JP4287668B2 - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関し、さらに詳しくは、画像データのエッジ強調を施す画像処理装置及び画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、画像中のエッジを強調するためにラプラス演算による方法が一般的に用いられてきた。しかし、その際に過度なエッジ強調が発生する場合があり、オーバーシュートやアンダーシュートとなって、リンギングによる色地上の文字の周辺の白抜けやエッジ部が濃くなるといった問題があり、この現象が発生してしまうと、エッジや文字の品質が大きく劣化してしまう。この問題に対して、同一出願人による特開2000−322569公報には、強調の結果を近傍画素の最大値と最小値と比較し、最大値を超えた場合には最大値に、最小値を下回った場合には最小値にそれぞれ強制的に抑えることにより解決する技術について開示されている。
また特開平7−162687号公報には、領域境界部においてエッジを強調することにより発生する過度な強調を、エッジ強調度を制御することにより除去する技術について開示されている。
また特開平8−149305号公報には、エッジ強調を行う際に良く用いられるラプラス演算によるリンギングを、着目画素の周囲の画素値を大小の順に並べ替えた結果から、K番目に大きい値とL番目に小さい値と、この二つの値に一定のオフセットをそれぞれつけたもの及び二つの値を平均したものの5種類と着目画素とを比較し、その結果、これらのうちからエッジ強調の出力を決定することにより防ぐ技術について開示されている。
また同一出願人による特開2000−322569公報には、強調の結果を近傍画素の最大値と最小値と比較し、最大値を超えた場合には最大値に、最小値を下回った場合には最小値にそれぞれ強制的に抑える技術について開示されている。更に同一出願人による特開2001−086344公報には、強調の結果を近傍画素の最大値及び最小値にあるバイアス量を負荷した値とを比較し、最大値にあるバイアス量を加えた値を超えた場合には最大値に、最小値にあるバイアス量を加えた値を下回った場合には最小値にそれぞれ強制的に抑える技術について開示されている。
【特許文献1】
特開2000−322569公報
【特許文献2】
特開平7−162687号公報
【特許文献3】
特開平8−149305号公報
【特許文献4】
特開2000−322569公報
【特許文献5】
特開2001−086344公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1では、実際にはオーバーシュートやアンダーシュートがなくなってしまうと、エッジ強調の効果が薄くなってしまい、画像がぼけてしまうという欠点があった。
これに対し、特許文献5では、抽出した近傍画素の最大値・最小値をそのまま用いるのではなく、ある程度の自由度を持たせることにより、エッジ強調の度合いを調整できるようにしたものであった。しかし、不自然にならない程度にオーバーシュート及びアンダーシュートを抑制できるという効果に留まり、本質的な解決とはなっていなかった。
本発明は、かかる課題に鑑み、エッジがボケることなく、色地上の白抜けを確実に防ぐことが可能な画像処理装置を提供することを目的する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、ラプラス演算により入力画像のエッジ強調を行う画像処理装置において、前記ラプラス演算により画像上のエッジ強調を行うエッジ強調手段と、前記入力画像を用いて注目画素の近傍領域における画素の最大値を検出する最大値検出手段と、前記入力画像を用いて注目画素の近傍領域における画素の最小値を検出する最小値検出手段と、前記エッジ強調手段、最大値検出手段及び最小値検出手段により検出した夫々の出力を比較することによりリンギングを補正するリンギング補正手段と、該リンギング補正手段により補正されたリンギング補正量データを用いてリンギング補正が実行されたか否かを判定するリンギング補正判定手段と、前記リンギング補正手段により補正されたリンギング補正画像データと前記リンギング補正判定手段のリンギング補正判定結果を用いて画像のエッジを補正するエッジ補正手段とを備えたことを特徴とする。
従来から、画像中のエッジを強調するためにラプラス演算による方法が一般的に用いられてきた。しかし、ラプラス演算により過度なエッジ強調が発生する場合があり、オーバーシュートやアンダーシュートとなって、リンギングによる色地上の文字の周辺の白抜けやエッジ部が濃くなり、エッジや文字の品質が大きく劣化してしまう問題があった。そこで本発明では、前記各手段を備え、特にリンギング補正判定手段によるリンギング補正処理の判定結果によってエッジ補正処理を制御することを特徴としている。
かかる発明によれば、リンギング補正判定手段によるリンギング補正処理の判定結果によってエッジ補正処理を制御するので、エッジがボケることなく、且つ色地上の白抜けを確実に防ぐことができる。
【0005】
請求項2は、前記エッジ補正手段は、前記リンギング補正画像データから予め設定された補正量を減算する減算器と、前記補正量を保持するエッジ補正量レジスタと、前記リンギング補正画像データと前記減算器の出力の何れかを選択するセレクタとを備え、前記エッジ補正量レジスタに設定された固定的な補正量を用いて補正を行うことを特徴とする。
使用する原稿が固定され、その原稿の地肌があらかじめわかっていれば、その地肌対応する値を設定しておけばよい。これにより注目画素近傍の情報を参照する必要が無く、回路規模を小さくすることが可能となり、コストダウンが期待できる。
かかる発明によれば、エッジ補正処理において固定的な値を使用するので、注目画素近傍の情報を参照する必要が無くなり、回路規模を小さくしてコストダウンを図ることができる。
請求項3は、前記エッジ補正手段は、入力された注目画素の最小値を検出する最小値検出器と、該最小値検出器のデータ遅延を吸収するディレイメモリと、前記最小値検出器とディレイメモリの出力の何れかを選択するセレクタとを備え、前記最小値検出器により検出された前記注目画素近傍の最小値を用いて補正を行うことを特徴とする。
エッジ補正処理において発生する白抜けは、オーバーシュートやアンダーシュートによりリンギングが発生することにより起きる。そこで本発明では、エッジ補正処理において注目画素の近傍における最小値を使用するようにして、エッジ補正処理をする際に再び白抜けを発生を防止する。
かかる発明によれば、エッジ補正処理において注目画素の近傍における最小値を使用するので、再び白抜けが発生することなく、最も効果が高い処理を行うことができる。
【0006】
請求項4は、前記エッジ補正手段は、入力された注目画素の最小値を検出する最小値検出器と、該最小値検出器のデータ遅延を吸収するディレイメモリと、該ディレイメモリのデータから予め設定された補正量を減算する減算器と、前記補正量を保持するエッジ補正量レジスタと、前記減算器、ディレイメモリ及び最小値検出器の出力の何れかを選択するセレクタとを備え、前記エッジ補正量レジスタに設定された固定的な補正量若しくは前記最小値検出器により検出された前記注目画素近傍の最小値を用いて補正を行うことを特徴とする。
本発明は請求項2と3を組合わせたものである。エッジ補正量を固定的にして回路を簡素化し、且つ注目画素近傍の最小値を用いて補正することにより、白抜けを防止するものである。
かかる発明によれば、エッジ補正量を固定にし、且つ注目画素近傍の最小値を用いて補正するので、回路構成が簡単にもかかわらず、再び白抜けが発生することを防止して最も効果が高い処理を行うことができる。
請求項5は、前記エッジ補正手段は、入力された注目画素の最小値を検出する最小値検出器と、該最小値検出器のデータ遅延を吸収するディレイメモリと、前記最小値検出器とディレイメモリの出力を加算する加算器と、該加算器の出力を右シフトする右シフトレジスタと、前記ディレイメモリの出力をラッチするラッチ回路と、前記右シフトレジスタとラッチ回路の出力の何れかを選択するセレクタとを備え、前記注目画素近傍の最小値と注目画素との平均値を用いて補正を行うことを特徴とする。
最小値検出器とディレイメモリの出力を加算する加算器の出力を1ビットシフトすると、最小値と注目画素の平均値が算出される。このようにして、エッジ補正処理において注目画素の近傍における最小値と、注目画素との平均値を用いるため、注目画素の値に応じてその補正量を自動的に増減する適応型の補正処理を行うことが可能である。
かかる発明によれば、注目画素近傍の最小値と注目画素との平均値を用いて補正を行うので、注目画素の値に応じてその補正量を自動的に増減する適応型の補正処理を行うことができる。
【0007】
請求項6は、前記エッジ補正手段は、前記リンギング補正手段におけるリンギング補正量に応じて、前記注目画素の補正量を適応させることを特徴とする。
エッジ補正処理において発生する白抜けは、オーバーシュートやアンダーシュートによるリンギングが起因する。そしてこのリンギングの量は変化するので、それに従ってリンギングの補正量を変える必要がある。そしてこのリンギングの補正量にあわせて注目画素の補正量も変更することが好ましい。
かかる発明によれば、リンギング補正量に応じて、前記注目画素の補正量を適応させるので、補正量を自動的に増減することができる。
請求項7は、前記エッジ補正手段は、前記リンギング補正手段におけるリンギング補正量に応じて、前記注目画素の補正範囲を適応させることを特徴とする。
リンギングの量と共に時間軸も変化するので、それに従ってリンギングの補正範囲を変える必要がある。そしてこのリンギングの補正範囲にあわせて注目画素の補正範囲も変更することが好ましい。
かかる発明によれば、リンギング補正範囲に応じて、前記注目画素の補正範囲を適応させるので、補正範囲を自動的に増減することができる。
請求項8は、前記エッジ補正手段は、主走査方向と副走査方向により異なるリンギング補正量を用いることを特徴とする。
主走査方向と副走査方向ではMTFが異なるためにリンギングの発生量も異なる。従って、主走査方向と副走査方向に同じリンギング補正量を適応することは好ましくない。そこで主走査方向と副走査方向に夫々最適なリンギング補正量を適用する。
かかる発明によれば、主走査方向と副走査方向に夫々最適なリンギング補正量を適用するので、主、副走査方向の補正がバランス良く行うことができる。
【0008】
請求項9は、ラプラス演算により入力画像のエッジ強調を行う画像処理方法において、前記ラプラス演算により画像上のエッジ強調を行うエッジ強調ステップと、前記入力画像を用いて注目画素の近傍領域における画素の最大値を検出する最大値検出ステップと、前記入力画像を用いて注目画素の近傍領域における画素の最小値を検出する最小値検出ステップと、前記エッジ強調ステップ、最大値検出ステップ及び最小値検出ステップにより検出した夫々の出力を比較することによりリンギングを補正するリンギング補正ステップと、該リンギング補正ステップにより補正されたリンギング補正量データを用いてリンギング補正が実行されたか否かを判定するリンギング補正判定ステップと、前記リンギング補正ステップにより補正されたリンギング補正画像データと前記リンギング補正判定ステップのリンギング補正判定結果を用いて画像のエッジを補正するエッジ補正ステップとを備えたことを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項1と同様の作用効果を奏する。
請求項10は、前記エッジ補正ステップは、前記リンギング補正画像データから予め設定された補正量を減算することにより、固定的な補正量を用いて補正を行うことを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項2と同様の作用効果を奏する。
請求項11、前記エッジ補正ステップは、前記最小値検出ステップにより検出された前記注目画素近傍の最小値を用いて補正を行うことを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項3と同様の作用効果を奏する。
請求項12は、前記エッジ補正ステップは、前記固定的な補正量若しくは前記最小値検出ステップにより検出された前記注目画素近傍の最小値を用いて補正を行うことを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項4と同様の作用効果を奏する。
【0009】
請求項13は、前記エッジ補正ステップは、前記注目画素近傍の最小値と注目画素との平均値を用いて補正を行うことを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項5と同様の作用効果を奏する。
請求項14は、前記エッジ補正ステップは、前記リンギング補正ステップにおけるリンギング補正量に応じて、該リンギング補正量を適応させることを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項6と同様の作用効果を奏する。
請求項15は、前記エッジ補正ステップは、前記リンギング補正ステップにおけるリンギング補正量に応じて、リンギング補正の補正範囲を適応させることを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項7と同様の作用効果を奏する。
請求項16は、前記エッジ補正ステップは、主走査方向と副走査方向により異なるリンギング補正量を用いることを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項8と同様の作用効果を奏する。
請求項17は、請求項9乃至16の何れか一項に記載の画像処理方法をコンピュータが制御可能にプログラミングしたことを特徴とする。
かかる発明によれば、本発明の画像処理方法をコンピュータが制御可能なOSに従ってプログラミングすることにより、そのOSを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができる。
請求項18は、請求項17に記載の画像処理プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
かかる発明によれば、プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録することにより、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1はエッジ補正処理を説明するための図である。図1(a)は入力画像データであり、(b)はその入力画像データを変化点を検出するための2次微分データであり、(c)は入力画像データを2次微分データを利用してエッジ強調した図であり、(d)はエッジ強調した波形のリンギングを補正した図であり、(e)はエッジを補正した図である。(a)〜(c)では過度なエッジ強調が発生する場合があり、オーバーシュートやアンダーシュートとなって、リンギングによる色地上の文字の周辺の白抜けやエッジ部が濃くなるといった問題があり、この現象が発生してしまうと、エッジや文字の品質が大きく劣化してしまう。そこで(d)、(e)のようにオーバーシュートやエッジを補正してこの問題の解決を図っている。
図2は本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成図である。この画像処理装置は、ラプラス演算により画像上のエッジ強調を行うエッジ強調回路3と、入力画像データを用いて注目画素の近傍領域における画素の最小値を検出する最小値検出回路4と、入力画像データを用いて注目画素の近傍領域における画素の最大値を検出する最大値検出回路5と、前記エッジ強調回路3、最小値検出回路4、最大値検出回路5により検出した夫々の出力を比較することによりリンギングを補正するリンギング補正回路6と、このリンギング補正回路6により補正されたリンギング補正量データを用いてリンギング補正が実行されたか否かを判定するリンギング補正判定回路12と、リンギング補正回路6により補正されたリンギング補正画像データと前記リンギング補正判定回路12のリンギング補正判定結果を用いて画像のエッジを補正するエッジ補正処理回路11と、FIFO1、2、7〜10とを備えて構成される。
【0011】
次に本実施形態の画像処理装置の動作について説明する。入力された8ビットのグレイスケール画像データIin(Iin3)はエッジ強調回路3とFIFO1へ転送される。説明を簡単にするため、以後入力画像データは8ビットとするが、これに限るものではない。FIFO1はさらに後段のFIFO2へと展開され、Iin1/Iin2、2ライン分の遅延データが保持される。このFIFO12に蓄えられた2ラインの画像データIin1、Iin2とIin3はエッジ強調回路3及び最小値検出回路4へと出力される。エッジ強調回路3では、入力される画像データIin1〜3を用いてラプラス演算により画像上のエッジを強調し、エッジ強調された画像データIedgをリンギング補正回路6へと出力する。最小値検出回路4では、入力画像データIin1〜3を用いて注目画素の近傍領域における最小値を検出し、その最小値データIminをリンギング補正回路6へと出力する。同様に最大値検出回路5では、入力画像データIin1〜3を用いて注目画素の近傍領域における最大値を検出し、その最大値データImaxをリンギング補正回路6へと出力する。
リンギング補正回路6では、エッジ強調回路3の出力Iedgと最小値検出回路の出力Iminと最大値検出回路の出力Imaxを比較して、リンギングの補正処理を行い、そのリンギング補正後のデータIcrct(Icrct3)をFIFO7及びエッジ補正処理回路11へ、リンギングの補正量データImnt(Imnt3)をFIFO9及びリンギング補正判定回路12へそれぞれ出力する。FIFO7およびFIFO9へと入ったそれぞれのデータは、FIFO8、FIFO10へと出力され、2ライン分の遅延データIcrct1・Icrct2、Imnt1・Imnt2が保持される。
リンギング補正判定回路12では、リンギング補正量データImnt1〜3を用いて、リンギング補正が行われたかどうか判定する。判定した結果はコードデータIdetとしてエッジ補正処理回路11へと送られる。エッジ補正処理回路11では、リンギング補正画像データIcrct1〜3及びリンギング補正判定コードデータIdetを用いて、リンギング補正によるエッジの鈍りを補正し、最終的な出力画像データIoutを出力する。なお、本実施形態ではFIFOを2本ずつ用いているが、構成に応じて任意に変更することが可能である。
【0012】
図3は図2に示したラプラス演算によるエッジ強調回路3の構成図であり、ラプラス演算回路13、ディレイメモリ14、加算器15から構成される。入力された画像データIin1〜3がラプラス演算回路13に入力され、二次微分成分Idiv(図1(b))が抽出される。このとき、ラプラス演算子としては図4のような3x3のサイズものを用いるが、他のものでも構わない。これを加算する画像データIin2はディレイメモリ14でラプラス演算回路13での演算による遅延量を吸収し、Iin2’として加算器15でIdivと足しあわされ、エッジを強調された画像データIedg(図1(c))が出力される。
図5は図2に示した最小値検出回路4の構成図であり、データをラッチするフリップフロップ(以下、F/Fと記す)16〜21及び最小値検出器22から構成され、3x3近傍における画像データの最小値を検出する。入力された画像データIin1〜3はF/F16〜18でラッチされ、さらに次の段のF/F19〜21でもう一度ラッチされる。最小値検出器22はIin1〜3とF/F16〜21の合計9画素のデータを入力として、最小値を抽出し、Iminとして出力する。この最小値検出器22については、比較器をラダー状に構成することにより簡単に構成することが出来るので、ここでは省略する。
図6は図2に示した最大値検出回路5の構成図であり、データをラッチするF/F23〜28及び最大値検出器29から構成され、3x3近傍における画像データの最大値を検出する。入力された画像データIin1〜3はF/F23〜25でラッチされ、さらに次の段のF/F26〜28でもう一度ラッチされる。最大値検出器29はIin1〜3とF/F23〜28の合計9画素のデータを入力として、最大値を抽出し、Imaxとして出力する。この最大値検出器29については、最小値検出器22と同じく簡単に構成することが出来るので、ここでは省略する。
【0013】
図7は図2に示したリンギング補正回路6の構成図であり、比較器30、セレクタ31、減算器32、セレクタ33から構成され、エッジ強調の結果が近傍領域における最小値よりも下回った場合、エッジ強調の結果を近傍領域における最小値で置き換え、エッジ強調の結果が近傍領域における最大値よりも上回った場合、エッジ強調の結果を近傍領域における最大値で置き換える動作をする(図1(d))。まず、図2でのエッジ強調回路3の出力Iedgと最小値検出回路4の出力Iminと最大値検出回路5の出力Imaxが比較器30へ入力され、Iedg<Iminのとき1、Iedg>=Imaxのとき2、Imax>Iedg>=Iminのとき0がセレクト信号としてセレクタ31へと出力される。セレクタ31ではセレクト信号2のときImax、セレクト信号1のときImin、セレクト信号0のときIedgをリンギング補正画像データIcrctとして出力する。これと並行して、IedgとIminは減算器32へと入力され、IminからIedgを引いた値Idiffがセレクタ33へと出力される。
またセレクタ33は、セレクタ31と同様に比較器30のセレクト信号により次のように出力Imntを切り替える。つまり、セレクト信号1のときIdiff、セレクト信号0又は2のとき0、すなわち、リンギング補正量Imntはアンダーシュートに対するリンギング補正処理が行われた場合はImin=Idiffとなり、それ以外はImin=0を出力する。
尚、エッジ補正処理において発生する白抜けは、オーバーシュートやアンダーシュートによるリンギングが起因する。そしてこのリンギングの量は変化するので、それに従ってリンギングの補正量を変える必要があり、このリンギングの補正量にあわせて注目画素の補正量も変更することにより、補正量を自動的に増減することができる。またリンギングの量と共に時間軸も変化するので、それに従ってリンギングの補正範囲を変える必要があり、このリンギングの補正範囲にあわせて注目画素の補正範囲も変更することにより、補正範囲を自動的に増減することができる。また主走査方向と副走査方向ではMTFが異なるためにリンギングの発生量も異なる。従って、主走査方向と副走査方向に同じリンギング補正量を適応することは好ましくないので、主走査方向と副走査方向に夫々最適なリンギング補正量を適用することが好ましい。これにより、主、副走査方向の補正がバランス良く行うことができる。
【0014】
図8は図2に示したリンギング補正判定回路12の構成図であり、F/F34〜39、リンギング補正判定器40から構成され、注目画素を除いた3x3の近傍領域においてリンギング補正処理が行われていた場合、それを図2に示したエッジ補正処理回路11へと通知するコードデータを出力する。入力されたリンギング補正量データImnt1〜3はF/F34〜36でラッチされ、さらに次の段のF/F37〜39でもう一度ラッチされる。リンギング補正判定器40はImnt1〜3とF/F34〜39の合計9画素のデータを入力として、リンギング補正処理が行われたかどうかを判定し、Idetとしてエッジ補正処理回路11へと出力する。このリンギング補正判定器40については、いろいろな判定を行うことが可能であるが、本実施形態では、注目画素の補正量が0で注目画素を除く3x3近傍のいずれかの補正量が0以外であった場合1を出力し、注目画素の補正量が0以外または注目画素を除く3x3近傍のすべての補正量が0であった場合、0を出力するようにする。すなわち3x3近傍において、注目画素に隣接した画素でリンギング補正処理が行われていれば1を出力して、エッジ補正処理回路11でエッジ補正処理を行うように指示することが可能である。
図9は図2に示したエッジ補正処理回路11の構成図であり、ディレイメモリ41〜43、F/F44〜49、51、エッジ補正器50から構成される。まず、リンギング補正判定回路12での処理にかかる時間を補正するため、ディレイメモリ41〜43がリンギング補正データIcrct1〜3の遅延量を調整する。遅延量を調整されたIcrct1〜3はF/F44〜46でラッチされ、さらに次の段のF/F47〜49でもう一度ラッチされる。また、リンギング補正判定回路12からの出力であるIdetも同様にF/F51でラッチされる。
エッジ補正器50はディレイメモリ41〜43とF/F44〜49の合計9画素のデータとF/F51のリンギング補正判定結果出力Idet’を入力とし、リンギング補正判定結果出力Idet’が1のとき、エッジ部分をよりシャープにしてエッジ部分の裾野を小さくし、ボケが無く切れの良いエッジを実現することが出来る(図1(e))。
【0015】
図10は他の実施形態のエッジ補正処理回路の構成図であり、減算器52、エッジ量補正レジスタ53、セレクタ54から構成される。入力されたリンギング補正画像データIcrct2―2は減算器52でエッジ量補正レジスタ53にあらかじめ設定されているある補正量aを減算され、Iaとしてセレクタ54へと出力される。セレクタ54ではリンギング補正判定判定結果Idet’が1のとき、減算器52の出力Iaを、Idet’が0の時は減算器52を通らないIcrct2―2をIoutとして出力する。この実施形態においては、使用するリンギング補正画像データが注目画素であるIcrct2―2だけなので、図2におけるFIFO8と図9におけるディレイメモリ41・43、F/F44・46、F/F47〜49を省略してコストダウンを図ることが出来る。
図11は他の実施形態のエッジ補正処理回路の構成図であり、最小値検出器55、ディレイメモリ56、セレクタ57から構成される。入力された注目画素の3x3近傍におけるリンギング補正画像データIcrct1―1からIcrct3―3は、最小値検出回路55でこの近傍での最小値が検出され、セレクタ57へと出力される。注目画素におけるリンギング補正画像データIcrct2−2はディレイメモリ56へも出力され、最小値検出回路55でかかる遅延を吸収された後、同じくセレクタ57へと出力される。セレクタ57では、リンギング補正判定判定結果Idet’が1のとき、最小値検出器55の出力Ibを、Idet’が0の時はディレイメモリ56で遅延調整のみ行ったIcrct2−2’をIoutとして出力する。
図12は図10と図11を組み合わせたエッジ補正処理回路の構成図であり、最小値検出器58、ディレイメモリ59、減算器60、エッジ補正量レジスタ61、セレクタ62から構成され、注目画素の値Icrct2−2’、注目画素の値から減算器60でエッジ補正量レジスタ61に設定された値を引かれたIa、最小値検出器58で検出された注目画素の3x3近傍領域における最小値Ibの3つの値とリンギング補正判定結果Idet’がセレクタ62へと入力される。セレクタ62ではリンギング補正判定結果Idet’の値が1のとき、減算器60の出力Iaが最小値検出器58の出力Ib以上であればIaを、IaがIbよりも下回っていればIbをIoutとして出力する。また、Idet’が0の時はIcrct2−2’をIoutとして出力する。
【0016】
図13は他の実施形態のエッジ補正処理回路の構成図であり、最小値検出器63、ディレイメモリ64、加算器65、右シフトレジスタ66、F/F67、セレクタ68から構成される。入力された画像データIcrct1−1〜Icrct3−3は最小値検出器63でこの中の最小値を検出される。検出された最小値はIbとして加算器65へと出力される。加算器65ではこの検出された最小値Ibとディレイメモリ64で最小値検出器63での遅延量を補正したIcrct2−2’とが足し合わされる。加算器65の出力Icは右シフトレジスタ66で1ビット右シフトし、これによって最小値Ibと注目画素Icrct2−2’の平均値(Iavg)が算出される。算出された平均値IavgはF/F67で一度ラッチされたIcrct2−2’と共にセレクタ68へと出力される。セレクタ68はリンギング補正判定判定結果Idet’が1のとき、平均値Iavgを、Idet’が0の時は注目画素値Icrct2−2’をそのままIoutとして出力する。
以上8ビットのグレイスケールデータに対して本発明の構成例を説明してきたが、RGBやCMYK、Labのといったカラーデータに対しても、回路規模を変更することにより適用可能である。
【0017】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1、9の発明によれば、リンギング補正判定手段によるリンギング補正処理の判定結果によってエッジ補正処理を制御するので、エッジがボケることなく、且つ色地上の白抜けを確実に防ぐことができる。
また請求項2、10では、エッジ補正処理において固定的な値を使用するので、注目画素近傍の情報を参照する必要が無くなり、回路規模を小さくしてコストダウンを図ることができる。
また請求項3、11では、エッジ補正処理において注目画素の近傍における最小値を使用するので、再び白抜けが発生することなく、最も効果が高い処理を行うことができる。
また請求項4、12では、エッジ補正量を固定にし、且つ注目画素近傍の最小値を用いて補正するので、回路構成が簡単にもかかわらず、再び白抜けが発生することを防止して最も効果が高い処理を行うことができる。
また請求項5、13では、注目画素近傍の最小値と注目画素との平均値を用いて補正を行うので、注目画素の値に応じてその補正量を自動的に増減する適応型の補正処理を行うことができる。
また請求項6、14では、リンギング補正量に応じて、前記注目画素の補正量を適応させるので、補正量を自動的に増減することができる。
また請求項7、15では、リンギング補正範囲に応じて、前記注目画素の補正範囲を適応させるので、補正範囲を自動的に増減することができる。
また請求項8、16では、主走査方向と副走査方向に夫々最適なリンギング補正量を適用するので、主、副走査方向の補正がバランス良く行うことができる。
また請求項17では、本発明の画像処理方法をコンピュータが制御可能なOSに従ってプログラミングすることにより、そのOSを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができる。
また請求項18では、プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録することにより、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理の概要を説明する図である。
【図2】本発明の画像処理ブロックの構成例を示す図である。
【図3】本発明のラプラス演算を用いたエッジ強調回路の構成例を示す図である。
【図4】本発明のラプラス演算子の一例を示す図である。
【図5】本発明の最小値検出回路の構成例を示す図である。
【図6】本発明の最大値検出回路の構成例を示す図である。
【図7】本発明のリンギング補正回路の構成例を示す図である。
【図8】本発明のリンギング補正判定回路の構成例を示す図である。
【図9】本発明のエッジ補正処理回路の構成例を示す図である。
【図10】本発明のエッジ補正器の他の構成例を示す図である。
【図11】本発明のエッジ補正器の他の構成例を示す図である。
【図12】図10と図11を組み合わせた場合の、エッジ補正器の構成例を示す図である。
【図13】エッジ補正器の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1、2、7〜10 FIFO、3 エッジ強調回路、4 最小値検出回路、5最大値検出回路、6 リンギング補正回路、11 エッジ補正処理回路、12リンギング補正判定回路
Claims (18)
- ラプラス演算により入力画像のエッジ強調を行う画像処理装置において、
前記ラプラス演算により画像上のエッジ強調を行うエッジ強調手段と、
前記入力画像を用いて注目画素の近傍領域における画素の最大値を検出する最大値検出手段と、
前記入力画像を用いて注目画素の近傍領域における画素の最小値を検出する最小値検出手段と、
前記エッジ強調手段、最大値検出手段及び最小値検出手段により検出した夫々の出力を比較することによりリンギングを補正するリンギング補正手段と、
該リンギング補正手段により補正されたリンギング補正量データを用いてリンギング補正が実行されたか否かを判定するリンギング補正判定手段と、
前記リンギング補正手段により補正されたリンギング補正画像データと前記リンギング補正判定手段のリンギング補正判定結果を用いて画像のエッジを補正するエッジ補正手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記エッジ補正手段は、前記リンギング補正画像データから予め設定された補正量を減算する減算器と、前記補正量を保持するエッジ補正量レジスタと、前記リンギング補正画像データと前記減算器の出力の何れかを選択するセレクタとを備え、前記エッジ補正量レジスタに設定された固定的な補正量を用いて補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記エッジ補正手段は、入力された注目画素の最小値を検出する最小値検出器と、該最小値検出器のデータ遅延を吸収するディレイメモリと、前記最小値検出器とディレイメモリの出力の何れかを選択するセレクタとを備え、前記最小値検出器により検出された前記注目画素近傍の最小値を用いて補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記エッジ補正手段は、入力された注目画素の最小値を検出する最小値検出器と、該最小値検出器のデータ遅延を吸収するディレイメモリと、該ディレイメモリのデータから予め設定された補正量を減算する減算器と、前記補正量を保持するエッジ補正量レジスタと、前記減算器、ディレイメモリ及び最小値検出器の出力の何れかを選択するセレクタとを備え、前記エッジ補正量レジスタに設定された固定的な補正量若しくは前記最小値検出器により検出された前記注目画素近傍の最小値を用いて補正を行うことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の画像処理装置。
- 前記エッジ補正手段は、入力された注目画素の最小値を検出する最小値検出器と、該最小値検出器のデータ遅延を吸収するディレイメモリと、前記最小値検出器とディレイメモリの出力を加算する加算器と、該加算器の出力を右シフトする右シフトレジスタと、前記ディレイメモリの出力をラッチするラッチ回路と、前記右シフトレジスタとラッチ回路の出力の何れかを選択するセレクタとを備え、前記注目画素近傍の最小値と注目画素との平均値を用いて補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記エッジ補正手段は、前記リンギング補正手段におけるリンギング補正量に応じて、前記注目画素の補正量を適応させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 前記エッジ補正手段は、前記リンギング補正手段におけるリンギング補正量に応じて、前記注目画素の補正範囲を適応させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 前記エッジ補正手段は、主走査方向と副走査方向により異なるリンギング補正量を用いることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- ラプラス演算により入力画像のエッジ強調を行う画像処理方法において、
前記ラプラス演算により画像上のエッジ強調を行うエッジ強調ステップと、
前記入力画像を用いて注目画素の近傍領域における画素の最大値を検出する最大値検出ステップと、
前記入力画像を用いて注目画素の近傍領域における画素の最小値を検出する最小値検出ステップと、
前記エッジ強調ステップ、最大値検出ステップ及び最小値検出ステップにより検出した夫々の出力を比較することによりリンギングを補正するリンギング補正ステップと、
該リンギング補正ステップにより補正されたリンギング補正量データを用いてリンギング補正が実行されたか否かを判定するリンギング補正判定ステップと、
前記リンギング補正ステップにより補正されたリンギング補正画像データと前記リンギング補正判定ステップのリンギング補正判定結果を用いて画像のエッジを補正するエッジ補正ステップとを備えたことを特徴とする画像処理方法。 - 前記エッジ補正ステップは、前記リンギング補正画像データから予め設定された補正量を減算することにより、固定的な補正量を用いて補正を行うことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
- 前記エッジ補正ステップは、前記最小値検出ステップにより検出された前記注目画素近傍の最小値を用いて補正を行うことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
- 前記エッジ補正ステップは、前記固定的な補正量若しくは前記最小値検出ステップにより検出された前記注目画素近傍の最小値を用いて補正を行うことを特徴とする請求項9又は10又は11に記載の画像処理方法。
- 前記エッジ補正ステップは、前記注目画素近傍の最小値と注目画素との平均値を用いて補正を行うことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
- 前記エッジ補正ステップは、前記リンギング補正ステップにおけるリンギング補正量に応じて、該リンギング補正量を適応させることを特徴とする請求項9乃至13の何れか一項に記載の画像処理方法。
- 前記エッジ補正ステップは、前記リンギング補正ステップにおけるリンギング補正量に応じて、リンギング補正の補正範囲を適応させることを特徴とする請求項9乃至13の何れか一項に記載の画像処理方法。
- 前記エッジ補正ステップは、主走査方向と副走査方向により異なるリンギング補正量を用いることを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
- 請求項9乃至16の何れか一項に記載の画像処理方法をコンピュータが制御可能にプログラミングしたことを特徴とする画像処理プログラム。
- 請求項17に記載の画像処理プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする記録媒体。
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