説明する。図5は、プリントサーバ5の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、プリントサーバ5は、CPU51、プリントプログラム記憶部52、画像最適化プログラム記憶部53、通信回路54、ハードディスク装置55等を備える。
【0045】
CPU51は、プリントサーバ5のプリントプログラム、画像最適化プログラム等を実行するためのプログラムである。プリントプログラム記憶部52は、プリンタ6による画像データのプリントを実現するプログラムを記憶するメモリである。画像最適化プログラム記憶部53は、画像データの画質を最適化するプログラムを記憶するメモリである。通信回路54は、インターネット等の通信網を使って画像データ等のデータを他の装置と通信するための回路である。ハードディスク装置55は、受信した画像データを一時的に保管するメモリである。
【0046】
次に、本実施形態のシステムで実行される制御の概要を説明する。
まず、カメラ付き携帯電話1は、内部に記憶されている画像転送プログラムにより、画像データを送信する前に、認証データを送信する。カメラ付き携帯電話1から送信された認証データ3は、プロバイダ2を介して認証サーバ3に送信される。認証サーバ3は、認証データにより認証を実行し、認証に成功すると、認証サーバ3は、プロバイダ2を介して、カメラ付き携帯電話1にプリントサーバ5のアドレス情報を送信する。
【0047】
認証サーバ3で認証された使用者のカメラ付き携帯電話1は、プリントサーバ5に画像データを送信する。画像データは認証サーバ3を介さずに、複数あるミニラボのプリントサーバ5の1つに直接送信される。同じ使用者が前回プリント発注したラボ、使用者が受け取り場所に選択した場所に近いラボ、使用者の自宅住所に近いラボ等が選択される。これらのラボの選択は認証サーバ3により行われ、自動的に画像データを選択したラボに迂回させる。また、プリンタの稼動状況を検出して、空いているラボに送信するようにしてもよい。当然、ある一定期間内に送られた同じ使用者の画像データは同一のラボに送信され、印刷されるようにする。
【0048】
このようにカメラ付き携帯電話1から送信される画像データは、複数のサーバで分散して受信するため、これによりカメラ付き携帯電話1から送信される画像データが大容量であっても、1つのサーバだけにトラフィックが集中してしまうことが無い。それため、トラフィックが原因でサーバがダウンすることを減少する。また、使用者の認証作業は、一括して認証サーバ3により実行させるため、各プリントサーバ5で認証させる必要が無いのでセキュリティーに不安がない。また、複雑な認証システムを各々のプリントサーバ5に構築する必要がない。
【0049】
次に、本実施の形態のシステムの制御を具体的に説明する。
先ず、カメラ付き携帯電話1で実行される制御を説明する。図6は、CPU13で実行される制御を示すフローチャート図である。本フローは、カメラ付き携帯電話1がカメラモードにおいて使用者によりシャッタボタン16が操作されることによりスタートする。
【0050】
先ずステップS10では、撮像素子11による撮像処理を行う。次にステップS11では、撮像処理により得られた撮像素子11の出力データからモニタ17に表示するための表示用画像を生成する。表示用画像はモニタ17での表示に満足する解像度の画像でよいため、撮像素子11の出力データから画素を間引きして生成する。続いてステップS12では、モニタ17に表示用画像を表示する。ステップS13では、認証サーバ3とインターネットを介して接続し、認証サーバ3が認証作業を行うために必要な使用者情報を含む認証データを認証サーバ3に送信する。ステップS14では、認証サーバ3から認証確認信号を受信したか否かを検出する。認証確認信号を受信したことを検出した場合にはステップS15に進み、認証確認信号を受信しない場合、すなわち認証拒否された場合にはステップS22に進む。認証サーバ3からは認証信号とともに、画像データを送信するプリントサーバ5に接続するためのアドレス情報も送信される。
【0051】
また、ステップS22では、認証サーバ3から受信した、サービスを受けるための新規の使用者登録するための画面を表示する。そしてステップS23では、使用者登録画面に従って使用者登録作業を実行したか否かを検出する。使用者登録作業を行った場合にはステップS13に戻り、再認証を行う。また、使用者登録作業を行わなかった場合には本フローを終了する。
【0052】
一方ステップS15では、撮像素子11からの出力データをほぼそのままのRAW画像データを認証サーバ3から受信したアドレス情報に従いプリントサーバ5に送信する。その際、カメラ付き携帯電話の機種情報、撮影環境情報、保存の際にどのような記録フォーマットで保存するか等の情報をRAW画像データに付加して送信する。また、送信している画像をプリントするように設定されている場合にはプリント発注データもRAW画像データに付加して送信する。
【0053】
ステップS16では、RAW画像データの送信が完了したか否かを検出する。送信が完了している場合にはステップS17に進み、送信が完了していない場合にはステップS15に戻り、送信を継続する。ステップS17では、撮像したRAW画像データの送信が完了したことを示す終了タグ情報をプリントサーバ5に送信する。ステップS18では、モニタ17に表示している再生用画像データから撮像中の動画画像データに変更する。これにより、次の撮影が可能になったことを知らせるとともに、画像データの送信が完了したことを使用者に知らせることができる。画像データの送信が完了したことを文字等で示す表示を行ってもよい。ステップS19では、画像蓄積サーバ4から再生用画像データを受信する。再生用画像データは、カメラ付き携帯電話1で画像データを観賞するときにモニタ17に表示するための画像データであり、プリントサーバ5により画像処理が施されたデータに基づく画像データであるので、撮像直後のステップS11で生成した表示用画像データより、保存、プリントされる画像データの画質(色彩、コントラスト)に近いものである。ステップS20では、再生用画像データの受信が完了したか否かを検出する。受信が完了した場合にはステップS21に進み、受信が完了していない場合にはステップS19で再生用画像データの受信を継続する。ステップS21では、ステップS11で作成した表示用画像データを消去して、画像蓄積サーバ4から受信した再生用画像データをメモリカードに保存する。
【0054】
このように本実施のカメラ付き携帯電話1では、画像処理後にサーバから最適化画像処理が施された再生用の画像データを受信し自動的に古い再生用画像データと置き換えて保存するため、最適化画像処理された再生用画像データを手にいれることができる。
【0055】
また、画像データは必ずしもカメラ付き携帯電話1の通信機能を使用して送信する必要はない。例えば、カメラ付き携帯電話1のメモリカードに記憶された画像データをパソコンで取り出し、パソコンを使用して画像データを送信することができる。メモリカードに記憶された画像データにはレンズ特性情報が付加されている。
【0056】
次に、認証サーバ3で実行される制御を具体的に説明する。
先ず、認証サーバ3とカメラ付き携帯電話1との間で実行される制御について説明する。図7は、CPU31で実行される制御を示すフローチャート図である。
【0057】
先ず、ステップS31では、カメラ付き携帯電話1から使用者情報を含む認証データを受信したか否かを検出する。認証データを受信した場合にはステップS32に進み、認証データを受信しない場合には継続して認証データの受信を待つ。ステップS32では、受信した認証データがカスタマデータベース記憶部32のカスタマ情報に登録されているか検索する。ステップS33では、検索の結果からカスタマ情報に登録されていたか検出する。登録されていた場合にはステップS34に進み、登録されていない場合にはステップS36に進む。
【0058】
ステップS34では、認証した使用者のカスタマ情報とラボデータベース記憶部33のラボ情報から最適なラボを選択する。ステップS35では、選択したラボのプリントサーバ5に画像データを送信可能にするためのプリントサーバ5のアドレス情報を送信する。ステップS36では、新規のカスタマ登録を行わせるための登録ページをカメラ付き携帯電話1に送信する。ステップS37では、カメラ付き携帯電話1から登録ページに従った登録情報を受信したか否かを検出する。受信した場合にはステップS38に進み、受信しない場合には登録情報の受信検出を継続する。ステップS38では、認証サーバ3のカスタマデータベース記憶部32に受信した登録情報に基づいてカスタマ情報を登録する。登録が終了するとステップS34に進む。
【0059】
このように制御することにより、カメラ付き携帯電話1の使用者に応じて、複数のラボから画像データの最適化処理、画像データをプリントするラボを選択するので、1つのラボに処理が集中することがなくプリントサーバがダウンすることを防ぐ。
【0060】
次に、画像蓄積サーバ4との間で実行される認証サーバ3の制御を説明する。
図8は、認証サーバ3のCPU31で実行される制御を示すフローチャート図である。本フローは、画像蓄積サーバ4との接続を検出することによりスタートする。
【0061】
先ず、ステップS51では、画像蓄積サーバ4から使用者情報を受信する。ステップS52では、カスタマ登録データにアクセスして、受信した使用者情報で検索し、使用者の端末と接続するためのアドレス情報を取得する。ステップS53では、使用者のアドレス情報を画像蓄積サーバ4に送信する。
【0062】
このように制御することにより、画像蓄積サーバ4は、使用者の端末のアドレスを記憶することなく使用者端末に接続できるため、使用者情報を記憶するメモリ容量を確保することなく、また使用者情報が漏洩する心配も無い。
【0063】
次に、プリントサーバ5との間で実行される認証サーバ3の制御を説明する。
図9は、認証サーバ3のCPU31で実行される制御を示すフローチャート図である。本フローは、プリントサーバ5との接続を検出することによりスタートする。
【0064】
先ず、ステップS61では、プリントサーバ5に最新の画像最適化プログラムのバージョン情報を送信する。ステップS62では、プリントサーバ5から最新の画像最適化プログラムのダウンロード指示があったか否かを検出する。ダウンロード指示は、プリントサーバ5に保持されている最適化プログラムが最新のバージョンでないときに行われる。ダウンロード指示があった場合にはステップS63に進み、ダウンロード指示が無かった場合には本フローを終了する。ステップS63では、プリントサーバ5による最新の画像最適化プログラムのダウンロードを許可する。
【0065】
このように制御することにより、プリントサーバ5に常に最新の画像最適化プログラムを提供することができる。
次に、画像蓄積サーバ4で実行される制御について説明する。図10は、画像蓄積サーバ4のCPU41で実行される制御を示すフローチャート図である。本フローは、プリントサーバ5との接続を検出することによりスタートする。
【0066】
先ず、ステップS71では、プリントサーバ5から画像データを受信したか否か検出する。受信した場合にはステップS72に進み、受信しない場合には検出を継続する。ステップS72では、受信した画像データを画像蓄積サーバに接続されたハードディスク装置に保管する。ステップS73では、認証サーバ3に接続する。ステップS74では、画像データに付されていたユーザ情報から使用者のアドレスを取得する。ステップS75では、取得した使用者アドレスを基に、使用者に再生用画像データを送信する。
【0067】
このように、本システムでは、画像データを、認証サーバ3を介さずに直接画像蓄積サーバ4とプリントサーバ5との間で行われるようにすることで、認証サーバ3等1つのサーバの通信トラフィックを軽減しサーバダウンを防ぐことができる。
【0068】
次に、プリントサーバ5で実行される制御について説明する。
プリントサーバ5は、プリンタ6に画像データをプリンタ6に渡し、またプリンタを制御する。受信した画像データに画像処理を加える。受信した画像データがRAWデータである場合には、画像データに補間、圧縮等の処理を施す。
【0069】
カメラ付き携帯電話1に付けられたレンズが持つ、歪曲、色収差、周辺光量等の情報を予め、または、画像データと一緒に受信する。このレンズ情報を使用して、受信した画像データに対して補間、圧縮等の画像処理を施す。プリントサーバ5に記憶されているプログラムにより自動的に実行される。なお、レンズ情報は予めプログラムに記憶しておいてもよい。
【0070】
また、ユーザに特定の被写体を撮影してもらい、画像データを送信してもらいレンズ特性等を導き出してもよい。レンズ特性はユーザ毎記憶しておき、対応したユーザから画像データが送信されるとレンズ特性に合わせて画像処理を施し最適な画像データに加工する。カメラ付き携帯電話1の出荷前に、個々のレンズ特性を収集しておいてもよい。また、ユーザからの画像の補正指示を学習するようにしてもよい。これによりレンズ特性による画像の不備をなくすとともに、ユーザ個人の好みの画像データを生成することができる。
【0071】
以下にプリントサーバ5で実行される制御をフローチャート図を用いて説明する。図11は、プリントサーバ5のCPU51で実行される制御を示すフローチャート図である。
【0072】
先ず、ステップS100では、通信回線を介して画像データを受信したか否かを検出する。画像データの受信を検出した場合にはステップS101に進み、画像データの受信を検出しない場合には検出を継続する。そして、ステップS101では、受信した画像データをハードディスク装置55に記憶する。続いてステップS102では、画像データの受信が終了したか否かを検出する。終了したか否かは、画像データとともにユーザから送信された終了タグ情報により検出できる。終了した場合には、ステップS103に進み、終了していない場合には、ステップS101に戻り画像データの受信と記憶を継続する。
【0073】
そして、ステップS103では、認証サーバ3と通信回線を介して接続する。続いてステップS104では、最新の画像最適化プログラムのバージョン情報を認証サーバ3から受信する。次にステップS105では、プリントサーバ5に登録されている画像最適化プログラムのバージョンと比較し、登録されている画像処理プログラムが最新のバージョンであるか否かを判別する。最新バージョンである場合にはステップS108に進み、最新バージョンで無い場合にはステップS106に進む。ステップS106では、認証サーバ3から最新のバージョンにアップデートするためのデータをダウンロードする。ステップS107では、旧データと最新のデータと入れかえる。最新のバージョンの画像最適化プログラムにバージョンアップすることにより、新機種のカメラで撮影された画像データでも対応させることができるし、最新の画像処理技術、圧縮技術に対応させることもできる。また、旧バージョンの不具合を修正することもできる。
【0074】
そして、ステップS108では、画像最適化プログラムを起動する。ステップS109では、受信した画像データに対して、画像最適化処理を施す。
次に、ステップS109で実行される画像最適化処理制御を説明する。図12は、CPU51で実行される制御を示すフローチャート図である。
【0075】
先ず、ステップS200では、受信した画像データのデータ形式を検出し、RAWデータであるか否かを判別する。RAWデータであった場合にはステップS202に進み、RAWデータでない場合にはステップS201に進む。ステップS201では、受信した画像データを再生処理する。再生処理では、JPEG等の方式で圧縮された画像データであった場合には伸張処理し、画像処理可能な画像を生成する。
【0076】
また、ステップS202では、受信したRAW形式の画像データに補間処理を施し、最適な画像を生成する。そして、ステップS203では、撮影したカメラの収差情報等を取得する。続いてステップS204では、取得した情報に基づいて収差等をなくす画像処理を施す。ステップS205では、受信したデータから、画像処理した画像に対してプリント発注がなされていたか否かを検出する。発注がなされている場合にはステップS206に進み、発注が無い場合にはステップS207に進む。
【0077】
そして、ステップS206では、プリント発注にしたがったプリント枚数、プリントサイズ等の情報と画像情報をプリンタに送信する。ステップS207では、更に受信したデータの記憶方法情報に従って、画像処理した画像データに対して画像サイズ変換、画像圧縮等の処理を施してハードディスク装置に保管する。
【0078】
ステップS208では、同ユーザから送信され、画像処理を施していない画像データがハードディスク装置に存在するかを検出する。存在する場合にはステップS200に戻り、新たな画像データに対してステップS200からステップS207の処理を施す。また、存在しない場合にはステップS209に進む。ステップS209では、画像蓄積サーバ4に接続する。続いてステップS210では、画像処理してハードディスク装置55に保管されている画像データを画像蓄積サーバ4に送信する。
【0079】
また、カメラ付き携帯電話1は、画像データに対してトリミング、合成、画像編集、フレーム付け等の画像編集処理を施す機能を備える。カメラ付き携帯電話1での編集作業時は再生用画像データも用いて仮想的に施される。カメラ付き携帯電話1は、画像編集が終了すると、施した画像編集の内容情報を画像蓄積サーバ4に送信する。画像蓄積サーバ4は、画像編集内容情報に基づいて蓄積している画像データに対して画像編集を施す。
【0080】
以下に本実施形態のシステムで実行される編集制御を具体的に説明する。
先ず、カメラ付き携帯電話1で実行される編集制御を説明する。図13は、CPU13で実行される制御を示すフローチャート図である。カメラ付き携帯電話1で編集作業が開始されるとスタートする。
【0081】
ステップS301では、画像編集作業の内容を記憶する。ステップS302では、編集作業が終了したか否か検出する。終了していた場合にはステップS303に進み、終了していない場合には編集作業の記憶を継続する。ステップS303では、記憶した編集作業の内容データと編集対象の画像データ情報を画像蓄積サーバ4に送信する。ステップS304では、画像蓄積サーバ4から再生用画像データを受信する。ステップS305では、再生用画像データの受信が終了したか否かを検出する。終了している場合にはステップS306に進み、終了していない場合には再生用画像データの受信を継続する。ステップS306では、記憶していた再生用画像データを消去して受信した再生用画像データを記憶する。
【0082】
次に、画像蓄積サーバ4で実行される制御を説明する。図14は、CPU41で実行される制御を示すフローチャート図である。
ステップS401では、カメラ付き携帯電話1から編集対象の画像データ情報と編集作業内容データを受信したか否か検出する。受信した場合にはステップS402に進み、受信しない場合には受信検出を継続する。ステップS402では、編集作業を施す画像データを画像蓄積メモリ42から検索する。ステップS403では、編集対象の画像データに対して編集作業内容データに従って画像編集を施す。ステップS404では、画像蓄積メモリ42内の基の画像データを消去して編集を施した画像データを保管する。ステップS405では、編集を施した画像データからカメラ付き携帯電話1で再生する再生用画像データを生成する。ステップS406では、生成した再生用画像データをカメラ付き携帯電話1に送信する。
【0083】
このように制御することにより、カメラ付き携帯電話1で施した画像編集が画像蓄積サーバ4に蓄積されている画像データにも反映される。また、カメラ付き携帯電話1の再生用画像データも自動的に編集画像に対応した画像になる。
【0084】
また、デジタルカメラには撮影直後に撮影した画像データを所定時間だけ再生表示して撮影した画像を確認できる機能をもつカメラがある。また、再生表示している所定時間内に簡単な操作で撮影した画像を簡単に削除する機能も備えたカメラがある。本実施形態のカメラ付き携帯電話1では、撮影後に画像データを送信する。カメラ付き携帯電話1で、上記簡単に削除する機能を備えた場合には、一度送信した画像データを削除する必要があり、通信費用や制御の負荷が増えてしまう。そこで、カメラ付き携帯電話1では、撮影後、所定時間は通信を待機し、所定時間内に削除操作がなかった画像データのみを送信するように制御する。
【0085】
図15は、カメラ付き携帯電話1で実行する制御を示すフローチャート図である。本フローは、カメラ付き携帯電話1がカメラモードにおいて使用者によりシャッタボタン16が操作されることによりスタートする。また、認証サーバ3に接続後は図6のステップS14と同様の制御を実行するので認証サーバ3に接続するステップまで説明する。
【0086】
先ずステップS501では、撮像素子11による撮像処理を行う。次にステップS502では、撮像処理により得られた撮像素子11の出力データからモニタ17に表示するための表示用画像を生成する。表示用画像はモニタ17での表示に満足する解像度の画像でよいため、撮像素子11の出力データから画素を間引きして生成する。続いてステップS503では、モニタ17に表示用画像を表示するとともに、削除するか問い合わせる表示を行う。図16に表示例を示す。図16において、撮影で得られた画像251の右下に削除ボタン252が表示される。削除ボタン252を操作することで画像251の画像データを簡単に削除出きるようにする。なお、モニタ17は、タッチパネルが設けられており直接削除ボタン252に触れることで操作することができる。ステップS504では、表示用画像を表示してから所定時間が経過したか検出する。所定時間が経過した場合にはステップS506に進み、所定時間が経過していない場合にはステップS505に進む。ステップS505では、削除ボタン252が操作されたか否か検出する。削除操作がされた場合にはステップS507に進み、削除操作がされない場合にはステップS504に戻る。ステップS507では、表示用画像データを削除する。
【0087】
また、ステップS506では、認証サーバ3とインターネットを介して接続し、認証サーバ3が認証作業を行うために必要な使用者情報を含む認証データを認証サーバ3に送信する。続いてステップS508では、RAW画像データをプリントサーバ5に送信するといった前述した画像送信制御を実行する。
【0088】
これにより、RAW画像データといった大容量の画像データを送信するカメラ付き携帯電話1の通信費用や制御の負荷を軽減することができる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態のカメラシステムについて説明する。第2実施形態のカメラシステムは自動車に積まれた車載コンピュータと連携するシステムであり、特にレンタカーにおけるカメラシステムを一例として説明する。
【0089】
図17は、第2実施形態のカメラシステムを示すブロック図である。図17において、カメラシステムは、主にカメラ付き携帯電話101、クレードル102、車載コンピュータ201、モニタ107、マイク108、スピーカ109、コントローラ110で構成される。また、車載コンピュータ201は、通信回路103、CPU104、ハードディスクドライブ(HDD)105、表示回路106、GPSセンサ111を備える。また、プリントサーバ301は、車載コンピュータ201からプリント発注を受け付けるサーバコンピュータである。
【0090】
カメラ付き携帯電話101は、第1実施形態のカメラ付き携帯電話1と同様に携帯電話としての通話機能、インターネット端末としてのメール機能、WEB閲覧機能等を備える。また、カメラ部を備えデジタルカメラとしても機能する。メモリカードスロットを備えておりカメラ部で撮像された画像データを装着されたメモリカードに保存する。また、カメラ付き携帯電話101は、レンタカーのキーの機能も果たす。すなわち、ドアロック、ドアロック解除等を遠隔から指示することができる。エンジン自動車の場合にはエンジンスタート、エンジン停止も指示できる。なお、カメラ付き携帯電話101にキーの機能を持たすために、携帯電話101にレンタルするレンタカー特有のキー情報を登録する必要がある。
【0091】
クレードル102は、車載コンピュータ201と接続されていて、載置されたカメラ付き携帯電話101と車載コンピュータ201との間のデータの送受信に用いられる。また、クレードル102は、カメラ付き携帯電話101の充電池を充電する機能を備えている。更に、クレードル102は、載置されたカメラ付き携帯電話101内の画像データを車載コンピュータ201に転送を開始するための操作ボタンが設けられている。使用者は、クレードル201にカメラ付き携帯電話101を載置するだけで画像データを開始するか、操作ボタンを操作したときに画像データを開始するかをカメラ付き携帯電話101で予め選択し、設定しておくことができる。
【0092】
車載コンピュータ201は、通信回路103、CPU104、HDD105、表示回路106、GPSセンサ111を備え、パソコンと同様の機能を果たすことができる。通信回路103は、外部のサーバコンピュータと無線接続しデータの送受信を行うための回路である。CPU104は、車載コンピュータ201で実行する機能を実現するための処理を行う回路である。HDD105は、様々な機能を実現するためのプログラムを記憶しているとともに、様々なデータを記憶するための装置である。表示回路106は、モニタ107に表示する画面を生成する回路である。GPSセンサ111は、レンタカーの位置情報を検出するために用いられるセンサであり、カーナビゲーション機能を可能にする。
【0093】
第2実施形態のカメラシステムの動作を説明する。
車載コンピュータ201は常にスタンバイ状態にあり、何らかの信号を受け取ることにより主電源をオンすることができる。これにより盗難等のアクシデントに備えている。カメラ付き携帯電話101がクレードル102に接続された場合にも電源をオンし、画像を吸上げる等のカメラ付き携帯電話101と連携して行う機能のプログラムを実行可能にする。
【0094】
具体的には、カメラ付き携帯電話101内に大サイズの撮影画像データが存在するか検出する。そして大サイズの画像データが存在した場合には画像データの吸上げを実行する。また、カメラ付き携帯電話101の充電池を充電する。なお、画像データの転送はクレードル102を介すことなくブルートゥース等の無線通信を用いて実行してもよい。また、クレードル102と車載コンピュータ201間も有線ケーブルで接続するのでなく、ブルートゥース等の無線通信を用いてもよい。
【0095】
車載コンピュータ201は、カメラ付き携帯電話101から受信したRAWデータを補間、処理して画像データを生成する。また、車載コンピュータ201は、カメラから受信した画像データをソフトウェアによるJPEG圧縮、再生機能を備える。これは、再生用の画像データの圧縮、再生するとともに、WEBによりダウンロードした画像データを再生するために用いられる。
【0096】
車載コンピュータ201は、カメラ付き携帯電話101から吸上げた画像データをモニタ107で閲覧可能にする。モニタ107で閲覧しながらプリント注文を行うことができる。プリント注文がなされると、通信可能な状態であるか検出する。通信可能な状態でない場合には画像データと注文情報とを送信が完了するまで一時的にHDD105に保管する。
【0097】
以下に、車載コンピュータ201が実行するカメラ付き携帯電話101の画像データ吸上げ制御を説明する。図18は、車載コンピュータ201で実行される画像データ吸い上げ制御を示すフローチャート図である。
【0098】
先ず、ステップS900では、機器が接続されたか否かを検出する。検出した場合にはステップS901に進み、検出しない場合には検出を継続する。ステップS901では、接続された機器に識別信号を送信するよう命令する。車載コンピュータ201は、接続された機器に対して規格に従って微弱電流を流すことで、機器自体の電源を使用せずに機器を特定するための識別信号を機器から取得することができる。ステップS902では、接続された機器から識別信号を受信したか否かを検出する。識別信号を受信したことを検出した場合にはステップS903に進み、識別信号を受信したことを検出しない場合には受信検出を継続する。ステップS903では、識別信号から接続された機器がカメラ付き携帯電話101であるか判断する。カメラ付き携帯電話101であった場合にはステップS905に進み、カメラ付き携帯電話101でなかった場合にはステップS904に進む。ステップS904では、接続された機器に応じてプログラムされている制御を実行する。ステップS905では、接続されたカメラ付き携帯電話101に合わせたプログラムを読出し、実行する。ステップS906では、カメラ付き携帯電話101を制御するため必要な回路へ電力を投入するように指示する。
【0099】
ステップS907では、カメラ付き携帯電話101内に所定サイズ以上の画像データが存在しているか否かを検出する。ここで、所定サイズ以上の画像データとは、カメラ付き携帯電話101のモニタで見るために生成された再生用画像データでない、RAW画像データ等である。所定サイズ以上の画像データが存在する場合にはステップS908に進み、所定サイズ以上の画像データが存在しない場合にはステップS916に進む。ステップS908では、カメラ付き携帯電話101内に存在する所定サイズ以上の画像データを吸上げる。撮影日時の古い画像データから順に吸上げる。画像データともにプリント発注データ、保存環境データ等も吸上げる。プリント発注データとは、ラボに対してプリントを発注するためのデータで、プリント枚数、プリントサイズ、受け取り場所等を含むデータである。保存環境データとは、画像データを保存する際の画像サイズ、圧縮率、保存場所等を含むデータである。
【0100】
ステップS909では、画像データの吸上げが完了したか検出する。吸上げが完了していればステップS910に進み、完了していなければステップS908に戻り画像データの吸上げを継続する。ステップS910では、吸上げが完了した画像データがRAW画像データであるか否かを判定し、RAW画像データであればステップS911に進み、RAW画像データでなければステップS912に進む。ステップS911では、吸上げたRAW画像データを再生可能にするため画素補間等の処理を施す。ステップS912では、吸上げた画像データを最適化する画像処理を施す。カメラ付き携帯電話は、カメラ機構を小型化する必要があるためレンズ性能等を犠牲にしている。そのため撮影された画像は色収差等の影響が出てしまっている。最適化する画像処理とは、機種毎、またはカメラ毎に存在する色収差等の影響を軽減、取り除く画像処理である。
【0101】
ステップS913では、保存環境データに従って画像データに対して圧縮処理等を施す。そして、ステップS914では、画像データをHDD105に保存する。ステップS915では、カメラ付き携帯電話101内の吸上げが完了した画像データを消去するよう指示する。または、保存環境データでカメラ付き携帯電話101内に画像データを保存するよう設定されている場合には画像データをカメラ付き携帯電話101に送信し、吸上げた画像データと置き換えて上書き保存する。ステップS915の処理が終了するとステップS907に戻る。
【0102】
ステップS916では、カメラ付き携帯電話101の電源をオフする。ステップS917では、プリント発注データを解析してプリント発注する画像データが存在するか否かを判定する。また、保存環境データを解析して外部に画像データを保存する画像データが存在するかを判定する。いずれかに該当する画像データが存在する場合にはステップS918に進み、存在しない場合にはステップS919に進む。
【0103】
ステップS918では、プリント発注する画像データ、または保存先が外部コンピュータである画像データを、外部コンピュータに送信するための待機状態にする。ステップS919では、カメラ付き携帯電話101の充電池の充電が必要か否か検出する。充電が必要な場合にはステップS920に進み、必要でない場合にはステップS921に進む。ステップS920では、充電池の充電を開始する。そして、ステップS921では、カメラ付き携帯電話101と自身をスタンバイ状態にしてカメラ制御処理を終了する。
【0104】
以下に、車載コンピュータ201が実行するカメラ付き携帯電話101の画像データ吸上げ制御を説明する。図19は、車載コンピュータ201で実行される画像データ処理制御を示すフローチャート図である。本フローは、車載コンピュータ201に接続されたクレードル102にカメラ付き携帯電話101が載置されたことを検出することでスタートする。
【0105】
先ず、ステップS931では、クレードル102に設けられた画像データの吸い上げを開始するための操作ボタンが操作されたか否か検出する。検出した場合にはステップS932に進み、検出しない場合にはステップS942に進む。ステップS932では、カメラ付き携帯電話101を制御するため必要な回路へ電力を投入するように指示する。
【0106】
ステップS933では、カメラ付き携帯電話101内に所定サイズ以上の画像データが存在しているか否かを検出する。ここで、所定サイズ以上の画像データとは、カメラ付き携帯電話101のモニタで見るために生成された再生用画像データでない、RAW画像データ等である。所定サイズ以上の画像データが存在する場合にはステップS934に進み、所定サイズ以上の画像データが存在しない場合にはステップS941に進む。ステップS934では、カメラ付き携帯電話101内に存在する所定サイズ以上の画像データを吸上げる。画像データともに保存環境データ等も吸上げる。保存環境データとは、画像データを保存する際の画像サイズ、圧縮率、保存場所等を含むデータである。撮影日時の古い画像データから順に吸上げる。
【0107】
ステップS935では、画像データの吸上げが完了したか検出する。吸上げが完了していればステップS936に進み、完了していなければステップS934に戻り画像データの吸上げを継続する。ステップS936では、吸上げが完了した画像データがRAW画像データであるか否かを判定し、RAW画像データであればステップS937に進み、RAW画像データでなければステップS938に進む。ステップS937では、吸上げたRAW画像データを再生可能にするために画素補間等の処理を施す。
【0108】
ステップS939では、保存環境データに従って画像データに対して圧縮処理等を施す。そして、ステップS940では、カメラ付き携帯電話101内に存在する画像処理前の画像データと車載コンピュータ201で処理を施した画像データと置き換えるため、カメラ付き携帯電話101に処理後の画像データを送信し、処理前の画像データに処理後の画像データを上書き保存させる。そして、ステップS933に戻り、処理した画像データ以外の画像データが存在する場合にはステップS934からステップS940の制御を繰り返す。
【0109】
ステップS941では、カメラ付き携帯電話101の電源をオフする。ステップS942では、カメラ付き携帯電話101の充電池の充電が必要か否か検出する。充電が必要な場合にはステップS943に進み、必要でない場合には本フローを終了する。ステップS943では、充電池の充電処理を実行する。続いて、ステップS944では、充電池の充電が完了したか否か検出する。充電が完了している場合にはステップS945に進み、充電が完了していない場合にはステップS943に戻り充電処理を継続する。そして、ステップS945では、充電池の充電処理を終了する。
【0110】
以上のように、カメラ付き携帯電話101自身ではできないような画像処理を車載コンピュータ201で実行し、実行後にカメラ付き携帯電話101に戻すように制御することで、カメラ付き携帯電話101に負担かけることなく高度な画像処理を実行することができる。また、使用者はクレードル102にカメラ付き携帯電話101を載置して操作スイッチを操作するだけで上記制御が実現するので使用者に負担をかけることもない。また、カメラ付き携帯電話101に処理した画像データが戻るので、カメラ付き携帯電話101とともに処理した画像データを持ち歩くことができる。
【0111】
自動車が停止している場合、または、同乗者がいる場合には運転の邪魔にならないため、モニタ107を見ながら様々な操作をすることが可能になる。そこで、車載コンピュータ201は、自動車が停止状態、または同乗者がいるかによって、異なる制御を実行する。自動車が停止状態、または同乗者がいる場合には、運転の支障にならずに吸上げた画像データのプリント発注等の操作が可能であるので、 吸上げた画像データの一覧表示をモニタ107に表示し、モニタ107に対して操作してプリント発注を可能にする。
【0112】
図20は、車載コンピュータ201で実行される制御を示すフローチャート図である。
先ず、ステップS951では、カメラ付き携帯電話101がクレードル102に載置されたか否かを検出する。載置されたことを検出した場合にはステップS952に進み、検出しない場合には検出を継続する。
【0113】
ステップS952では、自動車の走行状態、同乗者の有無を検出する。ステップS953では、自動車が停止しているか、または同乗者がいる等の所定の条件をクリアしているか判定する。所定条件をクリアしている場合にはステップS954に進み、クリアしていない場合にはステップS966に進む。
【0114】
ステップS954では、カメラ付き携帯電話101内に所定サイズ以上の画像データが存在するか検出する。存在する場合にはステップS955に進み、存在しない場合には本フローを終了する。
【0115】
ステップS955では、画像データの吸上げを実行する。ステップS956では、モニタ107に表示する何らかの機能が実行されているか検出する。モニタ107に表示する何らかの機能とは、カーナビゲーションの走行ルート設定や、テレビ観賞、映画鑑賞、インターネット閲覧等がある。実行されている場合にはステップS957に進み、実行されていない場合にはステップS959に進む。ステップS957では、画像データを表示するか問い合わせる表示を実行されている機能の表示にオーバーラップさせてモニタ107に表示する。図21にモニタ107に表示する画面の一例を示す。図21の表示例では、カーナビゲーション表示にオーバーラップさせて吸上げた画像の一覧を表示するか問い合わせる文字245と、画像表示を指示するための画像表示ボタン246を表示させている。画像表示ボタン246を操作するとカメラ付き携帯電話101から吸上げた画像データの一覧表示に切り換えることができる。
【0116】
ステップS958では、画像表示ボタン246が操作されたか否かを検出する。操作された場合にはステップS959に進み、操作されない場合にはステップS960に進む。ステップS960では、所定時間が経過したか検出する。所定時間が経過している場合にはステップS961に進み、所定時間が経過していない場合にはステップS958に戻る。ステップS961では、図21の表示から問い合わせ表示である文字245と、画像表示ボタン246を消去し除いた表示に切り換える。
【0117】
ステップS959では、モニタ107の表示を吸上げた画像データの一覧表示に切り換える。図22に表示例を示す。画像毎にプリントサイズ、プリント枚数のプリント発注を指示することができる。図22において、一覧表示されている画像の画像部分251を操作すると、操作した画像をモニタ107画面全体に一画像として拡大表示することができる。また、図22において、使用者は、画像2に対して既に、サイズがサービスサイズ、枚数が1枚のプリント指示をした状態であることを示している。プリント発注ボタン252を操作するとプリントサーバ301にプリント発注される。また、一覧表示は撮影日時の古い画像順に表示されている。
【0118】
ステップS962では、プリント発注ボタン252が操作されたか否かを検出する。操作された場合にはステップS963に進み、操作されない場合には本フローを終了する。ステップS963では、プリント発注された画像データを抽出する。続いて、ステップS964では、抽出した画像データに対して上述した最適化処理を実行する。プリント発注された画像データにRAW画像データである場合には画素補間等の処理も行う。そして、ステップS965では、プリントサーバ301に最適化処理した画像データを送信する。
【0119】
一方、ステップS966では、画像データが存在するか検出する。存在する場合にはステップS967に進み、存在しない場合には本フローを終了する。ステップS967では、画像データの吸上げを実行する。
【0120】
以上説明した制御では、安全上のため、自動車が停止しているとき、同乗者がいるとき等の条件をクリアしたときのみ操作可能にしたが、自動車に自動運転等、運転に支障が出なくなる機能が付いた場合には、このような条件をクリアしてなくても操作可能にしてもよい。
【0121】
また、条件をクリアした場合でも、使用者が画像データの表示、プリント発注を望んでいるかわからないので、カーナビゲーション等他の機能の表示をしているときは、モニタ107の表示を画像データの表示に切り換えることなく、カーナビゲーションの表示を優先する。当然、表示だけでなく、車載コンピュータ201での処理もカーナビゲーションを優先する。また、条件をクリアしていなくても、使用者の操作、モニタ107への表示を必要としない画像吸上げ制御については実行させる。
【0122】
また、上記制御では、プリント発注されたプリントサーバ301に送信する画像データに対してのみ画素補間処理、最適化処理を施した。画像データを使用する時に処理することで、今回プリント発注の対象になっていない画像データは最適化処理を施さないので、例えば失敗写真で最適化処理の必要のない画像データにまで無駄な処理を施すことがなくなる。また、今回プリント発注しない画像データを将来利用する時には、最適化処理プログラムがバージョンアップされ、より最適化されている可能性もある。
【0123】
次に説明する車載コンピュータ201で実行される制御では、プリント発注の無い画像データに対して画素補間処理、画像最適化処理を施す。また、プリント発注の有る画像データはそのままプリントサーバ301に転送する。つまり、プリントサーバ301に送信される画像データはプリントサーバ301で画素補間処理、画像最適化処理が施され、プリントサーバ301に送信されない画像データは車載コンピュータ201で画素補間処理、画像最適化処理を施される。また、プリントサーバ301および車載コンピュータ201で画像最適化処理された画像データは、1つの画像蓄積サーバに送信され、一括して蓄積するようにする。
【0124】
図23は、車載コンピュータ201で実行される制御を示すフローチャート図である。本フローは、使用者のプリント発注指示を検出することでスタートする。
【0125】
先ず、ステップS971では、プリント発注された画像データをRAW画像データのまま、プリントサーバ301に送信する。プリントサーバ301に送信された画像データは、プリントサーバ301で画素補間処理、画像最適化処理が実施され、プリントされるととも、所定の画像蓄積サーバに送信され保管される。次にステップS972では、プリントサーバ301に送信した画像データをHDD105から削除する。続いて、ステップS973では、HDD105に残っている画像データ、すなわちプリント発注されなかった画像データに対して、画素補間処理を施す。更にステップS974では、画素補間処理を施した画像データに対して画像最適化処理を施す。そして、ステップS975では、所定の画像蓄積サーバと接続する。所定の画像蓄積サーバは、プリントサーバ301が画像データを送信したサーバと同じサーバである。続いて、ステップS976では、処理を施した画像データを所定の画像蓄積サーバに送信する。ステップS977では、所定の画像蓄積サーバへの画像データの送信が完了したか検出する。完了している場合にはステップS978に進み、完了していない場合にはステップS976へ戻る。ステップS978では、所定画像蓄積サーバに送信が完了した画像データをHDD105から削除する。
【0126】
上記例では、画像データを一元管理するために、プリント発注された画像データが保管される所定の画像蓄積サーバに処理を施した画像データを送信し、保管するようにしたが、画像蓄積サーバに送信せずにHDD105内に保管するようにしてもよい。
【0127】
次に、カメラ付き携帯電話101内の画像データの吸上げ、表示より他の機能を優先する制御を説明する。他の機能が実行されているとき、画像データの吸上げが実行されても他の機能を優先する。また、画像データの吸上げ途中に他の機能が実行されたら、画像の吸い上げ制御を一時中断して他の機能の実行を優先する。
【0128】
図24は、車載コンピュータ201で実行される制御を示すフローチャート図である。本フローは、カメラ付き携帯電話101がクレードル102に載置されたことを検出することでスタートする。
【0129】
先ず、ステップS981では、カメラ付き携帯電話101内に画像データが存在するか検出する。画像データが存在する場合にはステップS982に進み、画像データが存在しない場合には本フローを終了する。ステップS982では、ナビゲーション等の既に実行している機能があるか検出する。ある場合にはステップS983に進み、無い場合にはステップS986に進む。ステップS983では、画像データの吸上げが機能に影響を及ぼすか検出する。影響を及ぼす場合にはステップS984に進み、影響を及ぼさない場合にはステップS986に進む。ステップS984では、画像データの吸上げ処理を待機する。ステップS985では、実行されている機能に影響を及ぼさなくなったか検出する。影響を及ぼさなくなった場合にはステップS986に進み、影響を及ぼす場合にはステップS984に戻り、画像吸上げ処理を待機する。
【0130】
次に、ステップS986では、画像データの吸上げ処理を実行する。ステップS987では、画像データの吸上げ処理が終了したか検出する。吸上げ処理が終了している場合には本フローを終了し、吸上げ処理が終了して以内場合にはステップS982に戻る。
【0131】
以上の制御することで、画像データの吸上げ処理が他の機能の実行に悪影響を及ぼすことは無い。
次に、車載コンピュータ201で実行される他の制御について説明する。
【0132】
車載コンピュータ201がカーナビモードであるときには、クレードル102にカメラ付き携帯電話101を載置することで、自動的に必要なマップ情報を受信開始する。当然マップ情報として自動車の現在位置に対応したものを受信する。
【0133】
また、カメラ付き携帯電話101をクレードル102に載置するだけで、車内のスピーカ109とマイク108と接続しハンズフリーで通話可能になる。モニタ107を使用してテレビ電話として機能させることができる。
【0134】
またデータ量が多い場合には通信費用がかさんでしまうし、ナビゲーション機能等他の機能に影響を及ぼす可能性がある。カメラ付き携帯電話101の通信機能を使用する場合には、画像送信の優先順位は最下位とする。当然、画像データの通信中に他の通信が必要な場合には画像データの通信を一時的に中断する。
【0135】
また、カメラ付き携帯電話101の通信機能を使用しない、ホットスポット内での無線LANを使用した通信の場合にもマップデータ等の送受信に比べて画像データの送信は優先順位を低く設定されている。
【0136】
以下に車載コンピュータ201で実行される制御を説明する。図25は、車載コンピュータ201で実行される制御を示すフローチャート図である。本フローは、カメラ付き携帯電話101がクレードル102に載置され、車載コンピュータ201と接続することでスタートする。
【0137】
先ず、ステップS1001では、車載コンピュータ201で実行されているモードがカーナビゲーションモードであるか否か検出する。カーナビゲーションモードである場合にはステップS1002に進み、カーナビゲーションモードで無い場合にはステップS1013に進む。ステップS1002では、ホットスポットエリア内であり無線LAN通信が可能であるか否か検出する。無線LAN通信が可能な場合にはステップS1003に進み、無線LAN通信が不可能な場合にはステップS1010に進む。ステップS1003では、カーナビゲーションに必要なマップデータ、ガイドデータ等を取得するためのデータを送受信する。ステップS1004では、外部コンピュータに送信すべき画像データがカメラ付き携帯電話101内に存在しているか検出する。存在している場合にはステップS1005に進み、存在していない場合には本フローを終了する。ステップS1005では、カメラ付き携帯電話101内の画像データを吸上げる。続いてステップS1006では、無線LANを介して吸い上げた画像データを外部コンピュータに送信する。次にステップS1007では、カーナビゲーションに必要なマップデータ、ガイドデータ等を取得するために送受信するデータが無いか検出する。データがあればステップS1008に進み、データが無ければステップS1009に進む。ステップS1008では、画像データの送信を一旦止めて、カーナビゲーションのためのデータを送受信する。ステップS1009では、画像データの送信が完了したか否か検出する。完了している場合には本フローを終了し、完了していない場合にはステップS1006に戻り、画像データ送信を継続する。
【0138】
一方ステップS1010では、カメラ付き携帯電話101の通信機能を使用した通信が可能であるか否かを検出する。現在では、無線LANで通信可能なエリアより、携帯電話で通信可能なエリアの方が断然広い。通信可能である場合にはステップS1011に進み、通信不可能である場合にはステップS1002に戻り、無線LANか携帯電話で通信可能になるまで検出を継続する。ステップS1011ステップでは、カーナビゲーションに必要なマップデータ、ガイドデータ等を受信する。ステップS1012では、外部コンピュータに送信すべき画像データがカメラ付き携帯電話101内に存在しているか検出する。存在している場合にはステップS1013に進み、存在していない場合には本フローを終了する。ステップS1013では、カメラ付き携帯電話101内の画像データを吸上げる。
【0139】
ステップS1014では、吸い上げた画像データに対して図18のステップS910からステップS913で説明した画像処理を施す。画像データを圧縮してデータ量を減らす処理も施されることにより、無線LANより低通信速度の携帯電話による通信負担を軽減する。続いてステップS1015では、カメラ付き携帯電話101の通信網を介して画像処理を施した画像データを外部コンピュータに送信する。次にステップS1016では、カーナビゲーションに必要なマップデータ、ガイドデータ等を取得するために送受信するデータが無いか検出する。データがあればステップS1017に進み、データが無ければステップS1018に進む。ステップS1017では、画像データの送信を一旦止めて、カーナビゲーションのためのデータを送受信する。ステップS1018では、画像データの送信が完了したか否か検出する。完了している場合には本フローを終了し、完了していない場合にはステップS1015に戻り、画像データ送信を継続する。
【0140】
また一方ステップS1019では、車載コンピュータ201で実行されているモードが通話モードであるか否かを検出する。通話モードである場合にはステップS1020に進み、通話モードで無い場合には本フローを終了する。ステップS1020では、後述する通話制御を実行する。
【0141】
以上のように制御することで、画像データの送信より優先してカーナビゲーション等のデータの送受信を行うので、カーナビゲーションに不具合を生じさせることが無い。また、カメラ付き携帯電話101の通信機能より優先して無線LAN通信を実行することで通信時間、通信費用を削減することができる。
【0142】
続いて、図25のステップS1020で実行される通話制御について説明する。
図26は、車載コンピュータ201で実行される通話制御を示すフローチャート図である。
【0143】
ステップS1101では、受信した通話相手の音声をスピーカ109で再生可能にする。ステップS1102では、マイク108で拾った音声を通話相手に送信可能にする。ステップS1103では、通話相手の電話がテレビ電話で画像データを送信しているか検出する。テレビ電話である場合にはステップS1104に進み、テレビ電話で無い場合にはステップS1106に進む。ステップS1104では、モニタ107をオンして通話相手の画像データを表示可能な状態にする。ステップS1105では、通話が開始されたか否か検出する。通話が開始された場合にはステップS1106に進み、通話が開始されていなければ検出を継続する。ステップS1106では、スピーカ109等の通話可能状態を維持する。ステップS1107では、通話が終了したか否か検出する。通話が終了している場合にはステップS1108に進み、通話が終了していない場合にはステップS1106に戻る。ステップS1108では、スピーカ109等の通話可能状態を解除する。ステップS1109では、カメラ付き携帯電話101内に外部コンピュータに送信すべき画像データが存在するか検出する。存在する場合にはステップS1110に進み、存在しない場合には本フローを終了する。ステップS1110では、外部コンピュータに送信すべき画像データを吸い上げる。ステップS1111では、吸い上げた画像データに対して画像処理を施す。そしてステップS1112では、画像処理を施した画像データを外部コンピュータに送信する。
【0144】
以上のように制御することにより、カメラ付き携帯電話101をクレードル102に載置するだけで、車載のスピーカ109、マイク108、モニタ107を自動的に通話に使用することができ、ハンズフリーで通話することができる。
【0145】
更に、車載コンピュータ201で実行する他の制御を説明する。
ナビゲーションの位置情報を使ってホットスポットとその通信可能エリアを表示する。従来からホットスポットエリア内かエリア外かを表示することはあった。しかし、エリア外にいるときはどちらの方向に移動したらエリア内に入れるのかわからなかった。それに対して本システムは、ホットスポットエリア内に入っていない時にも、ホットスポットエリアを知ることができるため、闇雲にホットスポットを探し回る必要がなく、例えば、休息する際に容易にホットスポット内で休息するとともに通信することができる。カメラ付き携帯電話101で撮影した画像データ等のデータを外部に通信するように設定されている時にのみホットスポットエリアを自動的に表示するようにする。
【0146】
また、ホットスポットエリアを表示するか否かを設定する設定手段を設けてもよい。また、通信データが待機状態でない場合には、ホットスポットエリアをナビゲーションのマップ上に重ねて表示されては目障りであるので、ホットスポットエリアは表示しない。
【0147】
図27は、車載コンピュータ201で実行される制御を示すフローチャート図である。
ステップS2001では、ナビゲーションモードに設定されているか否かを検出する。ナビゲーションモードである場合にはステップS2002に進み、ナビゲーションモード以外の場合にはステップS2001で検出を継続する。ステップS2002では、通信を待機しているデータが存在するか否かを検出する。存在する場合にはステップS2003に進み、存在しない場合にはステップS2005に進む。ステップS2003では、登録されているホットスポット情報を検索する。ステップS2004では、ナビゲーションのためのマップ情報と検索したホットスポット情報とを合成する。ステップS2005では、図28に示すようなナビゲーション画面をモニタ107に表示する。
【0148】
当然、自動車に乗りながら車載コンピュータで利用できるホットスポットであるか室内に携帯機器を持ち出して利用できるホットスポットであるかは区別できるように色分けして表示される。また、室外スポットか室内スポットかを選択してどちらか一方のみ表示するように設定することができる。また、携帯電話の通話エリアも表示する。
【0149】
車載コンピュータ201は、ナビゲーション機能として、ホットスポットを通過する走行ルートを優先して算出するホットスポットモードを備える。ホットスポットモードは、走行中に画像データ等のデータを送信したい場合に選択する。複数ルートが算出された場合には、ルート毎にホットスポットの情報と到着までの走行距離、予想走行時間を合わせて表示する。そして、使用者はルートを選択できる。
【0150】
また、予め立ち寄りたいホットスポットを決めておいて、ルートを算出するようにできる。
図29は、車載コンピュータ201で実行される走行ルート算出制御を示すフローチャート図である。
【0151】
ステップS3001では、ホットスポットモードに設定されているか否かを検出する。設定されている場合にはステップS3002に進み、設定されていない場合にはステップS3008に進む。ステップS3002では、ホットスポットデータベースを検索する。ステップS3003では、設定された目的地に向かう複数の走行ルート内にホットスポットが存在するか否か検出する。ホットスポットが存在する場合にはステップS3004に進み、存在しない場合にはステップS3007に進む。ステップS3004では、マップ情報を取得する。ステップS3005では、マップ情報とホットスポット情報とから走行ルートを算出する。ステップS3006では、算出した走行ルート情報を表示する。図30は、ホットスポットモードの走行ルート情報を示す表示例である。図30では、入力された目的地に対して、送信できるデータ量の多い走行ルート順に表示する。例えば、走行ルート1では、目的地に到着するまでに予想される送信可能データ量が300MB、走行距離が40km、所要時間が1時間30分、有料道路の料金は0円であることを示している。送信可能データ量は、ホットスポットを通過するときの走行速度に大きく左右されるのであくまでも予想のデータ量である。選択ボタン301を操作することで、走行ルートが決定される。また、目的地を変更する場合には、目的地変更ボタン302を操作する。ホットスポットモード以外の走行距離優先モード、所要時間優先モード等に変更したい場合には、ナビモード変更ボタン303を操作する。なお、モニタ107は、タッチパネルになっていて直接表示されたボタンを操作することができる。
【0152】
一方、ステップS3007では、目的地に到着するまでにホットスポットを通過する走行ルートが存在しないことを示す表示を行う。ステップS3007では、マップ情報を取得する。ステップS3008では、通常ナビゲーションモードと同じ最短時間で到着できる走行ルートを表示する。
【0153】
このように、制御することで、ホットスポットエリアを通過することを優先した走行ルートを選択することができ、走行中に送信したいデータが存在する場合に重宝する。
【0154】
また、次に説明する制御では、使用者によりホットスポットモードを選択しなくても、外部のサーバコンピュータ等に送信しようとしているデータが存在する送信待機状態にあるときに自動的にホットスポットエリアを多く通過するような走行ルートを導く。
【0155】
車載コンピュータ201で実行される制御を説明する。図31は、車載コンピュータ201で実行される制御を示すフローチャート図である。
ステップS3021では、送信を待機している画像データ等のデータが存在するか否かを検出する。存在する場合にはステップS3022に進み、存在しない場合にはステップS3028に進む。ステップS3022では、ホットスポットデータベースを検索する。ステップS3023では、設定された目的地に向かう複数の走行ルート内にホットスポットが存在するか否か検出する。ホットスポットが存在する場合にはステップS3024に進み、存在しない場合にはステップS3027に進む。ステップS3024では、マップ情報を取得する。ステップS3025では、マップ情報とホットスポット情報とから走行ルートを算出する。ステップS3026では、図28で示した表示例と同等のナビゲーション画面を表示する。
【0156】
一方、ステップS3027では、目的地に到着するまでにホットスポットを通過する走行ルートが存在しないことを示す表示を行う。ステップS3027では、マップ情報を取得する。ステップS3028では、通常ナビゲーションモードと同じ最短時間で到着できる走行ルートを表示する。そして、ステップS3030では、使用者の自動車が目的地に到着したか否かを検出する。到着している場合には本フローを終了する。到着していない場合にはステップS3021に戻る。すなわち、本制御は目的地に到着するまで常に繰り返し実行される。従って、異なる走行ルートに外れた場合には再度、ホットスポットが存在するか確認して新たな走行ルートを探索する。また、例えば、走行途中に撮影した画像データが新たに送信待機状態になったときには自動的に通常の走行ルートからホットスポットを優先する走行ルートへと切り換えることができる。
【0157】
次に、車載コンピュータ201で実行されるデータの通信制御について説明する。携帯電話の通信地域は広範囲で通信可能であるが通信速度、通信料金の点で問題がある。カメラで撮影された画像データはそこで、画像データの通信はホットスポットに入るまで待機するように制御する。また、自動車の速度と連動して画像データを送信するか判断する。高速走行中は画像データの送信途中で無線LANスポットから外れてしまう可能性があるので、送信するデータ量と走行速度から送信するか決定する。
【0158】
図32は、車載コンピュータ201で実行される通信制御を示すフローチャート図である。
ステップS4001では、通信待機状態であるか否かを検出する。通信待機状態とは、通信可能な状態になったら自動的に画像データ等のデータを外部に送信するようにデータ通信を待機している状態のことである。通信待機状態である場合にはステップS4002に進み、通信待機状態でない場合にはステップS4001を継続し通信待機状態になることを検出し続ける。ステップS4002では、通信待機しているデータの容量を取得する。ステップS4003では、自動車の直近10分間の平均走行速度情報を取得する。ステップS4004では、ナビゲーションによる走行ルート上の次に通過するホットスポット情報を取得する。ステップS4005では、次に通過するホットスポットを通過する際に通信待機している画像データの送信が可能なデータ容量であるか算出する。ステップS4006では、算出結果から送信可能か否かを判定する。送信可能であると判定された場合にはステップS4007に進み、送信可能と判定されない場合にはステップS4002に戻る。
【0159】
ステップS4007では、ホットスポット内に入り送信可能な状態になったか否かを検出する。送信可能状態になった場合にはステップS4008に進み、送信可能状態になっていない場合には検出を継続する。ステップS4008では、待機中データをサーバコンピュータ等の外部の送信先に送信する。
【0160】
以上のように制御することで、車載コンピュータ201は、ガソリンスタンド等に設けられたホットスポットエリアに自動車が入ると自動的にカメラ付き携帯電話101から吸上げた画像データを外部のサーバコンピュータに送信でき、いちいちホットスポットエリアに入ってから送信操作をする必要がない。
【0161】
また、このように制御することにより、データの送信途中で通信不可状態に陥るといった不具合に遭遇することを防止することができる。また、一回の送信で全ての画像データを送信するのではなく、送信する画像データを分けて送信するようにしてもよい。また、自動車の平均走行速度を用いてデータが送信できるか算出したが、平均でなく現時点での走行速度で算出してもよい。また、平均速度も直近10分でなくてもよい。自動車が停止している時(走行速度0km/hの時)のみ画像データを送信するようにしてもよい。
【0162】
次に説明する制御は、レンタカーの返却時にプリント発注した画像データのプリントを受け取れるようにするものである。
先ず、車載コンピュータ201で実行される制御を説明する。図33は、車載コンピュータで実行される制御を示すフローチャート図である。
【0163】
ステップS5001では、GPSセンサ111の機能を使用してレンタカーの返却場所との距離が所定距離以内になったか否かを判定する。なお、車載コンピュータ201は、ナビゲーションの目的地としてレンタカーの店舗が選択されると、目的地として選択された場所をレンタカー返却場所であると判断する。例えば、ここでの所定距離は10kmとする。所定距離以内である場合にはステップS5002に進み、所定距離以内でない場合には判定を継続する。ステップS5002では、レンタカーが停止中であるか否かを検出する。停止中で無い時は、運転に集中させるため、停止中のときだけ表示を切り換え、操作させるためである。自動車が停止中である場合にはステップS5003に進み、停止中でない場合には検出を継続する。
【0164】
ステップS5003では、モニタ107の表示をナビゲーション表示から、車載コンピュータ201で発注しているプリント発注候補画像一覧表示に切り換える。図34にプリント発注候補画像一覧表示の表示例を示す。図34では、プリント発注している画像データの縮小画像304を一覧表示する。また、縮小画像304の下に発注しているプリントサイズとプリント枚数を表示する。例えば、画像1は、サービスサイズで1枚プリントするように発注されている。ここでプリント発注の変更を受け付ける。プリント発注を変更する場合には、全画像表示ボタン305を操作する。全画像表示ボタン305を操作すると、送信した画像データを全て表示する画面に移動し、プリント発注の追加、訂正を行える。また、現在のプリント発注候補の内容でよい場合には、プリント発注ボタン306を操作する。プリント発注ボタン306を操作すると、最終的にプリントを実行するラボにプリント発注され、プリントラボ等でプリントが開始される。
【0165】
ステップS5004では、全画像表示ボタン305が操作されて、プリント発注の変更があったか検出する。変更があった場合はステップS5003に戻り、変更された内容に従って再度表示する。変更が無かった場合にはステップS5005に進む。ステップS5005では、プリント発注ボタン306が操作されたか否かを検出する。操作された場合にはステップS5006に進み、操作されない場合には検出を継続する。ステップS5006では、発注信号をプリントサーバ301に送信する。また、ナビゲーションで目的地に設定されている返却場所情報もプリントサーバ301に送信する。なお、直接プリントサーバ301に対して送信したが、第1実施形態のように認証サーバを一旦介してプリントサーバ301に送信してもよい。
【0166】
次に、ステップS5007では、発注信号に応答してプリントサーバ301が送信した、受け渡し場所確認情報、プリント料金情報を受信したか検出する。受信した場合にはステップS5008に進み、受信しない場合には検出を継続する。ステップS5008では、モニタ107の表示を、図35に示すような、プリント代金、プリント受け渡し場所を示す表示に切り換える。図35において、プリント代金は300円でプリントの受け取り場所はレンタカーを返却する店舗であることを示す。また、プリント代金とレンタカー代金を決済する表示もしている。また、図35に示す表示例では、プリント代金、レンタカー代金の決済を行うかの問い合わせも行う。決済ボタン307を操作することにより、プリント代金またはレンタカー代金を決済することができる。また、一括決済ボタン308を操作することにより、プリント代金とレンタカー代金を一括して決済することができる。
【0167】
ステップS5009では、決済ボタン307または一括決済ボタン308が操作されたか検出する。決済ボタンが操作された場合にはステップS5010に進み、決済ボタンが操作されない場合にはステップS5011に進む。ステップS5010では、接続された携帯電話の決済システムを利用して決済処理を実行する。ステップS5011では、図35の表示にしてから所定時間(例えば1分)が経過したか否か判定する。経過している場合にはステップS5012に進み、経過していない場合には図35の表示を継続する。ステップS5012では、モニタ107をナビゲーション表示に切り換わる。
【0168】
続いて、プリント発注されたプリントサーバ301で実行する制御を説明する。図36は、プリントサーバ301で実行する制御を示すフローチャート図である。
【0169】
ステップS6001では、プリント発注情報、返却場所情報、返却予測時刻情報を受信したか否かを検出する。返却予測時刻は、カーナビゲーション機能により算出された目的地への到着予想時刻が用いられる。受信した場合にはステップS6002に進み、受信をしない場合には受信検出を継続する。ステップS6002では、プリント注文のあった画像データを読み出す。ステップS6003では、レンタカー返却場所である受け取り場所情報とプリント料金情報を車載コンピュータ201に送信する。
【0170】
ステップS6004では、レンタカー返却場所に近いプリントラボを検索する。ステップS6005では、検索して得られたレンタカー返却場所に近いプリントラボのコンピュータに画像データとプリント注文情報を送信する。
【0171】
ステップS6006では、プリント開始から仕上がる迄にかかる予想時間を算出する。ステップS6007では、レンタカーの返却予想時刻からレンタカー返却先への配送時間を含めたプリント開始のタイムリミットを算出する。ステップS6008では、他のプリント注文情報と比較して、直ちにプリントを開始するか判定する。直ちにプリントを開始する場合にはステップS6009に進み、プリントを待機させる場合にはプリント開始判定を継続する。
【0172】
ステップS6009では、プリント注文のあった画像データのプリントを実行する。ステップS6010では、プリントが終了したか否かを検出する。終了している場合にはステップS6011に進み、終了していない場合にはプリントを継続する。ステップS6011では、使用者のレンタカーの返却時刻に間に合うようにレンタカー返却先にプリントの配送を手配する。
【0173】
なお、上記制御は、プリントサーバ301で処理されたが、他のサーバコンピュータで処理されてもよい。また、1つのプリントサーバでなく他のサーバコンピュータと連携して処理されてもよい。
【0174】
これにより、レンタカーを返却する返却先レンタカー店舗に到着してからプリント料金を計算するといった時間を節約することができ、簡単にプリント料金を精算することができる。また、カメラ付き携帯電話を使用してプリント料金とレンタカー料金を合わせて決済することができ、レンタカーの返却先で時間を取られることがない。また、プリント発注した画像データのプリントはレンタカーを返却する拠点に配送されており、レンタカーの返却と同時に受け取ることができる。また、レンタカーの返却場所付近で最終的なプリント発注を確認し、プリントを実行することにより、同じ使用者のプリントをまとめてプリント処理することができ、プリント仕分け等の作業に負担がない。また、途中でプリント発注した画像を取り消すことができるので、無駄なプリントが発生することがない。
【0175】
また、自動的にプリント注文のラストオーダを催促してくれるので、プリント注文を忘れてしまうことがない。また、レンタカーを返却したときにプリントを受け取れるように、レンタカーの返却予想時刻に間に合うようにプリント開始するので、使用者はレンタカー返却先でプリントの到着を待つ必要がない。
【0176】
また、レンタカー返却先(プリント受け取り先)に近いプリントラボを自動的に選択するようにしたので、配送の時間ロスが少なくて済む。
レンタカーの返却場所の店舗内にプリンタとプリントサーバを設置して、レンタカーの返却場所に画像データを自動的に送信し、店舗内のプリンタでプリントするようにしてもよい。また、プリントラボとレンタカー店が共同で店舗を出してもよい。
【0177】
なお、上記制御では、プリントの受け取り、配送場所として、レンタカー返却先が自動的に選択される例を示した。しかし、レンタカー返却先がプリントラボのプリントの配送ルートに入っていないと配送費用が余分にかかる可能性がある。また、レンタカー返却先とプリントラボとの距離が離れている場合には不便である。そのような場合には、レンタカー返却先までの走行ルート上にあるガソリンスタンド、コンビニエンスストア、ホテル等を自動的に選択するようにする。また、レンタカー返却前に給油を義務付けている場合がある。そこで、走行ルート上にあるガソリンスタンドをプリント受け渡し場所とする例を説明する。
【0178】
図37は、車載コンピュータ201で実行される制御を示すフローチャート図である。本フローは、プリント発注を検出することでスタートする。
先ず、ステップS6101では、走行ルート上のガソリンスタンドを検索する。車載コンピュータ201には、ガソリンスタンドのデータベースを備える。データベースには、ガソリンスタンドの営業時間、定休日等の情報も備えているため、日時によりプリント受け渡しができないガソリンスタンドを考慮して検索する。なお、外部のガソリンスタンドデータベースにアクセスするようにしてもよい。
【0179】
次に、ステップS6102では、ステップS6101での検索にヒットしたガソリンスタンドのうち、プリントラボを備えているガソリンスタンドが存在するか判別する。存在する場合にはそのガソリンスタンドを発注先候補として選択してステップS6105に進み、存在しない場合にはステップS6103に進む。
【0180】
ステップS6103では、ステップS6101での検索にヒットしたガソリンスタンドの内、プリント集配が可能なガソリンスタンドが存在するか判別する。存在する場合にはそのガソリンスタンドを発注先候補として選択してステップS6105に進み、存在しない場合にはステップS6104に進む。ステップS6104では、ガソリンスタンド以外のコンビニエンスストア等のプリント受け渡し場所を探す。
【0181】
ステップS6105では、プリントを受け渡しするガソリンスタンドを決定する。ここでは、発注先候補の中から様々な条件から優先順位が付けられ上位のガソリンスタンドが受け渡しガソリンスタンドに決定する。ここで条件とは、プリント時間に余裕のあるレンタカー返却場所に近い(現在地から遠い)等である。
【0182】
ステップS6106では、決定したガソリンスタンドへの到着予想時刻とプリント注文情報をプリントサーバ301に送信する。プリントサーバ301では、決定したガソリンスタンドで到着予想時刻にプリントを受け渡すことが可能であるか算出する。ステップS6107では、プリントサーバ301から算出結果を受信する。ステップS6108では、プリントサーバ301から受信した算出結果からプリント受け渡し可能であるか判別する。プリント受け渡し可能である場合にはステップS6109に進み、プリント受け渡し不可能である場合にはステップS6105に戻り、次の候補のガソリンスタンドを決定する。
【0183】
ステップS6109では、プリントサーバ301にプリントを発注する。ステップS6110では、モニタ107にガソリンスタンド情報を表示するとともに、スピーカ109を使ってガソリンスタンド情報を音声でも知らせる。ステップS6111では、ナビゲーション機能で、決定したガソリンスタンドを自動的にサブ目的地として設定する。サブ目的地とは、一時的に設定されるナビゲーションの目的地である。サブ目的地に到着した後もナビゲーションを停止せず、メイン目的地であるレンタカー返却先に到着するまでナビゲーションは継続される。
【0184】
また、プリント注文を受注したプリントサーバ301では、図36と同様、プリントラボに対してプリント開始、配送等の制御を実行する。
これにより、レンタカー返却前にプリント受け渡しできるとともに、給油も完了するため、プリント受け渡しのためだけに、自動車を停止させることがない。
【0185】
なお、レンタカー返却までにプリントを受け渡しするのではなく、自宅や自宅付近のコンビニエンスストア等をプリント受け渡し場所に選択してもよい。
次に、車載コンピュータ201のHDD105に蓄積された画像データを管理する制御について説明する。車載コンピュータ201のHDD105に蓄積された画像データが、そのままHDD105に蓄積したままでは、レンタカーの返却とともに使用者は利用できなくなるし、次にレンタルした使用者に閲覧されてしまうことになる。車載コンピュータ201で実行される、このような不具合を防止するために車載コンピュータ201で実行される画像データを管理する制御について説明する。
【0186】
車載コンピュータ201のHDD105に記憶された画像データを使用者がレンタカー返却後でも使用できるようにするため、使用者に画像データを渡す手段を選択させる。画像データを使用者に渡す手段としては、インターネット等を使ってオンラインアクセスできる指定メモリへ画像データを移動する手段、後でインターネットを介して画像データをダウンロード可能にするためアルバムサーバに画像データをアップロードする手段、電子メールに画像データを添付して送信する手段、CD−R等の持ち帰りできるメモリへ画像データを保存する手段がある。画像を使用者に渡すための制御が完了すると自動的に画像データは車載コンピュータのHDD105から完全に消去される。
【0187】
図38から図42は、車載コンピュータ201で実行される画像管理制御を示すフローチャート図である。
先ず、図38のステップS6021では、GPSセンサ111の機能を使用してレンタカーの返却場所との距離が所定距離以内になったか否かを判定する。例えば、ここでの所定距離は2kmとする。所定距離以内である場合にはステップS6022に進み、所定距離以内でない場合には判定を継続する。ステップS6022では、画像データを渡すための手段を選択する画面をモニタ107に表示する。図43に選択画面の表示例を示す。図43において、使用者は、使用者自身がインターネットを使用してオンラインアクセスできる指定メモリへ画像データを送信する手段を選択する場合にはボタン309を操作し、画像データをダウンロード可能にするためアルバムサーバに画像データをアップロードする手段を選択する場合にはボタン310を操作する。更に、電子メールに画像データを添付して送信する手段を選択する場合にはボタン311を操作し、CD−R等の持ち帰りできるメモリへ画像データを保存する手段を選択する場合にはボタン312を操作する。
【0188】
そして、ステップS6023では、ボタン309が操作されたか否か検出する。操作された場合にはステップS6024に進み、操作されない場合にはステップS6025に進む。ステップS6024では、後述する指定先保存制御を実行する。また、ステップS6025では、ボタン310が操作された否か検出する。操作された場合にはステップS6026に進み、操作されない場合にはステップS6027に進む。ステップS6026では、後述するアルバム制御を実行する。また、ステップS6027では、ボタン311が操作された否か検出する。操作された場合にはステップS6028に進み、操作されない場合にはステップS6029に進む。ステップS6028では、後述するメール制御を実行する。また、ステップS6029では、ボタン312が操作された否か検出する。操作された場合にはステップS6030に進み、操作されない場合にはステップS6023に戻る。ステップS6028では、後述するメモリ制御を実行する。
【0189】
そして、ステップS6031では、選択した手段での画像データの受け渡しが完了したことをモニタ107に表示する。続いて、ステップS6032では、HDD105内の画像データを完全に消去する。ここで、画像データの消去はデータ消去プログラムを使用した消去方法であり、画像データが復活することはない。
【0190】
次に、ステップS6024で実行される指定先保存制御について説明する。図39は、車載コンピュータ201で実行される指定先保存制御を示すフローチャート図である。
【0191】
先ず、ステップS6041では、画像データをオンラインメモリに保存するために必要な、使用者に指定のメモリのアドレス、接続ID等を使用者に入力してもらうための画面をモニタ107に表示する。ステップS6042では、アドレス、接続IDが入力されたか否か検出する。入力された場合にはステップS6043に進み、入力されない場合にはステップS6041に戻る。ステップS6043では、指定先アドレスに接続を試みる。
【0192】
そして、ステップS6044では、指定先アドレスに接続したか否か検出する。接続に成功した場合にはステップS6045に進み、接続に失敗した場合にはステップS6041に戻り、再度、正確なアドレス、接続ID等の入力を促す。そして、ステップS6045では、接続した指定アドレスのメモリにHDD105内に保存されている画像データを送信する。続いて、ステップS6046では、全ての画像データの送信が完了した否か検出する。送信が完了している場合には本フローを終了し、送信が完了していない場合にはステップS6045に戻り、画像データの送信を継続する。
【0193】
次に、ステップS6026で実行されるアルバム制御について説明する。図40は、車載コンピュータ201で実行されるアルバム制御を示すフローチャート図である。
【0194】
先ず、ステップS6051では、予め決められたアルバムサーバに接続する。続いて、ステップS6052では、HDD105内に保存されている画像データをアップロードする。そして、ステップS6053では、画像データのアップロードが完了したか否か検出する。完了している場合にはステップS6054に進み、完了していない場合にはステップS6052に戻り、アップロードを継続する。ステップS6054では、アップロードした画像データにアクセスするために必要なアルバムサーバのアドレス、認証ID、パスワード等の情報をカメラ付き携帯電話101内のメモリに記憶させ、本フローは終了する。
【0195】
次に、ステップS6028で実行されるメール制御について説明する。図41は、車載コンピュータ201で実行されるメール制御を示すフローチャート図である。
【0196】
先ず、ステップS6061では、画像データを送信するメールアドレスを使用者に入力してもらうための画面をモニタ107に表示する。ステップS6062では、メールアドレスが入力されたか否か検出する。入力された場合にはステップS6063に進み、入力されない場合にはステップS6061に戻る。
【0197】
そして、ステップS6043では、入力されたメールアドレス宛てにHDD105内に保存されている画像データを添付したメールを送信する。続いて、ステップS6064では、メールの送信が完了したか否か検出する。メール送信が完了した場合には本フローを終了し、メール送信が完了しなかった場合には、入力されたメールアドレスに誤りがある可能性が高いのでステップS6061に戻り、再度、使用者に正確なメールアドレスの入力を促す。
【0198】
最後に、ステップS6030で実行されるメモリ制御について説明する。図42は、車載コンピュータ201で実行されるメモリ制御を示すフローチャート図である。
【0199】
先ず、ステップS6071では、画像データを書き込んで持ち帰るためのメモリを装着するよう促すための画面をモニタ107に表示する。続いて、ステップS6072では、メモリが装着されたか否か検出する。装着された場合にはステップS6073に進み、装着されない場合にはステップS6071に戻る。
【0200】
そして、ステップS6073では、装着されたメモリにHDD105内の画像データを書き込む。ステップS6074では、メモリへの画像データの書き込みが完了したか否か検出する。完了している場合には本フローを終了し、完了していない場合にはステップS6073に戻り、メモリへの画像データの書き込みを継続する。
【0201】
このように、車載コンピュータ201のHDD105内の画像データを使用者に受け渡すよう制御することで、使用者は画像データを用意に手に入れることができる。また、次にレンタルする使用者に画像データが見られることを防ぐことができる。
【0202】
また、上記制御では、アルバムページにアクセスするために必要なアドレス、認証ID、パスワード等はカメラ付き携帯電話101内に記憶されるようにしたので、わざわざ手書きのメモ等を残しておかなくてもアルバムページへアドレス等を忘れることがない。
【0203】
以上のように、第2実施形態では、使用者が所有するカメラ付き携帯電話101とレンタカーとが連携するカメラシステムについて説明したが、レンタカーの貸し出しと合わせてカメラ付き携帯電話101を貸し出すようにしてもよい。また、レンタカーに限らず、自家用車、商用車でも本発明は実施可能である。
【0204】
また、レンタカーとして自動車を使用した例を示したが、いわゆる自動車でなくても、小型飛行機、オートバイ等の乗り物でも本発明のカメラシステムは実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1実施形態のカメラシステムの概要を示す機能ブロック図である。
【図2】図2は、カメラ付き携帯電話1の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、認証サーバ3の構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、画像蓄積サーバ4の構成を示すブロック図である。
【図5】図5は、プリントサーバ5の構成を示すブロック図である。
【図6】図6は、CPU13で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図7】図7は、CPU31で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図8】図8は、認証サーバ3のCPU31で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図9】図9は、認証サーバ3のCPU31で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図10】図10は、画像蓄積サーバ4のCPU41で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図11】図11は、プリントサーバ5のCPU51で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図12】図12は、CPU51で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図13】図13は、CPU13で実行される制御を示すフローチャート図である。カメラ付き携帯電話1で編集作業が開始されるとスタートする。
【図14】図14は、CPU41で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図15】図15は、カメラ付き携帯電話1で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図16】図16は、撮影直後の表示例を示す図である。
【図17】図17は、第2実施形態のカメラシステムを示すブロック図である。
【図18】図18は、車載コンピュータ201で実行される画像データ吸い上げ制御を示すフローチャート図である。
【図19】図19は、車載コンピュータ201で実行される画像処理制御を示すフローチャート図である。
【図20】図20は、車載コンピュータ201で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図21】図21は、モニタ107に表示する画面の一例を示す図である。
【図22】図22は、モニタ107に表示される画像一覧表示例を示す図である。
【図23】図23は、車載コンピュータ201で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図24】図24は、車載コンピュータ201で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図25】図25は、車載コンピュータ201で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図26】図26は、車載コンピュータ201で実行される通話制御を示すフローチャート図である。
【図27】図27は、車載コンピュータ201で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図28】図28は、ナビゲーション画面の表示例を示す図である。
【図29】図29は、車載コンピュータ201で実行される走行ルート算出制御を示すフローチャート図である。
【図30】図30は、ホットスポットモードの走行ルート情報を示す表示例である。
【図31】図31は、車載コンピュータ201で実行される走行ルート算出制御を示すフローチャート図である。
【図32】図32は、車載コンピュータ201で実行される通信制御を示すフローチャート図である。
【図33】図33は、車載コンピュータで実行される制御を示すフローチャート図である。
【図34】図34は、プリント発注内容の表示例を示す図である。
【図35】図35は、受け取り場所情報、プリント料金等の表示例を示す図である。
【図36】図36は、プリントサーバ301で実行する制御を示すフローチャート図である。
【図37】図37は、車載コンピュータ201で実行される制御を示すフローチャート図である。
【図38】図38は、車載コンピュータ201で実行される画像管理制御を示すフローチャート図である。
【図39】図39は、車載コンピュータ201で実行される指定先保存制御を示すフローチャート図である。
【図40】図40は、車載コンピュータ201で実行されるアルバム制御を示すフローチャート図である。
【図41】図41は、車載コンピュータ201で実行されるメール制御を示すフローチャート図である。
【図42】図42は、車載コンピュータ201で実行されるメモリ制御を示すフローチャート図である。
【図43】図43は、選択画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1、101…カメラ付き携帯電話
2、8…プロバイダ
3…認証サーバ
4…画像蓄積サーバ
5、301…プリントサーバ
6…プリンタ
7…パソコン
11…撮像素子
12…画像処理回路
13、31、41、51、104…CPU
14…内蔵メモリ
15…カードスロット
16…シャッタボタン
17、107…モニタ
18、35、43、54、103…通信回路
32…カスタマデータベース
33…ラボデータベース
34…プログラム記憶部
42…画像蓄積メモリ
52…プリントプログラム記憶部
53…画像最適化プログラム記憶部
55、105…ハードディスクドライブ
201…車載コンピュータ
102…クレードル
106…表示回路
108…マイク
109…スピーカ
110…コントローラ
111…GPS

Claims (18)

  1. 自動車内に載置され、所定機能を実行する車載コンピュータと、
    被写体を撮影するデジタルカメラと、
    前記車載コンピュータと前記デジタルカメラとを接続する接続手段と、
    前記車載コンピュータと外部コンピュータとの間でデータの送受信を可能にする通信手段と、
    前記デジタルカメラで撮影された撮影画像データを前記通信手段を介して外部コンピュータに送信するよう指示する指示手段と、
    前記車載コンピュータで実行している前記所定機能を実現するために送受信すべきデータがあるか判別する判別手段と、
    前記指示手段による撮影画像データの送信より優先して前記所定機能で送受信すべきデータを通信するよう制御する制御手段とを備え
    前記外部コンピュータは、前記デジタルカメラに関する情報に基づき、撮影画像データを画像処理する画像処理手段を備え、前記指示手段は、前記画像処理手段により画像処理が施された撮像画像データを前記通信手段を介して受信するよう指示することを特徴とするカメラシステム。
  2. 請求項1に記載のカメラシステムにおいて、前記所定機能とは、カーナビゲーション機能であることを特徴とするカメラシステム。
  3. 請求項2に記載のカメラシステムにおいて、前記所定機能で送受信すべきデータは、カーナビゲーションで使用するマップデータであることを特徴とするカメラシステム。
  4. 請求項1に記載のカメラシステムにおいて、前記制御手段は、前記撮影画像データを外部コンピュータに送信を開始する前に前記所定機能を実現するために必要なデータの送受信を行うことを特徴とするカメラシステム。
  5. 請求項1に記載のカメラシステムにおいて、前記判別手段は、前記撮影画像データの送信中も判別を実行し、前記制御手段は、前記撮影画像データの送信中に前記所定機能で送受信すべきデータがあると判別した場合には、前記撮影画像データの送信を中断することを特徴とするデジタルカメラシステム
  6. 請求項1に記載のカメラシステムにおいて、前記外部コンピュータは、プリントサーバコンピュータであり、前記撮影画像データはプリントを行うために送信されることを特徴とするカメラシステム。
  7. 請求項に記載のカメラシステムにおいて、前記撮影画像データは、RAW画像でデータであり、前記画像処理は、画素補間処理であることを特徴とするカメラシステム。
  8. 請求項に記載のカメラシステムにおいて、前記通信手段は、前記撮影画像データと共に前記デジタルカメラに関する情報を送信することを特徴とするカメラシステム。
  9. 請求項に記載のカメラシステムにおいて、前記デジタルカメラに関する情報は、前記デジタルカメラの撮影レンズの収差情報であることを特徴とするカメラシステム。
  10. 請求項1に記載のカメラシステムにおいて、前記接続手段は、前記デジタルカメラを載置するクレードルであることを特徴とするカメラシステム。
  11. 自動車内に設置される車載コンピュータと、
    被写体を撮影するデジタルカメラと、
    前記車載コンピュータと前記デジタルカメラとを接続する接続手段と、
    前記車載コンピュータと外部コンピュータとの間でデータの送受信を可能にする通信手段と、
    前記デジタルカメラで撮影された撮影画像データを前記通信手段を介して外部コンピュータに送信するよう指示する指示手段と、
    前記指示手段により撮影画像データの送信が指示されたとき、前記通信手段が外部コンピュータに通信不能である場合には、前記通信手段が外部コンピュータと通信可能になるまで前記撮影画像データを通信待機状態になるよう制御する制御手段とを備え
    前記外部コンピュータは、前記デジタルカメラに関する情報に基づき、撮影画像データを画像処理する画像処理手段を備え、前記指示手段は、前記画像処理手段により画像処理が施された撮像画像データを前記通信手段を介して受信するよう指示することを特徴とするカメラシステム。
  12. 請求項11に記載のカメラシステムにおいて、前記制御手段は、前記通信手段が外部コンピュータと通信可能になると自動的に通信待機状態である前記撮影画像データの送信を開始することを特徴とするカメラシステム。
  13. 自動車に載置される車載コンピュータと、
    第1通信手段を備え、被写体を撮影するデジタルカメラと、
    前記車載コンピュータと前記デジタルカメラとを接続する接続手段と、
    前記車載コンピュータと外部コンピュータとの間でデータの送受信を可能にする第2通信手段と、
    前記デジタルカメラで撮影された撮影画像データを前記車載コンピュータを用いて外部コンピュータに送信するよう指示する指示手段とを備え、
    前記車載コンピュータは、前記接続手段により前記車載コンピュータと前記デジタルカメラが接続された状態で、前記第1通信手段により前記車載コンピュータと外部コンピュータとの間でデータの送受信を可能にし、
    前記指示手段は、前記第1通信手段より前記第2通信手段を優先して使用し、
    前記外部コンピュータは、前記デジタルカメラに関する情報に基づき、撮影画像データを画像処理する画像処理手段を備え、前記指示手段は、前記画像処理手段により画像処理が施された撮像画像データを前記第2通信手段を介して受信するよう指示することを特徴とするカメラシステム。
  14. 請求項13に記載のカメラシステムにおいて、前記車載コンピュータは、デジタルカメラに関する情報に基づき、撮影画像データを画像処理する画像処理手段を備え、前記第2通信手段が使用できる場合には、前記車載コンピュータに設けられた前記画像処理手段による画像処理を施さずに前記第2通信手段を使用して送信することを特徴とするカメラシステム。
  15. 請求項14に記載のカメラシステムにおいて、前記第2通信手段が使用できずに、前記第1通信手段が使用できる場合には、前記車載コンピュータは、撮影画像データに前記車載コンピュータに設けられた前記画像処理手段による画像処理を施して、画像処理後の撮影画像データを前記第1通信手段を使用して送信することを特徴とするカメラシステム。
  16. 請求項14に記載のカメラシステムにおいて、前記撮影画像データはRAW画像データであり、前記画像処理は、画素補間処理、画像最適化処理、画像圧縮処理のいずれかであることを特徴とするカメラシステム。
  17. 自動車内に載置される車載コンピュータと、
    撮影画像データを記憶する携帯端末と、
    前記車載コンピュータと前記携帯端末とを接続する接続手段と、
    前記車載コンピュータと外部コンピュータとの間でデータの送受信を可能にする通信手段と、
    前記携帯端末内の撮影画像データを前記通信手段を介して外部コンピュータに送信するよう指示する指示手段と、
    前記車載コンピュータで実行している他の機能を実現するために送受信すべきデータがあるか判別する判別手段と、
    前記指示手段による前記携帯端末内の撮影画像データの送信より優先して前記他の機能で送受信すべきデータを通信するよう制御する制御手段とを備え
    前記外部コンピュータは、前記デジタルカメラに関する情報に基づき、撮影画像データを画像処理する画像処理手段を備え、前記指示手段は、前記画像処理手段により画像処理が施された撮像画像データを前記通信手段を介して受信するよう指示することを特徴とする車載コンピュータシステム。
  18. 自動車内に載置される車載コンピュータと、
    撮影画像データを記憶する携帯端末と、
    前記車載コンピュータと前記携帯端末とを接続する接続手段と、
    前記車載コンピュータと外部コンピュータとの間でデータの送受信を可能にする通信手段と、
    前記携帯端末内の撮影画像データを前記車載コンピュータを使用して外部コンピュータに送信するよう指示する指示手段と、
    前記指示手段により前記携帯端末内の撮影画像データの送信が指示されたとき、前記通信手段が外部コンピュータに通信不能である場合には、前記通信手段が外部コンピュータと通信可能になるまで前記携帯端末内の撮影画像データを通信待機状態になるよう制御する制御手段とを備え
    前記外部コンピュータは、前記デジタルカメラに関する情報に基づき、撮影画像データを画像処理する画像処理手段を備え、前記指示手段は、前記画像処理手段により画像処理が施された撮像画像データを前記通信手段を介して受信するよう指示することを特徴とする車載コンピュータシステム。
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