JP4241309B2 - 車両のリスク回避ガイド装置 - Google Patents

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本発明は、道路状況や運転状況に応じて危険状況を予測し、危険があることを運転者に警報として与える、車両のリスク回避ガイド装置に関するものである。
走行状況と運転意志から危険存在領域を推定し、これに周辺物体検出装置の情報を照合して危険度を決定して、危険の存在を報知していた。
特開平6−215300号公報
走行状況と運転意志から危険存在領域を推定し、これに周辺物体検出装置の情報を照合して危険度を決定して、危険の存在を報知するものであるが周辺物体が検出できなかった場合、危険要因に対しての注意を喚起することができない。また、危険存在領域データベースを参照するため、きめ細かい危険存在領域推定をするためには、膨大な量のデータベースが必要になるという問題点があった。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、周辺物体の検出を行わなくても危険要因の推定を行う車両のリスク回避ガイド装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明においては、自車が走行している道路環境、及び走行路の前方における道路環境を検出する道路環境検出手段と、上記道路環境及び前方の道路環境に対して、運転者の運転操作意志を推定する自車運転意志推定手段と、交差点形状に応じて交差点における危険要因領域を危険要因領域モデルとして記憶している交差点モデル記憶手段と、上記道路環境検出手段で検出した次到達交差点における危険要因領域モデルを上記交差点モデル記憶手段から読み出し、上記自車運転意志推定手段で推定した運転者の運転操作意志による自車の走行状態と上記危険要因領域モデルとから次到達交差点における危険要因領域を推定する危険領域推定手段と、上記危険要因領域を表示する表示装置と、を具備し、交差点の形状別に危険要因領域を危険要因領域モデルとして予め作成しておき、自車が次に到達する次到達交差点の形状に合わせて、上記危険要因領域モデルを切り替えて次到達交差点における危険要因領域を推定する車両のリスク回避ガイド装置であって、上記危険要因領域のリスクが現実になる確率である危険率と、リスクが現実になった場合に予想される被害の大きさである損失とを記憶している危険率と損失データベースを備え、上記危険領域推定手段で推定した上記危険要因領域の危険率と損失とを上記危険率と損失データベースから読み出し、上記危険率と損失に応じて上記表示装置に表示する危険要因領域の色、形状を変化させ、リスクの存在する可能性のある方向を上記表示装置に表示するように構成している。
本発明によれば、交差点の形状別に危険要因領域モデルをあらかじめ作成しておき、自車が次に到達する交差点の形状に合わせて、危険要因領域モデルを切り替えることにより、周辺物体の検出を行わなくても危険要因の推定ができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の第1の実施の形態について、図1〜5を用いて説明する。
図1は本第1の実施の形態の交差点形状101と運転行動のパターン(自車102の直進、右折、左折等を矢印で表示)で示される8つのパターン例(交差点モデル8パターン)に分け、その交差点モデル8パターンに基づいて事故が起こり得るリスクが潜在する危険要因領域105の生成について説明する図である。図1において、(a)自車102が直進時に他車(相手車両)103が右折すると推定した場合の危険要因領域105を生成し、(b)自車102が右折時に他車103が直進すると推定し、歩行者・軽車両104が道路を横断すると推定した場合の危険要因領域105を生成する。同じ方法で、交差点形状101と運転行動パターンをもとに(c)左からの出会い頭(十字交差点−3)、(d)右からの出会い頭(十字交差点−4)、(e)左からの出会い頭(T字交差点−1)、(f)右からの出会い頭(T字交差点−2)、(g)左からの出会い頭(T字交差点−3)、(h)右からの出会い頭(T字交差点−4)で各々、危険要因領域105を生成し、この交差点モデル8パターンとそれぞれの交差点モデル8パターンで推測される危険要因領域105が交差点形状101と運転行動パターンに基づく交差点形状別の危険要因領域モデルを示している。
なお、上記説明では交差点の形状が十字形状と、T字形状についてのみ述べ、運動行動パターンとともに交差点モデル8パターンによる危険要因モデルを示したが、交差点形状等もより複雑な形状等があるため、交差点の交差の形、交差の角度、自車が走行している道の交差する道に対しての優先度、自車が走行している道の車線数、自車が走行している道と交差する道の車線数別に、危険要因領域モデルをあらかじめ作成しておけるのは明らかである。
本第1の実施の形態では、交差点形状101と運転行動パターンに基づく交差点モデル8パターン例を図2に示すような交差点形状別モデルとしてあらかじめ作成しておく。図2の交差点形状別モデルは、パターン切換機能201、交差点形状と運転行動パターン(交差点モデルパターン)202−(a)〜(h)、パターン決定機能203から成立っている。本交差点形形状別モデルでは、用意されている交差点モデル8パターンの交差点形状と運転行動パターンから現実の道路環境に応じてパターン決定機能203で1つを選択する。
次に、図3の第1の実施の形態の構成を示すブロック図を用いて、本第1の実施の形態の構成について説明する。GPSレシーバー301、地図データベース参照部302、地図データベース303、道路環境検出部304で道路環境検出手段321を構成し、舵角センサ305、ウインカーレバー306、クラッチペダル307、ブレーキペダル308、アクセルペダル309、シフトセレクタ310、車速センサ311、自車運転意志推定部312で自車運転意志推定手段322を構成し、交差点モデルデータベース参照部313、交差点モデル記憶装置314、危険要因領域推定部315で危険要因推定手段323を構成し、危険要因領域推定部315の出力を表示する表示装置316を備え、道路環境検出手段321、自車運転意志推定手段322、危険要因推定手段323および表示装置316からリスク回避ガイド装置が構成されている。なお、地図データベース参照部302、地図データベース303、道路環境検出部304および自車運転意志推定部312、交差点モデルデータベース参照部313、交差点モデル記憶装置314、危険要因領域推定部315の機能は、車載コンピュータ317が内部に持っている。
GPSレシーバー301で検出された自車位置と自車進行方向情報は、地図データベース参照部302に送られる。地図データベース参照部302では、地図データベース303にアクセスして自車位置と自車進行方向情報とを照らし合わせ、自車が次に到達する交差点(次到達交差点)の地図データを読み出し、道路環境検出部304に送る。道路環境検出部304では、次到達交差点の地図データを加工して交差点形状データ(交差の形、交差の角度、各道路の優先と非優先、各道路の車線数)に加工し、交差点モデルデータベース参照部314に送る。
一方、舵角センサ305で検出された舵角データ、ウインカーレバー306で検出されたウインカースイッチ(SW)データ、クラッチペダル307で検出されたクラッチスイッチ(SW)データ、ブレーキペダル308で検出されたブレーキ量データ、アクセルペダル309で検出されたアクセル開度データ、シフトセレクタ310で検出されたギア位置データ、車速センサ311で検出された車速データの運転者操作情報は、すべて自車運転意志推定部312に入力される。自車運転意志推定部312では、入力された運転者操作情報を基に、運転者が次到達交差点を直進するのか、左折するのか、右折するのかの次到達交差点進行方向を推定し、交差点モデルデータベース参照部313に送る。
交差点モデルデータベース参照部313では、交差点モデル記憶装置314にアクセスして、道路環境検出部304で得られた交差点形状データと自車運転意志推定部312で得られた次到達交差点進行方向推定結果を基に、図2で説明したように、交差点モデル8パターンのうちの1つを選択して交差点モデル情報(自車推定位置、相手車両推定位置、歩行者・軽車両推定位置、危険要因領域)を読み出し、危険要因領域推定部315に送る。危険要因領域推定部315では、交差点モデルデータベース参照部313から得られた交差点モデル情報をもとに危険要因領域を推定し、表示装置316に送る。表示装置316は危険要因領域推定部315からの危険要因領域を表示する。
次に本第1の実施形態の動作を、図4のフローチャートおよび図3に基づき説明する。先ず、S401では、GPSレシーバー301から得られた位置情報とその時間変化から自車位置と自車進行方向を推定し、S402では、自車位置と自車進行方向を基に地図データベース309を参照して次到達交差点を算出し、その次到達交差点の地図データを読み出し、S403では道路環境検出部304で読み出した地図データを交差点形状データに加工する。一方、S404では舵角データ、ウインカースイッチデータ、クラッチスイッチデータ、ブレーキ量データ、アクセル開度データ、ギア位置データ、車速データといった運転者操作情報を検出し、S405では運転者操作情報を基に、次到達交差点での自車の進行方向を推定する。S406では交差点モデル記憶装置314にアクセスし、交差点形状データと自車の次到達交差点での進行方向を基に交差点モデルパターンを選択してその情報を読み出し、S407では交差点モデル情報から危険要因領域を推定し、S408で表示データを作成してS409で危険要因領域マークをリスクの存在する可能性のある方向に表示装置316に表示する。
図5に本第1の実施の形態の表示例を示す。本表示例では表示の一例として、表示装置としてHUD(Headup Display)を使用し、自車前景501に重畳してリスクの存在する可能性のある方向に危険要因領域マーク502を表示している。
上記のように、交差点の形状別、運転行動パターン別に危険要因領域モデルをあらかじめ作成しておき、自車が次に到達する交差点の形状にあわせて危険要因領域モデルを切り替えることによって、危険要因領域モデルのデータベースは交差点モデルパターン毎に持っていればよくなり、少ないデータ量で危険要因領域推定ができる。
また、交差の形(十字、T字等)、交差の角度(90°、45°等)、走行している道の交差する道に対しての優先度(優先、非優先)、走行している道の車線数、交差する道の車線数別に、危険要因領域モデルをあらかじめ作成しておくことによって、周囲物体検出装置がなくても、リスクのある場所への注意を喚起することができる。
次に第2の実施の形態について図6のブロック図、図7のフローチャートを用いて説明する。
まず、本第2の実施の形態の構成について、図6のブロック図を用いて説明する。GPSレシーバー601、地図データベース参照部602、地図データベース603、道路環境検出部604で道路環境検出手段621を構成し、舵角センサ605、ウインカーレバー606、クラッチペダル607、ブレーキペダル608、アクセルペダル609、シフトセレクタ610、車速センサ611、自車運転意志推定部612で自車運転意志推定手段622を構成し、交差点モデルデータベース参照部613、交差点モデル記憶装置614、危険要因領域推定部615、交差点詳細情報記憶装置616で危険要因推定手段623を構成し、危険要因領域推定部615の出力を表示する表示装置617を備え、道路環境検出手段621、自車運転意志推定手段622、危険要因推定手段623および表示装置617からリスク回避ガイド装置が構成されている。地図データベース参照部602、地図データベース603、道路環境検出部604および自車運転意志推定部612、交差点モデルデータベース参照部613、交差点モデル記憶装置614、危険要因領域推定部615、交差点詳細情報記憶装置616の機能は、車載コンピュータ618が内部に持っている。
GPSレシーバー601で検出された自車位置と自車進行方向情報は、地図データベース参照部602に送られる。地図データベース参照部602では、地図データベース603にアクセスして自車位置と自車進行方向情報と照らし合わせ、自車が次に到達する次到達交差点の地図データを読み出し、道路環境検出部604に送る。道路環境検出部604では、次到達交差点の地図データを加工して交差点形状データ(交差の形、交差の角度、各道路の優先と非優先、各道路の車線数)に加工し、交差点モデルデータベース参照部614に送る。
一方、舵角センサ605で検出された舵角データ、ウインカーレバー606で検出されたウインカースイッチデータ、クラッチペダル607で検出されたクラッチスイッチデータ、ブレーキペダル608で検出されたブレーキ量データ、アクセルペダル609で検出されたアクセル開度データ、シフトセレクタ610で検出されたギア位置データ、車速センサ611で検出された車速データの運転者操作情報は、すべて自車運転意志推定部612に入力される。自車運転意志推定部612では、入力された運転者操作情報を基に、運転者が次到達交差点を直進するのか、左折するのか、右折するのかの次到達交差点進行方向を推定し、交差点モデルデータベース参照部613に送る。
交差点モデルデータベース参照部613では、交差点モデル記憶装置614にアクセスして、道路環境検出手段604で得られた交差点形状データと自車運転意志推定手段612で得られた次到達交差点進行方向推定結果を基に、図2で説明したように交差点モデル8パターンのうちの1つを選択して、交差点モデル情報(自車推定位置、相手車両推定位置、歩行者・軽車両推定位置、危険要因領域)を読み出し、危険要因領域推定部615に送る。危険要因領域推定部615では、交差点モデルデータベース参照部613から得られた交差点モデル情報をもとに危険要因領域を推定し、さらに交差点詳細情報記憶装置616にアクセスして交差点詳細情報を読み出し、その交差点詳細情報に基づいて危険要因領域を微調整してから表示装置617に送る。表示装置617では、危険要因領域推定部615から送られてきた交差点の危険要因領域を表示する。
次に本第2の実施の形態の動作を、図7のフローチャートおよび図6のブロック図に基づき説明する。先ずS701では、GPSレシーバー601から得られた位置情報とその時間変化から自車位置と自車の進行方向を推定し、S702では、自車位置と自車進行方向を基に地図データベース603を参照して次到達交差点を算出して、その次到達交差点の地図データを読み出し、S703で読み出した地図データを交差点形状データに加工する。一方S704では、舵角データ、ウインカースイッチデータ、クラッチスイッチデータ、ブレーキ量データ、アクセル開度データ、ギア位置データ、車速データといった運転者操作情報を検出し、S705では、運転者操作情報を基に、次到達交差点での自車の進行方向を推定する。更にS706では、交差点モデル記憶装置614にアクセスして、交差点形状データと次到達交差点での進行方向を基に交差点モデルパターンを選択してその情報を読み出し、S707では交差点モデル情報から危険要因領域を推定後、交差点詳細情報(道の道路幅、交差する道の道路幅、横断歩道位置、中央分離帯位置)に基づいて危険要因領域を微調整し、S708で表示データを作成してS709で危険要因領域マークをリスクの存在する可能性のある方向に表示装置617に表示する。
上記のように、走行している道の道路幅、交差する道の道路幅、横断歩道位置、中央分離帯位置に応じて危険要因領域を微調整することによって、きめ細かい危険要因領域推定ができる。
次に第3の実施の形態について、図8のブロック図、図9のフローチャートにも続いて説明する。
先ず本第3の実施の形態の構成について図8のブロック図を用いて説明する。GPSレシーバー801、地図データベース参照部802、地図データベース803、道路環境検出部804で道路環境検出手段821を構成し、舵角センサ805、ウインカーレバー806、クラッチペダル807、ブレーキペダル808、アクセルペダル809、シフトセレクタ810、車速センサ811、自車運転意志推定部812で自車運転意志推定手段822を構成し、交差点モデルデータベース参照部813、交差点モデル記憶装置814、危険要因領域推定部815、危険率と損失データベース816で危険要因推定手段823を構成し、危険要因領域推定部815の出力を表示する表示装置817を備え、道路環境検出手段821、自車運転意志推定手段822、危険要因推定手段823および表示装置817からリスク回避ガイド装置が構成されている。地図データベース参照部802、地図データベース803、道路環境検出部804および自車運転意志推定部812、交差点モデルデータベース参照部813、交差点モデル記憶装置814、危険要因領域推定部815、危険率と損失データベース816の機能は、車載コンピュータ818が内部に持っている。
GPSレシーバー801で検出された自車位置と自車進行方向情報は、地図データベース参照部802に送られる。地図データベース参照部802では、地図データベース803にアクセスして自車位置と自車進行方向情報と照らし合わせ、自車が次に到達する次到達交差点の地図データを読み出し、道路環境検出部804に送る。道路環境検出部804では、次到達交差点の地図データを加工して交差点形状データ(交差の形、交差の角度、各道路の優先と非優先、各道路の車線数)に加工し、交差点モデルデータベース参照手段814に送る。
一方、舵角センサ805で検出された舵角データ、ウインカーレバー806で検出されたウインカースイッチデータ、クラッチペダル807で検出されたクラッチスイッチデータ、ブレーキペダル808で検出されたブレーキ量データ、アクセルペダル809で検出されたアクセル開度データ、シフトセレクタ810で検出されたギア位置データ、車速センサ811で検出された車速データの運転者操作情報は、すべて自車運転意志推定部812に入力される。自車運転意志推定部812では、入力された運転者操作情報を基に、運転者が次到達交差点を直進するのか、左折するのか、右折するのかの次到達交差点進行方向を推定し、交差点モデルデータベース参照部813に送る。
交差点モデルデータベース参照部813では、交差点モデル記憶装置814にアクセスして、道路環境検出部804で得られた交差点形状データと自車運転意志推定部812で得られた次到達交差点進行方向推定結果を基に、図2で説明したように交差点モデル8パターンのうちの1つを選択して交差点モデル情報(自車推定位置、相手車両推定位置、歩行者・軽車両推定位置、危険要因領域)を読み出し、危険要因領域推定部815に送る。危険要因領域推定部815では、交差点モデルデータベース参照部813から得られた交差点モデル情報をもとに危険要因領域を推定し、更に危険率と損失データベース816にアクセスして、推定した危険要因領域のリスクが現実になる確率である危険率と、リスクが現実になった場合に予想される被害の大きさである損失の情報を読み出し、その情報に基づいて危険要因領域の色と形状を設定してから表示装置817に送る。表示装置817では、危険要因領域推定部815から送られてきた交差点の危険要因領域を表示する。
次に本第3の実施の形態の動作を、図9のフローチャートおよび図8に基づいて説明する。先ずS901では、GPSレシーバー801から得られた位置情報とその時間変化から自車位置と自車進行方向を推定し、S902では、自車位置と自車進行方向を基に地図データベースを参照して次到達交差点を算出し、その次到達交差点の地図データを読み出し、S903で読み出した地図データを交差点形状データに加工する。一方S904では、舵角データ、ウインカースイッチデータ、クラッチスイッチデータ、ブレーキ量データ、アクセル開度データ、ギア位置データ、車速データといった運転者操作情報を検出し、S905では、運転者操作情報を基に次到達交差点での自車の進行方向を推定する。更にS906では、交差点モデルデータベースにアクセスして、交差点形状データと次到達交差点での自車の進行方向を基に交差点モデルパターンを選択してその情報を読み出し、S907では交差点モデル情報から危険要因領域を推定後、危険率と損失データベースにアクセスして推定した危険要因領域の危険率と損失情報を読み出し、その危険率と損失情報に基づいて危険要因領域の色と形状を設定し、S908で表示データを作成してS909で危険要因領域マークをリスクの存在する可能性のある方向に表示装置817に表示する。
図10に本第3の実施の形態の表示例を示す。本表示例では表示の一例として表示装置としてHUDを使用し、自車前景1001に重畳して、リスクの存在する可能性のある方向に危険率と損失が低い場合の危険要因領域マーク1002と、危険率と損失が高い場合の危険要因領域マーク1003を表示している。
上記のように、リスクが現実になる確率(危険率)とそのときに予想される被害の大きさ(損失)を併せて作成しておき、上記危険率と損失に応じて危険要因領域の色や形状を変化させることによって、単なる警報とは違い運転者の注意を喚起するだけでなくて、危険要因の特徴まで運転者に知らせることができる。
第1の実施の形態の交差点形状と運転行動パターンおよび危険要因領域の説明図。 第1の実施の形態の交差点形状別モデルの説明図。 第1の実施の形態の構成を示すブロック図。 第1の実施の形態のフローチャート。 第1の実施の形態における表示イメージ図。 第2の実施の形態の構成を示すブロック図。 第2の実施の形態のフローチャート。 第3の実施の形態の構成を示すブロック図。 第3の実施の形態のフローチャート。 第3の実施の形態における表示イメージ図。
符号の説明
101 交差点形状 102 自車
105 危険要因領域
316、617、817 表示装置
321、621、821 道路環境検出手段
322、622、822 自車運転意志推定手段
323、623、823 危険要因推定手段

Claims (3)

  1. 自車が走行している道路環境、及び走行路の前方における道路環境を検出する道路環境検出手段と、
    上記道路環境及び前方の道路環境に対して、運転者の運転操作意志を推定する自車運転意志推定手段と、
    交差点形状に応じて交差点における危険要因領域を危険要因領域モデルとして記憶している交差点モデル記憶手段と、
    上記道路環境検出手段で検出した次到達交差点における危険要因領域モデルを上記交差点モデル記憶手段から読み出し、上記自車運転意志推定手段で推定した運転者の運転操作意志による自車の走行状態と上記危険要因領域モデルとから次到達交差点における危険要因領域を推定する危険領域推定手段と、
    上記危険要因領域を表示する表示装置と、を具備し、
    交差点の形状別に危険要因領域を危険要因領域モデルとして予め作成しておき、自車が次に到達する次到達交差点の形状に合わせて、上記危険要因領域モデルを切り替えて次到達交差点における危険要因領域を推定する車両のリスク回避ガイド装置であって、
    上記危険要因領域のリスクが現実になる確率である危険率と、リスクが現実になった場合に予想される被害の大きさである損失とを記憶している危険率と損失データベースを備え、
    上記危険領域推定手段で推定した上記危険要因領域の危険率と損失とを上記危険率と損失データベースから読み出し、上記危険率と損失に応じて上記表示装置に表示する危険要因領域の色、形状を変化させ、リスクの存在する可能性のある方向を上記表示装置に表示することを特徴とする車両のリスク回避ガイド装置。
  2. 上記危険要因領域モデルにおいて、交差点の交差の形、交差の角度、上記自車が走行している道の交差する道に対しての優先度、上記自車が走行している道の車線数、上記自車が走行している道と交差する道の車線数別に、上記危険要因領域モデルをあらかじめ作成しておくことを特徴とする請求項1に記載の車両のリスク回避ガイド装置。
  3. 上記危険要因領域モデルにおいて、上記自車が走行している道の道路幅、上記自車が走行している道と交差する道の道路幅、横断歩道位置、中央分離帯位置に応じて上記危険要因領域を微調整することを特徴とする請求項2に記載の車両のリスク回避ガイド装置。
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