JP4281299B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技や回胴式遊技などの遊技を提供する遊技機の遊技方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機は、遊技毎に当りの抽選を行って、その抽選結果に応じた図柄表示を行い、当り図柄が出れば当り遊技を提供するという遊技方法を備えている。又、ストップボタンを設け、ストップボタンを押すことで、図柄表示を停止することが出来る遊技方法を備えた遊技機も有る。
【0003】
この様な遊技方法の技術としては、例えば特開平6−296741号公報(先願1)や特開平10−277220号公報(先願2)が開示されている。
先願1の技術は、図柄表示装置の停止後の画像パターンの組み合わせ領域を遊技者が選択スイッチで選択すると言う技術で、この選択した組み合わせ領域に表示されている図柄の組合せで、大当りの判断が行われる内容である。具体的には、大当りラインを遊技者が選択スイッチで選択可能にするという技術と、大当りパターン、例えば競馬の優勝馬番号を選択して当てるという技術である。
【0004】
又、先願2の技術は、図柄表示装置がリーチ状態を表示しているときに、課題を提示して、その課題を達成すると、大当り判定を優遇するという内容である。具体的には、タッチボタンを指定時間以内に10回押せという課題が出て、それを達成できれば、大当りの抽選確率が高確率になり、達成できなければ、低確率になる技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、先願1の技術は、大当りラインを遊技者が選択した後は、その遊技の進行をただ見ているだけになり、遊技者が積極的に遊技に参加して、少しでも遊技の結果を有利に導くことを可能にする思想はなかった。又、この技術では、大当りの抽選確率が、遊技者による大当りラインの選択の有無に拘わらず一定であり、遊技者にとっては、選択をしてもしなくても変わらない技術に過ぎなかった。従って、遊技者にとっては、何等利益を提供してくれることはなく、遊技機の導入後、徐々に利用されることがなくなる可能性が高い技術であった。
【0006】
又、先願2の技術は、リーチ状態になり、課題が出された場合だけ遊技者が課題を達成する行為に参加する技術であるため、常時課題を達成する遊技に参加して、遊技を有利にする努力を続けるということが出来なかった。このため、遊技者にとっては、常時、課題を達成し続ける努力を払える技術ではなかった。つまり、大当りやリーチなどに付属した特別の場合のおまけの技術に過ぎなかった。
【0007】
そこで、本発明では、遊技者が遊技を自己に有利にする努力をし続けることができる技術を提供することで、その努力の結果、大当りを導いた時に、極めて大きな達成感を得ることが出来る遊技機の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を解決するための手段として、請求項1の発明の遊技機は、所定の遊技を逐次提供すると共に、該遊技の結果を表示する遊技機であって、上記逐次行われた遊技の結果を複数記録する遊技結果記録手段と、上記遊技結果記録手段に記録された遊技の結果に基づく画像を表示する遊技結果画像表示手段と、上記遊技結果画像表示手段が表示した複数の遊技の結果に基づく画像が所定の規則を満たす表示態様であるかを判断する表示態様判断手段と、上記表示態様判断手段が所定の規則を満たす表示態様であると判断した場合に、所定の特典を提供する特典手段と、上記遊技結果記録手段に記憶されている遊技の結果の中から、遊技者の操作により所定の遊技の結果を消去する消去スイッチとを備えたことを要旨とする。
【0009】
これにより、遊技機は、所定の遊技の結果を表示しながら、この遊技を逐次提供する。例えば、スタート信号に応じて、特別図柄遊技を次々に提供する。
この場合に、遊技結果記録手段が、その逐次行われた遊技の結果を複数記録すると共に、遊技結果画像表示手段がこの遊技結果記録手段に記録された遊技の結果に基づく画像を表示する。例えば、数回前までの遊技の結果を記録すると共に、表示する。
【0010】
一方、表示態様判断手段が遊技結果画像表示手段によって表示された複数の遊技の結果に基づく画像が所定の規則を満たす表示態様であるかを判断し、特典手段が表示態様判断手段によって所定の規則を満たす表示態様であると判断された場合に、所定の特典を提供する。
【0011】
従って、遊技機は、例えば抽選が当たれば大当りを提供する所定の遊技を次々に提供することに加え、その抽選が当たれば大当りを提供する所定の遊技を複数回行った場合の結果の表示態様に基づいて、例えば大当りを提供するかを判断し、大当りを提供すると判断した場合には、大当りの遊技を提供する。
【0012】
つまり、所定の遊技毎の楽しみと、その所定の遊技を数回行った結果によって、特典を得る楽しみとを両方とも得ることが出来、遊技性が向上されると言う極めて優れた効果を奏する。又、所定の遊技を規定の回数実行する前に、特典が付与される可能性がなくなったことを判断して、例えば所定の遊技の結果に基づく画像の表示を始めからやり直すことを選択可能な構成、例えばリセットスイッチを取り付けておくことで、遊技者は、遊技中は常に所定の遊技の結果に基づく画像の表示を見て、特典の付与の可能性がなくなったら直ぐにリセットするという遊技態度を示すことが出来、遊技者は遊技機に向かっている間、遊技を有利な状態に導く努力をすることが可能になる。
【0013】
従って、自己に有利な状態になるように常に努力することが可能という新たな遊技性の遊技機を提供することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
また、本発明の遊技機は、遊技結果記録手段に記憶されている遊技の結果の中から、遊技者の操作により所定の遊技の結果を消去する消去スイッチを備えている。
これにより、遊技機は、所定の遊技の結果を表示しながら、この遊技を逐次提供する。
この場合に、遊技結果記録手段が、その逐次行われた遊技の結果を複数記録すると共に、遊技結果画像表示手段がこの遊技結果記録手段に記録された遊技の結果に基づく画像を表示する。
一方、表示態様判断手段が遊技結果画像表示手段によって表示された複数の遊技の結果に基づく画像が所定の規則を満たす表示態様であるかを判断し、特典手段が表示態様判断手段によって所定の規則を満たす表示態様であると判断された場合に、所定の特典を提供する。
、消去スイッチが遊技結果記録手段に記憶されている所定の遊技の結果を消去する。例えば、最後に記憶された遊技の結果や最初に記憶された遊技の結果を消去する。
つまり、所定の遊技毎の楽しみと、その所定の遊技を数回行った結果による楽しみとを両方とも得ることが出来、遊技性が向上されると言う極めて優れた効果を奏する。又、所定の遊技を規定の回数実行する前に、特典が付与される可能性がなくなったと判断して、所定の遊技の結果の記憶に基づく表示を見直す、例えば所定の規則を満たすことを阻害する遊技の結果の記憶を消去することを、消去スイッチにより行うことが出来る。
従って、遊技者は、遊技中は常に所定の遊技の結果に基づく画像の表示を見て、特典の付与の可能性がなくなったら直ぐに遊技結果記録手段の記録を消去して、新たな遊技の結果に基づく画像の表示を可能にすることが出来る。
つまり、自己に有利な状態になるように常に努力することが可能という新たな遊技性の遊技機を提供することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
請求項2の発明の遊技機は、上記遊技結果記録手段が記録する遊技の結果は、特別図柄遊技の図柄、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗で有ることを特徴とする請求項1に記載の遊技機を要旨とする。
【0014】
これにより、遊技機は、特別図柄遊技の図柄、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の結果を表示しながら、この遊技を逐次提供する。この場合に、遊技結果記録手段が、その逐次行われた特別図柄遊技の図柄、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗遊技の結果を複数記録すると共に、遊技結果画像表示手段がこの遊技結果記録手段に記録された特別図柄遊技の図柄、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の結果に基づく画像を表示する。
【0015】
一方、表示態様判断手段が遊技結果画像表示手段によって表示された複数の特別図柄遊技の図柄、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の結果に基づく画像が所定の規則を満たす表示態様であるかを判断し、特典手段が表示態様判断手段によって所定の規則を満たす表示態様であると判断された場合に、所定の特典を提供する。
【0016】
従って、遊技機は、特別図柄遊技の図柄、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の遊技を次々に提供することに加え、その遊技を複数回行った場合の結果の表示態様に基づいて、例えば大当りを提供するかを判断し、大当りを提供すると判断した場合には、大当りの遊技を提供する。
【0017】
つまり、特別図柄遊技の図柄、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の遊技毎の楽しみと、その特別図柄遊技の図柄、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の遊技を数回行った結果による楽しみとを両方とも得ることが出来、遊技性が向上されると言う極めて優れた効果を奏する。又、特別図柄遊技の図柄、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の遊技を規定の回数実行する前に、特典が付与される可能性がなくなったことを判断して、例えば特別図柄遊技の図柄、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の遊技の結果に基づく画像の表示を始めからやり直すことを選択可能な構成、例えばリセットスイッチを取り付けておくことで、遊技者は、遊技中は常に特別図柄遊技の図柄、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の遊技の結果に基づく画像の表示を見て、特典の付与の可能性がなくなったら直ぐにリセットするという遊技態度を示すことが出来、遊技者は遊技機に向かっている間、遊技を有利な状態に導く努力をすることが可能になる。
【0018】
従って、自己に有利な状態になるように常に努力することが可能という新たな遊技性の遊技機を提供することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
請求項3の発明の遊技機は、上記遊技結果画像表示手段は、遊技の結果に基づく画像を遊技の進行に対応して並べて表示することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の遊技機を要旨とする。
【0019】
これにより、遊技機は、所定の遊技の結果を表示しながら、この遊技を逐次提供する。
この場合に、遊技結果記録手段が、その逐次行われた遊技の結果を複数記録すると共に、遊技結果画像表示手段がこの遊技結果記録手段に記録された遊技の結果に基づく画像を遊技の進行に対応して並べて表示する。
【0020】
一方、表示態様判断手段が遊技結果画像表示手段によって遊技の進行に対応して並べて表示された複数の遊技の結果に基づく画像が所定の規則を満たす表示態様であるかを判断し、特典手段が表示態様判断手段によって所定の規則を満たす表示態様であると判断された場合に、所定の特典を提供する。
【0021】
これにより、所定の遊技毎の楽しみと、その所定の遊技を数回行った結果による楽しみとを両方とも得ることが出来、遊技性が向上されると言う極めて優れた効果を奏する。又、所定の遊技を規定の回数実行する前に、遊技の進行に対応して並べて表示された複数の遊技の結果に基づく画像から、特典が付与される可能性がなくなったことを判断して、例えば所定の遊技の結果に基づく画像の表示を始めからやり直すことを選択可能な構成、例えばリセットスイッチを取り付けておくことで、遊技者は、遊技中は常に所定の遊技の結果に基づく画像の表示を見て、特典の付与の可能性がなくなったら直ぐにリセットするという遊技態度を示すことが出来、遊技者は遊技機に向かっている間、遊技を有利な状態に導く努力をすることが可能になる。
【0022】
従って、自己に有利な状態になるように常に努力することが可能という新たな遊技性の遊技機を提供することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
請求項4の発明の遊技機は、上記表示態様判断手段は、上記並んで表示された遊技の結果に基づく画像の並びに所定の規則が有るかを判断することを特徴とする請求項3に記載の遊技機を要旨とする。
【0023】
これにより、遊技機は、所定の遊技の結果を表示しながら、この遊技を逐次提供する。
この場合に、遊技結果記録手段が、その逐次行われた遊技の結果を複数記録すると共に、遊技結果画像表示手段がこの遊技結果記録手段に記録された遊技の結果に基づく画像を遊技の進行に対応して並べて表示する。
【0024】
一方、表示態様判断手段が遊技結果画像表示手段によって遊技の進行に対応して並べて表示された複数の遊技の結果に基づく画像の並びに所定の規則が有るかを判断し、特典手段が表示態様判断手段によって所定の規則があると判断された場合に、所定の特典を提供する。
【0025】
これにより、所定の遊技毎の楽しみと、その所定の遊技を数回行った結果による楽しみとを両方とも得ることが出来、遊技性が向上されると言う極めて優れた効果を奏する。又、所定の遊技を規定の回数実行する前に、遊技の進行に対応して並べて表示された複数の遊技の結果に基づく画像から、特典が付与される可能性がなくなったことを判断して、例えば所定の遊技の結果に基づく画像の表示を始めからやり直すことを選択可能な構成、例えばリセットスイッチを取り付けておくことで、遊技者は、遊技中は常に所定の遊技の結果に基づく画像の表示を見て、特典の付与の可能性がなくなったら直ぐにリセットするという遊技態度を示すことが出来、遊技者は遊技機に向かっている間、遊技を有利な状態に導く努力をすることが可能になる。
【0026】
従って、自己に有利な状態になるように常に努力することが可能という新たな遊技性の遊技機を提供することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
請求項5の発明の遊技機は、上記表示態様判断手段は、所定回数の遊技の結果に基づく画像が並んで表示された場合に、該並んで表示された遊技の結果に基づく画像の並びに所定の規則が有るかを判断することを特徴とする請求項3に記載の遊技機を要旨とする。
【0027】
これにより、遊技機は、所定の遊技の結果を表示しながら、この遊技を逐次提供する。
この場合に、遊技結果記録手段が、その逐次行われた遊技の結果を複数記録すると共に、遊技結果画像表示手段がこの遊技結果記録手段に記録された遊技の結果に基づく画像を所定回数分、遊技の進行に対応して並べて表示する。
【0028】
一方、表示態様判断手段が遊技結果画像表示手段によって遊技の進行に対応して並べて表示された所定回数の遊技の結果に基づく画像の並びに所定の規則が有るかを判断し、特典手段が表示態様判断手段によって所定の規則があると判断された場合に、所定の特典を提供する。
【0029】
これにより、所定の遊技毎の楽しみと、その所定の遊技を所定回数行った結果による楽しみとを両方とも得ることが出来、遊技性が向上されると言う極めて優れた効果を奏する。又、所定の遊技を所定の回数実行する前に、所定の回数の遊技の進行に対応して並べて表示された複数の遊技の結果に基づく画像から、特典が付与される可能性がなくなったことを判断して、例えば所定の回数の遊技の結果に基づく画像の表示を始めからやり直すことを選択可能な構成、例えばリセットスイッチを取り付けておくことで、遊技者は、遊技中は常に所定の遊技の結果に基づく画像の表示を見て、特典の付与の可能性がなくなったら直ぐにリセットするという遊技態度を示すことが出来、遊技者は遊技機に向かっている間、遊技を有利な状態に導く努力をすることが可能になる。
【0030】
従って、自己に有利な状態になるように常に努力することが可能という新たな遊技性の遊技機を提供することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
【0048】
請求項6の発明の遊技機は、上記遊技結果記録手段に記憶されている遊技の結果の中から、所定の遊技の結果の消去を認める条件が満たされたかを判断する消去条件判断手段と、上記消去条件判断手段によって所定の遊技の結果の消去を認める条件が満たされたと判断され、かつ上記消去スイッチによって所定の遊技の結果の消去が求められている場合に、上記遊技結果記録手段に記憶されている遊技の結果の中から、所定の遊技の結果を消去する遊技結果消去手段とを加えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の遊技機を要旨とする。
【0049】
これにより、遊技機は、所定の遊技の結果を表示しながら、この遊技を逐次提供する。
この場合に、遊技結果記録手段が、その逐次行われた遊技の結果を複数記録すると共に、遊技結果画像表示手段がこの遊技結果記録手段に記録された遊技の結果に基づく画像を表示する。
【0050】
一方、表示態様判断手段が遊技結果画像表示手段によって表示された複数の遊技の結果に基づく画像が所定の規則を満たす表示態様であるかを判断し、特典手段が表示態様判断手段によって所定の規則を満たす表示態様であると判断された場合に、所定の特典を提供する。
【0051】
、消去スイッチによって、所定の遊技の結果の消去が求められ、かつ消去条件判断手段によって所定の遊技の結果の消去を認める条件が満たされたと判断されていると、遊技結果消去手段が遊技結果記録手段に記憶されている遊技の結果の中から、所定の遊技の結果を消去する。例えば、前回の大当り遊技から、特別図柄遊技の始動信号の入力数が所定数、例えば特別図柄遊技を500回実行させるだけ入力しても大当り等の特賞にならなかった場合、普通図柄遊技の始動信号の入力数が所定数の場合、普通図柄遊技の回数が所定数の場合、特定のリーチ図柄が表示された場合、リーチ遊技が所定回数行われた場合、特定の図柄が所定回数表示された場合、或いは所定の時間が経過した場合等に、所定の数だけ遊技の結果を消去することを認めたり、所定の時間の間だけ、所定の遊技の結果を消去することを認めたり、最も最初に記録された遊技の結果か、或いは最も後に記録された遊技の結果を消去することを認めたりする。
【0052】
つまり、所定の遊技を行う毎の楽しみと、その所定の遊技を数回行った結果による楽しみとを両方とも得ることが出来、遊技性が向上されると言う極めて優れた効果を奏する。又、所定の条件が満たされた場合に限り、所定の遊技の結果の表示を見直す、例えば所定の規則を満たすことを阻害する遊技の結果の記憶を消去することを、消去スイッチにより行うことを可能にする。
【0053】
即ち、自己に有利な状態になり易くする機会を、所定の条件を満たした場合だけ、可能にすることにより、新たな遊技性の遊技機を提供することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
【0059】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施例の遊技機5の正面図、図2は、遊技機5の主基板1と、賞球制御基板3、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13と、電源基板15との間のインタフェースに関するブロック図、図3は、遊技機5の電気制御系のブロック図を示す。
【0060】
遊技機5は、パチンコ遊技を提供するものであって、図1に示すように、遊技機5の筺体を提供する遊技機枠101と、この遊技機枠101に取り付けられた慣用されている遊技盤103と、上皿105と、下皿107と、発射ハンドル109とを備えている。遊技盤103には、周知の特別図柄遊技を表示する特別図柄表示装置(特別図柄LCDとも記す)47と、追加特別図柄遊技を表示する追加特別図柄表示装置(追加特別図柄LCDとも記す)111と、追加特別図柄遊技に特典が付された状態であることを表示する天井ランプ113と、遊技機5のマスコット飾り115とが取り付けられている。又、遊技機枠101に取り付けられている発射ハンドル109の近傍には、詳細を後述するリセットボタン117と、天井ランプ119と、遊技法説明ステッカ120とが配設されている。
【0061】
又、遊技機5は、遊技機枠101の内部に、図2と図3に示すような主制御を行う主基板1と、副制御を行う賞球制御基板3、音声ランプ図柄制御基板7、発射制御基板13、及び電源基板15とを備えている。
主基板1には、図3に示すように、下記に内容を示すような入力スイッチ(入力SW)16と、大入賞口SOL、普通電動役物SOLなどの出力ソレノイド(出力SOL)18と、図柄確定回数、大当り、大入賞口などの状態信号を出力する盤用外部端子板21と、補給球不足スイッチ(補給球不足SW)23と、下受け皿満杯スイッチ(下受け皿満杯SW)25と、リセットボタン117とが接続されている。
【0062】
入力SW16は、第1種始動口SW、特定領域SW、大入賞口SW(カウントSW兼用)、左右の普通図柄作動ゲートSW、普通電動役物SW、普通入賞口SW(左右袖入賞口SW、左右落し入賞口SW)などから構成され、これらの出力を9ビットのスイッチ(SW)信号線によって、主基板1に供給する。
【0063】
又、主基板1は、電源基板15から+32V電源と、+12V電源と、+5V電源と、バックアップ電源と、リセット信号と、停電信号と、クリア信号とを入力する。
この様に入力した信号は、主基板1で遊技を提供するために利用される。又、主基板1から、8ビットのデータ信号と、1ビットのストローブ信号と、リセット信号と、停電信号と、クリア信号とが賞球制御基板3に供給される。
【0064】
又、8ビットのデータ信号と、1ビットのストローブ信号と、リセット信号とが音声ランプ図柄制御基板7に供給される。
これらにより、概ね以下に示すような処理が行われる。
賞球制御基板3は、主基板1から入力したデータ信号と、ストローブ信号とに基づき、賞球SW1(31)、賞球SW2(32)、貸球SW1(33)、貸球SW2(34)、賞球モータ制御SW35、賞球モータ37を利用して、枠用外部端子板41に情報出力などを実行したり、遊技球を図示しない上皿に払い出すと共に、1ビットの発射制御信号を発射制御基板13に出力する。又、賞球制御基板3には、状態表示器46が取り付けられると共に、枠用外部端子板41が接続されている。尚、枠用外部端子板41には、情報出力端子、不正出力端子、賞球端子、球貸し端子、金枠開放端子、内枠開放端子が設けられ、この金枠開放端子に金枠開放SW43が接続され、内枠開放端子に内枠開放SW45が接続されている。
【0065】
賞球SW1(31)と、賞球SW2(32)とは、賞球個数をカウントする。貸球SW1(33)と、貸球SW2(34)とは、貸球個数をカウントする。
尚、明細書中では、貸球と、球貸し等の用語が混在しているが、ほぼ同意味である。
【0066】
音声ランプ図柄制御基板7は、主基板1から送信されてきたデータ信号と、ストローブ信号と、リセット信号とに基づき、特別図柄表示装置(特別図柄LCD)47と、普通図柄表示装置(普通図柄7セグメントLCD)49と、追加特別図柄表示装置111とを利用して、遊技の特別図柄と、普通図柄と、追加特別図柄とを表示する。
【0067】
又、LEDが発光する電飾53を利用して、特別図柄や遊技内容に同期した電飾パターンを発生すると共に、スピーカー51から遊技内容に対応した効果音やアナウンスを発生する。この音声ランプ図柄制御基板7は、従来、音声基板、ランプ基板、図柄制御基板というように分かれていた副制御基板を1つにしたものである。従って、音声ランプ図柄制御基板7は、従来の音声基板、ランプ基板、図柄制御基板が実行していた処理とほぼ同様の処理を実行する。
【0068】
又、この様に1体化したことにより、省スペース、省エネルギ、低コスト化、及び音響、電飾、画像表示の同期化が可能になる。
発射制御基板13は、1ビットの発射制御信号を賞球制御基板3から入力し、タッチプレート61と、発射停止SW63と、発射モータ65とに接続され、遊技球の発射状態を制御する。
【0069】
以上に概略を説明した主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とには、電源基板15からのリセット信号線RSWと、+5V電源供給線DGW5と、+12V電源供給線DGW12とが接続されている。又、主基板1と、発射制御基板13とには、+32V電源供給線DGW32が接続され、音声ランプ図柄制御基板7には、+24V電源供給線DGW24が接続されている。
【0070】
リセット信号線RSWは、主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とを電源基板15から一括して、リセットするためのものであって、主として、電源供給開始時の初期化に用いられる。尚、リセット信号線RSWは、電源基板15から、先ず主基板1と発射制御基板13とに供給される。次いで、主基板1内で、分岐されて、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7とに送られる。この様に主基板1から送り配線によって、リセット信号を各基板に配給することにより、電源基板15から賞球制御基板3や音声ランプ図柄制御基板7など各基板に直接配線する数が低減され、接続配線の組み付け工数や解体工数の低減を図ることが可能になる。
【0071】
又、電源基板15からは、停電信号線TSWと、バックアップ電源線BKWと、クリア信号線CSWとが主基板1に接続されている。電源基板15から賞球制御基板3には、バックアップ電源線BKWが接続されている。尚、停電信号線TSWは、電源基板15から、先ず主基板1に供給され、主基板1内で、分岐されて、賞球制御基板3に送られている。
【0072】
クリア信号線CSWは、電源基板15から、先ず主基板1に供給され、主基板1内で、分岐されて、賞球制御基板3に送られている。
停電信号線TSWと、バックアップ電源線BKWと、クリア信号線CSWとが供給される主基板1と、賞球制御基板3には、共に周知の遊技機用のセキュリティを考慮したマイクロ制御ユニット(マイクロコンピュータを利用した制御ユニット)が備えられている。このマイクロ制御ユニットには、CPU、ROM、RAMが備えられている。RAMは、バックアップ電源線BKWが供給するバックアップ電源によって、+5V電源供給線DGW5が供給する+5V電源の電力の低下後もデータを保持する。ここでは、バックアップ電源線BKWに電力を供給する電源基板15は、遊技機5に供給されていたAC24V電源が遮断されて後、20時間以上バックアップ電源を供給する能力を有する。
【0073】
次に、図2に基づいて、電源基板15と、主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13との間で、電源供給と信号供給とを行う構成を説明する。なお、詳細な構成の説明は省略する。
電源基板15は、主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とに、電源供給と信号供給とを行うために、クリアSW121と、停電信号作成回路123と、リセット信号作成回路125と、主基板及び賞球制御基板用バックアップ電源作成回路127と、+5V、+12V電源作成回路131と、+24V、+32V電源作成回路133とを備えている。
【0074】
クリアSW121は、遊技機5の裏側から操作可能な位置に取り付けられている押しボタンスイッチ構造であって、電源基板15上に取り付けられている。なお、押しボタン構造に替えて、所定の鍵によって操作するキースイッチ構造としても良い。クリアSW121には、クリア信号線CSWが接続されている。クリア信号線CSWは、先ず、主基板1に接続され、次いで、送り配線で賞球制御基板3に接続されている。
【0075】
停電信号作成回路123は、停電信号線TSWに接続され、停電信号を主基板1と、賞球制御基板3とに出力する。
リセット信号作成回路125は、リセット信号線RSWに接続され、リセット信号を主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とに出力する。
【0076】
主基板及び賞球制御基板用バックアップ電源作成回路127は、バックアップ電源線BKWに接続され、バックアップ電源を主基板1と、賞球制御基板3とに出力する。
+5V、+12V電源作成回路131は、+5V電源供給線DGW5と、+12V電源供給線DGW12とに接続され、+5V電源と、+12V電源とを主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とに出力する。
【0077】
+24V、+32V電源作成回路133は、+24V電源供給線DGW24と、+32V電源供給線DGW32とに接続され、後述する+24V電源を音声ランプ図柄制御基板7に供給し、+32V電源を主基板1と、発射制御基板13とに出力する。
【0078】
電源基板15から電源(+5V、+12V、+32V)やリセット信号等の供給を受ける主基板1は、CPU,ROM,RAM等を備えたマイクロ制御ユニット(MPU)71と、このMPU71に接続されたシステムリセット回路141と、停電信号受信回路143と、クリア信号受信回路145と、ポート回路147と、ストローブ信号送信回路149と、データ信号送信回路150とを備えている。
【0079】
MPU71は、RESET端子151と、NMI端子153と、PORT端子157と、DATA端子159とを備えている。なお、NMI端子153の様に、「NMI」の文字の上のラインである、ローイネーブルを示すラインは、図面にのみ記載し、明細書中では、記載を省略する。MPU71、83の端子の説明に用いる各記号に関しては、特に説明のない限り米国ザイログ社の商標「Z80」で表示されるマイクロプロセッサーの規格に準拠する。
【0080】
RESET端子151は、リセット信号線RSWに接続されたシステムリセット回路141が接続されており、システムリセット回路141を介して、リセット信号を入力する。なお、MPU71の詳細な動作の説明は、省略する。
NMI端子153は、停電信号線TSWに接続された停電信号受信回路143が接続されており、停電信号受信回路143を介して、停電信号を入力する。
【0081】
PORT端子157は、クリア信号線CSWに接続されたクリア信号受信回路145が接続されており、クリア信号受信回路145を介して、クリア信号を入力する。
DATA端子159は、ポート回路147を介して、ストローブ信号送信回路149と、データ信号送信回路150とにデータを出力することによって、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7とを直接制御するためのストローブ信号と、データ信号とを出力する。ストローブ信号は、ストローブ信号線STBWに出力され、データ信号は、データ信号線DATAWに出力される。
【0082】
電源基板15から電源(+5V、+12V)の供給を受け、主基板1を経由して電源基板15からリセット信号等の供給を受ける賞球制御基板3は、CPU,ROM,RAM等を備えたマイクロ制御ユニット(MPU)83と、このMPU83に接続されたシステムリセット回路161と、停電信号受信回路163と、ストローブ信号受信回路165と、データ信号受信回路167と、ポート回路169と、発射制御信号出力回路171と、クリア信号受信回路177とを備えている。
【0083】
MPU83は、RESET端子173と、NMI端子175と、PORT端子180と、CLK/TRG2端子179と、DATA端子183とを備えている。
RESET端子173は、リセット信号線RSWに接続されたシステムリセット回路161が接続されており、システムリセット回路161を介して、リセット信号を入力する。なお、MPU83の動作の詳細な説明は、省略する。
【0084】
NMI端子175は、停電信号線TSWに接続された停電信号受信回路163が接続されており、停電信号受信回路163を介して、停電信号を入力する。
CLK/TRG2端子179は、ストローブ信号線STBWに接続されたストローブ信号受信回路165が接続されており、ストローブ信号受信回路165を介して、ストローブ信号を入力する。
【0085】
DATA端子183は、データ信号線DATAWに接続されたデータ信号受信回路167と、ポート回路169とを介して、データ信号を入力する。
又、ポート回路169によって分岐されたデータ信号は、発射制御信号出力回路171に接続されている。
【0086】
電源基板15から電源(+5V、+12V、+24V)やリセット信号等の供給を受ける音声ランプ図柄制御基板7は、CPU,ROM,RAM等を備えたマイクロ制御ユニット(MPU)181と、このMPU181に接続されたシステムリセット回路184と、ストローブ信号受信回路185と、データ信号受信回路187と、同期信号出力回路182とを備えている。尚、同期信号出力回路182は、音声ランプ図柄制御基板7の動作タイミングを他の遊技機5と同期させる場合に用いる同期信号を出力するものである。ここでは、詳細な説明を省略する。又、この同期信号出力回路182は、音声ランプ図柄制御基板7に備えられていてもよく、或いは備えられていなくても良い。
【0087】
この同期信号出力回路182によって、音声ランプ図柄制御基板7の図柄の表示開始(デモ図柄やアイドリング図柄の表示開始)や電飾の表示開始(大当りの電飾の表示開始)の動作タイミングを例えば、リセット信号の入力後、5秒刻みで、他の遊技機5と同期させている場合には、所謂ゴト行為によって、リセット信号を不正に発生させると、その遊技機5の図柄の表示開始や電飾の表示開始の動作タイミングだけが変更されることになる。即ち、不正が仕掛けられた遊技機5の図柄の表示タイミングや電飾の表示タイミングだけがずれることになり、間接的にゴト行為が仕掛けられたことの表示がなされることになる。
【0088】
MPU181は、RESET端子189と、INT0端子191と、PORT端子193、194、196とを備えている。
RESET端子189は、リセット信号線RSWに接続されたシステムリセット回路184が接続されており、システムリセット回路184を介して、リセット信号を入力する。なお、MPU181の詳細な動作の説明は省略する。
【0089】
INT0端子191は、ストローブ信号線STBWに接続されたストローブ信号受信回路185が接続されており、ストローブ信号受信回路185を介して、ローイネーブルのストローブ信号を入力する。
PORT端子193は、データ信号線DATAWに接続されたデータ信号受信回路187を介して、データ信号を入力する。
【0090】
PORT端子194と、PORT端子196とは、同期信号出力回路182に接続されている。又、同期信号出力回路182には、リセット信号が入力されている。
電源基板15から電源(+5V、+12V、+32V)やリセット信号等の供給を受ける発射制御基板13は、電子制御回路を備えた発射制御回路251と、この発射制御回路251に接続されたリセット回路253と、発射制御信号入力回路255とを備えている。
【0091】
発射制御回路251は、リセット信号線RSWに接続されたリセット回路253を介して、リセット信号を入力し、発射制御信号線HSSWに接続された発射制御信号入力回路255を介して、発射制御信号を入力する。
図4は、追加特別図柄表示装置111と、天井ランプ113との動作を説明するための説明図である。
【0092】
追加特別図柄表示装置111は、図1、図4に示すように、特別図柄表示装置47の近傍の右隣りに配設され、かつ横が3マスで、縦が7マスの碁盤の目状のバックライト付き液晶表示装置である。従って、追加特別図柄表示装置111は、図4に一例(点灯した箇所をハッチングして示す)を示すように、マスの並び目を表示することで追加特別遊技を表現する。
【0093】
天井ランプ113は、追加特別図柄表示装置111の近傍に配設された文字表示機能を有する表示装置であって、(A)に示すように、「チャンスタイム最終ゲームリセット可」の文字を表示する機能と、(B)に示すように、「全ゲーム同時リセット可」の文字を表示する機能を有する。
【0094】
この天井ランプ113の文字表示の機能は、液晶表示板による。
図4の追加特別図柄表示装置111と、天井ランプ113とは、詳細を後述する処理で点灯制御される。
図5は、リセットボタン117と、天井ランプ119との動作を説明するための説明図である。
【0095】
リセットボタン117は、表面に「リセットボタン」と表記され、押し込まれると、「オン」信号を主基板1に出力する。天井ランプ119は、点灯すると「チャンスタイム」表示を行う。
図5のリセットボタン117と、天井ランプ119とは、後述する処理で用いられる。
【0096】
図6は、遊技法説明ステッカ120の正面図である。
遊技法説明ステッカ120には、追加特別図柄表示装置111が大当りになる場合の凡例として並目遊技(ならびめゆうぎ)大当りパターンと名付けられた例が表示されている。大当りになる凡例としては、追加特別図柄表示装置111の点灯表示が、ジグザグ、直線、クランク、交互が示されている。又、ジグザグと交互の場合には、確率変動大当り、直線とクランクの場合には、通常大当りが示されている。
【0097】
遊技者は、この説明によって、追加特別図柄表示装置111の利用法を学び、天井ランプ113、119を参照し、リセットボタン117を操作して、詳細を後述する追加特別図柄遊技を楽しむことが可能になる。
以上、図1ないし図6に示した遊技機5の構成により、追加特別図柄遊技を提供する遊技性を備えたパチンコ遊技が提供される。
【0098】
図7は、遊技機5に電源が供給された場合に実行される処理の概要を示す電源投入処理ルーチンのフローチャートである。
この電源投入処理が主基板1で起動されると、先ず、MPU71をこれから作動させるための条件を設定する初期化処理が行われる(S100)。初期化処理では、スタック・ポインタの設定、マスカブル割込みの設定、CPU内蔵RAM(MPU71が備えるRAM)のアクセスの許可等の処理を行う。
【0099】
次いで、電源が切断された時点の発生情報に基づいて、停電復旧かを判断し(S200)、電源が切断された時点の発生情報が正常に設定されていれば、停電時の状態に復旧することが可能であることから、停電復旧であると判断して、停電前の状態に復旧する処理を実行し(S300)、電源が切断された時点の処理(電源断前の処理と略す。)に移行する。以後、電源が切断された時点の状態から、続きの処理が行われる。
【0100】
一方、停電復旧かの判断で(S200)、停電の復旧ではなく、初期状態からのスタートであると判断した場合には、次に遊技機5の各部を初期状態にする初期状態の設定を行って(S400)、遊技を開始させる遊技開始入出力処理に移行する(S500)。これにより、遊技機5は、各センサが検出した情報を主基板1に入力して、詳細を図示しない各種制御処理で参照可能になる。例えば、リセットボタン117や入力SW16等が検出した情報が主基板1に入力される。又、主基板1から賞球制御基板3や音声ランプ図柄制御基板7などに情報が実際に出力され、追加特別図柄表示装置111や天井ランプ113等の表示や点灯が行われる。
【0101】
次いで、慣用されている普通図柄の表示や当りの判定を行う普通図柄動作処理を実行して(S600)、この普通図柄が当りで有れば普通電動役物SOLを駆動する処理を行う普通電動役物動作処理を実行する(S700)。これらにより、普通図柄遊技の提供が行われる。
【0102】
この普通図柄遊技の提供後、次に、慣用されている特別図柄の表示や大当りの判定を行う特別図柄動作処理を実行し(S800)、続いて、詳細を後述する追加特別図柄動作処理を実行後(S900)、これらの処理で、大当りであると判断された場合に、大入賞口SOLを駆動して大当り遊技を提供する特別電動役物動作処理を実行する(S1000)。これらにより、特別図柄遊技と、追加特別図柄遊技とが提供される。以上のS500ないしS1000の処理は、電源が切断されるまで、繰り返し実行される。
【0103】
尚、追加特別図柄遊技以外は、周知の第1種特別図柄遊技を提供する遊技機とほぼ同様である。従って、追加特別図柄遊技以外に関しては、詳細な内容の説明は、省略する。
次に、S900の追加特別図柄動作処理の詳細を説明する。尚、S800の特別図柄動作処理で、大当りであるとの判断が行われている場合と、S1000での大当り遊技の終了後は、S900の追加特別図柄動作処理の内容は、全てリセットされる。つまり、特別図柄遊技で、大当りが発生したら、追加特別図柄遊技は、リセットされ、大当り遊技の終了後に、再スタートされる。
【0104】
この追加特別図柄動作処理では、先ず図8に示すように、図7の特別図柄動作処理(S800)によって、特別図柄表示装置47に表示された確定図柄、つまり特別図柄遊技の結果を表現するために、最終的に表示される図柄の情報を読み込む確定図柄読込を行う(S1100)。例えば特別図柄表示装置47に左から順に、「識別1に対応する図柄」、「識別2に対応する図柄」、「識別3に対応する図柄」が確定図柄として表示された場合に、「1、2、3」というような確定図柄の情報を読み込む。
【0105】
確定図柄の情報を読み込むと、次に、確定図柄を1回の勝負と見立てるために、最大値の列抽出を行う(S1200)。例えば「1、2、3」の場合の最大値の列は、「3」の列、つまり右列であることを抽出する。この最大値の列抽出で、右、中、又は左と言うように、何れか抽出出来れば、そのまま次に移行し(S1300)、最大値の列が抽出出来なかった場合、例えば「2、2、1」の場合のように、最大値の列が2つ有る場合は(S1300)、最小値の列を抽出する最小値の列抽出を行う(S1400)。例えば、「2、2、1」の場合には、最小値が右列として抽出される。
【0106】
S1200ないしS1400により、最大値又は最小値の列が抽出されると、次に、抽出された列に対応する追加特別図柄表示装置111の最終行が点灯するための処理である抽出列を追加特別図柄表示装置111に追加の処理を行う(S1500)。この処理により、追加特別図柄表示装置111の最終行に対応する図示しないテーブルに左列、中列、又は右列に対応するコードが格納される。又ここで格納されたコードは、図示しない追加特別図柄表示装置111の点灯処理ルーチンによって、読み込まれ、図7のS500の遊技開始入出力処理によって、音声ランプ図柄制御基板7に送信され、この音声ランプ図柄制御基板7による追加特別図柄表示装置111の実際の点灯処理で参照される。つまり、追加特別図柄表示装置111の最終行に対応する図示しないテーブルにコードを格納すると、このコードに対応して追加特別図柄表示装置111が実際に点灯される。例えば、前回の特別図柄遊技の時に、図4の追加特別図柄表示装置111の右列で、かつ上から4行目のエリア122の点灯が行われていた場合に、今回の特別図柄遊技で、中列が最大か最小であると判断した場合には、図4のエリア118を示す情報が格納され、エリア118の点灯が行われる。
【0107】
以上のS1100ないしS1500の処理が、追加特別図柄表示装置111を点灯する処理である。
上記点灯の処理の後は、遊技者によって、追加特別図柄表示装置111の点灯を消す処理、つまり追加特別図柄遊技をリセット、又は最終行を削除する処理を行う。
【0108】
先ず、最終行を削除する処理を認めるか否かの判断を行うチャンス条件満足判定の処理を行う(S1600)。このチャンス条件満足判定は、適宜設定される設計事項であるが、ここでは、一例として、図9に示す様な処理を行う。
先ず、特別図柄遊技の回数が500に達したかを判断する(S1610)。この500は、設計事項で、400でも良いし、600でも1000でも良い。
【0109】
特別図柄遊技が500に達して否ければ、つまり前回の大当りから最終行を削除する処理を認めるほど遊技が行われて否ければ、そのまま図9のチャンス条件満足判定を一旦終了する。つまり、何もしない。
一方、特別図柄遊技が500に達していれば(S1610)、チャンス1提供の処理を行う(S1620)。チャンス1提供では、最終行を削除する機会を5回与える。尚、これも設計事項であり、他の条件でも良い。
【0110】
チャンス1提供での最終行を削除する機会を5回与えるとは、リセットボタン117を1回押すと、最終行が削除されることが5回だけ可能になることである。従って、連続して5回リセットボタン117を押せば、最終行から5行分の点灯が削除される。又、任意のタイミングで押せば、その時最終行の点灯が削除される。
【0111】
このチャンス1提供により、不要な最終行を5回だけ削除する機会が与えられるため、追加特別図柄遊技による大当りの取得機会が大幅に向上される。
チャンス1提供では、天井ランプ113を図4の(A)に示した状態にする処理と、天井ランプ119の点灯が行われる。この点灯は、最終行を削除することが可能であることを表示するものである。
【0112】
この天井ランプ119の点灯は、最終行の削除が出来なくなった場合に消灯される。又最終行の削除が出来なくなった場合には、天井ランプ113は、図4の(B)に示した状態にする処理が行われる。
チャンス1提供の次は、特別図柄遊技の回数が1000に達したかを判断する(S1630)。この1000は、S1610の500と同様に設計事項で、S1610で設定した値より2倍以上程度であればどの様な値でも良い。
【0113】
ここで特別図柄遊技が1000に達して否ければ、つまり前回の最終行を5回削除する処理を認めてからそれ程遊技が行われて否ければ、そのまま図9のチャンス条件満足判定を一旦終了する。つまり、何もしない。
一方、特別図柄遊技が1000に達していれば(S1630)、チャンス2提供の処理を行う(S1640)。チャンス2提供では、最終行を削除する機会を10回与える。尚、これも設計事項であり、他の条件でも良い。
【0114】
チャンス2提供での最終行を削除する機会を10回与えるとは、リセットボタン117を1回押すと、最終行が削除されることが10回だけ可能になることである。
チャンス2提供では、天井ランプ113を図4の(A)に示した状態にする処理と、天井ランプ119の点灯が行われる。この点灯は、最終行を削除することが可能であることを表示するものである。
【0115】
この天井ランプ119の点灯は、最終行の削除が出来なくなった場合に消灯される。又最終行の削除が出来なくなった場合には、天井ランプ113は、図4の(B)に示した状態にする処理が行われる。
このチャンス2提供により、不要な最終行を10回だけ削除する機会が与えられるため、追加特別図柄遊技による大当りの取得機会が著しく大幅に向上される。
【0116】
以上の図9のチャンス条件満足判定処理により、前回の大当りの発生から大当りが発生しないままで遊技回数が著しく大きくなった場合に、高い確率で大当りを引く機会を与えることが出来る。従って、特別図柄遊技の射幸性を高くする遊技性を備えた場合であっても、はまりが大きくなった時点で、大当りを引く機会を与えることが出来、遊技機5全体での射幸性を所定の範囲内に誘導することが可能になる。つまり、遊技性と射幸性とをバランスさせることが可能な遊技機5を提供することが可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
【0117】
図9のチャンス条件満足判定処理の終了後、図8に戻って、リセットボタン117が押されたことを入力するリセット信号読込の処理を行う(S1700)。次いで、このリセット信号の入力があったかを判断し(S1800)、なければそのまま次に移行し、リセット信号の読込込みが有った場合には、次に追加特別図柄表示装置の図柄削除の処理を行う(S1900)。ここでの追加特別図柄表示装置の図柄削除では、次の2通りの削除処理を行う。
【0118】
1つ目は、チャンス1又はチャンス2提供中の場合には、追加特別図柄表示装置111の最終行の表示が1個削除される処理を行う。つまり、チャンス1又はチャンス2提供中の場合には、リセットボタン117が押される毎に、最終行の表示が1個消される。
【0119】
2つ目は、チャンス1又はチャンス2が提供中でない場合には、追加特別図柄表示装置111の全ての表示が削除される処理を行う。
以上のS1600ないしS1900の処理により、遊技者の意思で、追加特別図柄表示装置111の表示を修正するために削除するための処理が実行される。つまり、遊技者の意思や努力が大当りの有無に反映され、遊技者の努力によって、大当りを引く確率を向上させることが可能になると言う効果を奏する。
【0120】
上記遊技者の意思を遊技に反映させる処理の後、大当り判定を行って(S2000)、判定結果の格納を行う(S2100)。
大当り判定は、追加特別図柄表示装置111の表示状態に基づいて行われるものであって、設計事項であるが、ここでは図10に示す様に行われる。
【0121】
先ず、追加特別図柄表示装置111に7行目、即ち上から下まで全部並んだかを判断して(S2010)、7個並ぶまでは、そのまま本大当り判定処理ルーチンを一旦終了する。
7個並んだら、大当りを判断する条件が満たされたと判断して、次にジグザグ並びかを判断する(S2020)。ジグザグ並びかの判断は、予め格納されているジグザグパターンと同一か否かで判断を行うパターンマッチング法により行う。ジグザグ並びは、図6のパターン124に示す様に、右列からスタートするものと、中列から右、又は左にスタートするものと、左列からスタートするものとの4種類がある。
【0122】
ジグザグ並びではないと判断された場合には(S2020)、次に交互並びであるかをパターンマッチングにより判断する(S2030)。交互並びは、図6のパターン126に示す様に、左列からスタートして、右列との間で交互に並んでいるもの、左列からスタートして、中列との間で交互に並んでいるもの、中列からスタートして、左列との間で交互に並んでいるもの、中列からスタートして、右列との間で交互に並んでいるもの、右列からスタートして、左列との間で交互に並んでいるもの、右列からスタートして、中列との間で交互に並んでいるものの6種類有る。
【0123】
交互並びではないと判断された場合には(S2030)、次にクランクかをパターンマッチングにより判断する(S2040)。クランクは、図6のパターン128に示す様に、左列からスタートして、中列に変わるもの、左列からスタートして、右列に変わるもの、中列からスタートして、左列に変わるもの、中列からスタートして、右列に変わるもの、右列からスタートして、左列に変わるもの、右列からスタートして、中列に変わるものの36種類がある。
【0124】
クランクではないと判断された場合には(S2040)、次に直線かを判断する(S2050)。直線は、図6のパターン130に示す様に、左列からスタートして左列だけで終わるもの、中列からスタートして中列だけで終わるもの、右列からスタートして右列だけで終わるものの3種類がある。
【0125】
ここで、直線ではないと判断された場合には(S2050)、変更なしの判断を行って(S2060)、本大当り判定ルーチンを一旦終了する。つまり、ジグザグ、交互、クランク、直線の何れでもない場合は、何も発生しない。
一方、ジグザグと判断された場合と(S2020)、交互と判断された場合と(S2030)は、確率変動大当りの判断を行って(S2080)、本大当り判定ルーチンを一旦終了する。
【0126】
又、クランクと判断された場合と(S2040)、直線と判断された場合と(S2050)は、通常大当りの判断を行って(S2070)、本大当り判定ルーチンを一旦終了する。尚、S2060、S2070、S2080の処理時に、追加特別図柄表示装置111の表示が全て消去される。つまり、追加特別図柄の判定後は、新たな追加特別図柄遊技が開始される。
【0127】
以上に説明した大当り判定処理により、追加特別図柄遊技の大当りが判断される。
ここでの判断は、図8の判定結果の格納の処理で(S2100)、MPU71内の所定テーブルに格納され、図7の特別電動役物動作処理(S1000)で参照される。
【0128】
これにより、図10の大当り判定処理による大当りの判断が、図7の特別電動役物動作処理(S1000)で参照され、通常、又は確率変動大当り遊技が提供される。
従って、遊技機5は、抽選が当たれば大当りを提供する特別図柄遊技を次々に提供することに加え、その抽選が当たれば大当りを提供する特別図柄遊技を7回行った場合の結果の表示態様に基づいて、通常か、確率変動大当りを提供するかを判断する追加特別図柄遊技を提供し、大当りを提供すると判断した場合には、その大当りの遊技を提供する。
【0129】
つまり、特別図柄遊技毎の楽しみと、その所定の遊技を数回行った結果による追加特別図柄遊技による楽しみとを両方とも得ることが出来、遊技性が向上されると言う極めて優れた効果を奏する。又、特別図柄遊技を7回実行する前に、大当りが発生する可能性がなくなったことを判断して、追加特別図柄遊技の表示を始めからやり直すことを選択可能な構成を有することで、遊技者は、遊技中は常に追加特別図柄遊技の表示を見て、大当りの発生の可能性がなくなったら直ぐにリセットするという遊技態度を示すことが出来、遊技者は遊技機5に向かっている間、遊技を有利な状態に導く努力をすることが可能になる。
【0130】
従って、自己に有利な状態になるように常に努力することが可能という新たな遊技性の遊技機5を提供することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
又、遊技機5は、特別図柄遊技の図柄として、或いは加えて、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の結果を表示しながら、この遊技を逐次提供するものであっても良い。この場合に、その逐次行われた戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗遊技の結果を追加特別図柄遊技として表示しても良い。
【0131】
従って、遊技機5は、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の遊技を次々に提供することに加え、その遊技を複数回行った場合の結果の表示態様に基づいて、大当りを提供するかを判断し、大当りを提供すると判断した場合には、大当りの遊技を提供する。
【0132】
つまり、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の遊技毎の楽しみと、その戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の遊技を数回行った結果による楽しみとを両方とも得ることが出来、遊技性が向上されると言う極めて優れた効果を奏する。又、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の遊技を規定の回数実行する前に、大当りが発生する可能性がなくなったことを判断して、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の遊技の結果の表示を始めからやり直すことを選択可能な構成としても良い。
【0133】
これにより、遊技者は、遊技中は常に、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗の遊技の表示を見て、大当りの発生がなくなったら直ぐに始めからやり直すという遊技態度を示すことが出来、遊技者は遊技機5に向かっている間、遊技を有利な状態に導く努力をすることが可能になる。
【0134】
従って、自己に有利な状態になるように常に努力することが可能という新たな遊技性の遊技機5を提供することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
又、追加特別図柄表示装置111に表示されている追加特別図柄遊技の所定の遊技の結果を消去する構成としても良い。
【0135】
これにより、特別図柄遊技を規定の回数実行する前に、大当りが発生する可能性がなくなったと判断して、その判断のもととなった特別図柄遊技の結果の表示をリセットボタン117を押して、消去して、新たに大当りの可能性を求めることを選択可能に出来る。
【0136】
従って、遊技者は、遊技中は常に追加特別図柄遊技の表示を見て、大当りの可能性がなくなったら直ぐにその原因となった特別図柄遊技の結果の表示を消去して、新たな遊技の結果に基づく画像を表示することが可能になる。
つまり、自己に有利な状態になるように常に努力することが可能という新たな遊技性の遊技機5を提供することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
【0137】
又、リセットボタン117によって、特別図柄遊技の結果の消去が求められた時、前回の大当り遊技から、始動信号の入力数が所定数、例えば特別図柄遊技を500回実行させるだけ入力しても大当り等の特賞にならなかった場合、特定のリーチ図柄が表示された場合、リーチ遊技が所定回数行われた場合、特定の図柄が所定回数表示された場合、或いは所定の時間が経過した場合等に、所定の数だけ追加特別図柄遊技の表示を消去することを認めたり、所定の時間の間だけ、表示を消去することを認めたり、最も最初に記録された遊技の結果の表示か、或いは最も後に記録された遊技の結果の表示を消去することを認めても良い。
【0138】
つまり、自己に有利な状態になりやすくする機会を、所定の条件を満たした場合だけ、可能にすることにより、新たな遊技性の遊技機5を提供することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
尚、本発明は、回胴式遊技機に適用しても良い。
【0139】
又、逐次提供する所定の遊技は、差異があるもので有ればどの様なものでも良い。
その上、表示態様判断手段が所定の規則を満たす表示態様でないと判断した場合に、遊技者に対し、所定の特典が提供されない旨を報知する報知手段を設けても良い。この報知手段により、遊技者は、特典が提供されないパターンとなった事を直ぐに理解することが出来るため、遊技者が初心者であっても遊技が不利になることが無くなる。
【0140】
次に特許請求の範囲の構成と、発明の実施の形態との対応を説明する。
請求項1の逐次行われた遊技の結果は、特別図柄遊技の結果が対応する。複数記録するは、特別図柄遊技の結果を7ゲーム分記憶することが対応する。遊技結果記録手段は、S1500の処理によって、主基板1のRAMに記憶する処理が対応する。
【0141】
遊技結果画像表示手段は、S1500の処理によって、追加特別図柄表示装置111に表示する処理が対応する。
表示態様判断手段は、S2020、S2030、S2040、S2050の処理が対応する。
【0142】
特典手段は、S2080、S2070、S2100、S1000の処理によって行われる通常の大当り遊技の提供、又は確率変動大当り遊技の提供が対応する。
請求項2の遊技結果記録手段は、S1500の処理で特別図柄の確定図柄の出目の数字が一番大きいか、一番小さいものの位置が左列か、中列か、右列かの情報をそのまま記憶することが対応するが、この場合に、図4に示すように、記憶する情報をサッカーの試合結果に見立てて、左列の場合には、ホームが勝ち、中列の場合には、ドローで、右列の場合には、ビジターが勝ったと記憶することも対応する。又、この様にする遊技の結果として、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗等がある。
【0143】
請求項3の遊技結果画像表示手段は、図4の追加特別図柄表示装置111の態様が対応する。又、図4の(A)に「並目遊技」と記載されていることが並べて表示する遊技を表現している。
請求項4、5の表示態様判断手段が判断する所定の規則は、図6に基づくジグザグ、直線、クランク、交互が対応する。
【0144】
請求項1、6の消去スイッチは、リセットボタン117が対応する。
請求項6の消去条件判断手段は、S1600の処理が対応する。
遊技結果消去手段は、S1900の処理が対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技機5の正面図である。
【図2】 遊技機5の主基板1と、賞球制御基板3、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13と、電源基板15との間のインタフェースに関するブロック図である。
【図3】 遊技機5の電気制御系のブロック図である。
【図4】 追加特別図柄表示装置111と、天井ランプ113との動作を説明するための説明図である。
【図5】 リセットボタン117と、天井ランプ119との動作を説明するための説明図である。
【図6】 遊技法説明ステッカ120の正面図である。
【図7】 遊技機5に電源が供給された場合に実行される処理の概要を示す電源投入処理ルーチンのフローチャートである。
【図8】 追加特別図柄動作処理ルーチンのフローチャートである。
【図9】 チャンス条件満足判定処理ルーチンのフローチャートである。
【図10】 大当り判定処理ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1…主基板、3…賞球制御基板、5…遊技機、7…音声ランプ図柄制御基板、
13…発射制御基板、15…電源基板、21…盤用外部端子板、
37…賞球モータ、41…枠用外部端子板、46…状態表示器、
47…特別図柄表示装置、51…スピーカー、53…電飾、
61…タッチプレート、65…発射モータ、101…遊技機枠、
103…遊技盤、105…上皿、107…下皿、
109…発射ハンドル、111…追加特別図柄表示装置、
113、119…天井ランプ、115…マスコット飾り、
117…リセットボタン、120…遊技法説明ステッカ、
118、122…エリア、123…停電信号作成回路、
124、126、128、130…パターン、
125…リセット信号作成回路、
127…主基板及び賞球制御基板用バックアップ電源作成回路、
131…+5V、+12V電源作成回路、
133…+24V、+32V電源作成回路、
141…システムリセット回路、143…停電信号受信回路、
145…クリア信号受信回路、147…ポート回路、
149…ストローブ信号送信回路、150…データ信号送信回路、
151、173、189…RESET端子、153、175…NMI端子、
157、180、193、194、196…PORT端子、
159、183…DATA端子、
161、184…システムリセット回路、163…停電信号受信回路、
165…ストローブ信号受信回路、167、187…データ信号受信回路、
169…ポート回路、171…発射制御信号出力回路、
177…クリア信号受信回路、179…CLK/TRG2端子、
182…同期信号出力回路、
185…ストローブ信号受信回路、
191…INT0端子、251…発射制御回路、
253…リセット回路、255…発射制御信号入力回路、
BKW…バックアップ電源線、CSW…クリア信号線、
DATAW…データ信号線、DGW12…+12V電源供給線、
DGW24…+24V電源供給線、DGW32…+32V電源供給線、
DGW5…+5V電源供給線、HSSW…発射制御信号線、
RSW…リセット信号線

Claims (6)

  1. 所定の遊技を逐次提供すると共に、該遊技の結果を表示する遊技機であって、
    上記逐次行われた遊技の結果を複数記録する遊技結果記録手段と、
    上記遊技結果記録手段に記録された遊技の結果に基づく画像を表示する遊技結果画像表示手段と、
    上記遊技結果画像表示手段が表示した複数の遊技の結果に基づく画像が所定の規則を満たす表示態様であるかを判断する表示態様判断手段と、
    上記表示態様判断手段が所定の規則を満たす表示態様であると判断した場合に、所定の特典を提供する特典手段と、
    上記遊技結果記録手段に記憶されている遊技の結果の中から、遊技者の操作により所定の遊技の結果を消去する消去スイッチと
    備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 上記遊技結果記録手段が記録する遊技の結果は、特別図柄遊技の図柄、戦闘シーンの勝敗、スポーツ試合の勝敗、又はギャンブルの勝敗で有ることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 上記遊技結果画像表示手段は、遊技の結果に基づく画像を遊技の進行に対応して並べて表示することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 上記表示態様判断手段は、上記並んで表示された遊技の結果に基づく画像の並びに所定の規則が有るかを判断することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 上記表示態様判断手段は、所定回数の遊技の結果に基づく画像が並んで表示された場合に、該並んで表示された遊技の結果に基づく画像の並びに所定の規則が有るかを判断することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  6. 上記遊技結果記録手段に記憶されている遊技の結果の中から、所定の遊技の結果の消去を認める条件が満たされたかを判断する消去条件判断手段と、
    上記消去条件判断手段によって所定の遊技の結果の消去を認める条件が満たされたと判断され、かつ上記消去スイッチによって所定の遊技の結果の消去が求められている場合に、上記遊技結果記録手段に記憶されている遊技の結果の中から、所定の遊技の結果を消去する遊技結果消去手段と
    を加えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の遊技機。
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