JP4266556B2

JP4266556B2 - Method for producing metal separator for fuel cell

Info

Publication number: JP4266556B2
Application number: JP2001399629A
Authority: JP
Inventors: 輝幸大谷; 政男宇都宮; 誠辻
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2001-12-28
Filing date: 2001-12-28
Publication date: 2009-05-20
Anticipated expiration: 2021-12-28
Also published as: JP2003197216A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体高分子型燃料電池が備える金属製セパレータの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
固体高分子型燃料電池は、平板状の電極構造体（ＭＥＡ：Membrane Electrode Assembly）の両側にセパレータが積層された積層体が１ユニットとされ、複数のユニットが積層されて燃料電池スタックとして構成される。電極構造体は、正極（カソード）および負極（アノード）を構成する一対のガス拡散電極の間にイオン交換樹脂等からなる電解質膜が挟まれた三層構造である。ガス拡散電極は、電解質膜に接触する電極触媒層の外側にガス拡散層が形成されたものである。また、セパレータは、電極構造体のガス拡散電極に接触するように積層され、ガス拡散電極との間にガスを流通させるガス流路や冷媒流路が形成されている。このような燃料電池によると、例えば、負極側のガス拡散電極に面するガス流路に燃料である水素ガスを流し、正極側のガス拡散電極に面するガス流路に酸素や空気等の酸化性ガスを流すと電気化学反応が起こり、電気が発生する。
【０００３】
上記セパレータは、負極側の水素ガスの触媒反応により発生した電子を外部回路へ供給する一方、外部回路からの電子を正極側に送給する機能を具備する必要がある。そこで、セパレータには黒鉛系材料や金属系材料からなる導電性材料が用いられており、特に金属系材料のものは、機械的強度に優れている点や、薄板化による軽量・コンパクト化が可能である点で有利であるとされている。金属製のセパレータは、例えば、表面に導電経路を形成する導電性介在物が分散・露出したステンレス鋼からなる薄板を素材とし、この素材板をプレス成形して上記ガス流路や冷媒流路を形成したものが挙げられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記ガス流路や冷媒流路は、素材板を断面凹凸状に曲げ加工して得られる表裏の溝で構成されるが、曲げ加工によって角となるＲ部の外面側においては引っ張り応力によって表面の伸び量が大きくなるので、母材と導電性介在物との界面に割れが生じて導電性介在物が脱落する場合がある。導電性介在物が脱落したセパレータを用いると、燃料電池の運転中に脱落痕を起点とする孔食が生成し、腐食が進行するといった問題が生じる。
【０００５】
よって本発明は、プレス成形時の導電性介在物の脱落を抑制して健全なセパレータを製造することができる燃料電池用金属製セパレータの製造方法を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、曲げ加工によって導電性介在物の脱落が生じ得るＲ部の曲げ半径の値と、セパレータの素材板中に存在する導電性介在物の板厚断面での平均面積との比率を規定することにより、導電性介在物の脱落が生じない曲げ半径、あるいは導電性介在物の寸法（径）を得るものである。具体的には、セパレータの表面から突出する導電性介在物を有する燃料電池用金属製セパレータをプレス成形によって素材板から凹凸状に曲げ加工して製造するにあたり、プレス成形による最小曲げ半径をｒ（μｍ）、ただし曲げ半径が１つの場合はその曲げ半径がｒであり、曲げ半径が複数の場合は最小の曲げ半径がｒであり、プレス成形前のセパレータの素材板中に存在する導電性介在物の曲げ方向を含む板厚断面での平均面積をＳ（μｍ^２）とした場合、Sおよびｒが以下の式（１），（２）をともに満たし、ｒが０．０５〜０．５ｍｍであることを特徴としている。
【数２】

【０００７】
【数２】

【０００８】
オーステナイト系ステンレス鋼板等の素材板をプレス成形により凹凸状に曲げ加工してセパレータのガス流路や冷媒流路を形成する際、最小曲げＲは、０．１〜０．５ｍｍ程度が好ましいとされているが、この範囲内では、上記（１）式および（２）式で表される本発明の条件は、従来のステンレス鋼板が満足することは困難であった。それは、導電性介在物の径が大きいからである。そこで、材料の鋳造時における冷却速度を調整したり、素材板の圧延工程で導電性介在物を破砕したりすることにより、導電性介在物の微細化を図る制御を行って本発明を実現することができた。具体的には、ステンレス鋼の鋳造を撹拌連続鋳造で行い、連続鋳造時の冷却速度（引き抜き速度）を制御して冷却過程で生成する導電性介在物の平均径を制御することができる。また、圧延によって素材板を製造する際、圧下率を大きくとることにより、素材中に存在する導電性介在物を破砕して導電性介在物の平均径を制御することができる。このようにして、析出する導電性介在物の平均径を制御することにより導電性介在物の板厚断面での平均面積Ｓを制御することができる。
【０００９】
なお、上記オーステナイト系ステンレス鋼は、本発明に係るセパレータの材質として好適である。具体的には、表１に示す各成分と、残部がＦｅ，Ｂおよび不可避的不純物とを含有し、かつ、ＣｒおよびＢが次の式を満足している。
Ｃｒ（ｗｔ％）＋３×Ｍｏ（ｗｔ％）−２．５×Ｂ（ｗｔ％）≧１７
そして、Ｂが、Ｍ_２ＢおよびＭＢ型の硼化物、Ｍ_２３（Ｃ，Ｂ）_６型の硼化物として表面に析出しており、これら硼化物が、セパレータの表面に導電経路を形成する導電性介在物である。
【００１０】
【表１】

【００１１】
【実施例】
次に、本発明の実施例を説明する。
表２に示す各成分と、残部がＦｅおよび不可避的不純物とを含有するオーステナイト系ステンレス鋼を連続鋳造してスラブを得た。次いでこのスラブを、表３に示すように（素材板１〜１１）最終圧延工程での圧下率を１１通りに異ならせて圧延を行い、厚さ０．２ｍｍの圧下率が異なる１１種類の素材板を得た。次いで、これら１１種類の素材板を１００ｍｍ×１００ｍｍの正方形状に切り出した。これら素材板は、最終圧延工程での圧下率を異ならせることによって導電性介在物の板厚断面での平均面積が異なるものであり、設定圧下率およびその圧下率でで圧延された素材板における導電性介在物の平均面積Ｓ（μｍ^２）を、表３に示す。なお、この平均面積は顕微鏡写真から求めた。
【００１２】
【表２】

【００１３】
【表３】

【００１４】
上記のようにして圧延時の圧下率を異ならせることによって導電性介在物の板厚断面での平均面積を異ならせた１１種類の素材板を、平な金型（定盤）を用いて荷重３トンでプレスした。プレス後の素材板１〜１１における導電性介在物の板厚断面での平均面積Ｓ（μｍ^２）を求め、さらに、このＳの値を次の（３）式にあてはめて求めた。これら値を、表４に示す。
【００１５】
【数３】

【００１６】
【表４】

【００１７】
また、これらプレス後の素材板１〜１１の導電性介在物の脱落率を、次のようにして求めた。素材板から１０ｍｍ×２０ｍｍの試験片をワイヤーカット法により切り出し、この試験片を、２０ｍｍ断面が観察面となるように、油圧式自動樹脂埋め機で直径３０ｍｍの円柱状熱硬化型フェノール樹脂に埋め込んだ。この試験片の観察面を、耐水研磨紙を用いて粗さ♯６００、♯１０００の順に研磨した。次いで、ダイヤモンドペーストを３μｍ、０．２５μｍの順で用いて試験片の観察面をバフ研磨し、鏡面に仕上げた。この試験片の観察面を、倒立型金属顕微鏡によって４００倍の倍率で撮像し、得られた写真から、母材から突出する導電性介在物の個数（ａ）と、母材から導電性介在物が抜け落ちてできた孔の個数（ｂ）とを計測した。そして、ａ＋ｂが１０００となるまで計測し、ａ，ｂの数値を次の式にあてはめて導電性介在物の脱落率を求めた。
脱落率（％）＝｛ｂ／（ａ＋ｂ）｝×１００
その結果を表４に併記する。
【００１８】
次に、上記素材板１〜１１のうち素材板１〜６を選択し、これら６種類の素材板から、最小曲げＲが５０μｍ、１００μｍ、２００μｍ、３００μｍ、５００μｍの５種類の試験用金型によって図１に示すようなセパレータをプレス成形して試料Ｎｏ．１〜３０のセパレータを得た。表５に、試料Ｎｏ．１〜３０のセパレータの最小曲げＲの値ｒ（μｍ）と、導電性介在物の板厚断面での平均面積Ｓ（μｍ^２）との組み合わせを示す。さらに、これらｒおよびＳの値を上記（３）式および以下の（４）式にあてはめて求めた値を、表５に併記する。
【００１９】
【表５】

【００２０】
【数４】

【００２１】
上記のようにして製造した試料Ｎｏ．１〜３０のセパレータから、曲げ加工されたＲ部を含むようにして、１０ｍｍ×２０ｍｍの試験片をワイヤーカット法により切り出して得た。これら試験片を用い、上記と同様にして曲げ加工部の導電性介在物の脱落率を求めた。
【００２２】
上記脱落率を表５に併記する。また、上記（３）式の値が１以上を満たす試料につき、上記（４）式の値と導電性介在物の脱落率との関係を調べ、図２にグラフ化した。また、図３は、プレス後の素材１〜１１、すなわち曲げ加工されていない平面部における上記（３）式の値と導電性介在物の脱落率との関係をグラフ化したものである。
【００２３】
表５および図２によれば、上記（３）式の値が１以上で、かつ上記（４）式の値が０．１以下の条件を満足するセパレータは、導電性介在物の脱落率が２〜３％、多くても５％であった。これに比べ、特に（４）式を満足しないセパレータの導電性介在物の脱落率は９０％前後ときわめて高く、本発明の効果が実証された。また、図３によれば、平面部においては、上記（３）式の値が１以上を満足すれば導電性介在物の脱落率が大幅に少なくなることが判った。
【００２４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プレス成形による最小曲げＲの値と、プレス成形前のセパレータの素材板中に存在する導電性介在物の板厚断面での平均面積の値とを適宜に規定することにより、導電性介在物の脱落が抑制されて健全なセパレータを製造することができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例で製造したセパレータの写真である。
【図２】実施例で得たセパレータのＲ部の導電性介在物の脱落率を示す線図である。
【図３】実施例で得た平坦な素材板の導電性介在物の脱落率を示す線図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a metal separator provided in a polymer electrolyte fuel cell.
[0002]
[Prior art]
In the polymer electrolyte fuel cell, a laminated body in which separators are laminated on both sides of a plate electrode assembly (MEA) is formed as one unit, and a plurality of units are laminated to form a fuel cell stack. The The electrode structure has a three-layer structure in which an electrolyte membrane made of an ion exchange resin or the like is sandwiched between a pair of gas diffusion electrodes constituting a positive electrode (cathode) and a negative electrode (anode). In the gas diffusion electrode, a gas diffusion layer is formed on the outside of the electrode catalyst layer in contact with the electrolyte membrane. The separator is laminated so as to be in contact with the gas diffusion electrode of the electrode structure, and a gas flow path and a refrigerant flow path for allowing a gas to flow between the separator and the gas diffusion electrode are formed. According to such a fuel cell, for example, hydrogen gas, which is a fuel, is allowed to flow in a gas flow channel facing the negative electrode side gas diffusion electrode, and oxygen or air is oxidized in the gas flow channel facing the positive electrode side gas diffusion electrode. When a sex gas is flowed, an electrochemical reaction occurs and electricity is generated.
[0003]
The separator needs to have a function of supplying electrons generated by the catalytic reaction of the hydrogen gas on the negative electrode side to the external circuit, and supplying electrons from the external circuit to the positive electrode side. Therefore, conductive materials such as graphite and metal materials are used for the separator. Especially metal materials are excellent in mechanical strength, and can be made lighter and more compact by making them thinner. It is said that it is advantageous at this point. The metal separator is made of, for example, a thin plate made of stainless steel in which conductive inclusions that form a conductive path on the surface are dispersed and exposed, and this material plate is press-molded to form the gas flow path and the refrigerant flow path. What was formed is mentioned.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The gas flow path and the refrigerant flow path are configured by front and back grooves obtained by bending a material plate into a concavo-convex shape in cross section. On the outer surface side of the R portion that becomes a corner by bending, the surface of the surface is caused by tensile stress. Since the amount of elongation increases, the conductive inclusions may fall off due to cracks at the interface between the base material and the conductive inclusions. When the separator from which the conductive inclusions have fallen is used, there arises a problem that pitting corrosion starts from the drop marks during the operation of the fuel cell, and corrosion progresses.
[0005]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a method for producing a metallic separator for a fuel cell, which can produce a healthy separator by suppressing the falling of conductive inclusions during press molding.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention defines the ratio between the value of the bending radius of the R portion at which the conductive inclusions can be removed by bending and the average area of the conductive inclusions existing in the material plate of the separator. By doing so, the bending radius at which the conductive inclusions do not fall off, or the dimension (diameter) of the conductive inclusions is obtained. Specifically, when a metal separator for a fuel cell having conductive inclusions protruding from the surface of the separator is manufactured by bending from a material plate into an uneven shape by press molding, the minimum bending radius by press molding is r ( μm), where the bending radius is r when there is only one bending radius, and the minimum bending radius is r when there are a plurality of bending radii. When the average area in the plate thickness section including the bending direction of the object is S (μm ² ), S and r satisfy both the following formulas (1) and (2), and r is 0.05 to 0.5 mm. It is characterized by being.
[Expression 2]

[0007]
[Expression 2]

[0008]
When a material plate such as an austenitic stainless steel plate is bent into a concavo-convex shape by press forming to form a gas channel or a refrigerant channel of a separator, the minimum bending R is preferably about 0.1 to 0.5 mm. However, within this range, it was difficult for the conventional stainless steel plate to satisfy the conditions of the present invention represented by the above formulas (1) and (2). This is because the diameter of the conductive inclusion is large. Therefore, the present invention is realized by controlling the refinement of the conductive inclusions by adjusting the cooling rate at the time of casting the material or by crushing the conductive inclusions in the rolling process of the material plate. I was able to. Specifically, stainless steel is cast by stirring continuous casting, and the average diameter of conductive inclusions generated in the cooling process can be controlled by controlling the cooling rate (drawing rate) during continuous casting. Moreover, when manufacturing a raw material board by rolling, it can crush the conductive inclusion which exists in a raw material by taking a large reduction rate, and can control the average diameter of a conductive inclusion. Thus, the average area S in the plate | board thickness cross section of a conductive inclusion can be controlled by controlling the average diameter of the conductive inclusion to precipitate.
[0009]
The austenitic stainless steel is suitable as a material for the separator according to the present invention. Specifically, each component shown in Table 1, the balance contains Fe, B and unavoidable impurities, and Cr and B satisfy the following formula.
Cr (wt%) + 3 × Mo (wt%) − 2.5 × B (wt%) ≧ 17
Then, B is precipitated on the surface as M ₂ B and MB type borides and M ₂₃ (C, B) ₆ type borides, and these borides form a conductive path on the surface of the separator. It is a sex inclusion.
[0010]
[Table 1]

[0011]
【Example】
Next, examples of the present invention will be described.
Austenitic stainless steel containing each component shown in Table 2 and the balance containing Fe and inevitable impurities was continuously cast to obtain a slab. Next, as shown in Table 3, the slab was rolled with 11 different rolling reduction ratios in the final rolling step as shown in Table 11, and 11 types of raw materials with different rolling reduction thicknesses of 0.2 mm were obtained. I got a plate. Next, these 11 kinds of material plates were cut into a square shape of 100 mm × 100 mm. These material plates have different average areas in the plate thickness cross section of the conductive inclusions by varying the rolling reduction rate in the final rolling step, and in the material plate rolled at the set rolling reduction rate and the rolling reduction rate. Table 3 shows the average area S (μm ² ) of the conductive inclusions. In addition, this average area was calculated | required from the micrograph.
[0012]
[Table 2]

[0013]
[Table 3]

[0014]
As described above, 11 types of material plates with different average areas in the plate thickness cross section of the conductive inclusions by using different rolling reduction ratios during rolling were loaded using a flat mold (surface plate). Pressed at 3 tons. The average area S (μm ² ) in the plate thickness section of the conductive inclusions in the material plates 1 to 11 after pressing was determined, and this S value was further applied to the following equation (3). These values are shown in Table 4.
[0015]
[Equation 3]

[0016]
[Table 4]

[0017]
Moreover, the drop-off rate of the conductive inclusions of the material plates 1 to 11 after the press was determined as follows. A 10 mm × 20 mm test piece is cut out from the material plate by the wire cutting method, and this test piece is embedded in a cylindrical thermosetting phenol resin having a diameter of 30 mm with a hydraulic automatic resin filling machine so that the 20 mm cross section becomes the observation surface. It is. The observation surface of this test piece was polished in the order of roughness # 600 and # 1000 using water-resistant abrasive paper. Next, the observation surface of the test piece was buffed using a diamond paste in the order of 3 μm and 0.25 μm to finish it as a mirror surface. The observation surface of this test piece was imaged with an inverted metal microscope at a magnification of 400 times. From the obtained photograph, the number (a) of conductive inclusions protruding from the base material and the conductive inclusions from the base material were measured. And the number of holes (b) formed by falling off. And it measured until a + b became 1000, the numerical value of a and b was applied to the following formula | equation, and the drop-off rate of the conductive inclusion was calculated | required.
Dropout rate (%) = {b / (a + b)} × 100
The results are also shown in Table 4.
[0018]
Next, the material plates 1 to 6 are selected from the material plates 1 to 11, and from these six types of material plates, the minimum bending R is determined by five types of test molds having a size of 50 μm, 100 μm, 200 μm, 300 μm, and 500 μm. A separator as shown in FIG. 1-30 separators were obtained. In Table 5, Sample No. The combination of the value r (micrometer) of the minimum bending R of the separator of 1-30 and the average area S (micrometer < ² >) in the plate | board thickness cross section of an electroconductive inclusion is shown. Further, Table 5 shows values obtained by applying these r and S values to the above equation (3) and the following equation (4).
[0019]
[Table 5]

[0020]
[Expression 4]

[0021]
Sample No. manufactured as described above was used. From the 1-30 separator, a 10 mm × 20 mm test piece was cut out by the wire cut method so as to include the bent R portion. Using these test pieces, the falling rate of the conductive inclusions in the bent portion was determined in the same manner as described above.
[0022]
The dropout rate is also shown in Table 5. Further, the relationship between the value of the above formula (4) and the falling rate of the conductive inclusions was examined for a sample satisfying the value of the above formula (3) of 1 or more, and the graph is shown in FIG. FIG. 3 is a graph showing the relationship between the value of the above expression (3) and the falling rate of the conductive inclusions in the materials 1 to 11 after pressing, that is, in the flat portion not bent.
[0023]
According to Table 5 and FIG. 2, the separator satisfying the condition that the value of the above expression (3) is 1 or more and the value of the above expression (4) is 0.1 or less has a drop rate of conductive inclusions. It was 2-3% and at most 5%. Compared to this, the dropout rate of the conductive inclusions in the separator that does not satisfy the formula (4) is extremely high, around 90%, and the effect of the present invention was proved. In addition, according to FIG. 3, it was found that, in the flat portion, if the value of the above expression (3) satisfies 1 or more, the falling rate of the conductive inclusions is greatly reduced.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the value of the minimum bending R by press molding and the value of the average area in the plate thickness section of the conductive inclusions present in the material plate of the separator before press molding are determined. By defining appropriately, there exists an effect that the omission of a conductive inclusion is suppressed and a sound separator can be manufactured.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a photograph of a separator manufactured in an example.
FIG. 2 is a diagram showing a dropout rate of conductive inclusions in an R portion of the separator obtained in the example.
FIG. 3 is a diagram showing a dropout rate of conductive inclusions in a flat material plate obtained in an example.

Claims

When manufacturing metal separators for fuel cells having conductive inclusions projecting from the surface of the separator by bending the material plate into irregularities by press molding, the minimum bending radius by press molding is r (μm), but bending When the radius is one, the bending radius is r, and when there are a plurality of bending radii, the minimum bending radius is r, and the bending direction of the conductive inclusion existing in the material plate of the separator before press molding is determined. S and r satisfy both the following formulas (1) and (2), and r is 0.05 to 0.5 mm, where S (μm ² ) is the average area in the plate thickness section including A method for producing a metal separator for a fuel cell.