JP4260378B2 - 口栓 - Google Patents
口栓 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4260378B2 JP4260378B2 JP2001122632A JP2001122632A JP4260378B2 JP 4260378 B2 JP4260378 B2 JP 4260378B2 JP 2001122632 A JP2001122632 A JP 2001122632A JP 2001122632 A JP2001122632 A JP 2001122632A JP 4260378 B2 JP4260378 B2 JP 4260378B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- opening
- straw
- peripheral edge
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内容物として飲料や流動食等を充填した、例えば缶状容器の開口部に取り付ける口栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、乳幼児や高齢者、あるいは入院患者などのために、乳幼児用ほ乳瓶や金属缶用に取り付けて使用する、エラストマーやシリコンゴムなどの柔軟性樹脂からなる吸い口やストレイナーが知られている。
【0003】
例えば、柔軟性樹脂からなる金属缶用の後付けキャップが販売されているが、金属缶の開口部あるいは開口上面にぴったりと嵌合せず、飲み口部分からの液漏れやこぼれやすいという問題があり、使用者からは改善が望まれている。
また、上記したキャップを使用すれば金属製飲料缶などの容器から内容物を飲むことが容易にはなるが、依然として容器を持ち上げ、傾けなければ内容物を飲むことができず、手や腕に障害があったり不自由な状況にある場合には、満足できるものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記課題を解決するためのものであり、高齢者や乳幼児、あるいは入院患者など向けに展開する飲料や流動食を充填した缶状容器に取り付けて使用する、飲み易さ、こぼしにくさを追求した口栓を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項1に記載の発明は、(A)容器の上面に設けられた開口部に取り付けられる、ストロー装着可能な柔軟性樹脂からなる吸い口キャップであって、開口部に挿入する挿入筒とその外側に設けられた液漏れ防止カバーと、挿入筒上部に設けられたストロー装着筒とからなることを特徴とする吸い口キャップ、(B)容器上面の周縁に嵌合可能に形成した、前記吸い口キャップを覆うストロー装着筒カバーを具備したオーバーキャップ、とからなる口栓であって、前記オーバーキャップは、前記吸い口キャップのストロー装着筒が貫通する貫通孔を有する天板と、該天板周縁に設けられた容器上面周縁に嵌合可能な周縁部と、前記天板あるいは周縁部のいずれかに連結されたストロー装着筒カバーとからなることを特徴とする口栓である。
【0006】
請求項2記載の発明は、前記(A)の吸い口キャップは、挿入筒が、開口部に嵌合する嵌合手段を備えていることを特徴とする、請求項1記載の口栓である。
【0007】
請求項3記載の発明は、前記(A)の吸い口キャップは、液漏れ防止カバーが、開口部を囲繞して容器上面に接する裾部を有する筒状体であることを特徴とする、請求項1記載の口栓である。
【0008】
【0009】
請求項4記載の発明は、開口部を設けた容器の上面に取り付けられる口栓であって、開口部に挿入される挿入筒と、容器上面に嵌合して取り付けられるオーバーキャップとからなり、前記オーバーキャップは、ストロー装着筒を備えた天板と、該天板周縁に設けられた、容器上面周縁に嵌合可能な周縁部と、前記天板あるいは周縁部のいずれかに連結されたストロー装着筒カバーとからなり、前記挿入筒とストロー装着筒は液密に上下方向に連結されていることを特徴とする口栓である。
【0010】
請求項5記載の発明は、挿入筒の外側に、液漏れ防止カバーが設けられたことを特徴と
する、請求項4記載の口栓である。
【0011】
請求項6記載の発明は、液漏れ防止カバーが、開口部を囲繞して容器上面に接する裾部を有する筒状体であることを特徴とする、請求項5記載の口栓である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の口栓に用いる吸い口キャップの一実施例とその参考例としての使用方法を示す説明図であり、図1(A)は斜視図、図1(B)は断面図であって、図中10は容器、20は本発明の口栓に用いる吸い口キャップである。
【0013】
図1に示した本発明の口栓に用いる吸い口キャップ20は、容器10の上面に設けられた開口部12に嵌合して取り付けられるもので、開口部12に挿入する挿入筒21とその外側に設けられた液漏れ防止カバー22と、挿入筒21の上部に設けられたストロー装着筒25とからなっている。
【0014】
挿入筒21は、図1(B)に示すように開口部12を通じて容器内外を連通する筒状体であって、その下方には容器開口部12の内側に嵌合する嵌合手段としての係止リング26を備えており、吸い口キャップ20を容器10に取り付け可能にしている。
【0015】
挿入筒21の外側には、挿入筒21の上端から外方に向かってわずかに張り出したのち下方に向かう筒状の液漏れ防止カバー22が設けられている。液漏れ防止カバー22の下端は、前記開口部12を囲繞して容器上面に接する裾部23となっており、開口部12から内容物が漏れても外部には漏らさないように構成されている。
【0016】
挿入筒21の上方には、内容物吸引用のストローを装着可能なストロー装着筒25が設けられている。ストロー装着筒25の上端はわずかに拡径してラッパ状に形成されている。ストロー装着筒25はストローを挿入するものであるが、直接口を付けて内容物を摂取する吸い口としても機能する。
【0017】
この吸い口キャップ20は、図1(A)に示すように、容器外方から開口部12に押し込むようにして、係止リング26を開口部12の容器内面側に係止させて装着することができる。
【0018】
吸い口キャップ20はエラストマーあるいはシリコンゴムないし天然ゴムなどの、柔軟性樹脂からなる。このように柔軟性樹脂からなることによって、使用者が直接口を付けても違和感がなく、また容器開口部への取り付けが容易で、しかも密閉性がよいものとなる。
【0019】
容器10は、金属製、プラスチック製、ガラス製あるいは紙製など、任意の材料からなる缶状容器が使用できる。
【0020】
図2は本発明の口栓の一実施例を示すもので、図2(A)に示すように、図1に示した吸い口キャップ20とほぼ同形状の吸い口キャップ120と、容器上面の周縁14に嵌合可能に形成した、前記吸い口キャップ120を覆うストロー装着筒カバー35を具備したオーバーキャップ30とからなるものであって、前記オーバーキャップ30は、容器上面の周縁14に嵌合可能な周縁部32と前記吸い口キャップ120のストロー装着筒25が貫通する貫通孔33を有する天板34と、前記周縁部32に連結されたストロー装着筒カバー35とからなっている。
【0021】
オーバーキャップ30の天板34に設けられた貫通孔33の天板内面側の周囲には、接続リブ31が設けられており、この接続リブ31が吸い口キャップ20に設けられた接続溝28に係合し、両者を液密に接続する。
【0022】
天板34の周縁に設けられた周縁部32は、容器10の開口部12を設けた上面の周縁14を挟み込むようにして係合可能な外周壁36と内周壁38とからなる嵌合構造となっており、オーバーキャップ30を容器10に取り付け可能としている。
【0023】
オーバーキャップ30には、前記吸い口キャップ20を覆うストロー装着筒カバー35が設けられており、このストロー装着筒カバー35は、図2(C)に示すように前記周縁部32に連結片33を介して連結されている。また、ストロー装着筒カバー35は、図2(B)に示すようにその天面内面側に設けられたインナーリング39をストロー装着筒25に挿入するようにして固着される。
なお、ストロー装着筒カバー35は、天板34に連結されていてもよい。
【0024】
このようにストロー装着筒カバー35を有する口栓は、容器内の内容物を一度に消費し終えない場合に、容器を密封できるので好ましい。
【0025】
オーバーキャップ30の材質は、吸い口キャップと同様の柔軟性樹脂のほか、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂製とすることができる。
【0026】
図3は、本発明の口栓の他の例を示すもので、図2に示した口栓と同等の構造部分について同じ符号を付してある。
【0027】
図3の口栓は、容器10の開口部に挿入される挿入筒21と、容器上面に嵌合して取り付けられるオーバーキャップ30とからなるもので、オーバーキャップ30は、ストロー装着筒25を備えた天板34と、該天板34の周縁に設けられた、容器上面周縁に嵌合可能な周縁部32と、周縁部32に連結片33を介して連結されたストロー装着筒カバー35とからなっている。
【0028】
オーバーキャップ30の天板34に設けられたストロー装着筒25の天板内面側の周囲には、接続リブ31が設けられており、この接続リブ31が、前記挿入筒21の上縁に設けられた接続溝28に係合し、両者を液密に接続する。
【0029】
オーバーキャップ30の周縁部32の構造は図2に示したものと同様であり、この周縁部32によりオーバーキャップは容器上縁周縁部に嵌着される。
【0030】
なお、挿入筒21の外側には、図1ないし図2に示したものと同様の液漏れ防止カバーを設けてよいことはもちろんである。この液漏れ防止カバーは、挿入筒21の外側に位置するように挿入筒21と一体に設けてもよく、あるいは挿入筒21の外側に位置するように、オーバーキャップ30の天板34の内面側に垂下させて設けてもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明は上記構造からなり、容器の開口部に取り付けて使用した際、開口部に取り付ける部材が柔軟性樹脂からなるので、内容物の開口部からの漏れが従来品に比べ改善される。特に、液漏れ防止カバーを設けた構造とすることにより、一層、漏れが防止される。また、ストロー装着筒にストローを装着することによって、容器からの内容物取り出しが容易となり、利便性が高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の口栓に用いる吸い口キャップの一実施例とその参考使用例を示す説明図。
【図2】本発明の口栓の一実施例を示す説明図。
【図3】本発明の口栓の一実施例を示す説明図。
【符号の説明】
10…容器
20…吸い口キャップ
21…挿入筒
22…液漏れ防止カバー
25…ストロー装着筒
30…オーバーキャップ
Claims (6)
- (A)容器の上面に設けられた開口部に取り付けられる、ストロー装着可能な柔軟性樹脂からなる吸い口キャップであって、開口部に挿入する挿入筒とその外側に設けられた液漏れ防止カバーと、挿入筒上部に設けられたストロー装着筒とからなることを特徴とする吸い口キャップ、
(B)容器上面の周縁に嵌合可能に形成した、前記吸い口キャップを覆うストロー装着筒カバーを具備したオーバーキャップ、
とからなる口栓であって、前記オーバーキャップは、前記吸い口キャップのストロー装着筒が貫通する貫通孔を有する天板と、該天板周縁に設けられた容器上面周縁に嵌合可能な周縁部と、前記天板あるいは周縁部のいずれかに連結されたストロー装着筒カバーとからなることを特徴とする口栓。 - 前記(A)の吸い口キャップは、挿入筒が、開口部に嵌合する嵌合手段を備えていることを特徴とする、請求項1記載の口栓。
- 前記(A)の吸い口キャップは、液漏れ防止カバーが、開口部を囲繞して容器上面に接する裾部を有する筒状体であることを特徴とする、請求項1記載の口栓。
- 開口部を設けた容器の上面に取り付けられる口栓であって、開口部に挿入される挿入筒と、容器上面に嵌合して取り付けられるオーバーキャップとからなり、前記オーバーキャップは、ストロー装着筒を備えた天板と、該天板周縁に設けられた、容器上面周縁に嵌合可能な周縁部と、前記天板あるいは周縁部のいずれかに連結されたストロー装着筒カバーとからなり、前記挿入筒とストロー装着筒は液密に上下方向に連結されていることを特徴とする口栓。
- 挿入筒の外側に、液漏れ防止カバーが設けられたことを特徴とする、請求項4記載の口栓。
- 液漏れ防止カバーが、開口部を囲繞して容器上面に接する裾部を有する筒状体であることを特徴とする、請求項5記載の口栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001122632A JP4260378B2 (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 口栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001122632A JP4260378B2 (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 口栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002321756A JP2002321756A (ja) | 2002-11-05 |
JP4260378B2 true JP4260378B2 (ja) | 2009-04-30 |
Family
ID=18972314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001122632A Expired - Lifetime JP4260378B2 (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 口栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4260378B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2435260A (en) * | 2006-02-18 | 2007-08-22 | Mark John Sanders | Anti spike device |
-
2001
- 2001-04-20 JP JP2001122632A patent/JP4260378B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002321756A (ja) | 2002-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6571981B2 (en) | Disposable sipper cups | |
US7156253B2 (en) | Single-piece paper cup sip adaptor | |
JP4809910B2 (ja) | 飲料用容器 | |
US6651845B1 (en) | Beverage container system | |
US5381924A (en) | Non-spill drinking vessel | |
TW467852B (en) | A drinking vessel | |
RU2461347C2 (ru) | Запорная система для детской бутылочки для питья или детской чашки-поильника | |
US5553731A (en) | Adaptable closure for drinking containers | |
US20100163568A1 (en) | Single-use leak/spill prevention container lid and disposable container | |
US20030085232A1 (en) | Disposable beverage container | |
US8657148B2 (en) | Drinking container lid with soft spout | |
CN110775429B (zh) | 有覆盖层的嘴型杯盖 | |
US10654627B2 (en) | Spill-proof lid for container | |
JP4260378B2 (ja) | 口栓 | |
JP2013536134A (ja) | 飲料容器用ガード | |
US6305584B1 (en) | Dispensing cover assembly | |
JP3231264U (ja) | 口栓付き及びキャップ付きのコップ用使い捨て蓋 | |
US20040169045A1 (en) | Application and assembly suited for use as a disposable leak proof child drinking cup | |
JP3904788B2 (ja) | 飲料容器 | |
CN113273868A (zh) | 饮用容器和用于饮用容器的盖子 | |
KR200193549Y1 (ko) | 음료용기 부착형 빨대 | |
JP3945089B2 (ja) | 機能キャップ口栓 | |
US20070068893A1 (en) | Spill proof drinking cap for bottles | |
CN217723188U (zh) | 一种吸管杯 | |
JP3049946U (ja) | 飲用具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050314 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080306 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090203 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090204 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4260378 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |