JP4267585B2 - 結晶化膜の形成方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ光による結晶化膜の形成方法及びその装置に関するものであり、特にフラットパネルに用いられる薄膜トランジスターのための結晶化シリコン膜の製造に好適の結晶化膜の形成方法及びその装置に関するものである。
この種の従来の方法として、特許文献1に記載されるものが知られている。これは、基板上の薄膜の材料にパルス状のレーザを露光して、前記材料の一部を材料の厚さ方向の全体にわたつて溶融し、露光されていない領域との境界から横方向に凝固させ、横方向に成長する少なくとも1個の結晶を横方向成長部分として形成し、この横方向成長部分を次に行う処理に対する直前の部分とし、該直前の部分から結晶の横方向成長長さよりも短い距離だけ移動した位置にてパルス状のレーザを露光し、該直前の部分を種結晶として横方向に成長させて結晶粒を延長する結晶化膜の形成方法である。
この結晶化膜の形成方法は、実際には、矩形状のレーザを用い、大形の薄膜の材料に対して長軸オーバーラップ領域を与える結晶化膜の形成方法となる。すなわち、図6(B)に示すようにA×Bの大きさの矩形状の半導体製の材料107に対し、図6(A)に示すレーザのラインビーム20(ビーム長さ(21):L×幅(22):W)を照射して結晶化することになり、L<Aを満たしている。
先ず、ラインビーム20をWよりも十分に短い距離でWと平行な方向(矢印23方向)へ移動しながら第1段のスキャン照射をして第1段の結晶部分Mを形成し、次に、ラインビームをLと平行な縦方向(矢印24方向)へ移動して第2段のスキャン照射を第1段のスキャン照射と同様に行つて第2段の結晶部分Nを形成し、これを多段に継続する結晶化膜の形成方法となる。このとき、第2段のスキャン照射による第2段の結晶部分Nには、第1段のスキャン照射による第1段の結晶部分Mに対して重ね合う位置(長軸オーバーラップ領域25)が発生する。しかして、A×Bの大きさの材料107の大部分はスキャン方向に横方向成長した結晶が生成するため、結晶粒界26はスキャン方向とほぼ平行であるが、長軸オーバーラップ領域25の結晶は、スキャン方向と直交方向に成長して形成されスキャン方向と平行な結晶が全く生成されない。
特許第3204986号公報
しかして、特許文献1に記載されるレーザ光による結晶化膜の形成方法及びその装置にあつては、次のような技術的課題が存在していた。
すなわち、図7(A)に示すL×Wの方形のパターンからなるラインビーム20を材料に多段に露光する場合、1つのラインビーム20の照射によつて幅:Wの左右2つの境界32及び長さ:Lの上下2つの境界31の両者から結晶が成長するが、Wの境界32より成長する結晶は、Lの境界31より成長する結晶と成長する方向が直交しているため、長軸オーバラップ領域25の結晶の結晶粒界33は、その他の大部分の領域34の粒界26と直交する。このようにして、材料107に薄膜トランジスター(TFT)を同じパターンで多数形成すると、TFTのソース−ドレイン電極間の結晶粒界密度が、長軸オーバラップ領域25と他の大部分の領域34とで大きく異なり、僅かの長軸オーバラップ領域25の存在がTFTの電気特性を著しく異ならしてしまうという課題があつた。これは、結晶粒界は電子の移動を妨げるために、電子移動度は、ソース−ドレイン間の粒界の数に反比例するためである。
例えば、A×Bの材料107でOELD(有機ELディスプレイ)を作ると、長軸オーバラップ領域25と他の領域34とで、画面の輝度が異なり、ディスプレイに輝度の異なる線が発生する。このような技術的課題は、結晶部分M,Nを多段に形成する場合のみならず、第1段の結晶部分Mのみを形成する場合にも有している。
本発明は、このような従来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成は、次の通りである。
請求項1の発明は、基板上の薄膜の材料107にパルス状のレーザを露光して、前記材料107の一部を溶融し、露光されていない領域との境界13,17から凝固させ、横方向に成長する少なくとも1個の結晶を有する横方向成長部分10を形成し、
この横方向成長部分10に一部が重なるように移動して次のパルス状のレーザを露光し、横方向に成長する結晶粒を形成する結晶化膜の形成方法であつて、
パルス状のレーザのパターン11が、
本体部11aと、
本体部11aの縦方向の一端部に接続して形成され、横方向から傾斜する傾斜長さ部12を有する突出部11bとを有し、
本体部11aの境界13と平行な縦方向をY、垂直な横方向をXとして、先に露光するレーザのパターン14に対する次に露光するレーザのパターン15の本体部11aの境界13及び突出部11bの境界17が平行をなす状態でのパターン11のスキャンによる移動距離が、
Y方向の移動距離をp、X方向の移動距離をqとして、
p≧a及びq≦lを満たし、
lが、先に露光するレーザのパターン14による本体部11aの結晶部分の前記境界13からの横方向長さであり、aが、横方向長さlの箇所を結ぶ線16,13の縦方向に延長する線16a,13上における先に露光するレーザのパターン14による突出部11bの結晶部分の縦方向長さであり、
本体部11aに横方向成長する結晶部分を形成し、かつ、Y方向の移動距離pとX方向の移動距離qとで囲まれる突出部11bの部分に、横方向成長に近似する結晶部分を形成することを特徴とする結晶化膜の形成方法である。
請求項2の発明は、前記境界13が平行をなす状態でのスキャンを与え、多数のレーザのパターン11,14,15によつて第1の結晶部分42を形成した後、第1の結晶部分42の上に、第1の結晶部分42の境界13とは平行をなさない境界13を与える状態で、境界13が平行をなす状態でのスキャンを与え、多数のレーザのパターン11,14,15による第2の結晶部分43を形成することを特徴とする請求項1の結晶化膜の形成方法である。
請求項3の発明は、前記境界13が平行をなす状態でのスキャンを与え、多数のレーザのパターン11,14,15によつて第1の結晶部分42を形成した後、第1の結晶部分42の上に、第1の結晶部分42の境界13と直交する境界13を与える状態で、境界13が平行をなす状態でのスキャンを与え、多数のレーザのパターン11,14,15による第2の結晶部分43を形成することを特徴とする請求項1の結晶化膜の形成方法である。
請求項4の発明は、前記本体部11aの縦方向の一端部に形成される突出部11bと点対称をなす突出部11bが本体部11aの縦方向の他端部に形成されると共に、
前記境界13が平行をなす状態でのスキャン露光を、本体部11aの境界13を基板上の薄膜の材料107の一辺から45°の方向に傾斜させて基板上の薄膜の材料107に与え、多数のレーザのパターン11,14,15によつて第1の結晶部分42を形成した後、第1の結晶部分42の上に、第1の結晶部分42の境界13と直交する境界13を与える状態で、境界13が平行をなす状態でのスキャンを反対の方向に相対移動させながら与え、多数のレーザのパターン11,14,15,43による第2の結晶部分43を形成することを特徴とする請求項1の結晶化膜の形成方法である。
請求項5の発明は、基板上の薄膜の材料107にパルス状のレーザを露光して、前記材料107の一部を溶融し、露光されていない領域との境界13,17から凝固させ、横方向に成長する少なくとも1個の結晶を有する横方向成長部分10を形成し、
この横方向成長部分10に一部が重なるように移動して次のパルス状のレーザを露光し、横方向に成長する結晶粒を形成する結晶化膜の形成装置であつて、
パルス状のレーザのパターン11が、
本体部11aと、
本体部11aの縦方向の一端部に接続して形成され、横方向から傾斜する傾斜長さ部12を有する突出部11bとを有し、
本体部11aの境界13と平行な縦方向をY、垂直な横方向をXとして、先に露光するレーザのパターン14に対する次に露光するレーザのパターン15の本体部11aの境界13及び突出部11bの境界17が平行をなす状態でのパターン11のスキャンによる移動距離が、
Y方向の移動距離をp、X方向の移動距離をqとして、
p≧a及びq≦lを満たし、
lが、先に露光するレーザのパターン14による本体部11aの結晶部分の前記境界13からの横方向長さであり、aが、横方向長さlの箇所を結ぶ線16,13の縦方向に延長する線16a,13上における先に露光するレーザのパターン14による突出部11bの結晶部分の縦方向長さであり、
本体部11aに横方向成長する結晶部分を形成し、かつ、Y方向の移動距離pとX方向の移動距離qとで囲まれる突出部11bの部分に、横方向成長に近似する結晶部分を形成することを特徴とする結晶化膜の形成装置である。
但し、長さlは、最大で、先に露光するレーザのパターン14による本体部11aの結晶部分の2つの境界13の間の横方向長さ、つまりレーザのパターン14のX方向の長さであり、aは、最大で、先に露光するレーザのパターン14による突出部11bの結晶部分の縦方向(Y方向)の長さである。また、本体部11a及び突出部11bの少なくともスキャン移動方向の後側の境界13,17が、スキャン移動方向の後側に向けて凸をなす湾曲線によつて形成されていてもよく、この場合、突出部11bの境界17の方が本体部11aの境界13よりも大きな曲率の曲線を形成していてもよい。
以上の説明によつて理解されるように、本発明に係る結晶化膜の形成方法及びその装置によれば、基板上の薄膜の材料に多数のスキャン照射を行えば、本体部に形成する横方向成長する結晶部分と、Y方向の移動距離pとX方向の移動距離qとで囲まれる箇所の突出部の部分に形成する横方向成長に近似する結晶部分とが次々に形成されることになる。その結果、レーザのパターンの露光による結晶化部分の電気特性を広くほぼ同じにすることができ、例えば、TFTの電気特性が良好になる。
特に、スキャン照射を多数行つて多段の結晶部分を形成するとき、長軸オーバラップ領域にY方向の移動距離pとX方向の移動距離qとで囲まれる箇所の突出部の部分に形成する横方向成長に近似する結晶部分を存在させることにより、長軸オーバラップ領域と他の大部分の領域とで結晶粒界密度をほぼ同じとする結晶化膜を得ることができる。その結果、長軸オーバラップ領域と他の大部分の領域とで電気特性がほぼ同じになり、TFTの電気特性が良好な結晶化膜を得ることができる。
請求項3,4に係る発明によれば、先にスキャンしたときのパターンの境界と、次にスキャンしたときのパターンの境界とがほぼ直交するように回動してスキャン露光することになるので、先にスキャンして生成した横方向成長した第1の結晶部分が種結晶になつて直交方向に横方向成長して大粒の結晶が生成することになる。その結果、長軸オーバラップ領域と他の大部分の領域とで結晶粒界密度をほぼ同じとしながら、結晶化に伴つて生ずる結晶粒界を少なくして電子移動度を小さくし、電気特性を向上させることができる。
図1〜図3は、本発明に係る結晶化膜の形成装置の1実施の形態を示す。図2中において符号101はパルス状のYAGレーザを発生させるレーザ発振器を示し、レーザ発振器101で生じさせたレーザ102をホモジナイザー103に通し、ラインビーム104に整形して強度分布を均一化させ、このラインビーム104からなるレーザをマスク105に照射し、所定形状となしたものを投影レンズ106でもつて基板上の半導体製の薄膜の材料107に第1のラインビーム119として縮小投影し、露光する。
この基板はガラス上に薄いa−Si(アモルファス・シリコン)膜を薄膜の材料107として形成したもので、このa−Si膜にラインビーム119を照射することで、a−Si膜を結晶化して薄いp−Si(ポリ・シリコン)膜とする。
露光するパルス状のラインビーム119について図1を参照して説明する。
ラインビーム119のパターン11は、図1(A)に示すように、矩形状をなす本体部11aと、本体部11aの縦方向の端部に形成され、横方向から傾斜する傾斜長さ部12を有する突出部11bとを有する。傾斜長さ部12を有する突出部11bは、このパターン11では点対称をなすように本体部11aの縦方向の各端部に形成されている。
矩形状をなす本体部11aは、図1(A)上で上側の境界13(パターン11のスキャン移動方向の後側の本体部11aの境界13)と下側の境界13とによつて区画されている。また、突出部11bは、傾斜長さ部12を一部に有する傾斜辺からなる傾斜する境界17と下側の境界13とで区画されて三角形状をなしている。この突出部11bは、少なくとも本体部11aの縦方向の一端部、つまり少なくとも先に段状に露光するパターン11,14,15(第1段のスキャン照射の部分)と次に段状に露光するパターン11,14,15(第2段のスキャン照射の部分)との重ね合う位置(長軸オーバーラップ領域25)に形成する。
しかして、本体部11aは、図1(A)上で上下の境界13,13によつて区画されている。また、突出部11bは、傾斜する境界17と下側の境界13とで区画されて直角三角形状をなしている。
また、傾斜長さ部12に対応して示す長さaは、境界13(パターン11のスキャン移動方向の後側の本体部11aの境界13)に平行で、境界13からの横方向成長部分10の長さlだけ離れた位置にある線16,16aと、該境界13より片側に傾斜して接続する突出部11bの傾斜する境界17(パターン11のスキャン移動方向の後側の突出部11bの傾斜する境界17)との交点19から、境界13から境界17に転じる点18までの後記するY方向の距離と定義した。従つて、aは、傾斜長さ部12のY方向の長さである。但し、線16は、本体部11aの薄膜の材料107が1つのパターン11の照射によつて溶融後に固化する際、完全には溶融しなかつた上下の境界13から凝固を開始し、固化後に中央に生ずることになる微細な粒子からなる多結晶領域を示し、線16aは線16の延長線を示す。
すなわち、aは、横方向成長部分10の長さlの先端箇所を結ぶ線16の縦方向に延長する線16a上における先に露光するレーザのパターン14の突出部11bの結晶部分の縦方向長さであり、突出部11bに形成される長さaは、必然的にa>0である。また、長さlは、傾斜長さ部12の後記するX方向の長さである。従つて、lは、先に露光するレーザのパターン14による本体部11aの結晶部分の境界13から線16,16aまでの横方向長さである。
そして、p≧a及びq≦lを満たすように設定する。
ここで、長さp及び長さqは、次のように規定する。本体部11aの境界13と平行な縦方向をY、垂直な横方向をXとし、先に露光するラインビーム119のパターン14に対する次に露光するラインビーム119のパターン15のスキャン移動方向の後側の本体部11aの境界13及び本体部11aの境界13に接続する突出部11bの境界17が平行をなす状態でのパターン11,14,15のスキャンによる移動距離を、Y方向の移動距離とX方向の移動距離とに分解し、Y方向の移動距離をp、X方向の移動距離をqとする。
基板上の薄膜の材料107にラインビーム119からなるパルス状のレーザの1つのパルスを露光すると、露光部分の全体が溶融した後に急速に冷却・固化され、結晶が成長する。この結晶の成長は、1つのパルスのパターン11の境界13,17から開始されて伸展するため、本体部11aでは2つの境界13から結晶が横方向成長する。また、突出部11bでは、2つの境界13,17から結晶が成長し、一方の境界13からは横方向成長し、他方の境界17からは横方向から若干傾斜する方向に成長する。但し、2つの境界13,17の交点202の付近では、僅かに縦方向成長するが無視できる程度である。境界13及び17の方向の違いを小さくすれば、ほぼ同一方向に結晶粒界201が生成されるため、結晶粒界の方向が材料107の全体でほぼ同じ方向になる。a>0であるから、2つの境界13,17からの結晶成長方向が直交することはない。
かくして、ラインビーム119のパターン14の露光により、特に本体部11aから図上左側の線16,16aより上の部分において、横方向成長又は横方向成長に近似して成長する少なくとも1個の結晶部分を横方向成長部分10(第1の結晶部分)として形成することができ、横方向成長部分10では結晶が事実上横方向成長している。横方向成長に近似して成長する結晶部分は、縦方向から傾斜する方向に成長する結晶部分であり、傾斜する境界17にほぼ直交する方向に成長する結晶部分である。なお、線16,16aより下側でも事実上横方向成長する結晶部分が形成され、図上右側の突出部11bでも、図上左側の突出部11bと同様に横方向成長に近似して成長する結晶部分を形成する。
次に、先に露光するラインビーム119のパターン14に対してY方向の移動距離をp、X方向の移動距離をqとしてラインビーム119を薄膜の材料107に対して平行移動させた露光により、図1(B)に示すように次に露光する1つのパルスのパターン15が得られる。
いま、p≧a及びq≦lの関係に設定してあるから、先に露光するパターン14の本体部11a及びその左側の線16,16aより上の部分の結晶が、事実上横方向成長している結晶部分として残されて、次に露光するパターン15が得られる。すなわち、線16,16aより上の部分の本体部11aの結晶は、事実上横方向成長している先に露光するパターン14の部分として残され、また、Y方向の移動距離pとX方向の移動距離qとで囲まれる箇所の突出部11bの部分は、横方向成長に近似する結晶部分として残され、これらの結晶部分が種結晶となつて横方向成長していく。
この次に露光するパターン15についても、更に次に露光するパターンを上記関係で得ることにより、本体部11aから左側の線16,16aより上の部分の結晶が事実上横方向成長している先に露光するパターン15の結晶部分を種結晶として残して、事実上横方向成長している結晶部分が得られる。
かくして、先に露光するパターン14の上に次に露光するパターン15を形成する作業を次々に行うことにより、結晶が事実上横方向成長している先に露光するパターン14の結晶部分つまり横方向成長部分10のみが形成されて行く。基板上の薄膜の材料107にパルス状のレーザを露光して、材料107の一部を溶融し、露光されていない領域との境界13,17から横方向に凝固させ、横方向に成長する少なくとも1個の結晶を横方向成長部分10として次々に形成し、横方向に成長する結晶粒を延長することができる。
このパターン14,15の移動するスキャン方向は、図1(C)に示すようにY方向の速度成分Vy及びX方向の速度成分Vxを有する速度Vを与えて、I方向になる。このI方向を材料107の長さBの方向に一致させれば、A×Bの大きさの材料107を効果的に結晶化させることができる。パターン14,15の移動は、換言すれば、線16,16aと境界13より片側に傾斜して接続する突出部11bの境界17との交点19を次に露光するパターン15によつて覆うことになる平行移動である。
図6(B)に示すようにA×Bの大きさの矩形状の半導体製の材料107に対し、レーザのラインビーム119を照射して結晶化する際には、境界13,17が平行をなす状態で、ラインビーム119を連続的に移動して第1段のスキャン照射を行い、多数のレーザのパターン14,15によつて第1段の結晶部分Mを形成した後、次にラインビーム119をIと直角な方向(図6(C)に示す矢印24方向)へ移動して、第2段のスキャン照射を行つて第2段の結晶部分N(図6(D)に示す)を形成することになる。
第2段のスキャン照射のとき、第1段のスキャン照射に対して重ね合う位置(長軸オーバーラップ領域25)を発生させる。このとき長軸オーバーラップ領域25に、Y方向の移動距離pとX方向の移動距離qとで囲まれる突出部11bの部分を位置させ、図1上で右側の突出部11bによる結晶部分を消失させながら、横方向成長に近似する結晶部分を長軸オーバーラップ領域25に形成させることができる。これにより、長軸オーバーラップ領域25の結晶についても、結晶粒界201は横方向に近似する方向になる。
かくして、材料107に多段にスキャン照射を行えば、本体部11aに形成する横方向成長する結晶部分と、Y方向の移動距離pとX方向の移動距離qとで囲まれる箇所の突出部11bの部分に形成する横方向成長に近似する結晶部分とが形成されることになるため、長軸オーバラップ領域25と他の大部分の領域とで結晶粒界密度がほぼ同じの結晶化膜を得ることができる。その結果、長軸オーバラップ領域25と他の大部分の領域とで、電気特性がほぼ同じになり、例えば、TFTの電気特性が良好になる。
尚、q≦lの関係に設定してもp<aに設定すると、パターン11の先端の交点202を含む帯状部分でパターン14,15が重ならないため、結晶の連続成長が得られない。但し、q>lに設定しても、pを突出部11bのY方向長さよりも大きく設定すれば、パターン11の先端の交点202でパターン14,15が重なるため、多結晶領域からなる線16が再結晶化されないままで残り、前に横方向成長した結晶の全部を種結晶に使用できなくなり、結晶が連続して成長しないが、線16の上下部分を幅広に結晶化させることができる。従つて、線16,16aの残存を許容すれば、長さlは、先に露光するレーザのパターン14による本体部11aの結晶部分の2つの境界13の間の横方向長さとなり、aは、先に露光するレーザのパターン14による突出部11bの結晶部分の縦方向長さとなり、横方向に成長する少なくとも1個の結晶を有する横方向成長部分10は、パターン11の全体になる。
結晶粒界はできるだけ少ない方がTFTの電子移動度が大きくなり、電気特性が向上する。結晶粒界を少なくするために、前記方法でスキャン露光した後、先にスキャンしたときのパターン11,14,15の境界13又は17と、次にスキャンしたときのパターン11,14,15の境界13又は17とがほぼ直交するように回動してスキャン露光することで、先にスキャンして生成した横方向成長した第1の結晶部分が種結晶になつて直交方向に横方向成長するため大粒径が生成することになり、結晶粒界が更に少なくなる。
更に、突出部11bがほぼ直角二等辺三角形をなすラインビーム119のパターン11を準備し、図3(A)に示すように、境界13を薄膜の材料107の1辺に対して45°傾斜させてI方向にスキャン露光して第1の結晶部分42を形成し、次に、図3(B)に示すように、先のパターンの境界13から90°回転した境界のパターン14,15でもつて、最初のスキャン方向と反対の方向(反I方向)にスキャン露光し、第2の結晶部分43を形成すると、1往復のスキャン照射により容易に結晶粒界の少ない結晶を材料107に無駄なく得ることができる。
このように先の第1の結晶部分42に対して次の第2の結晶部分43を形成するとき、パターン11に突出部11bを点対称をなすように各端部に形成させておくことにより、図1上で右側の他方の突出部11bによつてY方向の移動距離pとX方向の移動距離qとで囲まれる箇所の突出部11bの部分に横方向成長に近似する結晶部分が形成されることになる。
要するに、境界13,17が平行をなす状態でのスキャンを与え、多数のレーザのパターン11,14,15によつて第1の結晶部分42を形成した後、第1の結晶部分42の上に、第1の結晶部分42の境界13又は17と直交する境界13又は17を与える状態で、境界13,17が平行をなす状態でのスキャンを与え、多数のレーザのパターン11,14,15による第2の結晶部分43を第1の結晶部分42に重ね合わせて形成すれば、全体として結晶粒界の少ない結晶を得ることができる。なお、突出部11bの薄膜の材料107が1つのパターン11の照射によつて溶融後に固化する際、完全には溶融しなかつた上下の境界17,13から凝固を開始し、固化後に中央に生ずることになる微細な粒子からなる多結晶領域(線16)を薄膜の材料107上に残存させたとしても、それによる悪影響は僅かである。
なお、境界13,17同士を直交させて第2の結晶部分43を第1の結晶部分42に重ね合わせて形成することに加え、第1の結晶部分42の境界13又は17と直交以外の平行をなさない境界13又は17を与える状態で、第2の結晶部分43を形成することでも、結晶粒界の比較的少ない結晶を得ることができる。すなわち、境界13,17が平行をなす状態でのスキャンを与え、多数のレーザのパターン11,14,15によつて第1の結晶部分42を形成した後、第1の結晶部分42の上に、第1の結晶部分42の境界13又は17とは平行をなさない境界13又は17を与える状態で、境界13,17が平行をなす状態でのスキャンを与え、多数のレーザのパターン11,14,15による第2の結晶部分43を第1の結晶部分42に重ね合わせて形成すればよい。
実施例として、YAGレーザ発振器101により、第2高調波532nm、パルスエネルギー:6mJ、パルス幅:300ns、繰り返し周波数:40kHzのレーザ102を発生し、ホモジナイザー103により210mm×125μmの大きさのラインビーム104に整形して図4(A)に示すマスク105に照射し、これを0.2倍の投影レンズ106でもつて基板上に図4(B)に示す第2のラインビーム120として縮小投影し、A×B=300×400mmのガラス基板上に形成したa−Si膜107に図5に示すようにスキャン露光した。
マスク105は、長軸111:200mm×短軸112:30μm、突出部11bに相当する部分の角度:2α=2×28°の開口110を有する。従つて、投影レンズ106によつて縮小したラインビーム120は、長軸121(ビーム長さ:L):40mm×短軸:6μmであり、短軸の半分の長さ122:3μmである。ラインビーム120の短軸の半分の長さ122は、長さlに相当し、先に露光するレーザのパターン14による本体部11aの結晶部分の境界13からの横方向長さになる。なお、マスク105の形状ひいてはラインビーム120の突出部11bは上下対称形状をなし、その挟み角度は、2α=28°×2=56°になつている。
ラインビーム120による露光により、a−Si膜(基板上の薄膜の材料107)は、ラインビーム120の境界125より横方向成長し、横方向長さはラインビームの短軸幅W/2に等しく3μmの結晶が得られた。従つて、a=3μm/t an(28°)=5.64μmで、上記関係p≧a及びq≦lより、スキャンの条件は、p≧5.64μm、q≦3μmとなるため、レーザの繰返し周波数=40kHzより、図4(C)に示すX方向の速度132:Vx<3μm×40kHz=120mm/s、Y方向の速度131:Vy>5.64μm×40kHz=225.6mm/sであつた。
上記の条件を満たすため、Vx=80mm/s,Vy=250mm/sを選定し、よつて図4(D)に示すスキャン速度:V=262mm/s,角度:β=17.7°で、スキャン速度:Vの方向がスキャン方向つまりI方向となるようにB:400mmの方向へスキャン露光し、第1段のスキャン照射によつて第1段の結晶部分を得た。このスキャン速度:Vの方向は、Y方向と角度:βをなし、この方向を薄膜の材料107の辺Bに沿う方向に一致させることにより、突出部11bの2つの境界の交点202aが露出することなく第1段のスキャン照射を行うことができる。
次に、スキャン方向と垂直方向へ12mm移動し、前記同様にスキャン露光し、第2段のスキャン照射によつて第2段の結晶部分を得、これを順次繰り返すことで、300×400mmのa−Si膜全面を結晶化した。SEM(走査型電子顕微鏡)により長軸オーバラップ領域を観察したところ、オーバラップしていない領域と同方向と見なし得る粒界が得られたことを確認した。
本発明の1実施の形態に係る結晶化膜の形成方法に使用するラインビームのパターンを示し、図1(A)は1つのラインビームのパターンを示す平面図、図1(B)は2つのラインビームのパターンの重ね合わせを示す平面図、図1(C)は多数のラインビームのパターンの重ね合わせを一部省略して示す平面図。 同じく結晶化膜の形成装置を示す概略図。 同じく結晶化膜の形成方法を示し、図3(A)は第1段のスキャン照射を一部省略して示す説明図、図3(B)は第2段のスキャン照射を一部省略して示す説明図。 本発明の1実施例に係るマスク及びラインビームを示し、図4(A)はマスクを示す平面図、図4(B)はラインビームのパターンを示す平面図、図4(C)はスキャン速度を示す説明図、図4(D)はパターンの移動速度を示す説明図。 同じく結晶化膜の形成方法を示す概略図。 従来の結晶化膜の形成方法を示し、図6(A)は1つのラインビームのパターンを示す平面図、図6(B)、図6(C)及び図6(D)は、ラインビームのパターンの重ね合わせを順次に示す平面図。 同じく従来の結晶化膜の形成方法を示し、図7(A)は1つのラインビームのパターンを示す平面図、図7(B)及び図7(C)は、それぞれラインビームのパターンの重ね合わせを示す平面図。
符号の説明
10:横方向成長部分
11,14,15:レーザのパターン
11a:本体部
11b:突出部
12:傾斜長さ部
13,17:境界
16,16a:線
42:第1の結晶部分
43:第2の結晶部分
12:
107:薄膜の材料
a:突出部の結晶部分の縦方向長さ
l:本体部の結晶部分の境界からの横方向長さ
p:Y方向の移動距離
q:X方向の移動距離
X:横方向
Y:縦方向

Claims (5)

  1. 基板上の薄膜の材料(107)にパルス状のレーザを露光して、前記材料(107)の一部を溶融し、露光されていない領域との境界(13,17)から凝固させ、横方向に成長する少なくとも1個の結晶を有する横方向成長部分(10)を形成し、
    この横方向成長部分(10)に一部が重なるように移動して次のパルス状のレーザを露光し、横方向に成長する結晶粒を形成する結晶化膜の形成方法であつて、
    パルス状のレーザのパターン(11)が、
    本体部(11a)と、本体部(11a)の縦方向の一端部に接続して形成され、横方向から傾斜する傾斜長さ部(12)を有する突出部(11b)とを有し、
    本体部(11a)の境界(13)と平行な縦方向をY、垂直な横方向をXとして、先に露光するレーザのパターン(14)に対する次に露光するレーザのパターン(15)の本体部(11a)の境界(13)及び突出部(11b)の境界(17)が平行をなす状態でのパターン(11)のスキャンによる移動距離が、
    Y方向の移動距離をp、X方向の移動距離をqとして、
    p≧a及びq≦lを満たし、
    lが、先に露光するレーザのパターン(14)による本体部(11a)の結晶部分の前記境界(13)からの横方向長さであり、aが、横方向長さlの箇所を結ぶ線(16,13)の縦方向に延長する線(16a,13)上における先に露光するレーザのパターン(14)による突出部(11b)の結晶部分の縦方向長さであり、
    本体部(11a)に横方向成長する結晶部分を形成し、かつ、Y方向の移動距離pとX方向の移動距離qとで囲まれる突出部(11b)の部分に、横方向成長に近似する結晶部分を形成することを特徴とする結晶化膜の形成方法。
  2. 前記境界(13)が平行をなす状態でのスキャンを与え、多数のレーザのパターン(11,14,15)によつて第1の結晶部分(42)を形成した後、第1の結晶部分(42)の上に、第1の結晶部分(42)の境界(13)とは平行をなさない境界(13)を与える状態で、境界(13)が平行をなす状態でのスキャンを与え、多数のレーザのパターン(11,14,15)による第2の結晶部分(43)を形成することを特徴とする請求項1の結晶化膜の形成方法。
  3. 前記境界(13)が平行をなす状態でのスキャンを与え、多数のレーザのパターン(11,14,15)によつて第1の結晶部分(42)を形成した後、第1の結晶部分(42)の上に、第1の結晶部分(42)の境界(13)と直交する境界(13)を与える状態で、境界(13)が平行をなす状態でのスキャンを与え、多数のレーザのパターン(11,14,15)による第2の結晶部分(43)を形成することを特徴とする請求項1の結晶化膜の形成方法。
  4. 前記本体部(11a)の縦方向の一端部に形成される突出部(11b)と点対称をなす突出部(11b)が本体部(11a)の縦方向の他端部に形成されると共に、
    前記境界(13)が平行をなす状態でのスキャン露光を、本体部(11a)の境界(13)を基板上の薄膜の材料(107)の一辺から45°の方向に傾斜させて基板上の薄膜の材料(107)に与え、多数のレーザのパターン(11,14,15)によつて第1の結晶部分(42)を形成した後、第1の結晶部分(42)の上に、第1の結晶部分(42)の境界(13)と直交する境界(13)を与える状態で、境界(13)が平行をなす状態でのスキャンを反対の方向に相対移動させながら与え、多数のレーザのパターン(11,14,15,43)による第2の結晶部分(43)を形成することを特徴とする請求項1の結晶化膜の形成方法。
  5. 基板上の薄膜の材料(107)にパルス状のレーザを露光して、前記材料(107)の一部を溶融し、露光されていない領域との境界(13,17)から凝固させ、横方向に成長する少なくとも1個の結晶を有する横方向成長部分(10)を形成し、
    この横方向成長部分(10)に一部が重なるように移動して次のパルス状のレーザを露光し、横方向に成長する結晶粒を形成する結晶化膜の形成装置であつて、
    パルス状のレーザのパターン(11)が、
    本体部(11a)と、本体部(11a)の縦方向の一端部に接続して形成され、横方向から傾斜する傾斜長さ部(12)を有する突出部(11b)とを有し、
    本体部(11a)の境界(13)と平行な縦方向をY、垂直な横方向をXとして、先に露光するレーザのパターン(14)に対する次に露光するレーザのパターン(15)の本体部(11a)の境界(13)及び突出部(11b)の境界(17)が平行をなす状態でのパターン(11)のスキャンによる移動距離が、
    Y方向の移動距離をp、X方向の移動距離をqとして、
    p≧a及びq≦lを満たし、
    lが、先に露光するレーザのパターン(14)による本体部(11a)の結晶部分の前記境界(13)からの横方向長さであり、aが、横方向長さlの箇所を結ぶ線(16,13)の縦方向に延長する線(16a,13)上における先に露光するレーザのパターン(14)による突出部(11b)の結晶部分の縦方向長さであり、
    本体部(11a)に横方向成長する結晶部分を形成し、かつ、Y方向の移動距離pとX方向の移動距離qとで囲まれる突出部(11b)の部分に、横方向成長に近似する結晶部分を形成することを特徴とする結晶化膜の形成装置。
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