JP4260894B2 - 画像処理システム内のメモリ効率のよい圧縮装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルビデオプロセッサに関する。具体的に言うと、本発明は、デジタルビデオプロセッサのメモリ要件(requirements)を削減するための画像圧縮の方法および装置に関する。
メモリの効率的な使用は、イメージプロセッサの設計と動作に重要である。たとえば、テレビジョンシステムなどの消費者向け製品は、MPEG−2信号処理を含むイメージプロセッサを使用する場合がある。MPEG(Motion Picture Experts Group)信号圧縮規格(ISO/IEC13181−2、1994年5月10日)は、広く受け入れられている画像処理規格であり、画像処理の中でも特に高精細度テレビジョン(HDTV)処理を使用する衛星放送、ケーブル放送および地上波放送のシステムと共に使用するために特に魅力的である。高精細度ディスプレイを使用する製品は、復号されたMPEGフレームを表示の前に一時的に記憶するために、96Mビット以上のメモリを必要とすることがある。MPEGプロセッサは、表示用の正確な画像を再構成するために、動き推定および動き補償のためにこれらのフレームを必要とする。
MPEG符号化された画素から画像を再構成するシステムは、通常は、差分パルスコード変調(Differential Pulse Coded Modulation、DPCM)を使用する。DPCMの場合、プロセッサが、次の画素値を予想する予測値を作る。合計ネットワーク(summation network)が、実際の画素値から予測を減算して、現画素値の表現ならびに次の画素値の予想に使用される差分をもたらす。この差分は、予測誤差(prediction error)と称し、一般に、元の画素値または予測値より小さいので、元の画素値ではなく差分を処理することによって、システム帯域幅要件が軽減される。予測誤差は、正の値または負の値を有することがある。アング(Ang)他著、「Video Compression Makes Big Gains」、IEEE Spectrum、1991年10月に、DPCM処理を使用するMPEGエンコーダおよびデコーダが全般的に記載されている。
メモリ効率のよいイメージプロセッサは、記憶の前にブロックデータを再符号化(再圧縮)することによって、より少ないメモリを使用して画像フレームを記憶する。空間領域では、画像フレームの記憶に使用される画素あたりビット数を減らすと、画素を元のビットサイズに正確に再構成できない場合に、画質に悪影響がおよぶ。特に画像の滑らかな区域に、アーチファクト(artifacts)が発生することがある。メモリ削減イメージプロセッサは、できる限り効率的かつ経済的に、MPEG復号された信号を正確に量子化し、逆量子化(dequantize)しなければならない。ルミナンス・データとクロミナンス・データを違う形で処理することによって、人間の光学的生理機能を利用することが既知である。データのエネルギならびに人間の目が見ることのできるものを考慮に入れた各種のデータの圧縮法則の最適化が、米国特許第4,575,749号明細書に記載されている。米国特許第4,575,749号明細書では、伝送の前のテレビジョン信号の雑音を減らすための振幅圧縮が開示されている。
本発明者は、メモリを節約し、プロセッサの物理的サイズを減らすと同時に、再構成されたデータに導入されるアーチファクトを最小にする、最小限のハードウェアおよびソフトウェアを使用する効率的なデータ削減システムを提供することが望ましいことを理解している。
本発明の原理によれば、イメージプロセッサは、量子化されるDPCM予測誤差値を作る。量子化の前に、プロセッサは、予測誤差が正負のどちらであるかを判定する。予測誤差値が正の場合、その値は無変更で量子化器に渡される。予測誤差値が負の場合、予測誤差値にバイアス値を加えて、量子化器の範囲内の正の数を作る。バイアスされた予測誤差値とバイアスされない予測誤差値が、量子化器に渡される。量子化器が受け取る値のすべてが、正であり、現在の量子化器の限界内にあるので、量子化器が使用する量子化テーブルに、負の予測誤差値のための量子化値を含める必要はない。これによって、予測誤差値の範囲が半分に減り、量子化分解能が2倍になる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明によるシステムを含む画素ブロックプロセッサのブロック図である。
図2は、図1のシステムの圧縮部分の詳細を示す図である。
図3は、本発明に従うシステムによる使用に適したパケット化されたデータフォーマットを示す図である。
図4は、図1のシステムの圧縮解除部分の詳細を示す図である。
図5Aは、図2の量子化マッパの詳細を示す図である。
図5Bは、図5Aの選択ブロックの真理値表である。
図6Aは、量子化テーブル再構成レベルに関する予測誤差値の正負の特性を示す図である。
図6Bは、本発明による3ビット量子化/逆量子化テーブルを示す図である。
図6Cは、本発明による4ビット量子化/逆量子化テーブルを示す図である。
図7は、本発明による量子化/逆量子化テーブルの設計とそのテーブルを使用するデータの処理の流れ図である。
図8は、本発明を使用するMPEG互換テレビジョンシステムのブロック図である。
本発明の実施例では、テレビジョン受信機に、MPEGデコーダが含まれる。データ削減ネットワークが、8×8画像ブロックを表す復号され圧縮解除されたMPEG信号を、フレームメモリへの記憶の前に量子化し、画像表示のために必要になった時には画像ブロックを再構成する。表示装置は、フレームメモリから導出された画像情報を表示する。
データ削減ネットワークを介してデータの一貫性を維持するために、このネットワークは、画素ブロックを走査し、画像画素値の範囲を判定する。このネットワークは、実際の範囲と所定の範囲の組の間の最適一致を実行する。選択された所定の範囲を使用して、ネットワークは、所定の範囲の正の領域から導出された量子化レベルを含む量子化テーブルにアクセスする。量子化テーブルは、上で述べたようにDPCM値を量子化するのに十分な範囲を有する。この例の場合、上で述べたバイアス値は、選択された所定の範囲になる。選択された所定の範囲は、一般に、そのシステムで可能な最大の画素値(8ビットの場合は256)より小さいので、また、量子化テーブル(および対応する逆量子化テーブル)には正の値だけが含まれるので、量子化分解能が2倍になる。所与の画素ブロックについて最小の所定の範囲が適当である場合には、量子化分解能を32倍高めることが可能である。
図1では、たとえばMPEGデコーダ(図示せず)であるデコーダが、圧縮ユニット12の入力10にMPEG復号された画素データのブロックを供給する。圧縮ユニット12には、プレディクタ(predictor)18、量子化器(quantizer)20およびコンバイナ(combiner)22が含まれる。プレディクタ18は、周知の原理を使用し、たとえばジェイン(Jain,A.,)著「Fundamentals of Digital Image Processing」、Prentice−Hall,Inc.,刊、第484ページ、(1989年)に記載された種類のものとすることができる。
量子化器20は、データを減らされた画素ブロックをメモリ14に供給する。ディスプレイプロセッサ(図示せず)が、画像を表示するために、メモリ14内の減らされたデータブロックにアクセスする時には、圧縮解除ユニット16が、元のデータブロックを再構成する。圧縮解除ユニット16には、メモリ14から減らされたデータを取り出し、減らされたデータブロックを再構成するために、プレディクタ24と逆量子化器(dequantizer)26が含まれる。量子化器20と逆量子化器26は、以下で説明する本発明の原理に従って配置される。プレディクタ24は、プレディクタ18に類似する。
圧縮ユニット12の入力10は、MPEGデコーダから画素ブロックを受け取る。これは図8に関連して説明する。この画素ブロックは空間領域内にあり、たとえば画像画素の8×8ブロックを含む。入力10は、画素ブロックデータをコンバイナ22の非反転入力と量子化器20に供給する。プレディクタ18は、画素予測データをコンバイナ22の反転入力と量子化器20に供給する。コンバイナ22は、反転入力と非反転入力からの信号を組み合わせ、差分を量子化器20に供給する。量子化器20は、量子化された画素値をプレディクタ18に出力し、量子化された画素差分値を記憶のためにメモリ14に出力する。
図2に、量子化器20を詳細に示す。同一の符号は、図1と図2に共通する要素を示す。具体的に言うと、量子化器20には、予測誤差プロセッサ27、量子化マッパ28、符号化コントローラ29、最小最大範囲プロセッサ(MMRP)30、第1画素プロセッサ31およびマルチプレクサ32が含まれる。入力10は、ブロック画素データをMMRP30に供給し、MMRP30は、画素ブロックを走査し、最小画素値、最大画素値およびその範囲を判定する。MMRP30では、最大値から最小値を引き、1を加えた値として実際の範囲が定義されている。MMRP30は、実際の範囲の関数として所定の範囲の組から所定の範囲を1つ選択し、ネットワーク内での後続の使用のために、選択された所定の範囲を実際の範囲と交換する。MMRP30は、最大、最小および所定の範囲のブロックパラメータ値を圧縮し、マルチプレクサ32に転送する。
最小画素値および範囲は、第1画素プロセッサ31にも転送され、範囲は、下で述べるように予測誤差プロセッサ27に転送される。予測誤差プロセッサ27は、コンバイナ22から予測誤差データを受け取り、選択された所定の範囲を用いて負の値にバイアスをかける。量子化マッパ28は、バイアスされた予測誤差とバイアスなしの、すなわちバイアスされない予測誤差値を予測誤差プロセッサ27から受け取る。これらの値は、量子化され、マルチプレクサ32に送られる。また、量子化マッパ28は、量子化された予測誤差値をプレディクタ18に送り、プレディクタ18は、この値を使用して予測データを計算する。マルチプレクサ32は、ブロックパラメータと量子化されたデータを、後で説明するタイミングと制御の下でメモリ14に送る。このブロックパラメータは、オーバーヘッドデータを表し、メモリ14内で量子化された画素ブロックに関連するパラメータフィールド内に記憶される。このパラメータフィールドと量子化されたデータが一緒になって、適当な逆量子化テーブルにアクセスし、画素ブロックを再構成するために逆量子化マッパ36が必要とする情報のすべてを統合したパケットを形成する。符号化コントローラ29は、ブロックパラメータおよび圧縮データの転送ならびに、後で説明するように、個々の画素ブロックの量子化テーブルの選択を監視する。
第1画素プロセッサ31は、入力10から画素ブロックを受け取り、所定の基準画素値を識別する。MMRP30から受け取るブロックの最小画素値が、他のブロック画素から独立した基準画素の比較を容易にする。圧縮された基準画素は、逆量子化器26が無損失または無損失に近い形で元の値を再構成するのに十分なビットによって表現される。第1画素プロセッサ31は、圧縮された基準画素値をブロックパラメータとしてマルチプレクサ32に渡し、マルチプレクサ32は、基準画素値を含むブロックパラメータと量子化されたデータをメモリ14に転送する。逆量子化器26は、画素再構成中に、量子化されたブロック画素の予測値として、基準画素を使用する。圧縮解除中に予測ネットワークで使用される最初の値(基準画素値)が独立なので、所与の画素ブロックを、他の画素ブロックからの情報なしで圧縮解除することができる。この値は、正確でもあり、これによって、再構成されたデータから伝播する予測誤差データが除去される。
基準画素は、圧縮値を導出するためのプレディクタとして画素ブロックの最小値を使用して圧縮される。最小値が、基準値から減算され、その差が、2で除算される。その結果は、ブロックの画素値の範囲の2進表現に必要なビット数より1ビット少ないビット数を用いてメモリ14に記憶される。この範囲によって、圧縮された基準画素値の記憶に使用されるビット数が定義される。というのは、画素ブロック内の他の値のプレディクタとしてブロック画素値を使用する時に、基準画素値と最小画素値などの2つのブロック画素値の間の差が、その範囲の領域内に含まれるからである。この範囲の領域は、0から範囲値−1までである。圧縮された基準値では、範囲の表現に必要なビット数より1ビット少ないビット数が使用される。というのは、この差が2で除算され、これによって2進表現に必要なビット数が1ビット減るからである。
量子化器20は量子化テーブルにアクセスし、逆量子化器26は逆量子化テーブルにアクセスするが、これらのテーブルは、各ブロックに対して最適化される。量子化テーブルおよび逆量子化テーブルには、画素ブロックの近似範囲に基づく値が含まれる。この範囲は、そのブロックの最大画素値と最小画素値の間の差である。MMR量子化器30は、入力データブロックを受け取り、走査して、最小画素値と最大画素値を判定する。その後、量子化器20は、最大値から最小値を減算し、1を加算し(最大−最小+1)その画素ブロックの範囲を計算する。
量子化器20は、計算された範囲を所定の範囲の組(少なくとも1つが計算された範囲以上である)と比較し、所定の範囲を1つ選択し、選択された所定の範囲から導出される量子化テーブルにアクセスする。所定の範囲は、組の中で、実際の計算された範囲以上で最も小さい値の所定の範囲を識別する最適一致分析によって選択される。量子化テーブルと逆量子化テーブルは、選択された所定の範囲の領域に含まれる値を含み、したがって実際の範囲全体の値を含むようにカスタマイズされる。量子化器20は、DPCM処理を使用し、予測誤差である差分値を作る。これらの予測誤差は、プレディクタ18に供給される画素値が、プレディクタ18が現在予測値を生成している画素と同一の画素ブロックから来るものである場合に、実際の範囲の領域内にある。圧縮ユニット12は、このパラメータに従い、これを維持する。実際の範囲は、しばしば、256(8ビット画素値の最大値)よりかなり小さく、この範囲から導出されるテーブルレベルは、256から導出されるテーブルレベルよりよい分解能をもたらす。というのは、選択された所定の範囲が、一般に、値において実際の範囲に近いからである。したがって、システムの精度および効率は、範囲に合わせてテーブルレベルをカスタマイズすることによって向上する。
入力ブロックデータを再構成するために、逆量子化器26は、量子化器20が、その画素ブロックを量子化する時に使用した量子化テーブルのアクセスに使用された所定の範囲を知らなければならない。範囲および他の画素ブロックパラメータの表現(representations)は、量子化された画素ブロックと共にメモリ14のパラメータフィールドに記憶される。量子化された画素ブロックと共にメモリ14にブロックパラメータ表現を記憶することによって、圧縮解除ユニット16が、正しい逆量子化テーブルにアクセスでき、画素ブロックを効率的かつ正確に再構成できるようになる。パラメータフィールドに含まれる他の画素ブロックパラメータは、たとえば、最小画素ブロック値や基準画素ブロック値とすることができる。図3に、パラメータフィールドと圧縮データの可能な構成の1つを示す。パラメータフィールドは、図3の破線に囲まれたブロックパラメータからなる。この実施例では、パラメータフィールドが、圧縮データペイロードを含むデータパケットのヘッダとして配置されている。
表示される画像を大きく劣化させずにフレームメモリの削減を最大にするために、パラメータフィールド内のブロックパラメータによって表現されるオーバーヘッド情報が、メモリ14に記憶される。パラメータフィールドの記憶に使用されるビットのそれぞれが、量子化された画素の記憶に使用できるメモリを減らす。したがって、ブロックパラメータのうちの2つすなわち、範囲と最小値を記憶するのに必要なビット数が、ほとんどの場合にパラメータごとに8ビットから3ビットに減らされる。この処理は、下記の形で動作する。
実際の範囲は、最適一致を判定するために所定の範囲の組と比較される。この所定の範囲は、その後に処理される画素ブロックの範囲を表すのに使用される値になる。所定の範囲は、画素ブロック内のすべての画素値が表現されることを保証するために、実際の範囲より大きい。所定の範囲の組には、16、32、64、96、128、192および256の7つの値が含まれる。この組は、量子化器20と逆量子化器26の両方から使用できるので、所定の範囲は、1つのインデックス値によってパラメータフィールド内で表現することができる。表現すべき所定の範囲は7つだけなので、インデックスは、2進表現に3ビットだけを必要とする。
このシステムは、最小画素値を同様の形で扱う。7つの所定の範囲のうちの5つについて、システムは、選択された所定の範囲に特有の8つの最小画素値の所定の組にアクセスする。量子化器20は、実際の最小画素値を所定の組と比較し、実際の最小値以下で最大の所定の最小値を選択する。その後、この所定の最小値が、処理される画素ブロックの最小画素の表現に使用される値になる。この組は、量子化器20と逆量子化器26の両方から使用できるので、所定の最小値は、パラメータフィールド内で1つのインデックス記号値によって表現することができる。このインデックス記号も、表現すべき所定の最小画素値が8つしかないので、2進表現には3ビットを必要とする。
7つの範囲のうちの5つに関する8つの所定の最小画素値の組は、下の式(1)によって定義される。この式は、0から始まる範囲の最小値のそれぞれについて、一定の線形ステップをもたらす。
min(Rs,i)=INT{i((256−Rs)/7)}; 0≦i≦7 (1)
この式でiは、オーバーヘッドパラメータフィールドで3ビットによって表現されるインデックス記号値である。INT{f(x)}は、結果の値の整数部分だけが使用されることを示す。式(1)が適用される5つの範囲は、32、64、96、128および192である。中括弧内の式f(x)は、式(1)にある式など、関数INTによって操作される任意の式を表す。16の所定の範囲の場合、元々の8ビットの最小値が使用される。256の所定の範囲の場合、8ビット語に関して256の最小値が0であるから、最小値は使用されない。
下の式(2)によって、実際の最小画素ブロック値のために置換される組からの所定の最小画素値が選択される。MAXi{f(x)}は、中括弧内の条件を満足するiの最大値がQminの生成に使用されることを示す。
min=MAXi{Qmin(Rs,i)|Qmin(Rs,i)≦Xmin; 0≦i≦7} (2)
式(2)によって、量子化された画素ブロックを再構成する時に実際の画素ブロック値を包含するのに不十分な所定の範囲が選択される場合がある。というのは、所定の最小値が、実際の最小値未満になるからである。たとえば、所与の画素ブロックで最小画素値が100であり、最大画素値が140である場合には、選択される所定の範囲は64になる。式(1)からもたらされる選択される所定の最小画素値は82になる。選択された最小値と選択された範囲の加算の結果は、146であり、これは、実際の最大画素値より大きい。したがって、この画素ブロックの値のすべてが、選択された所定の値によって表現される。しかし、最大画素ブロック値が160の場合には、選択される所定の値は同一であるが、画素ブロックの領域を完全には表現できない。この場合、次に大きい所定の範囲である96が選択され、新たに選択される所定の最小値は91になる。91と所定の範囲の96を合計すると187になり、これは、実際の最大画素ブロック値である160より大きい。したがって、この範囲から選択される量子化テーブルおよび逆量子化テーブルは、ブロック内の画素のすべてに対するレベルを提供する。量子化器20は、上で説明した分析を実行して、所定の範囲および最小画素値の最初の選択が有効であるかどうかを判定する。有効でない場合、量子化器20は、次に大きい所定の範囲を選択し、新しい最小画素値を選択する。
前に述べたように、予測ネットワークが同一のブロック内の画素値から予測値を導出する場合には、実際の画素値と予測画素値の間の差(E)は、以下の限界内になる。
−Range<E<Range (3)
ただし、Range=Xmax−Xmin+1 (4)
式(3)のEは、予測誤差である。式(4)のXmaxは最大ブロック画素値、Xminは最小ブロック画素値である。したがって、ブロックからの画素データの範囲によって、量子化テーブルおよび逆量子化テーブルが受け取る値が定義され、その特定のブロックについてテーブルが提供しなければならない上限と下限が定義される。範囲が語サイズの最大値(8ビット語の場合は256)より小さい場合、量子化テーブルおよび逆量子化テーブルの分解能を高めることができる。
本発明の原理を使用する量子化テーブルと逆量子化テーブルは、画素ブロックの範囲だけに対して設計されたテーブルの2倍の分解能を有する。分解能が2倍になるのは、正負の範囲の間のすべての値ではなく、0から正の範囲値までの値を含むだけでよいからである。図6Bおよび図6Cは、64の所定の範囲の、3ビットまたは4ビットのテーブルを示す図である。量子化の前に、予測誤差プロセッサ27(図2)は、コンバイナ22からの予測誤差が正負のどちらであるかを判定する。値が正の場合には、その値を無変更で量子化マッパ28に渡す。値が負の場合には、予測誤差プロセッサ27は、値を量子化マッパ28に渡す前に、負の予測誤差値に範囲を加算する。負の予測誤差値は、負の範囲値の領域内にあるので、正の範囲値を負の予測誤差値に加算することによって、バイアスされた誤差値がもたらされる。このバイアスされた誤差値は、正(0より大きい)であり、正の範囲値未満である。量子化マッパ28は、バイアスされた、およびバイアスされない両方の予測誤差値を受け取り、正の所定の範囲の領域に適合された量子化テーブルを用いてその値を量子化する。量子化された誤差値は、マルチプレクサ32に渡され、その後、システムコントローラ(図示せず)の制御の下でメモリ14に記憶される。
本発明の原理を使用する量子化テーブルでは、負の範囲値から正の範囲値までではなく、0から範囲−1までの値だけが量子化されるので、テーブルの分解能が2倍になる。たとえば、所与のブロックの画素値の所定の範囲が64であり、テーブル内に14個の量子化/逆量子化レベルがある場合には、本発明の原理を使用しないテーブルは、各レベル間に平均9.2((64×2)/14を小数点以下第1位で四捨五入)の分解能を有する。本発明の原理に従って設計された同一のテーブルは、同一の所定の範囲について14レベルの間で平均4.6(64/14を同様に四捨五入)という2倍の分解能を有する。
図6Cに示されたテーブルは、通常の4ビットテーブルで可能な最大の16レベル(24)に対して、14個の可能な量子化レベルを有する。可能なレベルの数が減っているのは、記号のうちの2つ(000および001)に、3ビットだけが含まれるからである。この3ビット符号語記号は、それらが頻繁にアクセスされ、データ分解能の低下を上回るかなりの帯域幅およびメモリ要件の削減がもたらされるように、14レベルのテーブル内に配置される。Nレベル(たとえば14レベル)を有し、各レベルが支配的なMビット(たとえば4ビット)の関連出力記号を有する量子化テーブルでは、少なくとも1つのレベル(たとえばレベル1とレベル13)が、頻繁に発生する入力値と、それに対応するMビット未満(たとえば3ビット)の一意の符号語記号とに関連する。
圧縮解除ネットワークは、圧縮解除のためにデータを取り出す時に、3ビット記号と4ビット記号を識別しなければならない。これは、3ビット記号のビットパターンを予約することによって容易になる。たとえば、図6Cでは、3ビットの短い記号だけが、パターン「000」および「001」を有する。短い記号のすべての3ビットは、8ビットデータ値の逆量子化と再構成の時に、どちらかのビットパターンが所定のビット位置で発生した時に、必ずネットワークがその3ビット記号を識別し、第4ビットを処理しないように予約される。すべての4ビットパターンについて、選択された3ビットパターンは2回発生する。これらの発生のうちの1つだけが、テーブル内の量子化レベルを表す。というのは、このネットワークが、他の情報がなければ3ビット記号に対して1つのレベルしか認識できないからである。4ビットテーブルの場合には、すべての3ビットパターンを使用することができ、3ビット記号だけが予約パターンを有することができる。
テーブルが使用される所与のシステムについて、設計者が、支配的な4ビットテーブルで2つではなく1つの3ビット記号を使用することが効率的であると判断した場合、量子化テーブルと逆量子化テーブルは、14個以下のレベルを有する形で設計できる。
1つまたは複数の3ビット記号は、量子化中に頻繁に発生する入力データ値にこの記号が関連する可能性が最適化されるように配置される。したがって、特定のシステムを前もって評価して、短い3ビット記号を配置する位置を統計的に識別しなければならない。3ビット記号によって表現されるレベルの分解能は、3ビット記号の使用が最適化されるように調節することができる。図6Bでは、3ビット記号は、バイアスがこのテーブルから取り消された後にこのシステムについて予測誤差が発生する可能性が最も高い0の付近に配置されている。すなわち、小さい絶対値を有する負の入力予測誤差値は、バイアスを与えられ、テーブルの領域に対して相対的に大きい数として量子化テーブルに入力される。インデックスレベル1は、0予測誤差の正側の入力値のレベルである。インデックスレベル13は、バイアスされた0予測誤差の負側の入力値のレベルである。逆量子化と再構成の際には、適当なレベル13再構成値からバイアス値が除去される。2つの短い記号(「000」と「001」)をレベル0の両側に配置することによって、対称性が保たれ、レベル0に1つだけ短い記号を配置する場合と比較して、帯域幅およびメモリ要件が削減される。レベル1とレベル13のそれぞれが、3(レベル1の場合は4から1まで)の分解能を有する。というのは、テーブルのレベル配置およびレベル分解能が、統計的発生に対して最適化されているからである。やはり、使用される圧縮ネットワークの種類に応じて、3ビット記号の配置は、量子化テーブルおよび逆量子化テーブルが受け取るデータ値の統計的発生に依存する。統計的に最適の配置は、短い符号語記号の実施に影響せずに、異なる種類のシステムの間で変更することができる。
図4は、図1の逆量子化器26のブロック図である。システムマイクロプロセッサの制御の下で、デマルチプレクサ34は、ヘッダのパラメータフィールドに含まれるデータパケットと、パケットのペイロード部分の量子化されたデータを受け取る。デマルチプレクサ34は、最小画素値インデックスと所定の範囲インデックスを最小最大範囲デコーダ(MMRD)38に送る。デマルチプレクサ34は、圧縮された第1画素値を第1画素デコーダ37に送り、第1画素デコーダ37は、所定の再構成された範囲および最小画素値もMMRD38から受け取る。第1画素デコーダ37は、この3つの値を使用して、基準画素を再構成し、これをプレディクタ24に送る。逆量子化の際には、デマルチプレクサ34が、量子化された値を逆量子化マッパ36に送り、逆量子化マッパ36は、予測誤差値を逆量子化して、加算器39に渡す。加算器39は、予測値を逆量子化された誤差値に加算し、その結果を予測誤差プロセッサ35に渡し、予測誤差プロセッサ35は、その結果を再構成された最大画素ブロック値と比較する。量子化の前に誤差値にバイアスが与えられていた場合には、この結果は、再構成された最大画素値より大きくなる。そうでない場合には、結果は、再構成された最大画素値以下になる。予測誤差プロセッサ35が、誤差値にバイアスが与えられたと判定する場合には、所定の範囲値をその結果から減算し、これによって、この処理の量子化側で導入されたバイアスを補正する。予測誤差プロセッサ35と第1画素デコーダ37は、基準画素を含む再構成されたデータを、正しい順序で出力ネットワーク(たとえば図示されていないディスプレイプロセッサ)に渡す。
逆量子化器26が使用可能な値は、量子化された値または符号化された値である。再構成された量子化された最小画素値は、実際の最小画素値以下でなければならず、再構成された量子化された最大画素値と再構成された量子化された範囲値は、実際の値以上でなければならない。MMRP30は、前に述べたようにこの要件が確実に満たされるようにする。
以下の式(5)ないし式(12)は、バイアスされた誤差値が再構成された量子化された最大ブロック画素値より大きく、これによって、再構成中にバイアスされたデータの正しい識別と補正が可能になることを示すものである。式(6)ないし式(11)は、式(12)の導出の理解を助けるために示されるものである。以下の式では、Qminは、量子化された最小ブロック画素値、Qmaxは、量子化された最大ブロック画素値である。Xは、所与の画素ブロックからの画素値であり、Pは、Xの予測画素値である。Eは、誤差値またはXとPの間の実際の差であり、Eは、正または負の数になることがある。Q(E)は、Eの量子化された値であり、Eと量子化雑音Nqを加算した結果であるNqは、正または負の数になることがある。Xrは、Xの再構成された画素値であり、Rqは、最適一致による所定の範囲である。以下の関係を検討する。
max=Qmin+Rq−1 (5)
E=X−P (6)
Q(E)=E+Nq (7)
min≦X≦Qmax (8)
Eのすべての正の値について、以下の関係が存在する。
r=Q(E)+P=E+Nq+P=X−P+Nq+P (9)
r=X+Nq (10)
式(9)は、圧縮解除ユニット16が画素値の再構成に使用する値を表す。式(10)は、圧縮ユニット12が使用可能な値を用いて式(9)を簡略化した式である。負の値のEについて、以下の関係が存在する。
r=Q(E+Rq)+P=E+Rq+Nq+P=X−P+Rq+Nq+P (11)
r=X+Rq+Nq (12)
式(11)は、圧縮解除ユニット16が画素値の再構成に使用する値を表す。式(12)は、圧縮ユニット12が使用可能な値を用いて式(11)を簡略化した式である。説明を単純にするために、式(12)でNqは0と等しいと仮定する。Xは、Qmin以上でなければならない(式(8))ので、Qmaxを定義する式(5)の関係から、所定の範囲を画素値に加算すると、少なくとも1だけQmaxより大きい値がもたらされる。
本発明の実施態様では、Nqが0でない場合に、式(10)と式(12)の結果を検討しなければならない。Nqが正である場合には、式(10)の結果がQmaxを超える場合があり、予測誤差プロセッサ35が、バイアスされた予測誤差を誤って識別することがある。同様に、Nqが負の場合には、式(12)の結果がQmaxより小さくなる場合があり、予測誤差プロセッサ35が、バイアスされない予測誤差を誤って識別することがある。
図5Aは、量子化マッパ28が、その出力が量子化雑音に起因して誤って解釈されないようにする方法を示す図である。量子化器80は、量子化される画素値ごとに3つの出力値を供給する。3つの値とは、量子化テーブルの決定点の最適再構成レベル(I)と、正しいレベルの両側の再構成レベル(I+1,I−1)である。量子化テーブルの最初のレベルまたは最後のレベルが最適の時には、次に大きいか次に小さい量子化レベルが、最適レベルと共に供給される。その後、コンバイナ84が、最適再構成値に関して再構成される画素値を計算(式(10)または式(12))し、その結果をコンバイナ86によってQmaxと比較する。予測誤差がバイアスされ(S2が負)、コンバイナ86からの結果がQmaxより小さい(S1が負)の場合には、再構成時に、予測誤差プロセッサ35が、逆量子化された予測誤差値がバイアスされていないと誤って判定することがある。この問題を防ぐために、予測誤差の次に大きい再構成レベルに対応する符号語が、マルチプレクサ32に送られる。予測誤差がバイアスなしであり(S2が正)、コンバイナ86からの結果がQmaxより大きい(S1が正)の場合には、再構成時に、予測誤差プロセッサ35が、逆量子化された予測誤差値がバイアスされていると誤って判定することがある。この問題を防ぐために、予測誤差の次に小さい再構成レベルに対応する符号語が、マルチプレクサ32に送られる。図5Bに、信号±S1および±S2に応答してユニット82によって選択される、量子化マッパ28の出力として使用可能な量子化器80の出力を示す真理値表を示す。
図6Aは、次に大きいまたは次に小さい再構成レベルを選択することによって、量子化された予測誤差がバイアスされているかどうかを判定する時に量子化雑音によって再構成レベルから誤った結果が引き起こされる時に発生する問題が訂正される理由の説明に役立つ。「I」は、テーブルのインデックス値を指す。決定点I以下であるが決定点I−1を超える予測誤差値は、量子化され、値Rに再構成される。図6Bの3ビット量子化テーブルおよび図6Cの4ビット量子化テーブルからわかるように、テーブルに入力される、決定点Iの中の予測誤差値は、予測誤差再構成レベル値Rより大きいか、これと等しいか、これより小さいことがある。たとえば、図6Cでは、インデックスレベル7は、レベル7の決定点値36とレベル6の決定点値27によって定義されるように、両端を含めて36から28までの入力値を受け入れる。この範囲内の入力値は、32の再構成レベル値に逆量子化される。入力値が34の場合、量子化誤差は−2になり、入力値が32の場合、量子化誤差は0になり、入力値が29の場合、量子化誤差は3になる。前に述べたように、これらの誤差は、量子化雑音として定義される。負の量子化雑音値は、図6Aの−Eに対応する。正の量子化雑音値は、図6Aの+Eに対応する。予測誤差再構成レベルが、実際の予測誤差と等しくない場合には、その差が、正または負の量子化雑音になる。再構成時に、予測誤差がバイアスされているかどうかの誤った分析を量子化雑音が引き起こすと量子化マッパ28が判定した場合、量子化雑音の極性の反対側のレベルを選択することによって、この問題が訂正される。上の説明を続けると、再構成レベル値32が、−E=−2を引き起こし、誤った分析を引き起こすことがある。場合に、バイアスが正しく認識され、処理されることを保証する++Eに等しい量子化雑音値を有するI+1再構成レベル値が選択される。バイアス補正の分析を不正にすることができるのは量子化雑音であるから、反対の符号の量子化雑音の値を選択しても、Qmaxと再構成された画素値の間の関係には影響しない。
qの絶対値は、一般に大きくはないので、量子化器80は、通常は最適の量子化レベルを選択する。量子化器80が次に大きいか次に小さいレベルを選択する時には、その選択が、再構成される画素に追加の誤差を引き起こす。しかし、その誤差は、既知のDPCM量子化テーブルよりはるかによい分解能を有するテーブルでこの問題を訂正する最も近いレベルを選択することによって最小になる。一般に、この補正は、表示されるピクチャの質の顕著な低下を引き起こさない。
量子化分解能は、しばしば、2倍以上高まるが、これは負の予測誤差へのバイアスから発生する。所定の範囲の選択も、量子化分解能の向上につながる。たとえば、所与の画素ブロックについて、選択される所定の範囲が16の場合、4ビットの16レベルテーブル(図示せず)によって、予測誤差値が正確に量子化される。8ビット画素値の場合、分解能は、256の範囲の入力値を受け入れる量子化テーブルから16の範囲の入力値を受け入れる量子化テーブルへ、16倍(256/16)高まる。同一の正の範囲値のための量子化テーブル/逆量子化テーブルの正の値だけが必要になるので、分解能はさらに2倍になり、合計32倍になる。この処理は、所定の範囲値のいずれから導出される量子化テーブル/逆量子化テーブルの分解能の向上の計算にも使用することができる。
図7は、本発明の原理による量子化テーブルの設計と、そのテーブルを用いたデータの処理の設計を示す流れ図である。ステップ100で、正と負の両方の入力値を受け入れるNレベルの既知の量子化テーブルが、設計される。この例では、入力値はDPCM予測誤差値であり、したがって、正負の入力値は、0を中心として対称である。ステップ102で、テーブルの中点、この例では0が判定される。ステップ104で、Nレベルのすべてが、中点から最大予測誤差値までに割り当てられる。結果の量子化テーブルは、最初のテーブルの2倍の分解能を有する。各量子化レベルの分解能は、入力値の統計的発生に従って調節することができる。
ステップ106で、中点値未満の入力値に、バイアス値を加算する。DPCM予測誤差値の場合、バイアス値は、関連するデータブロックの範囲とすることができる。ステップ108およびステップ110で、バイアスされた入力値とバイアスされない入力値を、高分解能量子化テーブルを用いて圧縮する。ステップ112で、圧縮データのすべてを、量子化されたままの状態で出力する。ステップ114で、高分解能テーブルを用いて圧縮データを圧縮解除して、圧縮解除された出力値を作る。ステップ116で、圧縮解除された出力値のすべてにバイアス値を加算する。ステップ118で、各出力値の結果を閾値と比較する。この閾値は、関連するデータブロックの最大入力データ値とすることができる。結果が閾値より大きい場合、圧縮解除された出力値にバイアスが含まれ、そのバイアス値はステップ120で減算され、ステップ122で、再構成された値が出力ネットワークに出力される。ステップ118で、結果が閾値より大きくない場合には、圧縮解除された出力値にバイアスが含まれず、結果は、再構成された値であり、ステップ122で出力ネットワークに出力される。
図1に戻って、メモリ14は、量子化された画素ブロックとパラメータフィールドを、これらが画素の再構成および表示のために必要でなくなるまで記憶する。これらのデータがメモリ14に常駐している間は、共通のデータバスを使用するマイクロプロセッサの制御の下で、圧縮解除ユニット16を介して後続のディスプレイプロセッサがこれらのデータにアクセスし、復号することができる。圧縮ユニット12および圧縮解除ユニット16は、共通の集積回路に存在し、集積回路設計を単純にするために類似した設計と構造を示す。メモリ14は、有利なことに、この集積回路の外部に存在し、これによって、特定のシステムの信号処理要件に対処する必要に応じてメモリ14のサイズを選択できるようになっている。これは、製造コストの節約、たとえば、コスト削減の場合、MPEGデコーダ用のフレームメモリの必要量が少ない低解像度ディスプレイを使用する消費者向けテレビジョン受信機などをもたらす。また、節約された記憶領域は、通常は、他のシステム構成要素によって使用可能であり、総合的なシステム性能が高まる。
図8に、前に述べた本発明による装置を含む、テレビジョン受信機内の実用的なデジタル信号処理システムの一部の例を示す。図8のデジタルテレビジョン受信機は、過剰な詳細を描かないように簡略化されている。たとえば、図示されていないのが、さまざまな要素に関連する先入れ先出しFIFO入出力バッファ、読み書き制御、クロックジェネレータネットワーク、および、拡張データ出力型(EDO)、シンクロナス型(SDRAM)、rambus DRAM(RDRAM)または他の任意の種類のRAMとすることができる外部メモリとインターフェースするための制御信号である。
図1と図8に共通する要素には、同一の符号を付す。動き補償ユニット70を除く信号プロセッサ72の諸要素は、SGS−Thomson Microelectronics社が市販するSTi 3500A MPEG−2/CCIR600 Video Decoder集積回路に見られる要素に対応する。
手短に言うと、図8のシステムには、マイクロプロセッサ40と、内部制御バス46に結合されたバスインターフェースユニット42およびコントローラ44とが含まれる。この例では、マイクロプロセッサ40は、MPEGデコーダである信号プロセッサ72を含む集積回路の外部に配置されている。192ビット幅の内部メモリバス48は、圧縮ユニット12と、類似した圧縮解除ユニット16および50と、外部フレームメモリであるメモリ14との間のデータの通路である。圧縮ユニット12、圧縮解除ユニット16および50は、マイクロプロセッサ40からコントローラ44を介して、イネーブル制御信号と共に圧縮係数制御信号または圧縮解除係数制御信号を受け取る。さらに、Request(要求)入力を受け取り、Acknowledge(肯定応答)出力ならびにメモリのAddress(アドレス)出力、Read Enable(読み取りイネーブル)出力およびWrite Enable(書き込みイネーブル)出力を供給するローカルメモリ制御ユニット52も含まれる。ローカルメモリ制御ユニット52は、メモリ14を制御するためのアドレス信号と制御信号をリアルタイムで作る。ローカルメモリ制御ユニット52は、ローカルクロックジェネレータ(図示せず)からの入力クロック信号Clock Inに応答して、出力クロック信号Clock Outも供給する。マイクロプロセッサ40は、メモリ14を、MPEG復号、表示処理およびオンスクリーン表示マップのために、ビットバッファ、ビデオフレーム記憶セクションおよびフレーム記憶バッファに区分する。
ディスプレイプロセッサ54には、圧縮解除された画像フォーマットを、画像再生表示装置56による表示のための所定の共通フォーマットに変換する必要に応じて、水平および垂直の再サンプリングフィルタが含まれる。たとえば、このシステムは、525ラインインターレース式、1125ラインインターレース式、720ラインプログレッシブスキャンなどのフォーマットに対応する画像シーケンスを受信し、復号することがある。テレビジョン受信機は、すべての受信機フォーマットに対して共通の表示フォーマットを使用する可能性が高い。
外部インターフェースネットワーク58は、MPEGデコーダによる処理のための入力圧縮ビデオデータのほかに、MPEGデコーダと外部のマイクロプロセッサ40の間で制御情報および構成情報を運ぶ。MPEGデコーダシステムは、補助プロセッサすなわちマイクロプロセッサ40用のプロセッサに類似する。たとえば、マイクロプロセッサ40は、復号するフレームごとにMPEGデコーダに復号コマンドを発行する。デコーダは、関連するヘッダ情報を突き止め、これをマイクロプロセッサ40が読み取る。この情報を用いて、マイクロプロセッサ40は、デコーダを設定するためのデータ、たとえば、フレームの種類、量子化マトリックスなどに関するデータを発行し、その後、デコーダが、適当な復号コマンドを発行する。上で述べたSGS−Thomson社のSTi 3500A集積回路デバイスの技術仕様資料に、このような形のMPEGデコーダ動作に関する追加情報が記載されている。
マイクロプロセッサ40は、受信機の製造業者によってプログラムされるモード制御データをローカルメモリ制御ユニット52に渡して、マルチプレクサ32(図2)およびデマルチプレクサ34(図5)の動作を制御し、必要に応じて圧縮ユニット12、圧縮解除ユニット16および50の圧縮係数/圧縮解除係数を確立する。開示されたシステムは、たとえば地上波放送、ケーブルシステムおよび衛星送信システムに関連するものなど、さまざまなデジタルデータ処理方式に関連するMPEG仕様のすべてのプロファイルおよびすべてのレベルと共に使用することができる。
図8には、信号プロセッサ72のうちで、入力高精細度ビデオ信号を処理するための、テレビジョン受信機に見られるものなどのデジタルビデオ部分も示されている。信号プロセッサ72には、アナログチャネル(図示せず)を介して標準精細度ビデオ信号を受け取り、処理するための備えを含む集積回路を含めることができる。信号プロセッサ72には、バッファ60、可変長デコーダ(VLD)62、逆量子化ユニット64、逆離散コサイン変換ユニット(IDCT)66、加算器68および動き補償ユニット70によって構成され、フレームメモリとしてのメモリ14を含む通常のMPEGデコーダが含まれる。たとえば、上で示したアング(Ang)他著、「Video Compression Makes Big Gains」IEEE Spectrum、1991年10月に、MPEGエンコーダおよびMPEGデコーダの動作が記載されている。
信号プロセッサ72は、前の入力プロセッサ(図示せず)、たとえば入力信号復調の後にデータパケットを分離するトランスポートデコーダから、MPEG符号化データの制御されたデータストリームを受け取る。この例では、受け取られた入力データストリームは、米国高精細度地上波テレビジョン放送システム用のGrand Alliance仕様で指定された高精細度画像素材(1920×1088画素)を表す。この入力データストリームは、MPEG圧縮規格を使用して圧縮された画像のシーケンスを表す階層型データストリームの形式である。これらの画像は、イントラフレーム情報およびインターフレーム情報として周期的に圧縮され、符号化される。イントラフレーム情報には、Iフレームアンカーフレームが含まれる。通常インターフレーム情報には、隣接するピクチャフレーム間の画像の差分を表す予測動き符号化残差情報が含まれる。インターフレーム動き符号化には、処理中の現ブロックと前に再構成された画像のブロックとの間のオフセットを表す動きベクトルの生成が含まれる。現ブロックと前ブロックの間の最適一致を表す動きベクトルが、符号化され、伝送される。また、動き補償された8×8ブロックのそれぞれと前に再構成されたブロックの間の差(残差)は、伝送の前に、離散コサイン変換(DCT)され、量子化され、可変長符号化(VLC)される。上記のアング他を含むさまざまな刊行物に、動き補償付き符号化処理が詳細に記載されている。
バッファ60は、VLD62による可変長復号の前に、入力の圧縮画素データブロックを受け入れる。バッファ60は、メインレベル、メインプロファイルのMPEGデータストリームの場合に1.75Mビットの記憶容量を示す。逆量子化ユニット64とIDCT66は、VLD62からの復号された圧縮データを圧縮解除する。IDCT66からの出力データは、加算器68の入力の1つに結合される。
バッファ60からの信号は、逆量子化ユニット64の量子化ステップサイズを制御して、滑らかなデータの流れを確実にする。VLD62は、すでに述べたように復号された動きベクトルを動き補償ユニット70に供給する。VLD62は、既知のとおり(簡略化のために図示せず)インターフレーム/イントラフレームモード選択制御信号も作る。VLD62、逆量子化ユニット64およびIDCT66によって実行される動作は、送信器に配置されるエンコーダの対応する動作を逆転したものである。
IDCT66からの残差画像データを、動き補償ユニット70の出力から供給される予測画像データと合計することによって、加算器68は、ビデオフレームメモリ14の内容に基づいて再構成された画素を供給する。信号プロセッサ72が、画素ブロックのフレーム全体を処理した時に、フレームメモリ14に、結果の再構成された画像が格納される。インターフレームモードでは、VLD62から得られた動きベクトルによって、動き補償ユニット70からの予測されたブロックの位置が与えられる。
加算器68、メモリ14および動き補償ユニット70を用いる画像再構成処理は、有利なことに、フレームメモリ14へのデータ記憶の前の圧縮ユニット12の使用に起因して、かなり削減されたメモリ要件を示す。フレームメモリ14のサイズは、たとえば50%圧縮率が使用される時に、50%まで削減することができる。圧縮解除ユニット50は、圧縮ユニット12と逆の機能を実行し、上で説明した圧縮解除ユニット16に類似する。圧縮解除ユニット50は、画像ブロックを再構成し、したがって、動き補償ユニット70が、上で述べたように機能することができる。圧縮ユニット12と圧縮解除ユニット16および50は、本発明の原理に従って構成される。図1、図2、図4および図5Aに、圧縮ユニット12と圧縮解除ユニット16および50の詳細が示されている。

Claims (1)

  1. 画像を表す画素データを処理するためのデジタル信号処理システムにおいて、
    前記画像を表す画素データを処理してDPCM予測誤差値を生成する第1プロセッサと、
    負の予測誤差値にバイアス値を加算して正の再バイアスされた予測誤差値を生成する第2プロセッサと、前記バイアス値は画素ブロックの最大画素値と最小画素値との間の差に基づいて生成されるものであり、
    前記正の再びバイアスされた予測誤差値および前記バイアスされない予測誤差値を量子化して、量子化レベル符号語の共通の組を前記正の再びバイアスされた予測誤差値および前記バイアスされない予測誤差値の両方に割り当てることにより量子化されたデータを生成する量子化器と
    を含む装置。
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