JP4268140B2 - アドホックネットワークにおけるアカウンティング - Google Patents

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Description

本発明は、アドホック通信ネットワークにおけるアカウンティング動作を制御する方法および装置、ならびに対応する中継ノードに関する。
技術、ビジネス、規制努力、および社会行動に関連する種々の要因により、無線アドホックネットワークの普及が推進されてきた。アドホックネットワークは、例えば、中央制御を行うことなく、もしくは通信当事者に対する通信チャネルの割当てなどの通信リソースの集中制御を行うことなく形成された無線ネットワークのことである。アドホックネットワークは、パケットデータなどのデータ交換のための無線インターフェースを使用する複数の移動機を含んでいてもよい。従って、アドホックネットワークの各移動機は通信ノードとして機能し、他の移動機のためのデータの転送を担い、さらには、その移動機の所有者のために通信サービスなどのユーザアプリケーションを実行する役割を果たす。移動ノードおよび/または固定無線ノードを有するネットワークや、パケットデータ転送に準拠したネットワークなど、種々のアドホックネットワークが、直接通信リンクもしくは任意の種類のコネクションレス型のリンク上に存在する。
典型的なアドホックネットワークにおいては、二者間の通信リンクを確立するために、2つの通信装置間のデータの中継に参加する多くの通信装置を介して通信路が確立される。一般的に、その通信者間で情報を中継するために必要な参加通信装置が見つかった場合においてのみ、通信を確立することが可能である。アドホックネットワークにおいて利用可能な通信装置ひいては潜在的中継ノードの数が多いほど、通信路がより確立し易くなることは明らかである。さらに、通信路の確立のための中継動作に参加する能力および意図を個別のノードが有していることは、アドホック通信ネットワークの適切な動作のための重要な要因である。中継ノードとして呼に参加するために利用可能なかつ十分な通信リソースを中継ノードが有していたとしても、移動機の場合には、バッテリ電力および処理リソースの利用可能性などの要因が、中継ノードとして通信の中継動作に参加する能力もしくは意図を有するか否かという決定に影響を及ぼしうる。
例えば、通信負荷が高い場合、通信情報を中継するために利用可能な中継ノードの数がアドホックネットワークにおいて不足するという状況が起こりうる。
さらに、従来型の通信ネットワークは、しばしば、接続の確立、および料金請求作業を含むネットワーク加入者の管理を担う中央オペレーションセンタを有するのに対して、一般的に、アドホックネットワークは、そのアドホックネットワーク内の送信動作を追跡することによって、アドホックネットワークの参加者によって使用された、かつ/または供与されたサービスの履歴を記録する(to account for:アカウンティングを行う)中央設備を有さない。
よって、本発明の目的は、アドホックネットワークにおいて中継ノードにより実行された中継動作の履歴を記録する仕組みを提供することにある。本発明のさらなる目的は、通信情報を中継するためのアドホックネットワークにおける中継ノードの利用可能性を高めることにある。
本発明の上記目的は、アドホック通信ネットワークにおいてアカウンティング動作を制御する方法であって、2つの通信装置間の通信中に通信路を介した通信データの中継に参加する中継ノード群の各々における中継モードを判定すること、および、上記中継モードに応じて上記中継ノード群における各中継ノードの通信データの中継の履歴を記録することを含む方法によって達成される。従って、通信情報の中継に参加する上記中継ノードの各々における中継モードを判定することにより、アドホックネットワークのような中央オペレーション制御機構のないネットワークにおいても、各ノードにおける中継動作のアカウンティングを実現することが可能となる。さらに、中継ノードにおいて実行された中継動作について適切にその履歴を記録することにより、通信装置の所有者に、アドホックネットワークの中継ノードとして自らの通信装置を利用可能とすることへの報酬および動機を提供することが可能となる。さらに、各ノードにおける中継動作の履歴を記録することにより、アドホックネットワークの構造および挙動に対する情報が取得可能となる。
好ましくは、上記アカウンティングには、上記中継ノードによって供与された中継サービスに関する情報を記録すること、および/または、上記中継サービスに関する上記記録情報を中央アカウンティング設備に送信することが含まれる。さらに、上記アカウンティングには、上記中継ノードに対して報酬を割当てること、および上記通信装置に対して請求を行うことの少なくとも1つが含まれてもよい。従って、中継サービスに関する情報の記録から請求および報酬割当てまでに亙る動作の一元化が可能となる。
本発明の好ましい態様によれば、上記通信路における通信データの中継に参加する上記中継ノード群に関する情報がルーティングプロトコルから取得される。従って、アカウンティング処理を容易にするために、参加中継ノードに関する情報が簡単に取得可能となる。
もしくは、本発明の別の実施形態によると、通信情報の中継に参加する上記中継ノード群に関する情報はトレースメッセージを上記通信路に沿って送信することにより取得される、このトレースメッセージにより、中継ノード群における各中継ノードは、制御センタとコンタクトをとるように促される。上記トレースメッセージは各中継ノードから後続の中継ノードに転送されてもよく、よって、すべての参加中継ノードを通過するため、制御センタがすべての参加ノードに関する情報を取得することが可能となる。
もしくは、本発明の別の実施形態によると、参加中継ノード群に関する情報は、記録メッセージを上記通信装置の少なくとも1つに対して上記通信路に沿って送信することにより取得される。この記録メッセージには、上記中継ノード群における各中継ノードの識別子が記録される。従って、制御センタ参加中継ノードに関する情報を記録メッセージに含めることにより、参加ノードに関して制御センタに通知するようにしてもよい。
本発明の別の実施形態によると、各中継ノードにおいて上記トレースメッセージもしくは記録メッセージを初期化するためにIPv6中継点オプションヘッダを使用してもよい。IPv6中継点オプションヘッダは、アドホックネットワークにすでにサポートされている機能でありうるため、アカウンティング機能の実現のためにこの点についてアドホックネットワークの修正が必要ないこともある。
別の態様によると、上記通信装置の少なくとも1つについて、上記アドホックネットワークにおいて中継サービスを受ける認証が判定される。さらに、上記中継ノードの少なくとも1つについて、上記アドホックネットワークにおいて中継サービスを提供する認証を判定することが可能である。従って、中継サービスの無認証の利用および無認証の提供が防止可能となる。
本発明のさらに別の実施形態によると、参加中継ノードが利用可能か否かを判定するために、アベイラビリティ要求メッセージを上記参加中継ノードの各々に送信し、通信装置間で通信データを送信するのに必要な、上記通信路における上記複数の中継ノードの各々が利用可能性か否かを判定してもよい。さらに、上記参加中継ノードの各々からその中継ノードが送信に利用可能であるか否かを示すアベイラビリティ確認応答メッセージが受信されてもよい。
別の実施形態によると、上記中継ノードの1つが利用不可能である場合、代替中継ノードに関する情報が取得されてもよく、かつ、上記代替中継ノードに利用可能性に関する問合せを行ってもよい。ここでも、代替中継ノードに関する情報は、ルーティングプロトコルから取得してもよく、また、トレースメッセージもしくは記録メッセージを使用して取得してもよい。
上記アベイラビリティ要求メッセージは、要求される中継モードおよび報酬申出の少なくとも1つに関する情報を含んでいてもよい。従って、潜在的な参加中継ノードが、利用可能であると示すか否かの決定を容易にできるように、当該潜在的な参加中継ノードに、送信に必要な事項を通知することが可能となる。
さらに、別の実施形態によると、上記アドホックネットワークから、トポロジーの変化の発生に関する情報を含むメッセージを受信してもよい。
その代わりにもしくはそれに加えて、アドホックネットワークのトポロジーの変化に関する情報を取得するために、上記参加ノードにおけるこのような変化に関する情報を、呼の接続中に上記中継ノード群から能動的に取得するようにしてもよい。
上記参加ノードにおける動的変化に関する情報を取得するために、上記中継ノードの状態を能動的に確認するようにしてもよい。従って、情報の中継における中継ノードの、例えば、参加時間などを考慮することにより、中継動作のアカウンティングが改善する。
さらに、上記中継ノードは、トレースメッセージ、記録メッセージ、およびICMP(Internet Control Message Protocol)宛先到達不能メッセージの少なくとも1つを使用してその状態を確認するようにしてもよい。
中継動作のアカウンティングをさらに容易にするために、一元的にアカウンティングを行う外部ネットワークのオペレータなどの外部アカウンティング機関によって、上記アカウンティングを実行するようにしてもよい。従って、アドホックネットワークが信頼できる中央アカウンティング機関を有さなくとも、外部アカウンティング機関のサービスを使用してコスト面において効率のよいアカウンティングを実現することが可能となる。
本発明の別の態様によると、中継モードは、必要なデータスループット、許容される送信時間遅延、許容されるパケット損失、および許容されるジッタの少なくとも1つを示すようにしてもよい。従って、サービスの品質などの必要な送信のパラメータが特定されるので、中継に対する非常に正確なアカウンティングを実現することが可能となる。
さらに、アカウンティングにおける正確さを向上するために、上記2つの通信装置間における上記中継ノード群の各中継ノードにおける、呼接続中の中継時間およびデータ送信量の少なくとも1つを判定してもよい。
さらに、本発明の別の態様によると、上記アカウンティングでは報酬を割当ててもよい。この報酬とは、アドホックネットワーク中継サービスおよび金銭的報酬の少なくとも1つである。従って、報酬パラメータにより、ネットワークにおけるノードの所有者に、データ送信に参加することへの動機を提供できる。従って、必要に応じて通信リソースの利用可能性を増減することが可能になる。
本発明のさらに別の態様によると、アカウンティング動作を実行する制御装置が上記アドホックネットワークから、好ましくは中央オペレータを有する外部ネットワークへのゲートウェイの一部を形成し、オペレータ且つ、ゲートウェイが上記2つの通信装置間の上記通信路の一部を形成していることが特に好ましい。好都合なことに、外部ネットワークとアドホックネットワークとの間のすべての通信がゲートウェイを経由する必要があるため、ゲートウェイがアドホックネットワークのための中央アカウンティング設備として機能することができる。
本発明の別の実施形態によると、プログラムが、任意の上記動作を実行するように構成された命令を有してもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、その内部に、データ処理装置に任意の上記動作を実行させるコンピュータプログラムを含んでいてもよい。さらに、コンピュータプログラム製品が上記コンピュータ読み取り可能な媒体を含んでいてもよい。
さらに、本発明の上記目的は、アドホック通信ネットワークにおいてアカウンティング動作を制御する制御センタであって、2つの通信装置間の呼接続中に通信路を介した通信データの中継に参加する中継ノード群の各中継ノードの中継モードを判定する判定手段、および、上記中継モードに応じて、上記中継ノード群の各中継ノードが行った通信データの中継の履歴を記録するアカウンティング手段を含む制御センタによって達成される。
さらに、本発明の上記目的は、アドホックネットワークの中継ノードであって、中継モードに応じて2つの通信装置間で通信データを送信するための通信路における中継動作を実行する中継ノードが利用可能性か否か判定するためのアベイラビリティ要求メッセージを受信する通信手段、および、上記中継動作を実行するために上記中継ノードが利用可能か否かを判定する利用可能性決定手段を備え、上記通信手段は上記中継ノードが利用可能であるか否かを示すアベイラビリティ確認応答メッセージを送信するように構成されている中継ノードによって達成される。
本発明のさらなる有利な特徴は、添付の特許請求の範囲において開示される。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの要素を示す。
図1は、特に、判定手段101およびアカウンティング手段102を含む、アドホックネットワークにおけるアカウンティング動作を制御する制御センタ100を示す。
さらに、図1は、相互に通信し、少なくとも一方がアドホックネットワークの一部を形成する2つの通信装置120および121、ならびに中継ノード130、131、132、133、および134を示す。図1において、通信路152が中継ノード130、131、および132を介して通信装置120および121の間に確立されると仮定する。通信装置120および121、ならびに中継ノード130、131、132、133、および134は、アドホックネットワークの通信装置および/または中継ノードとして動作するアドホックネットワークの端末を構成してもよい。
制御センタ100は、矢印151で示されるように、アドホックネットワークにおけるアカウンティング動作を制御するべく、アドホックネットワークの中継ノードおよび/または通信装置と通信するように構成され、2つの通信装置120および121の間の通信路152を介した通信データの中継に参加する中継ノード群130、131、および132の各々における中継モードを判定する判定手段101を含む。さらに、制御センタは、中継モードに応じて、中継ノード群130、131、および132の各々が行った通信データの中継の履歴を記録するアカウンティング手段102を含み、さらに、アカウンティング手段は、通信装置120および/または121に対して、提供された中継サービスについて、料金請求などの目的で履歴の記録を行ってもよい。
中継モードは、2つの通信装置120および121の間における通信の各種特性のいずれを含んでいてもよく、これには、必要なデータスループット、許容される送信時間遅延、許容されるパケット損失、許容されるジッタ(パケット遅延の差)などのパラメータ、また他種のサービス品質パラメータの任意のものが含まれる。
通信路における参加ノード、本実施例においては通信装置120および121の間の通信路152における中継ノード130、131、および132を判定することの他に、上記判定手段は、参加中継ノードの各々に、好ましくは通信路が確立される前にアベイラビリティ要求メッセージを送信することなどによって、通信路152における各中継ノードが利用可能性か否かをさらに判定するように構成されてもよい。アベイラビリティ要求メッセージを受信すると、中継ノードは、その中継ノードが送信に利用可能か否かを示すアベイラビリティ確認応答メッセージを使用して応答する。本実施例においては、中継ノード130、131、および132は、各自機を、通信装置120および121の間の通信データ送信に利用可能であることを示したと仮定する。
アベイラビリティ要求メッセージは、中継サービスに参加するか否かを決定するのに必要な情報を適切な中継ノードに提供するために、送信において要求される中継モードおよび/または報酬申出などに関する情報を含んでいてもよい。例えば、上記の情報に基づいて、通信装置を所有するユーザは自らの通信装置を中継ノードとして利用可能とするか否かを決定することが可能である。
通信路152における各参加ノード、本実施例においてはノード130、131、および132によって供与された中継サービスについて正確に履歴を記録するために、上記判定手段はさらに、2つの通信装置120および121の間の通信の総継続時間中に、各参加中継ノードによって送信されたデータの中継時間を判定するように構成されてもよい。その代わりにもしくはそれに加えて、アカウンティングの正確さを向上するために、各中継ノードによって転送されたパケット通信データなどのデータの総量を判定することが可能である。中継時間、中継データの総量、およびさらなる送信特性に基づいて、アカウンティング手段は、中継サービスに携わった各中継ノードに対する報酬を割当て、かつ、通信装置に対して中継サービスの使用分を請求することが可能となる。
従って、アドホックネットワークには、通信要求などを受けて通信チャネルを割当てるといった動作のための中央オペレーション制御設備が含まれていないという事実にも関わらず、本発明は、中継サービスの提供に参加する中継ノード群の各ノードによって提供された通信サービスに基づくアカウンティングの仕組みをアドホックネットワークにおいて提供する。
さらに、アカウンティング手段は、アドホックネットワークにおける中継サービスの提供に対して、中継ノードに報酬を与えるツールを提供する。よって、報酬を増加もしくは減少させることによって、中継サービスの提供への参加を決定するユーザの数が増減し、これによりアドホックネットワークの通信能力を有利に制御することができる。
以下において、図1に示す要素のさらなる例を説明する。なお、以下は例にすぎず、本発明を限定するものであると解釈されるべきではない。
上記のように、制御センタ100はアドホックネットワークを制御する設備、特に、参加中継ノードを判定し、ノードが利用可能であるか否かを判定し、かつ、2つの通信装置間の通信に関連して行われる中継動作の履歴を記録することなどを含む、アドホックネットワークにおけるアカウンティング動作を制御する設備を含む。
制御センタ100は、上述した機能を有する任意の演算装置であってもよく、中継モードを判定し、アドホックネットワークの多数のノードの中継動作の履歴を記録するのに十分な演算リソースを有し、かつ多数の通信の呼に関連した判定およびアカウンティング動作を同時に処理することが可能な演算装置である。好ましくは、上述したように、制御センタは、判定およびアカウンティング動作を実行する1つ以上の処理装置と、中継モードを判定し、中継のアカウンティングを実行するプログラムのソフトウェア命令を記憶するメモリとを含んでいる。よって、判定手段101は、メモリからロードされ、制御センタの1つ以上の処理装置で実行される命令を含むソフトウェアプログラムで構成されてもよい。アカウンティング手段は、1つ以上の処理装置で実行されるプログラムのソフトウェア命令であって、同様にロードされるソフトウェア命令で構成されてもよい。
ソフトウェア命令の実行を容易にするために、上記1つ以上の処理装置は、実行前のソフトウェア命令を一時的に記憶するキャッシュもしくはランダムアクセスメモリを含んでいてもよい。
さらに、判定手段およびアカウンティング手段の機能はソフトウェアプログラムを介して実現されてもよいが、判定手段およびアカウンティング手段の機能を少なくとも部分的にハードウェアにより実現することも可能である。
さらに、制御センタ100が、アドホックネットワークの制御センタと複数の中継ノードとの間に必要な通信動作を実行する通信ユニットを含んでいることが好ましい。通信動作は、中継ノードにおける中継モードの判定に関するメッセージや実行された中継サービスのアカウンティングに関連したメッセージの交換を含んでいてもよい。
さらなる例においては、アカウンティング動作は、中継ノードによって供与された中継サービスに関する情報を記録すること、および/または、中継サービスに関する記録情報を中央アカウンティング設備に送信することを含む。中継サービスに関する情報は、使用される中継モード、サービス提供時間、中継時間、送信データ量などに関する情報を含むことも可能である。中継サービスに関する情報は、中継サービスを提供する中継ノード、および/または、中継サービスを利用する通信装置に関係するものであってもよい。
さらに、アカウンティングには、中継ノードに対して報酬を割当てること、および通信装置に対して料金請求を行うことの少なくとも1つが含まれてもよい。従って、中継サービスに関する情報の記録から請求および報酬割当てまでに亙る動作を制御センタによって供与することが可能となる。
制御センタはアドホックネットワークにおいて実行された中継サービスのアカウンティングに関連した動作のみを担ってもよいが、制御センタは、例えば、通信装置120および121などの通信装置から取得した通信要求に基づいて、通信路の確立をサポートしてもよい。
制御センタ100と中継ノード130〜134との間における通信はアドホックネットワークのインフラストラクチャを利用して実行されてもよく、例えば、アドホックネットワークの送信チャネルを使用してもよい。よって、制御センタ100は、矢印151で示すように、中継ノード130、131、および132の各々と直接通信してもよく、もしくは、制御センタは、通信路152を介した通信に参加していない中継ノード133および134などのアドホックネットワークにおけるさらなるノードを通じて、通信路152における中継ノード130、131、および132と通信してもよい。さらに、制御センタ100は、通信路152に沿った通信を利用して中継ノードとコンタクトをとってもよい。例えば、アドホックネットワークの通信ノード131とコンタクトをとるためには、制御センタ100は、通信路の残りのノード、すなわちノード130および131のうち1つ、もしくは通信装置120および121とコンタクトをとった後に通信路152を使用してもよい。
制御センタと中継ノード131との間の通信は、専用通信リンクもしくは任意のコネクションレス型リンクを用いてもよい。同様に、通信路152を介した通信は、データのパケット送信、専用通信リンク、もしくは任意の他種類の通信プロトコルを用いてもよい。
さらなる例においては、制御センタ100は、通信路と一体化した部分として形成されてもよく、例えば、通信装置120および121の間の通信が制御センタ100を直接に経由することにより、判定動作およびアカウンティング動作をさらに容易にしてもよい。例えば、制御センタはアドホックネットワークから任意の種類の外部ネットワークへのゲートウェイの一部を構成してもよい。この場合、ゲートウェイは外部ネットワークとアドホックネットワークとの間の通信を担う。外部ネットワークは、単一のオペレータによって運営される中央制御エンティティなどの中央オペレーション設備を有するネットワーク、つまり、信頼されるドメインであってもよい。制御センタは、このように外部ネットワークのオペレータの監視下に置かれてもよい。この場合、制御センタは、アドホックネットワークの信頼性がないドメインにおいて、信頼しうる、かつ/または安全な要素を形成する。従って、アカウンティングは外部アカウンティング機関によって実行可能であり、よって、判定および/またはアカウンティング動作の不正操作のリスクを最小限にすることが可能になる。
制御センタは、不定期にもしくは定期的にその状況について外部ネットワークのアカウンティング機関とコンタクトをとり、アカウンティング情報を交換してもよい。
さらに、制御センタ100が単一の演算装置であってもよく、制御センタが、相互に通信する分散型演算装置などの複数の演算装置を含んでいてもよい。
中継ノード130〜134は、ユーザの個人通信アプリケーションなどに適するだけではなく、アドホックネットワークにおける中継動作の実行に適したユーザの無線通信装置など、アドホックネットワークの任意の種類の端末で構成されてもよい。例えば、中継ノード130〜134は、移動電話端末、固定無線通信装置などで構成されてもよい。
同様に、通信装置120および121は、個人通信を実行する通信装置など、アドホックネットワークおよび/または外部ネットワークの任意の種類の端末で構成されてもよく、他の通信装置のために通信データを中継する能力を有する、つまり、それ自体が中継ノードとして機能してもよい。よって、アドホックネットワークは、個人通信および/または中継動作に適した同様の通信装置を多数含んでいてもよい。
さらに、通信装置120および121、ならびに中継ノード130〜134がアドホックネットワークに加入していてもよく、それらが同時に上記のような外部ネットワークなど任意の他の通信ネットワークに加入していてもよい。さらに、通信装置120および121の両方がアドホックネットワーク内に設置されていてもよいが、他の例においては、通信装置の1つが、固定有線通信ネットワークの外部移動体などアドホックネットワークの外部に設置されていてもよい。
通信路152を介したデータおよび/または音声などの情報の通信は無線送信によってもよいが、個別の中継ノード間など、通信路の一部においてなど、有線送信を用いてもよい。例えば、アドホックネットワークは、互いに離間して設置され、任意の種類の通信設備を介して相互接続された、別個の複数の中継ノード群および通信装置から構成されていてもよい。さらに、通信装置120および121の少なくとも1つがアドホックネットワークの外部にある外部ネットワークに位置してもよく、通信路152が少なくとも部分的に外部通信ネットワークを通っていてもよい。
なお、上記実施形態の要素を実行させ、上述した機能を実現するように構成されたソフトウェア命令を有するプログラムを提供してもよい。さらに、これらのプログラムが記憶されるコンピュータ読み取り可能な媒体を提供してもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、プログラムを記録可能な磁気、光学、もしくは他の有形媒体であってもよいが、上記プログラムを包含させて送信する、アナログもしくはデジタルの、電気、磁気、または光学などの信号であってもよい。さらに、データ処理手段に上記動作を実行させるための命令を含むデータ構造もしくはデータストリームを提供してもよい。データストリームもしくはデータ構造はコンピュータ読み取り可能な媒体を構成してもよい。さらに、コンピュータ読み取り可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品を提供してもよい。
以下において、本発明のさらなる実施形態を、図2を参照して説明する。
図2は、アドホックネットワークにおいてアカウンティング動作を制御する動作例を示し、特に、通信における参加ノードに関する情報を取得し、供与される中継サービスの履歴を記録するための基本的な判定およびアカウンティング動作を示す。図2に示す動作は図1に示す構成を使用して実行されてもよいが、図2はこれに限定されるものではない。
第1の動作201においては、2つの通信装置間の通信路を介した通信データの中継に参加する中継ノードの中継モードが判定される。
既に簡単に説明したように、中継モードには、通信装置120および121などの2つの通信装置のための中継ノードの通信における任意の特性が含まれる。例えば、中継モードは、通信の最低送信速度を特定するなど、要求されるデータスループットなどの送信パラメータを含んでいてもよい。従って、音声通信にはより低いデータ速度を特定し、画像送信などのデータ送信にはより高いデータ速度を特定することが可能である。
さらに、中継モードは、中継ノードにおける最大送信遅延もしくは最大総送信時間を特定してもよい。例えば、音声の送信には一般的に低い遅延が要求されるが、データの送信は速度が重要視されていなくてもよい。
さらに、中継モードは、適正なサービスを維持するためにパケット交換型通信ネットワークにおいて許容される最大パケット損失など、許容されるパケット損失を特定してもよい。
さらに、中継モードは適正な動作のための最大許容ジッタなどの許容ジッタを特定してもよい。ここで、ジッタは個別のパケットのパケット送信時間の差を示す、パケット交換型通信ネットワークにおける基準である。
同様に、中継モードは、サービスの品質を特定する任意のパラメータを含む、任意の他の通信パラメータを特定してもよい。
ある態様において、図1の制御センタ100は、通信装置120および121の間の通信路152を介した通信データを中継する各中継ノード130、131、および132について中継モードを判定してもよい。一般的に、通信路に沿ったすべてのノードが同一の中継モードを使用して送信を行ってもよいが、通信路の局所的特性などに応じて、異なる中継モードを使用してもよい。
制御センタ100は、通信装置120および/または121など、他の通信装置との間の通信路確立を望んでいる通信装置から検出された通信要求に基づいて中継モードを判定してもよい。例えば、通信装置が、予定している通信に必要な所定の中継モードを要求してもよい。さらに、制御センタ100は、要求された通信種別に基づいて中継モードを割当ててもよい。
他の態様においては、中継モードは、アドホックネットワークの別の要素により、要求に基づいて通信を開始する際などに事前に判定される。この場合、制御センタ100が、アドホックネットワークに確立された通信路の中継ノードに問合せを行うことにより中継モードを判定する。例えば、制御センタは通信路の参加ノードを判定し、通信に適用可能な中継モードに関して1つ以上の参加ノードに対して問合せを行ってもよい。アドホックネットワークにおける通信路の確立中に、中継モードをこのように事前に取り決めておいてもよい。この場合、制御センタは、確立済のもしくはこれから確立される中継モードに関する情報のみを取得すればよい。
すべての参加中継ノードに対する中継モードが同一である場合、参加中継ノードの1つにのみ問合せを行えば十分である。この場合、例えば、制御センタに最も近く設置されている中継ノードに問合せを行って通信のための中継モードに関する情報を取得してもよい。
もしくは、個別の中継ノードにおける中継モードが異なる場合、例えば、各中継ノードにおける送信時間遅延が異なる必要がある場合または、あるいは他の送信パラメータが異なる場合は、アドホックネットワークにおける通信路の参加ノードのいくつか、もしくは各々における中継モードを判定してもよい。
各参加中継ノードにおける中継モードが判定された後、動作202においては、判定された中継モードに応じて、中継ノード群の各々において実行された通信データの中継の履歴を記録するためのアカウンティング動作が実行される。
アカウンティング動作は、通信路を介した通信データの中継のために実行された中継サービスに関する情報を記録および/または記憶することを含んでいてもよい。一例においては、アカウンティングは、各中継ノードについて、中継モード、通信継続時間、送信データ量、および、日中やピーク通信時間もしくは夜間などの中継サービスの提供時間などの少なくとも1つを記憶することを含む。さらに、アカウンティング動作は中継サービスに関する記録された情報を中央アカウンティング設備に送信することを含んでもよい。ここで、「中継サービス」という用語は通信装置間の情報通信に関連して実行されるもしくは利用されるすべての動作を含むものである。例えば、中継サービスに関する情報は中継サービスを提供する中継ノードに関係するものであってもよく、中継サービスを利用する通信装置に関係するものであってもよい。中央アカウンティング設備は外部ネットワークのアカウンティングおよび料金請求サービス設備であってもよく、もしくは別個の中央アカウンティングおよび料金請求設備であってもよい。
さらに、アカウンティングは、中継ノードに対して報酬を割当てること、および通信装置に対して料金請求を行うことの少なくとも1つを含んでいてもよい。
従って、図1の制御センタ100などによって実行されるアカウンティング動作は中継サービスに関する情報の記録から請求および報酬割当てまでに亙ってもよい。
例えば、専用通信リンクを用いたアドホックネットワークにおいては通信装置間の通信路の継続時間が記憶されてもよく、パケット送信を用いたアドホックネットワークにおいては中継ノードによって中継されたデータ量が記憶されてもよい。中継サービスに関連した電力消費、処理負荷もしくは周期などに関する情報を含む、中継ノードによって供与されたサービスの判定を可能とする任意の他のパラメータを保持してもよいことはもちろんである。
制御センタ100が、アドホックネットワークの潜在的な各中継ノードに対して、一定の時間内に個別の各中継ノードにより供与された中継サービス(つまり、複数の通信に関連する中継サービスを含む)の程度を特定するアカウンティング情報を保持していることが好ましい。
さらに、制御センタが、図1の通信装置120および121の間の通信路152を介した通信などの、2つの通信装置間の、ある通信を特徴づけるすべての情報を保持するように構成されてもよいが、アカウンティング情報の記憶量を低減するために、各中継ノードによって供与された中継サービスの累積量を特定する値を単に記憶するだけで十分である。この値は、上述したアカウンティング情報などに基づいて適宜計算することができる。
取得したアカウンティング情報に基づいて、個別の中継ノードは、例えば定期的に、供与した中継サービスに対する報酬を受けてもよい。中継サービスに対する報酬は、中継サービスおよびアドホックネットワークにおける追加の無料通話時間を含んでもよく、金銭的報酬などを含んでいてもよい。
特に、制御センタが、アドホックネットワークから外部通信ネットワークへ通じるゲートウェイである場合、かつ中継ノードが同時にアドホックネットワークおよび外部ネットワークに加入している場合、外部ネットワークのオペレータによって発行された料金請求明細書に報酬が示されてもよい。
さらに、取得したアカウンティング情報に基づいて、図1の通信装置120および121など、サービスを利用する通信装置に対して、供与された通信サービスについて適切に請求が行われるようにしてもよい。
以下において、本発明のさらなる実施形態を、図3を参照して説明する。
図3は、本発明の別の実施形態に係るアドホックネットワークにおけるアカウンティングをサポートする動作を示し、特にアドホックネットワークの参加ノードを判定する動作を示す。図3の動作は図1の構成によって実行されてもよいが、図3はこれに限定されるものではない。
第1の動作301においては、図1の制御センタ100などの制御センタは、通信装置120および121など、アドホックネットワークにおける2つの通信装置間の所望の通信に関する通信要求を検出する。制御センタはアドホックネットワークにおける通信の確立制御を担ってもよく、この場合、通信装置は通信要求を制御センタに直接送出してもよい。しかしながら、通信要求を満たすように通信路を確立する動作は必ずしも制御センタによって行われる必要はなく、周知の技術に係るものも含めてアドホックネットワークの別の要素によって行われてもよい。後者の場合、通信要求もしくは報告は、宣言的性質を有してさえいればよい。すなわち、制御センタに通信路の確立が要求されたことを通知するのみでもよい。
通信要求が、発呼元の通信装置および発呼先の通信装置の装置番号や名前などの、通信を要求している通信装置に関する識別情報を含んでいることが好ましい。それに加えてもしくはその代わりに、通信要求は通信要求に供する通信路に関する情報、および、所望の中継モードなどの要求される通信に関するさらなる情報を含んでいてもよい。
通信要求が、通信路に沿った任意の参加ノードに関する情報を含んでいない場合、動作302においては、制御センタがアドホックネットワークの参加ノードを判定する。制御センタは、アドホックネットワークの参加ノードを、アドホックネットワークの各中継ノードに問合せを行ったり、問い合わせた中継ノードが通信に参加するかを示す情報を要求したりすることを含む種々の方法により、判定可能である。あるいは、その方法は、参加中継ノードの識別子を含む、通信路に関する情報など、通信の呼に関連してアドホックネットワークにおいて提供される任意の他種類の情報を確認することを含んでいてもよい。
アドホックネットワークの参加ノードを判定した後、動作303においては、制御センタは各参加ノードの中継モードを判定し、供与された中継動作の履歴を記録する。上記のように、中継モードは動作302において判定したアドホックネットワークの1つ以上の参加ノードに問合せを行うことによって判定されてもよく、もしくは、図1の通信路152などの通信路を介して確立される通信に関する通信要求や任意の他の情報から取得されてもよい。
さらに、上記のように、中継動作は、中継動作の継続時間、データスループット、およびサービス時間などの供与された中継動作を特定する情報を記憶することによって、その履歴を記録するようにしてもよい。
図3に示す動作によって、制御センタはアドホックネットワーク内の通信に関する情報を取得し、各通信の参加ノードを判定し、かつ供与された中継動作の履歴を記録することが可能となる。
以下において、本発明のさらなる実施形態を、図4を参照して説明する。
図4は、特に参加ノードに関する識別情報に関連した動作を示す。図4の動作は図1の構成によって実行されてもよいが、図4はこれに限定されるものではない。
動作301と同様に、動作401においては、アドホックネットワークにおける通信要求もしくは報告が検出される。
その後、動作402においては、通信路に沿った参加ノードを特定する識別情報がルーティングプロトコルから取得される。一般的には、アドホックネットワークにおいて通信装置間の通信路はアドホックネットワークの多くの参加ノードにおける中継サービスの選択および割当てを行う際の規則を含む、アドホックネットワークのルーティングプロトコルに準拠して確立される。通信装置間での通信路の確立には、通信装置、および/または、要求された通信装置間で通信を確立するための中継動作を行うのに適切な潜在的中継ノードの位置情報を取得することが含まれていてもよい。位置情報に基づいて、要求を行っている通信装置間の通信路を特定することができる。必要に応じて、特定された中継ノードの利用可能性に基づき、別の経路およびノードを選択してもよく、要求を行っている通信装置間の通信路を、最終的に、図1で示す中継ノード130、131、および132などのアドホックネットワークの1つもしくは複数の中継ノードを介して確立することが可能である。このようなプロトコルに準拠して動作するアドホックネットワークは要求を行っている通信装置間の通信路の一部を形成する各参加ノードを識別する情報を記憶していてもよい。この情報はアドホックネットワークのいずれかの場所に記憶され、制御センタから参加ノードに関する情報を記憶している記憶装置に向けて送出される要求などを介して、制御センタによってアクセスされるようにしてもよい。
一例においては、リンクステートプロトコルに準拠して動作するアドホックネットワークにおいては、参加ノードに関するこのような情報は利用可能であり、制御センタによって検索が可能である。
その後、動作403においては、取得した識別情報に基づいて各参加中継ノードにおける中継モードが上記のように判定されてもよく、供与された中継動作に対する適切なアカウンティング動作が行われてもよい。動作403は上述した動作303に実質的に対応してもよい。
図4の実施形態によると、制御センタは、アドホックネットワークのルーティングプロトコルから、既存の情報、つまり参加中継ノードを特定する識別情報を便利に検索することが可能である。従って、参加ノードの判定を大幅に簡略化することが可能であり、通信および処理リソースを節約することができる。
以下において、本発明のさらなる実施形態を、図5の(a)および図5(b)を参照して説明する。
図5(a)および図5(b)は、2つの通信装置間の通信に参加する中継ノード群を判定する他の例を示す。図5(a)および図5(b)に示す動作は図1に示す構成を利用して実行されてもよいが、図5(a)および図5(b)はこれに限定されるものではない。
まず、トレースメッセージを利用して参加ノードに関する情報を検出する実施形態を、図5(a)を参照して説明する。
動作301および401と同様に、動作501においては、制御センタが通信要求を検出する。
通信要求は、図1の通信装置120および121の間の通信路152を介した通信などの、通信装置間に確立されたもしくはこれから確立される通信に関して、制御センタに通知を行う。
その後、動作502においては、制御センタはトレースメッセージを図1の通信路152などの通信路に沿って送信し、制御センタとコンタクトをとるように参加ノードを促す。
通信路に沿ってトレースメッセージを送信するために、管理装置は要求を行っている通信装置の少なくとも1つ、もしくは中継ノードなどの通信路の任意の他の要素に対して、対応する要求を送信することにより、当該要求の受信側の要素にトレースメッセージを通信路に沿って伝達するように命令してもよい。受信側の装置が通信路の1つの終点に位置していない場合、トレースメッセージは、両方の通信装置に向けて、通信路に沿って両方向に送信されてもよい。しかしながら、制御センタにおいて、通信要求などから通信装置を識別可能であるので、トレースメッセージは、通信装置の1つを介して通信路に沿って送信されることが好ましい。
トレースメッセージは、アドホックネットワーク内の通信路におけるノード間に沿って伝達されるメッセージである。例えば、トレースメッセージは、そのトレースメッセージを通信路152に沿って送信することを指示する命令とともに、制御センタ100から通信装置120へ送信されてもよい。その応答として、通信装置120はトレースメッセージを図1の中継ノード130に転送し、制御センタとコンタクトをとるように中継ノード130を促す。次いで、メッセージは、通信装置121に到達するまで、中継ノード130により中継ノード131へ、さらにそこから中継ノード132へと転送される。
トレースメッセージによって制御センタとコンタクトをとるように促された各中継ノードは、対応する中継ノードの識別情報を少なくとも含むメッセージを用意する。このメッセージは、対応する中継ノードにおける送信ための中継モードに関する情報、および日中や夜間などの送信時間など、通信を特定するさらなる情報をさらに含んでいてもよい。
各通信ノードは、図1の制御センタ100などの制御センタにこの応答メッセージを送信し、さらに、このメッセージは動作503において受信される。このメッセージにはノード識別情報、および、供与されたもしくはこれから供与される中継サービスを特定するさらなる情報を含みうる。
その後、動作504においては、制御センタは、上述したように、中継モードを判定し中継動作の履歴を記録する。中継モードは、動作503において制御センタが受信したメッセージ(これが含まれている場合)から直接的に判定されてもよく、もしくは上述したように中継ノードにさらなる問合せを行うことによって判定されてもよい。
上記態様によると、制御センタは、通信装置間の通信路を介した通信データの中継に参加する中継ノードに関する情報を、通信路に沿って転送されるトレースメッセージを好都合に利用して収集してもよい。
さらなる例によると、トレースメッセージは、IPv6(Internet Protocol Version 6)中継点(hop-by-hop)オプションヘッダを使用して実現されてもよい。IPv6中継点オプションヘッダにより、アドホック通信ネットワークの個別の中継ノードに対するカスタマイズされた命令を含むためのメッセージスペースが提供される。
さらに、別の例によると、制御センタはICMP(Internet Control Message Protocol)トレースルートを実行して、通信路に沿ったノードに関する情報を取得してもよい。この場合、すべての参加ノードがICMPをサポートしていなくてはならない。
以下において、本発明のさらなる実施形態を、特に記録メッセージを利用して参加ノードに関する情報を収集する他の例を示す図5(b)を参照して説明する。図5(b)に示す動作は図1に示す構成を介して実行されてもよいが、図5(b)はこれに限定されるものではない。
第1の動作511においては、動作301、401、および501と同様に、制御センタにおいて通信要求が検出される。
その後、動作512においては、動作502と同様に、制御センタによって記録メッセージが通信路に沿って送信され、記録メッセージにノードID情報を含めるように参加ノードを促す。図5(a)の動作502のトレースメッセージを参照して上述したように、記録メッセージは通信路に沿って送信されてもよい。しかしながら、制御センタとコンタクトをとるように各中継ノードが促す代わりに、動作512においては、参加ノードはその記録メッセージに自らのノードID情報を含めて後に、当該記録メッセージを後続の中継ノードに転送する。
通信装置の1つなど、通信路の1端もしくは両端に記録メッセージが到達した後、通信装置は記録メッセージを制御センタに返送する。この記録メッセージは動作503において受信される。
トレースメッセージに関して説明したように、この記録メッセージは、中継ノードのID情報に加えて、中継時間などの中継モードに関する情報をさらに含んでいてもよい。
動作514においては、記録メッセージを受信した後、制御センタは上記のように中継モードを判定し、中継動作などの履歴を記録する。
このように、図5(a)の態様の変形例として、制御センタは、記録メッセージを使用して参加中継ノードに関する情報を取得してもよい。
さらに、別の例においては、IPv6中継点オプションヘッダは、記録メッセージを実現するために使用されてもよく、ID情報、および潜在的には、通信路に沿って個別の中継ノードにより提供されるさらなる情報を受信するために使用されてもよい。
以下において、本発明のさらなる実施形態を、図6を参照して説明する。
図6は、アドホック通信ネットワークにおいてアカウンティング動作を制御する動作を示し、特に中継動作を引き継ぐ通信路に沿った中継ノードの利用可能性に関する情報を取得するステップを示す。
第1の動作601においては、上記実施形態について概説したように通信要求が検出される。さらに、動作601においては、上記実施形態について概説したように、通信装置間の通信データ中継に参加する通信路に沿ったノードが特定される。
動作602においては、アベイラビリティ要求メッセージが、通信データの中継に参加するもしくは参加を予定しているアドホックネットワークの参加ノードに対して送信され、各自の利用可能性が決定される。アベイラビリティ要求メッセージは、通信ネットワークの参加ノードに対して、自機が実際に利用可能であるか、および/または、通信データを中継する意図があるかを示すよう促すために提供される。アベイラビリティ要求メッセージは、中継ノードとして参加することに対して与えられる報酬量、および要求される中継動作時間などの通信に関するさらなる情報を含んでいてもよい。中継ノードにおける中継モードが判定されていない場合、アベイラビリティ要求メッセージは通信データの中継に対して要求される中継モードに関する情報を含んでいてもよい。
アベイラビリティ要求メッセージがアドホックネットワークの中継ノードとして参加することに対する報酬に関する情報を含むことが可能であるため、中継ノードの所有者はその中継ノードを要求される中継動作に対して利用可能とするかを決定することができる。
例えば、中継ノードのユーザは、中継ノードが中継動作を実行するいくつかの条件を予め設定してもよい。
アベイラビリティ要求メッセージの情報に基づいて判定した結果、ユーザによって予め設定された条件が満たされる場合、中継ノードは、中継動作を引き継ぐなどの肯定確認応答によって制御センタに応答する。
それに加えて、アドホックネットワークにおける中継サービスを提供する1つ以上の中継ノードの認証は、動作602において判定可能である。認証は、以前指定した認証コードを中継ノードなどから要求することによって判定してもよい。また、個別の中継ノードの認証を判定するために、例えば中央制御されている、認証レジストリにアクセスしてもよい。
これにより、信頼されるノードのみが中継サービスを提供し、通信装置間で送信される情報を掌握するので、アドホックネットワークの安全性を向上できる。
さらには、アドホックネットワークにおける中継サービスを受ける1つ以上の通信装置の認証を判定することが可能である。ここでも、認証は、以前指定した認証コードを通信装置などから要求することによって判定してもよく、もしくは上記のように認証レジストリにアクセスしてもよい。従って、中継サービスの、無認証利用を防止することが可能となる。
動作603においては、制御センタは、中継ノードからの確認応答メッセージに基づいてすべてのノードが利用可能であるか判定する。
動作603において、決定が「YES」である場合、すなわちすべてのノードが利用可能である場合、動作605において通信リンクが参加ノードを介して確立される。参加ノードを介した、アドホックネットワークにおける通信リンクの確立は、当該分野において周知のように実行されてもよい。
その後、動作606においては、個別の参加中継ノードにおいて実行された中継動作に関わるアカウンティング動作が、上記のように、例えば中継モードおよび/または中継時間などに応じて実行される。
動作603において、決定が、1つ以上のノードが否定確認応答メッセージを返送したことを示す「NO」である場合、すなわち利用不可能である場合、動作604において制御センタは通信のための1つもしくは複数の代替ノードを判定する。代替ノードは、上記に詳説したように、記録メッセージもしくはトレースメッセージを使用して判定してもよく、またはルーティングプロトコルから取得されてもよい。
従って、図6の実施形態により、参加ノードのみが想定された中継動作に対して報酬を受けることになるので、中継動作のアカウンティングの正確さを向上することができる。
以下において、本発明のさらなる実施形態を、図7を参照して説明する。
図7は、まとめて700の符号を付した、アドホックネットワークにおける中継ノードの要素を示す。上述したように、中継ノードは、アドホックネットワークの移動体通信装置、固定無線通信装置、もしくは任意の他種類の通信装置などで構成されてもよい。中継ノードは、アドホックネットワークのそれに続く通信装置のために通信データを中継する能力、つまり、相互に通信を望んでいる2つの通信装置間に通信路を確立する能力を有する。矢印710で示すように、中継ノード700はアドホックネットワークの通信路において先行および/または後続ノードと通信し、かつ/または図1に示す制御センタ100などの制御センタと通信してもよい。
中継ノード700は、先行および後続ノードならびに制御センタと通信し、かつ、中継モードに応じて2つの通信装置間でデータを通信するための通信路において中継動作を実行する中継ノードの利用可能性を判定するためのアベイラビリティ要求メッセージを制御センタから受信するための通信手段701を含む。アベイラビリティ要求メッセージは、上記実施形態、特に図6の実施形態について概説した要素を有していてもよい。
さらに、中継ノードは、中継ノードにおける判断に基づいて、中継動作を実際に実行するための中継ノードの利用可能性を判定する利用可能性判断手段702を含む。
中継動作に対する中継ノードの利用可能性を判定すると、中継ノードが利用可能であるか否かを示すアベイラビリティ確認応答メッセージが通信手段を介して制御センタに返送される。
中継動作に対して中継ノードが利用可能であるかの判断は、上記のように、データスループットおよび遅延時間などの要求される中継モードに基づいて行われてもよく、処理能力、利用可能なバッテリ電力残量、および/または中継動作に対して与えられる報酬などの中継ノードのパフォーマンス特性にさらに基づいて行われてもよい。
利用可能性は、アベイラビリティ要求メッセージとともに送信される情報などに基づいて中継ノードにおいて自動的に判断されてもよく、中継ノードが中継動作に対して利用可能となる所定の条件に基づいて判断されてもよい。この条件は、例えば、中継ノードのユーザによって予め設定される。
上記のように、中継ノードは適切に構成された任意の通信装置で構成されてもよく、好ましくは、上述した機能を実現するための処理装置およびソフトウェア命令を記憶するメモリを含んでいる。
さらに、上記実施形態について概説したように、中継ノードは、制御センタとコンタクトをとるように中継ノードを促すトレースメッセージを受信して適切に処理するように構成されていることが好ましい。
さらに、通信手段は、通信路における先行する中継ノードから記録メッセージを受信するように構成されていることが好ましい。上記実施形態について概説したように、記録メッセージは通信路に沿って送信される。
さらに、制御センタに中継ノードの識別子を提供するための代替例として、中継ノードは、記録メッセージにおける中継ノードの識別子、および可能であれば通信データの中継に関するさらなる情報を記録し、通信路における後続の中継ノードに記録メッセージを転送するように構成されていることが好ましい。
さらに、上述したように、中継ノードは、実際の中継時間および/または中継サービスの他のパラメータに関して制御センタに通知するように構成されてもよい。
以下において、本発明のさらなる実施形態を、図8を参照して説明する。
図8は、アドホック通信ネットワークにおいてアカウンティング動作を制御する動作を示し、特にトポロジーが変化した際の動作を概説する。図8の動作は図1および図7に示す構成を使用して実行されてもよいが、図8はこれに限定されるものではない。
図8の動作は、図6に示す出口点A(つまり、動作606の後)から開始されてもよい。
点Aから開始される第1の動作800においては、制御センタは、通信路のトポロジー変化が生じたかを判定する。トポロジー変化は、図1に示す通信路152などの通信路を介した通信に影響を及ぼすアドホックネットワークのいずれの変化も含む。アドホックネットワークの装置は、携帯型携帯電話もしくは車載電話などの移動体通信装置であってもよいため、通信路に影響を及ぼすアドホックネットワークのトポロジー変化が生じうる。例えば、図1に示す移動局131のような移動局は、図1の隣接する通信装置130および132と接続可能なエリア外に移動するかもしれない。この場合に、トポロジー変化が生じる。
一例においては、制御センタは、アドホックネットワークから受信したメッセージなどを介して、トポロジー変化に関する通知を受けるが、完成した新たな通信路については通知を受けない。この場合、制御センタは、図4、ならびに図5(a)および図5(b)を参照して説明したように除外された中継ノードおよび/または追加された中継ノードに関する情報を能動的に取得しなくてはならない。
よって、上記実施形態について概説したように、制御センタは通信プロトコルからトポロジー変化に関する情報を取得してもよく、トレースメッセージを使用してトポロジー変化に関する情報を取得してもよく、もしくは記録メッセージを使用してもよい。
具体的な実施例においては、上述したように、制御センタはIPv6中継点オプションヘッダを使用してもよく、ICMPトレースルートを実行してもよい。
その代わりにもしくはそれに加えて、アドホックネットワークのトポロジー変化に関する情報を取得するために、参加ノードのこのような変化に関する情報を、呼の途中に中継ノード群から能動的に取得してもよい。例えば、上述したように、制御センタは、通信が行われている最中に定期チェックを実行してトポロジー変化を判定してもよく、アドホックネットワークの別のエンティティの命令を受けて中継ノードのこのようなチェックを実行してもよい。
そして、動作801において、決定が、トポロジー変化が生じなかったことを示す「NO」である場合、動作は動作800に戻る、すなわち制御センタが中継ノードのさらなるチェックを実行する。
動作801において、決定が、トポロジー変化が生じたことを示す「YES」である場合、動作802においては、追加されたノードの存在が判定され、かつ/または除外されたノードが判定される。ここでも、制御センタは、上記実施形態について概説したように通信プロトコルにアクセスしたりトレースメッセージもしくは記録メッセージなどを使用したりすることなどによって、追加されたノードを上述したように判定してもよい。さらに、制御センタは、トポロジー変化後の通信路の参加ノードをトポロジー変化前の参加ノードと比較することによって、除外されたノードを識別してもよい。
その後、動作803においては、付加されたノードの利用可能性が上記実施形態について概説したように判定され、動作804においては、中継モードが判定される。なお、動作803および804は任意に実行され、付加されたノードの利用可能性が既知である場合および/または中継モードが既知である場合には、省略されてもよい。
その後、動作805においては、除外されたノードの中継時間および/または送信データ量、ならびに付加されたノードの中継時間および/または送信データ量が判定される。中継時間は、通信路を介した通信データの中継に中継ノードが参加した時間に相当する。
そして、動作806においては、制御センタは、中継時間、中継モード、および各ノードによって送信された総データ量などのさらなるパラメータに基づいて、各ノードにおいて実行された中継動作の履歴を、つまり、トポロジー変化の前後について、記録する。
さらに、制御センタは、通信路に影響を及ぼすアドホックネットワークのトポロジー変化を判定するために、ICMP(Internet Control Message Protocol)宛先到達不能メッセージを使用してもよい。
従って、図8の実施形態によると、通信路に影響を及ぼす、アドホックネットワーク内のトポロジー変化が生じた場合においても、制御センタは正確なアカウンティングを行うことができる。
以下において、本発明のさらなる実施形態を、図9を参照して説明する。
図9は、特に、トレースメッセージに基づいて制御センタが中継ノードの利用可能性に関する情報を取得する場合を示し、制御センタ901、第1参加中継ノード902、第2参加中継ノード903、および通信装置904を含むアドホックネットワークの要素を示す。
図9の実施形態は、アカウンティングの目的による、制御センタ、中継ノード、および通信装置の間のメッセージの流れを時系列で示す。
図9の実施形態においては、特に、制御センタが外部通信ネットワークへのゲートウェイで構成され、装置904と通信している第2通信装置が外部ネットワークもしくは任意の別の通信ネットワークに設置されている場合など、制御センタが通信路の一部を形成していると仮定する。
第1ステップにおいては、アドホックネットワークの参加ノードを判定した後、制御センタ901は、参照番号951で示すように第1ノード902に向けてトレースメッセージを発信する。トレースメッセージに基づいて、第1中継ノード902は、参照番号952で示し、上記実施形態について概説したような、確認応答もしくは応答メッセージを利用して制御センタとコンタクトをとる。確認応答もしくは応答メッセージには、第1中継ノード902の識別子、および中継モードなどに関する任意のさらなる情報が含まれていることが好ましい。
参照番号953で示すように、次いで第1中継ノード902は、上述したようにトレースメッセージを第2中継ノード903に転送し、確認応答もしくは応答メッセージ954を使用して制御センタ901とコンタクトをとるように中継ノード903を促す。
その後、トレースメッセージは通信装置904に送信され、通信路に沿ったすべての中継ノードがコンタクトを受けたことを制御センタに通知するメッセージ956を介して制御センタ901に応答するように通信装置904を促す。
以下において、本発明のさらなる実施形態を、図10を参照して説明する。
図10は、参加中継ノードに関する情報を収集するために記録メッセージを使用する場合に関係し、ここでも、制御センタ901、第1中継ノード902、第2中継ノード903、および通信装置904が示される。第1ステップにおいては、制御センタは、参照番号1001で示すように第1中継ノード902に記録メッセージを送信する。中継ノード902は、上記のように記録メッセージに識別情報を含ませ、参照番号1002で示すように記録メッセージを第2中継ノード903に向けて転送する。同様に、第2中継ノード903は上述したように記録メッセージに識別情報を含ませ、参照番号1003で示すように記録メッセージを通信装置904に向けて転送する。そして通信装置904は、参照番号1004で示すように制御センタ901に確認応答メッセージを返送し、通信路におけるすべての参加中継ノードのアイデンティティを開示する。
なお、ここでも、トレースメッセージおよび記録メッセージを実現するためにIPv6中継点オプションヘッダが使用されてもよい。
さらに、制御センタが2つの通信装置間の通信路の途中に位置する場合、図9および図10を参照して説明した実施形態と同様に、トレースメッセージおよび記録メッセージは、双方向(例えば、両方の通信装置の方向)に送信されてもよい。
なお、制御センタが通信路の一部を形成してない場合もある。この場合には、トレースメッセージおよび記録メッセージは、第2通信装置に向けて通信路に沿って転送される命令とともに、まず、参加通信装置の1つに送信されてもよい。第2通信装置に到達すると、上記のようにトレースもしくは記録メッセージは確認応答もしくは報告メッセージを制御センタに返送する。
以下において、本発明のさらなる実施形態を、図11を参照して説明する。
図11は、中継ノードの1つが中継動作に対して利用可能ではない、もしくは利用可能でなくなった場合のメッセージの流れの例を示す。図11においても、制御センタ901、第1中継ノード902、第2中継ノード903、および通信装置904が示される。さらに、図11の実施形態は代替ノード905を示す。
第1の動作1101においては、通信装置904から制御センタ901に向けて通信要求が送出される。
通信要求に基づいて、動作1102においては、上記実施形態について概説したように、制御センタ901は通信路における参加ノードを判定する。
その後、動作1103においては、第1中継ノード902へアベイラビリティ要求メッセージが送信される。第1中継ノード902は、肯定確認応答メッセージ1104で応答すると仮定する。その後、制御センタは、第2中継ノード903に向けてアベイラビリティ要求メッセージ1105を送出する。第2中継ノード903は、否定確認応答メッセージ1106で応答する、すなわち中継サービスを拒否すると仮定する。
この場合は、通信装置904への通信路が確立不可能であるため、上記実施形態について概説したように制御センタ901は、動作1107において代替ノードを識別し、判定された代替ノード905に向けてさらなるアベイラビリティ要求メッセージ1108を送信する。代替ノード905は、肯定確認応答メッセージ1109で応答する、すなわち中継サービスの供与に同意し、動作1110においては、制御センタは通信装置904に向けて肯定確認応答を送信できるようになる。さらに、上記実施形態について概説したように、制御センタ901は次いで中継動作の履歴を記録する任意のアカウンティング動作を実行してもよい。
以下において、本発明のさらなる実施形態を、図12を参照して説明する。
図12の実施形態は、上述したように通信中にトポロジー変化が生じる場合を示し、ここでも、制御センタ901、第1および第2中継ノード902および903、通信装置904、および代替ノード905が示される。
まず、第1中継ノード902および第2中継ノード903を含み、代替ノード905を経由しない、制御センタと通信装置との間の通信路すなわち1201の番号を付された通信路が確立していると仮定する。続いて、上記実施形態について概説したように、トポロジー変化が生じ、これは参照番号1202で示すように制御センタ901で検出される。その後、動作1203においては、上記実施形態について概説したように、制御センタもしくはアドホックネットワークの任意の他のエンティティが、代替ノード(本例においては代替ノード905)を特定する。動作1204においては、制御センタは、アベイラビリティ要求メッセージを、代替ノード905に送信する。代替ノード905は、本実施形態においては動作1205で、代替ノード905が中継ノード903の代わりとして中継動作の実行に利用可能であることを示す肯定確認応答によって応答するメッセージによって応答すると仮定する。
その結果、動作1206においては、代替通信路が、第1中継ノード902および代替ノード905を介して制御センタ901と通信装置904との間に確立される。
以下において、本発明のさらなる実施形態を、図13を参照して説明する。
図13は、アドホックネットワーク1410、制御センタ1420、および外部ネットワーク1430の要素を示す。
上記実施形態について概説したように、アドホックネットワークは、無線装置がネットワークの他の無線装置のために中継サービスを提供するように構成された任意のネットワークであってもよい。アドホックネットワークは、移動無線および/または固定無線装置などの複数の無線装置1411、1412、1413、1414、および1415を含む。
外部ネットワーク1430は、PSTN(Public Switched Telephone Network:公衆電話交換網)、移動体通信ネットワーク、インターネット、もしくは任意の他のネットワークなどの任意の種類の通信ネットワークであってもよい。しかしながら、外部ネットワーク1430は中央化されたオペレータを有し、信頼されるドメインにおけるネットワークであること、つまり、アカウンティング目的を含む、安全な動作制御を可能とするドメインにおけるネットワークであることが好ましい。外部ネットワーク1430は、有線もしくは無線通信装置であってもよい単一の通信装置1431を例として含む。
さらに、上記実施形態において詳説したように、アドホック通信ネットワーク1410における中継サービスおよび/または通信サービスのアカウンティング管理のために制御センタ1420が備えられ、制御センタ1420は2つの通信装置間の通信中に通信路を介した通信データ中継に参加する中継ノード群の各ノードにおける中継モードを判定する判定手段を含み、中継モードに応じて中継モードの各ノードにおいて実行された通信データの中継の履歴を記録するアカウンティング手段を含む。
本実施形態においては、通信装置がアドホックネットワーク1410から外部ネットワーク1430へのゲートウェイの一部を形成する。ここで、ゲートウェイはアドホックネットワークおよび外部ネットワークの通信装置間における通信路の一部を形成している。制御センタが通信路と、アカウンティングの対象となる中継動作の一部を形成しているので、アドホックネットワークの個別のノードの識別および通信が容易となる。
図13に示す動作例においては、アドホックネットワークの通信装置1411は、上記実施形態について概説したように、中継ノードとして機能する、アドホックネットワークにおけるさらなる通信装置1412および1413を介して、外部ネットワーク1430の通信装置1431と通信している、もしくは通信を要求する。
制御センタ1420は、まず、上述したようにルーティングプロトコルから、あるいは、上記実施形態について同様に概説したように無線装置1411に向けて通信路に沿って送信されるトレースメッセージもしくは記録メッセージを利用することによって、ネットワークノード群に関する識別情報を取得することにより、アドホックネットワークの参加中継ノードを識別するように構成されている。
さらに、上記に詳説したように、制御センタは、利用可能性を判定するために、上述したように識別された参加中継ノードの各々、つまり中継ノード1412および1413に対して、アベイラビリティ要求メッセージを送信し、中継ノードは適切な確認応答メッセージで応答する。
さらに、制御センタは、トポロジー変化の発生に関する情報を含むメッセージをアドホックネットワークから受信してもよい。そして、アドホックネットワークのトポロジー変化に関する詳細な情報を取得するために、参加ノードにおけるこのような変化に関する情報を、呼の接続中に、中継ノード群から能動的に取得するようにしてもよい。例えば、トポロジー変化に起因する中継ノードの変化は、上記に詳説したように、ルーティングプロトコル、無線装置1411に向けて通信路に沿って送信されたトレースメッセージ、記録メッセージ、もしくはICMP(Internet Control Message Protocol)宛先到達不能メッセージを使用して判定してもよい。
各中継ノードによって供与された中継サービスの履歴を正確に記録するために、制御センタはさらに各参加中継ノードの中継時間および/または総送信データ量を判定してもよく、続いて中継時間および/または中継モードを含むさらなる中継パラメータに基づいて中継動作の履歴を記録してもよい。
制御センタによって実行されるアカウンティング動作は、中継ノードによって供与される中継サービスに関する情報を記録すること、および/または、中継サービスに関する記録情報を中央アカウンティング設備に送信することを含むことが好ましい。さらに、アカウンティングには、中継ノードに対して報酬を割当てること、および通信装置に対して請求を行うことの少なくとも1つが含まれてもよい。従って、中継サービスに関する情報の記録から料金請求および報酬割当てまでに亙る動作が統合可能となる。
上記実施形態を参照して詳説したように、履歴が記録された中継動作に基づいて報酬が与えられてもよく、サービスを利用した通信装置にそのサービスに対して適切に請求が行われてもよい。
さらに、制御センタは、1つ以上の通信装置に対してアドホックネットワークにおいて中継サービスを受ける認証を判定してもよい。同様に、1つ以上の中継ノードに対して、アドホックネットワークにおける中継サービスを提供する認証を判定することが可能である。従って、中継サービスを認証なしで利用したり、提供したりすることを防ぐことが可能となる。
別の態様によれば、アドホックネットワークにおけるアカウンティング動作を制御する制御センタは、2つの通信装置間の通信中に通信路を介した通信データの中継に参加する中継ノード群の各々における中継モードを判定する判定手段と、前記中継モードに応じて前記中継ノード群の各々の通信データの中継の履歴を記録するアカウンティング手段とを含む。
前記アカウンティング手段は、前記中継ノードによって供与された中継サービスに関する情報を記録するように構成されてもよい。
さらに、前記アカウンティング手段は、前記中継サービスに関する前記記録情報を中央アカウンティング設備に送信するように構成されてもよい。
また、前記アカウンティング手段は、報酬を割当てること、および前記通信装置に対して料金請求を行うことの少なくとも1つを実行するように構成されてもよい。
別の態様によれば、前記判定手段は、前記中継ノード群に関する情報をルーティングプロトコル接続から取得するように構成されてもよい。
さらに、前記判定手段は、前記中継ノード群に関する情報を、トレースメッセージを前記通信路に沿って送信し、制御センタとコンタクトをとるように前記中継ノード群における中継ノードの各々を促すことにより取得するように構成されてもよい。
さらに、前記判定手段は、前記中継ノード群に関する情報を、記録メッセージを前記通信装置の少なくとも1つに対して前記通信路に沿って送信し、前記中継ノード群における中継ノードの各々の識別子を記録することにより取得するように構成されてもよい。
さらに、前記判定手段は、各中継ノードにおいて前記トレースメッセージまたは記録メッセージを初期化するために前記IPv6中継点オプションヘッダを使用するように構成されてもよい。
さらに、前記判定手段は、前記通信装置の少なくとも1つについて、前記アドホックネットワークにおいて中継サービスを受けるための認証を判定するように構成されてもよい。
さらに、前記判定手段は、前記中継ノードの少なくとも1つについて、前記アドホックネットワークにおいて中継サービスを提供する許可を判定するように構成されてもよい。
さらに、前記判定手段は、アベイラビリティ要求メッセージを前記参加中継ノードの各々に送信し、2つの通信装置間で通信データを送信するのに必要とされる前記通信路における前記複数の中継ノードの各々の利用可能性を判定し、前記参加中継ノードの各々から当該中継ノードが利用可能であるか否かを示すアベイラビリティ確認応答メッセージを受信するように構成されてもよい。
さらに、前記判定手段は、前記中継ノードの1つが利用不可能である場合、代替中継ノードに関する情報を取得し、かつ、前記代替中継ノードに問合せを行うように構成されてもよい。
前記アベイラビリティ要求メッセージは、要求される中継モードと、報酬申出との少なくとも1つに関する情報を含む。
さらに、前記判定手段は、前記アドホックネットワークにおけるトポロジー変化の発生に関する情報を含むメッセージを受信するように構成されてもよい。
さらに、前記判定手段は、前記アドホックネットワークのトポロジー変化に起因する、前記呼接続中の前記中継ノード群の参加中継ノードにおける動的変化に関する情報を取得するように構成されてもよい。
前記判定手段は、前記中継ノード群における中継ノードについて状況を確認し、前記アドホックネットワークのトポロジー変化に起因する、前記呼接続中の前記中継ノード群の参加中継ノードにおける動的変化に関する情報を取得するように構成されてもよい。
さらに、前記判定手段は、トレースメッセージと、記録メッセージと、ICMP(呼接続Internet Control Message Protocol)宛先到達不能メッセージのいずれか1つを使用して前記中継ノードのチェックを実行するように構成されてもよい。
制御センタは、外部アカウンティング機関を構成してもよい。
さらに、前記判定手段は、前記2つの通信装置間における前記呼接続中の前記中継ノード群の中継ノードの各々における、中継時間およびデータ送信量の少なくとも1つを判定するように構成されてもよい。
別の態様によれば、前記制御センタは、前記アドホックネットワークから外部ネットワークへのゲートウェイの一部を構成する。ここで、前記ゲートウェイは前記2つの通信装置間の前記通信路の一部を形成している。
別の態様によれば、アドホックネットワークの中継ノードは、中継モードに応じて2つの通信装置間で通信データを送信するための通信路における中継動作を実行する中継ノードの利用可能性を判定するためのアベイラビリティ要求メッセージを受信する通信手段と、前記中継動作を実行するために前記中継ノードの利用可能性を判定する利用可能性決定手段とを備え、前記通信手段は、前記中継ノードが利用可能であるか否かを示すアベイラビリティ確認応答メッセージを送信するように構成されている。
前記通信手段は、制御センタとコンタクトをとるよう前記中継ノードを促すトレースメッセージを受信するように構成されてもよい。
前記通信手段は、前記通信路に沿って送信された記録メッセージを、前記通信路における先行する中継ノードから受信し、前記中継ノードの識別子を前記記録メッセージに記録し、前記記録メッセージを、前記通信路における後続の中継ノードに転送するように構成されてもよい。
本発明を例示した実施形態によって説明したが、これらの実施形態は発明を限定するものとして解釈されるべきではない。添付のクレームによって定義された本発明の範囲内における上記実施形態の多くの変形が当業者には理解されるであろう。
本発明の一実施形態に係るアドホックネットワークにおいてアカウンティング動作を実行する制御センタを含む通信システムの要素を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアドホックネットワークにおけるアカウンティングを制御する方法における動作を示す図である。 本発明の別の実施形態に係り、サービスのアカウンティングについてアドホックネットワークを制御する方法における動作を示し、特に参加ノードを判定する動作を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアドホックネットワークを制御する方法における動作を示し、特に参加中継ノードの識別情報を取得する動作を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアドホックネットワークを制御する方法における動作を示し、特に参加中継ノードに関する情報を取得する動作を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアドホックネットワークを制御する方法における動作を示し、特に参加中継ノードに関する情報を取得する動作を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアドホックネットワークを制御する方法における動作を示し、特に中継ノードの利用可能性を判定する動作を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアドホックネットワークにおける中継ノードの要素を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアドホックネットワークを制御する方法における動作を示し、特にトポロジーの変化を検出した際の動作を示す図である。 本発明の別の実施形態に係るアドホックネットワーク内のメッセージの流れを示す図である。 本発明の別の実施形態に係るアドホックネットワーク内のメッセージの流れを示す図である。 本発明の別の実施形態に係るアドホックネットワーク内のメッセージの流れを示す図である。 本発明の別の実施形態に係るアドホックネットワーク内のメッセージの流れを示す図である。 本発明の別の実施形態に係るアドホックネットワークの要素を示す図である。

Claims (28)

  1. アドホック通信ネットワークにおいてアカウンティング動作を制御する方法であって、
    2つの通信装置間に通信路を介した通信が確立されたことまたは確立されることを検出する過程と、
    前記通信路を介した通信データの中継に参加する中継ノード群の各々に、前記中継ノード群の情報を得るために制御センタとコンタクトをとるように促すトレースメッセージを前記通信路に沿って送信する過程と、
    前記中継ノード群の情報を取得した後で、前記2つの通信装置間の通信の特性を特定する中継モードを、前記中継ノード群の各々において判定する過程と
    記中継ノード群における中継ノードの各々の通信データの中継の情報であって、前記中継モードに応じて変化する情報を記録するアカウンティングを行う過程と
    を有することを特徴とする方法。
  2. アドホック通信ネットワークにおいてアカウンティング動作を制御する方法であって、
    2つの通信装置間に通信路を介した通信が確立されたことまたは確立されることを検出する過程と、
    前記通信路を介した通信データの中継に参加する中継ノード群の各々に、前記中継ノード群の各々の識別子を記録するための記録メッセージを前記通信路に沿って送信する過程と、
    前記中継ノード群の識別子を取得した後で、前記2つの通信装置間の通信の特性を特定する中継モードを、前記中継ノード群の各々において判定する過程と、
    前記中継ノード群における中継ノードの各々の通信データの中継の情報であって、前記中継モードに応じて変化する情報を記録するアカウンティングを行う過程と
    を有することを特徴とする方法。
  3. 前記アカウンティングには、前記中継ノードによって供与された中継サービスに関する情報を記録することが含まれる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記アカウンティングには、前記中継サービスに関する前記記録情報を中央アカウンティング設備に送信することが含まれる
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれかの項に記載の方法。
  5. 前記アカウンティングには、前記中継ノードに対して報酬を割当てること、および前記通信装置に対して料金請求を行うことの少なくとも1つが含まれる
    ことを特徴とする請求項1−4のいずれかの項に記載の方法。
  6. 前記中継ノード群に関する情報は、ルーティングプロトコルから取得される
    ことを特徴とする請求項1−5のいずれかの項に記載の方法。
  7. 各中継ノードにおいて前記トレースメッセージまたは記録メッセージを初期化するためにIPv6中継点オプションヘッダが使用される
    ことを特徴とする請求項1−6のいずれかの項に記載の方法。
  8. 前記通信装置の少なくとも1つについて、前記アドホックネットワークにおいて中継サービスを受ける認証を判定する過程を含む
    ことを特徴とする請求項1−7のいずれかの項に記載の方法。
  9. 前記中継ノードの少なくとも1つについて、前記アドホックネットワークにおいて中継サービスを提供する認証を判定する過程を含む
    ことを特徴とする請求項1−8のいずれかの項に記載の方法。
  10. アベイラビリティ要求メッセージを前記参加中継ノードの各々に送信し、2つの通信装置間で通信データを送信するのに必要とされる前記通信路における前記複数の中継ノードの各々の利用可能性を判定する過程と、
    前記参加中継ノードの各々から当該中継ノードが利用可能であるか否かを示すアベイラビリティ確認応答メッセージを受信する過程と
    を有することを特徴とする請求項1−9のいずれかの項に記載の方法。
  11. 前記中継ノードの1つが利用不可能である場合、代替中継ノードに関する情報を取得する過程と、
    記代替中継ノードに問合せを行う過程とを含む
    ことを特徴とする請求項1−10のいずれかの項に記載の方法。
  12. 前記アベイラビリティ要求メッセージは、
    要求される中継モードと、報酬申出との少なくとも1つに関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記アドホックネットワークから、トポロジー変化の発生に関する情報を含むメッセージを受信する過程を含む
    ことを特徴とする請求項1−12のいずれかの項に記載の方法。
  14. 前記アドホックネットワークのトポロジー変化に起因する、前記呼接続中における、前記中継ノード群の参加中継ノードの動的変化に関する情報を取得する過程を含む
    ことを特徴とする請求項1−13のいずれかの項に記載の方法。
  15. 記アドホックネットワークのトポロジー変化に起因する、前記呼接続中における、前記中継ノード群の参加中継ノードの動的変化に関する情報を取得するために、前記中継ノード群における中継ノードの状態を確認する過程を含む
    ことを特徴とする請求項1−14のいずれかの項に記載の方法。
  16. 前記中継ノードの状態の確認は、トレースメッセージと、記録メッセージと、ICMP(Internet Control Message Protocol)宛先到達不能メッセージとの1つを使用して行われる
    ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記アカウンティングが外部アカウンティング機関によって実行される
    ことを特徴とする請求項1−16のいずれかの項に記載の方法。
  18. 前記中継モードは、要求されるデータスループットと、許容される送信時間遅延と、許容されるパケット損失と、許容されるジッタとの少なくとも1つ特定
    ことを特徴とする請求項1−17のいずれかの項に記載の方法。
  19. 前記2つの通信装置間における前記呼接続中の前記中継ノード群の中継ノードの各々における、中継時間およびデータ送信量の少なくとも1つを判定する過程を含む
    ことを特徴とする請求項1−18のいずれかの項に記載の方法。
  20. 前記報酬が、
    アドホックネットワーク中継サービスと、金銭的報酬との少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項5−19のいずれかの項に記載の方法。
  21. 前記アドホックネットワークにおけるノードの利用可能性を高めるために前記報酬を増加させる過程を含む
    ことを特徴とする請求項5−20のいずれかの項に記載の方法。
  22. 前記制御センタが、前記アドホックネットワークから外部ネットワークへのゲートウェイの一部を形成し、前記ゲートウェイは前記2つの通信装置間の前記通信路の一部を形成している
    ことを特徴とする請求項1−21のいずれかの項に記載の方法。
  23. コンピュータに、請求項1−22のいずれか1つに記載の方法を実行させるためのプログラム。
  24. データ処理装置に請求項1−22のいずれか1つに記載の方法を実行させるように構成されたプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  25. アドホック通信ネットワークにおいてアカウンティング動作を制御する制御センタであって、
    2つの通信装置間に通信路を介した通信が確立されたことまたは確立されることを検出する検出手段と、
    前記通信路を介した通信データの中継に参加する中継ノード群の各々に、前記中継ノード群の情報を得るために前記制御センタとコンタクトをとるように促し、かつ、前記中継ノード群の情報を取得した後で、前記2つの通信装置間の通信の特性を特定する中継モードを、前記中継ノード群の各々において判定するためのトレースメッセージを前記通信路に沿って送信する通信手段と、
    記中継ノード群における中継ノードの各々の通信データの中継の情報であって、前記中継モードに応じて変化する情報を記録するアカウンティングを行うアカウンティング手段と
    を含むことを特徴とする制御センタ。
  26. アドホック通信ネットワークにおいてアカウンティング動作を制御する制御センタであって、
    2つの通信装置間に通信路を介した通信が確立されたことまたは確立されることを検出する検出手段と、
    前記通信路を介した通信データの中継に参加する中継ノード群の各々に、前記中継ノード群の各々の識別子を記録するための記録メッセージであって、前記中継ノード群の識別子を取得した後で、前記2つの通信装置間の通信の特性を特定する中継モードを、前記中継ノード群の各々において判定するための記録メッセージを前記通信路に沿って送信する通信手段と、
    前記中継ノード群における中継ノードの各々の通信データの中継の情報であって、前記中継モードに応じて変化する情報を記録するアカウンティングを行うアカウンティング手段と
    を含むことを特徴とする制御センタ。
  27. 通信路を介した通信データの中継に参加する、アドホックネットワークの中継ノードであって、
    中継モードに応じて2つの通信装置間で通信データを送信するための通信路における中継動作を実行する中継ノードの利用可能性を判定するためのアベイラビリティ要求メッセージを受信する通信手段と、
    前記中継動作を実行するために前記中継ノードの利用可能性を判定する利用可能性決定手段とを備え、
    前記通信手段は、前記中継ノードが利用可能であるか否かを示すアベイラビリティ確認応答メッセージを送信し、
    前記通信手段は、前記通信路を介した通信データの中継に参加する中継ノード群の各々に、前記中継ノード群の情報を得るために制御センタとコンタクトをとるように促すトレースメッセージを前記通信路に沿って送信し、前記トレースメッセージを他の中継ノードに転送する
    ように構成されていることを特徴とする中継ノード。
  28. 通信路を介した通信データの中継に参加する、アドホックネットワークの中継ノードであって、
    中継モードに応じて2つの通信装置間で通信データを送信するための通信路における中継動作を実行する中継ノードの利用可能性を判定するためのアベイラビリティ要求メッセージを受信する通信手段と、
    前記中継動作を実行するために前記中継ノードの利用可能性を判定する利用可能性決定手段とを備え、
    前記通信手段は、前記中継ノードが利用可能であるか否かを示すアベイラビリティ確認応答メッセージを送信し、
    前記通信手段は、前記通信路を介した通信データの中継に参加する中継ノード群の各々に、前記通信路を介した通信データの中継に参加する中継ノード群の各々に、前記中継ノード群の各々の識別子を記録するための記録メッセージを前記通信路に沿って送信し、前 記記録メッセージを他の中継ノードに転送する
    ように構成されていることを特徴とする中継ノード。
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