JP4271741B2 - Semiconductor parts - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、一般に半導体装置に関し、さらに詳しくは、センサに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
センサの実装は、労力と時間と費用のかかる工程である。化学センサに関しては、実装工程には、半導体基板を個別の化学センサ・チップに切り出す段階が含まれる。次に、個別の化学センサ・チップは、当技術ではT39パッケージまたはT05パッケージと呼ばれる大きな金属パッケージ内に別々に接着され組み立てられる。T05パッケージの例は、1988年8月30日にタキザワ他に付与された米国特許第4,768,070号に説明される。この、切片部品の実装工程は時間がかかり面倒で、実装工程中に汚染されたり、物理的損傷を受ける可能性のある個々の化学センサ・チップを慎重に扱うことが要求される。
【0003】
従って、スループットを改善し、センサの作成と実装のサイクル時間を短縮する一括処理技術を用いて実装されるセンサが必要である。ウェハ・レベルの一括実装技術により、小型化された被実装センサが生産され、各センサ・チップをその後の処理中の汚染と物理的損傷から守ることになる。
【0004】
【実施例】
より詳細な説明を行うために、図面を参照すると、図1は、センサ10の実施例の断面図である。センサ10は、基板11を備える半導体部品である。基板11は、表面20に対向する表面19を有し、通常は、たとえば、シリコン,III-V 族化合物半導体またはII-VI 族化合物半導体などの半導体材料で構成される。基板11上には、複数のセンサを作成することができることを理解頂けよう。たとえば、図1は、基板11上でセンサ10に隣接するセンサ34,35の一部を示す。図1は、センサ34,35からそれぞれセンサ10を分離する描線として機能する直線36,37も示す。
【0005】
絶縁層32が基板11の表面19上に設けられる。絶縁層32は、好ましくは、たとえば酸化シリコンまたは窒化シリコンなどの誘電性材料であり、当技術で周知の方法を用いて基板11上に付着することができる。
【0006】
基板11は、以下に説明するセンサ10の熱拡散を容易にするために表面20の部分内に形成される任意の凹部12を有する。凹部12は、表面20から表面19に向かって延在し、絶縁層32の一部分を露出することができる。センサ10の製造可能な工程を確保するために、凹部12は好ましくは、基板11の特定の結晶面に沿ってエッチングする異方性エッチャントを用いて表面20内にエッチングされる。異方性エッチャントは、基板11よりも絶縁層32を大きくエッチングしてはならない。単結晶シリコン基板に用いるのに適した異方性エッチャントの例には、水酸化カリウム,水酸化アンモニウム,水酸化セシウム,ヒドラジン,エチレンジアミン/ピロカテキンおよび水酸化テトラメチルアンモニウムなどがあるがこれらに限定されない。
【0007】
センサ10は、絶縁層32と基板11とにより支持され、凹部12上にある検知素子14を備える。センサ10が化学センサの場合、検知素子14は、通常は、特定の液体または気体(図示せず)にさらされるとその抵抗が変化する抵抗である。上昇した動作温度において、検知素子14の固有抵抗は、通常約1キロオームないし50メガオームである。化学センサの技術で周知のように、特定の液体または気体の存在は、センサにより化学反応から電気信号に変換される。たとえば、制御回路(図示せず)は、検知素子14の両端の電流または電圧降下の変化を測定することにより、検知素子14の固有抵抗の変化を検出することができる。制御回路構成は、異なる基板上に置くことも、あるいは基板11内に作成して、一体型の化学センサ・システムを生成することもできる。
【0008】
検知素子14は、当技術では周知の方法を用いて絶縁層32と基板11の表面19との上に設置または形成される。センサ10が化学センサの場合、検知素子14は、金属酸化物,遷移金属または貴金属などの導電性のある化学的感度を有する薄膜によって構成される。たとえば、検知素子14は、酸化スズ,酸化亜鉛,酸化チタンまたはプラチナと金の合金などで構成することができる。異なる組成の検知素子14を用いると、異なる液体または気体を検知または監視することができる。検知素子14に用いられる材料をドーピングして、検知素子14およびセンサ10の化学的感度および選択性をさらに高めることもできることを理解頂きたい。
【0009】
検知素子14は、任意の加熱素子13により加熱して、検知素子14と所望の液体または気体との間の化学反応を引き起こす助けとすることもできる。加熱素子13は、当業者には周知の方法を用いて形成される。たとえば、加熱素子13は、多結晶シリコンまたはプラチナ,金などの金属によって構成することもできる。
【0010】
図1に示されるように、加熱素子13は、絶縁層32の中で、凹部12の上で、検知素子14の下にある。加熱素子13は、基板11以外の他の基板上に置くこともできることを理解頂きたい。しかし、加熱素子13と検知素子14は両方とも、効率的な加熱と空間の節約のために基板11上に置くことが望ましい。基板11内の凹部12は、加熱素子13とセンサ10の熱拡散または冷却を助ける。
【0011】
結合線15,16は、それぞれフィーチャ17,18を検知素子14に電気的に結合する。結合線15,16は、たとえばケイ化物または金属などの導電性材料によって構成される。結合線15,16は、絶縁層32と基板11の表面19の上に、当技術では周知の方法を用いて形成される。
【0012】
フィーチャ17,18は、検知素子14の電気接触となる。たとえば、組立ワイヤボンド配線を、フィーチャ17,18に結合して、ボンディング・パッドとすることができる。フィーチャ17,18は、通常は、金または銅などの金属によって構成され(但し、これらに限定するものではない)、絶縁層32と基板11の表面19の上に、スパタリング法,電気メッキ法,化学蒸着法または蒸着法を用いて付着される。
【0013】
接着剤21は、結合線15,16の上、絶縁層32の上、基板11の表面19の上にあり、好ましくは、検知素子14の汚染を回避するために検知素子14とは空間的に離して配置される。接着剤21は、たとえばハンダ・プレフォーム,シルク・スクリーン・エポキシまたはフリット・ガラスなどの有機または無機の任意の接着材料とすることができる。接着剤21として導電性接着剤が用いられる場合は、分離層(図示せず)が接着剤21から結合線15,16を電気的に分離することになる。
【0014】
接着剤21は、絶縁層32およびメッシュ,スクリーンまたはフィルタ22を結合または電気的に接着して、センサ10を覆う、すなわち実装する。その結果、接着剤21,絶縁層32,基板11およびフィルタ22がキャビティ31を形成する。キャビティ31の容量は、接着剤21の厚みまたは高さにより制御することができる。図1に示されるように、検知素子14はキャビティ31内に位置し、フィーチャ17,18はキャビティ31の外に位置する。
【0015】
フィルタ22は、絶縁層32およびキャビティ31の上にあり、望ましくない粒子または化学物質がキャビティ31内に入ることを濾波,遮蔽または防止する。フィルタ22は、表面23と、対向面24と、接触開口部25,30と、フィルタ22の濾波機構として機能する濾波孔26,27,28,29とを有する。これについては、後で詳細に説明する。
【0016】
フィルタ22は、好ましくは、検知素子14の汚染または損傷を避けるために、検知素子14から空間的に離れて配置される。フィルタ22は、実質的に剛性となる程度の適切な厚みを持たねばならない。これは、検知素子14との接触や検知素子14に対する損傷を起こす可能性のある弾性変形を防ぐためである。
【0017】
フィルタ22には、以下に述べるような広範囲の材料を用いることができる。しかし、フィルタ22に用いられる材料の多くは、センサ10の動作温度を上げると化学物質を除気する。フィルタ22は、動作温度が上昇しても化学物質を除気せずに、センサ10の環境に対する正確な化学的応答を確保することが好ましい。しかし、フィルタ22が化学物質を除気しても、フィルタ22は検知素子14によって検出することのできる化学物質を除気せずに、センサ10が正確な環境監視を行えるようにすべきである。同様に、接着剤21,絶縁層32,基板11,結合線15,16およびフィーチャ17,18も、センサ10の動作温度において検知素子14により検知することのできる化学物質を除気してはならない。
【0018】
フィルタ22は、非孔性材料または多孔性または通気性材料で構成することができる。可能性のある適切な非孔性材料としては、従来の単結晶シリコン基板,III-V 族化合物半導体基板およびII-VI 族化合物半導体基板などがあるが、これらに限定されない。可能性のある適切な多孔性または通気性材料としては、多孔性シリコン基板,ポリマ薄膜,多孔性セラミック,ガラス,チャコール・フィルタ,熱硬化性樹脂,アルミナ,ポリイミド,シリカおよび石英などがあるが、これらに限定されない。
【0019】
フィルタ22が多孔性または通気性材料で構成される場合は、フィルタ22が非孔性材料で構成されたときにはない、別の濾波機構が備わる。特定の液体または気体が特定の多孔性または通気性材料に浸透することができ、フィルタ22の濾波孔26,27,28,29を通過せずにキャビティ31内に進入することができる。そのため、多孔性または通気性材料は、非孔性材料の濾波機能よりも、フィルタ22の濾波機能を拡張または強化して、センサ10の化学的感度および選択性を改善することができる。
【0020】
多孔性または通気性材料はそれぞれ、異なる孔寸法を有し、それを利用して、異なる寸法の粒子,化学物質または分子を濾波することができる。多孔性または通気性材料は、化学的に活性とすることができる。化学的に活性の通気性材料の一例として、メタロフタロシアニン・ポリマの層をフィルタ22に用いて、亜酸化窒素がキャビティ31内を通過するのを防ぐことができる。多孔性材料の一例としては、圧縮チャコール・フィルタをフィルタ22に用いて、炭化水素を濾波して、キャビティ31に進入することを防ぐことができる。さらに、ポリイミド層をフィルタ22に用いて、水分または水蒸気を濾波し、キャビティ31に進入することを防ぐことができる。
【0021】
フィルタ22内の接触開口部25,30の説明に戻り、接触開口部25,30はそれぞれ、フィーチャ17,18の上方で、これらのフィーチャに対する進入路となる位置にある。フィーチャ17,18がボンディング・パッドとして機能する場合は、接触開口部25,30は、それぞれ約50ないし1,000ミクロンの寸法を有し、組立ワイヤボンド配線が接触開口部25,30内を貫通して延在し、接触フィーチャ17,18にそれぞれ接触することができるようにする。接触開口部25,30は、図1で直線36,37として示されるダイ分離領域を露出させることもできる。
【0022】
フィルタ22の濾波孔26,27,28,29は、キャビティ31上方に位置して、フィルタ22の濾波機構として働く。フィルタ22がキャビティ31の上にある単独の孔を持つことができる場合でも、フィルタ22は、以下に述べるような充分な濾波機能を維持しながら、充分な気体または液体流がキャビティ31に出入りすることができるよう複数の孔を有することが好ましい。濾波孔26,27,28,29は、望ましくない粒子がキャビティ31に進入しないように接触開口部25,30の直径より小さい直径をそれぞれ有することが好ましい。それにより、フィルタ22は、基板ダイシング中や他の組立工程やセンサ10の動作中に、物理的損傷および汚染から検知素子14を保護する。
【0023】
所望の場合は、濾波孔26,27,28,29はそれぞれ数オングストロームないし数ミクロン程度の直径を有して、それより大きな寸法の分子または化学物質がキャビティ31に進入して、検知素子14と化学反応を起こすことを防ぐことができる。このように、フィルタ22は、センサ10の化学的選択性および感度を改善するための化学的フィルタとしても用いられる。たとえば、センサ10が小さい炭化水素分子だけを監視して、検知素子14は小さい炭化水素分子,それより大きなタンパク質分子およびさらに大きなデオキシリボ核酸分子(DNA )とも化学反応を起こすとする。この場合、濾波孔26,27,28,29がそれぞれ数オングストローム程度の直径を有するとすると、小さい炭化水素分子は濾波孔26,27,28,29を通過して、検知素子14と反応することができるが、それより大きなタンパク質分子やDNA 分子は濾波孔26,27,28,29を通過することができず、検知素子14と反応することができない。そのため、この例ではセンサ10の化学的選択性が改善される。
【0024】
濾波孔26,27,28,29と接触開口部25,30とは、フィルタ22と基板11とを結合する前に、フィルタ22内に超精密加工される。濾波孔26,27,28,29と接触開口部25,30とは、広範囲の異なる化学的および物理的方法を用いて形成することができる。たとえば、反応性イオン・エッチングまたは機械的穿孔技術を用いて、濾波孔26,27,28,29および接触開口部25,30をフィルタ22内に形成することができる。別の例としては、フィルタ22が約100ないし500ミクロンの厚みを有する非孔性単結晶シリコン基板で構成される場合は、基板11内の凹部12に関して用いられるのと同様の異方性エッチャントを用いて、濾波孔26,27,28,29および接触開口部25,30をエッチングすることもできる。
【0025】
濾波孔26,27,28,29および接触開口部25,30は、表面23からでも、表面24からでも、あるいは両表面23,24からでもエッチングすることができる。図1に示されるように、接触開口部25,30と濾波孔26とは、表面23からエッチングされ、孔27は表面24からエッチングされ、孔28,29は表面23,24からエッチングされる。孔を両表面23,24からエッチングする場合は、孔がフィルタ22の1つの表面からのみエッチングされる場合と比べて、多数のまたは密度の高い孔を設けることができる。
【0026】
図2を続けて参照して、図1のセンサ10の代替実施例の部分的断面図がセンサ40として図示される。図2のセンサ40は、図1のセンサ10と類似のものであり、同一の素子を示すには図1および図2において同一の参照番号を用いる。図2では、キャビティ44は、接着剤21を用いて絶縁層32とフィルタ45とを結合することにより形成される。キャビティ44とフィルタ45とは、目的において、図1のキャビティ31およびフィルタ22とそれぞれ類似のものである。
【0027】
フィルタ45は、支持層41の上にある層43によって構成される。支持層41は、組成において、図1のフィルタ22と類似のものである。支持層41は、複数の孔42を有し、これらは層43により覆われている。これらの孔は、目的において、図1のフィルタ22の濾波孔26,27,28,29と類似のものである。
【0028】
層43は、一定の化学物質を通過させ、他の化学物質の通過を制限する選択的フィルタとして機能する多孔性または通気性材料により構成される。層43に適した多孔性材料および通気性材料の例は、前述されている。
【0029】
層43は、支持層41を絶縁層32に結合した後に、指示層41の上に約0.1ないし30ミクロンの厚みまでスパタリング,噴出,積層,吐出または塗布することができる。あるいは、層43は、フィルタ45を絶縁層32に付着する前に支持層41上に設けることもできる。この代替方法においては、フィルタ45を絶縁層32に結合して、絶縁層32と基板11とが支持層41よりも層43に近づくようにすることもできる。この構成は図2には示されない。しかし、フィルタ45は、好ましくは絶縁層32に結合されて、絶縁層32と基板11とが、図2に示されるように層43よりも支持層41に近い位置に配置されると、複数の孔42がセンサ40の動作中に詰まることはない。
【0030】
図3を参照して、図1のセンサのさらに別の実施例の部分的断面図がセンサ60として図示される。図3のセンサ60も、図1のセンサ10に類似しており、図1および図3において、同一の素子を示すためには同一の参照番号が用いられる。図3では、接着剤21が絶縁層32とフィルタ61とを結合して、その間にキャビティ62を形成する。キャビティ62とフィルタ61とは、目的において、図1のキャビティ31およびフィルタ22とそれぞれ類似のものである。
【0031】
フィルタ61は、前述のように、検知素子14の損傷を防ぐために実質的剛性を得られるだけの適当な厚みを有する多孔性または通気性材料によって構成される。図1のフィルタ22とは異なり、図3のフィルタ61は、濾波孔を持たない。フィルタ61は、図2の層43と組成において類似のものであり、約50ないし500ミクロンの厚みを有することができる。
【0032】
図1,図2および図3のセンサ10,40,60は、それぞれ、従来の金属製T05またはT39パッケージに実装される従来技術によるセンサに対しいくつかの利点を有する。たとえば、図1,図2および図3のキャビティ31,44,62は、それぞれ従来の金属製T05またはT39パッケージのキャビティまたは封入領域に比べて、キャビティ容積が小さい。キャビティ容積が小さいために、センサ10,40,60は、従来の金属製T05またはT39パッケージに比べて寸法が小さくかさばらないので、あらゆる用途において空間の節約となる。センサ10,40,60は、少なくとも従来の金属製T05またはT39パッケージより約100倍は小さくなっている。
【0033】
また、キャビティ容積が小さいために、キャビティ31,44,62は、検知素子14によって検知しようとする臨界濃度の化学物質を、より迅速に充填することができる。キャビティの容積が小さいために、臨界化学濃度をより速く除去することもできる。このため、センサ10,40,60は、従来技術に比べて応答時間およびリフレッシュ時間が改善される。前述のように、キャビティ31,44,62のキャビティ容量は接着剤21の厚みまたは高さにより制御することができる。キャビティ31,44,62に必要とされる最小容積は、検知素子14の組成および動作温度,検知される化学物質およびキャビティ31,44,62内外への環境気体または液体の拡散速度に依存する。
【0034】
さらに、センサ10,40,60の製造工程は、従来技術に比べて、時間がかからず、費用が安く、労力も少なくて済む。基板11とフィルタ22,45または61が異なる半導体ウェハの部分である場合は、人間の介在を削減し製造歩留まりを改善する自動化された半導体ウェハ処理装置を用いてセンサ10の作成を行うことができる。このように、センサ10の作成は、大量生産の環境になじむ。
【0035】
かくして、センサ10,40,60を、ウェハレベルの一括処理を用いて実装または組立をすることができ、数百または数千のセンサを単独の半導体基板上に同時に実装してから、個々のセンサを切り離す。このウェハレベルの一括実装処理によりスループットが改善され、一度に1つのセンサを別々に実装する従来の人手の要る面倒な工程に比べて、対費用効果が高くなる。
【0036】
さらに、ウェハレベルの実装により、検知素子14がダイ切り離しの間に損傷を受けることを防ぐ。これは検知素子14が切り離し過程の前にキャビティ31,44または62内に封入されるためである。さらに、接着剤21およびフィルタ22,45,61は、それぞれセンサ10,40,60を堅固に強固にし、破損の可能性を下げる。従って、センサ10,40,60の製造歩留まりが従来の技術に比べさらに改善される。
【0037】
従って、本発明により、従来技術の欠点を克服する改善されたセンサが提供されたことは明らかである。従来の金属製T05またはT39パッケージにおける非効率的な切片部品組立が排除され、対費用効果が高くサイクル時間が短縮される方法により、機械的強度が高まり、センサ作成の製造歩留まりが改善される。被実装センサの寸法は、従来の被実装センサに比べて約100分の1ほどになっている。さらに、センサの性能は、化学的感度と、化学的選択性と、リフレッシュ時間および応答時間とを改善することにより強化される。
【0038】
本発明は、好適な実施例を参照して特定的に図示および説明されているが、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、形態および詳細において変更が可能であることは当業者には理解頂けよう。たとえば、キャビティ31,44,62内に湿度および温度センサを備えて、センサ10,40,60の監視機能をそれぞれ改善することもできる。さらに、本明細書で説明された工程は、たとえば化学電界効果トランジスタ(CHEMFET ),弾性表面波(SAW )装置,容量性センサなどの他種のセンサの実装にも適用することができる。従って、本発明の開示は制約を加えるためのものではない。本発明の開示は、本発明の範囲を説明するためのものであり、範囲は以下の請求項に記述される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセンサの実施例の断面図である。
【図2】本発明による図1のセンサの代替の実施例の部分的断面図である。
【図3】本発明による図1のセンサの別の代替の実施例の部分的断面図である。
【符号の説明】
10 センサ
11 基板
12 凹部
13 加熱素子
14 検知素子
15,16 結合線
17,18 フィーチャ
19,20 基板表面
21 接着剤
22 フィルタ
23,24 フィルタ表面
25,30 接触開口部
26,27,28,29 濾波孔
31 キャビティ
34,35 隣接センサ
36,37 描線[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates generally to semiconductor devices, and more particularly to sensors.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
Sensor implementation is a laborious, time consuming and expensive process. For chemical sensors, the mounting process includes cutting the semiconductor substrate into individual chemical sensor chips. The individual chemical sensor chips are then separately glued and assembled into a large metal package, referred to in the art as a T39 package or T05 package. An example of a T05 package is described in US Pat. No. 4,768,070 issued August 30, 1988 to Takizawa et al. This process of mounting the piece components is time consuming and cumbersome and requires careful handling of individual chemical sensor chips that can become contaminated or physically damaged during the mounting process.
[0003]
Accordingly, there is a need for a sensor that is mounted using a batch processing technique that improves throughput and reduces sensor creation and mounting cycle time. Wafer level batch mounting technology produces smaller mounted sensors, protecting each sensor chip from contamination and physical damage during subsequent processing.
[0004]
【Example】
For a more detailed description, referring to the drawings, FIG. 1 is a cross-sectional view of an embodiment of a
[0005]
An
[0006]
The
[0007]
The
[0008]
The
[0009]
The
[0010]
As shown in FIG. 1, the
[0011]
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
The adhesive 21 covers or mounts the
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
A wide range of materials as described below can be used for the
[0018]
The
[0019]
If the
[0020]
Each porous or breathable material has a different pore size, which can be used to filter particles, chemicals or molecules of different sizes. Porous or breathable materials can be chemically active. As an example of a chemically active breathable material, a layer of metallophthalocyanine polymer can be used in the
[0021]
Returning to the description of the
[0022]
The filter holes 26, 27, 28 and 29 of the
[0023]
If desired, the filtering holes 26, 27, 28, 29 each have a diameter on the order of a few angstroms to a few microns, so that larger sized molecules or chemicals enter the
[0024]
The filtering holes 26, 27, 28, 29 and the
[0025]
The filtering holes 26, 27, 28, 29 and the
[0026]
With continued reference to FIG. 2, a partial cross-sectional view of an alternative embodiment of
[0027]
The
[0028]
[0029]
[0030]
Referring to FIG. 3, a partial cross-sectional view of yet another embodiment of the sensor of FIG. The sensor 60 of FIG. 3 is also similar to the
[0031]
As described above, the
[0032]
The
[0033]
Further, since the cavity volume is small, the
[0034]
Further, the manufacturing process of the
[0035]
Thus, the
[0036]
Furthermore, the wafer level mounting prevents the
[0037]
Thus, it is clear that the present invention provides an improved sensor that overcomes the disadvantages of the prior art. Inefficient section assembly in conventional metal T05 or T39 packages is eliminated, and cost-effective and cycle time reduced methods increase mechanical strength and improve manufacturing yield of sensor fabrication. The size of the mounted sensor is about 1/100 of that of the conventional mounted sensor. In addition, sensor performance is enhanced by improving chemical sensitivity, chemical selectivity, refresh time and response time.
[0038]
Although the invention has been particularly shown and described with reference to preferred embodiments, those skilled in the art will recognize that changes may be made in form and detail without departing from the spirit and scope of the invention. I understand. For example, humidity and temperature sensors can be provided in the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an embodiment of a sensor according to the present invention.
2 is a partial cross-sectional view of an alternative embodiment of the sensor of FIG. 1 in accordance with the present invention.
3 is a partial cross-sectional view of another alternative embodiment of the sensor of FIG. 1 in accordance with the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
第1の面(20)、前記第1の面に対向する第2の面(19)および前記第1の面における凹部(12)を有する半導体基板(11);
前記半導体基板(11)の前記第2の面(19)の上にある絶縁層(32);
前記絶縁層(32)および前記凹部(12)の上にある化学的感度を有する薄膜(14)であって、前記化学的感度を有する薄膜(14)は前記凹部内に配置されていないもの;
前記化学的感度を有する薄膜(14)の上にあり、それから空間的に隔てられたフィルタ(22,45または61)であって、前記フィルタは前記半導体部品の全ての導電層から絶縁されているもの;
前記フィルタ(22,45または61)を前記絶縁層(32)に結合する接着剤(21);および
前記化学的感度を有する薄膜(14)の下にあり前記化学的感度を有する薄膜を加熱するための加熱素子(13);
を具備することを特徴とする半導体部品。For semiconductor parts:
A semiconductor substrate (11) having a first surface (20), a second surface (19) facing the first surface, and a recess (12) in the first surface;
An insulating layer (32) overlying the second surface (19) of the semiconductor substrate (11);
A chemically sensitive thin film (14) overlying the insulating layer (32) and the recess (12), wherein the chemically sensitive thin film (14) is not disposed within the recess;
A filter (22, 45 or 61) on and spaced apart from the chemically sensitive thin film (14), wherein the filter is insulated from all conductive layers of the semiconductor component. thing;
An adhesive (21) for bonding the filter (22, 45 or 61) to the insulating layer (32); and heating the chemically sensitive thin film under the chemically sensitive thin film (14) Heating element (13) for;
A semiconductor component comprising:
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