JP4281386B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体を洗浄する衛生洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種衛生洗浄装置は、肛門洗浄用およびビデ洗浄用の洗浄水噴出端、いわゆる洗浄用のノズルヘッドの周面に付着している汚物等を、前記洗浄水で洗い流すときに表示灯の点滅や液晶画面による文字表示またはスピーカによる音声によって報知するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図16は、前記公報に記載された従来の衛生洗浄装置を示すものである。図16において、103はノズル本体、104はノズルヘッド、105は駆動モータ、106aはバルブユニット、106bはバルブユニット、107はコントローラである。
【0004】
また、洗浄水に薬液を注入するか、電気分解によって洗浄水を薬液化してノズルヘッドを殺菌および消毒するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
図17は、前記公報に記載された従来の衛生洗浄装置を示すものである。図17において、103はノズル本体、104はノズルヘッド、105はモータ、106はクリーニングキャップ、107cはバルブユニット、108は薬液カートリッジである。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−79085号公報(第2−6頁、図3、図4、図7)
【0007】
【特許文献2】
特開平8−93034号公報(第4−6頁、図4)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
近年、住環境が高度化し、年間を通じて室内の温度湿度の変化が少なくなっている。このことは反面、菌類やかび類の増殖に適した環境となっている。近年、普及している衛生洗浄便座装置は、暖房便座や湯水を吐出する人体洗浄ノズルを備えているため、衛生洗浄装置が温暖、高湿に保たれる。そのため、便座装置やそれに付随する構成部材にはカビや細菌(たとえば大腸菌やレジオネラ菌等)の増殖による汚染や、ヌメリ状態が発生し、非衛生的になりやすい場合があるのではと心配する人もいる。特に人体洗浄ノズルは便器内に突出したり衛生洗浄装置内に収納されたりする部分であり、かつその人体洗浄ノズルから吐出される湯水で人体のデリケートな局部を洗浄するだけに、最も清潔性が要求される。
【0009】
しかしながら、前記特許文献1の従来の構成ではノズルに付着した汚物等の汚れは洗い流すことはできても、温水または水でノズルヘッド周面を洗い流すだけなので、いわゆる除菌や殺菌をすることまではできなかった。
【0010】
一方、前記特許文献2に、洗浄水に薬液を注入または電気分解によって洗浄水を薬液化してノズルヘッドを殺菌および消毒する構成が提案されているが、使用者からすると、薬液洗浄の後に水ですすぎ洗いされても、薬液が残留しているのではないだろうかという心理的不安が残る。したがって、肌の弱い人等には不安が残るという課題を有していた。
【0011】
本発明は上記の課題を解決するもので、薬液という心理的不安なしに人体洗浄ノズルを除菌洗浄できる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために本発明は、人体を洗浄するための洗浄水を吐出する吐出口を有する人体洗浄ノズルと、少なくとも前記人体洗浄ノズルに高温水と蒸気とを吐出する高温水または蒸気除菌洗浄手段を有する衛生洗浄装置であって、前記除菌洗浄手段は、人体を洗浄する洗浄水を人体洗浄ノズルに供給する経路途中の温水ユニットおよび切換弁の2次側でかつ前記人体洗浄ノズルには通じない別の分岐経路に設けられた高温水または蒸気発生ユニットと、前記温水ユニット、前記切換弁、前記高温水または蒸気発生ユニットへの通電制御により高温水または蒸気のいずれかの状態に順次切替えて除菌洗浄する除菌洗浄制御手段を備えた衛生洗浄装置である。
【0013】
本発明によれば、洗浄水に薬液を注入したり電気分解して薬液化することがなく、水を加熱して除菌効果のある高温水および蒸気にする高温水または蒸気除菌洗浄手段によって人体洗浄ノズルに前記高温水および蒸気を吐出し、熱と洗い流す作用とで人体洗浄ノズルを除菌するように作用する。しかも、高温水または蒸気発生ユニットは人体洗浄ノズルには通じない別の分岐経路に設けられているため、高温水および蒸気が人体洗浄ノズルから吐出して人体に当ることがなく、安心して人体洗浄ノズルを除菌洗浄することができる。また、洗浄水を人体洗浄ノズルに供給する経路を構成する材料や途中の温水ユニット、および切換弁の構成材料は特別な耐熱材料にする必要がない。
【0014】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、人体を洗浄するための洗浄水を吐出する吐出口を有する人体洗浄ノズルと、少なくとも前記人体洗浄ノズルに高温水と蒸気とを吐出する高温水または蒸気除菌洗浄手段を有する衛生洗浄装置であって、前記除菌洗浄手段は、人体を洗浄する洗浄水を人体洗浄ノズルに供給する経路途中の温水ユニットおよび切換弁の2次側でかつ前記人体洗浄ノズルには通じない別の分岐経路に設けられた高温水または蒸気発生ユニットと、前記温水ユニット、前記切換弁、前記高温水または蒸気発生ユニットへの通電制御により高温水または蒸気のいずれかの状態に順次切替えて除菌洗浄する除菌洗浄制御手段を備えた衛生洗浄装置である。この構成により、洗浄水に薬液を注入したり電気分解して薬液化することがなく、水を加熱して除菌効果のある高温水および蒸気にする高温水または蒸気除菌洗浄手段によって人体洗浄ノズルを前記高温水および蒸気で除菌するように作用するため、使用者は薬液という心理的不安なしに人体洗浄ノズルを除菌できる衛生洗浄装置を提供することができる。しかも、高温水または蒸気発生ユニットは人体洗浄ノズルには通じない別の分岐経路に設けられているため、高温水および蒸気が人体洗浄ノズルから吐出して人体に当ることがなく、安心して人体洗浄ノズルを除菌洗浄することができる。また、洗浄水を人体洗浄ノズルに供給する経路を構成する材料や途中の温水ユニット、および切換弁の構成材料は特別な耐熱材料にする必要がない。また、高温水と蒸気とを使用して除菌するので例えば高温水が人体洗浄ノズル表面で行き届かない部分があったとしても蒸気は人体洗浄ノズル表面の各部に十分到達して接触するように作用し、高温水と蒸気の双方が補完し合ってより確実に除菌することができる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、人体を洗浄するための洗浄水を吐出する吐出口を有する人体洗浄ノズルと、少なくとも前記人体洗浄ノズルに水と高温水と蒸気とを吐出する水または高温水または蒸気除菌洗浄手段を有する衛生洗浄装置であって、前記除菌洗浄手段は、人体を洗浄する洗浄水を人体洗浄ノズルに供給する経路途中の温水ユニットおよび切換弁の2次側でかつ前記人体洗浄ノズルには通じない別の分岐経路に設けられた高温水または蒸気発生ユニットと、前記温水ユニット、前記切換弁、前記高温水または蒸気発生ユニットへの通電制御により水または高温水または蒸気のいずれかの状態に順次切替えて除菌洗浄する除菌洗浄制御手段を備えた衛生洗浄装置である。この構成により、洗浄水に薬液を注入したり電気分解して薬液化することがなく、水を加熱して除菌効果のある高温水および蒸気にする水または高温水または蒸気除菌洗浄手段によって人体洗浄ノズルを前記高温水および蒸気で除菌するように作用するため、使用者は薬液という心理的不安なしに人体洗浄ノズルを除菌できる衛生洗浄装置を提供することができる。しかも、高温水または蒸気発生ユニットは人体洗浄ノズルには通じない別の分岐経路に設けられているため、高温水および蒸気が人体洗浄ノズルから吐出して人体に当ることがなく、安心して人体洗浄ノズルを除菌洗浄することができる。また、洗浄水を人体洗浄ノズルに供給する経路を構成する材料や途中の温水ユニット、および切換弁の構成材料は特別な耐熱材料にする必要がない。また、水と高温水と蒸気とを使用して除菌洗浄するので請求項1と同様に例えば高温水が人体洗浄ノズル表面で行き届かない部分があったとしても蒸気は人体洗浄ノズル表面の各部に十分到達して接触するように作用し、高温水と蒸気の双方が補完し合ってより確実に除菌することができる。かつ高温水と蒸気だけでなく水を併用することにより、洗浄水の通路部を必要以上に長時間高温に保つことなく水で冷却されるので、水を高温に加熱することによって析出されるスケールが、前記通路部に堆積付着するのを軽減するように作用するため、スケール付着を抑制して耐久寿命を長くすることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、人体を洗浄するための洗浄水を吐出する吐出口を有する人体洗浄ノズルと、少なくとも前記人体洗浄ノズルに蒸気吐出した後に水を吐出する蒸気または水除菌洗浄手段を有する衛生洗浄装置であって、前記除菌洗浄手段は、人体を洗浄する洗浄水を人体洗浄ノズルに供給する経路途中の温水ユニットおよび切換弁の2次側でかつ前記人体洗浄ノズルには通じない別の分岐経路に設けられた蒸気発生ユニットと、前記温水ユニット、前記切換弁、前記蒸気発生ユニットへの通電制御により水または蒸気のいずれかの状態に順次切替えて除菌洗浄する除菌洗浄制御手段を備えた衛生洗浄装置である。この構成により、洗浄水に薬液を注入したり電気分解して薬液化することがなく、水を加熱して除菌効果のある蒸気にする蒸気または水除菌洗浄手段によって人体洗浄ノズルを前記蒸気で除菌し、かつ蒸気によって汚れをやわらかく膨潤(ふやかす)させる。そのふやけて剥離しやすくなった汚れおよび汚れ中の雑菌を蒸気の後に吐出する水で洗浄除去するように作用するため、使用者は薬液という心理的不安なしに人体洗浄ノズルを除菌洗浄できる衛生洗浄装置を提供することができる。しかも、蒸気発生ユニットは人体洗浄ノズルには通じない別の分岐経路に設けられているため、高温水および蒸気が人体洗浄ノズルから吐出して人体に当ることがなく、安心して人体洗浄ノズルを除菌洗浄することができる。また、洗浄水を人体洗浄ノズルに供給する経路を構成する材料や途中の温水ユニット、および切換弁の構成材料は特別な耐熱材料にする必要がない。
【0017】
請求項に記載の発明は、特に、請求項1〜に記載の発明において人体洗浄ノズルが通常は衛生洗浄装置の本体の内に収納され、人体洗浄時に衛生洗浄装置の本体から突出するものであって、除菌洗浄時に蒸気や高温水が人体に当たらないように、前記人体洗浄ノズルが衛生洗浄装置の本体の内に収納状態のとき以外は除菌洗浄の運転作動を禁止する構成である。この構成により、使用者が人体洗浄ノズルで人体洗浄しているとき、例えば誤って除菌洗浄を指示する操作ボタンを押しても、除菌洗浄の運転作動はしないため、使用者はやけどなどの心配が無く安心して使用することができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0019】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における衛生洗浄装置の外観を示すものである。図1において、衛生洗浄装置としての温水洗浄便座10は便器11上に設置され、衛生洗浄装置の本体12、便蓋13、使用者が座るための便座14等から構成されており、また水道から洗浄水の供給を受けるための給水配管(図3の27に示す)および壁面のコンセントから電源供給を受けるための電気ケーブル15が備えてある。また、衛生洗浄装置10の内部には使用者が肛門の洗浄を行うためのおしり洗浄機能、小用後の女性局部を洗浄するビデ洗浄機能、洗浄後の人体局部を乾燥するための乾燥機能、寒冷時にトイレ空間を暖房する部屋暖房機能等が備えてあり、各々の操作は壁面に取り付けたリモートコントローラ16(以下、リモコンと略す)によってなされる。また、便座14には使用者の存在を検知する検知手段としての着座センサー17を備えている。なお、この着座センサー17は、赤外線を用いて使用者の便座14への着座の有無を検知するものであるが、方式としては便座の静電容量を検知する方式や、さらには赤外線や超音波等を用いて使用者の便座への着座を検知する、もしくはトイレルームに入室、退室したことを検知する方式、さらには例えばトイレの照明に連動して使用者の存在を検知する方式等でも検知手段としての応用が可能である。
【0020】
次に図2はリモコン16の概観を示すものである。図2においてリモコン16には人体洗浄ノズルであるお尻ノズル18およびビデノズル19の除菌洗浄を指示する除菌洗浄スイッチ20、使用者が人体洗浄の開始を入力可能な開始手段としてのおしりスイッチ21、女性が小用後や生理時に主に用いるビデスイッチ22や洗浄の停止を入力する停止手段としての停止スイッチ23、さらには乾燥機能や脱臭機能の入り切りを行う乾燥スイッチ24や脱臭スイッチ25、また、それぞれの機能のレベルあわせを行うためのレベルスイッチ26等が備えられている。そして使用者が行う操作信号は赤外線信号によって温水洗浄便座の本体12へと送られ、無線で本体12の操作が可能な構成となっている。
【0021】
図3は本実施例における衛生洗浄装置10の水回路を示すブロック図、図4、図5、図6は同切換弁を示す構成図、図7、図8は高温水または蒸気発生ユニットおよび人体洗浄ノズルを示す要部断面図である。図において、まず、水源である水道配管27からの分岐流れを衛生洗浄装置10の本体12内の切換弁33へ導く給水管28に接続される。この給水管28上には止水手段としての電磁弁29、洗浄水の流量を計測する流量センサ30、温水をつくる温水ユニット31、温水の温度を検出する温度センサ32などを備えている。
【0022】
温水ユニット31は板状のセラミックヒータとその両面に設けた蛇行する内部流路から構成されており、熱交入口に供給された常温の洗浄水は、この蛇行する内部流路を流れながらセラミックヒータから熱を受け取り、温水ユニット31の出口に至るまでの間に適温に加熱される仕組みである。そのため、必要時に連続して適温の温水を供給可能であり、使用時に備えて温水を保温貯溜しておく必要性がないため、非常に効率的な温水供給手段となっている。なお本実施例においては、ヒータは熱密度に優れた板状のセラミックヒータを用いたが、シーズヒータやマイカヒータ、さらにはプリントヒータなど様々なヒータ応用が考えられることは言うまでもない。
【0023】
さらにその下流側には温水管34を介して切換弁33が接続されており、この切換弁33は先述の温水管34が接続される入口流路35と第1出口流路36、第2出口流路37、第3出口流路38がモータ39によって選択的に連通される構成となっている。なお、本実施例で用いた切換弁33は入口流路35と第1出口流路36、第2出口流路37、第3出口流路38の連通面積を可変することで水路の切換に加えて選択された流路に流れる洗浄水の流量も可変可能な構成としてある。
【0024】
この切換弁33の下流側には、第1出口流路36に人体洗浄ノズルのひとつであるお尻ノズル18が、第2出口流路37に人体洗浄ノズルのもうひとつであるビデノズル19が、第3出口流路38に温水を高温水および蒸気にする高温水または蒸気発生ユニット42およびその高温水または蒸気で前記人体洗浄ノズル18、19の外側表面を除菌洗浄する高温水または蒸気吐出口47が接続されている。また、お尻ノズル18およびビデノズル19には、当然のことながら温水ユニット31、切換弁33を経由して流れてくる温水を、人体を洗浄するための洗浄水として肛門もしくは女性の局部に向けて噴出する吐出口44、45を備えている。
【0025】
また、図7、図8に示したように高温水または蒸気発生ユニット42のヒータ46下流の先端部には高温水または蒸気吐出口47が備えてある。なお、お尻ノズル18の吐出口44およびビデノズル19の吐出口45は、人体洗浄使用時に人体の被洗浄部、つまり肛門もしくは女性の局部に向けて洗浄水を噴出する構成となっているが、高温水または蒸気吐出口47からは図7のように人体洗浄をしていないときに、リモコン16の除菌洗浄スイッチ20を押すことにより、人体洗浄ノズルであるお尻ノズル18およびビデノズル19の吐出口の吐出口44、45の外側表面に高温水および蒸気が吐出され、除菌洗浄される構成となっている。人体洗浄ノズル18、19を除菌洗浄した湯は、便器内に流れ落ちる構成となっている。なお、人が便座に腰掛けた状態において、上記の除菌洗浄を行ったとしても、高温水または蒸気吐出口47からの高温水および蒸気は人体にはかからないよう高温水または蒸気吐出口47の位置および向きが決められている。
【0026】
また、お尻ノズル18およびビデノズル19は、円筒状ピストン部48、円筒状シリンダ部49、スプリング50の構成によって駆動される。つまり、図3、図4で示した切換弁33の作動によって洗浄水が第1出口流路36へ送られてくると、その水圧が円筒状ピストン部48に作用し、スプリング50の力に打ち勝って図8のようにお尻ノズル18が押し出され、吐出口44から温水が噴出する。また、切換弁33をモータ39で作動し第1出口流路36を閉じると、スプリング50の力で円筒状ピストン部48が図7のように押し戻され、お尻ノズル18は衛生洗浄装置10の本体12の内に収納された状態になるように、待機時と使用時の吐出口44の位置可変が可能な構成となっている。ビデノズル19も同様に第2出口流路37を切換弁33で開閉することにより、吐出口45の位置を可変可能である。
【0027】
図3、図4の実施例図では、水圧によりお尻ノズル18およびビデノズル19を出し入れする構成であるが、たとえばラックおよびピニオンギア(図示せず)とを噛み合わせ、モータでピニオンギアを駆動する構成により、出し入れしてもよい。
【0028】
また、図7のようにお尻ノズル18およびビデノズル19が待機状態(収納状態)にある時は、お尻ノズル18の吐出口44、およびビデノズル19の吐出口45の上面に高温水または蒸気発生ユニット42の高温水または蒸気吐出口47が覆い被さる構成となっている。このように、人体洗浄ノズルであるお尻ノズル18およびビデノズル19が通常は衛生洗浄装置の本体12の内に収納され、人体洗浄時に衛生洗浄装置の本体から突出するものであって、除菌洗浄時に高温水または蒸気吐出口47からの高温水または蒸気が人体に当たらないように、人体洗浄ノズルであるお尻ノズル18およびビデノズル19が衛生洗浄装置の本体12の内に収納状態のとき以外は除菌洗浄の運転作動を禁止する構成である。
【0029】
次に図4、図5、図6を用いて切換弁33について詳述する。切換弁33はハウジング51とハウジング51内に回転可能に挿入された弁体52および弁体52を回転駆動するモータ39によって構成される。まず、ハウジング51には入口流路35、第1出口流路36、第2出口流路37、第3出口流路38が構成してあり、第1出口流路36と第2出口流路37は図4のA−A線における断面図(図5)にて対向して位置するとともに、第3出口流路38は図4のB−B線における断面図(図6)に示すとおり、前記2つの出口流路とは異なる断面位置に設けてある。次に弁体52であるが、ハウジング51に挿入した際に入口流路35に常時連通する形で内部流路53が設けてあり、また、この内部流路53から分岐して第1の弁体出口54、第2の弁体出口55が構成されている。この第1の弁体出口54はハウジング51の第1出口流路36および第2出口流路37に、また第2の弁体出口55はハウジング51の第3出口流路38に対応して位置が決められており、弁体52の回転角度によって、入口流路35と第1出口流路36、第2出口流路37、第3出口流路38の連通度合いを可変できる構成となっている。なお、それぞれの流路に対して内部リークの防止、もしくは外部漏れを防止するためにシール部材としてOリング56を備えてあるが、これはモータの負荷を軽減するためにはXリングやVパッキンなどの特殊Oリングを用いると効果的である。さらにモータ39であるが、ここではオープン制御でも精度よく位置決めのできる減速ギア内蔵型のステッピングモータを採用し、その出力軸を弁体52に挿入する形で取り付けてある。本実施例ではモータ39にはステッピングモータを採用したが、位置決めの精度さえ確保できれば、ブラシタイプの汎用DCモータ等の利用も可能であるし、回転型のソレノイド等、様々なアクチュエータの応用が考えられることは言うまでもない。さらにまた、本実施例では回転型の流路切換弁を用いたが、直動型やダイヤフラムを用いたもの、さらには円盤タイプの弁体で複数流路の切換えを行うものなども容易に応用可能である。
【0030】
以上の構成において、図3〜図9を用いて上記した高温水および蒸気で人体洗浄ノズル18、19を除菌洗浄する過程をもう少し詳しく説明すると、まず使用者によって除菌洗浄スイッチ20が押されると、除菌洗浄制御手段58が切換弁33を駆動して温水ユニット31と高温水または蒸気発生ユニット42および高温水または蒸気吐出口47が連通する状態になる。このとき温水ユニット31のヒータと高温水または蒸気発生ユニット42のヒータ46に通電され、水道配管27からの水は温水ユニット31で40℃程度に加熱され、さらに高温水または蒸気発生ユニット42で60℃程度の高温水に加熱されて、高温水または蒸気吐出口47から人体洗浄ノズルであるお尻ノズル18およびビデノズル19の吐出口の吐出口44、45の外側表面に吐出し、人体洗浄ノズル18、19が前記60℃程度の高温水で除菌洗浄される。この高温水が約30秒間吐出後、除菌洗浄制御手段58は切換弁33を自動的に駆動して、切換弁33を通過する洗浄水の流量を減少させる。高温水または蒸気発生ユニット42のヒータ46の加熱電力をそのままで流量の減少させたことによって、高温水または蒸気発生ユニット42を通過する洗浄水の温度はさらに上昇して蒸気になる。この蒸気が前記した高温水と同様に高温水または蒸気吐出口47から人体洗浄ノズル18、19の外側表面に約10秒間吐出され、この蒸気の熱で人体洗浄ノズル18、19が除菌されるように作用する。
【0031】
上記したように、人体を洗浄するための洗浄水を吐出する吐出口44、45を有する人体洗浄ノズル18、19と、少なくとも前記人体洗浄ノズル18、19に高温水と蒸気とを吐出する高温水または蒸気除菌洗浄手段47を有する衛生洗浄装置10の構成で、洗浄水に薬液を注入したり電気分解して薬液化したりすることなしに、水を加熱して除菌効果のある高温水および蒸気にする高温水または蒸気除菌洗浄手段47によって人体洗浄ノズル18、19を前記高温水および蒸気で除菌するように作用するため、使用者は薬液という心理的不安なしに人体洗浄ノズル18、19を除菌できる衛生洗浄装置を提供することができる。しかも、高温水と蒸気とを使用して除菌するので、例えば高温水の流れが人体洗浄ノズル18、19の表面のうち十分行き届かない部分があったとしても、蒸気は人体洗浄ノズル18、19の表面の各部に十分到達して接触するように作用するため、高温水か蒸気のどちらかが人体洗浄ノズル18、19の必要部分に十分接触して、高温水と蒸気の双方が補完することができ確実に除菌することができる。
【0032】
なお上記の説明において、除菌洗浄制御手段58は制御器57に組み込まれているマイクロコンピュータであるが、同様の制御機能を有するものであれば必ずしもにマイクロコンピュータに限られるものではない。また、高温水または蒸気除菌洗浄手段47は、説明を単純化するために図3および図7の高温水または蒸気吐出口47を代表して表現したが、詳細には高温水または蒸気発生ユニット42と高温水または蒸気吐出口47と除菌洗浄制御手段58とを総合したものである。ノズル洗浄流量を制御するので微少流量まで高精度に制御でき、蒸気発生量が安定する。
【0033】
(実施例2)
図10は、本発明の第2実施例における衛生洗浄装置の水回路構成のブロック図である。また、図11と図12は同実施例における衛生洗浄装置の部分側面断面図である。
【0034】
図10において図3に示した実施例と異なる点は、高温水または除菌洗浄手段47(高温水または蒸気吐出口)を水または高温水または蒸気除菌洗浄手段59(水または高温水または蒸気吐出口)とした点である。その他は図3に示した実施例と同様であり、同一番号を付して詳細な説明を省略する。また、図11と図12においても図7と図8に示した実施例と異なる点は、高温水または除菌洗浄手段47(高温水または蒸気吐出口)を水または高温水または蒸気除菌洗浄手段59(水または高温水または蒸気吐出口)とした点である。その他は図7と図8に示した実施例と同様であり、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0035】
以上の構成において、まず使用者によって除菌洗浄スイッチ20が押されると、除菌洗浄制御手段58が切換弁33を駆動して温水ユニット31と高温水または蒸気発生ユニット42および水または高温水または蒸気吐出口59が連通する状態になる。このとき温水ユニット31のヒータと高温水または蒸気発生ユニット42のヒータ46に通電され、水道配管27からの水は温水ユニット31で40℃程度に加熱され、さらに高温水または蒸気発生ユニット42で60℃程度の高温水に加熱されて、水または高温水または蒸気吐出口59から人体洗浄ノズルであるお尻ノズル18およびビデノズル19の吐出口の吐出口44、45の外側表面に吐出し、人体洗浄ノズル18、19が前記60℃程度の高温水で除菌洗浄される。この高温水が約20秒間吐出後、除菌洗浄制御手段58は切換弁33を自動的に駆動して、切換弁33を通過する洗浄水の流量を減少させる。高温水または蒸気発生ユニット42のヒータ46の加熱電力をそのままで流量の減少させたことによって、高温水または蒸気発生ユニット42を通過する洗浄水の温度はさらに上昇して蒸気になる。この蒸気が前記した高温水と同様に水または高温水または蒸気吐出口59から人体洗浄ノズル18、19の外側表面に約10秒間吐出され、この蒸気の熱で人体洗浄ノズル18、19が除菌されるように作用する。さらにその後、除菌洗浄制御手段58は温水ユニット31のヒータおよび高温水または蒸気発生ユニット42のヒータ46への通電を停止するとともに切換弁33を自動的に駆動して、切換弁33を通過する洗浄水の流量を増大させる。しかも温水ユニット31のヒータおよび高温水または蒸気発生ユニット42のヒータ46への通電を停止し、流量の増大させたことによって、高温水または蒸気発生ユニット42を通過する洗浄水の温度は低下して、水道配管27からの冷たい水が勢いよく流れることになる。さらにその水は、強い勢いで水または高温水または蒸気吐出口59から人体洗浄ノズル18、19の外側表面に約10秒間吐出された後、切換弁33および電磁弁29によって止水される。このように、高温水や蒸気の熱で人体洗浄ノズル18、19を除菌した後に、高温水よりも強い勢いの水で人体洗浄ノズル18、19が洗浄されるので、人体洗浄ノズル18、19の表面の汚れは、高温水や蒸気で膨潤して結合付着力が弱まった状態になった後に勢いの強い水で洗い流されることになり、除菌だけでなく汚れも洗い落とされる。また、蒸気や高温水だけに晒されると、湯の中に含まれているカルシウム成分などが析出して、いわゆるスケール(湯垢)となって通路部や人体洗浄ノズル18、19に付着するなどの不具合を生じる場合もあるが、前記したように水が勢いよく通路部や人体洗浄ノズル18、19の表面を流れることによって、そのスケール付着を防止できる作用がある。
【0036】
上記したように、人体を洗浄するための洗浄水を吐出する吐出口44、45を有する人体洗浄ノズル18、19と、少なくとも前記人体洗浄ノズル18、19に水と高温水と蒸気とを吐出する水または高温水または蒸気除菌洗浄手段59を有する衛生洗浄装置の構成で、洗浄水に薬液を注入したり電気分解して薬液化することなしに、水を加熱して除菌効果のある高温水および蒸気にする水または高温水または蒸気除菌洗浄手段59によって人体洗浄ノズル18、19を前記高温水および蒸気で除菌するように作用するため、使用者は薬液という心理的不安なしに人体洗浄ノズル18、19を除菌できる衛生洗浄装置を提供することができる。しかも、水と高温水と蒸気とを使用して除菌洗浄するので実施例1と同様に例えば高温水が人体洗浄ノズル18、19の表面で行き届かない部分があったとしても蒸気は人体洗浄ノズル18、19の表面の各部に十分到達して接触するように作用するため、高温水と蒸気の双方が補完し合ってより確実に除菌することができる。かつ高温水と蒸気だけでなく水を併用することにより、洗浄水の通路部を必要以上に長時間高温に保つことなく水で冷却されるので、水を高温に加熱することによって析出されるスケールが、前記通路部に堆積付着するのを軽減するように作用するため、スケール付着を抑制して耐久寿命を長くすることができる。
【0037】
(実施例3)
図13は、本発明の第3実施例における衛生洗浄装置の水回路構成のブロック図である。また、図14と図15は同実施例における衛生洗浄装置の部分側面断面図である。
【0038】
図13において図3に示した実施例と異なる点は、高温水または除菌洗浄手段47(高温水または蒸気吐出口)を蒸気または水除菌洗浄手段60(蒸気または水吐出口)とした点である。その他は図3に示した実施例と同様であり、同一番号を付して詳細な説明を省略する。また、図14と図15においても図7と図8に示した実施例と異なる点は、高温水または除菌洗浄手段47(高温水または蒸気吐出口)を蒸気または水除菌洗浄手段60(蒸気または水吐出口)とした点である。その他は図7と図8に示した実施例と同様であり、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0039】
以上の構成において、まず使用者によって除菌洗浄スイッチ20が押されると、除菌洗浄制御手段58が切換弁33を駆動して温水ユニット31と高温水または蒸気発生ユニット42および蒸気または水吐出口60が連通する状態になる。このとき温水ユニット31のヒータと高温水または蒸気発生ユニット42のヒータ46に通電され、水道配管27からの水は温水ユニット31で40℃程度に加熱され、さらに高温水または蒸気発生ユニット42で加熱されて蒸気になり、蒸気または水吐出口60から人体洗浄ノズルであるお尻ノズル18およびビデノズル19の吐出口の吐出口44、45の外側表面に約30秒間吐出され、この蒸気の熱で人体洗浄ノズル18、19が除菌されるように作用する。さらにその後、除菌洗浄制御手段58は温水ユニット31のヒータおよび高温水または蒸気発生ユニット42のヒータ46への通電を停止するとともに切換弁33を自動的に駆動して、切換弁33を通過する洗浄水の流量を増大させる。しかも温水ユニット31のヒータおよび高温水または蒸気発生ユニット42のヒータ46への通電を停止し、流量の増大させたことによって、高温水または蒸気発生ユニット42を通過する洗浄水の温度は低下して、水道配管27からの冷たい水が勢いよく流れることになる。さらにその水は、強い勢いで蒸気または水吐出口60から人体洗浄ノズル18、19の外側表面に約10秒間吐出された後、切換弁33および電磁弁29によって止水される。このように、蒸気の熱で人体洗浄ノズル18、19を除菌した後に、水で人体洗浄ノズル18、19が洗浄されるので、人体洗浄ノズル18、19の表面の汚れは、蒸気で膨潤して結合付着力が弱まった状態になった後に水で洗い流されることになり、除菌だけでなく汚れも洗い落とされる。また、蒸気だけに晒されると、水の中に含まれているカルシウム成分などが析出して、いわゆるスケール(湯垢)となって通路部や人体洗浄ノズル18、19に付着するなどの不具合を生じる場合もあるが、前記したように水が通路部や人体洗浄ノズル18、19の表面を流れることによって、そのスケール付着を防止できる作用がある。
【0040】
上記したように、人体を洗浄するための洗浄水を吐出する吐出口44、45を有する人体洗浄ノズル18、19と、少なくとも前記人体洗浄ノズル18、19に蒸気吐出した後に水を吐出する蒸気または水除菌洗浄手段60を備えているので、洗浄水に薬液を注入したり電気分解して薬液化することがなく、水を加熱して除菌効果のある蒸気にする蒸気または水除菌洗浄手段60によって人体洗浄ノズル18、19を前記蒸気で除菌し、かつ蒸気によって汚れをやわらかく膨潤(ふやかす)させる。そのふやけて剥離しやすくなった汚れおよび汚れ中の雑菌を蒸気の後に吐出する水で洗浄除去するように作用するため、使用者は薬液という心理的不安なしに人体洗浄ノズル18、19を除菌洗浄できる衛生洗浄装置を提供することができる。
【0041】
また、上記した実施例1〜実施例3において各除菌洗浄手段47、59、60は、人体を洗浄する洗浄水を人体洗浄ノズル18、19に供給する経路途中の温水ユニット31および切換弁33の2次側でかつ前記人体洗浄ノズル18、19には通じない別の分岐経路に設けられた高温水または蒸気発生ユニット42と、前記温水ユニット31、前記切換弁33、前記高温水または蒸気発生ユニット42への通電制御により水または高温水または蒸気のいずれかの状態に準時切替えて除菌洗浄する除菌洗浄制御手段47、59、60を備えた構成である。この構成により、高温水または蒸気発生ユニット42は人体洗浄ノズル18、19に通じる経路36、37には通じない別の分岐経路38に設けられているため、高温水や蒸気が人体洗浄ノズル18、19から吐出して人体に当ることがなく、安心して人体洗浄ノズル18、19の表面を除菌洗浄することができる。また、洗浄水を人体洗浄ノズル18、19に供給する経路35、36、37を構成する材料や途中の温水ユニット42、および切換弁33の構成材料は特別な耐熱材料にする必要がない。
【0042】
また、上記した実施例1〜実施例3において人体洗浄ノズル18、19が通常は衛生洗浄装置10の本体12の内に収納され、人体洗浄時に衛生洗浄装置10の本体12から突出するものであって、除菌洗浄時に吐出口47、59、60からの蒸気や高温水が人体に当たらないように、前記人体洗浄ノズル18、19が衛生洗浄装置10の本体12の内に収納状態のとき以外は除菌洗浄の運転作動を禁止する構成である。すなわち、使用者が人体洗浄ノズル18、19で人体洗浄しているとき、誤ってリモコン16の除菌洗浄を指示する操作ボタン(除菌スイッチ20)を押しても、制御器57は除菌洗浄の運転作動はしないように作用する。つまり、人体洗浄ノズル18、19が衛生洗浄装置10の本体12の内に収納されている状態のときだけしか除菌スイッチ20の信号は受け付けられない構成である。この構成により、使用者はやけどなどの心配が無く安心して使用することができる。
【0043】
上記したように、人体洗浄ノズル18、19が通常は衛生洗浄装置10の本体12の内に収納され、人体洗浄時に衛生洗浄装置10の本体12から突出するものであって、除菌洗浄時に蒸気や高温水が人体に当たらないように、前記人体洗浄ノズル18、19が衛生洗浄装置10の本体12の内に収納状態のとき以外は除菌洗浄の運転作動を禁止する構成である。この構成により、使用者が人体洗浄ノズル18、19で人体洗浄しているとき、例えば誤って除菌洗浄を指示する操作ボタン(除菌スイッチ20)を押しても、除菌洗浄の運転作動はしないため、使用者はやけどなどの心配が無く安心して使用することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、人体を洗浄するための洗浄水を吐出する人体洗浄ノズルと、その人体洗浄ノズルに高温水と蒸気とを吐出して除菌洗浄する高温水または蒸気除菌洗浄手段によって、薬液という心理的不安なしに人体洗浄ノズルを除菌できる衛生洗浄装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における衛生洗浄装置の外観斜視図
【図2】 同実施例1における衛生洗浄装置のリモコンの平面図
【図3】 同実施例1における衛生洗浄装置の水回路構成のブロック図
【図4】 同実施例1における衛生洗浄装置の切換弁の正面断面図
【図5】 同実施例1における衛生洗浄装置の切換弁の平面断面図
【図6】 同実施例1における衛生洗浄装置の切換弁の平面断面図
【図7】 同実施例1における衛生洗浄装置の部分側面断面図
【図8】 同実施例1における衛生洗浄装置の部分側面断面図
【図9】 同実施例1における衛生洗浄装置の高温水または蒸気発生ユニットの外観斜視図
【図10】 同実施例2における衛生洗浄装置の水回路構成のブロック図
【図11】 同実施例2における衛生洗浄装置の部分側面断面図
【図12】 同実施例2における衛生洗浄装置の部分側面断面図
【図13】 同実施例3における衛生洗浄装置の水回路構成のブロック図
【図14】 同実施例3における衛生洗浄装置の部分側面断面図
【図15】 同実施例3における衛生洗浄装置の部分側面断面図
【図16】 従来の衛生洗浄装置の概略構成図
【図17】 従来の衛生洗浄装置の概略構成図
【符号の説明】
10 衛生洗浄装置
12 衛生洗浄装置の本体
18 人体洗浄ノズル(お尻ノズル)
19 人体洗浄ノズル(ビデノズル)
20 除菌洗浄スイッチ
31 温水ユニット
33 切換弁
42 高温水または蒸気発生ユニット
47 高温水または蒸気除菌洗浄手段(高温水または蒸気吐出口)
57 制御器
58 除菌洗浄制御手段
59 水または高温水または蒸気除菌洗浄手段(水または高温水または蒸気吐出口)
60 蒸気または水除菌洗浄手段(蒸気または水吐出口)

Claims (4)

  1. 人体を洗浄するための洗浄水を吐出する吐出口を有する人体洗浄ノズルと、少なくとも前記人体洗浄ノズルに高温水と蒸気とを吐出する高温水または蒸気除菌洗浄手段を有する衛生洗浄装置であって、前記除菌洗浄手段は、人体を洗浄する洗浄水を人体洗浄ノズルに供給する経路途中の温水ユニットおよび切換弁の2次側でかつ前記人体洗浄ノズルには通じない別の分岐経路に設けられた高温水または蒸気発生ユニットと、前記温水ユニット、前記切換弁、前記高温水または蒸気発生ユニットへの通電制御により高温水または蒸気のいずれかの状態に順次切替えて除菌洗浄する除菌洗浄制御手段を備えた衛生洗浄装置
  2. 人体を洗浄するための洗浄水を吐出する吐出口を有する人体洗浄ノズルと、少なくとも前記人体洗浄ノズルに水と高温水と蒸気とを吐出する水または高温水または蒸気除菌洗浄手段を有する衛生洗浄装置であって、前記除菌洗浄手段は、人体を洗浄する洗浄水を人体洗浄ノズルに供給する経路途中の温水ユニットおよび切換弁の2次側でかつ前記人体洗浄ノズルには通じない別の分岐経路に設けられた高温水または蒸気発生ユニットと、前記温水ユニット、前記切換弁、前記高温水または蒸気発生ユニットへの通電制御により水または高温水または蒸気のいずれかの状態に順次切替えて除菌洗浄する除菌洗浄制御手段を備えた衛生洗浄装置
  3. 人体を洗浄するための洗浄水を吐出する吐出口を有する人体洗浄ノズルと、少なくとも前記人体洗浄ノズルに蒸気吐出した後に水を吐出する蒸気または水除菌洗浄手段を有する衛生洗浄装置であって、前記除菌洗浄手段は、人体を洗浄する洗浄水を人体洗浄ノズルに供給する経路途中の温水ユニットおよび切換弁の2次側でかつ前記人体洗浄ノズルには通じない別の分岐経路に設けられた蒸気発生ユニットと、前記温水ユニット、前記切換弁、前記蒸気発生ユニットへの通電制御により水または蒸気のいずれかの状態に順次切替えて除菌洗浄する除菌洗浄制御手段を備えた衛生洗浄装置
  4. 人体洗浄ノズルが通常は衛生洗浄装置の本体の内に収納され、人体洗浄時に衛生洗浄装置の本体から突出するものであって、除菌洗浄時に蒸気や高温水が人体に当たらないように、前記人体洗浄ノズルが衛生洗浄装置の本体の内に収納状態のとき以外は除菌洗浄の運転作動を禁止する請求項1〜のいずれか1項記載の衛生洗浄装置。
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