JP4268208B2 - 車両画像データ生成プログラムおよび車両画像データ生成装置 - Google Patents

車両画像データ生成プログラムおよび車両画像データ生成装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両が撮像された車両撮像データから転送および/または蓄積用の車両画像データを生成する車両画像データ生成プログラムおよび車両画像データ生成装置に関する。
従来より、交通監視などの分野では、道路上を走行する車両を路上に設置された監視用カメラで撮像し、該撮像した車両撮像データと該車両撮像データの属性情報(例えば、撮影日時や撮影場所などの情報)をデータベースに転送・蓄積し、有事に、このデータベースを検索・調査することができる車両画像データ管理システムが存在する。
かかる車両画像データ管理システムでは、蓄積されるコンテンツが画像データであることから、監視カメラが設置された道路を走行する車両数が多くなると保存すべき車両撮像データも膨大なものとなる。
このため、システムのデータ容量が短期間で限界に至ることとなり、車両撮像データを長期保存用の媒体(MOやLTOなど)へ退避させるなどの対応措置が必要であった。また、車両画像データがデータベースに転送される際の通信データ量も多くなるため、高額のランニングコストが生じることとなる。
これらのことから、車両の撮像時の元画像データから転送および蓄積用に少データ化(データ削減)された車両画像データを生成する技術が求められている。例えば、特許文献1では、ナンバープレートを確実に読み取ることができた場合に、車体領域および背景領域を含む車両撮像データから車体領域を抽出して車両画像データを生成する技術が開示されている。
特願2004−101470号公報
しかしながら、上記した従来技術(特許文献1)では、車両撮像データ(撮像時の元画像データ)を実効的に少データ化するには自ずから限界があるという問題点があった。
すなわち、この「車両撮像データ」は、本来、車両を識別するために撮像される画像であり、当然のことながら、車体領域に主眼を置いて撮像されるため、車両撮像データ全領域の中で、背景領域の画像サイズの比重は少ないものとなる。
このため、上記の従来技術のように、画像サイズの比重が少ない背景領域を削減した車両画像データを生成したとしても、車両撮像データ(撮像時の元画像データ)を実効的に少データ化するには限界がある。
このように、車両撮像データ(撮像時の元画像データ)から車体領域データのみを抽出して少データ化することに加え、車体領域データから冗長な情報を省き、車両を識別する上で重要な情報をいかにして抽出するかが重要な課題となっている。
そこで、本発明は、上述した従来技術による課題(問題点)を解消するためになされたものであり、車両を識別する上で重要な情報が抽出された車両画像データを生成し、もって車両撮像データを実効的に少データ化することができる車両画像データ生成プログラムおよび車両画像データ生成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両画像データ生成プログラムは、車両が撮像された車両撮像データから転送および/または蓄積用の車両画像データを生成する車両画像データ生成プログラムであって、前記車両撮像データに画像認識処理をおこなって車体領域を切り出すとともに、該車両撮像データを少データ化するために段階的に設けられた複数の所定の条件を該車両撮像データがそれぞれ満たすか否かを判定する画像認識処理手順と、前記車両撮像データから該画像上での車体部分の領域を特定する車体部分領域特定手順と、前記車体部分領域特定手順によって特定された車体部分の領域基づいて、前記画像認識処理手順において前記段階的に設けられた複数の所定の条件それぞれを満たすか否かの判定結果に応じて、車両識別に必要な車体部分の領域を含むとともに冗長な情報を段階的に省いた領域である車両識別領域を区分けする車両識別領域区分手順と、前記車両撮像データから前記車両識別領域区分手順によって区分けされた車両識別領域を抽出して車両画像データを生成する車両画像データ生成手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明に係る車両画像データ生成プログラムは、前記段階的に設けられた複数の所定の条件は、車両撮像データ上の車両のナンバープレートの記号情報を全ては確認できない場合、前記記号情報を全て認識できるが、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーである場合、前記記号情報を全て認識でき、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーではないが、前記画像認識処理で車体領域の傾き補正を行った結果が左右対称でない場合、前記記号情報を全て認識でき、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーではなく、前記画像認識処理で車体領域の傾き補正を行った結果が左右対称となる場合、の4条件であることを特徴とする。
また、本発明に係る車両画像データ生成装置は、車両が撮像された車両撮像データから転送および/または蓄積用の車両画像データを生成する車両画像データ生成装置であって、前記車両撮像データに画像認識処理をおこなって車体領域を切り出すとともに、該車両撮像データを少データ化するために段階的に設けられた複数の所定の条件を該車両撮像データがそれぞれを満たすか否かを判定する画像認識処理手段と、前記車両撮像データから該画像上での車体部分の領域を特定する車体部分領域特定手段と、前記車体部分領域特定手順によって特定された車体部分の領域に基づいて、前記画像認識処理手段により前記段階的に設けられた複数の所定の条件それぞれを満たすか否かの判定結果に応じて、車両識別に必要な車体部分の領域を含むとともに冗長な情報を段階的に省いた領域である車両識別領域を区分けする車両識別領域区分手段と、前記車両撮像データから前記車両識別領域区分手段によって区分けされた車両識別領域を抽出して車両画像データを生成する車両画像データ生成手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る車両画像データ生成装置は、前記段階的に設けられた複数の所定の条件は、車両撮像データ上の車両のナンバープレートの記号情報を全ては確認できない場合、前記記号情報を全て認識できるが、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーである場合、前記記号情報を全て認識でき、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーではないが、前記画像認識処理で車体領域の傾き補正を行った結果が左右対称でない場合、前記記号情報を全て認識でき、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーではなく、前記画像認識処理で車体領域の傾き補正を行った結果が左右対称となる場合、の4条件であることを特徴とする。
本発明によれば、前記車両撮像データに画像認識処理をおこなって車体領域を切り出すとともに、該車両撮像データを少データ化するために段階的に設けられた複数の所定の条件を該車両撮像データがそれぞれ満たすか否かを判定する画像認識処理手順と、前記車両撮像データから該画像上での車体の部位を特定する車体部位特定手順と、前記車体部位特定手順によって特定された車体の部位について、前記画像認識処理手順において前記段階的に設けられた複数の所定の条件それぞれを満たすか否かの判定結果に応じて、車両識別に用いる車体部分の情報を段階的に省いた領域である車両識別領域を区分けする車両識別領域区分手順と、前記車両撮像データから前記車両識別領域区分手順によって区分けされた車両識別領域を抽出して車両画像データを生成する車両画像データ生成手順と、をコンピュータに実行させるため、車両を識別する上で重要な情報が抽出された車両画像データを生成することができ、車両撮像データを実効的に少データ化することが可能な車両画像データ生成プログラムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、前記画像認識処理手順において前記複数の所定の条件が全て満たされた場合に、前記車体部位特定手順は、前記車両が前方向から撮像された車両撮像データから、ナンバープレート、ヘッドランプ、サイドミラー及びメーカーマークの領域を特定し、前記車両識別領域区分手順は、前記車体部位特定手順によって特定された車体の部位をもとに、ナンバープレートの領域と、メーカーマークの領域と、サイドミラーを除いた車体の一端と当該一端と反対方向のヘッドランプの一端との間を幅とする領域とから成る車両識別領域を区分けすることとしたので、車両を識別する上で重要な情報を損なうことなく、車両撮像データをより実効的に少データ化することが可能な車両画像データ生成プログラムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、前記画像認識処理手順において前記複数の所定の条件が全て満たされた場合に、前記車体部位特定手順は、前記車両が後方向から撮像された車両画像データから、ナンバープレート、テールランプ及びメーカーマークの領域を特定し、前記車両識別領域区分手順は、前記車体部位特定手順によって特定された車体の部位をもとに、ナンバープレートの領域と、メーカーマークの領域と、車体の一端と当該一端と反対方向のテールランプの一端との間を幅とする領域とから成る車両識別領域を区分けすることとしたので、車両を識別する上で重要な情報を損なうことなく、車両撮像データをより実効的に少データ化することが可能な車両画像データ生成プログラムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、前記段階的に設けられた複数の所定の条件は、車両撮像データ上の車両のナンバープレートの記号情報を全ては確認できない場合、前記記号情報を全て認識できるが、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーである場合、前記記号情報を全て認識でき、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーではないが、前記画像認識処理で車体領域の傾き補正を行った結果が左右対称でない場合、前記記号情報を全て認識でき、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーではなく、前記画像認識処理で車体領域の傾き補正を行った結果が左右対称となる場合の4条件であることとしたので、車両画像データの提供を受けるクライアントの要求を満たしつつ、車両撮像データを実効的に少データ化することが可能な車両画像データ生成プログラムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、画像データ生成装置は、前記車両撮像データに画像認識処理をおこなって車体領域を切り出すとともに、該車両撮像データを少データ化するために段階的に設けられた複数の所定の条件を該車両撮像データがそれぞれ満たすか否かを判定する画像認識処理手段と、前記車両撮像データから該画像上での車体の部位を特定する車体部位特定手段と、前記車体部位特定手段によって特定された車体の部位について、前記画像認識処理手段により前記段階的に設けられた複数の所定の条件それぞれを満たすか否かの判定結果に応じて、車両識別に用いる車体部分の情報を段階的に省いた領域である車両識別領域を区分けする車両識別領域区分手段と、前記車両撮像データから前記車両識別領域区分手段によって区分けされた車両識別領域を抽出して車両画像データを生成する車両画像データ生成手段とを備え、前記段階的に設けられた複数の所定の条件は、車両撮像データ上の車両のナンバープレートの記号情報を全ては確認できない場合、前記記号情報を全て認識できるが、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーである場合、前記記号情報を全て認識でき、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーではないが、前記画像認識処理で車体領域の傾き補正を行った結果が左右対称でない場合、前記記号情報を全て認識でき、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーではなく、前記画像認識処理で車体領域の傾き補正を行った結果が左右対称となる場合の4条件であることとしたので、車両を識別する上で重要な情報が抽出された車両画像データを生成することができ、車両撮像データを実効的に少データ化することが可能な車両画像データ生成装置が得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る車両画像データ生成装置を車両画像データ管理システムにおける認識装置に適用した場合の好適な実施例を説明する。なお、ここでは、本実施例で用いる用語の概念を最初に説明してから、本発明に係る認識装置を含む車両画像データ管理システムの概要および特徴を説明し、その後、本実施例1に係る認識装置を説明した後に、この車両画像データ生成プログラムを実行するコンピュータ(実施例2)について説明し、最後に、他の実施例として種々の変形例(実施例3)を説明することとする。
(本実施例で用いる用語の概念)
以下に、本実施例で用いる用語の概念を簡単に説明する。本実施例で用いる「車両撮像データ」とは、車両の撮像時の元画像データを指し、また、「車両画像データ」とは、転送および蓄積用に少データ化(データ削減)された加工後の画像データを指す。
また、本実施例で用いる「車両の部位」とは、車両撮像データの車体領域において、当該車両パーツまたは該車両パーツの一部で特定(表現)することができる画像上の「点」、「線」或いは「領域」などの位置情報を指す。
また、本実施例で用いる「車体部分」とは、車両または車種を識別することができる車体の特定部分或いは特定部分の一部を指し、例えば、特定部分全体で車両または車種を識別するに足るナンバープレートやメーカーマーク、または特定部分の一部で車種を識別するに足るバンパーやライトが該当する。
(概要および特徴)
まず最初に、本発明に係る車両画像データ生成装置を適用した認識装置、並びに当該認識装置を含む車両画像データ管理システムの概要および特徴を説明する。図1は、本発明に係る車両画像データ管理システムの構成を示すシステム構成図である。
同図に示すように、この車両画像データ管理システム1は、カメラ20によって撮像された車両撮像データから転送および/または蓄積用の車両画像データを生成する認識装置10と、認識装置10によって転送された車両画像データを蓄積する画像蓄積サーバ30と、入力装置を介して時間や場所などの検索条件を受け付け、受け付けた検索条件に該当する車両の画像や車両の特定部位の色などを画像蓄積サーバ30から取得するクライアント端末40とがネットワーク(例えば、インターネットやLAN)2を介して接続された構成となる。
ここで、本発明に係る認識装置10は、車両撮像データから該画像上での車体の部位を特定し、特定された車体の部位をもとに車両識別に要する車体部分を含む車両識別領域を区分けし、車両撮像データから区分けされた車両識別領域を抽出して当該車両画像データを生成する「車両画像データ生成処理」に主たる特徴があり、かかる「車両画像データ生成処理」によって、車両撮像データを実効的に少データ化することができるようにしている。
この主たる特徴を具体的に説明すると、この認識装置10では、車両撮像データの車体領域に存在する所定の特徴点、すなわち車体の特定部分であると高い蓋然性で倣なすことができる点から該画像上での車体の部位を特定している。例えば、車体領域のエッジとサイドミラー特有の形状とをマッチング処理することでサイドミラー領域を特定し、このサイドミラー間の中点(フロントガラスと倣なすことができる点)から円状に輝度の変化を検出し、輝度の変化が検出された点の集合をフロントガラス領域の境界線と特定する。
このように、車両撮像データの車体領域上に存在する所定の特徴点から画像上での車体の部位を特定することで、車両識別に要する車体部分を区分けするために必要な部位を特定することができるようにしている。
そして、この認識装置10では、特定された車体の部位をもとに車両識別に要する車体部分を含む車両識別領域を区分けすることで、車体領域データから冗長な情報を省きつつ、車両を識別する上で重要な情報を選定し、このようにして、車両撮像データから区分けされた車両識別領域を抽出して当該車両画像データを生成することで、車両を識別する上で重要な情報が抽出された車両画像データを生成することができるようにしている。
したがって、上記した従来技術の例で言えば、車体領域および背景領域を含む車両撮像データから車体領域を抽出して車両画像データを生成することで、車両を識別する上で冗長な情報を含む車両画像データを生成するのではなく、車両撮像データから該画像上での車体の部位を特定し、特定された車体の部位をもとに車両識別に要する車体部分を含む車両識別領域を区分けし、車両撮像データから区分けされた車両識別領域を抽出して当該車両画像データを生成することで、車両を識別する上で重要な情報が抽出された車両画像データを生成することができ、上記した主たる特徴のように、車両撮像データを実効的に少データ化することが可能になる。
また、本発明は、上記の主たる特徴に関連した付加的な特徴を有する。つまり、本発明に係る認識装置10では、所定の条件を満たす車両撮像データに対する「車両画像データ生成処理」を制限または禁止する。
すなわち、蓄積された画像の提供を受けるクライアント側の状況によっては、背景領域を含む撮像時の元画像データが必要とされる場合がある。さらに、クライアント端末からの要求は、「車両画像データ生成処理」とは別におこなわれる事後的なものであるため、全ての車両撮像データに対して画一的に少データ化をおこなったのでは、クライアントから事後的に要求される条件に該当する画像部分が欠落してしまうおそれがある。
このことから、本発明に係る認識装置10では、撮像時の元画像データが事後的に必要となる条件を定義し、該定義された条件を満たす車両撮像データに対する「車両画像データ生成処理」を制限または禁止することで、車両画像データの提供を受けるクライアントの要求を満たしつつ、車両撮像データを実効的に少データ化することができるようにしている。
次に、本実施例1に係る認識装置を説明する。なお、ここでは、本実施例1に係る認識装置の構成を説明した後に、この認識装置の各種処理の手順を説明することとする。
(認識装置の構成)
図2は、本実施例1に係る認識装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、この認識装置10は、道路上を走行する車両を撮像するカメラ20aおよび20b(以下、適宜これらをカメラ20と言う。)によって入力された車両撮像データから転送および蓄積用の車両画像データを生成するものであり、通信部11と、画像DB12と、画像データ管理部13とを備える。なお、本実施例1では、カメラ20は、カラー画像を撮像することとするが、本発明はこれに限定されるものではなく、カメラ(撮像装置)が白黒画像を撮像する場合であっても同様に適用することができる。
このうち、通信部11は、画像蓄積サーバ30とネットワーク2を介して通信をおこなう処理部であり、具体的には、車両画像データ生成部13eによって生成された車両画像データを画像蓄積サーバ30に送信する。
画像DB12は、カメラ20から取得した車両撮像データおよび車両画像データ生成部13eによって生成された車両画像データを記憶するデータベースである。具体的には、当該画像データと、該画像データに係る属性情報、例えば撮影日時や撮影場所などの情報とを対応付けて記憶している。
画像データ管理部13は、車両画像に係る処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する制御手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、画像認識処理部13aと、処理制限・禁止部13bと、車体部位特定部13cと、車両識別領域区分部13dと、車両画像データ生成部13eとを備える。
このうち、画像認識処理部13aは、カメラ20から入力された車両撮像データに対して画像認識処理をおこなって車体領域データを切り出す処理部である。例えば、図3および図4に示す車両撮像データ50または60から車両の概略位置を推定し、該推定した車両の概略位置を対象にエッジ検出処理をおこなって前面または後面の車体領域データを切り出し、該切り出した車体領域データの傾きを補正し、このようにして傾き補正をおこなった車体領域データからナンバープレートを抽出する。
また、画像認識処理部13aは、(1)抽出したナンバープレートの記号情報(すなわち、数字や平仮名)が全て認識可能であるか否か、(2)当該ナンバーが非登録ナンバーであるか否か、(3)傾き補正をおこなった車体領域が左右対称であるか否かをそれぞれ画像認識して(1)、(2)および(3)の画像認識結果を処理制限・禁止部13bに出力する。
ここで、本実施例1では、図3および図4に示す車両撮像データ50および60から車両画像データを生成する例について説明することとし、以下では、車両の進行方向を前方向として、車両の部位や車体パーツ、その他の構成を説明する。図3は、カメラ20が車両の左上の方向に設置されている場合に撮像された車両撮像データあり、図4は、カメラ20が車両の右上の方向に設置されている場合に撮像された車両撮像データである。
図2に戻ると、処理制限・禁止部13bは、撮像時の元画像データが事後的に必要となる条件を満たす車両撮像データに対する「車両画像データ生成処理」を制限または禁止する処理部である。具体的には、画像認識処理部13aから得られた(1)、(2)および(3)の画像認識結果と、図5に示す定義ファイルとを比較して、車両識別領域の区分け基準「少データ化レベル」を設定する。
より詳細には、処理制限・禁止部13bは、画像認識処理部13aによってナンバープレートの記号情報(すなわち、数字や平仮名)が全て「認識不可能」であると認識された場合には、少データ化レベルを「0」に設定し、画像認識処理部13aによってナンバープレートの記号情報(すなわち、数字や平仮名)が全て「認識可能」であると認識され、かつ当該ナンバーが「登録ナンバー」であると認識された場合には、少データ化レベルを「1」に設定する。
また、処理制限・禁止部13bは、画像認識処理部13aによってナンバープレートの記号情報(すなわち、数字や平仮名)が全て「認識可能」であると認識され、当該ナンバーが「非登録ナンバー」であると認識され、かつ傾き補正をおこなった車体領域が「左右非対称」であると認識された場合には、少データ化レベルを「2」に設定する。
また、処理制限・禁止部13bは、画像認識処理部13aによってナンバープレートの記号情報(すなわち、数字や平仮名)が全て「認識可能」であると認識され、当該ナンバーが「非登録ナンバー」であると認識され、かつ傾き補正をおこなった車体領域が「左右対称」であると認識された場合には、少データ化レベルを「3」に設定する。
すなわち、(1)抽出したナンバープレートの記号情報(すなわち、数字や平仮名)が全て認識可能である否かの判定で、「認識不可能」であると認識された車両の少データ化レベルを低くすることとしたのは、事故などによってナンバープレートの形状が変わったことが原因でナンバープレートの認識に失敗した車両や、ナンバープレートの形状を故意に変形させてナンバープレートの認識を妨害している車両を撮像した車両撮像データが事後的に必要になる蓋然性が高いからである。
また、同様に、(2)当該ナンバーが非登録ナンバーであるか否かの判定で、「登録ナンバー」であると認識された車両の少データ化レベルを低くすることとしたのは、各種の理由で登録がなされた車両を撮像した車両撮像データが事後的に必要になる蓋然性が高いからである。
さらに、(3)傾き補正をおこなった車体領域が左右対称であるか否かの判定で、「左右非対称」であると認識された車両の少データ化レベルを低くすることとしたのは、事故などによって車体に凹みや歪みが生じた車両を撮像した車両撮像データが事後的に必要になる蓋然性が高いからである。
なお、本実施例1では、少データ化レベルを多段に設けることで段階的に少データ化を制限または禁止することとしたが、車両画像データの提供を受けるクライアントの要求をより高いレベルで満たすために、上記の(1)、(2)、(3)のいずれか1つ、(1)、(2)、(3)の全て、或いはいずれかの組み合わせの全てに当てはまらない車両撮像データのみについて少データ化を許容するようにしても良い。
図2に戻ると、車体部位特定部13cは、画像認識処理部13aによって車両撮像データから切り出された車体領域から車体の部位を特定する処理部である。例えば、車両が前方向から撮像された車両撮像データ50(図3参照)から車両の部位を特定する場合には、車両識別に要する車体部分を区分けするために必要な部位、すなわちサイドミラー領域、フロントガラス領域およびフロントグリル領域を特定する。
より詳細には、車体部位特定部13cは、車体領域のエッジとサイドミラー特有の形状とをマッチング処理することで、サイドミラー領域500aおよびサイドミラー領域500b(以下、適宜これらをサイドミラー領域500と言う。)を特定する(図6参照)。
続いて、車体部位特定部13cは、図6に示すように、サイドミラー領域500aおよびサイドミラー領域500b間の中点(フロントガラスの部位と倣なすことができる点)から円状に輝度の変化を検出し、輝度の変化が検出された点の集合からフロントガラス領域520を特定する。
そして、車体部位特定部13cは、フロントガラス領域520の下部境界線からフロントグリル領域530の上部境界線を特定し、該特定したフロントグリル領域530の上部境界線から下方に順次輝度の変化を検出し、輝度の変化が検出された点の集合からフロントグリル領域530の全域を特定する。
一方、車両が後方向から撮像された車両撮像データ60から車両の部位を特定する場合には、車両部特定部13cは、車両識別に要する車体部分を区分けするために必要な部位、すなわちテールランプ領域およびリアガラス領域を特定する。
より詳細には、車体部位特定部13cは、図4に示す車両撮像データ60のように車両右側面が撮像されるカラー画像では、車体領域左側に接する輝度に顕著な変化があることから、車体領域左側に接する範囲の狭いテールランプ領域610bと、該テールランプ領域610bの上部右端から右方向の領域の輝度の変化を順次検出し、テールランプ領域610bと同程度の輝度が検出された領域をテールランプ領域610aと特定する(図10参照)。
続いて、車体部位特定部13cは、図10に示すように、テールランプ領域610aおよびテールランプ領域610bの上辺間の直線から、光や色の属性情報のいずれか1つ、光および色の属性情報の全て、或いはこれらの属性情報のいずれかの組み合わせを上方向に検出し、どれかに変化を検出した点の中で車体領域の外に出ない点の集合をリアガラス領域620の下辺と特定する。
図2に戻ると、車両識別領域区分部13dは、車体部位特定部13cによって特定された車体の部位をもとに車両識別に要する車体部分を含む車両識別領域を区分けする処理部である。例えば、図3の例で言えば、サイドミラー領域、フロントガラス領域およびフロントグリル領域をもとに、ナンバープレート、フロントバンパー、ヘッドランプ、フロントグリル、サイドミラー若しくはメーカーマークの全体或いは一部を少なくともいずれか1つ含む車両識別領域を区分けする。
より詳細には、車両撮像データ50の少データ化レベルが「1」に設定されている場合には、図6および図7に示すように、車両識別領域区分部13dは、車体領域の右端からナンバープレート56の左端までを「幅」とし、車体領域の下端からフロントガラス領域520の下辺までを「高さ」とした車両識別領域100を区分けする。
また、車両撮像データ50の少データ化レベルが「2」に設定されている場合には、図6および図8に示すように、車両識別領域区分部13dは、車体領域の右端から右ヘッドランプの左端までを「幅」とし、車体領域の下端から、フロントグリル領域530の下辺とフロントガラス領域520の下辺との間の中間線までを「高さ」とした車両識別領域110aと、ナンバープレート幅を「幅」とし、ナンバープレート56の下辺からフロントグリル領域530の上辺までを「高さ」とした車両識別領域110bとを区分けする。
また、車両撮像データ50の少データ化レベルが「3」に設定されている場合には、図6および図9に示すように、車両識別領域区分部13dは、車体領域の右端から右ヘッドランプ54aの左端までを「幅」とし、車体領域の下端から、フロントグリル領域530の下辺とフロントガラス領域520の下辺との間の中間線までを「高さ」とした車両識別領域120aと、ナンバープレート幅を「幅」とし、ナンバープレート56の下辺からフロントグリル領域530の上辺までを「高さ」とした領域から、ナンバープレート56とメーカーマーク57以外を除外した領域、すなわちナンバープレート56およびメーカーマーク57の領域となる車両識別領域120bとを区分けする。
このように、車両が前方向から撮像された車両撮像データ50から、フロントグリル53の一部、ヘッドランプ54a、フロントバンパー55の一部、ナンバープレート56およびマーカーマーク57を含む車両識別領域を区分けすることができ、車両を識別する上で重要な情報を損なうことなく、車両撮像データをより実効的に少データ化することが可能になる。
なお、車両撮像データ50の少データ化レベルが「0」に設定されている場合には、車両識別領域区分部13dは、車両識別領域の区分けをおこなわずに、車体領域をそのまま車両識別領域とする。
一方、図4の例で言えば、車両識別領域区分部13dは、テールランプ領域およびリアガラス領域をもとに、ナンバープレート、リアバンパー、テールランプ、ブレーキランプ若しくはメーカーマークの全体或いは一部を少なくともいずれか1つ含む車両識別領域を区分けする。
より詳細には、車両撮像データ60の少データ化レベルが「1」に設定されている場合には、図10および図11に示すように、車両識別領域区分部13dは、車体領域の左端からナンバープレート63の右端までを「幅」とし、車体領域の下端からリアガラス領域620の下辺までを「高さ」とした車両識別領域200を区分けする。
また、車両撮像データ60の少データ化レベルが「2」に設定されている場合には、図10および図12に示すように、車両識別領域区分部13dは、車体領域の左端から左テールランプ領域610bの右端までを「幅」とし、車体領域の下端から、テールランプ領域610aおよびテールランプ領域610bの上辺間の直線と、リアガラス620領域の下辺との間の中間線までを「高さ」とした車両識別領域210bと、ナンバープレート幅を「幅」とし、ナンバープレート63の下辺からテールランプ領域610aおよびテールランプ領域610bの上辺間の直線までを「高さ」とした車両識別領域210aとを区分けする。
また、車両撮像データ60の少データ化レベルが「3」に設定されている場合には、図10および図13に示すように、車両識別領域区分部13dは、車体領域の左端から左テールランプ領域610bの右端までを「幅」とし、車体領域の下端から、テールランプ領域610aおよびテールランプ領域610bの上辺間の直線と、リアガラス620領域の下辺との間の中間線までを「高さ」とした車両識別領域220bと、ナンバープレート幅を「幅」とし、ナンバープレート63の下辺からテールランプ領域610aおよびテールランプ領域610bの上辺間の直線までを「高さ」とした領域から、ナンバープレート63とメーカーマーク64以外を除外した領域、すなわちナンバープレート63およびメーカーマーク64の領域となる車両識別領域220aとを区分けする。
このように、車両が後方向から撮像された車両撮像データ60から、テールランプ61b、ナンバープレート63、メーカーマーク64、リアグリル66およびリアバンパー67を含む車両識別領域を区分けすることができ、車両を識別する上で重要な情報を損なうことなく、車両撮像データをより実効的に少データ化することが可能になる。なお、少データ化レベルが「1」に設定されている場合には、車両識別領域にブレーキランプ65が含まれることとなる。
なお、車両撮像データ60の少データ化レベルが「0」に設定されている場合には、車両識別領域区分部13dは、車両識別領域の区分けをおこなわずに、車体領域をそのまま車両識別領域とする。
図2に戻ると、車両画像データ生成部13eは、車体領域から車両識別領域区分部13dによって区分けされた車両識別領域を抽出して当該車両画像データを生成する処理部であり、具体的には、車両識別領域のアドレス以外の画素値が一定値となるフレームに車両識別領域を貼り付けて当該車両画像データを生成する。
(各種処理の手順)
次に、本実施例1に係る認識装置の各種処理の手順を説明する。なお、ここでは、認証装置全体を動作させる[1]基本制御手順を説明した後に、主たる特徴である[2]車両撮像データが前方向から撮像された場合における車両画像データ生成処理、並びに[3]車両撮像データが後方向から撮像された場合における車両画像データ生成処理を説明することとする。
[1]基本制御手順
図14は、本実施例1に係る認識装置の基本制御手順を示すフローチャートである。この処理は、同図に示すように、カメラ20から車両撮像データが入力された場合(ステップS101肯定)に、画像データ管理部13は、車両撮像データを画像DB12に記憶する(ステップS102)。
続いて、画像認識処理部13aは、図3および図4に示す車両撮像データ50または60から車両の概略位置を推定し、該推定した車両の概略位置を対象にエッジ検出処理をおこなって前面または後面の車体領域データを切り出し(ステップS103)、該切り出した車体領域データの傾きを補正し(ステップS104)、このようにして傾き補正をおこなった車体領域データからナンバープレートを抽出する(ステップS105)。
ここで、画像認識処理部13aによってナンバープレートの記号情報(すなわち、数字や平仮名)が全て「認識不可能」であると認識された場合(ステップS106否定)には、処理制限・禁止部13bは、少データ化レベルを「0」に設定する(ステップS107)。
一方、画像認識処理部13aによってナンバープレートの記号情報(すなわち、数字や平仮名)が全て「認識可能」であると認識され、かつ当該ナンバーが「登録ナンバー」であると認識された場合(ステップS106肯定かつステップS108否定)には、処理制限・禁止部13bは、少データ化レベルを「1」に設定する(ステップS109)。
また、画像認識処理部13aによってナンバープレートの記号情報(すなわち、数字や平仮名)が全て「認識可能」であると認識され、当該ナンバーが「非登録ナンバー」であると認識され、かつ傾き補正をおこなった車体領域が「左右非対称」であると認識された場合(ステップS106肯定、ステップS108肯定かつステップS110否定)には、処理制限・禁止部13bは、少データ化レベルを「2」に設定する(ステップS111)。
また、処理制限・禁止部13bは、画像認識処理部13aによってナンバープレートの記号情報(すなわち、数字や平仮名)が全て「認識可能」であると認識され、当該ナンバーが「非登録ナンバー」であると認識され、かつ傾き補正をおこなった車体領域が「左右対称」であると認識された場合(ステップS106肯定、ステップS108肯定かつステップS110肯定)には、少データ化レベルを「3」に設定する(ステップS112)。
そして、画像データ管理部13は、少データ化レベルが「1」〜「3」の車体領域データに対して車体部位特定部13c、車両識別領域区分部13dおよび車両画像データ生成
部13eに「車両画像データ生成処理」を実行させる(ステップS113)。
最後に、画像データ管理部13は、画像DB12に記憶された車両撮像データ50または60を「車両画像データ生成処理」によって生成された車両画像データに更新する(ステップS114)とともに、通信部11を介して当該車両画像データを画像蓄積サーバ30に送信し(ステップS115)、処理を終了する。
なお、車両撮像データの少データ化レベルが「0」に設定されている場合には、車両撮像データから切り出された車体領域データが画像DB12に上書きされることとなる。
[2]車両画像データ生成処理(前方向)
次に、車両撮像データが前方向から撮像された場合における車両画像データ生成処理を説明する。この処理は、[1]基本制御手順のステップS113の処理に相当し、車両撮像データが前方向から撮像されたものである場合におこなわれる。また、この処理は、処理制限・禁止部13bによって車両撮像データ50の少データ化レベルが設定された場合に開始される。
図15は、車両撮像データが前方向から撮像された場合における車両画像データ生成処理の手順を示すフローチャートである。同図に示すように、処理制限・禁止部13bによって車両撮像データ50の少データ化レベルが設定された場合に、車体部位特定部13cは、車体領域のエッジとサイドミラー特有の形状とをマッチング処理することで、サイドミラー領域500aおよびサイドミラー領域500bを特定する(ステップS201)。
続いて、車体部位特定部13cは、図6に示すように、サイドミラー領域500aおよびサイドミラー領域500b間の中点(フロントガラスの部位と倣なすことができる点)から円状に輝度の変化を検出し、輝度の変化が検出された点の集合からフロントガラス領域520を特定する(ステップS202)。
そして、車体部位特定部13cは、フロントガラス領域520の下部境界線からフロントグリル領域530の上部境界線を特定し、該特定したフロントグリル領域530の上部境界線から下方に順次輝度の変化を検出し、輝度の変化が検出された点の集合からフロントグリル領域530の全域を特定する(ステップS203)。
ここで、車両撮像データ50の少データ化レベルが「1」に設定されている場合(ステップS204肯定)には、図6および図7に示すように、車両識別領域区分部13dは、車体領域の右端からナンバープレート56の左端までを「幅」とし、車体領域の下端からフロントガラス領域520の下辺までを「高さ」とした車両識別領域100を区分けする(ステップS205)。
また、車両撮像データ50の少データ化レベルが「2」に設定されている場合(ステップS204否定かつステップS206肯定)には、図6および図8に示すように、車両識別領域区分部13dは、車体領域の右端から右ヘッドランプの左端までを「幅」とし、車体領域の下端から、フロントグリル領域530の下辺とフロントガラス領域520の下辺との間の中間線までを「高さ」とした車両識別領域110aと、ナンバープレート幅を「幅」とし、ナンバープレート56の下辺からフロントグリル領域530の上辺までを「高さ」とした車両識別領域110bとを区分けする(ステップS207)。
また、車両撮像データ50の少データ化レベルが「3」に設定されている場合(ステップS204否定、ステップS206否定)には、図6および図9に示すように、車両識別領域区分部13dは、車体領域の右端から右ヘッドランプ54aの左端までを「幅」とし、車体領域の下端から、フロントグリル領域530の下辺とフロントガラス領域520の下辺との間の中間線までを「高さ」とした車両識別領域120aと、ナンバープレート幅を「幅」とし、ナンバープレート56の下辺からフロントグリル領域530の上辺までを「高さ」とした領域から、ナンバープレート56とメーカーマーク57以外を除外した領域、すなわちナンバープレート56およびメーカーマーク57の領域となる車両識別領域120bとを区分けする(ステップS208)。
最後に、車両画像データ生成部13eは、車両識別領域のアドレス以外の画素値が一定値となるフレームに車両識別領域を貼り付けて当該車両画像データを生成し(ステップS209)、処理を終了する。
[3]車両画像データ生成処理(後方向)
次に、車両撮像データが後方向から撮像された場合における車両画像データ生成処理を説明する。この処理は、[1]基本制御手順のステップS113の処理に相当し、車両撮像データが後方向から撮像されたものである場合におこなわれる。また、この処理は、処理制限・禁止部13bによって車両撮像データ60の少データ化レベルが設定された場合に開始される。
図16は、車両撮像データが後方向から撮像された場合における車両画像データ生成処理の手順を示すフローチャートである。同図に示すように、車体部位特定部13cは、図4に示す車両撮像データ60のように車両右側面が撮像されるカラー画像では、車体領域左側に接する輝度に顕著な変化があることから、車体領域左側に接する範囲の狭いテールランプ領域610bと、該テールランプ領域610bの上部右端から右方向の領域の輝度の変化を順次検出し、テールランプ領域610bと同程度の輝度が検出された領域をテールランプ領域610aと特定する(ステップS301)。
続いて、車体部位特定部13cは、図10に示すように、テールランプ領域610aおよびテールランプ領域610bの上辺間の直線から、光や色の属性情報のいずれか1つ、光および色の属性情報の全て、或いはこれらの属性情報のいずれかの組み合わせを上方向に検出し、どれかに変化を検出した点の中で車体領域の外に出ない点の集合をリアガラス領域620の下辺と特定する(ステップS302)。
ここで、車両撮像データ60の少データ化レベルが「1」に設定されている場合(ステップS303肯定)には、図10および図11に示すように、車両識別領域区分部13dは、車体領域の左端からナンバープレート63の右端までを「幅」とし、車体領域の下端からリアガラス領域620の下辺までを「高さ」とした車両識別領域200を区分けする(ステップS304)。
また、車両撮像データ60の少データ化レベルが「2」に設定されている場合(ステップS303否定かつステップS305肯定)には、図10および図12に示すように、車両識別領域区分部13dは、車体領域の左端から左テールランプ領域610bの右端までを「幅」とし、車体領域の下端から、テールランプ領域610aおよびテールランプ領域610bの上辺間の直線と、リアガラス620領域の下辺との間の中間線までを「高さ」とした車両識別領域210bと、ナンバープレート幅を「幅」とし、ナンバープレート63の下辺からテールランプ領域610aおよびテールランプ領域610bの上辺間の直線までを「高さ」とした車両識別領域210aとを区分けする(ステップS306)。
また、車両撮像データ60の少データ化レベルが「3」に設定されている場合(ステップS303否定かつステップS305否定)には、図10および図13に示すように、車両識別領域区分部13dは、車体領域の左端から左テールランプ領域610bの右端までを「幅」とし、車体領域の下端から、テールランプ領域610aおよびテールランプ領域610bの上辺間の直線と、リアガラス620領域の下辺との間の中間線までを「高さ」とした車両識別領域220bと、ナンバープレート幅を「幅」とし、ナンバープレート63の下辺からテールランプ領域610aおよびテールランプ領域610bの上辺間の直線までを「高さ」とした領域から、ナンバープレート63とメーカーマーク64以外を除外した領域、すなわちナンバープレート63およびメーカーマーク64の領域となる車両識別領域220aとを区分けする(ステップS307)。
最後に、車両画像データ生成部13eは、車両識別領域のアドレス以外の画素値が一定値となるフレームに車両識別領域を貼り付けて当該車両画像データを生成し(ステップS308)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例1に係る認識装置10によれば、車両撮像データから該画像上での車体の部位を特定し、特定された車体の部位をもとに車両識別に要する車体部分を含む車両識別領域を区分けし、車両撮像データから区分けされた車両識別領域を抽出して当該車両画像データを生成するよう構成することで、車両を識別する上で重要な情報が抽出された車両画像データを生成し、もって車両撮像データを実効的に少データ化することが可能になる。
ところで、上記の実施例1で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図17を用いて、上記の実施例1と同様の機能を有する車両画像データ生成プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図17は、車両画像データ生成プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、認識装置としてのコンピュータ70は、操作パネル71、ディスプレイ72、スピーカ73、媒体読み取り装置74、HDD75、RAM76、ROM77およびCPU78をバス79で接続して構成される。
そして、ROM77には、上記の実施例1と同様の機能を発揮する車両画像データ生成プログラム、つまり、図17に示すように、画像認識処理プログラム77a、処理制限・禁止プログラム77b、車体部位特定プログラム77c、車両識別領域区分プログラム77d、車両画像データ生成プログラム77eが予め記憶されている。なお、プログラム77a〜77eについては、図2に示した認識装置10の各構成要素と同様、適宜統合または分散しても良い。
そして、CPU78が、これらのプログラム77a〜77eをROM77から読み出して実行することで、図17に示すように、各プログラム77a〜77eは、画像認識処理プロセス78a、処理制限・禁止プロセス78b、車体部位特定プロセス78c、車両識別領域区分プロセス78dおよび車両画像データ生成プロセス78eとして機能するようになる。各プロセス78a〜78eは、図2に示した画像認識処理部13a、処理制限・禁止部13b、車体部位特定部13c、車両識別領域区分部13d、車両画像データ生成部13eにそれぞれ対応する。
すなわち、CPU38は、図2に示すカメラ20から受信した車両撮像データ76aをRAM76に格納し、RAM76に格納された車両撮像データ76aに対して「車両画像データ生成処理」を実行して車両画像データを生成し、該生成された車両画像データをHDD75に格納したり、HDD75にされた車両画像データ75aを画像蓄積サーバ30に送信したりする。
なお、上記した各プログラム77a〜77eについては、必ずしも最初からROM77に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ70に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ70の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータに接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ70がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例1および2以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
例えば、実施例1では、本発明に係る機能部、すなわち車体部位特定部13c、車両識別領域区分部13dおよび車両画像データ生成部13eを認識装置10に集約する実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像蓄積サーバ30が本発明に係る機能部を有するように構成しても良いし、また、認識装置10および画像蓄積サーバ30の間で、本発明に係る機能部を少なくとも一組有するように構成するようにしても良い。
また、本発明では、画像蓄積サーバ30およびクライアント端末40と連携して、フロントガラス領域520の画像から運転手の顔を認識して、登録されている車両の所有者と同一人物か否かを確認するような車両画像データ管理システムを構成しても良い。
また、本発明では、車両識別領域区分部13dにおいて車両識別に要する車体部分を含む車両識別領域を区分けする際に、車両または車種を識別することが可能な車体色を有する車体部分を車両識別領域として区分けするようにしても良い。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理(例えば、車両画像データ生成処理)の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置(例えば、認識装置10や画像蓄積サーバ30など)の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係る車両画像データ生成プログラムおよび車両画像データ生成装置は、ランニングコストを削減するために通信速度を低速にしても、センタ側データベースへ伝送されるまでの速度が現状に劣らず、かつ長期保存用媒体の数、並びにセンタ側システム機器費用(例えば、サーバ台数、ディスク容量など)を削減し、さらには、システム運用面での操作性および作業効率(例えば、処理スピードなど)を向上させる必要がある車両画像データ管理システムに適している。
図1は、本発明に係る車両画像データ管理システムの構成を示すシステム構成図である。 図2は、本実施例1に係る認識装置の構成を示すブロック図である。 図3は、車両撮像データの一例を示す図である。 図4は、車両撮像データの一例を示す図である。 図5は、車両撮像データを少データ化するレベルを決定する条件を説明するための説明図である。 図6は、車体部位特定部の処理内容を説明するための説明図である。 図7は、前方向から撮像された車両撮像データに対する車両識別領域の区分けの一例を示す図である。 図8は、前方向から撮像された車両撮像データに対する車両識別領域の区分けの一例を示す図である。 図9は、前方向から撮像された車両撮像データに対する車両識別領域の区分けの一例を示す図である。 図10は、車体部位特定部の処理内容を説明するための説明図である。 図11は、後方向から撮像された車両撮像データに対する車両識別領域の区分けの一例を示す図である。 図12は、後方向から撮像された車両撮像データに対する車両識別領域の区分けの一例を示す図である。 図13は、後方向から撮像された車両撮像データに対する車両識別領域の区分けの一例を示す図である。 図14は、本実施例1に係る認識装置の基本制御手順を示すフローチャートである。 図15は、車両撮像データが前方向から撮像された場合における車両画像データ生成処理の手順を示すフローチャートである。 図16は、車両撮像データが後方向から撮像された場合における車両画像データ生成処理の手順を示すフローチャートである。 図17は、車両画像データ生成プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
1 車両画像データ管理システム
2 ネットワーク
10 認識装置
11 通信部
12 画像DB
13 画像データ管理部
13a 画像認識処理部
13b 処理制限・禁止部
13c 車体部位特定部
13d 車両識別領域区分部
13e 車両画像データ生成部
20 カメラ
30 画像蓄積サーバ
40 クライアント端末

Claims (4)

  1. 車両が撮像された車両撮像データから転送および/または蓄積用の車両画像データを生成する車両画像データ生成プログラムであって、
    前記車両撮像データに画像認識処理をおこなって車体領域を切り出すとともに、該車両撮像データを少データ化するために段階的に設けられた複数の所定の条件を該車両撮像データがそれぞれ満たすか否かを判定する画像認識処理手順と、
    前記車両撮像データから該画像上での車体部分の領域を特定する車体部分領域特定手順と、
    前記車体部分領域特定手順によって特定された車体部分の領域基づいて、前記画像認識処理手順において前記段階的に設けられた複数の所定の条件それぞれを満たすか否かの判定結果に応じて、車両識別に必要な車体部分の領域を含むとともに冗長な情報を段階的に省いた領域である車両識別領域を区分けする車両識別領域区分手順と、
    前記車両撮像データから前記車両識別領域区分手順によって区分けされた車両識別領域を抽出して車両画像データを生成する車両画像データ生成手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする車両画像データ生成プログラム。
  2. 前記段階的に設けられた複数の所定の条件は、
    車両撮像データ上の車両のナンバープレートの記号情報を全ては確認できない場合、
    前記記号情報を全て認識できるが、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーである場合、
    前記記号情報を全て認識でき、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーではないが、前記画像認識処理で車体領域の傾き補正を行った結果が左右対称でない場合、
    前記記号情報を全て認識でき、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーではなく、前記画像認識処理で車体領域の傾き補正を行った結果が左右対称となる場合、
    の4条件であることを特徴とする請求項1に記載の車両画像データ生成プログラム。
  3. 車両が撮像された車両撮像データから転送および/または蓄積用の車両画像データを生成する車両画像データ生成装置であって、
    前記車両撮像データに画像認識処理をおこなって車体領域を切り出すとともに、該車両撮像データを少データ化するために段階的に設けられた複数の所定の条件を該車両撮像データがそれぞれを満たすか否かを判定する画像認識処理手段と、
    前記車両撮像データから該画像上での車体部分の領域を特定する車体部分領域特定手段と、
    前記車体部分領域特定手段によって特定された車体部分の領域に基づいて、前記画像認識処理手段により前記段階的に設けられた複数の所定の条件それぞれを満たすか否かの判定結果に応じて、車両識別に必要な車体部分の領域を含むとともに冗長な情報を段階的に省いた領域である車両識別領域を区分けする車両識別領域区分手段と、
    前記車両撮像データから前記車両識別領域区分手段によって区分けされた車両識別領域を抽出して車両画像データを生成する車両画像データ生成手段と、
    を備えたことを特徴とする車両画像データ生成装置。
  4. 前記段階的に設けられた複数の所定の条件は、
    車両撮像データ上の車両のナンバープレートの記号情報を全ては確認できない場合、
    前記記号情報を全て認識できるが、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーである場合、
    前記記号情報を全て認識でき、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーではないが、前記画像認識処理で車体領域の傾き補正を行った結果が左右対称でない場合、
    前記記号情報を全て認識でき、ナンバープレートのナンバーが所定の登録ナンバーではなく、前記画像認識処理で車体領域の傾き補正を行った結果が左右対称となる場合、
    の4条件であることを特徴とする請求項3に記載の車両画像データ生成装置。
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