JP4262702B2 - 汗吸収体 - Google Patents

汗吸収体 Download PDF

Info

Publication number
JP4262702B2
JP4262702B2 JP2005212196A JP2005212196A JP4262702B2 JP 4262702 B2 JP4262702 B2 JP 4262702B2 JP 2005212196 A JP2005212196 A JP 2005212196A JP 2005212196 A JP2005212196 A JP 2005212196A JP 4262702 B2 JP4262702 B2 JP 4262702B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sweat
chest
brassiere
corresponding part
absorber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005212196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007031843A (ja
Inventor
雅子 川口
Original Assignee
雅子 川口
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 雅子 川口 filed Critical 雅子 川口
Priority to JP2005212196A priority Critical patent/JP4262702B2/ja
Publication of JP2007031843A publication Critical patent/JP2007031843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4262702B2 publication Critical patent/JP4262702B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
  • Corsets Or Brassieres (AREA)

Description

本発明は、ブラジャー内面側に配置し肌に密着状に装着して汗を吸収する汗吸収体に関するものである。
従来、下着や衣服が汗で濡れた状態の不快感を無くすべく、衣服の下に装着でき、衣服を付けたままで脱衣できる、上半身全体を覆う形状の汗取り用下着が実用化されている。
例えば、特許文献1には、上着・シャツ等を脱がずに、汗取り下着の前後の身ごろを分離することで取り除くことができる、タオル地からなる汗取り下着が開示されている。
特許文献2には、汗取り下着の前後の身ごろの裾部に引出し紐を設け、この引出し紐を引っ張ることで、衣服を着たまま容易に脱衣できる汗取り下着が開示されている。
特許文献3には、特に乳幼児や寝たきりの老人や病人等、他人が着衣させたり、脱衣させたりする際の便宜に資すべく、うさぎの顔の形状の汗取り布が開示されている。
また、腋にかいた汗を衣服に吸収させない目的で、衣服の腋対応部分のみに簡単に着脱可能な、腋用汗取りパッドは、実用に供されている。
特開2005−042272号公報 特開2002−105701号公報 実開平9−000171号公報
従来の一般的な汗取り用下着は、女性がブラジャーを着用することを考慮せずに、上半身の前面と背面の全体を覆う形状であるため、汗取り用下着の外側にブラジャーを装着することは困難である。仮に、汗取り用下着の外側にブラジャーを装着できたとしても、装着感は非常に悪く、また、汗取り用下着を取り外すためにブラジャーを脱衣しなければならないため、この汗取り用下着の取り外しが困難になる。逆に、汗取り用下着の内側にブラジャーを装着した場合は、ブラジャーが直接肌に密着して汗を吸収してしまうので、汗取り用下着を付けていても、ブラジャーが濡れた不快な状態で過ごさなければならない。
また、従来の汗取り用下着は、上半身の前面と背面の全体を大きく覆う形状であるので、衣服の下に汗取り用下着を装着した場合、その汗取り用下着が衣服の外部へ露出したり、外部から汗取り用下着の装着状態がはっきり見えてしまって、見栄えが悪くなる虞があり、つまり、衣服の外部へ影響してしまう。特に、気温が上昇し汗をかき易い春や夏の季節に、この汗取り用下着の使用頻度が高くなるが、この季節は薄着になるため、前記問題が顕著になる。また、従来の汗取り用下着は、上半身の前面と背面の全体を大きく覆う形状であるので、汗取り用下着が大型化し、製造コストが高くなる。
本発明の目的は、ブラジャー汗で濡れるのを防止し、外部への影響を抑えてブラジャー内面側に配置し肌に密着状に装着可能であって、ブラジャー装着した状態でも取外し可能な汗吸収体を提供することである。
請求項1の汗吸収体は、ブラジャーとは別体で吸水性のある膜状体からなる汗吸収体であって、少なくともブラジャーのカップ部の内面側に配置可能なカップ対応部を有し、前記ブラジャーを装着した状態でブラジャーにより前記カップ対応部を胸部の乳部に密着状に保持可能に構成すると共に、前記ブラジャーを装着した状態で取外し可能に構成し、前記カップ対応部を含み胸部の前面に配置される胸部前面対応部と、胸部の背面に配置される胸部背面対応部と、胸部前面対応部の上端部分と胸部背面対応部の上端部分とを接続する左右1対の肩対応部と、胸部前面対応部と胸部背面対応部と左右1対の肩対応部との間に形成され頭部を通過可能な開口部とを有することを特徴とする。
この汗吸収体は、そのカップ対応部をブラジャーのカップ部の内面側に配置して使用するため、身体に密着させるための伸縮性のあるゴム部等の機能を特別に設けることなく、女性が日常用いる、既存のブラジャーをバンドの代わりにすることで、身体に簡単に密着させることができ、少なくとも胸部の乳部にかいた汗を吸収することができる。汗吸収体が汗を吸収して濡れた状態になった場合には、ブラジャーを装着した状態のままブラジャーの内側から汗吸収体を引き抜くことで取外すことができる。
胸部前面対応部及び胸部背面対応部及び左右1対の肩対応部を設けることで、ブラジャーの内面側の略全面に汗吸収体を配置でき、汗を吸収できる面積が多くなるので、その分汗吸収体としての機能が高まる。また、頭部を通過可能な開口部を有するので、汗吸収体を頭部から被るようにして簡単に装着でき、左右1対の肩対応部を肩部に掛けて、胸部前面対応部と胸部背面対応部を胸部の前面と背面を覆うように位置させた後、ブラジャーを上から重ねて装着することで、汗吸収体を身体に確実に密着させることができる。
請求項2の汗吸収体は、請求項1の発明において、吸水性に優れる不織布で構成したことを特徴とする。吸水性に優れる不織布を用いることで、肌から排出された汗を瞬時に確実に吸収でき、ブラジャーや衣服が汗で濡れることを確実に防止できる。
請求項3の汗吸収体は、請求項1又は2の発明において、この汗吸収体を取外す際に手で把持する為の1又は複数の把持部を有することを特徴とする。汗吸収体が汗を吸収して濡れた状態になった際は、把持部を引っ張ることで、簡単に使用済みの汗吸収体を取外すことができる。
請求項の汗吸収体は、請求項の発明において、前記汗吸収体を装着した状態で、胸部前面対応部の左右の両端付近部と、胸部背面対応部の左右の両端付近部とを夫々連結可能な連結部材を設けたことを特徴とする。連結部材を設けたので、汗吸収体を装着する際、連結部材で胸部前面対応部と胸部背面対応部の左右両端付近部同士を夫々連結することで、胸部前面対応部と胸部背面対応部を胸部の前面と背面を覆うように位置させた状態を極力保持し、ブラジャーを上から重ねて装着し易くなる。また、この連結部材による連結構造を簡易なものにして、使用済みの汗吸収体をブラジャーの内側から取外す際も、先に連結を容易に解除して、連結部材がない場合と同様に簡単に取外すことが可能である。
請求項1の汗吸収体によれば、ブラジャーとは別体で構成されるため、構造を小型化且つ簡単化でき、製作コストを低減できる。経済面を重視すれば、汗を吸収した使用済みのものを簡単に洗うことで再利用可能に構成できるし、逆に衛生面を重視すれば、使い捨て可能に構成にして常に新品のものを使用することも可能である。また、この汗吸収体を適度なサイズ、形状(その他、柔らかさ、伸縮性等々)とすることで、種々のサイズ、形状のブラジャーに対応させて簡単に装着できるので、汎用性が高まり、ブラジャーを装着した状態で取外しできるため、利便性が高まる。
また、この汗吸収体は、吸水性のある膜状体からなるので、装着感を良くした上で汗を効果的に吸収でき、ブラジャーの少なくともカップ部が汗で濡れて不快な状態となることを防止できるとともに、首や顔や頭部から排出された汗が乳部側へ流れてきた場合でも、汗吸収体で素早く確実に吸収されるため、乳部の下側へ流れることを防止可能になる。
カップ部の内面側に配置可能で、胸部の乳部に密着状に保持されるので、ブラジャーで押さえることで、肌に密着状に簡単に装着することが可能となり、ブラジャーのみを装着しているのと同じ感覚で使用でき、使用による不快感は生じない。また、衣服の下に透けて見えるという外部への影響は少なく、ブラジャーを装着した際と殆ど差異はなく、汗吸収体を使用することによる抵抗も少なくなる。
また、ブラジャーを装着した状態で取外し可能であるため、汗を吸収して濡れた状態の吸収体を外出先の公衆トイレや会社の更衣室等で簡単に取外すことができるし、更に汗をかくことが予測出来る場合は、取外すと同時に新しい汗吸収体をブラジャーの内側に簡単に装着することができる。このため、濡れた状態の汗吸収体が肌に密着したままの不快感を防止し、常に爽快な状態を保持することができる。
胸部の前面に配置される胸部前面対応部により、胸部前面側で排出された汗を瞬時に吸収でき、胸部の背面に配置される胸部背面対応部により、同様に、胸部背面側で排出された汗を瞬時に吸収でき、左右1対の肩対応部により、同様に、肩付近で排出された汗を瞬時に吸収できる。また、首や顔や頭部から排出された汗が胸部前面側、胸部背面側、肩側に流れてきた場合でも、その汗を胸部前面対応部、胸部背面対応部、1対の肩対応部で吸収できる。
依って、汗がブラジャーのカップ部に吸い込まれたり、その下方へ流れること、汗がブラジャーのバンド部に吸い込まれたり、その下方へ流れること、汗がブラジャーの肩紐部に吸いこまれたり、その下方(例えば、汗をかきやすく且つ汗が留まりやすい腋)へ流れること、を確実に防止することが可能になり、長時間汗が肌に付着することによるかぶれや汗疹を防止でき、ブラジャーが汗で濡れた不快な状態を防止できる。
また、左右1対の肩対応部で胸部前面対応部と胸部背面対応部を接続するので、左右1対の肩対応部が肩部に掛かって、胸部前面対応部と胸部背面対応部を胸部の前面と背面を覆うように位置させ、汗吸収体が装着時にずれ下がってしまったり、ブラジャーの内側で横に移動して胸部周りに回転したりすることを防止できる。
請求項2の汗吸収体によれば、吸水性に優れる不織布で構成されているので、身体から排出された汗を瞬時に確実に吸収でき、ブラジャーや衣服が汗を吸い込むことを防止できる。また、薬剤や抗菌剤をコーティングした不織布を使用すれば、抗菌性、防臭性に優れた汗吸収体を提供することも可能となる。
請求項3の汗吸収体によれば、手で把持する為の1又は複数の把持部を有するので、汗吸収体を装着した状態で、把持部を引っ張ることで、汗吸収体を簡単に取外しできる。
請求項の汗吸収体によれば、連結部材により、身体の胸部側面側において胸部前面対応部と胸部背面対応部を連結できるので、汗吸収体のみを身体に装着した際の装着性が増し、胸部前面対応部と胸部背面対応部を胸部の前面と背面を覆うように位置させた状態を極力保持し、汗吸収体の上からブラジャーを装着し易くなる。
本発明に係る汗吸収体は、ブラジャー内面側に配置されて肌に密着状に装着され、身体から排出した汗をブラジャー吸収する前に吸収して、汗でブラジャー湿った状態になって不快になるのを防止できるものである。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、汗吸収体1の伸長状態の平面図であり、図2は、身体Wに汗吸収体1を装着した状態を示す図であり、図3は、身体Wに汗吸収体1を装着した状態でブラジャー6を装着した状態を示す図である。
図1〜図3に示すように、汗吸収体1は、ブラジャー6の右カップ部6Aと左カップ部6Bの内面側に夫々配置可能な右カップ対応部2Aと左カップ対応部2B、左右のカップ対応部2A,2Bを含み且つ胸部Waの前面に配置される胸部前面対応部3、ブラジャー6の背面側のバンドの内面側に配置可能で且つ胸部Waの背面に配置される胸部背面対応部4、ブラジャー6の右肩紐部7Aと左肩紐部7Bの内面側に夫々配置可能で且つ胸部前面対応部3の上端部分と胸部背面対応部4の上端部分とを接続する左右1対の肩対応部5A,5B、胸部前面対応部3と胸部背面対応部4と左右の肩対応部5A,5Bとの間に形成され頭部を通過可能な開口部Mを備えている。また、胸部前面対応部3の左右方向中央の少なくとも上部分は、胸部の右乳部Wbと左乳部Wbの間の凹状の谷間部で流れてきた汗を効果的に大量に吸収できるように、他の部分に比べ厚みを帯びて肌に密着し易い形状に形成されている。なお、この部分を他の部分と分離して必要に応じて着脱可能に構成してもよい。
汗吸収体1は、ブラジャー6とは別体で吸水性のある膜状体からなり、例えば、吸水性に優れる不織布で構成されている。左右のカップ対応部2A,2Bは予め前側へ少し膨らんだ形状に形成され、これらカップ対応部2A,2Bの上端部から左右の肩対応部5A,5Bが延びている。この汗吸収体1を装着した状態でブラジャー6を装着した場合(図3参照)に、胸部前面対応部3は、その大部分がブラジャー6のカップ部6A,6Bを含む前部で覆い隠されるように構成され、また、胸部背面対応部4は、その一部分がブラジャー6の背面側のバンドで覆い隠されるように構成されている。また、肩紐部7A,7Bの幅は、ブラジャー6の肩紐部7A,7Bの幅よりも幅広に形成されている。
この汗吸収体1を身体Wに装着する場合は、基本的に、ブラジャー6を取り外した状態で行う。この場合、図2に示すように、汗吸収体1を頭部から被るように、開口部Mに頭部を通過させて装着する。すると、左右の肩対応部5A,5Bが肩部Wcに掛かり、胸部前面対応部3と胸部背面対応部4が胸部Waの前面と背面を覆い、左右のカップ対応部2A,2Bが乳部Wbを覆うように位置合わせする。胸部前面対応部3と胸部背面対応部4は、身体Wの左右両側では繋がっておらず取外す際の便宜のため開放状態となっている。
次に、汗吸収体1を身体Wに装着した状態でブラジャー6を装着する。この場合、図3に示すように、右カップ対応部2Aにブラジャー6の右カップ部6Aを、左カップ対応部2Bにブラジャー6の左カップ部6Bを夫々重ね、左右の肩対応部5A,5Bの上にブラジャー6の左右の肩紐7A,7Bが重なるようにブラジャー6の装着位置を合わせ、ブラジャー6の背中側に設けられた接合部であるフック(図示略)を通常の方法で接合することで身体Wに装着すると、汗吸収体1の左右のカップ対応部2A,2Bが胸部Waの左右の乳部Wbに密着状に保持され固定され、このカップ対応部2A,2Bを含む胸部前面対応部3、胸部背面対応部4、肩対応部5A,5Bも肌に密着状に保持され固定される。
ここで、左右の肩対応部5A,5Bは、使用後に汗吸収体1を取外す際に手で把持して引っ張るための把持部としての機能を備えている。すなわち、ブラジャー6を装着した状態でブラジャー6の右肩紐7Aの下に右肩対応部5Aが位置し、左肩紐7Bの下に左肩対応部5Bが位置するが、右肩対応部5Aを右肩紐7Aから左側へずらして上方向へ、左肩対応部5Bを左肩紐部7Bから右側へずらして上方向へ引き抜くことで、肩対応部5で接続された胸部前面対応部3及び胸部背面対応部4が同時に引っ張られて、ブラジャー6の内側から簡単に取外すことが可能である。
この汗吸収体1によれば、ブラジャー6とは別体で構成されるため、構造を小型化且つ簡単化でき、製作コストを低減できる。また、この汗吸収体1を適度なサイズ、形状(その他、柔らかさ、伸縮性等々)とすることで、種々のサイズ、形状のブラジャー6に対応させて簡単に装着できるので、汎用性が高まり、ブラジャー6を装着した状態で取外しできるため、利便性が高まる。
汗吸収体1を吸水性に優れる不織布で構成したので、身体から排出された汗を瞬時に確実に吸収でき、ブラジャー6や衣服に汗が吸い込むことを防止できる。手で把持する為の1対の把持部に相当する肩対応部5A,5Bを有するので、この肩対応部5A,5Bを上側へ引っ張ることで、汗を吸収して濡れた状態の汗吸収体6を簡単に取外しできる。
胸部前面対応部3、胸部背面対応部4、左右1対の肩対応部5A,5Bを設けたので、胸部前面側、胸部背面側、肩側で排出された汗を瞬時に吸収でき、また、首や顔や頭部から排出された汗が胸部前面側、胸部背面側、肩側に流れてきた場合でも、その汗を胸部前面対応部、胸部背面対応部、左右1対の肩対応部で吸収できる。依って、汗がブラジャー6のカップ部2A,2Bに吸い込まれたり、その下方へ流れること、汗がブラジャー6のバンド部に吸い込まれたり、その下方へ流れること、汗がブラジャー6の肩紐部7A,7Bに吸いこまれたり、その下方(例えば、汗をかきやすく且つ汗が留まりやすい腋)へ流れることを、実に防止することが可能になり、長時間汗が肌に付着することによるかぶれや汗疹を防止でき、ブラジャー6が汗で濡れた不快な状態を防止できる。
尚、汗吸収体1については、特に、肌に密着する面(内側)を、主に吸水性に優れる素材で形成し、更に、抗菌加工又は防臭加工を施した素材で形成することが好ましい。また、汗吸収体1のブラジャー6に密着する面(外側)を、汗を吸収する内側と同じ材質だと、吸収した汗を留めることが出来ず、さらにブラジャー6にまで、汗が透過してしまう、また、全く防水性の素材を用いた場合は、水蒸気も通さず逆に蒸れてしまうので、通気性・透湿性のある防水性素材で形成してもよい。
また、汗吸収体1については、種々の吸水性に優れる不織布で構成してもよいし、不織布以外の種々の素材(織布:例えば、タオル地等)、更には、種々の素材からなる多層構造に構成してもよい。例えば、肌に密着する内面側層としてセルロース系繊維(例えば、コットンやレーヨン)、中間層として合成繊維(例えば、ポリエチレンとポリプロピレンの複合繊維)、外面側層として防水性フィルム(例えば、ポリエチレンフィルム)、からなる3層構造の汗吸収体1を構成し採用してもよい。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1)前記汗吸収体1は、ブラジャー6の内面側略全面に配置される胸部前面対応部3、胸部背面対応部4及び左右の肩対応部5A,5Bから構成されるが、図4−1に示すように、ブラジャー6の左右のカップ部6A,6Bの内面側に配置可能な右カップ対応部11Aと左カップ対応部11Bの左右のカップ対応部11A,11Bを含む胸部前面対応部10のみからなる汗吸収体8を構成してもよい。なお、この胸部前面対応部10は、前記汗吸収体1の胸部前面対応部3と同様の構成である。この汗吸収体8は、汗吸収体1における左右の肩対応部5A,5B、胸部背面対応部4がないので、肩紐がないタイプのブラジャーを使用する際や、肩や背中が露出したキャミソール型の衣服を着衣する際にも使用できる。
また、この汗吸収体8は、使用後に身体Wから汗吸収体8を取外す際に手で把持して引っ張るための把持部9が、右カップ対応部11Aと左カップ対応部11Bの中央付近に設けられている。この把持部9を、吸水性のある素材で構成することで、胸部の右乳部Wbと左乳部Wbの間の凹状の谷間部で流れてきた汗を効果的に吸収することができる。この場合、把持部9を左右前後方向に厚みを持たせた立体的な形状とすることも考えられる。この把持部9は、図4に示すような凸部からなる形状のものでもいいし、紐状のものを汗吸収体8の内側に目立たないように取り付けてもよい。
図4−2に示すように胸部前面対応部10と別体の胸部背面対応部10Aのみからなる汗吸収体8Aを構成してもよい。この汗吸収体8Aは、前記汗吸収体1の胸部背面対応部4に相当し、前記汗吸収体8と共に使用できるものであり、略長方形状であって、必要に応じて使用後に汗吸収体8Aを取外す際に手で引っ張るための把持部9Aを2〜3箇所に設けてもよい。例えば、図示のように汗吸収体8Aの左右両端部の下端部に、1対の把持部9Aを設け、この場合把持部9Aを後ろに回した手で持って下側に引っ張って汗吸収体8Aを取外すことができる。
ここで、図4−1、図4−2に示す汗吸収体8,8Aを装着する際は、ブラジャー6を最初に身体Wの胸部Waに装着した状態で、ブラジャー6の内面側の汗吸収体8は胸部Waの前面に、汗吸収体8Aは胸部Waの背面に夫々挿し込んで身体Wに密着状に保持して使用する。
2)前記汗吸収体8は、ブラジャー6の左右のカップ部6A,6Bの内面側に配置可能な右カップ対応部11Aと左カップ対応部11Bの左右のカップ対応部11A,11Bを含む胸部前面対応部10から構成されるが、右カップ部6A及び左カップ部6Bの各々の内面側に配置可能なように、胸部前面対応部10を分割して構成してもよい。(図示略)
3)図5に示すように、汗吸収体12を身体Wに装着した状態で、胸部前面対応部3の左右の両端付近部と胸部背面対応部4の左右の両端付近部とを夫々連結可能な連結部材としての粘着テープ部13A,13B、被粘着テープ部14A,14Bを設けた汗吸収体12を構成してもよい。ここで、連結部材に相当する粘着テープ部13A、13Bは、粘着テープのかわりにマジックテープ(登録商標)等を適用可能である。
汗吸収体12を身体Wに装着した状態で、胸部前面対応部3の粘着テープ部13A、13Bの剥離紙を外し、夫々胸部背面対応部4の被粘着テープ部14A、14Bに夫々貼り付けて胸部前面対応部3と胸部背面対応部4を接合する。そうすることで、その後の汗吸収体12の上からブラジャー6を装着する際の利便性が高まる。
4)図6に示すように、汗吸収体15を身体Wに装着した状態で、胸部前面対応部3の左右の両端付近部と胸部背面対応部4の左右の両端付近部とを夫々連結可能な連結部材としての紐16A,16B,17A,17Bを設けた構成としてもよい。汗吸収体15の胸部前面対応部3の右端部に紐16Aが、左端部に紐16Bが設けられ、胸部背面対応部4の右端部に紐17Aが、左端部に紐17Bが夫々設けられている。ここで、連結部材に相当する紐16A、16B、17A、17Bは、紐状の不織布で構成され、胸部前面対応部3、胸部背面対応部4に縫い付けられている。
汗吸収体15を身体Wに装着した状態で、胸部前面対応部3の紐16Aと胸部背面対応部4の紐17Aを、胸部前面対応部3の紐16Bと胸部背面対応部4の紐17Bを結び留める。そうすることで、前記と同様、その後の汗吸収体12の上からブラジャー6を装着する際の利便性が高まる。
5)上記汗吸収体1,12,15の胸部前面対応部3の左右のカップ対応部2A,2B、上記汗吸収体8の胸部前面対応部10の左右のカップ対応部11A,11Bは予め前側へ少し膨らんだ形状に構成されているが、これに限定されるのもではなく、汗吸収体1等の胸部前面対応部3は全く膨らんでいない平面状に構成してもよい。平面状に構成した場合であっても、汗吸収体1を装着した状態でブラジャー6を装着すれば、汗吸収体1が肌に密着状に保持可能となる。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、当業者であれば、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更された種々の形態を包含するものである。
本発明の実施例1に係る汗吸収体の伸長状態の平面図である。 汗吸収体を装着した状態を示す図である。 汗吸収体の上からブラジャーを装着した状態を示す図である。 変更形態に係る汗吸収体の平面図である。 変更形態に係る汗吸収体の平面図である。 変更形態に係る汗吸収体の平面図である。 変更形態に係る汗吸収体の平面図である
符号の説明
1,8,12,15 汗吸収体
2A,2B カップ対応部
3 胸部前面対応部
4 胸部背面対応部
5A,5B 肩対応部
6 ブラジャー
7A,7B 肩紐
9 把持部
13A,13B 粘着テープ部
14A,14B 被粘着テープ部
16A,16B,17A,17B 紐
開口部

Claims (4)

  1. ブラジャーとは別体で吸水性のある膜状体からなる汗吸収体であって、
    少なくともブラジャーのカップ部の内面側に配置可能なカップ対応部を有し、前記ブラジャーを装着した状態でブラジャーにより前記カップ対応部を胸部の乳部に密着状に保持可能に構成すると共に、前記ブラジャーを装着した状態で取外し可能に構成し
    前記カップ対応部を含み胸部の前面に配置される胸部前面対応部と、胸部の背面に配置される胸部背面対応部と、胸部前面対応部の上端部分と胸部背面対応部の上端部分とを接続する左右1対の肩対応部と、胸部前面対応部と胸部背面対応部と左右1対の肩対応部との間に形成され頭部を通過可能な開口部とを有することを特徴とする汗吸収体。
  2. 吸水性に優れる不織布で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の汗吸収体。
  3. この汗吸収体を取外す際に手で把持する為の1又は複数の把持部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の汗吸収体。
  4. 前記汗吸収体を装着した状態で、胸部前面対応部の左右の両端付近部と、胸部背面対応部の左右の両端付近部とを夫々連結可能な連結部材を設けたことを特徴とする請求項に記載の汗吸収体
JP2005212196A 2005-07-22 2005-07-22 汗吸収体 Expired - Fee Related JP4262702B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005212196A JP4262702B2 (ja) 2005-07-22 2005-07-22 汗吸収体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005212196A JP4262702B2 (ja) 2005-07-22 2005-07-22 汗吸収体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007031843A JP2007031843A (ja) 2007-02-08
JP4262702B2 true JP4262702B2 (ja) 2009-05-13

Family

ID=37791436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005212196A Expired - Fee Related JP4262702B2 (ja) 2005-07-22 2005-07-22 汗吸収体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4262702B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7797761B2 (en) * 2008-05-12 2010-09-21 Epps Ronald E Disposable and sanitory upper torso garment for shielding the skin of a person from a brassiere
WO2010018634A1 (ja) * 2008-08-14 2010-02-18 大祐商事株式会社 カップのカバー部材
JP2020084381A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 株式会社グリーンテック 汗吸収インナーブラパッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007031843A (ja) 2007-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5603653A (en) Perspiration absorbent pads for female breasts
US8075367B2 (en) Absorbent pad for underwire brassiere
US7905763B1 (en) Moisture managing garment
US8925114B2 (en) Perspiration concealing brassiere
US6036577A (en) Disposable breast pad
JP2006002324A (ja) 一体のブラシステムを備えた衣類
JP2011517475A (ja) 衣料品
JP4262702B2 (ja) 汗吸収体
US20180055696A1 (en) Nursing Pad
CN1939168B (zh) 立体(3d)通气孔透气型托胸黏贴乳罩
WO1989007923A1 (en) Disposable protective shielded undergarment
JP7154993B2 (ja) カップ部を有する衣類
GB2491583A (en) Garments comprising an absorbent pad
CN210054669U (zh) 一种多功能文胸
KR101227452B1 (ko) 겨드랑이 땀용 시트
KR200401670Y1 (ko) 일회용 브래지어
CN212590318U (zh) 一体式无痕内衣
US20210113391A1 (en) Underpants
CN214483308U (zh) 一种运动式内衣
CN217772682U (zh) 一种便于尿片更换的防起坨纸尿裤
JP3059721U (ja) 布 地
CN217038915U (zh) 一种抗静电儿童保暖内衣面料
CN209090077U (zh) 一种抑菌功能男士短裤
KR20230134213A (ko) 브래지어
CN114748243B (zh) 一种防溢乳垫

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees