JP4265279B2 - 血圧測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血圧を簡易かつ正確に計測する血圧測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高齢化が進み、生活習慣病や成人病との関連の深い血液循環への関心が高まり、高精度な血圧測定装置が注目されている。特に血管の脈動波形による血圧測定装置(例えば、非特許文献1参照。)は、他の方式であるカフ振動法や容積補償法などによる血圧測定装置(例えば、非特許文献2参照。)に比較して、格段に分解能が高いため、精密な血圧の測定が可能となる。
【0003】
非特許文献1に記載されている血圧測定装置による従来の血圧測定の原理を図11と図12を用いて説明する。
【0004】
図11は非特許文献1に記載されている血圧測定装置の構成を示すブロック図である。図11に示すようにこの血圧測定装置は加圧部100、加圧ポンプ101、血管の脈動波形を計測する脈動計測部102、血管の脈動波形を表示する脈動表示部103、圧力測定部104、圧力表示部105により構成される。図11において人体の一部200に装着された加圧部100は加圧ポンプ101から供給される圧力により人体の一部200に圧力を加える。圧力測定部104は加圧部100により人体の一部200へ加えられる圧力を測定し、その圧力の値は圧力表示部105に表示される。脈動計測部102は加圧状態における人体の一部200の血管の脈動波形を計測し脈動表示部103に表示する。
【0005】
上記のような血圧測定装置の動作原理を図12を用いて説明する。図12において、血圧は血圧波形110のように心臓の運動により鋸歯状の波形を示しながら全体的に緩やかにうねるような変化を示す。なお、この血圧波形110は血圧測定の原理説明のために示したものであり、血管内に挿入された精密な血圧測定器により測定可能であるが、人体の外部から測定する従来の血圧測定装置で測定されたものではない。従来の血圧測定は次のようにして行われる。
【0006】
まず、図11の加圧部100により人体の一部200に十分高い圧力を加えて血流を止めた状態から加圧部100の圧力を徐々に低下させる。この減圧の過程は図12の加圧部の圧力114として示され、時間の経過とともに圧力が減少する様子が示されている。
【0007】
図12に示す脈動波形120は、上記の減圧過程において図11の脈動計測部102において計測される人体の一部200の血管の脈動波形である。加圧部の圧力114が十分高い時は血流が停止し血管の脈動波形120はほとんど現れないが、加圧部の圧力114を低下させるとともに、小さな三角状の脈動波形が出現する。この血管の脈動波形120の出現時点を図12にA点121で示している。さらに、加圧部の圧力114を低下させると脈動波形120の振幅は増大しB点122において最大値に達する。さらに、加圧部の圧力114を低下させると脈動波形120の振幅は緩やかに減少した後、脈動波形120の上端部は一定値となり平坦な状態を示す。この脈動波形120の上端部が一定値になった後に、脈動波形120の下端部も減少状態から一定値に転換する。この脈動波形120の下端部の値が一定値へ転換する時点をC点123で示している。さらに図12には次に説明する最高血圧111、平均血圧112、最低血圧113も示している。加圧部の圧力114の減圧の過程で、脈動波形120に出現する変化点であるA点121に対応する加圧部の圧力114の値が最高血圧111であり、B点122に対応する加圧部の圧力114の値が平均血圧112であり、C点123に対応する加圧部の圧力114の値が最低血圧113である。本願においては前記のように「平均血圧」という用語を使用しているが、この「平均血圧」という用語は最高血圧と最低血圧の数学的な平均値を表現するものではなく、脈動波形120の振幅が最大値に達するB点122に対応する血圧を表現するものである。
【0008】
図11、12に示す原理に基づき、従来の技術においては、加圧部の圧力114を血流が停止する十分高い圧力から徐々に減圧する過程で変化する脈動波形120の大きさ、すなわち脈動波形信号振幅に相当する量を聴診器を用いて音の強弱として耳で聞いて判断する、または脈動波形120の脈動波形信号振幅を電気的に取り出して計測し表示する、等の方法により最高血圧111に対応するA点121と最低血圧113に対応するC点123を判断して、その時点で人体の一部に加えている圧力を測定してそれぞれ最高血圧111と最低血圧113を測定していた。
【0009】
しかし、図12に示した通り脈動波形120は複雑な変化を示しており、この変化の中からA点121とC点123を聴診器を用いて音の強弱として耳で聞いて判断する場合は測定者の個人差と測定誤差が大きくなる欠点があった。また、一方、脈動波形120の脈動波形信号振幅を電気的に取り出して計測する方法も脈動波形120の変化が複雑であるために、測定装置による偏差や雑音による測定誤差が大きいという欠点があった。さらに、非特許文献1においては脈動波形120を光を応用して計測し脈動波形120の変化から、特に最低血圧に対応する図12にC点123で示した点を見出す方法が述べられているが、この方法は最低血圧の測定には有効であるが、最高血圧から最低血圧に至る幅広い範囲の血圧を簡易に測定することは出来ない難点があった。このように従来技術においては血圧を体外から簡易に、かつ高精度に測定することは困難であった。
【0010】
【非特許文献1】
Osamu Tochikubo, Yoshiyuki Kawaso, Eiji Miyajima, Masao Ishii: A new photo-oscillometric method employing the delta-algorithm for accurate b1ood pressure measurement.Journal of Hypertension 1997, Vol. 15, No.2, pp.148-151, Fig.1, Fig.3
【0011】
【非特許文献2】
山越憲一、戸川達男:「生体センサと計測装置」日本エム・イー学会編/ME教科書シリーズ A−1,39頁〜52頁
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題を解決するために、血圧を簡易かつ正確に計測可能な血圧測定装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、人体の一部に圧力を加える加圧部と、その圧力を測定する圧力測定部と、前記人体の一部における血管の脈動波形を計測する脈動計測部と、複数の基準脈動波形を血圧レベルに対応付けて記憶した記憶部とを有し、前記脈動計測部により計測された脈動波形と基準脈動波形とを比較し、脈動計測部により計測された脈動波形に相当する基準脈動波形に対応する血圧レベルを出力する血圧測定装置により解決する。
【0014】
本発明によれば、圧力測定部により測定された圧力とそのときの血圧レベルとがわかるので、例えば、上記基準脈動波形が最高血圧に対応する波形である場合には、圧力測定部により測定された圧力を最高血圧として測定できる。従って、血圧を簡易かつ正確に計測可能な血圧測定装置を提供することが可能となる。 なお、前記血圧レベルに加えて、前記圧力測定部により測定された圧力の数値を出力するようにしてもよい。
【0015】
前記血圧測定装置は、前記脈動計測部により計測された脈動波形と基準脈動波形とを順次比較し、計測された脈動波形との差が最小となる基準脈動波形を前記脈動波形に相当する基準脈動波形とすることができる。これにより、複数ある基準脈動波形の中から計測された脈動波形に対応する基準脈動波形を正確に検索できる。
【0016】
また、前記脈動計測部により計測された脈動波形と基準脈動波形とを比較する際に、両波形の振幅の最大値を揃えた後に比較を行うことにより更に正確に検索できる。
【0017】
上記の課題は、人体の一部に圧力を加える加圧部と、その圧力を測定する圧力測定部と、前記人体の一部における血管の脈動波形を計測する脈動計測部と、予め規定した基準脈動波形を有する記憶部とを有し、前記脈動計測部により計測された脈動波形が前記予め規定した基準脈動波形に相当するものである場合に、当該脈動波形を計測した時点における圧力測定部により測定された圧力の数値を出力する血圧測定装置によっても解決できる。
【0018】
本発明によれば、所望の血圧レベルに対応する基準脈動波形を上記予め規定した基準脈動波形として設定しておくことにより、当該血圧レベルにおける血圧を容易に測定することが可能となる。
【0019】
例えば、前記予め規定した基準脈動波形を、最高血圧に対応する脈動波形としておけば容易に最高血圧を測定することが可能となる。
【0020】
上記の課題は、人体の一部に圧力を加える加圧部と、その圧力を測定する圧力測定部と、前記人体の一部における血管の脈動波形を計測する脈動計測部と、予め規定した基準脈動波形を有する記憶部と、前記脈動計測部により計測された脈動波形が前記予め規定した基準脈動波形になるように前記加圧部の圧力を制御する制御部とを有する血圧測定装置によっても解決できる。
【0021】
本発明によれば、所望の血圧レベルに対応する基準脈動波形を上記予め規定した基準脈動波形として設定しておくことにより、所望の血圧レベルの血圧を簡易かつ正確に、さらに連続的に計測可能な血圧測定装置を提供することができる。
【0022】
上記の制御は、前記脈動計測部により計測された脈動波形が前記予め規定した基準脈動波形に対応する血圧レベルより高血圧側の基準脈動波形に相当する場合には前記加圧部の圧力を減少させ、前記脈動計測部により計測された脈動波形が前記予め規定した基準脈動波形に対応する血圧レベルより低血圧側の基準脈動波形に相当する場合には前記加圧部の圧力を増加させるようにして制御を行うことができる。なお、前記圧力測定部が測定した圧力の数値を出力するようにしてもよい。
【0023】
前記予め規定した基準脈動波形を、前記脈動計測部が計測する脈動波形のうち最小の振幅を有する脈動波形に相当する波形であるとすることにより、最高血圧を簡易かつ正確に、さらに連続的に計測可能な血圧測定装置を提供することができる。
【0024】
また、前記予め規定した基準脈動波形を、前記脈動計測部が計測する脈動波形のうち最大の振幅を有する脈動波形に相当する波形とすることにより、平均血圧を簡易かつ正確に、さらに連続的に計測可能な血圧測定装置を提供することができる。
【0025】
また、上記の課題は、人体の一部に圧力を加える加圧部と、その圧力を測定する圧力測定部と、前記人体の一部における血管の脈動波形を計測する脈動計測部と、前記脈動計測部により計測された脈動波形が所定の振幅となるように前記加圧部の圧力を制御する制御部とを有する血圧測定装置によっても解決できる。
【0026】
本発明によれば、所定の振幅を有する脈動波形に対応した血圧レベルの血圧を容易に測定することが可能となる。
【0027】
前記振幅を、前記脈動計測部が計測する脈動波形の振幅のうち最小の振幅とすることにより、最高血圧を容易に測定できる。また、前記振幅を、前記脈動計測部が計測する脈動波形の振幅のうち最大の振幅とすることにより、平均血圧を容易に測定できる。
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
【0028】
図1は本発明の第1の実施の形態における血圧測定装置10の構成図である。図1は、血圧測定装置10が人体の一部40に装着された状態を示している。図1に示すように、血圧測定装置10は人体の一部40に任意の圧力を加える加圧部11、その圧力を測定する圧力測定部12、血管の脈動波形を計測する脈動計測部13、圧力供給部14、脈動波形記憶部15、表示部16により構成される。圧力測定部12は加圧部11と圧力測定のためのパイプで接続され、圧力供給部14は加圧部11と圧力供給のためのパイプで接続されている。脈動波形記憶部15と表示部16はともに脈動計測部13と信号線で接続されている。
【0029】
次に、脈動計測部13、脈動波形記憶部15、表示部16の構成を図2を参照して説明する。図2は脈動計測部13の内部構成と、脈動波形記憶部15及び表示部16との接続状態を示している。
【0030】
図2に示すように、脈動計測部13は、脈動検出回路30、AD変換回路31、記憶回路32、演算・制御回路33により構成され、脈動検出回路30は信号線によりAD変換回路31と接続され、AD変換回路31は信号線により記憶回路32と接続され、記憶回路32は信号線により演算・制御回路33と接続されている。また、演算・制御回路33は信号線により脈動波形記憶部15と表示部16とそれぞれ接続されている。
【0031】
上記の脈動検出回路30は、図3に示すように、レーザー光線などの光を照射光20として人体の一部40に付着させた反射板22へ照射し、反射板22により反射された反射光21をフォトダイオードなどにより測定することが可能なように構成されている。人体の一部40は血管の脈動により膨張と収縮を繰り返しており、反射板22も人体の一部40と全く同じ動きを示す。反射光21は反射板22の動きに応じて位置が変化する。すなわち、人体の一部40が膨張して反射板22が照射光20の到来方向へ接近する方向へ移動した場合、反射光21の量が増大し、あるいは反射光21の到達位置が照射光20の到来方向へ変化し、あるいは反射光21の周波数が増大する等の変化が起きるので、反射光21の変化により人体の一部40の膨張量が測定可能である。また、人体の一部40が収縮して反射板22が照射光20の到来方向と逆の方向へ移動した場合、反射光21の量が減少し、あるいは反射光21の到達位置が照射光20の到来方向と逆の方向へ変化し、あるいは反射光21の周波数が減少する等の変化が起きるので、反射光21の変化により人体の一部40の収縮量の測定が可能である。
【0032】
上記のような構成を有する図1に示す第1の実施の形態における血圧測定装置による血圧の測定原理を図4を参照して説明する。
【0033】
図4は脈動波形120の特徴を説明するために図12の脈動波形120のみを再度示したものである。図4の中に示した(a)、(b)、(c)はそれぞれA点121、B点122、C点123の脈動波形120を拡大したものである。より詳細には、図4の中に示した(a)、(b)、(c)はそれぞれ図12のA点121、B点122、C点123に対応する脈動波形を構成するパルス状の波形の1周期分を実線で示し、隣接するパルス状の波形を破線で示している。
【0034】
脈動波形120を構成しているパルス状の波形を個々に見ると、最高血圧に相当するA点121近傍では(a)に示すように平坦な部分が多く振幅の小さな三角形状のパルス状の波形であり、平均血圧に対応するB点122へ近づくに従って三角形の頭部は鋭くなり平坦部は減少し、B点122においては(b)に示すように平坦部と三角形が占める部分の時間がほぼ等しくなり、上下に振動する三角波の下半分が切り取られたとも言えるパルス状の波形である。さらに最低血圧113に対応するC点123に近づくに従って脈動波形120を構成するパルス状の波形は三角波に近づき、C点123においては(c)に示すように立ち上がり部分が垂直に近づき、立下り部分が緩やかなパルス状の波形となる。このように、脈動波形120を構成しているパルス状の波形の各々は最高血圧に対応するA点121から、最低血圧に対応するC点123までの範囲で非常に顕著な特徴のある形状を示している。
【0035】
また、この脈動波形120の形状は血圧が変化した場合は振幅が変化するのみで、その形状は変化しないことが知られている。すなわち図12において血圧が全体的に高い血圧側へ変化し血圧波形110が全体的に高い方へ移動した場合は脈動波形120の振幅は大きくなり、または血圧が全体的に低い血圧側へ変化し血圧波形110が全体的に低い方へ移動した場合、脈動波形120の振幅は小さくなるが、波形の形状は相似形に保たれる。従って、任意の時点で計測した脈動波形を構成しているパルス状の波形の1周期分の波形を、図4に示す脈動波形120を構成しているパルス状の各波形と詳細に比較すればその波形が最高血圧と最低血圧の間のどのレベルに相当するかが判定できる。
【0036】
本発明の第1の実施の形態の血圧測定装置の血圧測定原理は、圧力を加えられた人体の一部の脈動波形を構成しているパルス状の各波形を個別に記憶し、これを基準として、任意の圧力を人体の一部に加えた場合の脈動波形を計測し、計測した脈動波形が最高血圧から最低血圧の間のどのレベルに相当するかを判定し、かつその時点で人体に加えられた圧力の測定値がそのレベルに相当する血圧として測定するものである。
【0037】
次に、上記の測定原理に基づいた血圧測定装置10の血圧測定の方法を図1を参照して説明する。加圧部11は図1に示すように人体の一部40を囲む、あるいは挟むように装着され、空気ポンプなどにより構成される圧力供給部14からパイプを通じて圧力の供給を受けて、人体の一部40に任意の圧力を加える。圧力測定部12は加圧部11と接続されるパイプを通じて加圧部11が人体の一部40に加えている圧力を測定する。脈動波形記憶部15は基準となるパルス状の各脈動波形を記憶している。脈動計測部13は人体の一部40の中で加圧部11が圧力を加えている部分に設置されており、加圧部11が圧力を加えている人体の一部40の血管の脈動波形を計測し、計測した脈動波形と脈動波形記憶部15に記憶されている基準となる脈動波形の特徴とを比較して、その脈動波形が最高血圧から最低血圧の間のどの部分に相当するかを判断し脈動波形表示部16に表示する。その時点において圧力測定部12が測定した加圧部11の圧力の値が最高血圧から最低血圧の間で表示部16が表示したレベルに相当する人体の一部40の血圧となり、その値は圧力測定部12に外部から電圧計などを接続すれば読み取ることができる。
【0038】
上記血圧測定装置10における脈動計測部13、脈動波形記憶部15、表示部16の部分の動作を図2を参照してより詳細に説明する。
【0039】
脈動検出回路30が測定した脈動波形はアナログの電気信号としてAD変換回路31へ入力される。AD変換回路31はアナログ信号を高速でサンプリングしかつその振幅を2進符号で表現したディジタル信号へ変換する機能を持ち、ディジタル信号へ変換された脈動波形信号は信号線により記憶回路32へ記憶される。また、上記のように脈動波形記憶部15は図4に示す脈動波形120を構成しているパルス状の各波形を個別にディジタル信号のかたちで、基準となる波形として記憶している。演算・制御回路33は記憶回路32に記憶されている測定した脈動波形信号と脈動波形記録部15に記憶されている基準となる脈動波形信号を必要に応じて取り出し、両者の比較を行いその結果を表示部16へ表示させる機能を持つ。
【0040】
ここで、脈動波形の繰り返し周期は約1秒程度であり、脈動波形の有する周波数成分は大きく見積もっても1kHz以下であるので、AD変換回路31においては脈動波形の信号は十分高い精度でディジタル信号へ変換可能である。例えば脈動波形の信号を1kHzでサンプリングした場合、脈動波形120を構成している個々のパルス状の波形は時間軸上で1000等分した時間でその振幅を高い精度で表現され記憶される。従って脈動波形120を構成している個々のパルス状の波形は十分小さな変化までも記憶され、また測定した脈動波形との比較も十分高い精度で行われる。ディジタル信号に変換された脈動波形信号は記憶回路32においては簡便にLSIメモリに記憶可能であり、また、演算・制御回路33においては、測定した脈動波形信号と脈動波形記憶部15から取り出された基準となる脈動波形信号との比較等の演算も高精度で、かつ簡易に実行できる。
【0041】
次に、第1の実施の形態の血圧測定装置10による血圧測定の具体例を図5を参照して説明する。
【0042】
図5には、図4に示した脈動波形120および最高血圧に対応するA点121、平均血圧に対応するB点122、最低血圧に対応するC点123を再度示している。図5の中の表の上段は波形番号、中段は基準波形、下段は血圧レベルを表している。この表で中段の基準波形は脈動波形120を構成しているパルス状の波形を1周期毎に分割して、最高血圧側から最低血圧側へ配列したものである。上段の波形番号は中段の基準波形に最高血圧側から最低血圧側へ番号を「1、2、3、・・・・」と付与したものである。下段の血圧レベルは最高血圧に対応する波形、すなわち番号1の波形を100%とし、最低血圧を0%として最高血圧から最低血圧の間の基準波形に対応する血圧レベルを比例配分した数字である。この波形番号、基準波形、血圧レベルは図1、図2に示した脈動波形記憶部15に記憶されている。
【0043】
また、加圧圧力の傾向130は表の中の波形番号「1」が図12に示した加圧圧力114が高い場合に対応し、波形番号が大きくなるほど図12に示した加圧圧力114が低い場合に対応する傾向にあることを示している。図5の測定データ131の「計測した脈動波形」は、図2の脈動計測部13の中の脈動検出回路30が測定し、AD変換回路31によりディジタル信号に変換され、記憶回路32へ記憶される。測定データ131の「計測時の加圧圧力」は図1の圧力測定部12により測定される。
【0044】
図2の演算・制御回路33は測定データにおけるある「計測した脈動波形」を記憶回路32から取り出し、同時に脈動波形記憶部15に記憶されている図5の表を取り出し、その「計測した脈動波形」が図5の表の基準波形の何番と一致するかを検索する。
【0045】
この検索のための演算は次のように行うことができる。測定データ131の中の「計測した脈動波形」も基準となる脈動波形も例えば時間軸上で1000等分され、各時刻に対応する振幅の値がディジタル信号で表現されている。まず、「計測した脈動波形」と番号1の基準波形と比較するが、その場合両波形の最大値を揃えた後に両波形の対応する時刻毎に振幅を比較する。ここで両波形の最大値を揃えた後に両波形の対応する時刻毎に振幅を比較する理由は、脈動波形の振幅は血圧に依存して変化するので、脈動波形の形状の情報を用いて比較する必要があるためである。比較の結果、差が得られた場合はその差が記憶される。次に、「計測した脈動波形」と番号2の基準波形との比較が同様の手順で行われる。このような操作を基準波形の番号1から最後の番号まで繰り返すことにより、「計測した脈動波形」と最も近い波形を持った基準波形の番号が検索できる。
【0046】
図5の測定例では「計測した脈動波形」に最も近い波形が図5に示す表の中の波形番号kであり、この波形に対応する血圧レベルが最高血圧から最低血圧の中で75%であることが判明する。また、図5の測定例では測定データ131の中の計測時の加圧圧力は図1の圧力測定部12によって130mmHgと測定されていた場合を示している。従って、この血圧測定の結果は、図5に示す測定結果132のように「75%血圧が130mmHg」となる。
【0047】
なお、脈動波形記憶部15に替えて、人間が脈動波形を記憶しておき、加圧部11が圧力を加えている人体の一部40の血管の脈動波形を計測し、計測した脈動波形と記憶した脈動波形の特徴と比較して、その脈動波形が最高血圧から最低血圧の間のどの部分に相当するかを判断してもよい。その時点において圧力測定部12が測定した加圧部11の圧力の値が最高血圧から最低血圧の間で表示部16が表示したレベルに相当する人体の一部40の血圧となる。
【0048】
以上述べた本発明の第1の実施の形態の血圧測定装置10によれば、血圧と人体の一部に加えた圧力と血管の脈動波形の関係をあらかじめ記憶しておき、人体の一部に加えた圧力を測定し、かつ血管の脈動波形を計測し、あらかじめ記憶していた人体の一部に加えた圧力と血管の脈動波形との関係から、最高血圧から最低血圧の間のあらゆるレベルに相当する血圧を瞬時に測定することが可能となる。従って、従来の技術に比べて血圧を簡易かつ正確に計測することが可能となる。
【0049】
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。図6は本発明の第2の実施の形態における血圧測定装置10の構成図である。図6は、血圧測定装置10が人体の一部40に装着された状態を示している。図6に示すように、第2の実施の形態における血圧測定装置10は人体の一部40に任意の圧力を加える加圧部11、該圧力を測定する圧力測定部12、血管の脈動波形を計測する脈動計測部13、圧力供給部14、脈動波形記憶部15、表示部16、数値出力部17により構成される。圧力測定部12は加圧部11と圧力測定のためのパイプで接続され、圧力供給部14は加圧部11と圧力供給のためのパイプで接続されている。脈動波形記憶部15、表示部16、圧力測定部12は各々脈動計測部13と信号線で接続されている。数値表示部17は圧力測定部12と信号線で接続されている。また、脈動計測部13は図2に示した脈動計測部13と同様の構成を有するが、第2の実施の形態では、演算・制御回路33が圧力測定部12へ後述する信号を送信する機能を有している。
【0050】
第2の実施の形態における血圧測定装置の血圧測定の方法を図6を用いて説明する。加圧部11は図6に示すように人体の一部40を囲む、あるいは挟むように装着され、空気ポンプなどにより構成される圧力供給部14からパイプを通じて圧力の供給を受けて、人体の一部40に任意の圧力を加える。圧力測定部12は加圧部11と接続されるパイプを通じて加圧部11が人体の一部40に加えている圧力を測定する。脈動波形記億部15は図4に示す脈動波形120を構成しているパルス状の各波形を個別に、基準となる波形として記憶し、さらに、予め規定した脈動波形を記憶している。これは、例えば、血圧測定装置の外部から波形番号もしくは血圧レベルを指定することにより設定できる。
【0051】
脈動計測部13は人体の一部40の中で加圧部11が圧力を加えている部分に設置されており、加圧部11が圧力を加えている人体の一部40の血管の脈動波形を計測し、計測した脈動波形と脈動波形記億部15に記憶されている予め規定した脈動波形と比較し、計測した脈動波形が予め規定した脈動波形と一致した場合は圧力測定部12へ信号を送信する。
【0052】
圧力測定部12は脈動計測部13から信号を受信した場合、その時点において圧力測定部12が測定した加圧部11の圧力の数値を数値出力部17へ送信し、数値出力部17はその時点で圧力測定部12が測定した加圧部11の圧力の数値を出力する。上記の測定においては、任意の血圧に対応する血管の脈動波形を予め規定できるので、人体の血圧が最高血圧と最低血圧の間の所望のレベルの血圧を測定することができる。
【0053】
以上の測定において、計測した脈動波形と脈動波形記憶部15に記憶されている予め規定した脈動波形とを比較する方法は、図5を参照して説明した第1の実施の形態の血圧測定装置10の測定例における方法と同様である。すなわち、図6の脈動計測部13の中の演算・制御回路33は予め規定した脈動波形が図5に示した基準となる波形の波形番号の何番に対応するかを記憶し、かつ、計測した脈動波形が図5の基準波形の何番に対応するかを第1の実施の形態の血圧測定装置の測定例で説明した手順と同様の手順で検索する。その結果をもとに、計測した脈動波形の波形番号と予め規定した脈動波形の波形番号の比較により、両者が一致した時点を検知できる。
【0054】
以上に述べた第2の実施の形態における血圧測定装置は人体の一部に圧力を加え、その部分の血管の脈動波形が、最高血圧と最低血圧の間の予め定めたレベルの脈動波形と一致した時点の血圧を出力できるので、最高血圧と最低血圧の間の任意のレベルの血圧を測定でき、長時間連続的な測定において、希望する血圧レベルの血圧を簡易かつ正確に計測することが可能となる。
【0055】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。第3の実施の形態における構成は図6により説明した第2の実施の形態と同一である。
【0056】
第3の実施の形態の血圧測定装置の血圧測定の方法を図6を用いて説明する。加圧部11は図6に示すように人体の一部40を囲む、あるいは挟むように装着され、空気ポンプなどにより構成される圧力供給部14からパイプを通じて圧力の供給を受けて、人体の一部40に任意の圧力を加える。圧力測定部12は加圧部11と接続されるパイプを通じて加圧部11が人体の一部40に加える圧力を測定する。脈動波形記憶部15は図4に示す脈動波形120を構成しているパルス状の各波形を個別に、基準となる波形として記憶し、さらに、予め規定した最高血圧に対応する脈動波形を記憶している。脈動計測部13は人体の一部40の中で加圧部11が圧力を加えている部分に設置されており、加圧部11が圧力を加えている人体の一部40の血管の脈動波形を計測し、計測した脈動波形と脈動波形記憶部15に記憶されている予め規定した最高血圧に対応する脈動波形と比較し、計測した脈動波形が予め規定した最高血圧に対応する脈動波形と一致した場合は圧力測定部12へ信号を送信する。圧力測定部12は脈動計測部13から信号を受信した場合、その時点において圧力測定部12が測定した加圧部11の圧力の数値を数値出力部17へ送信し、数値出力部17はその時点で圧力測定部12が測定した加圧部11の圧力の数値を出力する。上記の測定においては、最高血圧に対応する血管の脈動波形を予め規定できるので、人体の最高血圧を測定することができる。以上の測定において、計測した脈動波形と脈動波形記憶部15に記憶されている予め規定した脈動波形とを比較する方法は、図5を参照して説明した測定例と同様である。
【0057】
以上に述べた第3の実施の形態の血圧測定装置によれば、人体の一部に圧力を加え、その部分の血管の脈動波形が、最高血圧に対応する脈動波形と一致した時点の血圧を出力できるので、最高血圧を簡易かつ正確に計測することが可能となる。
【0058】
(第4の実施の形態)
以下、本発明の第4の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
【0059】
図7は本発明の第4の実施の形態における血圧測定装置10の構成図である。図7は、血圧測定装置10が人体の一部40に装着された状態を示している。図7に示すように、血圧測定装置10は人体の一部40に任意の圧力を加える加圧部11、その圧力を測定する圧力測定部12、血管の脈動波形を計測する脈動計測部13、圧力供給部14、脈動波形記憶部15、表示部16、圧力制御部18により構成される。
【0060】
圧力測定部12は加圧部11と圧力測定のためのパイプで接続され、圧力供給部14は加圧部11と圧力供給のためのパイプで接続されている。脈動波形記憶部15と表示部16はともに脈動計測部13と信号線で接続されている。圧力制御部18は圧力測定部12、脈動計測部13、圧力供給部14とそれぞれ信号線で接続されている。
【0061】
次に、脈動計測部13、脈動波形記憶部15、表示部16からなる部分の詳細構成を図8を参照して説明する。図8は、脈動計測部13の内部構成と、脈動計測部13と脈動波形記憶部15および表示部16とが相互に信号線により接続されている状態を示している。
【0062】
図8に示すように、脈動計測部13は、脈動検出回路30、AD変換回路31、記憶回路32、演算・制御回路33により構成され、脈動検出回路30は信号線によりAD変換回路31へ接続され、AD変換回路31は信号線により記憶回路32へ接続され、記憶回路32は信号線により演算・制御回路33へ接続されている。また、演算・制御回路33は信号線により脈動波形記憶部15と表示部16とそれぞれ接続され、さらに制御信号出力端子34を備えている。制御信号出力端子34は図7に示されている脈動計測部13から圧力制御部18へ接続されている信号線の脈動計測部13側の端子に相当する。
【0063】
次に、第4の実施の形態における血圧測定装置10の血圧測定の方法を図7を用いて説明する。
【0064】
加圧部11は図7に示すように人体の一部40を囲む、あるいは挟むように装着され、空気ポンプなどにより構成される圧力供給部14からパイプを通じて圧力の供給を受けて、人体の一部40に任意の圧力を加える。圧力測定部12は加圧部11と接続されるパイプを通じて加圧部11が人体の一部40に加えている圧力を測定する。脈動波形記憶部15は図4に示す脈動波形120を構成しているパルス状の各波形を個別に、基準となる波形として記憶し、さらに所定の脈動波形を記憶している。この所定の脈動波形は、測定を希望する血圧レベルの脈動波形に対応する。
【0065】
脈動計測部13は、人体の一部40の中で加圧部11が圧力を加えている部分に設置されており、加圧部11が圧力を加えている人体の一部40の血管の脈動波形を計測し、計測した脈動波形と脈動波形記憶部15に記憶されている所定の脈動波形とを比較して、測定した脈動波形が所定の脈動波形と一致するように加圧部11の圧力を制御するための信号を圧力制御部18へ送信する。圧力制御部18は脈動計測部13からの信号に従って、圧力測定部12の測定値を参照しつつ、圧力供給部14を制御し、加圧部11が人体の一部40へ加える圧力を所定の圧力に制御する。
【0066】
以上の動作において、脈動計測部13が計測した脈動波形と脈動波形記憶部15に記憶されている所定の脈動波形とを比較して、測定した脈動波形が所定の脈動波形と一致するように加圧部11の圧力を制御する方法について図7、図8、図9を参照して説明する。
【0067】
図9は本発明の第4の実施の形態における血圧測定の例を示す図であるが、図9において脈動波形120、および表は図5を参照して説明した本発明の第1の実施の形態と全く同一の手順で作成される。脈動計測部13が計測した脈動波形と脈動波形記憶部15に記憶されている所定の脈動波形と比較する方法は第1の実施の形態において図5を用いて説明した方法と同様である。
【0068】
図9にはさらに所定の脈動波形133と計測した脈動波形134とが示されている。演算・制御回路33は予め次の演算を実施する。すなわち、演算・制御回路33は脈動波形記憶部15に記憶されている基準となる脈動波形と、同じく脈動波形記憶部15に記憶されている所定の脈動波形とを比較し、所定の脈動波形が基準となる脈動波形を構成する個々のパルス状の波形の中で一致するパルス状の波形の番号を記憶する。図9の例においては所定の波形133は基準波形番号kと一致している。
【0069】
このような事前の準備の後、脈動計測部13の中の演算・制御回路33は、脈動検出回路30が測定しAD変換回路31によりディジタルヘ変換され記憶回路32に記憶されている脈動波形信号を信号線を通じて取り出す。同時に、脈動波形記憶部15に記憶されている基準となる脈動波形信号を取り出す。演算・制御回路33はこのようにして取り出した2つの脈動波形信号を上記と同様の過程により比較する。比較した結果、その時点で脈動検出回路30が測定した脈動波形が脈動波形記憶部15に記憶されている基準となる脈動波形を構成するパルス状の波形の何番目に相当するかを判定する。
【0070】
この判定結果をもとに演算・制御回路33はその時点で脈動検出回路30が測定した脈動波形と所定の脈動波形とが波形番号にして何番異なるかを記憶し、その差が零になるように、すなわちその時点で脈動検出回路30が測定した脈動波形と所定の脈動波形が一致するように圧力を制御する信号を制御信号出力端子34へ出力する。
【0071】
脈動計測部13はその中の演算・制御回路33の制御信号出力端子34へ出力された圧力を制御するための信号を、信号線により圧力制御部18へ送信する。圧力制御部18は脈動計測部13からの送信されて来る信号に従って、圧力測定部12の測定値を参照しつつ、圧力供給部14を制御し、加圧部11が人体の一部40へ加える圧力を制御する。
【0072】
ここで、その時点で脈動検出回路30が測定した脈動波形の番号と所定の脈動波形の番号を一致させる方法は次のように実行できる。例えば、その時点で脈動検出回路30が測定した脈動波形の番号が所定の脈動波形の番号より小さい場合、その時点で人体の一部40に加えられている圧力は所定の脈動波形が得られる圧力よりも高く、最高血圧側にあることが分かる。従ってこの場合は演算・制御回路33は制御信号出力端子34を通じて圧力制御部18へ圧力を減じるように指示する信号を送信する。また、逆に図9に示されている例のように、その時点で脈動検出回路30が測定した脈動波形の番号が所定の脈動波形の番号より大きい場合、その時点で人体の一部40に加えられている圧力は所定の脈動波形が得られる圧力よりも低く、最低血圧側にあることが分かる。従ってこの場合は演算・制御回路33は制御信号出力端子34を通じて圧力制御部18へ圧力を高めるように指示する信号を送信する。図9にこの加圧圧力の制御方向135が示されている。
【0073】
圧力制御部18は脈動計測部13からの送信されて来る信号に従って、圧力測定部12の測定値を参照しつつ、圧力供給部14を制御し、加圧部11が人体の一部40へ加える圧力が脈波計測部13の中の演算・制御回路33の指示した圧力になるように制御する。また、測定中に血圧は変動して脈動検出回路30により測定される脈動波形は時々刻々変化するが、脈動計測部13の中の演算・制御回路33は常に脈動検出回路30が測定した脈動波形が脈動波形記憶部15に記憶されている基準となる脈動波形を構成するパルス状の波形の何番目に相当するかを判定する。この判定により演算・制御回路33はその時点で脈動検出回路30が測定した脈動波形と所定の脈動波形とが波形番号にして何番離れているかを記憶し、その差が零になるように、すなわち一致するように制御信号を制御信号出力端子へ出力し、脈動計測部13は圧力制御部18へ圧力を制御するための信号を送信する。圧力制御部18は脈動計測部13から送信されて来る信号に従って、圧力測定部12の測定値を参照しつつ、圧力供給部14を制御し、加圧部11が人体の一部40へ加える圧力が脈動計測部13の中の演算・制御回路33の指示した圧力になるように制御する。
【0074】
以上述べたように脈動計測部13の中の演算・制御回路33は脈動検出回路30が測定した脈動波形が所定の脈動波形と一致するように常に人体の一部40へ加える圧力を制御するので、人体の一部40へ加える圧力は常に所定の脈動波形に対応する最高血圧から最低血圧の間の所定のレベルの血圧に一致する。従って、その時点において圧力測定部12が測定した加圧部11の圧力が所定の脈動波形に対応する最高血圧から最低血圧の間の所定のレベルの血圧に相当する人体の一部40の血圧となり、その値は圧力測定部12に外部から電圧計などを接続すれば読み取ることができる。
【0075】
以上述べた第4の実施の形態における血圧測定装置によれば、血圧と人体の一部に加えた圧力と血管の脈動波形の関係と最高血圧から最低血圧の間の測定を希望するレベルの所定の脈動波形とをあらかじめ記憶しておき、人体の一部に加えた圧力を測定し、かつ血管の脈動波形を計測し、あらかじめ記憶していた所定の脈動波形が得られるように人体の一部に加える圧力を制御して、連続的に最高血圧から最低血圧の間の所望のレベルに相当する血圧を瞬時に計測可能であり、従来に比べて血圧を簡易かつ正確に計測することが可能となる。なお、所定の脈動波形をあらかじめ記憶することに代えて、希望する血圧レベルもしくは波形番号を記憶するようにしてもよい。
【0076】
(第5の実施の形態)
以下、本願第5発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。図10は本発明の第5の実施の形態における血圧測定装置10の構成図である。なお、脈動計測部13、脈動波形記憶部15、表示部16の構成は第4の実施の形態において図8を用いて説明した構成と同様である。
【0077】
図10に示すように、血圧測定装置10は人体の一部40に任意の圧力を加える加圧部11、該圧力を測定する圧力測定部12、血管の脈動波形を計測する脈動計測部13、圧力供給部14、脈動波形記憶部15、表示部16、数値出力部17、圧力制御部18により構成される。圧力測定部12は加圧部11と圧力測定のためのパイプで接続され、圧力供給部14は加圧部11と圧力供給のためのパイプで接続されている。数値表示部17は圧力測定部12と信号線で接続されている。脈動波形記憶部15と表示部16はともに脈動計測部13と信号線で接続されている。圧力制御部18は圧力測定部12、脈動計測部13の中の演算・制御回路33の制御信号出力端子34、圧力供給部14とそれぞれ信号線で接続されている。
【0078】
次に、第5の実施の形態における血圧測定装置10の血圧測定の方法を図8、図10を用いて説明する。加圧部11は図10に示すように人体の一部40を囲む、あるいは挟むように装着され、空気ポンプなどで構成される圧力供給部14からパイプを通じて圧力の供給を受けて、人体の一部40に任意の圧力を加える。圧力測定部12は、加圧部11と接続されるパイプを通じて加圧部11が人体の一部40に加えている圧力を測定する。脈動波形記憶部15は図4に示す脈動波形120を構成しているパルス状の各波形を個別に、基準となる波形として記憶し、さらに予め規定した脈動波形を記憶している。
【0079】
脈動計測部13は、人体の一部40の中で加圧部11が圧力を加えている部分に設置されており、加圧部11が圧力を加えている人体の一部40の血管の脈動波形を計測し、計測した脈動波形と脈動波形記憶部15に記憶されている予め規定した脈動波形と比較して、測定した脈動波形が予め規定した脈動波形と一致するように加圧部11の圧力を制御するための信号を圧力制御部18へ送信する。圧力制御部18は脈動計測部13の中の演算・制御回路33から送信されて来る信号に従って、圧力測定部12の測定値を参照しつつ、圧力供給部14を制御し、加圧部11が人体の一部40へ加える圧力を制御する。脈動計測部13は加圧部11が圧力を加えている人体の一部40の血管の脈動波形を計測し、計測した脈動波形と脈動波形記憶部15に記憶されている予め規定した脈動波形と比較して、測定した脈動波形が予め規定した脈動波形と一致した場合、圧力測定部12はその時点で測定した加圧部11の圧力の数値を数値表示部17へ出力する。
【0080】
以上の動作において、脈動計測部13が計測した脈動波形と脈動波形記憶部15に記憶されている予め規定した脈動波形と比較して、測定した脈動波形が予め規定した脈動波形と一致するように加圧部11の圧力を制御する方法は第4の実施の形態において図7、図8、図9を参照して説明した内容と全く同様である。以上述べたように脈動計測部13の中の演算・制御回路33は脈動検出回路30が測定した脈動波形が予め規定した脈動波形と一致するように常に人体の一部40へ加える圧力を制御するので、人体の一部40へ加える圧力は常に予め規定した脈動波形に対応する最高血圧から最低血圧の間の予め規定したレベルの血圧に一致する。従ってその時点において圧力測定部12が測定した加圧部11の圧力が予め規定した脈動波形に対応する最高血圧から最低血圧の間の予め規定したレベルの血圧に相当する人体の一部40の血圧となり、その値は圧力測定部12に接続された数値出力部17から数値として出力される。
【0081】
以上述べた本発明の第5の実施の形態の血圧測定装置によれば血圧と人体の一部に加えた圧力と血管の脈動波形の関係と最高血圧から最低血圧の間の測定を希望するレベルの予め規定した脈動波形を予め記憶しておき、人体の一部に加えた圧力を測定し、かつ血管の脈動波形を計測し、予め記憶していた予め規定した脈動波形が得られるように血圧と人体の一部に加えた圧力を制御して、最高血圧から最低血圧の間の任意のレベルに相当する血圧を連続的にかつ瞬時に計測可能であり、従来に比べて簡易かつ正確に計測可能となる。
【0082】
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。第6の実施の形態の構成は、図7、図8に示したものと同様である。
【0083】
次に、第6の実施の形態における血圧測定装置の血圧測定の方法を図7を用いて説明する。
【0084】
加圧部11は図7に示すように人体の一部40を囲む、あるいは挟むように装着され、空気ポンプなどにより構成される圧力供給部14からパイプを通じて圧力の供給を受けて、人体の一部40に任意の圧力を加える。圧力測定部12は加圧部11と接続されるパイプを通じて加圧部11が人体の一部40に加えている圧力を測定する。脈動波形記憶部15は図4に示す脈動波形120を構成しているパルス状の各波形を個別に、基準となる波形として記憶し、さらに脈動計測部13が計測できる最小の振幅の脈動波形を記憶している。
【0085】
脈動計測部13は人体の一部40の中で加圧部11が圧力を加えている部分に設置されており、加圧部11が圧力を加えている人体の一部40の血管の脈動波形を計測し、計測した脈動波形と脈動波形記憶部15に記憶されている脈動計測部13が計測できる最小の振幅の脈動波形とを比較して、測定した脈動波形が脈動計測部13が計測できる最小の振幅の脈動波形と一致するように加圧部11の圧力を制御するための信号を圧力制御部18へ送信する。
【0086】
圧力制御部18は脈動計測部13の中の演算・制御回路33から送信されて来る信号に従って、圧力測定部12の測定値を参照しつつ、圧力供給部14を制御し、加圧部11が人体の一部40へ加える圧力を所定の圧力に制御する。
【0087】
以上の動作において、脈動計測部13が計測した脈動波形と脈動波形記憶部15に記憶されている脈動計測部13が計測できる最小の振幅の脈動波形と比較して、測定した脈動波形が脈動計測部13が計測できる最小の振幅の脈動波形と一致するように加圧部11の圧力を制御する方法については第4の実施の形態の説明において図7、図8、図9を参照して説明した内容と同様である。
【0088】
以上述べたように脈動計測部13の中の演算・制御回路33は、脈動検出回路30が測定した脈動波形が計測できる最小の振幅の脈動波形と一致するように常に人体の一部40へ加える圧力を制御するので、人体の一部40へ加える圧力は常に脈動計測部13の中の脈動検出回路30が計測できる最小の振幅の脈動波形に対応する最高血圧に一致する。従って、その時点において圧力測定部12が測定した加圧部11の圧力が、脈動計測部13が計測できる最小の振幅の脈動波形に対応する最高血圧となり、その値は圧力測定部12に外部から電圧計などを接続すれば読み取ることができる。
【0089】
以上述べた本発明の第6の実施の形態における血圧測定装置によれば、血圧と人体の一部に加えた圧力と血管の脈動波形の関係と最高血圧に対応する脈動波形をあらかじめ記憶しておき、人体の一部に加えた圧力を測定し、かつ血管の脈動波形を計測し、あらかじめ記憶していた最高血圧に対応する脈動波形が得られるように人体の一部に加えた圧力を制御して、最高血圧を連続的かつ瞬時に計測可能であり、従来に比べて簡易かつ正確に計測が可能となる。
【0090】
(第7、第8の実施の形態)
次に、第7、第8の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。第7、第8の実施の形態の各々の構成は、図7、図8に示したものと同様である。
【0091】
次に、第7、第8の実施の形態における血圧測定装置の血圧測定の方法を図7を用いて説明する。
【0092】
まず、第7の実施の形態について説明する。加圧部11は図7に示すように人体の一部40を囲む、あるいは挟むように装着され、空気ポンプなどにより構成される圧力供給部14からパイプを通じて圧力の供給を受けて、人体の一部40に任意の圧力を加える。圧力測定部12は加圧部11と接続されるパイプを通じて加圧部11が人体の一部40に加えている圧力を測定する。脈動波形記億部15は図4に示す脈動波形120を構成しているパルス状の各波形を個別に、基準となる波形として記憶し、さらに脈動計測部13が計測する最大振幅の脈動波形を記憶している。脈動計測部13は人体の一部40の中で加圧部11が圧力を加えている部分に設置されており、加圧部11が圧力を加えている人体の一部40の血管の脈動波形を計測し、計測した脈動波形と脈動波形記憶部15に記憶されている脈動計測部13が計測する最大振幅の脈動波形と比較して、測定した脈動波形が脈動計測部13が計測する最大振幅の脈動波形と一致するように加圧部11の圧力を制御するための信号を圧力制御部18へ送信する。圧力制御部18は脈動計測部13の中の演算・制御回路33から送信されて来る信号に従って、圧力測定部12の測定値を参照しつつ、圧力供給部14を制御し、加圧部11が人体の一部40へ加える圧力を所定の圧力に制御する。
【0093】
以上の動作において、脈動計測部13が計測した脈動波形と脈動波形記憶部15に記憶されている脈動計測部13が計測する最大振幅の脈動波形と比較して、測定した脈動波形が脈動計測部13が計測する最大振幅の脈動波形と一致するように加圧部11の圧力を制御する方法については第4の実施の形態の説明において図7、図8、図9を参照して説明した内容と同様である。
【0094】
以上述べたように脈動計測部13の中の演算・制御回路33は脈動検出回路30が測定した脈動波形が計測する最大振幅の脈動波形と一致するように常に人体の一部40へ加える圧力を制御するので、人体の一部40へ加える圧力は常に脈動計測部13の中の脈動検出回路30が計測する最大振幅の脈動波形に対応する平均血圧に一致する。従ってその時点において圧力測定部12が測定した加圧部11の圧力が、脈動計測部13が計測する最大振幅の脈動波形に対応する平均血圧となり、その値は圧力測定部12に外部から電圧計などを接続すれば読み取ることができる。従って、第7の実施の形態によれば、図4に示すB点122における血圧を自動的に測定できることになる。
【0095】
以上述べた第7の実施の形態における血圧測定装置によれば、血圧と人体の一部に加えた圧力と血管の脈動波形の関係と血圧に対応する脈動波形をあらかじめ記憶しておき、人体の一部に加えた圧力を測定し、かつ血管の脈動波形を計測し、あらかじめ記憶していた平均血圧に対応する脈動波形が得られるように常に人体の一部に加えた圧力を制御して、血圧を連続的かつ瞬時に計測可能であり、従来に比べて簡易かつ正確に計測が可能となる。
【0096】
第7の実施の形態が、最大振幅の脈動波形を記憶して、あらかじめ記憶していた血圧に対応する脈動波形が得られるように常に人体の一部に加えた圧力を制御して、血圧を連続的かつ瞬時に計測するのに対し、第8の実施の形態は、脈動計測部13が計測する脈動波形の振幅が最大振幅となるように、圧力制御部18が、常に人体の一部に加えた圧力を制御して、血圧を連続的かつ瞬時に計測する。従って、第8の実施の形態によっても、図4に示すB点122における血圧を自動的に測定できることになる。
【0097】
以上述べた第8の実施の形態の血圧測定装置によれば、人体の一部に加えた圧力を測定し、かつ血管の脈動波形を計測し、脈動波形の振幅が最大になるように常に人体の一部に加えた圧力を制御して、血圧を連続的かつ瞬時に計測可能であり、従来に比べて簡易かつ正確に計測が可能となる。
【0098】
なお、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の血圧測定装置によれば血圧を簡易かつ正確に計測することが可能となる。
【0100】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における血圧測定装置の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における脈動計測部13、脈動波形記憶部15、表示部16の構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における血圧測定装置の脈動検出回路の構成例を説明するための図である。
【図4】血圧測定装置により計測される脈動波形の形状を説明するための図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における血圧測定装置の血圧測定の具体例を説明するための図である。
【図6】本発明の第2、第3の実施の形態における血圧測定装置の構成図である。
【図7】本発明の第4、第6、第7の実施の形態における血圧測定装置の構成図である。
【図8】本発明の第4〜第7の実施の形態における血圧測定装置の脈動計測部、脈動波形記憶部、表示部の構成を説明するための図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態における血圧測定装置の血圧測定の具体例を説明するための図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態における血圧測定装置の構成図である。
【図11】従来の血圧測定装置の構成図である。
【図12】従来の血圧測定装置の血圧測定原理を説明するための図である。
【符号の説明】
10 血圧測定装置、11 加圧部、12 圧力測定部、13 脈動計測部
14 圧力供給部、15 脈動波形記億部、16 表示部、17 数値出力部
18 圧力制御部、20 照射光、21 反射光、22 反射板
30 脈動検出回路、31 AD変換回路、32 記憶回路
33 演算・制御回路、34 制御信号出力端子、40 人体の一部
100 加圧部、101 加圧ポンプ、102 脈動計測部
103 脈動表示部、104 圧力測定部、105 圧力表示部
110 血圧波形、111 最高血圧、112 平均血圧、113 最低血圧
120 脈動波形、121 A点、122 B点、123 C点
130 加圧圧力の傾向、131 測定データ、132 測定結果
133 所定の脈動波形、134 計測された脈動波形
135 加圧圧力の制御方向、200 人体の一部

Claims (5)

  1. 人体の一部に圧力を加える加圧部と、その圧力を測定する圧力測定部と、前記人体の一部における血管の脈動波形を計測する脈動計測部と、複数の基準脈動波形を血圧レベルに対応付けて記憶した記憶部とを有し、
    前記脈動計測部により計測された脈動波形と基準脈動波形とを順次比較し、計測された脈動波形との差が最小となる基準脈動波形を前記脈動波形に相当する基準脈動波形とし、当該基準脈動波形に対応する血圧レベルを出力することを特徴とする血圧測定装置。
  2. 前記血圧レベルに加えて、前記圧力測定部により測定された圧力の数値を出力する請求項1に記載の血圧測定装置。
  3. 前記脈動計測部により計測された脈動波形と基準脈動波形とを比較する際に、両波形の振幅の最大値を揃えた後に比較を行う請求項1に記載の血圧測定装置。
  4. 人体の一部に圧力を加える加圧部と、その圧力を測定する圧力測定部と、前記人体の一部における血管の脈動波形を計測する脈動計測部と、予め規定した基準脈動波形を含む複数の基準脈動波形を記憶する記憶部とを有し、
    前記脈動計測部により計測された脈動波形と基準脈動波形とを順次比較し、計測された脈動波形との差が最小となる基準脈動波形を前記脈動波形に相当する基準脈動波形とし、当該脈動波形に相当する基準脈動波形が前記予め規定した基準脈動波形である場合に、当該脈動波形を計測した時点における圧力測定部により測定された圧力の数値を出力することを特徴とする血圧測定装置。
  5. 前記予め規定した基準脈動波形は、最高血圧に対応する脈動波形である請求項4に記載の血圧測定装置。
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