JP4262291B1 - スピーカー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術のスピーカー装置はスピーカーユニット振動板の後面から放射される音波及び振動による雑音波発生を押さえるため、エンクロージャーの重量はかなり大きなものになっていたため、持ち運びが不便であった。しかも強固に部品同士を固められたスピーカー装置は組み立ても分解も、スピーカーユニットのサイズ変更も困難であった。
【解決手段】エンクロージャーのほとんどの部分を音波及び振動を減衰する性質をもつシートにし、軽量になった。しかもシートを巻いた円筒形構造により、組み立ても分解も、スピーカーユニットのサイズ変更も容易になる。
【選択図】図1

Description

この発明は、音質に優れ、しかもエンクロージャーの材質及び構造に特徴を有するスピーカー装置に関する。
図4、図5にあるような従来の箱形あるいは、円筒形スピーカー装置のエンクロージャー1は、金属や木材、合成樹脂等の硬い材質でできたものがほとんどである。振動板9の後面から放射される音波及び振動はエンクロージャー1が硬い材質であるために、板振動あるいは共振を起こしやすい。それが雑音波の発生となって高忠実度再生を阻害していた。
そこで、エンクロージャー1の重量を重くして振動を起こりにくくした。さらに、エンクロージャー1以外のスピーカー装置内部にも錘を取り付ける等、益々スピーカー装置全体の重量は重たくなる。またさらに、スピーカー装置は振動による雑音波発生を防ぐため、それぞれの部品同士は強固に固定されていて解体が難しく、スピーカーユニットのサイズ変更が容易ではない。
特開2001−224089号公報(第13頁、図1)
しかしながら、以上の技術によれば、エンクロージャー材質が硬いため、振動板の後面から放射される音波及び振動は共鳴や板振動を起こしてしまう。それを防ぐためにエンクロージャーを重くして振動しにくくしているが、それがスピーカー装置全体の重量を重くして移動を困難にしている。それに部品の多さと、スピーカーユニットとエンクロージャーの間に緩衝部材12を設ける等、複雑な仕組みによる生産の難しさがある。
さらに完成後はスピーカーユニットを別のサイズに入れ替えることが困難である。また、エンクロージャーが硬い材質で重量もあるために、転倒によりスピーカー装置が傷つきやすい。その上、スピーカー装置周辺にあるものに倒れかかり、それを破損したり、人に怪我をさせる恐れがある。またさらに、スピーカー装置は振動による雑音波発生を防ぐため、それぞれの部品同士は強固に固定されていて解体しにくい。
そこで、この発明は、部品が少なく、制作が容易であって、さらに、共振や板振動を押さえて音質が優れたスピーカー装置を提供することを課題とする。また、この発明は、容易に解体が可能なスピーカー装置を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、第一発明に係るスピーカー装置は、幾重にも巻かれた柔軟性のある音波及び振動を減衰するシートと、前記シートを巻かれた状態に固定するための固定部材と、から構成されるパイプ型円筒形エンクロージャーと、前記エンクロージャーの一端の開口部に、当該開口部を封鎖して外向きに設置されたスピーカーユニットと、
を備えることを特徴とする
また、第二発明に係るスピーカー装置は、さらに、前記固定部材は、ゴムバンド、ベルト、紐、面ファスナー、粘着テープ等の容易に解体可能な部材であることを特徴とする
さらに、第三発明に係るスピーカー装置は、前記シートは、絨毯、スポンジシート、樹脂マット、発砲ゴムシートであることを特徴とする
第一発明によれば、エンクロージャーのほとんどの部分が、音波及び振動を減衰するシートである為、振動板の後面から放射される音波及び振動がエンクロージャーを振動させ、あるいは共振し、そこから雑音波を発生することが、実質的になく、高忠実度再生になる。
第一発明によれば、スピーカーユニットのフレームの振動をエンクロージャーが吸収し、フレーム及びエンクロージャーから雑音波が発生することを押さえているので、高忠実度再生になる。
第二発明によれば、エンクロージャーの主な材質である音波及び振動を減衰するシートはスピーカー装置の完成後も、シートを円筒形に巻く前の状態に戻すことができ、持ち運びが容易である。
第二発明によれば、スピーカー装置完成後も音波及び振動を減衰するシートを円筒形に巻く前の状態に戻すことができ、スピーカーユニットを別のサイズへ入れ替えても、容易にそのサイズに合うようエンクロージャーのサイズ変更を行うことができる。
第一発明によれば、エンクロージャーが柔軟性を持つことにより、転倒してもスピーカー装置は傷つきにくく、人に怪我をさせる恐れが少なくなる。その上、スピーカー装置周辺にあるものに倒れかかり、それを破損する恐れも少なくなる。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。図1の実施形態であるエンクロージャー1は、柔軟性があり、音波及び振動を減衰する性質をもつシート、この図1では絨毯を、幾重にも巻きパイプ型円筒形に形成し、ゴムバンドで固定し、起立させたものである。円筒の内径はスピーカーユニット2の、フランジ部分を除いた直径にほぼ等しい。
エンクロージャー1の空洞部7に円筒形をした吸音材3をスピーカーユニット2後面から開口部11のところまで入れている。この吸音材3の直径はエンクロージャー内径のおおむね2分の1から5分の4とする。
エンクロージャー1の上端開口部には、フルレンジのスピーカーユニット2が外向きにはまり、フランジ8によってスピーカーユニット2を支えている。そのとき、上端開口部はスピーカーユニット及び、そのフランジ部によって、振動板の後面からの音波が漏れないよう封鎖されている。
エンクロージャー1は支持部材4の上に固定せず乗せられている。支持部材4はエンクロージャー1の脚の役割をし、開口部11から放射される音波を封鎖しないようにしている。床となるグランド6には吸音シート5が敷かれている。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、エンクロージャー1のほとんどの部分が音波及び振動を減衰する性質をもつことにより、振動板9の後面から放射される音波及び振動、あるいは、フレーム10の振動を効果的に減衰させ、エンクロージャー1からの雑音波の発生を実質的になくし、高忠実度再生ができるのである。
エンクロージャー1の空洞部7には、吸音材3を入れていることにより、管の長さによって決まる特定の周波数での音の共振が起こらないようにできている。
振動板9の後面から放射される音波は、管の下端開口部へ向かいながらエンクロージャー1の内側側面及び、吸音材3によって実質的に減衰され、リスナーには振動板9の前面から放射される高忠実度再生された音波が届く仕組みになっている。
エンクロージャー1は幾重にも巻かれた音波及び振動を減衰するシートであるので、側面からの音漏れを実質的になくすことができる。仮に側面からの音漏れがある場合には、前記シートをさらに幾重にも巻くことによって容易に解決ができる。
図4、図5に見られる従来のスピーカー装置では、エンクロージャー1に吸音シート5を貼り付けた形になっているが、この実施形態においては、エンクロージャー1が吸音の役割も持つ為に制作が楽で、部品の数を少なくなることができる。
床となるグランド6には吸音シート5が敷かれ、下端開口部からの音波及び振動を減衰することができる。
エンクロージャー1が金属や木材、合成樹脂等の硬く重い材質ではなく、音波及び振動を減衰するシート、例えば、絨毯、スポンジシート、樹脂マット、発砲ゴムシートであるので軽く、スピーカー装置の全体重量は、前記の重い材質を使ったスピーカー装置より軽くすることができ、移動や持ち運びがしやすくなる。
エンクロージャー1の組み立て方法は接着剤や釘を用いず、エンクロージャー1の内径をスピーカーユニット2の、フランジ部分を除いた直径サイズに合わせて、シートを巻き、ゴムバンドで固定する為、組み立て時間が従来より短く、解体時間も短くなる。
さらに、完成後、スピーカーユニット2の直径を大きいものに交換したり、小さいものに交換したりすることが、前記方法により容易におこなえる。
エンクロージャー1が柔軟性を持ち、軽いことにより、転倒してもスピーカー装置は傷つきにくく、人に怪我をさせる恐れが少なくなる。その上、スピーカー装置周辺にあるものに倒れかかり、それを破損する恐れも少なくなる。
「他の実施形態」
図1の実施形態では、スピーカーユニット2のフランジ8が上端開口部を塞ぐのに充分な大きさであっため、何も加工を施していなかったが、フランジ8がほとんど無いスピーカーユニット2やフランジ8が小さく安定性に欠ける場合、あるいはデザイン上の都合等により、フランジを取り付けたり、拡張しても良い。
エンクロージャー1は音波及び振動を減衰するシートであるが、完成後に解体する必要も、スピーカーユニットを交換する必要もなく、あるいは、デザイン上の都合により、接着剤等を用いて固定しても良い。
吸音材3は円筒形に限るものではなく、開口部11へ向かう音波を塞ぐことがなければ良い。
エンクロージャー1の円筒形に巻いたシートを固定する為、ゴムバンドを使用しているが、円筒形の形が崩れないためにしているためで、ベルト、紐、マジックテープ(登録商標、面ファスナー)、粘着テープ等、エンクロージャー1を固定できる方法ならば、どのような方法でもよい。
エンクロージャー1と支持部材4は解体のしやすさの為、固定していないが、安定性の確保や解体する必要のない場合、あるいはデザイン上の都合により固定してもよいものとする。
エンクロージャー1の材質は図1の実施形態において絨毯であるが、樹脂マット、発砲ゴム、ポリマー環境樹脂(PER)、ポリ塩化ビニル(PVC)、布、スポンジ、不繊布等でも良い。
エンクロージャー1が、何らかの理由で転倒する恐れのある場合には、丈夫な壁にフックを取り付け、そこに紐等を用いてエンクロージャー1に結びつけ転倒を防止したり、エンクロージャー1の周囲に何らかの固定物を設置して転倒を防止しても良い。
エンクロージャー下端部11は開口し振動板9の後面から放射される音波を塞いではいないが、リスナーの音質的好みにより支持部材4を省き、下端部を封鎖しても良い。
スピーカーユニット2は図1、エンクロージャー1の上開口部にはめ込むだけで固定されていないが、接着剤や金具等によりエンクロージャー1に固定しても良い。
スピーカー装置は、設置環境の都合上、あるいは、デザイン上の都合により、横に寝かした状態で使用しても良い。
スピーカーユニット2は上向きに設置されている為、音波は360度に広がるが、ステージ演奏等で、360度全指向性を持たせる必要の無い場合、あるいは特定の方向へ音波を集中させたいとき、スピーカーユニットの上部に反射板を設け、前方へ音波を反射させても良い。
この発明の一実施形態を示す断面図である。 この発明の一実施形態を示す上面図である。 図1、図2、図4、図5で示されたスピーカーユニットの断面図である。 従来技術を示す箱形スピーカーボックスの断面図である。 従来技術を示す円筒形スピーカーボックスの断面図である。
符号の説明
1 エンクロージャー
2 スピーカーユニット
3 吸音材
4 支持部材
5 吸音シート
6 グランド
7 空洞部
8 フランジ
9 振動板
10 フレーム
11 開口部
12 緩衝部材
13 箱形スピーカーボックスのエンクロージャー

Claims (3)

  1. 幾重にも巻かれた柔軟性のある音波及び振動を減衰するシートと、前記シートを巻かれた状態に固定するための固定部材と、から構成されるパイプ型円筒形エンクロージャーと、
    前記エンクロージャーの一端の開口部に、当該開口部を封鎖して外向きに設置されたスピーカーユニットと、
    を備えることを特徴とするスピーカー装置。
  2. 前記固定部材は、ゴムバンド、ベルト、紐、面ファスナー、粘着テープ等の容易に解体可能な部材であることを特徴とする請求項1記載のスピーカー装置。
  3. 前記シートは、絨毯、スポンジシート、樹脂マット、発砲ゴムシートであることを特徴とする請求項1又は2記載のスピーカー装置。
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