JP4278588B2 - 冷菓製造装置 - Google Patents
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Description
係るミックスの流出によって袋本体21の容積が減るので、密閉空間A内の空気圧力Pbも徐々に低下していくが、この冷菓の抽出時の空気圧力Pbの降下量と袋本体21から冷却シリンダ8に供給されたミックスの量(即ち、ミックス供給量)との関係は、ミックス原料袋5の袋本体21内のミックス残量の一次関数で表される。この関係を図5に示す。図5の横軸は袋本体21内のミックス残量であり、縦軸は袋本体21から冷却シリンダ8に供給されたミックス供給量を空気圧力Pbの降下量(即ち、圧力降下)で除した値、即ち、ミックス供給量/圧力降下で表される比率である。
次に、マイクロコンピュータ73は算出されたミックス供給量MSを現在保持しているミックス残量から減算することで、冷菓抽出後のミックス残量MRを算出し、保持しているミックス残量のデータを書き換える。マイクロコンピュータ73はこのミックス残量のデータに基づき、液晶表示器78で現在のミックス原料袋5内のミックス残量MRを数値で表示する。尚、係る液晶表示に限らず、点灯するランプや音で出力してもよい。その際、ミックス残量が所定値に低下した段階でランプを点灯し、或いは、音を発生させてもよく、ミックス残量に応じて点灯するランプ数を段階的に減少させたり、発生する音の数を変えても良い。使用者は係るミックス残量の出力によってミックス原料袋5内のミックスの残量を的確に認識でき、売り切れを事前に把握できる。従って、ミックス原料袋5の交換作業も迅速に行えるようになる。
一方、冷却シリンダ8から冷菓が抽出されることで、冷却シリンダ8内の空気圧力Pcも徐々に低下していくが、この冷菓抽出時の冷却シリンダ8からの冷菓の抽出速度は、空気圧力Pcの降下速度の一次関数で表される。この関係を図6に示す。図6の横軸は冷却シリンダ8内の空気圧力Pcの降下速度(所定時間(1秒間)当たりの圧力降下)であり、縦軸は冷却シリンダ8からの冷菓の抽出速度(所定時間(1秒間)当たりの抽出量)である。
尚、上述では冷却シリンダ8内の空気圧力Pcの降下速度と冷菓の抽出速度との関係から冷菓抽出量SDを算出したが、それに限らず、冷菓の抽出開始から終了までの間の空気圧力Pcの変化量から冷菓抽出量SDそのものを算出することも可能である。即ち、機器構成によっては、図7に示す如く冷菓抽出時の冷却シリンダ8からの冷菓の抽出量を、空気圧力Pcの変化量(降下幅)の一次関数で表すことも可能であるからである。そして、そのような関係から算出すれば、前述した計算よりも簡易に冷菓抽出量を算出できる。但し、前述の如く圧力の降下速度と抽出速度の関係を用いた方が、前述した逆止弁の介在などの機器構成に起因する誤差を無視できるようになると云う利点がある。
次に、マイクロコンピュータ73は算出された冷菓抽出量SDと、前述した如く算出されたミックス供給量MSとに基づき、次回のミックス供給設定時間TSを決定して書き換える。この場合、例えばマイクロコンピュータ73は今回の冷菓抽出時の冷菓抽出量SDよりミックス供給量MSが少なかった場合、次回のミックス供給設定時間TSを延長し、逆にミックス供給量MSの方が多かった場合、次回のミックス供給設定時間TSを短縮する。
尚、上述では今回の冷菓抽出量SDとミックス供給量MSから次回のミックス供給設定時間TSを決定したが、図4に示すようにミックス供給設定時間は冷菓抽出終了後に満了するので、冷菓抽出が終了した時点(取出レバー15を起こした時点)で算出された冷菓抽出量SDに基づき、当該冷菓抽出量SDとミックス供給量MSとが一致するようにそのときのミックス供給設定時間TSを決定してもよい。
ここで、冷菓のオーバーランはオーバーラン調整スイッチ76を操作することにより、使用者の好みに合わせて調整することができる。この場合、マイクロコンピュータ73は、オーバーラン調整スイッチ76によりオーバーランを上げる操作が成された場合、前述したミックス供給設定時間TSが冷菓抽出量SDとミックス供給量MSとが一致する時間よりも短くなるように補正設定する。これにより、冷菓抽出量SDに対してミックス供給量MSが少なくなるので、冷菓のオーバーランは上がることになる。
尚、ミックス供給設定時間TSによって冷菓のオーバーランを調整する方法としては上記の他に、マイクロコンピュータ73によるミックス供給量MSの算出値が実際の供給量と異なるように補正設定することでも可能である。その場合は、オーバーラン調整スイッチ76によりオーバーランを上げる操作が成されると、マイクロコンピュータ73によるミックス供給量MSの算出値が実際の供給量よりも多くなる方向で補正される。それにより、ミックス供給設定時間TSは実際の供給量に対応する時間よりも短くなる方向で補正されるので、オーバーランは上がることになる。
また、冷菓のオーバーランを調整する方法としては上記ミックス供給時間TSを補正する代わりに、ビータモータ12がコンプレッサ18よりも遅れて停止する遅延時間を変更する方法もある。その場合、マイクロコンピュータ73はオーバーラン調整スイッチ76によりオーバーランを上げる操作が成されると、コンプレッサ18が停止してからビータモータ12が停止するまでの遅延時間を延長する。これにより、冷却シリンダ8内の冷菓は冷却終了後比較的長い時間ビータ10により撹拌されることになるので、それに含まれる空気量が増大し、オーバーランは上がることになる。
ここで、マイクロコンピュータ73は上述した如く冷菓抽出量SDとミックス供給量MSに基づくミックス供給制御を行うものであるが、算出にはどうしても多少の誤差が発生する。係る誤差が長期間に渡って蓄積されていくと、状況によっては冷却シリンダ8内においてミックス不足が発生する場合がある。このようなミックス不足が発生すると、冷却シリンダ8は過冷却される状況となるので、冷却シリンダ8の温度は異常に低下していく。
また、冷却シリンダ8から冷菓が頻繁に抽出されると、前述の如くミックス原料袋5の袋本体21からミックスを供給する制御を行っていても、ミックスの供給が間に合わなくなる場合がある。そこで、マイクロコンピュータ73は冷菓の抽出間隔によってミックス供給設定時間TSを変更する。図8に係る制御のフローチャートを示す。
次に、閉店時には冷却シリンダ8内の冷菓を解凍・殺菌する加熱殺菌が行う。使用者がコントロールパネル74に設けられた図示しない加熱殺菌スイッチを操作すると、マイクロコンピュータ73は冷却装置Rのコンプレッサ18を運転し、且つ、四方弁19を切り換えて加熱殺菌運転を開始する。この加熱殺菌運転では、コンプレッサ18から吐出された高温のガス冷媒が前記凝縮器20や減圧装置を介さずに直接シリンダ冷却器11に供給される。これにより、冷却シリンダ8は加熱されて内部の冷菓(ミックス)は解凍され、殺菌されることになる。
SM 冷菓製造装置
1 本体
2 保冷庫
2A 庫内
3 断熱扉
5 ミックス原料袋
7 袋加圧パイプ(袋加圧通路)
8 冷却シリンダ
9 ミックス入口
21 袋本体
23 外層体
27 エアーポンプ(空気圧縮装置)
34 ミックス原料チューブ(ミックス供給通路)
47 シリンダ圧力センサ
51 エアー回路
52 三方弁
53 袋圧力センサ
54、56、61 逆止弁
57 Y型混合器
73 マイクロコンピュータ(制御手段)
Claims (2)
- ミックスを撹拌しながら冷却することにより冷菓を製造する冷却シリンダと、
ミックスが収納された可撓性を有する袋本体、及び、該袋本体の外側に設けられて当該袋本体との間に密閉空間を形成可能とされた可撓性を有する外層体とから成るミックス原料袋を保冷する保冷庫と、
空気圧縮装置と、
前記ミックス原料袋の袋本体から前記冷却シリンダにミックスを供給するためのミックス供給通路と、
前記空気圧縮装置にて生成された圧縮空気を前記ミックス原料袋の外層体と袋本体との間に供給するための袋加圧通路と、
前記圧縮空気を前記冷却シリンダ内に供給するための空気供給通路と、
前記ミックス原料袋の外層体と袋本体との間の密閉空間内の空気圧力を検出するための袋圧力検出手段と、
前記冷却シリンダ内の空気圧力を検出するためのシリンダ圧力検出手段と、
前記空気圧縮装置を制御する制御手段とを備え、
該制御手段は、前記シリンダ圧力検出手段の出力に基づいて前記冷却シリンダからの冷菓抽出量を算出し、前記袋圧力検出手段の出力に基づいて前記袋本体から前記冷却シリンダへのミックス供給量を算出し、これら算出された冷菓抽出量とミックス供給量とに基づいて前記冷却シリンダへのミックスの供給を制御すると共に、
前記冷却シリンダからの冷菓の抽出間隔に応じて、前記冷却シリンダに供給するミックスの量を調整することを特徴とする冷菓製造装置。 - 前記制御手段は、前記冷却シリンダからの冷菓の抽出間隔が所定時間以内の場合、前記冷却シリンダに供給するミックスの量を増大させることを特徴とする請求項1の冷菓製造装置。
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JP2004235387A JP4278588B2 (ja) | 2004-08-12 | 2004-08-12 | 冷菓製造装置 |
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