JP4281903B2 - ホテルの客室予約システム - Google Patents
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Description
【0001】
【従来の技術】
ネットワーク上に公開した事業者の予約用サーバに、利用者のコンピュータを接続して各種の予約を行うことが広く行われており、一般にはホテルの宿泊予約も、又、例外ではないと考えられている。
【0002】
しかしながら、ホテル業界には客室に関し特殊な販売方式があり、ネットワーク上での直接予約の実施には困難性があり、その殆どを電話やファックスに頼っているのが現状である。その方式とは「ブロック販売」と呼ばれる客室の委託販売方式である。「ブロック販売」とはホテルの客室中の所定の範囲内のものの販売権(正確には「販売予約権」だが、説明の便宜上、この明細書ではこう称する。又、「販売」に関しても同様に使用する。)を、旅行代理店等の委託販売先に一定期間預ける販売方式であり、この期間中は当該客室に関しては当のホテル自身も販売することができない。ブロック販売はホテルだけでは宣伝、広告力や営業力が弱いので、それを補うために外部の代理店に販売を委託したことが出発点であり、この場合、そのままではホテル自身が販売の予約を受け付ける場合のように部屋の空きや予約の受け付け確認に関し即答できないので、これを解消するために一定範囲の客室の独占販売権を付与したことがその成り立ちである。旅行代理店のインターネット上のホテル予約システムにアクセスして、空き室確認をリアルタイムで行うことができる理由は、そのシステムが当該ホテルの予約システムに直結してるからではなく、実は当該旅行代理店がホテルからブロック提供された客室を自社の予約システムで販売しているからに他ならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図9はこれを図示したものであり、図中のSホテルは総客室が200室であるが、そのうちの120室を委託販売先にブロック販売しているので、自身で販売できるのは残余の80室に過ぎない。従って、残余の80室を完売した場合は、例えブロック分に空きがあって満室でないにもかかわらず、ホテルは販売できないというまことに不合理な事態が生じることとなる。通常、委託販売先への販売分の方が価格もディスカウントしており、しかも手数料を払わなければならず、ホテルへ直接予約してくる一般販売先への販売よりも利益率が小さいので、この事態は深刻である。この場合、仮にホテルがブロック分を販売した場合には、万が一ブロック分が委託販売者により完売した場合には二重予約(オーバーブッキング)となる危険がある。
【0004】
又、委託販売者は一定の販売期間(旅行業用語で手仕舞という)を経過した後に売れ残った客室(予約が入らなかった分)をホテルに返却するが(これを手仕舞返室という。)、ホテルは期間が迫った(宿泊日まで間が無い)返室後に販売を開始するため販売チャンスを失うこと多かった。
【0005】
一方、ブロック販売はホテルの客室を各委託販売先に切り売りするので、委託販売先の数が多くなると各販売先へ提供できる客室の数が少なくなり、自ずからと委託販売先の数には制限が生じることとなる。例えば、図9においてはA旅行社には50室、B旅行社には20室、C旅行社には10室、D旅行社には40室提供している。従って、多数の委託販売先に販売することは不可能であり、ホテルにとっては販路を拡張する途が閉ざされ、しかも委託販売先が少ないことにより前記の売れ残りのリスクを分散できない不都合もあった。又、旅行代理店側にとっても、前記の現状より委託販売先になれるのは集客力が大きい大手の旅行代理店に限られ、規模が小さい代理店は委託販売先から締め出される問題があった。この場合も、前記同様ホテルが客室数を越えてブロック販売した場合には、二重予約(オーバーブッキング)となる危険がある。
【0006】
ブロック販売の概要は前記の通りであるが、取引の現実においてブロック販売にはもう一つの特殊性がある。それは、委託販売先によって販売可能な客室種類や販売価格、それに販売条件が異なるということである。これらは、委託販売先の販売実績や規模によりホテルと委託販売先により決定されるが、一般に集客力が大きい委託販売先には多くの客室を低価格で提供し、手数料が高い委託販売先には提供客室数を制限することとなる。これらの価格や条件は他の委託販売先や一般の顧客には知らせたくないが、仮にホテルの客室のオンライン予約システムをネットワーク上で公開し、委託販売先や一般顧客からのオンライン予約を一元管理した場合はこれらが公開されてしまうという不都合が生じることとなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は以上の従来技術の問題点を解消したホテルの客室予約システムを提供することを目的としたものであり、ネットワーク上に公開したコンピュータからなる受け付けシステムに、販売先がそのコンピュータを接続して客室の予約を行うホテルの客室予約システムにおいて、販売対象客室及び販売条件を記述した販売プランを複数種類用意すると共に、各プランに対してそれらを購入可能な販売先の類型又は具体的販売先名を定めて、これらをデータベース化した販売プランファイルを用意し、予約システムにアクセスしてきた各販売先を識別して、それらに販売可能な販売プランを販売プランファイルから検索して、販売先に提示すると共に、客室が販売予約済みとなった場合には全販売プランを検索して該当宿泊日における当該客室を削除してその内容を更新することを特徴とする。
【0008】
よって、この発明によれば異なる販売条件の複数の販売先からのオンライン予約を、本人以外に販売条件を秘匿した状態で一元管理できる作用を生じ、更にホテルの現実の客室数を越える数の客室を販売プランとして多数の販売先に提示できる作用を生じることとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の具体的な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明の予約システムの一例を示すブロック図である。図中符号1はこの発明の予約システムを実行するためにホテルが備えるサーバである。尚、実際のホテルにおいては既にホテルの業務管理コンピュータが導入されており、その中にはそれをそのままこの発明の予約システムのサーバに使用できるものもあるし、データ構造が異なるので使用できないものもある。又、実際にはホテル単独のサーバでなく、第三者機関が管理する共同の予約管理サーバに多数のホテルの予約管理コンピュータと接続される予約システムが領域を分けて収容されることが想定できる。しかしながら、ここでこれらに言及するとこの発明の要旨の理解が混乱するおそれがあるので、実施の形態はとりあえずホテルの既存の業務管理コンピュータと切り離し、且つそのホテルだけのサーバとして説明することとし、その他のものは実施例の項で説明することとする。
【0010】
このサーバ1は中央演算処理装置、データ記憶装置、データ記録装置、通信制御部、表示部、入力部等を有し、その中には販売プランファイル2、販売プランマスタファイル3及び客室マスタファイル4からなる予約ファイルが含まれる。このサーバ1はネットワーク(ここではインターネットを想定)N上で公開され、委託販売先のコンピュータ10、通常の顧客等の一般販売先のコンピュータ11、他のホテルのコンピュータ12が認証を受けて接続される。委託販売先のコンピュータ10については、予約希望者に代わってオペレータが操作する端末の他、委託販売先が運営するホテルの客室予約システムが一般的には想定できるが、ここではこの発明の要旨の理解を混乱させないために端末のみを例示する。販売先に他ホテルが含まれるのは、客室を提供する側であるホテルの得意客(ロイヤルユーザー)が満室等の理由により当該ホテルに宿泊できない場合に、そのホテルが他のホテルを紹介するためである。この場合、当該ホテルがこの発明の予約システムを有している場合には、その予約システムを介して他のホテルの予約システムにアクセスすることになる。即ち、図中符号12のコンピュータは他のホテルの予約システムということになる。
【0011】
次にこの実施例の予約システムは次の手段を有する。
(1) 予め付与したホテルコードにより販売先が各ホテルをネットワーク上で識別する手段。
【0012】
この実施例では、単独ホテルだけのサーバとして想定しているので、そこにアクセスする販売先は事前に当該ホテルを識別していることになるが、前記したように第三者機関が管理する共同の予約管理サーバに多数のホテルの予約管理コンピュータが接続される予約システムの場合は、そこにアクセスした販売先が目的のホテルのシステムに辿り着くためにホテルコードが必須となる。又、この実施例においても、他のホテルが販売先としてアクセスする場合にはやはりホテルコードが必須となる。更に後記するようにこの発明をWebサービス環境で実施する場合にもホテルコードが必須となる。
(2) 客室予約システムにアクセスしてきた各販売先を、これらに予め付与した販売先コードにより識別する手段。
【0013】
販売先が旅行代理店等の委託販売先等予約サービスを業とする者である場合には事前の販売先コードの取得が必須となる。これらは、通常、ホテルと旅行代理店との旅客斡旋契約に基づく電算提供契約時に付与されることとなる。宿泊客などの一般の販売先の場合はその場で販売先コードが付与される。これらの者にも販売先コードを付与する理由は、ホテルの方針によりリピート客に対し有利な販売プランを提示する場合に、宿泊実績を記録するために同一人の識別を行う必要があるからである。
(3) 販売対象客室及び販売条件を記述した販売プランを複数種類用意すると共に、各プランに対してそれらを購入可能な販売先の類型又は具体的販売先名を定めて、これらをデータベース化した販売プランファイル。
【0014】
販売条件の典型的なものとしては料金及び支払い方法が挙げられる。販売プランのそれぞれには識別のためのプランコードが付与され、各プランに記述される各客室のそれぞれに識別のための客室コードが付与される。販売プランとそれが適用される販売先の関係は1対1でなく、一つの販売プランが複数の販売先に適用される場合もある。事前にホテルと個別に電算提供契約を結ぶ委託販売先の場合は、販売プランの適用先として具体的販売先名(販売先コード)が記録されるが、一定の条件(例えば法人割引や学生割引等)により販売プランが決定される販売先の場合は類型が記録される。
(4) 客室予約システムにアクセスした販売先に対し、販売先コードを検索項目として販売プランファイルを検索してホテルが当該販売先に販売可能な販売プランを提示する手段。
【0015】
予約サーバ1の販売プランファイルには各販売プランとそれが適用される各販売先がコードと共にデータベース化されて収容されており、検索された販売プランは画像及び文字データとして販売先のコンピュータに送信される。図3はこの場合の一例を示す図であり、ここでは図中符号D2及びD3として委託販売先であるA旅行社とB旅行社の端末のブラウザ画面上に表示される販売プランを例示している。ここでは両者に異なる販売プランが適用されており、具体的には客室の価格及び販売可能な客室が異なることが同図から理解できる。尚、図によれば同一の部屋が異なる販売先に重複して提示されているが、後記するようにこれはこの発明の特徴であり、従来のブロック販売方式では不可能なことであった。
(5) 販売プランに基づいた販売先からの客室の予約の実行・変更・取り消し操作を受け付ける手段。
(6) 予約の実行・変更・取り消しの内容を予約データとして収容する予約ファイル。
(7) 予約ファイルに収容された販売予約済みの客室を検索して、各販売プランから該当宿泊日における当該客室を削除してその内容を更新する手段。
【0016】
予約ファイル内には予約データとプランコードにより識別される販売プランを収容する販売プランマスタファイル3と、客室コードにより識別される各客室の販売予約現況を記録した客室マスタファイル4が設けられる。予約の実行・変更・取り消しがあった場合には、販売予約済みの客室のコードをキーとして販売プランマスタファイル内の販売予約済みの客室データを客室マスタファイル内の販売予約済みの客室データに反映させて当該マスタファイルを更新する。更に客室マスタファイルの更新毎に、販売プランファイル内の各販売プランから販売予約済みとなった客室を当該客室コードをキーとして検索して、該当宿泊日における当該客室を削除してその内容を更新する。以上の実例を図3及び図4に基づき説明する。図中符号D2及びD3は委託販売先であるA旅行社とB旅行社の端末のブラウザ画面上に表示される販売プラン、図中符号D1はサーバ1の画面に表示される客室マスタファイル4の現況である。ここでは、ホテルの505号室(客室コードXX−505)がA旅行社により販売予約される前(図3)と後(図4)を図示している。即ち、図4において客室マスタファイル内の505号室の現況が販売予約済み(×印で表示)となるのに従って、A旅行社向けの販売プランにおいては505号室箇所に予約確認のための予約コードが表示され、一方B旅行社向けの販売プランにおいては505号室箇所には販売済の表示が施される。
【0017】
尚、この実施例においては、客室の予約の変更・取り消しにより販売予約済みだった客室が空き室となった場合に、客室マスタファイルの更新結果を自動的に各販売プランに反映させて増室を行うことは行っていない。前記の販売予約済みの客室の増加はオーバーブッキングを防ぐために直ちに各販売プランに反映させなければならないが、空き室の増加の場合はその必要性がなく、一方、販売プランにおける増室はホテル側の戦略があるため、販売ポリシーによって選択できるようにする必要があるからである。
【0018】
図2は以上の実施例における、販売先のコンピュータ(端末)とホテル側のコンピュータ(サーバ)における手順の流れを示すフローチャートである。尚、このフローチャートにおいてはこの発明の説明に必要最小限の手順のみ記載しており、その他の手順の記載は割愛してある。
【0019】
手順1(S1)、手順2(S2)
販売先の端末において予約サーバに接続することにより、予約サーバでは認証を要求する。
【0020】
手順3(S3)、手順4(S4)
販売先の端末から販売先コード及びパスワード等の認証コードを予約サーバに送信し、次いで閲覧を希望する販売プランの日時を送信する。
【0021】
手順5(S5)、手順4(S6)
予約サーバでは受信した販売先コードを検索キーとして販売プランファイル2を検索し、希望日時における販売プランの文字データ及び画像データを販売先端末に送信する。
【0022】
手順7(S7)
販売先の端末から宿泊日時・希望客室・宿泊人数・宿泊者のデータ等を内容とするデータを予約サーバに送信することにより、客室の予約が実行される。
【0023】
手順8(S8)、手順9(S9)
予約サーバでは予約に関し間違ったデータが含まれていないか可否を検討した後、受諾通知を販売先の端末に送信する。
【0024】
手順10(S10)、手順11(S11)
販売先の端末からの受諾確認を受けた予約サーバは、予約データを予約ファイルに収容すると共に、販売プランマスタファイル3を更新する。
【0025】
手順12(S12)
次いで、販売プランマスタファイル3の予約データに含まれる客室のコードをキーとして、客室マスタファイル4中の該当する客室の現況を販売予約済みとして同ファイルを更新する。
【0026】
手順13(S13)、手順14(S14)
客室マスタファイル4の更新に伴い、販売予約済みの客室のコードをキーとして販売プランファイル内の各販売プランから販売予約済みとなった客室を検索して、該当宿泊日における当該客室を削除してその内容を更新する。
【0027】
【実施例】
ここでは、以上の構成よりなるこの発明のホテルの客室予約システムを既存のホテル及び委託販売先のコンピュータ環境に組み込む場合の概略について説明する。図5はこの発明の予約システムを既存のホテルの予約用のコンピュータ(IHSコンソールと呼んでいる。)50と併存させた場合のブロック図である。ホテルの予約システムの多くがこの発明のデータ構造及び処理機能を有しないため、従来型のホテルシステムを使用している場合はこれが必要である。予約管理ホスト51は前記の予約サーバに該当するサーバ機である。図中符号52は委託販売先のコンピュータであり、ここでは委託販売先が運営する客室予約システム(予約サイト)としている。図中符号53は上記の予約サイトに接続して委託販売先に対して客室の販売予約を行う宿泊者の端末である。
【0028】
図6はホテルトータルシステム等のホテルの業務管理ホスト60にこの発明の客室予約システムを組み込み、且つ第三者機関が管理する各ホテル共同の予約管理ホスト61を使用する場合のブロック図である。この場合は、単体の予約システム(IHSコンソール)は不要である。業務管理ホスト60は予約管理ホスト61の当該ホテルの使用領域に販売提供する予約管理データを送り、予約が入ってきた場合は予約管理ホストは業務管理ホストに予約データを送る。図中符号62は委託販売先である旅行代理店のホテル客室(宿泊プラン)の仕入用ホストであり、仕入れたデータを管理し、専用線などのネットワークを介して本支店営業所の端末63からアクセスできるようにしている。又、旅行代理店のWWWを経由して宿泊者の端末64から予約を入れることができる。
【0029】
図7はこの発明の客室予約システムをWebサービス環境において実施したブロック図である。この発明はWebサービスにおいてもっとも効果が大きい。この場合は前記の第三者機関が管理する各ホテル共同の予約管理ホストは不要になり、代わりにホテルのコンピュータ(ホテルシステム)が直接サービスを提供する。ホテルシステム70はホテル予約管理システムであるが、この発明の仕様になっているもので、Webサービスのプロバイダである。図中符号71は委託販売先である旅行代理店の仕入センター等のホストである。図中符号73は同じく委託販売先である予約サイトのホストであり、インターネットを介してホテルの予約サービスを提供している。これら71、73は共にWebサービスのリクエスタになっている。図中符号72はWebサービスのブローカーでこの発明に基づいたWSDL(Webサービス定義言語)を提供する。
【0030】
【発明の効果】
以上の構成よりなるこの発明は次の特有の効果を奏する。
(1) 異なる販売条件の複数の販売先からのオンライン予約を、本人以外に販売条件を秘匿した状態で一元管理できるので、誰でもがインターネット端末、携帯電話で簡単、且つ正確に予約をすることが可能になり、ホテル予約サービスを付加した事業及びソフトウエア(カーナビ予約など)を考案、事業化しやすくなる。
(2) 客室が販売予約済みとなった場合には全販売プランを検索して該当宿泊日における当該客室を削除してその内容を更新するので、オーバーブッキングの危険がなく、ホテルの現実の客室数を越える数の客室を多数の委託販売先に販売委託できる。図8はこの効果を図示した図であり、ここでは総客室数200室のホテルがその倍の400室を委託販売先に販売委託している。
(3) 同様の理由より、多数の委託販売先を有することが可能となり、そうした場合でもオーバーブッキングの危険がなく、しかも事務管理も容易なので、今まで大手の旅行代理店に寡占されていた委託販売の門戸が広がり、小規模な旅行代理店や地方の旅行代理店も参入しやすくなり、販路が拡張される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のホテルの客室予約システムのブロック図。
【図2】 同上、コンピュータ内部の処理の手順の流れを示すフローチャート。
【図3】 同上、サーバ及び端末の画面の一例を示す正面図。
【図4】 同上、サーバ及び端末の画面の一例を示す正面図。
【図5】 同上、異なる実施例のブロック図。
【図6】 同上、異なる実施例のブロック図。
【図7】 同上、異なる実施例のブロック図。
【図8】 この発明のホテルの客室予約システムの作用を示す概念図。
【図9】 従来技術の作用を示す概念図。
【符号の説明】
1 予約サーバ
2 販売プランファイル
3 販売プランマスタファイル
4 客室マスタファイル
10 委託販売先コンピュータ
11 一般販売先コンピュータ
12 他ホテルコンピュータ
Claims (4)
- ネットワーク上に公開したコンピュータからなる受け付けシステムに、販売先がそのコンピュータを接続して客室の予約を行うホテルの客室予約システムにおいて、販売対象客室及び販売条件を記述した販売プランを複数種類用意すると共に、各プランに対してそれらを購入可能な販売先の類型又は具体的販売先名を定めて、これらをデータベース化した販売プランファイルを用意し、予約システムにアクセスしてきた各販売先を識別して、それらに販売可能な販売プランを販売プランファイルから検索して販売先に提示すると共に、客室が販売予約済みとなった場合には全販売プランを検索して該当宿泊日における当該客室を削除してその内容を更新することを特徴とするホテルの客室予約システム。
- 次の手段を有することを特徴とする請求項1記載のホテルの客室予約システム。
予め付与したホテルコードにより販売先が各ホテルをネットワーク上で識別する手段、
客室予約システムにアクセスしてきた各販売先を、これらに予め付与した販売先コードにより識別する手段、
販売対象客室及び販売条件を記述した販売プランを複数種類用意すると共に、各プランに対してそれらを購入可能な販売先の類型又は具体的販売先名を定めて、これらをデータベース化した販売プランファイル、
客室予約システムにアクセスした販売先に対し、販売先コードを検索項目として販売プランファイルを検索してホテルが当該販売先に販売可能な販売プランを提示する手段、
販売プランに基づいた販売先からの客室の予約の実行・変更・取り消し操作を受け付ける手段、
予約の実行・変更・取り消しの内容を予約データとして収容する予約ファイル、
予約ファイルに収容された販売予約済みの客室を検索して、各販売プランから該当宿泊日における当該客室を削除してその内容を更新する手段。 - 複数種類用意した販売プランのそれぞれに識別のためのプランコードを付与すると共に、各プランに記述される各客室のそれぞれに識別のための客室コードを付与し、予約ファイル内に予約データとプランコードにより識別される販売プランを収容する販売プランマスタファイルと、客室コードにより識別される各客室の販売予約現況を記録した客室マスタファイルを設け、客室コードをキーとして販売プランマスタファイル内の販売予約済みの客室データを客室マスタファイル内の販売予約済みの客室データに反映させて当該マスタファイルを更新し、更に客室マスタファイルの更新毎に、販売プランファイル内の各販売プランから販売予約済みとなった客室を当該客室コードをキーとして検索して、該当宿泊日における当該客室を削除してその内容を更新することを特徴とする請求項2記載のホテルの客室予約システム。
- 販売先にはホテルが予め一定数の客室の販売を委託する委託販売先と、ホテルから直接客室を購入する一般販売先と、他ホテルが含まれる請求項1から3の何れかに記載のホテルの客室予約システム。
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