JP4243564B2 - キャビンの扉開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、観覧車、索道等の懸垂搬送設備におけるキャビンの扉の開閉装置に関するものであり、詳しくは非常時に扉を開けやすくする技術に係るものである。
(ア)図9に示すように、索道におけるキャビン40は、懸垂機42及び握索機43によりロープ44から懸垂された状態に保持され、該ロープ44により搬送される。このキャビン40の扉41を開閉する扉開閉装置は、次のように構成されている(特許文献1)。懸垂機42の側面には扉開閉用レバー46が枢着されており、さらに該扉開閉用レバー46の先端部にはローラ46aが設けられている。そして、出発の際には、ローラ46aが索道設備の乗り口付近に設けられた閉扉用レール48にその一端から接触・進行し、レバー46が閉扉用レール48に沿って下方に押し下げられる。このレバー46の動きが介在部材47を介して扉41を閉める。また、到着の際には、ローラ46aが降り口付近に設けられた開扉用レール49にその一端から接触・進行し、レバー46が閉扉用レール49に沿って上方に押し上げられる。このレバー46の動きが介在部材47を介して扉41を開く。このように、索道のキャビンの扉開閉装置は、レバー46等による機械式の駆動部材を用いている。
(イ)一方、観覧車におけるキャビンも、吊軸により懸垂腕から懸垂された状態に保持され、環状に搬送される。しかし、このキャビンの扉開閉装置は、前記のような機械式ではなく、シリンダ等のアクチュエータによる駆動部材を用いて扉を開閉するように構成されている。
特公平6−24933号公報
観覧車、索道等の懸垂搬送設備においては、乗客の安全が守られることが必要である。従って、平常時には、閉まった扉が不意に開かないようにするため、扉開閉装置の駆動部材は扉が閉まった状態でロックするロック機構を有している。例えば、前記(ア)のような索道キャビンの機械式の駆動部材はリンクのデッドポイントによるロック機構を有しており、前記(イ)のとおり、観覧車キャビンの扉開閉装置はシリンダ等のアクチュエータがロック機構を有している。一方、非常時には、扉を人の力で開き、乗客が脱出できるものであることが好ましい。ところが、その場合には、前記駆動部材の有するロック機構が障害になり、手動で扉を開けることが困難になる。この問題を解決するには、ロック機構を制御することが考えられるが、構成が複雑になり、安全上の対策も必要になる。
そこで、本発明では、駆動部材のロック機構には手を加えず、簡単な構成を付加するだけで、非常時には扉を人の力で容易に開くことができるようにすることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、ロック機構を有する駆動部材により扉の開閉を行う懸垂搬送設備におけるキャビンの扉開閉装置において、前記駆動部材と前記扉との間に解除付き連結装置を介在させ、前記解除付き連結装置を、前記駆動部材側に結合された入力側連動部材と、前記扉側に結合された出力側連動部材と、平常時には前記入力側連動部材に対し前記出力側連動部材を連動可能かつ独立動不能に連結し、非常時には前記入力側連動部材に対し前記出力側連動部材が独立動可能となるように前記連結を解除する連結機構と、前記連結機構による連結の解除を操作する解除操作機構とから構成したことを特徴とする。
ここで、懸垂搬送設備としては、観覧車、索道等を例示できる。キャビンの扉の開閉の仕方としては、特に限定されず、ヒンジによる軸回りの開閉、スライド機構によるスライドの開閉、リンクによる略平行移動の開閉等を例示できる。
駆動部材としては、特に限定されないが、パワーシリンダ、油圧シリンダ、空圧シリンダ、電気モータ等のアクチュエータや、前述した機械式の駆動部材(図9)を例示できる。駆動部材の有するロック機構は、駆動部材自身の性質として有するものでも、駆動部材に内蔵されたものでも、外付けされたものでもよい。このロック機構は、前記のとおり閉まった扉が不意に開かないようにするものであり、完全に不動にロックするもののほか、大きな抵抗でブレーキをかけるものでもよい。
解除付き連結装置と駆動部材、また、解除付き連結装置と扉との間は、それぞれ直接結合してもよいし、リンク、ギア、チェーン、ワイヤ等の介在部材を介して結合してもよい。
解除付き連結装置の入力側連動部材及び出力側連動部材としては、特に限定されないが、以下の態様を例示できる。
a.同一軸線の回りに回転可能に支持され且つ互いに近接配置された回転部材どうしである態様。
b.直線的にスライド可能に支持され且つ互いに近接配置されたスライド部材どうしである態様。
連結機構としては、特に限定されないが、以下の態様を例示できる。
c.入力側連動部材及び出力側連動部材に相対的に設けられるとともに互いに係止又は脱離可能に設けられた係止部及び被係止部の組み合わせである態様。係止部及び被係止部の組合せとしては、嵌合ピン及び嵌合凹部の組み合わせ、フック及び被掛止部の組み合わせ等を例示できる。
d.入力側連動部材及び出力側連動部材の間に設けられた解除可能な電磁式連結機構。
解除操作機構としては、特に限定されないが、キャビンの外部から操作できるように設けられた操作部材と、該操作部材を前記連結機構に接続する接続部材とから構成されたものを例示できる。前記cの連結機構を用いる場合、この操作部材としては操作ハンドルや操作ダイヤルを例示でき、接続部材としてはワイヤ、ロッド等を例示できる。前記dの連結機構を用いる場合、この操作部材としては操作スイッチを例示でき、接続部材としては電気ケーブルを例示できる。
以上の駆動部材及び解除付き連結装置の設置場所は、特に限定されないが、床下空間又は天井空間に収まるように設置されることが好ましい。そして、手動操作部材は、キャビンの外板の下部から外部へ現れるように設けることが好ましい。さらに、平常時には閉じて手動操作部材を隠し、非常時には手動で開いて操作部材を現すことのできる蓋体を該外板に設けることが好ましい。
本発明に係る懸垂搬送設備におけるキャビンの扉開閉装置は、駆動部材のロック機構には手を加えず、駆動部材と扉との間に解除付き連結装置を介在させるだけで簡単に構築することができる。また、平常時には入力側連動部材に対し出力側連動部材を前記のとおり連結するので、扉を普段通りに開閉することができる。そして、非常時には解除操作機構の手動操作により入力側連動部材に対し出力側連動部材を連結解除すれば、入力側連動部材は駆動部材のロック機構により動かないままでも、出力側連動部材は入力側連動部材から切り離されて動くことができるので、この出力側連動部材に結合された扉は人の力で容易に開くことができ、脱出が可能となる。
ロック機構を有する駆動部材(12)により扉(2)の開閉を行う懸垂搬送設備におけるキャビン(1)の扉開閉装置(10)において、駆動部材(12)と扉(2)との間に解除付き連結装置(20)を介在させる。解除付き連結装置(20)を、駆動部材(12)側に結合された入力側連動部材(21)と、扉(2)側に結合された出力側連動部材(22)と、平常時には入力側連動部材(21)に対し出力側連動部材(22)を連動可能かつ独立動不能に連結し、非常時には入力側連動部材(21)に対し出力側連動部材(22)が独立動可能となるように連結を解除する連結機構(24)と、連結機構(24)による連結の解除を手動操作する解除操作機構(25)とから構成する。入力側連動部材(21)及び出力側連動部材(22)は、同一軸線の回りに回転可能に支持され且つ互いに近接配置された回転部材どうしである。連結機構(24)は、入力側連動部材(21)及び出力側連動部材(22)に相対的に設けられるとともに互いに係止又は脱離可能に設けられた嵌合ピン(24d)及び嵌合凹部(24e)の組み合わせである。解除操作機構(25)は、キャビン(1)の外部から操作できるように設けられた操作部材(25a)と、該操作部材(25a)を連結機構(24)に接続する接続部材(25b)とから構成されている。
本発明を観覧車におけるキャビンの扉開閉装置に具体化した実施例1について、図1〜図7に従って説明する。キャビン1は、上部に設けられた吊軸3により、観覧車のホイールの懸垂腕(いずれも図示略)から懸垂された状態に保持され、ホイールに沿って環状に搬送されるものである。キャビン1は、正面に左右2枚の扉2とその下のステップ7とを備え、ステップ7に続くキャビン1内の床板4と外板である底板5との間に形成された床下空間に扉開閉装置10を備えている。床板4の下方には堅牢な基枠11が設けられている。また、キャビン1の背面の下部には後述する蓋体6が設けられている。
本実施例の扉開閉装置10は、2枚の扉2をそれぞれ開閉可能に支持する左右2つの扉支持機構30と、扉2を開閉するための駆動部材としてのパワーシリンダ12と、パワーシリンダ12と左右の扉支持機構30との間に介在された解除付き連結装置20とから構成され、これら各部30,12,20はいずれも基枠11に取り付けられている。
扉支持機構30は、基本的には各扉2を略平行移動可能に支持する平行リンク機構の変形(ギア付き)であり、次の部材により構成されている。
・基枠11に回転可能に軸着された第1ギア33
・第1ギア33と一緒に回動するように基端において軸着された回転リンク32
・基枠11に回転可能に軸着されて第1ギア33と噛み合う第2ギア34
・一端が扉2の閉縁部付近に枢着され、他端が第1ギア33の円周付近に枢着された第1支持レバー35
・一端が扉2の幅途中部に枢着され、他端が第2ギア34と一緒に回転するよう第2ギア34の支軸に固定された第2支持レバー36
・一端が回転リンク32の先端に枢着され、他端が後述する出力側連動部材22に枢着された、バネ31aが縮むのに抗して伸びるダンパー31
パワーシリンダ12は、そのシリンダ本体の後部12bが基枠11に枢着され、そのロッド12aは前方へ延びて先端が後述する入力側連動部材21に枢着されている。パワーシリンダ12には、ロッド12aが退入し扉2が閉まった状態でロックするロック機構が内蔵されている。
解除付き連結装置20は、パワーシリンダ12側に結合された入力側連動部材21と、扉2側の前記扉開閉装置10に結合された出力側連動部材22と、平常時には入力側連動部材21に対し出力側連動部材22を連動可能かつ独立動不能に連結し、非常時には入力側連動部材21に対し出力側連動部材22が独立動可能となるように連結を解除する連結機構24と、連結機構24による連結の解除を手動操作する解除操作機構25とから構成されている。
入力側連動部材21と出力側連動部材22は、基枠11に回転可能に支持された回転軸23により同一軸線の回りに独立して回転可能に支持された略円板状の回転部材どうしであり、且つ、入力側連動部材21が下側、出力側連動部材22が上側に重なるように互いに近接配置されている。また、両連動部材21,22の間には低摩擦係数の滑り部材29が介装されている。
入力側連動部材21は、一側部に結合部21aを突出して備えており、該結合部21aに前記ロッド12aの先端が枢着されている。また、反対側部に後述する連結機構24のための支持部21cを突出して備えている。さらに、上面の2箇所には上方に突出した押えピン21bを備えている。
出力側連動部材22は、外周の2箇所に結合部22aを備えており、該結合部22aに前記ダンパー31の他端が枢着されている。また、前記押えピン21bの上方にあたる部分には、回転軸23を中心とした円弧状の長孔である案内孔22bが形成されており、該案内孔22bに押えピン21bが通され、該押えピン21bの頭部が出力側連動部材22の浮上がりを押さえている。長孔である案内孔22bは、後述する連結解除時に入力側連動部材21に対し出力側連動部材22が独立して回動することを許容するためのものである。また、外周縁には後述する連結機構24の一部としての嵌合凹部24eを備えている。
連結機構24は、入力側連動部材21及び出力側連動部材22に相対的に設けられるとともに互いに係止又は脱離可能に設けられた嵌合ピン24d及び嵌合凹部24eの組み合わせである。詳しくは、入力側連動部材21の支持部21cにブラケット24aが支持され、該ブラケット24aにピン保持枠24cが軸24bにより回動可能に軸着され、該ピン保持枠24cに嵌合ピン24dが取り付けられている。出力側連動部材22の外周縁には前記のとおり嵌合凹部24eが形成されている。そして、軸24bに装着されたねじりコイルバネ24fの弾発力により、常には嵌合ピン24dが嵌合凹部24eが嵌合する方向にピン保持枠24cが付勢されている。
解除操作機構25は、キャビン1の外部から手動で操作できるように設けられた操作部材としての操作ハンドル25aと、該操作ハンドル25aを連結機構24に接続する接続部材としての接続ワイヤ25bとから構成されている。詳しくは、前記のとおりキャビン1の背面の下部には、非常時に手動で開くことのできる蓋体6が設けられ、該蓋体6の奥に操作ハンドル25aが設けられている。この操作ハンドル25aと連結機構24のピン保持枠24cとが接続ワイヤ25bにより接続され、該ワイヤの保護スリーブはブラケット24aに取り付けられている。
なお、本実施例では、後述する扉挟まれ時に対応できるように、扉支持機構30にダンパー31が設けられている。そのため、パワーシリンダ12がロック機構を有するにも拘わらず、閉まった扉2をダンパー31が縮む分だけ手動操作で開けることが可能であり、平常時にはこの手動操作を不能にする必要がある。そこで、扉2が閉まったときに下方から第2支持レバー36の直ぐ脇に突出するロックピン14aとその昇降機構(図示略)とを備えた予備ロック機構14が、基枠11に設けられている。また、キャビン1の外部から手動で操作できるように設けられた操作ハンドル15aと、該操作ハンドル15aをロックピン14aの昇降機構に接続する接続ワイヤ15bとからなる予備解除操作機構15が、前記解除操作機構25と並んで設けられている。
以上のとおり、本実施例の扉開閉装置10によれば、パワーシリンダ12のロック機構には手を加えず、パワーシリンダ12と扉2(扉支持機構30)との間に解除付き連結装置20を介在させるだけで簡単に構築することができる。
次に、以上のように構成された実施例の扉開閉装置10による扉2の開閉動作について説明する。
[平常時]
図2(a)(b)の変化で示すように扉2が略平行移動して開閉し、図3と図4にこのときの扉開閉装置10の詳細が示される。このとき、連結機構24は、嵌合ピン24dと嵌合凹部24eとの嵌合により、入力側連動部材21及び出力側連動部材22を連結している。扉2を開く際には、予備ロック機構14のロックピン14aが昇降機構により自動的に下降して第2支持レバー36の動きを許容し、続いてパワーシリンダ12のロッド12aが繰り出し、入力側連動部材21及び出力側連動部材22を同図において左回りに回動させる。すると、ダンパー31が、回転リンク32及び第1ギア33を回動させ、第1ギア33に噛合した第2ギア34も回動させるので、第1支持レバー35と第2支持レバー36のリンク作用により扉2が略平行移動して開く。但し、支持レバー35,36の長さの差や第1ギア33の作用により、各扉2は閉じ縁が若干前方へ傾動する。扉2を閉じる際には、パワーシリンダ12のロッド12aが退入し、各部が逆の動きをして扉2が閉まる。そして、ロックピン14aが上昇して第2支持レバー36の動きを止め、扉2をロックする。
[非常時]
パワーシリンダ12が正常に作動せず、そのロック機構だけが効く場合には、キャビン1に乗客が閉じ込められる。このような非常時には、観覧車設備の係員が蓋体6を開けて、操作ハンドル15aを操作して接続ワイヤ15bを引き、予備ロック機構14のロックピン14aを下降させて第2支持レバー36の動きを許容する。続いて、操作ハンドル25aを操作して接続ワイヤ25bを引く。すると、図5に示すように、連結機構24のピン保持枠24cが回動して、嵌合ピン24dと嵌合凹部24eとの嵌合が脱離し、入力側連動部材21及び出力側連動部材22の連結が解除され、入力側連動部材21に対し出力側連動部材22が独立回動可能となる。すなわち、入力側連動部材21はパワーシリンダ12のロック機構により回動しないが、出力側連動部材22は回動可能となる。このため、係員又は乗客が扉2を手動で引けば、図2(a)(c)の変化で示すように扉2が略平行移動して開き、乗客の脱出が可能となる。
[扉挟まれ時]
扉2を閉じるときに、乗客8や手荷物が両扉2の間に挟まれることがある。このときには、図6に示すように、扉2が閉まる途中で、入力側連動部材21及び出力側連動部材22は平常通りに回動しても、乗客8や手荷物が挟まれたときの応力によりダンパー31がバネ31aの縮みに抗して伸びるため、支持レバー35,36は平常時の動きに至らず、図2(a)(d)の変化で示すように扉2は閉まりきらない。これにより、乗客の安全性を確保できる。
図8に要部を示す実施例2の扉開閉装置は、駆動部材として前記パワーシリンダ12に代えて機械式の駆動部材を用いたこと、また、これに伴い扉開閉装置をキャビンの天井部位に設けたことにおいてのみ、実施例1と相違するものである。この駆動部材は、前出の図9に示した背景技術(ア)と同様の扉開閉用レバー46、ローラ46a及び介在部材47を有するとともに、キャビンの天板と外板との間に図8に示すような機構を備えている。軸51にはその回りに一緒に回動する入力レバー52と出力レバー53とが枢着されている。入力レバー52は図8の前記介在部材47に接続されて、前記扉開閉用レバー46の動きにより回動するようになっている。出力レバー53には伸縮リンク54の基端が枢着され、伸縮リンク54の先端は反転レバー55の一端に枢着され、反転レバー55の他端は入力側連動部材21の結合部21aに枢着されている。伸縮リンク54は伸縮可能な同心二重構造になっており、先端部に外挿されたバネ57により常には伸長方向に付勢されている。58は伸縮リンク54のストッパである。入力側連動部材21以降の構成は、実施例1と基本的に同様である。
図8(a)は扉が閉まったときの扉開閉装置を示し、(b)は扉が開いたときの扉開閉装置を示す。この(a)(b)の変化で示すように、入力レバー52及び出力レバー53が回動して、伸縮リンク54が後退し、反転レバー55を介して、入力側連動部材21及び出力側連動部材22が同図において左回りに回動するので、実施例1と同様にして扉が開く。また、逆の動きで扉が閉じる。そして、出力レバー53の基端の枢着点と、伸縮リンク54の先端と反転レバー55との枢着点とを結ぶデッドライン56に対し、出力レバー53と伸縮リンク54の基端との枢着点は、(b)では右側にあるが、(a)では左側に越える。よって、(a)から扉を開けようとしても、伸縮リンク54は後方へ押されてデッドライン56からさらに左へ離れようとするだけで、そのままでは(b)に至らない。すなわち、このリンク機構が駆動部材のロック機構となっている。
本実施例によっても、非常時には、実施例1と同じく入力側連動部材21及び出力側連動部材22の連結を解除することにより、扉を手動で開くことができ、実施例1と同様の作用効果を奏する。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、例えば次のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)入力側連動部材21及び出力側連動部材22は回転部材であれば、その形状は円板状に限定されず、例えばレバー状でもよい。
(2)連結機構を複数箇所に設けてもよい。
(3)嵌合ピン24dを上下移動可能に設け、嵌合凹部24eを嵌合ピン24dの嵌入する嵌合孔に代えてもよい。
本発明の実施例1の扉開閉装置を組み込むキャビンを示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。 扉開閉装置による扉の開閉の様子を示し、(a)は閉まったときの平面図、(b)平常時に開いたときの平面図、(c)は非常時に開いた平面図、(d)は扉挟まれ時の平面図である。 図2(a)のときの扉開閉装置を図1のIII−III線から見た平面図である。 図2(b)のときの扉開閉装置の平面図である。 図2(c)のときの扉開閉装置の平面図である。 図2(d)のときの扉開閉装置の平面図である。 扉開閉装置の解除付き連結装置を示し、(a)は図3のVIIa−VIIa線断面図、(b)は図3のVIIb−VIIb線断面図である。 実施例2の扉開閉装置を要部を示す平面図である。 従来の索道におけるキャビンの扉開閉装置を示す概略図である。
符号の説明
1 キャビン
2 扉
4 床板
5 底板
6 蓋体
10 扉開閉装置
12 駆動部材としてのパワーシリンダ
20 解除付き連結装置
21 入力側連動部材
22 出力側連動部材
24 連結機構
24d 嵌合ピン
24e 嵌合凹部
25 解除操作機構
25a 操作部材としての操作ハンドル
25b 接続部材としての接続ワイヤ
30 扉支持機構

Claims (4)

  1. ロック機構を有する駆動部材(12)により扉(2)の開閉を行う懸垂搬送設備におけるキャビン(1)の扉開閉装置(10)において、
    前記駆動部材(12)と前記扉(2)との間に解除付き連結装置(20)を介在させ、
    前記解除付き連結装置(20)を、前記駆動部材(12)側に結合された入力側連動部材(21)と、前記扉(2)側に結合された出力側連動部材(22)と、平常時には前記入力側連動部材(21)に対し前記出力側連動部材(22)を連動可能かつ独立動不能に連結し、非常時には前記入力側連動部材(21)に対し前記出力側連動部材(22)が独立動可能となるように前記連結を解除する連結機構(24)と、前記連結機構(24)による連結の解除を操作する解除操作機構(25)とから構成したことを特徴とする懸垂搬送設備におけるキャビンの扉開閉装置。
  2. 前記入力側連動部材(21)及び前記出力側連動部材(22)は、同一軸線の回りに回転可能に支持され且つ互いに近接配置された回転部材である請求項1記載の懸垂搬送設備におけるキャビンの扉開閉装置。
  3. 前記連結機構(24)は、前記入力側連動部材(21)及び前記出力側連動部材(22)に相対的に設けられるとともに互いに係止又は脱離可能に設けられた係止部(24d)及び被係止部(24e)である請求項1又は2記載の懸垂搬送設備におけるキャビンの扉開閉装置。
  4. 前記解除操作機構(25)は、キャビン(1)の外部から操作できるように設けられた操作部材(25a)と、該操作部材(25a)を前記連結機構(24)に接続する接続部材(25b)とから構成される請求項1、2又は3記載の懸垂搬送設備におけるキャビンの扉開閉装置。
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