JP4270962B2 - スイッチギヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2重母線を収納するスイッチギヤに係り、開閉器の操作機構の点検作業を容易にし得るスイッチギヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の2重母線を収納するスイッチギヤに、遮断器、断路器および接地開閉器のような開閉器を固体絶縁物でモールドし、これらを相互接続してコンパクト化を図るとともに、電力の安定供給化を図っているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この種のスイッチギヤの内部構成を示す図5において、箱体1内は、背面側のケーブル端開閉部1a、中央部の遮断器開閉部1b、正面側の母線開閉部1cに分かれて構成されている。
【0004】
ケーブル端開閉部1aには、変流器2を貫通した受電のケーブル3、このケーブル3が接続されるケーブルヘッド4、および接離自在の一対の接点を有する真空バルブ5をモールドして構成した受電用接地開閉器6が配置されている。また、受電用接地開閉器6には、受電用操作機構7が連結され真空バルブ5内の接点の開閉が行われるようになっている。
【0005】
遮断器開閉部1bは、更に上段の主回路部1b1と下段の遮断操作部1b2とに盤壁8aで分かれて構成されている。
【0006】
主回路部1b1には、真空バルブ9をモールドして構成した遮断部10が配置され、遮断部10の一方の主回路端がケーブルヘッド4に接続され、また、他方の主回路端が真空バルブ9の可動軸11が摺動自在に貫通して導体12と接続されている。この導体12を貫通した可動軸11端には、絶縁操作ロッド13が連結されている。なお、遮断部10の天井側には、避雷器14が設けられている。
【0007】
遮断操作部1b2には、絶縁操作ロッド13を介して盤壁8aを移動自在に貫通する連結棒に連結された遮断器用操作機構15が配置され、真空バルブ9内の接点の開閉が行われるようになっている。
【0008】
一方、母線開閉部1cも、上段の母線部1c1と下段の母線操作部1c2とに盤壁8aに連接された盤壁8bで分かれて構成されている。
【0009】
母線部1c1には、2つの真空バルブ16、17を平行に配置してモールドして構成した断路部18が配置されている。そして、互いの一方の主回路端は、真空バルブ16、17の可動軸19、20が導体21を摺動自在に貫通して接続されている。この導体21は、中心導体22aの周囲をモールドして構成した絶縁導体22を介して、遮断操作部1b2の導体12と接続されている。また、導体21を貫通した可動軸19、20端には、それぞれ絶縁操作ロッド23、24が連結されている。
【0010】
断路部18のそれぞれの他方の主回路端には、2つの真空バルブ16、17に対応して第1の母線25および第2の母線26が接続され、2重母線を構成している。この第1の母線25および第2の母線26を介して、隣接する図示しない負荷側の盤への接続が行われる。
【0011】
母線操作部1c2には、絶縁操作ロッド23、24を介して盤壁8bを移動自在に貫通する連結棒に連結された断路器用操作機構27、28が配置され、断路部18の開閉が行われるようになっている。また、断路器用操作機構27と28との間には、母線接地用操作機構29が設けられ、移動自在の接地棒30を図示上方へ直線移動させて導体21に接触させて導体21を接地させるようになっている。
【0012】
ここで、遮断器用操作機構15、断路器用操作機構27、28、および母線接地用操作機構29は、盤壁8a、8bと箱体1の底面板間で構成される操作機構室1x2内に収納されている。
【0013】
このような2重母線を収納したスイッチギヤは、通常運転時には第1の母線25を使用し、第2の母線26は切り離している。そして、第1の母線25の点検時などには、第1の母線25を切り離し、第2の母線26を使用して負荷側への電力供給の安定を図っている。
【0014】
【特許文献1】
特開2002−152930号公報(第15頁、図25)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来のスイッチギヤにおいては、以下のような問題がある。
【0016】
遮断操作部1b2の遮断器用操作機構15、母線操作部1c2の断路器用操作機構27、28、および母線接地用操作機構29が箱体1の下段の操作機構室1x2内に収納されているので、箱体1内の下段中央部に配置されている遮断器用操作機構15の点検時に多大の時間を要していた。
【0017】
即ち、遮断器用操作機構15を点検する場合には、箱体1の正面側に配置されている断路器用操作機構27、28および母線接地用操作機構29を箱体1外に一旦取外すか、または背面側の変流器2などを取外して行わなければならなかった。
【0018】
従って、本発明は、操作機構の点検作業を容易にし得るスイッチギヤを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のスイッチギヤは、箱体内の背面側に設けられるケーブル端開閉部と、前記箱体の背面側と正面側との間の中央部に設けられる遮断器開閉部と、前記箱体の正面側に設けられる2重母線を構成する母線開閉部とから構成されるスイッチギヤにおいて、前記遮断器開閉部を前記箱体の上段に形成した少なくとも遮断器を収納した遮断部、および下段に形成した前記遮断器を開閉する操作機構部を収納した遮断操作部として構成し、前記母線開閉部を前記箱体の上段に形成した2重母線およびこの2重母線の電源を切替える少なくともそれぞれの断路器を収納した母線部、中段に形成した前記それぞれの断路器を開閉するそれぞれの操作機構部を収納した母線操作部、および下段に形成した点検スペース部として構成してなり、前記遮断操作部下段と前記母線開閉部下段の点検スペース部とを連接するとともに、点検スペース部を前記操作機構部の外形形状よりも同等以上のスペースを有するようにしたことを特徴とする。
【0020】
このような構成によれば、箱体の中央部の下段に設置される操作機構部を箱体の正面側から点検することができるので、点検作業を短時間で容易にし得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
先ず、本発明の第1の実施の形態を図1および図2を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチギヤの内部構成を一部断面して示す側面図、図2は、本発明の第1の実施の形態に係る図1のスイッチギヤの電源系統を示す単線結線図である。なお、各図において、従来と同様の構成部分については、同一符号を付した。
【0022】
図1、図2に示すように、箱体1内は、背面側から正面側に向かって受電側のケーブル端開閉部1a、中央部の遮断器開閉部1b、負荷側となる正面側の母線開閉部1cに分かれて構成されている。
【0023】
ケーブル端開閉部1aには、箱体1の底面側から天井側に向かって変流器(CT)2を貫通したケーブル3、このケーブル3が接続されるケーブルヘッド(CH)4、およびケーブルヘッド4の主回路端に接続される接離自在の一対の接点を有する真空バルブ5をモールドして構成した受電用接地開閉器(ES1)6が配置されている。また、受電用接地開閉器6の天井側には、受電用操作機構7が連結され真空バルブ5内の接点の開閉を行い、主回路の接地が行われるようになっている。
【0024】
遮断器開閉部1bは、更に上段の主回路部1b1と下段の遮断操作部1b2とに盤壁51aで仕切られて構成されている。
【0025】
主回路部1b1には、真空バルブ5と同様の真空バルブ52をモールドして構成した第1の断路部(DS1)53と、真空バルブ5と同様の真空バルブ54をモールドして構成した遮断部(CB)55とが平行に配置され構成されている。そして、第1の断路部53の一方の主回路端がケーブルヘッド4の主回路端に接続されている。
【0026】
また、第1の断路部53の他方の主回路端と遮断部55の一方の主回路端間は、それぞれの真空バルブ52、54の可動軸56、57が摺動自在に貫通する第1の連結導体58をモールドして構成した第1の連結導体部59で接続されている。この第1の連結導体58を摺動自在に貫通した可動軸56、57端には、絶縁操作ロッド60、61が、一方端が筒状に開放された第1の連結導体部59の空間部59a内にそれぞれ連結配置されている。この空間部59a端は、前記盤壁51aに固定されている。
【0027】
また、遮断部55の他方の主回路端には、天井側に向かって導体の周囲をモールドしたI字状のアダプタ導体62を介して、導体の周囲をモールドしたU字状の接続導体63がそれぞれ接続されている。このアダプタ導体62は、母線開閉部1cの主回路を天井側に持ち上げるために用いられる。なお、第1の断路部53の天井側には、変成器(VT)64が設けられている。
【0028】
遮断操作部1b2には、絶縁操作ロッド60、61を介して盤壁51aを移動自在に貫通する連結棒に連結された電源用操作機構部65が配置されている。
【0029】
この電源用操作機構部65は、第1の断路部53に連結された例えば電磁ソレノイド機構からなる断路器用操作機構66、遮断部55に連結された例えば電磁ソレノイド機構からなる遮断器用操作機構67、および例えばスライダクランク機構からなる電源接地用操作機構68で構成されている。そして、断路器用操作機構66および遮断器用操作機構67で真空バルブ52、54内の接点の開閉が行われるようになっている。
【0030】
電源接地用操作機構68には、移動自在の接地棒69が設けられ、前記空間部59a内を直線移動させて第1の連結導体58と接触するようになっている。これにより、第1の連結導体58を接地する第2の接地開閉器(ES2)が構成されている。
【0031】
一方、母線開閉部1cも、上段の母線部1c1と中段の母線操作部1c2とが盤壁70で仕切られ、また、母線操作部1c2と下段の点検スペース部1c3とが遮断開閉部1bの盤壁51aと連接された盤壁51bで仕切られて構成されている。
【0032】
母線部1c1には、真空バルブ5と同様の真空バルブ71をモールドして構成した第2の断路部(DS2)72と、真空バルブ5と同様の真空バルブ73をモールドして構成した第3の断路部(DS3)74とが、箱体1の正面側から背面側の方向、即ち、奥行き方向と平行して並んで配置され構成されている。
【0033】
第2の断路部72と第3の断路部74の互いの一方の主回路端間は、それぞれの真空バルブ71、73の可動軸75、76が摺動自在に貫通する第2の連結導体77をモールドして構成した第2の連結導体部78で接続されている。この第2の連結導体77を摺動自在に貫通した可動軸75、76端には、絶縁操作ロッド79、80が、一方端が筒状に開放された第2の連結導体部78の空間部78a内に連結配置されている。この空間部78a端は、盤壁70に固定されている。また、第2の連結導体77には、接続導体63の中心導体81端部が接続されている。
【0034】
そして、第2の断路部72と第3の断路部74のそれぞれの他方の主回路端には、導体25a、26aをモールドして構成した第1の母線(B1)25および第2の母線(B2)26が、それぞれ導体25a、26aを背面側に向けて接続され、2重母線を構成している。通常運転時には、第2の断路部72を閉路して第1の母線25が使用され、第3の断路部74を開路して第2の母線26を切り離している。そして、第1の母線25の点検時などには、第2の断路部72を開路して第1の母線25を切り離し、第3の断路部74を閉路して第2の母線26を使用する。即ち、第1の母線25および第2の母線26を切替えて隣接する図示しない負荷側の盤への電力供給の安定を図っている。
【0035】
母線操作部1c2には、絶縁操作ロッド79、80を介して盤壁70を移動自在に貫通する連結棒に連結された母線用操作機構部82が配置されている。この母線用操作機構部82は、例えば電磁ソレノイド機構からなる断路器用操作機構83、84、例えばスライダクランク機構からなる母線接地用操作機構85で構成されている。そして、この断路器用操作機構83、84で真空バルブ71、73内の接点の開閉が行われるようになっている。
【0036】
母線接地用操作機構85には、移動自在の接地棒86が設けられ、前記空間部78a内を直線移動させて第2の連結導体77と接触するようになっている。これにより、第1の母線25と第2の母線26との共通の主回路となる第2の連結導体77を接地する第3の接地開閉器(ES3)が構成されている。
【0037】
点検スペース部1c3は、電源用操作機構部65を点検をするための治具などを持ち込むスペース87があり、更に、電源用操作機構部65の外形形状と同等以上のスペース87を有しており、電源用操作機構部65を箱体1外へ取出せるようになっている。ここで、点検スペース部1c3および遮断操作部1b2の電源用操作機構部65は、盤壁51a、51bと箱体1の底面板間で構成される下段の操作機構室1z2内に収納されることとなる。
【0038】
上記第1の実施の形態のスイッチギヤによれば、遮断操作部1b2の電源用操作機構部65の点検を、箱体1下段の正面側から点検スペース部1c3を介して行うことができ、また、母線用操作機構部82も箱体1中段の正面側から行うことができる。更に、電源用操作機構部65および母線用操作機構部82を正面側から箱体1外に取出すこともできる。このため、これらの操作機構部65、82の点検作業を短時間で容易にし得ることができる。
【0039】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を図2乃至図4を参照して説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態に係るスイッチギヤの電源系統を示す単線結線図、図3は、本発明の第2の実施の形態に係るスイッチギヤの内部構成を一部断面して示す側面図、図4は、本発明の第2の実施の形態に係るスイッチギヤの内部構成の三相分のうちの一相分を一部断面して示す拡大正面図である。
【0040】
なお、この第2の実施の形態が、第1の実施の形態と異なる点は、2重母線が配置される母線開閉部の構成である。各図において、第1の実施の形態と同様の構成部分については同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0041】
図2、図3に示すように、箱体1の正面側に構成された母線開閉部1cは、上段の母線部1c1と中段の母線操作部1c2とが盤壁70で仕切られ、更に、この母線操作部1c2と下段の点検スペース部1c3とが盤壁51bで仕切られて構成されている。
【0042】
母線部1c1には、真空バルブ71、73をモールドして構成した第2の断路部(DS2)72および第3の断路部(DS3)74が紙面前後方向に並んで配置され構成されている。即ち、図4に示すように、互いの断路部72、74は、正面側であって、箱体1の幅方向と平行して並んで配置されている。
【0043】
そして、第2の断路部72と第3の断路部74とのそれぞれの一方の主回路端には、導体25a、26aをモールドして構成した第1の母線(B1)25および第2の母線(B2)26が、一方の導体25aを背面側、他方の導体26aを正面側に向けて接続され、2重母線を構成している。
【0044】
第2の断路部72と第3の断路部74との互いの他方の主回路端間は、可動軸75、76が摺動自在に貫通する第3の連結導体100をモールドして構成した第3の連結導体部101で接続されている。この第3の連結導体100を摺動自在に貫通した可動軸75、76端には、絶縁操作ロッド79、80が、一方端を筒状に開放した第3の連結導体部101の空間部101a内に連結配置されている。この空間部101a端は、盤壁70に固定されている。また、第3の連結導体100には、接続導体63の中心導体81端部が接続されている。
【0045】
母線操作部1c2には、絶縁操作ロッド79、80を介して盤壁70を移動自在に貫通する連結棒に連結された母線用操作機構部102が配置されている。この母線用操作機構部102は、断路器用操作機構83、84および母線接地用操作機構85で構成されている。そして、それぞれの断路器用操作機構83、84は、第2の断路部72、第3の断路部74の直線上に配置されている。即ち、図4に示すように、これらの断路器用操作機構83、84も第2の断路部72、第3の断路部74と同様に、箱体1の幅方向に平行して並んで配置されており、真空バルブ71、73内の接点の開閉が行われるようになっている。
【0046】
母線接地用操作機構85には、移動自在の接地棒86が設けられ、前記空間部101a内を直線移動させて第3の連結導体100と接触するようになっている。これにより、第1の母線25と第2の母線26との共通の主回路となる第3の連結導体100を接地する第3の接地開閉器(ES3)が構成されている。
【0047】
上記第2の実施の形態のスイッチギヤによれば、第1の実施の形態による効果の他に、母線開閉部1cの正面側から背面側までの寸法、即ち、箱体1の奥行き寸法を縮小化することができる。
【0048】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。本発明の実施の形態では、ケーブル端開閉部1aを受電側で説明したが、受電側と負荷側を逆にして、母線開閉部1cの2重母線を受電側とし、ケーブル端開閉部1aを他の電気機器を運転する負荷側として用いてもよい。これにより、どちらか一方の2重母線で受電し、負荷側への電力供給の安定を図ることができる。
【0049】
また、ケーブル端開閉部1aの受電用接地開閉器(ES1)6、更には遮断開閉部1bの第1の断路部(DS1)53、第2の接地開閉器(ES2)、および母線開閉部1cの第3の接地開閉器(ES3)などのいずれか、またはこれらの全てを省略し、電力系統を簡素化したスイッチギヤにも用いることができる。
【0050】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、箱体の中央部の下段に設置される操作機構部を箱体の正面側から点検することができるので、点検作業を短時間で容易にし得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るスイッチギヤの内部構成を一部断面して示す側面図。
【図2】 本発明の第1および第2の実施の形態に係るスイッチギヤの電源系統を示す単線結線図。
【図3】 本発明の第2の実施の形態に係るスイッチギヤの内部構成を一部断面して示す側面図。
【図4】 本発明の第2の実施の形態に係るスイッチギヤの内部構成の三相分のうちの一相分を一部断面して示す拡大正面図。
【図5】 従来のスイッチギヤの内部構成を一部断面して示す側面図。
【符号の説明】
1 箱体
1a ケーブル端開閉部
1b 遮断器開閉部
1b1 主回路部
1b2 遮断操作部
1c 母線開閉部
1c1 母線部
1c2 母線操作部
1c3 点検スペース部
1x2、1z2 操作機構室
2 変流器
3 ケーブル
4 ケーブルヘッド
5、16、17、52、54、71、73 真空バルブ
6 受電用接地開閉器
7 受電用操作機構
8a、8b、51a、51b、70 盤壁
9 真空バルブ
10 遮断部
11、19、20、56、57、75、76 可動軸
12、21、25a、26a 導体
13、23、24、60、61、79、80 絶縁操作ロッド
14 避雷器
15、67 遮断器用操作機構
18 断路部
22 絶縁導体
22a、81 中心導体
25 第1の母線
26 第2の母線
27、28、66、83、84 断路器用操作機構
29、85 母線接地用操作機構
30、69、86 接地棒
53 第1の断路部
55 遮断部
58 第1の連結導体
59 第1の連結導体部
59a、78a、101a 空間部
62 アダプタ導体
63 接続導体
64 変成器
65 電源用操作機構部
68 電源接地用操作機構
72 第2の断路部
74 第3の断路部
77 第2の連結導体
78 第2の連結導体部
82、102 母線用操作機構部
87 スペース
100 第3の連結導体
101 第3の連結導体部

Claims (5)

  1. 箱体内の背面側に設けられるケーブル端開閉部と、
    前記箱体の背面側と正面側との間の中央部に設けられる遮断器開閉部と、
    前記箱体の正面側に設けられる2重母線を構成する母線開閉部とから構成されるスイッチギヤにおいて、
    前記遮断器開閉部を前記箱体の上段に形成した少なくとも遮断器を収納した遮断部、および下段に形成した前記遮断器を開閉する操作機構部を収納した遮断操作部として構成し、
    前記母線開閉部を前記箱体の上段に形成した2重母線およびこの2重母線の電源を切替える少なくともそれぞれの断路器を収納した母線部、中段に形成した前記それぞれの断路器を開閉するそれぞれの操作機構部を収納した母線操作部、および下段に形成した点検スペース部として構成してなり、
    前記遮断操作部下段と前記母線開閉部下段の点検スペース部とを連接するとともに、点検スペース部を前記操作機構部の外形形状よりも同等以上のスペースを有するようにしたことを特徴とするスイッチギヤ。
  2. 前記母線部の2重母線の電源を切替える前記それぞれの断路器を、前記箱体の奥行き方向、または幅方向のいずれか一方向に平行して並べて配置したことを特徴とする請求項1に記載のスイッチギヤ。
  3. 前記ケーブル端開閉部は、主回路のケーブルと前記ケーブルの主回路端を接地する接地開閉器のうち、少なくとも前記ケーブルを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチギヤ。
  4. 前記遮断器開閉部は、主回路を遮断する遮断器、主回路を断路する断路器および主回路を接地する接地開閉器を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチギヤ。
  5. 前記母線開閉部は、2重母線の電源を切替える断路器および共通の主回路を接地する接地開閉器を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチギヤ。
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JP5734755B2 (ja) * 2011-06-14 2015-06-17 株式会社東芝 固体絶縁スイッチギヤおよび組立方法

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