JP4272458B2 - 発光管の失透除去方法、発光管の製造方法、及び放電ランプ - Google Patents

発光管の失透除去方法、発光管の製造方法、及び放電ランプ Download PDF

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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として放電ランプ用の発光管の製造方法に関し、特に、発光管の発光部に生じる失透部を除去する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶プロジェクタなど、大型スクリーンに鮮明に投影するプロジェクタが種々検討されている。その中でも、小型のプロジェクタには、放電ランプの一種であるショートアーク型の高圧水銀ランプを光源としたものがある。
図8は、一例として、従来における小型の放電ランプに組み込まれる発光管の構造を示す概要図である。
【0003】
同図にみられるように、小型の放電ランプに組み込まれる発光管10は、長さ10mm、最大外径10mmの回転楕円体状の発光部21と、長さ25mm、外径6mmの円柱状の封止部31,41から構成される。
発光部21は、内部に放電空間22が設けられ、放電空間22内に電極52,62が対向して配置され、水銀、金属ハロゲン化物、及び不活性ガスなどが封入される。そして、点灯時に内圧200気圧に達する。
【0004】
封止部31は、発光管10に形成される前の直管状の透光性絶縁管11(例えば、石英ガラス管など)において封止部形成予定部35を加熱して軟化させた状態で封止して形成される。また、封止部41も、封止部31と同様に形成される。
そして、発光管10の小型化に伴い、発光管10を点灯させた際に、発光部21内に封入された高圧の封入ガスが電極軸の根元38,48に侵入して、クラックが生じやすくなる。これ故に、発光部21と封止部31との境界に位置する境界部36を封止する際には、バーナー以外にもレーザーを使用して、気密性が高く、かつ歪みの少ない加工が施される。また、境界部46についても同様である(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−298738号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2000−223030号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、発光管10の小型化に伴い、例えば、レーザーやペンシルバーナーなどの様な局部加熱手段を使用して局部的に境界部36を加熱したことで、境界部36と発光部21との間の温度勾配が大きくなり、発光部21の表面または表層部に、白い靄がかかった様な部分(以下、失透部23と呼称する)が顕著に見られるようになる。同様に、境界部46に対しても失透部24が顕著に見られるようになる。さらに、発光部21の表面積に対して失透部23または失透部24の占める割合も、発光管10が小型化すればする程、大きくなり、光学的損失が生じるという問題がある。
【0008】
本発明は、前述の問題に鑑みてなされたものであり、発光部の表面または表層部に生じた失透部を除去する失透除去方法、失透部を除去した発光管の製造方法、当該製造方法で製造された発光管、及び当該発光管を光源として組み込まれた放電ランプを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
<解決手段1>
前述の問題を解決するにあたり、本発明に係わる発光管の失透除去方法は、一対の電極が内部に設けられた発光部と、前記発光部の端部に形成された封止部とを有する発光管の材料である透光性絶縁管において、前記発光部が形成される部分を発光部形成予定部として、前記発光部形成予定部の表面に生じた失透部に、レーザービームを局部的に照射して、前記失透部を加熱することとする。
【0010】
これによって、発光部形成予定部の表面または表層部に生じた失透部を局部的に加熱して、結晶状態から過冷却液体状態を経てガラス状態に転移させて、失透を除去することが可能という効果がある。
<解決手段2>
さらに、解決手段1に記載の内容に加えて、前記透光性絶縁管の管軸を中心に、前記透光性絶縁管を回転させながら、レーザービームの照射領域を、前記管軸に沿って移動させることとしてもよい。
【0011】
これによって、レーザービームの照射領域を固定した場合と比べて、同じ温度を長時間に渡って保たれることを抑止し、再度、失透が生じることを防止することが可能という効果がある。さらに、広範囲に渡って発光部形成予定部の表面または表層部に生じた失透部を除去することが可能という効果もある。
<解決手段3>
前述の問題を解決するにあたり、本発明に係わる発光管の失透除去方法は、一対の電極が内部に設けられた発光部と、前記発光部の端部に形成された封止部とを有する発光管において、前記発光部の表面に生じた失透部に、レーザービームを局部的に照射して、前記失透部を加熱することとする。
【0012】
これによって、透光性絶縁管の代わりに発光管に対しても、解決手段1に記載の効果と同様の効果がある。
さらに、バーナーを使用して失透部を加熱した場合と比べて、加熱する範囲を小さくすることができ、発光管表面の熱の広がりを抑制でき、発光部に与える熱量を低く抑えることができる。とりわけ、失透部が生じる発光部の内部は高圧であり、バーナーを使用して失透部を加熱すると、内部に封入されている封入ガスの熱膨張などで、変形または破損が発光部に生じやすい。その点、レーザーを使用して失透部を加熱することで、内部に封入されている封入ガスの熱膨張を抑えることができ、変形または破損が発光部に生じにくくすることが可能という効果がある。
【0013】
<解決手段4>
さらに、解決手段3に記載の内容に加えて、前記発光管の管軸を中心に、前記発光管を回転させながら、レーザービームの照射領域を、前記管軸に沿って移動させることとしてもよい。
これによって、透光性絶縁管の代わりに発光管に対しても、解決手段2に記載の効果と同様の効果がある。
【0014】
<解決手段5>
前述の問題を解決するにあたり、本発明に係わる発光管の製造方法は、一対の電極が内部に設けられた発光部と、前記発光部の端部に形成された封止部とを有する発光管の製造方法であって、前記発光管の材料である透光性絶縁管において、前記発光部が形成される部分を発光部形成予定部とし、前記封止部が形成される部分を封止部形成予定部とし、前記発光部形成予定部と前記封止部形成予定部との境界に位置する部分を境界部として、前記電極を有する電極体を前記封止部形成予定部に挿入して、前記境界部を溶融封止した後に、前記封止部形成予定部の残余部を溶融封止すると共に、前記境界部を溶融封止した際に前記発光部形成予定部の表面に生じた失透部に、レーザービームを局部的に照射して、前記失透部を加熱することとする。
【0015】
これによって、解決手段1に記載の効果と同様の効果がある。
さらに、バーナーで残余部を封止すると共に、レーザーを使用して失透部を加熱して除去することで、封止部が形成された後に、失透部を除去する場合と比べて、さらに、製造に要する時間を短縮することが可能という効果がある。
また、フッ酸を使用して失透部を除去した場合と比べて、発光管を冷却した後に、フッ酸に浸して洗浄する工程を要しない分、失透部までも除去して発光管を製造するまでの時間を短縮することが可能という効果がある。
【0016】
<解決手段6>
前述の問題を解決するにあたり、本発明に係わる発光管の製造方法は、一対の電極が内部に設けられた発光部と、前記発光部の端部に形成された封止部とを有する発光管の製造方法であって、前記発光管の材料である透光性絶縁管において、前記発光部が形成される部分を発光部形成予定部とし、前記封止部が形成される部分を封止部形成予定部とし、前記発光部形成予定部と前記封止部形成予定部との境界に位置する部分を境界部として、前記電極を有する電極体を前記封止部形成予定部に挿入して、前記境界部を溶融封止し、前記封止部形成予定部の残余部を溶融封止して前記封止部が形成された後に、前記境界部を溶融封止した際に前記発光部形成予定部の表面に生じた失透部に、レーザービームを局部的に照射して、前記失透部を加熱することとする。
【0017】
これによって、解決手段1に記載の効果と同様の効果がある。
<解決手段7>
さらに、解決手段5又は6に記載の内容に加えて、前記透光性絶縁管の管軸を中心に、前記透光性絶縁管を回転させながら、レーザービームの照射領域を、前記管軸に沿って移動させることとしてもよい。
【0018】
これによって、解決手段2に記載の効果と同様の効果がある。
<解決手段8>
前述の問題を解決するにあたり、本発明に係わる発光管の製造方法は、一対の電極が内部に設けられた発光部と、前記発光部の端部に形成された封止部とを有する発光管の製造方法であって、前記封止部が形成された後に、前記封止部が形成される部分を溶融封止した際に前記発光部の表面に生じた失透部に、レーザービームを局部的に照射して、前記失透部を加熱することとする。
【0019】
これによって、解決手段3に記載の効果と同様の効果がある。
<解決手段9>
さらに、解決手段8に記載の内容に加えて、前記発光管の管軸を中心に、前記発光管を回転させながら、レーザービームの照射領域を、前記管軸に沿って移動させることとしてもよい。
【0020】
これによって、解決手段4に記載の効果と同様の効果がある。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<放電ランプ>
図1(a)は、本発明の実施の形態における発光管を光源とする放電ランプの構成を示す切り欠き斜視図であり、(b)は、放電ランプの光源とする発光管の構造を示す概要図である。
【0022】
図1(a)にみられるように、放電ランプ100は、片方の封止部に口金101が装着された発光管110が、スペーサ102を介して反射鏡103のネック部に取り付けられて構成されている。そして、反射鏡103に設けられた貫通孔106を通して外側に引き出されたリード線104、及び端子105を介して、発光管110の電極に、電流が供給される。
【0023】
なお、発光管110の放電アークの位置は、反射鏡103の光軸と一致する位置に調整されている。
<発光管>
図1(b)にみられるように、放電ランプに組み込まれる発光管110は、回転楕円体状の発光部121と、円柱状の封止部131,141、電極体151,161とから構成される。
【0024】
発光部121は、内部の放電空間122内に、電極152,162が対向して配置され、水銀、金属ハロゲン化物、及び不活性ガスなどが封入されている。
封止部131は、発光管110に形成される前の直管状の透光性絶縁管において封止部131が形成される予定の封止部形成予定部に電極体151を挿入して、封止部形成予定部を封止(例えばシュリンク封止)して形成される。また、封止部141も封止部131と同様に形成される。
【0025】
ここで、シュリンク封止とは、真空引きした発光管110の封止部形成予定部を加熱して軟化させた部分を大気圧で収縮させて封止することを指す。
なお、透光性絶縁管には、石英ガラス、硼珪酸塩ガラスなどが挙げられる。
電極体151は、電極軸153にコイルが形成されてなるタングステン製の電極152と、モリブデン箔などの金属箔154と、モリブデン線などのリード線155とを接合して構成されている。また、電極体161も電極体151と同様に構成されている。
【0026】
<発光管の製造方法>
図2乃至5は、実施の形態における発光管の製造方法を示す模式図である。
図2乃至5にみられるように、発光管110は、第1封止工程、第2封止工程を経て製造される。
<封止装置>
ここで、発光管110の製造方法について説明する前に、発光管を製造する際に使用される封止装置(不図示)について簡単に説明する。
【0027】
発光管110を製造する際に使用される封止装置には、支持部、回転部、排気部、封入部、冷却部、送風部、噴出部、照射部、制御部などが備えられている。支持部は、図2(a)に示される透光性絶縁管111の両端部をチャックで挟み込み、透光性絶縁管111を支持する。
回転部は、支持部で支持された透光性絶縁管111の管軸(以下、回転軸と呼称する)を中心として、透光性絶縁管111を一定速度(例えば、140rpm)で回転させる。
【0028】
排気部は、透光性絶縁管111の開口部113または開口部114を介して、透光性絶縁管111の内部の気体を排気する。
封入部は、透光性絶縁管111の開口部113または開口部114を介して、透光性絶縁管111の内部に、水銀、金属ハロゲン化物、及び不活性ガスなどを封入する。
【0029】
冷却部は、液体窒素などの冷却媒体を使用して発光部形成予定部125を冷却する。
送風部は、透光性絶縁管111に窒素もしくは空気を吹き付けて透光性絶縁管111を冷却する。
噴出部は、図3(a)または図4(b)に示される様に、酸素−水素、プロパンなどの燃焼性ガスを点火して、回転軸に沿って移動しながら、封止部形成予定部135または封止部形成予定部145に噴出する。
【0030】
照射部は、図3(b)または図5(b)に示される様に、レーザー発振源181から発振されたレーザービームを反射鏡182,183で反射させて、反射させたレーザービームを集光レンズ184で集光して、レーザービームを照射する。さらに、反射鏡183および集光レンズ184を回転軸方向に沿って移動することで、レーザービームの照射領域を移動させて、図3(a)または図4(b)に示される様に、境界部136または境界部146や、図3(b)または図5(b)に示される様に、失透部123または失透部124を照射する。以下、単に、照射部をレーザーと呼称する。
【0031】
なお、レーザー発振源181には、赤外線レーザー、ガラスレーザー、炭酸ガスレーザーなどが挙げられる。
制御部は、支持部、回転部、排気部、封入部、冷却部、送風部、噴出部、照射部の動作を制御する。
以上の様に構成された封止装置を使用して発光管110を製造する製造方法について説明する。
【0032】
<発光部形成予定部成形工程>
図2(a)にみられるように、発光管110の材料である透光性絶縁管111の中央部をバーナーで加熱して軟化させて(手順1−1)、透光性絶縁管111の一方の開口部113(または開口部114)を一時的に閉じる(手順1−2)。続いて、他方の開口部114(または開口部113)から透光性絶縁管111内に不活性ガスを吹き込み(手順1−3)、吹き込んだ不活性ガスの圧力で軟化させた部分を膨らませる(手順1−4)。そして、膨らんだ部分に金型を押し当て、その部分を回転楕円体状に成形して、発光部形成予定部125が形成される(手順1−5)。
【0033】
<第1封止工程>
図2(b)にみられるように、発光部形成予定部125が形成された透光性絶縁管111を垂直に立てた状態で、透光性絶縁管111の開口部113から封止部形成予定部135内に電極体151を挿入し(手順2−1)、その両端部をチャック171,172で挟み込み、透光性絶縁管111を保持する(手順2−2)。
【0034】
なお、電極体151は、予め、電極152、金属箔154、及びリード線155を一体化させて組み立てられており、電極体151のリード線155の端部に六角形状のバネ173が取り付けられている。そして、この六角形状のバネ173の一部が封止部形成予定部135の上方部分の内面に圧接し、バネ173の弾性応力で、封止部形成予定部135内の所定位置に、電極体151が保持される。
【0035】
図3(a)にみられるように、封止部形成予定部135に電極体151を挿入した後に、透光性絶縁管111を回転部で回転させる(手順2−3)。そして、透光性絶縁管111を回転させながら、発光部形成予定部125と封止部形成予定部135との境界に位置する境界部136を、バーナー175およびレーザー176を併用して、加熱し軟化させる(手順2−4)。そして、境界部136を軟化させた状態でシュリンク封止する(手順2−5)。
【0036】
なお、図3(a)の左側に示したグラフ191にみられるように、レーザーを使用して局部的に加熱していくと、レーザービームの照射領域では、融点になる一方、レーザービームの照射領域から少し外れた位置では、失透温度範囲内になり、失透が生じる。以下、失透が生じやすい範囲を失透範囲と呼称する。
ここで、失透温度範囲とは、失透が生じやすい温度範囲を指し、軟化点に近い高温で、粘度が104ポアズ(P)程度の温度範囲を指す。
【0037】
なお、封止の際、透光性絶縁管111内は、アルゴンガスなどの不活性ガスで満たされている。
図3(b)にみられるように、境界部136を封止した後に、もしくは封止中に、開口部113に向かってバーナー175を連続的に移動させながら(手順2−6a)、バーナー175を使用して、残余部137を順次加熱し軟化させる(手順2−7a)。そして、残余部137を軟化させた状態でシュリンク封止する(手順2−8a)。
【0038】
その一方で、レーザー176の使用を一旦停止し(手順2−6b)、境界部136を封止した際に発光部形成予定部125の表面または表層部に生じた失透部123に、レーザービームの照射領域を移動させる(手順2−7b)。そして、発光部形成予定部125の中心より下側の位置から境界部136に向かって、または境界部136から発光部形成予定部125の中心より下側の位置に向かって、レーザービームの照射領域を徐々に移動させながら、レーザー176を使用して、失透部123を局部的に加熱して除去する(手順2−8b)。
【0039】
なお、レーザー176を使用して、失透部123を局部的に加熱して除去する際には、レーザービームの照射領域を上下に移動させながら照射するとしてもよい。
以上、残余部137を封止して、失透部123を除去して、封止部131が形成される。そして、送風部から窒素もしくは空気を吹き付けて、封止部131を冷却する。
【0040】
<第2封止工程>
図4(a)にみられるように、封止部131が形成された透光性絶縁管111を上下反転させて、封止部131が下側に位置する様に透光性絶縁管111を垂直に立てた状態で、その両端部をチャック171,172で挟み込み、透光性絶縁管111を保持する(手順3−1)。
【0041】
図4(b)にみられるように、透光性絶縁管111の開口部114から水銀などの封入物を投入した後に(手順3−2)、第1封止工程で記した手順2−1,手順2−3〜手順2−5と同様の手順を行い、発光部形成予定部125と封止部形成予定部145との境界に位置する境界部146を封止する。
ここで、第2封止工程では、第1封止工程と比べて、発光部形成予定部125内に封入された水銀などの封入物が蒸気化しないように、発光部形成予定部125の下側または封止部131を液体窒素で冷却する点が異なる(手順3−3)。
【0042】
なお、図4(b)の左側に示したグラフ192にみられるように、第1封止工程と比べて、液体窒素で冷却することにより、温度勾配が、さらに大きくなり、失透範囲が、さらに大きくなる。
図5(a)にみられるように、第1封止工程で記した手順2−6a〜手順2−8a、および手順2−6bと同様の手順を行い、残余部147を封止して、封止部141が形成される。
【0043】
ここで、第2封止工程では、第1封止工程と比べて、第1封止工程で記した手順2−8bを行わない点が異なる。
以上、封止部131,141が形成されて、発光部121が形成される。
図5(b)にみられるように、封止部141が形成された後に、発光管を少し引き上げて、境界部146を封止した際に発光部形成予定部125の表面または表層部に生じた失透部124に対して、手順2−7bと同様の手順を行う。そして、発光部121の中心より下側の位置から境界部146に向かって、または境界部146から発光部121の中心より下側の位置に向かって、レーザービームの照射領域を徐々に移動させながら、レーザー176を使用して、失透部124を局部的に加熱して除去する(手順3−4)。
【0044】
このとき、失透部123を局部的に加熱して除去した際と同様の条件で、レーザー176を使用して、失透部124を照射する。
以上、失透部124を除去して、透光性絶縁管111の両端部を切り落として、図1(b)に示される様な発光管110が製造される。さらに、この後、発光管110に口金101などが取り付けられて放電ランプ100が製造される。
【0045】
<具体例>
ここで、長さ10mm、最大外径10mmの回転楕円体状の発光部121と、長さ25mm、外径6mmの円柱状の封止部131,141とを有する発光管110が形成される場合を例に説明する。
また、発光管110の材料である透光性絶縁管111には、石英ガラス管を使用し、レーザー176には、石英に吸収され易い炭酸ガスレーザーを使用する。
【0046】
なお、炭酸ガスレーザーの出力は90W〜110W、ビームスポット径はφ3〜φ6とする。
手順2−4において、レーザービームの照射領域を20秒の間固定して、境界部136を照射する。なお、このとき、境界部136は、約2000℃に加熱される。
【0047】
手順2−8bにおいて、最初、レーザービームの照射領域を2.5秒の間固定して、発光部形成予定部125のやや下側を照射する。その後、回転軸に沿って、レーザービームの照射領域を徐々に移動させながら、発光部形成予定部のやや下側から境界部136に向かって、速度0.32mm/secで、照射範囲7.3mm(失透部123を含む範囲)を照射する。なお、このとき、失透部123は、1500℃〜1600℃に加熱される。
【0048】
実際に、手順2−8bを行った結果、手順2−4で発光部形成予定部125の表面または表層部に生じた失透部123がきれいに除去されることが発明者等によって確認された。
<まとめ>
図6(a)は、境界部を封止する際の失透部の状態変化を示す模式図であり、(b)は、失透部を除去する際の失透部の状態変化を示す模式図である。なお、図中において、Tmは融点を示し、Tgはガラス転移温度を示している。
【0049】
図6(a)にみられるように、境界部を封止する際に、レーザービームの照射領域を所定の時間固定して局部的に加熱すると、ガラス状態から過冷却液体状態を経て液体状態に転移する。さらに、レーザービームの照射領域では、融点に達して、ガラス状態から過冷却液体状態を経て液体状態に転移する。しかし、レーザービームの照射領域を少し外れた失透範囲では、軟化点に近い高温に達して、失透温度範囲内に留まる時間が長くなり、結晶が析出される。そして、このまま冷やされて、結晶状態に転移して、失透部が生じると想定される。
【0050】
図6(b)にみられるように、失透部を除去する際に、透光性絶縁管の管軸に沿って、レーザービームの照射領域を移動させながら局部的に加熱すると、液体状態から過冷却液体状態を経てガラス状態に転移する。さらに、レーザービームの照射領域が近づくにつれて、失透部の温度が徐々に上がり、結晶状態から液体状態に転移する。また、遠ざかるにつれて、失透部の温度が徐々に下がり、失透温度範囲を短時間で通過して、液体状態から過冷却液体状態に転移する。そして、このまま冷やされて、ガラス状態に転移して、失透部が除去されると想定される。
【0051】
<その他>
なお、発光部形成予定部成形工程で成形された透光性絶縁管111の代わりに、ロストワックス法、粉末プレス成形法、押し出しプレス成形法、凍結成形法、射出成形法、或いはゲル化成形法などによって予め発光部形成予定部125をも含めて成形された透光性絶縁管111を材料に、発光管110が製造されるとしてもよい。
【0052】
なお、封止装置は、境界部を封止する際に使用するレーザーと、失透部を除去する際に使用するレーザーとを、それぞれ個別に備えるとしてもよい。また、異なるタイプのレーザーとしてもよい。
なお、発光部121の形状を回転楕円体状として説明したが、球体状などとしてもよく、その形状が特に限定されないことは言うまでもない。
【0053】
なお、レーザー176のビームスポット径を、封止部131または封止部141の外径を目安に特定されるとしてもよい。例えば、外径/2〜外径の範囲内として、封止する際に最適とされるビームスポット径で失透も除去するとしてもよい。
なお、レーザー176は、連続発振としてもよいし、パルス発振としてもよい。
【0054】
なお、残余部137を封止しながら手順2−8bを行う代わりに、封止部131が形成された後に手順2−8bを行うとしてもよい。
なお、手順2−8bを行わずに、手順3−4で、第2封止工程で生じた失透部124を除去する際に、第1封止工程で生じた失透部123も一緒に除去するとしてもよい。
【0055】
なお、手順2−8bまたは手順3−4で示した失透除去方法を、発光管の製造方法とは切り離して単独の工程としてもよい。そして、製造された発光管に生じている失透部、又は製造される前の発光管の材料である透光性絶縁管に生じている失透部に適用して、失透部を除去するとしてもよい。
なお、失透部は、石英ガラス管を加熱した際に蒸気となった石英が、温度の低い部分に付着してできる、またはガラス状態から結晶状態に転移してできるなど種々の原因が考えられる。また、小型の放電ランプ特有の問題でもなく、大型の放電ランプでも同様に形成される。
【0056】
図7は、一例として、大型の放電ランプの構成を示す外観図である。
同図にみられるように、外管201の端部に口金202が取り付けられた大型の放電ランプ200においても、外管201に覆われる発光管210の表面に僅かながら失透部が生じる。そこで、手順2−8bまたは手順3−4で説明した失透除去方法を使用して、発光管210に生じる失透部を除去するとしてもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上の様に、本発明に係わる発光管の失透除去方法、及び製造方法は、発光部の表面または表層部に生じた失透部に、レーザービームを局部的に照射して、失透部を加熱する。このとき、前記透光性絶縁管の管軸を中心に、前記透光性絶縁管を回転させながら、レーザービームの照射領域を、前記管軸に沿って移動させて、前記失透部を結晶状態から過冷却液体状態を経てガラス状態に転移させる。
【0058】
これにより、発光管の小型化に伴い、例えば、レーザーやペンシルバーナーなどの様な局部加熱手段を使用して局部的に境界部を加熱したことで、発光部の表面または表層部に生じた失透部を除去することができる。その結果、発光部の表面積に対して失透部の占める割合も、発光管が小型化すればする程、大きくなり、光学的損失が生じるという問題を解決することが可能という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施の形態における発光管を光源とする放電ランプの構成を示す切り欠き斜視図であり、(b)は、放電ランプの光源とする発光管の構造を示す概要図である。
【図2】実施の形態における発光管の製造方法を示す模式図その1である。
【図3】実施の形態における発光管の製造方法を示す模式図その2である。
【図4】実施の形態における発光管の製造方法を示す模式図その3である。
【図5】実施の形態における発光管の製造方法を示す模式図その4である。
【図6】(a)は、境界部を封止する際の失透部の状態変化を示す模式図であり、(b)は、失透部を除去する際の失透部の状態変化を示す模式図である。
【図7】一例として、大型の放電ランプの構成を示す外観図である。
【図8】一例として、従来における小型の放電ランプに組み込まれる発光管の構造を示す概要図である。
【符号の説明】
100 放電ランプ
101 口金
102 スペーサ
103 反射鏡
104 リード線
105 端子
106 貫通孔
10,110 発光管
11,111 透光性絶縁管
113,114 開口部
21,121 発光部
22,122 放電空間
23,24,123,124 失透部
125 発光部形成予定部
131,141 封止部
135,145 封止部形成予定部
36,46,136,146 境界部
137,147 残余部
38,48 根元
151,161 電極体
152,162 電極
153,163 電極軸
154,164 金属箔
155,165 リード線
171,172 チャック
173,174 バネ
175 バーナー
176 レーザー
181 レーザー発振源
182,183 反射鏡
184 集光レンズ
200 放電ランプ
201 外管
202 口金
210 発光管

Claims (13)

  1. 一対の電極が内部に設けられた発光部と、前記発光部の端部に形成された封止部とを有する発光管の材料である透光性絶縁管において、前記発光部が形成される部分を発光部形成予定部として、
    前記発光部形成予定部の表面に生じた失透部に、レーザービームを局部的に照射して、前記失透部を加熱する
    ことを特徴とする発光管の失透除去方法。
  2. 前記透光性絶縁管の管軸を中心に、前記透光性絶縁管を回転させながら、レーザービームの照射領域を、前記管軸に沿って移動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光管の失透除去方法。
  3. 一対の電極が内部に設けられた発光部と、前記発光部の端部に形成された封止部とを有する発光管において、
    前記発光部の表面に生じた失透部に、レーザービームを局部的に照射して、前記失透部を加熱する
    ことを特徴とする発光管の失透除去方法。
  4. 前記発光管の管軸を中心に、前記発光管を回転させながら、レーザービームの照射領域を、前記管軸に沿って移動させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の発光管の失透除去方法。
  5. 一対の電極が内部に設けられた発光部と、前記発光部の端部に形成された封止部とを有する発光管の製造方法であって、
    前記発光管の材料である透光性絶縁管において、前記発光部が形成される部分を発光部形成予定部とし、前記封止部が形成される部分を封止部形成予定部とし、前記発光部形成予定部と前記封止部形成予定部との境界に位置する部分を境界部として、
    前記電極を有する電極体を前記封止部形成予定部に挿入して、前記境界部を溶融封止した後に、
    前記封止部形成予定部の残余部を溶融封止すると共に、
    前記境界部を溶融封止した際に前記発光部形成予定部の表面に生じた失透部に、レーザービームを局部的に照射して、前記失透部を加熱する
    ことを特徴とする発光管の製造方法。
  6. 一対の電極が内部に設けられた発光部と、前記発光部の端部に形成された封止部とを有する発光管の製造方法であって、
    前記発光管の材料である透光性絶縁管において、前記発光部が形成される部分を発光部形成予定部とし、前記封止部が形成される部分を封止部形成予定部とし、前記発光部形成予定部と前記封止部形成予定部との境界に位置する部分を境界部として、
    前記電極を有する電極体を前記封止部形成予定部に挿入して、前記境界部を溶融封止し、前記封止部形成予定部の残余部を溶融封止して前記封止部が形成された後に、
    前記境界部を溶融封止した際に前記発光部形成予定部の表面に生じた失透部に、レーザービームを局部的に照射して、前記失透部を加熱する
    ことを特徴とする発光管の製造方法。
  7. 前記透光性絶縁管の管軸を中心に、前記透光性絶縁管を回転させながら、レーザービームの照射領域を、前記管軸に沿って移動させる
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の発光管の製造方法。
  8. 一対の電極が内部に設けられた発光部と、前記発光部の端部に形成された封止部とを有する発光管の製造方法であって、
    前記封止部が形成された後に、前記封止部が形成される部分を溶融封止した際に前記発光部の表面に生じた失透部に、レーザービームを局部的に照射して、前記失透部を加熱する
    ことを特徴とする発光管の製造方法。
  9. 前記発光管の管軸を中心に、前記発光管を回転させながら、レーザービームの照射領域を、前記管軸に沿って移動させる
    ことを特徴とする請求項8に記載の発光管の製造方法。
  10. 請求項5乃至9のいずれかに記載の製造方法で製造された発光管。
  11. 請求項5乃至9のいずれかに記載の製造方法で製造された発光管を光源とする放電ランプ。
  12. 発光管と、反射鏡とを備える放電ランプであって、前記発光管が請求項5乃至9のいずれかに記載の製造方法で製造された発光管であることを特徴とする放電ランプ。
  13. 発光管と、前記発光管を覆う外管と、前記外管の端部に取り付けられた口金とを備える放電ランプであって、前記発光管が請求項5乃至9のいずれかに記載の製造方法で製造された発光管であることを特徴とする放電ランプ。
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