JP4259987B2 - 光源とその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、距離を隔てて配置された1対の電極間で放電(典型的には気体放電)を起こすことによって発光する光源に関する。
1対の電極間で放電して発光する光源が開発されており、例えば特許文献1には、ホローカソードランプの一例が開示されている。
特開2000−243354号公報
本発明者らは、例えば直径が1mm程度の大きさであり、発光性能に優れた光源を得るための研究を重ねてきた。光源を小型化できると、例えば、常圧の気体に放電できるようになり、電極間に充填する気体を大気から遮断しておく必要がなくなる。この場合、常圧の気体を電極間に送込めばよくなる。
従来からあるホローカソードランプを小型化することも試みられたが、従来の構造を維持したまま小型化すると発光性能が低下してしまい、所望の発光強度が得られる小型光源を実現することができなかった。
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、発光性能のよい小型光源を実現することができる技術を提供する。
創作された光源は、ロッド状電極ユニットとスペーサ部材と管状電極を備えている。
ロッド状電極ユニットは、円柱状電極とその円柱状電極の側面に固定された位置決部材を有し、円柱状電極の長さ方向に対して直交する前側端面を有し、円柱状電極の前側端面と位置決部材の前側端面は同一平面上に位置している。
スペーサ部材は絶縁性であり、ロッド状電極ユニットの前側端面に当接する後側端面と、管状電極の後側端面に当接する前側端面を有し、円柱状電極と管状電極間に放電路を確保する形状に形成されている。
管状電極は、スペーサ部材の前側端面に当接する後側端面と、その後側端面に開口する貫通孔を有している。
ロッド状電極ユニットの円柱状電極と管状電極の貫通孔はほぼ同軸に配置されている。
上記した光源において、円柱状電極の側面に固定された位置決部材は、円柱状電極の側面の全てを被覆している必要はない。円柱状電極の前側端面と同一平面上に位置している前側端面を提供するものであれば、円柱状電極の側面の一部を被覆しているものであってもよい。
上記の光源は、管状電極と円柱状電極を主体に構成されている。円柱状電極は必要に応じて径を細くすることができる。管状電極は必要に応じて貫通孔の径を細くすることができ、それに追従して外径も細くすることができる。光源の径を細くしやすい。
この光源は、ロッド状電極ユニットと管状電極の間に配置されたスペーサ部材によって円柱状電極と管状電極間の距離を確保する。円柱状電極とその側面に固定された位置決部材の前側端面を同一平面上に調整しておくと、スペーサ部材の厚みによって円柱状電極と管状電極間の距離を決めることができる。光源の径を細くしても、円柱状電極と管状電極間の距離を所望の距離に調整しやすい。
この光源の発光位置は、管状電極の貫通孔内となる。管状電極の貫通孔は小径化しやすく、小さな発光点から発光する光源に調整しやすい。
本光源は、円柱状電極と管状電極間の距離を所望の値に調整しやすく性能の安定した光源を量産しやすい。また部材構成が単純であり、組立てると所望の寸法が得られる構造を採用しており、小型化しやすい。さらには小型化することによって発光範囲が絞られ、点光源が得やすい。
発光領域となる管状電極の貫通孔を小径にできると、例えば、管状電極の貫通孔に存在するガス圧が常圧以上であっても放電させることができるようになる。この場合、放電ガスを大気から遮断しておかなくてもよくなる。
本発明で創作された一つの好ましい光源は、ハウジングとロッド状電極ユニットとスペーサ部材と管状電極と密封板を備えている。
ハウジングは管状である。
ロッド状電極ユニットは、ハウジングに隙間なく挿入されている絶縁性チューブとその絶縁性チューブを貫通している円柱状電極を有し、円柱状電極の長さ方向に対して直交する前側端面を有し、円柱状電極の前側端面と絶縁性チューブの前側端面は同一平面上に位置している。
スペーサ部材は絶縁性であり、ハウジングに挿入されており、ロッド状電極ユニットの前側端面に当接する後側端面と、管状電極の後側端面に当接する前側端面と、中央開口を有している。
管状電極は、ハウジングに挿入されており、スペーサ部材の前側端面に当接する後側端面と、その後側端面に開口する貫通孔を有している。
密封板は、発光スペクトルに対して透明であり、管状電極の前側においてハウジングに隙間なく挿入されて固定されている。
ハウジングによって、ロッド状電極ユニットの円柱状電極と、スペーサ部材の中央開口と、管状電極の貫通孔がほぼ同軸に配置されている。
スペーサ部材の中央開口の径は、ロッド状電極ユニットの円柱状電極の径よりも大きく、管状電極の貫通孔の径よりも大きい。
ハウジングの内部で、ロッド状電極ユニットよりも前側で密封板よりも後側の空間に、放電ガスが充填されている。
上記の光源は、管状電極と円柱状電極を主体に構成されている。円柱状電極は必要に応じて径を細くすることができる。管状電極は必要に応じて貫通孔の径を細くすることができ、それに追従して外径も細くすることができ、ハウジングの外径も細くすることができる。光源の径を細くしやすい。
この光源は、ハウジングに挿入することによって、ロッド状電極ユニットの円柱状電極と、スペーサ部材の中央開口と、管状電極の貫通孔がほぼ同軸に配置される。ロッド状電極ユニットと管状電極の間に配置されたスペーサ部材によって円柱状電極と管状電極間の距離を確保する。円柱状電極と絶縁性チューブの前側端面を同一平面上に調整しておくと、スペーサ部材の厚みによって円柱状電極と管状電極間の距離を決めることができる。ロッド状電極ユニットの前側端面をスペーサ部材の後側端面に当接させ、スペーサ部材の前側端面を管状電極の後側端面に当接させると、円柱状電極と管状電極間の距離を所望の距離に調整することができる。光源の径を細くしても、円柱状電極と管状電極間の距離を所望の距離に調整しやすい。
スペーサ部材の中央開口の径は、ロッド状電極ユニットの円柱状電極の径よりも大きく、管状電極の貫通孔の径よりも大きい。従って、スペーサ部材は、円柱状電極と管状電極間の放電を損ねない。
本発明は、小型で高発光効率の光源を能率よく生産することを可能とする。
発光領域となる管状電極の貫通孔を小径にできると、例えば、管状電極の貫通孔に存在するガス圧が常圧以上であっても放電させることができるようになる。この場合、放電ガスを大気から遮断しておかなくてもよくなる。
上記した光源の一つの形式では、円柱状電極の前側から管状電極の貫通孔を含む空間に、10−2〜10atmの放電ガスが充填されている。
この形式によると、放電ガスに由来する発光スペクトルを得ることができる。
なお、「放電ガスが充填されている」とは、放電ガスが光源内に封止されていることに限られない。光源外から光源内に放電ガスを送込みながら放電させる構成でも、「放電ガスが充填されている」ということができる。
上記した光源は、管状電極の貫通孔を小径化できるために、放電ガスが比較的高い圧力(例えば常圧以上)であっても放電するようになる。
特に、管状電極の貫通孔の直径を0.3mm以下にすると、常圧以上の放電ガスを利用して放電を維持することができるようになる。なお、管状電極の貫通孔の直径が0.1mm以下であることがより好ましい。
円柱状電極の前側から管状電極の貫通孔を含む空間に、光源の外部に存在するガスを供給する供給路と、ガスを排出する排出路が連通していることが好ましい。
このようにすると、光源を効率よく冷却することができる。また必要に応じて、放電ガス種を簡単に交換することができる。
また、この光源は、発光したスペクトルを分光することによって、ガス供給路から供給したガスに含まれているガス種を決定するように利用することもできる。
本発明者らは、次の実験を行なった。
(1)円柱状電極の前側から管状電極の貫通孔を含む空間に、種類Aのガスを低いガス圧(αatm)で充填した。この場合、比較的容易に得ることができる大きさの電圧を印加しても放電せず、ガス種Aの発光スペクトルを得ることができなかった。
(2)次に、分圧(αatm)のガス種Aと、分圧(βatm)のガス種Bからなる混合ガス(α+β=約1atm)を、円柱状電極の前側から管状電極の貫通孔を含む空間に充填して電極に通電した。この場合は、放電してガス種Aの発光スペクトル(波長λ)を得ることができた。
光源を小型化して常圧近傍で放電できるようにすると、常圧で採取されたガスを光源に供給して発光させることができ、採取されたガスに含まれる微量ガスのスペクトルを得ることができる。これから微量ガスの存在の有無を検知できるようになり、さらに微量ガスの量がわかるようになる。
本発明は、光源の新しい製造方法をも提供する。この製造方法では、管状のハウジングを用意する工程と、絶縁性のチューブを円柱状電極が貫通しているロッド状電極ユニットを用意する工程と、円柱状電極の前側端面と絶縁性チューブの前側端面を円柱状電極の長さ方向に対して直交する同一平面に調整する工程と、絶縁性であり中央開口を有するスペーサ部材を用意する工程と、貫通孔を有している管状電極を用意する工程とを有する。さらに、ハウジングにロッド状電極ユニットを隙間なく挿入する工程と、ハウジングにスペーサ部材を挿入する工程と、ハウジングに管状電極を挿入する工程と、ハウジングに挿入されることでほぼ同軸に配置されたロッド状電極ユニットとスペーサ部材と管状電極を、ロッド状電極ユニットの前側端面をスペーサ部材の後側端面に当接させ、スペーサ部材の前側端面を管状電極の後側端面に当接させる工程とを有する。
この方法を用いると、円柱状電極と管状電極間のギャップコントロールを容易に行なうことができ、高い発光性能を確保できる。この方法を用いると、優れた発光性能をもつ微小光源を容易に製造することができる。
ここでは、下記の実施例に記載されている技術の主要な特徴をまとめておく。
(形態1) 管状ハウジングは導電性であり、マイナス極に接続される。管状ハウジングに挿入されて管状ハウジングに接続されている管状電極はカソード電極となる。円柱状電極はプラス極に接続されて、アノード電極となる。円柱状電極は、絶縁チューブ(位置決部材)によって管状ハウジングから絶縁されている。
(形態2)円柱状電極と絶縁チューブは気体が通過しないように密着しており、絶縁チューブと管状ハウジングは気体が通過しないように密着している。
(形態3)密封板と管状ハウジングは気体が通過しないように密着している。密封板には集光レンズが一体に成形されている。
(形態4)管状ハウジング内に約1atmのアルゴンガスが封入されている。この状態でガス放電させると、アルゴンガスの発光スペクトルを得ることができる。
(形態5)管状ハウジング内に約0.1atmのアルゴンガスが封入されている。この状態で放電させると、管状電極がガス化し、管状電極を構成する物質のガスの発光スペクトルを得ることができる。
(形態6)電極を構成する物質のガスの発光スペクトルを得る場合、封入されるガス圧は0〜0.5atmの範囲に設定することが好ましい。0〜0.3atmの範囲に設定するとより好ましい。
(形態7)管状ハウジングの側面に、ガス供給孔とガス排出孔が設けられる。ガス供給孔は、管状電極の前側ないし後側の一方に連通し、ガス排出孔は、管状電極の前側ないし後側の他方に連通している。
(形態8)ガス供給孔から供給するガス種を変更することができる。これにより、種々のガスの発光スペクトルを得ることができる。
(形態9)光源に向い合って分光器が配置されていり、分光結果から放電ガス種が判明する。ガス種を知りたいガスをガス供給孔から供給して発光し、それを分光し、分光結果からガス種を特定することもできる。
(第1実施例) 図面を参照して本発明の一実施例を説明する。図1に、微小光源10の分解斜視図が示されている。図2に、微小光源10の要部断面図が示されている。
微小光源10は、密封板12とカソードチップ(管状電極)14とスペーサ部材16と管状ハウジング18と絶縁性チューブ20と円柱状電極22を備えている。
密封板12は、光を透過できるものであり、円板形状を有しており、集光レンズが一体に形成されている。密封板12の直径d2は約0.6mmである。
カソードチップ14はリング形状を有している。中央を直線的に伸びる貫通孔14aが設けられている。カソードチップ14の外径は、密封板12の直径d2と同じである。カソードチップ14の内径d3は、約0.1mmである。カソードチップ14の厚みd5は約1mmである。本実施例のカソードチップ14は銅である。
スペーサ部材16は、絶縁物質で形成されているとともに、リング形状を有している。スペーサ部材16の外径は、密封板12の直径d2と同じである(即ち、カソードチップ14の外径と同じである)。スペーサ部材16の内径は、カソードチップ14の内径d3よりも若干大きい。スペーサ部材16の厚みd6は約0.2mmである。
管状ハウジング18は、導電性物質で形成されている。図2に示されるように、この管状ハウジング18の内面に、密封板12、カソードチップ14、スペーサ部材16、及び絶縁性チューブ20が嵌合している。管状ハウジング18の外径d1は約1mmである。
絶縁性チューブ20は、絶縁性物質で形成されているとともに、筒形状を有している。絶縁性チューブ20の外径は、密封板12の外径d2と同じである。
円柱状電極22はワイヤ形状を有している。円柱状電極22は、図2によく示されるように、絶縁性チューブ20の内面に嵌合している。本実施例の円柱状電極22は銅である。なお、絶縁性チューブ20と円柱状電極22が嵌合したものをロッド状電極ユニット24と呼ぶことにする。
ここでは、図2を参照して、微小光源10の構造をもう少し詳しく説明しておく。
微小光源10では、密封板12とカソードチップ14が距離を隔てて配置されている。
後で詳しく説明するが、絶縁性チューブ20の上面20aと円柱状電極22の上面22aは平面研削されている。即ち、絶縁性チューブ20の上面20aと円柱状電極22の上面22aは同一面を構成する。絶縁性チューブ20の上面20aと円柱状電極22の上面22aとによってロッド状電極ユニット24の前側の端面が形成され、それは円柱状電極22の長さ方向に対して直交する面内に形成されている。
カソードチップ14と絶縁性チューブ20の間には、スペーサ部材16が配置されている。スペーサ部材22の厚みd6によって、カソードチップ14と円柱状電極22の間の距離が正確に調整されている。
微小光源10の内部空間30にはガスが封じられている。本実施例で用いられているガスはアルゴンである。本実施例のガス圧は1atmである。カソードチップ14の貫通孔14aの径d3を0.3mm以下にすると、1atmでも放電させることができる。本実施例のようにd3を0.1mm以下にすることがより好ましい。径d3を小径化すると、ガス圧が高くても放電が持続する現象が得られる。
図示省略しているが、管状ハウジング18はアースと接続されている。これも図示省略しているが、円柱状電極22の下端はプラス電源と接続されている。これにより、カソードチップ14がカソードとなり、円柱状電極22がアノードとなる。
円柱状電極22に電圧を供給すると、カソードチップ14と円柱状電極22の間でガス放電がおこる。このとき、内部空間30に存在するアルゴンガスは励起され、励起されてからエネルギー準位が下がるときの放出エネルギーに由来する発光が得られる。本実施例では、アルゴンガスに由来する可視発光を得ることができる。
微小光源10の内部空間30における発光は密封板12を介して視認することができる。密封板12にはレンズが形成されているために、発散しないで密度の大きい光線が作り出される。
ここでは、図1を主に用いて、上記した構造を有する微小光源10の製造方法について説明する。
(1)まず、密封板12と、銅製であってリング状のチップ14と、絶縁性のリング状の部材16と、導電性の管状ハウジング18と、絶縁性のチューブ20と、銅製のワイヤ22を用意する。これらの各部材は、径や厚みを上述したd1〜d6(図2参照)に調整しておく。
(2)続いて、絶縁性チューブ20の貫通孔20bに、円柱状電極22を挿通する。これにより、絶縁性チューブ20に円柱状電極22が嵌合されることになる。円柱状電極22の側面が絶縁性チューブ20で被覆される。
(3)絶縁性チューブ20の上面20aと円柱状電極22の上面22aが同一平面に存在するように、絶縁性チューブ20及び円柱状電極22を平面研削する。即ち、ロッド状電極ユニット24に、円柱状電極22の伸びる方向に直交する端面を成形する。
(4)管状ハウジング18にロッド状電極ユニット24を挿通する。これにより、管状ハウジング18の内周面にロッド状電極ユニット24が嵌合することになる。このとき、ロッド状電極ユニット24は、平面研削された端面の側から管状ハウジング18に挿通される。
(5)管状ハウジング18の、ロッド状電極ユニット24が挿通された端部18bの反対側の端部18aから、絶縁性スペーサ部材16を挿通する。このとき、絶縁性チューブ20の上面20aに接触するまで絶縁性スペーサ部材16を押し込む。この工程により、管状ハウジング18の内周面に絶縁性スペーサ部材16が嵌合する。
(6)管状ハウジング18の端部18aからカソードチップ14を挿通する。このとき、絶縁性スペーサ部材16に接触するまでカソードチップ14を押し込む。この工程により、管状ハウジング18の内周面にカソードチップ14が嵌合する。このとき、カソードチップ14と絶縁性スペーサ部材16との間の距離(即ちカソードチップ14と円柱状電極22の上面22aとの間の距離)は、絶縁性スペーサ部材16の厚みd6に等しい。また、カソードチップ14の貫通孔14aと円柱状電極22は同軸に存在している。
(7)1atmのアルゴンが存在する空間内で、管状ハウジング18の端部18aに密封板12を嵌め込む。これにより、内部空間30(図2参照)にアルゴンを封じることができる。
上記したように、微小光源10は、全体の直径が約1mmと非常に小さいものである。本実施例の製造方法によると、微小な光源を簡単に製造することができる。
また、カソードとアノードの間のギャップコントロールを容易に行なうことができる。しかも、カソード14をリング状とし、その貫通孔14aにワイヤ状のアノード22を臨ませるようにしたために、貫通孔14aの部分において強い発光を得ることができる。この微小光源10は、微小でありながら発光性能が非常によい。
(第2実施例)
ここでは、第1実施例と異なる点を説明する。第1実施例では微小光源10の内部空間30に1atmのアルゴンガスを封じているが、本実施例では内部空間30に0.1atmのアルゴンガスを封じる。封入ガスの圧力が小さい状態で両電極14,22の間をガス放電すると、両電極14,22を構成する銅が徐々に蒸発していく。これにより、内部空間30内に気化した銅が満たされる。特に、表面積が大きいカソードチップ14がよく蒸発する。カソードチップ14がリング状であるために、カソードチップ14の貫通孔14aにおいては銅ガスの密度が特に大きくなる。ガス放電を続けると銅ガスのエネルギー準位が変化し、エネルギー準位が下がるときに発光する。本実施例の場合、銅ガスに由来する発光スペクトルを得ることができる。
内部空間30内に1atmの銅ガスを予め封じておいて放電させると、銅の発光スペクトルを得ることができるが、低温で蒸発しづらい銅ガスをつくって内部空間30内に封じるのは容易なことではない。本実施例によると、銅の発光スペクトルを容易に得ることができる。
図3(a)〜(c)に、本実施例における微小光源10を用いて電源電圧依存性に関する実験を行なったときの結果を示している。このときのガス圧は205.2Torrである。図4(a)〜(c)に、本実施例における微小光源10を用いて圧力依存性に関する実験を行なったときの結果を示している。このときの電源電圧は600Vである。図4(a)によると、アルゴンガスの圧力が小さくなるにつれて、銅に特有の波長の強度が大きくなることがわかる。
この実施例によると、低温(例えば常温)で気化しづらい銅のスペクトルを得ることができる。特に、カソードチップ14をリング形状としたことから、貫通孔14aの部分における銅の密度が非常に大きくなり、その孔14aの部分では強く発光することになる。本実施例の微小光源10によると、低温で気化しづらい物質(本実施例では銅)の強いスペクトルを得ることができる。
(第3実施例)
ここでは、第1実施例と異なる点を説明する。第1実施例では微小光源10の内部空間30に1atmのアルゴンガスを封じているが、本実施例では内部空間30に全体として1atmの混合ガスを封じる。この混合ガスは、αatmのアルゴンガス(主ガス)とβatmの水素ガス(微量ガス)で構成されている。本実施例では、β/(α+β)が1/10以下に設定されている。
両電極14,22の間をガス放電すると、アルゴンガスに由来するスペクトルと水素ガスに由来するスペクトルを得ることができる。本実施例の場合、アルゴンガスと水素ガスの双方に由来するスペクトルを得ることができる。
上記したβatm(βは0.1以下)の水素ガスのみを内部空間30に封入して200Vで通電しても放電しない。即ち、水素ガスの発光スペクトルを得ることができない。本発明者らは、本実施例のように、βatmの水素ガスとαatmのアルゴンガスとからなる混合ガスを封入して電極に通電すると放電させることができ、水素ガスに由来する発光スペクトルを得ることができることを見出した。即ち、微量のガスの発光スペクトルを得ることができることを見出した。
(第4実施例)
ここでは、第1実施例と異なる点について説明する。図5に、本実施例における微小光源50の要部断面図が示されている。密封板12、カソードチップ14、絶縁性チューブ20、及び円柱状電極22のそれぞれは第1実施例と同じものを用いている。
本実施例の管状ハウジング38は、その側面にガス供給孔38aとガス排出孔38bが設けられている。
図6には、本実施例の絶縁性スペーサ部材36の斜視図が示されている。絶縁性スペーサ部材36は、第1実施例のようにリング状ではなく、馬蹄形状を有している。
図5をみるとわかるように、ガス供給孔38aが設けられた高さ位置と、絶縁性スペーサ部材36が設置されている高さ位置が一致している。ガス供給孔38aから矢印A方向に供給されたガスは、カソードチップ14の貫通孔14aを通って微小光源50の内部空間30に流れこむことができるようになっている。内部空間30に流れ込んだガスは、ガス排出孔38bから外部に排出される(矢印B)。
本実施例では、内部空間30内においてアルゴンガスを流動させるようにしても、内部空間30の圧力は約1atmに維持される。従って、カソードチップ14と円柱状電極22の間をガス放電すると、アルゴンガスの発光スペクトルを得ることができる。
本実施例の微小光源50によると、内部空間30に供給するガス種を変更することができる。アルゴンガスを供給していたのを、例えばキセノンガスに変更することができる。これにより、キセノンガスの発光スペクトルを得ることができる。
また、本実施例の微小光源50では、内部空間30内においてガスを流動させるために、冷却効果を得ることもできる。
(第5実施例)
本実施例では、第4実施例の微小光源50を用いた原子吸光分析装置について説明する。図7に、原子吸光分析装置100の概略図が示されている。原子吸光分析装置100は、上記した第4実施例の微小光源50と、試料供給部60と、モノクロメータ70と、受光器80等を有している。
微小光源50からは、図7の右方向に光線52が出る。微小光源50の密封板12(図5参照)には集光レンズを用いているために、密度の大きい光線52が出る。本実施例では、図5に示されるガス供給孔38aから水素ガスを供給する。内部空間30は1atmに維持される。微小光源50からは水素ガスに特有の波長λ1の光が出る。
試料供給部60には分析対象となる試料が原子化されて充填される。公知の原子化手段を用いればよく、詳しい説明は省略する。微小光源50の光52は試料供給部60を通過する。
モノクロメータ70は、特定波長の光のみを取出すことができるものである。本実施例では、水素ガスに特有の波長λ1の光だけを通過させることを許容する。モノクロメータ70は、微小光源50で使用するガスが変更されると、通過することを許容する波長を変えることができる。
受光器80は、モノクロメータ70を通過した光の強度を測定する。受光器80は、微小光源50から発光する波長λ1の強度(即ち試料供給部60に入射する波長λ1の強度)が予めインプットされており、入射光の強度と通過光の強度から試料供給部60における吸光度を算出する。これにより、試料供給部60に存在する水素の定量分析を行なうことができる。
微小光源50に供給するガス種を変更すれば、変更後のガス種の定量分析を行なうことができる。
本実施例の原子吸光分析装置100は、光源50が小さいために非常にコンパクトである。また、微小光源50に供給するガス種を変更することができるために、様々な種類の物質の定量分析を容易に行なうことができる。この原子吸光分析装置100は、非常に実用的である。
(第6実施例)
一般的に、果物は微量のエチレンガスを発生している。特に、熟し始めると、より多くのエチレンガスを発生するようになる。本実施例では、果物から発生するエチレンガスを定量分析することによって果物の熟し具合を検知する装置について説明する。図8に、果物の熟し具合を検知する装置200の構成を簡単に示している。
装置200は、混合ガス生成部120と微小光源50とモノクロメータ130と受光器140とコンピュータ150等を備えている。
混合ガス生成部120は、2つのガス吸込み経路122,124を有している。一方のガス吸込み経路122からは果物から発生するエチレンガスが吸込まれる(当然に空気も一緒に吸込まれる)。装置200のユーザーは、ガス吸込み経路122の吸込み口を果物に近づけて用いる。以下では、ガス吸込み経路122のことをエチレンガス含有空気吸込み経路122と呼ぶことにする。他方のガス吸込み経路124は、ヘリウムガス収容器160と連通している。ガス吸込み経路124からは、ヘリウムガス収容器160に収容されているヘリウムガスが吸込まれる。以下では、ガス吸込み経路124のことをヘリウムガス吸込み経路124と呼ぶことにする。
混合ガス生成部120には、エチレンガス含有空気吸込み経路122からエチレンガス含有空気を吸込ませるためのポンプ152と、ヘリウムガス吸込み経路124からヘリウムガスを吸込ませるためのポンプ154が内蔵されている。混合ガス生成部120は、各経路122,124から吸込まれたエチレンガス(空気も含む)とヘリウムガスを混合して混合ガスを生成する。各ポンプ152,154の能力は、混合ガス中のエチレンガス含有空気の体積百分率が10%になるように設定されている。即ち、ポンプ152による吸込み量をV1とし、ポンプ154による吸込み量をV2とした場合に、V1/(V1+V2)が0.1となるようにしている。
微小光源50は、上記した第4実施例の微小光源と同じものである。
管状ハウジング38(図5)の混合ガス供給孔38aは、混合ガス供給経路126を介して混合ガス生成部120と連通している。この構成により、混合ガス生成部120で生成された混合ガスが、ガス供給経路126を介して微小光源50の内部空間30内に供給される。内部空間30に供給された混合ガス30は、ガス排出孔38bから外部に排出される。本実施例でも、内部空間30内における混合ガスは大気圧以上となる。微小光源50に電圧を印加すると、内部空間30内に供給された混合ガスが発光する。図8では、微小光源50から発する光を符号52で示している。
モノクロメータ130は、微小光源50から発光した光52を分光し、エチレンガスに特有の波長λeの光だけを通過させることを許容する。図8では、モノクロメータ130を通過した光を符号132で示している。
受光器140は、モノクロメータ130を通過した光132の強度を計測する。
コンピュータ150は、分析部152と表示部154を有している。分析部152には、受光器140で計測される強度と、混合ガス中のエチレンガスの濃度(即ち果物から発生したエチレンガス量)との関係が記述されたデータが記憶されている。これにより、分析部152は、受光器140で計測された強度からエチレンガスの濃度を計算することができる。また、分析部152には、エチレンガスの濃度と、果実(本実施例ではリンゴ)の熟し具合とを対応づけたデータを記憶している。例えば、エチレンガス濃度がA以上B以下あれば「熟していない」、エチレンガス濃度がB以上C以下であれば「食べごろ」、エチレンガス濃度がC以上であれば「熟し過ぎ(腐っている)」、といった内容を記憶している。これにより、分析部152は、計算されたエチレンガス濃度から果物の熟し具合を特定することができる。
表示部154は、分析部152で特定された「果物の熟し具合」を表示する。これにより、ユーザーは、果物の熟し具合を正確に知ることができる。
本実施例では、果物の付近に存在するガスをヘリウムガスと混合して微小光源50に供給するようにしている。このようにヘリウムガスを含む混合ガスを微小光源50に充填してガス放電させると、エチレンガスの強いスペクトル(本実施例では波長λeのスペクトル)を得ることができ、エチレンガスの定量分析を正確に行なうことができる。
なお、本実施例では、混合ガス中のエチレンガス含有空気の体積百分率が10%になるように設定しているが、この数値は適宜変更することができる。エチレンガス含有空気の体積百分率は10%以上100%未満であることが好ましいが、10%未満に設定することもできる。また、ヘリウムガスを混合しないで、エチレンガス含有空気吸込み経路122から吸込まれるエチレンガス(空気を含む)だけを微小光源50に供給するようにしてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上記した各実施例に記載した微小光源10(又は50)は、円筒形状をしているが、この形状には限られない。角形の筒形状を用いてもよいし、その他の筒形状を用いてもよい。
また、絶縁性スペーサ部材16としてリング形状を採用しているが、カソードチップ14の貫通孔14aと円柱状電極22との間を遮断することなく、かつ、カソードチップ14と円柱状電極22の間のギャップコントロールを行なえるものであれば、どのような形状の絶縁性スペーサ部材16を用いてもよい。
上記した第6実施例の変形例として以下の装置を実施することができる。即ち、ヒトの体臭の元となるガスを第6実施例と同様の方法で定量分析することによって、ヒトの体臭のレベルを検知する装置を実施することができる。この装置は、吸込み経路122(図8参照)の吸込み口をヒトに近づけて使用する。そして、モノクロメータ130では、ヒトの体臭の元となるガスに特有の波長の光のみを通過することを許容する。受光器140は、ヒトの体臭の元となるガスの発光強度を測定する。コンピュータ150は、ヒトの体臭の元となるガスの濃度を計算し、計算された濃度から体臭のレベルを特定し、特定された体臭のレベルを表示する。
また、上記した第5実施例や第6実施例ではモノクロメータを用いているが、分光器を用いて特定波長のスペクトルを取出すようにしてもよい。
上記した各実施例において、円柱状電極22を楕円形状に変更しても同様の作用効果を得ることができる。楕円柱形状の電極を用いることは円柱状電極を用いることと実質的な差がなく均等であるといえる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
微小光源の分解斜視図を示す。 微小光源の要部断面図を示す。 発光強度の電源電圧依存性を実験した結果を示す。 発光強度の圧力依存性を実験した結果を示す。 第4実施例の微小光源の要部断面図を示す。 第4実施例の絶縁性スペーサ部材の斜視図を示す。 原子吸光分析装置の概略図を示す。 果物の熟し具合を検知する装置の概略図を示す。
符号の説明
10・・微小光源
12・・密封板
14・・カソードチップ
16・・絶縁性スペーサ部材
18・・管状ハウジング
20・・絶縁性チューブ
22・・円柱状電極
24・・ロッド状電極ユニット

Claims (6)

  1. ロッド状電極ユニットとスペーサ部材と管状電極を備え、
    ロッド状電極ユニットは、円柱状電極とその円柱状電極の側面に固定された位置決部材を有し、円柱状電極の長さ方向に対して直交する前側端面を有し、円柱状電極の前側端面と位置決部材の前側端面は同一平面上に位置しており、
    スペーサ部材は絶縁性であり、ロッド状電極ユニットの前側端面に当接する後側端面と、管状電極の後側端面に当接する前側端面を有し、円柱状電極と管状電極間に放電路を確保する形状に形成されており、
    管状電極は、スペーサ部材の前側端面に当接する後側端面と、その後側端面に開口する貫通孔を有し、
    ロッド状電極ユニットの円柱状電極と管状電極の貫通孔がほぼ同軸に配置されていることを特徴とする光源。
  2. ハウジングとロッド状電極ユニットとスペーサ部材と管状電極と密封板を備え、
    ハウジングは管状であり、
    ロッド状電極ユニットは、ハウジングに隙間なく挿入されている絶縁性チューブとその絶縁性チューブを貫通している円柱状電極を有し、円柱状電極の長さ方向に対して直交する前側端面を有し、円柱状電極の前側端面と絶縁性チューブの前側端面は同一平面上に位置しており、
    スペーサ部材は絶縁性であり、ハウジングに挿入されており、ロッド状電極ユニットの前側端面に当接する後側端面と、管状電極の後側端面に当接する前側端面と、中央開口を有し、
    管状電極は、ハウジングに挿入されており、スペーサ部材の前側端面に当接する後側端面と、その後側端面に開口する貫通孔を有し、
    密封板は、発光スペクトルに対して透明であり、管状電極の前側においてハウジングに隙間なく挿入されて固定されており、
    ハウジングによって、ロッド状電極ユニットの円柱状電極と、スペーサ部材の中央開口と、管状電極の貫通孔がほぼ同軸に配置され、
    スペーサ部材の中央開口の径は、ロッド状電極ユニットの円柱状電極の径よりも大きく、管状電極の貫通孔の径よりも大きく、
    ハウジングの内部で、ロッド状電極ユニットよりも前側で密封板よりも後側の空間に、放電ガスが充填されていることを特徴とする光源。
  3. 円柱状電極の前側から管状電極の貫通孔を含む空間に、10−2〜10atmの放電ガスが充填されていることを特徴とする請求項1または2の光源。
  4. 管状電極の貫通孔の直径が0.3mm以下であり、
    円柱状電極の前側から管状電極の貫通孔を含む空間に常圧以上の放電ガスが充填されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかの光源。
  5. 円柱状電極の前側から管状電極の貫通孔を含む空間に、光源の外部に存在するガスを供給する供給路と、ガスを排出する排出路が連通していることを特徴とする請求項1から4のいずれかの光源。
  6. 1対の電極間で放電して発光する光源の製造方法であり、
    管状のハウジングを用意する工程と、
    絶縁性のチューブを円柱状電極が貫通しているロッド状電極ユニットを用意する工程と、
    円柱状電極の前側端面と絶縁性チューブの前側端面を円柱状電極の長さ方向に対して直交する同一平面に調整する工程と、
    絶縁性であり、中央開口を有するスペーサ部材を用意する工程と、
    貫通孔を有している管状電極を用意する工程と、
    ハウジングにロッド状電極ユニットを隙間なく挿入する工程と、
    ハウジングにスペーサ部材を挿入する工程と、
    ハウジングに管状電極を挿入する工程と、
    ハウジングに挿入されることでほぼ同軸に配置されたロッド状電極ユニットとスペーサ部材と管状電極を、ロッド状電極ユニットの前側端面をスペーサ部材の後側端面に当接させ、スペーサ部材の前側端面を管状電極の後側端面に当接させる工程とを有する光源の製造方法。
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