JP4251955B2 - オーディオデータのネットワーク装置、アンプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、DVDオーディオなどの量子化ビット数及びサンプリング周波数が曲ごとに異なるオーディオデータを再生するドライブ装置と、D/Aコンバータ、アンプ及びスピーカなどを搭載したアンプ装置がネットワーク経由で接続されたオーディオシステムにかかわり、より詳しくは、音楽データのシームレス再生及び音飛び防止を実現するための技術に関する。
DVDオーディオなどのオーディオデータを再生するためのドライブ装置と、D/Aコンバータ、アンプ及びスピーカなどを搭載したアンプ装置がネットワーク経由で接続されるシステムにおいて、CDオーディオなど量子化ビット数、サンプリング周波数が一定であるデータをネットワークに転送する場合には特段の対応を行う必要はなかったが(例えば、特許文献1参照)、DVDオーディオなどのようにオーディオデータの量子化ビット数やサンプリング周波数が曲によって異なる場合には、量子化ビット数またはサンプリング周波数が変更される度に、ドライブ装置とアンプ装置との間で以下の処理を行う必要があった。
(1)ドライブ装置が、アンプ装置に対してミュート処理命令を発行してスピーカからノイズ音が発生することを防止する。
(2)アンプ装置はミュート処理を行った後に、ドライブ装置に対してミュート処理が完了したことを通知する。
(3)ドライブ装置は、次に送信するオーディオデータの量子化ビット数とサンプリング周波数をアンプ装置に対して通知する。
(4)アンプ装置は量子化ビット数とサンプリング周波数のオーディオデータを受信できるよう状態になると、ドライブ装置に対してオーディオデータの受信が可能になったことを通知する。それと同時に、アンプ装置はミュート処理を解除する。
(5)ドライブ装置は、アンプ装置に対してオーディオデータの送信を行う。
特開昭60−103748号公報
上記の従来の技術においては、前記(1)から(5)の制御は、オーディオデータの量子化ビット数またはサンプリング周波数が変化する度に、オーディオデータの送信を停止させて行う必要があり、効率が悪いという課題があった。また、ドライブ装置またはアンプ装置がネットワークにおけるデータ転送周期と完全に同期がとれていない場合や、ネットワークにおいて通信障害が発生した場合には、ドライブ装置とアンプ装置の間で正しくオーディオデータの送受信が行われず、アンプ装置のスピーカからノイズ音が発生するという課題があった。
本発明は、DVDオーディオなどを再生するためのドライブ装置と、D/Aコンバータ、アンプ及びスピーカなどを搭載したアンプ装置がネットワーク経由でオーディオデータを送受信する際に、量子化ビット数やサンプリング周波数の変化に影響を受けることなく、シームレスに音楽を再生することを実現するものである。更に、オーディオデータが転送されるネットワークに通信障害などが発生した場合でも、アンプ装置のスピーカから音抜けなどによるノイズ音の発生を防止するものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、それぞれ次のような機能を有する複数の構成要素の、ドライブ装置、送信側ネットワーク装置、ネットワーク、受信側ネットワーク装置およびアンプ装置を備えた構成としている。すなわち、
(a)DVDディスクなどからオーディオデータ及び量子化ビット数やサンプリング周波数といったファイル情報をリードし、かつ前記オーディオデータと前記ファイル情報を多重化した多重化データを生成し、かつ外部に対して前記多重化データを出力する機能を有するドライブ装置と、
(b)前記ドライブ装置から受信した前記多重化データを前記オーディオデータと前記ファイル情報に分離する機能を有し、かつ前記ドライブ装置から前記多重化データの出力が停止した場合に補正オーディオデータを生成する機能を有し、かつネットワークへの前記オーディオデータ及び前記ファイル情報の送信周期と前記ドライブ装置からの前記多重化データの受信周期のずれを自動的に補正する機能を有し、かつ前記オーディオデータと前記ファイル情報をネットワークに送信する機能を有する送信側ネットワーク装置と、
(c)前記オーディオデータと前記ファイル情報が転送される前記ネットワーク及びデータ伝送方法と、
(d)前記ネットワークから前記オーディオデータと前記ファイル情報を受信し、且つそれらを多重化したデータを生成する機能を有し、かつ前記ネットワークからの前記オーディオデータ及び前記ファイル情報の受信が停止した場合に補正オーディオデータを生成する機能を有し、かつ前記ネットワークからの前記オーディオデータ及び前記ファイル情報の受信周期とアンプ装置への前記多重化データの送信周期のずれを自動的に補正する機能を有し、かつアンプ装置に対して前記多重化データを送信する機能を有する受信側ネットワーク装置と、
(e)前記受信側ネットワーク装置から前記多重化データを受信して前記オーディオデータと前記ファイル情報に分離する機能を有し、かつD/Aコンバータに前記オーディオデータを入力するとともに、音楽再生に必要となる前記量子化ビット数と前記サンプリング周波数を前記D/Aコンバータに設定する機能を有し、かつ前記D/Aコンバータに前記量子化ビット数と前記サンプリング周波数を設定する時に発生するノイズ音が、スピーカから出力されないようにアナログ出力レベルを低減させるレベル制御回路を有するアンプ装置
とである。
上記の各構成要素について、それぞれより具体的レベルで展開すると、次のようにいうことができる。
(1)送信側ネットワーク装置については、オーディオデータと量子化ビット数との多重化データを入力として、前記多重化データから前記オーディオデータと前記量子化ビット数を生成し、且つ前記オーディオデータと前記量子化ビット数を転送するネットワークに適した転送フォーマットに変換し、且つ前記変換によって生成されたネットワーク送信データを前記ネットワーク上に送出する機能と、前記多重化データが入力される周期と、前記ネットワークに対して前記オーディオデータ及び前記量子化ビット数を送出する周期がずれた場合に、前記ネットワークに送出する前記オーディオデータの補正を行う機能を有する送信側ネットワーク装置がある。
(2)また、送信側ネットワーク装置については、オーディオデータとサンプリング周波数との多重化データを入力として、前記多重化データから前記オーディオデータと前記サンプリング周波数を生成し、且つ前記オーディオデータと前記サンプリング周波数を転送するネットワークに適した転送フォーマットに変換し、且つ前記変換によって生成されたネットワーク送信データを前記ネットワーク上に送出する機能と、前記多重化データが入力される周期と、前記ネットワークに対して前記オーディオデータ及び前記サンプリング周波数を送出する周期がずれた場合に、前記ネットワークに送出する前記オーディオデータの補正を行う機能を有する送信側ネットワーク装置がある。
(3)また、送信側ネットワーク装置については、オーディオデータと量子化ビット数とサンプリング周波数との多重化データを入力として、前記多重化データから前記オーディオデータと前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を生成し、且つ前記オーディオデータと前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を転送するネットワークに適した転送フォーマットに変換し、且つ前記変換によって生成されたネットワーク送信データを前記ネットワーク上に送出する機能と、前記多重化データが入力される周期と、前記ネットワークに対して前記オーディオデータ、前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を送出する周期がずれた場合に、前記ネットワークに送出する前記オーディオデータの補正を行う機能を有する送信側ネットワーク装置がある。
(4)上記(1)〜(3)の送信側ネットワーク装置において、前記入力された多重化データを観測し、自動的に入力された前記オーディオデータのサンプリング周波数を検知する機能を有するものがある。
(5)上記(1)の送信側ネットワーク装置について、オーディオデータを送受信する帯域1と、ネットワーク上に接続された機器間の制御データなどを送受信する帯域2から構成されるデータ伝送に対応するネットワークインタフェースを有する送信側ネットワーク装置において、前記ネットワークインタフェースは、前記帯域1のオーディオデータとは別に前記帯域2の一部に前記オーディオデータの量子化ビット数を埋め込み、且つ前記帯域1の前記オーディオデータと前記帯域2の前記量子化ビット数を同時に伝送することで、伝送するオーディオデータの量子化ビット数に応じて必要となる帯域1をリアルタイムに変更することを特徴とした送信側ネットワーク装置がある。
(6)また、上記(2)の送信側ネットワーク装置について、オーディオデータを送受信する帯域1と、ネットワーク上に接続された機器間の制御データなどを送受信する帯域2から構成されるデータ伝送に対応するネットワークインタフェースを有する送信側ネットワーク装置において、前記ネットワークインタフェースは、前記帯域1のオーディオデータとは別に前記帯域2の一部に前記オーディオデータのサンプリング周波数を埋め込み、且つ前記帯域1の前記オーディオデータと前記帯域2の前記サンプリング周波数を同時に伝送することで、伝送するオーディオデータのサンプリング周波数に応じて必要となる帯域1をリアルタイムに変更することを特徴とした送信側ネットワーク装置がある。
(7)また、上記(3)の送信側ネットワーク装置について、オーディオデータを送受信する帯域1と、ネットワーク上に接続された機器間の制御データなどを送受信する帯域2から構成されるデータ伝送に対応するネットワークインタフェースを有する送信側ネットワーク装置において、前記ネットワークインタフェースは、前記帯域1のオーディオデータとは別に前記帯域2の一部に前記オーディオデータの量子化ビット数及びサンプリング周波数を埋め込み、且つ前記帯域1の前記オーディオデータと前記帯域2の前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を同時に伝送することで、伝送するオーディオデータの量子化ビット数またはサンプリング周波数に応じて必要となる帯域1をリアルタイムに変更することを特徴とした送信側ネットワーク装置がある。
(8)受信側ネットワーク装置については、上記(1)の前記ネットワークから入力された前記オーディオデータ及び前記量子化ビット数を入力として、前記オーディオデータ及び前記量子化ビット数を多重化したデータを生成し、かつ前記多重化データをスピーカなどを搭載したアンプ装置に送出する機能を有する受信側ネットワーク装置がある。
(9)上記(8)の受信側ネットワーク装置において、前記ネットワークから前記オーディオデータ及び前記量子化ビット数が入力される周期と、前記アンプ装置に対して前記多重化データを送出する周期がずれた場合に、前記アンプ装置に送出する前記オーディオデータの補正を行う機能を有するものがある。
(10)また、受信側ネットワーク装置については、上記(2)の前記ネットワークから入力された前記オーディオデータ及び前記サンプリング周波数を入力として、前記オーディオデータ及び前記サンプリング周波数を多重化したデータを生成し、かつ前記多重化データをスピーカなどを搭載したアンプ装置に送出する機能を有する受信側ネットワーク装置がある。
(11)上記(10)の受信側ネットワーク装置において、前記ネットワークから前記オーディオデータ及び前記サンプリング周波数が入力される周期と、前記アンプ装置に対して前記多重化データを送出する周期がずれた場合に、前記アンプ装置に送出する前記オーディオデータの補正を行う機能を有するものがある。
(12)また、受信側ネットワーク装置については、上記(3)の前記ネットワークから入力された前記オーディオデータ、前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を入力として、前記オーディオデータ、前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を多重化したデータを生成し、かつ前記多重化データをスピーカなどを搭載したアンプ装置に送出する機能を有する受信側ネットワーク装置がある。
(13)上記(12)の受信側ネットワーク装置において、前記オーディオデータ、前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数が入力される周期と、前記アンプ装置に対して前記多重化データを送出する周期がずれた場合に、前記アンプ装置に送出する前記オーディオデータの補正を行う機能を有するものがある。
(14)上記(9)の受信側ネットワーク装置について、オーディオデータを送受信する帯域1と、ネットワーク上に接続された機器間の制御データなどを送受信する帯域2から構成されるデータ伝送に対応するネットワークインタフェースを有する受信側ネットワーク装置において、前記ネットワークインタフェースは、前記帯域1のオーディオデータとは別に前記帯域2の一部に前記オーディオデータの量子化ビット数を埋め込み、且つ前記帯域1の前記オーディオデータと前記帯域2の前記量子化ビット数を同時に伝送することで、伝送するオーディオデータの量子化ビット数に応じて必要となる帯域1をリアルタイムに変更することを特徴とした受信側ネットワーク装置がある。
(15)また、上記(11)の受信側ネットワーク装置について、オーディオデータを送受信する帯域1と、ネットワーク上に接続された機器間の制御データなどを送受信する帯域2から構成されるデータ伝送に対応するネットワークインタフェースを有する受信側ネットワーク装置において、前記ネットワークインタフェースは、前記帯域1のオーディオデータとは別に前記帯域2の一部に前記オーディオデータのサンプリング周波数を埋め込み、且つ前記帯域1の前記オーディオデータと前記帯域2の前記サンプリング周波数を同時に伝送することで、伝送するオーディオデータのサンプリング周波数に応じて必要となる帯域1をリアルタイムに変更することを特徴とした受信側ネットワーク装置がある。
(16)また、上記(13)の受信側ネットワーク装置について、オーディオデータを送受信する帯域1と、ネットワーク上に接続された機器間の制御データなどを送受信する帯域2から構成されるデータ伝送に対応するネットワークインタフェースを有する受信側ネットワーク装置において、前記ネットワークインタフェースは、前記帯域1のオーディオデータとは別に前記帯域2の一部に前記オーディオデータの量子化ビット数及びサンプリング周波数を埋め込み、且つ前記帯域1の前記オーディオデータと前記帯域2の前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を同時に伝送することで、伝送するオーディオデータの量子化ビット数またはサンプリング周波数に応じて必要となる帯域1をリアルタイムに変更することを特徴とした受信側ネットワーク装置がある。
(17)アンプ装置については、上記(8),(9)の前記受信側ネットワーク装置から受信した前記多重化データから、前記オーディオデータと前記量子化ビット数を生成し、かつ前記オーディオデータと前記量子化ビット数をD/Aコンバータに入力するとともに、前記量子化ビット数の変更設定が完了するまでは、ノイズ音をスピーカから出力しないようにアナログ出力レベルを低減させるレベル制御回路を有するアンプ装置がある。
(18)また、アンプ装置については、上記(10),(11)の前記受信側ネットワーク装置から受信した前記多重化データから、前記オーディオデータと前記サンプリング周波数を生成し、かつ前記オーディオデータと前記サンプリング周波数をD/Aコンバータに入力するとともに、前記サンプリング周波数の変更設定が完了するまでは、ノイズ音をスピーカから出力しないようにアナログ出力レベルを低減させるレベル制御回路を有するアンプ装置がある。
(19)また、アンプ装置については、上記(12),(13)の前記受信側ネットワーク装置から受信した前記多重化データから、前記オーディオデータ、前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を生成し、かつ前記オーディオデータ、前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数をD/Aコンバータに入力するとともに、前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数の変更設定が完了するまでは、ノイズ音をスピーカから出力しないようにアナログ出力レベルを低減させるレベル制御回路を有するアンプ装置がある。
本発明によれば、ネットワーク経由でオーディオデータを送受信する際に、オーディオデータの量子化ビット数またはサンプリング周波数が変化したとき、従来の技術のようにその都度、オーディオデータの送信を停止させる必要はなく、シームレスに送信を行ってシームレスに音楽を再生することができる。データの伝送効率も向上する。また、ドライブ装置またはアンプ装置がネットワークにおけるデータ転送周期と完全に同期がとれていない場合や、ネットワークにおいて通信障害が発生した場合においても、ドライブ装置とアンプ装置の間で正しくオーディオデータの送受信が行うことができ、アンプ装置のスピーカから音抜けなどによるノイズ音の発生を防止することができる。
なお、オーディオデータを送受信する帯域1のオーディオデータとは別に、機器間の制御データなどを送受信する帯域2の一部に前記オーディオデータの量子化ビット数を埋め込み、帯域1のオーディオデータと帯域2の量子化ビット数を同時に伝送すれば、リアルタイムに帯域1を変更することができるため、ネットワーク全体のデータ伝送効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかわるオーディオデータ伝送システムを構成するブロック図である。
図1において、1はCDまたはDVDオーディオが記録されたメディア11からオーディオデータS1100、及びオーディオデータS1100の再生に必要となる量子化ビット数及びサンプリング周波数といったファイル情報S1101をリードするための制御を行うメカ制御回路12と、オーディオデータS1100及びファイル情報S1101から同期信号S1000と通信データS1001を生成するとともに、転送用のクロックS1002を生成する機能を有するシリアル送信回路13から構成されるドライブ装置である。
2は、ドライブ装置1から出力された同期信号S1000、通信データS1001、転送用のクロックS1002を受信するシリアル受信回路21と、受信したデータを格納するデータバッファ23と、ネットワーク3に転送する転送データS2200を生成する転送データ生成回路22と、転送データS2200をネットワーク3のプロトコルに適した転送フォーマットに変換し、ネットワーク3に送出するネットワークインタフェース24から構成される送信側ネットワーク装置である。
3はネットワークを表しており、送信側ネットワーク装置2と受信側ネットワーク装置4はこのネットワーク3に同期して動作するものとする。
4はネットワーク3から受信したネットワークデータS3001からオーディオデータとファイル情報を抽出し、かつ前記オーディオデータと前記ファイル情報を多重化した転送データS4400を生成するネットワークインタフェース44と、転送データS4400を格納するデータバッファ43と、バッファデータS4300からアンプ装置5に転送するデータS4200を生成するデータ生成回路42と、データS4200から同期信号S4000と通信データS4001を生成するとともに、転送用のクロックS4002を生成する機能を有するシリアル送信回路41から構成される受信側ネットワーク装置である。
5は、同期信号S4000、通信データS4001、クロックS4002を受信してオーディオデータS5100とファイル情報S5101を生成し、且つD/Aコンバータ52に対してオーディオデータS5100とファイル情報S5101を入力するとともに、ファイル情報S5101の変更中に発生するノイズ音がスピーカ54から出力されることを防止するために、ファイル情報S5101の変更が完了するまでアナログ出力レベルを低減させるレベル制御回路53の制御を行うシリアル受信回路51と、D/Aコンバータ52、レベル制御回路53、スピーカ54から構成されるアンプ装置である。
なお、図1において送信側ネットワーク装置2と、ネットワーク3、受信側ネットワーク装置4は同一クロックで動作しているものとし、ドライブ装置1とアンプ装置5はネットワーク3と同一の周波数で動作しているが、周波数偏差などの影響により僅かにネットワーク3のクロックと位相または周波数がずれているものとする。また、同期信号S1000、クロックS1002はドライブ装置1が出力し、同期信号S4000、クロックS4002はアンプ装置5が出力するものとし、このため送信側ネットワーク装置2及び受信側ネットワーク装置4では入力されるデータと出力されるデータの周期が僅かに異なるものとする。
以下に、具体的な実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図2はシリアル送信回路13の構成図である。オーディオデータS1100とファイル情報S1101は、通信データ生成回路131に入力されて同期信号S1000と通信データS1001が生成される。また、通信クロック生成回路132では、データ転送用のクロックS1002が生成される。
図3はシリアル送信回路13で生成される通信データS1001、同期信号S1000、クロックS1002を表している。DVDオーディオでは、メディア11に格納される楽曲ごとに量子化ビット数が16ビット、20ビット、24ビットいずれかで構成されているが、ここでは通信データS1001として転送されるデータの量子化ビット数を24ビットで統一する。このため、量子化ビット数が16ビットのオーディオデータS1100を通信データS1001として送信する場合には、図4のようにオーディオデータS1100に8ビットのデータ補正を行って24ビットに拡張した通信データS1001を生成する。ここでは、補正データには「0」が埋め込まれるものとする。
また、ここで通信データS1001はステレオ出力用のLチャンネルデータ、Rチャンネルデータで構成されているものとし、同期信号S1000はLチャンネルデータ、Rチャンネルデータで極性が反転するものとする。なお、図3の同期信号S1000及び通信データS1001の波形は一例であり、このフォーマットにとらわれることはない。
次に、図12を用いてシリアル受信回路21の動作を説明する。受信インタフェース211は、ドライブ装置1から出力された同期信号S1000、通信データS1001、クロックS1002を入力として多重化データの受信を行う。受信インタフェース211は、データを1ビット受信する度にカウントアップイネーブルS2110を出力し、ビットカウンタ212をカウントアップさせる。ビットカウンタ212は、通信データS1001のLチャンネルデータ及びRチャンネルデータの受信が完了すると、データバッファ23に対して受信した多重化データを格納するためにライト信号S2101を出力する。また、受信バッファ213は受信データS2111を格納するバッファであり、データバッファ23に対してデータS2100が出力される。
次に、図13を用いて転送データ生成回路22の動作を説明する。ライトデータカウンタ221は、シリアル受信回路21から出力されるライト信号S2101のアサートを検知して、データバッファ23にライトされた受信データ量をカウントする回路である。また、リードデータカウンタ222は、ネットワークインタフェース24から出力されるリード信号S2400のアサートを検知してデータバッファ23からリードされたデータ量をカウントする回路である。差分カウンタ223は、ライトデータカウンタ221とリードデータカウンタ222の差分を計算するとともに、ライトデータカウンタ221のカウント値がリードデータカウンタ222のカウント値に対して一定以上大きくなるとライトオーバー信号S2230をアサートし、リードデータカウンタ222のカウント値がライトデータカウンタ221のカウント値よりも大きくなるとリードオーバー信号S2231をアサートする。制御回路224は、バッファデータS2300、ライトオーバー信号S2230及びリードオーバー信号S2231を入力として、転送データS2200とバッファリード信号S2201を出力する。
以下、図14、図15を用いて制御回路224の動作を説明する。なお、図14、図15に表記しているクロックは、転送データ生成回路22の動作クロックである。
図14は、ネットワークインタフェース24がデータバッファ23からデータをリードする周期よりも、シリアル受信回路21がデータバッファ23にライトする周期が短い場合である。これは、ドライブ装置1が生成する転送クロックS1002の周期と、ネットワーク3の周期が周波数偏差などの要因で僅かでもずれた場合に発生する現象である。図14では説明を容易にするため、ライト信号S2101とリード信号S2400の周期が大きくずれたことを想定している。ライトデータカウンタ221及びリードデータカウンタ222は、それぞれライト信号S2101、リード信号S2400がアサートされるとインクリメントされる。
ここでは、リード信号S2400はライト信号S2101よりもアサートされる回数が少ないため、いずれデータバッファ23において書込みオーバーフローが発生してしまう。これを解決するために、差分カウンタ223が一定値以上になると、差分カウンタ223からライトオーバー信号S2230が出力されるとともに、ライトオーバー信号S2230を受けた制御回路224はバッファリード信号S2201を生成してデータバッファ23からバッファデータS2300をリードするとともに、リードしたデータをマージ(融合)する。図14では、差分カウンタ223が「3」になるとライトオーバー信号S2230が生成されて、データバッファ23に対して2度リードアクセスしている。図14のポイントAがバッファリード信号S2201が2個多く生成していることを表している。リード信号S2400がない状態で、リードデータカウンタ222が「2」,「3」とカウント値を進め、これに伴って、差分カウンタ223のカウント値が「2」,「1」と減少する。データバッファ23からデータD1,D2が読み出される。
リードした2つのデータD1,D2は足し合わされた後に「2」で除算してマージされるが、これは実質的にサンプリング周波数を半分にまで下げたことになる。なお、マージの方法についてはここに記載した内容に限定しない。
一方、図14のポイントBで次のリード信号S2400がアサートされた時には、図14のポイントDで前記マージデータを転送データS2200として出力する。この時、図14のポイントCにあるようにバッファリード信号S2201をライトオーバー信号S2230によりマスクすることで、データバッファ23からの通常のデータ出力を停止する。
そして、リード信号S2400のアサートに伴ってライトオーバー信号S2230がネゲートされ、通常動作に戻されている。
このようにオーディオデータをマージすることで実質的にサンプリング周波数を低減させているが、これによりデータバッファ23の書込みオーバーフローの発生を防止することができる。
図15は、ネットワークインタフェース24がデータバッファ23からデータをリードする周期よりも、シリアル受信回路21がデータバッファ23にライトする周期が長い場合である。これは、ドライブ装置1が生成する転送クロックS1002の周期と、ネットワーク3の周期が周波数偏差などの要因で僅かでもずれた場合に発生する現象である。また、何らかの要因でドライブ装置1から多重化データが送信されなくなった場合にも、同様の現象が発生する。図15では説明を容易にするため、ライト信号S2101とリード信号S2400の周期が大きくずれたことを想定している。
ライトデータカウンタ221及びリードデータカウンタ222は、それぞれライト信号S2101、リード信号S2400がアサートされるとインクリメントされる。
ここでは、リード信号S2400はライト信号S2101よりもアサートされる回数が多いため、いずれデータバッファ23において読出しオーバーフローが発生してしまう。これを解決するために、差分カウンタ223が一定値以下になると、差分カウンタ223からリードオーバー信号S2231が出力されるとともに、リードオーバー信号S2231を受けた制御回路224はバッファリード信号S2201の生成を停止して、データバッファ23の読出しオーバーフローの発生を防止する。
更に、制御回路224はデータバッファ23から最後にリードした値を保持するとともに、前記最終保持データに対してリード信号S2400がアサートされる度に一定数の減算を行い、転送データS2200として出力する。図15では、前記減算値を「1」としている。これ以降、リード信号S2400がアサートされる度に、制御回路224は前記減算データを出力するとともに、更に前記減算データに対して「1」だけ減算を行う。こうすることで転送データS2200の出力レベルを段階的に下げることができる。段階的に減少するオーディオデータはネットワーク3を介して最終的にアンプ装置5内のD/Aコンバータ52に入力されるが、D/Aコンバータ52のアナログ振幅レベルも段階的に下がるためにノイズ音を発生することなく最終的にミュート状態となる。これにより、ドライブ装置1からのオーディオデータが途切れた場合でも、アンプ装置5のスピーカ54からノイズ音が発生することを防止する。
図15のポイントEでは、リードデータカウンタ222のカウント値が「2」,「3」,「4」,「5」のように増加しているにもかかわらず、差分カウンタ223のカウント値は「0」のままである。また、リード信号S2400に対してバッファリード信号S2201は生成されておらず、またリード信号S2400がアサートされる度に転送データS2200がD2→D2−1→D2−2→D2−3のように「1」ずつデクリメントされていることがわかる。
また、制御回路224は転送データS2200が「0」になると「0」の値を保持する。これは、「0」を減算するとアンダーフローが発生するためである。
例えば、減算データが2進数表記で「001」の場合、1回の減算で「000」、2回以降は「000」を保持することになる。ここで、単純な減算処理しかしないと、2回目の減算でアンダーフローが発生して減算データが「111」となり、前記減算データ「111」をアンプ装置5が受信してD/Aコンバータ52がアナログ変換すると振幅がゼロから急激に変化するためノイズ音が発生する。これを防止するために、減算で一度「000」になると、以降は「000」を保持するようにしている。
ネットワークインタフェース24では、転送データ生成回路22で生成された転送データS2200をネットワークに適したフォーマットに変換するとともに、ネットワーク3に対してネットワークデータS3000を送出する。
次に、図16、図17、図18を用いてネットワーク3において効率的なデータ転送を実現する伝送方法を説明する。
図16は、48kHzの周期で帯域Aから帯域Oのデータが転送されるネットワークであり、帯域Aから帯域Cは制御データや地図情報など必要に応じて転送される非同期データが送受信される帯域である。また、帯域Dから帯域Oはオーディオデータを転送するための帯域である。この図では、48kHz、最大24ビット、4チャンネルのオーディオデータ、もしくは96kHz、最大24ビット、2チャンネルのオーディオデータ、もしくは192kHz、最大24ビット、1チャンネルのオーディオデータを転送することができる仕様となっている。ここでは、サンプリング周波数が48kHz、量子化ビット数が16ビット、2チャンネルのオーディオデータを送信しているが、図16では帯域Dから帯域Oまでが常に確保されている。これは、DVDオーディオの量子化ビット数とサンプリング周波数が曲ごとに異なるため、常に最大の量子化ビット数とサンプリング周波数のオーディオデータを転送できるように帯域を確保しておく必要があるためである。
このような広い帯域確保の必要性を解決するための手段として、図17のように、帯域Cにオーディオデータの量子化ビット数及びサンプリング周波数や、使用していない帯域などの帯域情報を組み込み、オーディオデータと同時に伝送することを特徴とした伝送方式がある。図18は、この帯域情報に組み込まれた機能を記載したものである。
ここで、図19、図20、図21を用いて、図17と図18の具体的な事例を示す。図19では、ネットワーク3に送信側ネットワーク装置2と受信側ネットワーク装置4以外に、データを送信する送信ノード6と、前記データを受信する受信ノード7が存在している。図20、図21は、図19において送信ノード6が送信側ネットワーク装置2に対して帯域開放要求を行うフローを表している。
図20では、まず送信側ネットワーク装置2が図17にあるようにオーディオデータ伝送帯域に8つの空きがあることを、割当て可能帯域数を「8」としてネットワーク3上に送信することで、ネットワーク3に接続された全ての機器に空き帯域が存在することを通知する。これを受けた送信ノード6は、送信側ネットワーク装置2に対して割当て要求帯域数「3」と帯域割当て要求ビット「1」を送信する。これを受けて、送信側ネットワーク装置2は帯域割当て許可ビットを「1」にするとともに、残りの使用可能な帯域数「5」を割当て可能帯域数「5」としてネットワーク3に送信する。送信ノード6は、帯域割当て許可ビット「1」を受けると受信ノード7に対してデータの送信を始め、データ送信が完了すると帯域割当て要求ビットを「0」にする。これを受けて、送信側ネットワーク装置2は帯域割当て許可ビットを「0」にするとともに割当て可能帯域数を「8」に戻す。また、図21では帯域割当て許可を行うところまでは図20と同じであるが、今度は送信側ネットワーク装置2が送信ノード6のデータ転送が完了する前に送信ノード6に対して帯域開放を要求する必要がある場合に、帯域割当て許可ビットを「0」とすることで、送信ノード6に帯域開放を要求している。これを受けて、送信ノード6は帯域割当て要求ビットを「0」にし、送信側ネットワーク装置2は割当て可能帯域数を「0」としてオーディオデータの転送を行う。このようにして、ネットワーク3の伝送帯域を有効に活用することができる。
次に、受信側ネットワーク装置4について説明する。ネットワークインタフェース44は、ネットワーク3からネットワークデータS3001を受信してオーディオデータとファイル情報を生成するとともに、前記オーディオデータと前記ファイル情報を多重化した転送データS4400と、データバッファ43に転送データS4400を書き込むためのライト信号S4401を生成する。
次に、図22を用いてデータ生成回路42の動作を説明する。ライトデータカウンタ421は、ネットワークインタフェース44から出力されるライト信号S4401のアサートを検知して、データバッファ43にライトされたデータ量をカウントする回路である。また、リードデータカウンタ422は、シリアル送信回路41から出力されるリード信号S4100のアサートを検知してデータバッファ43からリードされたデータ量をカウントする回路である。差分カウンタ423は、ライトデータカウンタ421とリードデータカウンタ422の差分を計算するとともに、ライトデータカウンタ421のカウント値がリードデータカウンタ422のカウント値に対して一定以上大きくなるとライトオーバー信号S4230をアサートし、リードデータカウンタ422のカウント値がライトデータカウンタ421のカウント値よりも大きくなるとリードオーバー信号S4231をアサートする。制御回路424は、バッファデータS4300、ライトオーバー信号S4230及びリードオーバー信号S4231を入力として、データS4200とバッファリード信号S4201を出力する。
以下、図23、図24を用いて制御回路424の動作を説明する。なお、図23、図24に表記しているクロックは、データ生成回路42の動作クロックである。
図23は、シリアル送信回路41がデータバッファ43からデータをリードする周期よりも、ネットワークインタフェース44がデータバッファ43にデータをライトする周期が短い場合である。これは、アンプ装置5が生成する転送クロックS4002の周期と、ネットワーク3の周期が周波数偏差などの要因で僅かでもずれた場合に発生する現象である。図23では説明を容易にするため、ライト信号S4401とリード信号S4100の周期が大きくずれたことを想定している。ライトデータカウンタ421及びリードデータカウンタ422は、それぞれライト信号S4401、リード信号S4100がアサートされるとインクリメントされる。
ここでは、リード信号S4100はライト信号S4401よりもアサートされる回数が少ないため、いずれデータバッファ43において書込みオーバーフローが発生してしまう。これを解決するために、差分カウンタ423が一定値以上になると、差分カウンタ423からライトオーバー信号S4230が出力されるとともに、ライトオーバー信号S4230を受けた制御回路424はバッファリード信号S4201を生成してデータバッファ43からバッファデータS4300をリードするとともに、リードしたデータをマージ(融合)する。図23では、差分カウンタ423が「3」になるとバッファリード信号S4201が生成されて、データバッファに対して2度リードアクセスしている。図23のポイントAがバッファリード信号S4201を2個多く生成していることを表している。リード信号S4100がない状態で、リードデータカウンタ422が「2」,「3」とカウント値を進め、これに伴って、差分カウンタ423のカウント値が「2」,「1」と減少する。データバッファ43からデータD1,D2が読み出される。
リードした2つのデータD1,D2は足し合わされた後に「2」で除算してマージされるが、これは実質的にサンプリング周波数を半分にまで下げたことになる。なお、マージの方法についてはここに記載した内容に限定しない。
一方、図23のポイントBで次のリード信号S4100がアサートされた時には、図23のポイントDで前記マージデータをデータS4200として出力する。この時、図23のポイントCにあるようにバッファリード信号S4201をライトオーバー信号S4230によりマスクすることで、データバッファ43からの通常のデータ出力を停止する。
そして、リード信号S4100のアサートに伴ってライトオーバー信号S4230がネゲートされ、通常動作に戻されている。
このようにオーディオデータをマージすることで実質的にサンプリング周波数を低減させているが、これによりデータバッファ43の書込みオーバーフローの発生を防止することができる。
図24は、シリアル送信回路41がデータバッファ43からデータをリードする周期よりも、ネットワークインタフェース44がデータバッファ43にライトする周期が長い場合である。これは、アンプ装置5が生成する転送クロックS4002の周期と、ネットワーク3の周期が周波数偏差などの要因で僅かでもずれた場合に発生する現象である。また、ネットワーク障害などの要因でネットワーク3からネットワークデータS3001が受信されなくなった場合にも同様の現象が発生する。図24では説明を容易にするため、ライト信号S4401とリード信号S4100の周期が大きくずれたことを想定している。
ライトデータカウンタ421及びリードデータカウンタ422は、それぞれライト信号S4401、リード信号S4100がアサートされるとインクリメントされる。
ここでは、リード信号S4100はライト信号S4401よりもアサートされる回数が多いため、いずれデータバッファ43において読出しオーバーフローが発生してしまう。これを解決するために、差分カウンタ423が一定値以下になると、差分カウンタ423からリードオーバー信号S4231が出力されるとともに、リードオーバー信号S4231を受けた制御回路424はバッファリード信号S4201の発生を停止して、データバッファ43の読出しオーバーフローの発生を防止する。更に、制御回路424はデータバッファ43から最後にリードした値を保持するとともに、前記最終保持データに対してリード信号S4100がアサートされる度に一定数の減算を行い、データS4200として出力する。
図24では、前記減算値を「1」としている。これ以降、リード信号S4100がアサートされる度に、制御回路424は前記減算データを出力するとともに、更に前記減算データに対して「1」だけ減算を行う。こうすることでデータS4200の出力レベルを段階的に下げることができる。段階的に減少するオーディオデータは最終的にアンプ装置5内のD/Aコンバータ52に入力されるが、D/Aコンバータ52のアナログ振幅レベルも段階的に下がるためにノイズ音を発生することなく最終的にミュート状態となる。これにより、ネットワーク3からのオーディオデータが途切れた場合でも、アンプ装置5のスピーカ54からノイズ音が発生することを防止する。
図24のポイントEでは、リードデータカウンタ422のカウント値が「2」,「3」,「4」,「5」のように増加しているにもかかわらず、差分カウンタ423のカウント値は「0」のままである。また、リード信号S4100に対してバッファリード信号S4201は生成されておらず、またリード信号S4100がアサートされる度にデータS4200が「1」ずつデクリメントされていることがわかる。
また、制御回路424はデータS4200が「0」になると「0」の値を保持する。これは、「0」を減算するとアンダーフローが発生するためである。
例えば、減算データが2進数表記で「001」の場合、1回の減算で「000」、2回以降は「000」を保持することになる。ここで、単純な減算処理しかしないと、2回目の減算でアンダーフローが発生して減算データが「111」となり、前記減算データ「111」をアンプ装置5が受信してD/Aコンバータ52がアナログ変換すると振幅がゼロから急激に変化するためノイズ音が発生する。これを防止するために、減算で一度「000」になると、以降は「000」を保持するようにしている。
シリアル送信回路41からは、オーディオデータとファイル情報を多重化した多重化データが通信データS4001として、同期信号S4000、クロックS4002に合わせて送信される。シリアル送信回路41の実施の形態は、シリアル送信回路13と同一である。
次に、アンプ装置5について説明する。図25は、シリアル受信回路51の構成図である。受信インタフェース511は、受信側ネットワーク装置4から出力された通信データS4001を入力として、前記多重化データからオーディオデータ、及び前記オーディオデータの量子化ビット数及びサンプリング周波数から構成されるファイル情報S5101を生成する。ファイル情報変化検知部513は、ファイル情報S5101が変化した時に変化検知信号S5102をアサートする回路であり、これはD/Aコンバータ52のファイル情報変更が完了するまでアサートされる。変化検知信号S5102がアサートされている間は、レベル制御回路53がD/Aコンバータ52の出力を停止するため、スピーカ54からノイズ音が発生しない。
図26はD/Aコンバータ52の設定変更時におけるタイムチャートであるが、図26のポイントJにおいてスピーカ54からのノイズ音発生が防止されていることがわかる。
以上により、サンプリング周波数及び量子化ビット数の切替わり時でもシームレスな音楽再生を実現するとともに、オーディオデータが途切れた場合でもノイズ音の発生を防止することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、シリアル送信回路13から出力される信号以外は、全て実施の形態1と同一である。以下、図5を用いて実施の形態2を説明する。
実施の形態1では、量子化ビット数を一律24ビットに固定して送信していたが、これでは無駄に電力を消費してしまうという課題がある。図5は、通信データS1001にビット情報を多重化することで、消費電力の抑制を抑えるものである。ここでは、量子化ビット数が24ビットの時を「0」、16ビットの時を「1」として通信データに組み込んでいる。図3と図5では同一のオーディオデータを送信しているが、図3では全体で24ビット×8で合計192ビット送信しているのに対し、図5では((24ビット×4)+(16ビット×4)+8)で合計168ビットの送信であり、クロックS1002などで消費する電力を低減することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3は、シリアル送信回路13から出力される信号以外は、全て実施の形態1と同一である。以下、図6、図7、図8を用いて実施の形態3を説明する。
実施の形態1、2では通信データS1001に補正データやビット情報などを組み込んだ多重化データ通信を行っているが、これは本来のオーディオデータ以外のデータを追加することに繋がるため通信効率が悪い。これを解決するために、図6のように、同期信号S1000に量子化ビット数の情報を組み込んだ通信を行う。具体的には、本来はLチャネルデータとRチャネルデータの切替わりでのみ変化する同期信号S1000に、図7、図8にあるように1ビットずつのLレベルのデリミタで挟んだビット数情報で量子化ビット数を受信側に伝達するものである。ここでは、前記ビット数情報が「1」の時は24ビットのオーディオデータが転送され(ポイントX参照)、前記ビット数情報が「0」の時は16ビットのオーディオデータが転送されている(ポイントY参照)。このように、同期信号S1000にビット数情報を組み込むことで、伝送効率を下げることなくオーディオデータのシームレス通信を実現することができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4は、シリアル送信回路13から出力される信号以外は、全て実施の形態1と同一である。以下、図9を用いて実施の形態4を説明する。
図9では、サンプリング周波数を可変にするために通信データS1001に有効データ情報を組み込んでいる。有効データ情報ビットが「1」に設定されていれば有効データ、「0」に設定されていれば無効データとして取り扱う。ここでは、192kHzの周期でLチャンネルとRチャンネルのオーディオデータが出力されているが、有効データ情報が「1」になっているのは2回のLチャンネルデータもしくはRチャンネルデータに対してそれぞれ1回であるため、図9では96kHzのオーディオデータを出力していることになる。ネットワークインタフェースでは、この有効データ情報をモニタして、データ転送に必要な帯域のみを利用することで、ネットワーク3全体の伝送効率を向上させることができる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5は、シリアル送信回路13から出力される信号以外は、全て実施の形態1と同一である。以下、図10を用いて実施の形態5を説明する。
図10では、同期信号S1000の周期をシリアル受信回路21の内部クロックでサンプリングすることでサンプリング周波数を検出して、データ転送に必要な帯域のみを利用することで、ネットワーク3全体の伝送効率を向上させることができる。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6は、シリアル送信回路13から出力される信号以外は、全て実施の形態1と同一である。以下、図11を用いて実施の形態6を説明する。
図11では、量子化ビット数及びサンプリング周波数の切替わり時に、同期信号S1000の信号レベルを短い周期で反転させることで、受信シリアル装置側に設定変更を通知する。この時、受信装置側でオーディオデータが尽きてしまった場合には、転送データ生成回路22で音抜けがないように補正データ生成を行うものとする。図11のポイントZでは、通信データS1001の「γ」表記箇所は無視してよいデータであり、その後にサンプリング周波数及び量子化ビット数の情報がシリアル送信回路13からシリアル受信回路21に送信され、シリアル受信回路21はデータ受信が完了したことを示す「ACK」ビットをシリアル送信回路13に対して返信する。前記一連の処理が完了すると、シリアル送信回路13とシリアル受信回路21の間で多重化データの通信が再開される。このように、量子化ビット数またはサンプリング周波数が変化する度にデータ通信の設定を変更することで、ネットワーク3全体の伝送効率を向上させることができる。
本発明の技術は、DVDオーディオなどの量子化ビット数及びサンプリング周波数が曲ごとに異なるオーディオデータを再生するドライブ装置と、D/Aコンバータ、アンプ及びスピーカなどを搭載したアンプ装置がネットワーク経由で接続されたオーディオシステム等において、音楽データのシームレス伝送、シームレス再生及び音飛び防止等の技術として有用である。
本発明の実施の形態におけるオーディオデータ伝送システムの概略構成図 本発明の実施の形態1におけるシリアル送信回路の概略構成図 本発明の実施の形態1におけるデータ伝送方法のデータ信号構成図 本発明の実施の形態1における通信データフォーマット 本発明の実施の形態2におけるデータ伝送方法のデータ信号構成図 本発明の実施の形態3におけるデータ伝送方法のデータ信号構成図 本発明の実施の形態3における同期信号の構成図 本発明の実施の形態3における同期信号の構成図 本発明の実施の形態4におけるデータ伝送方法のデータ信号構成図 本発明の実施の形態5におけるデータ伝送方法のデータ信号構成図 本発明の実施の形態6におけるデータ伝送方法のデータ信号構成図 本発明の実施の形態1におけるシリアル受信回路の概略構成図 本発明の実施の形態1における転送データ生成回路の概略構成図 本発明の実施の形態1における転送データ生成回路の動作を説明するタイムチャート 本発明の実施の形態1における転送データ生成回路の動作を説明するタイムチャート 従来手法におけるオーディオデータ伝送方法の説明図 本発明の実施の形態1におけるオーディオデータ伝送方法の説明図 本発明の実施の形態1における制御情報の構成図 本発明の実施の形態1におけるネットワークシステムの概略構成図 本発明の実施の形態1におけるネットワークの制御フロー 本発明の実施の形態におけるネットワークの制御フロー 本発明の実施の形態1におけるデータ生成回路の概略構成図 本発明の実施の形態1におけるデータ生成回路の動作を説明するタイムチャート 本発明の実施の形態1におけるデータ生成回路の動作を説明するタイムチャート 本発明の実施の形態1におけるシリアル受信回路の概略構成図 本発明の実施の形態1におけるアンプ装置の概略構成図
符号の説明
1 ドライブ装置
2 送信側ネットワーク装置
3 ネットワーク
4 受信側ネットワーク装置
5 アンプ装置
6 送信ノード
7 受信ノード
11 CD、DVDオーディオなどを記録したメディア
12 メカ制御回路
13 シリアル送信回路
21 シリアル受信回路
22 転送データ生成回路
23 データバッファ
24 ネットワークインタフェース
41 シリアル送信回路
42 データ生成回路
43 データバッファ
44 ネットワークインタフェース
51 シリアル受信回路
52 D/Aコンバータ
53 レベル制御回路
54 スピーカ
131 通信データ生成回路
132 通信クロック生成回路
211 受信インタフェース
212 ビットカウンタ
213 受信バッファ
221 ライトデータカウンタ
222 リードデータカウンタ
223 差分カウンタ
224 制御回路
421 ライトデータカウンタ
422 リードデータカウンタ
423 差分カウンタ
424 制御回路
511 受信インタフェース
512 受信バッファ
513 ファイル情報変化検知部
S1000 同期信号
S1001 通信データ
S1002 クロック
S1100 オーディオデータ
S1101 ファイル情報
S1200 制御情報
S2100 データ
S2101 ライト信号
S2110 カウントアップイネーブル
S2111 受信データ
S2200 転送データ
S2201 バッファリード信号
S2230 ライトオーバー信号
S2231 リードオーバー信号
S2300 バッファデータ
S2400 リード信号
S3000 ネットワークデータ
S3001 ネットワークデータ
S4000 同期信号
S4001 通信データ
S4002 クロック
S4100 リード信号
S4200 データ
S4201 バッファリード信号
S4230 ライトオーバー信号
S4231 リードオーバー信号
S4300 バッファデータ
S4400 転送データ
S4401 ライト信号
S5100 オーディオデータ
S5101 ファイル情報
S5102 変化検知信号

Claims (19)

  1. オーディオデータと量子化ビット数との多重化データを入力として、前記多重化データから前記オーディオデータと前記量子化ビット数を生成し、且つ前記オーディオデータと前記量子化ビット数を転送するネットワークに適した転送フォーマットに変換し、且つ前記変換によって生成されたネットワーク送信データを前記ネットワーク上に送出する機能と、
    前記多重化データが入力される周期と、前記ネットワークに対して前記オーディオデータ及び前記量子化ビット数を送出する周期がずれた場合に、前記ネットワークに送出する前記オーディオデータの補正を行う機能とを有する送信側ネットワーク装置。
  2. オーディオデータとサンプリング周波数との多重化データを入力として、前記多重化データから前記オーディオデータと前記サンプリング周波数を生成し、且つ前記オーディオデータと前記サンプリング周波数を転送するネットワークに適した転送フォーマットに変換し、且つ前記変換によって生成されたネットワーク送信データを前記ネットワーク上に送出する機能と、
    前記多重化データが入力される周期と、前記ネットワークに対して前記オーディオデータ及び前記サンプリング周波数を送出する周期がずれた場合に、前記ネットワークに送出する前記オーディオデータの補正を行う機能とを有する送信側ネットワーク装置。
  3. オーディオデータと量子化ビット数とサンプリング周波数との多重化データを入力として、前記多重化データから前記オーディオデータと前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を生成し、且つ前記オーディオデータと前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を転送するネットワークに適した転送フォーマットに変換し、且つ前記変換によって生成されたネットワーク送信データを前記ネットワーク上に送出する機能と、
    前記多重化データが入力される周期と、前記ネットワークに対して前記オーディオデータ、前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を送出する周期がずれた場合に、前記ネットワークに送出する前記オーディオデータの補正を行う機能とを有する送信側ネットワーク装置。
  4. 前記入力された多重化データを観測し、自動的に入力された前記オーディオデータのサンプリング周波数を検知する機能を有する請求項1から請求項3までのいずれかに記載の送信側ネットワーク装置。
  5. オーディオデータを送受信する帯域1と、ネットワーク上に接続された機器間の制御データなどを送受信する帯域2から構成されるデータ伝送に対応するネットワークインタフェースを有する送信側ネットワーク装置において、
    前記ネットワークインタフェースは、前記帯域1のオーディオデータとは別に前記帯域2の一部に前記オーディオデータの量子化ビット数を埋め込み、且つ前記帯域1の前記オーディオデータと前記帯域2の前記量子化ビット数を同時に伝送することで、伝送するオーディオデータの量子化ビット数に応じて必要となる帯域1をリアルタイムに変更することを特徴とした請求項1記載の送信側ネットワーク装置。
  6. オーディオデータを送受信する帯域1と、ネットワーク上に接続された機器間の制御データなどを送受信する帯域2から構成されるデータ伝送に対応するネットワークインタフェースを有する送信側ネットワーク装置において、
    前記ネットワークインタフェースは、前記帯域1のオーディオデータとは別に前記帯域2の一部に前記オーディオデータのサンプリング周波数を埋め込み、且つ前記帯域1の前記オーディオデータと前記帯域2の前記サンプリング周波数を同時に伝送することで、伝送するオーディオデータのサンプリング周波数に応じて必要となる帯域1をリアルタイムに変更することを特徴とした請求項2記載の送信側ネットワーク装置。
  7. オーディオデータを送受信する帯域1と、ネットワーク上に接続された機器間の制御データなどを送受信する帯域2から構成されるデータ伝送に対応するネットワークインタフェースを有する送信側ネットワーク装置において、
    前記ネットワークインタフェースは、前記帯域1のオーディオデータとは別に前記帯域2の一部に前記オーディオデータの量子化ビット数及びサンプリング周波数を埋め込み、且つ前記帯域1の前記オーディオデータと前記帯域2の前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を同時に伝送することで、伝送するオーディオデータの量子化ビット数またはサンプリング周波数に応じて必要となる帯域1をリアルタイムに変更することを特徴とした請求項3記載の送信側ネットワーク装置。
  8. 請求項1記載の前記ネットワークから入力された前記オーディオデータ及び前記量子化ビット数を入力として、前記オーディオデータ及び前記量子化ビット数を多重化したデータを生成し、かつ前記多重化データをスピーカなどを搭載したアンプ装置に送出する機能を有する受信側ネットワーク装置。
  9. 前記ネットワークから前記オーディオデータ及び前記量子化ビット数が入力される周期と、前記アンプ装置に対して前記多重化データを送出する周期がずれた場合に、前記アンプ装置に送出する前記オーディオデータの補正を行う機能を有する請求項8記載の受信側ネットワーク装置。
  10. 請求項2記載の前記ネットワークから入力された前記オーディオデータ及び前記サンプリング周波数を入力として、前記オーディオデータ及び前記サンプリング周波数を多重化したデータを生成し、かつ前記多重化データをスピーカなどを搭載したアンプ装置に送出する機能を有する受信側ネットワーク装置。
  11. 前記ネットワークから前記オーディオデータ及び前記サンプリング周波数が入力される周期と、前記アンプ装置に対して前記多重化データを送出する周期がずれた場合に、前記アンプ装置に送出する前記オーディオデータの補正を行う機能を有する請求項10記載の受信側ネットワーク装置。
  12. 請求項3記載の前記ネットワークから入力された前記オーディオデータ、前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を入力として、前記オーディオデータ、前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を多重化したデータを生成し、かつ前記多重化データをスピーカなどを搭載したアンプ装置に送出する機能を有する受信側ネットワーク装置。
  13. 前記オーディオデータ、前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数が入力される周期と、前記アンプ装置に対して前記多重化データを送出する周期がずれた場合に、前記アンプ装置に送出する前記オーディオデータの補正を行う機能を有する請求項12記載の受信側ネットワーク装置。
  14. オーディオデータを送受信する帯域1と、ネットワーク上に接続された機器間の制御データなどを送受信する帯域2から構成されるデータ伝送に対応するネットワークインタフェースを有する受信側ネットワーク装置において、
    前記ネットワークインタフェースは、前記帯域1のオーディオデータとは別に前記帯域2の一部に前記オーディオデータの量子化ビット数を埋め込み、且つ前記帯域1の前記オーディオデータと前記帯域2の前記量子化ビット数を同時に伝送することで、伝送するオーディオデータの量子化ビット数に応じて必要となる帯域1をリアルタイムに変更することを特徴とした請求項9記載の受信側ネットワーク装置。
  15. オーディオデータを送受信する帯域1と、ネットワーク上に接続された機器間の制御データなどを送受信する帯域2から構成されるデータ伝送に対応するネットワークインタフェースを有する受信側ネットワーク装置において、
    前記ネットワークインタフェースは、前記帯域1のオーディオデータとは別に前記帯域2の一部に前記オーディオデータのサンプリング周波数を埋め込み、且つ前記帯域1の前記オーディオデータと前記帯域2の前記サンプリング周波数を同時に伝送することで、伝送するオーディオデータのサンプリング周波数に応じて必要となる帯域1をリアルタイムに変更することを特徴とした請求項11記載の受信側ネットワーク装置。
  16. オーディオデータを送受信する帯域1と、ネットワーク上に接続された機器間の制御データなどを送受信する帯域2から構成されるデータ伝送に対応するネットワークインタフェースを有する受信側ネットワーク装置において、
    前記ネットワークインタフェースは、前記帯域1のオーディオデータとは別に前記帯域2の一部に前記オーディオデータの量子化ビット数及びサンプリング周波数を埋め込み、且つ前記帯域1の前記オーディオデータと前記帯域2の前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を同時に伝送することで、伝送するオーディオデータの量子化ビット数またはサンプリング周波数に応じて必要となる帯域1をリアルタイムに変更することを特徴とした請求項13記載の受信側ネットワーク装置。
  17. 請求項8または請求項9記載の前記受信側ネットワーク装置から受信した前記多重化データから、前記オーディオデータと前記量子化ビット数を生成し、かつ前記オーディオデータと前記量子化ビット数をD/Aコンバータに入力するとともに、前記量子化ビット数の変更設定が完了するまでは、ノイズ音をスピーカから出力しないようにアナログ出力レベルを低減させるレベル制御回路を有するアンプ装置。
  18. 請求項10または請求項11記載の前記受信側ネットワーク装置から受信した前記多重化データから、前記オーディオデータと前記サンプリング周波数を生成し、かつ前記オーディオデータと前記サンプリング周波数をD/Aコンバータに入力するとともに、前記サンプリング周波数の変更設定が完了するまでは、ノイズ音をスピーカから出力しないようにアナログ出力レベルを低減させるレベル制御回路を有するアンプ装置。
  19. 請求項12または請求項13記載の前記受信側ネットワーク装置から受信した前記多重化データから、前記オーディオデータ、前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数を生成し、かつ前記オーディオデータ、前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数をD/Aコンバータに入力するとともに、前記量子化ビット数及び前記サンプリング周波数の変更設定が完了するまでは、ノイズ音をスピーカから出力しないようにアナログ出力レベルを低減させるレベル制御回路を有するアンプ装置。
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