JP4250424B2 - 多塩基性酸エステル及びそのケーブル中の使用 - Google Patents

多塩基性酸エステル及びそのケーブル中の使用 Download PDF

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Description

本発明は、感湿性支持体を湿気から保護すること;感湿性成分及び保護配合物の両方を含有する光ファイバーケーブルのような品物;及び支持体を湿気及び/又は腐蝕から保護するために使用することができる配合物に関する。
関連技術の説明
伝送ケーブル(例えば配給又は電力電線/ケーブル)並びに電気通信装置(例えば光ファイバーケーブル、電話線、端末ブロック、接続及び連接部)は屡々過酷な環境条件に曝される。しかし、周囲の環境条件にも拘わらず、伝送ケーブルも電気通信装置も両方とも不断の機械及び電気特性を維持することが要求される。歴史的には、伝送ケーブルは地上の柱と柱の間に張りめぐらされていた。これらのケーブルは、美的理由及びこれらを極端な温度、雨、雪、氷、強風、倒木の枝等から保護するために、次第に地中に埋設されるようになってきた。しかし、地下に敷設しても、これらのケーブルは、埋め戻し中の機械衝撃、湿気、浸水の可能性、ネズミの攻撃及び塩及び腐蝕物質に曝されることを含めて多くの環境ストレス下におかれている。
伝送ケーブルは、一般的には個々に絶縁された銅線の束又は光ファイバーケーブルの束を含む。銅線は、特に、電線の束を覆う内部金属シールド及びプラスチック又はその他の絶縁材から成る外部シーズにより保護されていることが多い。同様に、電気通信ケーブルは通常、相互の間に環状間隙のある外部プラスチック外被及び内部金属心線ラップから構成されている。例えば、UA特許第3745321、Eager、Jr.その他参照。心線ラップは、導線間に位置する充填材料、例えば石油、ワックス又はその他の炭化水素を有する複数の捩れた絶縁導線を包む。充填材料は一般に絶縁材として機能する。
電線及びケーブルは通常はうまく保護されているが、保護外部シーズが切断ないしは破断される場合には、水が電線又はケーブル中にしみこむ恐れがある。湿気がケーブル又は電線の内部に存在すると、時間の経過につれて、接続クロージャー、端末等の接続部中へ拡散又は流動する傾向がある。光ファイバーの特別な場合には、接続部又は末端及び付随装置への水の通過は一般に、このような装置、特にその金属部に対して損傷を与える結果となり、低い温度又は凍結環境でファイバーマイクロベンディングにより問題を生じる恐れもある。これは特に浸漬した電線が切断される場合に当てはまる。
適切な保護が施されていない装置中では、湿気又はその他の外部要因により引き起こされた接点の腐蝕又はショートもサービスを中断することになるであろう。ケーブルの交換又は修理は、地上に張られていても又は埋設されていても、困難でありかつ/又は費用がかかり、更にサービスの中断は消費者にとって特に苛立たしいものであろう。このために、これらのケーブルを物理的損傷及び化学的攻撃の両方から保護することに多大なる関心が向けられてきた。その結果、ケーブルの内部通路に沿って湿気が拡散することを防止するか又は制限するための種々の方法が開示されてきた。
このような方法の一つでは、ケーブル通路を加圧気体で充填する。破断したケーブル外被を通って気体が漏れると、警報がケーブル損傷を知らせる。しかし、修理が効を奏するまでは、気体はケーブルの内部通路中及びそれに沿って水が流れるのを防止しない。
US特許第4867526、5082719及び5163115には、ケーブルを通る水の拡散を阻止するための超吸収ポリマー又は超吸収材料を含浸させたテープが開示されている。多くの理由で、これら材料の製造及び/又は設置が非実用的でありかつ/又は不経済であると判明した。
シリコーングリース滑剤、エラストマーシール及び/又はマスチックシールストリップを湿気閉め出し目的で使用してきた。これらのシーラントはある程度の保護を提供するが、特に末端ブロックが地下に埋設されている場合に、湿気は密閉物中へ入り込み、ショートを起こし、これにより電気通信サービスが中断することになる。
絶縁材、例えば鉱油が導線を湿気及び腐食性物質から保護することも公知である。しかし、このようなこれら絶縁材は、ケーブルのサービス中にドリップする(即ち遮断)。この“ドリッピング”問題を克服するために、種々のゲル化剤を絶縁体に添加し、それによってゲル化された非ドリッピング保護配合物が生じることが公知である。例えばUS特許第6169160;6160939;及び6085009参照。
最近、ゼオライトがケーブルに耐湿性を付与するために好適な材料であると指摘された。例えばUS6205276B1参照。
疎水性ヒュームドシリカがゲル化剤として、特に光ファイバーケーブル用に使用されている。例えばUS特許5905833;5902849;5737469;5285513;5276757;及び5187763及び欧州特許0206234B1参照。ヒュームドシリカは、好適な液体と組み合わせて、液体をゲル化させかつ/又はチキソトロープ特性を発揮するが、これはケーブル保護配合物で有利である。ヒュームドシリカは、かなり高価であり、比較的に高価ではない好適な液体は商業的に有利である。
一般に設置される比較的長いケーブルのために、特定のケーブル成分は、ケーブルのコストを減らすために並びにこのような成分の多様な供給源を確保するために、プラスチック成分、例えばポリプロピレンから製造される。これは保護配合物の供給者に、多数の保護配合物がプラスチック、例えばポリプロピレンと相溶性でなく、これらの材料の劣化を起こす恐れがあるという問題をもたらす。更に、ごく少量の保護配合物しかケーブルの横断面に存在するにすぎないが、ケーブルが極めて長いので、その他の全ての性能が満たされたと仮定して、保護配合物の1ポンド当たりのコストの小さな差が市場での大きな商業的利点を有しうる。
従って、伝送ケーブル及び電気通信装置で使用するための好適な、費用効果的な保護配合物が求められている。本発明はこれらの要求を満たし、更に関連の利点を提供する。
発明の要約
態様の一つでは、本発明は、第1及び第2のエステルのブレンドから成る配合物を提供するが、第1エステルは第1反応成分の反応生成物であり、この第1反応成分は三量体酸、第1多価アルコール及び第1一価アルコールから成り、この第1一価アルコールはC〜C18一価アルコールの群から選択し、第2エステルは、第2反応成分の反応生成物であり、この第2反応成分は三量体酸、第2多価アルコール及び第2一価アルコールから成り、第2一価アルコールはC〜C10一価アルコールの群から選択する。第1及び第2の一価アルコールは同じものではない。
もう一つの態様では、本発明は、100℃で30〜50cSt(センチストローク)の範囲の粘度を有するエステル配合物の製法を提供する。この方法は、a)第1エステルの製造(第1エステルは第1反応成分の反応生成物であり、この第1反応成分は三量体酸、第1多価アルコール及び第1一価アルコールから成り、ここで第1一価アルコールはC〜C18一価アルコールの群から選択する);b)第2エステルの製造(第2エステルは、第2反応成分の反応生成物であり、この第2反応成分は三量体酸、第2多価アルコール及び第2一価アルコールから成り、ここで第2一価アルコールはC〜C10一価アルコールの群から選択する);及びc)100℃で30〜50cStの範囲の粘度を有するエステル配合物を生じる割合で第1及び第2エステルを一緒に配合することから成り、その際、第1及び第2の一価アルコールは同じものではないという条件である。
本発明は、前記方法により製造した配合物も提供する。
もう一つの態様では、本発明は、シリカ及び第1及び第2のエステルのブレンドから成るケーブル充填配合物を提供する。第1エステルは第1反応成分の反応生成物であり、この第1反応成分は三量体酸、第1多価アルコール及び第1一価アルコールから成り、ここで第1一価アルコールはC〜C18一価アルコールの群から選択する。第2エステルは、第2反応成分の反応生成物であり、この第2反応成分は三量体酸、第2多価アルコール及び第2一価アルコールから成り、ここで第2一価アルコールはC〜C10一価アルコールの群から選択する。第1及び第2の一価アルコールは同じものではない。
もう一つの態様では、本発明は、ケーブル、例えば光ファイバーケーブルの内容物を絶縁するための方法を提供する。この方法は、a)シリカ及び第1及び第2のエステルのブレンドから成るケーブル充填配合物の製造(第1エステルは第1反応成分の反応生成物であり、この第1反応成分は三量体酸、第1多価アルコール及び第1一価アルコールから成り、ここで第1一価アルコールはC〜C18一価アルコールの群から選択し、第2エステルは、第2反応成分の反応生成物であり、この第2反応成分は三量体酸、第2多価アルコール及び第2一価アルコールから成り、ここで第2一価アルコールはC〜C10一価アルコールの群から選択し、第1及び第2の一価アルコールは同じものではない);及びb)工程a)のケーブル充填配合物をケーブル、例えば光ファイバーケーブル中へ入れることから成る。
本発明は、ケーブル充填配合物から成る光ファイバーケーブルも提供するが、このケーブル充填配合物は、シリカ及び第1及び第2のエステルのブレンドから成り、第1エステルは、三量体酸、第1多価アルコール及び第1一価アルコールから成る第1反応成分の反応生成物であり、この第1一価アルコールはC〜C18一価アルコールの群から選択し、第2エステルは、三量体酸、第2多価アルコール及び第2一価アルコールから成る第2反応成分の反応生成物であり、この第2一価アルコールはC〜C10一価アルコールの群から選択し、その際、第1及び第2の一価アルコールは同じものではない。
次に本発明のこれら及びその他の態様を詳説する。
本発明の詳細な説明
態様の一つで、本発明は、第1及び第2のエステルのブレンドから成る配合物を提供するが、その際、第1エステルは、三量体酸又はその反応性等価物、第1多価アルコール又はその反応性等価物及び第1一価アルコール又はその反応性等価物から成る第1反応成分の反応生成物であり、この第1一価アルコールはC〜C18一価アルコール又はその反応性等価物の群から選択したものであり、第2エステルは、三量体酸又はその反応性等価物、第2多価アルコール又はその反応性等価物及び第2一価アルコール又はその等価物から成る第2反応成分の反応生成物であり、この第2一価アルコールはC〜C10一価アルコールの群から選択する。第1及び第2の一価アルコールは同じものではない。本発明のこれらの配合物を更に詳説する前に、その成分を製造するために使用される反応成分を詳説する。
例えば植物油、牛脂及びタル油(後者はタル脂肪酸又はTOFAとして公知である)から得られる不飽和脂肪酸は、一般にクレー触媒の存在で、熱重合を受けて重合脂肪酸として商業的に公知の製品を生じる。重合脂肪酸は大部分脂肪酸の二量体及び三量体生成物である。これらの脂肪酸は一般に炭素18個を含有するので、相応する二量体化重合脂肪酸は、二量体酸とも称するが、炭素原子36個を含有する。相応する三量体化重合脂肪酸は、三量体酸とも称するが、炭素原子54個を含有する。二量体及び三量体酸は複雑な異性体構造の混合物である。重合脂肪酸の詳細な説明は、生成物、配合物及び使用に関して、例えばNaval Stores−Production,Chemistry and Utilization、D.F.Zinkel and J.Russel(編集者)、Pulp.Chem.Assoc.Inc.1989、23章及びthe Encyclopedia of Chemical Technology II、第8巻、847〜848頁に記載されている。US特許第2904415及び2482761及びIndustrial and Engineering Chemistry、32:802(1940)も参照にされたい。
脂肪酸の重合により一般に二量体酸及び三量体酸の混合物が得られる。これらの2種類の物質は異なる沸点を有し、蒸留により相互に分離することができる。例えば二量体はその他の重合脂肪酸から250〜280℃(0.3〜0.5mmHgで)の範囲の温度で蒸留により分離することができ、三量体は280〜310℃(0.005〜0.01mmHgで)の範囲の温度でその他の重合脂肪酸から蒸留することができる。従って、重合脂肪酸の混合物の好適な蒸留によって種々の純度(等級としても公知である)の三量体酸が得られる。
本明細書では、用語“三量体酸”は配合物中に重合脂肪酸の全質量に対して少なくとも20%三量体である重合カルボン酸を含有する配合物を表すために使用する。一般に三量体酸を80%より高い純度に精製することは難しい。従って、本発明の有利な三量体酸は重合脂肪酸の混合物内に含有され、ここで重合脂肪酸は二量体酸も含有し、二量体酸対三量体酸の質量比は、20:80〜80:20の範囲である。
三量体酸の反応性等価物は、本発明のエステル化反応で実質的に同じエステル生成物を得るために使用することができる物質である。水素化三量体酸は、三量体酸の反応性等価物である。最初に形成されたように、二量体酸及び三量体酸は一般に不飽和多塩基性酸を含有する。この不飽和はある程度、二量体酸/三量体酸を好適な反応条件下で水素添加することによって取り除くことができ、その際、不飽和は水素と反応し、飽和になる。水素添加工程を施された三量体酸は、通常水素化三量体酸と称され、海軍軍需品工業で公知である。水素化三量体酸は、一般に三量体酸及び二量体酸を販売する同じ市販供給者から得ることができる。水素化三量体酸は、一般に“標準”非水素化三量体酸より淡色であり、従ってこれをエステル化工程へ使用することによって淡色のエステルが得られる。更に水素化三量体酸から製造したエステルは、一般に熱安定性を高める。従って、水素化三量体酸は本発明で使用するために有利な三量体酸である。
もう一つの三量体酸の反応性等価物は、三量体酸の部分的又は完全なエステル化生成物である。例えばトリメチルトライマレート及びトリエチルトライマレートが本発明で使用することができる三量体酸のエステル化生成物である。本発明で使用する場合に、三量体酸のトライマレートエステルは効果的に反応して三量体酸自体から得たものと同じ生成物を生じる。しかし、エステル化生成物はメタノール又はエタノール又は三量体酸のエステル化に使用したその他のアルコールを発生する。このアルコールは有利には低分子量及び/又は高揮発性であるので、本発明の配合物の製造中に反応混合物から容易に蒸留除去することができる。もう一つの反応性等価物は三量体酸の酸ハロゲン化物である。
多くの会社が現在、本発明による三量体酸を含む重合脂肪酸を製造販売している。例えば、Arizona Chemical(Jacksonville、FL;@arizonachemical.com)は、三量体酸約35%及び二量体酸65%を含有するUNIDYME(R)40二量体酸及び三量体酸約67%及び二量体酸33%を含有するUNIDYME(R)60三量体酸を販売している。三量体酸及び三量体酸を含有する重合脂肪酸のその他の現在の供給業者には、Henkel Corporation、Emery Oleochemicals Division(Cincinnati、OH、EPMPOLTMラインの二量体酸及び三量体酸)及びUniqema North America(Wilmington、DE、PRIPOLTMラインの二量体酸及び三量体酸)が含まれる。
態様の一つでは、各第1反応成分及び第2反応成分は更に二量体酸から成る。例えば、第1反応成分及び第2反応成分は各々、二量体酸:三量体酸の質量比20:80〜80:20で二量体酸及び三量体酸から成り、質量比は各第1及び第2反応成分で無関係に選択した。態様の一つでは、少なくとも一つの反応成分は二量体酸及び三量体酸のブレンドを使用し、その際、三量体酸は、二量体酸より多い質量%で、即ち50質量%より多く存在する。
ポリオールとも称される多価アルコールは2個以上のヒドロキシル基を有する。従って、ポリオールは化学式R(OH)[式中、Rは、n価の有機基である]を有する。場合によりRはヒドロキシル置換を有さないC〜C20有機基であり、有利にはRはC〜C15有機基である。好適な多価アルコールには、限定的でなく、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ブチレングリコール、グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、トリス(ヒドロキシルメチル)メタノール、ジペンタエリスリトール及びトリ−ペンタエリスリトールが含まれる。本発明の態様の一つでは、第1及び第2多価アルコールは各々無関係に、ペンタエリスリトール、ジ−ペンタエリスリトール、トリ−ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、エチレングリコール及びネオペンチルグリコールから選択する。態様の一つでは、第1及び第2多価アルコールの少なくとも一つは、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールとしても公知であるネオペンチルグリコール(CAS第126−30−7)であり、一方有利な態様では第1及び第2多価アルコールは各々ネオペンチルグリコールである。ここでも反応性等価物、例えばポリオールの酢酸エステルを使用することもできる。
一価アルコールはヒドロキシル基1個を有する。従って、一価アルコールは、化学式R−OH[式中、Rは炭素を含有する有機基である]により表される。モノアルコールのアイデンティティーはポリオール及び三量体酸と組み合わせたモノアルコールから製造したエステルの粘度に対して非常に重要な影響を有する。通常、モノアルコールの分子量が増加するに伴って、それから誘導されたエステルの粘度が増加する。
本発明は、第1及ぶ第2のエステルのブレンドを提供する。第1エステルは第1モノアルコールから製造され、一方第2のエステルは第2モノアルコールから製造される。
第1モノアルコールは、C〜C18一価アルコールである。換言すれば、第1アルコールは少なくとも8個で、18個より多くない炭素原子及び1個のヒドロキシル(OH)基を有する有機化合物である。第1モノアルコールは、式R−OH[式中、Rは炭素8〜18個を有する炭化水素である]で表される。好適な例には、1−オクタノール、1−デカノール、1−ドデカノール(ラウリルアルコールとしても公知)、1−トリデシルアルコール、1−テトラデカノール(ミリスチルアルコールとしても公知)、パルミチルアルコール及びステアリルアルコールが含まれる。第1アルコールは直鎖状又は枝分れであってよい。本発明の態様の一つでは、第1アルコールは枝分れアルコールである。有利な枝分れアルコールは、ExxoMobil ChemicalsからEXXALTM13アルコールとして市販のイソ−トリデシルアルコールである。もう一つの態様では、第1一価アルコールはC10〜C14第1一価アルコールから選択する。
第2モノアルコールはC〜C10一価アルコールである。換言すれば、第2アルコールは、少なくとも6個かつ10個より多くない炭素原子及び1個のヒドロキシル(OH)基を有する有機化合物である。第2モノアルコールは、式R−OH[式中、Rは炭素6〜10個を有する炭化水素である]により表される。第2アルコールは、直鎖状、枝分れ又は環状であってよい。好適な例には、1−ヘキサノール、1−ヘプタノール、1−オクタノール、1−ノナノール、1−デカノール、2−ヘキサノール、2−ヘプタノール、2−オクタノール(カプリルアルコールとしても公知)、2−ノナノール、2−デカノール、シクロヘキサノール、シクロヘプタノール及びシクロオクタノールが含まれる。本発明の態様の一つでは、第1アルコールは枝分れアルコールである。有利な枝分れアルコールは、2−エチルヘキサノールである。もう一つの態様では、第2一価アルコールは2−エチルヘキサノール、2−オクタノール及びシクロヘキシルアルコールから選択する。
本発明で有用な一価及び多価アルコールは両方とも当業者に公知であり、例えばAldrich(Melwaukee、Wl;@aldrich.sial.com);EM Industries、Inc(Hawthome、NY;@emscience.com);Lancaster Synthesis、Inc.(Windham、NH;@lancaster.co.uk);及びSpectrum Quality Product、Inc.(New Brunswick、NJ;@spectrumchemical.com)を含む多くの市販供給業者から得られる。
第1のエステルは、三量体酸、第1多価アルコール及び第1一価アルコール又は1種以上のその反応性等価物から成る反応成分の反応生成物から成る。第1エステルは低い酸価、即ち25より少ない酸価、有利には20、15、10、5、2又は1を有する。測定温度により変化するセンチストローク(cSt)で測定する粘度を有する。40℃で第1エステルは有利には粘度約410〜510cSt、更に有利には約430〜490cSt、更にもっと有利には約460cStを有する。100℃で測定する場合には、第1エステルは有利には粘度約35〜45cSt、更に有利には約37〜43、更にもっと有利には40cStを有する。第1エステルの粘度指数(VI)は、有利には約120〜150、更に有利には約130〜140であり、更にもっと有利には約135である。
第2のエステルは、三量体酸、第2多価アルコール及び第2一価アルコール又は1種以上の反応性等価物から成る反応成分の反応生成物である。第2のエステルは、低い酸価、即ち25より少ない酸価、有利には20,15、10、5、2又は1より少ない酸価を有する。測定温度により変化するセンチストローク(cSt)で測定する粘度を有する。しかし100℃より下の任意の温度で、第1エステルは有利には第2エステルより大きい粘度を有する。40℃で第2エステルは有利には粘度約280〜380cSt、更に有利には約300〜360cSt、更にもっと有利には約330cStを有する。100℃で測定すると、第2エステルは有利には粘度約28〜38cSt、更に有利には約30〜36、更にもっと有利には約33cStを有する。第2エステルの粘度指数(VI)は、有利には約125〜160、更に有利には約130〜150であり、更にもっと有利には約145である。
本発明の有利な態様では、第1一価アルコールをC10〜C15第1一価アルコールの群から選択し、第2一価アルコールをC一価アルコールから成る群から選択し、第1及び第2の多価アルコールをC〜C15多価アルコールから選択する。
態様の一つでは、本発明は、2種のエステル、即ち第1及び第2のエステルのブレントを提供するが、その際、第1エステルは第2エステルより大きい粘度を有する。態様の一つでは、ブレンドは100℃で粘度30〜50cStを有し、もう一つの態様ではブレンドは100℃で粘度約40cStを有する。有利な態様では、第1一価アルコールをC10〜C15第1一価アルコールの群から選択し、第2一価アルコールをC一価アルコールから成る群から選択し、第1及び第2の多価アルコールをC〜C15多価アルコールから選択し、この配合物の粘度は100℃で30〜50cStの範囲である。
本発明による2種のエステルのブレンドは、低い酸価を有する、即ち、25より少ない酸価、有利には20、15、10、5、2又は1より少ない酸価を有する。ブレンドは100℃で測定する場合に、34〜46cSt、有利には約36〜44cSt、更に有利には約40cStを有する。ブレンドは、成分エスエルからエステルを一緒に単一容器中で、有利には迅速に均一な混合を達成するために攪拌しながら、混合することによって容易に製造される。
本発明のエステルは、反応成分、即ち、三量体酸、多価アルコール及び一価アルコール又は1種以上の反応性等価物を混合し、この混合物を水が放出されるまで加熱することによって容易に製造することができる。いずれの順番の混合も好適であり、加熱速度は特に重要ではない。最終加熱温度は約200℃から約250℃が好適である。方法の進行は、試料を採取し、それら試料の酸価及び溶融粘度を測定することによってモニターすることができる。
加熱に際して、エステル化反応が起こるにつれて通常水蒸気が放出される。有利には、水蒸気は生成したら直ちに凝縮させて反応混合物から除去して、反応を完結させる。この目的用にディーンスタークトラップを使用するのが好適である。代わりに水蒸気を適度な真空、例えば約20〜200mmの真空を適用することによって除去する。
エステル化反応速度を促進するために触媒を使用することができるが、その際好適な触媒は当業者に公知であり、硫酸、燐酸及びその他の無機酸、金属水酸化物、アルコキシド、例えば酸化錫及びチタンイソプロポキシド及び二価金属塩、例えば錫又は亜鉛塩が含まれる。有利な触媒は錫触媒、例えばFASTCATTM2001触媒である。触媒が存在する場合には、少量、例えば反応混合物の全質量の約5質量%より少ない、有利には約2%より少ない、更に有利には反応混合物の全質量の約1%より少ない量で使用する。過剰量の触媒はエステルの製造の費用を増し、エステルが存在している、例えばケーブル内の環境に有害となりうる残分を残すことが多い。
本発明の有利なケーブル保護配合物の製造では、前記したような第1及び第2のエステルのブレンドをヒュームドシリカと混合する。ここで得られたケーブル保護配合物は有利には、非晶質シリカ、結晶質シリカ、ヒュームドシリカ、フリント、石英及びその混合物から選択される高純度二酸化珪素を含む。有利な二酸化珪素はヒュームドシリカである。
好適なヒュームドシリカは、Cabot Corporation(Cabot Corporation、Boston、MA;@.cabot−corp.com;CAB−O−SILTMヒュームドシリカを販売)、Wacker Silicons Corp(Adrian、MI;@.wacher.com、Wacker−Chemie部)、Tulco Inc.(Ayer、MA;@.tulcocorp.com)及びDegussa−Huels AG(Furankfurt am Main、ドイツ;@.degussa−huels.de;AEROSILTMヒュームドシリカを販売)を含む多数の供給源から市販されている。ヒュームドシリカはUS特許第6193944;5910295及び5902636にも記載されている。ヒュームドシリカは、ハロシラン、例えばテトラクロロシラン、トリクロロシラン又はメチルトリクロロシランの高温酸化により製造することができる。
酸化防止剤は、本発明のケーブル保護配合物を製造するためにエステルブレンド及びシリカと混合物ことができる自由選択成分である。存在する場合には、酸化防止剤は少量ではあるが有効量で使用し、これは通常配合物の全質量に対して約2質量%までくらいである。好適な酸化防止剤の例には、フェノールベース及びホスファイトベースの酸化防止剤が含まれる。好適な酸化防止剤は当業者に公知であり、詳細な例には、限定するものではないが、IRGANOXTM1010、IRGANOXTM1076及びIRGANOXTM1035酸化防止剤(各々、Ciba Specialty Chemicals、Tarrytown、NY又はBasel、スイス;@cibasc.com)及びMARKTM2112、MARKTM1500及びMARKTM5014酸化防止剤(各々Witco Corporation、Greenwich、CT;@witco.com)が含まれる。
ヒュームドシリカは、本発明によるエステルのブレンドと混合して、ゲル化混合物を形成しかつ/又はチキソトロープ特性を発揮し、これはケーブル保護配合物に関して有利である。ケーブル保護配合物を生じる本発明のエステル含有配合物を除く液体とヒュームドシリカを混合する方法は、当業者に公知であり、本発明のエステル含有配合物を使用するケーブル保護配合物の製造にも適用することができる。これらの方法の詳説に関してUS特許5905833;5902849;5737469;5285513;5276757及び5187763及び欧州特許EP0206234B1及び引用文献を参照にされたい。
次に本発明を実施例につき詳説するが、本発明はこれに限定するものではない。実施例中、UNIDYMETM40及び60重合脂肪酸は、Arizona Chemical(Jacksonville、FL;@arizonachemical.com)から市販されている二量体及び三量体酸のブレンドである。UNIDYMETM40重合脂肪酸は、不飽和牛脂脂肪酸の重合からの蒸留生成物であり、暗色の粘性液体(ガードナーカラー12、210°Fで粘度140cSt)の形で、三量体酸分35%(ガスクロマトグラフィーによる)及び二量体酸分65%を有する。UNIDYMETM60重合脂肪酸は同様に、不飽和牛脂脂肪酸の重合からの蒸留生成物であり、暗色の非常に粘性の液体(ガードナーカラー14)の形で、三量体酸分67%及び二量体酸分33%を有する。UNIDYMETM60重合脂肪酸は、酸価192を有する。EXXALTM13イソ−トリデシルアルコールはExxonMobil Chemical Company(Houston、TX;@exxon.com/exxonchamical)製である。ネオペンチルグリコールは、Eastman Chemicals(Kingston、Tn)製であり、FASCATTM有機金属触媒、例えばFASCATTM2001蓚酸第1錫は、Atofina North America Inc.(Philadelphia、PA;@.elf−atochem.com)から市販されている。HFSC(High Flow Super Cell)は珪藻土濾過助剤である。用語“AN”は酸価を表し、“acid value”のことであり、当業者に公知の技術により測定することができる。例えばASTM D465(1982)を参照にされたい。粘度測定は、ASTMD445(1996)(Standard Test Method for Kinematic Viscosity of Transparent and Opaque Liquids)により行う。流動点は、ASTMD97(1985)(Pour Point of Petroleum Oils)により測定する。フラッシュ及び燃焼点は、ASTMD92(1997)(Standard Test Method for Flash and Fire Points by Cleveland Open Cup)により測定する。
実施例
実施例1
三量体酸、モノアルコール及び5質量%ネオペンチルグリコール
内容3lのフラスコに、UNIDYMETM60重合脂肪酸(1000g、3.35当量)、EXXALTM13イソ−トリデシルアルコール(568g、2.87当量)及びネオペンチルグリコール(UNIDYMETM60重合脂肪酸に対して5.0%、50.0g、0.96当量)を装入した。混合物を101℃に加熱し、FASCATTM2001触媒(UNIDYMETM60重合脂肪酸に対して0.025%、0.25g)を加えた。反応温度を最高220℃に高め、反応混合物の酸価は54.9であった。反応混合物を220℃で111/2時間維持し、必要に応じて真空を徐々に混合物に適用して環流を維持した。次いで真空を10mmに下げ、残留する揮発物質を反応混合物から除去した。次いで反応混合物を130℃に冷却し、Whatman#1ペーパーを用いてHFSCにより濾過し(真空下)、酸価1.1、ガードナーカラー14、40℃で粘度516.8cSt、100℃で粘度44.1cSt、粘度指数+138、流動点−33℃、フラッシュ点580°F及び燃焼点650°Fを有する生成物が得られた。
実施例2
三量体酸、モノアルコール及び3.5質量%ネオペンチルグリコール
内容5lのフラスコに、UNIDYMETM60重合脂肪酸(1703g、5.7当量)、EXXALTM13イソ−トリデシルアルコール(1357g、6.85当量)及びネオペンチルグリコール(UNIDYMETM60重合脂肪酸に対して5%、59.6g、1.15当量)を装入した。混合物を107℃に加熱し、FASCATTM2001触媒(UNIDYMETM60重合脂肪酸に対して0.025%、0.43g)を加えた。反応温度を最高220℃に高め、反応混合物の酸価は40.7であった。反応混合物を220℃で51/2時間維持し、必要に応じて真空を混合物に徐々に適用して環流を維持した。次いで真空を10mmに下げ、残留する揮発性物質を反応混合物から除去した。反応混合物を130℃に冷却し、Whatman#1ペーパーを用いてHFSCにより濾過し(真空下)、2.0より少ない酸価及び40℃で粘度367cStを有する生成物が得られた。
実施例3
三量体酸、モノアルコール及び2.5質量%ネオペンチルグリコール
内容3lのフラスコにUNIDYMETM60重合脂肪酸(1054g、3.53当量)、EXXALTM13イソ−トリデシルアルコール(598.7g、3.02当量)及びネオペンチルグリコール(UNIDYMETM60重合脂肪酸に対して2.5%、26.4g、0.51当量)を装入した。混合物を117℃に加熱し、FASCATTM2001触媒(UNIDYMETM60重合脂肪酸に対して0.05%、0.51g)を加えた。反応温度を最高220℃に高め、反応混合物の酸価を30.4にした。反応混合物を220℃で11時間維持し、必要に応じて真空を徐々に混合物に適用して環流を維持した。次いで真空を下げ、反応混合物から残留する揮発性物質を除去した。反応混合物を130℃に冷却し、Whatman#1ペーパーを用いてHFSCにより濾過し(真空下)、40℃で粘度365.9cSt、100℃で粘度33.7cSt、粘度指数132、比重0.909及びガードナーカラー14+を有する生成物が得られた。
実施例4
漂白三量体酸、モノアルコール及び5質量%ネオペンチルグリコール
内容3lのフラスコに、前もってパラジウム触媒で漂白したUNIDYMETM60重合脂肪酸(600g、2.0当量)、EXXALTMイソ−トリデシルアルコール(316g、1.6当量)及びネオペンチルグリコール(UNIDYMETM60重合脂肪酸に対して5.0%、30.0g、0.58当量)を装入した。混合物を113℃に加熱し、FASCATTM2001触媒(UNIDYMETM60重合脂肪酸に対して0.025%、0.15g)を加えた。反応温度を220℃に高め、反応混合物の酸価は38.6であった。反応混合物を220℃で91/2時間維持し、この時点で真空を適用して(1mmに)残留する揮発性物質を除去した。反応混合物を130℃に冷却し、Whatman#1ペーパーを用いてHFSCにより濾過し(真空下)、40℃で粘度554cSt、酸価2.4、ガードナーカラー8−、流動点−33℃、フラッシュ点565°F及び燃焼点655°Fを有する生成物が得られた。
実施例5
二量体/三量体酸、モノアルコール及び5質量%ネオペンチルグリコール
内容3lのフラスコに、UNIDYMETM40重合脂肪酸(1041g、3.53当量)、EXXALTMイソ−トリデシルアルコール(601g、3.04当量)及びネオペンチルグリコール(UNIDYMETM40重合脂肪酸に対して5%、52.1g、1.0当量)を装入した。混合物を113℃に加熱し、FASCATTM2001触媒(UNIDYMETM40重合脂肪酸に対して0.025%、0.26g)を加えた。反応温度を最高220℃に高め、反応混合物の酸価は63.6であった。反応混合物を220℃で13時間維持し、必要に応じて真空を混合物に徐々に適用して環流を維持した。次いで真空を1mmに下げ、残留する揮発性物質を反応混合物から除去した。反応混合物を130℃に冷却し、Whatman#1ペーパーを用いてHFSCにより濾過し(真空下)、40℃で粘度462cSt、100℃で粘度40.5cSt、粘度指数135、ガードナーカラー13+、酸価0.6、%湿度0.06、流動点−30℃、フラッシュ点580°F、燃焼点660°F及び比重0.914を有する生成物が得られた。
実施例6
二量体/三量体酸、モノアルコール及び25質量%ネオペンチルグリコール
内容3lのフラスコに、UNIDYMETM40重合脂肪酸(1037g、3.52当量)、EXXALTM13イソ−トリデシルアルコール(716.8g、3.62当量)及びネオペンチルグリコール(UNIDYMETM40重合脂肪酸に対して2.5%、25.9g、0.5当量)を装入した。混合物を101℃に加熱し、FASCATTM2001触媒(UNIDYMETM40重合脂肪酸に対して0.05%、0.52g)を加えた。反応温度を220℃に高め、反応混合物の酸価は42.1であった。反応混合物を220℃で11時間維持し、必要に応じて真空を混合物に徐々に適用して環流を維持した。次いで真空を2mmに下げ、残留する揮発性物質を反応混合物から除去した。反応混合物を130℃に冷却し、Whatman#1ペーパーを用いてHFSCにより濾過し(真空下)、40℃で粘度368.2cSt、100℃で粘度33.7cSt、粘度指数135、流動点−30℃、フラッシュ点580°F及び燃焼点670°Fを有する生成物が得られた。
実施例7
UNIDYME40、2−エチルヘキサノール及び5%ネオペンチルグリコール
内容3lのフラスコに、UNIDYMETM40重合脂肪酸(886g、3当量)、2−エチルヘキサノール(335g、2.58当量)及びネオペンチルグリコール(UNIDYMETM40重合脂肪酸に対して5.0%、44.3g、0.85当量)を装入した。混合物を110℃に加熱し、FASCATTM2001触媒(UNIDYMETM40重合脂肪酸に対して0.025%、0.22g)を加えた。反応温度を220℃に高め、反応混合物の酸価は63.9であった。反応混合物を220℃で7時間維持し、必要に応じて真空を混合物に徐々に適用して環流を維持した。次いで真空を10mmに下げ、残留する揮発性物質を反応混合物から除去した。反応混合物を130℃に冷却し、Whatman#1ペーパーを用いてHFSCにより濾過し(真空下)、40℃で粘度333.9cSt、100℃で粘度33.7cSt、粘度指数143、酸価2.3、ガードナーカラー15、流動点−39℃、フラッシュ点590°F及び燃焼点665°Fを有する生成物が得られた。
実施例8
UNIDYME40、2−エチルヘキサノール及び5%ネオペンチルグリコール
内容5lのフラスコに、UNIDYMETM40重合脂肪酸(1933g、6.55当量)、2−エチルヘキサノール(732g、5.6当量)及びネオペンチルグリコール(UNIDYMETM40重合脂肪酸に対して5%、96.7g、1.9当量)を装入した。混合物を110℃に加熱し、FASCATTM2001触媒(UNIDYMETM40重合脂肪酸に対して0.025%、0.48g)を加えた。反応温度を220℃に高め、反応混合物の酸価は45.5であった。反応混合物を220℃で6時間維持し、必要に応じて真空を混合物に徐々に適用して環流を維持した。次いで真空を1mmに下げ、残留する揮発性物質を反応混合物から除去した。反応混合物を130℃に冷却し、Whatman#1ペーパーを用いてHFSCにより濾過し(真空下)、40℃で粘度321.5cSt、酸価2.1、ガードナーカラー約13を有する生成物が得られた。
実施例9
UNIDYME40、2−エチルヘキサノール及び10質量%ネオペンチルグリコール
内容3lのフラスコに、UNIDYMETM40重合脂肪酸(1163g、3.94当量)、2−エチルヘキサノール(265g、2.04当量)及びネオペンチルグリコール(UNIDYMETM40重合脂肪酸に対して10%、116.3g、2.24当量)を装入した。混合物を111℃に加熱し、FASCATTM2001触媒(UNIDYMETM40重合脂肪酸に対して0.025%、0.29g)を加えた。反応温度を220℃に高め、反応混合物の酸価は47.7であった。反応混合物を220℃で12時間維持し、必要に応じて真空を混合物に徐々に適用して環流を維持した。次いで真空を2mmに下げ、残留する揮発性物質を反応混合物から除去した。反応混合物を130℃に冷却し、Whatman#1ペーパーを用いてHFSCにより濾過し(真空下)、40℃で粘度1520cStを有する生成物が得られた。
実施例10
エステルブレンド
例2からのエステル(75質量%)を例1からのエステル(25質量%)と混合して、下記特性を有するエステルブレンドを得た:酸価1.3、40℃で粘度403.6cSt、100℃で粘度36.3cSt、粘度指数134、ヒドロキシル価10.2、フラッシュ点555°F、燃焼点650°F、流動点−33℃、ガードナーカラー13−及び沃素価10.4。
実施例11
エステルブレンド
3種のブレンドを下記表に記載したようにして製造した。各ブレンドの粘度も測定した。
Figure 0004250424
実施例12
エステルブレンド
例8からのエステル(40質量%)及び例5からのエステル(50質量%)を混合して、40℃で粘度399cSt、100℃で粘度37.2cSt、粘度指数138、酸価1.3、カードナーカラー13、フラッシュ点580°F、燃焼点670°F及び流動点−33℃を有する最終生成物が得られた。
実施例13
ブレンドを、例8のエステル(80質量%)及び例5のエステル(20質量%)から製造した。最終生成物は、40℃で粘度349cSt、100℃で粘度34.5cSt、粘度指数142、酸価1.7、カードナーカラー13、フラッシュ点580°F、燃焼点675°F及び流動点−33℃を有した。
実施例14
エステル−ポリプロピレン相溶性
本発明のエステルブレンドのポリプロピレンとの相溶性を、この二つの物質を数週間接触状態に保った場合に、ポリプロピレン中へエステルが吸収された度合いを測定することによって測定した。更に詳細には、厚さ0.7mm及び幅20mmの寸法を有するポリプロピレン押出ストリップの試料を秤量した(各ストリップの重さは約3gである)。30gの範囲の既知量のエステルを63.5mm×17.5mmの大きさのアルミニウム皿に加えた。ポリプロピレンの個々のストリップをエステルの入ったアルミニウム皿中に置き、皿をアルミニウム箔で覆った。試料を測定前期間の間80℃に維持した。
Figure 0004250424
比較用に、同じ方法をエステルの代わりにポリ−アルファーオレフィンを使用して行った場合に、質量%増量値は4.59(1週間)、5.43(2週間)及び5.94(4週間)であった。
本明細書中に記載の全ての刊行物及び特許出願は、各個々の刊行物又は特許出願が参照までに特別及び個々に組み込まれていると同じように、参照までに本明細書に組み込む。
前述したところは本発明の詳細な態様は具体的説明のために本明細書に記載したものであるが、数多の変形をこの発明の精神及びその範囲から逸脱することなく行うことができると理解されたい。従って、本発明は、添付請求項は除いて、限定されるものではない。

Claims (19)

  1. 第1エステルが、三量体酸又はその反応性等価物、第1多価アルコール又はその反応性等価物及び第1一価アルコール及びその反応性等価物から成る第1反応成分の反応生成物から成り;この第1一価アルコールはC〜C18一価アルコール又はその反応性等価物の群から選択し;第2エステルが、三量体酸又はその反応性等価物、第2多価アルコール又はその反応性等価物及び第2一価アルコール及びその反応性等価物から成る第2反応成分の反応生成物であり;この第2一価アルコールはC〜C10一価アルコール又はその反応性等価物の群から選択し;第1及び第2一価アルコールは同じものではない、第1及び第2のエステルブレンドから成る配合物。
  2. 第1反応成分及び第2反応成分が各々更に二量体酸から成る、請求項1に記載の配合物。
  3. 第1及び第2反応成分が、各第1及び第2反応成分中で無関係に選択した質量比で、二量体酸:三量体酸質量比20:80〜80:20で二量体酸及び三量体酸から成る、請求項2に記載の配合物。
  4. 三量体酸が水素化三量体酸である、請求項1から3までのいずれか1項に記載の配合物。
  5. 第1一価アルコールをC10〜C14第1一価アルコールから選択する、請求項1から4までのいずれか1項に記載の配合物。
  6. 第1及び第2の多価アルコールを各々C〜C15多価アルコールから選択する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の配合物。
  7. 第1及び第2の多価アルコールを各々無関係に、ペンタエリスリトール、ジ−ペンタエリスリトール、トリ−ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、エチレングリコール及びネオペンチルグリコールから選択する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の配合物。
  8. 第1及び第2の多価アルコールが各々ネオペンチルグリコールである、請求項1から5までのいずれか1項に記載の配合物。
  9. 第2一価アルコールを、2−エチルヘキサノール、2−オクタノール及びシクロヘキシルアルコールから選択する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の配合物。
  10. 第1一価アルコールをC10〜C15第1一価アルコールの群から選択し;第2一価アルコールをC一価アルコールから成る群から選択し;第1及び第2の多価アルコールをC〜C15多価アルコールから選択しかつ配合物の粘度が100℃で粘度30〜50cStの範囲である、請求項1に記載の配合物。
  11. 請求項1記載のエステル配合物を製造するに当たり、
    a)第1エステルの製造(第1エステルは、三量体酸、第1多価アルコール及び第1一価アルコールから成る第1反応成分の反応生成物から成り;第1一価アルコールはC〜C18一価アルコールの群から選択);
    b)第2エステルの製造(第2エステルは、三量体酸、第2多価アルコール及び第2一価アルコールから成る第2反応成分の反応生成物から成り;第2一価アルコールはC〜C10一価アルコールの群から選択)及び
    c)第1及び第2のエステルを一緒に混合する工程から成る(その際、第1及び第2の一価アルコールは同じものでないという条件である)エステル配合物の製法。
  12. 第1及び第2反応成分が、各第1及び第2反応成分中で無関係に選択した質量比で、二量体酸:三量体酸質量比20:80〜80:20で二量体酸及び三量体酸から成る、請求項11に記載の方法。
  13. 三量体酸が水素化三量体酸である、請求項11または12に記載の方法。
  14. 第1一価アルコールをC10〜C14第1一価アルコールから選択する、請求項11から13までのいずれか1項に記載の方法。
  15. 第1及び第2の多価アルコールを各々C〜C15多価アルコールから選択する、請求項11から14までのいずれか1項に記載の方法。
  16. 第2一価アルコールを、2−エチルヘキサノール、2−オクタノール及びシクロヘキシルアルコールから選択する、請求項11から15までのいずれか1項に記載の方法。
  17. 第1エステルが第2エステルより大きい粘度を有する、請求項11から16までのいずれか1項に記載の方法
  18. 第1一価アルコールをC10〜C14第1一価アルコールの群から選択し;第2一価アルコールをC一価アルコールから成る群から選択し;第1及び第2の多価アルコールをC〜C15多価アルコールから選択しかつ第1エステルが第2エステルより大きい粘度を有する、請求項11に記載の方法。
  19. 請求項11から18までのいずれか1項に記載の方法により製造した配合物
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