JP4275827B2 - デジタル画像データの処理方法及び処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般的に画像処理に関し、更に詳細には、カラー原稿のデジタル表示を圧縮するための技法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
高解像度で走査された原稿は非常に大量の記憶空間を必要とする。データのボリュームを減少させ、これによりデータの記憶に関連する高コストを回避するために、データは、そのまま保存されるのではなく、ある形式のデータ圧縮を施されるのが典型的である。レンペル−ジブ(Lempel-Ziv、LZ)のような「非損失性の(lossless)」圧縮法は、走査ピクセルマップにあまりよく作用しない(走査ピクセルマップに対して十分に性能を発揮しない)。JPEGのような「損失性の(lossy)」圧縮法は連続トーンのピクセルマップにかなりよく作用するが、テキストを含むページの部分にはあまりよく作用しない。画像データの圧縮を最適化するために、圧縮されているデータのタイプを認識できる技法が必要とされる。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は、MRCフォーマットを用いて、カラー画像データをセグメント化し、次に圧縮することに関する。本発明のセグメント化の実施例は、データが後で圧縮されるべき方法に基づいて、原画像データを2つのプレーンに分離することに関する。圧縮の実施例は、セグメント化されたプレーン上のデータを適切な技法を用いて圧縮することに関する。圧縮されたプレーンは次に、最終的な出力画像を生成するために結合される。圧縮技法は、画像全体に対して1つのセレクタプレーンを有する(イメージワイズセグメンテーション)か、あるいはセパレーションごとに1つのセレクタプレーンを有する(セパレーションワイズセグメンテーション)であろう。
【0004】
本発明の1つの実施例では、原稿のピクセルマップ表示を圧縮する方法が開示されており、方法は、原稿の第1画像データサブセットのためのカラー信号を含む第1画像プレーンを原稿のピクセルマップ表示から作成するステップと、原稿の第2画像データサブセットのための画像信号を含む第2画像プレーンを原稿のピクセルマップ表示から作成するステップと、原稿の圧縮ピクセルマップ表示を伸長する際に第1サブセット信号と第2サブセット信号との間で選択するセレクタプレーンを原稿のピクセルマップ表示から作成するステップと、セレクタマップに含まれるデータに基づいて第1画像プレーン及び第2画像プレーンを前処理するステップと、を含む。
【0005】
本発明のもう1つの実施例では、原稿のピクセルマップ表示を処理するための装置が開示されており、原稿の第1画像データサブセットのためのカラー信号を含む第1画像プレーンを原稿のピクセルマップ表示から作成するための手段と、原稿の第2画像データサブセットのための画像信号を含む第2画像プレーンを原稿のピクセルマップ表示から作成するための手段と、原稿の圧縮ピクセルマップ表示を伸長する際に第1サブセット信号と第2サブセット信号との間で選択するセレクタプレーンを原稿のピクセルマップ表示から作成するための手段と、セレクタマップに含まれるデータに基づいて第1画像プレーン及び第2画像プレーンを前処理するための手段と、を含む。
【0006】
本発明の更にもう1つの実施例では、原稿画像を圧縮するための方法ステップを実行するために装置機械によって実行可能な命令プログラムを実体的に具体化するプログラム記憶装置が開示される。方法ステップは、原稿の第1画像データサブセットのためのカラー信号を含む第1画像プレーンを原稿のピクセルマップ表示から作成するステップと、原稿の第2画像データサブセットのための画像信号を含む第2画像プレーンを原稿のピクセルマップ表示から作成するステップと、原稿の圧縮ピクセルマップ表示を伸長する際に第1サブセット信号と第2サブセット信号との間で選択するセレクタプレーンを原稿のピクセルマップ表示から作成するステップと、セレクタマップに含まれるデータに基づいて第1画像プレーン及び第2画像プレーンを前処理するステップと、を含む。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は複合画像に含まれる様々なタイプのデータを別々に処理するための方法及び装置に関する。本発明はミックスト(混合)ラスタコンテント(MRC)技法で記述されるが、本発明が他の方法及び装置による使用に適合でき、従って、本発明がこの記述に限定されないことを当業者は認識するであろう。ここに記述される技法は、ファクシミリ装置及び画像記憶装置などのカラー原稿の記憶または送信に必要とされる様々な装置における使用に適する。カラー原稿の処理が好適だが、同様の画像処理概念がグレースケール白黒原稿に適用され、その結果、カラー原稿に関して記述される本発明の部分はグレースケール原稿にも同様に適用できることに注意すべきである。
【0008】
カラー画像は、典型的には、「セパレーション」に分割されると記述される。プリンタやコンピュータモニタなどのカラー出力装置は、典型的には、独立した数個のカラーソースのみを用いてデータを出力する。これらのソースから得られる着色剤またはカラー信号は、次に、装置を用いて表現できる全色域を生成するために互いにブレンドされる。装置依存性プリンタの色空間では、シアン、マゼンタ、黄、及び黒は、カラープリンタで最もよく使用される個々の着色剤である。これらの着色剤セパレーションは、典型的には、ラベル(付き)C、M、Y及びKである。CIE L*a*b*などの多数の装置独立性の色空間も存在し、セパレーションは、明度、ラベルL*と、赤対緑の相対量、ラベルa*と、黄対青の相対量、ラベルb*と、である。
【0009】
ピクセルマップは、ページ上の不連続の各場所が、その場所における色を示す値、あるいはグレースケール原稿の場合には画像がどのくらい明るい又は暗いかを示す値、の光信号を放出する画素又は「ピクセル」を含むものである。当業者が認識するように、ほとんどのピクセルマップは不連続整数のセットから取られる値を有する。例えば、カラー原稿のためのピクセルマップでは、個々のセパレーションはデジタル値として表現されることが多く、0から255の範囲であることが多い。ここで、0は着色剤がない(即ち、CMYKセパレーションが使用される場合)か、あるいは輝度−色光度セパレーションが使用される場合には範囲内の最低値を表す。
【0010】
L*a*b*輝度−色光度の色空間では、0L*値は光が存在しない(即ち、その位置が完全に黒色である)ことを意味し、a*=0は赤も緑も存在しないことを意味し、b*=0はスポットが青でも黄でもないことを意味する。a*=0及びb*=0の両方は、スポットがグレー(黒と白の間のどこか)であることを意味する。整数空間で表現される場合、L*、a*及びb*は、典型的には、表示可能な値の範囲に合うようにスケーリング及び変換される。この場合には、a*=b*=0は実際にはその範囲の中間点でこれらの値で表現されるが、a*=0は緑を表現するために使用され、b*=0は青を表現するために使用される。
【0011】
従って、255は、着色剤の最大量(CMYKでは)、又は範囲の最高値(L*a*b*では、それぞれ、白、赤、及び黄の最高の明るさ)を表現する。グレースケールのピクセルマップでは、これは、典型的には、0(黒では)から255(可能な限り最も白いトーンでは)の範囲のピクセル値へ変換される。本発明の一般に好ましい実施例で重要なピクセルマップは、ラスタライズ又はRIP化された画像の表示である。即ち、典型的には、ポストスクリプトなどのペ−ジ記述言語によって表現される電子原稿をラスタ画像へ変換するためにラスタ画像処理装置(RIP)を用いて作成される画像である。本発明は、「走査された」画像―デジタルスキャナを用いて物理媒体から反射された光をデジタル化することによって作成される画像の表示にも適用できる。ビットマップという用語は、ピクセルが1又は0の2つの値のうちの1つをとることができる2値ピクセルマップを意味するために使用される。
【0012】
ここでMRCフォーマットの更に詳細な説明のために図面を参照すると、カラー又はグレースケール原稿を表現するピクセルマップ10は、好ましくは、図1に示されるように、3プレーンページフォーマットに分解される。原稿フォーマットは、典型的には、上位プレーン12、下位プレーン14、及びセレクタプレーン16から構成される。上位プレーン12及び下位プレーン14は、原画像データを記述するピクセルを含む。原画像のピクセルは、そのうちの幾つかが上位プレーン12に配置され、残りが下位プレーン14に配置されるように、予め定義された基準に基づいて分離される。セレクタプレーン16はオリジナルピクセルマップ10のすべてのピクセルを追跡し、すべてのピクセルを上位プレーン12又は下位プレーン14のいずれかの上の正確なスポットにマッピングする。
【0013】
上位及び下位プレーンは、典型的には、オリジナルピクセルマップ10と同一のビット深さ及びカラー数で記憶されるが、解像度は低下し得る。セレクタプレーン16はビットマップとして作成及び記憶される。「上位」及び「下位」という用語はデータが属するプレーンを記述するために使用されるが、本発明を特定の配列又は構成に制限するものではないことを認めることが重要である。更に、どちらのプレーンも実際には上面でも下面でもない(即ち、並んでいる)ように両方のプレーンが配置されることになる構成で、本発明を実行することも可能である。
【0014】
処理の後、3つ全てのプレーンは、その中にあるデータのタイプに適した方法を用いて圧縮される。例えば、上位プレーン12及び下位プレーン14は、JPEG等の損失性圧縮技法や、あるいはレンペル−ジブ(即ち、gzip)又はCCITT−G4等の非損失性圧縮技法を用いて圧縮及び記憶できる。セレクタプレーン16は、非損失性圧縮フォーマットを用いて圧縮及び記憶できる。カラー原稿の意図された使用に適切な他のフォーマットを用いてプレーンを圧縮及び記憶することは、当業者には明白であろう。例えば、カラーファクシミリ界では、使用される特定の圧縮フォーマットは、ファクシミリデータ送信のために承認されたフォーマット(MMR、MR、MH、JPEG、JBIG等)のうちの1つでなければならないので、セレクタプレーン16のためにグループ4(MMR)が使用されるのが好ましいであろう。
【0015】
ここで図2を参照して、本発明では、デジタル画像データは上記のようにMRC技法の間に処理される。カラーピクセルマップ10は、重なった多数のセパレーションから構成される。ここで、個々のセパレーションはそれぞれ、デジタル画像に異なる波長範囲の光のスペクトルパワーを分配する。本発明の1つの実施例では、これらの個々のセパレーションは、ハードコピー出力印刷装置において、シアン102、マゼンタ104、黄106及び黒108の着色剤を供給する。本発明はプリンタがこれらの4つの着色剤を提供するような機構に関連して以下に説明されるが、当業者は他の実施例も可能であることを認めるであろう。例えばもう1つの実施例では、個々のセパレーションは、赤、緑、及び青色の光信号をビデオモニタの蛍光体から放出する。更にもう1つの実施例では、着色剤は、輝度並びに赤対緑及び黄対青の相対量を表現する信号に依存するように、ハードコピー出力印刷装置で供給される。更には、本発明はここでは4つの着色剤セパレーションを用いて説明されるが、当業者は、装置の制限によって、ピクセルマップ10が分割されるセパレーションの数は変更され得ることを認めるであろう。普通の当業者によって等価あるいは容易に適合可能と認められるであろう代替物及びその他の物を全て包含することが意図される。
【0016】
本発明は、まず、重なったセパレーションを個々の着色剤セパレーション102,104,106、及び108へ分割することを必要とする。例示のため、水平、垂直、及び対角ラインは、各セパレーションのための波長範囲(色)を表現する。ピクセルマップ10は好ましくは走査画像を表すので、画像、従ってその中に含まれる各セパレーション102−108は、不連続位置でセパレーションに分散された光強度信号から構成される。さらに、光信号は、これらの不連続位置(「画素」、「ピクセル」又は「ペル」と称される)のそれぞれから、そのセパレーションの対応する位置で原画像から反射されている光の大きさを示す強度レベルで放出される。
【0017】
ここで図3を参照して、本発明は、シアン着色剤セパレーション102の処理に関連して以下に記述されるであろう。プロセスはセパレーション104−108についても同一であり、記述はこれらのセパレーションにも同様に適用できる。典型的なMRC方式では、セパレーション102は2つのプレーンに区分される。本発明では、ピクセルがどのプレーンに配置されるかを決定するためのクライテリア(基準)は、ピクセルが最もよく圧縮される方法である。従って、セパレーション102は2つのプレーン、1つの非損失性プレーン224及び1つの損失性プレーン222へ分割される。更に詳細には、各セパレーションのピクセルは、適用されるべき圧縮のタイプに基づいて「損失性(損失のある)」又は「非損失性(損失のない)」として分類される。与えられたレベルの品質に対してより高い圧縮率で損失なしに圧縮される信号(ピクセル)は「非損失性」と呼ばれ、残りのピクセルは「損失性」と呼ばれる。
【0018】
一般的に言って、損失性圧縮は、残っているデ−タのボリュームを実質的に減少させるプロセスである。データを減少させる能力のために、可能な限りいつも損失性圧縮技法を適用するのが望ましい。あいにく、このような大量のデータ減少の発生は、大量の画像形成情報が失われることも意味する。これは、画像形成の正確さが大幅に減少されることを意味することが多い。絵データは、典型的には損失性圧縮のあとも十分に残存するデータの1つのタイプである。
【0019】
テキストや単一の光強度の信号で覆われたページの広域は、典型的には損失なしにより良く圧縮するデータのタイプである。強いエッジ―2つの一定の色の領域間の鮮明な切れ目―を含む領域は、損失性圧縮がなされた場合に受容できる画質を提供するためには非常に低い圧縮率を要求する。一定の色だけを含む―エッジが全くない―領域、又は滑らかなグラデーションのみを含む領域は、どちらの技法を用いても非常に良く圧縮し、アーティファクトなしに最大限の圧縮率を提供する。非損失性圧縮で達成可能な最も高い圧縮率は損失性圧縮技法よりも一般的に高いので、これらの領域で利用可能な高圧縮を活用するために、非損失性圧縮が好まれる。
【0020】
損失性信号プレーン222は、損失性であると分類されたピクセルのために指定された場所である。残りのピクセルは非損失性信号プレーン224に指定される。セパレーション102を見ると、言い換えると、損失性プレーン222は、損失性圧縮が受容可能であり所望されることが決定されたピクセルを含むであろう。残りのピクセルは非損失性プレーン224に配置されるであろう。損失性プレーン222に配置されるピクセルは、セパレーション102で存在していた位置に直接対応するプレーン222上の位置に配置される。残りのピクセルは次に、右から左及び上から下に移動する連続的な順番で、プレーン224に配置される。
【0021】
図4は本発明の1つの実施例で進行されるステップの連続的な順番を示すフローチャートを含む。ステップ310に示されるように、プロセスは、オリジナルピクセルマップ10を個々のセパレーション102−108に分割することによって開始される。ステップ320に示されるように、各セパレーションは次に、2つのプレーンに区分される。上述したように、これらの2つのプレーンは、損失なしに最も良く圧縮されるピクセルを含むプレーン224と、損失のある圧縮がされるべきピクセルを含むプレーン222と、である。また、セレクタプレーン16は、オリジナルプレーンマップ10が区分されるときに各ピクセルの位置を追跡するために、ステップ330に示されるように生成される。プレーンは次に、ステップ340及び350に示されるように独立して圧縮される。
【0022】
さて図5を参照して、オリジナルピクセルマップ10の内容がブロック402に示され、文字a、c、f、i、j、k、m、及びpで示される画像データが損失性の圧縮のあとも十分に残存するであろうと仮定する。これらの環境下ではデータは図面に示されるように損失性プレーンマップ222に配置されるであろう。残りの文字b、d、e、g、h、l、n、及びoは次にプレーン224に配置される。
【0023】
図5を更に参照して、セパレーション102の区分は、セパレーション中の各場所毎に、そこに存在するピクセルが損失性プレーン222又は非損失性プレーン224のいずれに配置されたかをマッピングするセレクタプレーン16を生成することによって実行される。この表示を提供するために、セレクタプレーンには2進値が配置される。図示されるように、ピクセルが非損失性プレーン224に指定された場所ではセレクタプレーン16に0が配置され、信号が損失性プレーン222に配置された場所には1が配置される。プレーンがいったん作成されると、これらは適切な損失性又は非損失性圧縮技法を用いて圧縮される。本発明の好ましい実施例では、損失性プレーン222にはJPEGのADCT圧縮が適用され、非損失性プレーン224にはフリーウェア「gzip」が適用される。JPEGとしても知られる適応的離散コサイン変換圧縮の議論についてのG.ワラスの「JPEG静止画圧縮標準」(Communications of the ACM 34(4), pp.30-44, April 1991)を参照されたい。その内容はここに参照によって組み込まれる。
【0024】
画像セクションのデータタイプの表示は、同一の光強度値を有する連続ピクセルの数を決定することによって得られることに注意すべきである。短いピクセルラン(同一の光強度を有する連続ピクセルが少ししかない)は、典型的には、絵データが処理されていることを示す。前にも述べたように、絵データは損失性圧縮を施されたときに十分に残存する。従って、少しの連続ピクセルだけが同じ値を有する場合、あるいは、光強度値が絶えず変化しているときには、処理されているピクセルは損失性プレーン222に指定される。これは明らかに、長いピクセルラン(同一の光強度値を有する幾つかの連続ピクセル)が後に残り、非損失性プレーン224に配置されるであろうことを意味する。更に、これは一般的に、長いピクセルランは損失なしに圧縮された場合に一般的に良く圧縮するので容認できる。
【0025】
ここで図6を参照すると、本発明のセグメンテーション部分の好ましい実施例の詳細な説明がここに提供される。まず、光強度値が等しいセパレーション内の連続ピクセルの数が決定されなければならない。ここで、光強度値はほぼ等しい、即ちある所定の精度内で等しければ十分である。高コントラストデータ(ある高いしきい値よりも上、あるいはある低いしきい値よりも下の光強度値を有するデータ)は、損失性圧縮を施された場合にアーティファクトを示す傾向がある(前述したように非損失性圧縮がより高い圧縮率を提供する、一定の高い又は低い値を有する広域を除く)。短いランが識別された場合、ランの中のピクセルは、それらが高又は低コントラストピクセルでない限りは、損失性プレーン222に配置されるべき損失性ピクセルとしてセレクタプレーン16に指定される。残りのピクセル(高又は低コントラストもしくは長いランの部分)は、非損失性プレーン224に配置されるべき非損失性ピクセルとして分類される。
【0026】
本発明の1つの実施例では、ランについてほぼ一定であるデータは、ラン全体が平均値へ変化されるように修正され、次に損失なしに圧縮される。このようにして、一定の値の走査データは、損失性又は非損失性のどちらで圧縮するかの決定が行われる前に除去される走査ノイズを有する。光強度値がゆっくりと増大又は減少する長いデータランでは同様のスムージングが実行されるが、ただし、漸次的な値の増大又は減少を保存するような方法で実行される。
【0027】
図面に示されるように、非損失性プレーンのピクセルは、損失性プレーン222のピクセルと同じ方法では配列されない。非損失性プレーン224のピクセルは、もしセパレーションプレーン102に残っていたとしたときの順序と同じ順序で処理されるように連続的にプレーン上に配置される。
【0028】
長いピクセルランは、典型的には、同じ光強度値を有するピクセルを一行に少なくとも大体4個から8個有するものである。本発明の1つの実施例では、カラーゼログラフィトナー粒子を用いて生成された画像のシアンセパレーションは、ラン長さ(レングス)が6ピクセル、高コントラスト値が255、及び低コントラスト値が0を用いて圧縮された。これらのパラメータの結果、圧縮率は10対1になった。非損失性プレーン224の代わりに損失性プレーン222へ送信されるデータ量に影響を与えるために、ランレングス及びコントラストのパラメータは変更されることができる。
【0029】
セグメンテ−ションがいったん完了されると、セレクタプレーン16は、損失性プレーン222及び非損失性プレーン224の両方のデータを圧縮するために使用される。まず損失性プレーン222を見ると、損失性データは典型的にはブロック指向性である。一般的に言って、損失性圧縮は、ブロックのデータを処理することによって実行される、つまり、ピクセルのグループ全体が同時に処理される。プレーン222の空いている空間(ピクセルが保持されなかった場所に対応する)は、圧縮の前に任意の値によって置き換えることができる。本発明は、損失性圧縮の効率を高くすることになるピクセル値でこれらの空間を満たすことによって非保持値は圧縮後に必要とされないという事実が利点である。
【0030】
図5に戻って、本発明の1つの実施例では、損失性プレーン222の空間は、ラスタ走査の順序ですぐ前のピクセルに等しいピクセル値で満たされる。本発明のもう1つの実施例では、これらの空間は、DCT補間カーネルを用いて、ブランク空間に対応するスポットにピクセルマップ10に元々配置されていたピクセルを補間することによって満たされる。即ち、各ブランク空間は、DCTベースの補間によって予測される値を有するピクセルで置き換えられる。ブロックの損失性ピクセルは離散コサイン変換の展開式の多数の項と適合され、その数は残っている損失性ピクセルの数までで、それより大きくはない。これらの項が与えられると、補間はミッシング(欠けている)ピクセルに対応する位置で評価される。このようにして、新しい情報はブロック内に導入されず、これは続いてDCT変換を用いて符号化されなければならない。
【0031】
最終画像が再構成される(伸長の一部として)際、画像は、逆離散コサイン変換を用いて形成されるであろう(JPEG圧縮であるとする)。即ち、ブロック内の位置(x,y)のピクセルは、次の式(1)のように計算されるであろう。
【0032】
【数1】
【0033】
ここで、C(0)=1/21/2、C(ξ>0)=1であり、F(u,v)は位置(u,v)における変換値を表す。それぞれの積(2)は単一のベーシス(基底)関数であり、ピクセルは、スケーリングされた基底関数の和として構成される。ここで、スケールは変換値によって与えられる。
【0034】
【数2】
【0035】
「ミッシング」ピクセルがないブロックでは、変換値は、逆変換されたときに元の値を与える唯一の値としてひとつだけ指定される。これらは、逆離散コサイン変換と同様の形式である順方向の離散コサイン変換を用いて容易に計算される。ミッシングピクセルがあるブロックでは、基底関数によって乗ぜられるべき64の変換値は、制限があるときよりも大きい自由度を表す。特に、1つの値が欠けているときでさえ、逆変換されたときに残っているピクセルに正確な値を与える変換値の無限に多くのあり得る組み合わせが存在するが、各組み合わせは、ミッシングピクセルに異なる値を与えるであろう。
【0036】
大部分は、JPEG圧縮は、変換されたブロック中の小さい無意味な値の存在から高い圧縮率を引き出す。特に、高周波数の値(即ち、u+vが大きい位置での値)は、開始するのに小さければ0になるように量子化される(これは、この形の損失性圧縮における損失の主な原因である)。ミッシングピクセルを余分な自由度という考えがあるかもしれないし、あるいは余分な自由度のことを変換領域における係数であるという考えがあるかもしれない。圧縮を改良するために、目的はこれらの余分な自由度を使用して圧縮率を最大にすることである。これは、余分な変換値を0にするように整理することによって達成される。
【0037】
高周波数項がゼロのときJPEGが最良の圧縮を提供し、n個のピクセルがブロックに残っているときにn個の周波数項だけが完全に特定されるとするならば、問題はどのn個の周波数項が使用されるべきかということである。1つの便利な選択は、増加するu+vの順にすべての基底関数を使用することであり、u,vの多数の値が同じu+vを与えるところでは、奇数のu+vに対しては増加するvを使用し、偶数のu+vに対しては増加するuを使用する(これはJPEG標準では良く知られたジグザグ順である)。
【0038】
対(u,v)のあるセットSに対して基底関数のセット、B={Bu,v(x,y),(u,v)□S}が与えられれば、問題は重みのセットを見つけることであり、これは基底関数の重み付きの和を形成するために使用されるときに、プレーン上に残るピクセルのための値を与えるであろう。次に、ミッシングピクセルは、その位置を同一の重み付きの和に置換することによって計算されるであろう。このようにして、実際の圧縮ステップ中に変換が計算されるとき、高次の項はゼロになり、低次の項は、逆変換されて、プレーン上に残るピクセルに元の値を与えるであろう。ミッシング値は誤りであろう。しかし、これらは後で損失性チャネルからの値によって置換されるであろう。
【0039】
重みセットを見つける問題を解決するために、残っているピクセルの位置が順序付き対(x,y)のセットPを形成することに注意する。いまPの要素を便利な順に番号付けるので、Pの要素は単にpiである。同様に、Sの順序付き対を番号づけるので、Sの要素はsjである。Sの要素に対応する基底関数がPの要素に対応する位置で評価され、従って指標付けされる場合、ポイントpiの値は式(3)で与えられる。
【0040】
【数3】
【0041】
元の「ノンミッシング(欠けていない)」ピクセルをその位置の指標に従って番号付けると、(4)の制限を有する。
【0042】
【数4】
【0043】
これは標準形式であり、ノンミッシングピクセルの数が基底関数の数と同一であれば、あるいはそうでなければ標準最小二乗法を用いて、正確に解決されるであろう。
【0044】
1つの特別な場合は記録する価値があり、最低次の基底関数だけが最小二乗解法で使用されるなら、解は、DC項がノンミッシングピクセルの平均と同じであることを保証する。同じ目的を達成する更に効率的な方法は、ミッシングピクセルのすべてを単に残りのピクセルの平均に設定することである。
【0045】
続けて図5を参照すると、損失性プレーン222のために保持された値は、セレクタプレーン16上に1でマークされた値である。図面に示されるように、ピクセルは、オリジナルピクセルマップ10に配置されていた場所に直接対応する位置で損失性プレーンに配置されなければならない。これにより、セレクタプレーン16に0でマークされた場所では、空の空間が損失性プレーン222に分配されたままである。プレーン224の非損失性圧縮されたピクセルが実際には最終出力画像に配置されるので、セレクタプレーン16の0値は、損失性プレーン222の圧縮に関係する限りは役に立たない。その結果、これらの空の空間は、後で適用される損失性圧縮を最も容易にする値で満たされることができる。
【0046】
更に図5を参照して、非損失性プレーン224の処理は、0でマークされた値が保持される点で同様である。なぜならこれらは、セレクタプレーン16で非損失性ピクセルと指定されたものだからである。しかしながら、損失性データとは違って、非損失性圧縮は一般的にピクセル毎をベースに実行される。非損失性圧縮法の制限に依存して、非損失性プレーン224の空の空間も、最大の圧縮効率を可能にするピクセルで満たされることができる。幾つかの場合には、空の空間は単に削除されることができる。非損失性プレーン224は「プレーン」として記述されるが、実際には、連続データストリングとみなすことができる。
【0047】
本発明の1つの実施例では、これらの空の空間は、普通のラスタ走査の順番ですぐ前にあるピクセルに等しいピクセル値で置き換えられるであろう。本発明のもう1つの実施例では、それぞれの空の空間は、それより前に処理されたもっとも一般的なピクセル値に等しいピクセル値で満たされるであろう。空の空間が削除されると、それらの位置はセレクタプレーン16を用いて決定されるであろう。これは、非損失性プレーン224のピクセルが、オリジナルピクセルマップ10での位置と直接物理的に一致する位置に配置される必要はないことを意味する。非損失性プレーン224上でピクセルが配置されなければならない位置についての唯一の基準は、それらが、必要な場合にセレクタプレーン16を用いて選択できるように順序付けされなければならないことである。非損失性プレーン224上の満たされた空間は、非損失性圧縮の間にもっとも役に立つような方法で操作又は変更された値を有するピクセルで、満たされることができる。
【0048】
上記のように、セグメンテーション及び圧縮はセパレーション毎に実行される。本発明のもう1つの実施例では、セグメンテーション及び圧縮は画像全体のすべてのセパレーション上で実行されるであろう。これらの環境下では、長いピクセルランと短いピクセルランとを識別するための基準は、すべてのセパレーションを一緒に包含する。すべてのセパレーションは、長いランでは一行の中の幾つかの数のピクセルについて一定でなければならない。更に、ピクセルが「高コントラスト」であるか「低コントラスト」であるかは、すべてのセパレーションが同一の規則を満たすことを必要とする。これらの要件以外は、方法を実行するステップは上記のままである。L*a*b*又は同様の―輝度−色光度ベースの色空間では、L*(明度)セパレーションのみに基づいてセグメンテーションを実行し、L*が規定するどんな方法でも、a*及びb*セパレーションがセグメント化されるようにすることも可能である。この近似によって発生するエラーは、誤って損失性で圧縮されるa*及びb*データの形になるであろう。これは、色彩のエッジに対する視覚の応答性が低いために、目に見えることはなさそうである。この近似のために損失なしに圧縮される色光度データはエラーを示さず、あまり高い圧縮率では圧縮しないであろう。
【0049】
図2へ戻って、それぞれのプレーンのそれぞれがいったん生成されると、これらは、それぞれ、適切な圧縮技法を用いて圧縮される(ステップ112)。現在の好ましい実施例では、上位プレーン12及び下位プレーン14はJPEGを用いて圧縮されるが、セレクタプレーン16は、CCITTグループIV等の2次元技法や、あるいは米国特許第5,778,095号(1998年7月7日ディビスに発行、その内容はここに参照によって組み込まれる)に記載されるように走査記号を同値類へ分類する方法を用いて圧縮される。
【0050】
要約すると、本発明はセレクタプレーンを用いて、各プレーン毎に、他のプレーンにより提供されることが指定されたピクセルを注意深く選択された値で置き換える。前に存在していたデータは完全に無視され、その後の圧縮中に発生されるであろうビットの数が最小限になるように、新しく選択される値が計算される。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合画像が3つのMRC画像プレーンに分解される方法の例を説明する図である。
【図2】重なった多数のセパレーションを有する原稿の略図と、セパレーションが個々に表現される方法と、を含む図である。
【図3】画像データが2つのプレーンに分離された後の単一のセパレーションを示す図である。
【図4】本発明に従う画像処理を一般的に記述するフローチャートである。
【図5】ピクセルマップと、後で行われる圧縮の制限に基づいてデータが分離される方法と、を説明する図である。
【図6】本発明に従うセグメンテーションの1つの実施例の詳細な説明を含むフローチャートである。
Claims (3)
- 多数の重なったセパレーションからなるデジタル画像データを処理する方法であって、
画像データをセパレーションに分割するステップであって、各セパレーションは不連続位置の光強度信号からなり、光強度信号のそれぞれは、不連続位置におけるセパレーション中の画像データの光強度の大きさを示す値を有する、ステップと、
非損失性信号プレーン及び損失性信号プレーンを作成することによって各セパレーションを区分するステップと、
各セパレーションの各不連続位置毎に、各セパレーションに配置されていた光強度信号が前記非損失性信号プレーン又は前記損失性信号プレーンのどちらに配置されたかを示すセレクタマップを生成するステップと、
前記非損失性信号プレーン及び前記損失性信号プレーンを非損失性圧縮方法又は損失性圧縮方法で別々に圧縮するステップと、
を含み、
略等しい光強度の値を有する光強度信号が所定数以上連続していると決定された連続光強度信号に対して、該連続光強度信号における光強度信号の光強度の値の平均値を求め、該連続光強度信号における光強度信号の光強度の値を該平均値に修正し、
前記光強度信号の光強度の値が平均値に修正された連続光強度信号を、前記非損失性圧縮方法で圧縮する、
ことを特徴とする、デジタル画像データの処理方法。 - 多数の重なったセパレーションからなるデジタル画像データを処理するための装置であって、
画像データをセパレーションに分割するための手段であって、各セパレーションは不連続位置の光強度信号からなり、光強度信号のそれぞれは、不連続位置におけるセパレーション中の画像データの光強度の大きさを示す値を有する、手段と、
非損失性信号プレーン及び損失性信号プレーンを作成することによって各セパレーションを区分するための手段と、
各セパレーションの各不連続位置毎に、各セパレーションに配置されていた光強度信号が前記非損失性信号プレーン又は前記損失性信号プレーンのどちらに配置されたかを示すセレクタマップを生成するための手段と、
前記非損失性信号プレーン及び前記損失性信号プレーンを非損失性圧縮方法又は損失性圧縮方法で別々に圧縮するための手段と、
を含み、
略等しい光強度の値を有する光強度信号が所定数以上連続していると決定された連続光強度信号に対して、該連続光強度信号における光強度信号の光強度の値の平均値を求め、該連続光強度信号における光強度信号の光強度の値を該平均値に修正し、
前記光強度信号の光強度の値が平均値に修正された連続光強度信号を、前記非損失性圧縮方法で圧縮する、
ことを特徴とする、デジタル画像データの処理装置。 - 多数の重なったセパレーションからなるデジタル画像データを処理するための装置であって、
画像データをセパレーションに分割するディバイダであって、各セパレーションは不連続位置の光強度信号からなり、光強度信号のそれぞれは、不連続位置におけるセパレーション中の画像データの光強度の大きさを示す値を有する、ディバイダと、
非損失性信号プレーン及び損失性信号プレーンを作成することによって各セパレーションを区分するパーティショナと、
各セパレーションの各不連続位置毎に、前にそこに配置された光強度信号が前記非損失性信号プレーン又は前記損失性信号プレーンのどちらに配置されたかを示すセレクタマップを生成するセレクタマップジェネレータと、
前記非損失性信号プレーン及び前記損失性信号プレーンを非損失性圧縮方法又は損失性圧縮方法で別々に圧縮する複数のデータコンプレッサと、
を含み、
略等しい光強度の値を有する光強度信号が所定数以上連続していると決定された連続光強度信号に対して、該連続光強度信号における光強度信号の光強度の値の平均値を求め、該連続光強度信号における光強度信号の光強度の値を該平均値に修正し、
前記光強度信号の光強度の値が平均値に修正された連続光強度信号を、前記非損失性圧縮方法で圧縮する、
ことを特徴とする、デジタル画像データの処理装置。
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