JP4267058B1 - 飴玉類のしゃぶり介助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】乳幼児や要介護者などが飴玉やタブレットなどを飲み込まないで、口腔中で確実にしゃぶれるようにする介助具を実現する。
【解決手段】飴玉やタブレットなどのような飴玉類を収納し支持可能な収納手段やネット製の袋状部と、前記収納手段や袋状部を介助者が操作する操作手段を有しているため、介助者が、前記操作手段を用いて前記収納手段や袋状部を操作することによって、飴玉やタブレットなどを収納支持した収納手段や袋状部を被介助者の口腔中に挿入したり、飴玉やタブレットなどが溶けて残り少なくなった頃合いに取り出したり、自由に操作できる。
【選択図】図1
【解決手段】飴玉やタブレットなどのような飴玉類を収納し支持可能な収納手段やネット製の袋状部と、前記収納手段や袋状部を介助者が操作する操作手段を有しているため、介助者が、前記操作手段を用いて前記収納手段や袋状部を操作することによって、飴玉やタブレットなどを収納支持した収納手段や袋状部を被介助者の口腔中に挿入したり、飴玉やタブレットなどが溶けて残り少なくなった頃合いに取り出したり、自由に操作できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、飴玉やタブレットなどのしゃぶり介助具に関する。乳幼児や要介護者などに薬用のタブレットを与えると、しゃぶらないで飲み込んでしまう恐れがあるので、それを防ぐには、特別の介助具が必要となる。また、予め飴玉などをしゃぶらせて、甘味の少ないタブレットなども抵抗無くしゃぶれるように練習することもできる。その場合も、飴玉などがしゃぶれるように、予め練習させるのが望ましい。
本発明は、このように飴玉や金平糖、タブレットなど(以下「飴玉類」と略す)をしゃぶれるようにする介助具に関する。
本発明は、このように飴玉や金平糖、タブレットなど(以下「飴玉類」と略す)をしゃぶれるようにする介助具に関する。
前記のように、飴玉類を飲み込まずに、しゃぶれるようにする介助具を実現するには、飴玉やタブレットなどを網目状の袋に収納して、飲み込めないように紐などを連結しておいて、この紐などを介助者が操作する手法を発明した。この手法によって飴玉やタブレットなどを無意識にしゃぶるようになると、唾液が自然と増えて、結果的に口腔内の清掃効果も期待できる。
そこで、同様な先行技術の有無を調査した結果、特許文献1の存在を確認できた。特許文献1の記載は、手を使わず咀嚼することで口腔内の清掃が可能で、高齢者や障害者にも容易に使用できる口腔内清掃具を提供すべく、合成繊維不織布にて球体を形成し、その球体表面に凹凸を設けて金平糖状に形成し、その中心より誤嚥防止の紐及び把手又は安全ピンを付けた口腔内清掃具を提案している。
特開2003−153922号
しかしながら、特許文献1に記載のように金平糖状の合成繊維不織布製の球体を咀嚼させようとしても、合成繊維不織布の球体表面が凹凸状であるため、咀嚼者にとっては違和感が強く、自ら積極的に咀嚼してくれるとは思えない。それどころか、異物と勘違いして吐き出す恐れがあるので、口腔内清掃は期待薄であり、飴玉やタブレットなどの呑み込み防止の練習にも利用できない。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、飴玉やタブレットなどを飲み込めないよう、口腔中で確実にしゃぶれるようにする介助具を実現することにある。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、飴玉やタブレットなどを飲み込めないよう、口腔中で確実にしゃぶれるようにする介助具を実現することにある。
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、飴玉やタブレットなどのような飴玉類を収納して支持可能な収納手段を、その操作手段によって介助者が操作する介助具であって、
テニスラケット状体を2枚重ねにして、それぞれのガット状部の間に飴玉類を挟んで収納保持する構造となっており、
2枚重ねのテニスラケット状体が互いに開閉する構造となっていることを特徴とする飴玉類のしゃぶり介助具である。飴玉類とは、飴玉やタブレットなどのように、しゃぶって摂取できる物を総称するものとする。
このように、テニスラケット状体を2枚重ねにして、それぞれのガット状部の間に飴玉類を挟んで収納保持する構造となっており、しかも2枚重ねのテニスラケット状体が互いに開閉する構造となっているので、2枚重ねのテニスラケット状体を開いて、飴玉やタブレットなどを収納支持した状態で、ガット状部を被介助者の口腔中に介助者が挿入したり、飴玉やタブレットなどが溶けて残り少なくなった頃合いに取り出したり、自由に操作できる。
テニスラケット状体のガット状部の間に飴玉類を挟んで収納保持するため、飴玉類をしゃぶった際の唾液がガット状部を通過するので、被介助者の口腔中でガット状部間の飴玉類が唾液で溶け出し、その甘味で唾液がさらに増加すると共に、自然と飴玉やタブレットなどの成分を摂取可能となる。自然と無意識にしゃぶる動作をする際に、ガット状部が舌と接して動くため、舌苔の除去効果も期待できる。
テニスラケット状体を2枚重ねにして、それぞれのガット状部の間に飴玉類を挟んで収納保持する構造となっており、
2枚重ねのテニスラケット状体が互いに開閉する構造となっていることを特徴とする飴玉類のしゃぶり介助具である。飴玉類とは、飴玉やタブレットなどのように、しゃぶって摂取できる物を総称するものとする。
このように、テニスラケット状体を2枚重ねにして、それぞれのガット状部の間に飴玉類を挟んで収納保持する構造となっており、しかも2枚重ねのテニスラケット状体が互いに開閉する構造となっているので、2枚重ねのテニスラケット状体を開いて、飴玉やタブレットなどを収納支持した状態で、ガット状部を被介助者の口腔中に介助者が挿入したり、飴玉やタブレットなどが溶けて残り少なくなった頃合いに取り出したり、自由に操作できる。
テニスラケット状体のガット状部の間に飴玉類を挟んで収納保持するため、飴玉類をしゃぶった際の唾液がガット状部を通過するので、被介助者の口腔中でガット状部間の飴玉類が唾液で溶け出し、その甘味で唾液がさらに増加すると共に、自然と飴玉やタブレットなどの成分を摂取可能となる。自然と無意識にしゃぶる動作をする際に、ガット状部が舌と接して動くため、舌苔の除去効果も期待できる。
こうしてテニスラケット状体のガット状部を通してタブレットをしゃぶることが出来るので、薬用タブレットの呑み込みや誤嚥を防止できるし、自らしゃぶれるように訓練することもできる。また、飴玉やタブレットなどをしゃぶっている間に、唾液が自然と増えて、口腔内の清掃の効果も期待できる。なお、飴玉の場合は甘味があるため、乳幼児や要介護者などは自然と積極的にしゃぶることになり、唾液増加に加えて、口唇や舌、頬などの筋力の増強にもつながる。
請求項2は、図8のように、2枚重ねのテニスラケット状体の楕円状枠のそれぞれから延びた取っ手棒と爪手段を挿通するストッパー鍔を前後移動不可能に装着可能な構造としたことを特徴とする請求項1に記載のしゃぶり介助具である。
このように、2枚重ねのテニスラケット状体の楕円状枠のそれぞれから延びた取っ手棒と爪手段を挿通するストッパー鍔を前後移動不可能に装着した状態では、飴玉類を収納している楕円状枠部の誤嚥をストッパー鍔によって防止できるので、介助者の負担が軽くなり、常に付き添って監視する負担も解消される。しかも、ストッパー鍔を前後動不可能に装着した状態では、一対のテニスラケット状体が開くこともない。
このように、2枚重ねのテニスラケット状体の楕円状枠のそれぞれから延びた取っ手棒と爪手段を挿通するストッパー鍔を前後移動不可能に装着した状態では、飴玉類を収納している楕円状枠部の誤嚥をストッパー鍔によって防止できるので、介助者の負担が軽くなり、常に付き添って監視する負担も解消される。しかも、ストッパー鍔を前後動不可能に装着した状態では、一対のテニスラケット状体が開くこともない。
請求項3は、図1、図8のように、一対の楕円状枠f・fは、先端のヒンジ部7によって、互いに開閉可能に連結されていると共に、前記の取っ手棒並びに爪手段それぞれと一体の突起22、23を設けてあり、前記のそれぞれの突起22、23が通過可能な一対の凹孔H1、H2を前記のストッパー鍔の取っ手棒挿通孔内面の180度位置に設けてあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のしゃぶり介助具である。
このように、一対の楕円状枠f・fは、先端のヒンジ部7によって、互いに開閉可能に連結されているので、開けた状態で飴玉やタブレットなどを挿入し収納することができる。
このように、一対の楕円状枠f・fは、先端のヒンジ部7によって、互いに開閉可能に連結されているので、開けた状態で飴玉やタブレットなどを挿入し収納することができる。
また、前記の取っ手棒並びに爪手段それぞれと一体の突起22、23を設けてあり、それぞれの突起22、23が通過可能な一対の凹孔H1、H2を前記のストッパー鍔の取っ手棒挿通孔内面の180度位置に設けてあるので、各突起22、23の位置とストッパー鍔Sの各凹孔H1、H2が一致していて、各凹孔H1、H2中を各突起22が通過可能な状態において、ストッパー鍔Sを右方向又は左方向に約90度回転させると、(3)図のように、各凹孔H1、H2が水平状態となり、各凹孔H1、H2の無い取っ手棒挿通孔H位置が各突起22と23間に移動する。その結果、ストッパー鍔Sは各突起22、23に阻止されて、前後方向に移動不能となり、楕円状枠f側を被介助者が口腔中でしゃぶっている際に、ストッパー鍔Sが楕円状枠fや飴玉類Cの誤嚥防止として機能する。
しかも、ストッパー鍔Sの各凹孔H1、H2の無い取っ手棒挿通孔H位置によって、取っ手棒4と爪手段6を上下から挟んだ状態となるので、上下のテニスラケット状体1、2が図1のように開くことはない。
しかも、ストッパー鍔Sの各凹孔H1、H2の無い取っ手棒挿通孔H位置によって、取っ手棒4と爪手段6を上下から挟んだ状態となるので、上下のテニスラケット状体1、2が図1のように開くことはない。
請求項4は、図2のように、一対の楕円状枠f・fの少なくとも片側の楕円状枠の一部あるいは全周の表側面に舌苔除去用の突起を複数設けたことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載のしゃぶり介助具である。
このように、一対の楕円状枠f・fの少なくとも片側の楕円状枠の一部あるいは全周の表側面に舌苔除去用の突起を複数設けてあるので、飴玉やタブレットなどの入った一対のテニスラケット状体を口腔内でしゃぶっている間に、複数の突起や舌の動きによって自然と舌苔が除去される。介助者が、被介助者の舌の上でテニスラケット状体を前後動させてもよい。
このように、一対の楕円状枠f・fの少なくとも片側の楕円状枠の一部あるいは全周の表側面に舌苔除去用の突起を複数設けてあるので、飴玉やタブレットなどの入った一対のテニスラケット状体を口腔内でしゃぶっている間に、複数の突起や舌の動きによって自然と舌苔が除去される。介助者が、被介助者の舌の上でテニスラケット状体を前後動させてもよい。
請求項5は、図3のように、取っ手棒又は爪手段側の偏平半円状の両側の円弧部に被さる左右一対の弾性爪を前記爪手段側又は取っ手棒側に設けて、一対の弾性爪間に取っ手棒又は爪手段側の左右両側の円弧部が嵌入すると、互いにロックされる構造であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のしゃぶり介助具である。
したがって、図3(1)のように、取っ手棒4の偏平半円状の両側の円弧部4a、4bに被さる左右一対の弾性爪12、13を前記爪手段6側に設けて、一対の弾性爪12、13間に取っ手棒4の左右両側の円弧部4a、4bを嵌入させた状態では、互いにロックされるので、互いに離脱できず、一対の楕円状枠f・fを開放できない。
図3(2)のように、弾性爪12、13と取っ手棒4の円弧部4a、4bが離脱した状態において、矢印a1、矢印a2方向に互いに押し付けると、一対の弾性爪12、13間に取っ手棒4の円弧部4a、4bが強引に嵌入されて、円弧部4a、4bが弾性爪12、13の弾力で挟持されるため、爪手段6を引っ掛けて引っ張らない限り離脱できず、確実にロックされる。なお、一対の弾性爪12、13を取っ手棒4側に設け、爪手段6側に設けた円弧部4a、4bを嵌入させてもよい。
したがって、図3(1)のように、取っ手棒4の偏平半円状の両側の円弧部4a、4bに被さる左右一対の弾性爪12、13を前記爪手段6側に設けて、一対の弾性爪12、13間に取っ手棒4の左右両側の円弧部4a、4bを嵌入させた状態では、互いにロックされるので、互いに離脱できず、一対の楕円状枠f・fを開放できない。
図3(2)のように、弾性爪12、13と取っ手棒4の円弧部4a、4bが離脱した状態において、矢印a1、矢印a2方向に互いに押し付けると、一対の弾性爪12、13間に取っ手棒4の円弧部4a、4bが強引に嵌入されて、円弧部4a、4bが弾性爪12、13の弾力で挟持されるため、爪手段6を引っ掛けて引っ張らない限り離脱できず、確実にロックされる。なお、一対の弾性爪12、13を取っ手棒4側に設け、爪手段6側に設けた円弧部4a、4bを嵌入させてもよい。
請求項6は、図1のように、片方の楕円状枠fには、他方の楕円状枠fの内周に嵌入できるサイズの小形の楕円壁8をガット3面と直角方向に突設し、前記の小形楕円壁8が他方の楕円状枠f中に嵌入することによって、互いにロックされる構造であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のしゃぶり介助具である。
このように、片方の楕円状枠fには、他方の楕円状枠fの内周に嵌入できるサイズの小形の楕円壁8をガット3面と直角方向に突設し、前記の小形楕円壁8が他方の楕円状枠f中に嵌入することによって、互いにロックされる構造であるため、一対の楕円状枠f・fが閉じた状態では、前記の小形楕円壁8が他方の楕円状枠f中に嵌入しているので、互いにロック作用が働いており、容易に開くことはない。閉じた状態から開く場合は、爪手段6に指先の爪や薄板先などを挿入して引っ掛けると、ヒンジ部7を支点にして一対の楕円状枠f・fを互いに開いて、ガット3・3間に飴玉などを挿入し、収納できる。
このように、片方の楕円状枠fには、他方の楕円状枠fの内周に嵌入できるサイズの小形の楕円壁8をガット3面と直角方向に突設し、前記の小形楕円壁8が他方の楕円状枠f中に嵌入することによって、互いにロックされる構造であるため、一対の楕円状枠f・fが閉じた状態では、前記の小形楕円壁8が他方の楕円状枠f中に嵌入しているので、互いにロック作用が働いており、容易に開くことはない。閉じた状態から開く場合は、爪手段6に指先の爪や薄板先などを挿入して引っ掛けると、ヒンジ部7を支点にして一対の楕円状枠f・fを互いに開いて、ガット3・3間に飴玉などを挿入し、収納できる。
請求項7は、取っ手棒4又は爪手段6の楕円状枠f寄りに横切る方向の凹溝10を形成し、他方の楕円状枠fの爪手段6又は取っ手棒4には、前記の凹溝10に嵌入する凸部11を形成し、前記凹溝10中に前記凸部11が嵌入することによって、互いにロックされる構造であることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載のしゃぶり介助具である。
図2のように、一対の楕円状枠f・fが閉じた状態では、図1の小形楕円壁8が他方の楕円状枠f中に嵌入して互いにロックされるので、容易に開くことはないが、ロックが不十分と思われる場合は、図1のように取っ手棒4の楕円状枠f寄りに取っ手棒4を横切る方向の凹溝10を形成し、他方の楕円状枠fの爪手段6には、前記の凹溝10に嵌入する凸部11を形成することもできる。凹溝10を爪手段6側に設け、凸部11を取っ手棒4側に設けてもよい。
図2のように、一対の楕円状枠f・fが閉じた状態では、図1の小形楕円壁8が他方の楕円状枠f中に嵌入して互いにロックされるので、容易に開くことはないが、ロックが不十分と思われる場合は、図1のように取っ手棒4の楕円状枠f寄りに取っ手棒4を横切る方向の凹溝10を形成し、他方の楕円状枠fの爪手段6には、前記の凹溝10に嵌入する凸部11を形成することもできる。凹溝10を爪手段6側に設け、凸部11を取っ手棒4側に設けてもよい。
請求項8は、取っ手棒4および/又は爪手段6に、口腔中への挿入深さを示すための1以上の目印m、Mを設けてあることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載の飴玉類のしゃぶり介助具である。
このように、前記の取っ手棒4および/又は爪手段6に、口腔中への挿入深さを示すための1以上の目印m、Mを設けてあるため、介助者は、この目印を見て、口腔内への楕円状枠の挿入深さを目的に応じて確認できるので、常に危険の無いように監視できる。
1又は複数の確認目印の必要が無い場合は、前後移動不可能にストッパー鍔Sを装着してあることによって、飴玉類を収納した楕円状枠を誤嚥するのを確実に防止できる。
このように、前記の取っ手棒4および/又は爪手段6に、口腔中への挿入深さを示すための1以上の目印m、Mを設けてあるため、介助者は、この目印を見て、口腔内への楕円状枠の挿入深さを目的に応じて確認できるので、常に危険の無いように監視できる。
1又は複数の確認目印の必要が無い場合は、前後移動不可能にストッパー鍔Sを装着してあることによって、飴玉類を収納した楕円状枠を誤嚥するのを確実に防止できる。
請求項1のように、テニスラケット状体を2枚重ねにして、それぞれのガット状部の間に飴玉類を挟んで収納保持する構造となっており、しかも2枚重ねのテニスラケット状体が互いに開閉する構造となっているので、2枚重ねのテニスラケット状体を開いて、飴玉やタブレットなどを収納支持した状態で、ガット状部を被介助者の口腔中に介助者が挿入したり、飴玉やタブレットなどが溶けて残り少なくなった頃合いに取り出したり、自由に操作できる。
テニスラケット状体のガット状部の間に飴玉類を挟んで収納保持するため、飴玉類をしゃぶった際の唾液がガット状部を通過するので、被介助者の口腔中でガット状部間の飴玉類が唾液で溶け出し、その甘味で唾液がさらに増加すると共に、自然と飴玉やタブレットなどの成分を摂取可能となる。自然と無意識にしゃぶる動作をする際に、ガット状部が舌と接して動くため、舌苔の除去効果も期待できる。
テニスラケット状体のガット状部の間に飴玉類を挟んで収納保持するため、飴玉類をしゃぶった際の唾液がガット状部を通過するので、被介助者の口腔中でガット状部間の飴玉類が唾液で溶け出し、その甘味で唾液がさらに増加すると共に、自然と飴玉やタブレットなどの成分を摂取可能となる。自然と無意識にしゃぶる動作をする際に、ガット状部が舌と接して動くため、舌苔の除去効果も期待できる。
請求項2のように、2枚重ねのテニスラケット状体の楕円状枠の取っ手棒と爪手段を挿通するストッパー鍔を前後移動不可能に装着した状態では、飴玉類を収納している楕円状枠部の誤嚥をストッパー鍔によって防止できるので、介助者の負担が軽くなり、常に付き添って監視する負担も解消される。しかも、ストッパー鍔を前後動不可能に装着した状態では、一対のテニスラケット状体が開くこともない。
請求項3のように、一対の楕円状枠f・fは、先端のヒンジ部7によって、互いに開閉可能に連結されているので、開けた状態で飴玉やタブレットなどを挿入し収納することができる。
また、前記の取っ手棒並びに爪手段それぞれと一体の突起22、23を設けてあり、それぞれの突起22、23が通過可能な一対の凹孔H1、H2を前記のストッパー鍔の取っ手棒挿通孔内面の180度位置に設けてあるため、各突起22、23の位置とストッパー鍔Sの各凹孔H1、H2を一致させて、ストッパー鍔Sを右方向又は左方向に約90度回転させると、ストッパー鍔Sは各突起22、23に阻止されて、前後方向に移動不能となり、楕円状枠f側を被介助者が口腔中でしゃぶっている際に、ストッパー鍔Sが楕円状枠fや飴玉類Cの誤嚥防止として機能する。
しかも、ストッパー鍔Sの各凹孔H1、H2の無い取っ手棒挿通孔H位置によって、取っ手棒4と爪手段6を上下から挟んだ状態となるので、上下のテニスラケット状体1、2が図1のように開くことはない。
また、前記の取っ手棒並びに爪手段それぞれと一体の突起22、23を設けてあり、それぞれの突起22、23が通過可能な一対の凹孔H1、H2を前記のストッパー鍔の取っ手棒挿通孔内面の180度位置に設けてあるため、各突起22、23の位置とストッパー鍔Sの各凹孔H1、H2を一致させて、ストッパー鍔Sを右方向又は左方向に約90度回転させると、ストッパー鍔Sは各突起22、23に阻止されて、前後方向に移動不能となり、楕円状枠f側を被介助者が口腔中でしゃぶっている際に、ストッパー鍔Sが楕円状枠fや飴玉類Cの誤嚥防止として機能する。
しかも、ストッパー鍔Sの各凹孔H1、H2の無い取っ手棒挿通孔H位置によって、取っ手棒4と爪手段6を上下から挟んだ状態となるので、上下のテニスラケット状体1、2が図1のように開くことはない。
請求項4のように、一対の楕円状枠f・fの少なくとも片側の楕円状枠の一部あるいは全周の表側面に舌苔除去用の突起を複数設けてあるので、飴玉やタブレットなどの入った一対のテニスラケット状体を口腔内でしゃぶっている間に、複数の突起や舌の動きによって自然と舌苔が除去される。介助者が、被介助者の舌の上でテニスラケット状体を前後動させてもよい。
請求項5のように、取っ手棒4の偏平半円状の両側の円弧部4a、4bに被さる左右一対の弾性爪12、13を前記爪手段6側に設けて、一対の弾性爪12、13間に取っ手棒4の左右両側の円弧部4a、4bが嵌入すると、互いにロックされる構造であるため、図3(1)のように、左右一対の弾性爪12、13間に取っ手棒4の左右両側の円弧部4a、4bが嵌入している状態では、互いにロックされ、互いに離脱不能となる。
請求項6のように、片方の楕円状枠fには、他方の楕円状枠fの内周に嵌入できるサイズの小形の楕円壁8をガット3面と直角方向に突設し、前記の小形楕円壁8が他方の楕円状枠f中に嵌入することによって、互いにロックされる構造であるため、一対の楕円状枠f・fが閉じた状態では、互いにロック作用が働いており、容易に開くことはない。
請求項7のように、取っ手棒4の楕円状枠f寄りに取っ手棒4を横切る方向の凹溝10を形成し、他方の楕円状枠fの爪手段6には、前記の凹溝10に嵌入する凸部11を形成することもできる。凹溝10を爪手段6側に設け、凸部11を取っ手棒4側に設けてもよい。
請求項8のように、前記の取っ手棒4および/又は爪手段6に、口腔中への挿入深さを示すための1以上の目印m、Mを設けてあるため、介助者は、この目印を見て、口腔内への楕円状枠の挿入深さを目的に応じて確認できるので、常に危険の無いように監視できる。
次に本発明による飴玉類のしゃぶり介助具が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1はテニスラケット状のしゃぶり介助具の実施形態を示す斜視図で、一対のテニスラケット状体1、2を有しており、それぞれ楕円状枠fの中にガット3を張ってある。片方のテニスラケット状体1の楕円状枠fに棒状の取っ手棒4が一体に取付けてあり、その先端にリング状の取っ手5を設けてある。他方の楕円状枠fは、柄が無く、引っ掛け用の爪6が取っ手棒4の方に延びている。
一対の楕円状枠f・fは、先端の薄肉のヒンジ部7によって、互いに開閉可能に連結されている。また、片方の楕円状枠fには、他方の楕円状枠fの内周に嵌入できるサイズの小形の楕円壁8をガット3と直角方向に突設してある。
このしゃぶり介助具の使用に際しては、ヒンジ部7を支点にして、図1のように一対の楕円状枠f・fを開けた状態で、それぞれのガット3、3間に飴玉などを挿入してから、ヒンジ部7を支点にして一対の楕円状枠f・fを閉じることによって、ガット3、3間に飴玉などを挟み込む。片方の楕円状枠fと一体の楕円壁8が他方の楕円状枠f中に嵌入しており、その中に飴玉などが入っているので、外に離脱する恐れはない。なお、楕円壁8は不可欠ではなく、また飴玉などを収納した状態では、飴玉などのサイズに応じてガット3、3が膨らむことは当然である。
このしゃぶり介助具の使用に際しては、ヒンジ部7を支点にして、図1のように一対の楕円状枠f・fを開けた状態で、それぞれのガット3、3間に飴玉などを挿入してから、ヒンジ部7を支点にして一対の楕円状枠f・fを閉じることによって、ガット3、3間に飴玉などを挟み込む。片方の楕円状枠fと一体の楕円壁8が他方の楕円状枠f中に嵌入しており、その中に飴玉などが入っているので、外に離脱する恐れはない。なお、楕円壁8は不可欠ではなく、また飴玉などを収納した状態では、飴玉などのサイズに応じてガット3、3が膨らむことは当然である。
図2は一対の楕円状枠f・fを閉じた状態で、(1)は平面図、(2)側面図、(3)は底面図である。一対の楕円状枠f・fが閉じた状態では、前記の楕円壁8が他方の楕円状枠f中に嵌入しているため、互いにロック作用が働いており、容易に開くことはない。
閉じた状態から開く場合は、爪6に指先の爪や薄板先などを挿入して引っ掛けると、ヒンジ部7を支点にして一対の楕円状枠f・fを互いに開いて、ガット3・3間に飴玉などを挿入し、収納できる。
こうして一対の楕円状枠f・fの内側のガット3・3間に飴玉やタブレットなどのようなしゃぶる物体を収納した状態で、一対のガットつき楕円状枠f・fからなる収納手段を、乳幼児や要介護者の口腔中に挿入する。このとき、取っ手5を介助者が手に持って操作する。
閉じた状態から開く場合は、爪6に指先の爪や薄板先などを挿入して引っ掛けると、ヒンジ部7を支点にして一対の楕円状枠f・fを互いに開いて、ガット3・3間に飴玉などを挿入し、収納できる。
こうして一対の楕円状枠f・fの内側のガット3・3間に飴玉やタブレットなどのようなしゃぶる物体を収納した状態で、一対のガットつき楕円状枠f・fからなる収納手段を、乳幼児や要介護者の口腔中に挿入する。このとき、取っ手5を介助者が手に持って操作する。
取っ手棒4には、楕円状枠f・f寄りに複数の目印m、Mを設けてある。一対の楕円状枠f・fからなる収納手段を乳幼児の口腔中に挿入する場合は、浅く挿入する必要があるので、楕円状枠f寄りの目印mが隠れる程度まで挿入するのがよい。
成人の要介護者の口腔中に挿入する場合だと、取っ手5寄りの目印Mが隠れる程度まで挿入すると、飴玉などを保持しているガット3の位置がちょうど舌の真上に位置するように、目印m、Mの位置を設定してある。なお、目印m、Mは3か所以上に設けてもよいし、1か所だけでもよい。
成人の要介護者の口腔中に挿入する場合だと、取っ手5寄りの目印Mが隠れる程度まで挿入すると、飴玉などを保持しているガット3の位置がちょうど舌の真上に位置するように、目印m、Mの位置を設定してある。なお、目印m、Mは3か所以上に設けてもよいし、1か所だけでもよい。
一対の楕円状枠f・fは、ガット3・3面から突出した形状をしているので、楕円状枠f・fの先端寄りの表側に舌苔除去用の突起9を複数設けてある。介助者が、この突起9で被介助者の舌の上を前後に擦るように操作すると、被介助者の舌苔を除去できる。
突起9は、片方の楕円状枠fだけでよいが、両方の楕円状枠f・fに設けてもよい。
突起9は、片方の楕円状枠fだけでよいが、両方の楕円状枠f・fに設けてもよい。
ヒンジ部7は、繰り返し強度の強い、耐久性に優れた樹脂で製造できるが、一対の楕円状枠f・fと一体成型してもよいし、一体に接着又はネジ等で固定してもよい。
ヒンジ部7を介在させないで、一対の楕円状枠fとfを完全に分離して、別体の構造も可能である。ただし、分離して開閉する構造の場合は、飴玉類を挿入する際の操作性が良くない。
ヒンジ部7を介在させないで、一対の楕円状枠fとfを完全に分離して、別体の構造も可能である。ただし、分離して開閉する構造の場合は、飴玉類を挿入する際の操作性が良くない。
一対の楕円状枠f・fが閉じた状態では、前記のように楕円壁8が他方の楕円状枠f中に嵌入して互いにロックされるので、容易に開くことはないが、ロックが不十分と思われる場合は、図1のように取っ手棒4の楕円状枠f寄りに取っ手棒4を横切る方向の凹溝10を形成し、他方の楕円状枠fの爪6には、前記の凹溝10に嵌入する凸部11を形成することもできる。凹溝10を爪6側に設け、凸部11を取っ手棒4側に設けてもよい。
図3は、他のロック機構を示すための取っ手棒4と爪6の断面図であり、取っ手棒4の偏平半円状の両側の円弧部4a、4bに被さる弾性爪12、13を爪6側に設けてある。したがって、図3(1)のように、左右一対の弾性爪12、13間に取っ手棒4の左右両側の円弧部4a、4bが嵌入している状態では、互いにロックされるので、爪6に指先の爪を引っ掛けたり、尖った器具の先端を引っ掛けて引っ張らない限り、互いに離脱できず、一対の楕円状枠f・fを開放できない。
図3(2)は、一対の弾性爪12、13と取っ手棒4の円弧部4a、4bが離脱した状態であり、矢印a1、矢印a2方向に互いに押し付けると、一対の弾性爪12、13間に取っ手棒4の円弧部4a、4bが強引に嵌入されて、円弧部4a、4bが弾性爪12、13の弾力で挟持されるため、前記のように爪6を引っ掛けて引っ張らない限り離脱できず、確実にロックされる。なお、一対の弾性爪12、13を取っ手棒4側に設け、爪6側の円弧部4a、4bを嵌入させてもよい。
図3(2)は、一対の弾性爪12、13と取っ手棒4の円弧部4a、4bが離脱した状態であり、矢印a1、矢印a2方向に互いに押し付けると、一対の弾性爪12、13間に取っ手棒4の円弧部4a、4bが強引に嵌入されて、円弧部4a、4bが弾性爪12、13の弾力で挟持されるため、前記のように爪6を引っ掛けて引っ張らない限り離脱できず、確実にロックされる。なお、一対の弾性爪12、13を取っ手棒4側に設け、爪6側の円弧部4a、4bを嵌入させてもよい。
前記のようなテニスラケット状の収納手段に代えて、図4以下のような伸縮性に富んだネットやネット状体から成る袋状の収納手段中に飴玉類を収納支持することもできる。図4(1)は筒状ネット14で、合成樹脂の溶融押し出しによって出て来た糸状物を互いに熱融着させて形成した押し出しネットが適しているが、他の方法でネット形成してもよい。また、通常の糸を筒状に編んだ物でもよい。その一端15は、押し出しネットの場合は熱融着などの手法で閉じて底部とし、熱融着部が露出していると口内を傷つける恐れがあるので、(2)(4)(5)のように裏返して、底部閉鎖手段を内向きにして使用するのが安全である。糸製の場合も、閉じ代部が舌触りを悪くする場合は、裏返した方がよい。
他端16は開口しており、前記のように裏返してから、飴玉類Cを挿入して、底部15寄りまで移動させると、図4(2)の状態となる。飴玉類Cは筒状ネット14の直径より遙かに大きいため、飴玉類Cを収納している袋状の部分Bのネットだけが、図示のように網目が伸びて広がり、大きな飴玉類Cを収納可能となる。
他の領域すなわち延長部Pは、網目の閉じた状態を維持しているので、内部の飴玉類Cが容易に移動することはない。
他の領域すなわち延長部Pは、網目の閉じた状態を維持しているので、内部の飴玉類Cが容易に移動することはない。
このように、筒状ネット14の底部15側の袋状部Bに飴玉類Cを収納した状態で、袋状部Bを被介助者の口腔中に挿入してしゃぶらせることができる。また、筒状ネット14の網目が閉じた他の部分Pが袋状部Bから延長しているので、この延長部Pを介助者が手に持って、飴玉類Cをしゃぶり終えた袋状部Bを被介助者の口腔から引き出すことができる。
しかし、筒状ネット14は柔軟で、剛性が弱いため、ネット製の延長部Pで飴玉類Cを支持することはできない。したがって、飴玉類Cの入った袋状部Bを介助者が指で摘んで被介助者の口腔中に挿入することになり、不衛生でもある。
この問題を防ぐには、(3)のような偏平筒17中に(4)のように筒状ネット14の延長部Pを挿通して支持手段とし、偏平筒17を手に持って操作するのがよい。即ち、(2)のように飴玉類Cを挿入した状態で、飴玉類Cの入っている袋状部Bから延びた延長部Pを、開口部16から偏平筒17中に矢印a3方向に挿入して、(4)のように挿通する。
しかし、筒状ネット14は柔軟で、剛性が弱いため、ネット製の延長部Pで飴玉類Cを支持することはできない。したがって、飴玉類Cの入った袋状部Bを介助者が指で摘んで被介助者の口腔中に挿入することになり、不衛生でもある。
この問題を防ぐには、(3)のような偏平筒17中に(4)のように筒状ネット14の延長部Pを挿通して支持手段とし、偏平筒17を手に持って操作するのがよい。即ち、(2)のように飴玉類Cを挿入した状態で、飴玉類Cの入っている袋状部Bから延びた延長部Pを、開口部16から偏平筒17中に矢印a3方向に挿入して、(4)のように挿通する。
開口部16側は偏平筒17から突き出した状態となるので、(5)のように偏平筒17の外側に折り返して重ねると、偏平筒17から筒状ネット14が抜けるのを防止できる。開口部16の全周を偏平筒17の端部に被せるように裏返して重ねてもよい。
折り返し状態で矢印a4、矢印a5方向に、クリップなどで挟み着けて仮固定した状態で、偏平筒17を介助者が手に持って、飴玉類Cの入った袋状部を被介助者の口腔中に挿入したり、舌の上で前後動させたり操作できる。飴玉類Cの入ったネット製の袋状部を舌の上で前後動させると、舌苔の除去も可能となる。
なお、17は偏平状以外の筒体も可能であり、筒体17にも、前記のような目印m、Mを設けると便利である。
折り返し状態で矢印a4、矢印a5方向に、クリップなどで挟み着けて仮固定した状態で、偏平筒17を介助者が手に持って、飴玉類Cの入った袋状部を被介助者の口腔中に挿入したり、舌の上で前後動させたり操作できる。飴玉類Cの入ったネット製の袋状部を舌の上で前後動させると、舌苔の除去も可能となる。
なお、17は偏平状以外の筒体も可能であり、筒体17にも、前記のような目印m、Mを設けると便利である。
図5(1)は、筒状ネット14の前記延長部P中に芯体18を挿入して、この芯体18を支持手段にしている。ただし、内部の飴玉類Cに芯体18が突き当たるのを防ぐために、飴玉類Cと芯体18の先端との間が括れるように、締め付け紐19でしばってある。この紐19は、(2)のように裏返した筒状ネット14に周方向に予め通してある。すなわち、(3)のように、筒状ネット14の網目中に内外交互に紐19を約1周通過させ、筒状ネット14以外に延びた2本の紐19はストッパー筒20中に挿通する。
使用に当たっては、(2)の筒状ネット14の底部15寄りの袋状部中に飴玉類Cを挿入してから、紐19を片手に持って、ストッパー筒20を他方の手で筒状ネット14側に最終位置まできつく移動させると、紐19で筒状ネット14が締め付けられて、袋状部寄りの根元が括れた状態となる。ストッパー筒20は、ゴム筒のように伸縮性又は柔軟性に富んだ材質を用いると、内部の紐19を弾力で締め付けるので、くびれ部はゆるみにくい。
次いで芯体18を開口部16から挿入すると、芯体18の先端は括れ部に突き当たるので、飴玉類Cの位置まで到達することはない。(1)のように、芯体18の根元側を筒状ネット14の開口部16から露出させると、芯体18も筒状ネット14も操作がし易くなる。クリップなどで、筒状ネット14を芯体18に加圧して仮固定しておくと、一体性が増すので、飴玉類Cの出し入れ操作がし易い。
こうして、飴玉類Cを収納する袋状部からくびれ部を経て延長している延長部P中に芯体18を挿入してあると、芯体18を持って飴玉類C側を操作できる。したがって、芯体18は、歯で噛んでも受ける衝撃が弱くなるように、軟質の合成樹脂製の板状ないし棒状体、あるいは筒状体などが適している。なお、この場合は、ネット製の延長部P又は内部の芯体18に目印m、Mを設ける。
こうして、飴玉類Cを収納する袋状部からくびれ部を経て延長している延長部P中に芯体18を挿入してあると、芯体18を持って飴玉類C側を操作できる。したがって、芯体18は、歯で噛んでも受ける衝撃が弱くなるように、軟質の合成樹脂製の板状ないし棒状体、あるいは筒状体などが適している。なお、この場合は、ネット製の延長部P又は内部の芯体18に目印m、Mを設ける。
芯体18が無い場合は、前記のように延長部Pを摘んで、口腔内の袋状部を引き出したり、閉鎖用の閉じ紐19を引っ張って、袋状部を引き出すこともできる。
筒状ネット14は、図6、図7のように、袋状部の延長部Pを除去した構成とし、引き出し操作用の紐19aで、飴玉類Cをしゃぶった後の袋状部を口腔から取り出すこともできる。
図6(1)は、図5において、筒状ネット14の紐19の取付け領域を残して、延長部Pを切除した構成である。この状態において、紐19を引き出し紐19aにしてもよいが、切り口14cが露出していると、口腔内や舌を傷つける恐れがあるので、(2)のように、切り口14cを外側に1〜2cm程度を裏返して重ねた状態で、筒状ネット14を全体的に裏返しにすると、(3)のように、熱融着底部15が裏返されて内側に入り、切り口14cも内側に折り返された構造となり、底部15も切り口14cも外に露出しない、安全な状態となる。
筒状ネット14は、図6、図7のように、袋状部の延長部Pを除去した構成とし、引き出し操作用の紐19aで、飴玉類Cをしゃぶった後の袋状部を口腔から取り出すこともできる。
図6(1)は、図5において、筒状ネット14の紐19の取付け領域を残して、延長部Pを切除した構成である。この状態において、紐19を引き出し紐19aにしてもよいが、切り口14cが露出していると、口腔内や舌を傷つける恐れがあるので、(2)のように、切り口14cを外側に1〜2cm程度を裏返して重ねた状態で、筒状ネット14を全体的に裏返しにすると、(3)のように、熱融着底部15が裏返されて内側に入り、切り口14cも内側に折り返された構造となり、底部15も切り口14cも外に露出しない、安全な状態となる。
この状態において、図6(3)のように開口側の網目中に内外交互に引き出し紐19aを通して締め付け可能とする。この場合、切り口14c(袋の開口)側は、折り重ねた状態の2枚のネットに引き出し紐19aを内外交互に通すのがよい。
引き出し紐19aの筒状ネット14以外の部分を、ストッパー筒20に挿通することは言うまでもない。この引き出し紐19aの先端19bは、指を通せるように連結して半環状19rとし、全体としてエンドレスの引き出し紐19aとすると、引き出し操作が容易になる。
引き出し紐19aの筒状ネット14以外の部分を、ストッパー筒20に挿通することは言うまでもない。この引き出し紐19aの先端19bは、指を通せるように連結して半環状19rとし、全体としてエンドレスの引き出し紐19aとすると、引き出し操作が容易になる。
このように、ストッパー筒20を矢印t方向にスライドして筒状ネット14を締め付けて、飴玉類C収納部の開口を締め付け閉鎖した状態で、締め付け部から延長した引き出し紐19aを持って、被介助者の口腔中の袋状部を引き出すことができる。
しかし、引き出し紐19aだけだと、しゃぶった後の袋状部を引き出すことはできても、被介助者の口腔中に飴玉類Cを挿入する操作は手で行なうことになり、操作性が良くない。また、不衛生でもある。
そこで、図7では、図6の引き出し紐19aを挿通して、飴玉類Cの入った袋状部を保持し操作する取っ手棒21を設けてある。(1)図の取っ手棒21は、引き出し紐19aを挿通する小孔hを開けてあり、ストッパー筒20から引き出した引き出し紐19aを小孔hに挿通した状態で、先端19bを連結して、指を通せるように半円輪状19rに形成してある。
しかし、引き出し紐19aだけだと、しゃぶった後の袋状部を引き出すことはできても、被介助者の口腔中に飴玉類Cを挿入する操作は手で行なうことになり、操作性が良くない。また、不衛生でもある。
そこで、図7では、図6の引き出し紐19aを挿通して、飴玉類Cの入った袋状部を保持し操作する取っ手棒21を設けてある。(1)図の取っ手棒21は、引き出し紐19aを挿通する小孔hを開けてあり、ストッパー筒20から引き出した引き出し紐19aを小孔hに挿通した状態で、先端19bを連結して、指を通せるように半円輪状19rに形成してある。
その結果、取っ手棒21のリング状の取っ手5を手で持った状態で、引き出し紐19aの半円状輪19rに指を挿入して引っ張ると、括れ部がストッパー筒20を挟んだ状態で、取っ手棒21先端に引きつけられて固定支持されるので、飴玉類Cの入った袋状部を確実に支持した状態で、被介助者の口腔中に挿入できる。
また、被介助者の舌の上に飴玉類Cを載せた状態で、取っ手棒21を前後動させると、ネットからなる袋状部で舌苔を除去することもできる。
また、被介助者の舌の上に飴玉類Cを載せた状態で、取っ手棒21を前後動させると、ネットからなる袋状部で舌苔を除去することもできる。
(2)図の取っ手棒21は、その先端の孔hに加えて、間隔をおいて2個の挿通孔h1、h2を開けてあって、引き出し紐19aを挿通孔h→h1、h2の順にかつ交互にジグザグ状に挿通してある。
その結果、飴玉類Cを収納した後、引き出し紐19aのストッパー筒20をスライドさせて締め付けて括れ部を形成した状態で、前記のようにしてストッパー筒20が取っ手棒21先端に圧接するように、半円状輪19rに指を挿入して引き出し紐19aを引っ張ると、複数の小孔h、h1、h2の滑り阻止作用によって、括れ部が弛んだり、飴玉類Cの保持力が低下するのを防止できる。
そのため、取っ手棒21を持って操作に集中することができる。
その結果、飴玉類Cを収納した後、引き出し紐19aのストッパー筒20をスライドさせて締め付けて括れ部を形成した状態で、前記のようにしてストッパー筒20が取っ手棒21先端に圧接するように、半円状輪19rに指を挿入して引き出し紐19aを引っ張ると、複数の小孔h、h1、h2の滑り阻止作用によって、括れ部が弛んだり、飴玉類Cの保持力が低下するのを防止できる。
そのため、取っ手棒21を持って操作に集中することができる。
飴玉類Cの入った袋状部Bを操作するための前記の取っ手棒4や延長部P、筒状や芯状の支持手段17、18、引き出し紐19a、取っ手棒21などを手で持っておけば、飴玉類の誤嚥を防止できるが、図4(5)のように、偏平筒17にストッパー鍔Sを設けることによっても呑み込み不能となり、誤嚥防止できる。
例えば図8と同様な構造によって、ストッパー鍔Sが目印mやMの位置で前後移動できないように偏平筒17に取付けておけば、ストッパー鍔Sが唇の外に当たって、口腔内には移動できないため、袋状部Bの呑み込みは不可能となる。乳幼児のおしゃぶりと同じ原理である。
従って、ストッパー鍔S付き構造にすると、介助者が常に付き添って監視する負担も解消される。また、目印mやMも不必要となる。
例えば図8と同様な構造によって、ストッパー鍔Sが目印mやMの位置で前後移動できないように偏平筒17に取付けておけば、ストッパー鍔Sが唇の外に当たって、口腔内には移動できないため、袋状部Bの呑み込みは不可能となる。乳幼児のおしゃぶりと同じ原理である。
従って、ストッパー鍔S付き構造にすると、介助者が常に付き添って監視する負担も解消される。また、目印mやMも不必要となる。
図8は、図1、図2のテニスラケット状の収納部の取っ手棒4に、目印mやMに代えて、ストッパー鍔Sを設けた実施形態であり、図2(2)の取っ手棒4の根元側の目印m位置にストッパー鍔Sを取付けてある。
このストッパー鍔Sは、楕円板の中央に、取っ手棒4の挿通孔Hを開け、例えば180度位置に突起通過用の凹孔H1、H2を開けてある。この凹孔H1、H2の前後には、取っ手棒4や爪6と一体の突起22、23を設けてある。ただし、取っ手5寄りの突起22は突起高さが低く、前記凹孔H1、H2中を通過できるのに対し、楕円状枠f寄りの突起23は凹孔H1、H2より高いので、ストッパー鍔Sは高い突起23に阻止されて、楕円状枠f側に移動できない。
このストッパー鍔Sは、楕円板の中央に、取っ手棒4の挿通孔Hを開け、例えば180度位置に突起通過用の凹孔H1、H2を開けてある。この凹孔H1、H2の前後には、取っ手棒4や爪6と一体の突起22、23を設けてある。ただし、取っ手5寄りの突起22は突起高さが低く、前記凹孔H1、H2中を通過できるのに対し、楕円状枠f寄りの突起23は凹孔H1、H2より高いので、ストッパー鍔Sは高い突起23に阻止されて、楕円状枠f側に移動できない。
B−B方向の断面図で示すと、図8(2)(3)のようになる。(2)図は、(1)図のように、突起22、23の位置とストッパー鍔Sの凹孔H1、H2が一致していて、凹孔H1、H2中を低い方の突起22が通過可能な状態である。この状態のストッパー鍔Sを矢印のように右方向又は左方向に約90度回転させると、(3)図のように、凹孔H1、H2が水平状態となり、凹孔H1、H2の無い挿通孔H位置が突起22と23間に移動する。
その結果、ストッパー鍔Sは突起22、23に阻止されて、前後方向に移動不能となるので、楕円状枠f側を被介助者が口腔中でしゃぶっている際に、ストッパー鍔Sが楕円状枠fや飴玉類Cの誤嚥防止として機能する。
しかも、ストッパー鍔Sの凹孔H1、H2の無い挿通孔H位置によって、取っ手棒4と爪6を上下から挟んだ状態となるので、図1のように上下のテニスラケット状体1、2が開くことはない。従って、図3のようなロック機構は必ずしも必要ない。
しかも、ストッパー鍔Sの凹孔H1、H2の無い挿通孔H位置によって、取っ手棒4と爪6を上下から挟んだ状態となるので、図1のように上下のテニスラケット状体1、2が開くことはない。従って、図3のようなロック機構は必ずしも必要ない。
被介助者の口腔中の飴玉類Cが溶けた後は、ストッパー鍔Sを約90度左右に回転させて(2)図の状態に戻してから、ストッパー鍔Sを取っ手5側に移動させると、凹孔H1、H2が低い方の突起22・22を通過して、爪6の位置から退避するので、取っ手棒4に対し爪6側を相対的に開いて、図1のように一対のテニスラケット状体1、2を開いて、内側に飴玉類を挿入することが可能となる。
飴玉類を挿入後は、ストッパー鍔Sを楕円状枠f側に移動させ、凹孔H1、H2が低い方の突起22・22を通過してから、左又は右に90度回転させて、ストッパー鍔Sが前後方向に移動不可能にする。なお、ストッパー鍔Sは、真円状でもよい。
飴玉類を挿入後は、ストッパー鍔Sを楕円状枠f側に移動させ、凹孔H1、H2が低い方の突起22・22を通過してから、左又は右に90度回転させて、ストッパー鍔Sが前後方向に移動不可能にする。なお、ストッパー鍔Sは、真円状でもよい。
図9は、図4の袋状部Bと一体のネット製の延長部Pをストッパー鍔Sの中央孔Hに挿通する実施形態である。袋状部B中に飴玉類Cを挿入してから、延長部Pをストッパー鍔Sの中央孔Hに挿通し、目印m位置の付近で延長部Pを縛って瘤24を形成してある。
その結果、瘤24によって、ストッパー鍔Sの開口部16側への移動が阻止されるので、位置決めされる。
ストッパー鍔Sは、飴玉類Cの入った袋状部B側には移動できるので、飴玉類が溶けた後は、袋状部Bが中央孔Hを通過して、瘤24側すなわち口腔の外側に抜けるので、特に問題とならず、誤嚥の恐れはない。
その結果、瘤24によって、ストッパー鍔Sの開口部16側への移動が阻止されるので、位置決めされる。
ストッパー鍔Sは、飴玉類Cの入った袋状部B側には移動できるので、飴玉類が溶けた後は、袋状部Bが中央孔Hを通過して、瘤24側すなわち口腔の外側に抜けるので、特に問題とならず、誤嚥の恐れはない。
瘤24を形成するのが面倒な場合は、ピン25を延長部Pの網目中に差し込んで、先端をU字状に折り曲げると、瘤24の代用となる。
従って、袋状部B中に飴玉類Cを挿入してから、延長部Pをストッパー鍔Sの中央孔Hに挿通し、目印m位置又はM位置にストッパー鍔Sを移動させて、その前後両側にピン25を差し込んで、U字状に折り曲げると、ストッパー鍔Sは前後に移動不能となり、抜ける恐れもない。
このように、ピン25を網目に差し込む構造の場合は、図5のような芯体18の挿入も可能である。ただし、中央孔Hは、延長部P中に挿入した芯体18が通過可能な形状とする必要がある。
従って、袋状部B中に飴玉類Cを挿入してから、延長部Pをストッパー鍔Sの中央孔Hに挿通し、目印m位置又はM位置にストッパー鍔Sを移動させて、その前後両側にピン25を差し込んで、U字状に折り曲げると、ストッパー鍔Sは前後に移動不能となり、抜ける恐れもない。
このように、ピン25を網目に差し込む構造の場合は、図5のような芯体18の挿入も可能である。ただし、中央孔Hは、延長部P中に挿入した芯体18が通過可能な形状とする必要がある。
図10は、図5における芯体18上の延長部Pを前後2か所で輪ゴムG1・G2によって結束すると共に、中間位置にストッパー鍔Sを取付けた構造になっており、ストッパー鍔Sの外側すなわち被介助者の口腔に対し反対側に取っ手5を設けてある。
従って、円状や楕円状のストッパー鍔Sより被介助者の口腔側の芯体18aの先端の受け部ないし当接部cに飴玉類Cが当接し、反対側すなわち外側の芯体18bに取っ手5を一体に有しているので、一見すると乳児用の「おしゃぶり」状を呈している。
使用に際しては、袋状部B中に飴玉類Cを挿入してから、ストッパー鍔S付きの芯体18a、18bを一緒に、破線で示す筒状ネット14の延長部P中に挿入する。次いで、芯体18a上の延長部Pの外側に輪ゴムG1を巻き着けると共に、芯体18b側の前記延長部Pにも輪ゴムG2を巻き着ける。
このように、ストッパー鍔S付きの場合は、飴玉類Cや袋状部Bの誤嚥をストッパー鍔Sによって防止できるので、介助者の負担が軽減される。
従って、円状や楕円状のストッパー鍔Sより被介助者の口腔側の芯体18aの先端の受け部ないし当接部cに飴玉類Cが当接し、反対側すなわち外側の芯体18bに取っ手5を一体に有しているので、一見すると乳児用の「おしゃぶり」状を呈している。
使用に際しては、袋状部B中に飴玉類Cを挿入してから、ストッパー鍔S付きの芯体18a、18bを一緒に、破線で示す筒状ネット14の延長部P中に挿入する。次いで、芯体18a上の延長部Pの外側に輪ゴムG1を巻き着けると共に、芯体18b側の前記延長部Pにも輪ゴムG2を巻き着ける。
このように、ストッパー鍔S付きの場合は、飴玉類Cや袋状部Bの誤嚥をストッパー鍔Sによって防止できるので、介助者の負担が軽減される。
図10の(3)図は、ストッパー鍔Sの外周の形状が円状でなく、複数の角部26を有する形状になっているため、(4)図のように破線で示す延長部P中に挿入した際に、角部26が延長部Pの網目中に嵌入して、放射方向に突出する。
その結果、被介助者が袋状部Bを飲み込もうとしても、延長部Pの網目に角部26が嵌入し引っ掛かっているので、延長部Pが移動したり抜けたりする恐れはなく、ストッパー鍔Sで確実に誤嚥を防止できる。
(3)図のストッパー鍔Sは正方形に近い形状だが、隣接する角部26・26の間を鎖線のように凹状に湾曲させてもよい。
なお、乳幼児用を想定して目印m位置にストッパー鍔Sを取付ける例を説明したが、高齢者などの成人用の場合は、目印M位置にストッパー鍔Sを設けることは言うまでもない。
その結果、被介助者が袋状部Bを飲み込もうとしても、延長部Pの網目に角部26が嵌入し引っ掛かっているので、延長部Pが移動したり抜けたりする恐れはなく、ストッパー鍔Sで確実に誤嚥を防止できる。
(3)図のストッパー鍔Sは正方形に近い形状だが、隣接する角部26・26の間を鎖線のように凹状に湾曲させてもよい。
なお、乳幼児用を想定して目印m位置にストッパー鍔Sを取付ける例を説明したが、高齢者などの成人用の場合は、目印M位置にストッパー鍔Sを設けることは言うまでもない。
以上のように、筒状ネット14の一端に形成した袋状部Bは、伸縮性に富んでいるので、飴玉類Cの形状のいかんを問わす、また飴玉類に限定されず、例えばビスケットなどのような焼き菓子などを収納しておけば、唾液で自然と溶けだすので、多種の菓子類や食品の誤嚥防止に適用でき、被介助者の食生活が豊かになり、生活の質が向上する。また、伸縮性に富んだ筒状ネット14からなる延長部P中には、大径のストッパー鍔Sを容易に挿入できる。
以上のように、本発明によると、飴玉や金平糖、タブレットなどのような飴玉類を収納して支持可能な袋状部やテニスラケット状などの収納手段に引き出し紐を設けて、被介助者の口腔中から収納手段を引き出したり、取っ手棒などの取っ手手段を介助者が持って、前記収納手段を前後操作したりできる。その結果、乳幼児や要介護者などが飴玉類を飲み込まないで、口腔中で確実にしゃぶれるような介助具を実現できる。また、取っ手棒や延長部、引き出し手段、支持手段などの操作やストッパー鍔によって、飴玉類の誤嚥を防止できるため、誤嚥に起因する高齢者の肺炎対策としても有効で、医療的効果も期待できる。
1・2 テニスラケット状体
f 楕円状枠
3 ガット状部
4 取っ手棒
4a・4b 円弧部
5 取っ手
6 爪
7 ヒンジ部
8 小形の楕円壁
m・M 目印
9 舌苔除去用の突起
10 凹溝
11 凸部
12・13 弾性爪
14 筒状ネット
14c 切り口
15 熱融着底部
16 開口部
17 偏平筒
B 袋状部
P 延長部
C 飴玉類
c 飴玉類の受け部又は当接部
18 芯体
19 締め付け紐
19a 引き出し紐
19r 半環状部
20 ストッパー筒
21 取っ手棒
h・h1・h2 挿通孔
22・23 突起
G1・G2 輪ゴム
H 挿通孔
H1・H2 凹孔
26 嵌入角
f 楕円状枠
3 ガット状部
4 取っ手棒
4a・4b 円弧部
5 取っ手
6 爪
7 ヒンジ部
8 小形の楕円壁
m・M 目印
9 舌苔除去用の突起
10 凹溝
11 凸部
12・13 弾性爪
14 筒状ネット
14c 切り口
15 熱融着底部
16 開口部
17 偏平筒
B 袋状部
P 延長部
C 飴玉類
c 飴玉類の受け部又は当接部
18 芯体
19 締め付け紐
19a 引き出し紐
19r 半環状部
20 ストッパー筒
21 取っ手棒
h・h1・h2 挿通孔
22・23 突起
G1・G2 輪ゴム
H 挿通孔
H1・H2 凹孔
26 嵌入角
Claims (8)
- 飴玉やタブレットなどのような飴玉類を収納して支持可能な収納手段を、その操作手段によって介助者が操作する介助具であって、
テニスラケット状体を2枚重ねにして、それぞれのガット状部の間に飴玉類を挟んで収納保持する構造となっており、
2枚重ねのテニスラケット状体が互いに開閉する構造となっていることを特徴とする飴玉類のしゃぶり介助具。 - 2枚重ねのテニスラケット状体の楕円状枠のそれぞれから延びた取っ手棒と爪手段を挿通するストッパー鍔を前後移動不可能に装着可能な構造としたことを特徴とする請求項1に記載のしゃぶり介助具。
- 一対の楕円状枠は、先端のヒンジ部によって、互いに開閉可能に連結されていると共に、前記の取っ手棒並びに爪手段それぞれと一体の突起を設けてあり、前記のそれぞれの突起が通過可能な一対の凹孔を前記のストッパー鍔の取っ手棒挿通孔内面の180度位置に設けてあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のしゃぶり介助具。
- 一対の楕円状枠の少なくとも片側の楕円状枠の一部あるいは全周の表側面に舌苔除去用の突起を複数設けたことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載のしゃぶり介助具。
- 取っ手棒又は爪手段側の偏平半円状の両側の円弧部に被さる左右一対の弾性爪を前記爪手段側又は取っ手棒側に設けて、一対の弾性爪間に取っ手棒又は爪手段側の左右両側の円弧部が嵌入すると、互いにロックされる構造であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のしゃぶり介助具。
- 片方の楕円状枠には、他方の楕円状枠の内周に嵌入できるサイズの小形の楕円壁をガット面と直角方向に突設し、前記の小形楕円壁が他方の楕円状枠中に嵌入することによって、互いにロックされる構造であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のしゃぶり介助具。
- 取っ手棒又は爪手段の楕円状枠寄りに横切る方向の凹溝を形成し、他方の楕円状枠の爪手段又は取っ手棒には、前記の凹溝に嵌入する凸部を形成し、前記凹溝中に前記凸部が嵌入することによって、互いにロックされる構造であることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載のしゃぶり介助具。
- 取っ手棒および/又は爪手段には、口腔中への挿入深さを示すための1以上の目印を設けてあることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載の飴玉類のしゃぶり介助具。
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