JP4263444B2 - 出荷作業ビジュアル管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、製品の船積み作業における製品の移動用車両の配置状況と岸壁荷役状況を可視化して一元管理する出荷作業ビジュアル管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コイル等の鉄鋼製品の海上輸送を行う際の製品船積み作業における管理業務は、製品を岸壁まで運搬する大型搬送車(キャリア)の運行を管理する「車両運行管理」と、運搬された鉄鋼製品を船に積載する岸壁作業を管理する「岸壁作業管理」とに大別される。
車両運行管理は、製品を積載する搬送用パレットの管理と、搬送用パレットを移動させるキャリアの管理から構成されている。搬送用パレットの管理では、例えば、搬送用パレット置場(パレットヤード)での搬送用パレットの位置合せ、製品積載場所(例えば、倉庫)に搬送用パレットを移動する際に障害となる別の搬送用パレットの移動、雨天時のパレット幌閉め、作業段取り替え時の搬送用パレットの移動等の各作業から構成されている。そして、これらの各作業は、現場に作業指示を行う管理員を派遣し、この管理員からのキャリア派遣要請に基づいて、運行管制員が適切なキャリアを探して現場に派遣することにより行われていた。その際、運行管制員は各キャリアの位置を把握していないため、各キャリアに順次連絡をとって各キャリアの位置を確認して、現場に最も近い作業待ちのキャリアを探して、派遣していた。
【0003】
また、従来のキャリアの運行管理システムは、キャリア位置を直近作業における最終目的地のみで管理していた。このため、キャリアの派遣要請があると、運行管理システムは、現場に最も近い最終目的地で作業待ちしているキャリアを探して現場に向かうように指示していた。更に、運行管理システムでは移動中のキャリアは目的地に到着するまでは出発地で位置管理されていた。このため、キャリアの派遣要請があると、場合によっては遠くのパレット置場で作業待ちしているキャリアが探し出され、移動指示が出されることがあった。
しかし、実際は、キャリアに対して、搬送用パレットの運搬以外に、搬送用パレットの位置合せ等の付帯作業の発生に伴う移動指示や、次作業を予測した運行管制員からの移動指示が頻繁に発生している。このため、直近作業時の最終目的地のみでキャリア位置を管理している運行管理システムでは、運行管理システムの探したキャリアが、派遣を要請した現場に最も近いキャリアであるという保証はない。そこで、運行管制員は無線等の連絡手段を用いて各キャリアの位置を順次確認し、運行管理システムが探したキャリアよりも派遣要請に対して最適なキャリアが存在する場合は、運行管理システムの指示に介入して変更指示を出していた。
【0004】
更に、岸壁作業管理は、製品を積載した搬送用パレットを岸壁での最適位置に移動させる位置合せ作業、搬送用パレットに積載された製品を船に積み替える作業、及び安全確保作業を主体とした岸壁荷役管理と、船側との打合せ作業、デッキ及び船内への製品の船内積付け荷固め(移動防止)等の作業、並びに安全確保作業を主体とした船内荷役管理から構成されている。そして、これらの各作業は、現場に作業指示を行う管理員を派遣して行われていた。すなわち、搬送用パレットの位置合せを行う際には、管理員がキャリアの運行管制員にキャリアの派遣要請を行うと共に、搬送用パレットの移動指示と、安全確保を行っていた。また、製品の船への積み替え作業では、現場に立ち会って具体的な作業指示と安全の確保を行っていた。更に、製品の船内積付け荷固め等の作業では、管理員が船内に立ち入り、具体的な作業指示と安全の確保を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の車両運行管理では、キャリアの派遣要請が生じると、キャリアの運行管理システムとは独立して運行管制員がその都度、各キャリアの位置を確認して派遣要請に最適なキャリアを特定するという作業を行っており、キャリアの配車管理に十分な時間を費やすことができず、キャリアの効率的な運行を行うことに支障をきたすという問題が生じていた。また、岸壁作業管理では、荷役船数に応じて管理員を手配しなければならず、荷役作業が集中しても岸壁作業管理に支障が生じないよう管理員を確保していた。そのため、要員配置に偏りが生じて効率的な要員計画が立案できないという問題が生じていた。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、製品船積み作業における車両配置状況と岸壁作業状況を可視化して一元管理化することで現場配置している管理員の削減と効率的な車両運行管理が可能な出荷作業ビジュアル管理システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明に係る出荷作業ビジュアル管理システムは、倉庫に保管されている製品を岸壁から船積みして出荷する業務を管理し、搬送用パレットに関するデータ、大型搬送車に関するデータ、及び前記大型搬送車の位置データを受信して、前記搬送用パレッ ト及び前記大型搬送車各々の作業状況と前記搬送用パレット及び前記大型搬送車各々の位置データを保有し、前記製品を積載した前記搬送用パレットを前記岸壁に搬送するよう前記大型搬送車に対して移動指示を行なう運行岸壁管理設備と、
前記運行岸壁管理設備に対して前記大型搬送車の位置情報を知らせる動態管理設備と、
前記搬送用パレットに積載された前記製品を前記岸壁に設けられた荷役手段を用いて前記岸壁から停泊している船舶に積み込む荷役作業を確認する岸壁荷役状況確認設備とを備え、
前記動態管理設備は、(1)前記搬送用パレット及び前記大型搬送車各々の作業状況と、前記搬送用パレットの位置と、前記大型搬送車への移動指示の内容を知らせる前記運行岸壁管理設備からの送信信号、及び(2)前記大型搬送車に設けられ該大型搬送車の位置を知らせる大型搬送車管理手段からの送信信号をそれぞれ受信すると共に、前記搬送用パレット及び前記大型搬送車各々の位置及び作業状況、及び前記大型搬送車への移動指示の内容を地図上に表示する位置表示手段を有し、
前記岸壁荷役状況確認設備は、前記荷役作業の画像を送信する荷役状況把握手段と、前記荷役状況把握手段から送信された画像を表示する画像表示手段と、前記荷役手段に荷役作業の注意指導を行う荷役作業指導手段を有し、
しかも、前記大型搬送車管理手段からの位置の送信、前記運行岸壁管理設備から前記大型搬送車への移動指示、前記運行岸壁管理設備への前記搬送用パレットに関するデータ、前記大型搬送車に関するデータの前記大型搬送車からの送信は、いずれも無線を用いて行われる。
【0007】
例えば、製品の出荷業務を管理する出荷指令センタに動態管理設備と、岸壁荷役状況確認設備を設け、運行岸壁管理設備からは専用回線で、大型搬送車管理手段からは無線により位置のデータを受信して位置表示手段を用いて地図上に表示するので、出荷指令センタにおいて搬送用パレット及び大型搬送車の各位置を地図上で把握することができる。このため、運行岸壁管理設備からの作業指示データと組み合わせることにより、全搬送用パレット、及び全大型搬送車の位置と作業状況を地図上に表示させることができ、出荷指令センタで一元管理することができる。
更に、荷役状況把握手段により得られた荷役作業の状況を、出荷指令センタにおいて画像表示手段を用いて画像表示するので、その画像に基づき荷役手段に対して荷役作業の指導を行うことができる。その結果、製品の出荷業務を出荷指令センタで一元管理することができる。
【0008】
本発明に係る出荷作業ビジュアル管理システムにおいて、前記大型搬送車管理手段は、3次元位置検出装置を有していることが好ましい。
3次元位置検出装置を有することにより、搬送用パレット、大型搬送車の移動に伴って現在位置を逐次知らせることができる。ここで、3次元位置検出装置としては、例えば、GPSを使用することができる。GPSを用いることにより、搬送用パレットと、大型搬送車の緯度、経度、移動方向を容易に特定することができる。
【0009】
本発明に係る出荷作業ビジュアル管理システムにおいて、前記荷役状況把握手段は複数のテレビカメラを有し、しかも、該各テレビカメラは前記荷役手段に設置されていることが好ましい。
製品を岸壁から船舶に積み込む荷役手段、例えば、岸壁クレーンにテレビカメラを設置することにより、船舶内の荷役状況を確認することができる。その際、テレビカメラにズーム、首振り等の各種機能を設けることにより、全体的な状況から細部の養生作業までが確認できる。また、荷役用の照明設備等の高所施設にテレビカメラを設置することにより、岸壁側の荷役作業進捗状況を確認することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係る出荷作業ビジュアル管理システムの全体構成図、図2は同システムの大型搬送車管理手段、動態管理設備、及び運行岸壁管理設備の構成図、図3は同システムにおいて搬送用パレット及び大型搬送車の位置と作業状況を表示する地図の説明図、図4は同システムの岸壁荷役状況確認設備の構成図、図5は出荷指令センタでの作業状況を示す説明図、図6は船舶のデッキ上での作業状況を示す画像の説明図、図7は船内の作業状況を示す画像の説明図、図8は船舶のバランス状況を示す画像の説明図、図9は岸壁での荷役作業の進展状況を示す画像の説明図である。
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る出荷作業ビジュアル管理システム10は、倉庫37に保管されている製品を岸壁13から船積みして出荷する業務を管理し、製品を積載した搬送用パレット12を岸壁13に搬送するよう大型搬送車14に対して移動指示を行ない、大型搬送車14からの出発又は到着のいずれか一方の入力信号で搬送用パレット12の状況を把握する運行岸壁管理設備11と、運行岸壁管理設備11に対して大型搬送車14の位置情報を知らせる動態管理設備62と、搬送パレット12に積載された製品を岸壁13に設けられた荷役手段の一例である岸壁クレーン16を用いて岸壁13から停泊している船舶17に積み込む荷役作業を指示する岸壁荷役状況確認設備18とを有している。以下、これらについて詳細に説明する。
【0011】
運行岸壁管理設備11は、注文データに基づいて製品がどの倉庫37に保管されているかを探査し、見出した製品をどの搬送用パレット12に積載してどの大型搬送車14で移動させるかを決定して、大型搬送車14の車載端末に指示し、岸壁13のどの場所に移動させてどの船舶17に積載するかを決定して、岸壁作業員のハンディ端末に指示し、倉庫保管、製品輸送、及び荷役の一貫物流作業を管理する機能を有している。また、運行岸壁管理設備11は、大型搬送車14の車載端末や、岸壁作業員が携帯するハンディ端末から無線で受信した大型搬送車14の運転員や岸壁作業員の入力信号、及び倉庫作業員からの専用回線での入力信号により判明する搬送用パレット12が空いていること、製品の積載中であること、製品が積載状態にあること、製品を下ろし中であること等の搬送用パレット12に関するデータが変化する毎に、動態管理設備62にそのデータを送信する機能を有している。更に、運行岸壁管理設備11は、大型搬送車14が作業がなく停車中であること、作業がなく移動中であること、搬送用パレット12を積載して作業中であること、搬送用パレット12の積載はないが作業の割付けがあること等の大型搬送車14に関するデータを、データが変化する毎に大型搬送車14から受信しそのデータを動態管理設備62に送信する機能を有している。また、運行岸壁管理設備11は、大型搬送車14に設けられ大型搬送車14の位置を知らせる大型搬送車管理手段21からの一定周期(例えば、1回/20秒)での送信信号を受信した動態管理設備62から大型搬送車14の位置のデータを受信する機能も有している。なお、運行岸壁管理設備11は、上記の各機能を発現するプログラムを、例えば、パーソナルコンピュータ等の電子計算機に搭載することにより構成することができる。また、運行岸壁管理設備11から動態管理設備62へのデータ送信、動態管理設備62から運行岸壁管理設備11へのデータ送信は、例えばFDDI等の専用回線19を使用して行う。
【0012】
動態管理設備62は、運行岸壁管理設備11から搬送用パレット12に関するデータを受信し、かつ、大型搬送車管理手段21から大型搬送車14の位置のデータを受信し、そのデータから搬送用パレット12及び大型搬送車14の各位置を地図上に表示する位置表示手段の一例である大型スクリーンプロジェクタ32を有している。
また、大型搬送車管理手段21は、3次元位置検出装置の一例であるGPS26と、走行により車速パルス信号を発生するパルス発生器27と、ジャイロセンサ28と、GPS26で取得した搬送用パレット12の位置データ、パルス発生器27で発生したパルス信号、及びジャイロセンサ28で得られたジャイロセンサデータを最適位置データに補正するナビユニット63と、補正後の位置データを動態管理設備62に送信する無線機29を有している。ナビユニット63は、GPS26の信号が受信しにくい倉庫37内では、パルス発生器27からのパルス信号で走行距離を計算し、ジャイロセンサ28による方向検知のデータで位置補正を行ない、常時、正確な位置データを送信可能としている。なお、無線機29からの位置データ信号は地上に設置された制御局30に送信され、制御局30を介して動態管理設備62で受信される。
【0013】
動態管理設備62は、制御局30からの電波を受信する無線機31と、動態管理手段本体33を有している。また、大型スクリーンプロジェクタ32は、倉庫37、輸送、及び荷役の一貫物流作業の領域の地図を表示可能となっている。ここで、動態管理手段本体33は、運行岸壁管理設備11と、大型搬送車管理手段21からの位置データに基づいて大型搬送車14の位置を大型スクリーンプロジェクタ32に表示された地図(図3参照)上に表示する機能、運行岸壁管理設備11からの搬送用パレット12に関するデータを取得して、大型スクリーンプロジェクタ32に表示された地図上に、例えば、静置中の搬送用パレット12については停止位置、移動中の搬送用パレット12については大型搬送車14の移動表示と同じ周期で搬送用パレット12の移動表示を行う機能、及び、大型搬送車14の位置を運行岸壁管理設備11に送信する機能を有している。動態管理手段本体33は、上記の各機能を発現するプログラムを、例えば、パーソナルコンピュータ等の電子計算機に搭載することにより構成することができる。
【0014】
運行岸壁管理設備11は、大型搬送車14に対して移動指示内容を決定し、決定された移動指示を大型搬送車14に無線で通知する無線機を有している。ここで、運行岸壁管理設備11は、自らが保有する搬送用パレット12に関するデータ及び大型搬送車14の状況に関するデータ、更に、動態管理設備62から専用回線19を介して送信された大型搬送車14の位置に関するデータに基づいて最適な大型搬送車14を決定して、この大型搬送車14に対する移動指示内容を作成する機能を有している。なお、運行岸壁管理設備11は、上記の各機能を発現するプログラムを、例えば、パーソナルコンピュータ等の電子計算機に搭載することにより構成することができる。
【0015】
図3に示すように、搬送用パレット12、大型搬送車14の位置と作業状況を表示する地図は、大型搬送車14が通行可能な道路36、倉庫37、搬送用パレット12を保管するパレットヤード38、岸壁13の表示に重ね合わせて、各搬送用パレット12及び各大型搬送車14の位置を表示すると共に、各搬送用パレット12の状況を表示する位置表示領域39と、各大型搬送車14別に作業状況を一覧表として表示する作業状況表示領域40を有している。なお、搬送用パレット12の状況の表示内容は、各搬送用パレット12が空いている、製品が積載中である、製品を積載状態にある、製品を下ろし中である、の4つのどの状況にあるかを色別で表示することから構成されており、大型搬送車14の作業状況の表示内容は、各大型搬送車毎に、起点(製品積載地)と終点(製品移動目的地)をコードで示すことと、大型搬送車14が作業がなく停車中である、作業がなく移動中である、搬送用パレット12を積載し作業中である、搬送用パレット12の積載はないが作業が割付けられている、の4つのどの状況にあるかを色別で表示することから構成されている。
【0016】
図1、図4に示すように、岸壁荷役状況確認設備18は、荷役作業の画像を送信する荷役状況把握手段41と、荷役状況把握手段41から送信された画像を表示する画像表示手段42と、画像表示に基づいて岸壁クレーン16側に荷役作業の注意を行う荷役作業指導手段43を有している。
荷役状況把握手段41は、移動体の岸壁クレーン16及び荷役建屋16aに設置されズーム、首振り等の各種機能を備えたテレビカメラ44と、テレビカメラ44の操作を行う制御器45と、画像信号の送信とテレビカメラ44の操作信号を受信する無線機46とを有している。また、荷役状況把握手段41は、岸壁13の荷役用の照明設備等の固定高所施設47に設けられズーム、首振り等の各種機能を備えたテレビカメラ48と、テレビカメラ48の操作を行う制御器49とを有している。テレビカメラ48の画像信号と操作信号は有線で送受信されるようになっている。
画像表示手段42は、無線機46で送信された画像信号を受信し、操作信号を無線機46に送信する無線機51と、無線機51や制御器49から受信した信号を各モニターテレビ53に分配し、かつ、カメラ操作器58からの操作信号を無線機51又は制御器49に振り分ける集中制御盤52と、得られた画像信号を表示するモニターテレビ53と、テレビカメラ44、48の操作を行なうカメラ操作器58を有している。
荷役作業指示手段43は、モニターテレビ53に映し出された画像に基づいて荷役作業の指導を行なう音声指示装置55と、音声信号を岸壁クレーン16側に伝達する音声伝達装置56と、岸壁13に設置されたスピーカ装置57を有している。
【0017】
ここで、無線機46による画像信号の送信には、例えば50ギガヘルツ帯の電波を使用すると、最大17°の指向性で10kmの範囲での送信が可能となる。従って、同一エリア内でも方向の異なる送受信点であれば双方向通信を行う際のチャンネル数は使用制限がない。
【0018】
次に、本発明の一実施の形態に係る出荷作業ビジュアル管理システム10を使用した出荷管理業務の方法について詳細に説明する。
先ず、製品を船舶17まで運搬する大型搬送車14の運行を管理する車両運行管理の方法について説明する。
図5に示すように、出荷指令センタ15では運行管制員59は、動態管理設備62の動態管理手段本体33を起動させて大型スクリーンプロジェクタ32に倉庫、輸送、及び荷役の一貫物流作業の領域の地図を表示する。同時に、動態管理手段本体33に運行岸壁管理設備11からの搬送用パレット12に関するデータ及び大型搬送車管理手段21からの位置データを取得させて、大型スクリーンプロジェクタ32に搬送用パレット12と大型搬送車14の位置をそれぞれ表示させる。
倉庫及び岸壁要員から大型搬送車14の派遣要請を受けると、運行岸壁管理設備11では、大型搬送車移動指示手段23にて、最適条件の大型搬送車14の探査と、探査した大型搬送車14に対する移動指示内容を決定し、大型搬送車14の車載端末に無線で指示内容を伝達し、表示させる。これにより、大型搬送車14の運転員は指示内容を知ることができる。更に、それと同時に、運行岸壁管理設備11は、その指示内容を動態管理設備62に専用回線19で伝え、動態管理手段本体33のモニター画面60と大型スクリーンプロジェクタ32に大型搬送車14の指示内容を表示する。これにより、運行管制員59は大型搬送車14の指示内容を知ることができる。なお、運行岸壁管理設備11は、動態管理設備62より最新の大型搬送車14の位置のデータが専用回線19を通して送られてくるので、最適な大型搬送車14の選定が可能である。
その後、運行管制員59は、地図上で、例えば、運行岸壁管理設備11による指示で移動している大型搬送車14が指示内容と一致した現場に近づくことを確認することができる。なお、大型搬送車14が、仮に、指示内容と異なる現場に向かうことを確認した場合は、音声用の無線を通し、運行管制員59が大型搬送車14の運転員に注意指導を行なうことができる。
【0019】
続いて、岸壁13に運搬された製品を船舶17に積載する際の岸壁作業管理について説明する。
岸壁荷役作業の管理員61は、岸壁荷役状況確認設備18の荷役状況把握手段41を起動させて、岸壁クレーン16に設けたテレビカメラ44で撮影した荷役作業の状況を画像表示手段42のモニターテレビ53に、図6に示すような船舶17のデッキ上の作業状況として、図7に示すような船内の作業状況としてそれぞれの画像を表示させる。そして、管理員61は、図6に示す画像に基づいて、デッキ上での安全確認、船内での安全確認を行う。また、図7に示す画像に基づいて、例えば、製品の固定が打合せ通りに行われているか、作業の進展が打合せ通りに進行しているか、不安全行動が行われていないかを確認する。なお、管理員61が、製品の固定が打合せ通りに行われていないこと、作業の進展が打合せ通りに進行していないこと、不安全行動が行われていることを発見した場合は、音声指示装置55を用いて岸壁クレーン16のスピーカー装置57から、具体的な指示を行う。
【0020】
また、岸壁13に設けられたテレビカメラ48で撮影した荷役作業の状況を画像表示手段42のモニターテレビ53に、図8に示すような船舶17の状況として、図9に示すような岸壁13での荷役状況としてそれぞれの画像を表示させる。そして、管理員61は、図8に示す画像に基づいて、船舶17のバランス状況の確認を行う。また、図9に示す画像に基づいて、例えば、玉掛け状況等の安全確認、岸壁クレーン16等の荷役機械の作業進展状況の確認を行う。なお、管理員61が、作業進展が打合せ通りに進行していないこと、不安全作業が行われていることを発見した場合は、音声指示装置55を用いて岸壁クレーン16のスピーカー装置57から、具体的な指示を行う。
【0021】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の出荷作業ビジュアル管理システムを構成する場合にも本発明は適用される。例えば、運行岸壁管理設備11と出荷指令センタ15を別に設け、運行岸壁管理設備11と動態管理設備62を専用回線を用いてデータをやり取りしたが、運行岸壁管理設備11を構成する電子計算機を用いて動態管理手段本体33を構成することもでき、出荷指令センタ15を別に設けず、運行岸壁管理設備11と動態管理設備62と岸壁荷役状況確認設備18の画像表示手段42等を同一箇所に設けることもできる。
【0022】
【発明の効果】
請求項1〜3記載の出荷作業ビジュアル管理システムにおいては、倉庫に保管されている製品を岸壁から船積みして出荷する業務を管理し、搬送用パレットに関するデータ、大型搬送車に関するデータ、及び大型搬送車の位置データを受信して、搬送用パレット及び大型搬送車各々の作業状況と搬送用パレット及び大型搬送車各々の位置データを保有し、製品を積載した搬送用パレットを岸壁に搬送するよう大型搬送車に対して移動指示を行なう運行岸壁管理設備と、
運行岸壁管理設備に対して大型搬送車の位置情報を知らせる動態管理設備と、
搬送用パレットに積載された製品を岸壁に設けられた荷役手段を用いて岸壁から停泊している船舶に積み込む荷役作業を確認する岸壁荷役状況確認設備とを備え、
動態管理設備は、(1)搬送用パレット及び大型搬送車各々の作業状況と、搬送用パレットの位置と、大型搬送車への移動指示の内容を知らせる運行岸壁管理設備からの送信信号、及び(2)大型搬送車に設けられ大型搬送車の位置を知らせる大型搬送車管理手段からの送信信号をそれぞれ受信すると共に、搬送用パレット及び大型搬送車各々の位置及び作業状況、及び大型搬送車への移動指示の内容を地図上に表示する位置表示手段を有し、
岸壁荷役状況確認設備は、荷役作業の画像を送信する荷役状況把握手段と、荷役状況把握手段から送信された画像を表示する画像表示手段と、荷役手段に荷役作業の注意指導を行う荷役作業指導手段を有し、
しかも、大型搬送車管理手段からの位置の送信、運行岸壁管理設備から大型搬送車への移動指示、運行岸壁管理設備への搬送用パレットに関するデータ、大型搬送車に関するデータの大型搬送車からの送信は、いずれも無線を用いて行われるので、搬送用パレットの位置及び状態、大型搬送車の位置及び状態、製品を船舶に積み込む荷役作業を、例えば、出荷指令センタで一元管理することができ、大型搬送車の派遣要請に対して最適な大型搬送車の自動選定が可能になって、運行管制員の作業を軽減することが可能となる。また、荷役作業現場に管理員を派遣せずに、出荷指令センタに管理員を配置することで、同時に複数の荷役作業を指示することが可能となる。更に、作業内容が軽減された運行管制員を管理員の補佐業務に振り分けることが可能となって、出荷指令センタに配置する1名の管理員で並行して複数の荷役作業を進行させることが可能となる。
【0023】
特に、請求項2記載の出荷作業ビジュアル管理システムにおいては、大型搬送車管理手段は、3次元位置検出装置を有しているので、例えば、出荷指令センタでは常に正確な位置を把握することができ、製品に対して最適な搬送用パレットの割り付け、製品を積載した搬送用パレットに対する最適な大型搬送車の割り付けを行うことが可能となる。
【0024】
請求項3記載の出荷作業ビジュアル管理システムにおいては、荷役状況把握手段は複数のテレビカメラを有し、しかも、各テレビカメラは荷役手段に設置されているので、荷役作業の全体状況、製品の積み替え作業、及び製品の船内積付け荷固め作業を個々に確認することができ、適切な作業指示や安全確保指示を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る出荷作業ビジュアル管理システムの全体構成図である。
【図2】同システムの大型搬送車管理手段、動態管理設備、及び運行岸壁管理設備の構成図である。
【図3】同システムにおいて搬送用パレット及び大型搬送車の位置と作業状況を表示する地図の説明図である。
【図4】同システムの岸壁荷役状況確認設備の構成図である。
【図5】出荷指令センタでの作業状況を示す説明図である。
【図6】船舶のデッキ上での作業状況を示す画像の説明図である。
【図7】船内の作業状況を示す画像の説明図である。
【図8】船舶のバランス状況を示す画像の説明図である。
【図9】岸壁での荷役作業の進展状況を示す画像の説明図である。
【符号の説明】
10:出荷作業ビジュアル管理システム、11:運行岸壁管理設備、12:搬送用パレット、13:岸壁、14:大型搬送車、15:出荷指令センタ、16:岸壁クレーン、16a:荷役建屋、17:船舶、18:岸壁荷役状況確認設備、19:専用回線、21:大型搬送車管理手段、23:大型搬送車移動指示手段、26:GPS、27:パルス発生器、28:ジャイロセンサ、29:無線機、30:制御局、31:無線機、32:大型スクリーンプロジェクタ(位置表示手段)、33:動態管理手段本体、36:道路、37:倉庫、38:パレットヤード、39:位置表示領域、40:作業状況表示領域、41:荷役状況把握手段、42:画像表示手段、43:荷役作業指導手段、44:テレビカメラ、45:制御器、46:無線機、47:固定高所施設、48:テレビカメラ、49:制御器、51:無線機、52:集中制御盤、53:モニターテレビ、55:音声指示装置、56:音声伝達装置、57:スピーカ装置、58:カメラ操作器、59:運行管制員、60:モニター画面、61:管理員、62:動態管理設備、63:ナビユニット
Claims (3)
- 倉庫に保管されている製品を岸壁から船積みして出荷する業務を管理し、搬送用パレットに関するデータ、大型搬送車に関するデータ、及び前記大型搬送車の位置データを受信して、前記搬送用パレット及び前記大型搬送車各々の作業状況と前記搬送用パレット及び前記大型搬送車各々の位置データを保有し、前記製品を積載した前記搬送用パレットを前記岸壁に搬送するよう前記大型搬送車に対して移動指示を行なう運行岸壁管理設備と、
前記運行岸壁管理設備に対して前記大型搬送車の位置情報を知らせる動態管理設備と、
前記搬送用パレットに積載された前記製品を前記岸壁に設けられた荷役手段を用いて前記岸壁から停泊している船舶に積み込む荷役作業を確認する岸壁荷役状況確認設備とを備え、
前記動態管理設備は、(1)前記搬送用パレット及び前記大型搬送車各々の作業状況と、前記搬送用パレットの位置と、前記大型搬送車への移動指示の内容を知らせる前記運行岸壁管理設備からの送信信号、及び(2)前記大型搬送車に設けられ該大型搬送車の位置を知らせる大型搬送車管理手段からの送信信号をそれぞれ受信すると共に、前記搬送用パレット及び前記大型搬送車各々の位置及び作業状況、及び前記大型搬送車への移動指示の内容を地図上に表示する位置表示手段を有し、
前記岸壁荷役状況確認設備は、前記荷役作業の画像を送信する荷役状況把握手段と、前記荷役状況把握手段から送信された画像を表示する画像表示手段と、前記荷役手段に荷役作業の注意指導を行う荷役作業指導手段を有し、
しかも、前記大型搬送車管理手段からの位置の送信、前記運行岸壁管理設備から前記大型搬送車への移動指示、前記運行岸壁管理設備への前記搬送用パレットに関するデータ、前記大型搬送車に関するデータの前記大型搬送車からの送信は、いずれも無線を用いて行われることを特徴とする出荷作業ビジュアル管理システム。 - 請求項1記載の出荷作業ビジュアル管理システムにおいて、前記大型搬送車管理手段は、3次元位置検出装置を有していることを特徴とする出荷作業ビジュアル管理システム。
- 請求項1及び2のいずれか1項に記載の出荷作業ビジュアル管理システムにおいて、前記荷役状況把握手段は複数のテレビカメラを有し、しかも、該各テレビカメラは前記荷役手段に設置されていることを特徴とする出荷作業ビジュアル管理システム。
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