JP4269321B2 - 端末位置決定方法およびシステム並びに座標統一装置 - Google Patents

端末位置決定方法およびシステム並びに座標統一装置 Download PDF

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Description

この発明は無線ネットワークシステムを用いた端末位置決定方法およびシステム並びに座標系統一装置に関するものである。特にビルなどの建物内の設備の機器に組み込まれまたは取り付けられた端末に対し、例えば、各フロア(階)における相対位置が座標で求まった後にフロア間の座標系の対応付けを行い、建物内の機器(端末)の位置を決まった座標系で決定するためのものである。
従来から、ビルなどの建物(以下、代表してビルとする)には、設備(例えば照明設備、空調設備等)の各機器(放電灯点灯装置、空調装置等。以下、設備機器という)を電気通信ネットワーク接続し、例えば各設備機器から状態のデータを含む信号を管理装置に送信し、設備の管理を行う設備管理システムが設けられている。ここで、管理対象となる設備の各設備機器は、基本的には、自身の位置に関するデータを有しておらず、設備管理システムの管理装置は、各設備機器の位置に関するデータ(情報)を自動的に得ることができなかった。
そのため、設備管理システム上での管理対象と実際に配置された設備機器との対応付けは、システム稼働前に作業員によって実現されており、この初期設定に煩雑な作業が必要になるという問題があった。また、メンテナンス時などにおいて、設備管理システム上での管理対象と実際に配置された設備機器との対応を設備管理システム上で確認する手段がなく、設備管理システムの管理装置に各設備機器の位置のデータを登録できるようにすることが望まれていた。
ここで、無線ネットワークシステムにおける移動端末の位置決定方法として、その位置が既知である基地局やGPS(Global Positioning System )を搭載し、位置データを得ることができる端末等を用意して、位置が既知の端末との距離を受信電波強度や電波伝播遅延時間などにより算出し、複数の基地局や位置既知の端末からの距離を用いて三角測量により移動端末の位置を、例えば座標で決定する方法や、位置既知の端末と通信可能な端末は、その位置既知の端末の通信可能範囲内にあるとして、端末の存在する範囲を限定する方法などが知られている。
しかし、同様の方法を設備機器の位置決定に適用しようとすると、まず、位置が既知の設備機器をネットワーク内に用意する必要がある。GPS受信機のような端末を設備機器に搭載すれば、その設備機器(端末)の位置を確定することができるが、GPS受信機は高価であり、コストアップにつながる。また、屋内ではGPS信号を受信するのが困難であるという問題がある。また、作業員により各設備機器の位置を設定する方法も考えられるが、前述したように煩雑な作業となるため、省作業性が求められる。これは設備機器の位置決定に限ったことではなく、移動する機器も含めた他の機器についても同じことがいえる。
そこで、位置が既知の端末を用いずに、各端末の位置を座標として決定する方法としては、端末間の距離が正確に計測できることを前提として、無線通信による電波伝播遅延時間から求まる端末間の距離に基づいて各端末の相対位置を算出するなどの方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−281468号公報
ここでビルにおいては、フロアとフロアとの間には鉄骨があり、これらの端末間では、基本的に無線電波が届かないか、届いたとしてもその計測結果は信頼性が低い。そのため、上述した方法を用いて求めることができる位置は、同一フロア内における端末の相対的な位置のみであり、各フロアにおいて位置を求めるために定められた座標系はフロア毎の相対的な座標系(以下、フロア座標系という)である。
ここで、各フロアにおいて、フロア座標系に対する端末の相対位置が求まったとしても、ビル全体として統一した基準座標系(以下、基準座標系という)に対しては、各フロア座標系は平行移動、回転および反転の自由度を有しており、一意に決まらない。そのため、基準座標系に対する端末の相対的な位置を求めることができないという課題がある。
この場合、各フロアのフロア座標系上の3点について、ビルの基準座標系における位置が設定できれば、平行移動、回転または反転の自由度を一意にすることができ、各フロアの端末についてビルの基準座標系に対する相対的な位置を決定することができるが、各フロアに対して3点を決定するための作業量が多くなるという課題がある。
この発明は上記の課題に対し、より省作業で、フロア毎に求まった端末の位置を基準座標系に対応付け、ビル全体の基準座標系における端末位置を決定することができる端末位置決定方法およびシステム、それを実現するための装置を提供することを目的とする。
この発明は、2以上の平面にそれぞれ配置された端末に対し、各平面に対応する座標空間においてそれぞれ設定した座標系に基づく座標で表した端末の位置に基づいて、端末配置の特徴を抽出する工程と、各平面に対応する座標空間に設定した座標系のうちの1つを基準の座標系とし、基準の座標系を有する座標空間において抽出した特徴と、他の座標空間の座標系を変化させていったときの、他の座標空間において抽出した特徴との一致の程度を表す類似度に基づいて、基準の座標系と他の座標空間の座標系との対応関係を決定し、対応関係に基づいて、基準の座標系に基づく座標により他の座標空間の端末の位置を決定する工程とを有するものである。
この発明によれば、対応する平面空間においてそれぞれ設定した座標系による座標で端末の位置が求まっているときに、それぞれの平面空間において、3点ずつ対応する点を決定しなくても、端末配置(端末の位置)の特徴を抽出し、ある座標系が基準の座標系と一致している程度を類似度として表し、その類似度に基づいて基準の座標系と他の平面空間の座標系との対応関係を決定するようにしたので、例えばビルのフロア毎の端末配置を整合させる場合に、人間が行う作業量を非常に軽減することができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態に係る端末の位置決定方法を実現するためのシステムの基本構成を示す図である。以下、この発明の実施の形態を図面を用いて説明する。この発明の実施の形態における位置決定システムは、複数の端末101、各フロアに1台のフロア代表端末110、座標系統一装置120から構成される。
端末101は、設備機器(例えば照明機器、空調機器等)に組み込まれるかまたは独立した装置として、例えば建物内の各フロアに配置される設備機器に取り付けられる。端末101は、通信手段104、距離計測手段103、データ保存手段102および端末座標管理手段105から構成され、他の端末101、フロア代表端末110との距離を計測し(実質的に設備機器間の距離を計測している)、各フロアに対応するフロア座標系(主にx軸とy軸とによる直交座標系。z軸は地面に対する方向を示す。)による空間における相対的な位置(以下、単に位置という)の座標(ここではx座標、y座標の2次元座標値となる)を算出し、例えば、メモリ等で構成されるデータ保存手段102に保存(記憶)する。通信手段104は、無線通信が行える、他の端末101の通信手段104またはフロア代表端末110の通信手段114との間で各種データを含む信号の通信を行う。距離計測手段103は、通信手段104の無線通信の電波の遅延時間等に基づいて、無線通信を行った端末101またはフロア代表端末110との間の距離を判断する。
データ保存手段102は、例えば、メモリ(記憶手段)で構成されており、例えば、隣接する端末101、その端末101との距離、座標値等、端末101の位置に関する各種データを一時的、長期的に保存する。距離計測手段104、端末座標管理手段105は、データ保存手段102に処理したデータを保存(記憶)させ、また、保存されたデータを参照しながら処理手順を実行する。また、場合によっては距離計測手段103、端末座標管理手段105等、端末101を構成する各手段が行う処理手順をプログラムとして記憶する。端末座標管理手段105は、設定した座標系、距離計測手段103が判断した距離に基づいて、少なくとも無線通信を行った端末101について、座標値の算出、決定および管理をする。
フロア代表端末110は、各フロアに1台設けられており、基本的には端末101と同様の機能を有し、同じ動作を行うが、さらに、自身を含めた、そのフロアの端末101の位置決定を管理する機能を有し、そのための手段を備えている点で端末101とは異なる。フロア代表端末110は、通信手段113、フロア座標系管理手段111およびデータ保存手段112から構成される。通信手段113およびデータ保存手段112は、基本的に上述したそれぞれ通信手段104およびデータ保存手段102と同じ動作を行うので説明を省略する。代表端末110にも距離計測手段を設けてもよいが、後述するように、基準フロア座標系301となる座標系を設定する際に、端末101から自身の座標に関するデータを得ることができるので本実施の形態では設けていない。
フロア座標系管理手段111は、ある端末101が設定した座標系をフロア座標系として設定する。そして、フロア内の各端末101に対し、そのフロア座標系であらためて座標値を設定させ、座標値のデータを含む信号を無線通信で送信させる。そして、通信手段113に対し、フロア座標系で設定された各端末101の座標値のデータを含む信号を座標系統一装置120に送信させる(無線による送信でも有線による送信でもよい)。
ここで本実施の形態では、例えばフロア130aに複数の端末101とフロア代表端末110が配置されているとき、フロア130aの端末101およびフロア代表端末110は、異なるフロア、例えばフロア130bの端末101またはフロア代表端末110とは通信できないものとする。また、各フロアには、少なくとも3以上の端末101(1台のフロア代表端末110も含めて)が存在するものとする。また、本実施の形態における各座標系は、座標軸の方向のとり方はそれぞれ異なるものの、各座標の間隔は、例えばメートルを単位にする等、共通しているものとする。
座標系統一装置120は、通信手段121、座標系統一手段122およびデータ保存手段126から構成される。通信手段121は、各フロアのフロア代表端末110との間で、例えば各フロアの端末101の座標値のデータ等、各種データを含む信号の通信をするための手段である。座標系統一手段122は、各フロアのフロア座標系を統一した基準座標系に変換するための対応関係を決定する処理を行う手段である。この座標系統一手段122は、さらに各フロアにおける端末配置の特徴を抽出する特徴抽出手段123と、基準フロアと他のフロアの間で、抽出した特徴がどの程度一致しているかを表す類似度を算出する類似度計算手段124と、各フロアについて、類似の程度が最も高い点を探索し、フロア座標系を統一した座標系に変換するための座標変換行列などを決定する探索手段125とから構成される。データ保存手段126には、例えば座標系統一手段122の特徴抽出手段123、類似度計算手段124および探索手段125が処理を行うためのデータ、処理を行って決定した各フロアの座標系の座標変換行列のデータ、各手段が判断を行うためにあらかじめ定められたまたは演算により算出した閾値のデータ等、後述する処理を行うために必要となるデータを一時的または長期的に記憶する。以下、特徴抽出手段123、類似度計算手段124および探索手段125が各処理を行う際、その処理内の演算、判断等に必要な各種データをデータ保存手段126から参照し、また、処理により生成したデータをデータ保存手段126に記憶させる動作を伴って行うものとする。
一般的に、座標系統一装置120は、例えばCPU(Central Processing Unit )を中心とする演算処理手段に記憶手段等を備えたコンピュータ等で構成する。この場合、演算処理手段が座標系統一手段122となり、記憶手段がデータ保存手段126となる。そして、データ保存手段に記憶され、各手段の処理手順が示されたプログラムを演算処理手段が実行することで、特徴抽出手段123、類似度計算手段124および探索手段125の機能を実現する。ここで、特徴抽出手段123、類似度計算手段124および探索手段125はそれぞれ物理的に別個の手段(ハードウェア)とし、信号の送受信により、連携しながらそれぞれの手段がデータ(信号)の処理を行い、装置全体としての機能を実現するようにしてもよい。
次に、端末101および代表端末110による相対位置決定方法の一例について説明する。図15は複数の端末101による相対位置決定方法を示す図である。なお、ここでは、すべての端末101について、それぞれ少なくとも3台の端末101との間で無線通信を行うことができるものとする。フロア代表端末110の座標系管理手段111は、座標基準となる端末101をすべての端末101のうちから1台決定する(ここでは端末101a)。端末101aの通信手段104は通信可能な近隣の端末101(ここでは端末101b〜d)のそれぞれの通信手段104と無線通信を行う。距離計測手段103は、例えば無線通信の受信電波強度に基づいて、通信を行った端末101b〜dとの距離を決定する。決定した距離のデータは対応する端末101b〜dとそれぞれ関連づけて端末101aのデータ保存手段102に保持する。
端末101aの距離計測手段103が距離を決定すると、フロア代表端末110の座標系管理手段111は、端末101aを原点とし、距離を決定した端末101b〜dのうち、1つの端末101bを例えばX軸上に位置させるように定める。次に代表端末110の座標系管理手段111は、端末101bと異なる、距離を決定した端末101cについて、端末101aと端末101cとの距離と、X軸上に位置させた端末101bと端末101cとの距離とから三角関数によりX軸とのなす角度を決定し、端末101cのy座標が正の値をとるように設定した、2次元の座標系1501を設定し、該座標系1501を当該フロアにおける基準座標系とする。
次に残りの、距離を決定した端末101dについて、端末101a〜cとの距離から三角関数を利用してX軸とのなす角度、端末101cと端末101aとを結ぶ直線とのなす角度をそれぞれ決定する。距離については各端末101のデータ保存手段102に保持している距離のデータを利用する。決定した距離と角度とに基づいて、座標系1501における端末101dの座標を決定する(図15(a))。同様に、残りの端末101aの近隣の端末101についても、座標系1501における座標を決定し、座標値をデータ保存手段102に保持する。
次に前記手順で座標の決定した端末101b〜dの近隣の端末101のうち、まだ座標の決定していない端末101(ここでは端末101e)について、前記手順と同様に端末101eの近隣の端末101b〜dとの距離を受信電波強度に基づいて決定し、決定した距離に基づいて、端末101cと端末101bとを結ぶ直線とのなす角度および端末101cと端末101dとを結ぶ直線とのなす角度とを三角関数により決定し、決定した距離および角度に基づいて座標系1501における端末101eの座標を決定する。同様に、座標の決定した端末101の近隣の端末101について、順に座標系1501における座標を決定し、座標値をデータ保存手段102に保持する。これを繰り返すことにより最終的にすべての端末101およびフロア代表端末110について、フロア座標系における端末相対位置が決定する(図15(b))。各端末101は座標値で表される自身の端末相対位置、近隣の端末101の端末相対位置に関するデータなど、位置に関するデータをデータ保存手段112にそれぞれ保持する。
なお、フロア代表端末110についても相対位置決定については端末101と同様に行う。ここでは距離計測は電波受信強度に基づいて計測しているが、電波の遅延時間に基づいて計測してもよいし、電波受信強度および電波の遅延時間に基づいて計測してもよい。
以上のような処理手順により、各フロアにおいてフロア座標系と当該フロア座標系における端末101の相対位置の座標値を決定する。なお、本実施の形態は、各フロアの端末配置が平面にあるとして座標系を統一する処理を行うため、端末101等の座標値を2次元座標で算出しているが、実際に座標値を算出する場合には、3次元で端末101の座標値が算出されていてもよい。
また、以上の処理手順に加え、端末101および代表端末110の端末の位置の決定において、さらに誤差を修正するための処理手順を行ってもよい。(以下、特に区別することがなければ、端末101には、代表端末110も含むものとする)。または上記の説明においては、フロア座標系を決定し、管理するフロア座標系管理手段111をフロア代表端末110が備えているが、フロア座標系管理手段111を全フロアにつき座標系統一装置120が備え、座標系統一装置120が直接、各フロアの少なくとも1台の端末と通信する構成としてもよい。以下では、各フロアにおける端末の位置関係は、ほぼ正確に算出されているものとして説明を行う。
図2はフロア座標系の関係を表す図である。各フロアの端末の位置を上述のような方法で決定した場合、各フロア座標系はそれぞれ独立しており、各フロアの端末101は、それぞれのフロア座標系に基づいて座標値が決定されている。ここで、例えば1階(1F)のフロア座標系201と2Fのフロア座標系202とを同一の座標系に変換しようとする場合、一方のフロア座標系は、他方のフロア座標系に対して、相対的に平行移動、回転、反転の自由度を有している(つまり、各フロア座標系に対し、平行移動、回転、反転させることで座標系の統一を図ることができる)。ここで、平行移動、回転、反転に関する座標変換は、元の座標系におけるある位置の座標を(x、y)、変換後の座標系における当該位置の座標を(x1、y1)とすると次式(1)で表すことができる。本実施の形態では、最終的に反転の有無と基準座標系に統一するための座標変換行列の要素を決定する。
Figure 0004269321
2つのフロア座標系を一意に対応させる(同一の座標系にする)ために、通常のように、例えば、各フロアにおいて、同一直線上にない3点(つまり、少なくとも1点は同一直線上になく、三角形の頂点となり得る3点)について、基準座標系における座標値を設定し、フロア座標系201とフロア座標系202における位置を決定してもよいが、座標値(位置)の設定は作業量の増加につながるため、設定する数がより少ない方が省作業の観点から都合がよい。そこで、設定する点の数をより少なくした上で、基準となるフロア座標系に対して他のフロア座標系を対応させていき、最終的にビル全体の端末101について、統一された座標系における位置座標を決定する方法について述べる。ここで、2つのフロア座標系を対応させるとは、2つのフロア座標系の向きが反転しているかどうか(反転の行列が必要かどうか)を判別した上で、回転の行列と平行移動の行列(平行移動ベクトル)との組、すなわち座標変換行列を求めることである。また、以下においては、説明を簡単にするために、範囲矩形等を図示して代表端末110における処理手順を説明しているが、実際の処理においては、座標統一手段122の各手段は、範囲矩形(座標系)の移動等、重複面積算出等は図の素になるデータを処理することによって座標系を統一する処理手順を行っているものとする。
図3はフロア間の関係を表す図である。ここでは、ある一つのフロア、例えば1Fを基準フロア311とする。この基準フロア311について、同一直線上にない3点の位置を設定し、その位置と対応した座標設定により基準フロア座標系301を得る。基準フロア311における3点の位置は実測等により求める。これは、基準フロア311に対して決定したフロア座標系(基準座標系301)自体が、地面(現実の端末の位置における座標系)に対して反転している可能性を有するため、z軸の方向を決定する必要があるからである。したがって、位置決定において天地に関する基準が必要ない場合、反転していないと考えられる場合などの場合は、決定したフロア座標系により基準フロア311の端末101の位置を確定してもよい。基準フロア311に対して、例えば2階を注目フロア312とし、注目フロア312におけるフロア座標系を注目フロア座標系302とする。以下では、基準フロア座標系301に対する注目フロア座標系302の反転の有無および座標変換行列を求める方法について説明する。
図4は実施の形態1に係る座標系統一装置120の具体的構成を表す図である。本実施の形態では、特徴抽出手段123として範囲矩形抽出手段423を用い、類似度計算手段124として矩形重複面積計算手段424を用いる。範囲矩形抽出手段423は、基準フロア311および注目フロア312に対し、端末101および代表端末110を囲む(仮想的な)矩形を決定、抽出する手段である。本実施の形態では、探索手段425は、範囲矩形抽出手段423が決定、抽出した矩形に対して、例えば基準フロア311による矩形に対し、注目フロア312の矩形を回転させていく処理を行う。また、矩形重複面積計算手段424は、2つの矩形の重複面積を類似度として計算する。そして、探索手段425が注目フロア312の矩形を回転させていった中で、最大の類似度を決定する。そして、そのときの反転の有無と座標変換行列を決定する。
図5は実施の形態1の範囲矩形の概念を示す図解図である。図5は範囲矩形抽出手段423が決定、抽出した範囲矩形の一例を表す。ここでは注目フロア312の範囲矩形であるとする。範囲矩形抽出手段423は、注目フロア312に含まれる端末501をすべて囲むような範囲矩形504を注目フロア312について求める。範囲矩形の決定、抽出方法には複数あるが、例えば、フロア座標系のx座標、y座標のそれぞれに対し、互いに最遠の位置にある端末101を結ぶ線分の長さを、それぞれ対辺でない2辺とした範囲矩形を決定するようにしてもよい。同様の方法で基準フロア311についても範囲矩形を決定、抽出する。
範囲矩形抽出手段423は、さらに、基準フロア座標系301における1点と対応した、注目フロア312の範囲矩形504の対称軸上にない1点を固定点611とする。固定点611が決定すると、平行移動に関する自由度がなくなり、座標変換行列(平行移動ベクトル)が決定する。これにより、注目フロア312のフロア座標系302に対しては回転と反転の自由度だけが残ることになる。範囲矩形504が対称な図形であるため、反転などを判断することが困難であり、また、計算量を低減させることができるので、本実施の形態の方法では、固定点を少なくとも1点定めておいた方がよい。固定点611の位置は例えば実測等によって求め、基準フロア座標系301と対応させておく。なお、固定点を2点決定すると回転の自由度もなくなる。
図6は座標系の回転などによる矩形重複面積の推移を示す分布図である。探索手段425は、固定点611を中心として注目フロア312の範囲矩形を回転させ(回転に関して変換行列を変化させる処理を行って)、範囲矩形の座標変換を行う。そして、矩形重複面積計算手段424が、座標変換を行った範囲矩形と基準フロア311の範囲矩形との重複面積を算出する。探索手段425および矩形重複面積計算手段424は、上記の動作により、範囲矩形を回転させていったときの重複面積を算出する。さらに、注目フロア座標系302を反転させた場合についても行う。そして、当該重複面積が最大となるときの座標変換行列をもって当該フロア座標系302の(回転に関しての)座標変換行列とする。
決定した座標変換行列に基づいて、各フロアの端末の位置を表す座標を変換することにより、全フロアの端末について、基準座標系における端末の位置を座標で決定することができる。また、最終的に極座標による座標系で決定してもよい。
以上のように実施の形態1によれば、範囲矩形抽出手段423(特徴抽出手段123)が各フロア平面における端末の位置に基づいて、各フロアについて範囲矩形504を端末の位置(配置)の特徴として抽出し、探索手段425(探索手段125)が固定点611を中心にして、注目フロア座標系312を変化させて範囲矩形を回転させ、反転させていったときの、注目フロア312に対する範囲矩形と基準フロア311に対する範囲矩形との重複面積を、矩形重複面積計算手段424(類似度計算手段124)が類似度として求め、類似度が最も大きい注目フロア312の範囲矩形の位置における反転の有無と座標変換行列とを、注目フロア座標系312を基準座標系311に変換するための反転の有無と座標変換行列として決定するようにしたので、各フロアに対して3点定め、対応する座標を人間が決定しなくてもよく、人間の省作業を図った上で、統一した座標系での代表端末110も含めた端末101の位置(座標)を決定することができる。その際、基準フロア311については、同一直線上にない3点を決定し、その他の注目フロア312については範囲矩形の対称軸上にない1点のみを基準座標系の座標に対応するように設定した上で類似度の算出を行うので地面に対して反転した座標で端末の位置を決定することもないし、反転の有無判断を容易に行うことができる。ここで座標統一装置120がフロア座標管理手段111の処理を代表端末110に変わって行うようにすれば、通常の端末101と異なる代表端末110を、あらためて製造したり、設けたりする必要がないので、コストの低減などを図ることができる。また、端末101は、無線通信で距離を決定する用にしたので、位置決定の段階から省作業を図ることができる。また、端末101を設備機器に組み込む又は取り付けることにより、設備機器についても位置決定を行うことができる。
実施の形態2.
図7は実施の形態2に係る座標系統一装置120の具体的構成を表す図である。本実施の形態では図7に示すように、座標系統一手段122の特徴抽出手段123として最近接端末探索手段723を設ける。最近接端末探索手段723は、注目フロア312の各端末101について、2次元の関係において、基準フロア311のどの端末101に最も近いかを判断する。また、本実施の形態の探索手段725は、基準フロア311(基準フロア座標系301)に対して、注目フロア312(注目フロア座標系302)を回転、平行移動、反転処理(座標変換行列決定処理)をさせる。また、本実施の形態では、類似度計算手段124としてフロア間類似度計算手段724を用いる。フロア間類似度計算手段724は、探索手段725が回転、平行移動、反転をさせた位置で、最近接端末探索手段723が判断した注目フロア312と基準フロア311とにおいて最も近い端末101間の距離(2次元)の二乗の和を算出し、注目フロア312における端末101すべての当該距離の二乗の和を算出する。算出した値を本実施の形態における類似度とする。
一般的に同じ建物内においては、設備機器の配置がフロア間で類似していることが多い。類似していると、例えば、2つのフロアにおいてそれぞれ配置された設備機器を重ね合わせてみた場合に、それぞれ対応する設備機器間の距離は短くなる。そこで、本実施の形態では、フロア間でそれぞれ最も近い端末101を判断し、その距離またはその距離に応じた値(本実施の形態では距離の二乗)の和を算出し、その和の値が最小となるときの座標変換行列を、注目フロア312のフロア座標系302を基準フロア311の基準座標系301に変換するための座標変換行列とするものである。ここで、座標系統一手段122以外の端末101、フロア代表端末110、座標系統一装置120の構成およびフロア130における端末の位置決定手段については特に実施の形態1で説明したものと変わらないので説明を省略する。
図8は実施の形態2のフロア間の類似性を示す図解図である。図8はビルの設備機器配置のイメージを表している。ビルの設備において、例えばエレベータ、階段、トイレなどは、各フロア共通で同じ場所に配置されていることが多い。また、その場所における設備機器の配置についても同じ配置になっていることが多く、フロア間の設備機器の配置には類似性があると考えられる。したがって、端末101の位置(座標)から、フロア間で類似している部分を推定、検出することで、基準座標系301に対し、注目フロア座標系302の反転の有無および座標変換行列を求める。
まず、実施の形態1と同様に、基準となるフロア311に対して同一直線上にない3点の位置を設定し、基準フロア座標系301を決定する。
最近接端末探索手段723は、例えば注目フロア312における端末801と基準フロア311における端末801のように、注目フロア312のすべての端末について、各端末811の2次元における位置と最も近い基準フロア311にある端末(これを最接近端末とする)を求め、例えばデータ保存手段126に一時的に記憶する。最近接端末の求め方は、例えば座標系に関係なく、ある注目フロア312の端末における座標値との差が小さい基準フロア311の端末101を最近接端末とするなどがある。
フロア間類似度計算手段724は、端末811と当該端末の最近接端末801との距離の二乗の値を算出し、同様に注目フロア312のすべての端末(ti (xi ,yi ))について、その最近接端末をTi (Xi ,Yi )としたときの最接近端末との距離の二乗の和を次式(2)に基づいて計算する。これをフロア間類似度とする。本実施の形態では、フロア間類似度が小さい(距離の二乗の和が小さい)ほど、基準フロア311の基準座標系301に注目フロア312のフロア座標系302が近づいてることになる。
Figure 0004269321
探索手段725は基準フロア座標系301に対し注目フロア座標系302を同一の向き、反転した向きのそれぞれについて、回転、平行移動させ処理を行う。最近接端末探索手段723は探索手段725が座標系を変化させる度に注目フロア312上の各端末について最接近端末を求め、フロア間類似度計算手段724はその類似度を算出する。以上の手順を繰り返し、フロア間類似度が最小になる箇所での、注目フロア座標系302の反転の有無および座標変換行列が、注目フロア座標系302を基準フロア座標系301に統一するための反転の有無および座標変換行列となる。ここで、類似度が最小となる箇所が見つけることができれば都合がよいが、例えば、計算時間、計算量などの関係で、最小となる箇所を算出することが難しければ、閾値を設定しておき、閾値以下または閾値より小さいと判断した箇所における反転の有無のおよび座標変換行列をもって、反転の有無および座標変換行列を決定するようにしてもよい。
以上のように実施の形態2によれば、建物内において、設備機器(端末)の配置が各フロアで類似していることを利用して、最近接端末探索手段723が、注目フロア312上の各端末について、基準フロア311上の最も近い最近接端末を判断し、フロア間類似度計算手段724は、注目フロア312上の各端末と最近接端末との距離の和が最も小さくなる位置においての、反転の有無と座標変換行列とを、注目フロア座標系312を基準座標系311に変換するための反転の有無と座標変換行列として決定するようにしたので、各フロアに対して3点定め、対応する座標を人間が決定しなくてもよく、人間の省作業を図った上で、統一した座標系での代表端末110も含めた端末101の位置(座標)を決定することができる。また、ここでは基準フロア311について同一直線上にない3点と、それ以外のフロア312について当該フロアの階数のみ設定することで、全フロア座標系の反転の有無、座標変換行列を得ることができるので、作業員の作業をより省略することができる。ただ、例えば計算量等の都合により、場合によっては固定点を定めてから探索手段725による処理を行うようにしてもよい。この場合でも通常のように人間が各フロアにつき3点を定める必要はなく、省作業を図ることができる。
実施の形態3.
図9は実施の形態3に係る座標系統一装置120の具体的な構成を表す図である。本実施の形態では、座標系統一手段122の特徴抽出手段123として共用部−専用部判別手段923を用い、類似度計算手段124として共用部−専用部類似度計算手段924を用いる。共用部−専用部判別手段923は、各フロアにおける設備機器(端末)の配置から共用部と専用部とを判別するための手段である。また、共用部−専用部類似度計算手段924は、例えば、基準フロア311と注目フロア312において、それぞれ共用部(専用部)と判断した領域を重ね合わせた重複面積を類似度として計算する。座標系統一手段122以外の端末101、フロア代表端末110、座標系統一装置120の構成およびフロア130における端末の位置決定手段については特に実施の形態1で説明したものと変わらないので説明を省略する。
図10は実施の形態3の特徴判別を示すための図解図である。本図はビルのフロアにおける設備機器(端末)配置を表している。ビルは、エレベータ、トイレなど各階の共通設備における設備機器が共用部1002として集中的に配置され、それ以外の部分がテナントなどによる専用部1001という構造になっていることが多い。ここで共用部1002と専用部1001の形状(領域)は各フロア間で同一となることが多い。また、ビルにおける設備機器の配置の特徴として、専用部1001における設備機器の配置は共用部の設備機器の配置に比して規則的(例えば、建設単位間隔でフロアを格子状に区分けしたときの格子点上など)である。そこで、本実施の形態では、このような特徴に基づいて、専用部1001と共用部1002とを判別し、各フロアの形状の類似性に基づいて、重ね合わせてみたときの形状が一致するとみなせるような、注目フロア座標系302の反転の有無および座標変換行列を決定する。
まず、実施の形態1と同様に、実測等によりフロア311に対して同一直線上にない3点の位置を設定し、対応する基準フロア座標系301を決定する。
共用部−専用部判別手段923は、基準フロア311および注目フロア312について、それぞれ共用部1002と専用部1001とを判別し、抽出する。判別方法については様々考えられるが、例えば、専用部が有する規則性に基づく、端末(設備機器)配置のテンプレートを生成し、端末の配置をテンプレートに当てはめる処理を行う。その上で、当てはまらないと判断した端末については、共用部1002に属する端末であると判断する。以上の処理をすべての端末の位置に対して行い、共用部1002に属する端末と専用部1001に属する端末とを判別する。
共用部−専用部類似度計算手段914は例えば基準フロア311および注目フロア312の共用部1002の重複面積を計算しこれを共用部−専用部類似度とする。
探索手段925は基準フロア座標系301に対し注目フロア座標系302を同一の向き、反転した向きのそれぞれについて、回転、平行移動させ処理を行う。共用部−専用部類似度計算手段914は、探索手段925が座標系を変換する度に注目フロア312上の各端末について共用部−専用部類似度を算出する。以上の手順を繰り返し、共用部−専用部類似度が最小になる箇所での、注目フロア座標系302の反転の有無および座標変換行列が、注目フロア座標系302を基準フロア座標系301に統一するための反転の有無および座標変換行列となる。ここで、上述したように、共用部−専用部類似度が最小となる箇所を算出することが難しければ、閾値を設定しておき、閾値以下または閾値より小さいと判断した箇所における反転の有無のおよび座標変換行列をもって、反転の有無および座標変換行列を決定するようにしてもよい。
以上のように実施の形態3によれば、フロア座標系に表された端末の位置(配置)に基づいて、共用部−専用部判別手段923が共用部の領域と専用部の領域とを判別し、注目フロア座標系312を変化させて範囲矩形を回転させ、反転させていったときの、注目フロア312に対しての共用部、専用部の領域と基準フロア311に対しての共用部、専用部の領域との重複面積を類似度として求め、類似度が最も大きい位置における反転の有無と座標変換行列とを、注目フロア座標系312を基準座標系311に変換するための反転の有無と座標変換行列として決定するようにしたので、例えば、同一直線上にない3点と、それ以外のフロアについては、当該フロアが何階であるか設定できれば、全フロア座標系の反転の有無、座標変換行列を決定して、作業員(人間)の省作業を図った上で、、統一した座標系での代表端末110も含めた端末101の位置(座標)を決定することができる。本実施の形態でも、固定点を定めてから探索手段925による処理を行うようにしてもよい。
実施の形態4.
図11は第4の実施の形態に係る座標系統一装置120の構成を表す図である。本実施の形態における座標系統一装置120は、図1の座標系統一手段122にフロア間順序判別手段1126を加えて構成される。フロア間順序判別手段1126は、ビル内の各フロアについて基準フロア311からの順序(基準フロアから何階上または下のフロアであるか)を判別するための手段である。ここで、座標系統一手段122以外の端末101、フロア代表端末110、座標系統一装置120の構成およびフロア130における端末の位置決定手段については特に実施の形態1で説明したものと変わらないので説明を省略する。特徴抽出手段123および類似度計算手段124については、上述した実施の形態1、2または3で説明したどの手段を用いて、注目フロア座標系302の反転の有無および座標変換行列を決定してもよい。
フロア間にある鉄骨などにより、ビル内部に配置された設備機器(端末)は、基本的にフロア間において相互に無線通信を行うことはできない。しかし窓の外、階段等における電波の反射により、各フロアの端の方に位置する端末同士では通信可能となることがある。そこで、本実施の形態では、上下関係にあるフロアにおいて、各フロアの一部の端末において、直上または直下のフロアの端末との間で無線通信が可能である場合に、フロア間順序判別手段1126が、各フロアについて、順序(基準フロアから何番目のフロアであるか)を判断する。ここで、あるフロアの端にある端末の一部(例えば端末1211)と他のフロアの端にある端末(例えば端末1201)とが、(無線による仮想的な)通信路1231により通信可能であるとする。
図12はフロア順序決定方法を示す図解図である。まず、実施の形態1と同様に、実測等により基準フロア311に対して同一直線上にない3点の位置を設定し、対応する基準フロア座標系301を決定する。
次にフロア間順序判別手段1126は、フロア間通信と考えられる端末1201、1211を判定し、それに基づき、当該端末を含むフロア311および312の順序を判断し、全フロアの高さに関する情報を付加する。
そして、上述した実施の形態2または実施の形態3の方法により、各フロア座標系の基準フロア座標系301に対する反転の有無および座標変換行列を求める。
以上のように、実施の形態4によれば、実施の形態1〜3により、統一した座標系での前フロアの端末の位置を決定できるだけでなく、各フロアにおいて、例えば各フロアの一部の端末101が上下階のフロアとの間で無線通信が可能であれば、基準フロア312上の端末101との通信した端末101のフロアは、基準フロア312の上または下の階、その端末101と通信した端末のフロアは、その端末の上または下の階、…、というようにフロア間順序判別手段1126が順序を判別することができる。
実施の形態5.
図13は実施の形態5に係る座標系統一装置120の具体的構成図である。図13において、本実施の形態における座標系統一装置120は、図1の座標系統一手段122にフロア間順序判別手段1126および特徴フロア判別手段1317を加えて構成される。ここで、座標系統一手段122以外の端末101、フロア代表端末110、座標系統一装置120の構成およびフロア130における端末の位置決定手段については特に実施の形態1で説明したものと特に変わらないので説明を省略する。また、フロア間順序判別手段1126についても実施の形態4で説明したものと特に変わらないので説明を省略する。特徴抽出手段123および類似度計算手段124については、上述した実施の形態1、2または3で説明したどの手段を用いて、注目フロア座標系302の反転の有無および座標変換行列を決定してもよい。
実施の形態4におけるフロア間順序判別手段ではフロア間の順序を判別することは可能であったが、全フロアの上下階の関係を決定することができなかったため、基準フロア311について同一直線上にない3点を決め、z軸の方向を決定する必要があった。
ここで、例えば、ビルでは、1階から2階にかけてエントランスが吹き抜けになっているなど、他の階に比べて1階が特徴的な設備配置になっていることが多い。そこで、あらかじめ、端末101の配置が特徴的な階(例えば1階などの低層階)を特定しておき、位置端末101の位置に基づいて、端末の位置(座標)の配置が特徴的なフロアを判別し、そのフロアを基準にして、全フロアについて順序だけでなく上下関係も決定する。
まず、実施の形態2または実施の形態3と同様の方法により各フロア座標系について、基準座標系に変換するための反転の有無および座標変換行列を求める。ここでは基準フロア311に関しては3点を設定しない。そのため、座標系が反転している可能性を有するが、作業員が反転の有無を判断する。また、ここでは、作業員による点の設定作業を全く行わない方法を実現するようにしているので、固定点を設定する実施の形態1の方法は用いないが、これに限定されるものではない。そして、次に例えば実施の形態4の方法を用いて各フロアの順序を求める。
図14は特徴フロアを示す図解図である。特徴フロア判別手段1317は、実施の形態2で説明したフロア間類似度計算手段724と同様にフロア間類似度を算出する。特徴フロア判別手段1317は、フロア間類似度計算手段724と異なり、他のフロアにおける端末の位置とは類似度が低い特徴的フロアを判断する。したがって、フロア間類似度の値が他のフロアの類似度に比して大きくなるフロアを特徴的フロアと判断し、特徴的フロアを基準にして、順序に基づいてフロア間上下関係を決定する。
以上のように実施の形態5によれば、作業者(人間)が、フロア座標系において予め複数の点について座標を設定しておかなくても、特徴フロア判別手段1317が、他のフロアにおける端末101の配置とは異なる、フロア(階数)を特定できる特徴フロアを判別し、その特徴フロアを基準として、統一した座標系における各フロアの端末の位置だけでなく、各フロアの順序、上下関係まで決定することができる。座標系が現実の座標系に対し反転している可能性があるため、作業者に得られた位置を提示して、作業者が反転の有無を判断する。作業者は反転の有無を判断するという作業があるが、作業コストのかかる、点の位置を設定する必要がなくなるため、省作業化を実現できる。
実施の形態6.
上述の実施の形態1,2および3においては、地上からの高さ方向を上下として、同じビル内において上下関係にあるフロアについて座標系を統一することについて説明した。ただ、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、建物構造および設備機器の配置が類似した複数の建物について、座標系の統一を図る際にも適用することができる(実施の形態4についても上下関係になくても場合によっては順序を求めることが可能である)。
端末の位置決定方法を実現するシステムの基本構成を示す図解図である。 フロア座標系の関係を表す図である。 フロア間に対する座標系の対応付け(関係)を示す図解図である。 実施の形態1に係る座標系統一装置120の具体的構成を表す図である。 実施の形態1の範囲矩形の概念を示す図解図である。 座標系の回転などによる矩形重複面積の推移を示す分布図である。 実施の形態2の座標系統一装置の構成を示す構成図である。 実施の形態2のフロア間の類似性を示す図解図である。 実施の形態3に係る座標系統一装置120の具体的な構成を表す図である。 実施の形態3の特徴判別を示すための図解図である。 実施の形態4に係る座標系統一装置120の具体的構成を表す図である。 フロア順序決定方法を示す図解図である。 実施の形態5に係る座標系統一装置120の具体的構成を表す図である。 特徴フロアを示す図解図である。 複数の端末101による相対位置決定方法を示す図である。
符号の説明
101 端末,102 データ保存手段,103 距離計測手段,104 通信手段,105 端末座標管理手段,110 フロア代表端末,111 フロア座標系管理手段,112 データ保存手段,113 通信手段,120 座標系統一装置,121 通信手段,122 座標系統一手段,123 特徴抽出手段,124 類似度計算手段,125 探索手段,126 データ保存手段,130a−130b フロア,201 基準フロア座標系,202 注目フロア座標系,211 基準フロア,212 注目フロア,301 基準フロア座標系,302 注目フロア座標系,311 基準フロア,312 注目フロア,423 範囲矩形抽出手段,424 矩形重複面積計算手段,425 探索手段,501 端末,502 座標基準端末,503 フロア座標系,504 範囲矩形,601 基準フロア座標系,602 注目フロア座標系,611 固定点,621 重複面積グラフ,622 重複面積グラフ,723 最近接端末探索手段,724 フロア間類似度計算手段,725 探索手段,801 最近接端末,811 端末,923 共用部−専用部判別手段,924 共用部−専用部類似度計算手段,925 探索手段,1001 専用部,1002 共用部,1126 フロア間順序判別手段,1201 端末,1211 端末,1231 通信路,1317 特徴フロア判別手段,101a、101b、101c、101d、101e:端末,1501:座標系。

Claims (18)

  1. 2以上の平面にそれぞれ配置された端末に対し、各平面に対応する座標空間においてそれぞれ設定した座標系に基づく座標で表した前記端末の位置に基づいて、端末配置の特徴を抽出する工程と、
    各平面に対応する座標空間に設定した座標系のうちの1つを基準の座標系とし、該基準の座標系を有する座標空間において抽出した特徴と、他の座標空間の座標系を変化させていったときの、前記他の座標空間において抽出した特徴との一致の程度を表す類似度に基づいて、前記基準の座標系と前記他の座標空間の座標系との対応関係を決定し、該対応関係に基づいて、前記基準の座標系に基づく座標により前記他の座標空間の端末の位置を決定する工程と
    有することを特徴とする端末位置決定方法
  2. 前記基準の座標系を有する座標空間および前記他の座標空間において、座標空間毎のすべての端末の位置を含む矩形領域を、前記座標空間毎の前記端末配置の特徴として抽出し、
    前記基準の座標系と前記他の座標空間の座標系とにおいてそれぞれ抽出した前記矩形領域を重ね合わせたときの重複面積を前記類似度として、該類似度が最も大きいまたは定めた値以上であるときの前記対応関係を決定することを特徴とする請求項1に記載の端末位置決定方法
  3. 前記他の座標空間における端末の位置に対し、それぞれ最も近い前記基準の座標系を有する座標空間における端末の位置との距離を算出して前記端末配置の特徴として抽出し、
    抽出した各距離の和の値を前記類似度として、該類似度が最も小さいまたは定めた閾値以下であると判断したときの前記対応関係を決定することを特徴とする請求項1に記載の端末位置決定方法
  4. 各座標空間における端末の位置に基づいて、端末配置の規則性が異なる部分を判断して前記各座標空間を分割した領域を、前記端末配置の特徴として抽出し、
    前記領域に基づく重複面積を前記類似度として、該類似度が最も大きいまたは定めた閾値以上であると判断したときの前記対応関係を決定することを特徴とする請求項1記載の端末位置決定方法
  5. 回転、平行移動および/または反転により、前記他の座標空間の座標系を変化させていき、反転の有無、平行移動および/または回転に関する座標変換行列を前記対応関係として決定することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の端末位置決定方法
  6. 異なる平面に配置された端末間で無線通信が行われると、各平面上の端末において無線通信を行った別の平面上の端末を判断し、各平面の並びの順序を判別する工程をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の端末位置決定方法
  7. 建物の各階を前記各座標空間として設定した場合に、前記他の座標空間における端末の位置に対し、それぞれ最も近い前記基準の座標系を有する座標空間における端末の位置との距離に基づいて、最も異なる特徴を有する座標空間に対応する階を特徴階と判断して、決定した前記並びの順序に基づいて、前記特徴階を基準とした前記建物の上下階の関係を判別することを特徴とする請求項6に記載の端末位置決定方法
  8. 前記端末の位置は、前記端末間の無線通信による、電波の受信電界強度または電波の遅延時間のいずれか一方、または両方に基づいて算出した前記端末間の距離から決定することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の端末位置決定方法
  9. 2以上の平面にそれぞれ配置された端末に対し、各平面に対応する座標空間においてそれぞれ設定した座標系に基づく座標で表した端末の位置に基づいて、端末配置の特徴を抽出する特徴抽出手段と、
    各平面に対応する座標空間に設定した座標系のうちの1つを基準の座標系とし、該基準の座標系を有する座標空間において抽出した特徴と、前記基準の座標系を有する座標空間以外の前記他の座標空間において抽出した特徴との一致の程度を表す類似度を算出する類似度計算手段と、
    前記他の座標空間の座標系を前記基準の座標系に対して相対的に変化させていき、前記類似度計算手段が算出した類似度に基づいて、前記基準の座標系と前記他の座標空間の座標系との対応関係を決定して、座標系の統一を行う探索手段と
    を少なくとも備えたことを特徴とする座標統一装置。
  10. 前記特徴抽出手段は、
    前記基準の座標系を有する座標空間および前記他の座標空間において、すべての端末の位置を含んで設定した矩形領域を、前記端末配置の特徴として抽出し、
    前記類似度計算手段は、前記範囲矩形抽出手段が前記基準の座標系と前記他の座標空間の座標系とにおいてそれぞれ抽出した前記矩形領域を重ね合わせたときの重複面積を前記類似度として算出し、
    前記探索手段は該類似度が最も大きいまたは定めた値以上であるときの前記対応関係を決定することを特徴とする請求項9に記載の座標統一装置。
  11. 前記特徴抽出手段は、前記他の座標空間における端末の位置に対し、それぞれ最も近い前記基準の座標系を有する座標空間における端末の位置との距離を算出して前記端末配置の特徴として抽出し、
    前記類似度計算手段は、前記特徴抽出手段が抽出した各距離の和の値を前記類似度として算出し、
    前記探索手段は、該類似度が最も小さいまたは定めた閾値以下であると判断したときの前記対応関係を決定することを特徴とする請求項9に記載の座標統一装置。
  12. 前記特徴抽出手段は、各座標空間における端末の位置に基づいて、端末配置の規則性が異なる部分を判断して前記各座標空間を分割した領域を、前記端末配置の特徴として抽出し、
    前記類似度計算手段は、前記領域に基づく重複面積を前記類似度として算出し、
    前記探索手段は、該類似度が最も大きいまたは定めた値以上であると判断したときの前記対応関係を決定することを特徴とする請求項9に記載の座標統一装置。
  13. 異なる平面に配置された端末間で無線通信が行われると、各平面上の端末において無線通信を行った別の平面上の端末を判断し、各平面の並びの順序を判別する順序判別手段をさらに備えたことを特徴とする請求項9ないし請求項12のいずれかに記載の座標統一装置。
  14. 建物の各階を前記各座標空間として設定した場合に、前記他の座標空間における端末の位置に対し、それぞれ最も近い前記基準の座標系を有する座標空間における端末の位置との距離に基づいて、最も異なる特徴を有する座標空間に対応する階を特徴階と判断して、決定した前記並びの順序に基づいて、前記特徴階を基準とした前記建物の上下階の関係を判別する特徴階判別手段をさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載の座標統一装置。
  15. 各座標空間において各端末が各々設定した座標系の中から、前記座標空間における座標系を各座標空間に設定する座標系管理手段をさらに備えたことを特徴とする請求項9ないし請求項14のいずれかに記載の座標統一装置。
  16. 無線通信の電波の受信電界強度または電波の遅延時間のいずれか一方、または両方から計測した距離に基づいて前記座標系における座標を算出する複数の端末と、
    請求項9ないし請求項15のいずれかに記載の座標統一装置と
    を少なくとも備えたことを特徴とする端末位置決定システム
  17. 各端末が各々設定した座標系の中から、前記座標空間における座標系を設定する座標系管理手段を備えた代表端末が各平面に配置されたことを特徴とする請求項16に記載の端末位置決定システム
  18. 前記端末を位置決定対象となる機器に組み込むことを特徴とする請求項16または請求項17に記載の端末位置決定システム
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