JP4282367B2 - Electric lock for door - Google Patents

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JP4282367B2
JP4282367B2 JP2003133290A JP2003133290A JP4282367B2 JP 4282367 B2 JP4282367 B2 JP 4282367B2 JP 2003133290 A JP2003133290 A JP 2003133290A JP 2003133290 A JP2003133290 A JP 2003133290A JP 4282367 B2 JP4282367 B2 JP 4282367B2
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茂谷守
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美和ロック株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホテルの客室、研究室などの扉に取付けられる扉用電気錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
出願人は、先行技術文献の情報の開示義務として、日本国の実公平4(1992)−19180号公報を記載する。この公報の電気錠の錠ケースは、扉の開放側端部に取付けられる。
しかして、錠ケースの内部空間には、「ストライクに係合した施錠片を施錠状態にする電気式施・解錠部材、錠機構が解錠状態になった時に施錠片を錠ケースの内側に引き戻す把手側の手動式駆動部材、先端部側がフロントから突出し、一方、後端部側が扉の開閉状態を検出するスイッチに関連付けられた進退動部材(トリガー)がそれぞれ組み込まれている。」
しかしながら、この実施例に於いては、ソレノイドを有する電気式施・解錠部材を始めとし、錠機構を構成する各部材の部品点数が非常に多いので、錠ケースをコンパクト化することができないという欠点があった。また、錠ケースの内部空間を有効に活用していなという欠点もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、第1の目的は、錠機構を構成する部品点数を少なくすることである。第2の目的は、ソレノイドを有する電気式施・解錠部材と、サムターン側の手動式解錠部材と、把手側の手動式駆動部材と、ストライクに当接する進退動部材(トリガーなど)とを錠ケースの内部空間に合理的に組み込むことである。第3の目的は、第1及び第2の目的を達成することにより、錠ケースをコンパクトにすることができることである。第4の目的は、扉を開いた時に、施錠片が施錠方向に回転しないように、該施錠片をデッド位置に確実に保持することができることである。第5の目的は、複数個のスイッチを錠ケースの内部空間に合理的に配設することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の扉用電気錠は、錠ケースの内部空間10を、デッドラッチ3の水平スライド軸3cを通る線をX軸とし、一方、電気式施・解錠部材11の駆動片13を枢支する固定軸12を通る線をY軸として略四つに均等分割し、フロント側の左上の第1空間10aに前記電気式施・解錠部材を構成するソレノイド11aを横設し、一方、ソレノイドの作動杆側であって錠ケース後壁側の右上の第2空間10bにサムターンダルマ22と、該サムターンダルマに係合する作動片23と、この作動片と協働するように該第2空間10bに位置する固定一軸26に該作動片と共に軸支され、かつ前記駆動片の他端部と係合すると共に前記デッドラッチ3水平スライド軸3cの後端部を係止するロッキングピース24とを有する手動式解錠部材21を前記ソレノイドに対して右側に併設し、この手動式解錠部材に対する後壁側の右下の第3空間10cに把手側の駆動ハブ42に固定的に外嵌合し、かつ前記水平スライド軸に係合する手動式駆動部材41を配設し、さらに、前記第1空間とは反対側のフロント側の左下の第4空間10dにトリガーを有する進退動部材を配設し、さらに、前記作動片23と当接する可動接片を有する施・解錠信号検出用第2スイッチ25は、X軸線上又はこれに準じる位置(X軸線付近)に配設したことを特徴とする。
【0005】
上記構成に於いて、例えば錠ケース内に進退動部材が水平移動すると扉4の開閉状態を検出する第1スイッチ55と、前記手動式解錠部材21のロッキングピース24が回転すると施錠及び解錠信号を検知する第2スイッチ25とを組み込み、該第1スイッチは、Y軸線上又はこれに準じる位置に配設され、一方、該第2スイッチは、X軸線上又はこれに準じる位置に配設されている。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1乃至図16は、本発明の扉用電気錠の一実施例を示す。この電気錠は、錠機構を構成する各部材を組み込むための錠ケース1を有する。錠機構は、ストライクに係合した施錠片(例えばデッドラッチ)3を施錠状態にする電気式施・解錠部材11と、この施・解錠部材11による施錠状態を室内側から解錠するサムターン側の手動式解錠部材21と、錠機構が解錠状態になった時に前記施錠片3を錠ケース1の内側に引き戻す把手側の手動式駆動部材41と、先端部側が建物の開口枠に設けたストライク2と当接可能に突出し、一方、後端部側が扉4の開閉状態を検出する第1スイッチ55に関連付けられた進退動部材61とから成る。
【0007】
まず、図3、図4等を参照にして横長状錠ケース1と、錠ケース1に配設される主たる部材について説明する。なお、図2〜図16は本発明のポイントを示す各概略説明図である(フロントの添板、メネジを有する取付け筒、嵌合孔等は省略してある)。
【0008】
錠ケース1は、一側面開口のケース身(ケース本体)1aと、ケース蓋1bと、フロント1cとから成る。錠ケース1は、縦框に取付けられたストライク2に施錠片(例えばデッドラッチ)3が係合するように扉4に取付けられる。フロント1cには、施錠片用開口5と、進退動部材61のトリガー用開口6が形成されている。ここで説明の便宜上、ケース身1aに符号を付す。7は上壁、8は後壁、9は下壁である。
【0009】
次に、錠ケース1の内部空間10について説明する。本実施例では、錠ケース1の内部空間10を、デッドラッチ3の水平スライド軸3cを通る線をX軸、一方、電気式施・解錠部材11の駆動片13を枢支する中央部の固定軸12を通る線をY軸として四つ10a、10b、10c、10dに分割している。本実施例の四つに分割された第1乃至第4の空間部は、略均等である。
【0010】
図3、図4に於いて、10aはフロント1c側の第1空間(左上)である。この第1空間10aは、施錠片3の水平スライド軸3cよりも上方の空間部分に相当する。この第1空間10aに電気式施・解錠部材11を構成する駆動源11aが組み込まれている。
【0011】
すなわち、11aは第1空間10aに固定的に横設されたソレノイドである。11bはソレノイドの作動杆である。この作動杆11bにL型駆動片13の一端部13aが枢支ピンを介して枢支されている。
【0012】
前述したように、駆動片13の中央部は、Y軸線上の固定軸12に軸支されている。固定軸12には、作動杆用のコイルばね14の中央部が設けられている。コイルばね14の一端部14aはソレノイド11aの支持枠15の壁面に圧接し、一方、他端部14bは後述するロッキングピース(ロック片)24のバネ受け兼用係合突起35に圧接している。
【0013】
図4、図5に於いて、10bは錠ケース1の後壁8側の第2空間である。この第2空間10bは、ソレノイド11aの作動杆11bの伸長方向にある空間(後壁側の右上)に相当する。
【0014】
この第2空間10bに、手動式解錠部材21を構成するサムターンダルマ22と、該サムターンダルマ22に係合すると共に、施錠及び解錠信号を検知する第2スイッチ25に関連付けられた作動片(リセットボード)23と、この作動片と協働するように後壁側の固定一軸26に該作動片23と共に軸支され、かつ、前記駆動片13の他端部13bと係合するロッキングピース24が配設されている。
【0015】
図6で示すように、手動式解錠部材21は、サムターンダルマ22と、作動片23と、ロッキングピース24で構成されている。しかして、サムターンダルマ22は、錠ケース1の嵌合孔16に嵌合する筒状部22aと、この筒状部22aから半径方向に延びた駆動アーム22bと、この駆動アーム22bの上面(手前の見える面)に突設された小係合突起22cとから成る。
【0016】
また作動片23は、前記小係合突起22cと係合する係合長孔27及び軸孔28を有する幅広の係合板部23aと、この係合板部23aの一端部を段差状に折り曲げて形成した下端部23bと、この下端部23bとは反対側に指先状に連設した上端部23cと、この上端部寄りの傾斜縁に突設したロッキングピース用小係合爪29とから成る。
【0017】
またロッキングピース24は、後端部側に軸孔31を有する長板状の対向板32,33と、これらの対向板32,33の先端部を連結する受板34とから構成され、ケース身1aの幅広側壁の内壁面側に位置する対向板33の先端部には、バネ受け兼用係合突起35が設けられている。
前記係合突起35は、駆動片13の他端部13bと係合する。また対向板33の後端部には、第2スイッチ25の可動接片と当接するスイッチ用突起36が設けられている。
【0018】
固定一軸26は、作動片23とロッキングピース24とを軸支する。38は固定一軸26に設けられた付勢バネで、この付勢バネ38の一端部38aは作動片23の下端部の切欠部分39に圧接し、一方、他端部38bは錠ケース1の後壁8に圧接する。
【0019】
図5に於いて、10cは手動式駆動部材41用の第3空間である。この第3空間10cは手動式解錠部材21の下方の空間部分に相当する。この第3空間部10cに手動式駆動部材41を構成する駆動ハブ42と、リトラクター(駆動カム)43とが一体的に配設されている。
【0020】
すなわち、42は把手側の角軸に嵌合する駆動ハブ(筒体)で、この駆動ハブ42には、水平スライド軸3cのフランジ部3dに係合するリトラクター(引き戻し片)43が固定的に外嵌合している。
【0021】
図7を参照にしてリトラクター43を説明する。このリトラクター43もロッキングピース24と同様に、ケース蓋側の円形状係合板44と、この係合板44と対向するケース身側の円形状係合板45と、これらの円形状係合板44,45の一部を連結する連結板46とから成る。
【0022】
したがって、本実施例の駆動ハブ42、リトラクター43は、図示しない内外の把手をそれぞれ操作すると一緒に回転する。各係合板44,45は、中央部に駆動ハブ42用の嵌合孔47,47を有する。また、円周縁に親指状係合爪48,48が1対突設されている。これらの係合爪48,48は、デッドラッチ3の後端部に形成したフランジ部3dに係合可能である。また係合爪48,48の付近には、突起状当接部49が形成されている。さらに、前記連結板46の下部には、バネ端支持用の貫通孔50が形成されている。
【0023】
51はリトラクター43を初期位置へと常時付勢する把手用バネで、駆動ハブ42に巻装されている。バネ力が強い把手用バネ51の一端部51aは、リトラクター43の貫通孔50に差し込まれ、一方、他端部51bは第2スイッチ25とリトラクター43との間に固定的に設けられた取付け筒52に圧接している。
図8に於いて、10dは錠ケース1のフロント1c側の第4空間である。この第4空間10dは、第1空間10aとは反対側のフロント側空間部分(左下)に相当する。この第4空間10dに、先端部側がフロント1cから突出し、一方、後端部側が扉4の開閉状態を検出する第1スイッチ55に関連付けられた進退動部材(トリガー、摺動軸、当接片、押圧片、バネ)61が配設されている。
【0024】
図8及び図9を参照にして進退動部材61を説明する。進退動部材61は、ラッチと同一形状のトリガー61aと、このトリガーの後端部に水平状態に固定された摺動軸61bと、この摺動軸に取付けられ、かつ、第1スイッチ55の可動接片に関連付けられたスイッチ用当接片61cとから成る。
【0025】
進退動部材61は、錠ケース1の下壁9に形成した2個の挿入孔を介して差し込まれた断面上向きコ型の固定ガイド片17に案内されている。また進退動部材61は、固定ガイド片17の一方の垂直壁17aに圧接するように摺動軸61bに装着されたトリガーバネ62により、突出方向に常時付勢されている。
【0026】
ここで、図9を参照にして施錠片(例えばデッドラッチ)3について説明する。ここでは、ラッチとデッドボルトの両方の機能を有する施錠片を、「デッドラッチ」と称している。このデッドラッチ3は、傾斜面を有するラッチ部分3aと、このラッチ部分3aに連設する四角型のデッド部分3bと、このデッド部分3bに水平状態に取付けられた水平スライド軸3cと、この水平スライド軸3cの後端部に周設されたフランジ部3dとから成り、錠ケース1の中央部寄りの固定された端面コ字型状のバネ受片18に案内されている。
【0027】
しかして、本実施例では、前記デッド部分3bの後端部に支持突片65が下方方向に連設している。しかも、前記支持突片65の前面には、緩衝部材(ゴム)66が固定されている。デッドラッチバネ67は、デッド部分3bの後端面と錠ケース1に固定されたバネ受片18との間に於いて、水平スライド軸3cに巻装されている。したがって、デッドラッチバネ67は、施錠片3を常時突出する方向へ付勢している。
【0028】
ところで、本実施例では、第4空間10dに、さらに、デッドラッチ3の位置を扉の開閉に対応してラッチの位置(扉を開いた時にラッチ部分3aのみ突出する。)又はデッドの位置(扉を閉じた時にデッド部分3bも突出する。)にそれぞれ調整する施錠片保持部材70が組み込まれている。
【0029】
この施錠片保持部材70は、第4空間10dに設けられた固定横軸71に軸支された係合アーム72と、この係合アーム72を常時デッドラッチ3の緩衝部材66から離れる(係合解除)方向へと付勢するバネ部材73とから成る。
【0030】
しかして、前記係合アーム72は、図10で示すように、固定横軸71に枢支された対向アーム部72a,72aと、これらの対向アーム部72a,72aの先端部を連結し、かつ、扉を開いた時にラッチの位置になるようにデッドラッチ3の緩衝部材66に係合する係合棒72bとから成る。
【0031】
また、手前側の対向アーム部72aには、脚状当接部72cが斜め下方方向へ延びており、該当接部72cは進退動部材61の摺動軸61bに設けた押圧片61dと当接可能である。
【0032】
ところで、錠ケース1の内部空間を有効的に活用するために、図1で示すように、本実施例の第2スイッチ25は、X軸線上又はこれに準じる位置(X軸線付近)に配設され、一方、第1スイッチ55は、Y軸線上又はこれに準じる位置(Y軸線付近)に配設されている。
【0033】
図12〜図16を参照にして本発明の作用を説明する。まず、図12は施錠状態にする時の概略説明図である。扉4を閉めると、進退動部材61のトリガー61aは、ストライク2の前面に突き当たるので、トリガーバネ62のバネ力に抗して錠ケース1内へと後退する。そうすると、進退動部材61の押圧片61dは、係合アーム72の脚状当接部72cから離れるので、係合アーム72は、固定横軸71を支点にし、かつ、バネ部材73のバネ力により係止解除の方向(反時計方向)Aへと回転する。これによりデッドラッチ3の支持突片65及び緩衝部材66から係合アーム72の係合棒72bが離れるので、デッドラッチ3はデッドラッチバネ67のバネ力により突出し、ストライク2に係合する(ラッチ位置からデッド位置になる)。したがって、ロッキングピースはデッドラッチ3の後端面と係合(施錠)可能となる。
【0034】
第1スイッチ55は、進退動部材61の進退動に対応して、「ON」又は「OFF」する。そこで、第1スイッチ55は、進退動部材61を介して扉の閉状態を検知する。検知信号は図示しない制御手段へと送られる。制御手段は電気式施・解錠部材11を制御する。例えばソレノイド11aが通電状態になると、作動杆11bが伸長する。作動杆11bが伸長すると、駆動片13は固定軸12を支点にして回転し、ロッキングピース24を施錠方向(矢印A)へと回転させる。
なお、駆動片13の他端部13bは、ロッキングピース24のバネ受け突起35に係合しているので、ロッキングピース24が固定一軸26を支点にして施錠方向Aと回転すると、それに連動し、かつ、固定軸12を支点にして矢印B方向へ回転する。
【0035】
図13は室内側からサムターンを利用し、又は室外側からキーを操作して施錠状態を解錠状態にした場合の手動式解錠部材21の概略説明図である。サムターンダルマ22の係合突起22cは作動片23の係合長孔27に係合しているから、サムターンダルマ22が矢印A方向へ回転すると、作動片23は矢印B方向へと回転する。
【0036】
また、作動片23の傾斜縁には小係合爪29が突出形成されているから、作動片23が矢印B方向へと回転すると、その回転途中で、小係合爪29はロッキンクピース24の上方(手前)対向板32の指先状受け部37に当接する。そして、そのまま作動片23が回転し続けると、ロッキンクピース24は付勢バネ38のバネ力に抗して作動片23と協働して矢印B方向へと回転する。
【0037】
この時、駆動レバー13は固定軸12を支点に矢印A方向へと回転する。また、第2スイッチ25は、ロッキングピース24のスイッチ用突起36と関係しているので、ロッキングピース24の回転方向に対応して「ON」、「OFF」する。
【0038】
図14は、解錠態様の概略説明図である。一方はソレノイド11aの作動杆11bの収縮による解錠例を示し、他方はサンターンダルマ22による解錠例を示す。前者の場合於いて、ロッキングピース24は、駆動片13の他端部13bによって係止解除の方向へと持ち上げられる。
【0039】
図15は扉4を開けた場合に於いて、施錠片保持部材70が作用した場合の概略説明図である。扉4を開けると、トリガー61aはストライク2から離れるので、トリガーバネ62のバネ力により前進可能となる。この時デッドラッチ3は、把手(例えばレバーハンドル)の押し下げ操作により、駆動ハブ42及びリトラクター43が一緒に回転するので、バネ力に抗して錠ケース内に後退している。
【0040】
そこで、進退動部材61の動きに関しては、図12の説明とは逆になる。すなわち、進退動部材61のトリガー61aがトリガーバネ62のバネ力により前進すると、その押圧片61dは係合アーム72の脚状当接部72cに衝突し、かつ、そのまま前進する。
【0041】
したがって、係合アーム72はバネ部材73のバネ力により、かつ、固定横軸72を基準に矢時B方向(時計方向)へと回転するので、デッドラッチ3のデッド部分3bは、係合アーム72の係合棒72aに係止される。この時デッドラッチ3は、ラッチ3aの部分のみがフロント1cから突出し、いわゆる「ラッチ位置」となる。
【0042】
なお、図16で示すように、把手から手を離すと、手動式駆動部材41は、把手用バネ51のバネ力により、矢印A方向(反時計方向)へと回転し、いわゆる初期位置へと戻る。したがって、リトラクター43の係合爪48はデッドラッチ3のフランジ部3dから多少離れる。
【0043】
【実施例】
本実施例に於いて、錠ケース1のフロント側上方の第1空間にソレノイドを横設しているが、フロント側下方の第4空間10dの方にソレノイドを横設しても良い。この場合には、進退動部材61を上方の第1空間10aに、把手側の手動式駆動部材41を右隣の第2空間部10bに、サムターン側の手動式解錠部材21を下方の第3空間部10cにそれぞれ配設される。要は、錠ケース1をコンパクト化するために、錠機構を構成する各部材11,21,41,61を錠ケース1の第1乃至第4空間に合理的に組み込めば良い。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては、次に列挙するような効果がある。
(1)錠ケース内にソレノイドを横方向に配設した上で、サムターンダルマに係合するリセット信号取得用の作動片と施錠片に係脱するロッキングピースとを一軸で枢支したので、錠機構を構成する部品点数を少なくすることができる。
(2)錠ケースの内部空間を、施錠片の水平スライド軸を通る線をX軸、一方、電気式施・解錠部材の駆動片を枢支する中央部の固定軸を通る線をY軸として四つに分割し、フロント側の上又は下の第1空間にソレノイドを横設した上で、他の第2〜第4空間にサムターン側の手動式解錠部材と、把手側の手動式駆動部材と、ストライクに当接する進退動部材とを合理的に組み込んだので、錠ケースをコンパクト化することができる。
(3)電気式施・解錠部材のソレノイドの作動杆に枢支した駆動板と、少なくとも手動式解錠部材とが互いに連動しているので、施錠状態の時に於いて、室内側からサムターンを自由に操作してロッキングピースを解錠することができる。したがって、本発明の電気錠は、ホテルの客室、研究室などの扉に適合する。
(4)錠ケース内に施錠片の突出量を調整することができる施錠片保持部材を設けたので、例えば扉を開いた時に、施錠片を所定の突出位置(デッド位置)に保持することができる。したがって、施錠片がフロントから完全に突出しないので、施錠片の水平スライド軸の後端部にキングピースの一端部が乗っかる。換言すれば、扉を開いた時にロッキングピースが施錠方向に回転することを防止することができる。
(5)特に、進退動部材に関連付けられた第1スイッチをY軸線上又はこれに準じる位置(Y軸線付近)に配設し、一方、サムターン側の手動式解錠部材に関連付けられた第2スイッチをX軸線上又はこれに準じる位置(X軸線付近)に配設したので、錠ケースの狭い内部空間を有効的に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図16は本発明の一実施例を示す各概略説明図。
【図1】全体の内部構造を示す概略説明図(施錠時)。
【図2】錠ケースの上壁を切欠した内部構造の主たる部材の説明図。
【図3】錠ケースの内部空間と各部材の配設位置を示す概略説明図。
【図4】電気式施・解錠部材の配設位置を示す概略説明図。
【図5】手動式解錠部材及び手動式駆動部材の配設位置を示す概略説明図。
【図6】サムターンダルマ、作動片、ロッキングピース等の斜視図。
【図7】駆動ハブ、リトラクター、把手用バネ等の斜視図。
【図8】施錠片、進退動部材及び施錠片保持部材の概略説明図。
【図9】図8で示した各部材の斜視からの概略説明図。
【図10】施錠片保持部材の斜視図。
【図11】錠ケースに対するバネ部材、スイッチ、駆動片、サムターンダルマ等の組み込み位置を示す補足説明図。
【図12】扉を閉めた時の主たる部材の作用の概略説明図。
【図13】手動式解錠部材の作用の概略説明図。
【図14】解錠態様の概略説明図。
【図15】扉を開けた場合に於いて、施錠片保持部材の作用の概略説明図。
【図16】全体の内部構造を示す概略説明図(解錠時)。
【符号の説明】
1…錠ケース、1a…ケース身、1b…ケース蓋、1c…フロント、2…ストライク、3…施錠片、3a…ラッチ部分、3b…デッド部分、3c…水平スライド軸、3d…フランジ部、4…扉、10…内部空間、10a…第1空間、10b…第2空間、10c…第3空間、10d…第4空間、11…電気式施・解錠部材、11a…ソレノイド、11b…作動杆、12…中央部の固定軸、13…駆動片、13b…他端部、15…支持枠、17…ガイド片、18…バネ受片、21…手動式解錠部材、22…サムターンダルマ、23…作動片、24…ロッキングピース、25…第2スイッチ、26…固定一軸、29…小係合爪、34…受板、35…突起、36…スイッチ用突起、37…受け部、38…付勢バネ、41…手動式駆動部材、42…駆動ハブ、43…リトラクター、48…係合爪、51…把手用バネ、55…第1スイッチ、61…進退動部材、61a…トリガー、61b…摺動軸、61d…押圧片、62…トリガーバネ、65…支持突片、66…緩衝部材、67…デッドラッチバネ、70…施錠片保持部材、71…固定横軸、72…係合アーム、72b…係合棒、72c…脚状当接部、73…バネ部材。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electric lock for a door attached to a door of a hotel guest room, a laboratory, or the like.
[0002]
[Prior art]
The applicant describes Japanese Utility Model Publication No. 4 (1992) -19180 as an obligation to disclose information on prior art documents. The lock case of the electric lock of this publication is attached to the open side end of the door.
Therefore, in the internal space of the lock case, “an electric locking / unlocking member that locks the locking piece engaged with the strike, when the locking mechanism is unlocked, the locking piece is placed inside the lock case. The manual drive member on the handle side to be pulled back, the front end portion protrudes from the front, while the rear end portion incorporates an advancing / retracting member (trigger) associated with the switch for detecting the open / closed state of the door.
However, in this embodiment, since the number of parts of each member constituting the locking mechanism, including the electric locking / unlocking member having a solenoid, is very large, the lock case cannot be made compact. There were drawbacks. There is also a drawback that the internal space of the lock case is not effectively used.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above-described conventional problems, the first object of the present invention is to reduce the number of parts constituting the lock mechanism. The second purpose is to provide an electric locking / unlocking member having a solenoid, a manual unlocking member on the thumb turn side, a manual driving member on the handle side, and an advancing / retracting member (trigger, etc.) that contacts the strike. It is reasonably incorporated into the internal space of the lock case. The third object is that the lock case can be made compact by achieving the first and second objects. The fourth object is that when the door is opened, the locking piece can be reliably held in the dead position so that the locking piece does not rotate in the locking direction. A fifth object is to rationally arrange a plurality of switches in the internal space of the lock case.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The electric lock for doors of the present invention uses the internal space 10 of the lock case as the X axis as a line passing through the horizontal slide shaft 3c of the dead latch 3 , while the drive piece 13 of the electric locking / unlocking member 11 is pivotally supported. The line passing through the fixed shaft 12 is divided into approximately four parts as the Y axis, and the solenoid 11a constituting the electric locking / unlocking member is provided horizontally in the first space 10a on the upper left side of the front side. The thumb turn dharma 22 in the second space 10b on the upper right side of the lock case rear wall , the operating piece 23 engaged with the thumb turn dharma, and the second space so as to cooperate with the operating piece . A locking piece 24 that is pivotally supported together with the operating piece on the fixed single shaft 26 located at 10b, engages with the other end of the drive piece, and engages the rear end of the horizontal slide shaft 3c of the dead latch 3 ; a manual unlocking member 21 having a It features on the right side of the serial solenoid fixedly outside fitted to the drive hub 42 of the handle side to the third space 10c at the bottom right of the rear wall side with respect to the manual unlatching member, and the horizontal slide shaft An engaging manual drive member 41 is disposed, and an advancing / retracting member having a trigger is disposed in the lower left fourth space 10d on the front side opposite to the first space, and the operating piece The second switch 25 for detecting the unlocking / unlocking signal having a movable contact piece that abuts the contact 23 is disposed on the X-axis line or a position equivalent thereto (near the X-axis line) .
[0005]
In the above-mentioned configuration, for example, when the first switch 55 for detecting the open / close state of the door 4 when the advance / retreat member moves horizontally in the lock case and the locking piece 24 of the manual unlocking member 21 rotate, locking and unlocking are performed. A second switch 25 for detecting a signal is incorporated, and the first switch is disposed on the Y-axis line or a position corresponding thereto, while the second switch is disposed on the X-axis line or a position corresponding thereto. Has been.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 thru | or FIG. 16 shows one Example of the electric lock for doors of this invention. This electric lock has a lock case 1 for incorporating each member constituting the lock mechanism. The locking mechanism includes an electric locking / unlocking member 11 that locks a locking piece (for example, a dead latch) 3 engaged with a strike, and a thumb turn that unlocks the locking state by the locking / unlocking member 11 from the indoor side. Manual unlocking member 21 on the side, manual drive member 41 on the handle side for pulling back the locking piece 3 to the inside of the lock case 1 when the locking mechanism is unlocked, and the distal end side on the opening frame of the building On the other hand, it protrudes so as to be able to come into contact with the provided strike 2, while the rear end portion is composed of an advancing / retracting member 61 associated with the first switch 55 for detecting the open / closed state of the door 4.
[0007]
First, the horizontally long lock case 1 and main members disposed in the lock case 1 will be described with reference to FIGS. 2 to 16 are schematic explanatory views showing the points of the present invention (front accessory plate, mounting cylinder having internal threads, fitting holes, etc. are omitted).
[0008]
The lock case 1 includes a case body (case body) 1a having one side opening, a case lid 1b, and a front 1c. The lock case 1 is attached to the door 4 so that a lock piece (for example, a dead latch) 3 is engaged with a strike 2 attached to a vertical shaft. The front 1c is formed with a locking piece opening 5 and a trigger opening 6 for the advance / retreat member 61. Here, for convenience of explanation, reference numerals are given to the case body 1a. 7 is an upper wall, 8 is a rear wall, and 9 is a lower wall.
[0009]
Next, the internal space 10 of the lock case 1 will be described. In the present embodiment, the inner space 10 of the lock case 1, the line passing through the horizontal slide shaft 3 c of the dead latch 3 is the X axis, and on the other hand, the central portion that pivotally supports the drive piece 13 of the electric locking / unlocking member 11. The line passing through the fixed axis 12 is divided into four 10a, 10b, 10c, and 10d as the Y axis. The 1st thru | or 4th space part divided | segmented into four of a present Example is substantially equal.
[0010]
3 and 4, reference numeral 10a denotes a first space (upper left) on the front 1c side. The first space 10 a corresponds to a space portion above the horizontal slide shaft 3 c of the locking piece 3. A driving source 11a that constitutes an electric application / unlocking member 11 is incorporated in the first space 10a.
[0011]
That is, 11a is a solenoid that is fixedly provided in the first space 10a. 11b is an operating rod of the solenoid. One end 13a of the L-shaped drive piece 13 is pivotally supported on the operating rod 11b via a pivot pin.
[0012]
As described above, the central portion of the drive piece 13 is pivotally supported by the fixed shaft 12 on the Y axis. The fixed shaft 12 is provided with a central portion of a coil spring 14 for the working rod. One end portion 14a of the coil spring 14 is in pressure contact with the wall surface of the support frame 15 of the solenoid 11a, while the other end portion 14b is in pressure contact with a spring receiving / engaging protrusion 35 of a locking piece (lock piece) 24 described later.
[0013]
4 and 5, reference numeral 10 b denotes a second space on the rear wall 8 side of the lock case 1. The second space 10b corresponds to a space (upper right on the rear wall side) in the extending direction of the operating rod 11b of the solenoid 11a.
[0014]
In this second space 10b, a thumb turn dharma 22 constituting a manual unlocking member 21 and an operating piece (engaged with the thumb turn dharma 22 and associated with a second switch 25 for detecting a lock and unlock signal) A reset board) 23 and a locking piece 24 that is pivotally supported together with the operating piece 23 on the fixed fixed shaft 26 on the rear wall side so as to cooperate with the operating piece and engages with the other end 13b of the driving piece 13. Is arranged.
[0015]
As shown in FIG. 6, the manual unlocking member 21 includes a thumb turn dharma 22, an operating piece 23, and a locking piece 24. The thumb turn dharma 22 includes a cylindrical portion 22a that fits into the fitting hole 16 of the lock case 1, a drive arm 22b that extends radially from the cylindrical portion 22a, and an upper surface (front side) of the drive arm 22b. And a small engagement protrusion 22c projecting from the surface.
[0016]
The actuating piece 23 is formed by bending a wide engaging plate portion 23a having an engaging long hole 27 and a shaft hole 28 to be engaged with the small engaging protrusion 22c, and one end portion of the engaging plate portion 23a in a step shape. The lower end portion 23b, the upper end portion 23c continuously provided in a fingertip shape on the opposite side of the lower end portion 23b, and the locking piece small engagement claw 29 protruding from the inclined edge near the upper end portion.
[0017]
The locking piece 24 is composed of long plate-like counter plates 32 and 33 each having a shaft hole 31 on the rear end side, and a receiving plate 34 connecting the tip portions of the counter plates 32 and 33. A spring receiving / engaging projection 35 is provided at the tip of the opposing plate 33 located on the inner wall surface side of the wide side wall 1a.
The engagement protrusion 35 engages with the other end portion 13 b of the drive piece 13. In addition, a switch protrusion 36 is provided at the rear end portion of the counter plate 33 so as to contact the movable contact piece of the second switch 25.
[0018]
The fixed single shaft 26 pivotally supports the operating piece 23 and the locking piece 24. An urging spring 38 is provided on the fixed uniaxial shaft 26. One end 38a of the urging spring 38 is in pressure contact with a notch 39 at the lower end of the actuating piece 23, while the other end 38b is provided behind the lock case 1. Press against the wall 8.
[0019]
In FIG. 5, 10 c is a third space for the manual drive member 41. The third space 10 c corresponds to a space portion below the manual unlocking member 21. A drive hub 42 that constitutes the manual drive member 41 and a retractor (drive cam) 43 are integrally provided in the third space portion 10c.
[0020]
That is, reference numeral 42 denotes a drive hub (cylinder) that is fitted to the handle-side angular shaft, and a retractor (retracting piece) 43 that is engaged with the flange portion 3d of the horizontal slide shaft 3c is fixed to the drive hub 42. Is fitted outside.
[0021]
The retractor 43 will be described with reference to FIG. Similarly to the locking piece 24, the retractor 43 also has a circular engagement plate 44 on the case lid side, a circular engagement plate 45 on the case body side facing the engagement plate 44, and these circular engagement plates 44, 45. And a connecting plate 46 for connecting a part of the connecting plate 46.
[0022]
Therefore, the drive hub 42 and the retractor 43 according to the present embodiment rotate together when operating the internal and external handles (not shown). Each engagement plate 44, 45 has a fitting hole 47, 47 for the drive hub 42 at the center. Further, a pair of thumb-like engagement claws 48 are provided on the circumferential edge of the circle. These engagement claws 48 can be engaged with a flange portion 3 d formed at the rear end portion of the dead latch 3. Further, a projecting contact portion 49 is formed in the vicinity of the engaging claws 48. Further, a through hole 50 for supporting a spring end is formed in the lower part of the connecting plate 46.
[0023]
51 is a handle spring that constantly biases the retractor 43 to the initial position, and is wound around the drive hub 42. One end 51 a of the handle spring 51 having a strong spring force is inserted into the through hole 50 of the retractor 43, while the other end 51 b is fixedly provided between the second switch 25 and the retractor 43. It is in pressure contact with the mounting cylinder 52.
In FIG. 8, 10 d is a fourth space on the front 1 c side of the lock case 1. The fourth space 10d corresponds to a front space portion (lower left) opposite to the first space 10a. In this fourth space 10d, the front end portion protrudes from the front 1c, while the rear end portion is a forward / backward movement member (trigger, sliding shaft, contact piece) associated with the first switch 55 that detects the open / closed state of the door 4. , Pressing pieces, springs) 61 are disposed.
[0024]
The advance / retreat member 61 will be described with reference to FIGS. The advancing / retracting member 61 has a trigger 61a having the same shape as the latch, a sliding shaft 61b fixed to the rear end portion of the trigger in a horizontal state, and is attached to the sliding shaft, and the first switch 55 is movable. And a switch contact piece 61c associated with the contact piece.
[0025]
The advancing / retracting member 61 is guided by a fixed guide piece 17 having an upward U-shaped cross section inserted through two insertion holes formed in the lower wall 9 of the lock case 1. The advance / retreat member 61 is always urged in the protruding direction by a trigger spring 62 mounted on the sliding shaft 61b so as to be in pressure contact with one vertical wall 17a of the fixed guide piece 17.
[0026]
Here, the locking piece (for example, dead latch) 3 is demonstrated with reference to FIG. Here, the locking piece having the functions of both a latch and a dead bolt is referred to as a “dead latch”. The dead latch 3 includes a latch portion 3a having an inclined surface, a square dead portion 3b connected to the latch portion 3a, a horizontal slide shaft 3c attached to the dead portion 3b in a horizontal state, The flange portion 3d is provided around the rear end portion of the slide shaft 3c, and is guided by a fixed end face U-shaped spring receiving piece 18 near the center portion of the lock case 1.
[0027]
Thus, in the present embodiment, the support protrusion 65 is continuously provided in the downward direction at the rear end portion of the dead portion 3b. In addition, a buffer member (rubber) 66 is fixed to the front surface of the support protrusion 65. The dead latch spring 67 is wound around the horizontal slide shaft 3 c between the rear end surface of the dead portion 3 b and the spring receiving piece 18 fixed to the lock case 1. Therefore, the dead latch spring 67 urges the locking piece 3 in a direction that always protrudes.
[0028]
By the way, in the present embodiment, in the fourth space 10d, the position of the dead latch 3 further corresponds to the opening and closing of the door, the position of the latch (only the latch portion 3a protrudes when the door is opened) or the position of the dead ( When the door is closed, the dead portion 3b also protrudes).
[0029]
The locking piece holding member 70 is engaged with an engagement arm 72 supported by a fixed horizontal shaft 71 provided in the fourth space 10d, and the engagement arm 72 is always separated from the buffer member 66 of the dead latch 3 (engagement). It comprises a spring member 73 urging in the release direction.
[0030]
As shown in FIG. 10, the engagement arm 72 connects the opposing arm portions 72a and 72a pivotally supported by the fixed horizontal shaft 71 and the distal ends of the opposing arm portions 72a and 72a, and The engaging rod 72b engages with the buffer member 66 of the dead latch 3 so as to be in the position of the latch when the door is opened.
[0031]
In addition, a leg-like contact portion 72c extends obliquely downward in the opposite arm portion 72a on the near side, and the corresponding contact portion 72c contacts the pressing piece 61d provided on the sliding shaft 61b of the advance / retreat member 61. Is possible.
[0032]
By the way, in order to effectively utilize the internal space of the lock case 1, as shown in FIG. 1, the second switch 25 of the present embodiment is disposed on the X-axis line or a position equivalent thereto (near the X-axis line). On the other hand, the first switch 55 is disposed on the Y-axis line or a position corresponding to the Y-axis line (near the Y-axis line).
[0033]
The operation of the present invention will be described with reference to FIGS. First, FIG. 12 is a schematic explanatory diagram when the locked state is set. When the door 4 is closed, the trigger 61 a of the advance / retreat member 61 abuts against the front surface of the strike 2, and thus retracts into the lock case 1 against the spring force of the trigger spring 62. Then, the pressing piece 61 d of the advance / retreat member 61 is separated from the leg-shaped contact portion 72 c of the engagement arm 72, so that the engagement arm 72 uses the fixed horizontal shaft 71 as a fulcrum and the spring force of the spring member 73. Rotate in the unlocking direction (counterclockwise) A. As a result, the engagement rod 72b of the engagement arm 72 is separated from the support protrusion 65 and the buffer member 66 of the dead latch 3, so that the dead latch 3 protrudes by the spring force of the dead latch spring 67 and engages with the strike 2 (latch). From position to dead position). Therefore, the locking piece can be engaged (locked) with the rear end surface of the dead latch 3.
[0034]
The first switch 55 is turned “ON” or “OFF” in response to the advance / retreat of the advance / retreat member 61. Therefore, the first switch 55 detects the closed state of the door via the advance / retreat member 61. The detection signal is sent to a control means (not shown). The control means controls the electric application / unlocking member 11. For example, when the solenoid 11a is energized, the operating rod 11b extends. When the operating rod 11b extends, the drive piece 13 rotates with the fixed shaft 12 as a fulcrum, and rotates the locking piece 24 in the locking direction (arrow A).
Since the other end 13b of the drive piece 13 is engaged with the spring receiving projection 35 of the locking piece 24, when the locking piece 24 rotates in the locking direction A with the fixed uniaxial shaft 26 as a fulcrum, And it rotates to the arrow B direction by using the fixed shaft 12 as a fulcrum.
[0035]
FIG. 13 is a schematic explanatory view of the manual unlocking member 21 when the thumb turn is used from the indoor side or the key is operated from the outdoor side to set the locked state to the unlocked state. Since the engagement protrusion 22c of the thumb turn duller 22 is engaged with the engagement long hole 27 of the operating piece 23, when the thumb turn dharma 22 rotates in the arrow A direction, the operating piece 23 rotates in the arrow B direction.
[0036]
Further, since the small engaging claw 29 protrudes from the inclined edge of the operating piece 23, when the operating piece 23 rotates in the direction of the arrow B, the small engaging claw 29 is moved in the middle of the rotation. It contacts the fingertip-shaped receiving part 37 of the upper (near) counter plate 32. When the operating piece 23 continues to rotate as it is, the rocking piece 24 rotates in the direction of arrow B in cooperation with the operating piece 23 against the spring force of the biasing spring 38.
[0037]
At this time, the drive lever 13 rotates in the direction of arrow A with the fixed shaft 12 as a fulcrum. Further, since the second switch 25 is related to the switch protrusion 36 of the locking piece 24, the second switch 25 is turned “ON” and “OFF” corresponding to the rotation direction of the locking piece 24.
[0038]
FIG. 14 is a schematic explanatory diagram of an unlocking mode. One shows an example of unlocking by contraction of the operating rod 11b of the solenoid 11a, and the other shows an example of unlocking by the sun turn dharma 22. In the former case, the locking piece 24 is lifted in the unlocking direction by the other end 13b of the driving piece 13.
[0039]
FIG. 15 is a schematic explanatory diagram when the locking piece holding member 70 acts when the door 4 is opened. When the door 4 is opened, the trigger 61 a is separated from the strike 2, so that it can be advanced by the spring force of the trigger spring 62. At this time, since the drive hub 42 and the retractor 43 are rotated together by the push-down operation of the handle (for example, lever handle), the dead latch 3 is retracted in the lock case against the spring force.
[0040]
Therefore, the movement of the advance / retreat member 61 is opposite to the description of FIG. That is, when the trigger 61a of the advance / retreat member 61 moves forward by the spring force of the trigger spring 62, the pressing piece 61d collides with the leg-shaped contact portion 72c of the engagement arm 72 and moves forward as it is.
[0041]
Therefore, the engagement arm 72 rotates in the arrow B direction (clockwise direction) with the spring force of the spring member 73 and with the fixed horizontal shaft 72 as a reference, so that the dead portion 3b of the dead latch 3 72 is engaged with the engaging rod 72a. At this time, only the portion of the latch 3a of the dead latch 3 protrudes from the front 1c, and becomes a so-called “latch position”.
[0042]
As shown in FIG. 16, when the hand is released from the handle, the manual drive member 41 is rotated in the direction of arrow A (counterclockwise) by the spring force of the handle spring 51 to a so-called initial position. Return. Accordingly, the engaging claw 48 of the retractor 43 is slightly separated from the flange portion 3 d of the dead latch 3.
[0043]
【Example】
In the present embodiment, the solenoid is horizontally provided in the first space above the front side of the lock case 1, but the solenoid may be horizontally provided in the fourth space 10d below the front side. In this case, the advancing / retracting member 61 is in the upper first space 10a, the handle-side manual drive member 41 is in the second space 10b on the right side, and the thumb-turn-side manual unlocking member 21 is in the lower first space 10b. Each of the three spaces 10c is disposed. In short, in order to make the lock case 1 compact, each member 11, 21, 41, 61 constituting the lock mechanism may be rationally incorporated in the first to fourth spaces of the lock case 1.
[0044]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the present invention has the following effects.
(1) Since the solenoid is disposed in the lock case in the horizontal direction, the reset signal acquisition operation piece that engages the thumb turn dharma and the locking piece that engages and disengages from the lock piece are pivotally supported on one axis. The number of parts constituting the mechanism can be reduced.
(2) In the internal space of the lock case, the line passing through the horizontal slide shaft of the locking piece is the X axis, while the line passing through the central fixed shaft that pivotally supports the drive piece of the electric locking / unlocking member is the Y axis As shown in FIG. 4, the solenoid is horizontally installed in the first space above or below the front side, and the thumb-turn side manual unlocking member and the handle side manual type are provided in the other second to fourth spaces. Since the drive member and the advance / retreat member that contacts the strike are rationally incorporated, the lock case can be made compact.
(3) Since the drive plate pivotally supported by the solenoid of the solenoid of the electric locking / unlocking member and at least the manual unlocking member are interlocked with each other, the thumb turn is applied from the indoor side in the locked state. The locking piece can be unlocked by operating freely. Therefore, the electric lock of the present invention is suitable for doors of hotel guest rooms, research rooms and the like.
(4) Since the locking piece holding member capable of adjusting the protruding amount of the locking piece is provided in the lock case, for example, when the door is opened, the locking piece can be held at a predetermined protruding position (dead position). it can. Therefore, since the locking piece does not completely protrude from the front, one end of the king piece rides on the rear end of the horizontal slide shaft of the locking piece. In other words, it is possible to prevent the locking piece from rotating in the locking direction when the door is opened.
(5) In particular, the first switch associated with the advancing / retracting member is disposed on the Y-axis line or a position equivalent thereto (near the Y-axis line), while the second switch associated with the thumb-turn-side manual unlocking member. Since the switch is disposed on the X-axis line or a position corresponding to the X-axis line (near the X-axis line), the narrow internal space of the lock case can be used effectively.
[Brief description of the drawings]
1 to 16 are schematic explanatory views showing an embodiment of the present invention.
FIG. 1 is a schematic explanatory view showing the entire internal structure (when locked).
FIG. 2 is an explanatory view of main members of an internal structure in which an upper wall of the lock case is cut away.
FIG. 3 is a schematic explanatory view showing the internal space of the lock case and the positions where each member is disposed.
FIG. 4 is a schematic explanatory view showing an arrangement position of an electric application / unlocking member.
FIG. 5 is a schematic explanatory view showing the arrangement positions of a manual unlocking member and a manual driving member.
FIG. 6 is a perspective view of a thumb turn dharma, an operating piece, a locking piece, and the like.
FIG. 7 is a perspective view of a drive hub, a retractor, a handle spring, and the like.
FIG. 8 is a schematic explanatory view of a locking piece, an advance / retreat member, and a locking piece holding member.
9 is a schematic explanatory view from the perspective of each member shown in FIG. 8. FIG.
FIG. 10 is a perspective view of a locking piece holding member.
FIG. 11 is a supplementary explanatory diagram showing the positions where spring members, switches, drive pieces, thumb turn dharmers, etc. are assembled with respect to the lock case.
FIG. 12 is a schematic explanatory diagram of the action of main members when the door is closed.
FIG. 13 is a schematic explanatory diagram of the operation of a manual unlocking member.
FIG. 14 is a schematic explanatory diagram of an unlocking mode.
FIG. 15 is a schematic explanatory view of the action of the locking piece holding member when the door is opened.
FIG. 16 is a schematic explanatory view showing the entire internal structure (when unlocked).
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Lock case, 1a ... Case body, 1b ... Case lid, 1c ... Front, 2 ... Strike, 3 ... Locking piece, 3a ... Latch part, 3b ... Dead part, 3c ... Horizontal slide shaft, 3d ... Flange part, 4 ... Door, 10 ... Internal space, 10a ... First space, 10b ... Second space, 10c ... Third space, 10d ... Fourth space, 11 ... Electric locking / unlocking member, 11a ... Solenoid, 11b ... Actuator , 12 ... Center fixed shaft, 13 ... Drive piece, 13b ... The other end, 15 ... Support frame, 17 ... Guide piece, 18 ... Spring receiving piece, 21 ... Manual unlocking member, 22 ... Thumb turn dharma, 23 ... Actuating piece, 24 ... Locking piece, 25 ... Second switch, 26 ... Fixed uniaxial, 29 ... Small engagement claw, 34 ... Receiving plate, 35 ... Projection, 36 ... Projection for switch, 37 ... Receiving part, 38 ... with Spring, 41 ... Manual drive member, 42 ... Drive , 43 ... retractor, 48 ... engaging claw, 51 ... handle spring, 55 ... first switch, 61 ... advance / retract member, 61a ... trigger, 61b ... sliding shaft, 61d ... pressure piece, 62 ... trigger spring , 65 ... support protrusion, 66 ... buffer member, 67 ... dead latch spring, 70 ... locking piece holding member, 71 ... fixed horizontal axis, 72 ... engagement arm, 72b ... engagement rod, 72c ... leg-shaped contact portion 73 ... Spring members.

Claims (1)

錠ケースの内部空間10を、デッドラッチ3の水平スライド軸3cを通る線をX軸とし、一方、電気式施・解錠部材11の駆動片13を枢支する固定軸12を通る線をY軸として略四つに均等分割し、フロント側の左上の第1空間10aに前記電気式施・解錠部材を構成するソレノイド11aを横設し、一方、ソレノイドの作動杆側であって錠ケース後壁側の右上の第2空間10bにサムターンダルマ22と、該サムターンダルマに係合する作動片23と、この作動片と協働するように該第2空間10bに位置する固定一軸26に該作動片と共に軸支され、かつ前記駆動片の他端部と係合すると共に前記デッドラッチ3水平スライド軸3cの後端部を係止するロッキングピース24とを有する手動式解錠部材21を前記ソレノイドに対して右側に併設し、この手動式解錠部材に対する後壁側の右下の第3空間10cに把手側の駆動ハブ42に固定的に外嵌合し、かつ前記水平スライド軸に係合する手動式駆動部材41を配設し、さらに、前記第1空間とは反対側のフロント側の左下の第4空間10dにトリガーを有する進退動部材を配設し、さらに、前記作動片23と当接する可動接片を有する施・解錠信号検出用第2スイッチ25は、X軸線上又はこれに準じる位置(X軸線付近)に配設したことを特徴とする扉用電気錠。In the internal space 10 of the lock case, the line passing through the horizontal slide shaft 3c of the dead latch 3 is defined as the X axis, while the line passing through the fixed shaft 12 pivotally supporting the drive piece 13 of the electric locking / unlocking member 11 is defined as Y. equally divided into approximately four as an axis, a solenoid 11a constituting the electric facilities and unlocking member in the first space 10a in the upper left of the front side and laterally disposed, whereas, tablets case a working杆側solenoid A thumb turn dharma 22 in the second space 10b on the upper right side on the rear wall side, an operating piece 23 engaged with the thumb turn dharma, and a fixed uniaxial shaft 26 located in the second space 10b so as to cooperate with the operating piece A manual unlocking member 21 having a locking piece 24 that is pivotally supported with the operating piece and that engages with the other end of the driving piece and that also locks the rear end of the horizontal slide shaft 3c of the dead latch 3. Against the solenoid It features the side, manual this manual for fixedly outside fitted to the drive hub 42 of the handle side to the third space 10c at the bottom right of the rear wall side with respect to the unlocking member and engaging the horizontal slide shaft A driving member 41 is disposed, and an advancing / retracting member having a trigger is disposed in the lower left fourth space 10d on the front side opposite to the first space, and the movable member abuts against the operating piece 23. The door locking / unlocking signal detection second switch 25 having a contact piece is disposed on the X-axis line or a position corresponding to the X-axis line (near the X-axis line) .
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