JP4251714B2 - Sewing machine control device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミシンの制御装置に係り、特に、記憶手段にXY座標値として記憶された縫製パターンのデータに基づき、被縫製物を保持する布押えとミシン頭部を相対的に移動させる自動ミシンにおける布側上糸及び下糸を切断する際に用いるのに好適な、ミシンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1乃至図4に示す自動ミシンにおいては、図1に示すように、記憶手段(図示省略)にX−Y座標値として記憶された縫製パターンのデータに基づきX−Y駆動手段を制御することにより、上押え1及び下押え2よりなる被縫製物保持用布押えと、ミシン頭部3を相対的に移動させる。この自動ミシンにおけるX−Y駆動手段は、ミシンベッド5の内部に取り付けられたX軸パルスモータ6とY軸パルスモータ7よりなり、これらのパルスモータ6、7によって、作業台4の上に位置する上押え1及び下押え2が、針棒8に対してX−Y駆動される。
【0003】
この自動ミシンは、ボビンの下糸導出部と中釜剣先との間に針落ち位置がある半回転釜を有しており、又その自動ミシンに設けられた糸切断手段は、図2、図4に示すように、糸手繰り部9bを手前に向けて待機する動メス9と、該動メス9と共働して布側上糸及び下糸を切断する固定メス10とから構成されている。
【0004】
前記動メス9は、糸捌き部先端9a、糸手繰り部9b及び糸切断刃部9c(目玉と称する孔の前後に刃部が形成されている)を有している。いくつかのリンク13を介してミシン上軸の回転が動作メス9基部の穴9dに嵌合された支軸(図示省略)に伝えられ、これにより動メス9は前記支軸を中心に往復動される。
【0005】
前記固定メス10は、動メス9の上側に位置し、先端の糸切断刃部が針落ち位置の少し手前に位置している。
【0006】
半回転釜の釜14の上側には釜上ばね11が固定され、その刃の針落ち位置を中心とした中心部に、特殊形状をした糸制御用の孔12が形成されている。図2において、15は半回転釜を回転させる釜軸、16はボビンケース、16aはボビンケース16の回転を係止するための角(horn)である。
【0007】
このような自動ミシンにおける針先の動きと、各信号の関係の例を図3に示す。図3における▲1▼は、針先の動きを示す曲線であり、略正弦波の軌跡を有し、上死点は上軸角度0度のときである。又、▲2▼は針板の位置を示し、▲3▼はX−Y送りの動作区間である。ミシン上軸には、上軸角度50度を示す上位置信号▲4▼を発信する上位置センサ(図示省略)と、上軸角度135度を示す下位置信号を発信する下位置センサ(図示省略)が取り付けられており、X−Y送りの駆動は、これらのセンサの信号により、針が針板より上昇しているときに行われるように中央処理装置(CPU)(図示省略)により制御される。
【0008】
このような従来の自動ミシンにおける、糸切断装置による布側上糸及び下糸の切断は、図4に示すようにして行われている。
【0009】
即ち、動メス9が図4(1)に示す待機状態から、図4(2)、図4(3)に示すように往動し、動メス9の往動により、下糸24及び布側上糸22の間に動メス9の糸捌き部先端9aが入り込み、更に上糸22のループ間に入り込んで捌き動作を行う。上糸22は釜に十分に引き込まれており、図4(4)に示すように、動メス9の捌き部先端9aが確実に上糸22のループ内に侵入することができる。次いで、図4(5)に示すように、動メス9が最前進し、捌かれた布に連なる側の上糸22と下糸24とが動メス9の捌き部外周を越え、糸手繰り部9bへ侵入する。その後、図4(6)に示すように、動メス9が復動を開始し、布に連なる側の上糸22、下糸24の順に糸手繰り部9bが捕捉し、上糸22が天秤(図示省略)により引き上げられる時、図4(7)に示すように、上糸22は動メス9に巻き付くようにして保持される。そして、下糸24は動メス9に引き出され、必要量が繰り出される。このとき、下糸24の引き出し速度が速すぎてボビンが余分に回転(空転)し、次の縫い始めに悪影響を及ぼすことがないように、動メス9の復動速度が制御される。最後に、図4(8)に示す動メス9の更なる復動動作によって、糸切断刃部9cと固定メス10とが係合する時、布側上糸22、下糸24の切断が行われる。
【0010】
従来、上記した自動ミシンにおいては、針板の針孔17の中心Oに針が上下動するので、針糸22を糸捌き部先端9aが捕捉するためには、動メス9の刃部9cの移動軌跡Aが、前記中心Oの右側となるようにしているので、次のような問題が起きている。即ち、糸切断前の布送り方向が図5の右から左に行われる場合には、その布送りによって、切断対象糸20(布側針糸22、下糸24)が動メス9の刃部9cの移動軌跡Aより外れる方向(図5の左側)に寄せられており、糸手繰り部9bに捕捉された切断対象糸20が、図5に破線で示すように、動メス9の刃部9cの中心から外れる。
【0011】
刃部9cは球状をしており、前記移動軌跡Aと一致する刃部9c中心付近においては、刃部9cと固定メス10との係合が確実となるが、中心部から外れた位置での刃部9cと固定メス10の傾向は、固定メス10の傾きや動メス球面部と刃部の異心等のばらつきにより不確実なので、上記したように、切断対象糸20が刃部9c中心から外れた場合に切断不良が生じることがある。
【0012】
このような問題点を解決するべく、出願人は、縫いを形成する糸切断前の最終運針後に、図6に示す如く、動メス9による糸切断時に針板の針孔17の中心Oに対して動メス刃部9cの移動軌跡A上近辺に切断対象糸20を位置させるように、X−Y駆動手段(図示省略)を駆動して、縫いを形成せずに布のみを送る、いわゆる空送りをする発明を日本特許庁に出願(本発明出願時未公開)している。
【0013】
具体的に説明すると、前出図3において、▲6▼は、上軸角度135度の下位置でオンとなる糸切断カム信号である。この糸切断カム信号▲6▼がオンになると、動メス9が動作を開始し、上軸角度が約300度のときに動メス9の捌きが終了し、上軸角度50度で一連の動作を終了する。ところで、糸切断に際し、ミシン上軸の速度は停止の数針前より減速され、糸切断カム信号▲6▼がオンになる時点では、ミシンの回転数は約200rpmとなっている。従って、最終布送り後の上軸角度135度での糸切断カム信号▲6▼のオンから、動メス捌き終了の上軸角度300度までの165度は、時間にして約140ミリ秒(ms)となる。
【0014】
そこで、CPUが上軸角度135度の下位置信号▲5▼を検出して糸切断カム信号▲6▼をオンしたときに、同時に作動されるタイマを設け、そのタイマが所定時間(約140ms)を計時した後に、被縫製物保持用布押え(上押え1及び下押え2)をX−Y相対駆動して空送りする。この空送りは、切断対象糸20を、針孔17の中心O(座標中心)に対して動メス刃部9cの移動軌跡A側(第4象限側)に寄せる。
【0015】
この空送りにおける、上押え1と下押え2の送り方向及び送り量は、最終針の運針データあるいは布押えの相対駆動データより、CPUで演算して決定する。即ち、図7に矢印付きのa、b、cとして示した、縫いデータにより決定される最終針の布押えの相対駆動ベクトルa、針穴中心Oから最良糸切断点(通常は刃部9cの移動軌跡A上あるいはその近辺)のベクトルb、空送りベクトルcと、針孔17の半径Rとの関係において、図7(1)に示すように、最終針ピッチが針孔の半径R以下である場合には、次式により演算する。
【0016】
【数1】
【0017】
又、図7(2)に示すように、最終針ピッチが針孔の半径R以上である場合には、次式により演算する。
【0018】
【数2】
【0019】
このような演算により、切断対象糸20は前記移動軌跡A上あるいはその近辺の最良糸切断点bに寄せられるので、切断されるべき糸が該点bと刃部9cを結ぶ線、理想的にはその両点b、9cと糸手繰り部9bの最下点9b(図6)とを結ぶ線に略沿って位置することになり、従来のように刃部9cから大きく外れることがなく、刃部9cと固定メス10の係合時に切断対象糸は刃部9cの中心付近に位置するようになるので、糸切断が確実となり、又、糸経路が平面上直線に近くなるので、布裏の糸残り量が短くなる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、異なる太さの糸や針に変更された場合には、針穴17の半径Rの異なる針板に変更したり、それに伴なって前記移動軌跡Aを変えるように動メスを調節しなければならないが、上記の方法では、針孔17の半径Rあるいは最良糸切断点のベクトルbの入力が固定されているので、空送り量が一定となるため、切断対象糸が前記移動軌跡A上あるいはその近辺である最良糸切断点に位置するまで布を空送りすることができず、針孔の大きさの変化が大きい場合等においては切断不良が発生するという問題点を有していた。
【0021】
本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたもので、針孔の大きさに応じて、適切な最良糸切断点に糸を相対移動して、糸を確実に切断できるようにすることを課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は、運針データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された運針データに従って、被縫製物を保持する布押えとミシン頭部を相対的に移動させるX−Y駆動手段と、固定メス、及び固定メスと係合する刃部を有し所定移動軌跡上を移動する動メスとを有し、動メスの移動時に針板の針孔を通る糸を捕捉してから固定メスと前記刃部との係合により切断する糸切断手段と、前記動メスの刃部と固定メスの係合前に前記動メスの刃部の移動軌跡側に切断対象糸を寄せるように空送りにより前記X−Y駆動手段を駆動する糸切制御手段とを有するミシンの制御装置であって、前記切断対象糸を寄せる布押えの送り方向と送り量としての空送りベクトルは、最終針の運針データあるいは布押えの相対駆動データにより、最終針ピッチが針孔の半径以下である場合には、
[空送りベクトル]=[最良糸切断点ベクトル]−[最終針の布押えの相対駆動ベクトル]
として演算し、最終針ピッチが針孔の半径以上である場合には、
[空送りベクトル]=[最良糸切断点ベクトル]
−(針孔の半径/[最終針の布押えの相対駆動ベクトルの大きさ])
×[最終針の布押えの相対駆動ベクトル]
として演算するものであり、針孔の大きさを選択する選択手段と、該選択手段により選択された針孔の大きさに基づいて、切断対象糸が、前記動メスの刃部と固定メスの係合時に、刃部の移動軌跡に近接位置するように、前記X−Y駆動手段の空送りベクトルを演算する設定手段と、を備えることにより、前記課題を解決したものである。
【0023】
又、前記設定手段が、切断対象糸が刃部の中心部の移動軌跡に近接位置するように、X−Y駆動手段の駆動量を設定するものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0025】
本実施形態の制御装置を図8に示す。この制御装置には、制御を行うためのCPU30と、システムプログラム等が記憶されているリードオンリーメモリ(ROM)32と、作業用のランダムアクセスメモリ(RAM)34と、縫製パターンデータを記憶するための、ユーザにより書き込みが可能な不揮発性ROMであるEPROM36が接続されている。
【0026】
又、前記CPU30には、ミシンモータ18を駆動するためのミシンモータドライバ42が、ミシンモータインターフェイス(I/F)40を介して、X軸パルスモータ6及びY軸パルスモータ7を駆動するためのパルスモータドライバ46が、パルスモータインターフェイス(I/F)44を介して接続されている。更に、前記CPU30には、本発明により針孔の半径を選択するためのディップ(DIP)スイッチ52が、入力インターフェイス(I/F)50を介して接続されている。
【0027】
前記ディップスイッチ52を構成する2つのスイッチDIPSW1とDIPSW2のオンオフ状態の設定により、針孔の半径Rと針穴中心Oから最良糸切断点のベクトルbが、例えば図9のように選択される。図9において、最良糸切断点のベクトルbの単位はmmである。
【0028】
他の構成及び基本的な動作は、図1乃至図7を参照して説明した先行例と同様であるので、説明は省略する。
【0029】
以下、本発明に特有の動作について説明する。
【0030】
縫製に際しては、縫製条件に合わせて、前記ディップスイッチ52により、針孔半径Rと最良糸切断点bの組合せを選択する。すると、前記CPU30により、選択されたRとbを用いて、前出(1)式及び(2)式の演算が行われ、空送り量cが求められる。
【0031】
従って、糸切断直前に、選択入力された針孔半径Rに基づいて演算された空送り量cの空送りにより、切断対象糸20は最良糸切断点b、即ち前記刃部9cの移動軌跡A上もしくはその近辺に必ず寄せられるので、固定メス10と刃部9cが係合する時、切断対象糸20は刃部9cの略中心に位置することになり、切断不良が発生することがない。
【0032】
本実施形態においては、針孔の大きさが針孔半径Rとされ、該針孔半径Rを選択する選択手段が2個のディップスイッチで構成され、針孔の半径Rと最良糸切断点のベクトルbのペアで選択するようにされていたが、選択手段の構成や選択可能な針孔半径Rの種類はこれに限定されない。例えば、ディップスイッチを1個のみとして、2段階で切換可能としたり、針孔半径R選択用のディップスイッチと最良糸切断点のベクトルb選択用のディップスイッチを分けたり、あるいは、針孔半径Rのみ変え、最良糸切断点のベクトルbは不変としてもよい。
【0033】
あるいは、ディップスイッチの代りに、数値を直接設定できるロータリスイッチ等を使用して、針孔の半径Rと、最良糸切断点のベクトルbのX座標及びY座標を直接数値で設定できるようにしてもよい。
【0034】
あるいは、ディップスイッチやロータリスイッチのようなハードウェアのスイッチではなく、EPROMのようなメモリをCPU30に接続して、パネル操作によりメモリに書き込み、選択設定できるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、切断対象糸の糸切断時の目標位置を、針孔の大きさに合わせて最適な位置に設定できる。従って、針や糸の太さにより針孔の大きさが異なる針板に変更しても、針孔の大きさを選択することにより、針板毎に最適な糸寄せのための空送りが達成され、糸の切断不良を無くして、糸を確実に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自動ミシンの全体構成を示す斜視図
【図2】従来の糸切断手段の構成を示す、一部を切り欠いて示した斜視図
【図3】前記従来の自動ミシンにおける針先の動きと各信号との関係を示すタイムチャート
【図4】前記従来の糸切断手段における糸切断動作を説明する斜視図
【図5】同じく従来の糸切断時における切断対象糸と動メス刃部の移動軌跡との関係を示す平面図
【図6】出願人が先に出願した関連技術における自動ミシンの糸切断時における動作を説明する平面図
【図7】本発明に関わる糸切断時における空送りデータを説明する平面図
【図8】本発明の実施形態の制御装置の全体構成を示すブロック線図
【図9】本発明に関わる実施形態で用いられているディップスイッチで選択される針孔半径と最良糸切断点のベクトルの関係の例を示す図表
【符号の説明】
1…上押え
2…下押え
3…ミシン頭部
4…作業台
5…ベッド
6…X軸パルスモータ
7…Y軸パルスモータ
8…針棒
9…動メス
9a…糸捌き部先端
9b…糸手繰り部
9c…糸切断刃部
10…固定メス
17…針板の針孔
18…ミシンモータ
R…針孔半径
20…切断対象糸
22…上糸
24…下糸
a…最終針の布押えの相対駆動ベクトル
b…最良糸切断点のベクトル
c…空送りベクトル
30…CPU
32…ROM
34…RAM
36…EPROM
52…ディップ(DIP)スイッチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a control device for a sewing machine, and more particularly, to an automatic sewing machine that relatively moves a presser foot that holds a workpiece and a sewing machine head based on sewing pattern data stored as XY coordinate values in a storage means. It is related with the control apparatus of a sewing machine suitable for using when cut | disconnecting the cloth side upper thread | yarn and lower thread | yarn.
[0002]
[Prior art]
In the automatic sewing machine shown in FIGS. 1 to 4, as shown in FIG. 1, the XY driving means is controlled based on the sewing pattern data stored as XY coordinate values in the storage means (not shown). Thus, the work-holding presser foot comprising the
[0003]
This automatic sewing machine has a half-turn hook having a needle drop position between the bobbin lower thread lead-out portion and the center hook sword tip, and the thread cutting means provided in the automatic sewing machine is shown in FIGS. As shown in FIG. 4, the
[0004]
The moving
[0005]
The
[0006]
A hook
[0007]
An example of the relationship between the movement of the needle tip and each signal in such an automatic sewing machine is shown in FIG. In FIG. 3, (1) is a curve indicating the movement of the needle tip, has a substantially sinusoidal locus, and the top dead center is when the upper shaft angle is 0 degree. In addition, (2) indicates the position of the needle plate, and (3) is an XY feed operation section. An upper position sensor (not shown) for transmitting an upper position signal (4) indicating an upper shaft angle of 50 degrees and a lower position sensor (not illustrated) for transmitting a lower position signal indicating an upper shaft angle of 135 degrees are provided on the sewing machine upper shaft. ) Is attached, and the driving of the XY feed is controlled by a central processing unit (CPU) (not shown) so as to be performed when the needle is raised from the needle plate by the signals of these sensors. The
[0008]
In such a conventional automatic sewing machine, the cloth-side upper thread and lower thread are cut by the thread cutting device as shown in FIG.
[0009]
That is, the moving
[0010]
Conventionally, in the above-described automatic sewing machine, the needle moves up and down to the center O of the
[0011]
The
[0012]
In order to solve such a problem, the applicant, as shown in FIG. 6, after the last hand movement before the thread cutting forming the sewing is performed with respect to the center O of the
[0013]
More specifically, in FIG. 3, (6) is a yarn cutting cam signal that is turned on at a lower position of the upper shaft angle of 135 degrees. When this thread cutting cam signal {circle over (6)} is turned on, the moving
[0014]
Therefore, when the CPU detects the lower position signal (5) of the upper shaft angle of 135 degrees and turns on the yarn cutting cam signal (6), a timer is provided which is operated at the same time, and the timer is set for a predetermined time (about 140 ms). After the time is counted, the work clamps for holding the workpiece to be sewn (
[0015]
The feed direction and feed amount of the
[0016]
[Expression 1]
[0017]
Further, as shown in FIG. 7B, when the final needle pitch is equal to or larger than the radius R of the needle hole, the calculation is performed by the following equation.
[0018]
[Expression 2]
[0019]
By such an operation, the cutting
[0020]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the thread or needle is changed to a different thickness, the moving knife must be adjusted to change to a needle plate with a different radius R of the
[0021]
The present invention has to have been made to solve the conventional problems, according to the size of the needle hole, the thread relative to the appropriate best yarn cutting point, to be reliably cut the yarn This is the issue.
[0022]
[Means for Solving the Problems]
The present invention comprises a storage means for storing needle movement data, an XY drive means for relatively moving a presser foot for holding a sewing object and a sewing machine head in accordance with the needle movement data stored in the storage means, and a fixed A knife that engages with the knife and a moving knife that moves on a predetermined movement trajectory. When the knife moves, the thread passing through the needle hole of the needle plate is captured, and then the knife and Thread cutting means for cutting by engagement with the blade part, and the above-mentioned by the idle feed so that the thread to be cut is brought closer to the movement locus side of the blade part of the moving knife before the blade part of the moving knife and the fixed knife are engaged. A control device for a sewing machine having a thread cutting control means for driving an XY drive means, wherein the feed direction and the idle feed vector as the feed amount of the presser foot for bringing the thread to be cut are: The final needle pitch is set to the needle hole according to the relative presser foot drive data. In the case of the radius or less,
[Negative feed vector] = [Best thread cutting point vector] − [Relative drive vector of the last presser foot]
When the final needle pitch is greater than or equal to the radius of the needle hole,
[Negative feed vector] = [Best thread cutting point vector]
− (Radius of needle hole / [size of relative driving vector of presser foot of final needle])
× [Relative drive vector of the last presser foot]
Is intended for calculating as a selection means for selecting the size of the needle hole, based on the size of the needle hole that is selected by said selection means, yarn cutting target, the fixed knife and the blade portion of the moving knife The above-described problem is solved by providing a setting unit that calculates an idle feed vector of the XY driving unit so as to be close to the movement locus of the blade part when engaged.
[0023]
The setting means sets the driving amount of the XY driving means so that the thread to be cut is positioned close to the movement locus of the central portion of the blade portion.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0025]
The control device of this embodiment is shown in FIG. The control device stores a
[0026]
The
[0027]
By setting the on / off states of the two switches DIPSW1 and DIPSW2 constituting the
[0028]
Other configurations and basic operations are the same as those of the preceding example described with reference to FIGS.
[0029]
Hereinafter, operations unique to the present invention will be described.
[0030]
When sewing, a combination of the needle hole radius R and the best thread cutting point b is selected by the
[0031]
Therefore, immediately before the yarn cutting, the cutting
[0032]
In the present embodiment, the size of the needle hole is the needle hole radius R, and the selection means for selecting the needle hole radius R is composed of two dip switches, and the needle hole radius R and the best thread cutting point are selected. The selection is made by a pair of vectors b, but the configuration of the selection means and the types of selectable needle hole radii R are not limited to this. For example, only one dip switch can be used, which can be switched in two stages, a dip switch for selecting the needle hole radius R and a dip switch for selecting the vector b of the best thread cutting point, or the needle hole radius R Only the best thread cutting point vector b may be unchanged.
[0033]
Alternatively, instead of the dip switch, a rotary switch or the like that can directly set numerical values can be used to directly set the radius R of the needle hole and the X and Y coordinates of the vector b of the best thread cutting point with numerical values. Also good.
[0034]
Alternatively, instead of a hardware switch such as a dip switch or a rotary switch, a memory such as an EPROM may be connected to the
[0035]
【The invention's effect】
According to the present invention, the target position at the time of cutting the target thread can be set to an optimum position according to the size of the needle hole. Therefore, even if the needle hole size is changed depending on the thickness of the needle or thread, by selecting the size of the needle hole, it is possible to achieve the optimum feed for thread shifting for each needle plate. Thus, the yarn can be reliably cut without any defective cutting of the yarn.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing the overall configuration of a conventional automatic sewing machine. FIG. 2 is a perspective view showing a configuration of a conventional thread cutting means with a part cut away. FIG. FIG. 4 is a perspective view for explaining a yarn cutting operation in the conventional yarn cutting means. FIG. 5 is also a thread to be cut and a moving knife blade in the conventional yarn cutting. FIG. 6 is a plan view for explaining the operation of the automatic sewing machine during yarn cutting in the related technology previously filed by the applicant. FIG. 7 is a plan view showing the relationship with the movement trajectory of the section. FIG. 8 is a block diagram showing an overall configuration of a control device according to an embodiment of the present invention. FIG. 9 is a needle selected by a dip switch used in the embodiment according to the present invention. Hole radius and best thread cutting point Table showing an example of the relationship between Le EXPLANATION OF REFERENCE NUMERALS
DESCRIPTION OF
32 ... ROM
34 ... RAM
36 ... EPROM
52 ... DIP switch
Claims (2)
該記憶手段に記憶された運針データに従って、被縫製物を保持する布押えとミシン頭部を相対的に移動させるX−Y駆動手段と、
固定メス、及び固定メスと係合する刃部を有し所定移動軌跡上を移動する動メスとを有し、動メスの移動時に針板の針孔を通る糸を捕捉してから固定メスと前記刃部との係合により切断する糸切断手段と、
前記動メスの刃部と固定メスの係合前に前記動メスの刃部の移動軌跡側に切断対象糸を寄せるように空送りにより前記X−Y駆動手段を駆動する糸切断制御手段とを有するミシンの制御装置であって、
前記切断対象糸を寄せる布押えの送り方向と送り量としての空送りベクトルは、最終針の運針データあるいは布押えの相対駆動データにより、
最終針ピッチが針孔の半径以下である場合には、
[空送りベクトル]=[最良糸切断点ベクトル]−[最終針の布押えの相対駆動ベクトル]
として演算し、
最終針ピッチが針孔の半径以上である場合には、
[空送りベクトル]=[最良糸切断点ベクトル]
−(針孔の半径/[最終針の布押えの相対駆動ベクトルの大きさ])
×[最終針の布押えの相対駆動ベクトル]
として演算するものであり、
針孔の大きさを選択する選択手段と、
該選択手段により選択された針孔の大きさに基づいて、切断対象糸が、前記動メスの刃部と固定メスの係合時に、刃部の移動軌跡に近接位置するように、前記X−Y駆動手段の空送りベクトルを演算する設定手段と、
を備えたことを特徴とするミシンの制御装置。Storage means for storing hand movement data;
XY driving means for relatively moving the presser foot and the sewing machine head according to the needle movement data stored in the storage means;
A fixed knife, and a moving knife that has a blade portion that engages with the fixed knife and moves on a predetermined movement trajectory. When the moving knife moves, the thread passing through the needle hole of the needle plate is captured and then the fixed knife Thread cutting means for cutting by engagement with the blade part;
Thread cutting control means for driving the XY drive means by idle feeding so that the thread to be cut is brought closer to the moving locus side of the moving knife blade before the moving knife blade is engaged with the fixed knife. A sewing machine control device comprising:
The feed direction of the presser foot for bringing the thread to be cut and the idle feed vector as the feed amount are determined by the moving data of the final needle or the relative drive data of the presser foot,
If the final needle pitch is less than the radius of the needle hole,
[Negative feed vector] = [Best thread cutting point vector] − [Relative drive vector of the last presser foot]
Operate as
If the final needle pitch is greater than or equal to the radius of the needle hole,
[Negative feed vector] = [Best thread cutting point vector]
− (Radius of needle hole / [size of relative driving vector of presser foot of final needle])
× [Relative drive vector of the last presser foot]
Is calculated as
Selection means for selecting the size of the needle hole,
Based on the size of the needle hole selected by the selection means, the thread to be cut is positioned close to the movement locus of the blade portion when the blade portion of the moving knife and the fixed knife are engaged. Setting means for calculating an idle feed vector of the Y drive means;
A control device for a sewing machine comprising:
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