JP4240586B2 - Processing method of imide heat-resistant resin film - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はイミド系耐熱性樹脂フィルムの加工方法に関し、厚膜のイミド系耐熱性樹脂フィルムをパターン形成して使用する技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ポリイミドのようなイミド系耐熱性樹脂フィルムの加工方法としては、濃厚なアルカリ水溶液やヒドラジン等の有機アルカリ溶液によりケミカルエッチングする方法や、炭酸ガス、エキシマレーザ、YAGレーザ等を用いて加工する方法、あるいはプラズマエッチングによる加工方法が知られており、TABやプリント基板の製造等種々の用途に用いられている。しかし、ポリイミドの基本骨格の種類によってはエッチングし難いものがあり、さらには、エッチング液を構成するヒドラジン等の有機アルカリ化合物は人体に有害であり取扱いが困難であるという問題がある。また、レーザーによる加工は一度の加工エリアがレーザー径の範囲内であるため、大面積の一括加工にはあまり用いられない。
一方、プラズマエッチングによるポリイミドの加工例としては、半導体製造の分野でLSIのパッシベーション膜の加工等があげられる。プラズマエッチング法は、大面積の一括加工が可能な上、ポリイミド基本骨格の種類によらずエッチングすることができる利点がある。また、ヒドラジンなどの人体に有害な薬品を使用しないため、作業安全性にも優れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
プラズマエッチングによるポリイミド加工は、パターンを形成するためのマスクとして一般に感光性樹脂が用いられるが、プラズマエッチングの場合、ポリイミドのエッチングと共に感光性樹脂も共にエッチングされるため、加工するポリイミドフィルムの厚みに応じた感光性樹脂層の厚みが必要である。そのため、加工可能なポリイミドフィルムの厚みが感光性樹脂の最大解像膜厚によって制限されるという問題点がある。
また、プラズマエッチング用のマスクとして用いられる感光性樹脂は感光基を持たせるため一般的に高価な上、プラズマ耐性、耐熱性が非感光性樹脂と比較して劣るという問題点もある。
そこで、本発明はプラズマエッチングによるイミド系耐熱性樹脂フィルムの安全な加工方法であって、高価な感光性樹脂の使用量を少なくした加工方法を提供すべくなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明請求項1記載の発明は、イミド系耐熱性樹脂フィルムを加工する方法において、(1)前記イミド系耐熱性樹脂フィルム上にプラズマエッチング用の保護樹脂層を0.1〜100μmの厚みに形成する工程、(2)前記保護樹脂層を感光性樹脂層で覆う工程、(3)前記感光性樹脂層にフォトリソグラフィー法により前記イミド系耐熱性樹脂フィルム加工用のパターンを形成する工程、(4)前記感光性樹層の部分除去により露出した前記保護樹脂層をエッチング液にて除去する工程、(5)露出した前記イミド系耐熱性樹脂フィルムを、酸素ガス雰囲気の圧力を常温で0.1〜100Paとする酸素ガス雰囲気下でプラズマエッチングする工程、(6)前記保護樹脂層を剥離する工程、を有することを特徴とする、イミド系耐熱性樹脂フィルムの加工方法、にある。かかる加工方法であるため、感光性樹脂使用量を減らしてかつ安全に加工することができる。
【0005】
上記課題を解決するための本発明請求項2記載の発明は、請求項1記載のイミド系耐熱性樹脂フィルムの加工方法において、前記保護樹脂層がノボラックフェノール樹脂で構成されることを特徴とする。また、請求項3記載の発明は、請求項1記載のイミド系耐熱性樹脂フィルムの加工方法において、前記感光性樹脂層のフォトリソグラフィー法で使用する現像液が、前記保護樹脂層のエッチング液を兼ねることを特徴とする。かかる加工方法であるため、感光性樹脂層の現像液と保護樹脂層のエッチング液を併用することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明において加工されるイミド系耐熱性樹脂フィルムとしては、東レ・デュポン社製の「カプトン」のようなフィルム単体のものや、宇部興産(株)製の「ユーピレックス」のようなポリイミドと金属を積層した材料、あるいは金属薄膜等の担体にポリアミック酸のワニスをフィルム状に塗布した後、熱キュアしてイミド化したもの等を使用することができる。また、イミド系耐熱性樹脂フィルムの厚みは、0.1〜100μmt程度までの広範囲において可能であり、特に1〜50μmtの厚みのフィルム加工に好適である。
【0007】
本発明の実施の形態について、図1を参照しながら説明することとする。
図1は、本発明の耐熱性樹脂フィルムの加工方法の一例を示す図である。図1(a)は、ポリイミドフィルム11に銅箔12を接着した銅箔付きのポリイミドフィルムを示す。以下この材料についての加工方法について説明する。
次に、図1(b)に示したように、図1(a)のポリイミドフィルム11上に有機溶剤等に溶かしてワニス状にした非感光性の保護樹脂層13を塗布し、溶媒分を乾燥して除去する。この保護樹脂としては、プラズマ耐性・耐熱性に優れ、後に容易にエッチング除去できる樹脂が使用でき、例えば、アルカリ可溶性樹脂であるノボラックフェノール樹脂等が好適である。保護樹脂層の厚みとしては、イミド系耐熱性樹脂と保護樹脂のプラズマエッチングレートの比に応じて0.1〜200μmtの範囲とすることができ、より好ましくは1〜100μmtの厚みで設定することができる。保護樹脂ワニスの塗布方法としては均一な厚みで塗工できる方法であればよく、例えば、スピンコート、ロールコート、ディップコート、ダイコート等の方法を使用するワニスの性状を考慮して適宜採用することができる。
【0008】
次に、図1(c)に示したようにこの保護樹脂層13の上に感光性樹脂層14を形成する。感光性樹脂層としては、前記保護樹脂層のエッチング液に耐性を有するものであれば良く、例えば前記保護樹脂としてノボラックフェノール樹脂を用いた場合は、カゼイン−重クロム酸塩系レジストや環化ゴム−アジド系レジスト、ノボラック系レジスト等の液状レジストや、アクリル樹脂系のフィルム状レジスト等を使用することができる。感光性樹脂層の厚みとしては、保護樹脂層パターニングのためのエッチングに耐えうる厚みがあれば十分である。
【0009】
また、プラズマエッチング後の感光性樹脂層の剥離工程を省略するため、プラズマエッチングの際にポリイミドと共にエッチング除去されて残存しない程度の厚みであればよく、0.1〜50μmtの範囲の厚みに設定するのが好ましい。感光性樹脂層14の形成方法としては、液状レジストを使用した場合、スピンコート、ロールコート、ディップコート、ダイコート等の方法を使用でき、フィルム状レジストを使用した場合は、ロールラミネーターやホットプレス等を用いることができる。 次に、図1(d)に示したように、感光性樹脂層14にフォトリソグラフィー法でプラズマエッチング用のパターンを露光、現像、処理の製版をしてパターニングされた感光性樹脂層14Pとする。
【0010】
続いて、図1(e)に示したように、感光性樹脂層の開口部15から保護樹脂層13をエッチング除去して、層14Pと13の両層によりイミド系耐熱性フィルムのプラズマエッチング用マスク16とする。保護樹脂層としてノボラックフェノール樹脂を用いた場合のエッチング液としては、低濃度のアルカリ水溶液を用いることができる。なお、保護樹脂としてノボラックフェノール樹脂を用い、感光性樹脂にノボラック系レジストを用いた場合、図1(d)のフォトリソグラフィー法における感光性ノボラック系レジストの現像液と(e)工程での保護樹脂層のノボラックフェノール樹脂のエッチング液とを併用することができ、かつ同時に処理できるので工程の短縮が図れる。
次に、図1(f)に示したように、イミド系耐熱性フィルム11をマスク開口部17からプラズマエッチング加工する。この時、パターニングされた感光性樹脂層14Pはプラズマエッチングにより完全に除去され、保護樹脂層13も一部エッチングされる。
【0011】
上記において、酸素ガス雰囲気下でのプラズマエッチングは、真空容器内の陰極と陽極間に交流電力の加算によりプラズマを発生させ、被プラズマエッチング物を陰極近傍の陰極暗部領域に設置することにより行われる。この場合、酸素ガス雰囲気の圧力は、常温で0.1〜100Pa、好ましくは3〜50Paとされる。酸素ガスの導入量は標準状態において、1〜80cc/min、好ましくは、10〜50cc/minとされる。プラズマ放電の処理電力は、通常0.05〜5kW、好ましくは0.2〜1kWとされる。処理時間は、0.1〜60分、好ましくは、1〜40分とされる。処理電力には、交流を使用することが好ましく、周波数は100kHz〜100MHz、実用上は、工業割り当て周波数の13.56MHzである。
【0012】
最後に、図1(g)に示すように保護樹脂層13を剥離除去する。保護樹脂層としてノボラックフェノール樹脂を使用した場合、剥離液としては水酸化ナトリウム水溶液を用いることができる。濃度は0.1〜10%、好ましくは1〜5%である。温度は、常温〜80°C、好ましくは30〜60°Cである。
【0013】
【実施例】
(実施例1)
厚さ18μmtの銅箔に、厚さ25μmtのポリイミドフィルムを接着した積層板のポリイミド面に、非感光性ノボラックフェノール樹脂をエチルセロソルブアセテートに溶解しワニス状にしたものをスピンコータにて塗布して、100°Cで30分間乾燥させ、50μmtの厚さに形成した。これを15μmtの厚さのアクリル樹脂系のドライフィルム(旭化成株式会社製「SUNFORT」)でラミネートした後、ポリイミドフィルム加工用の製版を施し、製版したドライフィルムを200°Cで3分間加熱し硬化させた。室温で1%水酸化カリウム水溶液に浸し、露出していたノボラックフェノール樹脂をエッチング除去した。これにより、プラズマエッチングする予定のポリイミドフィルムが露出し、それ以外の部分にはドライフィルムと非感光性ノボラックフェノール樹脂によるマスクパターン16が形成された。
【0014】
次に、日本真空株式会社製のドライエッチング装置の真空容器内に試料をセットし、真空容器内を減圧し、0.001Paに到達後、酸素ガスを主成分とする混合ガスを導入し、以後真空引きを行いつつ酸素ガスを50cc/minの流量で導入した。酸素ガス圧を50Paに保持し、放電電力400W、周波数13.56MHzでプラズマ放電させ、ポリイミドフィルム表面13を40分間、プラズマエッチングした。残存しているノボラックフェノール樹脂を剥離除去し、銅箔上のポリイミドフィルム11が所望のパターンに加工されていることが確認できた。
【0015】
(実施例2)
厚さ20μmのSUS板に、厚さ18μmtのポリイミドフィルムを接着した積層板のポリイミド面に、非感光性ノボラックフェノール樹脂をエチルセロソルブアセテートに溶解してワニス状にしたものをダイコータにて塗布して、100°Cで30分間乾燥させ、30μmtの厚さに形成した。このノボラック樹脂層の上に、ノボラックアジド系レジストを5μmtの厚みで塗布し、ポリイミドフィルム加工用の製版を施した。この時、ノボラック−アジド系レジストの現像と同じ薬液(1%水酸化カリウム水溶液)を使用して、非感光ノボラックフェノール樹脂のエッチング除去も同時に行った。
【0016】
次に、日本真空株式会社製のドライエッチング装置の真空容器内に試料をセットし、真空容器内を減圧し、0.001Paに到達後、酸素ガスを主成分とする混合ガスを導入し、以後真空引きを行いつつ酸素ガスを50cc/minの流量で導入した。酸素ガス圧を50Paに保持し、放電電力400W、周波数13.56MHzでプラズマ放電させ、ポリイミドフィルム表面およびマスク面を20分間、プラズマエッチングした。残存しているノボラックフェノール樹脂を剥離除去し、SUS板上のポリイミドフィルムが所望のパターンに加工されていることが確認できた。
【0017】
上記の実施例等においては、ポリイミドフィルムのエッチングについて記載しているが、本発明はポリイミドに限らずイミド環を含む他のイミド系耐熱性樹脂フィルム、例えばポリアミドイミド樹脂、ポリエステルイミド樹脂、ポリアミドエステルイミド樹脂、ビスマレイミド−トリアジン樹脂等により構成されるフィルムについて広く適用することができる。
また、これらの樹脂からなるフィルム、シートの広範囲の膜厚に対してコスト的に有利にエッチング加工を行うことができる。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、加工可能なポリイミドフィルムの厚みが感光性樹脂の最大解像膜厚に制限されないため、幅広い膜厚のポリイミドフィルムの加工に適用できるという利点を有するものである。また、プラズマエッチング用レジストを2層構造とし、プラズマ耐性、耐熱性といった物性を安価な非感光性の保護樹脂に担わせ、パターン形成の役割を感光性樹脂に担わせることにより、高価な感光性樹脂を厚く成膜する必要がなくなるため、結果として高価な感光性樹脂を使用してプラズマエッチング加工を行うよりもコスト的に有利になるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の耐熱性樹脂フィルムの加工方法の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 ポリイミドフィルム
12 銅箔
13 非感光性の保護樹脂層
14 感光性樹脂層
14P パターニングされた感光性樹脂層
15 感光性樹脂層開口部
16 プラズマエッチング用マスク
17 マスク開口部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for processing an imide-based heat-resistant resin film, and relates to a technical field in which a thick-film imide-based heat-resistant resin film is used by forming a pattern.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a processing method of an imide-based heat-resistant resin film such as polyimide, a chemical etching method using a concentrated alkaline aqueous solution or an organic alkaline solution such as hydrazine, a processing using a carbon dioxide gas, an excimer laser, a YAG laser, or the like. Methods or processing methods using plasma etching are known, and are used for various applications such as the manufacture of TAB and printed circuit boards. However, some types of basic skeletons of polyimide are difficult to etch, and further, organic alkali compounds such as hydrazine constituting the etching solution are harmful to the human body and are difficult to handle. In addition, laser processing is not often used for large-area batch processing because a single processing area is within the range of the laser diameter.
On the other hand, examples of processing polyimide by plasma etching include processing of a passivation film of LSI in the field of semiconductor manufacturing. The plasma etching method has an advantage that a large area can be collectively processed and etching can be performed regardless of the type of polyimide basic skeleton. In addition, since no harmful chemicals such as hydrazine are used, work safety is excellent.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the polyimide processing by plasma etching, a photosensitive resin is generally used as a mask for forming a pattern. However, in the case of plasma etching, the photosensitive resin is also etched together with the polyimide etching, so that the thickness of the polyimide film to be processed is increased. The thickness of the corresponding photosensitive resin layer is required. Therefore, there is a problem that the thickness of the processable polyimide film is limited by the maximum resolution film thickness of the photosensitive resin.
In addition, a photosensitive resin used as a mask for plasma etching has a problem that it is generally expensive because it has a photosensitive group, and is inferior in plasma resistance and heat resistance compared to a non-photosensitive resin.
Therefore, the present invention is a safe processing method for an imide-based heat-resistant resin film by plasma etching, and is intended to provide a processing method in which the amount of expensive photosensitive resin used is reduced.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
Invention of the present invention according to claim 1 for solving the problems is the method of processing the imide-based heat-resistant resin film, a protective resin layer for plasma etching (1) the imide-based heat-resistant resin film on 0 A step of forming a thickness of 1 to 100 μm , (2) a step of covering the protective resin layer with a photosensitive resin layer, and (3) a process for processing the imide-based heat-resistant resin film on the photosensitive resin layer by a photolithography method. A step of forming a pattern, (4) a step of removing the protective resin layer exposed by partial removal of the photosensitive resin layer with an etching solution, and (5) an oxygen gas atmosphere of the exposed imide-based heat resistant resin film. characterized in the step of plasma etching in an oxygen gas atmosphere to 0.1~100Pa at ambient temperature pressure, to have a step of peeling the protective resin layer (6) To, the processing method of the imide-based heat-resistant resin film, in. Since it is this processing method, it can process safely, reducing the usage-amount of photosensitive resin.
[0005]
The invention according to claim 2 of the present invention for solving the above-mentioned problems is characterized in that, in the method for processing an imide heat-resistant resin film according to claim 1, the protective resin layer is composed of a novolak phenol resin. . The invention described in claim 3 is the processing method of the imide heat-resistant resin film according to claim 1, wherein the developer used in the photolithography method of the photosensitive resin layer is an etching solution for the protective resin layer. It is also characterized by serving. Because of this processing method, a developer for the photosensitive resin layer and an etchant for the protective resin layer can be used in combination.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Examples of the imide-based heat-resistant resin film processed in the present invention include a single film such as “Kapton” manufactured by Toray DuPont, and a polyimide and metal such as “Upilex” manufactured by Ube Industries, Ltd. A laminated material or a polyamic acid varnish applied to a carrier such as a metal thin film in the form of a film and then thermally cured and imidized can be used. The thickness of the imide heat-resistant resin film can be in a wide range up to about 0.1 to 100 μmt, and is particularly suitable for film processing with a thickness of 1 to 50 μmt.
[0007]
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
FIG. 1 is a diagram showing an example of a method for processing a heat-resistant resin film of the present invention. FIG. 1A shows a polyimide film with a copper foil obtained by bonding a
Next, as shown in FIG. 1 (b), a non-photosensitive
[0008]
Next, a photosensitive resin layer 14 is formed on the
[0009]
Moreover, in order to omit the peeling process of the photosensitive resin layer after the plasma etching, it may be a thickness that does not remain after being etched away with the polyimide during the plasma etching, and the thickness is set in the range of 0.1 to 50 μmt. It is preferable to do this. As a method of forming the photosensitive resin layer 14, when a liquid resist is used, methods such as spin coating, roll coating, dip coating, and die coating can be used. When a film resist is used, a roll laminator, a hot press, etc. Can be used. Next, as shown in FIG. 1D, a
[0010]
Subsequently, as shown in FIG. 1E, the
Next, as shown in FIG. 1 (f), the imide heat-
[0011]
In the above, plasma etching in an oxygen gas atmosphere is performed by generating plasma by adding AC power between the cathode and anode in the vacuum vessel, and placing the plasma etching object in the cathode dark area near the cathode. . In this case, the pressure of the oxygen gas atmosphere is 0.1 to 100 Pa, preferably 3 to 50 Pa at room temperature. The amount of oxygen gas introduced is 1 to 80 cc / min, preferably 10 to 50 cc / min in the standard state. The processing power for plasma discharge is usually 0.05 to 5 kW, preferably 0.2 to 1 kW. The treatment time is 0.1 to 60 minutes, preferably 1 to 40 minutes. It is preferable to use alternating current for the processing power, and the frequency is 100 kHz to 100 MHz, and practically, the industrially assigned frequency is 13.56 MHz.
[0012]
Finally, the
[0013]
【Example】
Example 1
On the polyimide surface of the laminate obtained by bonding a polyimide film with a thickness of 25 μmt to a copper foil with a thickness of 18 μmt, a non-photosensitive novolac phenolic resin dissolved in ethyl cellosolve acetate and applied in a varnish with a spin coater, The film was dried at 100 ° C. for 30 minutes to form a thickness of 50 μmt. This was laminated with a 15 μm thick acrylic resin-based dry film (“SUNFORT” manufactured by Asahi Kasei Co., Ltd.), and then a plate for polyimide film processing was applied, and the plate-dried dry film was heated and cured at 200 ° C. for 3 minutes. I let you. It was immersed in a 1% aqueous potassium hydroxide solution at room temperature, and the exposed novolak phenol resin was removed by etching. As a result, the polyimide film to be plasma-etched was exposed, and a mask pattern 16 of a dry film and a non-photosensitive novolak phenol resin was formed in the other portions.
[0014]
Next, a sample is set in a vacuum vessel of a dry etching apparatus manufactured by Nippon Vacuum Co., Ltd., the pressure inside the vacuum vessel is reduced, and after reaching 0.001 Pa, a mixed gas mainly containing oxygen gas is introduced. While evacuating, oxygen gas was introduced at a flow rate of 50 cc / min. The oxygen gas pressure was maintained at 50 Pa, plasma discharge was performed at a discharge power of 400 W and a frequency of 13.56 MHz, and the
[0015]
(Example 2)
On a polyimide surface of a laminate obtained by adhering a 18 μm thick polyimide film to a 20 μm thick SUS plate, a non-photosensitive novolac phenolic resin dissolved in ethyl cellosolve acetate was applied with a die coater. , And dried at 100 ° C. for 30 minutes to form a thickness of 30 μmt. On this novolak resin layer, a novolac azide-based resist was applied in a thickness of 5 μmt, and a plate for polyimide film processing was applied. At this time, the same chemical solution (1% aqueous potassium hydroxide solution) as that used for developing the novolak-azide resist was used to simultaneously remove the non-photosensitive novolak phenol resin by etching.
[0016]
Next, a sample is set in a vacuum vessel of a dry etching apparatus manufactured by Nippon Vacuum Co., Ltd., the pressure inside the vacuum vessel is reduced, and after reaching 0.001 Pa, a mixed gas mainly containing oxygen gas is introduced. While evacuating, oxygen gas was introduced at a flow rate of 50 cc / min. The oxygen gas pressure was maintained at 50 Pa, plasma discharge was performed at a discharge power of 400 W and a frequency of 13.56 MHz, and the polyimide film surface and the mask surface were plasma etched for 20 minutes. The remaining novolak phenol resin was peeled and removed, and it was confirmed that the polyimide film on the SUS plate was processed into a desired pattern.
[0017]
In the above examples, etc., the etching of the polyimide film is described. However, the present invention is not limited to polyimide, but other imide-based heat-resistant resin films containing an imide ring, such as polyamide imide resin, polyester imide resin, polyamide ester. It can be widely applied to films composed of imide resins, bismaleimide-triazine resins, and the like.
Moreover, it is possible to carry out etching processing advantageously in terms of cost for a wide range of film thicknesses of films and sheets made of these resins.
[0018]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the thickness of the processable polyimide film is not limited to the maximum resolution film thickness of the photosensitive resin, it has an advantage that it can be applied to processing of a polyimide film having a wide film thickness. In addition, the resist for plasma etching has a two-layer structure, and physical properties such as plasma resistance and heat resistance are assigned to an inexpensive non-photosensitive protective resin, and the photosensitive resin is used for the role of pattern formation. Since it is not necessary to form a thick resin film, there is an advantage that it is advantageous in terms of cost as compared with plasma etching using an expensive photosensitive resin.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of a method for processing a heat-resistant resin film of the present invention.
[Explanation of symbols]
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