JP4264132B2 - ガラス板曲げ方法 - Google Patents

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Description

本発明はガラス板曲げ方法に関するものであり、特に、最初に重力曲げ工程、次に圧力曲げ工程のあるガラス板曲げに関する。この方法は、後で積層を行なうように自動車のガラス板を曲げる際に、例えば車輌のフロントガラスを製造するために特に有用である。
車輌の窓ガラスは通常曲がっており、その曲がりは曲げプロセスによって平らなガラス板に与えられる。このような曲げプロセスの一つでは、平らなガラス板が雌環状モールド(female ring moulds)に置かれ、ガラス軟化点まで加熱される。各板は、そのガラス板の周縁部が環状モールドに接触するまで、ガラス自体の重さで曲がる(「垂れ下がる」)。このような曲げ技術は「垂れ下がり」または重力曲げとして知られており、かつ車輌製造業者の要求に応えるガラス板曲げを行なうように、長年にわたって開発されてきた。
例えば、より深く曲がったガラスが必要とされたとき、ヒンジによってモールドの端部を中心部に取り付けることによって環状モールドに変更が加えられ、ガラスが軟化して曲げが進むにつれて、ヒンジ付きモールドの端部もしくは翼部は徐々に閉じた。このことが、曲げの間にガラス板がモールドに対して滑動するという傾向を防いだ。このようなモールドは一般に関節モールド(articulated mould)と呼ばれている。
重力曲げプロセスは、2枚のガラス板を1枚の中間層材料のシートと組み合わせることによる積層を後で行なうためのガラスの生産に特に適しているということが判明した。重力曲げプロセスは光学的品質の高いガラスを生産することができ、また2枚のガラス板を同時に曲げることもでき、これによって、積層の際にまさに適合する調和した一対のガラスが生産される。
近年では、車輌デザインの発展により、複雑な曲げのガラス、すなわち互いにほぼ直角な二方向に曲げられたガラスが要求されてきた。重力曲げのみによってガラス板に非常に制限された範囲を超える複雑な曲げを与えることは不可能である。
また、車輌製造業者による自動組み立ての採用が増加することで、ガラスがより小さい寸法誤差が要求される。曲げられたガラス板の周縁部の形状は、二次元的突出のみならず三次元的突出という点において正確でなければならない。すなわち、周縁部に隣接するガラスの角度は正確でなければならい。当業者にとって公知であるこの「入射角(angle of entry)」が正確でないと、曲げられたガラス板は車体の受けフランジに適合せず、満足に封着しないことになる。
さらに、窓の光学特性はガラスの中心領域の形状に左右され、よってガラスは、要求される光学基準を満たすように正確に制御されなければならない。
より深くかつより複雑な曲げが求められる傾向と関連して、これらの要件は重力曲げ技術のみによって曲げられたガラスではもはや満たされない。現在では、後で圧力曲げ工程を行なうことによってかかる形状の曲げを完了することが必要であるとみなされている。この工程は、曲げられたガラス板のうち制限された一部の領域、例えば車体への取付の後に車体の前面ガラス枠に隣接する領域のみに関わるものでもよい。最近の多くの車輌デザインでは、ガラス板のかかる領域はより深く曲げられることが要求されており、本明細書では、後の圧力曲げ工程によってより深く曲げられることが要求されるガラス板の領域のことを深曲げ部分という。
圧力曲げ工程において、上モールドまたはダイはガラス板の上面まで下げられて、ガラス板を下モールドに対して押圧する上モールドのアクションによって、ガラス板はさらに曲げられる。圧力曲げ工程が最初の重力曲げの後で行なわれる場合、下モールドは重力曲げモールドを備えてもよい。
US−A−4778507は、圧力曲げ工程が重力曲げ工程の後で実施されるガラス板曲げ方法を開示する。押圧ゾーンが500〜660℃の範囲内の温度に維持されることが好ましいということが開示されている。また、押圧時間が0〜60秒間であることが好ましいということも開示されている。さらに、押圧操作の後に、ガラス板が毎分20〜200℃の典型的な冷却率で徐々に冷却されることが開示されている。また、US−A−5071461は、加熱炉が550〜650℃の温度でガラス板が曲がるように加熱するガラス板曲げ方法に関するものである。EP−A−0300416は、ガラス焼きなまし炉内圧力曲げ(in-lehr press bending)を開示しており、ここでは、重力曲げステーションは621〜638℃の周囲温度に維持され、下流の圧力曲げステーションでは、押圧モールドが、圧力曲げステーションの周囲温度に近い指定された高温に維持される。
GB−A−2063851は、重力曲げゾーンの周囲温度が621〜638℃に維持され、圧力曲げゾーンの周囲温度が約582℃に維持されるガラス板曲げ方法を開示している。
上述の特許明細書が、重力曲げとその後の圧力曲げ工程とにおいて使用される温度および加工時間に関係する多様なプロセスパラメータを開示している一方で、それにもかかわらず関連技術では、ガラス板について要求される最高応力しきい値および要求される光学特性を達成する深曲げ部分を有するガラス板を生産するためにガラス板の最初の重力曲げとその後の圧力曲げが確実に行なわれ得る、制御可能なガラス曲げ方法が必要とされている。さらに関連技術では、適切なプロセスパラメータを選択することによって、プロセスを難なく制御可能なものとして、生産炉で製造された際に最終製品で要求される特性を達成するガラス板曲げ方法もなお必要とされている。
圧力曲げは、最初の重力曲げなしに平らなガラス板を曲げる技術においても用いられる。しかしこのことは、個々のガラス板を二つのモールドの間で押しつぶすことによって与えられた圧力により曲がった輪郭が得られるため、重力曲げに比べてガラス板の光学および物理的特性が低減し得るという問題を生じ得る。さらに、ガラス板に応力が引き起こされるかもしれない。この応力は破損を生じしめたり、または応力を取り除くための追加の焼きなまし工程を必要とし得る。従って、圧力曲げのみに用いられる、すなわち重力曲げ工程の後に行なわれるものではない装置および方法は、最初に重力曲げを行なった後で圧力曲げを行なう際に用いられる装置および方法とは異なり得る。
GB−A−2011377は、平らなガラス板が上雄ダイと下雌ダイとの間で曲げられるガラス曲げプロセスおよび装置を開示する。上ダイは、200kgの有効重量(effective weight)を有する。このように高い重量のダイを使用することにより、偶然にガラス面に傷をつけたり、ガラスに応力が引き起こし得る。
本発明の目的は、望ましくないガラス板への傷つけやガラス板への応力の引き起こしを確実に避ける一方で、プロセスが難なく生産に用いられるようにプロセスを制御することが可能であるガラス板曲げ方法を提供することである。
また本発明の目的は、曲げられたガラス板製品に高い光学品質と低い応力の両方が存在し得るように圧力曲げ工程を制御するガラス板曲げ方法を提供することである。
さらに本発明の目的は、従来の技術で用いられるものよりも軽いダイを使用することを可能にすることにより、偶然にガラス板に傷を付けることを避けるガラス板曲げ方法を提供することである。
本発明の他の目的は、プロセスパラメータを制御することにより、従来の技術に比べてより軽いダイを用いることを可能とするガラス板曲げ方法を提供することである。このことはガラス板の傷つけを最小限に抑えるのみならず、ガラスに望ましくない応力を偶然に引き起こさないようにプロセスを難なく制御可能なものにすることができる。
本発明は、ガラス板曲げ方法であって、炉の重力曲げゾーンにおいて、高温で重力曲げモールド上でガラス板を重力によって曲げる工程と、炉の圧力曲げゾーンにおいて、下モールドとしての重力曲げモールドによってガラス板が支持されている状態で、重力で曲げられたガラス板を目標形状まで上モールドを用いて圧力で曲げる工程と、圧力曲げゾーンにおける周囲温度を制御することによって、圧力曲げゾーンにおけるガラス板の冷却率を制御する工程と、を備える方法を提供する。
さらに本発明は、ガラス板圧力曲げ方法であって、関節重力曲げモールドに載せられた最初に曲げられたガラス板を提供する工程と、ガラス板の上面まで下げられる上圧力曲げモールドであって、50〜150kgの正味重量を有する上圧力曲げモールドによって最終的な曲がり形状までガラス板を圧力で曲げる工程と、を備える方法を提供する。
次に添付の図面を参照として、例示のみによって本発明の実施態様を説明する。添付の図面とは以下のとおりである。
図1は、重力曲げ操作の前の、一対の平らなガラス板を載せた重力曲げモールドを示す、ガラス板加熱用の炉を通して見た部分側断面略図である。
図2は、図1に示される翼ロック装置の一つの拡大部分側断面略図である。
図3は、図2の線A−Aで切断した部分側断面略図である。
図4は、図1に示される往復台中の基部に取り付けられた重力曲げモールドの平面図である。
図5は、炉の中のガラス板を圧力曲げするための装置であり、圧力曲げ操作の前の状態の装置を図示した、図1と同様の部分側断面略図である。
図6は、圧力曲げ操作中の図5の装置を示す。
図7は、図6に示されるスペーサ装置の一つの拡大側面図である。
図8は、圧力曲げ操作の前、間そして後におけるガラス板の温度の変化を表すグラフである。
図1では、ガラス板曲げ用のトンネル炉2を通して見た断面図が示されており、このガラス板は一般に一対のガラス板4であって、例えば自動車のフロントガラスを製造するために、曲げ操作の後に積層することが意図されている。このようなトンネル炉2は関連業界では周知のものであり、車輪付きで蓋無しの往復台8が連続したものを載せる細長い軌道6からなる。各往復台8は、中に重力曲げリングモールド10を有し、このモールド10は基部12の上に取り付けられており、基部12は往復台8の固い底壁14に固定されている。往復台8はまた、環状の、好ましくは矩形の側壁9を有している。往復台8は、炉2を含むループの回りを循環するように連続して載せられている。このループは、ガラス・ローディング・ゾーンと、加熱されたガラス板が重力曲げモールド10上で重力により曲げられる加熱ゾーンと、冷却ゾーンと、ガラス・アンローディング・ゾーンとを含む。炉2には他のゾーン、例えば加熱ゾーンと冷却ゾーンとの間に、曲げ工程の間に生じる応力を低減するためにガラスを焼きなますための焼きなましゾーンを設けてもよい。本発明は箱形炉(box furnace)によって例示されるが、本発明はまた、他のあらゆるタイプのガラス焼きなまし炉でも用いることができるということを、当業者は理解するであろう。
本発明は特に、重力曲げのみを使用することによっては容易に達成されない深曲げ部分を有するガラス板の製造に関する。本発明によると、圧力曲げゾーンがループの重力曲げゾーンのすぐ下流に追加で設けられる。圧力曲げゾーンでは、ガラス板が重力曲げモールド上に支持されている状態で、重力で曲げられたガラス板が、相対する(reciprocable)上モールドによって最終的な目標形状までさらに圧力で曲げられる。
図1は、重力曲げ操作の前の往復台8の中のモールド10上のガラス板4を図示している。往復台8は、図の面に直角の方向に炉2に沿って動くように配されている。モールド10は、複数の支柱18によってモールド基部12に取り付けられた中心固定モールド部16を備えている。モールド8の中心部10の向かい合った両側部には、各関節翼部20がヒンジ式に取り付けられている。本発明は二つの向かい合った翼部を有する重力曲げモールドを参照して説明されるが、本発明がただ一つの関節翼部を有する重力曲げモールドを利用することもできるということは、当業者にとって明白である。翼部20は、図1に示されるように、モールド10上の1枚以上のガラス板4を支持するようにモールド10が形成されている低位置と、翼部20が中心部16と共に、ガラス板4が最終的に曲げられたときにガラス板4によって得られる面を画成する連続曲環状リムを画成する高位置との間を回転によって動くように配されている。ガラス板4は、炉2の加熱ゾーンを通過する際に加熱されて、ガラス板4は徐々に軟化し、モールド10によって画成されたとおりの目標形状に一致するように重力の影響で垂れ下がる。モールドの中心部16上では、ガラス板4が上モールドの表面で止まるまで垂れ下がり、目標形状となる。翼部20上では、ガラスの軟化の影響により、一対の釣合重りによって加えられる力の作用で翼部20は上向きに関節的に折れ曲げられて、各翼部20は、中心部16と各翼部20との間の接合部にある各ピボット軸22を中心として回転するため、ガラス板4は上方向に押され、かつガラス板4の底面が翼部20の上面で止まるまでガラス板4は徐々に曲げられる。以下に説明するが、深曲げ部分がガラス板に存在する場合、下モールドによって画成される目標形状が確実にかつ繰り返し達成されるように、かかる深曲げ部分は、上ダイまたはモールドによって下モールドに対して機械的に押圧されることを要する傾向がある。本発明が、釣合重りを有さないが、ガラスが軟化する際にガラスの重量の作用でモールドが関節的に折れ曲がるように特別に構成されているいわゆる「重りなし(weightless)」モールドを用いてもよいということは明白であろう。
図4において典型的なモールド10がより詳細に図示されている。モールド10は支柱18によって基部12上に取り付けられており、この支柱18は、モールド10の中心部16の下側に固定されている。基部は、後の圧力曲げ工程中の撓みを最小限に抑えるために十分に硬いものとなっている。翼部20は、各ピボット軸22によって中心部16の向かい合った両側部に接続されている。各翼部20の向かい合った両側部には、一対の釣合重り24が取り付けられており、各釣合重り24は、各ピボット軸22の各端部28に固定されている各アーム26に取り付けられている。中心部16と翼部20とによって形成されるモールド10のリム30の上面は、ガラス板4の下側に接触して、ガラス板4の最終的な目標形状を画成する。ガラス板4と金属モールド10との間の熱伝達がなされ得る領域を低減するために、ガラス板4に接触するモールド10の表面積は最小限に抑えることが望ましい。この熱伝達は、最終的に曲げられたガラス板4に存在する望ましくない応力および/またはガラス板4の縁辺に目に見える欠陥をもたらし得るものである。このような応力はガラス板4の破損をもたらし得る。一般的に、ガラス板の引張り領域応力(tensile area stresses)を7MPa未満に維持することが望ましい。一般的に、ガラスとモールド10との接触領域を最低限に抑えるために、中心部10および翼部20の上面によって画成されるモールド10の環状リム30は約3〜4mmの厚さを有する。しかし、本発明に従って重力曲げモールド10が後の圧力曲げ操作において下モールドとして用いられることが意図された場合、下モールドが圧力曲げ用上モールドから加えられる圧力の作用によって制御不能に撓んだり歪んだりしないように、下モールドは十分に硬くて強いものであることが要求される。また、薄いリムが圧力曲げ操作の間にガラスの下側に傷をつけないことが要求される。
本発明に従って、ガラス板曲げ装置は、比較的薄い環状リムを有する従来の垂れ下がり曲げモールドを後の圧力曲げ操作で利用できるようにしつつ、最終的に曲げられたガラス板製品の高い品質管理を確保するように、特別に調整されている。このような薄い環状リムの使用は、以下に説明するとおりに、ガラスに低い応力を与える。モールドが要求される最終形状を確実に達成すること、モールドが圧力曲げ操作に耐え得ること、そして追加の圧力曲げ操作の結果としてガラス板に偶然に傷が付けられたり、またはその他の品質の劣化が生じないことを確保するために、モールドと装置の残りの部分とに変更が加えられてきた。
再び図1に戻ると、翼部20にはそれぞれ、圧力曲げ操作の間に翼部の位置を垂直にロックするための少なくとも一つのロック装置が設けられている。任意的に、各翼部は二つのロック装置を有するが、図示されている実施態様では、各翼部について一つのロック装置が設けられている。ロック装置は、ヒンジ式ロック・アーム32を備え、このヒンジ式ロック・アーム32は、各翼部20にヒンジ式に取り付けられており、基部12に取り付けられたプレート34の上面(カム上面を提供する)の上を滑動できるように各翼部20から下向きに下がっている。
ロック・アーム32/プレート34のアセンブリが、図2および図3においてより詳細に示されている。ロック・アーム32は、一対の離間した細長いプレート36を備え、このプレート36はその上方端で、各翼部20に固定された延長部材38にヒンジ式に取り付けられており、延長部材38は両プレート36の間を通り、かつこれらの間のピボット取付はボルト・アセンブリ40を備える。ロック・アーム32は翼部20から下向きに下がり、その自由下方端42には、他のボルト・アセンブリ46によって両プレート36の間に固定されている円筒形スペーサ44が設けられている。円筒形スペーサ44は、細長いプレート36に対する回転動を防ぐために、両プレート36の間に締め付けられる。さらなるスペーサ48とボルト・アセンブリ50とが、ロック・アーム32のほぼ中心に設けられる。
ロック・アーム32は、延長部材38を中心として翼部20に対して自由に枢動することができ、その下面52は、細長いカム面54を備えるプレート34の上面の上にあり、このカム面54の上をロック・アーム32の自由下方端42が滑動することができる。カム面54は、略水平部56と隣接する傾斜ランプ部58とを備える。ランプ部58は、水平面に対して約20度の角度で傾斜していることが好ましく、また望ましい場合には、略水平部56を、ランプ部58と同じ向きで、水平面に対して数度ほどわずかに傾斜させることができる。プレート34は、取付板60を介して基部12に直立配置で調節可能に取り付けられており、この取付板60に、プレート34がボルト・アセンブリ62によって取り外し可能に固定されている。プレート34は難なく高さを調節して傾くことができる。
図1では、翼部20はその低い配置で示されており、この配置において、ロック・アーム32はロック解除位置で水平面に対して傾斜しており、その自由端42はプレート34のカム面54のランプ部58の上にある。このような配置は図2において想像線で示されている。重力曲げ工程の間、ガラス板が加熱されて軟化しながら徐々にますます曲げられるようにする釣合重り24の作用で、翼部20は上方向に回転する。翼部20は、図2に示される想像線位置から、図2において実線で示される位置へと動く。重力曲げ工程の間に翼部20が上昇するにつれて、ロック・アーム32の自由端42が、ロック・アーム32のためのロック・ゾーン64を画成する略水平部56に到達するまで、ロック・アーム32の自由端42がランプ部58に沿って上方向に滑動することがわかるであろう。ロック・アーム32は、ピボット軸22に対して垂直な面で動く。図4に示されるとおり、カム面54を画成するプレート34は、各ピボット軸22に対して直角であるため、翼部20が各ピボット軸22を中心として上方向に回転すると、ロック・アーム32の自由端42、特にスペーサ44の下面52は、ロック・アーム32がほぼ垂直になってその自由端42がロック・ゾーン64に接触する位置になるまで、ランプ部58の上へと着実に滑動する。図2に示される通り、ロック・アーム32が偶然にカム面54を離れて横方向に動かないことを確実にするために、その向かい合った端部68がプレート34の向かい合った端部70に接続され、かつロック・アーム32の離間したプレート部材36の間を通るワイヤー66を設けてもよい。
図2に示されるとおり、ロック位置にあるロック・アーム32はほぼ垂直である。ロック位置においてロック・アーム32が完全に垂直ではなく、垂直面に対してわずかに数度傾斜するように、プレート34の高さおよび傾斜が調整されることが好ましい。この傾斜とは、ロック解除位置での傾斜と同じ向きである。ロック位置では、回転不能のスペーサ44の下面52が、ロック・ゾーン64のカム面54に摩擦係止する。ロック・ゾーン64はほぼ水平であり、かつロック・アーム32はほぼ垂直であるため、下方向の押圧力が上方向に回転した位置の翼部20に加えられるところの後の圧力曲げ操作(以下に詳細を説明する)の間に、対応する力がロック・アーム32を通ってからプレート34とプレート34が取り付けられる取付板60とを介して基部12へと下に伝わる。翼部20へのこの下方向の押圧力は、翼部20の最小限の下方向の撓みまたは歪みを伴って伝わる。ロック・アーム32は、ロック・アーム32とカム面54のロック・ゾーン64との間の摩擦係止の結果として、翼部20の硬くロックされた支柱として作用する。これによって、比較的薄い環状リム30を有する関節モールド64を後の圧力曲げ操作に用いることが可能となる。
装置が冷たいときに、オペレータがロック・アーム32/プレート34のアセンブリを設定することが要求されるということが認識されるであろう。しかし装置は、炉の中の高温で、例えば約600〜650℃で満足かつ確実に作動することが要求される。最初の設定は、加熱の際の装置の様々な部分が膨張することと、熱サイクルおよび時間の経過による機械の摩損の結果としての機械部分のわずかな歪みとを考慮に入れなければならない。オペレータによる装置の設定は容易であることが好ましいということは明かである。従って、ロック・アーム32が圧力曲げ工程において完全に垂直でないように、ロック・アーム32/プレート34のアセンブリを形成することが好ましい。こうすることによって、歪みや摩損が生じたとしても、ロック・アーム32は垂直位置を過ぎて回転したり、プレート34の端部70から滑り落ちたりしないことを確実なものとする。さらにこのことは、何回もの加熱サイクルを経て、ロック・アーム32が取り付けられる翼部20の僅かに変わる高さ(基部12に対して)の範囲に対応して、可能なロック位置の範囲がロック・ゾーン56に沿って画成されるようにする。このことは、連続的熱サイクルの結果として生じ得る歪みや摩損を難なく補うことができる。最終的な角度位置(angular position)、従って翼部20の高さは、釣合重り24を担持するアーム26の止め部材によって画成され、この釣合重り24は、ガラス板の最終的目標形状に対応するモールドの最終位置を画成する。しかし、熱サイクルの結果として基部12に関する翼部20の高さが僅かに変わることは可能であり、またロック範囲を提供することは、かかる熱サイクルがロック・アーム32の最終的な角度位置に僅かな変化を生じさせたとしてもそれにかかわらず、圧力曲げ操作の間にロック・アームがモールド10の翼部20の支柱として作用するように作動することを確実なものとする。このことは、ロック装置の定期的点検および調節を不要にする。ロック・アーム32の自由端42がカム作用によってカム面54に沿って滑らかに滑動することを可能にするように、ロック・ゾーン56が僅かに上方向に傾斜することが好ましい。基部12に対する、従って各翼部20上のロック・アーム32に対するプレート34の高さおよび配置方向を単に調節することにより、ロック・アーム32/プレート34のアセンブリを手動で設定することは容易である。
重力曲げ操作の後で、かつ圧力曲げ操作の前のモールド10の最終的配置が図5に示されている。
図1ないし図4に示されている実施態様は、各翼部20につきただ一つのロック・アームが取り付けられている様子を示しているが、望ましい場合には、各翼部に二つ以上のロック・アームを設けてもよい。以下に説明する圧力曲げ操作の後で、かつ圧力で曲げられたガラス板がアンローディング・ゾーンでモールドから取り外された後で、図2の想像線で図示される配置に配されるようにロック・アーム32を手動で内側に押すことによって、オペレータは翼部20を最初の低配置にリセットすることができる。望ましい場合には、この操作は例えばロボットによって自動的に行なうこともできる。
図5では、トンネル炉2中の圧力曲げゾーンにおいて、概して72と指定されている圧力曲げ装置が示されている。この圧力曲げ装置72は、圧力曲げ操作の前の状態が示されている。圧力曲げゾーンでは、翼部20が上向きに回転した配置方向で、かつロック・アーム32がほぼ垂直の配置方向で、かつ上述のとおり各プレート34の上面に対して下方向に圧迫している状態で、重力で曲げられたガラス板4を載せたモールド10を含む往復台8がプリセット位置まで運ばれ、このプリセット位置で、ガラス板は圧力曲げ装置72の下に置かれるように位置づけられる。結果として得られる最終的に曲げられたガラス板4が、重力曲げモールド10によって画成される形状を有するように、ガラス板4の望ましい形状までの曲げを完了することが望ましい場合に、圧力曲げ操作が行なわれる。
圧力曲げ装置72は、下モールド面76を有する上モールドもしくはダイ74を備え、この下モールド面76は、重力曲げモールド10によって画成される雌モールド面にほぼ対応する雄モールド面をなす。ガラス板4は、望ましい形状を得るために、上モールド74と重力曲げモールド10との間で圧力で曲げられることが意図されている。上モールド74は、セラミック体を備えることが好ましい。図5に示されるように、上モールド74は一体形モールド(unitary mold)を備えてもよい。しかし、もう一つの配置では、上モールド74は、ガラス板4の中で深く曲げられる必要のある部分、すなわち翼部20の付近の部分に対して押しあてられるように配された一対の離間したモールド部分を備えてもよい。
上モールド74はサブフレーム78によって支持される。サブフレーム78は、複数の鎖82によって支持フレーム80から下方向に垂れ下がっている。上モールド74の各々の角に、それぞれ置かれた4本の鎖があることが好ましい。鎖の代わりに金属ケーブルを用いてもよい。支持フレーム80は、その上面84に接続されたケーブル(または鎖)86を有しており、このケーブル(または鎖)86は、支持フレーム80の中心からトンネル炉2の屋根87を通って上方向に延び、第一滑車88を過ぎてほぼ水平になり、第二滑車90を過ぎて下方向に垂直に垂れ下がり、ケーブル86の端部は第一釣合重り92に接続されており、この第一釣合重り92は、ダイ可動メカニズム94に接続されている。釣合重り92とダイ可動メカニズム94は、トンネル炉2の共通した長手方向側(common longitundinal side)の隣接した横側に置かれる。ダイ可動メカニズム94は、その下方端が床96に接続されている水圧または空気圧ピストン/シリンダ・アセンブリを備えることが好ましい。図5では、ピストン/シリンダ・アセンブリ94が収縮した配置になっている状態で、上モールド74が持ち上げられた配置で図示されている。上モールド74が持ち上げられた配置では、後の圧力曲げ操作の前に、トンネル炉2の上流部から上モールド74の下の位置まで往復台8を動かすことができる。釣合重り92には、上モールド74を上げたり下げたりする際にピストン/シリンダ・アセンブリ94によって費やされる必要のある仕事量を最小限に抑えるために、望ましい重量が与えられる。但し、ピストン/シリンダ・アセンブリ94が故障した場合には、上モールド・アセンブリ74の下を通過する往復台8から離れて上方向に上モールド・アセンブリ74を引き上げるために装置全体が安全に停止するように、第一釣合重り92の重量は十分に重いものであることを条件とする。
圧力曲げ工程の間に所定の正味重量で上モールド74がガラス板4の上に載っていることができるように、第二釣合重りアセンブリも設けられる。上モールド74のサブフレーム78の上面100の中心から上方向に硬い金属ロッド98が延びる。第二ケーブル102がロッド98の上部に接続されて、引き続き支持フレーム80と炉の屋根88とにある穴(図示されていない)を通して延び、それから一対の滑車104および106を過ぎて、その他方端で、自由に垂直に動くことのできる第二釣合重り108に接続される。望ましい場合には、第一釣合重り92および第二釣合重り108の両方について、釣合重り92および108の偶然の横方向の動きを防ぐために垂直レールまたはサポート(図示されていない)を設けてもよい。第二釣合重り108は、上モールド74とモールド74が取り付けられるサブフレーム78との組合せアセンブリに特定の所定正味重量を与えるために選ばれた特定の重量を有する。上ダイ・アセンブリの正味重量は、特定のモールド配置と曲げられたガラス板のサイズおよび目標形状とによって、好ましくは100±50kg、より好ましくは50〜100kgである。第二釣合重り108と上モールド74との間のケーブル102は常に引張状態にある。金属ロッド98がケーブル102とサブフレーム78との間に設けられて、加熱ゾーンの周囲温度が高くなっている上モールドの付近でケーブル102が偶然に伸びたり変形したりすることを減らすようにしている。取付板80と第一釣合重り92との間のケーブル86も、常に引張状態にある。以下に説明するとおり、圧力曲げ工程の間、鎖82は緩むようになっているので、圧力曲げ操作の間に、ガラス板4の上面に加えられるのは、上モールド74とこれに連結されたサブフレーム78の選ばれた正味重量のみである。
上モールド74の向かい合った側部とその隣接部には、複数のスペーサ装置109が設けられている。スペーサ装置109はそれぞれ、上方止め部材110を含み、その下方端に固定されている略水平プレート114を有する垂直体112を備える。上方止め部材110は、しっかりとサブフレーム78に取り付けられている。スペーサ装置の対応する複数の下方止め部材116が基部12に取り付けられている。各下方止め部材116は、その上方端に垂直方向に調節可能なスペーサ部材120が取り付けられた上方向延長体118を備える。図7においてより詳細に示されるとおり、各スペーサ部材120は、ドーム状ヘッド部124を有するボルト部122を備え、このドーム状ヘッド部124はほぼ半球状で、かつその上面は圧力曲げ操作の間に各上方止め部材110のプレート部114の下面126を圧迫するように配されている。ボルト部122は、上方向延長体118の中にねじ込まれているので、難なく高さを調節することが可能であり、かつねじ込みナット128が設けられているので、ドーム状ヘッド部124を必要な高さに固定することができる。プレート部114およびドーム状ヘッド部124はスチールで構成することが好ましい。上方止め部材110および下方止め部材116は、対で位置合せされて設けられる。三対の止め部材110および116が設けられることが好ましい。このような構成では、図4に示されるとおり、二対の止め部材がモールド10の一方の長い縁117に設けられ、三番目の対の止め部材110および116がモールド10の反対側の長い縁119にそってその中心に設けられる。
スペーサ装置109が設けられて、最終的に形作られる形態のガラス板4の厚さに相当するギャップによって、上モールド74と下モールド10がその領域のほぼ全体にわたって離間されることを確実にする。これによって、環状リム30によるガラス板4への傷つけをもたらし得るガラス板4の過度の押圧を実質的に避けることを確実にする。以下に詳細を説明するとおり、三つのスペーサ装置109が設けられることが好ましく、こうすることによって、モールド74および10の偶然の相対揺動が生じることなしに、重力曲げ下モールド10に関する上モールド74の垂直位置が決定されることを確実にする。これによって、正しい間隔保持が確実に達成される可能性が高まる。ロック・アーム32のアレンジメントについては、装置が冷たいときにオペレータによってスペーサ装置109が設定される必要があるが、スペーサ装置109は、圧力曲げ操作中の高温において上モールド74と下モールド10との適正な間隔保持を確保しなければならず、これは、熱サイクルの結果生じる偶然の膨張またはその他の変形を必然的に伴い得る。三対の止め部材110および116を設けることが、モールド10および74の最終的圧力曲げ配置において上モールド74が下モールド10に対して揺動することなしに、上モールド74と下モールド10との間のギャップが確実に設けられることを確保する。
典型的なトンネル炉2では複数の往復台8が設けられ、それぞれが各重力曲げモールド10を含むことが認められるであろう。典型的な炉2は、少なくとも20台の往復台8/重力曲げモールド10のアセンブリを含む。しかし、ただ1台の圧力曲げ上モールド74が設けられる。操作の際には、各重力曲げ下モールド10およびその連結された往復台8が、単一の圧力曲げ上モールド74に対して適切に設定される必要がある。従って、モールド10および74の間の正しい調節可能なギャップを画成するスペーサ装置109が各重力曲げモールド10と共に設けられるので、各重力曲げモールド10は、単一の上モールド74と正しく作動するように個別に設定することができる。各スペーサ装置109は、炉が最初に操作される前に個別に調節されるので、圧力曲げ操作の間は、上モールド74が、重力曲げモールド10の上に載せられたガラス板4まで下げられたときに、上モールド74と下モールド10との間隔は、最終的に曲げられた形態のガラス板4の厚さに相当する距離だけ正しく保持される。
次に図6を参照して圧力曲げ操作について説明する。上にガラス板4を載せた下モールド10が上モールド74の下に置かれたとき、ピストン/シリンダ・アセンブリ94が作動されて、上モールド74がその下に置かれた重力曲げモールド10上のガラス板4に接触するまで、上モールド74を支持する支持フレーム80を下ろす。ピストン/シリンダ・アセンブリ94の往復運動は、単に上モールド74とガラス板4との接触を生じさせるために要する場合よりも大きい。従って支持フレーム80は、上モールド74がガラス板4に接触した後も下がり続けるように過度に移動する(overtravels)ので、支持フレーム80は、図5に示される最初の配置よりもサブフレーム78により近くなるように下げられる。このように支持フレーム80を過度に下げることにより、鎖82が緩む。この配置で、上モールド74およびその連結されたサブフレーム78は、第二釣合重り108の特定の重量を適切に選択することによって選ばれた所望の正味重量でガラス板4を下方向に圧迫する。よって上モールド74は、所定の正味重量でガラス板4の上面を押圧する。
さらに、圧力曲げ操作中、少なくとも圧力曲げ操作の終了までは、上モールド74は上から支持されていないので、上モール74の重量は上モールド74とその下に置かれたガラス板4との接触面全体にわたって、典型的に約1m2の面積にわたって均等に分散される。これによって、圧力曲げ操作の間、ガラス板4全体にわって均等な重量分散が確保される。圧力曲げ操作は典型的には20秒間まで、より典型的には5〜15秒間、さらに典型的には10〜15秒間続く。上モールド74によってガラス板が押圧されてその周縁全体において重力曲げ下モールド10と密に接触する圧力曲げ操作の終了まで、スペース装置109のそれぞれにつき、ドーム状ヘッド124はプレート部材114を圧迫して、圧力曲げモールドのほぼ全領域にわたって、圧力で曲げられたガラス板の厚さに相当する上モールド74と下モールド10との間の予め設定されたギャップを画成する。止め部材を設けることで、圧力曲げ操作中にガラス板4の過度の押圧が生じないことを確実とする。こうすることによって、約3〜4mmの厚さを有する薄いリムのある重力曲げモールドを用いる場合に特に問題となる重力曲げモールド10の環状リム30によるガラス板4の下面への縁の傷つきを最小限に抑える。
本発明の好適実施態様に従って、圧力曲げ工程では、圧力曲げ工程のプロセスパラメータ、例えば温度、時間等、および機械的装置、特に下重力曲げモールドの配置と、上曲げモールドの配置および正味重量、が調整されて、従来技術の方法の改良を提供する。この改良は、圧力曲げ工程のより良い可制御性のみならず、ガラス曲げ方法によって生産される製品の品質の改良の可能性という点で明示される。
図8は、本発明によるガラス曲げプロセスの一実施態様における温度と時間との典型的な関係を図示している。図8およびガラス板の温度についての以下の説明において、温度についての言及は、後の圧力曲げプロセスによって深く曲げられる必要のあるガラス板の部分の温度について言及しているものであるということが理解されなければならない。ガラス板全体の平均ガラス温度は、深く曲げられることが意図される部分の特定される温度よりも低くなるであろう。加熱ゾーンは、例えば示差加熱(differential heating)によって、ガラス板の領域全体にわたって必要な温度分散が難なく達成されるように構成されている。圧力曲げ操作の前の一好適実施態様では、ガラス板4の表面全体にわたって示差温度プロフィル(differential temperature profile)を提供して、圧力曲げ操作の間にガラス板4が所望の形状となることを助けるために、圧力曲げ操作の前に、下に置かれたガラス板4をルーフ・ヒーターで加熱してもよい。このようなルーフ示差加熱技術(differential roof heating technique)は、共に係属中にヨーロッパ特許出願第94309435.9号に説明されている。
図8から、温度は概して(a)炉の上流の重力曲げゾーンにおいてガラス板を重力で曲げる工程と、(b)炉の下流の圧力曲げゾーンにおいて重力で曲げられたガラス板を圧力で曲げる工程と、(c)炉のさらに下流の冷却ゾーンにおいてガラス板を冷却する工程、という三つの連続する工程と共に変化するということがわかるであろう。重力曲げゾーンでは、重力曲げ工程の間にガラス板の温度が上昇し、そして重力で曲げられたガラス板が重力曲げゾーンを出ると、深く曲げられるべきガラス板の部分の温度が温度Tmaxの最大値まで上げられる。いずれの特定の曲がりガラス板の構成についても、Tmaxの値は、所定のガラス板の構成内容および厚さについてのガラスの形状の複雑さによって決められる比較的小さい範囲内となる。一般的に、ガラス板が重力曲げゾーンを出る際に、ガラス板の深く曲げられた部分は約625〜640℃の温度Tmaxである。
ガラス板がその目標形状に正しく垂れ下がることができるようにガラス板の粘度が十分に低くなることを確保するために、重力曲げゾーンのガラス板の温度は十分に高いことが要求される。しかし、温度が高すぎると、結果として得られる製品の光学品質が落ちるかもしれない。一般的に、重力曲げゾーンの周囲温度は約650℃である。
ガラス板が圧力曲げゾーンに入ると、図8に示されるとおりにガラス板は直ちに冷え始める。本発明の方法に従って、圧力曲げゾーンのガラス板の冷却率は、比較的低い値に維持されるように制御される。ガラス板が上圧力曲げモールド74の下に置かれて、モールド74が下げられてガラス板の上面に接触するという、ガラス板が圧力曲げゾーンの中にある期間、この期間を延伸時間t−drawという、が過ぎた後、圧力曲げ操作が開始される。圧力曲げ操作は、図8に示されるとおりに期間t−pressの間続き、この後にダイはガラス板から取り外される。延伸時間は、ガラス板が重力曲げゾーンから移動して上モールドの下の位置へと動かされることを可能とする雌モールド用の機械的運搬システムと、上モールドの操作を開始する時間とによって決められる。
圧力曲げゾーンにおける周囲温度は比較的高く、典型的には500〜600℃、より典型的には550〜580℃になるように制御される。こうすることによって、ガラス板の冷却率は、圧力曲げゾーンにおいてより低い周囲温度を用いた場合に比べて、制御可能に抑止される。圧力曲げ操作は、圧力で曲げられるべきガラス板の部分について比較的高温の範囲内で最適に実施される。例えば、図8において、圧力曲げは温度Tstartで開始され、より低い温度Tstopで終了される。ガラス板が圧力で曲げられる温度範囲は、圧力曲げの間にガラス板に引き起こされる過渡応力(transient stresses)を制御する。圧力曲げが比較的高いガラス温度で実施されると、ガラスはより軟らかくなる傾向があり、かつ圧力曲げ操作の間にガラス板に引き起こされる応力はより容易に緩和される。なぜならば、応力緩和時定数は、より高温ではより短いからである。よって本発明の好適方法に従い、圧力曲げ工程は、圧力曲げゾーンにおいて比較的高い圧力曲げ温度で実施される。ダイがガラスから取り外されるとき、ガラス板は目標曲がり形状を保持する。なぜならば過渡押圧応力が緩和されているからである。またガラス温度は十分に下げられているので、それ以上の重力曲げは生じない。
圧力曲げの間のガラス板の温度を比較的高くするという上記の要件は、可制御性の問題を生じ得る。なぜならば、ガラス板が好適圧力曲げ温度域より下に冷えていないようにガラス板が重力曲げゾーンを出たすぐ後に、ガラス板を圧力で曲げる必要性が結果として生じるからである。しかし、圧力曲げゾーンにおける周囲温度を比較的高く維持することによって、ガラス板の冷却率は抑止され、これによって、圧力曲げ操作が満足に行なわれ得る広いタイム・ウインドー(time window)が提供される。従って、ガラス板が圧力曲げゾーンに入る最初の時点でガラス板の冷却率を制御することにより、圧力曲げ操作の改良されたプロセス可制御性が与えられる。なぜならば、行なわれるべき圧力曲げ操作について時間がより自由になるからである。さらに、圧力曲げの間に時間を制御する態様で比較的高温を提供することが、ガラスを比較的ゆっくりと曲げることを可能とする。比較的ゆっくりな圧力曲げ工程の使用は、ガラス板に引き起こされる過渡押圧応力を低減する傾向にあるため、上記のとおりすることが好ましい。一般的に、図8に示されるt-startとt-stopとの間の押圧時間は20秒間まで、より好ましくは10〜15秒間である。
このようにより長い押圧時間のための設備を設けることは、圧力曲げに一般的に用いられるダイに比べて、比較的低重量のダイを利用することを可能にする。上モールドによってかけられる押圧負荷は典型的に100±50kg、より典型的には50〜100kgである。特定のモールド構成と、曲がりガラス板のサイズおよび目標形状とによって、押圧負荷は選択される。比較的低重量の押圧負荷を使用することにより、ガラス板の破損の発生やガラス板への過渡押圧応力の引き起こしが低減され、またガラス板がモールドによって、特に下モールドが上述のとおりに約3〜4mmの厚さの好適な薄い環状リムを有する従来の重力曲げモールドを備える場合には下モールドによって、傷をつけられるという傾向をも低減する。低重量の押圧負荷は、公知の押圧曲げ装置において一般的に用いられているより重い負荷を使用した場合に比べて、工具の摩損およびメンテナンスも低減する。
押圧曲げ工程の後、ガラス板は圧力曲げゾーンにおいて制御可能な態様で冷え続ける。圧力曲げゾーンにおける比較的高い周囲温度の維持により、圧力曲げの後の冷却率を制御して、圧力曲げ操作の間とガラス板の焼きなましの間においてもガラス板に偶然に引き起こされた応力を緩和させるために、ガラス板が上記の継続される冷却の間、十分に高い温度を維持させられるようにする。このような制御冷却は、ガラス板における、特にガラス板の縁辺における残留領域応力の制御を可能にし、結果として得られる積層製品が車輌製造業者の要求を満たすことを可能にする。
圧力曲げゾーンにおいて、ガラス板の平均冷却率が毎分50℃未満であることが好ましく、より好ましくは約毎分30℃までであり、さらにより好ましくは毎分約10〜20℃である。圧力曲げゾーンにおいて高い周囲温度を用いることによってこのように圧力曲げゾーンで抑止された冷却率を提供することは、圧力曲げ操作のタイミング要件と、圧力曲げ操作が開始されて実行される範囲の速度を緩和する。またこのことは、深曲げ部分について、抑止された冷却率を使用せずに特定の圧力曲げ温度を維持するために要求されるであろう温度よりも比較的低い温度で、例えば625℃〜640℃の範囲で、ガラス板が重力曲げ炉から取り外されることを可能にする。これによって、ガラス板の光学品質を改善することができる。このようにタイミング要件を緩和することは、比較的低重量のダイを用いることを可能にし、これによって結果として得られる圧力曲げガラス板の物理的かつ光学特性を改善することができる。
次にガラス板は圧力曲げゾーンから冷却ゾーンへと移される。この冷却ゾーンにおいて、ガラス板は圧力曲げゾーンにおけるよりも高い冷却率で冷めさせられる。望ましい場合には、低レベルの放射熱を与えることによって冷却ゾーンの冷却率を制御してもよい。ガラス板に引き起こされた領域応力および靭性応力(toughening stresses)が規定の範囲内となるように、冷却率は制御される。しかし、一旦ガラス板がガラスのひずみ点(strain point)より低い、約500℃未満になると、ガラス板に望ましくない応力を生じることなく、冷却率は比較的高くなり得る。
本発明の好適な方法に従い、圧力曲げゾーンの周囲温度は高いレベルに維持される。このことは、上モールドに別の加熱要素を要することなく、上モールドに比較的高い使用温度を与える。これは、上モールドの資本費用の低減という効果をもたらす。
重力曲げ炉と圧力曲げゾーンとにおいて、周囲温度は公知の方法で制御される。例えば、熱風バーナーまたは放射熱ヒーターを設けることによる。冷却ゾーンでは、例えば冷めるガラス板からの放射を受けるための黒面を設けたり、冷却ゾーンからの熱を取り除くために炉の屋根の後ろにエア・フロー(air flows)を設けるなどの公知の冷却構成を用いてもよい。
図6に戻ると、スペーサ装置109は、上モールド74と下モールド10との横位置のバリエーションに対応するように特別に形成されている。なぜならば、円柱形ヘッド124は、プレート部材114の領域によって包含される選ばれた範囲の横位置全体にわたってプレート部材114を係止できるからである。これによって、曲げループの回りの複数の重力曲げモールド10の位置にバリエーションが可能であるにもかかわらず、両モールドの間の正確な間隔保持を達成することができる。このアレンジメントは、圧力曲げの間の上ダイ74の位置決めにおける横方向の自由度を制限しない。
上モールド74は鎖82によって支持フレーム70で支持され、これによって、上モールド74は、圧力曲げ操作の間に回転および並進の両方の横方向の動きに拘束されない。また、支持フレーム80はケーブル86から吊り下げられ、このケーブル86は、圧力曲げ操作中に横方向の動きに対して上モールド74を拘束しない。さらに、一方で複数の鎖82によって上モールド74が支持フレーム80に支持され、かつ他方で支持フレーム80と滑車88との間のケーブル86によって上モールド74が支持されることにより、圧力曲げ操作の間に上モールド74の部品が傾斜する等の拘束されない垂直方法の動きが可能となる。
上モールド74は、トンネル炉を含むループ全体において複数の重力曲げモールドのそれぞれについて正確に位置づけられることが要求される。実際に、各重力曲げモールド10の並進位置(水平と垂直の両方)と回転位置(水平と傾斜の両方)は、炉の最初の設定後のみならず、特に炉の作動後についても往復台によって異なる。これは、熱膨張、熱サイクルの結果による変形、およびレール上の往復台の車輪の摩損などの装置の摩損による。
上モールド74は、横方向または傾斜の動きの拘束なしに、圧力曲げ操作の間にガラス板4の重力曲げ形状に落ちつくようになされているので、重力曲げモールド10の一方から他方までガラス板4の上モールド74に対する位置のバリエーションがあるにもかかわらず、上モールド74は、下に置かれたガラス板4に関して正確な圧力曲げを行なうための正確な位置を難なく見つけることができる。このように圧力曲げ操作の間に上モールド74が自由に動くようにすることで、複数の重力曲げ下モールドの間の位置のバリエーションに関係なく、正確な圧力曲げが達成される。鎖82のような可撓部材による上モールド74の吊り下げは、このような拘束されない動きを可能とする。
さらに、上モールド74は鎖82によって支持されているので、上モールド74は、下に置かれたガラス板4と僅かに接触して小さく横揺れさせることができる。これによって、下に置かれたガラス板4の所望の形状は、上ダイが、前記下に置かれたガラス板4と徐々に接触するようになる結果として得られる累進的な押し作用により、達成されることができる。上モールド74によって深曲げ部分が最初に形作られるように、上ダイ74をガラス上面の上で横揺れさせることが好ましい。
下方止め部材が半球状のドームを含み、かつ上方止め部材がドームを圧迫する平らなプレートからなる止め部材を設けることにより、重力曲げモールド10によるガラス板への偶然による傷つけを最小限に抑えるように、上モールドと下モールドとの確実な相対的垂直方向の位置決めを確保する。しかし、この位置決めは、圧力曲げ操作の間に、並進的及び回転的な両方の横方向に動き、かつ拘束されない態様で下モールド10およびガラス板4に関して垂直方向に傾斜する上モールド74の能力を取り除くか低減することなしに達成される。
本発明は、曲げ部分が150mmほどの小ささの半径を有するようにガラス板を製造することを可能とする。これに比べて、ガラス板を示差加熱して重力曲げが行なわれた場合の最低半径は450mmであり、示差加熱なしに重力曲げが行なわれた場合の最低半径は1000mmである。
本発明は、従来の垂れ下がり曲げ技術を用いて達成可能なエッジ応力に匹敵するエッジ応力を有する深曲げ部分つきのガラス板を製造することを可能にする。本発明は一般的に、7MPa未満のエッジ引張り応力を有する曲がりガラス板の製造を可能にする。このことは、圧力曲げ工程の後で、応力を取り除くために後の焼きなましを要することなく、ガラス板を曲げることを可能にする。

Claims (10)

  1. ガラス板曲げ方法であって、
    炉(2)の重力曲げゾーンにおいて高温で重力曲げモールド(10)上でガラス板(4)を重力で曲げる工程と、
    炉(2)の圧力曲げゾーンにおいて、下モールドとしての重力曲げモールド(10)によってガラス板(4)が支持されている状態で、重力で曲げられたガラス板(4)を上モールド(74)で目標形状まで圧力で曲げる工程と、
    圧力曲げゾーンにおける周囲温度を制御することによって、ガラス板(4)が圧力曲げゾーンに入る際に、圧力曲げゾーンにおけるガラス板(4)を制御された冷却速度で冷却する工程と、
    を備え、
    前記重力曲げゾーンにおける周囲温度が650℃であり、
    前記重力曲げゾーンから圧力曲げゾーンに入る際の、曲げられるべきガラス板(4)の部分の温度が625〜640℃であり、
    前記圧力曲げゾーンにおける周囲温度が550〜580℃の範囲内になるように制御され、
    前記圧力曲げゾーンにおけるガラス板(4)の冷却速度が毎分10〜20℃となるように制御される方法。
  2. 前記圧力で曲げる工程が20秒間まで実施される請求項1記載の方法。
  3. 前記圧力で曲げる工程が5〜15秒間実施される請求項2記載の方法。
  4. 前記圧力で曲げる工程が10〜15秒間実施される請求項3記載の方法。
  5. 前記上モールド(74)が、ガラス板(4)の上面に対して50〜150kgの押圧負荷をかける請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記上モールド(74)が、ガラス板(4)の上面に対して50〜100kgの押圧負荷をかける請求項5記載の方法。
  7. 前記圧力で曲げる工程の間、上モールド(74)が選ばれた正味重量でガラス板(4)上に載っている請求項6記載の方法。
  8. 前記上モールド(74)が、サスペンション・システム(78、80、82)によってガラス板(4)の上面まで下げられるように適合させられており、該サスペンション・システムは、ガラス板(4)を載せた重力曲げモールド(10)に関する上モールドの横方向および傾斜の動きを可能にするように形成されている請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記圧力で曲げる工程の最後に、上モールド(74)と重力曲げモールド(10)とが、複数のスペーサ装置(109)によって互いに選ばれた距離だけ離間され、該スペーサ装置(109)は、重力曲げモールド(10)に関する上モールド(74)の横方向の動きを可能にするように形成されている請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記重力曲げモールド(10)が、曲げられたガラス板(4)の下面を圧迫する環状リム(30)を有する関節モールドを備え、該環状リム(30)が3〜4mmの厚さを有する請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の方法。
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