JP4237965B2

JP4237965B2 - Method for treating Cr-containing sludge and incineration residue, etc. and steelmaking pellets obtained thereby

Info

Publication number: JP4237965B2
Application number: JP2002047559A
Authority: JP
Inventors: 秀美渡辺; 健二橋本; 治久鈴木; 航阪井; 周松本
Original assignee: Nippon Steel Corp
Current assignee: Nippon Steel Corp
Priority date: 2002-02-25
Filing date: 2002-02-25
Publication date: 2009-03-11
Anticipated expiration: 2022-02-25
Also published as: JP2003247027A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有効成分を再利用することができるＣｒ含有スラッジや焼却残渣等の処理方法およびそれにより得られる製鋼用ペレットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、製鉄所あるいはその他の工場等においては、メッキ処理工程や酸洗い処理工程や湿式集塵処理工程を経た後に高水分のＣｒ含有スラッジが発生するケースがある。この場合、発生したＣｒ含有スラッジ類は、従来は産業廃棄物として埋め立て処理されているのが普通である。
また、圧延用ロールは長期間使用するとロールプロフィールが崩れるため研削処理を実施しているが、この作業で生じる研削屑には研削油が混在しているとともにＣｒ濃度も５％前後と高いため、産業廃棄物として埋め立て処理されるのが普通である。また、圧延廃油、含油スラッジ等の焼却炉から発生する焼却残渣は水封部への排出となることが多く、通常は湿潤状態で埋め立て処理されるのが普通である。
更には、廃油等の焼却場の集塵ダストは、焼却物からの重金属類発生の懸念があり、また乾燥した微紛で取り扱いにくいため、ドラム缶に詰めて最終処分場で埋め立て処理されるのが普通である。
【０００３】
しかしながら、最近では埋め立て場の受け入れ可能容量が減少しているとともに、埋め立て処理のために外部委託する費用も高くなりコストアップの要因になるという問題点があった。更に、スラッジ中には鉄分等の有効成分を含んでおり、廃棄処理してしまうと資源の無駄遣いになるという問題点もあった。
【０００４】
一方、本出願人はＣｒ含有スラッジではないが、鉄−亜鉛系スラッジをペレット化して転炉へ投入することにより、産業廃棄物の減量化を図るとともに、スラッジ中に存在する鉄分等の有効成分の再利用を図る方法を開発し、先に特開昭５６−１３９６３３号公報として提案した。しかしながら、この方法によるときは脱水設備が大掛りで設備費が高くなるうえに乾燥時間も長くなるという問題点があった。また、ペレットを転炉に投入する際にペレット中の水分量が多くて炉内爆裂を生じるため、この技術をそのままＣｒ含有スラッジに適用した場合には、Ｃｒの分散が不均一となってスラグへの不均一混合およびペレット鉄歩留まりが大幅に低下するという問題点があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、Ｃｒ含有スラッジ、Ｃｒ含有焼却残渣、集塵ダスト等から有効成分を再利用することができるとともに、製鋼用ペレットを簡単な設備により短時間で、かつ安価に生産することができるＣｒ含有スラッジや焼却残渣等の処理方法、およびその処理方法により得られるものであって、転炉へ投入した場合にも炉内爆裂を生じることがなくて均一に分散でき高い鉄歩留まりで、かつＣｒ基準値以下での転炉繰業を可能とすることができる製鋼用ペレットを提供することを目的として完成されたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明は、高水分のＣｒ含有スラッジと、Ｃｒ含有焼却残渣および集塵ダストの少なくとも１種以上と、燒結乾ダストを混合して水分含有率が１０〜１４．９％の混合物とし、得られた混合物を亜鉛含有量が０．５％以下の含鉄亜鉛粗粒ダストおよびバインダーとともに混合した後、前記亜鉛粗粒ダストを核として造粒して生ペレットを形成し、次いで該生ペレットを養生した後、４％以下の減率乾燥域まで乾燥して炉内の溶融スラグの比重よりも大きな製鋼用ペレットとして利用することを特徴とするＣｒ含有スラッジや焼却残渣等の処理方法である。
【０００７】
また、高水分のＣｒ含有スラッジと、Ｃｒ含有焼却残渣および集塵ダストの少なくとも１種以上と、燒結乾ダストを混合して水分含有率が１０〜１４．９％の混合物とし、得られた混合物を亜鉛含有量が０．５％以下の含鉄亜鉛粗粒ダストおよびバインダーとともに混合した後、前記亜鉛粗粒ダストを核として造粒して生ペレットを形成し、次いで該生ペレットを養生して得られる製鋼用ペレットであって、比重が投入する炉内の溶融スラグの比重よりも大きく、かつ４％以下の減率乾燥域まで乾燥されていることを特徴とする製鋼用ペレットである。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図面は、本発明に係る製鋼用ペレットの製造工程の一例を示す全体フロー図であり、図中１は燒結乾ダストの供給源、２はＣｒ含有スラッジおよびＣｒ含有焼却残渣の供給源、３は含鉄亜鉛ダストの供給源、４はこれらの供給源より供給される各原料を貯留するとともに一定量ずつ切り出すためのホッパーである。
【０００９】
前記Ｃｒ含有スラッジは、５０〜６０％の高水分を含むものであり、このままホッパー４に貯留するとブリッジを形成して正確に切り出し配合することができない。そのため、本発明ではＣｒ含有スラッジを予め燒結乾ダストと混合しておき水分含有率が１０％程度の混合物とし、これをホッパー４に貯留することでブリッジの発生を防止するのである。
【００１０】
また、Ｃｒ含有焼却残渣も約５０％程度の高水分を含むものであり、前記スラッジと同様に予め燒結乾ダストと混合しておくことでブリッジの発生を防止するのである。この焼却残渣は、ロール研削屑を廃油、含油スラッジとともにロータリーキルン等の焼却設備により焼却して生じる残渣を水封部より排出して得られるものであり、従来埋め立て処分していたロール研削屑や含油スラッジ等の有効利用を図ることを可能にするものである。
【００１１】
前記ホッパー４には含鉄亜鉛ダストおよびバインダーを貯留する。含鉄亜鉛ダストは、後述するように製造した製鋼用ペレットを転炉に投入した場合にスラグ層を通過して溶銑内に入り込むだけの十分な質量を付与するためのものである。即ち、製鋼用ペレットの比重調整を行うためのものであり、炉内スラグの比重よりも大きくなるように調製し添加する。
バインダーとしては、例えばシリカ、ＣａＯからなるエスメントと称される高炉水砕スラグ微粉末、製紙スラッジ等を用いることができる。なお、ホッパー４には造粒に必要な生石灰も貯留してある。
【００１２】
なお、含鉄亜鉛ダストとしては、高亜鉛ダストと低亜鉛ダストの２種類を用いることが好ましい。ここで高亜鉛ダストとは、亜鉛含有量が約２％程度のものをいい、低亜鉛ダストとは、亜鉛含有量が約０．５％以下のものをいう。高亜鉛ダストは微粒であるため、後工程で造粒した場合に核を形成できず所望形状の製鋼用ペレットが得られないおそれがあり、本発明では径の大きい粗粒ダストである低亜鉛ダストを加えることで、造粒時の核として利用するのである。
【００１３】
１１は集塵機で発生した集塵ダストを貯留するダストホッパーである。従来、乾燥した微紛で取り扱いにくい集塵ダストは、通常キレート樹脂により固化した後、ドラム缶に詰めて最終処分場で埋め立て処理されていたが、ダスト中には鉄分を多量に含んでおりリサイクルして有効活用することが望まれていた。本発明では、この集塵ダストをペレット成形用の水分調整剤として利用することにより有効活用を図るものである。
この集塵ダストは、図中の実線で示されるように燒結乾ダストに混入させたり、破線で示されるようにホッパー４に供給したりすることができる。
【００１４】
以上のように、ホッパー４に貯留した高水分のＣｒ含有スラッジと、Ｃｒ含有焼却残渣および集塵ダストの少なくとも１種以上と、燒結乾ダストを混合して水分含有率を１０％程度とした混合物と、含鉄亜鉛ダスト、バインダーおよび生石灰を所定量切り出しして、ボールミルのような混合装置５で混合する。次いで、得られた混合物をパンペレタイザーのような造粒装置６で造粒して、粒径が２０〜３０ｍｍ程度、水分含有率が１０％程度の生ペレットを形成する。
【００１５】
その後、該生ペレットを養生ヤード７で養生することにより、バインダーの水和反応で強度を発現させる。その後、バンド乾燥機のような乾燥装置８で乾燥して製鋼用ペレットとする。
この時、水分含有率が１０％程度の生ペレットを４％以下の減率乾燥域まで乾燥して製鋼用ペレットとする。このように、ペレット中の自由水分を除去して４％以下の減率乾燥域まで乾燥することにより、ペレットを転炉へ投入した場合の急激な水分蒸発をなくし炉内爆裂が生じるのを的確に防止することができる。
【００１６】
その後、得られた製鋼用ペレットは、地上バンカーまでトラック輸送して転炉１０の炉上ホッパー９まで搬送される。そして該ホッパー内の製鋼用ペレットは、高炉溶銑を装入後に副原料とともに投入することにより利用に供されることとなる。
【００１７】
以上のようにして得られる製鋼用ペレットは、粒径が約１０〜３０ｍｍで、比重が炉内の溶融スラグの比重よりも大きいもの（炉内スラグ比重２．５〜３．０に対し、ペレット比重３．０〜３．５）であり、また水分含有率も４％以下の減率乾燥域まで十分に乾燥したものである。
従って、このペレットを転炉に投入した場合は、比重が大きいためにペレットがスラグ層に浮遊することがなく溶銑内に入り込むことができる。また、自由水分を除去して４％以下の減率乾燥域まで乾燥してあるので急激な水分蒸発による炉内爆裂もなく、スラグおよび溶銑内で均一に分散されてペレット中の鉄成分等を歩留まりよく（鉄歩留まりは約９０％）確保することができる。しかも、炉内爆裂がないのでＣｒが炉壁に付着して炉材を侵食することもなく、またＣｒが溶銑内で偏在することがなく均一に分散するのでＣｒ基準値以下（溶銑成分規制値０．０５５％以下）での繰業を可能とする。
【００１８】
また、４％以下の減率乾燥域まで乾燥してないペレットでは鉄歩留まりが４０％程度と低く、溶銑・溶鋼のトン当たり５ｋｇ以下しか投入することができないのに対して、本発明のペレットでは溶銑・溶鋼のトン当たり２０〜４０ｋｇ投入しても鉄歩留まりを９０％以上確保できることが確認されている。
なお、亜鉛についてはＺｎＯとして発生ダストとともに循環し、徐々にダスト中のＺｎ濃度を高めていき、高亜鉛濃縮ダストとして再利用に供することができる。
また、従来は廃棄処分されていたロール研削屑や集塵ダストから鉄分の回収が可能で有効活用できるとともに、乾燥した集塵ダストを用いた場合には水分調整用の焼結乾ダストの使用量を減少させることができ大幅なコストダウンを図ることが可能となる。
【００１９】
［表１］に示した調合により製鋼用ペレットを製造した。実施例１はＣｒ含有スラッジと集塵ダストを用いた場合、実施例２はＣｒ含有スラッジとＣｒ含有焼却残渣を用いた場合、実施例３、４はＣｒ含有スラッジとＣｒ含有焼却残渣および集塵ダストを用いた場合を示す。
いずれの場合も、ペレットとして十分な強度を有しており、また炉内爆裂もなく、また溶銑に約２０ｋｇ／ｔ投入してもＣｒ基準値以下（溶銑成分規制値０．０５５％以下）での繰業が可能であった。
【００２０】
【表１】

【００２１】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明のＣｒ含有スラッジや焼却残渣等の処理方法は、Ｃｒ含有スラッジ、Ｃｒ含有焼却残渣、集塵ダスト等から有効成分を再利用することができるとともに、製鋼用ペレットを簡単な設備により短時間で、かつ安価に生産することができるものであり、またこれにより得られる製鋼用ペレットは、転炉へ投入した場合にも炉内爆裂を生じることがなくて均一に分散でき高い鉄歩留まりで、かつＣｒ基準値以下での転炉繰業を可能とすることができるものである。
よって本発明は従来の問題点を一掃したＣｒ含有スラッジや焼却残渣等の処理方法およびそれにより得られる製鋼用ペレットとして、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態を示す製造工程の全体フロー図である。
【符号の説明】
１燒結乾ダストの供給源
２Ｃｒ含有スラッジおよびＣｒ含有焼却残渣の供給源
３含鉄亜鉛ダストの供給源
４ホッパー
５混合装置
６造粒装置
７養生ヤード
８乾燥装置
１０転炉
１１ダストホッパー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a method for treating Cr-containing sludge, incineration residue, and the like that can reuse an active ingredient, and a steelmaking pellet obtained thereby.
[0002]
[Prior art]
For example, in ironworks or other factories, high moisture Cr-containing sludge may occur after a plating process, a pickling process, or a wet dust collection process. In this case, the generated Cr-containing sludge is usually landfilled as industrial waste.
In addition, the rolling roll is subjected to grinding treatment because the roll profile collapses when used for a long time, but the grinding waste generated in this work is mixed with grinding oil and the Cr concentration is as high as around 5%, It is usually landfilled as industrial waste. Further, incineration residues generated from incinerators such as rolling waste oil and oil-containing sludge are often discharged to a water seal part, and are usually landfilled in a wet state.
In addition, dust collected from incineration plants such as waste oil is likely to generate heavy metals from the incineration products, and is difficult to handle with dry fine powder. It is normal.
[0003]
However, recently there has been a problem that the capacity that can be accepted at the landfill site has decreased, and the cost of outsourcing for landfill processing has increased, leading to an increase in cost. Furthermore, the sludge contains an active ingredient such as iron, and there is a problem that waste of resources is wasted if it is disposed of.
[0004]
On the other hand, the present applicant is not a Cr-containing sludge, but by reducing the amount of industrial waste by pelletizing iron-zinc-based sludge and putting it into the converter, an active ingredient such as iron present in the sludge Has been developed as a method for reusing the above, and previously proposed as Japanese Patent Laid-Open No. 56-139633. However, when this method is used, there is a problem that the dehydration equipment is large, the equipment cost is high, and the drying time is long. In addition, when the pellets are put into the converter, the amount of moisture in the pellets is large, causing explosion in the furnace. Therefore, when this technology is applied to Cr-containing sludge as it is, the dispersion of Cr becomes non-uniform and slag is generated. There was a problem that the non-uniform mixing of the steel and the pellet iron yield were greatly reduced.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves the conventional problems as described above, and can reuse active ingredients from Cr-containing sludge, Cr-containing incineration residue, dust collection dust, and the like, and shorten steelmaking pellets with simple equipment. It is obtained by a treatment method for Cr-containing sludge and incineration residue, etc. that can be produced in a short time and at low cost, and is obtained by the treatment method, and does not cause an explosion in the furnace even when it is put into a converter It was completed for the purpose of providing pellets for steel making that can be uniformly dispersed and have a high iron yield and can perform converter operation at a Cr reference value or less.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention made in order to solve the above-mentioned problems is characterized by mixing a high moisture Cr-containing sludge, at least one Cr-containing incineration residue and dust collection dust, and sintered dry dust to have a moisture content of 10 to 10. a mixture of 14.9%, after the zinc content of the resultant mixture was mixed with 0.5% or less of the ferrous zinc coarse dust and binder, the granulated into raw pellets the zinc coarse dust as nuclei Cr-containing sludge and incineration characterized by being formed, then curing the raw pellets, drying to a reduced rate drying area of 4% or less, and using them as steelmaking pellets larger than the specific gravity of the molten slag in the furnace This is a treatment method for residues and the like.
[0007]
Also, a mixture having a moisture content of 10 to 14.9% by mixing high moisture Cr-containing sludge, at least one of Cr-containing incineration residue and dust collection dust, and sintered dry dust, and obtaining the mixture Is mixed with iron-containing zinc coarse particles having a zinc content of 0.5% or less and a binder, granulated using the zinc coarse particles as a core to form raw pellets, and then the raw pellets are cured. The steelmaking pellets are characterized in that they are dried to a reduced rate drying range of 4% or less, which is greater than the specific gravity of the molten slag in the furnace into which the specific gravity is charged.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
The drawing is an overall flow diagram showing an example of a manufacturing process of steelmaking pellets according to the present invention, in which 1 is a supply source of sintered dry dust, 2 is a supply source of Cr-containing sludge and Cr-containing incineration residue, 3 is The iron-containing zinc dust supply source 4 is a hopper for storing each raw material supplied from these supply sources and cutting out a certain amount.
[0009]
The Cr-containing sludge contains 50 to 60% of high moisture, and if stored in the hopper 4 as it is, a bridge is formed and cannot be accurately cut and blended. Therefore, in the present invention, Cr-containing sludge is previously mixed with sintered dry dust to obtain a mixture having a water content of about 10%, and this is stored in the hopper 4 to prevent the occurrence of bridging.
[0010]
In addition, the Cr-containing incineration residue also contains about 50% of high moisture, and the occurrence of bridging is prevented by previously mixing with sintered dry dust in the same manner as the sludge. This incineration residue is obtained by discharging the residue generated by incineration of roll grinding scraps with incineration equipment such as rotary kiln together with waste oil and oil-impregnated sludge from the water seal part. This makes it possible to effectively use sludge and the like.
[0011]
The hopper 4 stores iron-containing zinc dust and binder. The iron-containing zinc dust is for imparting a mass sufficient to pass through the slag layer and enter the hot metal when steelmaking pellets manufactured as described later are put into a converter. That is, it is for adjusting the specific gravity of the steelmaking pellets, and is prepared and added so as to be larger than the specific gravity of the in-furnace slag.
As the binder, for example, blast furnace granulated slag fine powder called paper, made of silica or CaO, papermaking sludge or the like can be used. The hopper 4 also stores quick lime necessary for granulation.
[0012]
In addition, as iron-containing zinc dust, it is preferable to use two types, high zinc dust and low zinc dust. Here, high zinc dust means a zinc content of about 2%, and low zinc dust means a zinc content of about 0.5% or less. Since high zinc dust is fine, when it is granulated in the subsequent process, there is a risk that nuclei cannot be formed and steel pellets of the desired shape may not be obtained. In the present invention, low zinc dust, which is coarse dust with a large diameter, may be obtained. It is used as a nucleus during granulation.
[0013]
A dust hopper 11 stores dust collection dust generated by the dust collector. Conventionally, dust collected that is difficult to handle with dry fine powder is usually solidified with a chelating resin, then packed in drums and landfilled at the final disposal site. It was hoped that it would be used effectively. In the present invention, the dust collection dust is used effectively as a moisture adjusting agent for pellet forming.
This dust collection dust can be mixed into the sintered dry dust as shown by the solid line in the figure, or can be supplied to the hopper 4 as shown by the broken line.
[0014]
As described above, a mixture containing high moisture Cr-containing sludge stored in the hopper 4, at least one Cr-containing incineration residue and dust collection dust, and sintered dry dust to have a moisture content of about 10%. Then, a predetermined amount of the iron-containing zinc dust, binder and quicklime is cut out and mixed by the mixing device 5 such as a ball mill. Next, the obtained mixture is granulated by a granulator 6 such as a pan pelletizer to form raw pellets having a particle size of about 20 to 30 mm and a moisture content of about 10%.
[0015]
Thereafter, the raw pellets are cured in the curing yard 7 to develop strength by a binder hydration reaction. Then, it dries with the drying apparatus 8 like a band dryer, and is set as the pellet for steel manufacture.
At this time, the raw pellets having a moisture content of about 10% are dried to a reduced rate drying region of 4% or less to obtain steelmaking pellets. In this way, by removing the free moisture in the pellet and drying it to a reduced rate drying area of 4% or less, it is possible to eliminate the rapid moisture evaporation when the pellet is put into the converter and to ensure that an explosion in the furnace occurs. Can be prevented.
[0016]
Thereafter, the obtained steelmaking pellets are transported to a ground bunker by truck and transported to the furnace hopper 9 of the converter 10. The steelmaking pellets in the hopper are used by charging the blast furnace hot metal together with the auxiliary materials after charging.
[0017]
The steelmaking pellets obtained as described above have a particle size of about 10 to 30 mm and a specific gravity larger than the specific gravity of the molten slag in the furnace (the pellet has a specific gravity of 2.5 to 3.0 in the furnace). The specific gravity is 3.0 to 3.5), and the moisture content is sufficiently dried to a reduced drying area of 4% or less.
Therefore, when this pellet is put into the converter, the specific gravity is large, so that the pellet can enter the molten iron without floating in the slag layer. In addition, free moisture is removed and the drying rate is reduced to 4% or less, so there is no explosion in the furnace due to rapid water evaporation, and the iron components in the pellets are uniformly dispersed in the slag and hot metal. A good yield (iron yield is about 90%) can be secured. Moreover, since there is no explosion in the furnace, Cr adheres to the furnace wall and does not erode the furnace material, and Cr is not unevenly distributed in the hot metal, so it is uniformly dispersed. It is possible to work at 0.055% or less.
[0018]
Also, pellets that have not been dried to a reduced rate of 4% or less have an iron yield as low as about 40%, and can be charged only 5 kg or less per ton of hot metal / molten steel. It has been confirmed that an iron yield of 90% or more can be secured even when 20 to 40 kg per ton of hot metal / molten steel is introduced.
In addition, about zinc, it circulates with the generated dust as ZnO, can raise Zn concentration in dust gradually, and can use for reuse as high zinc concentration dust.
In addition, iron content can be recovered from roll grinding scraps and dust collection dust that has been disposed of in the past and can be used effectively. When dry dust collection is used, the amount of sintered dry dust used for moisture adjustment is also used. Can be reduced, and the cost can be greatly reduced.
[0019]
Steelmaking pellets were produced according to the formulation shown in [Table 1]. Example 1 uses Cr-containing sludge and dust collection dust, Example 2 uses Cr-containing sludge and Cr-containing incineration residue, Examples 3 and 4 show Cr-containing sludge, Cr-containing incineration residue and dust collection The case where dust is used is shown.
In any case, it has sufficient strength as a pellet, and there is no explosion in the furnace, and even if about 20 kg / t is charged into the hot metal, it is below the Cr reference value (the hot metal component regulation value is 0.055% or less). Was possible.
[0020]
[Table 1]

[0021]
【The invention's effect】
As is clear from the above explanation, the treatment method for Cr-containing sludge and incineration residue of the present invention can reuse the active ingredient from Cr-containing sludge, Cr-containing incineration residue, dust collection dust and the like, Steelmaking pellets can be produced in a short time and at low cost with simple equipment, and the steelmaking pellets obtained in this way will not cause an in-furnace explosion even when placed in a converter. Therefore, it is possible to disperse uniformly and enable converter operation with a high iron yield and below the Cr reference value.
Therefore, the present invention contributes greatly to industrial development as a method for treating Cr-containing sludge, incineration residue, and the like that have eliminated conventional problems, and steel pellets obtained thereby.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall flow chart of a manufacturing process showing an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Supply source of sintered dry dust 2 Supply source of Cr-containing sludge and Cr-containing incineration residue 3 Supply source of iron-containing zinc dust 4 Hopper 5 Mixing device 6 Granulating device 7 Curing yard 8 Drying device 10 Converter 11 Dust hopper

Claims

A high-moisture Cr-containing sludge, at least one of Cr-containing incineration residue and dust collection dust, and sintered dry dust are mixed to obtain a mixture having a moisture content of 10 to 14.9% , and the resulting mixture is zinc After mixing together with iron-containing zinc coarse particles having a content of 0.5% or less and a binder, the raw zinc pellets are granulated to form raw pellets, and then the raw pellets are cured, and then 4% A method for treating Cr-containing sludge, incineration residue, etc., which is dried to the following reduced rate drying zone and used as a steelmaking pellet larger than the specific gravity of the molten slag in the furnace.

A high-moisture Cr-containing sludge, at least one of Cr-containing incineration residue and dust collection dust, and sintered dry dust are mixed to obtain a mixture having a moisture content of 10 to 14.9% , and the resulting mixture is zinc Steelmaking obtained by mixing together with iron-containing zinc coarse particle dust having a content of 0.5% or less and a binder, granulating the zinc coarse particle dust as a core to form raw pellets, and then curing the raw pellets A pellet for steel making, wherein the pellet is dried to a reduced rate drying region having a specific gravity greater than the specific gravity of the molten slag in the furnace into which it is charged and 4% or less.