JP4281345B2 - Vibrating gyroscope - Google Patents
Vibrating gyroscope Download PDFInfo
- Publication number
- JP4281345B2 JP4281345B2 JP2002356767A JP2002356767A JP4281345B2 JP 4281345 B2 JP4281345 B2 JP 4281345B2 JP 2002356767 A JP2002356767 A JP 2002356767A JP 2002356767 A JP2002356767 A JP 2002356767A JP 4281345 B2 JP4281345 B2 JP 4281345B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive
- detection
- side signal
- pad
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Gyroscopes (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は振動型ジャイロスコープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、自動車の車体回転速度フィードバック式の車両制御方法に用いる回転速度センサーに、振動型ジャイロスコープを使用することが検討されている。こうしたシステムにおいては、操舵輪の方向自身は、ハンドルの回転角度によって検出する。これと同時に、実際に車体が回転している回転速度を振動ジャイロスコープによって検出する。そして、操舵輪の方向と実際の車体の回転速度を比較して差を求め、この差に基づいて車輪トルク、操舵角に補正を加えることによって、安定した車体制御を実現する。
【0003】
こうした振動型ジャイロスコープにおいては、回転軸に対して垂直な方向へと向かって延びるように、振動子を配置することが望ましい。こうした振動型ジャイロスコープを提供するために、本出願人は、特許文献1において、基部と、基部の周縁から径方向に突出する複数の駆動振動系と、基部の周縁から径方向に突出する複数の検出振動系とを備える平面型振動子を開示した。
【特許文献1】
特開平11−281372号公報
【0004】
また、特許文献2には、振動子の基部に電極パターンを点対称的に配置することを開示した。
【特許文献2】
特開2001−41749号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、振動型ジャイロスコープを小型の電子機器、例えば携帯電話に内蔵することを検討している。しかし、このためには振動子の寸法を著しく小さくする必要があり、振動子の寸法は例えば数mm程度となる。この大きさになると、従来の振動子では問題にならなかった静電結合が生じ、ノイズの原因になることがわかった。すなわち、特許文献1、2に記載の振動子では、複数の駆動振動アームおよび検出振動アームに対応して、駆動側信号パッド、駆動側接地パッド、検出側信号パッド、検出側接地パッドを基部内に設ける必要がある。この際、パッド間の間隔は、例えば50μm程度しかとることができない。この水準の寸法になると、駆動側信号パッドと検出側パッドとの間での静電結合の寄与が大きくなる。この結果、振動子が静止しているときに2つの検出振動系からの検出値の差をとると、静電結合の寄与によって差が0にならず、ノイズを生ずる。また、環境温度が変化すると、零点温度ドリフトの原因となる。
【0006】
本発明の課題は、基部、基部から突出する駆動振動系および基部から突出する複数の検出振動系を備えている振動子を用いて回転角速度を測定する振動型ジャイロスコープにおいて、振動子の寸法を小さくしたときに、駆動側パッドと検出側パッドとの間の静電結合に起因する検出信号内のノイズを低減することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、 振動子を備えている振動型ジャイロスコープであって、
前記振動子が、基部、この基部から突出する複数の駆動振動系および基部から突出する複数の検出振動片を備えており、
各駆動振動系が、細長い支持部と、支持部から支持部に対して交差する方向に延びる駆動振動片とを備えており、駆動振動片が支持部への付け根を中心として所定面内で屈曲振動し、振動子が所定面内で回転したときに支持部がその基部への付け根を中心として所定面内で屈曲振動し、
振動子を所定面内で回転させたときに、検出振動片が基部への付け根を中心として所定面内で屈曲振動し、
振動型ジャイロスコープが、駆動振動片に形成されている駆動側信号電極および駆動側信号電極との間で交流電圧を印加するための駆動側接地電極、各検出振動片にそれぞれ形成されている検出側信号電極および検出側接地電極、駆動側信号電極に対応して基部に形成されている駆動側信号パッド、駆動側接地電極に対応して基部に形成されている駆動側接地パッド、検出側信号電極に対応して基部に形成されている複数の検出側信号パッド、および検出側接地電極に対応して基部に形成されている複数の検出側接地パッドを備えており、
駆動側信号パッドと駆動側接地パッドとを結ぶ直線に対して、複数の検出側信号パッドが互いに線対称の位置に配置されており、駆動側接地パッドから駆動側信号パッドへと向かって延びる配線と、この配線から直線の両側へと分岐する一対の配線とが設けられており、一対の配線が、駆動側信号パッドと各検出側信号パッドおよび各検出側接地パッドとの間に設けられていることを特徴とする。
【0008】
本発明者は、前述の静電結合によるノイズの原因を検討した結果、2つの検出側信号パッドと駆動側信号パッドとの間の静電結合の寄与を、互いに等しくし、あるいは互いに近づけることによって、静電結合の寄与を相殺することを検討した。そして、駆動側信号パッドと駆動側接地パッドとを結ぶ直線に対して、複数の検出側信号パッドを互いに線対称の位置に配置することによって、このような静電結合の相殺が可能であり、静電結合に基づく検出信号内のノイズを低減できることを見いだし、本発明に到達した。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明をさらに詳細に説明する。図1〜図4は、本発明の第一の実施形態に係る振動型ジャイロスコープを示すものである。図1は、基部1の拡大図であり、図2は、振動子14の輪郭を示す平面図であり、図3、図4は、電極パターンを示す平面図である。
【0010】
最初に、図2を参照しつつ、本実施形態の振動子14の形状および動作について説明する。振動子14は、基部1、一対の駆動振動系30A、30Bおよび一対の検出振動系31A、31Bを備えている。本例の基部1は、振動子の重心GO(振動子が振動していないときの重心)を中心として四回対称の略正方形をなしている。各駆動振動系30A、30B、各検出振動系31A、31Bは、それぞれ、基部1の周縁部1aの各辺から突出している。
【0011】
各駆動振動系30A、30Bは、それぞれ、基部1の周縁部1aから径方向に突出する細長い支持部15A、15Bと、支持部15A、15Bの長手方向に直交する方向に向かって延びる各一対の駆動振動片16A、16B、16C、16Dとを備えている。本例では、各駆動振動片の先端に幅広の重量部ないしハンマーヘッド17A、17B、17C、17Dが設けられており、各重量部内に貫通孔12が設けられている。
【0012】
各検出振動系31A、31Bは、それぞれ、基部1の周縁部1aから径方向に突出して延びる細長い検出振動片20からなっている。各検出振動片20の先端にはそれぞれ幅広の重量部ないしハンマーヘッド18A、18Bが設けられており、各重量部内に貫通孔13が設けられている。
【0013】
次に振動子14の動作について述べる。後述の駆動電極を使用し、駆動振動片16Aと16Bとを同位相で矢印Aのように共振させ、駆動振動片16Cと16Dとを同位相で矢印Aのように共振させる。屈曲振動片16A−16Dの駆動振動の全体の重心が、振動子の重心GO上か、またはその近傍に位置するようにする。
【0014】
この状態で、振動子14を所定面(X−Y面)内でωのように回転させると、回転中にコリオリ力が振動子14に作用する結果、各支持部15A、15Bは、矢印Bのように、その基部への付け根15aを中心として屈曲振動する。この際、支持部15Aと15Bとの各屈曲振動の位相は、重心GOを中心として周方向に見たときに反対向きになる。これに対応して、各検出振動片20は、矢印Cに示すように、その基部1への付け根を中心として屈曲振動する。各検出振動片20が屈曲振動すると、後述の検出電極に信号電圧が発生するので、この信号電圧から回転角速度を算出する。
【0015】
好ましくは、各駆動振動系が、重心GOを中心として回転対称の位置にある。これは、重心GOを中心として、問題とする複数の駆動振動系が、それぞれ所定面内で同じ所定角度離れている状態を意味する。従って、一つの駆動振動系を所定面内で所定角度回転させる操作を行うと、他の振動系の位置に位置する。例えば、図2においては、振動系30Aと30Bとは、180°離れているので、振動系30Aを180°回転させる操作を行うと、振動系30Bの位置にくる。回転対称は、2回対称、3回対称、4回対称であることが好ましい。
【0016】
好適な実施形態においては、各振動系が所定面内に延びているが、これは厚さにして1mm以下の範囲内に各振動系が形成されている場合を含む。
【0017】
好適な実施形態においては、振動子の変位が所定面内で生ずる。このため、振動子の全体を、同一の圧電単結晶によって形成することができる。この場合には、まず圧電単結晶の薄板を作製し、この薄板をエッチング、研削により加工することによって、振動子を作製できる。振動子の各部分は、別の部材によってそれぞれ形成することもできるが、一体で構成することが特に好ましい。
【0018】
振動子の材質は特に限定するものでないが、水晶、LiNbO3、LiTaO3、ニオブ酸リチウム−タンタル酸リチウム固溶体(Li(Nb,Ta)O3)単結晶、ホウ酸リチウム単結晶、ランガサイト単結晶等からなる圧電単結晶を使用することが好ましい。
【0019】
次に、振動子14上の電極パターンについて、図1、3、4を参照しつつ説明する。図4には、駆動側信号電極、駆動側接地電極、検出側信号電極、検出側接地電極および対応する各パッドを図示している。図3においては、駆動側接地電極、駆動側接地パッドおよびその接続配線をのぞいて図示する。
【0020】
各駆動振動片16A、16Bの表面(および図示しない裏面)には、それぞれ駆動側接地電極22が形成されており、側面には駆動側信号電極10が形成されている。各駆動振動片16C、16Dの表面(および図示しない裏面)には、それぞれ駆動側信号電極11が形成されており、側面には駆動側接地電極32が形成されている。駆動側信号電極10、11と駆動側接地電極22、32との間に交流電圧を印加することによって、各駆動振動片をX−Y面内で屈曲振動させることができる。
【0021】
各検出振動片20の表面(および図示しない裏面)上には、それぞれ検出側信号電極8が形成されており、側面にはそれぞれ検出側接地電極9が形成されている。そして、各検出振動片がX−Y面内で屈曲振動すると、検出側信号電極8と検出側接地電極9との間で交流の信号電圧が発生する。
【0022】
図1に示すように、基部1の表面上には、駆動側信号パッド2A、駆動側接地パッド3A、2つの検出側信号パッド4A、4Bおよび検出側接地パッド5A、5Bが形成されている。各駆動側信号電極11および10は配線38を介して、基部1上の駆動側信号パッド2Aに接続されている。各駆動側接地電極22および32は、配線21を介して基部1上の検出側接地パッド3Aに接続されている。本例では、駆動側接地パッド3Aは、一対の配線6A、6Bに接続されており、配線6A、6Bは、駆動側信号パッド2Aを包囲し、基部1のエッジ上の配線6C、6Dに接続されている。ここで、配線6C、6Dは基部1の表面上に形成されており、各配線6A、6Dは、支持部15Bの側面上の配線7および表面上の接地配線23A、23Bに連続している。
【0023】
各検出側信号パッド4A、4Bは、それぞれ、各検出側信号電極8に接続されている。各検出側接地パッド5A、5Bは、それぞれ、検出振動片の側面上の検出側接地電極9に接続されている。
【0024】
本例では、駆動側信号パッド2Aと駆動側接地パッド3Aとを結ぶ直線Xに対して、複数の検出側信号パッド4A、4Bが互いに線対称の位置に配置されている。この結果、駆動側信号パッドと各検出側信号パッド4A、4Bとの静電結合を近づけ、相殺することができる。
【0025】
また、本例では、直線Xに対して、複数の検出側接地パッド5A、5Bが互いに線対称の位置に配置されている。
【0026】
ここで、直線Xは、駆動側信号パッド2Aと検出側信号パッド3Aとを通過していればよく、各パッドの重心G1、G2を通過している必要はない。従って、駆動側信号パッド2Aと検出側信号パッド3Aとを通過する直線Xは多数存在する。本発明においては、いずれか一つの直線Xに対して、検出側信号パッド4Aと4Bとが線対称の位置に配置されていればよい。また、いずれかの直線Xに対して、検出側接地パッド5Aと5Bとが線対称の位置に配置されていればよい。ただし、特に好適な実施形態においては、直線Xとして、各パッドの重心G1、G2を通過する直線Xを採用するものとする。
【0027】
好適な実施形態においては、複数の検出側信号パッド4A、4Bが直線Xに対して略線対称の形状を有する。即ち、4Aと4Bとが略合同形状を有する。ただし、4Aと4Bとは合同である必要はない。
【0028】
好適な実施形態においては、駆動側信号パッド2Aと検出側信号パッド3Aとの間に加工用の配線6A、6Bが設けられている。この配線6A、6Bを加工することによって、ノイズや温度ドリフトを一層低減するような微調整が可能である。
【0029】
配線、各電極、各パッドは、導電性膜によって構成することができる。こうした導電性膜としては、金膜、金とクロムとの多層膜、金とチタンとの多層膜、銀膜、銀とクロムとの多層膜、銀とチタンとの多層膜、鉛膜、白金膜等の金属膜、TiO2等の金属酸化物膜が好ましい。金膜と酸化物単結晶、例えば水晶とは密着性が低いので、金膜と振動アーム、特に水晶アームとの間には、下地層、例えば少なくともクロム層またはチタン層を介在させることが好ましい。
【0030】
配線、各電極、各パッドを製造する方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、電解メッキ法、無電解メッキ法等の公知の方法を採用できる。
【0031】
レーザーアブレーションや逆スパッタリングによって、配線6A、6Bから材質の一部を除去することによって、各配線を微調整できる。
【0032】
好適な実施形態においては、駆動側信号パッド2Aと検出側信号パッド4A、4Bとの間に、駆動側接地パッド3Aと接続された配線6A、6Bが設けられている。このように、接地された配線を、駆動側信号パッドと検出側信号パッドとの間に設けることによって、静電結合の影響を一層低減できる。
【0033】
好適な実施形態においては、駆動振動系が、基部から延びる細長い支持部と、この支持部から支持部に対して交差する方向に延びる少なくとも一片の駆動振動片とを備えている。そして、駆動振動片がその支持部への付け根を中心として所定面(X−Y面)内で屈曲振動し、振動子が所定面内で回転したときに支持部がその基部への付け根を中心として所定面内で屈曲振動する。このような振動子の例は、図2を参照しつつ前述した。
【0034】
好適な実施形態においては、支持部15Bの付け根において、基部1の周縁部上に駆動側信号パッド2Aを包囲するように接地配線6C、6Dが設けられている。また、好適な実施形態においては、支持部15Bの表面上に、駆動側信号パッド2Aを駆動側信号電極と接続する接続部38と、接地配線23A、23Bとが設けられている。これによって、静電結合の影響によるノイズを一層低減できる。
【0035】
図5〜図8は、本発明の第二の実施形態に係る振動型ジャイロスコープを示すものである。図5は、基部1の拡大図であり、図6、図7は、電極パターンを示す平面図である。図7には、駆動側信号電極、駆動側接地電極、検出側信号電極、検出側接地電極および対応する各パッドを図示している。図6においては、駆動側接地電極、駆動側接地パッドおよびその接続配線をのぞいて図示する。この振動子14の形態および動作は、図2を参照しつつ説明したとおりである。
【0036】
本例においては、各駆動振動片16A〜16Dの電極パターン、各検出振動片18A、18B上の電極パターンは、図1〜図4に示した例とほぼ同様である。本例では、図5に示すように、基部1の表面上には、駆動側信号パッド2B、駆動側接地パッド3B、2つの検出側信号パッド4C、4Dおよび検出側接地パッド5C、5Dが形成されている。各駆動側信号電極11および10は、それぞれ配線38を介して、基部1上の駆動側信号パッド2Bに接続されている。各駆動側接地電極22および32は、それぞれ配線21を介して基部1上の検出側接地パッド3Bに接続されている。本例では、駆動側接地パッド3Bは、一対の配線6A、6Bに接続されており、配線6A、6Bは、駆動側信号パッド2Bを包囲し、基部1のエッジ上の配線6C、6Dに接続されている。ここで、配線6C、6Dは基部1の表面上に形成されており、各配線6C、6Dは、支持部15Bの側面上の配線7および表面上の接地配線23A、23Bに連続している。
【0037】
各検出側信号パッド4C、4Dは、それぞれ、各検出側信号電極8に接続されている。各検出側接地パッド5C、5Dは、それぞれ、検出振動片の側面上の検出側接地電極9に接続されている。
【0038】
本例では、駆動側信号パッド2Bと駆動側接地パッド3Bとを結ぶ直線Xに対して、複数の検出側信号パッド4C、4Dが互いに線対称の位置に配置されている。この結果、駆動側信号パッド2Bと各検出側信号パッド4C、4Dとの静電結合を近づけ、相殺することができる。
【0039】
また、本例では、直線Xに対して、複数の検出側信号パッド5C、5Dが互いに線対称の位置に配置されている。
【0040】
さらに、本例では、各検出側接地パッド5C、5Dの基部上で占める面積比率が、図1〜図4の例に比べて大きくなっている。また、各パッド5C、5Dが、各信号パッド2Bと4C、4Dとの間に介在している。これによって、静電容量結合の寄与を一層低減できる。
【0041】
図9〜図11は、本発明の第三の実施形態に係る振動型ジャイロスコープを示すものである。図9は、基部1の拡大図であり、図10、図11は、電極パターンを示す平面図である。図11には、駆動側信号電極、駆動側接地電極、検出側信号電極、検出側接地電極および対応する各パッドを図示している。図10においては、駆動側接地電極、駆動側接地パッドおよびその接続配線をのぞいて図示する。この振動子14の形態および動作は、図2を参照しつつ説明したとおりである。
【0042】
本例においては、各駆動振動片16A〜16Dの電極パターン、各検出振動片18A、18B上の電極パターンは、図1〜図4に示した例とほぼ同様である。本例では、図9に示すように、基部1の表面上には、駆動側信号パッド2B、駆動側接地パッド3B、2つの検出側信号パッド4E、4Fおよび検出側接地パッド5C、5Dが形成されている。各駆動側信号電極11および10は、それぞれ配線38を介して、基部1上の駆動側信号パッド2Bに接続されている。各駆動側接地電極22および32は、それぞれ配線21を介して基部1上の検出側接地パッド3Bに接続されている。本例では、駆動側接地パッド3Bは、一対の配線6A、6Bに接続されており、配線6A、6Bは、駆動側信号パッド2Bを包囲し、基部1のエッジ上の配線6C、6Dに接続されている。ここで、配線6C、6Dは基部1の表面上に形成されており、各配線6C、6Dは、支持部15Bの側面上の配線7および表面上の接地配線23A、23Bに連続している。
【0043】
各検出側信号パッド4E、4Fは、それぞれ、各検出側信号電極8に接続されている。各検出側接地パッド5C、5Dは、それぞれ、検出振動片の側面上の検出側接地電極9に接続されている。
【0044】
本例では、駆動側信号パッド2Bと駆動側接地パッド3Bとを結ぶ直線Xに対して、複数の検出側信号パッド4E、4Fが互いに線対称の位置に配置されている。この結果、駆動側信号パッドと各検出側信号パッド4E、4Fとの静電結合を近づけ、相殺することができる。
【0045】
また、本例では、直線Xに対して、複数の検出側接地パッド5C、5Dが互いに線対称の位置に配置されている。
【0046】
さらに、本例では、各検出側接地パッド5C、5Dの基部上で占める面積比率が、図1〜図4の例に比べて大きくなっている。また、各パッド5C、5Dが、各信号パッド2Bと4E、4Fとの間に介在している。これによって、静電容量結合の寄与を一層低減できる。
【0047】
また、図10、図11に示すように、本例では重量部17A〜17Dに貫通孔を設けておらず、重量部および駆動振動片、検出振動片の側面を用いて電気的接続を図っている。
【0048】
【実施例】
図1〜図4に示す形態の振動型ジャイロスコープを作製した。具体的には、厚さ0.3mmの水晶のZ板のウエハーに、スパッタ法によって、所定位置に、厚さ200オングストロームのクロム膜と、厚さ5000オングストロームの金膜とを形成した。ウエハーの両面にレジストをコーティングした。
【0049】
このウエハーを、ヨウ素とヨウ化カリウムとの水溶液に浸漬し、余分な金膜をエッチングによって除去し、更に硝酸セリウムアンモニウムと過塩素酸との水溶液にウエハーを浸漬し、余分なクロム膜をエッチングして除去した。温度80℃の重フッ化アンモニウムに20時間ウエハーを浸漬し、ウエハーをエッチングし、振動子の外形を形成した。メタルマスクを使用して、厚さ2000オングストロームのアルミニウム膜を電極膜として形成した。
【0050】
得られた振動子の基部1の各辺の長さは0.4mmとした。また、各支持部15A、15Bの長さ、検出振動片20の長さは0.8mmとした。各支持部、各屈曲振動片の幅は0.05、0.07mmとした。
【0051】
この振動子に対して、0.5ボルトの矩形波による自励振発振駆動を行い、駆動振動を生じさせ、振動子14を所定面内で回転させた。駆動振動の固有共振周波数は45kHzであり、検出振動モードの固有共振周波数は46kHzである。回転角速度の検出感度を測定した結果、0.05mV/°/secの信号が得られた。
【0052】
また、振動子14を静止させた状態で、前記駆動振動を励振し、検出振動系31A側からの出力と検出振動系31B側からの出力とを測定した。各配線6A、6B(図1参照)を適宜レーザーアブレーションで除去することによって、両方の出力をともに23mVに調節することができた。従って、検出振動系31A側からの出力と検出振動系31B側からの出力との差をとると、回転角速度の測定値は0°/secとなる。
【0053】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、基部、基部から突出する駆動振動系および基部から突出する複数の検出振動系を備えている振動子を用いて回転角速度を測定する振動型ジャイロスコープにおいて、駆動側パッドと検出側パッドとの間の静電結合に起因するノイズを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態に係る振動型ジャイロスコープの基部1におけるパッドのパターンを示す平面図である。
【図2】振動子14の形態および動作を示す平面図である。
【図3】第一の実施形態に係る振動型ジャイロスコープの表面の電極パターンを示す平面図である(駆動側接地電極パターンを除く)。
【図4】第一の実施形態に係る振動型ジャイロスコープの表面の電極パターンを示す平面図である。
【図5】第二の実施形態に係る振動型ジャイロスコープの基部1におけるパッドのパターンを示す平面図である。
【図6】第二の実施形態に係る振動型ジャイロスコープの表面の電極パターンを示す平面図である(駆動側接地電極パターンを除く)。
【図7】第二の実施形態に係る振動型ジャイロスコープの表面の電極パターンを示す平面図である。
【図8】支持部の付け根付近の拡大斜視図である。
【図9】第三の実施形態に係る振動型ジャイロスコープの基部1におけるパッドのパターンを示す平面図である。
【図10】第三の実施形態に係る振動型ジャイロスコープの表面の電極パターンを示す平面図である(駆動側接地電極パターンを除く)。
【図11】第三の実施形態に係る振動型ジャイロスコープの表面の電極パターンを示す平面図である。
【符号の説明】
1 基部 2A、2B 駆動側信号パッド 3A、3B 駆動側接地パッド 4A、4B、4C、4D、4E、4F 検出側信号パッド 5A、5B、5C、5D 検出側接地パッド 6A、6B 駆動側信号パッドと検出側信号パッドとの間の配線 6C、6D 支持部の付け根付近の配線 7 支持部の側面上の配線 12、13 貫通孔 15A、15B 支持部 16A、16B、16C、16D 駆動振動片 20 検出振動片 23A、23B 支持部の表面上の接地配線 30A、30B 駆動振動系 31A、31B 検出振動系 38 支持部の表面上の接続部 G1 駆動側信号パッドの重心 G2 駆動側接地パッドの重心 X 駆動側信号パッドと前記駆動側接地パッドとを結ぶ直線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vibratory gyroscope.
[0002]
[Prior art]
Recently, it has been studied to use a vibration gyroscope as a rotation speed sensor used in a vehicle control method of a vehicle body rotation speed feedback type. In such a system, the direction of the steering wheel itself is detected by the rotation angle of the steering wheel. At the same time, the rotational speed at which the vehicle body is actually rotating is detected by the vibration gyroscope. Then, the direction of the steering wheel is compared with the actual rotational speed of the vehicle body to obtain a difference, and based on this difference, correction is made to the wheel torque and the steering angle, thereby realizing stable vehicle body control.
[0003]
In such a vibratory gyroscope, it is desirable to arrange the vibrator so as to extend in a direction perpendicular to the rotation axis. In order to provide such a vibration-type gyroscope, the present applicant has disclosed in Patent Document 1 a base, a plurality of drive vibration systems protruding in the radial direction from the periphery of the base, and a plurality of protruding in the radial direction from the periphery of the base. A planar vibrator comprising the above-described detection vibration system is disclosed.
[Patent Document 1]
JP-A-11-281372 [0004]
Patent Document 2 discloses that the electrode pattern is arranged point-symmetrically at the base of the vibrator.
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-41749
[Problems to be solved by the invention]
The present inventor is considering incorporating the vibratory gyroscope into a small electronic device such as a mobile phone. However, for this purpose, it is necessary to significantly reduce the size of the vibrator, and the size of the vibrator is, for example, about several mm. When this size was reached, it was found that electrostatic coupling, which was not a problem with conventional vibrators, occurred and caused noise. That is, in the vibrators described in
[0006]
An object of the present invention is to provide a vibratory gyroscope that measures a rotational angular velocity using a vibrator having a base, a drive vibration system protruding from the base, and a plurality of detection vibration systems protruding from the base. It is to reduce noise in the detection signal caused by electrostatic coupling between the driving side pad and the detection side pad when the size is reduced.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a vibratory gyroscope provided with a vibrator,
The vibrator includes a base, a plurality of drive vibration systems protruding from the base, and a plurality of detection vibration pieces protruding from the base.
Each drive vibration system includes an elongate support portion and a drive vibration piece extending in a direction intersecting the support portion from the support portion, and the drive vibration piece bends within a predetermined plane around the root to the support portion. When the vibrator vibrates and rotates in a predetermined plane, the support portion bends and vibrates in the predetermined plane around the base to the base,
When the vibrator is rotated in a predetermined plane, the detection vibrating piece bends and vibrates in the predetermined plane around the base to the base,
The vibration-type gyroscope has a drive-side signal electrode formed on the drive vibration piece , a drive-side ground electrode for applying an AC voltage between the drive-side signal electrodes, and a detection formed on each detection vibration piece . Side signal electrode, detection side ground electrode, drive side signal pad formed on the base corresponding to the drive side signal electrode, drive side ground pad formed on the base corresponding to the drive side ground electrode, detection side signal A plurality of detection side signal pads formed on the base corresponding to the electrodes, and a plurality of detection side ground pads formed on the base corresponding to the detection side ground electrodes,
A plurality of detection-side signal pads are arranged symmetrically with respect to a straight line connecting the drive-side signal pad and the drive-side ground pad, and the wiring extends from the drive-side ground pad toward the drive-side signal pad. And a pair of wirings that branch from the wiring to both sides of the straight line, and the pair of wirings are provided between the driving side signal pad, each detection side signal pad, and each detection side ground pad. It is characterized by being.
[0008]
As a result of examining the cause of the noise due to the electrostatic coupling, the present inventor has made the contributions of the electrostatic coupling between the two detection-side signal pads and the driving-side signal pad equal to or close to each other. We studied to offset the contribution of electrostatic coupling. And, by disposing a plurality of detection side signal pads in a line-symmetrical position with respect to a straight line connecting the driving side signal pad and the driving side ground pad, it is possible to cancel such electrostatic coupling, It has been found that noise in a detection signal based on electrostatic coupling can be reduced, and the present invention has been achieved.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to the drawings. 1 to 4 show a vibrating gyroscope according to a first embodiment of the present invention. FIG. 1 is an enlarged view of the
[0010]
Initially, the shape and operation | movement of the vibrator |
[0011]
Each of the
[0012]
Each detection vibration system 31 </ b> A, 31 </ b> B includes an elongated
[0013]
Next, the operation of the
[0014]
In this state, when the
[0015]
Preferably, each drive vibration system is in a rotationally symmetric position about the center of gravity GO. This means that a plurality of drive vibration systems in question are separated from each other by the same predetermined angle within a predetermined plane with the center of gravity GO as the center. Accordingly, when an operation of rotating one drive vibration system by a predetermined angle within a predetermined plane is performed, the drive vibration system is positioned at another vibration system. For example, in FIG. 2, the
[0016]
In a preferred embodiment, each vibration system extends in a predetermined plane, but this includes a case where each vibration system is formed within a thickness of 1 mm or less.
[0017]
In a preferred embodiment, the displacement of the vibrator occurs in a predetermined plane. For this reason, the whole vibrator can be formed of the same piezoelectric single crystal. In this case, first, a piezoelectric single crystal thin plate is prepared, and the thin plate is processed by etching and grinding, whereby a vibrator can be manufactured. Each part of the vibrator can be formed by a separate member, but it is particularly preferable that the parts are integrally formed.
[0018]
The material of the vibrator is not particularly limited. Crystal, LiNbO 3 , LiTaO 3 , lithium niobate-lithium tantalate solid solution (Li (Nb, Ta) O 3 ) single crystal, lithium borate single crystal, langasite single It is preferable to use a piezoelectric single crystal made of a crystal or the like.
[0019]
Next, the electrode pattern on the
[0020]
A driving-
[0021]
The detection-
[0022]
As shown in FIG. 1, on the surface of the
[0023]
Each detection-
[0024]
In this example, a plurality of detection-
[0025]
Further, in this example, the plurality of detection-
[0026]
Here, the straight line X only needs to pass through the drive
[0027]
In a preferred embodiment, the plurality of detection-
[0028]
In a preferred embodiment,
[0029]
The wiring, each electrode, and each pad can be composed of a conductive film. Examples of such a conductive film include a gold film, a multilayer film of gold and chromium, a multilayer film of gold and titanium, a silver film, a multilayer film of silver and chromium, a multilayer film of silver and titanium, a lead film, and a platinum film. A metal oxide film such as TiO 2 is preferable. Since the adhesion between the gold film and the oxide single crystal such as quartz is low, it is preferable to interpose an underlayer such as at least a chromium layer or a titanium layer between the gold film and the vibrating arm, particularly the quartz arm.
[0030]
As a method for manufacturing the wiring, each electrode, and each pad, a known method such as a vacuum deposition method, a sputtering method, an electrolytic plating method, an electroless plating method, or the like can be adopted.
[0031]
Each wiring can be finely adjusted by removing a part of the material from the
[0032]
In a preferred embodiment,
[0033]
In a preferred embodiment, the drive vibration system includes an elongate support portion extending from the base portion, and at least one drive vibration piece extending in a direction intersecting the support portion from the support portion. The drive vibrating piece bends and vibrates in a predetermined plane (XY plane) with the root to the support portion as the center, and when the vibrator rotates in the predetermined plane, the support portion centers on the base to the base portion. Bending vibration within a predetermined plane. An example of such a vibrator has been described above with reference to FIG.
[0034]
In a preferred embodiment,
[0035]
5 to 8 show a vibrating gyroscope according to a second embodiment of the present invention. FIG. 5 is an enlarged view of the
[0036]
In this example, the electrode patterns of the
[0037]
Each detection
[0038]
In this example, a plurality of detection-
[0039]
In this example, the plurality of detection-
[0040]
Furthermore, in this example, the area ratio which occupies on the base part of each detection
[0041]
9 to 11 show a vibrating gyroscope according to a third embodiment of the present invention. FIG. 9 is an enlarged view of the
[0042]
In this example, the electrode patterns of the
[0043]
Each detection-
[0044]
In this example, a plurality of detection-
[0045]
Further, in this example, the plurality of detection-
[0046]
Furthermore, in this example, the area ratio which occupies on the base part of each detection
[0047]
As shown in FIGS. 10 and 11, in this example, the weight parts 17 </ b> A to 17 </ b> D are not provided with through holes, and electrical connection is made using the weight part, the side of the drive vibration piece, and the detection vibration piece. Yes.
[0048]
【Example】
A vibrating gyroscope having the form shown in FIGS. 1 to 4 was produced. Specifically, a chrome film having a thickness of 200 angstroms and a gold film having a thickness of 5000 angstroms were formed at predetermined positions on a quartz Z-plate wafer having a thickness of 0.3 mm by sputtering. Resist was coated on both sides of the wafer.
[0049]
This wafer is immersed in an aqueous solution of iodine and potassium iodide, and the excess gold film is removed by etching. Further, the wafer is immersed in an aqueous solution of cerium ammonium nitrate and perchloric acid, and the excess chromium film is etched. Removed. The wafer was immersed in ammonium bifluoride at a temperature of 80 ° C. for 20 hours, and the wafer was etched to form the outer shape of the vibrator. An aluminum film having a thickness of 2000 angstroms was formed as an electrode film using a metal mask.
[0050]
The length of each side of the
[0051]
This vibrator was driven by self-excited oscillation by a rectangular wave of 0.5 volts to generate drive vibration, and the
[0052]
Further, with the
[0053]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in a vibratory gyroscope that measures a rotational angular velocity using a vibrator having a base, a drive vibration system protruding from the base, and a plurality of detection vibration systems protruding from the base. The noise caused by the electrostatic coupling between the driving side pad and the detection side pad can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a pad pattern in a
FIG. 2 is a plan view showing the form and operation of a
FIG. 3 is a plan view showing an electrode pattern on the surface of the vibrating gyroscope according to the first embodiment (excluding a drive-side ground electrode pattern).
FIG. 4 is a plan view showing an electrode pattern on the surface of the vibrating gyroscope according to the first embodiment.
FIG. 5 is a plan view showing a pad pattern in a
FIG. 6 is a plan view showing an electrode pattern on the surface of a vibrating gyroscope according to a second embodiment (excluding a drive-side ground electrode pattern).
FIG. 7 is a plan view showing an electrode pattern on the surface of a vibrating gyroscope according to a second embodiment.
FIG. 8 is an enlarged perspective view of the vicinity of the base of the support portion.
FIG. 9 is a plan view showing a pad pattern in a
FIG. 10 is a plan view showing an electrode pattern on the surface of a vibrating gyroscope according to a third embodiment (excluding a drive-side ground electrode pattern).
FIG. 11 is a plan view showing an electrode pattern on the surface of a vibrating gyroscope according to a third embodiment.
[Explanation of symbols]
1
Claims (5)
前記振動子が、基部、この基部から突出する複数の駆動振動系および前記基部から突出する複数の検出振動片を備えており、
前記各駆動振動系が、細長い支持部と、この支持部から支持部に対して交差する方向に延びる駆動振動片とを備えており、前記駆動振動片がその支持部への付け根を中心として所定面内で屈曲振動し、前記振動子が所定面内で回転したときに前記支持部がその基部への付け根を中心として前記所定面内で屈曲振動し、
前記振動子を前記所定面内で回転させたときに、前記検出振動片が前記基部への付け根を中心として前記所定面内で屈曲振動し、
前記振動型ジャイロスコープが、前記駆動振動片に形成されている駆動側信号電極および前記駆動側信号電極との間で交流電圧を印加するための駆動側接地電極、前記検出振動片にそれぞれ形成されている検出側信号電極および検出側接地電極、前記駆動側信号電極に対応して前記基部に形成されている駆動側信号パッド、前記駆動側接地電極に対応して前記基部に形成されている駆動側接地パッド、前記検出側信号電極に対応して前記基部に形成されている複数の検出側信号パッド、および前記検出側接地電極に対応して前記基部に形成されている複数の検出側接地パッドを備えており、
前記駆動側信号パッドと前記駆動側接地パッドとを結ぶ直線に対して、複数の前記検出側信号パッドが互いに線対称の位置に配置されており、前記駆動側接地パッドから前記駆動側信号パッドへと向かって延びる配線と、この配線から前記直線の両側へと分岐する一対の配線とが設けられており、前記一対の配線が、前記駆動側信号パッドと前記各検出側信号パッドおよび前記各検出側接地パッドとの間に設けられていることを特徴とする、振動型ジャイロスコープ。A vibratory gyroscope equipped with a vibrator,
The vibrator includes a base, a plurality of drive vibration systems protruding from the base, and a plurality of detection vibration pieces protruding from the base.
Each of the drive vibration systems includes an elongate support portion and a drive vibration piece extending in a direction intersecting the support portion from the support portion, and the drive vibration piece is predetermined with a root to the support portion as a center. Bending vibration in a plane, and when the vibrator rotates in a predetermined plane, the support portion bends and vibrates in the predetermined plane around the base to the base,
When the vibrator is rotated in the predetermined plane, the detection vibrating piece bends and vibrates in the predetermined plane around the root to the base,
The vibration-type gyroscope is formed on a drive-side signal electrode formed on the drive vibration piece , a drive-side ground electrode for applying an AC voltage between the drive-side signal electrode, and the detection vibration piece , respectively. Detection-side signal electrode and detection-side ground electrode, drive-side signal pad formed on the base corresponding to the drive-side signal electrode, and drive formed on the base corresponding to the drive-side ground electrode Side ground pads, a plurality of detection side signal pads formed on the base corresponding to the detection side signal electrodes, and a plurality of detection side ground pads formed on the base corresponding to the detection side ground electrodes With
A plurality of the detection-side signal pads are arranged symmetrically with respect to a straight line connecting the drive-side signal pad and the drive-side ground pad, and from the drive-side ground pad to the drive-side signal pad And a pair of wirings branching from the wiring to both sides of the straight line, and the pair of wirings includes the driving side signal pad, each detection side signal pad, and each detection. A vibrating gyroscope characterized by being provided between the side ground pads .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002356767A JP4281345B2 (en) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | Vibrating gyroscope |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002356767A JP4281345B2 (en) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | Vibrating gyroscope |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004191094A JP2004191094A (en) | 2004-07-08 |
JP4281345B2 true JP4281345B2 (en) | 2009-06-17 |
Family
ID=32757011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002356767A Expired - Lifetime JP4281345B2 (en) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | Vibrating gyroscope |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4281345B2 (en) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4671284B2 (en) * | 2005-08-30 | 2011-04-13 | 日本碍子株式会社 | Measuring element for vibrating gyroscope |
JP4771062B2 (en) * | 2005-09-26 | 2011-09-14 | セイコーエプソン株式会社 | Measuring element for vibrating gyroscope |
JP2008157701A (en) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Sony Corp | Piezoelectric element, manufacturing method therefor, oscillatory type gyro sensor, and electronic apparatus |
JP2009264863A (en) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Microstone Corp | Gyro sensor vibrating body |
JP4849284B2 (en) * | 2010-12-27 | 2012-01-11 | セイコーエプソン株式会社 | Measuring element for vibrating gyroscope |
JP2015087251A (en) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | セイコーエプソン株式会社 | Vibration element, physical quantity detection device, electronic apparatus and movable body |
KR101733872B1 (en) * | 2015-08-14 | 2017-05-10 | 주식회사 스탠딩에그 | Mems gyroscope with enhanced performance |
CN111338514B (en) * | 2020-02-09 | 2022-07-08 | 业成科技(成都)有限公司 | Capacitive indirect contact sensing system |
-
2002
- 2002-12-09 JP JP2002356767A patent/JP4281345B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004191094A (en) | 2004-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3999377B2 (en) | Vibrator, vibratory gyroscope, linear accelerometer and measuring method of rotational angular velocity | |
JP4163067B2 (en) | Physical quantity measuring method and apparatus | |
JP2001255152A (en) | Piezoelectric vibrating gyroscope and its frequency adjusting method | |
US7216540B2 (en) | Six-legged type piezoelectric vibration gyroscope | |
JP2007108053A (en) | Oscillator and measuring element for oscillation gyroscope | |
JP4281345B2 (en) | Vibrating gyroscope | |
JP3885944B2 (en) | Oscillator and vibratory gyroscope | |
JP3892993B2 (en) | Vibrating gyroscope | |
JP4070365B2 (en) | Vibrating gyroscope | |
JP3751745B2 (en) | Vibrator, vibratory gyroscope and measuring method of rotational angular velocity | |
JP4305625B2 (en) | Oscillator and signal generator for physical quantity measurement | |
JP4671284B2 (en) | Measuring element for vibrating gyroscope | |
JP4136754B2 (en) | Rotational angular velocity measuring device | |
JP4356881B2 (en) | Vibrating gyroscope | |
JP4849284B2 (en) | Measuring element for vibrating gyroscope | |
JP4385477B2 (en) | Vibrating gyroscope and manufacturing method thereof | |
JP4771062B2 (en) | Measuring element for vibrating gyroscope | |
JP3966719B2 (en) | Angular velocity measuring device | |
JP2001208545A (en) | Piezoelectric vibration gyroscope | |
JP4035264B2 (en) | Vibrating gyroscope | |
JP4361174B2 (en) | Vibrating gyroscope | |
JP4324956B2 (en) | Vibrating gyroscope | |
JP3701785B2 (en) | Vibrator, vibratory gyroscope, linear accelerometer and measuring method of rotational angular velocity | |
JP2005249746A (en) | Vibrator, and apparatus for measuring physical quantity | |
JP2536151B2 (en) | Vibrating gyro |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051020 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20081024 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20081024 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081211 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090224 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090309 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4281345 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130327 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140327 Year of fee payment: 5 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |