JP4277980B2 - Pneumatic tire - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、操縦安定性を向上するようにした空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
トレッド部にベルト層を配置した空気入りタイヤにおいて、ベルト層外周側にタイヤ周方向に配列したナイロンコードなどの補強コードをゴム層に埋設したベルトカバー層を設け、高速走行時の遠心力によるベルト層の競り上がりを抑制し、タイヤの高速耐久性を高めるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−59715号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、高速道路の普及により、一般のドライバーが高速走行する機会が多くなってきている。高速道路で高速走行中に事故が発生すると大惨事につながることが多く、そのような事故をより減らすため、操縦安定性の改善が欠かせない。
【0005】
本発明は、ベルトカバー層を設けた空気入りタイヤにおいて、操縦安定性を向上することが可能な空気入りタイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、トレッド部の両ショルダー部間にわたって延在し、かつタイヤ周方向に対して傾斜配列した補強コードをゴム層に埋設したベルト層の外周側に、タイヤ周方向に配列した補強コードをゴム層に埋設した少なくとも1層のベルトカバー層を配置した空気入りタイヤにおいて、前記ベルト層に隣接する最内側のベルトカバー層の少なくとも一部の補強コードを、該補強コードから最内側のベルトカバー層の外周面までの距離t1と内周面までの距離t2がt1>t2となるように前記ゴム層に埋設し、かつ、前記ショルダー部で、前記最内側のベルトカバー層の補強コードと該最内側のベルトカバー層に隣接するベルト層の補強コードとの距離dを0.2〜0.6mmの範囲にしたことを特徴とする。
【0007】
上述した本発明によれば、ベルトカバー層の補強コードをベルト層に近づけることで、ベルト層とベルトカバー層の補強コード間隔を狭くしてこの層間に作用する剪断変形を抑制することができるため、コーナリングパワーの増大が可能になり、その結果、操縦安定性の向上が可能になる。また、高速走行時の遠心力によるベルト層の競り上がり抑制効果が増加し、高速耐久性を改善することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】
図1は本発明の空気入りタイヤの一例を示し、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。
【0010】
タイヤ内側には左右のビード部3間に2層のカーカス層4が装架され、その両端部がビード部3に埋設したビードコア5の周りに、ビードフィラー6を挟み込むようにしてタイヤ内側から外側に折り返されている。トレッド部1のカーカス層4外周側には2層のベルト層7A,7Bが設けられている。
【0011】
2層のベルト層7A,7Bは、トレッド部1の両ショルダー部1S間にわたって延在している。各ベルト層7A,7Bは、タイヤ周方向に対して傾斜配列した補強コードfをゴム層8に埋設して構成され(図2参照)、内側のベルト層7Aの補強コードfと外側のベルト層7Bの補強コードfは、タイヤ周方向に対する傾斜方向を逆向きにて交差している。
【0012】
外側のベルト層7Bの外周側には、タイヤ周方向に略沿って配列した有機繊維コードや金属コードからなる補強コードeをゴム層9に埋設した1層のベルトカバー層10が配置されている(図2参照)。ベルト層7Bに隣接するベルトカバー層10は、ショルダー部1Sにおいて、補強コードeからベルトカバー層10の外周面10aまでの距離t1と内周面10bまでの距離t2が、t1>t2となるようにして補強コードeをゴム層9に埋設してあり、補強コードeから内周面10bまでのゴム厚さを外周面10aまでのゴム厚さより薄くし、補強コードeをベルト層7Bに接近するように偏らせた配置にしている。センター部1Cは、従来と同様にt1=t2になっている。このようなベルトカバー層10は、タイヤ製造工程において、配列した補強コードeの両側を厚さが上記に対応して変化する未加硫の2枚のゴムカバー材で挟みこむことにより容易に成形することができる。
【0013】
上述した本発明では、ショルダー部1S等において、ベルトカバー層10の補強コードeをt1>t2となるようにゴム層9に埋設し、ベルト層7Bに近づけることにより、ベルト層7Bの補強コードfとベルトカバー層10の補強コードeとの間のゴム間隔を狭くしてこの層間に作用する剪断変形を抑制することができる。そのため、コーナリングパワーを増大させることができるので、操縦安定性を改善することができる。また、高速走行時の遠心力によるベルト層7A,7Bの競り上がり抑制効果が増加し、高速耐久性の向上も可能になる。
【0014】
本発明において、距離t1としては、0.5〜1.0mmの範囲にすることができる。距離t1が0.5mm未満であると、トレッド部1の溝底のゴム厚さが薄くなり、耐久性が悪化する。逆に1.0mmを超えると、操縦安定性を効果的に改善することが難しくなる。
【0015】
距離t2としては、0.1〜0.5mmの範囲にするのがよい。距離t2が0.1mm未満であると、コードeとコードfが接触して耐久性が低下する。逆に0.5mmを超えると、層間の剪断変形を効果的に抑制することが難しくなる。
【0016】
また、ショルダー部1Sにおけるベルトカバー層10の補強コードeと隣接するベルト層7Bの補強コードfとの距離dとしては、0.2〜0.6mmの範囲にすることが重要である。距離dが0.2mm未満であると、コードeとコードfが接触しやすくなり耐久性が低下する。逆に0.6mmを超えると、層間の剪断変形を効果的に抑制することが難しくなる。
【0017】
トレッド部1のセンター部1Cにおけるベルトカバー層10の補強コードeは、図3に示すように、t1<t2となるようにゴム層9に埋設し、補強コードeから内周面10bまでのゴム厚さを外周面10aまでのゴム厚さより厚くするのが乗心地性の点からよい。
【0018】
好ましくは、更にセンター部1Cにおけるベルトカバー層10(のゴム層9)の肉厚をショルダー部1よりも厚くするのがよい。このようにセンター部1Cの厚さを厚くしたベルトカバー層10は、ベルト層側となる薄いゴムカバー材と外側となる厚いゴムカバー材で補強コードeを挟み込んでベルトカバー材本体とし、そのベルトカバー材本体のセンター部に別のゴムカバー材をベルト層側となるように配置することで、容易に成形することができる。
【0019】
センター部1Cにおけるベルトカバー層10の補強コードeとベルト層7Bの補強コードfとの距離dとしては、0.6〜1.5mmの範囲にすることができる。距離dが0.6mmより小さいと、乗心地性の改善効果を得ることが難しくなる。逆に1.5mmより大きいと、コーナリングパワーが低下し、操縦安定性が悪化する。
【0020】
トレッド部1のセンター部1Cで上記のようにt1<t2にする場合、センター部1Cからショルダー部1Sに向かうにつれて距離dを小さくするのが、乗心地と操縦安定性の両立の点から好ましい。
【0021】
上記実施形態では、ベルトカバー層10を1層設けた空気入りタイヤの例を示したが、複数のベルトカバー層10を有するものであってもよく、少なくとも1層のベルトカバー層10を配置した空気入りタイヤであればよい。複数のベルトカバー層10を設けた場合には、ベルト層7Bに隣接する最内側のベルトカバー層の補強コードを上記のように規定するものとする。
【0022】
また、乗心地性を従来と同等以上にするため、センター部1Cでは、ベルトカバー層10の補強コードeをt1>t2となるようにしなかったが、乗心地性を考慮しない場合には、センター部1Cにおいてもベルトカバー層10の補強コードeをt1>t2となるようにゴム層9に埋設することができる。
【0023】
本発明は、特に乗用車用の空気入りタイヤに好ましく用いることができるが、当然のことながらそれに限定されない。
【0024】
【実施例】
タイヤサイズを205/65R15、タイヤ構造を図1で共通にし、ベルトカバー層の補強コードの外周面までの距離t1と内周面までの距離t2、及びベルトカバー層とベルト層の補強コード間の距離dを表1のようにした本発明タイヤ1,2と従来タイヤをそれぞれ作製した。なお、ベルトカバー層の補強コードには、ナイロンコードを使用した。
【0025】
これら各試験タイヤをリムサイズ6JJ×15のリムに装着し、空気圧を200kPa にして、以下に示す測定方法により、操縦安定性、高速耐久性、及び乗心地性の評価試験を行ったところ、表1に示す結果を得た。
【0026】
操縦安定性
各試験タイヤを排気量2500ccの乗用車に取り付け、テストコースにおいて5人のドライバーによる官能試験を実施し、各ドライバーが従来タイヤを3とする5段階で評価した。その結果を5人の平均値で示す。この値が大きいほど、操縦安定性が優れている。
【0027】
高速耐久性
各試験タイヤをドラム試験機に取り付け、負荷荷重5.8kN、速度を210km/hから30分ごとに8km/hずつ増加させる条件下でタイヤが破壊するまでの走行距離を測定し、その結果を従来タイヤを100とする指数値で評価した。この値が大きいほど、高速耐久性が優れている。
【0028】
乗心地性
各試験タイヤを排気量2500ccの乗用車に取り付け、テストコースにおいて5人のドライバーによる官能試験を実施し、各ドライバーが従来タイヤを3とする5段階で評価した。その結果を5人の平均値で示す。この値が大きいほど、乗心地性が優れている。
【0029】
【表1】
【0030】
表1から、本発明タイヤは、操縦安定性と高速耐久性を改善できることがわかる。また、センター部において、t1<t2にし、かつ肉厚を厚くした本発明タイヤ2は、更に乗心地性を改善できることがわかる。
【0031】
【発明の効果】
上述したように本発明は、ベルト層に隣接するベルトカバー層の補強コードを、補強コードからベルトカバー層外周面までの距離t1と内周面までの距離t2がt1>t2となるようにして配置したので、コーナリングパワーを増大させて操縦安定性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一実施形態をタイヤ子午線断面で示す要部断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】トレッド部のセンター部におけるベルトカバー層の好ましい例を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 トレッド部 1C センター部
1S ショルダー部 2 サイドウォール部
3 ビード部 4 カーカス層
7A,7B ベルト層 8,9 ゴム層
10 ベルトカバー層 10a 外周面
10b 内周面 f,e 補強コード[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pneumatic tire, and more particularly, to a pneumatic tire that improves steering stability.
[0002]
[Prior art]
In a pneumatic tire with a belt layer on the tread, a belt cover layer is provided on the outer periphery of the belt layer, in which a reinforcing cord such as a nylon cord arranged in the tire circumferential direction is embedded in the rubber layer, and the belt is caused by centrifugal force during high-speed running The auction of the layers is suppressed, and the high-speed durability of the tire is increased (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-59715
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in recent years, with the widespread use of expressways, general drivers have increased opportunities to travel at high speed. If an accident occurs on a highway at high speed, it often leads to a catastrophe. To reduce such accidents, it is essential to improve steering stability.
[0005]
It is an object of the present invention to provide a pneumatic tire that can improve steering stability in a pneumatic tire provided with a belt cover layer.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention for achieving the above object is provided in the tire circumferential direction on the outer circumferential side of the belt layer in which the reinforcing cords extending between the shoulder portions of the tread portion and inclined with respect to the tire circumferential direction are embedded in the rubber layer. In the pneumatic tire in which at least one belt cover layer in which the arranged reinforcing cords are embedded in the rubber layer is arranged, at least a part of the reinforcing cords of the innermost belt cover layer adjacent to the belt layer is separated from the reinforcing cords. The innermost belt cover layer is embedded in the rubber layer so that the distance t1 to the outer peripheral surface of the innermost belt cover layer and the distance t2 to the inner peripheral surface satisfy t1> t2 , and at the shoulder portion, the innermost belt cover layer The distance d between the reinforcing cord of the belt and the reinforcing cord of the belt layer adjacent to the innermost belt cover layer is in the range of 0.2 to 0.6 mm .
[0007]
According to the present invention described above, since the reinforcement cord of the belt cover layer is brought close to the belt layer, the distance between the reinforcement cords of the belt layer and the belt cover layer can be narrowed to suppress the shear deformation acting between the layers. The cornering power can be increased, and as a result, the steering stability can be improved. In addition, the effect of suppressing the auction of the belt layer due to the centrifugal force during high-speed traveling increases, and high-speed durability can be improved.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the configuration of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0009]
FIG. 1 shows an example of the pneumatic tire of the present invention, where 1 is a tread portion, 2 is a sidewall portion, and 3 is a bead portion.
[0010]
Two carcass layers 4 are mounted between the right and left bead portions 3 on the inner side of the tire, and both ends of the carcass layer 4 are placed from the inner side of the tire so that the bead filler 6 is sandwiched around the
[0011]
The two belt layers 7 </ b> A and 7 </ b> B extend between the shoulder portions 1 </ b> S of the tread portion 1. Each
[0012]
On the outer peripheral side of the
[0013]
In the present invention described above, the reinforcement cord e of the
[0014]
In the present invention, the distance t1 can be in the range of 0.5 to 1.0 mm. When the distance t1 is less than 0.5 mm, the rubber thickness at the groove bottom of the tread portion 1 becomes thin, and the durability deteriorates. On the other hand, if it exceeds 1.0 mm, it is difficult to effectively improve the steering stability.
[0015]
The distance t2 is preferably in the range of 0.1 to 0.5 mm. When the distance t2 is less than 0.1 mm, the cord e and the cord f come into contact with each other and durability is lowered. Conversely, if it exceeds 0.5 mm, it becomes difficult to effectively suppress shear deformation between layers.
[0016]
Further, it is important that the distance d between the reinforcing cord e of the
[0017]
As shown in FIG. 3, the reinforcing cord e of the
[0018]
Preferably, the thickness of the belt cover layer 10 (the rubber layer 9) in the
[0019]
The distance d between the reinforcing cord e of the
[0020]
When t1 <t2 as described above in the
[0021]
In the above-described embodiment, an example of a pneumatic tire provided with one
[0022]
In addition, in order to make the riding comfort equal to or higher than the conventional one, the reinforcing cord e of the
[0023]
The present invention can be preferably used particularly for a pneumatic tire for a passenger car, but is not limited thereto.
[0024]
【Example】
The tire size is 205 / 65R15, the tire structure is the same in FIG. 1, the distance t1 to the outer peripheral surface of the reinforcement cord of the belt cover layer and the distance t2 to the inner peripheral surface, and between the reinforcement cords of the belt cover layer and the belt layer Invention tires 1 and 2 and a conventional tire having a distance d as shown in Table 1 were prepared. A nylon cord was used as the reinforcing cord for the belt cover layer.
[0025]
When each of these test tires was mounted on a rim having a rim size of 6JJ × 15 and the air pressure was set to 200 kPa, an evaluation test of steering stability, high-speed durability, and riding comfort was performed according to the following measurement methods. The result shown in was obtained.
[0026]
Steering stability Each test tire was attached to a passenger car with a displacement of 2500 cc, and a sensory test was conducted by five drivers on the test course. The result is shown by the average value of five people. The larger this value, the better the steering stability.
[0027]
High-speed durability Each test tire is attached to a drum tester, and the running distance until the tire breaks is measured under the condition that the load is 5.8 km and the speed is increased from 210 km / h by 8 km / h every 30 minutes. The result was evaluated by an index value where the conventional tire was 100. The higher this value, the better the high speed durability.
[0028]
Ride comfort Each test tire was attached to a passenger car with a displacement of 2500 cc, a sensory test was conducted by five drivers on the test course, and each driver was evaluated in five stages, with 3 conventional tires. The result is shown by the average value of five people. The larger this value, the better the ride comfort.
[0029]
[Table 1]
[0030]
From Table 1, it can be seen that the tire of the present invention can improve steering stability and high-speed durability. It can also be seen that the tire 2 of the present invention in which t1 <t2 and the wall thickness is increased in the center portion can further improve riding comfort.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the reinforcement cord of the belt cover layer adjacent to the belt layer is set such that the distance t1 from the reinforcement cord to the outer peripheral surface of the belt cover layer and the distance t2 from the inner peripheral surface satisfy t1> t2. Since it is arranged, the cornering power can be increased and the steering stability can be improved.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a cross-sectional view of an essential part showing an embodiment of a pneumatic tire of the present invention in a tire meridian cross section.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view of a main part of FIG.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of a main part showing a preferred example of a belt cover layer in a center portion of a tread portion.
[Explanation of symbols]
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