JP4265856B2 - Bleach cleaning composition - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は漂白洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
食べこぼしのシミや肌着の黄ばみ等は通常の洗剤では落としきれない汚れであるため、一般に漂白剤が併用されたり、漂白剤が配合された洗剤を使用するなどの方法が採られている。また、漂白剤の効果を高める目的で漂白活性化剤を併用することも行われている。
【0003】
一方、色柄物衣料の一部は洗濯中に染料が脱落し、その染料が他の衣料に付着する所謂染料移りという問題がある。これを解決する方法として特開平7−501092号公報には特定の酵素と過酸化水素からなる組成物を開示している。しかしながら、このような組成物は未だ満足できる染料移り抑制効果を有するものではなく、また、過酸化水素が存在するにも関わらず満足できる漂白効果を得ることができない。
【0004】
特開昭59−22999号公報ではアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムを用いた洗剤組成物が開示されているが、このものは漂白効果は高いものの染料移りを抑制するものではない。
【0005】
従って本発明の課題は、高い漂白効果を示し染料移りを抑制する漂白洗浄剤組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(a)ニトリル基に結合する炭素原子に4級アンモニウム基が結合したアルカンニトリル化合物〔以下、(a)成分という〕、(b)結晶性珪酸塩〔以下、(b)成分という〕、及び(c)無機過酸化物〔以下、(c)成分という〕を含有する漂白洗浄剤組成物に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】
(a)成分
本発明の(a)成分としては、下記一般式(1)又は(2)の化合物が特に好ましい。
【0008】
【化2】
【0009】
〔式中、R1はエステル基、アミド基又はエーテル基で分断されていても良い炭素数1〜6、好ましくは1〜4、特に好ましくは1〜3のアルキル基であり、R6はエステル基、アミド基又はエーテル基で分断されていても良く、ヒドロキシ基で置換されていても良い炭素数1〜8、好ましくは2〜6のアルキレン基である。R2、R3、R4、R5、R7、R8はそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、好ましくはメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基である。X-は陰イオンであり、好ましくはハロゲンイオン、硫酸イオン、脂肪酸イオン又は炭素数1〜3のアルキル硫酸イオンである。〕。
【0010】
(a)成分は、下式で示すように、洗濯浴中で後述する無機過酸化物化合物から生成するヒドロペルアニオンと反応し、過イミジン酸が生成し高い漂白効果を示す。
【0011】
【化3】
【0012】
本発明の(a)成分は造粒物として組成物に配合することが好ましい。造粒物中の(a)成分の含有量は、好ましくは1〜95重量%、より好ましくは10〜90重量%、特に好ましくは30〜85重量%である。これらはポリエチレングリコール及び脂肪酸から選ばれるバインダー物質を用いて製剤化される。ポリエチレングリコールとしては好ましくは重量平均分子量2000〜20000、より好ましくは4000〜10000、特に好ましくは4000〜8000のものが良好である。また、脂肪酸としては好ましくは炭素数8〜20、より好ましくは10〜18、特に好ましくは12〜18であり、これらはナトリウムあるいはカリウム石鹸の状態であってもよい。このようなバインダー物質は造粒物中に0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%、より好ましくは5〜20重量%使用する。
【0013】
また、該造粒物には漂白活性化剤の洗濯浴中での溶解性を改善するためにポリオキシアルキレンアルキルエーテル、アルキル硫酸エステル塩又はポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩あるいはこれらの混合物を好ましくは0〜50重量%、より好ましくは5〜45重量%、特に好ましくは10〜40重量%配合する。ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、アルキル基の炭素数は10〜14が好ましく、好ましくはエチレンオキシド(以下EOという)及び/又はプロピレンオキシド(以下POという)の付加体、より好ましくはEOとPOのブロック付加体である。平均付加モル数はEO、PO、あるいはEOとPOの混合の何れも場合も、合計で好ましくは4〜30、より好ましくは5〜15であり、EO/POのモル比は、好ましくは5/1〜1/5、より好ましくは3/1〜1/2である。また、アルキル硫酸エステル塩としては、アルキル基の炭素数が10〜18であり、しかもナトリウム塩などのアルカリ金属塩が好ましく、特にラウリル硫酸エステルナトリウム又はミリスチル硫酸エステルナトリウムが好ましい。また、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜18のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が好ましく、またナトリウム塩が良好である。ここでオキシエチレン基の平均重合度(以下、平均重合度をPOEで示す)は1〜10、好ましくは1〜5が良好であり、特にポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム(POE=2〜5)、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸エステルナトリウム(POE=2〜5)が良好である。
【0014】
本発明では上記組成物を任意の方法で混合し造粒することができる。また、バインダー物質は予め融解して添加することで好ましい結果を得ることができる。バインダー物質は40〜100℃、好ましくは50〜100℃、より好ましくは50〜90℃で融解させて添加する。これらは均一になるまで攪拌混合された後、通常の造粒機により製剤化される。好ましい造粒法として押し出し造粒を挙げることができ、平均粒径が500μm〜5000μm、好ましくは500〜3000μmの造粒物にすることが好ましい。また、その他の造粒法としてはブリケット機による錠剤形状にすることも好ましい造粒法として挙げることができる。
【0015】
また、本発明では漂白活性化剤の安定性を向上させる目的で所望により造粒物中に酸性物質を配合してもよい。酸性物質としては有機カルボン酸類が好ましく、特にこはく酸、マレイン酸、フマール酸、クエン酸、グリコール酸、p−ヒドロキシ安息香酸から選ばれる少なくとも1種が好ましい。このような酸性物質の配合量は好ましくは造粒物中0.5〜20重量%、より好ましくは1〜15重量%、最も好ましくは1〜10重量%が好適である。
【0016】
(b)成分
本発明の(b)成分である結晶性珪酸塩は、20℃のイオン交換水に0.1重量%分散した場合の最大pHが11以上であり、上記分散液1Lに対して、pHを10にするために0.1NのHCl水溶液を5ml以上必要とするアルカリ能に優れるものであって、結晶性アルミノ珪酸塩と区別される。
【0017】
特に結晶性珪酸塩として好適なものは、下記一般式(3)で表される組成を有するものである。
x(M2O)・y(SiO2)・z(MemOn)・w(H2O) (3)
〔式中、Mは周期律表のIa族元素(好ましくはK及び/又はNa)を表し、Meは周期律表のIIa族元素、IIb族元素、IIIa族元素、IVa族元素及びVIII族元素から選ばれる1種又は2種以上の組み合わせ(好ましくはMg及び/又はCa)を示し、y/x=0.5〜2.6、z/x=0.01〜0.9、w=0〜20、n/m=0.5〜2.0である。〕
一般式(3)で表される結晶性珪酸塩の製造方法については、特開平7−89712号公報を参考にすることができる。
【0018】
また、下記一般式(4)で示される組成の結晶性珪酸塩も好適に使用することができる。
M2O・y’(SiO2)・w’(H2O) (4)
〔式中、Mはアルカリ金属(特に好ましくはK及び/又はNa)を表し、y’=1.5〜2.6、w’=0〜20(特に好ましくは実質的に0)である。〕
一般式(4)の結晶性珪酸塩は、特開昭60−227895号公報及びPhys. Chem. Glasses. 7, p127-p138(1966)、Z.Kristallogr., 129, p396-p404(1969)等に記載されている。
【0019】
また、クラリアント社より商品名「Na−SKS−5」(α−Na2Si2O5)、「Na−SKS−6」(δ−Na2Si2O5)、「Na−SKS−7」(β−Na2Si2O5)、「Na−SKS−11」(γ−Na2Si2O5)として市販されており、粉末状ないし粒状のものが入手できる。本発明では特に「Na−SKS−6」が好ましい。
【0020】
結晶性珪酸塩の平均粒径は、好ましくは1〜100μm、より好ましくは3〜50μmであり、これらを造粒して平均粒径100〜1000μm、好ましくは200〜800μmの造粒物として用いてもよい。
【0021】
(c)成分
本発明の(c)成分である無機過酸化物としては、過炭酸塩あるいは過ホウ酸塩が好ましい。また、ゼオライトを含有する洗浄剤に使用する場合には、安定化のために無機又は有機化合物で被覆した過炭酸ナトリウムを使用することが好ましい。被覆剤としてはホウ酸もしくはホウ酸塩、非晶質ケイ酸塩、マグネシウム塩、又はパラフィンやワックス等の水不溶性有機化合物が挙げられる。被覆した過炭酸ナトリウムは、公知の方法で製造することができ、例えば特開昭59−196399号公報、USP4526698号(何れも過炭酸ナトリウムをホウ酸塩で被覆)の他に特開平6−40709号公報、特開平7−118003号公報に掲載されている方法を挙げることができる。
【0022】
無機過酸化物の平均粒径は200〜600μmが好ましく、溶解性及び安定性の両方を満たすために粒径125μm以下の粒子及び1000μm以上の粒子は10重量%以下であることが好ましい。
【0023】
(漂白洗浄剤組成物)
本発明の組成物は、好ましくは粉末ないし粒状形態であり、漂白効果の点から(a)成分を好ましくは0.05〜20重量%、より好ましくは0.1〜15重量%、特に好ましくは0.1〜10重量%、また、(b)成分を好ましくは0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜15重量%、より好ましくは0.5〜10重量%含有する。また、(c)成分を好ましくは0.5〜99重量%、さらに好ましくは1〜95重量%、特に好ましくは1〜90重量%含有する。
【0024】
(その他の成分)
本発明では(a)成分の漂白活性化剤以外の漂白活性化剤を併用することが漂白効果の点から好ましく、特に炭素数6〜14、好ましくは7〜13のアルカノイル基を有するアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸もしくは炭素数6〜14、好ましくは7〜13のアルカノイル基を有するアルカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はこれらの塩が好ましい。具体的にはオクタノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ノナノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、デカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、オクタノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、ノナノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、、デカノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、ドデカノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、及びこれらの塩が挙げられる。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が好ましく、特にナトリウム塩が溶解性の点から好ましい。
【0025】
これらの中でも特にノナノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、デカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸及びこれらの塩が漂白効果の点から好ましく、組成物中に0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%である。
【0026】
本発明の漂白洗浄剤組成物には漂白洗浄効果を向上させる目的で非イオン界面活性剤又は陰イオン界面活性剤を使用することが好ましい。非イオン界面活性剤としては、ポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコール或いはこれらのコポリマー、ポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、高級脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキシド付加物、蔗糖脂肪酸エステル、アルキルグリコシドを挙げることができ、特に炭素数10〜20、好ましくは10〜18のアルキル基若しくはアルケニル基と、平均縮合度4〜20、好ましくは4〜15のポリオキシエチレン鎖及び/又はポリオキシプロピレン鎖を分子内に有するポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテルが好ましい。
【0027】
陰イオン界面活性剤としてはオレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩を挙げることができ、特に炭素数が10〜20、好ましくは10〜15のアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル基の炭素数が8〜18、好ましくは10〜14のアルキル硫酸エステル塩、アルキル基の炭素数が8〜18、好ましくは10〜14のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、炭素数8〜18、好ましくは10〜18のアルキル基あるいはヤシ油もしくは牛脂由来のアルキル基組成を有する脂肪酸石鹸から選ばれる1種以上の陰イオン界面活性剤を用いることが好ましい。
【0028】
本発明において界面活性剤の好ましい配合量は、漂白洗浄力、泡立ち性の点で、組成物中に好ましくは0.1〜60重量%、より好ましくは0.1〜50重量%、特に好ましくは0.5〜40重量%である。
【0029】
本発明の漂白洗浄剤組成物には、染料移り防止効果及び漂白洗浄効果の点から、アルカリ金属炭酸塩を配合することが好ましい。アルカリ金属炭酸塩としては、安定性の上で、ナトリウム塩が好ましく、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム及びセスキ炭酸ナトリウムを挙げることができる。最も好ましいものは炭酸ナトリウムであり、平均粒径が100〜500μmのものを使用することが好ましい。
【0030】
アルカリ金属炭酸塩は、漂白洗浄剤組成物中に、好ましくは0.5〜60重量%、より好ましくは1〜50重量%配合される。
【0031】
本発明では漂白洗浄性能を向上させるためにポリマー成分を配合することが好ましく、ポリマー成分としては、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリヒドロキシアクリル酸等のホモポリマー、アクリル酸とマレイン酸のコポリマーなどのカルボン酸系ポリマーの他に、ポリエチレングリコール等の非イオン性ポリマーが好ましい。これらの中でも特に重量平均分子量5000〜20000のポリアクリル酸もしくはポリヒドロキシアクリル酸又はそれらの塩、重量平均分子量30000〜80000のアクリル酸/マレイン酸(モル比2/8〜8/2)のコポリマー及び、重量平均分子量4000〜10000のポリエチレングリコールが好ましい。配合量は好ましくは0.05〜20重量%、より好ましくは0.1〜10重量%である。
【0032】
本発明ではプロテアーゼ、セルラーゼ、リパーゼから選ばれる1種以上の酵素を配合することが好ましく、特に好アルカリ性微生物バチルス・エスピー KSM−635(FERM BP−1485)又はその変異株から生産されるアルカリセルラーゼ及び/又はアルカリプロテアーゼを配合することが好ましい。アルカリプロテアーゼとしてはアルカラーゼ、サビナーゼ(ノボ・ノルディック社製)、マクサカル(ギスト・ブロケイデス社製)、KAP4.3G(花王(株)製)、KAP11.1G(花王(株)製)等が挙げられるが、特にKAP4.3G、KAP11.1Gが優れているを使用することでさらに漂白洗浄効果を向上させる目的で好ましい。また、アルカリセルラーゼはカルボキシメチルセルロースを基質とした時の至適pHが7以上であるか、或いはpH8以上での相対活性が至適条件に対し50%以上のものが好ましい。市販されている酵素造粒物として具体的にはKAC500(花王(株)製)が挙げられる。
【0033】
本発明の漂白洗浄剤組成物には、水道水中のカルシウムやマグネシウム等の濃度を低下させたり、粒子の粉末物性を向上させるための平均粒径が0.1〜10μmのA型又はP型ゼオライト等の金属イオン交換体、重金属による漂白種の分解を抑制するエチレンジアミン四酢酸塩、エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸塩等の金属イオン補足剤、シリコーンオイルとシリカをポリエチレングリコールやセルロース系化合物に担持した消泡剤、洗剤生地の増量剤としてのぼう硝(硫酸ナトリウム)、その他蛍光染料、香料等を配合することができる。
【0034】
本発明では上述のその他洗浄剤成分を粉末ないしは粒状の組成物として使用でき、その製造方法は特に限定されることはなく、従来より公知の方法を用いることができる。好ましくは高嵩密度の粒状の組成物である。高嵩密度化は、例えば、噴霧乾燥粒子に非イオン界面活性剤を噴霧して高密度化する方法や、また吸油担体を含む粉体成分に直接非イオン界面活性剤を吸蔵させながら高密度化する方法が挙げられるが、特開昭61−69897号公報、特開昭61−69899号公報、特開昭61−69900号公報、特開平2−222498号公報、特開平2−222499号公報、特開平3−33199号公報、特開平5−86400号公報、特開平5−209200号公報に記載の方法を参考にすることができる。また、ゼオライトは、造粒物の表面改質剤として使用するために、少量を造粒中又は造粒終了直前に添加してもよい。また、(b)成分の結晶性珪酸塩は、高嵩密度化時に添加するか、ドライブレンドにて添加した方が好ましい。またアルカリ金属炭酸塩を配合する場合はスラリー中、造粒中又はドライブレンドの何れに添加してもよい。
【0035】
本発明の漂白洗浄剤組成物の平均粒径は、好ましい粉末物性を得るために200〜1000μm、特に200〜600μmであることが望ましい。また、本発明の漂白洗浄剤組成物の嵩密度は0.5〜1.2g/cm3、好ましくは0.6〜1.0g/cm3である。
【0036】
本発明の漂白洗浄剤組成物は洗濯機洗浄、漬け置き洗浄などの洗浄方法、並びに衣類や水の量、汚れの度合い、機械の使用方法などにより、それぞれの洗浄に適した濃度にして使用することができる。例えば、洗濯機洗浄の場合、0.03〜0.3重量%の濃度、漬け置き洗浄では0.1〜2重量%の濃度で使用することが好ましい。
【0037】
【実施例】
・合成例1(化合物A−1の合成)
クロロアセトニトリルとトリメチルアミンを用いて通常の4級化反応を行い、下記の化合物A−1を合成した。溶媒としてはアセトンを使用し、トリメチルアミンはガスを反応器内に導入する方法を用いた。反応温度は60℃である。反応後析出した結晶を、窒素をブローしながらろ過し、得られた結晶をアセトンで数回洗浄して乾燥させた。吸湿性物質であるため、デシケータ中で貯蔵した。
【0038】
【化4】
【0039】
・合成例2(化合物A−2の合成)
クロロアセトニトリルとテトラメチルエチレンジアミンを用いて通常の4級化反応を行い、下記の化合物A−2を合成した。溶媒としてはアセトンを使用した。反応温度は60℃であり、約5時間反応を行った。反応終了後、析出した結晶をろ過し、得られた結晶をアセトンで数回ろ過後、乾燥させた。
【0040】
【化5】
【0041】
・製造例1−1(造粒物A−1の製造)
化合物A−1 70重量部、PEG〔ポリエチレングリコール(重量平均分子量8000、アルドリッチ社製)〕20重量部、FA(ミリスチン酸)5重量部、AS(ラウリル硫酸エステルナトリウム)5重量部の割合で合計5000gになるようにハイスピードミキサーFS−GC−10型(深江工業(株)製)に仕込んだ(PEG及びFAは予め80℃で融解したものを用いた)。ジャケット温度を80℃、主軸回転数200回転/分、解砕羽根の回転数1500回転/分で混合・昇温し、粉体の温度が70℃になったところで抜き出した。次いで得られた混合物を押し出し造粒機〔ペレッターダブルEXD−100型(不二パウダル(株)製)〕により孔径800μmのスクリーンを通して押し出しした。得られた押し出し物を振動冷却器〔バイブロ/フロードライヤーVDF/6000型(不二パウダル(株)製)〕で冷却した後、整粒機〔ナイフカッターFL−200型(不二パウダル(株)製)〕にて解砕した。得られた解砕物を分級し、平均粒径900μmの造粒物A−1とした。
【0042】
・製造例1−2(造粒物A−2の製造)
化合物A−1を化合物A−2に変更した以外は製造例1−1と同様の方法で造粒物A−2を製造した。
【0043】
・製造例1−3(造粒物D−1の製造)
ハイスピードミキサーへの仕込み原料をラウロイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸ナトリウム75重量部、POEO(ラウリルアルコールにEOを平均2モル、POを平均3モル、EOを平均3モルを順にブロック状に付加させたもの)5重量部、ES〔ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム(EO平均付加モル数3)〕5重量部、こはく酸5重量部、PEG(前記と同じ)15重量部とした以外は製造例1−1と同様の方法で造粒物D−1を製造した。
【0044】
・製造例2(被覆された過炭酸ナトリウムC−1の調製)
特開昭59−196399号公報の実施例1に基づいてメタホウ酸ナトリウム・4水和物を過炭酸ナトリウム100重量部に対して3重量部及び1号珪酸ナトリウム1重量部にて被覆し、被覆過炭酸ナトリウム(C−1)を製造した。C−1の平均粒径は450μm(粒子125μm以下の粒子及び粒径1000μm以上の粒子を除去したもの)である。
【0045】
実施例
上述の製造例で得られた成分及び下記成分を用いて表1の漂白洗浄剤組成物を調製した。それらの染料移り防止効果及び漂白洗浄効果を下記の方法で評価した。結果を表1に示す。
・B−1;結晶性珪酸塩〔Na−SKS−6(クラリアント社製)〕
・E−1;直鎖アルキル(炭素数12〜14)ベンゼンスルホン酸ナトリウム
・E−2;アルキル硫酸ナトリウム〔エマール10パウダー(花王(株)製)〕
・E−3;ミリスチン酸
・E−4;ポリオキシエチレンラウリルエーテル〔カルコール2098(C12アルコール、花王(株)製)にEOを10モル付加したもの〕
・F−1;アルカリセルラーゼ〔KAC500(花王(株)製)〕
・F−2;アルカリプロテアーゼ〔KAP11.1G(花王(株)製)〕
・G−1;アクリル酸−マレイン酸コポリマー〔ソカランCP−5(BASF社製)〕
・H−1;A型ゼオライト(平均1次粒径0.3μm)
・I−1;蛍光増白剤〔ホーチンCBUS−3B(ヒクソン&ウェルチ社製)〕。
【0046】
<染料移り防止効果>
表1に示す組成物の0.133重量%水溶液(水道水使用)を用い、ターゴトメータ型洗浄試験機を使用して、酸性赤色151号で染色したナイロン布帛(10cm×10cm)を5枚、及び未染色の木綿金布#2003(10cm×10cm)5枚の計10枚の布帛を一度に洗浄した(水溶液量1L、水温20℃、100回転/分、10分間洗浄)。その後、水道水ですすぎ、乾燥させ、未染色の木綿金布#2003を下記の基準で評価した。平均点が1.2未満を○、1.2以上1.7未満を△、1.7以上を×として判定し表に示した。
0:全く染料移りが見られない
1:やや染料移りが見られるが気にならない程度である
2:染料移りが見られる
3:著しく染料移りが見られる。
【0047】
<漂白効果の評価>
表1に示す組成物の0.133重量%水溶液(水道水使用)を用い、ターゴトメータ型洗浄試験機を使用して市販汚染布エンパ116(10cm×10cm)5枚を洗浄した(水溶液量1L、水温20℃、100回転/分、10分間洗浄)。その後、水道水ですすぎ、乾燥させ下式によって漂白率を算出した。
【0048】
【数1】
【0049】
反射率はNDR−101DP(日本電色工業(株)製)で460nmフィルターを使用して測定した。
【0050】
【表1】
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bleach detergent composition.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Since spilled stains and yellowing of underwear are stains that cannot be removed with ordinary detergents, methods such as using a bleaching agent or using a detergent with a bleaching agent are generally used. Also, a bleach activator is used in combination for the purpose of enhancing the effect of the bleach.
[0003]
On the other hand, there is a problem of so-called dye transfer that a part of colored pattern clothing loses dye during washing and the dye adheres to other clothing. As a method for solving this problem, JP-A-7-501092 discloses a composition comprising a specific enzyme and hydrogen peroxide. However, such a composition still does not have a satisfactory dye transfer inhibiting effect, and a satisfactory bleaching effect cannot be obtained despite the presence of hydrogen peroxide.
[0004]
Japanese Patent Laid-Open No. 59-22999 discloses a detergent composition using sodium alkanoyloxybenzenesulfonate, which has a high bleaching effect but does not inhibit dye transfer.
[0005]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a bleaching detergent composition that exhibits a high bleaching effect and suppresses dye transfer.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention includes (a) an alkanenitrile compound in which a quaternary ammonium group is bonded to a carbon atom bonded to a nitrile group (hereinafter referred to as component (a)), (b) a crystalline silicate [hereinafter referred to as component (b). And (c) an inorganic peroxide (hereinafter referred to as component (c)).
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(A) Component As the component (a) of the present invention, a compound represented by the following general formula (1) or (2) is particularly preferable.
[0008]
[Chemical formula 2]
[0009]
[In the formula, R 1 is an alkyl group having 1 to 6, preferably 1 to 4, particularly preferably 1 to 3, carbon atoms which may be divided by an ester group, an amide group or an ether group, and R 6 is an ester. It is an alkylene group having 1 to 8 carbon atoms, preferably 2 to 6 carbon atoms which may be divided by a group, an amide group or an ether group, and which may be substituted with a hydroxy group. R 2 , R 3 , R 4 , R 5 , R 7 and R 8 are each independently an alkyl group or hydroxyalkyl group having 1 to 3 carbon atoms, preferably a methyl group, an ethyl group or a hydroxyethyl group. X − is an anion, preferably a halogen ion, a sulfate ion, a fatty acid ion, or an alkyl sulfate ion having 1 to 3 carbon atoms. ].
[0010]
As shown by the following formula, the component (a) reacts with a hydroperanion generated from an inorganic peroxide compound described later in a washing bath, and generates a periodate and exhibits a high bleaching effect.
[0011]
[Chemical 3]
[0012]
It is preferable to mix | blend (a) component of this invention with a composition as a granulated material. The content of the component (a) in the granulated product is preferably 1 to 95% by weight, more preferably 10 to 90% by weight, and particularly preferably 30 to 85% by weight. These are formulated using a binder material selected from polyethylene glycol and fatty acids. The polyethylene glycol preferably has a weight average molecular weight of 2,000 to 20,000, more preferably 4,000 to 10,000, and particularly preferably 4,000 to 8,000. The fatty acid preferably has 8 to 20 carbon atoms, more preferably 10 to 18 carbon atoms, and particularly preferably 12 to 18 carbon atoms, and these may be in the form of sodium or potassium soap. Such a binder substance is used in the granulated product in an amount of 0.5 to 30% by weight, preferably 1 to 20% by weight, more preferably 5 to 20% by weight.
[0013]
The granulated product is preferably polyoxyalkylene alkyl ether, alkyl sulfate ester salt, polyoxyethylene alkyl ether sulfate ester salt or a mixture thereof in order to improve the solubility of the bleach activator in the washing bath. 0 to 50 wt%, more preferably 5 to 45 wt%, particularly preferably 10 to 40 wt%. As the polyoxyalkylene alkyl ether, the alkyl group preferably has 10 to 14 carbon atoms, preferably an adduct of ethylene oxide (hereinafter referred to as EO) and / or propylene oxide (hereinafter referred to as PO), more preferably a block of EO and PO. It is an adduct. The average added mole number is preferably 4 to 30, more preferably 5 to 15 in total in any case of EO, PO, or a mixture of EO and PO, and the molar ratio of EO / PO is preferably 5 / 1 to 1/5, more preferably 3/1 to 1/2. Further, as the alkyl sulfate ester salt, the alkyl group has 10 to 18 carbon atoms, and an alkali metal salt such as sodium salt is preferable, and sodium lauryl sulfate ester or myristyl sulfate ester sodium is particularly preferable. Moreover, as a polyoxyethylene alkyl ether sulfate ester salt, the polyoxyethylene alkyl ether sulfate ester salt which has a C10-C18 alkyl group is preferable, and a sodium salt is favorable. Here, the average degree of polymerization of the oxyethylene group (hereinafter, the average degree of polymerization is represented by POE) is 1 to 10, preferably 1 to 5, and particularly sodium polyoxyethylene lauryl ether sulfate (POE = 2 to 5). ), Sodium polyoxyethylene myristyl ether sulfate (POE = 2 to 5) is good.
[0014]
In the present invention, the above composition can be mixed and granulated by any method. In addition, a preferable result can be obtained by adding the binder substance after being melted in advance. The binder material is added after being melted at 40 to 100 ° C, preferably 50 to 100 ° C, more preferably 50 to 90 ° C. These are stirred and mixed until uniform, and then formulated with a normal granulator. Extrusion granulation can be mentioned as a preferable granulation method, and it is preferable to make a granulated product having an average particle diameter of 500 μm to 5000 μm, preferably 500 to 3000 μm. As another granulation method, a tablet shape by a briquetting machine can be cited as a preferable granulation method.
[0015]
Moreover, in this invention, you may mix | blend an acidic substance in a granulated material as needed for the purpose of improving the stability of a bleaching activator. As the acidic substance, organic carboxylic acids are preferable, and at least one selected from succinic acid, maleic acid, fumaric acid, citric acid, glycolic acid, and p-hydroxybenzoic acid is particularly preferable. The blending amount of such an acidic substance is preferably 0.5 to 20% by weight, more preferably 1 to 15% by weight, and most preferably 1 to 10% by weight in the granulated product.
[0016]
(B) Component The crystalline silicate as the component (b) of the present invention has a maximum pH of 11 or more when dispersed in 20% ion exchange water at 0.1% by weight, with respect to 1 L of the above dispersion. It is excellent in alkalinity and requires 5 ml or more of 0.1N HCl aqueous solution to bring the pH to 10, and is distinguished from crystalline aluminosilicate.
[0017]
Particularly suitable as the crystalline silicate has a composition represented by the following general formula (3).
x (M 2 O) · y (SiO 2 ) · z (Me m O n ) · w (H 2 O) (3)
[Wherein M represents a group Ia element (preferably K and / or Na) of the periodic table, and Me represents a group IIa element, a group IIb element, a group IIIa element, a group IVa element and a group VIII element of the periodic table. 1 or a combination of two or more selected from (preferably Mg and / or Ca), y / x = 0.5 to 2.6, z / x = 0.01 to 0.9, w = 0 -20, n / m = 0.5-2.0. ]
JP, 7-89712, A can be referred to for the manufacturing method of crystalline silicate denoted by general formula (3).
[0018]
Further, a crystalline silicate having a composition represented by the following general formula (4) can also be suitably used.
M 2 O · y ′ (SiO 2 ) · w ′ (H 2 O) (4)
[Wherein, M represents an alkali metal (particularly preferably K and / or Na), and y ′ = 1.5 to 2.6 and w ′ = 0 to 20 (particularly preferably substantially 0). ]
Crystalline silicates of the general formula (4) are disclosed in JP-A-60-227895, Phys. Chem. Glasses. 7, p127-p138 (1966), Z. Kristallogr., 129, p396-p404 (1969), etc. It is described in.
[0019]
Also, trade names “Na-SKS-5” (α-Na 2 Si 2 O 5 ), “Na-SKS-6” (δ-Na 2 Si 2 O 5 ), “Na-SKS-7” from Clariant. It is commercially available as (β-Na 2 Si 2 O 5 ), “Na-SKS-11” (γ-Na 2 Si 2 O 5 ), and is available in powder or granular form. In the present invention, “Na-SKS-6” is particularly preferable.
[0020]
The average particle size of the crystalline silicate is preferably 1 to 100 μm, more preferably 3 to 50 μm. These are granulated and used as a granulated product having an average particle size of 100 to 1000 μm, preferably 200 to 800 μm. Also good.
[0021]
(C) Component As the inorganic peroxide which is the component (c) of the present invention, percarbonate or perborate is preferable. Further, when used in a detergent containing zeolite, it is preferable to use sodium percarbonate coated with an inorganic or organic compound for stabilization. Examples of the coating agent include boric acid or borate, amorphous silicate, magnesium salt, or water-insoluble organic compounds such as paraffin and wax. The coated sodium percarbonate can be produced by a known method. For example, in addition to JP-A 59-196399 and USP 4526698 (both sodium percarbonate is coated with borate), JP-A-6-40709 is disclosed. And the methods described in Japanese Patent Laid-Open No. 7-118033.
[0022]
The average particle size of the inorganic peroxide is preferably 200 to 600 μm, and in order to satisfy both solubility and stability, the particle size of 125 μm or less and the particle size of 1000 μm or more are preferably 10% by weight or less.
[0023]
(Bleaching detergent composition)
The composition of the present invention is preferably in a powder or granular form, and from the viewpoint of the bleaching effect, the component (a) is preferably 0.05 to 20% by weight, more preferably 0.1 to 15% by weight, particularly preferably. 0.1 to 10% by weight, and component (b) is preferably contained in an amount of 0.1 to 20% by weight, preferably 0.5 to 15% by weight, more preferably 0.5 to 10% by weight. The component (c) is preferably contained in an amount of 0.5 to 99% by weight, more preferably 1 to 95% by weight, and particularly preferably 1 to 90% by weight.
[0024]
(Other ingredients)
In the present invention, it is preferable to use a bleaching activator other than the bleaching activator of the component (a) from the viewpoint of the bleaching effect, and in particular, an alkanoyloxybenzene having an alkanoyl group having 6 to 14 carbon atoms, preferably 7 to 13 carbon atoms. A sulfonic acid or an alkanoyloxybenzenecarboxylic acid having an alkanoyl group having 6 to 14 carbon atoms, preferably 7 to 13 carbon atoms, or a salt thereof is preferred. Specifically, octanoyloxy-p-benzenesulfonic acid, nonanoyloxy-p-benzenesulfonic acid, 3,5,5-trimethylhexanoyloxy-p-benzenesulfonic acid, decanoyloxy-p-benzenesulfonic acid, dodeca Noyloxy-p-benzenesulfonic acid, octanoyloxy-o- or -p-benzenecarboxylic acid, nonanoyloxy-o- or -p-benzenecarboxylic acid, 3,5,5-trimethylhexanoyloxy-o- or- Examples include p-benzenecarboxylic acid, decanoyloxy-o- or -p-benzenecarboxylic acid, dodecanoyloxy-o- or -p-benzenecarboxylic acid, and salts thereof. As the salt, sodium salt, potassium salt, and magnesium salt are preferable, and sodium salt is particularly preferable from the viewpoint of solubility.
[0025]
Among these, nonanoyloxy-p-benzenesulfonic acid, decanoyloxy-p-benzenesulfonic acid, dodecanoyloxy-p-benzenesulfonic acid and salts thereof are preferable from the viewpoint of the bleaching effect, and 0.1% in the composition -10 wt%, preferably 0.5-5 wt%.
[0026]
In the bleaching detergent composition of the present invention, it is preferable to use a nonionic surfactant or an anionic surfactant for the purpose of improving the bleaching washing effect. Nonionic surfactants include polyethylene glycol or polypropylene glycol or copolymers thereof, polyoxyethylene alkyl or alkenyl ether, polyoxyethylene alkyl phenyl ether, higher fatty acid alkanolamide or its alkylene oxide adduct, sucrose fatty acid ester, alkyl glycoside In particular, an alkyl or alkenyl group having 10 to 20 carbon atoms, preferably 10 to 18 carbon atoms, and a polyoxyethylene chain and / or a polyoxypropylene chain having an average degree of condensation of 4 to 20, preferably 4 to 15. Is preferably a polyoxyalkylene alkyl or alkenyl ether having in the molecule.
[0027]
Examples of the anionic surfactant include olefin sulfonate, alkane sulfonate, fatty acid salt, alkyl or alkenyl ether carboxylate, α-sulfo fatty acid salt, α-sulfo fatty acid ester, alkylbenzene sulfonate, alkyl sulfate ester salt, Examples thereof include polyoxyethylene alkyl ether sulfates, and alkylbenzene sulfonates having 10 to 20 carbon atoms, preferably 10 to 15 carbon atoms, and alkyl groups having 8 to 18 carbon atoms, preferably 10 to 14 carbon atoms. Sulfuric ester salt, polyoxyethylene alkyl ether sulfate ester having 8 to 18 carbon atoms, preferably 10 to 14 carbon atoms, alkyl group having 8 to 18 carbon atoms, preferably 10 to 18 carbon atoms, coconut oil or beef tallow Selected from fatty acid soaps with alkyl group composition It is preferable to use one or more anionic surfactants.
[0028]
In the present invention, the preferable blending amount of the surfactant is preferably 0.1 to 60% by weight, more preferably 0.1 to 50% by weight, particularly preferably in the composition in terms of bleaching detergency and foaming property. 0.5 to 40% by weight.
[0029]
The bleaching detergent composition of the present invention preferably contains an alkali metal carbonate from the viewpoint of dye transfer prevention effect and bleaching washing effect. The alkali metal carbonate is preferably a sodium salt in view of stability, and examples thereof include sodium carbonate, sodium bicarbonate, and sodium sesquicarbonate. Most preferable is sodium carbonate, and it is preferable to use one having an average particle diameter of 100 to 500 μm.
[0030]
The alkali metal carbonate is preferably blended in the bleaching detergent composition by 0.5 to 60% by weight, more preferably 1 to 50% by weight.
[0031]
In the present invention, it is preferable to blend a polymer component in order to improve bleach cleaning performance. Examples of the polymer component include homopolymers such as polyacrylic acid, polymethacrylic acid, and polyhydroxyacrylic acid, and copolymers of acrylic acid and maleic acid. In addition to the carboxylic acid polymer, a nonionic polymer such as polyethylene glycol is preferable. Among these, a polyacrylic acid or polyhydroxyacrylic acid having a weight average molecular weight of 5,000 to 20,000 or a salt thereof, a copolymer of acrylic acid / maleic acid having a weight average molecular weight of 30,000 to 80,000 (molar ratio 2/8 to 8/2), and Polyethylene glycol having a weight average molecular weight of 4000 to 10,000 is preferable. The amount is preferably 0.05 to 20% by weight, more preferably 0.1 to 10% by weight.
[0032]
In the present invention, one or more enzymes selected from proteases, cellulases and lipases are preferably blended, and particularly alkaline cellulases produced from alkaliphilic microorganisms Bacillus sp. KSM-635 (FERM BP-1485) or mutants thereof, and It is preferable to blend alkaline protease. Examples of the alkaline protease include alcalase, sabinase (manufactured by Novo Nordic), maxacar (manufactured by Gist Brocades), KAP4.3G (manufactured by Kao Corporation), KAP 11.1G (manufactured by Kao Corporation), and the like. In particular, use of KAP4.3G and KAP11.1G, which are excellent, is preferable for the purpose of further improving the bleaching washing effect. The alkaline cellulase preferably has an optimum pH of 7 or more when carboxymethylcellulose is used as a substrate, or a relative activity of 50% or more relative to the optimum condition at pH 8 or more. Specific examples of commercially available enzyme granules include KAC500 (manufactured by Kao Corporation).
[0033]
The bleaching detergent composition of the present invention includes an A-type or P-type zeolite having an average particle size of 0.1 to 10 μm for reducing the concentration of calcium, magnesium, etc. in tap water or improving the powder physical properties of the particles. Metal ion exchangers such as ethylenediaminetetraacetate, ethane-1,1-diphosphonic acid, ethane-1,1,2-triphosphonate and the like, which suppress the decomposition of bleaching species by heavy metals, silicone oil An antifoaming agent in which silica and silica are supported on polyethylene glycol or a cellulose compound, sodium nitrate (sodium sulfate) as a bulking agent for detergent fabrics, other fluorescent dyes, fragrances and the like can be blended.
[0034]
In the present invention, the above-mentioned other detergent components can be used as a powder or granular composition, and the production method thereof is not particularly limited, and conventionally known methods can be used. A granular composition having a high bulk density is preferred. Higher bulk density can be achieved by, for example, spraying non-ionic surfactants onto spray-dried particles to increase the density, or increasing the density while directly storing non-ionic surfactants in the powder component containing the oil-absorbing carrier. Examples thereof include JP-A-61-69897, JP-A-61-69899, JP-A-61-69900, JP-A-2-222498, JP-A-2-222499, Reference can be made to the methods described in JP-A-3-33199, JP-A-5-86400, and JP-A-5-209200. Further, a small amount of zeolite may be added during granulation or just before the end of granulation in order to be used as a surface modifier for the granulated product. Moreover, it is preferable to add the crystalline silicate of the component (b) at the time of increasing the bulk density or by dry blending. Moreover, when mix | blending an alkali metal carbonate, you may add in any of a slurry, granulation, or dry blend.
[0035]
The average particle size of the bleaching detergent composition of the present invention is desirably 200 to 1000 μm, particularly 200 to 600 μm in order to obtain preferable powder properties. Moreover, the bulk density of the bleaching detergent composition of the present invention is 0.5 to 1.2 g / cm 3 , preferably 0.6 to 1.0 g / cm 3 .
[0036]
The bleaching detergent composition of the present invention is used at a concentration suitable for each washing depending on washing methods such as washing machine washing, pickling washing and the like, as well as the amount of clothes and water, the degree of dirt, the method of using the machine, etc. be able to. For example, it is preferable to use at a concentration of 0.03 to 0.3% by weight for washing machine washing and at a concentration of 0.1 to 2% by weight for soaking washing.
[0037]
【Example】
Synthesis Example 1 (Synthesis of Compound A-1)
A normal quaternization reaction was performed using chloroacetonitrile and trimethylamine to synthesize the following compound A-1. Acetone was used as the solvent, and trimethylamine was used by introducing gas into the reactor. The reaction temperature is 60 ° C. Crystals deposited after the reaction were filtered while blowing nitrogen, and the obtained crystals were washed several times with acetone and dried. Since it is a hygroscopic substance, it was stored in a desiccator.
[0038]
[Formula 4]
[0039]
Synthesis Example 2 (Synthesis of Compound A-2)
A normal quaternization reaction was performed using chloroacetonitrile and tetramethylethylenediamine to synthesize the following compound A-2. Acetone was used as the solvent. The reaction temperature was 60 ° C., and the reaction was performed for about 5 hours. After the reaction was completed, the precipitated crystals were filtered, and the obtained crystals were filtered several times with acetone and dried.
[0040]
[Chemical formula 5]
[0041]
-Production Example 1-1 (Production of Granulated Product A-1)
Compound A-1 70 parts by weight, PEG [polyethylene glycol (weight average molecular weight 8000, manufactured by Aldrich)] 20 parts by weight, FA (myristic acid) 5 parts by weight, AS (sodium lauryl sulfate) 5 parts by weight A high-speed mixer FS-GC-10 type (manufactured by Fukae Kogyo Co., Ltd.) was charged so that the amount was 5000 g (PEG and FA previously melted at 80 ° C. were used). The temperature was mixed and heated at a jacket temperature of 80 ° C., a spindle rotation speed of 200 rotations / minute, and a crushing blade rotation speed of 1500 rotations / minute, and the powder was extracted when the temperature of the powder reached 70 ° C. Next, the obtained mixture was extruded through a screen having a pore diameter of 800 μm by an extrusion granulator [Peletter Double EXD-100 type (manufactured by Fuji Powder Co., Ltd.)]. The obtained extrudate was cooled with a vibration cooler [Vibro / Flow dryer VDF / 6000 type (Fuji Paudal Co., Ltd.)], and then a granulator [Knife cutter FL-200 type (Fuji Paudal Co., Ltd.) Made)]. The obtained pulverized product was classified into a granulated product A-1 having an average particle size of 900 μm.
[0042]
-Production Example 1-2 (Production of Granulated Product A-2)
Granulated product A-2 was produced in the same manner as in Production Example 1-1 except that compound A-1 was changed to compound A-2.
[0043]
Production Example 1-3 (Production of Granulated Product D-1)
The raw materials charged into the high-speed mixer were 75 parts by weight of sodium lauroyloxy-p-benzenesulfonate, POEO (average of 2 mol of EO to lauryl alcohol, average of 3 mol of PO, and average of 3 mol of EO were added in the order of blocks. 5 parts by weight, 5 parts by weight of ES [sodium polyoxyethylene lauryl ether sulfate (EO average addition mole number 3)], 5 parts by weight of succinic acid, 15 parts by weight of PEG (same as above) Granulated product D-1 was produced in the same manner as in Example 1-1.
[0044]
Production Example 2 (Preparation of coated sodium percarbonate C-1)
According to Example 1 of JP-A-59-196399, sodium metaborate tetrahydrate was coated with 3 parts by weight per 100 parts by weight of sodium percarbonate and 1 part by weight of sodium silicate No. 1 Sodium percarbonate (C-1) was produced. The average particle size of C-1 is 450 μm (from which particles having a particle size of 125 μm or less and particles having a particle size of 1000 μm or more have been removed).
[0045]
Examples Bleaching detergent compositions shown in Table 1 were prepared using the components obtained in the above production examples and the following components. Their dye transfer prevention effect and bleach washing effect were evaluated by the following methods. The results are shown in Table 1.
B-1; crystalline silicate [Na-SKS-6 (manufactured by Clariant)]
E-1: linear alkyl (C12-14) sodium benzenesulfonate E-2: sodium alkyl sulfate [Emar 10 powder (manufactured by Kao Corporation)]
· E-3; myristic acid · E-4; polyoxyethylene lauryl ether [KALCOL 2098 (C 12 alcohol, manufactured by Kao Corp.) to that of EO and 10 moles added]
F-1: Alkaline cellulase [KAC500 (manufactured by Kao Corporation)]
F-2; alkaline protease [KAP 11.1G (manufactured by Kao Corporation)]
G-1; acrylic acid-maleic acid copolymer [Socaran CP-5 (manufactured by BASF)]
・ H-1; A-type zeolite (average primary particle size 0.3 μm)
I-1; fluorescent whitening agent [Hochin CBUS-3B (Hixon & Welch)].
[0046]
<Dye transfer prevention effect>
Five nylon fabrics (10 cm × 10 cm) dyed with acidic red 151 using a 0.133 wt% aqueous solution (using tap water) of the composition shown in Table 1 and a targotometer type washing tester, and A total of 10 undyed cotton gold cloth # 2003 (10 cm × 10 cm), a total of 10 fabrics, were washed at once (amount of aqueous solution: 1 L, water temperature: 20 ° C., 100 rotations / minute, washing for 10 minutes). Thereafter, it was rinsed with tap water, dried, and undyed cotton gold cloth # 2003 was evaluated according to the following criteria. An average score of less than 1.2 was judged as ○, and 1.2 or more and less than 1.7 was judged as Δ, and 1.7 or more was judged as × and shown in the table.
0: Dye transfer is not observed at all 1: Dye transfer is observed to some extent but is not a concern 2: Dye transfer is observed 3: Dye transfer is remarkably observed.
[0047]
<Evaluation of bleaching effect>
Using a 0.133% by weight aqueous solution (using tap water) of the composition shown in Table 1, five commercially contaminated cloth emper 116 (10 cm × 10 cm) were washed using a targotometer type washing tester (amount of aqueous solution 1 L, Water temperature 20 ° C., 100 rotations / minute, washing for 10 minutes). Thereafter, it was rinsed with tap water and dried, and the bleaching rate was calculated by the following formula.
[0048]
[Expression 1]
[0049]
The reflectance was measured with a NDR-101DP (manufactured by Nippon Denshoku Industries Co., Ltd.) using a 460 nm filter.
[0050]
[Table 1]
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