JP4273653B2 - ケーブル引き上げ管のキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下から引き出されたケーブルの立ち上がり部分を保護案内する引き上げ管に装着する、ケーブル引き上げ管のキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
マンホ−ル等から地上に引きがされたケーブルの立ち上がり部分は、地上からある高さまでは、電柱に添設されている引き上げ管に挿通して保護されており、引き上げ管の口端にはキャップが装着されている。このキャップは合成ゴム製であって、図3に示すように鍔部3を境にして上側の円錐状部1と、引き上げ管pに押し込まれる下側の円筒状部2を備えており、引き上げ管pにケーブルcが挿通されていない時には、引き上げ管pに雨水や塵埃が入り込まないように、円錐状部1の頂部は閉塞されている。
【0003】
そして、地上に引き出されたケーブルを引き上げ管pに挿通して立ち上げるには、先ず、キャップの円錐状部1の頂部側をケーブルの外径に応じた開口部を形成できる部分で切り落とす。次に、引き上げ管pに挿通したケーブルcは上記切り落としにより形成された開口部を通して円錐状部1より引き出し、その後で、キャップの円筒状部2を引き上げ管pに押し込んで密着させ、円錐状部1の切り落とし部側はビニルテープtを用いてケーブルcとともに結束してシールする。
【0004】
この場合、キャップは、引き上げ管pの材質(通常、鋼管とビニル管の2種類があり、両者は内径も外形も異なっている。)による差し込み時の適合性等を考慮して、円筒状部2の外径を若干異にする2種類のものが予め用意されており、これを現場で使い分けしている。なお、円錐状部1の周面には0.2mm程度の深さによる多数の切断箇所表示線4が平行状態で施されている。また、円筒状部2の先方側は引き上げ管pへの押し込みが容易にできるように、緩やかなテーパー面状に形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
円筒状部の外径が異なるキャップの使い分けでは、装着する相手(引き上げ管)を間違えるときつくて押し込めないとか、ゆる過ぎたりして引き上げ管に装着できなくなるので、引き上げ管の材質に応じて使用できるキャップを確かめてから作業をしなければならない煩わしさがある使い勝手の問題や、キャップは装着した後で温度変化によるケーブルの伸縮動作により引っ張られて抜け出る方向へ移動して傾き、引き上げ管との間に隙間を生じて雨水等が入り込んでしまうといった問題がある。また、引き上げ管のサイズ毎に2種類のキャップが必要であることは、予めストックしておくキャップの個数も当然多くなってしまい、キャップの経済的使用ができないことは勿論、倉庫管理面での問題も生じている。
【0006】
本発明はこのような問題を解決したものであって、その目的は材質・内外径の異なる引き上げ管に対し共通して使用でき、しかも、押し込み操作が容易である反面、引き抜き力が強くて、温度変化によるケーブルの伸縮動作による抜け出す方向への移動にも緩むことがなく、引き上げ管に強固に密着させて装着できることは勿論、ケーブルの伸縮動作による移動時にも雨水の侵入を防止するシール性を損なわないように改良したケーブル引き上げ管のキャップを提供することにある。
【0007】
また、他の目的は、キャップを共通して使用できるようにすることで、作業員の使い勝手が向上し、大幅なコストダウンを達成できて、経済性にも優れたケーブル引き上げ管のキャップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の特徴とするケーブル引き上げ管のキャップは、ケーブル引き上げ管の口端に当接できる接合鍔部を境にして、上側の円錐状部と下側の円筒状部が弾性材により一体化して形成されているケーブル引き上げ管のキャップにおいて、上記円筒状部には下端側にケーブル引き上げ管の内周面に当接できる下部圧着用鍔が、また上記接合鍔部近くに位置させて下部圧着用鍔より大径の上部圧着用鍔がそれぞれ設けられ、更に、下部圧着用鍔の上側に位置させて形成される該下部圧着用鍔より大径の圧着用鍔が切り欠かれていることで、少なくとも2個以上の圧着片が上記円筒状部の下半部側に同一の円周に沿って等間隔で設けられている構成である。
【0009】
この構成において、下部圧着用鍔と上部圧着用鍔はケーブル引き上げ管に対する圧着作用に強弱の差が存在するが(鍔外径は下部圧着用鍔より上部圧着用鍔が大である)、ケーブル引き上げ管に対しいずれもシール機能を有している。因みに、圧着用鍔は径が小さくなるにしたがって弾性材の剛性が増大し弾性圧着力が低下するので、下部圧着用鍔の圧着機能は弾性圧着力を高めた圧着片により補償するものである。また、上部圧着用鍔と圧着片との共同作用によって強い引き抜き力をも得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1と図2において、11は上側に位置する円錐状部、12は下側に位置する円筒状部であって、ケーブル引き上げ管(図3を参照)の口端に当接できる接合鍔部13を境にして天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂等の弾性材により一体化して形成されており、円錐状部11の頂部11aは閉塞している。円筒状部12には、下端側にケーブル引き上げ管の内周面に当接できる下部圧着用鍔14が、また上記接合鍔部13近くに位置させて下部圧着用鍔14より大径の上部圧着用鍔16がそれぞれ設けられている。
【0011】
更に、下部圧着用鍔14の上側に位置させて2個以上の圧着片18が等間隔で同一の円周に沿ってそれぞれ設けられており、これらの圧着片18は、下部圧着用鍔14より大径に形成される圧着用鍔が切り欠かれていることで、上記円筒状部12の下半部側に図示の場合は4個が等間隔で設けられている。以上の構成において、下部圧着用鍔14はケーブル引き上げ管への挿入の際に軽いタッチ感覚を与えるための案内部材としても機能しており、一方、上部圧着用鍔16はケーブル引き上げ管とのシール機能を主目的として設けられているが、前述したように圧着片18との共同作用により強い引き抜き力を得る目的も有している。
【00012】
なお、図示の実施形態の場合、下部圧着用鍔14の厚さは1.5mmで鍔径は85mm、上部圧着用鍔16の厚さは1.5mmで鍔径は93mm、圧着片18の厚さは3.0mmで該圧着片の原形である圧着用鍔の鍔径は96mmであって、この形態のキャップは、例えば呼び径が75mmである鋼管又はビニル管製のケーブル引き上げ管に実施して有効である。圧着片18の平面形状はほぼ台形であることが好ましく、それらの先端周面部18aは当然に同一の円周に沿った円弧面部を形成している。図中、17は浅い溝による切断箇所表示線である。
【0013】
以上説明の実施の形態によれば、円筒状部12がケーブル引き上げ管へ挿入されたキャップは、下部圧着用鍔14と上部圧着用鍔16によって、シール性に優れていることは勿論、特に上部圧着用鍔16と同一の円周に沿って設けられている2個以上の圧着片18による強い圧着作用によってケーブル引き上げ管とは上下位置で強固に弾性結合する。即ち、これらの圧着用部材はキャップの押し込み時にケーブル引き上げ管の内径に応じて反り返り、強い弾発力が潜在しているので、材質や内径が多少異なっているケーブル引き上げ管に対してキャップを共用することができ、雨水の入り込む心配やキャップの結合が不当に緩み出す不具合も解消されて、長期にわたって有効に使用できる実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1に示すものの底面図である。
【図3】従来のキャップの使用状態を一部切り欠いて示す正面図である。
【符号の説明】
11は円錐状部
12は円筒状部
13は接合鍔部
14は下側圧着用鍔
16は上部圧着用鍔
18は圧着片である。

Claims (1)

  1. ケーブル引上げ管の口端に当接できる接合鍔部を境にして、上側の円錐状部と下側の円筒状部が弾性材により一体化して形成されているケーブル引き上げ管のキャップにおいて、上記円筒状部には下端側にケーブル引上げ管の内周面に当接できる下部圧着用鍔が、また上記接合鍔部近くに位置させて下部圧着用鍔より大径の上部圧着用鍔がそれぞれ設けられ、更に、下部圧着用鍔の上側に位置させて形成される該下部圧着用鍔より大径の圧着用鍔が切り欠かれていることで、少なくとも2個以上の圧着片が上記円筒状部の下半部側に同一の円周に沿って等間隔で設けられていることを特徴とするケーブル引上げ管のキャップ。
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