JP4280570B2 - 通信制御方法及び通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クライアント−サーバシステムを用いて通信を行う通信装置の通信制御技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットで最も広範に利用されているHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を代表とするクライアント−サーバ型のプロトコルは、クライアントから通信を開始してサーバからレスポンスを受け取る通信形態をとる。以下に、図面を用いてWeb(World Wide Web)におけるHTTPの動作を説明する。
【0003】
図6は、WebにおけるHTTPクライアント及びサーバの通信手順を示す図である。まず、Webブラウザ601が起動されているパーソナルコンピュータ(PC)は、通信プロトコルとしてHTTPクライアント602の機能を有し、インターネット上のWebサーバ603はHTTPサーバ604の機能を有する。ここで、Webブラウザ601が、所定のHTMLファイルを獲得するために、HTMLファイルのURL(http://canon.jp/index.html)を指定してGETリクエストをWebサーバ603に送信する(611)。そして、Webサーバ603は、Webブラウザ601からのGET要求に対するレスポンスとして、HTMLファイル(index.html)を返信する(612)。
【0004】
尚、Webの場合、Webブラウザ601からメッセージの送信が開始されることはあっても、Webサーバ603からメッセージの送信が開始されることはない。
【0005】
また、上述のHTTPはWebというアプリケーションに限らず、様々なアプリケーションに適用可能であり、例えばInternet Printing Protocol(IPP)などの規格においても採用されている。以下、図面を用いてHTTPをIPPに適用した場合について説明する。
【0006】
図7は、HTTPクライアント及びサーバの両方の機能をPC及びプリンタが利用した場合の印刷処理における通信手順を示す図である。図7に示すように、PC701は、HTTPクライアント702及びHTTPサーバ703の機能を有し、プリンタ704に画像データ(image.jpg)を転送するために、HTTPクライアント702を利用してPUTリクエストを発行する(711)。同様に、プリンタ704も、HTTPクライアント705及びHTTPサーバ706の機能を有する。ここで、プリンタ704がPC701から画像データを受信すると、HTTPサーバ706からPUTレスポンスが返信される(712)。次に、プリンタ704は、内蔵の印刷モジュール707に受信した画像データを受け渡す(713)。その後、画像データを印刷している最中に、プリンタ704に紙詰まりなどのエラーが生じた場合(714)、その旨をPC701に通知する必要が生じる。そこで、プリンタ704はHTTPクライアント705を利用してPOSTリクエストにより、その旨をPC701側のHTTPサーバ703に伝達し(715)、そのレスポンスを受け取る(716)。このように、通信を相互に開始する仕組みが必要なアプリケーションでは、双方の機器にHTTPのクライアント及びサーバの機能をもつ必要が生じる。
【0007】
ここで、もし同様のことをPC701側にはHTTPクライアントの機能だけが存在し、プリンタ704側にはHTTPサーバの機能だけが存在する通信形態で行おうとした場合について説明する。
【0008】
図8は、PCがHTTPクライアントの機能を利用し、プリンタがHTTPサーバの機能を利用した場合の印刷処理における通信手順を示す図である。図8に示すように、PC801のHTTPクライアント802から画像データ(image.jpg)をPUTリクエストで送信し(811)、そのレスポンスを受け取った後(812)、HTTPクライアント802からプリンタ803のHTTPサーバ804に対して定期的にポーリングを行い、紙詰まりがないか否か、印刷が終了したか否かなどをチェックする必要がある(813〜818)。これは、無駄な問い合わせによる通信コストの増加を招くものである。
【0009】
そこで、これを改良するためのいくつかの方法が考えられる。例えば、第1の改良方法としては、ポーリングの間隔を長くすることである。この方法は、通信コストの削減にはなるが、今度は紙詰まりになったことを即座に知ることができなくなるなどの弊害が発生する。
【0010】
また、第2の改良方法としては、ポーリングのリクエストに対するレスポンスを実際の紙詰まりが発生するか、印刷が完了するまで返信しないようにすることである。この方法は、レスポンスがいつ返信されるか分からず、またプリンタが過負荷状態に陥っている場合や、ネットワークが混雑している現象と見分けがつかないため、送信者のPCでタイムアウトが起こり通信の信頼性を損なう恐れがある。
【0011】
そして、第3の改良方法としては、HTTP1.1で規定されているチャンク形式エンコーディングを使うことである。このチャンク形式エンコーディングは、1つのリクエストに対して複数のレスポンスを返してよい。これにより、紙詰まりが発生するか、印刷が完了するまでの間に送信側がタイムアウトにならないように適宜何らかのレスポンスを返し、印刷が完了したときや紙詰まりが生じたときに、最後のレスポンスを通知することである。この方法は、改良案の中では効率的で、信頼性も向上するが、送信者がタイムアウトをしないようにダミーのレスポンスを返す必要があり、通信コストが依然としてかかる。更に、ダミーのレスポンスを返すタイミングなどを制御することが難しいなどの問題がある。
【0012】
一方、現状のインターネットなどの通信ネットワークでは、フィルタリング機能を備えたファイヤーウォール、ネットワークアドレス変換(Network Address Translation:NAT)機能やIP Masquerade機能を備えたルータなど、双方向通信を不能にする中継装置が数多く存在する(例えば、特許文献1、2、3参照)。
【0013】
例えば、図10に示すように、ファイヤーウォール1008では、ファイヤーウォール内から通信が開始された通信コネクションのリプライのみをファイヤーウォール内に取り込むことが可能であり(1012)、ファイヤーウォールの外から開始された通信は、ファイヤーウォール1008より内側に入り込むことができない(1015)。
【0014】
また、NAT機能を有するルータは、プライベートアドレス内に存在する装置とグローバルアドレス側の装置が通信するときに送信元アドレスや送信先アドレスを変換する。このプライベートアドレス内に存在する装置とNATルータが一対一に静的に対応付けられた場合、グローバルアドレス側からプライベートアドレス内の装置に通信を開始することが可能である。
【0015】
しかし、もし複数の装置がプライベートアドレス内に存在する場合を考慮して、多くのルータには動的にNAT変換を行う機能を持っている。このため、NAT機能を中継装置が有していると、グローバル側からのアクセスができない場合が存在する。
【0016】
また、IPマスカレード(IP Masquerade)機能を有するルータは、NAT機能で行われたIPアドレスの変換のみならず、TCP/UDPのポート番号まで変換する。そのため、プライベートアドレス内に存在する装置がサーバ機能を有している場合、そのサーバのTCP/UDPポートへアクセスする必要が生じるが、グローバルアドレス側からそのポートへアクセスすることは一般的には不可能である。
【0017】
【特許文献1】
特開2002-135858号公報
【特許文献2】
特開2002-328886号公報
【特許文献3】
特開2002-328887号公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記従来例では、2つの通信装置が互いに通信を開始する必要があるアプリケーションをより効率良く動作させるために、クライアントとサーバの機能を双方の装置が持つ必要がある。しかし、その一方、このような通信形態では中継装置で通信が遮断されてしまう可能性があり、通信自体が行えなくなるという問題点があった。
【0019】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、クライアントとサーバの機能を双方の装置が利用する形態と、一方の装置がクライアント機能のみ利用し、他方の装置がサーバ機能のみ利用する形態とを動的に切り替えることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
発明は、クライアントから通信を開始し、サーバが該クライアントから開始された通信に対して応答することによってクライアントとサーバ間で通信するクライアント−サーバシステムを用いて通信を行う通信装置であって、基地局を介して他の通信装置と通信する通信モードと、基地局を介さずに他の通信装置と直接通信する通信モードと、のいずれの通信モードで通信するかを判定する判定手段と、前記判定手段における判定結果に基づいて、前記通信装置が有するクライアント機能及びサーバ機能のうち、両方の機能を使用して通信相手と通信する第1の通信方法と、いずれか一方の機能を使用して通信相手と通信する第2の通信方法と、を選択する選択手段とを有することを特徴とする。
【0022】
また、本発明は、クライアントから通信を開始し、サーバが該クライアントから開始された通信に対して応答することによってクライアントとサーバ間で通信するクライアント−サーバシステムを用いて通信を行う通信装置の通信制御方法であって、基地局を介して他の通信装置と通信する通信モードと、基地局を介さずに他の通信装置と直接通信する通信モードと、のいずれの通信モードで通信するかを判定する判定工程と、前記判定工程における判定結果に基づいて、前記通信装置が有するクライアント機能及びサーバ機能のうち、両方の機能を使用して通信相手と通信する第1の通信方法と、いずれか一方の機能を使用して通信相手と通信する第2の通信方法と、を選択する選択工程とを有することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0024】
実施形態における共通の目的としては、デジタルカメラがプリンタ(プリントサービス)に画像データを送信して印刷を行う際に、デジタルカメラとプリンタがクライアントとサーバの両方の機能を使うか、或いはどちらか一方のみを使うかを適切に切り替える技術を提供することである。
【0025】
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態では、通信メディアの特性を検知することにより、使用するモジュール構成を切り替える場合について説明する。具体的には、デジタルカメラがIEEE802.11準拠の無線LANシステムを利用して無線アクセスポイントなどの中継装置を介さずにプリンタに印刷を依頼する場合と、デジタルカメラがIEEE802.11準拠の無線LANシステムを利用して無線アクセスポイントを介してインターネットに接続するプリンタ(プリントサービス)に印刷を依頼する方法について説明する。また、デジタルカメラとプリンタとはメッセージ交換を行うためにクライアントとサーバの両方の機能を有するものとする。
【0026】
IEEE802.11準拠の無線LANのネットワーク構成には、アドホック・モードとインフラストラクチャ・モードの2種類がある。まず、図1は、無線通信機能を用いてデータ伝送を可能とする無線通信システムの構成例を示す図である。図1に示すデジタルカメラ101とプリンタ102は、共に無線通信機能を搭載した端末であり、無線通信機能により端末間で直接接続してデータ伝送を行うことが可能である。この通信モードをアドホックモードと呼ぶ。
【0027】
また、図2は、無線通信機能を用いてデータ伝送を可能とする無線通信システムの他の構成例を示す図である。図2に示すデジタルカメラ201は、無線通信機能を搭載した端末であり、無線通信機能によりアクセスポイント202を介してネットワーク上のプリンタとデータ伝送を行うことが可能である。このような構成の通信モードをインフラストラクチャモードと呼ぶ。このインフラストラクチャモードでは、デジタルカメラ201はアクセスポイント202を介して有線ネットワークであるインターネット204や、インターネット上に存在するプリンタ205にデータを伝送できる。
【0028】
尚、インターネット204との接続を行うには、ファイヤーウォール203、或いは不図示のNAT/IP Masquerade機能付きルータなど双方向通信を妨げる装置を経由する必要がある場合がある。
【0029】
ここで、実施形態におけるデジタルカメラとプリンタの構成について順に説明する。図3は、第1の実施形態におけるデジタルカメラの機能ブロック図である。尚、このデジタルカメラは図1、図2に示したデジタルカメラ101、201として機能させることが可能である。
【0030】
図3に示すように、デジタルカメラ301の操作部310は、システムコントローラ311を介してCPU315に接続され、操作部310はデジタルカメラ301のシャッタースイッチや各種キーなどを含む。撮像部302はシャッターが押下されたときに画像を撮影するブロックであり、撮影された画像は撮像処理部303によって処理される。表示部306はLCD表示、LED表示、音声表示等、ユーザに対する各種情報を表示するブロックであり、表示処理部307によってその表示内容の制御や処理が行われる。また、表示部306に表示された各種情報からユーザが選択するなどの操作は操作部310と連動して行われる。即ち、表示部306と操作部310とでユーザインターフェースが構成されるものである。
【0031】
無線通信機能部304は無線通信を行うブロックである。RF部305は他の無線通信機器との間で無線信号の送受信を行う。メモリカードインターフェース(I/F)308はメモリカード309を接続するためのインターフェースであり、USBI/F312は外部機器とUSB(Universal Serial Bus)を用いて接続するためのインターフェース、オーディオI/F314は音信号を外部機器と接続するためのインターフェースである。これらのブロック図に示される機能部分は、CPU315の制御によって処理され、CPU315によって制御されるプログラムは、ROM315、もしくはフラッシュROM313に格納されることになる。また、CPU315によって処理されるデータは、RAM317、もしくはフラッシュROM313に対して書き込み、或いは読み込みが行われる。フラッシュROM313は不揮発性の記憶領域であり、ここに無線通信の設定情報などを記憶する。
【0032】
尚、撮像した画像データは公知の圧縮処理を経てメモリカードI/F308を介してメモリカード309に書き込まれる(保存される)。
【0033】
図4は、第1の実施形態におけるプリンタの機能ブロック図である。尚、このプリンタは図1、図2に示したプリンタ102、205として機能させることが可能である。
【0034】
図4に示すように、プリンタ401の操作部410は、システムコントローラ411を介してCPU415に接続されている。プリントエンジン402は実際に画像を用紙にプリントする機能ブロックであり、プリント処理部403によって処理される。プリントエンジン402は如何なるものでも良いが、実施形態では図1で使われているプリンタ102は主に家庭で使われている熱エネルギーによってインク液滴を記録紙等の記録媒体上に吐出するインクジェットプリンタとする。また、図2で使われているプリンタ205は主に業務ようとして使われているトナーによって記録紙等の記録媒体上に可視画像を形成するレーザービームプリンタとする。
【0035】
表示部406はLCD表示、LED表示、音声表示等、ユーザに対する各種情報を表示するブロックであり、表示処理部407によってその表示内容の制御や処理が行われる。また、表示部406に表示された各種情報からユーザが選択するなどの操作は操作部410を介して行われる。つまり、表示部406及び操作部410が実施形態におけるプリンタ401のユーザI/Fとなる。
【0036】
無線通信機能部404は無線通信を行うブロックである。RF部405は他の無線通信機器との間で無線信号の送受信を行う。メモリカードI/F408は着脱可能なメモリカード409を接続するためのインターフェースであり、デジタルカメラに搭載されたメモリカードを差し込むことで、撮像画像を印刷することも可能にしている。
【0037】
USBI/F412は外部機器とUSBを用いて接続するためのインターフェース、ETHERI/F414は外部機器とETHER通信を用いて接続するためのインターフェースである。これらのブロック図に示される機能部分は、CPU415の制御によって処理され、CPU415によって制御されるプログラムは、ROM415、もしくはフラッシュROM413に格納され、CPU415によって処理されるデータは、RAM417、もしくはフラッシュROM413に対して書き込み、或いは読み込みが行われる。フラッシュROM413は不揮発性の記憶領域であり、ここに通信の設定情報などを記憶する。
【0038】
尚、RF部305、405にはアンテナが設けられているが、外部に突出する形態で有するものとは限らない。特に、デジタルカメラの場合、携帯性が重要なファクタであるので、アンテナは外部に突出するのではなく、内蔵もしくは表面上に実装されることが望ましい。
【0039】
また、デジタルカメラ301及びプリンタ401には、HTTPクライアントの機能とHTTPサーバの機能を実現する通信モジュールがインストールされており、詳細は後述する判定処理に応じて両方又は一方の通信モジュールがCPUによって実行されるものとする。
【0040】
以上の構成を有するデジタルカメラ301とプリンタ401とを、例えば図1に示したアドホックモード又は図2に示したインフラストラクチャモードの無線通信システムとして構成した場合に、通信モードに応じてデジタルカメラ301及びプリンタ401がクライアント及びサーバの両方の機能を使用するか、デジタルカメラ301がクライアント機能を使用し、プリンタ401がサーバ機能を使用するかを判定する処理について説明する。
【0041】
図12は、第1の実施形態による判定処理を示すフローチャートである。まずステップS1201において、デジタルカメラ301は、無線通信機能部304に設定された通信モードを調べることにより、アドホックモードで接続を行っているか、或いはインフラストラクチャモードで接続を行っているかを検知する。そして、ステップS1202、ステップS1203において、アドホックモードかインフラストラクチャモードかを判定し、アドホックモードであればステップS1204へ進み、HTTPのクライアントとサーバの両方の機能を使って通信する。また、インフラストラクチャモードであればステップS1205へ進み、HTTPのクライアント機能だけを使って通信する。そして、どちらのモードでもなければステップS1206へ進み、エラーである旨のメッセージを表示部306に表示して終了する。
【0042】
図9は、アドホックモードの場合のデジタルカメラ及びプリンタの通信手順を示す図である。この場合、デジタルカメラ901及びプリンタ904がHTTPのクライアント及びサーバの両方の機能を使用する。図9は、従来の技術の欄で説明した図7に示すInternet Printing Protocol(IPP)とは異なる。IPPを利用するプリンタは比較的大型なレーザービームプリンタが主流であり、多くのメモリ容量(RAM417)を搭載している。このため、図7に示すように、画像データ(image.jpg)をPC701からプリンタ704に一度に送ることが可能である(711)。しかし、インクジェットなどの小型プリンタで印刷する場合は、プリンタはデジタルカメラで撮影した一枚の画像データですら保存するメモリ領域を持ち得ないため、印刷処理をしながら必要なデータを受信し、少ないメモリでも動作するように設計されている。ここでは、デジタルカメラ901をインクジェットタイプのプリンタ904のUSBI/F412を介して接続した場合の処理規格であるPictBridge(CIPA DC001)に基づいて通信手順をネットワーク通信や無線通信に適用した場合について説明する。
【0043】
まず、デジタルカメラ901はstartJobコマンドを発行する。ここでStartJobコマンドには、どの画像の印刷をこれから開始したいのかを示す情報が含まれているものとする。そして、デジタルカメラ901のHTTPクライアント902は、StartJobを、POSTメソッドを用いて配送する(911、912)。これにより、StartJobを受信したプリンタ904は、どのファイルをデジタルカメラ901からダウンロードするかを確認し、メモリ容量に応じて受信可能なバイト数や指定ファイルのオフセット情報などを含むPartialGetFileコマンドを発行する。このPartialGetFileコマンドはプリンタ904のHTTPクライアント905によりPOSTメソッドを用いて配送され(913)、レスポンスとして指定画像が指定のデータ量だけ獲得される(914)。
【0044】
次に、受信した画像データは印刷モジュールに渡され(915)、印刷モジュールはそのデータを処理し、次のデータを処理可能になると次のPartialGetFileを発行するように要求する(916)。この作業を指定画像全てに対して行い、印刷が終了するまで繰り返す(917〜920)。その後、印刷が完了すると(921)と、プリンタ904はNotifyJobStatusコマンドを発行し、これをHTTPクライアント905がPOSTメソッドを用いて配送し(922)、NotifyJobStatusのレスポンスをPOSTのレスポンスとして受け取る(923)。
【0045】
次に、通信モードが図2に示したようなインフラストラクチャモードの場合のデジタルカメラ及びプリンタの通信手順について説明する。
【0046】
図11は、インフラストラクチャモードの場合のデジタルカメラ及びプリンタの通信手順を示す図である。この場合、デジタルカメラ1101がHTTPクライアント機能を使用し、プリンタ1103がHTTPサーバ機能を使用する。ここでも、PictBridgeの規格に基づいて通信手順をネットワーク通信や無線通信に適用した場合について説明する。
【0047】
尚、ここではチャンク形式エンコーディングを使った場合の通信手順を用いて説明する。また、図11に示す例では、図2に示したアクセスポイント202とファイヤーウォール203は不図示であるが、これらを経由して通信が行われることは言うまでもない。
【0048】
まず、デジタルカメラ1101はstartJobコマンドを発行する。ここでStartJobコマンドには、どの画像の印刷をこれから開始したいのかを示す情報が含まれているものとする。そして、デジタルカメラ1101のHTTPクライアント1102は、StartJobを、POSTメソッドを用いて配送する(1111、1112)。ここで、HTTPクライアント1102は送信が終わると、プリンタ1103のHTTPサーバ1104がすぐにチャンク形式でレスポンスを返せるように、POSTメソッドによりダミーのリクエストを送信する(1113)。これにより、StartJobを受信したプリンタ1104は、どのファイルをデジタルカメラ1101よりダウンロードするかを確認し、メモリ容量に応じて受信可能なバイト数や指定ファイルのオフセット情報などを含むPartialGetFileコマンドを発行する。このPartialGetFileコマンドは、チャンク形式エンコーディングの第1のレスポンスとしてデジタルカメラ1101のHTTPクライアント1102に返信される(1114)。ここで、PartialGetFileを受信したデジタルカメラ1101は、指定ファイルを指定データサイズ分だけHTTPクライアント1102のPUTメソッドで送信し(1115)、そのレスポンスを受信する(1116)。
【0049】
一方、プリンタ1103が画像データを受信すると、印刷モジュール1105に渡し(1117)、印刷モジュール1105はそのデータを処理する。そして、次のデータを処理可能になると次のPartialGetFileを発行するように要求する(1118)。この作業を指定画像全てに対して行い、印刷が終了するまで繰り返す(1119〜1123)。その後、印刷が完了する(1124)と、プリンタ1103はNotifyJobStatusコマンドを発行し、これをチャンク形式の最後のレスポンスとして返信する(1125)。最後に、NotifyJobStatusのレスポンスを受信するために、デジタルカメラ1101のHTTPクライアント1102からPOSTメソッドが送信されるのを待つ(1126。1127)。
【0050】
このように、チャンク形式エンコーディングを使用すると、デジタルカメラとプリンタの両方にHTTPサーバ及びクライアントの機能がある場合に比べて、メッセージシーケンスが増加することが分かる。
【0051】
また、図11には示していないが、チャンク形式のレスポンスがあまりに長い間返信されないと、デジタルカメラ側でタイムアウトを起こしてしまう可能性があるため、ダミーのレスポンスを返すなどの工夫を必要とする。
【0052】
このように、第1の実施形態では、無線通信システムの特性を生かして簡便に、HTTPクライアント及びサーバの機能を実現するモジュールを判定して通信することができる。つまり、802.11規格準拠のアドホックモードでは、無線通信範囲内に存在する装置(プリンタやストレージ等)と直接通信を行うことに限定されるため、中継経路は存在しないことを利用し、通信効率の良いクライアント及びサーバの両方の機能を各装置が使用する。
【0053】
また、図2に示したような、802.11規格準拠のインフラストラクチャモードに設定されている場合は、少なくとも中継装置としてのアクセスポイントを経由して通信が行われ、ファイヤーウォールが経路上に存在することが予想されるため、デジタルカメラはクライアント機能のみを使用し、プリンタはサーバ機能のみを使用して通信する。また、インフラストラクチャモードにおいても、デジタルカメラとプリンタとの通信経路上に必ずしも双方向通信を妨げる機能を有する中継装置が存在するわけではない。もし中継装置にそのような機能がない場合は、クライアント及びサーバの両方の機能を双方の装置が使用するほうが効率が良いが、第1の実施形態では、最も簡便な方法を利用して詳細な検査を省き余計な処理を増やさないことに特徴がある。
【0054】
以上説明したように、使用者はデジタルカメラを利用してアドホックモードの直接通信では、クライアント及びサーバの両者の機能を利用して通信効率や通信の信頼性を高めることが可能となる。一方、インフラストラクチャモードの場合は、中継経路に双方向通信を不可能にするような装置がある場合に対処してクライアントのみの機能を利用して通信を行うことを可能とする。また、使用者は実際に構成されているモジュール構成を全く意識することなく利用でき、環境に応じて通信効率が向上することが可能である。また利用する通信モードにより簡便に使用するモジュールを選択できるため実現も容易である。
【0055】
[第2の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態を詳細に説明する。
【0056】
第2の実施形態では、2つの通信装置がメッセージ交換を行い、相手の情報を取得するか、もしくはエラーを検知することにより使用するモジュールの構成を切り替える場合について説明する。具体的には、デジタルカメラが実際にプリンタと通信することで、使用するモジュールを切り替える方法について説明する。
【0057】
図5は、第2の実施形態における無線通信システムの構成例を示す図である。図5に示すように、デジタルカメラ501は無線通信機能を搭載しており、無線通信機能によりアクセスポイント502を介してプリンタ503にデータ伝送を行うことが可能である。また、デジタルカメラ501はアクセスポイント502及び中継装置504を経由して有線ネットワークであるインターネット505に接続され、インターネット上に存在するプリンタ506にデータを伝送できる。尚、中継装置504は、ファイヤーウォール或いはNAT/IP Masquerade機能付きルータなど双方向通信を阻害するものであり、インターネット505との接続に必ずしも必要なものではない。
【0058】
第1の実施形態では、デジタルカメラの通信方法として無線LANを利用し、図2に示したようなインフラストラクチャモードの場合、通信をするための何らかの中継装置を経由する必要があることを判断基準として、それらが双方向通信を阻害する機能を有するものであれば、HTTPのクライアント機能のみを使用していた。しかし、図5に示すように、インフラストラクチャモードで通信する場合であっても、プリンタ503との間には中継装置は存在しないため、通信効率が良いクライアント及びサーバの両方の機能を使用することが可能である。
【0059】
一方、プリンタ506と通信する場合は、双方向通信をできなくする中継装置504が存在してしまうため、HTTPクライアントの機能のみで通信する必要が生じる。
【0060】
第2の実施形態では、印刷データを送信したいプリンタに対して何らかの通信をしてプリンタの設定情報や中継経路の特性を把握し、クライアントやサーバの機能を実現するモジュールを選択する。ここでは同じ構成形態で、異なる3つの判定処理について説明する。
【0061】
図13は、第2の実施形態におけるデジタルカメラによる第1の判定処理を示すフローチャートである。まず、ステップS1300において、デジタルカメラ501のユーザが、使用したいプリンタを選択する。ここでは、プリンタ503もしくはプリンタ506が存在し、どちらかのプリンタをデジタルカメラ501から選択する。尚、プリンタ503やプリンタ506が存在することは、予めユーザが分かっているものとするが、動的に検出する手段があれば、それを用いてもかまわない。
【0062】
次に、ステップS1301において、ステップS1300でプリンタ503、506のどちらかが選択されたとすると、その選択されたプリンタのIPアドレスを獲得する。例えば、URLでHTTP://printer506などと指定し、これに対応するIPアドレスを獲得できるものとする。もし以前にこのプリンタを使用したことがあり、既にIPアドレスがわかっている場合などは、改めてプリンタにIPアドレスを確認するための通信を行う必要はない。
【0063】
次に、ステップS1302において、デジタルカメラ501は自分のIPアドレスとNetmaskを確認し、ステップS1303において、ネットワークアドレスを生成する。そして、ステップS1304において、プリンタのIPアドレスがデジタルカメラ501のネットワークアドレスに含まれるアドレスか否かを検査する。ここで、含まれている場合はステップS1305へ進み、HTTPのクライアント及びサーバの両方の機能を使用して通信を行う。また、含まれていない場合はステップS1306へ進み、HTTPのクライアント機能だけを使用して通信を行う。
【0064】
上述した第1の判定処理では、プリンタが自分と同じネットワークに存在するか否かを確認し、もし同じネットワークに存在する場合は中継装置に双方向通信を妨げる機能がないと判定し、HTTPのクライアント及びサーバの両方の機能を使用して通信効率を上げることができる。
【0065】
図14は、第2の実施形態におけるデジタルカメラによる第2の判定処理を示すフローチャートである。まず、デジタルカメラのユーザにより、使用プリンタが選択されると、ステップS1401において、デジタルカメラ501は選択されたプリンタに対して何らかの通信を行い、ステップS1402において、プリンタにデジタルカメラ501から送信したパケットの送信元IPアドレスが何であったかをデータとして返信してもらう。
【0066】
次に、ステップS1403において、デジタルカメラ501は自分のインターフェースに割り当てられているIPアドレスを獲得し、続くステップS1404において、デジタルカメラ501はプリンタより送信された送信元IPアドレスと自分のインターフェースに現在割り当てられているIPアドレスとを比較する。もし、中継装置504にネットワークアドレス変換機能がある場合は、プリンタに到達したときのIPアドレスはデジタルカメラのIPアドレスとは異なる。ここで、二つが一致している場合はネットワークアドレス変換機能を有する中継装置が経路上に存在しないと判定し、ステップS1405へ進み、HTTPクライアント及びサーバの両方の機能を使用して通信する。また比較した二つのアドレスが異なる場合はネットワークアドレス変換機能を有する中継装置が経路上に存在すると判定し、ステップS1406へ進み、クライアント機能のみを使用して通信する。
【0067】
上述した手順を、例えばPictBridgeの制御シーケンスのなかで実行するならば、図15に示すように実行することができる。つまり、デジタルカメラ1501より発行されたprintCongiureServiceコマンドをHTTPクライアント1502のPOSTメソッドで送信する(1511)。ここで、printConfigureServiceにはプリンタのシリアル番号などデバイスの詳細情報が存在する。そして、PrintConfigureServiceのリクエストを受信したプリンタは、その返信としてプリンタのシリアル番号などデバイスの詳細情報に加え、デジタルカメラから受信したデータパケットの送信元アドレスとなるIPアドレスを付加し、printConfigureServiceのレスポンスとして返信する(1512)。これにより、デジタルカメラがこのレスポンスを受信すると、図14に示すステップS1404において、HTTPクライアント及びサーバの機能を使って通信するかどうかを判定する。
【0068】
上述した第2の判定処理では、中継装置504に双方向通信を妨げる要因の一つであるアドレス変換機能があるかどうかを積極的に検査し、アドレス変換機能が経路上にない場合はHTTPのクライアント及びサーバの両方の機能を使用して通信効率を上げることができる。またアドレス変換機能が経路上にある場合は、デジタルカメラがHTTPクライアントの機能だけを使用して通信ができなくなることを防ぐことができる。
【0069】
図16は、第2の実施形態におけるデジタルカメラによる第3の判定処理の通信手順を示す図である。まず、デジタルカメラのユーザにより、使用プリンタが選択されると、デジタルカメラ1601(図5に示すデジタルカメラ501)は、選択されたプリンタ1604(図5に示すプリンタ506)に対してprintConfigureServiceを行い、デバイスの詳細情報をHTTPクライアント1602のPOSTメソッドで交換した後(1611、1612)、プリンタ1604より通信を開始するNotifyDeviceStatusコマンドを発行し、このコマンドをプリンタ1604のHTTPクライアント1605のPOSTメソッドを用いて送信する(1613)。ここで、NotifyDeviceStatusのレスポンスが正しくデジタルカメラ1601に届く場合は、中継経路上に双方向通信を阻害する機能を有する中継装置が存在しないことを意味するため、HTTPクライアント及びサーバの両方の機能を利用して通信する。
【0070】
また、デジタルカメラ1601は、printConfigureServiceのレスポンスを受信した後、一定時間を待ったとしてもNotifyDeviceStatusを受信しない場合は、getDeviceStatusコマンドを発行し、HTTPのクライアント1602よりPOSTメソッドで送信し、プリンタ1604にnotifyDeviceStatusの通信を行った結果を問い合わせる(1615)。ここで、プリンタ1604が通信を行ったが、タイムアウトになってしまった場合は、その旨をデジタルカメラ1601に伝える(1616)。この場合は、デジタルカメラ1601はHTTPクライアントの機能だけを利用して通信する。
【0071】
上述した第3の判定処理では、中継装置504にて双方向通信が可能か否かを積極的に検査することで、もし可能な場合はHTTPのクライアント及びサーバの両方の機能を使用して通信効率を上げることができる。また可能でない場合は、デジタルカメラがHTTPクライアントの機能だけを使用して通信ができなくなることを防ぐことができる。
【0072】
[変形例]
以上説明した実施形態では、デジタルカメラとプリンタの両方にHTTPクライアントとサーバの機能を実現するモジュールが存在することを前提としたが、プリンタにはHTTPサーバの機能を実現するモジュールのみ有する構成としても良い。この場合、図15において、printConfigureServiceをデジタルカメラ1501からPOSTで送信し(1511)、プリンタ1504がそのレスポンスとしてHTTPサーバしかない旨を伝える(1512)。すると、デジタルカメラ1501は、HTTPクライアントのみの機能で通信するように判定する。
【0073】
また、通信プロトコルとしてHTTPを想定したが、クライアント−サーバ型のプロトコルであれば何でもよく、例えばFTP(File Transfer Protocol)などのプロトコルでもかまわない。
【0074】
更に、デジタルカメラとプリンタを例に説明したが、通信可能な機器であれば、コンピュータとプリンタ、コンピュータと画像保存装置(ストレージデバイス)、デジタルカメラと画像保存装置などの通信にも容易に適用することが可能である。
【0075】
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
【0076】
また、本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0077】
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0078】
このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0079】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0080】
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、通信効率を向上させるためにクライアント機能及びサーバ機能を双方の装置が利用する通信方法と、通信の信頼性を向上させるために一方の装置がクライアント機能のみ利用し、他方の装置がサーバ機能のみ利用する通信方法、をネットワーク構成に応じて適応的に切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線通信機能を用いてデータ伝送を可能とする無線通信システムの構成例を示す図である。
【図2】無線通信機能を用いてデータ伝送を可能とする無線通信システムの他の構成例を示す図である。
【図3】第1の実施形態におけるデジタルカメラの機能ブロック図である。
【図4】第1の実施形態におけるプリンタの機能ブロック図である。
【図5】第2の実施形態における無線通信システムの構成例を示す図である。
【図6】WebにおけるHTTPクライアント及びサーバの通信手順を示す図である。
【図7】HTTPクライアント及びサーバの両方の機能をPC及びプリンタが利用した場合の印刷処理における通信手順を示す図である。
【図8】PCがHTTPクライアントの機能を利用し、プリンタがHTTPサーバの機能を利用した場合の印刷処理における通信手順を示す図である。
【図9】アドホックモードの場合のデジタルカメラ及びプリンタの通信手順を示す図である。
【図10】ファイヤーウォールを介して通信が行われる通信手順を示す図である。
【図11】インフラストラクチャモードの場合のデジタルカメラ及びプリンタの通信手順を示す図である。
【図12】第1の実施形態による判定処理を示すフローチャートである。
【図13】第2の実施形態による第1の判定処理を示すフローチャートである。
【図14】第2の実施形態による第2の判定処理を示すフローチャートである。
【図15】図14に示す第2の判定処理の通信手順を示す図である。
【図16】第2の実施形態による第3の判定処理の通信手順を示す図である。
【符号の説明】
101 デジタルカメラ
102 プリンタ
201 デジタルカメラ
202 アクセスポイント
203 ファイヤーウォール
204 インターネット
205 プリンタ
301 デジタルカメラ
302 撮像部
303 撮像処理部
304 無線通信機能部
305 RF部
306 表示部
307 表示処理部
308 メモリカードI/F
309 メモリカード
310 操作部
311 システムコントローラ
312 USBI/F
313 フラッシュROM
314 オーディオI/F
315 CPU
316 ROM
317 RAM
401 プリンタ
402 プリントエンジン
403 プリント処理部
404 無線通信機能部
405 RF部
406 表示部
407 表示処理部
408 メモリカードI/F
409 メモリカード
410 操作部
411 システムコントローラ
412 USBI/F
413 フラッシュROM
414 ETHERI/F
415 CPU
416 ROM
417 RAM
501 デジタルカメラ
502 アクセスポイント
503 プリンタ
504 中継装置
505 インターネット
506 プリンタ

Claims (12)

  1. クライアントから通信を開始し、サーバが該クライアントから開始された通信に対して応答することによってクライアントとサーバ間で通信するクライアント−サーバシステムを用いて通信を行う通信装置であって、
    基地局を介して他の通信装置と通信する通信モードと、基地局を介さずに他の通信装置と直接通信する通信モードと、のいずれの通信モードで通信するかを判定する判定手段と、
    前記判定手段における判定結果に基づいて、前記通信装置が有するクライアント機能及びサーバ機能のうち、両方の機能を使用して通信相手と通信する第1の通信方法と、いずれか一方の機能を使用して通信相手と通信する第2の通信方法と、を選択する選択手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. クライアントから通信を開始し、サーバはクライアントから開始された通信に対して応答することによってクライアントとサーバ間で通信するクライアント−サーバシステムを用いて通信を行う通信装置であって、
    通信相手との通信経路上に特定機能を有する中継装置が存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段における判定結果に基づいて、前記通信装置が有するクライアント機能及びサーバ機能のうち、両方の機能を使用して通信相手と通信する第1の通信方法と、いずれか一方の機能を使用して通信相手と通信する第2の通信方法と、を選択する選択手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  3. クライアントから通信を開始し、サーバが該クライアントから開始された通信に対して応答することによってクライアントとサーバ間で通信するクライアント−サーバシステムを用いて通信を行う通信装置の通信制御方法であって、
    基地局を介して他の通信装置と通信する通信モードと、基地局を介さずに他の通信装置と直接通信する通信モードと、のいずれの通信モードで通信するかを判定する判定工程と、
    前記判定工程における判定結果に基づいて、前記通信装置が有するクライアント機能及びサーバ機能のうち、両方の機能を使用して通信相手と通信する第1の通信方法と、いずれか一方の機能を使用して通信相手と通信する第2の通信方法と、を選択する選択工程と
    を有することを特徴とする通信制御方法。
  4. 前記判定工程は、無線通信方式におけるアドホックモードか、インフラストラクチャモードかを判定することを特徴とする請求項に記載の通信制御方法。
  5. クライアントから通信を開始し、サーバが該クライアントから開始された通信に対して応答することによってクライアントとサーバ間で通信するクライアント−サーバシステムを用いて通信を行う通信装置の通信制御方法であって、
    通信相手との通信経路上に特定機能を有する中継装置が存在するか否かを定する判定工程
    前記判定工程における判定結果に基づいて、前記通信装置が有するクライアント機能及びサーバ機能のうち、両方の機能を使用して通信相手と通信する第1の通信方法と、いずれか一方を使用して通信相手と通信する第2の通信方法と、を選択する選択工程と、
    を有することを特徴とする通信制御方法。
  6. 前記中継装置はファイヤーウォール機能を有することを特徴とする請求項に記載の通信制御方法。
  7. 前記特定機能はネットワークアドレス変換機能もしくはIPマスカレード機能であることを特徴とする請求項に記載の通信制御方法。
  8. 前記判定工程は、少なくとも前記通信装置あるいは通信相手のアドレス情報に基づいて、通信相手との通信経路上に前記特定機能を有する中継装置が存在するか否かを判定することを特徴とする請求項に記載の通信制御方法。
  9. 前記判定工程は、通信相手との通信経路上でアドレス情報が変換されたか否かにより、通信相手との通信経路上に前記特定機能を有する中継装置が存在するか否かを判定することを特徴とする請求項に記載の通信制御方法。
  10. 前記判定工程は、通信相手への特定の信号に対する応答に基づいて、通信相手との通信経路上に前記特定機能を有する中継装置が存在するか否かを判定することを特徴とする請求項5に記載の通信制御方法。
  11. コンピュータに請求項3乃至請求項10の何れか一項に記載の通信制御方法の各手順を実行させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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