JP4287612B2 - 複合的な指パッドを備えた安全ライター - Google Patents
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Description
本発明は、子供によるライターの点火が不可能でない場合に、ライターの点火を困難にしているタイプの子供安全ライターに関するものであり、特に、子供にとって、ライターの点火の問題点を増加させる複合指パッドを有する安全ライターに関するものである。
【0001】
発明の背景
現在、ライターの安全性を提供すること、特に、子供達によるライターの点火(actuation )を妨げることが重要視されている。このような子供安全ライターの多くは、バルブ点火レバーである親指パッドの押し下げられた状態を防ぐことに焦点が当てられている。従来の、殆どのライターでは、旋回レバーの一端が取り付けられている親指パッドの他端は、バルブ開放とバルブ閉塞との位置の間でバルブを動かすために、バルブと噛み合っている。バルブ開放位置では、勿論、ライターの燃料容器から燃料が、火花が燃料に火をつける点火領域に供給される。このような従来の子供安全ライターにおいては、安全掛け金を外していない、および、安全掛け金を外す前には、親指パッド上の親指の圧力によってレバーの押し下げられた状態を防止するような固定機構が一般的に備えられている。このようなライターでは、安全掛け金が開放位置に動くと直ぐに、ライターは、親指パッド上の親指の圧力によって、点火することが可能になる。親指パッドを押し下げる前に安全掛け金を開放位置にする操作が必要であることから、子供によるライターの点火は一層難しくなる。この複雑にしたライターの点火は、子供の能力をおそらく越える。
【0002】
他のタイプの安全ライターでは、スパークホイールにまたがっており、かつ、スパークホイールの旋回を防止するスリップホイールが組み込まれている。そして、スリップホイールとスパークホイールとの上に十分な圧力がないと火花は発生しないようになっている。一般的に、スリップホイールは、機械的な障害として働く。つまり、スリップホイールは、スパークホイールと比較して自由に旋回して、スパークホイールの旋回による火花の発生を防止することにより、スパークホイールに子供の親指が近づくことを防止する。このタイプの子供安全ライターは、子供が表面に沿ってスリップホイールを擦ることで、スリップホイールのみが自由旋回して、スパークホイールは旋回しない場合に特に有効である。
【0003】
発明の開示
本発明では、子供安全ライターへの異なった手法がとられる。本発明の好ましい実施形態では、2つの相対的に移動可能な構成要素である互いの部品が形成している別々の第1および第2の指−噛み合い表面(finger-engageable surface )を有している複合指パッドを備えている。第1の指−噛み合い表面は、第1の構成要素の一端となる、ライターの筐体から真っ直ぐに伸びた支持アーム間に、取り付けられた旋回レバーを有している。第1の構成要素の他端は、燃料バルブに噛み込む留め金で終わる。第1指パッド表面上に親指の圧力を加えることによって第1の構成要素を旋回させると、構成要素は、燃料を点火領域に送るために、閉塞位置から開放位置へとバルブを開放する。第2の指−噛み合い表面は、その反対の端が第1の構成要素に関連して取り付けられているレバーの1つの端を備えている。ライターが点火されていない状態では、第1および第2の指−噛み合い表面は、なるべく、連続した単一の親指パッドのような、互いが繋がった状態になっている。しかし、第1および第2の指−噛み合い表面のどちらか一方の配置は、複合指、或いは、親指パッドの不連続の形成により、第2の指−噛み合い表面を、第1の表面に対して相対的に高い、または、低い位置に定める。従って、好ましい実施の形態では、これら2つの構成要素の結合された第1および第2の指−噛み合い表面は、従来のライターのバルブ点火レバーのための従来の親指パッドと、とても似ている、もしくは、同一のように見える。その上、どちらか一方の配置は、従来の親指パッドの配置に対して、非常に似ている。そしてそれは、第1の指−噛み合い表面が、従来のライターの親指パッドの従来の領域よりもかなり狭いことが判る。
【0004】
第1の指−噛み合い表面は、また、第2の指−噛み合い表面とスパークホイールとの間に位置している。ライター点火のための第1の指−噛み合い表面は、第1の指−噛み合い表面とスパークホイールとの間以外の、全ての側面上の第2の指−噛み合い表面によって、囲まれている、もしくは、固定されている。このため、第1の指−噛み合い表面は、従来の親指パッドの表面領域と比べて親指の圧力がかかる領域が減少している。また、子供の親指によって噛み合うとき、第2の指−噛み合い表面は、第1の指−噛み合い表面と比較して押し下げられている。ライターに支持されている構成要素に取り付けられている第2の構成要素は、燃料バルブを開放する、もしくは、閉塞することについての効果がないため、第2の指−噛み合い表面を押し下げただけでは、ライターを点火させることができない。好ましい実施の形態では、両方の表面は、表面が連続的な複合指パッドを形成するような位置に片寄っている、つまり、第1指−噛み合い表面がバルブ閉塞位置にあるときには、互いが連続している。他の実施の形態では、表面のうち一方は、不連続な複合指、または、親指パッドを形成するために、バルブ閉塞位置での他の表面より上もしくは下に配置される。
【0005】
手触り(texture )と表面のカラー(color )が十分に同じである第1の指−噛み合い表面は、ライターを点火させる要素として子供によって同定または認識が容易ではないため、実際に点火するライターの構成要素、つまり、第1の指−噛み合い表面の構成要素を隠す。その代わりに、手触りまたは表面のカラーとが互いに対比されるだろう。例えば、第2の表面の色は、より鮮明で、より明るいか、あるいは、第1の表面の色とは異なっているかもしれない。第1および第2の表面の上に手触りと表面のカラーと対比してしるしとすることにより、第2の表面に集中させて、第1の表面を無視させることで子供の注意を引くことは可能である。
【0006】
フルサイズの従来の親指パッドと比べて第1の指−噛み合い表面のサイズを減少させることで、個人の親指の先端、または、端だけが第1の指−噛み合い表面を噛み合わせることができるようになっているため、ライターの点火は難しい。また、第1の指−噛み合い表面のサイズが小さい、および、その位置が第2の指−噛み合い表面とスパークホイールとの間であるため、ライターの点火に要求される力の大きさ、並びに、親指の器用さが、十分に増大する。さらに、子供の小さい親指のサイズ、および、第1の指−噛み合い表面に対して実質的な力を加えることが無理なために、第1の指−噛み合い表面を押し下げることがライターの点火のために必要であると知っていると見なすことができる子供でさえも、子供によるライターの点火は、事実上不可能となる。
【0007】
本発明における好ましい実施の形態において、提供される安全ライターは、可燃性燃料を含む容器、容器から燃料を開放し、かつ、バルブ開放位置とバルブ閉塞位置との間を移動可能であるバルブ、バルブがバルブ開放位置にあるとき、バルブから開放された燃料を点火するために火花を作りだす装置、および、ライターの筐体上の動作のために取り付けられており、かつ、それぞれ第1および第2の指−噛み合い表面を備えた第1および第2の構成要素を有するライター筐体を含む構成である。そして、第1の構成要素は、バルブと連結しており、バルブ閉塞位置からバルブ開放位置へとバルブを移動させるために第1の表面上の、指の圧力によって移動可能になっている。第2の構成要素は、閉塞位置からバルブを動かすことなしでに、第2の表面上の、指の圧力によって移動可能となっている。
【0008】
さらに、本発明における好ましい実施の形態において、安全ライターは、可燃性燃料を含んでいる容器、容器から燃料を開放し、かつ、バルブ閉塞位置とバルブ開放位置との間を移動可能になっているバルブ、および、バルブ開放位置であるときにバルブから開放された燃料を点火するための火花を供給する装置を備えたライター筐体を含む構成である。第一のレバーは、筐体によって軸支されている。筐体は、一端が隣接しており、バルブ開放位置とバルブ閉塞位置との間でバルブを移動することができるために他端がバルブと噛み合っている第2の指−噛み合い表面を有している。そして、構成要素は第1および第2位置の間を動くために筐体によって支持されている。第1のレバーがバルブ開放位置であり、かつ、構成要素が、第1の位置にあるとき、第1および第2の表面は、実質的に複合している指−噛み合いパッドを形成している。そして、上記構成要素は、第1の位置から第2の位置まで、このレバーと独立して移動することができるようになっている。
【0009】
さらに、本発明における好ましい実施の形態において、安全ライターは、可燃性燃料を収容するための容器を備えたライター筐体と、容器から燃料を開放するための始動バルブ、点火する際に、バルブから開放された燃料を点火するための点火装置、第1および第2の位置の間を移動するために筐体によって支持されている第1の構成要素、および、第1および第2の位置の間を移動するために筐体によって支持されている第2の構成要素を備えている。この第1の構成要素は、第1の位置から第2の位置までの構成要素の移動に応じてバルブを始動するための、バルブと連結している第1の指−噛み合い表面を有している。第2の構成要素は、第2の指−噛み合い表面を有している。そして、第1および第2の構成要素が、第1の位置にあるとき、第1および第2表面は、実質的に複合している指−噛み合いパッドを形成している。第2の構成要素は、バルブの始動なしに、第1の位置から第2の位置までを第1の構成要素とは独立して移動することができる。
【0010】
発明を行うためのベストモード
本発明の好ましい実施の形態にかかる子供安全ライターは図1に示すように、概して、10に示すように構成されている。ライター10は、燃料を収容するための容器14と筐体12の先端を閉じている上部フレーム16とフレームに取り付けられている風防17とを備えた筐体12を含んでいる。上部フレーム16は、大概的に20で示される点火機構の間に取り付けられており、本質的に、ライターの先端に沿って設けられている直立アーム18の対を含んでいる。点火機構20は、燃焼点火領域22中に火花を発生させるための装置を含んでいる。好ましくは、アーム18の間に取り付けられている一方、多くの火花発生装置には異なるタイプが用いられており、特に、スパークホイール24に、スパークホイール24の下側に沿って取り付けられているバネ26によって片寄った発火石25が取り付けられているものが用いられている。スパークホイールは、周囲の表面がざらざらしている従来のスパークホイールを含んでいてもよい。そして、スパークホイールは、点火領域22の中に直接、火花を発生させる発火石25に対して、スパークホイールの旋回によってスパークホイールが取り付けられている心棒に対して固定されているドライブホイール27の対によって配置されていてもよい。
【0011】
バルブ28は点火領域22に燃料を供給するために備えられている。このバルブ28は、バルブ28内に、図示しないバネによってバルブ閉塞位置の中にバネにより片寄っているバルブ始動軸30を含んでいる。バネの片寄りに対してバルブ軸30が持ち上げられたとき、燃料は、チューブ32からバルブ28を経て燃料容器14から供給され、そして、燃料は点火領域22に供給される。上記した点火機構は、従来用いられているものであり、従来の火花発生装置およびバルブを用いることができる。
【0012】
本発明の好ましい実施の形態において、点火装置(actuator)は、ライターを点火するため、そして、特にバルブ閉塞位置とバルブ開放位置との間のバルブ28を動かすために備えられている。この点火装置は、第1の指−噛み合い表面44の終端を有する第1の構成要素40を含んでいる。構成要素40の中心部41は、発火石25をまたいでおり発火筐体42(図1参照)の上方にある。この中心部41は、第2の構成要素50の脚部に対して噛み合っている、または、支えている。表面44を起点とする構成要素40の他端は、バルブ軸30と噛み合っている留め金(catch )46で終わっており、指と噛み合うことによって構成要素40を旋回させる、つまり、指−噛み合い表面44に沿って親指を下に押し下げる、言い換えれば、旋回させることにより、構成要素40は、バルブ軸30を持ち上げ点火領域に燃料を開放する。好ましい実施の形態では、第1の指−噛み合い表面44上の指の圧力を除去すると、バルブバネがバルブ閉塞位置の中にあるバルブ軸30を配置して、旋回しているバルブ構成要素40を初期位置に戻す。
【0013】
この点火装置は、また、一端が第2の指−噛み合い表面である第2の構成要素50を有している。この構成要素50は、発火筐体42をまたぐ脚部53の対と構成要素40の中心位置41とを有している。この脚部は、横に突き出した円形状のピン54の対に隣接した反対側の端で終わっている。そして、ピン54はアーム18中の円形の開口部43と噛み合っており、これにより、構成要素40と50とがアーム18によって軸支されている。構成要素40の中心部41は、構成要素50の脚部53の間に押し込まれており、構成要素50の平坦部55にのしかかっている。構成要素40は、留め金46とバルブ軸30とに噛み込むことによってライターに保持されている。構成要素40と50とは、また、互いが旋回できるように取り付けられている。構成要素50は、また、好ましい形態のバネ、つまり、上部フレーム16に対して末端が噛み合っている板バネ56の対を含んでおり、板バネ56は、指−噛み合い表面52が、典型的なライターの非点火位置における従来の親指圧の位置と一致する位置になるように第1および第2の構成要素40,50をそれぞれ片寄らせている。好ましくは、バネ56は、構成要素50の表面52と構成要素40の指−噛み合い表面44とをそれぞれ、十分に連続した指、つまり、一般的なライターにおける非点火位置での従来の親指圧に似せた親指パッド表面のように片寄らせている。この第1および第2の指−噛み合い表面44,52の連続した端は、表面が連続した状態、つまり、例えば、同一平面上の関係になっているとき、互いに噛み合っている状態になっており、本質的には、単一の連続した複合親指パッドを形成している。これにより、第1の表面44との連続を形成する第2の表面52に対して、バネ56の片寄りがもとに戻るために、第2の構成要素は、第1の構成要素40とは無関係に動くとき、片寄ることが可能になっている。別の形態では、表面44は、不連続な複合指、または、親指パッドを形成しているライターの非点火位置中の表面52に対して、相対的に、高くまたは低くなっている。
【0014】
上記の表面44と52との互いが連続している親指パッドを形成する状態、または、互いに比較して僅かに持ち上げられた一直線上に形成されている表面での、構成要素40と50との表面の外観は、典型的な従来のライターのバルブ始動親指パッドの外観とかなり一致する。図2と図5とを参照する。しかし、第2の指−噛み合い表面に対して指圧を加えると、表面52は、図3に示すように、レバー40を旋回させるために、または、表面44を押し下げること無しに、表面52をバネ56の片寄りに対して押し下げてしまう。従って、表面52は、効果を発揮することなく、つまり、バルブ閉塞位置からバルブ開放位置へとバルブが移動することによってライターの点火を助けることなしに押し下げることができる見せ掛けのレバーの役割を果たす。上述により、ライターを点火するため、言い換えれば、バルブを開放するには、レバー40を旋回させるために、指−噛み合い表面44を押し下げることが必要であることがわかる。従って、表面52は、ライターの点火効果がなく、表面44と比較して自由に動くことができる一方、スパークホイールを旋回させることによって、火花の十分な発生と同時に、表面44および52との両方を一緒に押し下げることによって、ライターの点火を行うことができる。しかし、図1に示すように、表面44は、表面52とスパークホイール24との間に位置しているため、単一の親指で押し下げることができる表面44の領域が減少していることは明らかである。さらに、結合した表面44および52の寸法と一致している従来の親指パッドの寸法と比較して、表面44の寸法は減少しているため、表面44を押し下げることは、単一の親指の端または先端のみが表面44を持っていくことができるために困難である。その結果、一般的に、子供の小さい親指では、表面44に対して構成要素40を旋回させるために十分な力を加えることはできない。子供は、指−噛み合い表面52、つまり、図3に示すように、ライターの点火に効果のない表面を押し下げることによって構成要素50を旋回させることができるだけだろう。
【0015】
さらに、好ましい実施の形態では、表面44と52との外側の周囲を、一般的な親指パッドと一致させることにより、分離した表面44の存在を、特に子供の注目から逸らすことができる。親指パッドを押し下げる子供の努力は、ライターの点火に効果を及ぼさない図3に示すような、第1の表面44と関係している第2の表面のみを押し下げることになる。一方、表面44と52とは、表面の外観は異なっており、互いの表面の外観を同じにするまたは似せること、および、同じ色にすることにより、複合表面の外観は、注意をそらすことができ、さらに、子供によってライターの点火を見つからないようにする。また、表面44および52を対照的な色、手触り、または、他の対照的なしるしを用いると、子供の注意を表面44から表面52へと逸らすことができる。
【0016】
図8を参照して、安全ライターの別の実施の形態である、先の実施の形態に似た例について説明する。ここでは、第2の構成要素50が、外形が同一円柱状である横に伸びているピン60の対を含んでいる。同一円柱状の、ピン60の平らな上部表面は、第2の構成要素50の脚部53中の、上方へ開口されている凹部へ伸びている。点火装置の第1の構成要素は、また、その中心位置41からピン62が横に突き出すように伸びている単一円柱状の対を有している。点火装置の最終組立部品である、この単一円柱状のピン60と62とは、互いの平らな面が噛み合うことで、アーム18の開口部43で受けられている、分岐した円柱状のピンを形成している。この単一円柱状のピン60および62とは、支持アーム18で円柱状の開口部43を共有する。しかし、独立した旋回運動を可能にするために互いに十分な遊びを有している。この実施の形態における安全ライターの操作方法は、第一の実施の形態と関連して記載されているライターの操作方法と同一である。
【0017】
発明の詳細な説明の項においてなした具体的な実施態様または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と次に記載する特許請求事項の範囲内で、いろいろと変更して実施することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の好ましい実施の形態にかかる子供安全ライターの構成を示す部分斜視図である。
【図2】 図2は、明らかにするために風防を取り除いた状態の様々な位置における複合パッドを例証するライターの部分側面図である。
【図3】 図3は、明らかにするために風防を取り除いた状態の様々な位置における複合パッドを例証するライターの部分側面図である。
【図4】 図4は、明らかにするために風防を取り除いた状態の様々な位置における複合パッドを例証するライターの部分側面図である。
【図5】 図5は、複合パッドを形成する2つの構成要素の平面図である。
【図6】 図6は、始動させられない位置での側面図である。
【図7】 図7は、ライターを形成している、種々の部分の分解斜視図である。
【図8】 図8は、発明の他の実施の形態を例証するための図7に類似した図である。
Claims (24)
- 可燃性燃料を収容するための容器を有するライター筐体と、
バルブ開放位置とバルブ閉塞位置との間を動くことができ、かつ、容器から燃料を開放するためのバルブと、
上記バルブが上記バルブ開放位置にあるとき、上記バルブから開放された燃料を点火するための火花を作りだすための装置と、
上記ライター筐体の上を旋回可能に移動するために取付けられており、かつ、それぞれ第1および第2の指−噛み合い表面(finger-engageable surfaces)を有している第1および第2の構成要素とを備えており、
非点火位置のときに、第1および第2の指−噛み合い表面は一緒になって、実質的に単一の連続した親指パッドの表面の外観を形成しており、
上記第1の構成要素は、バルブと連結しており、かつ、バルブ閉塞位置から上記バルブ開放位置へ上記バルブを移動させるために、上記第1の指−噛み合い表面上の指の圧力によって移動可能になっており、
上記第2の構成要素は、上記閉塞位置からバルブが動かないで上記第2の指−噛み合い表面上の指の圧力によって移動可能になっており、
上記第1の指−噛み合い表面は、上記第1の指−噛み合い表面と上記装置との間の側面以外の側面上の上記第2の指−噛み合い表面によって囲まれており、その結果、上記第1の指−噛み合い表面は、上記第2の指−噛み合い表面と上記装置との間に配置され、これにより、上記第1の構成要素を動かして上記バルブを点火するための領域が減少していることを特徴とする安全ライター。 - 上記第1および第2の指−噛み合い表面は、上記装置の、バルブから遠いほうの側面に配置されていることを特徴とする請求項1記載の安全ライター。
- 上記第1および第2の指−噛み合い表面が一緒になって、複合的な指−噛み合いパッド(finger-engageable pad) を形成していることを特徴とする請求項1記載の安全ライター。
- 上記第1の構成要素および上記第1の指−噛み合い表面が上記バルブ閉塞位置に相当する位置にあり、かつ上記第2の構成要素および上記第2の指−噛み合い表面が押し下げられていない位置にあるときに、上記第1および第2の指−噛み合い表面は、実質的に、互いに連続しており、かつ、実質的に連続的に複合した指−噛み合いパッドを形成していることを特徴とする請求項1記載の安全ライター。
- 上記第1および第2の指−噛み合い表面は、単一の指−噛み合いパッドの外観を有することを特徴とする請求項1記載の安全ライター。
- 上記第2の指−噛み合い表面は、第1の位置と第2の位置との間で移動するために上記ライター筐体、および上記第2の構成要素を第2の位置から第1の位置まで移動するために第2の構成要素を片寄らせているバネによって、軸支されており、
上記第1の位置は、上記第2の構成要素が押し下げられていない位置であり、その結果、第2の指−噛み合い表面が第1の構成要素の第1の指−噛み合い表面とともに、実質的に、連続している複合指−噛み合いパッドを形成しており、
上記第2の位置は、上記第2の構成要素が押し下げられた位置であることを特徴とする請求項1記載の安全ライター。 - 上記第1の構成要素は、バルブ開放位置とバルブ閉塞位置との間で、移動するために上記ライター筐体によって軸支されており、
上記第1の構成要素がバルブ閉塞位置であるとき、バネは、上記第2の指−噛み合い表面が第1の指−噛み合い表面との連続を形成して複合指パッドとなるような移動のために、第2の構成要素を片寄らせていることを特徴とする請求項1記載の安全ライター。 - 上記装置は、スパークホイールと上記バルブの一つの側面上の発火筐体によって支えられている発火石とを有しており、
上記第1および第2の指−噛み合い表面は、スパークホイールの、バルブの反対側の側面上に配置されており、
上記第1の指−噛み合い表面は、実質的に、上記第2の指−噛み合い表面と上記スパークホイールとの間に位置していることを特徴とする請求項1記載の安全ライター。 - 上記第1の指−噛み合い表面は、上記スパークホイールと上記第1の指−噛み合い表面との間を除く、上記第2の指−噛み合い表面によって囲まれていることを特徴とする請求項8記載の安全ライター。
- 上記第1の構成要素は、バルブ開放位置とバルブ閉塞位置との間を動くために上記ライター筐体によって軸支されており、
上記第1および第2の構成要素は、互いに自由に旋回できるようになっていることを特徴とする請求項1記載の安全ライター。 - 上記第1の構成要素がバルブ閉塞位置にあるとき、上記第2の指−噛み合い表面が第1の指−噛み合い表面との連続を形成して複合指パッドとなるような移動のための、第2の構成要素を片寄らせるバネを含むことを特徴とする請求項1記載の安全ライター。
- 可燃性燃料を収容するための容器を有するライター筐体と、
バルブ開放位置とバルブ閉塞位置との間を動くことができ、かつ、容器から燃料を開放するためのバルブと、
上記バルブ開放位置にあるとき、上記バルブから開放された燃料を点火するための火花を作りだすための装置と、
一端が隣接しており、かつ、バルブ開放位置とバルブ閉塞位置との間を動くことができる上記バルブと他端とが噛み合っている第1の指−噛み合い表面を有しており、上記ライター筐体によって軸支されている第1のレバーと、
第1および第2の位置の間を動くことができ、かつ、第2の指−噛み合い表面を有しており、上記ライター筐体によって軸支されている構成要素とを備え、
上記第1のレバーが上記バルブ閉塞位置であり、かつ、上記構成要素が第1の位置にあるとき、上記第1および第2の指−噛み合い表面は一緒になって、単一の連続した親指パッド表面の外観を有する、実質的に複合指−噛み合いパッドを形成しており、
上記構成要素は、閉塞位置からバルブを動かすことなく上記第1の位置から上記第2の位置へと、上記第1のレバーと無関係に動くことができ、
上記第1の指−噛み合い表面は、上記第1の指−噛み合い表面と上記装置との間の側面以外の側面上の上記第2の指−噛み合い表面によって囲まれており、その結果、上記第1の指−噛み合い表面は、上記第2の指−噛み合い表面と上記装置との間に配置され、上記第1の指−噛み合い表面において、単一の親指が上記第1のレバーを動かして上記バルブを点火することを可能にする領域が減少していることを特徴とする安全ライター。 - 上記第1のレバーがバルブ閉塞位置であり、かつ、上記構成要素が上記第1の位置にあるとき、上記第1および第2の指−噛み合い表面は、実質的に、互いに連続している複合指−噛み合いパッドを形成しており、
上記第1の指−噛み合い表面と第2の指−噛み合い表面とをずらすために、上記構成要素は、自由に動くことができるようになっていることを特徴とする請求項12記載の安全ライター。 - 上記第1の位置に動くために、上記構成要素を片寄らせるためのバネが含まれていることを特徴とする請求項12記載の安全ライター。
- 上記ライター筐体と上記構成要素の表面との間に配置されており、かつ、上記構成要素と一体的に形成された板バネを構成するバネを含むことを特徴とする請求項14記載の安全ライター。
- 上記装置は、スパークホイールと上記バルブの一つの側面上の発火筐体によって支持されている発火石とを含み、
上記指−噛み合いパッドは、スパークホイールの、バルブの反対側の側面上に配置されており、
上記第1の指−噛み合い表面は、実質的に、上記第2の指−噛み合い表面と上記スパークホイールとの間に位置していることを特徴とする請求項12記載の安全ライター。 - 上記ライター筐体は、支持アームの対を含んでおり、
上記構成要素は、上記ライター筐体に対して相対的に旋回運動のために、上記支持アームによって支持されており、
上記レバーは、上記構成要素によって、旋回運動のために支持されていることを特徴とする請求項12記載の安全ライター。 - 可燃性燃料を収容するための容器を有するライター筐体と、
容器から燃料を開放するために始動可能なバルブと、
点火するとき、上記バルブから開放された燃料を点火するための点火装置と、
第1および第2の位置間を旋回可能に移動するための上記ライター筐体によって支持されている第1の構成要素と、
第1および第2の位置間を旋回可能に移動するための上記ライター筐体によって支持されている第2の構成要素とを備えており、
上記第1の構成要素は、上記第1の位置から第2の位置までの構成要素の移動に応じて、バルブを始動させるための、バルブと連結している第1の指−噛み合い表面を有しており、
上記第2の構成要素は、第2の指−噛み合い表面を有しており、
上記第1および第2の構成要素が、上記第1の位置にあるとき、第1および第2の指−噛み合い表面は、単一の連続した指−噛み合いパッド表面の外観を有する、実質的に複合している指−噛み合いパッドを形成しており、
上記第2の構成要素は、上記第1の位置から第2の位置まで、バルブが始動しないで、第1の構成要素とは無関係に動くことができ、
上記第1の指−噛み合い表面は、上記第1の指−噛み合い表面と上記装置との間の側面以外の側面上の上記第2の指−噛み合い表面によって囲まれており、その結果、上記第1の指−噛み合い表面は、上記第2の指−噛み合い表面と上記装置との間に配置され、これにより、上記第1の構成要素を動かして上記バルブを点火するための領域が減少していることを特徴とする安全ライター。 - 上記第2の指−噛み合い表面は、上記第1の構成要素が第1の位置にあるとき、第1および第2の指−噛み合い表面がずれるために、第1の指−噛み合い表面とは無関係に動くことができることを特徴とする請求項18記載の安全ライター。
- 上記第1の位置へ移動するために第2の構成要素を片寄らせるバネを含むことを特徴とする請求項18記載の安全ライター。
- 上記バネは、上記ライター筐体と上記第2の構成要素の第2の指−噛み合い表面との間に位置しており、かつ、上記第2の構成要素と一体的に形成されている板バネを有していることを特徴とする請求項20記載の安全ライター。
- スパークホイールとバルブの一つの側面上の発火筐体によって支持されている発火石とを含み、
上記複合指−噛み合いパッドは、スパークホイールの、バルブの反対側の側面に配置されており、
上記第1の指−噛み合い表面は、実質的に、第2の指−噛み合い表面とスパークホイールとの間に位置していることを特徴とする請求項18記載の安全ライター。 - 上記ライター筐体は、支持アームの対を有しており、
上記第2の構成要素は、上記ライター筐体に対して相対的に旋回運動するための支持アームの間によって支持されており、
上記第1の構成要素は、第2の構成要素によって軸支されていることを特徴とする請求項18記載の安全ライター。 - 上記第1の指−噛み合い表面および第2の指−噛み合い表面は、第1の構成要素と第2の構成要素とが第1の位置にあるとき、互いが連続的に形成されており、
第1の指−噛み合い表面の領域は、ともに一体化した上記第1および上記第2の指−噛み合い表面の領域よりも小さくなっていることを特徴とする請求項18記載の安全ライター。
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