JP4281396B2 - 画像圧縮符号化装置及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力される画像信号を記録媒体へ記録するために、これを複数の直交変換ブロックに分割し、当該分割した各直交変換ブロックにつき直交変換を施して圧縮符号化する圧縮符号化装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ビデオやオーディオ等のデジタルデータを圧縮符号化して記録媒体へ記録する記録装置が提案されている。このような記録装置における記録処理部では、上記デジタルデータを所定長のパケットに格納し、ID情報や同期パターン、さらにはエラー訂正符号を付加してシンクブロックを構成する。
【0003】
このようなシンクブロックを構成することにより、これらをグループ化してセクタとし、係るセクタ単位でシリアルデータを構成して上記記録媒体へ記録することができる。各セクタにおけるシンクブロックは、固定長であり、またエラー訂正符号は、データシンボルの2次元配列の縦および横方向にそれぞれ外符号(Outer Parity)および内符号(Inner Parity)からなるいわゆる積符号化がなされ、各シンボルにつき二重に符号化される。この積符号化の単位をECCブロックという。
【0004】
またデジタルデータの圧縮符号化については、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)方式に基づき、直交変換ブロック単位で行われる。このMPEG方式では、分割された直交変換ブロックにつき、例えば、DCT(Discrete Cosine Transform)等に代表される直交変換処理を施してDCT係数を算出し、これを可変長符号化する。
【0005】
またヘリカルスキャン型のVTRのように、1トラックまたは所定数のトラック当たりに記録できるデータ量が固定されている時には、所定期間に発生する可変長符号のデータ量が目標値以下となるように、量子化ステップを変更してデータ量を制御する。そして、所定期間毎に割り当てられる複数のシンクブロックのデータ領域に、可変長符号化されたマクロブロックをパッキングする。
【0006】
ちなみに、この可変長符号化されたマクロブロックの長さ(ビット数)は、図9(a)に示すように各マクロブロック間で互いに異なるため、これを固定長のシンクブロックに当てはめるパッキング方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
【0007】
このパッキング方法では、1シンクブロックと比較して長いマクロブロックは、シンクブロック長に対応する位置で分割する。そして、この分割されたマクロブロックのうち、シンクブロック長を超えるオーバーフロー部分は、図9(b)に示すようなマクロブロックの後方に位置するシンクブロック長に満たない空き領域に、先頭から順に挿入される。
【0008】
図9(b)の例では、マクロブロック#1におけるシンクブロックを超える部分が先ずマクロブロック#2の後方に挿入され、当該領域がシンクブロック長に達すると、次の空き領域であるマクロブロック#5の後方に挿入される。次にマクロブロック#3のシンクブロック長を超える部分がマクロブロック#7の後方に挿入される。さらにマクロブロック#6のシンクブロック長を超える部分がマクロブロック#8の後方に挿入される。このように、各マクロブロックがシンクブロック長の固定枠に対してパッキングされる。なお、このパッキング方法では、各シンクブロックの先頭に各マクロブロックが先頭から挿入されるように制御される。
【0009】
ちなみに、各マクロブロックに対応する可変長データの長さは、DCT係数を周波数成分毎に並び替えるストリームコンバータにより予め調べることもできる。これにより、画像信号をデコードして内容をその都度検査することなく、マクロブロックのデータの最後尾を識別することが可能となる。
【0010】
図10は、上述の如くパッキングされて、シンクブロック毎にシリアル出力されるデータストリームを示している。この図10に示すように、各ビデオデータの先頭には、シンクブロックNoが付加され、さらにその後方には、マクロブロックの情報(長さ、量子化の情報等)が含まれるヘッダやIDが付加される。
【0011】
また圧縮符号化されるビデオデータに加えて、シリアルデジタルインターフェース(SDI)の垂直ブランキング期間に搭載され非圧縮のまま扱われるデータ(以下、メタデータという。)についても同様にシンクブロックにパッキングされ、図10に示すように、ビデオデータをパッキングしたシンクブロックの前に出力される。このメタデータをパッキングしたシンクブロックは、通常、ビデオデータのマクロブロックをシンクブロックにパッキングする前に、フレームの先頭に位置する固定長の数シンクブロックに挿入される。
【0012】
【特許文献1】
特開2000−149455号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこのメタデータは、例えばCPU等に代表されるシステムコントローラ(System Controller)により、ビデオデータが圧縮される前処理で読み取られ、ビデオデータと分離してAuxiliaryデータとして記録される。
【0014】
しかしながら、かかる方法では、システムコントローラを用いた外部回路が必要となるためシステム構成が複雑になるという問題点がある。
【0015】
また上述の如くフレーム先頭に存在する固定長の数シンクブロックに挿入することができるメタデータは、僅か1KByteのデータ量に過ぎない。このため、非圧縮のメタデータとして記録を望むデータ量が増加し、これが1KByteを超える場合には、フレーム先頭の数シンクブロックでは不十分となり、更には、入力されるあらゆるデータ量からなる各メタデータにつき全てをパッキングすることができないという問題点も生じる。
【0016】
一方、あらゆるデータ量のメタデータに対応すべく、最大容量のメタデータについても記録媒体上の領域を確保する場合には、圧縮されるビデオデータの使用可能領域をいきおい減らす必要が生じ、ビデオデータの圧縮率を常に高くしなければならない。特にこのメタデータの容量は、用途に応じて千差万別であるため、ビデオデータの圧縮率を常時高くすると、不使用のメタデータについても常時領域を確保する結果となり、記録媒体全体における領域の活用が非効率的になるという問題点もある。
【0017】
本発明は上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、ビデオデータの圧縮率への影響を最小限に抑えつつ、大容量のメタデータを含むいかなる非圧縮データについても効率よくシンクブロックに挿入することができる画像圧縮符号化装置及び方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上述の課題を解決するために、入力された画像信号から非圧縮データを切り出し、この切り出した非圧縮データのサイズに応じて直交変換係数を直交変換ブロック毎に量子化することにより、圧縮画像信号により構成した各シンクブロックにつき空き領域を生成し、当該空き領域に切り出した非圧縮データを挿入する画像圧縮符号化装置及び方法を発明した。
【0019】
即ち、本発明に係る画像圧縮符号化装置は、入力された1フレームの画像信号を複数の直交変換ブロックに分割し、当該分割した各直交変換ブロックを並べ替えるシャッフリング手段と、上記シャッフリング手段により直交変換ブロックが並べ替えられた画像信号に対して直交変換を施す直交変換手段と、上記入力された画像信号から固定長の非圧縮データをフレーム単位で切り出す非圧縮データ切出手段と、上記画像信号の1フレームにつき出力し得るビット数と、上記切り出された非圧縮データのビット数と、上記画像信号の1フレームに含まれる直交変換ブロックの数とから算出される、直交変換ブロック毎のターゲットビット数と、各直交変換ブロックのビット数とが一致するように上記直交変換手段によって上記直交変換が施された各直交変換ブロックにおける直交変換係数を量子化して、直交変換ブロックのビット数を削減する量子化手段と、上記量子化手段により量子化された上記各直交変換ブロックにつき可変長符号化して圧縮画像信号を生成する可変長符号化手段と、上記可変長符号化手段により生成された圧縮画像信号に上記直交変換ブロックの識別情報を付加することにより、固定長のシンクブロックを構成し、上記非圧縮データ切出手段により切り出された非圧縮データを同一ビット数になるように分割して上記圧縮画像信号により構成した各シンクブロックの空き領域に挿入するシンクブロック構成手段と
を備える。
【0020】
また、本発明に係る画像圧縮符号化方法は、入力された1フレームの画像信号を複数の直交変換ブロックに分割し、当該分割した各直交変換ブロックを並べ替えるシャッフリングステップと、上記シャッフリングステップで直交変換ブロックが並べ替えられた画像信号に対して直交変換を施す直交変換ステップと、上記入力された画像信号から固定長の非圧縮データをフレーム単位で切り出す非圧縮データ切出ステップと、上記画像信号の1フレームにつき出力し得るビット数と、上記切り出された非圧縮データのビット数と、上記画像信号の1フレームに含まれる直交変換ブロックの数とから算出される直交変換ブロック毎のターゲットビット数と、各直交変換ブロックのビット数とが一致するように上記直交変換ステップで上記直交変換が施された各直交変換ブロックにおける直交変換係数を量子化して、直交変換ブロックのビット数を削減する量子化ステップと、上記量子化ステップで量子化された上記各直交変換ブロックにつき可変長符号化して圧縮画像信号を生成する可変長符号化ステップと、上記可変長符号化ステップで生成された圧縮画像信号に上記直交変換ブロックの識別情報を付加することにより、固定長のシンクブロックを構成し、上記非圧縮データ切出ステップで切り出された非圧縮データを同一ビット数になるように分割して上記圧縮画像信号により構成した各シンクブロックの空き領域に挿入するシンクブロック構成ステップとを含む。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】
本発明は、例えば図1に示すような記録装置1に適用される。この記録装置1は、入力されたデジタル画像信号をマクロブロック単位でシャフリングして、例えばDCT(Discrete Cosine Transform)変換した上で量子化することにより非可逆的な画像圧縮を実現し、これを記録媒体3へ記録する。
【0023】
この記録装置1は、シリアルデジタルインターフェース(SDI)方式下でフォーマットされた画像信号がフレーム単位で入力される入力端子11と、入力端子11を介して入力された画像信号をシリアル−パラレル変換する変換部12と、1フレームの画像信号を複数の直交変換ブロックに分割してこれを並び替えるシャフリング部13と、シャフリング部13と並列に設けられパラレルデジタルインターフェース(PDI)の状態で変換部12から入力された画像信号から非圧縮データ(以下、メタデータという。)を切り出すメタデータ検出部14と、シャフリング部13から入力されるマクロブロック単位の各画像信号につき2次元の離散コサイン変換(DCT)を施すDCT(Discrete Cosine Transform )回路15と、このDCT回路15から出力される直交変換係数(DCT係数)をメタデータのサイズに応じて量子化ステップにより量子化する量子化回路16と、量子化回路16から出力される画像信号を可変長符号化処理する可変長符号化回路17と、可変長符号化回路17から出力される圧縮画像信号に直交変換ブロックの識別情報を付加することにより、固定長のシンクブロックを構成するシンクブロック構成部18と、シンクブロック構成部18から出力されるシンクブロックをまとめてECC(Error Correction Code)エンコードを施すECCエンコーダ19と、ECCエンコーダ19から出力される圧縮画像信号を記録媒体3へ記録する記録部20とを備えている。なお、このシャフリング部13からシンクブロック構成部18までの構成を総括してビデオ圧縮部2と称する。
【0024】
記録媒体3は、記録部20を介して圧縮画像信号が記録される磁気テープ或いは磁気ディスク等である。以下では、この記録媒体3として磁気テープを用いる場合につき説明をする。この記録媒体3には、ヘリカル状のトラックが配列されてなり、トラックには、記録部20によりシンクブロック単位で圧縮画像信号が記録されることになる。
【0025】
入力端子11には、画像信号がフレーム単位で入力される。入力される画像信号は、表示時間に従って並べられたフレーム順序につき、符号化する順序に並べ替えられて構成される。
【0026】
変換部12は、入力されるSDIフォーマットされた画像信号を、PDI方式のフォーマットに変換する。ちなみに、このSDIは、テレビジョン等の映像機器において用いられる画像信号を他の記録装置等との間で伝送するためのインターフェースであるが、実際に記録装置1に画像信号を記録する場合には、PDIフォーマットへの変換が必要となる。
【0027】
図2は、このPDIフォーマットの構成図である。この図2に示すPDIフォーマットのフレームフォーマット、即ち垂直フォーマットは、水平方向2196ドット、垂直方向1125ラインから成り、ビデオデータが存在するビデオデータ部DT1及びビデオ部DT2が配される。このビデオデータ部DT1、DT2の前には、メタデータ部MT1、MT2がそれぞれ挿入され、さらにこのメタデータ部MT1、MT2の前には、ブランクデータ部BDT1、BDT2がそれぞれ挿入されてなる。なお、このビデオデータ部DT2の後方には、さらにブランクデータ部BDT3が配されてなる。
【0028】
またビデオデータ部DT1、DT2及びブランクデータ部BDT1、BDT2の前後には、それぞれアクティブラインの開始を示す4ビットの開始同期符号SAV及びアクティブラインの終了を示す終了同期符号EAVが置かれる。さらに、開始同期符号SAVと終了同期符号EAVとの間には、268ビット分の補助データであるアンシラリデータ部ANCが置かれる。
【0029】
シャフリング部13は、変換部12から出力されるPDIフォーマットされた画像信号につき後述するDCTを施すべく、フレーム毎に複数の直交変換ブロックに分割する。この直交変換ブロックは、MPEG4 Studio Profile規格における4:4:4符号化方式において、8H×8Vからなる8個のブロックで構成されるが、かかる場合に限定されるものではなく、いかなる画素数で構成してもよい。以下では、この直交変換ブロックを16×16画素のマクロブロックで構成した場合を例にとり説明をする。シャフリング部13は、この直交変換ブロックを並び替えて、これをDCT回路15へ出力する。
【0030】
メタデータ検出部14は、変換部12から出力されるPDIフォーマットされた画像信号からメタデータを切り出す。図3は、このメタデータ検出部14により切り出されるメタデータの例を示している。メタデータは、種々の規格に基づき、デジタル字幕や放送局間での制御信号等で構成されている。ちなみに、このメタデータ検出部14により切り出されたメタデータは、後述するシンクブロック構成部18へ渡される。
【0031】
DCT回路15は、シャフリング部13からから出力されるマクロブロック単位の各画像信号につき直交変換の一種であるコサイン変換処理して、空間領域のデジタル信号を周波数領域のDCT係数に変換する。即ち、このDCT回路14は、かかるコサイン変換処理をマクロブロック単位で施すことにより、例えば16×16のDCT係数を発生させ、これを量子化回路16へ出力することができる。ちなみに、このDCT回路15の代替として、例えば入力された画像信号に対してDPCM(Differential Pulse Code Modulation)処理を施すDPCM回路を用いることにより、圧縮・伸張の過程を経てもとの情報を保存可能な可逆符号化(Lossless)方式を実現するようにしてもよい。
【0032】
量子化回路16は、DCT係数を量子化ステップと呼ぶ整数値で除算し量子化を行う。具体的には、量子化後のビット数がマクロブロック毎に割り当てられるターゲットビット数を超えない範囲で最大のビット数となる量子化テーブルを選択し、量子化を行う。ちなみにこのターゲットビット数は、量子化回路16に供給されるメタデータサイズ信号に基づき決定される。このメタデータサイズ信号の値は、メタデータ検出部14により切り出されたメタデータのビット数に応じて調整されるため、この量子化回路16では、扱うメタデータのビット数に応じて量子化テーブルが選択され、ビデオデータの圧縮量が制御されることになる。
【0033】
また量子化回路16は、マクロブロック毎に量子化したDCT係数を直流成分のデータから高域成分方向へジグザグスキャン或いはオルタネートスキャンをして、1次元のデータストリームとする。量子化されたデータは、可変長符号化回路17に送られる。
【0034】
可変長符号化回路17は、量子化された画像信号(DCT係数)を可変長符号化して、係数0のランレングスとそれに続く非0係数の値の組に、データを符号化した圧縮画像信号を生成する。このように可変長符号化をすることによって、0が多くなった高域成分のデータ量を除去することが可能となる。
【0035】
シンクブロック構成部18は、複数のシンクブロックのデータ領域に、可変長符号化された圧縮画像信号における各マクロブロックをパッキングする。ちなみに、この可変長符号化されたマクロブロックのビット数は、図4(a)に示すように各マクロブロック間で互いに異なるため、シンクブロック構成部18は、これを図4(b)に示すように固定長のシンクブロックに当てはめて構成する。シンクブロック構成部18は、シンクブロック長と比較して長いマクロブロックにつき、所定の位置で分割する。そして、この分割されたマクロブロックのうち、シンクブロック長を超えるオーバーフロー部分は、マクロブロックの後方に位置するシンクブロック長に満たない領域に、先頭から順に挿入される。
【0036】
図4(b)の例では、マクロブロック#1におけるシンクブロックを超える部分A4が先ずマクロブロック#2の後方に挿入され、当該領域がシンクブロック長に達すると、次の空き領域であるマクロブロック#4の後方にA5,A6が挿入される。次にマクロブロック#3のシンクブロック長を超える部分C4がマクロブロック#5の後方に挿入される。このように、各マクロブロックがシンクブロック長の固定枠に対してパッキングされる。なお、このパッキング方法では、各シンクブロックの先頭に各マクロブロックが先頭から挿入されるように制御される。
【0037】
また本発明を適用した記録装置1では、このマクロブロックをまとめることによりシンクブロックを構成すると、図4(b)に示すようにシンクブロックの後方に空き領域が生じる。シンクブロック構成部18は、メタデータ検出部14より切り出されたメタデータを抽出し、各シンクブロックに挿入するビット数に区切る。このとき、例えば図4(c)に示すように、メタデータ部MT1からかかるメタデータを抽出し、互いに同ビット数になるように分割してもよい。シンクブロック構成部18は、この分割した各メタデータをそれぞれシンクブロックの空き領域に挿入する。
【0038】
ECCエンコーダ19は、シンクブロック構成部18から送信される複数のシンクブロックに対してまとめてエラー訂正符号を付加することによりECCブロックを構成する。このエラー訂正符号は、図5に示すように、データシンボルの2次元配列の縦および横方向にそれぞれ外符号(Outer Parity)および内符号(Inner Parity)からなるいわゆる積符号化がなされ、各シンボルにつき二重に符号化される。このECCブロックは、積符号化における一単位を構成する。
【0039】
記録部20は、記録媒体3が磁気テープである場合には、例えば図示しない回転ドラムを介して回転させられる磁気テープ上を斜めに摺動する磁気ヘッド等で構成され、接続されたECCエンコーダ19から供給される圧縮画像信号をこの磁気テープ上へ順次記録する。
【0040】
次に、本発明を適用した記録装置1の動作について説明をする。
【0041】
変換部12においてSDIフォーマットからPDIフォーマットへ変換された画像信号のうち、メタデータ部MT1、MT2にあるメタデータは、メタデータ検出部14により順次切り出される。また、この画像信号は、シャフリング部13において複数のマクロブロックに分割されてシャフリングされ、DCT回路15において各マクロブロックにつきDCT変換される。
【0042】
またこの画像信号において、各シンクブロックにメタデータを挿入する場合には、その領域を確保すべく、DCT回路15から入力される各マクロブロックにつきビット数を減らすように調整される。マクロブロック毎のビット数の削減は、例えば上述の量子化回路15におけるターゲットビット数を減らすことにより実現する。このターゲットビット数は、1フレームの画像信号につき出力し得るデータサイズに対するメタデータのデータサイズの差分値を演算し、この演算した差分値を1フレーム分の直交変換ブロック数(マクロブロック数)で割ることにより、マクロブロック単位のターゲットビット数を算出する。上述した1フレームの画像信号につき出力し得るデータサイズは、圧縮画像信号を伝送することができるビットレート(例えば、450Mbps、900Mbps等)、或いは記録媒体3へ記録することができるビットレートに基づき、システム毎に決められる。即ち、このターゲットビット数は以下の式1により算出することができる。
(1フレームにつき出力し得るビット数−メタデータのビット数)/1フレームのマクロブロック数・・・・・・・式1
【0043】
この式1で求められたターゲットビット数となるように各マクロブロックを量子化することにより、シンクブロック内においてメタデータを挿入する領域を確保することが可能となる。即ち、本発明を適用した記録装置1では、メタデータのデータ量が1KByteを超える場合であっても、ビデオデータのビット数減らすことにより、シンクブロックに挿入することができる。特に上記式1によりメタデータのビット数が小さい場合には、ターゲットビット数を大きくとり、またメタデータのビット数が大きい場合のみターゲットビット数を小さくすることで、メタデータのサイズに基づき最適なターゲットビット数を求めることができる。このため、ビデオデータの圧縮率への影響を最小限に抑えつつ、いかなるサイズのメタデータについても効率よくシンクブロックに挿入することが可能となる。
【0044】
量子化された画像信号(DCT係数)は、可変長符号化回路17において可変長符号化され、シンクブロック構成部18において各マクロブロックにつきシンクブロック内にパッキングされ、更にECCエンコーダ19にてECCエンコードされる。図6は、シンクブロック構成部18においてパッキングされて、シンクブロック毎にECCエンコーダ19へ出力されるデータストリームを示している。
【0045】
この図6に示すように、上記シンクブロック#1のマクロブロックA1〜A3で構成されるビデオデータの先頭には、シンクブロックNoが付加され、さらにその後方には、マクロブロックの情報(長さ、量子化の情報等)が含まれるIDやヘッダが付加される。またこのビデオデータの後方には、メタデータM1が挿入される。なお、メタデータが挿入されるシンクブロックのヘッダには、メタデータが存在する旨を示すフラグと、メタデータのビット数が追記されていてもよい。また、このメタデータが挿入される領域は、ビデオデータの前方であってもよい。その他、シンクブロック内にある所望のマクロブロックのビデオデータを優先させて、残りの領域にメタデータを挿入するようにしてもよい。
【0046】
また、この図6に示すように、シンクブロック#1の前には、メタデータのみをパッキングしたシンクブロック#M1〜シンクブロック#Mnを設けるようにしてもよい。これにより、シンクブロック構成部18では、メタデータ検出部14から送信されるメタデータのデータ量が小さい場合には、このシンクブロック#M1〜シンクブロック#Mnへ優先的に挿入することができる。また、シンクブロック構成部18は、メタデータサイズ信号の値からメタデータが所定のサイズ以下であると判別した場合に、シンクブロック#M1〜シンクブロック#Mnのみにこれを挿入するようにしてもよい。これにより、ビデオデータの圧縮率への影響を極力抑えることができる。
【0047】
なお、本発明を適用した記録装置1は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば図7に示すように、メタデータ検出部14において切り出されたメタデータのサイズをCPU等のシステムコントローラ22により識別し、かかるシステムコントローラ22がメタデータサイズ信号を生成して、これを量子化回路16へ送信するようにしてもよい。
【0048】
即ち、本発明は、システムコントローラ22を用いない簡単なシステム構成とすることも可能であるが、システムコントローラ22を用いる記録再生システムに記録装置1自体を組み込む場合に、図7に示すような構成を採用することにより、メタデータのサイズを識別することもできる。
【0049】
また、本発明を適用した記録装置1では、インタレース、プログレッシブ、又はPsF等の各種フォーマットに応じて、フレーム単位で実行する上記圧縮符号化処理を、フィールド単位で実行する場合もある。ちなみに、フィールド単位で圧縮処理を実行する場合には、上記記載、式1における「フレーム」が全て「フィールド」に置き換わることになる。
【0050】
また、本発明は、上述した構成の記録装置1に適用される場合のみならず、例えば、入力される画像信号を記録媒体3へ記録するために、これを複数のマクロブロックに分割し、当該分割した各マクロブロックにつき直交変換を施して圧縮符号化するビデオ圧縮部2からなる圧縮符号化装置に適用してもよい。
【0051】
さらに、本発明は、記録装置1により記録媒体3に記録された圧縮画像信号を再生する再生装置5とともに構成してもよい。この再生装置5は、例えば図8に示すように、ECCデコーダ51と、マクロブロック変換部52と、可変長符号解読回路53と、逆量子化回路54と、IDCT回路55と、アンシャッフル部56と、スイッチ57と、変換部58とを備えている。
【0052】
記録媒体3から再生された圧縮画像信号は、ECCデコーダ51において誤り訂正が施され、内符号、外符号の各パリディが取り除かれた後、図6に示すようなデータストリームと同様の配列になるようにして、マクロブロック変換部52へ出力される。マクロブロック変換部52では、入力されたデータストリーム上のシンクブロックをマクロブロックに変換する。また、このマクロブロック変換部52では、各シンクブロックにおけるヘッダに付加されたメタデータの情報に基づいて、メタデータの抽出を行う。各シンクブロックから抽出されたメタデータは、PDIフォーマットにおいて定められた例えば1wordにつき10ビットのデータに変換され、スイッチ57へ送信される。
【0053】
なお、マクロブロックに変換されたビデオデータは、可変長符号解読回路53において可変長符号が解読され、逆量子化回路54において逆量子化され、IDCT回路55においてDCT係数からデジタル信号に変換される。さらにアンシャッフル部56では、シャフリング部13においてシャフリングされていたマクロブロックの配列を元に戻しこれをスイッチ部57へ出力する。
【0054】
スイッチ部57では、マクロブロック変換部52から送信されたメタデータをメタデータ部MT1、MT2等にまとめて挿入することにより、アンシャッフル部56からのビデオデータとともにPDIフォーマットを構成し、これを変換部58へ出力する。変換部58では、入力されたPDIフォーマットの画像信号をパラレル−シリアル変換して出力する。
【0055】
即ち、この再生装置5は、記録装置1と逆の動作を行うことにより、記録装置1により記録媒体3に記録された圧縮画像信号からメタデータとビデオデータを分離して再生することも可能となる。
【0056】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る画像信号符号化装置及び方法は、入力された画像信号から非圧縮データを切り出し、この切り出した非圧縮データのサイズに応じて直交変換係数を直交変換ブロック毎に量子化することにより、圧縮画像信号により構成した各シンクブロックにつき空き領域を生成し、当該空き領域に切り出した非圧縮データを挿入する。
【0057】
このため、本発明では、非圧縮のメタデータとして記録を望むデータ量が増加し、これが1KByteを超える場合であっても全てをパッキングすることができる。また本発明では、メタデータのサイズに基づき、ビデオデータについて最適なターゲットビット数を求めることができる。このため、ビデオデータの圧縮率への影響を最小限に抑えつつ、いかなるサイズのメタデータについても効率よくシンクブロックに挿入することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録装置のブロック構成図である。
【図2】PDIフォーマットの構成図である。
【図3】メタデータ検出部により切り出されるメタデータの例を示す図である。
【図4】複数のシンクブロックのデータ領域に、可変長符号化された各マクロブロックをパッキングする例を示す図である。
【図5】ECCエンコーダによりエラー訂正符号が付加されたECCブロックを示す図である。
【図6】シンクブロック構成部においてパッキングされて、シンクブロック毎にECCエンコーダへ出力されるデータストリームを示す図である。
【図7】システムコントローラを用いてメタデータのサイズを識別する構成につき示す図である。
【図8】記録装置により記録媒体に記録された圧縮画像信号を再生する再生装置の構成図である。
【図9】パッキング法の従来例につき説明するための図である。
【図10】パッキングされて、シンクブロック毎にシリアル出力されるデータストリームを示す図である。
【符号の説明】
1 記録装置、3 記録媒体、11 入力端子、12 変換部、13 シャフリング部、14 メタデータ検出部、15 DCT回路、16 量子化回路、17 可変長符号化回路、18 シンクブロック構成部、19 ECCエンコーダ、20 記録部
Claims (8)
- 入力された1フレームの画像信号を複数の直交変換ブロックに分割し、当該分割した各直交変換ブロックを並べ替えるシャッフリング手段と、
上記シャッフリング手段により直交変換ブロックが並べ替えられた画像信号に対して直交変換を施す直交変換手段と、
上記入力された画像信号から固定長の非圧縮データをフレーム単位で切り出す非圧縮データ切出手段と、
上記画像信号の1フレームにつき出力し得るビット数と、上記切り出された非圧縮データのビット数と、上記画像信号の1フレームに含まれる直交変換ブロックの数とから算出される、直交変換ブロック毎のターゲットビット数と、各直交変換ブロックのビット数とが一致するように上記直交変換手段によって上記直交変換が施された各直交変換ブロックにおける直交変換係数を量子化して、直交変換ブロックのビット数を削減する量子化手段と、
上記量子化手段により量子化された上記各直交変換ブロックにつき可変長符号化して圧縮画像信号を生成する可変長符号化手段と、
上記可変長符号化手段により生成された圧縮画像信号に上記直交変換ブロックの識別情報を付加することにより、固定長のシンクブロックを構成し、上記非圧縮データ切出手段により切り出された非圧縮データを同一ビット数になるように分割して上記圧縮画像信号により構成した各シンクブロックの空き領域に挿入するシンクブロック構成手段と
を備える画像圧縮符号化装置。 - 非圧縮データ切出手段により切り出された非圧縮データのサイズを識別してデータサイズ信号を生成するシステムコントローラをさらに備え、
上記量子化手段は、上記システムコントローラにより生成されたデータサイズ信号に応じて、上記各直交変換ブロックの直交変換係数を量子化する請求項1記載の画像圧縮符号化装置。 - 上記量子化手段は、1フレームの画像信号につき出力し得るデータサイズに対する上記切り出された非圧縮データのサイズの差分値を演算し、上記演算した差分値を1フレーム分の直交変換ブロック数で割ることにより直交変換ブロック単位のターゲットビット数を算出し、さらに上記各直交変換ブロックの直交変換係数が上記算出したターゲットビット数となるように量子化する請求項1記載の画像圧縮符号化装置。
- 上記シンクブロック構成手段は、所定のサイズ以下の非圧縮データを、非圧縮データのみで構成される他のシンクブロックに挿入する請求項1記載の画像圧縮符号化装置。
- 入力された1フレームの画像信号を複数の直交変換ブロックに分割し、当該分割した各直交変換ブロックを並べ替えるシャッフリングステップと、
上記シャッフリングステップで直交変換ブロックが並べ替えられた画像信号に対して直交変換を施す直交変換ステップと、
上記入力された画像信号から固定長の非圧縮データをフレーム単位で切り出す非圧縮データ切出ステップと、
上記画像信号の1フレームにつき出力し得るビット数と、上記切り出された非圧縮データのビット数と、上記画像信号の1フレームに含まれる直交変換ブロックの数とから算出される直交変換ブロック毎のターゲットビット数と、各直交変換ブロックのビット数とが一致するように上記直交変換ステップで上記直交変換が施された各直交変換ブロックにおける直交変換係数を量子化して、直交変換ブロックのビット数を削減する量子化ステップと、
上記量子化ステップで量子化された上記各直交変換ブロックにつき可変長符号化して圧縮画像信号を生成する可変長符号化ステップと、
上記可変長符号化ステップで生成された圧縮画像信号に上記直交変換ブロックの識別情報を付加することにより、固定長のシンクブロックを構成し、上記非圧縮データ切出ステップで切り出された非圧縮データを同一ビット数になるように分割して上記圧縮画像信号により構成した各シンクブロックの空き領域に挿入するシンクブロック構成ステップと
を含む画像圧縮符号化方法。 - 非圧縮データ切出ステップで切り出された非圧縮データのサイズを識別してデータサイズ信号をシステムコントローラにより生成する識別ステップをさらに有し、
上記量子化ステップでは、上記識別ステップにおいて生成されたデータサイズ信号に応じて、上記各直交変換ブロックの直交変換係数を量子化する請求項5記載の画像圧縮符号化方法。 - 上記量子化ステップでは、1フレームの画像信号につき出力し得るデータサイズに対する上記切り出された非圧縮データのサイズの差分値を演算し、上記演算した差分値を1フレーム分の直交変換ブロック数で割ることにより直交変換ブロック単位のターゲットビット数を算出し、さらに上記各直交変換ブロックの直交変換係数が上記算出したターゲットビット数となるように量子化する請求項5記載の画像圧縮符号化方法。
- 上記シンクブロック構成ステップでは、所定のサイズ以下の非圧縮データを、非圧縮データのみで構成される他のシンクブロックに挿入する請求項5記載の画像圧縮符号化方法。
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