JP4260753B2 - 無線センサネットワーク - Google Patents
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Description
送受信するデータは、システムが健全に動作しているときは、PANコーディネータからエンドデバイスへの温度・振動などセンサへの計測指示、エンドデバイスからPANコーディネータへの計測データなどである。これらのデータは、アプリケーションの要求にもよるが、ある時間内に収集できれば十分で、リアルタイム性を要求されないものも多い。また、計測指示をしなくても、定周期で自動的にエンドデバイスからPANコーディネータに送信してくる場合もある。
一方、センサを取り付けた装置に何らかの異常が発生したときには、エンドデバイスからPANコーディネータに対し、装置の異常を通知する警報が送信される。警報は重要な情報であるので、リアルタイム性が要求され、他のデータ通信より優先して、確実に通信する必要がある。
警報が発生したとき、第1報は警報メッセージのみであるが、その後、警報を発生する原因となったデータを送信する場合も多く、この原因となったデータは、単一データ、バルクデータいずれの場合もある。
近年の無線ネットワーク技術の発展により、このようなプラント監視システムを始めとする産業用センサネットワークに、近距離無線ネットワークを用いようとする試みが始まってきている。近距離無線ネットワークの国際標準規格の1つに、IEEE 802.15.4がある。IEEE 802.15.4は、物理層・MAC(Medium Access Control)層の規格を定めたもので、この上に実装するネットワーク層・アプリケーション層の国際標準規格にZigBeeがあり、様々なセンサネットワークへの適用が期待されている。
IEEE 802.15.4では、ネットワークトポロジにより、使用するCSMA−CAアルゴリズムが2種類ある。1つは、スター・トポロジでのみ用いることが可能なslotted versionアルゴリズムであり、もう1つは、スター・トポロジ、メッシュ・トポロジの両方で用いることが可能なunslotted versionアルゴリズムである。
slotted versionアルゴリズムでは、PANコーディネータが発するビーコンにより、各無線端末(ノード)が同期することが可能で、ビーコン間を16スロットに分割して、このスロットを1つの処理単位とするものである。unslotted versionアルゴリズムでは、ビーコン、スロットは用いず、各ノードは、どのタイミングでも自由に通信することができる。
IEEE 802.15.4を産業応用で用いる場合には、通常メッシュ・トポロジであることが要求されるため、unslotted versionアルゴリズムを使用する。
ノード1がノード0に通信する場合を考える。ノード1は、通信を試みる前にまずランダム時間待つ。このランダム時間経過後、ノード0が通信可能な状態かどうかを調査し、可能であれば通信を開始する。可能でなければ、さらにランダム時間待ち、再度ノード0が通信可能な状態かどうかを調査し、可能であれば通信を開始する。このランダム時間待ちと、通信可能な状態かどうかの調査を繰り返し、通信可能な状態になった段階で通信を開始するのが、CSMA−CAアルゴリズムの基本的考え方である。
IEEE 802.15.4では、ランダム時間は、バックオフ・ピリオドと呼ばれる単位で指定される。バックオフ・ピリオドは、20シンボル(IEEE 802.15.4が2.4GHz帯で用いる変調方式O−QPSKでは、1シンボルは4bit)すなわち80bitを1単位として定義される。そして、このバックオフ・ピリオドの単位で、ランダム待ち時間はrandom(2BE−1)単位に指定される。BEの値は、初期値は0〜3の間の値(デフォルト初期値は3)で開始し、繰り返しのたびに+1ずつ増加し、最大は5である。
IEEE 802.15.4では、繰り返し回数は、デフォルトで最大5回である。5回繰り返して、通信できなければ、この通信は失敗と判定される。
大量データの転送とランダムに発生する比較的短いデータの転送を、一つの通信線路を介して同時に行う場合、比較的短いデータの転送を妨げずに効率よく大量データを送信する方法に関する先行例はある(例えば特許文献1)。
IEEE 802.15.4では、一度に通信するパケットサイズを最大127byteと定めており、先に述べたような産業用システムで必要なバルクデータ送信を実現するためには、このバルクデータを複数に分割して送信し、受信側で受け取ったデータを再構築する必要がある。この分割・再構築手法については、IEEE 802.15.4もZigBeeも標準仕様として規定していない。
このとき、背景技術で述べたように、パケット送信前のランダム待ち時間の平均値は、average(23 -1)=3.5バックオフ・ピリオドであり、1バックオフ・ピリオドは80bitであることから、これは35byte(=3.5*80bit)のデータ処理時間分である。したがって、ノード0は、平均して127/(127+35)=0.78395の時間帯は、バルクデータの受信に使われていることになる。
すなわち、警報という速やかに・かつ確実に通信しなければならない優先メッセージが、別のノードからバルクデータが送信されている間は、29.610%の確率で送信が失敗することになる。この場合には、再送など適切な手段を講じなければならない。
以上のことから、産業分野という、バルクデータ通信が必要であり、かつ警報のような優先メッセージが存在するアプリケーションに対して、IEEE 802.15.4あるいはZigBeeを適用するためには、上記課題を解決できるような適切な処理をアプリケーションで実装することが必要となる。
受信ノードは、バルクデータの分割サイズを設定するバルクデータ分割サイズ設定手段と、連続して送信してもよいパケット数を設定する連続送信パケット数設定手段と、バルクデータ通信中断区間の長さを設定するパケット送信待ち時間設定手段と、バルクデータ及び優先メッセージを受信するパケット受信手段とにより構成され、分割サイズと連続して送信してもよいパケット数とバルクデータ通信中断区間の長さとを、バルクデータ送信ノードに送信し、
バルクデータ送信ノードは、受信ノードから受信したバルクデータ分割サイズに基づき、バルクデータを分割してそれぞれパケットを生成するバルクデータ分割手段と、バルクデータ送信ノードから受信したバルクデータ通信中断区間の長さだけパケットの送信を待つパケット送信待ち手段と、このパケット送信待ち手段によりバルクデータ通信中断区間の長さだけパケットの送信を待ったのち、バルクデータ送信ノードから受信したパケット数のパケットを連続して送信するパケット連続送信手段とにより構成されているものである。
受信ノードは、バルクデータの分割サイズを設定するバルクデータ分割サイズ設定手段と、連続して送信してもよいパケット数を設定する連続送信パケット数設定手段と、バルクデータ通信中断区間の長さを設定するパケット送信待ち時間設定手段と、バルクデータ及び優先メッセージを受信するパケット受信手段とにより構成され、分割サイズと連続して送信してもよいパケット数とバルクデータ通信中断区間の長さとを、バルクデータ送信ノードに送信し、
バルクデータ送信ノードは、受信ノードから受信したバルクデータ分割サイズに基づき、バルクデータを分割してそれぞれパケットを生成するバルクデータ分割手段と、バルクデータ送信ノードから受信したバルクデータ通信中断区間の長さだけパケットの送信を待つパケット送信待ち手段と、このパケット送信待ち手段によりバルクデータ通信中断区間の長さだけパケットの送信を待ったのち、バルクデータ送信ノードから受信したパケット数のパケットを連続して送信するパケット連続送信手段とにより構成されているので、バルクデータの通信中でも、バルクデータ全体の送受信効率の低下を低く押さえつつ、無線センサネットワークが要求する確率で警報などの優先メッセージの通信を保証することができる。
図1は、この発明の実施の形態1による無線センサネットワークの全体構成を示す概略図であり、無線センサネットワークの対象とするアプリケーションの1例であるプラント監視システムの一般的なシステム構成を示している。
図1において、ポンプ・電動機など複数の監視対象に温度センサ1、振動センサ2などを取り付け、このセンサと接続したエンドデバイス3と、インターネット7など外部ネットワークに接続しているPC6等(ゲートウェイ)に接続したPANコーディネータ5と、データのマルチホップ通信に使うルータ4とにより、無線センサネットワークが構成される。プラント監視システムは、この無線センサネットワークを用いて、センサデータをゲートウェイに収集するシステムである。
一方、センサを取り付けた装置に何らかの異常が発生したときには、エンドデバイス3からPANコーディネータ5に対し、装置の異常を通知する警報が送信される。警報は重要な情報であるので、リアルタイム性が要求され、他のデータ通信より優先して、確実に通信する必要がある。
警報が発生したとき、第1報は警報メッセージのみであるが、その後、警報を発生する原因となったデータを送信する場合も多く、この原因となったデータは、単一データ、バルクデータいずれの場合もある。
図2において、バルクデータ、警報データを受信するPANコーディネータ5は、バルクデータの分割サイズを設定するバルクデータ分割サイズ設定手段1104、連続して送信するパケット数を設定する連続送信パケット数設定手段1105、バルクデータ通信中断区間の長さを設定するパケット送信待ち時間設定手段1106、エンドデバイス3から送信されるパケットを受信するパケット受信手段1107をもつ。
バルクデータを送信するエンドデバイス3は、バルクデータ分割サイズ設定手段1104で設定された分割サイズにバルクデータを分割し、それぞれパケットを生成するバルクデータ分割手段1101、連続送信パケット数設定手段1105により決められたパケット数のパケットを連続して送信するパケット連続送信手段1102、パケット送信待ち時間設定手段1106により設定されたバルクデータ通信中断区間の長さ時間だけパケットの送信を待つパケット送信待ち手段1103をもつ。
図3において、ノード1がノード0に、バルクデータをIEEE 802.15.4が定める最大パケットサイズ127byteに分割して送信する場合のものであり、このネットワークで発生する通信が、このバルクデータ通信のみの場合である。
このとき、ノード0は、どのタイミングでもノード1からのパケットの通信を受け付けることができるので、各パケットは1回の試みで通信に成功する。このとき、背景技術で述べたように、パケット送信前のランダム待ち時間の平均値は、average(23 - 1)=3.5バックオフ・ピリオドであり、1バックオフ・ピリオドは80bitであることから、これは35byte(=3.5 * 80bit)のデータ処理時間分である。したがって、ノード0は、平均して127/(127+35)=0.78395の時間帯は、バルクデータの受信に使われていることになる。
図4において、バルクデータ送信中に、ノード2で警報が発生した場合に、ノード2は、ノード0に警報を送信したいが、1回の試みでは、78.395%の確率で送信不可である。5回試みて送信できなかった場合が失敗であるので、通信に失敗する確率は、0.783955 =0.29610となる。
図5において、バルクデータ通信中にバルクデータ通信中断区間(1−A)を設けて、送信に失敗する確率を約1/3に改善している。ここで、Aは分割されたバルクデータ通信区間であり、この中に、図3に示されるようなランダム待ち時間が含まれる。
図6において、バルクデータを通信する区間がない場合の通信に失敗する確率と、バルクデータ通信中断区間を有する場合の通信に失敗する確率の算式を示している。
図7において、バルクデータ通信中断区間を有する場合の連続して送信してもよりパケット数の算出を示している。
図9は、この発明の実施の形態1による無線センサネットワークのPANコーディネータの処理を示すフローチャートである。
この発明は、図1の無線センサネットワークにおけるエンドデバイスとPANコーディネータを、図2のように構成し、図4に示すバルクデータ送信中に警報通信が失敗する確率を減らすために、図5に示すように、バルクデータ通信中断区間を設けるものである。
以下では、説明を分かりやすくするため、バルクデータ送信ノード・優先メッセージ送信ノードをエンドデバイス3、バルクデータ受信ノードをPANコーディネータ5と仮定して記述する。もちろん、送信ノード・受信ノードともにエンドデバイスであってもよい。
また、優先メッセージを警報と記述することもある。もちろん、実際のアプリケーションでは、優先メッセージは警報に限定しなくてもよい。
次いで、エンドデバイス3が、バルクデータ通信開始時に、PANコーディネータ5に対し、開始メッセージを送信し、PANコーディネータ5は、各エンドデバイス3からのデータ通信状態をもとに、個々のエンドデバイス3がパケットを連続して送信してもよい回数を判定し、この回数を含むメッセージを各エンドデバイス3に対し送信許可メッセージとして送信する。
連続して送信してもよい回数に達したら、PANコーディネータ5からの次のデータ送信許可を待ち、送信許可を受信後、パケットを送信する前に待つ待ち時間であるバルクデータ通信中断区間の時間が経過するのを待ち、その後次のパケットの送信を開始する。これを繰り返し、バルクデータの通信を行う。
まず、PANコーディネータの初期化処理で設定する、バルクデータの「分割サイズ」の設定方法について説明する。
IEEE 802.15.4とZigBeeが規定する、物理層(PHY層)・MAC層・ネットワーク層(NWK層)・アプリケーション層(APL層)でデータに付加されるヘッダサイズは、通信モードなどの違いにより幅があり、それぞれ6byte、7〜23byte、6〜8byte、5〜8byte、であり、合計23〜44byteとなる。したがって、バルクデータの「分割サイズ」の最大値は104〜83byteの範囲でとり得る。以下では、ヘッダサイズが最大の44byte、すなわち「分割サイズ」の最大値は、83byteであるとして説明する。
アプリケーションで、データを分割するとき、「分割サイズ」を小さくとればとるほど、PHY層で送信する1つのパケットのサイズが小さくなるので(127byte以下)、図3のバルクデータ通信が行われている区間が小さくなり、結果的に警報通信が可能な確率が上昇する。しかし、データを1パケットで最大83byteしか送信できない上に、これをさらに小さくすることは、通信効率を下げることになる。
したがって、「分割サイズ」を最大の83byteと設定する。
まず、通信効率の低下を押さえつつ警報通信を保証するための、バルクデータ通信中断区間の効果とその比率の設定方法について、図5、図6を用いて説明する。
警報通信は、高い確率で、理想的には100%で通信可能でなければならない。失敗したときには、通常、再送処理を行い、信頼性を高める。ここでは、再送処理以前の問題として、失敗しない確率を高める方法について述べる。
図5のように、バルクデータを通信する区間とバルクデータ通信中断区間の比率をA:(1−A)とする。このとき、パケットサイズは127byteであるので、1回の通信試みで通信できない確率は、図3の確率を考慮すると、0.78395×Aである。通信に失敗する確率は、5回の試みであるので、[0.78395×A]5である。例えば、A=0.8のときには、この確率は9.6026%となり、アプリケーションが指定する、通信に失敗してもやむを得ない確率が10%であれば、この条件を満たすことになる。
この値について、簡単に補足説明する。警報通信を5回試みる間には、バックオフ・ピリオドのランダム値はrandom(2BE -1)であり、BEの値はデフォルトで3→4→5→5→5と変動する。したがって、各試みで平均、35 (=10[byte]×(23 -1)/2)、75(=10[byte]×(24 -1)/2)、155(=10[byte]×(25 -1)/2)、155、155である。そこで、ここでは、バルクデータ中断区間の長さとして、5回目の試みでの平均待ち時間の155byteを採用した。
よって、「連続して送信してもよいパケット数」を上記のように設定し、このパケット数の通信ごとに、バルクデータ通信中断区間155byteの長さだけ、エンドデバイスが送信を中断することにより、アプリケーションが指定する失敗してもやむを得ない確率での警報通信を保証することができる。
まず、PANコーディネータ5に対し、バルクデータ送信開始メッセージを送信する(ステップ701)。ただし、PANコーディネータ5から許可を得るまでは、データそのものの送信は開始しない。
しばらく待ち、PANコーディネータ5から、バルクデータ送信許可メッセージを受信する(ステップ702)。このメッセージには、PANコーディネータ5が設定した「分割サイズ」と「連続して送信してもよいパケット数」と「バルクデータ通信中断区間の長さ」が含まれており、これら3つのパラメータを設定する(ステップ703)。
設定した「バルクデータ通信中断区間の長さ」だけ待つ(ステップ712)。
その後、未送信のバルクデータのうち、前から「分割サイズ」の大きさのデータを、送信するデータセットとして、PANコーディネータ5に送信する(ステップ704)。「連続して送信してもよいパケット数」に達しているかを判定し(ステップ705)、達していなければステップ704に戻り、達していれば「連続して送信してもよいパケット数」を全て送信したというメッセージをPANコーディネータ5に送信する(ステップ711)。
ステップ711の後、ステップ706に進んでPANコーディネータ5からメッセージが送信されて来るのを待つ。
受信したメッセージがデータ通信中止メッセージであれば、未送信のバルクデータを破棄し(ステップ710)、終了する。
データ通信中止中は、PANコーディネータからデータ通信再開メッセージを受信するまでは、このエンドデバイスで新たな警報を発しない限りは、新たなバルクデータ送信を行わない。
まず、エンドデバイス3から、バルクデータ送信開始メッセージを受信する(ステップ801)。
受信後、「分割サイズ」と「連続して送信してもよいパケット数」と「バルクデータ通信中断区間の長さ」を設定する(ステップ802)。バルクデータを送信してくるエンドデバイス数が1のときは、「連続して送信してもよいパケット数」は、初期化処理で設定した値と同一とする。バルクデータを送信してくるエンドデバイス数がNのときは、「連続して送信してもよいパケット数」は、初期化処理で設定した値の1/Nとする。「分割サイズ」と「バルクデータ通信中断区間の長さ」は、初期化処理で設定した値と同一とする。
そして、エンドデバイス3から送信されてくるバルクデータの一部であるデータセットの受信を開始する(ステップ804)。アプリケーション層で1回に受信するデータセットのサイズは、ステップ802で設定した「分割サイズ」である。PHY層が受信するパケットサイズは、この分割サイズに各層のヘッダを付加したサイズであり、127byteである。
受信したデータが、全バルクデータ送信完了メッセージであれば、終了する。
受信したデータが、他のエンドデバイスからの警報メッセージであれば、全エンドデバイスに対して、警報関連メッセージ以外は何も送信して来ないよう、データ通信中止メッセージをブロードキャスト送信し(ステップ807)、このバルクデータ受信を終了する。
これにより、バルクデータを送信してきたエンドデバイス3は、続きのデータを送信して来なくなり、警報を発したエンドデバイスからの関連メッセージの到着遅れを防ぐことができる。
PANコーディネータ5は、必要に応じてデータ通信再開メッセージを全エンドデバイスに対してブロードキャスト送信することにより、バルクデータ通信可能な状態に復帰することができる。
また、バルクデータ通信が一時的に中断する区間を設けることにより、優先メッセージの通信の成功確率を高めることができる。
さらに、バルクデータ送信側の処理を制御し、優先メッセージの通信成功確率を、指定した確率に保証することができる。
また、複数のエンドデバイスからバルクデータを受信中でも、平均してみると1つのエンドデバイスからのバルクデータ受信状態と同じ条件にすることができる。
また、優先メッセージの後に続いて送信される関連メッセージがある場合、これを確実に通信することができる。
5 PANコーディネータ、6 パソコン、7 インターネット、
1101 バルクデータ分割手段、1102 パケット連続送信手段、
1103 パケット送信待ち手段、1104 バルクデータ分割サイズ設定手段、
1105 連続送信パケット数設定手段、
1106 パケット送信待ち時間設定手段、1107 パケット受信手段。
Claims (3)
- センサ情報のバルクデータを送信するバルクデータ送信ノードと、優先メッセージを送信する優先メッセージ送信ノードと、上記バルクデータ送信ノードの送信するバルクデータ及び上記優先メッセージ送信ノードの送信する優先メッセージを受信する受信ノードとを有する無線センサネットワークにおいて、
上記受信ノードは、バルクデータの分割サイズを設定するバルクデータ分割サイズ設定手段と、連続して送信してもよいパケット数を設定する連続送信パケット数設定手段と、バルクデータ通信中断区間の長さを設定するパケット送信待ち時間設定手段と、上記バルクデータ及び優先メッセージを受信するパケット受信手段とにより構成され、上記分割サイズと上記連続して送信してもよいパケット数と上記バルクデータ通信中断区間の長さとを、上記バルクデータ送信ノードに送信し、
上記バルクデータ送信ノードは、上記受信ノードから受信したバルクデータ分割サイズに基づき、上記バルクデータを分割してそれぞれパケットを生成するバルクデータ分割手段と、上記バルクデータ送信ノードから受信したバルクデータ通信中断区間の長さだけパケットの送信を待つパケット送信待ち手段と、このパケット送信待ち手段により上記バルクデータ通信中断区間の長さだけパケットの送信を待ったのち、上記バルクデータ送信ノードから受信したパケット数の上記パケットを連続して送信するパケット連続送信手段とにより構成されていることを特徴とする無線センサネットワーク。 - 上記受信ノードの上記連続送信パケット数設定手段により設定される上記連続して送信してもよいパケット数は、バルクデータ送信ノードの数に応じて設定されていることを特徴とする請求項1記載の無線センサネットワーク。
- 上記受信ノードは、上記優先メッセージ送信ノードにより送信される優先メッセージを受信したときは、上記バルクデータ送信ノードにより送信されるバルクデータの受信途中でも、上記受信を中止することを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線センサネットワーク。
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