JP4241699B2 - 空気冷媒冷凍システム、空気冷媒冷凍システムによるバックアップ方法 - Google Patents

空気冷媒冷凍システム、空気冷媒冷凍システムによるバックアップ方法 Download PDF

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Description

本発明は、空気冷媒冷凍システムに関し、特にバックアップ機能を備えた空気冷媒冷凍システム、および空気冷媒冷凍システムによるバックアップ方法に関する。
従来の冷凍システム(例えばHFC冷凍機により構成される冷凍システム)では、図1Aに示されるように、重要な冷凍設備(例えば医薬試料や生体の保管用冷凍庫)に対して、−30℃と−60℃といった冷却温度毎に、主冷凍機1A、4Aとバックアップ用冷凍機2A、5Aの2台をそれぞれ並列に接続して設置する必要があった。また、バックアップ用冷凍機2A、5Aは、主冷凍機1A、4Aと同等の冷凍能力を持つ必要があった。このため、従来の冷凍システムとしては、実際に必要とする2倍の冷凍能力を備えている必要があった。
また、図1Bに示される従来の冷凍システムの他の実施の形態では、重要な冷凍設備に対して、冷却温度毎に、それぞれ図1Aの主冷凍機の50%の冷凍負荷能力を有する2台の主冷凍機1B、2B、および4B、5Bがそれぞれ並列に設置されていた。このシステムの場合、どちらか一方の主冷凍機が故障した場合においても、それぞれの冷却温度の冷凍倉庫における冷却は可能であったが、故障の場合の熱負荷は、通常の最大熱負荷時の50%に制限された。
特に、従来のHFC冷凍機により構成される冷凍システムのバックアップ用に、上記した主冷凍機と同等レベルの冷凍能力を有する冷凍機が、主冷凍機に対してそれぞれ並列に配置されていたのには、HFC冷凍機により冷却される温度帯域にも関連がある。図2に示すように、従来のHFC冷凍機の冷却においては、その冷却する温度帯域により使用する冷媒が使い別けられる。特に、−50℃と−55℃とを跨ぐ温度帯域においては、同一冷媒を使用する冷凍機による冷却が不可能であり、このため、当該2つの温度を渡った温度帯域に冷却温度を持つ冷凍庫を冷却するには、それぞれ2つの温度に対応した冷媒を使用した主冷凍機を備えた冷却システムが構築されてきた。このため、当該システムのバックアップ用冷凍機も、それぞれの温度に対応する冷媒を使用した少なくとも1つのバックアップ用冷凍機が備えられた。
このように、従来のHFC冷凍機により構成される冷凍システムでは、故障時のバックアップを実現するのに、本来必要とされている冷凍能力の少なくとも2倍の能力に相当する冷凍機を配置しており、それ故システムの建設費や保守費の低減が強く求められていた。
上記技術に関連して、以下に示すような提案がなされている。
特開2000−292024号公報に開示されている「冷凍機用圧縮機のスタンバイ装置」では、冷凍機ユニット(2)に冷媒ガスを供給する稼動圧縮機ユニット(1)と、稼動圧縮機ユニット(1)が停止すると動作して、冷凍機ユニット(2)に冷媒ガスを供給するスタンバイ圧縮機ユニット(5)を備えた冷凍機用圧縮機のスタンバイ装置が提案されている。
特開2000−292024号公報
本発明の目的は、バックアップ機能を備えた空気冷媒冷凍システムを提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用する括弧付き符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の空気冷媒冷凍システムは、冷却対象を保冷するための、それぞれ異なった冷却温度に設定される複数の冷凍庫(53,54)の各々に1つずつ設けられ主空気冷媒冷凍装置(50,52、80、81、83)と、複数の冷凍庫の各々と複数の冷凍庫各々に対応する主空気冷媒冷凍装置との間に設けられ共通配管と、共通配管は、複数の冷凍庫各々と複数の冷凍庫各々に対応する主空気冷媒冷凍装置とを接続および遮断することのできる遮断弁(55a、55d、80g、80i、81g、81i、83g、83i)を有し、複数の冷凍庫全体に対して、少なくとも1つ以上設けられるバックアップ用空気冷媒冷凍装置(51、82)と、バックアップ用空気冷媒冷凍装置の接続先を複数の冷凍庫のいずれか1つに設定することのできる切替えバルブ(55b、55c、82h、82j)を有し、複数の冷凍庫各々とバックアップ用空気冷媒冷凍装置とを接続するバックアップ空気冷媒冷凍装置用配管とを備える。
また、本発明の空気冷媒冷凍システムは、冷却対象を保冷するための、それぞれ異なった冷却温度に設定される複数の冷凍庫(53、54)の各々に少なくとも1つ以上設けられる主空気冷媒冷凍装置(50〜52)と、主空気冷媒冷凍装置各々の接続先を複数の冷凍庫のいずれか1つに設定することのできる切替えバルブ(55a〜55d)を有し、主空気冷媒冷凍装置各々と複数の冷凍庫それぞれとを接続する共通配管とを備える。
また、本発明の空気冷媒冷凍システムにおいて、複数の冷凍庫(53、54)の温度は、少なくとも−20℃から−100℃までの温度を包括した範囲に渡って設定される。
また、本発明の空気冷媒冷凍システムにおいて、主空気冷媒冷凍装置(80、81、83)およびバックアップ用空気冷媒冷凍装置(82)は、それぞれ共通ブラインとの間で熱交換を行うための共通ブライン熱交換器(80f)を有し、複数の冷凍庫(53、54)それぞれは、バックアップ空気冷媒冷凍装置用配管、あるいは共通配管により運ばれる複数の冷凍庫それぞれに設定されている冷却温度に対応する共通ブラインにより冷却される。
また、本発明の空気冷媒冷凍システムにおける主空気冷媒冷凍装置(80、81、83)およびバックアップ用空気冷媒冷凍装置(82)は、それぞれ所定の温度帯毎に区分された各々の異種ブラインとの間で熱交換を行うための、区分の数だけの異種ブライン熱交換器(80m、80n、81m、81n、82m、82n、83m、83n)を有し、複数の冷凍庫(53、54)それぞれは、バックアップ空気冷媒冷凍装置用配管、あるいは共通配管により運ばれる複数の冷凍庫それぞれに設定されている冷却温度に対応する異種ブラインにより冷却される。
また、本発明の空気冷媒冷凍システムにおける複数の冷凍庫(53、54)それぞれは、バックアップ空気冷媒冷凍装置用配管、あるいは共通配管により運ばれる複数の冷凍庫それぞれに設定されている冷却温度に対応する、主空気冷媒冷凍装置(80、81、83)、あるいはバックアップ用空気冷媒冷凍装置(82)により冷却される空気冷媒により冷却される。
また、本発明の空気冷媒冷凍システムのバックアップ方法は、異なった複数の冷却温度に設定される冷凍庫(53、54)各々に1つずつ設けられ主空気冷媒冷凍装置(50,52、80、81、83)のうち、任意の主空気冷媒冷凍装置が故障したときに、故障した主空気冷媒冷凍装置の稼働を停止する故障冷凍装置停止ステップと、故障した主空気冷媒冷凍装置と主空気冷媒冷凍装置により冷却された冷凍庫とを接続する主空気冷媒冷凍装置用配管を遮断する遮断ステップと、前記複数の冷凍庫全体に対して、少なくとも1つ以上と接続可能なバックアップ用空気冷媒冷凍装置を起動するバックアップ起動ステップと、複数の冷凍庫全体に対して、少なくとも1つ以上と接続可能なバックアップ用空気冷媒冷凍装置(51、82)の接続先を故障した主空気冷媒冷凍装置の接続されていた冷凍庫に切替えるバックアップ用空気冷媒冷凍装置流路変更ステップと、バックアップ用空気冷媒冷凍装置流路変更ステップにより切替えられたバックアップ用空気冷媒冷凍装置と故障した主空気冷媒冷凍装置の接続されていた冷凍庫との流路を開放する流路開放ステップとを備える。
また、本発明の空気冷媒冷凍システムのバックアップ方法は、異なった複数の冷却温度に設定される冷凍庫(53、54)の各々に少なくとも1つ以上設けられ主空気冷媒冷凍装置(50〜52)のうち、任意の主空気冷媒冷凍装置が故障したときに、故障した前記主空気冷媒冷凍装置の稼働を停止する故障冷凍装置停止ステップと、故障した主空気冷媒冷凍装置と主空気冷媒冷凍装置により冷却されていた冷凍庫とを接続する共通配管を遮断する共通配管遮断ステップと、1つの冷凍庫に接続されている複数の故障していない主空気冷媒冷凍装置のうちの任意の主空気冷媒冷凍装置をバックアップ装置として選択し、バックアップ装置とバックアップ装置が現在接続されている冷凍庫とを接続する共通配管を遮断する一時遮断ステップと、バックアップ装置の接続先を、故障した主空気冷媒冷凍装置の接続されていた冷凍庫に切替える共通配管流路変更ステップと、バックアップ装置と故障した主空気冷媒冷凍装置の接続されていた冷凍庫とを接続する共通配管の流路を開放する共通配管開放ステップとを備える。
また、本発明の空気冷媒冷凍システムのバックアップ方法は、バックアップ用空気冷媒冷凍装置(82)、あるいはバックアップ装置(80、81、83)が、それぞれ所定の温度帯毎に区分された各々の異種ブラインとの間で熱交換を行うための、区分の数だけの異種ブライン熱交換器(80m、80n、81m、81n、82m、82n、83m、83n)を有している場合、さらに、バックアップ用空気冷媒冷凍装置流路変更ステップ、および共通配管流路変更ステップは、空気冷媒の通路を、バックアップ用空気冷媒冷凍装置と故障した主空気冷媒冷凍装置の接続されていた冷凍庫(53、54)との流路、あるいはバックアップ装置と故障した主空気冷媒冷凍装置の接続されていた冷凍庫とを接続する共通配管に対応する異種ブラインを通す異種ブライン熱交換器に切替える異種ブライン選択ステップを有する。
本発明により、バックアップ機能を備えた空気冷媒冷凍システムを提供することができる。
特に、本発明の空気冷媒システムにより、極めて広い温度帯域に渡り、必要最小限度の台数の冷凍機により、バックアップ機能を備えた空気冷媒冷凍システムを実現することができる。これにより、冷凍システムの製造コストの削減、およびシステム構成要素の削減による保全費用の削減が可能となる。
添付図面を参照して、本発明による空気冷媒冷凍システム、空気冷媒冷凍システムによるバックアップ方法を実施するための最良の形態を以下に説明する。
本発明の空気冷媒冷凍システムは、それぞれ異なった複数の冷却温度に冷却するための、当該複数の温度の数だけの冷凍庫を備えている。そして、冷凍庫の各々には当該冷凍庫を冷却するための主冷却空気冷媒冷凍機が備えられている。また、冷凍庫全体に対して、少なくとも1つのバックアップ用の空気冷媒冷凍機が備えられている。
ここで、図3を用いて空気冷媒冷凍システムの概略構成、およびその動作原理について説明する。空気冷媒冷凍システム30は、モータ31と、コンプレッサ38と、膨張タービン32とを有するタービンユニット40と、第1熱交換器34と、第2熱交換器35と、除霜器36とを備えた空気冷媒冷凍装置60および冷凍倉庫37を備えている。空気冷媒冷熱システム30においては、大気中から取り込まれて、空気冷媒式冷却装置のコンプレッサ38で圧縮された空気が、第1熱交換器34で冷却される。この冷却された空気は、さらに冷凍倉庫37から運ばれてくる冷却空気と第2熱交換器35において熱交換され、膨張タービン32にて断熱膨張されて低温(おおよそ−80℃にまで)に降温される。そして、この冷却空気により、冷凍倉庫37内に保存される製品が低温に維持されるものである。図3に示される空気冷媒冷凍システム30においては、膨張タービン32にて断熱膨張されて低温に降温される空気冷媒中に結露して生じる霜を除去するために、膨張タービン32と冷凍倉庫37とを接続する配管に除霜器36が接続される。
なお、図3の第1熱交換器34は、空冷式熱交換器として説明しているが、水冷式熱交換器としても良い。
空気冷媒冷凍システム30では、図4に示されるように、1台の空気冷媒冷凍機において、倉庫外部からの熱負荷に対応する冷凍能力(kW)を変化させることにより、冷凍倉庫37内に保存される製品を、おおよそ−20℃から−100℃の冷却温度範囲に設定することが出来る。
本発明の空気冷媒冷凍システムにおいては、このような空気冷媒冷凍装置の原理から、それぞれ異なった複数の冷却温度に冷却するための、当該複数の温度の数だけの主冷却空気冷媒冷凍機に対して、少なくとも1つのバックアップ用空気冷媒冷凍機を備えるのみで、バックアップ用空気冷媒冷凍機がおおよそ−20℃から−100℃の範囲で任意に設定される主冷凍機それぞれのバックアップをすることができる。そして、バックアップ用の冷凍機を最低限の台数に制限することにより、システムの製造コストの低減、および保守費用の低減を実現できる。
(実施の形態1)
図5Aに、本発明の実施の形態1に係わる空気冷媒冷凍システムの概略構成を示す。本実施の形態に係わるの空気冷媒冷凍システムは、製品をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53と、−60℃に冷却するための冷却倉庫54とを備えている。ー30℃に冷却するための冷凍倉庫53には、ー30℃対応の空気冷媒冷凍機50が切替えバルブ55aを介した配管により接続されている。また、ー60℃に冷却するための冷凍倉庫54には、ー60℃対応の空気冷媒冷凍機52が切替えバルブ55dを介した配管により接続されている。さらに、本実施の形態においては、バックアップ用の空気冷媒冷凍装置51が、切替えバルブ55b、55cを介してー30℃に冷却するための冷凍倉庫53および−60℃に冷却するための冷却倉庫54に接続されている。
(実施の形態1の動作原理)
実施の形態1の空気冷媒冷却システムの通常運転時には、図5Aに示されるように、切替えバルブ55bおよび55cが閉じられ、ー30℃対応の空気冷媒冷凍機50と冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53とを接続する配管に直列に接続される切替えバルブ55aが開かれる。また、ー60℃対応の空気冷媒冷凍機52と冷却対象をー60℃に冷却するための冷凍倉庫54とを接続する配管に直列に接続される切替えバルブ55dが開かれる。
そして、本実施の形態の空気冷媒冷却システムの起動後に、−60℃に対応する主冷凍機52に故障の生じた場合、直ちに主冷凍機52が稼働停止される。そして、図5Bに示されるように切替えバルブ55dが閉じられ、バックアップ用の空気冷媒冷凍機51が起動される。次に、切替えバルブ55cが開かれる。これにより、故障した−60℃対応の主冷凍機52に換わって、バックアップ用の冷凍機51が−60℃対応の冷凍機として駆動し、冷却対象をー60℃に冷却するための冷凍倉庫54における冷却機能が維持される。一方、本実施の形態の空気冷媒冷却システムの起動後に、−30℃に対応する主冷凍機50に故障の生じた場合、直ちに主冷凍機50が稼働停止される。そして、図5Cに示されるように切替えバルブ55aが閉じられ、バックアップ用の空気冷媒冷凍機51が起動される。次に、切替えバルブ55bが開かれる。これにより、故障した−30℃対応の主冷凍機50に換わって、バックアップ用の冷凍機51が−30℃対応の冷凍機として駆動し、冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53における冷却機能が維持される。
本実施の形態においては、−30℃および―60℃の2つの冷却温度に冷却するための主冷却空気冷媒冷凍機50、52を備えている。また、−30℃および―60℃に対応する主冷却冷凍装置50、52のそれぞれに対して並列に、バックアップ用の空気冷媒冷凍機51が配置される。バックアップ用の空気冷媒冷凍機51は、−30℃に対応する主冷却冷凍機50、あるいはー60℃に対応する主冷却冷凍機52の何れに対しても対応可能である。このため、本実施の形態においては、2つの温度に冷却するための冷凍庫53,54を有するにも係わらず、バックアップ用の冷凍機を1つ備えることにより、2つの温度の冷凍倉庫を冷却するための冷凍機の何れか一方が故障した際においても、常に一定の冷凍能力を維持したまま、それぞれの冷凍倉庫内に保管されている冷却対象を所定の温度に保冷することができる。このため、当該倉庫を、医薬試料や生体の保管用倉庫、あるいは貴重な冷凍標本等を保管するなど継続的な冷凍が必要不可欠な希少品に対して適用することが出来る。また、本実施の形態により、バックアップ機能を有した冷凍システムの製造コストの低減、および保全費用の削減を実現することができる。
(実施の形態2)
図6Aに、本発明の実施の形態2に係わる空気冷媒冷凍システムの概略構成を示す。本実施の形態に係わるの空気冷媒冷凍システムは、冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53と、−60℃に冷却するための冷却倉庫54とを備えている。ー30℃に冷却するための冷凍倉庫53には、ー30℃対応の空気冷媒冷凍機50と51とが、それぞれ切替えバルブ55aおよび55bを介した配管により接続されている。また、ー60℃に冷却するための冷凍倉庫54には、ー60℃対応の空気冷媒冷凍機52が切替えバルブ55dを介した配管により接続されている。さらに、本実施の形態においては、ー60℃対応の空気冷媒冷凍機52とー30℃対応の空気冷媒冷凍機51とが、切替えバルブ55cを介した配管により接続されている。
(実施の形態2の動作原理)
実施の形態2の空気冷媒冷却システムの通常運転時には、図6Aに示されるように、切替えバルブ55cが閉じられ、ー30℃対応の空気冷媒冷凍機50、および51と冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53とを接続する配管に直列に接続される切替えバルブ55aおよび55bが開かれる。また、ー60℃対応の空気冷媒冷凍機52と冷却対象をー60℃に冷却するための冷凍倉庫54とを接続する配管に直列に接続される切替えバルブ55dが開かれる。本実施の形態においては、通常動作時において、冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53には、ー30℃対応の空気冷媒冷凍機50および51の2台が接続されることにより、1台が接続されている時の2倍の熱負荷に対応することができる。
本実施の形態の空気冷媒冷却システムの起動後に、−60℃に対応する主冷凍機52に故障の生じた場合、直ちに主冷凍機52が稼働停止される。そして、図6Bに示されるように切替えバルブ55dが閉じられる。次に切替えバルブ55bが閉じられ、さらに切替えバルブ55cが開かれる。これにより、故障した−60℃対応の主冷凍機52に換わって、ー30℃対応の空気冷媒冷凍機51が、−60℃対応の冷凍機として機能し、冷却対象をー60℃に冷却するための冷凍倉庫54における冷却機能が維持される。一方、本実施の形態の空気冷媒冷却システムの起動後に、−30℃に対応する主冷凍機51に故障の生じた場合、直ちに主冷凍機51が稼働停止される。そして、図6Cに示されるように切替えバルブ55bが閉じられる。これにより、故障した−30℃対応の主冷凍機51は、製品をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53から実質的に切り離される。これにより、本実施の形態においては、冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53における冷却機能が半分に低減することにより、−30℃冷凍倉庫53の熱負荷は、故障した−30℃対応の主冷凍機51が故障する前の半分に下げられるが、特にバックアップ用の冷凍機を備えなくとも、製品をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53における冷却機能が維持される。
本実施の形態においては、熱負荷の異なる−30℃および―60℃の2つの冷却温度に冷却するための主空気冷媒冷凍機50、51、および52が備えられている。そして、それぞれの主空気冷媒冷凍機50、51、および52は、切替えバルブを介した配管により並列に接続され、当該配管は、−30℃および―60℃の冷凍倉庫に接続されている。本実施の形態の空気冷媒冷凍システムにおいては、どれか1つの主空気冷媒冷凍機が故障した場合においても、適宜切替えバルブの開閉状態を変更することにより、故障していない主空気冷媒冷凍機を2つの温度の倉庫それぞれに接続する。これにより、それそれの温度の倉庫に保管されている冷却対象の冷却温度を維持することができる。
本実施の形態においては、異なる温度の冷凍倉庫の数以上の空気冷媒冷凍装置が備えられている場合、特別にバックアップ用の空気冷媒冷凍装置を備えなくとも、配管に設置されている切替えバルブを適宜切替えることによって、当該温度の冷凍倉庫全てに関してその温度を維持することができる。このため、当該冷凍倉庫を、実施の形態1と同様に、医薬試料や生体、あるいは継続的な冷凍が必要不可欠な貴重な冷凍標本等を保管するための冷凍用倉庫に適用することが出来る。また、本実施の形態においては、バックアップ用の空気冷媒冷凍装置を備える必要が無いために、システムの製造コストが削減できるほか、保全費用の削減を実現することができる。
(実施の形態3)
図7Aに、本発明の実施の形態3に係わる空気冷媒冷凍システムの概略構成を示す。本実施の形態に係わるの空気冷媒冷凍システムの実質的な構成は、実施の形態2のそれと同じである。但し、本実施の形態においては、実施の形態2とは異なり、冷却対象をー60℃に冷却するための冷凍倉庫54に対する熱負荷がー30℃の倉庫の2倍になるような設定になっている。
本実施の形態においては、冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53と、−60℃に冷却するための冷却倉庫54とを備えている。ー60℃に冷却するための冷凍倉庫54には、ー60℃対応の空気冷媒冷凍機51と52とが、それぞれ切替えバルブ55cおよび55dを介した配管により接続されている。また、ー30℃に冷却するための冷凍倉庫53には、ー30℃対応の空気冷媒冷凍機50が切替えバルブ55aを介した配管により接続されている。さらに、本実施の形態においては、ー30℃対応の空気冷媒冷凍機50とー60℃対応の空気冷媒冷凍機51とが、切替えバルブ55bを介した配管により接続されている。
本実施の形態の動作原理は、実施の形態2で説明したものと同様であり(図7B、図7Cの対応図参照)、ここではその説明を省略する。
本実施の形態においては、実施の形態2と同様、異なる温度の冷凍倉庫の数以上の空気冷媒冷凍装置が備えられている場合、特別にバックアップ用の空気冷媒冷凍装置を備えなくとも、配管に設置されている切替えバルブを適宜切替えることによって、当該温度の倉庫全てに関してその温度を維持することができる。このため、当該倉庫を、医薬試料、生体、あるいは継続的な冷凍が必要不可欠な貴重な冷凍標本等を保管するための保管用倉庫に適用することが出来る。また、本実施の形態においては、バックアップ用の空気冷媒冷凍装置を備える必要が無いために、システムの製造コストが削減できるほか、保全費用の削減を実現することができる。
(実施の形態4)
図8に、本発明の実施の形態4に係わる空気冷媒冷凍システムの概略構成を示す。本実施の形態の基本的な構成は、実施の形態2のそれと同様であるが、本実施の形態においては、さらに、バックアップ用の空気冷媒冷凍機82を備えるとともに、特に、−30℃の冷凍倉庫53の冷却および−60℃の冷却倉庫54の冷却に、共通のブライン(冷熱流体)を用いた冷却を行っている。
本実施の形態に係わる空気冷媒冷凍システムは、冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53と、−60℃に冷却するための冷却倉庫54とを備えている。ー30℃に冷却するための冷凍倉庫53には、ー30℃対応の空気冷媒冷凍機80(80a〜80eにより構成)と空気冷媒冷凍機81(81a〜81eにより構成)とが、それぞれ切替えバルブ80g〜80j、および81g〜81jを介した配管により接続されている。また、ー60℃に冷却するための冷凍倉庫54には、ー60℃対応の空気冷媒冷凍機83(83a〜83eにより構成)が、切替えバルブ83g〜83jを介した配管により接続されている。さらに、本実施の形態においては、バックアップ用の空気冷凍冷凍機82(82a〜82eにより構成)が、切替えバルブ82g〜82jを介して配管により、冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53および−60℃に冷却するための冷却倉庫54それぞれに接続されている。ここで、空気冷媒冷凍機80(80a〜80eにより構成)、空気冷媒冷凍機81(81a〜81eにより構成)、空気冷媒冷凍機82(82a〜82eにより構成)、および空気冷媒冷凍機83(83a〜83eにより構成)各々の構成については、図3を用いて既にその概略を説明しているので、ここではその説明を省略する。
本実施の形態においては、空気冷媒冷凍機80〜83で冷却されが空気冷媒が、それぞれ空気冷媒冷凍機80〜83に備わるブライン冷却器80f〜83fにおいて、それぞれの温度のブラインとの間で熱交換される。そして、各々の温度帯の空気冷媒冷凍機の空気冷媒により冷却された共通ブラインは、−30℃系統の場合、ポンプ84aにより−30℃用のブラインタンク84に充填される。そして、−30℃用のブラインタンク84に充填されたブラインは、ポンプ84bにより、−30℃の冷凍倉庫53内を循環して倉庫内部を保冷する。一方、−60℃系統向けに冷却された共通ブラインは、ポンプ85aにより−60℃用のブラインタンク85に充填される。そして、−60℃用のブラインタンク85に充填されたブラインは、ポンプ85bにより、−60℃の冷凍倉庫内を循環して倉庫内部を保冷する。
(実施の形態4の動作原理)
実施の形態4の空気冷媒冷却システムの動作原理は、基本的に実施の形態2のそれと同様である。ここでは、本実施の形態における、バックアップ用の空気冷媒冷凍機82が備えられている場合について、実質的な動作原理について説明する。本実施の形態の通常運転時には、図9Aに示されるように、切替えバルブ82gおよび82iが閉じられ、バックアップ用の空気冷媒冷凍機82は、実質的に―30℃およびー60℃の冷凍倉庫53、54各々から切り離されている。ー30℃対応の空気冷媒冷凍機80、81と冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53とを接続する配管に直列に接続される切替えバルブ80g〜80jおよび81g〜81jが開かれる。また、ー60℃対応の空気冷媒冷凍機83と冷却対象をー60℃に冷却するための冷凍倉庫54とを接続する配管に直列に接続される切替えバルブ83g〜83jがそれぞれ開かれる。本実施の形態においては、通常動作時において、冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53には、ー30℃対応の空気冷媒冷凍機80および81の2台が接続されることにより、1台が接続されている時の2倍の熱負荷に対応することができる。
そして、本実施の形態の空気冷媒冷却システムの起動後に、−30℃に対応する主冷凍機80に故障の生じた場合、直ちに主冷凍機80が稼働停止される。そして、図9Bに示されるように切替えバルブ80g〜80jが閉じられる。次に、バックアップ用の空気冷媒冷凍機82が起動される。そして、切替えバルブ82g〜82jが開かれる。これにより、故障した−30℃対応の主冷凍機80に換わって、バックアップ用の空気冷媒冷凍機82が、−30℃対応の冷凍機として機能し、冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53における冷却機能が、熱負荷が通常の空気冷媒冷凍機1台が接続された場合の2倍のまま維持される。一方、本実施の形態の空気冷媒冷却システムの起動後に、−60℃に対応する主冷凍機83に故障の生じた場合、直ちに主冷凍機83が稼働停止される。そして、図9Cに示されるように切替えバルブ83g〜83jが閉じられる。これにより、故障した−60℃対応の主冷凍機83は、冷却対象をー60℃に冷却するための冷凍倉庫54から実質的に切り離される。次に、バックアップ用の空気冷媒冷凍機82が起動される。そして、切替えバルブ82g〜82jが開かれる。これにより、故障した−60℃対応の主冷凍機83に換わって、バックアップ用の空気冷媒冷凍機82が、−60℃対応の冷凍機として機能し、冷却対象をー60℃に冷却するための冷凍倉庫54における冷却機能が維持される。
本実施の形態においては、共通ブラインを用いることにより、それぞれの空気冷媒冷凍装置の配管に接続されている切替えバルブの開閉で、適宜それぞれの温度の冷凍倉庫53、54と、空気冷媒冷凍倉庫80〜83との接続形態を変更することにより、任意の温度帯域のいずれか1つの冷凍機が故障した場合においても、同じ熱負荷の条件で、バックアップ用空気冷媒冷凍機82によるバックアップが可能である。
また、上記説明においては、バックアップ用の冷凍機の備わる例について説明してきたが、本実施の形態においては、実施の形態2で説明したように、バックアップ用の空気冷媒冷凍機82が備わっていない場合においても、それぞれの冷凍倉庫53、54における冷却機能を適宜変更することにより、各々の温度の冷凍倉庫における設定温度を維持することができる。
本実施の形態においては、バックアップ用の空気冷媒冷凍機も含めて、異なる温度の冷凍倉庫の数以上の空気冷媒冷凍装置が備えられている場合、共通のブラインを使用しているため、特に温度帯の違いによるブラインの切り分けをする装置を備えなくとも、配管に設置されている切替えバルブを適宜切替えることによって、当該温度の冷凍倉庫全てに関してその温度を維持することができる。このため、当該冷凍倉庫を、医薬試料や生体、あるいは継続的な冷凍が必要不可欠な貴重な冷凍標本等を保管するための保管用倉庫に適用することが出来る。また、本実施の形態においては、システムの構成要素となる空気冷媒冷凍装置の数を必要最低限の台数に抑えることができるため、システムの製造コストが削減できるほか、保全費用の削減を実現することができる。
(実施の形態5)
図10に、本発明の実施の形態5に係わる空気冷媒冷凍システムの概略構成を示す。本実施の形態の基本的な構成は、実施の形態4のそれと同様であるが、本実施の形態においては、特に、−30℃の冷凍倉庫53を冷却するのと、−60℃の冷凍倉庫85を冷却するのとに、それぞれ別々のブライン(冷熱流体)を用いている。このため、本実施の形態の空気冷媒冷凍機80〜83は、実施の形態4で備えられていた共通ブライン用のブライン冷却器80fに換わって、それぞれ−30℃用のブラインと熱交換するための−30℃用ブライン冷却機器80m〜83mと、−60℃用のブラインと熱交換するための−60℃用ブライン冷却機器80n〜83nとを備えている。
本実施の形態に係わるの空気冷媒冷凍システムは、製品をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53と、−60℃に冷却するための冷凍倉庫54とを備えている。ー30℃に冷却するための冷凍倉庫53には、ー30℃対応の空気冷媒冷凍機80(80a〜80eにより構成)、および空気冷媒冷凍機81(81a〜81eにより構成)が、それぞれ切替えバルブ80g〜80j、および81g〜81jを介した配管により接続されている。また、ー60℃に冷却するための冷凍倉庫54には、ー60℃対応の空気冷媒冷凍機83(83a〜83eにより構成)が、切替えバルブ83g〜83jを介した配管により接続されている。さらに、本実施の形態においては、バックアップ用の空気冷凍冷凍機82(82a〜82eにより構成)が、切替えバルブ82g〜82jを介して配管により、冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53、および−60℃に冷却するための冷却倉庫54それぞれに接続されている。
本実施の形態においては、空気冷媒冷凍機80〜83で冷却されが空気冷媒が、それぞれ空気冷媒冷凍機80〜83に備わる−30℃用のブライン冷却器80m〜83mにおいて−30℃用のブラインと、そして、−60℃用のブライン冷却器80n〜83nにおいて−60℃用のブラインと各々熱交換される。そして、各々の温度帯の空気冷媒冷凍機の空気冷媒により冷却された各々の温度帯のブラインは、−30℃系統の場合、ポンプ84aにより−30℃用のブラインタンク84に充填される。そして、−30℃用のブラインタンク84に充填されたブラインは、ポンプ84bにより、−30℃の冷凍倉庫53内を循環し、倉庫内部を保冷する。一方、−60℃系統向けに冷却された共通ブラインは、ポンプ85aにより−60℃用のブラインタンク85に充填される。そして、−60℃用のブラインタンク85に充填されたブラインは、ポンプ85bにより、−60℃の冷凍倉庫内を循環し、倉庫内部を保冷する。
本実施の形態の動作原理については、実施の形態4のそれと同様であり、ここではその説明を省略する。
本実施の形態においては、ブラインをそれぞれの温度帯毎に個別の系統に別けて使用することにより、実施の形態4と比較して、特にー30℃用には安価なブラインを使用することができ、これにより、ブライン購入費用およびブラインの保守費用の低減が実現する。また、実施の形態4と同様に、それぞれの空気冷媒冷凍装置の配管に接続されている切替えバルブの開閉で、適宜それぞれの温度の冷凍倉庫53、54と、空気冷媒冷凍倉庫80〜83との接続形態を変更することにより、任意の温度帯域のいずれか1つの冷凍機が故障した場合においても、同じ熱負荷の条件で、バックアップ用空気冷媒冷凍機82によるバックアップが可能である。さらに、バックアップ用の空気冷媒冷凍機82が備わっていない場合においても、冷凍倉庫53、54における冷却機能を適宜変更することにより、それぞれの温度の冷凍倉庫の冷却温度を維持することができる。
本実施の形態においては、バックアップ用の空気冷媒冷凍機も含めて、異なる温度の倉庫の数以上の空気冷媒冷凍装置が備えられている場合、共通のブラインを使用しているため、特に温度帯の違いによるブラインの切り分けをする装置を備えなくとも、配管に設置されている切替えバルブを適宜切替えることによって、当該温度の冷凍倉庫全てに関してその温度を維持することができる。このため、当該冷凍倉庫を、医薬試料や生体、あるいは継続的な冷凍が必要不可欠な貴重な冷凍標本等を保管するための保管用倉庫に適用することが出来る。また、本実施の形態においては、システムの構成要素となる空気冷媒冷凍装置の数を必要最低限の台数に抑えることができるため、システムの製造コストが削減できるほか、保守費用の削減を実現することができる。
(実施の形態6)
図11に、本発明の実施の形態6に係わる空気冷媒冷凍システムの概略構成を示す。本実施の形態の基本的な構成は、実施の形態4および5と同様であるが、本実施の形態においては、特に、冷却媒体としてブラインを使用せず、冷却した空気冷媒により、冷却対象となる倉庫を直接、あるいは熱交換器を介して−30℃、あるいは−60℃に冷却するものである。このため、本実施の形態の空気冷媒冷凍機80〜83は、実施の形態4、または実施の形態5に備えられていたブライン冷却器を備えず、それぞれにおいて冷却された空気冷媒は、その温度帯毎に、接続された配管を介して直接対応する温度の冷凍倉庫に運ばれる。
本実施の形態に係わるの空気冷媒冷凍システムは、冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53と、−60℃に冷却するための冷却倉庫54とを備えている。ー30℃に冷却するための冷凍倉庫53には、ー30℃対応の空気冷媒冷凍機80(80a〜80eにより構成)、および空気冷媒冷凍機81(81a〜81eにより構成)が、それぞれ切替えバルブ80g〜80j、および81g〜81jを介した配管により接続されている。また、ー60℃に冷却するための冷凍倉庫54には、ー60℃対応の空気冷媒冷凍機83(83a〜83eにより構成)が、切替えバルブ83g〜83jを介した配管により接続されている。さらに、本実施の形態においては、バックアップ用の空気冷凍冷凍機82(82a〜82eにより構成)が、切替えバルブ82g〜82jを介して配管により、冷却対象をー30℃に冷却するための冷凍倉庫53、および−60℃に冷却するための冷却倉庫54それぞれに接続されている。
本実施の形態においては、空気冷媒冷凍機80〜83で冷却されが空気冷媒が、その冷却温度帯毎に、それぞれ切替えバルブが接続されている配管を通り、対応する温度帯の冷凍倉庫に送られる。そして、冷却された−30℃用の空気冷媒は、−30℃の冷凍倉庫53に送られて、直接倉庫内部に吹き出されることにより、当該倉庫53を冷却してもよいし、あるいは、空気対空気の熱交換器を介して当該倉庫53を冷却しても良い。
なお、直接倉庫内部に空気冷媒が吹き出されることにより、当該倉庫53を冷却する場合は直接冷却対象物を冷却するため、熱効率が良い点で有効である。一方、空気対空気の熱交換器を介して当該倉庫53を冷却する場合は、直接空気冷媒によって冷却対象を冷却しないため、当該倉庫53内の湿度が変化しにくくなり、湿度を一定に保持する湿分を保持する必要がある冷却対象物に対して特に有効である。
同様に、冷却された−60℃用の空気冷媒は、−60℃の冷凍倉庫54に送られて、直接倉庫内部に吹き出されることにより、当該倉庫54を冷却してもよいし、あるいは、空気対空気の熱交換器を介して当該倉庫54を冷却しても良い。効果についても同様に、直接倉庫内部に空気冷媒が吹き出されることにより、当該倉庫54を冷却する場合は直接冷却対象物を冷却するため、熱効率が良い点で有効である。一方、空気対空気の熱交換器を介して当該倉庫54を冷却する場合は、直接空気冷媒によって冷却対象を冷却しないため、当該倉庫54内の湿度が変化しにくくなり、湿度を一定に保持する湿分を保持する必要がある冷却対象物に対して特に有効である。
本実施の形態の動作原理については、実施の形態4および5のそれと同様であり、ここではその説明を省略する。
本実施の形態においては、ブラインを使用しないため、実施の形態4および5と比較して、ブライン購入費用およびブラインの保守費用の低減が実現する。また、実施の形態4および5と同様に、それぞれの空気冷媒冷凍装置の配管に接続されている切替えバルブの開閉で、適宜それぞれの温度の冷凍倉庫53、54と、空気冷媒冷凍倉庫80〜83との接続形態を変更することにより、任意の温度帯域のいずれか1つの冷凍機が故障した場合においても、同じ熱負荷の条件で、バックアップ用空気冷媒冷凍機82によるバックアップが可能である。また、バックアップ用の空気冷媒冷凍機82が備わっていない場合においても、それぞれの冷凍倉庫53、54における冷却機能を適宜変更することにより、それぞれの温度の冷凍倉庫の冷却温度を維持することができる。本実施の形態においては、シャットバルブ80u〜83u、80v〜83v、80w〜83w、80x〜83xを、それぞれ切り替えバルブ80s〜83s、80t〜83tと、それぞれの冷却倉庫53、54との間に設置しているが、各々の空気冷媒冷凍装置と切替えバルブとの間に設置しても良い。その際には、シャットバルブは設置しなくとも良い。さらに、本実施の形態においては、バックアップ用の空気冷媒冷凍機も含めて、異なる温度の倉庫の数以上の空気冷媒冷凍装置が備えられている場合、共通のブラインを使用しているため、特に温度帯の違いによるブラインの切り別けをする装置を備えなくとも、配管に設置されている切替えバルブを適宜切替えることによって、当該温度の冷凍倉庫全てに関してその温度を維持することができる。このため、当該冷凍倉庫を、医薬試料や生体、あるいは継続的な冷凍が必要不可欠な貴重な冷凍標本等を保管するための保管用倉庫に適用することが出来る。また、本実施の形態においては、システムの構成要素となる空気冷媒冷凍装置の数を必要最低限の台数に抑えることができるため、システムの製造コストが削減できるほか、保守費用の削減を実現することができる。
従来のHFC冷凍機によるバックアップ機能を備えた冷凍システムの概略構成を示す図である。 従来のHFC冷凍機によるバックアップ機能を備えた冷凍システムの概略構成を示す図である。 冷却温度帯別の適用冷媒冷凍機を示す図である。 空気冷媒冷凍機による冷凍システムの概略構成を示す図である。 空気冷媒冷凍機による性能曲線(冷却対象となる倉庫の冷却温度と、それぞれの冷却温度における冷凍性能との関係)を示す図である。 実施の形態1の概略構成を示す図である(通常運転時における配管接続形態)。 実施の形態1の概略構成を示す図である(−60℃機故障時における配管接続形態)。 実施の形態1の概略構成を示す図である(−30℃機故障時における配管接続形態)。 実施の形態2の概略構成を示す図である(通常運転時における配管接続形態)。 実施の形態2の概略構成を示す図である(−60℃機故障時における配管接続形態)。 実施の形態2の概略構成を示す図である(−30℃機故障時における配管接続形態)。 実施の形態3の概略構成を示す図である(通常運転時における配管接続形態)。 実施の形態3の概略構成を示す図である(−60℃機故障時における配管接続形態)。 実施の形態3の概略構成を示す図である(−30℃機故障時における配管接続形態)。 実施の形態4の概略構成を示す図である。 実施の形態4の概略構成を示す図である(通常運転時における配管接続形態)。 実施の形態4の概略構成を示す図である(−30℃機故障時における配管接続形態)。 実施の形態4の概略構成を示す図である(−60℃機故障時における配管接続形態)。 実施の形態5の概略構成を示す図である。 実施の形態6の概略構成を示す図である。
符号の説明
1A…−30℃用HFC冷凍機(主冷凍機)
1B…−30℃用HFC冷凍機(主冷凍機、負荷50%)
2A…−30℃用HFC冷凍機(バックアップ)
2B…−30℃用HFC冷凍機(主冷凍機、負荷50%)
3、53…−30℃冷凍倉庫
4A…−60℃用HFC冷凍機(主冷凍機)
4B…−60℃用HFC冷凍機(主冷凍機、負荷50%)
5A…−60℃用HFC冷凍機(バックアップ)
5B…−60℃用HFC冷凍機(主冷凍機、負荷50%)
6、54…−60℃冷凍倉庫
30…空気冷媒冷凍システム
31、80c、81c、82c、83c…モータ
32、80b、81b、82b、83b…膨張タービン
34…空冷式熱交換器
35…排熱回収熱交換器
36…除霜器
37…冷凍倉庫
38、80a、81a、82a、83a…コンプレッサ
40…タービンユニット
50…−30℃用空気冷媒冷凍機(主冷凍機)
51…空気冷媒冷凍機(バックアップ)
52…−60℃用空気冷媒冷凍機(主冷凍機)
55a〜55d…切替えバルブ
60…空気冷媒冷凍装置
80〜83…空気冷媒冷凍機
80d、81d、82d、83d…第1熱交換器
80e、81e、82e、83e…第2熱交換器
80f、81f、82f、83f…ブライン冷却器
80g、80i、81g、81i…シャットバルブ
82g、82i、83g、83i…シャットバルブ
80h、80j、81h、81j…切替えバルブ
82h、82j、83h、83j…切替えバルブ
84…−30℃用ブラインタンク
84a、84b…ポンプ
85…−60℃用ブラインタンク
85a、85b…ポンプ

Claims (9)

  1. 冷却対象を保冷するための、それぞれ異なった冷却温度に設定される複数の冷凍庫の各々に1つずつ設けられる主空気冷媒冷凍装置と、
    前記複数の冷凍庫の各々と前記複数の冷凍庫各々に対応する前記主空気冷媒冷凍装置との間に設けられる共通配管と、
    前記共通配管は、前記複数の冷凍庫各々と前記複数の冷凍庫各々に対応する前記主空気冷媒冷凍装置とを接続および遮断することのできる遮断弁を有し、
    前記複数の冷凍庫全体に対して、少なくとも1つ以上設けられるバックアップ用空気冷媒冷凍装置と、
    前記バックアップ用空気冷媒冷凍装置の接続先を前記複数の冷凍庫のいずれか1つに設定することのできる切替えバルブを有し、前記複数の冷凍庫各々と前記バックアップ用空気冷媒冷凍装置とを接続するバックアップ空気冷媒冷凍装置用配管と
    を具備し、
    前記主空気冷媒冷凍装置及び前記バックアップ用空気冷媒冷凍装置の各々は、コンプレッサと、前記コンプレッサで圧縮された空気冷媒を膨張させる膨張タービンとを備える
    空気冷媒冷凍システム。
  2. 冷却対象を保冷するための、それぞれ異なった冷却温度に設定される複数の冷凍庫の各々に少なくとも1つ以上設けられる主空気冷媒冷凍装置と、
    前記主空気冷媒冷凍装置各々の接続先を前記複数の冷凍庫のいずれか1つに設定することのできる切替えバルブを有し、前記主空気冷媒冷凍装置各々と前記複数の冷凍庫それぞれとを接続する共通配管と
    を具備し、
    前記主空気冷媒冷凍装置各々は、コンプレッサと、前記コンプレッサで圧縮された空気冷媒を膨張させる膨張タービンとを備え
    前記複数の冷凍庫は、第1冷凍庫及び第2冷凍庫を含み、
    前記主空気冷媒冷凍装置は、第1主空気冷媒冷凍装置、第2主空気冷媒冷凍装置及び第3主空気冷媒冷凍装置を含み、
    前記切替えバルブは、第1切替えバルブ、第2切替えバルブ、第3切替えバルブ及び第4切替えバルブを含み、
    前記第1主空気冷媒冷凍装置は、前記第1切替えバルブを介して前記第1冷凍庫に接続され、
    前記第2主空気冷媒冷凍装置は、前記第2切替えバルブを介して前記第1冷凍庫に接続され、前記第3切替えバルブを介して前記第2冷凍庫に接続され、
    前記第3主空気冷媒冷凍装置は、前記第4切替えバルブを介して前記第2冷凍庫に接続され、
    前記切替えバルブは、
    前記第1切替えバルブ、前記第2切替えバルブ及び前記第4切替えバルブが開き、前記第3切替えバルブが閉じた状態と、
    前記第1切替バルブ及び前記第3切替えバルブが開き、前記第2切替えバルブ及び前記第4切替えバルブが閉じた状態と
    をとる
    空気冷媒冷凍システム。
  3. 請求項1または2に記載の空気冷媒冷凍システムにおいて、
    前記複数の冷凍庫の温度は、少なくとも−20℃から−100℃までの温度を包括した範囲に渡って設定される空気冷媒冷凍システム。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の空気冷媒冷凍システムにおいて、
    前記主空気冷媒冷凍装置および前記バックアップ用空気冷媒冷凍装置は、それぞれ共通ブラインとの間で熱交換を行うための共通ブライン熱交換器を有し、
    前記複数の冷凍庫それぞれは、前記バックアップ空気冷媒冷凍装置用配管、あるいは前記共通配管により運ばれる前記複数の冷凍庫それぞれに設定されている冷却温度に対応する前記共通ブラインにより冷却される空気冷媒冷凍システム。
  5. 請求項1に記載の空気冷媒冷凍システムにおいて、
    前記バックアップ用空気冷媒冷凍装置は、前記バックアップ用空気冷媒冷凍装置の前記空気冷媒としてのバックアップ用空気冷媒との熱交換により第1ブラインを冷却する第1ブライン熱交換器と、前記バックアップ用空気冷媒との熱交換により前記第1ブラインと種類が異なる第2ブラインを冷却する第2ブライン熱交換器とを備え、
    前記複数の冷凍庫は、前記第1ブラインにより冷却される第1冷凍庫と、前記第2ブラインにより冷却される第2冷凍庫とを含む
    空気冷媒冷凍システム。
  6. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の空気冷媒冷凍システムにおいて、
    前記複数の冷凍庫それぞれは、前記バックアップ空気冷媒冷凍装置用配管、あるいは前記共通配管により運ばれる前記複数の冷凍庫それぞれに設定されている冷却温度に対応する、前記主空気冷媒冷凍装置、あるいは前記バックアップ用空気冷媒冷凍装置により冷却される空気冷媒により冷却される空気冷媒冷凍システム。
  7. 異なった複数の冷却温度に設定される冷凍庫各々に1つずつ設けられる主空気冷媒冷凍装置のうち、任意の前記主空気冷媒冷凍装置が故障したときに、
    故障した前記主空気冷媒冷凍装置の稼働を停止する故障冷凍装置停止ステップと、
    故障した前記主空気冷媒冷凍装置と前記主空気冷媒冷凍装置により冷却された前記冷凍庫とを接続する主空気冷媒冷凍装置用配管を遮断する遮断ステップと、
    前記複数の冷凍庫全体に対して、少なくとも1つ以上と接続可能なバックアップ用空気冷媒冷凍装置を起動するバックアップ起動ステップと、
    前記バックアップ用空気冷媒冷凍装置の接続先を前記故障した前記主空気冷媒冷凍装置の接続されていた前記冷凍庫に切替えるバックアップ用空気冷媒冷凍装置流路変更ステップと、
    前記バックアップ用空気冷媒冷凍装置流路変更ステップにより切替えられた前記バックアップ用空気冷媒冷凍装置と前記故障した前記主空気冷媒冷凍装置の接続されていた前記冷凍庫との流路を開放する流路開放ステップと
    を具備し、
    前記主空気冷媒冷凍装置及び前記バックアップ用空気冷媒冷凍装置の各々は、コンプレッサと、前記コンプレッサで圧縮された空気冷媒を膨張させる膨張タービンとを備える
    空気冷媒冷凍システムのバックアップ方法。
  8. 異なった複数の冷却温度に設定される冷凍庫の各々に少なくとも1つ以上設けられる主空気冷媒冷凍装置のうち、任意の前記主空気冷媒冷凍装置が故障したときに、
    故障した前記主空気冷媒冷凍装置の稼働を停止する故障冷凍装置停止ステップと、
    故障した前記主空気冷媒冷凍装置と前記主空気冷媒冷凍装置により冷却されていた前記冷凍庫とを接続する共通配管を遮断する共通配管遮断ステップと、
    1つの前記冷凍庫に接続されている複数の故障していない前記主空気冷媒冷凍装置のうちの任意の前記主空気冷媒冷凍装置をバックアップ装置として選択し、前記バックアップ装置と前記バックアップ装置が現在接続されている前記冷凍庫とを接続する共通配管を遮断する一時遮断ステップと、
    前記バックアップ装置の接続先を、前記故障した前記主空気冷媒冷凍装置の接続されていた前記冷凍庫に切替える共通配管流路変更ステップと、
    前記バックアップ装置と前記故障した前記主空気冷媒冷凍装置の接続されていた前記冷凍庫とを接続する前記共通配管の流路を開放する共通配管開放ステップと
    を具備し、
    前記主空気冷媒冷凍装置各々は、コンプレッサと、前記コンプレッサで圧縮された空気冷媒を膨張させる膨張タービンとを備える
    空気冷媒冷凍システムのバックアップ方法。
  9. 請求項7に記載の空気冷媒冷凍システムのバックアップ方法において、
    前記複数の冷凍庫は、前記故障した前記主空気冷媒冷凍装置の接続されていた前記冷凍庫としての第1冷凍庫と、他の冷凍庫としての第2冷凍庫とを含み、
    前記第1冷凍庫は第1ブラインにより冷却され、
    前記第2冷凍庫は前記第1ブラインと種類が異なる第2ブラインにより冷却され、
    前記バックアップ用空気冷媒冷凍装置は、前記バックアップ用空気冷媒冷凍装置の前記空気冷媒としてのバックアップ用空気冷媒との熱交換により前記第1ブラインを冷却する第1ブライン熱交換器と、前記バックアップ用空気冷媒との熱交換により前記第2ブラインを冷却する第2ブライン熱交換器とを備え、
    前記バックアップ用空気冷媒冷凍装置流路変更ステップにおいて、前記バックアップ用空気冷媒の通路を前記第1ブライン熱交換器に切り替える
    空気冷媒冷凍システムのバックアップ方法。
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