JP4237654B2 - 安全装置及びそれを用いた過大電流遮断システム - Google Patents

安全装置及びそれを用いた過大電流遮断システム Download PDF

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Description

熱応動素子を用いた過大電流を検出する安全装置及びそれを用いた過大電流遮断システムに関する。
従来、過大な電流や温度を検出する安全装置としては、熱応動型のブレーカーとして厚いバイメタルの平板の回りに通電電線を巻き、電線で発生するジュール熱でバイメタルを変位させ、この変位の動作で直接スイッチング部のラッチを外して電流を遮断するものが知られている。(例えば、特許文献1参照。)
また、過大な電流を半導体で検出し、バッテリーリレーを駆動し電源電流を遮断するものも知られている。(例えば、特許文献2参照。)
特開2000−340093号公報([要約]、図1) 特開平11−041787号公報([要約]、図1)
しかしながら、上記特許文献1の技術のように、通電する電流を直接遮断するブレーカでは、過大な電流に対し検出部分が直接電源電流を通電する構造となっているので電流が大きくなるにつれて検出装置本体も大型化し、構造的にも複雑となり、このため設置上の制約を有している。
また、通電部分の抵抗で発生するジュール熱により熱応動素子を作動させているため検出部分がそのまま通電部分ともなっており、このためその通電部分に抵抗が生じ、この通電回路が低電圧回路である場合には電圧ロスの原因となっていた。
また、特許文献2の技術は、過大電流を半導体で検出する構造であるため、大電流を消費する電装品の起動時の突入電流のように、短時間で大電流が流れることがある回路では、誤動作する場合があり、これに対処するために電流検出装置を大型化しなければならなくなるという問題を有していた。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、応用範囲が広く小型化で且つ電圧のロスが少なく誤動作の虞のない安全装置を提供することである。
先ず、第1の発明の正常時開路型安全装置は、所定の電源電線の所定区間の配線抵抗値よりも大きな抵抗値を有する抵抗体と、上記所定区間と並列に接続したとき上記抵抗体に所定の値以上の電流が流れることにより上記抵抗体が発熱したときこの発熱を感知して常温時開放状態の接点を閉じる熱応動接点と、を有して構成される。
この正常時開路型安全装置は、例えば、上記抵抗体を上記電源電線に近接して配置し、上記熱応動体が上記抵抗体から伝達される上記電源電線の過熱に感応して動作するように利用することもできる。また、例えば、上記抵抗体を電源に近接して配置し、上記熱応動体が上記抵抗体から伝達される上記電源の過熱に感応して動作するように利用することもできる。
この場合、上記電源は、例えばトランス又は電池であってもよく、また、例えば、コネクタ等の接続部であってもよい。
次に、第2の発明の過大電流遮断システムは、電源電線の過大な電流を検出して電源電線の電流を遮断する過大電流遮断システムにおいて、上記電源電線の所定の配線抵抗値を有する区間の始点と終点の2点間に並列に接続された上記配線抵抗値よりも大きな抵抗値を有する抵抗体と、過大電流で発生する上記電源電線の上記区間での電圧降下による電位差により上記抵抗体に流れる電流で上記抵抗体が発熱したとき該発熱を感知して常温時開放状態の接点を閉じる熱応動接点と、該熱応動接点の接点回路の通電により正常時閉路状態にセットされた引き外し装置のラッチ開放部を駆動して上記電源電線の電流を遮断する電流遮断装置と、を備えて構成される。
更に、第3の発明の過大電流遮断システムは、電源電線の所定の配線抵抗値を有する区間の始点と終点の2点間の任意の点から分岐させた分岐回路と、該分岐回路に接続された過渡的又は一時的な大電流を通電する第1の回路と、上記区間の終点に接続された長時間電流を消費する第2の回路と、所定の動作温度以上の温度で動作して固定接点に対向配置された可動接点を閉動作させる熱応動体と、該熱応動体に近接して配置され、上記区間の始点と終点の間の並列に接続され、分岐路である上記第1の回路に流れる過渡的又は一時的な大電流に対して発熱量が少なく、上記第2の回路に短絡して流れる過大電流に対する発熱量が上記熱応動体の所定の動作温度以上の温度を発生させる抵抗体と、上記熱応動体が上記可動接点を閉動作させたことにより形成される接点回路を流れる電流により正常時閉路状態にセットされた引き外し装置のラッチ開放部を駆動させて上記電源電線を流れる電流を遮断する電流遮断装置と、を備えて構成される。
更に第4の発明の過大電流遮断システムは、上記第2の発明の過大電流遮断システムにおいて、上記所定の配線抵抗値を有する区間の終点で第2の回路への配線から分岐した第1の回路と、上記区間の始点と上記配線の上記第2の回路への接続点との間で上記抵抗体を並列に接続し、上記分岐点と上記接続点の間に数mΩから数十mΩまでの間の所望の抵抗値を有する電源回路抵抗体を更に備えて構成される。
また、上記いずれのシステムも、上記抵抗体は、例えば、上記固定接点、上記可動接点、及び上記熱応動体と電気的に分離するようにして、上記電源電線の電源電流が流れる回路上の任意の2点間に並列に接続するように構成することもできる。
一般の熱動型のブレーカでは大電流が流れる経路にバイメタルを動作させるためのヒータ(抵抗体)を設ける必要があるが、本発明の過大電流遮断システムによれば安全装置によって従来の電源配線に存在する固有抵抗を利用して過大電流を検出しようとするものであり、一般の熱動型のブレーカのヒータのような追加の抵抗分が電流経路に存在しないので、回路のインピーダンスを最小に抑えることができ、回路の電流効率が向上する。
また、接続する負荷回路の特性により過渡的(又は一時的、以下同様)な大電流を伴う場合は、過渡的な大電流を伴う回路を分岐回路に接続することができるので、過渡的な大電流による安全装置の誤動作を防止することができる。
また、消費電流のあまり大きく無い側の回路も十分保護する必要がある場合は、1つのみの動作レベル設定を大電流側に所定感度を合わせておき、さらに電流の低い側には、大電流回路の分岐点以降に追加の低抵抗(電源回路抵抗体)を設けることも可能であり、これにより、分岐点以降の感度を上げることができる。
このように、本発明の安全装置及びそれを用いた過大電流遮断システムによれば、従来では電流に見合う配線容量が採用されているため、回路の大元の動作レベル(短絡電流の検出感度)が1種類であると配線毎に保護しきれない場合が出てくるが、本発明では、検出部の安全装置の1種類の感度であっても、消費電流が比較的小さく線径も大電流側に対して細い場合の回路と大電流側の太い配線の回路とに感度を分けて、回路毎、配線経路の配線容量に合わせた検出感度の設定ができ、安全性と信頼性が確保できる。
また、電流以外に温度での動作も可能であるため、短絡電流の様な過大な電流で発熱する例えば電源電線、電源部トランス、電源電池又は中間の接続部であるコネクタ部等の異常温度を検出して動作することもでき、これらの異常温度で電流を遮断することができるので、過大電流だけでなく、電源や配線各部の熱的な保護を同時に行うことが可能となり、ロスが少なく且つ安全性の高い安全装置を提供することが可能となる。
また、過電流の検出部を任意の導体の2点間に設定でき、電源側でもアース側でも可能であるので配置形態に柔軟性があり、システム設計が容易となって便利である。
また、極めて多機能な能力を有しながら、それら多機能な動作を小型な検出装置で実現できるので、近年の電子機器の動作部の小型化に貢献できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1(a) は、第1の実施の形態における安全装置の平面図であり、同図(b) はその側断面図、同図(c) は内部回路を模式的に示す図である。同図(a),(b),(c) に示すように、この安全装置1は、ハウジング2と、このハウジング2の外部に引き出された端子3、端子4、及び端子5を備えている。上記端子3は被覆のない金属板であり、端子4及び端子5は金属線でそれぞれ被覆材6で中間部を被覆され、ハウジング2の内外に配置される両端部が被覆材6から露出している。
ハウジング2の内部には、端子3に接続された固定接点7がハウジング2の底面左端部に配設されている。そして、固定接点7に対向する位置に可動接点8を有する可動板9が、その長手方向の可動接点8の在る端部を自由端とし、反対側端部をハウジング2の右端側にある支持部11に固定して支持されて配置されている。
この可動板9は、上記自由端の先端に折り返し爪部9aを形成されており、底面のほぼ中央部を上記の支持部11と一体に構成され支持部11からハウジング2の左方に延設された基部の延設部先端に形成された凸部12によって下から支持されている。そして、この可動板9は、電極13及び内部配線14を介して端子4に接続されている。
また、安全装置1は、上記の支持部11に一端を支持され、他端を可動板9の折り返し爪部9aに差し込まれて配置された熱応動素子としてのバイメタル15と、このバイメタル15と可動板9の間に挟まれて配置された抵抗体16を備えている。
上記の過大電流を検出する検出部の構成に用いられる熱応動素子は、バイメタル素子と限るものではないが、本例ではバイメタル素子を用いる例で説明する。バイメタル素子は、一般に2種以上の熱膨張率の異なる金属を張り合わせたバイメタルにプレス加工により湾曲形状に仕上げたもので、所定の温度で反り返り方向を瞬時に反転する動作が設定できる。
また、これをスイッチ動作に応用する場合、電流の接続・遮断を確実に行うため、接点が設けられ、接点同士を一定の圧力で接触させる為のバネ機構と組み合わせて使用される。バイメタルの反り返り方向と、このバネ機構との組合せにより、常温時ON構成と常温時OFF構成のいずれかの電流検出部の構成を採用できる。
常温時ON型の検出部を使用すると、遮断ユニットはリレー型となり、この安全装置を組み込むシステムの起動の度にリレーが動作し、電源を接続状態とする必要がある。システムが動作状態の間はリレーにより接続状態が維持され、異常を感知した場合、検出部、リレーの順にOFFとなり、電源を遮断する動作となる。
他方、常温時OFF型の検出部では、遮断ユニットには接続状態を維持するためにラッチがセットされ、異常を感知した場合、検出部がONとなり、引き外し部に電流が流れ、ラッチが外されることにより遮断が実現する。異常のときのみ動作する形態であるため、安全装置の寿命や、信頼性の面で有利となる。
上記の抵抗体16は、薄型で柔軟性に富むシート状の抵抗体が望ましい。抵抗材料であるステンレスやニクロムのシートでもよく、また抵抗値によってはより低抵抗のニッケルや銅合金も使用可能である。このようなシート状の金属材料をプレス加工やエッチングでパターン加工し、両面に絶縁フィルムやコーティングで絶縁処理を行い、反転動作を行う熱応動素子(例えばバイメタル15)と、可動接点を取り付けた可動板15との間に挟み込む様に取り付け、それぞれの端子に必要な長さのリード線を取り付け、ハウジング2に挿入し、封止する。
この抵抗体16は、比較的小さな抵抗値を有する抵抗体であり、同図(b) に示すように、バイメタル15が所定の動作温度以下の平常の反り返り方向に可動板9と共に反り返っているときは、可動板9とバイメタル15の両方に密着的状態で接触している。そして、特には図示しないが、バイメタル15が所定の動作温度以上で同図(b) に示す平常の反り返り方向から反転動作を行って固定接点7と可動接点8が閉じて接点回路を形成したときには、上記のバイメタル15、可動板9、及び抵抗体16の3部材間の密着的状態が開放される。
上記の抵抗体16は、特には図示しないが、バイメタル15と可動板9に挟まれる部分が絶縁シートによって両面から被覆されている。そして、一方の端部が電極を介して端子4及び可動板9に接続され、他方の端部が直接端子5に接続されている。
これにより、端子4及び端子5間に所定以上の電流が流れると、抵抗体16がバイメタル15の所定の動作温度以上に発熱する。そして、バイメタル15が所定の動作温度以上で反転動作を行って固定接点7と可動接点8が閉じると、接点3と端子4との間に接点回路が形成される。
例えば、電源電流が比較的低電流の場合を想定した試験においては、この抵抗体16の抵抗値は0.2Ωに設定される。動作確認として電源電線の抵抗値を35mΩで設定すると、この電源電線83Aの電流が流れたとき、抵抗体16にはおよそ10.6Aの電流が流れ、1秒間で動作した。
これは、35mΩの電源電線部で83Aでの電圧降下が約2.8V生じ、0.2Ωの抵抗に10.6Aの電流が流れ、約30Wの電力が消費され、バイメタル15が約1秒で動作したものである。
尚、電源電線の或る区間の2点間の配線抵抗と、遮断すべき短絡電流値と、遮断時間を実測すれば、これらの関係特性図から、検出抵抗の抵抗値を算出することができる。
図2は、第2の実施形態としての上記常温時OFF構成のスイッチとしての安全装置1を用い過大電流を検出して電源電流を遮断するシステムを模式的に示す回路図である。尚、同図は過大電流遮断システム内における本発明の安全装置の作用の基本原理を示している。また、この過大電流遮断システムは、下記の実験に基づいて、その有用性が確認されている。
すなわち、図2は自動車の配線を想定しており、試験的に100Aでの動作を想定して回路が設定されている。図2に示すように、電源17と負荷18とは、電源線19(プラス側電源線19a、マイナス側電源線19b)で接続されており、プラス側電源線19aには電源回路を遮断する引き外しユニット21が配設されている。引き外しユニット21は、電流が矢印a方向に流れるプラス側電源線19aの適宜の中間部に配置された常時閉スイッチ22と、常時閉スイッチ22を開にするラッチングリレー装置23等から成る。
そして、本例の安全装置1は、抵抗体16が接続されている端子4と端子5とが、それぞれプラス側電源線19aの所定の配線抵抗を有する区間bの両端19−1と19−2から引き出された線に接続される。
本来、電源電線部の区間bの配線抵抗は数mΩ程度のものであるが、この実験では、小さい電流で電源電線部の電圧降下を大きくするため、電源電線部に相当する部分の抵抗を35mΩと大きく取って設定している。また、この電線部と並列に接続する抵抗体16の抵抗値は、本発明においては数十mΩから数百mΩの範囲で設定されるが、この実験では0.2Ωとした。そして、この構成で電流検出の確認を行った。このとき得られた電流に対する動作時間のデータから、スイッチとしての本例の安全装置1においては、抵抗体16に、30Wの入力があった場合、およそ1秒で動作することが確認できた。
尚、抵抗体16の並列接続は、プラス側電源線19aと限るものではなく、マイナス側電源線19bの所定の配線抵抗を有する区間であっても良い。
上記の構成において、区間bの配線抵抗値と抵抗体16の抵抗値との比に応じた分圧に対応する電流が抵抗体16に分流するが、実験ではなく通常の電源配線の電流範囲では、抵抗体16への分流電流も小さく、安全装置1内部での抵抗体16の発熱は少ない。本発明の安全装置1の抵抗体16の抵抗値は、平常の分流電流ではバイメタル15が反転動作することのない少ない発熱しかしないような抵抗値に設定される。
しかし、電源配線19に何らかの要因で短絡25が発生すると、電源配線19に過大な電流が流れる。このように短絡25のように過大な電流が電源配線19に流れた場合、電源配線19の電線抵抗がたとえ僅かなものであっても区間bの両端19−1、19−2間では比較的大きな電圧降下を示すようになる。
例えば区間bで抵抗値が1mΩの電源電線があるとすると、1000Aの短絡電流が流れた場合、区間bの両端19−1、19−2では1Vの電圧降下が生じる。そうすると、これに並列に接続されている抵抗体16の抵抗値が例えば0.1Ωに設定されているものとすればれば、上記1Vの電位差で10Aの電流が流れることになる。勿論並列接続することで、合成抵抗は多少変動するが、いずれにしても上記のような条件で、発熱体16の発熱がバイメタル15の所定の動作温度以上の温度になるように、発熱体16の発熱条件とバイメタル15の反転動作条件を設定しておけば、電源電線の短絡電流による発熱体16の発熱でバイメタル15を反転動作させることができる。
このように安全装置1のバイメタル15が発熱体16の発熱に反応して反転動作を行い、固定接点7と可動接点8が閉じ、引き外しユニット21のラッチングリレー装置23に予め接続されているプラス側配線に、接点回路19−3、19−4が形成され、マイナス側配線19−5とにより電源電流がラッチングリレー装置23に供給されて常時閉スイッチ22が引き外され、電源電流が遮断される。
この安全装置1の構成において、短絡等の過大電流の検出部すなわち電源電線と並列に接続されている抵抗体16と、発熱を感知して動作するバイメタル15及び固定接点7と可動接点8からなるスイッチ部を含む部分は、それ自体に大電流が流れないので、過大電流検出部の構成を非常に小型にすることができる。
この為、短絡電流の様な過大な電流で発熱する、例えば電源電線、電源トランス、電源電池、電源電線のコネクタ部の発熱を感知するような取付も可能となる。これにより、過大な電流だけでなく、電源、配線等の各部の熱的な保護を同時に行うことが可能となり、ロスが少なく、しかも安全性の高い安全装置を提供することが可能となる。
尚、上記短絡時の過大電流を検知する安全装置1において、検出部としての抵抗体16、バイメタル15、及び可動板9は、十分に短い時間で過大電流を検出するために前述したように常温時OFF型の接点部の状態において、抵抗体16がバイメタル15及び可動板9(特にバイメタル15)に対し密着的状態で接触しているように配置されている。
ところで、上記の安全装置の抵抗体をスイッチ部と独立した構成とすれば、抵抗体をスイッチ部と電気的に絶縁することができ、スイッチ部と無関係となればスイッチ部のように取付上の制約がなくなり、任意の位置に電流検出位置を選定することができる。すなわち電源側でも、アース側でも負荷に近い側でも良いことになる。
図3は、第3の実施の形態としての他の端子構成の、すなわち抵抗体とスイッチ部とが独立した構成の、安全装置を用い過大電流を検出して電源電流を遮断するシステムの例を模式的に示す回路図である。尚、図3において、図2と同一機能の構成部分には、図2と同一の番号を付与して示している。また、図3では図1(a),(b),(c) 及び図2に示した安全装置1と端子構成がやや異なる安全装置を用いている。
すなわち、図3に示す安全装置26は、抵抗体16が可動板9と電気的に独立して個別の端子27を備えている。そして、抵抗体16が、単独で、電源線19a(同図の例ではプラス側電源線19a)の所定の配線抵抗を有する区間bの両端から引き出された線に接続されている。
この場合は、特には図示しないが、図1(a),(b) に示したハウジング2から外部に、端子3、4、5のほかに、上記の端子27の合計4本の端子が引き出されることになる。
また、先の図2では、引き外しユニット21は所定の配線抵抗を有する区間bに対して電源17と反対側すなわち区間bの終端19−2と負荷18との間に直列配置されたが、本例の過大電流遮断システムの例では、引き外しユニット21は、図3に示すように、所定の配線抵抗を有する区間bに対して電源17側すなわち電源17と区間bの始端19−1との間に直列配置される。
そして、本例では、電源電線(図3の例ではプラス側電源線19a)の所定区間bの任意の始点nから分岐回路19a−1、19a−2を設ける。そして、過渡的又は一時的に大電流を通電する回路、例えばエンジンのスタータ28の回路を分岐回路19a−1に接続し、長時間大電流を消費する回路、例えばエンジン燃焼室のプラグ、道路照明用ライトなどの回路を分岐回路19a−2に接続する。
これにより、分岐回路19a−2を介して構成される電源17、引き外しユニット21、区間bに並列接続の安全装置26の抵抗体16、及び負荷18の関係は、図2の場合と変化無く、したがって短絡25によって生じる過大電流の安全装置26による検知と、引き外しユニット21のラッチングリレー装置23を駆動することによる電源電流の遮断は図2の場合と同様に行うことができる。
更にその上で本例の回路構成では、過渡的又は一時的に大電流を通電する回路(例えばスタータ28)によって大電流が発生しても、この場合の抵抗体16の接続は、区間bの始端19−1と区間bの分岐回路の始点nとの間で並列接続であるので、この並列接続となる電源線19aの配線抵抗は、区間bに比較して小さく、従って電圧降下が小さい。電圧降下が小さいから大きな電位差が発生せず、抵抗体16には、区間b全体に大電流が流れたときのような分流は発生しない。
したがって、過渡的又は一時的に大電流を通電する回路(例えばスタータ28)によって電源線19aに大電流が発生しても、つまり区間bの始端19−1と区間bの分岐回路の始点nとの間に過渡的又は一時的な大電流が通電しても、安全装置26によって危険な過大電流であると誤って検出されるような誤動作による不具合を回避することができる。
このように、本例によれば、分岐回路によって検出感度に差を設け、他の部分(例えば短絡のような危険な過電流が発生する回路)の検出感度を落とさずに検知動作を行って引き外し装置を駆動させて電源を遮断し、過渡的又は一時的に大電流を通電する回路に対しては誤動作しないような安全装置を提供することが可能となる。
ところで、上記の例は、過渡的又は一時的に大電流を通電する回路、例えばエンジンのスタータ28のような回路を流れる電流に対して、長時間使用される負荷18の回路に流れる例えば短絡などの過大電流が極めて大きくなる場合の例であるが、負荷18の回路に流れる電流が、例えば短絡とまではいかないが異常に大きい場合にも、その異常電流を検知して引き外し装置を駆動させ、電源を遮断する必要がある場合が考えられる。
図4は、第4の実施形態としての第3の実施形態と同じ安全装置を用い、長時間使用される回路の過大電流を検出して電源電流を遮断するシステムの他の例を模式的に示す回路図である。
同図に示す負荷29の回路は、図3に示した負荷18の回路よりも使用電流が小さい場合の例を示している。このように負荷29の回路の使用電流が小さい場合は、先ず区間bの終点19−2を分岐点nとして、この分岐回路に過渡的又は一時的に大電流を通電する第1の回路としてのエンジンのスタータ28のような回路を接続する。
そして、分岐しない大元の配線の接続点mに長時間使用される第2の回路としての負荷29のような回路を接続し、この接続点mと区間bの始点19−1との間に安全装置26の抵抗体16を接続し、更に、区間bの終点19−2(分岐回路の分岐点n)と上記大元の配線と第2の回路としての負荷29との接続点mとの間に、数mΩから数十mΩの間の任意の抵抗値を有する異常電流検出用の電源回路抵抗体31を接続する。
これにより、長時間使用される回路での電流の電圧降下を大きくし、検出感度を上げることで、引き外し装置を駆動させ、電源を遮断することができる。また、上記の電源回路抵抗体31は、第2の回路である負荷29に対して低抵抗であるため、所定の配線抵抗を有する区間bでの第1の回路であるスタータ28の使用での電圧降下による電位差は殆ど影響をうけず、安全装置26が誤作動することはない。
なお、上記実施例では、いずれも負荷とスタータを例にとって説明したが、これに限ることなく、本発明の安定装置を使用すれば、例えば、大電流を通電する回路の感度を上げずに、特定の回路の検出感度を上げるようにして、所望の回路の安全対応を重点的な取ることができる。また、これら分岐路と抵抗を種々組み合わせて、他にも様々な形態の過大電流遮断システムを構築できることは言うまでもない。
(a) は第1の実施の形態における安全装置の平面図、(b) はその側断面図、(c) は内部回路を模式的に示す図である。 第2の実施形態としての第1の実施形態における安全装置を用い過大電流を検出して電源電流を遮断するシステムを模式的に示す回路図である。 第3の実施形態としての他の端子構成の安全装置を用い過大電流を検出して電源電流を遮断するシステムの例を模式的に示す回路図である。 第4の実施形態としての第3の実施形態と同様の安全装置を用い過大電流を検出して電源電流を遮断するシステムの他の例を模式的に示す回路図である。
符号の説明
1 安全装置
2 ハウジング
3、4、5 端子
6 被覆材
7 固定接点
8 可動接点
9 可動板
9a 折り返し爪部
11 支持部
12 凸部
13 電極
14 内部配線
15 バイメタル
16 抵抗体
17 電源
18 負荷
19 電源線
19a プラス側電源線
19b マイナス側電源線
19−1 区間bの始点
19−2 区間bの終点
21 引き外しユニット
22 常時閉スイッチ
23 ラッチングリレー装置
25 短絡
26 安全装置
27 端子
28 スタータ
29 負荷
31 電源回路抵抗体

Claims (4)

  1. 電源電線の過大な電流を検出して電源電線の電流を遮断する過大電流遮断システムにおいて、
    前記電源電線の所定の配線抵抗値を有する区間の始点と終点の2点間に並列に接続された前記配線抵抗値よりも大きな抵抗値を有する抵抗体と、
    過大電流で発生する前記電源電線の前記区間での電圧降下による電位差により前記抵抗体に流れる電流で前記抵抗体が発熱したとき該発熱を感知して常温時開放状態の接点を閉じる熱応動接点と、
    該熱応動接点の接点回路の通電により正常時閉路状態にセットされた引き外し装置のラッチ開放部を駆動して前記電源電線の電流を遮断する電流遮断装置と、
    を備えたことを特徴とする過大電流遮断システム。
  2. 電源電線の所定の配線抵抗値を有する区間の始点と終点の2点間の任意の点から分岐させた分岐回路と、
    該分岐回路に接続された過渡的な大電流を通電する第1の回路と、
    前記区間の終点に接続された長時間電流を消費する第2の回路と、
    所定の動作温度以上の温度で動作して固定接点に対向配置された可動接点を閉動作させる熱応動体と、
    該熱応動体に近接して配置され、前記区間の始点と終点の間に並列に接続され、分岐回路である前記第1の回路に流れる過渡的な大電流に対して発熱量が少なく、前記第2の回路に短絡して流れる過大電流に対する発熱量が前記熱応動体の所定の動作温度以上の温度を発生させる抵抗体と、
    前記熱応動体が前記可動接点を閉動作させたことにより形成される接点回路を流れる電流により正常時閉路状態にセットされた引き外し装置のラッチ開放部を駆動させて前記電源電線を流れる電流を遮断する電流遮断装置と、
    を備えたことを特徴とする過大電流遮断システム。
  3. 前記所定の配線抵抗値を有する区間の終点で第2の回路への配線から分岐した第1の回路と、前記区間の始点と前記配線の前記第2の回路への接続点との間で前記抵抗体を並列
    に接続し、前記分岐点と前記接続点の間に数mΩから数十mΩまでの間の所望の抵抗値を有する電源回路抵抗体を更に備えたことを特徴とする請求項記載の過大電流遮断システム。
  4. 前記抵抗体は、前記固定接点、前記可動接点、及び前記熱応動体と電気的に分離され、前記電源電線の電源電流が流れる回路上の任意の2点間に並列に接続される、ことを特徴とする請求項又は記載の過大電流遮断システム。
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