JP4255592B2 - 埋設物検出システム、埋設物検出方法および埋設物検出装置 - Google Patents

埋設物検出システム、埋設物検出方法および埋設物検出装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス、水道、電気等の配管を新たに地中に設置する際に、地中内の埋設物を検出するための埋設物検出システム、埋設物検出方法、および埋設物検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
新たに住宅やビルなどを建てる場合、それに伴いガス、水道、電気等の配管を新たに地中に設置する必要がある。このような場合、配管図等を基に既設管のおおよその位置や形状などの見当を付けることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、配管図だけでは既設管の正確な位置や形状等を決定することは困難である。
また、地中には配管以外の埋設物が埋設されていることもあり、このような埋設物の位置、形状、材質を検知することは、配管敷設工事の安全上でも重要である。
【0004】
本発明は、このような問題を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、地中の埋設物の有無、位置、形状、材質等を検出する埋設物検出システム、埋設物検出方法、および埋設物検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために第1の発明は、地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、地中の埋設物の位置を判定する判定手段と、を具備し、地面に2つの立坑を設け、前記昇降手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、同程度の高さから同程度の速度で移動させ、前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の位置を判定し、前記昇降手段は筒体を有し、前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システムである。
【0006】
第2の発明は、地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、地中の埋設物の位置を判定する判定手段と、を具備し、地面に2つの立坑を設け、前記昇降手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、異なる高さから同程度の速度で移動させ、前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の位置を判定し、前記昇降手段は筒体を有し、前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システムである。
【0007】
第3の発明は、地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、地中の埋設物の位置を判定する判定手段と、を具備し、地面に2つの立坑を設け、前記判定手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、同程度の高さから同程度の速度で移動させたときに、前記受信用アンテナが受信した電波と、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、異なる高さから同程度の速度で移動させたときに、前記受信用アンテナが受信した電波を用いて、埋設物の位置を判定し、前記昇降手段は筒体を有し、前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システムである。
ここで、第3の発明は、第1の発明と第2の発明とを合わせたものである。
【0008】
第4の発明は、地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、地中の埋設物の位置を判定する判定手段と、を具備し、地面に2つの立坑を設け、前記昇降手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、異なる高さから異なる速度で移動させ、
前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の位置を判定し、前記昇降手段は筒体を有し、前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システムである。
【0009】
第5の発明は、地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、地中の埋設物の位置を判定する判定手段と、を具備し、地面に2つの立坑を設け、前記昇降手段は、第1の立坑内の所定の深度で、前記送信用アンテナと受信用アンテナの内どちらか一方のアンテナを固定し、第2の立坑内で他方のアンテナを移動させ、前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の位置を判定し、前記昇降手段は筒体を有し、前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システムである。
【0010】
第5の発明において、受信用アンテナが異なる深度で受信した電波を重ね合わせたり、異なる深度で送信用アンテナが送信し、受信用アンテナが受信した電波を重ね合わせることによって、さらに感度良く埋設物の位置を検出することができる。
【0011】
尚、第1から第5の発明は、埋設物の位置の検出を行う埋設物検出システムであるが、同様のシステムにより埋設物の有無、形状、材質の検出が可能である。
【0012】
また、第6の発明は、地中の埋設物を検出する埋設物検出方法であって、地面に2つの立坑を設け、第1の立坑内で送信用アンテナを、第2の立坑内で受信用アンテナを、同程度の高さから、同程度の速度で移動させ、前記受信用アンテナは、所定の高さごとに、前記送信用アンテナから発信された電波を受信し、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の有無、位置、形状、材質を判定し、前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは、筒体の先端に設けられ、前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出方法である。
【0013】
第7の発明は、地中の埋設物を検出する埋設物検出方法であって、地面に2つの立坑を設け、第1の立坑内で送信用アンテナを、第2の立坑内で受信用アンテナを、異なる高さから、同程度の速度で移動させ、前記受信用アンテナは、所定の高さごとに、前記送信用アンテナから発信された電波を受信し、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の有無、位置、形状、材質を判定し、前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは、筒体の先端に設けられ、前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出方法である。
【0014】
第8の発明は、地中の埋設物を検出する埋設物検出方法であって、地面に2つの立坑を設け、第1の立坑内で送信用アンテナを、第2の立坑内で受信用アンテナを、同程度の高さから、同程度の速度で移動させ、前記受信用アンテナは、所定の高さごとに、前記送信用アンテナから発信された電波を受信する第1の受信工程と、第1の立坑内で送信用アンテナを、第2の立坑内で受信用アンテナを、異なる高さから、同程度の速度で移動させ、前記受信用アンテナは、所定の高さごとに、前記送信用アンテナから発信された電波を受信する第2の受信工程と、を有し、前記第1の受信工程および前記第2の受信工程とにおいて、前記受信用アンテナが受信した電波を用いて埋設物の有無、位置、形状、材質を判定し、前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは、筒体の先端に設けられ、前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出方法である。
【0015】
第9の発明は、地中の埋設物を検出する埋設物検出方法であって、地面に2つの立坑を設け、第1の立坑内で送信用アンテナを、第2の立坑内で受信用アンテナを、異なる高さから、異なる速度で移動させ、前記受信用アンテナは、所定の高さごとに、前記送信用アンテナから発信された電波を受信し、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の有無、位置、形状、材質を判定し、前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは、筒体の先端に設けられ、前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出方法である。
【0016】
第10の発明は、地中の埋設物を検出する埋設物検出方法であって、地面に2つの立坑を設け、第1の立坑内の所定の深度で、前記送信用アンテナと受信用アンテナの内どちらか一方のアンテナを固定し、第2の立坑内で他方のアンテナを移動させ、前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、受信した電波の波形から埋設物の有無、位置、形状、材質を判定し、前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは、筒体の先端に設けられ、前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出方法である。
【0017】
第11の発明は、地中の埋設物を検出する埋設物検出装置であって、支持脚に支持された架台と、
前記架台上に設けられ、ワイヤロープの昇降を行う昇降装置と、前記架台の下方に設けられ、内部に前記ワイヤロープが貫通し、ワイヤロープの先端が固定された伸縮自在の筒体と、前記筒体の先端に設けられたアンテナと、を具備し、前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、図面に基づいて本発明の第1の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る埋設物検出システム1の概略構成図である。図1に示すように、地中に検出用の立坑4−1、4−2を設け、埋設物検出システム1は2つの立坑間の領域に存在する埋設物を検出する。
【0019】
埋設物検出システム1は、コンピュータ3、昇降装置5−1、5−2、脚6−1、6−2、筒体としての昇降ポール7−1、7−2、送信機9、受信機11等から構成される。
昇降装置5−1は、脚6−1に支えられ、昇降ポール7−1を伸縮させ、昇降ポール7−1の先端に設けられた送信機9を立坑4−1内で昇降するものである。
【0020】
同様に、昇降装置5−2も、脚6−2に支えられ、昇降ポール7−2を伸縮させ、昇降ポール7−2の先端に設けられた受信機11を立坑4−2内で昇降するものである。ここで、送信機9と受信機11の昇降速度や深度等はコンピュータ3によって制御され、それらのデータはコンピュータ3に保持される。
【0021】
送信機9は電波を発信し、受信機11がその電波を受信する。コンピュータ3は、受信した電波を取り込み、この電波の波形から立坑4−1、4−2間に埋設された埋設管13の有無、位置、形状、材質等を判定する。
【0022】
次に、昇降装置5−1、5−2、昇降ポール7−1、7−2、送信機9、受信機11の構成に関して詳細に説明する。
図2(a)は昇降装置5−1、脚6−1、昇降ポール7−1の正面図である。図2(b)は昇降装置5−1と昇降ポール7−1の側面図であり、図2(c)は昇降ポール7−1を縮めた場合の側面図である。
【0023】
図2に示すように、昇降装置5−1にはドラム29、リレー箱27、ロータリーエンコーダ31およびモータ33が設けられる。ドラム29はモータ33によって回転させられ、ドラムに巻き付けられたワイヤロープにより昇降ポール7−1が伸縮する。昇降ポール7−1の伸縮に関しては後に説明する。
【0024】
モータ33の回転速度等は操作員が操作箱25を使って指示しても良いし、コンピュータ3から指示することも可能である。操作箱25に与えられた回転速度等の指示信号は、コード28を通してリレー箱27に伝達され、モータ33が回転する。
【0025】
以上説明した昇降装置5−1は支持台上に載せられ、脚6−1は支持台を支持する。
昇降ポール7−1は径の異なるガイド筒23−1、23−2、23−3、23−4、…からなる。ガイド筒23−1は筒内部にガイド筒23−2を収納し、ガイド筒23−2は同様にガイド筒23−3を収納する、というようにしてガイド筒は図2(c)に示すように縮められる。
【0026】
図3はガイド筒の構造を示す図である。例えば、ガイド筒23−2、23−3の外側には溝35−1、35−2が、内側にはガイド37−1、37−2がそれぞれ設けられる。
【0027】
ガイド筒23−3はガイド筒23−2のガイド37−1が溝35−2に沿うようにスライドし、伸縮する。各ガイド筒も同様に伸縮する。このように突起であるガイド37を溝35に沿わせることで、昇降ポールをまっすぐに伸縮することができる。
なお、ガイド筒23−1の外側には溝を設けなくてもよい。
【0028】
図4は送信機9を示す図である。送信機9は高周波インピーダンス変換基板41、基板45、アンテナ43、保護ケース44を有する。アンテナ43は高周波インピーダンス変換基板41を介してコンピュータ3等に接続するケーブルに接続される。アンテナ43および高周波インピーダンス変換基板41は、ガラスエポキシ樹脂等の絶縁物で作られた基板41に取り付けられ、基板41は保護ケース44に取り付けられる。
なお、送信用のアンテナ43を受信用アンテナとすれば、受信機11となる。
【0029】
図4に示すアンテナ43にはボータイアンテナが使用される。図5(a)はボータイアンテナ53の構成の一例を示し、図5(b)は図5(a)に示す正面方向Hから観察したボータイアンテナ53の指向性を示す図である。図5(a)に示すようにボータイアンテナ53は金属55からなり、その中心部に高周波電流を流して電波を発生させる。
【0030】
図5(b)に示す指向性において、矢印は電波の方向を示し、矢印が長いほど電波が強い。図5に示すように、ボータイアンテナ53の金属55がx方向に配置されると、指向性はy方向に強く広がる。即ち、y方向により強い電波を発生しやすく、また受信しやすい。従って、電波を強く発生させたい方向を考慮して送信機9および受信機11内にボータイアンテナ53を配置させる。また、複数のボータイアンテナ53を組み合わせて、送信機9および受信機11に搭載させることも可能である。
【0031】
ボータイアンテナ以外でも、本実施の形態で使用されるアンテナにはダイポールアンテナ、スロットアンテナ、ループアンテナ等がある。
図6(a)はスロットアンテナ63の構成の一例を、図6(b)は図6(a)の上部方向Vから観察したスロットアンテナ63の指向性を示す図である。
【0032】
図6(a)に示すスロットアンテナ63は円筒状あるいは平板状の金属にスリット65を設け、そのスリット65部に高周波電流を流す。スロットアンテナの指向性は図6(b)に示す円筒形のスロットアンテナの場合放射状になる。
【0033】
図7(a)はループアンテナ73の構成の一例を、図7(b)は図7(a)の正面方向Hから観察したループアンテナ73の指向性を示す図である。
図7(a)に示すループアンテナ73は金属線等を円形などの枠状にして、給電するものである。図7(b)に示すループアンテナ73の指向性は枠面に直角方向に小さく、水平方向に強い。
以上説明したような各種アンテナを単独または組み合わせて、所望の指向性を有するアンテナを送信機9や受信機11に搭載する。
【0034】
図4に示すように、送信機9は昇降ポール7−1の先端のガイド筒に取り付けられる。ワイヤロープ47はガイド筒の内部を貫通しており、先端のガイド筒の内側のロープ接続部49に接続される。そこで、前述のように昇降装置5−1のドラム29が回転してワイヤロープ47を巻き上げれば、ガイド筒が縮まって送信機9が上昇し、逆にワイヤロープ47を巻き戻せば、ガイド筒が伸びて送信機9が下降する。
【0035】
尚、図1に示す昇降装置5−2、脚6−2、昇降ポール7−2は、以上説明した昇降装置5−1、脚6−1、昇降ポール7−1と同様の構造である。
【0036】
次に、埋設物検出システム1による埋設管13の検出方法について説明する。
図8、図9、図10は検出方法の説明図である。図8、図9、図10において、9−11、9−12、…、はそれぞれの位置にある送信機9を、11−11、11−12、…はそれぞれの位置にある受信機11を便宜的に示すものである。
【0037】
いま図1に示す送信機9と受信機11が、ほぼ同じ高さの位置から同程度の速度で立坑内を下降するとする。図8は所定の高さの位置にある送信機9と受信機11を示し、送信機9−11と受信機11−11、送信機9−12と受信機11−12、送信機9−13と受信機11−13はほぼ同じ高さに位置する。
【0038】
図8に示すように、送信機9−11が送信した電波(点線で図示)を受信機11−11が受信する。
図11は送信機9によって送信される電波波形の一例を示し、図12は図8に示す電波の周波数特性を示す。図11、図12に示すように、送信電波はパルス波であり、非常に高周波である。
【0039】
同様に、図8に示す送信機9−12が送信した電波を受信機11−12が、送信機9−13が送信した電波を受信機11−13が受信する。各位置で受信された波形データは、位置データとともにコンピュータ3に送られ、保持される。
【0040】
こうして、コンピュータ3において、各位置で受信機が受信した受信波形同士を比べたり、同じ位置で送信波形と受信波形とを比べることによって埋設管13の位置、形状、材質等を判定する。
【0041】
次に、図9に示すように、受信機11を送信機9の位置よりも低い位置から、送信機9と同程度の速度で立坑内を下降させる。送信機9−21が送信する電波を受信機11−21が、送信機9−22が送信する電波を受信機11−22が、送信機9−23が送信する電波を受信機11−23が受信する。
【0042】
次に、図10に示すように、受信機11を送信機9の位置よりも高い位置から、送信機9と同程度の速度で立坑内を下降させる。送信機9−31が送信する電波を受信機11−31が、送信機9−32が送信する電波を受信機11−32が、送信機9−33が送信する電波を受信機11−33が受信する。
【0043】
図9、図10に示される各位置で受信された波形データも位置データとともにコンピュータ3に送られ、保持される。こうして、コンピュータ3において図8、図9、図10の各位置で受信された受信波形を比較することによって、埋設管13の位置や形状や材質等が正確に求められる。
【0044】
次に、その他の検出方法について説明する。図13は、送信機9−41と受信機11−41を異なる高さから同程度の速度で下降させ、電波を送受信させる検出方法を示す図である。送信機9−41を速度V1で、受信機11−41を速度V2で下降させ、所定の位置で電波の送受信を行う。コンピュータ3は、送信機9−41、受信機11−41のスタート位置、送受信を行った位置、速度、受信波形等から埋設管13を検出する。
尚、送信機9と受信機11を、それぞれの立坑内で異なる高さから異なる速度で移動させてもよい。
【0045】
以上、述べた検出方法では、受信機11は送信機9が送信した電波を受信するものであり、これを直達波レーダー方式という。
一方、以下に説明する方法では、受信機11は、送信機9によって発信された電波の埋設管13等による反射波を受信するものである。
【0046】
反射波を検出する方法として、図14から図16に示すように、送信機9を固定して受信機11を下降させ、電波の送受信を行う方法がある。
図14は送信機9−51を所定の位置で固定し、受信機を11−51、11−52、11−53の位置に下降させ、電波の送受信を行う検出方法を示す。
【0047】
図14に示すように、受信機11−51、11−52、11−53が受信した電波波形には埋設管13による反射波が含まれる。こうして、各位置11−51、11−52、11−53で受信した波形から埋設管13の位置等が検出される。
【0048】
同様に、図15に示す方法では、送信機9−61を所定の位置で固定し、受信機を11−61、11−62、11−63の位置に下降させ、電波の送受信を行い、各位置で受信した波形から埋設管13の位置等を検出する。
図16に示す方法では、送信機9−71を所定の位置で固定し、受信機を11−71、11−72、11−73の位置に下降させ、同様の検出が行われる。
【0049】
更に、図14、図15、図16で得られた波形を重ね合わせ処理(マイグレーション処理)することにより、埋設管13により反射された反射波が強調され、埋設管13の位置の検出精度を高めることができる。
尚、図14から図16の検出方法では、送信機9を固定したが、受信機11を固定して送信機9を下降させても同様の検出が可能である。
【0050】
次に、埋設物と受信電波の波形について具体例を用いて説明する。
図17は、異なる深度に埋設された埋設管と各深度における受信電波の波形を示す図である。
【0051】
図17に示す波形は、立坑4−3内に送信機9を、立坑4−4内に受信機11を図8に示す形式で下降させ、各深度で受信機11が電波を受信した電波の波形である。また、図17に示す埋設管13−1、13−2はポリエチレン(PE)管である。
【0052】
図17に示すように、地面からPE管の存在する深度までのパルス到達時刻がt1であるのに対して、PE管の存在する深度ではパルス到達時間がt2と早くなり、パルス波形の振幅が小さくなる。パルス到達時刻が早まるのはPE管内部の空気の影響と考えられ、振幅が小さくなるのはPE管表面の散乱の影響である。
【0053】
図17に示す波形から、パルスの到達時間が早く、かつ振幅が小さくなっている深度に、埋設管13−1、13−2が存在すると判定する。また、更に詳細な深度で波形を調べたり、前述のようなマイグレーション処理等を行うことで、埋設管13−1と埋設管13−2との深度の区別も可能である。
【0054】
このように、パルス到達時間とパルスの振幅から、PE管が存在する深度、即ち位置が判定される。
尚、図17において地表近くにおける振幅の大きな波形はノイズであり、検出には使用されない。
【0055】
次に、地中に埋設管が平行に埋設された場合を例に説明する。
図18に示す波形は、立坑4−5内に送信機9を、立坑4−6内に受信機11を図8に示す形式で下降させ、各深度で受信機11が受信した電波の波形である。
また、図18に示す埋設管13−3、13−4、13−5はポリエチレン(PE)管であり、ほぼ同じ深度に埋設されている。
【0056】
図17の場合と同様に、埋設管13−3、13−4、13−5が埋設された深度の受信波形において、パルスの到達時間が早く、かつ振幅が小さくなっており、その深度にPE管が埋設されていることが検出される。
【0057】
このように、パルス到達時間とパルスの振幅から、PE管が存在する深度、即ち位置が判定される。
尚、この場合はPE管が13−3、13−4、13−5の3本であったが、PE管が1本であっても同様の結果が得られる。
また、埋設管がポリプロピレン等の他の合成樹脂から成るものであっても、受信波形には同様の特徴が現れる。
【0058】
また、図9、図10の方式の結果を加えたり、前述のマイグレーション処理を行うことで、埋設管の位置や形状を更に正確に知ることができる。
尚、図17において、領域G1と領域G2とではパルス到達時刻に違いが生じるが、これは既に掘り起こした領域とそうでない領域の違いからくるものである。
【0059】
以上の説明では、PE管の受信波形を例に説明したが、受信波形から管の材質を判定することも可能である。
例えば、PE管の場合、図17や図18の受信波形からも判るように、PE管が存在する深度での受信波形の到達時間は、金属管が存在しない深度での受信波形の到達時間よりも短く、出力が早い時間に現れる。
【0060】
また、管が金属製の場合、金属管が存在する深度での受信波形の振幅は、金属管が存在しない深度での受信波形の振幅に比べて非常に小さい。
このような受信波形の特徴から埋設物の材質を判定することができる。
【0061】
次に、埋設管の配置方向の特定について説明する。
図19と図20は垂直波または水平波と埋設管の配置との関係を説明する説明図である。電波とは電界と磁界とが直角をなして空間を伝播するものだが、電界が地面と垂直になるものを垂直波、電界が地面と平行になるものを水平波という。
【0062】
図19、図20において、xz面を地面とし、波形がx方向に伝播するとすると、図19に示す波形が垂直波であり、図20に示す波形が水平波である。ここで、検出対象となる埋設管の配置が13−6のように地面に垂直であれば垂直波によって検出感度が上がり、埋設管の配置が13−7のように地面に平行であれば水平波によって検出感度が上がる。
【0063】
従って、本埋設物検出システム1では、送信機9に垂直波発信用アンテナと水平波発信用アンテナを搭載し、垂直波と水平波の両方を発信し、どちらの受信波形の出力が大きいか等を測定することにより、埋設物の形状や配置を判定できる。
尚、本実施の形態では、送信機9と受信機11を立坑内で下降させたが、予め立坑内に下降させておき、上昇させて電波の送受信を行うことにより埋設物を検出することも可能である。
【0064】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明によれば、地中の埋設物の有無、位置、形状、材質等を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る埋設物検出システム1の概略構成図
【図2】 昇降装置と昇降ポールを示す図
【図3】 ガイド筒の構造を示す図
【図4】 送信機を示す図
【図5】 ボータイアンテナ55とその指向性を示す図
【図6】 スロットアンテナ63とその指向性を示す図
【図7】 ループアンテナ73とその指向性を示す図
【図8】 送受信機を等速度で下降させた場合の検出方法の説明図
【図9】 送受信機を等速度で下降させた場合の検出方法の説明図
【図10】 送受信機を等速度で下降させた場合の検出方法の説明図
【図11】 送信電波の波形を示す図
【図12】 送信電波の周波数特性を示す図
【図13】 送受信機を異なる速度で下降させた場合の検出方法の説明図
【図14】 送信機を固定した場合の検出方法の説明図
【図15】 送信機を固定した場合の検出方法の説明図
【図16】 送信機を固定した場合の検出方法の説明図
【図17】 埋設PE管の深度と受信波形を示す図
【図18】 埋設PE管の深度と受信波形を示す図
【図19】 垂直波による埋設管の配置の検出の説明図
【図20】 水平波による埋設管の配置の検出の説明図
【符号の説明】
1………埋設物検出システム
3………コンピュータ
5−1、5−2………昇降装置
6−1、6−2………脚
7−1、7−2………昇降ポール
9………送信機
11………受信機
13………埋設管

Claims (37)

  1. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の位置を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、同程度の高さから同程度の速度で移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の位置を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  2. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の位置を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、異なる高さから同程度の速度で移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の位置を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  3. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の位置を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記判定手段は、
    第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、同程度の高さから同程度の速度で移動させたときに、前記受信用アンテナが受信した電波と、
    第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、異なる高さから同程度の速度で移動させたときに、前記受信用アンテナが受信した電波を用いて、埋設物の位置を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸 することを特徴とする埋設物検出システム。
  4. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の位置を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、異なる高さから異なる速度で移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の位置を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  5. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の位置を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内の所定の深度で、前記送信用アンテナと受信用アンテナの内どちらか一方のアンテナを固定し、第2の立坑内で他方のアンテナを移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の位置を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  6. 前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが異なる深度において送信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形を重ね合わせることによって埋設物の位置を確認することを特徴とする請求項5記載の埋設物検出システム。
  7. 前記受信用アンテナは、異なる深度において電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形を重ね合わせることによって埋設物の位置を確認することを特徴とする請求項5記載の埋設物検出システム。
  8. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の形状を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、同程度の高さから同程度の速度で移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の形状を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  9. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の形状を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、異なる高さから同程度の速度で移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の形状を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  10. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の形状を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記判定手段は、
    第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、同程度の高さから同程度の速度で移動させたときに、前記受信用アンテナが受信した電波と、
    第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、異なる高さから同程度の速度で移動させたときに、前記受信用アンテナが受信した電波を用いて、埋設物の形状を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  11. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の形状を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、異なる高さから異なる速度で移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の形状を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  12. 前記送信用アンテナは水平波、垂直波を発信し、
    前記受信用アンテナは前記水平波、垂直波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信した水平波の振幅より前記受信した垂直波の振幅が大きい場合には埋設物が地面に対して水平な構造物であることを判定し、前記受信した水平波の振幅より前記受信した垂直波の振幅が小さい場合には埋設物が地面に対して垂直な構造物であることを判定することを特徴とする請求項8から請求項11のいずれかに記載の埋設物検出システム。
  13. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の形状を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内の所定の深度で、前記送信用アンテナと受信用アンテナの内どちらか一方のアンテナを固定し、第2の立坑内で他方のアンテナを移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の形状を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  14. 前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが異なる深度において送信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形を重ね合わせることによって埋設物の形状を確認することを特徴とする請求項13記載の埋設物検出システム。
  15. 前記受信用アンテナは、異なる深度において電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形を重ね合わせることによって埋設物の形状を確認することを特徴とする請求項13記載の埋設物検出システム。
  16. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の材質を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、同程度の高さから同程度の速度で移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の材質を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用 突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  17. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の材質を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、異なる高さから同程度の速度で移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の材質を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  18. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の材質を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記判定手段は、
    第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、同程度の高さから同程度の速度で移動させたときに、前記受信用アンテナが受信した電波と、
    第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、異なる高さから同程度の速度で移動させたときに、前記受信用アンテナが受信した電波を用いて、埋設物の材質を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  19. 前記判定手段は、ある高さにおいて前記受信用アンテナが受信した電波の出力が、他の高さで受信した電波の出力より早い時間に現われ、かつ、電波の振幅が他の高さで受信した振幅よりも小さい場合に、当該高さに埋設物が存在し、その埋設物の材質はポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂であると判定することを特徴とする請求項16から請求項18のいずれかに記載の埋設物検出システム。
  20. 前記判定手段は、ある高さにおいて前記受信用アンテナが受信した電波の振幅が、他の高さで受信した振幅に比べて非常に小さい場合に、当該高さに埋設物が存在し、その埋設物の材質は金属であると判定することを特徴とする請求項16から請求項18のいずれかに記載の埋設物検出システム。
  21. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の材質を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、異なる高さから異なる速度で移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の材質を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  22. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の材質を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内の所定の深度で、前記送信用アンテナと受信用アンテナの内どちらか一方のアンテナを固定し、第2の立坑内で他方のアンテナを移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の材質を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  23. 前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが異なる深度において送信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形を重ね合わせることによって埋設物の材質を確認することを特徴とする請求項22記載の埋設物検出システム。
  24. 前記受信用アンテナは、異なる深度において電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形を重ね合わせることによって埋設物の材質を確認することを特徴とする請求項22記載の埋設物検出システム。
  25. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の有無を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを移動させ、第2の立坑内で前記受信用アンテナを移動させ、
    前記受信用アンテナは前記送信用アンテナが送信した電波を受信し、
    前記判定手段は、
    第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、同程度の高さから同程度の速度で移動させたときに、前記受信用アンテナが受信した電波と、
    第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、異なる高さから同程度の速度で移動させたときに、前記受信用アンテナが受信した電波とを用いて、埋設物の有無を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とすることを特徴とする埋設物検出システム
  26. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の有無を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内で前記送信用アンテナを、第2の立坑内で前記受信用アンテナを、異なる高さから異なる速度で移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の有無を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  27. 地中の埋設物を検出する埋設物検出システムであって、
    一組の送信用アンテナと受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナと受信用アンテナを昇降させる昇降手段と、
    地中の埋設物の有無を判定する判定手段と、
    を具備し、
    地面に2つの立坑を設け、
    前記昇降手段は、第1の立坑内の所定の深度で、前記送信用アンテナと受信用アンテナの内どちらか一方のアンテナを固定し、第2の立坑内で他方のアンテナを移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の有無を判定し、
    前記昇降手段は筒体を有し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは前記筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出システム。
  28. 前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが異なる深度において送信した電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形を重ね合わせることによって埋設物の有無を確認することを特徴とする請求項27記載の埋設物検出システム。
  29. 前記受信用アンテナは、異なる深度において電波を受信し、
    前記判定手段は、前記受信用アンテナが受信した電波の波形を重ね合わせることによって埋設物の有無を確認することを特徴とする請求項27記載の埋設物検出システム。
  30. 地中の埋設物を検出する埋設物検出方法であって、
    地面に2つの立坑を設け、
    第1の立坑内で送信用アンテナを、第2の立坑内で受信用アンテナを、同程度の高さから、同程度の速度で移動させ、
    前記受信用アンテナは、所定の高さごとに、前記送信用アンテナから発信された電波を受信し、
    前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の有無、位置、形状、材質を判定し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは、筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出方法。
  31. 地中の埋設物を検出する埋設物検出方法であって、
    地面に2つの立坑を設け、
    第1の立坑内で送信用アンテナを、第2の立坑内で受信用アンテナを、異なる高さから、同程度の速度で移動させ、
    前記受信用アンテナは、所定の高さごとに、前記送信用アンテナから発信された電波を受信し、
    前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の有無、位置、形状、材質を判定し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは、筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出方法。
  32. 地中の埋設物を検出する埋設物検出方法であって、
    地面に2つの立坑を設け、
    第1の立坑内で送信用アンテナを、第2の立坑内で受信用アンテナを、同程度の高さから、同程度の速度で移動させ、前記受信用アンテナは、所定の高さごとに、前記送信用アンテナから発信された電波を受信する第1の受信工程と、
    第1の立坑内で送信用アンテナを、第2の立坑内で受信用アンテナを、異なる高さから、同程度の速度で移動させ、前記受信用アンテナは、所定の高さごとに、前記送信用アンテナから発信された電波を受信する第2の受信工程と、
    を有し、
    前記第1の受信工程および前記第2の受信工程とにおいて、前記受信用アンテナが受信した電波を用いて埋設物の有無、位置、形状、材質を判定し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは、筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出方法。
  33. 地中の埋設物を検出する埋設物検出方法であって、
    地面に2つの立坑を設け、
    第1の立坑内で送信用アンテナを、第2の立坑内で受信用アンテナを、異なる高さから、異なる速度で移動させ、
    前記受信用アンテナは、所定の高さごとに、前記送信用アンテナから発信された電波を受信し、
    前記受信用アンテナが受信した電波の波形から埋設物の有無、位置、形状、材質を判定し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは、筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出方法。
  34. 地中の埋設物を検出する埋設物検出方法であって、
    地面に2つの立坑を設け、
    第1の立坑内の所定の深度で、前記送信用アンテナと受信用アンテナの内どちらか一方のアンテナを固定し、第2の立坑内で他方のアンテナを移動させ、
    前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが発信した電波を受信し、受信した電波の波形から埋設物の有無、位置、形状、材質を判定し、
    前記送信用アンテナと前記受信用アンテナは、筒体の先端に設けられ、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出方法。
  35. 前記受信用アンテナは、前記送信用アンテナが異なる深度において送信した電波を受信し、前記受信用アンテナが受信した電波の波形を重ね合わせることによって埋設物の材質を確認することを特徴とする請求項34記載の埋設物検出方法。
  36. 異なる深度において前記受信用アンテナが受信した電波の波形を重ね合わせることによって埋設物の材質を確認することを特徴とする請求項34記載の埋設物検出方法。
  37. 地中の埋設物を検出する埋設物検出装置であって、
    支持脚に支持された架台と、
    前記架台上に設けられ、ワイヤロープの昇降を行う昇降装置と、
    前記架台の下方に設けられ、内部に前記ワイヤロープが貫通し、ワイヤロープの先端が固定された伸縮自在の筒体と、
    前記筒体の先端に設けられたアンテナと、
    を具備し、
    前記筒体は、径の異なる複数の筒からなり、各筒の外側側面には溝が設けられ、第1の筒の内側に更に径の小さい第2の筒が設けられ、第1の筒の内側側面に設けられたガイド用突起が、第2の筒の外側側面に設けられた溝に沿うようにして第2の筒を動かすことで伸縮することを特徴とする埋設物検出装置。
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