JP4236310B2

JP4236310B2 - Easy-opening inner stopper and container lid with easy-opening inner stopper

Info

Publication number: JP4236310B2
Application number: JP26846298A
Authority: JP
Inventors: 榮規村上; 裕柴山; 恭典山崎; 剛大田; 修石井
Original assignee: Nippon Closures Co Ltd
Current assignee: Nippon Closures Co Ltd
Priority date: 1998-09-22
Filing date: 1998-09-22
Publication date: 2009-03-11
Anticipated expiration: 2018-09-22
Also published as: JP2000095258A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、易開栓性中栓に関するもので、より詳細には中栓の開栓に際して液飛び等が防止されると共に、指による開栓操作も容易に行われる易開栓性中栓に関する。本発明は更に上記中栓を備えた中栓付容器蓋にも関する。
【０００２】
【従来の技術】
瓶詰め製品においては、流通時の密封性を向上させる目的で、中栓付きキャップが広く使用されている。この中栓付キャップにおいては、開栓性を向上させるため、中栓の内側に把持部材を設けたものも知られている。
【０００３】
実開昭５１−１２２８５５号公報には、有底中空筒部２の開口上端に周方向の鍔部３を一体に張り出し成形された合成樹脂製栓体１の、前記中空筒部２の開口上端若しくはその近傍から中空筒部２内に収まる環状体４を、中空筒部２とに連結片５を介して一体に設けた中栓が記載されている。
【０００４】
従来、ワンタッチで開閉操作可能な液体容器用の開閉蓋も既に知られており、例えば、特開平９−３０５５４号公報には、シール用シートと、第一の筒体と、第二の筒体と、キャップとを備え、第一の筒体を容器の口部に螺着可能に形成し、第一の筒体の首部に第二の筒体を開状態と閉状態とにスライドさせうるスライド域を形成し、第一の筒体の頭部にはボタン型のランド部とランド部の周りの液体用の注ぎ口を設けたものが記載されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ヒートシール蓋をキャップとは別に施すタイプの容器蓋では、流通時の密封性はかなり良好に維持されるが、キャップの打栓操作に先だって、ヒートシール操作が必要であり、充填密封の工程数が多く、また、装置コストを必要とする点で未だ十分満足しうるものではない。あるいはヒートシール蓋を容器口部から取り除く際に、除去操作が容易でなく、それに起因して液飛びが発生する等の問題を未だ抱えている。
【０００６】
一方、中栓付のキャップでは、中栓及びキャップの構造及び組み合わせを選択することにより、同時に打栓操作を行いうる、即ち中栓をキャップ内にセットして打栓を行いうるという利点があるが、中栓の開栓が必ずしも容易でなく、しかも開栓に際して、液飛びが発生する等の問題を未だ抱えている。
【０００７】
即ち、中栓の開栓に際しては、中栓に結合しているリング等の把持部材を指で把持し、これを引き上げることにより開栓を行うが、このタイプの開栓方式では、シールブレークと同時に開栓が進行するため、液面の変化やボトル内容積の変化が急激に進行して、内溶液が容器外に飛び出るという現象が発生しやすい。
また、密封信頼性のある中栓では、中栓の開栓のし易さも問題であり、前述した従来技術にみられる、リングと中栓とを連結片で接続した中栓では、連結片の部分で破断が生じ、開栓操作が失敗するという事態も屡々生じる。
【０００８】
従って、本発明の目的は、把持部材による中栓の開栓操作が容易且つ円滑に進行すると共に、開栓に先立ってシールブレークが行われ、その結果として開栓に際しての液飛びが有効に解消された中栓を提供するにある。
本発明の他の目的は、上記中栓を容器蓋と共に同時に容器口部に締結させて密封を行うことが可能であり、中栓を開栓する際には、それに先だってキャップのみの取り外しを可能とする中栓付容器蓋を提供するにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、容器口部の頂面と係合するフランジ部と、容器口部の内周面と係合する側壁部と、底面部と、開栓用把持部材と、開栓用把持部材の側壁部或いは側壁部近傍の底面部における結合部とを備えた中栓において、側壁部は周状に分布した相対的に厚肉の部分と相対的に薄肉の部分とを有し、前記薄肉部分は、側壁部の結合部に隣接する側或いは底面部の結合部に最も近い側壁部分の側に配置され、且つ前記厚肉部分はその反対側に配置されていることを特徴とする易開栓性中栓が提供される。
本発明の中栓においては、
１．側壁部の薄肉部分が側壁部の厚肉部分の厚みの０．２０乃至０．７５の厚みを有すること、
２．側壁部の薄肉部分が側壁部の全周の内の４０乃至１８０度の角度にわたって設けられていること、
３．側壁部は容器口部の内周面と係合する外周面と内周面とを備え、前記内周面は相対的に径の小さい小径部と、小径部に段差部を介して連なる相対的に径の大きな大径部とからなり、前記厚肉部分は前記外周面と小径部との間に且つ前記薄肉部分は前記外周面と大径部との間にそれぞれ形成されていること、
が好ましい。
本発明によればまた、容器口部に螺子締結により着脱自在に装着される合成樹脂製の蓋体と、該蓋体と容器口部上端との間で挟持される合成樹脂製の中栓とから成り、前記蓋体には開閉可能な弁機構が設けられている中栓付容器蓋において、前記中栓が、容器口部の頂面と係合するフランジ部と、容器口部の内周面と係合する側壁部と、底面部と、開栓用把持部材と、開栓用把持部材の側壁部或いは側壁部近傍の底面部における結合部とを備え、側壁部は周状に分布した相対的に厚肉の部分と相対的に薄肉の部分とを有し、前記薄肉部分は、側壁部の結合部に隣接する側或いは底面部の結合部に最も近い側壁部分の側に配置され、且つ前記厚肉部分はその反対側に配置されていることを特徴とする易開栓性中栓付容器蓋が提供される。
本発明の中栓付容器蓋においては、中栓はフランジ部外周に薄肉周縁部を有する中栓であり、蓋体は、水平フランジ部を備えた頂板部と、該水平フランジ部から垂下したスカート部とを備え、前記スカート部の内面には、容器口部の外面に形成された螺条と螺子係合する螺条が形成されていると共に、該螺条よりも上方であって且つ前記水平フランジ部とは小間隔を置いた位置に中栓係止用突起が形成されており、前記水平フランジ部の内面には、該蓋体を容器口部に装着して螺子固定した時に前記薄肉周縁部を下向きに指向させる形状調整用突起が形成されていることが好ましい。
【００１０】
【発明の実施形態】
本発明による中栓の概略構造を示す図１（拡大斜視図）、図２（側断面図）及び図３（上面図）において、この中栓は、容器口部の頂面と係合するフランジ部１と、容器口部の内周面と係合する側壁部２と、閉塞底面部３と、開栓用把持部材４と、開栓用把持部材４の側壁部近傍の底面部における結合部５とを備えている。
この中栓では、側壁部２は周状に分布した相対的に厚肉の部分６と相対的に薄肉の部分７とを有し、薄肉部分７は、底面部の結合部５に最も近い側壁部分Ａの側に配置され、且つ厚肉部分６は前記部分Ａの反対側に配置されていることが特徴である。
【００１１】
即ち、本発明では、側壁部２に、厚肉部分６と薄肉部分７とを周状に分布させて設けるが、この周状分布構造では、容器内周面に対する嵌合力にも周方向で相違があり、厚肉部分６が中栓のシール性保持に役立つ一方で、薄肉部分７が後述する配置と相俟ってシールブレークに役立つものである。
【００１２】
本発明のこの具体例では、この薄肉部分７を、底面部の結合部５に最も近い側壁部分Ａの側に配置し、且つ厚肉部分６を部分Ａの反対側に配置するが、この配置を採用することにより、中栓の開栓時に、開栓用把持部材４を引き上げたとき、前記薄肉部分７の中心部分Ａが径中心側に最も移動して、その外周面と容器口部内周面との間に隙間が形成される。この隙間の形成には、把持部材４により薄肉部分７の中心部分Ａに加えられる引張による変形と、中栓の反対側中心部分Ｂを支点とした引き上げに伴う回転とが役立つものと認められる。この隙間の形成により、開栓、即ち中栓の離脱に先立って、シールブレークが発生する。
【００１３】
このため、本発明によれば、中栓の開栓に際して、常に中栓のシールブレークが優先して行われ、その後開栓、即ち中栓の取り外しが進行するので、開栓に際して液飛びが発生するのが完全に抑制され、しかも中栓の容器からの取り外し開始点が薄肉部分に設定されているので、開栓操作も至って容易且つ確実に行われるという利点が達成されるものである。
【００１４】
本発明の中栓では、シールブレークと開栓との間に液飛びを防止するようなタイムラグを設けること及び易開栓性とシール性とを維持することに関して、薄肉部分７の厚みと厚肉部分６の厚みの比及び薄肉部分７の周の角度には一定の好適範囲がある。一般に、側壁部の薄肉部分７が側壁部の厚肉部分６の厚みの０．２０乃至０．７５、特に０．３０乃至０．６０の厚みを有することが好ましい。また、側壁部の薄肉部分７が側壁部の全周の内の４０乃至１８０度、特に６０乃至１２０度の角度にわたって設けられていることが好ましい。
【００１５】
薄肉部分７の厚みが上記比率より小さいと中栓のシール性が低下する傾向があり、一方上記比率より大きいとシールブレークと開栓とが近づきすぎて液飛びが発生する傾向があり、また易開栓性も低下する傾向がある。
【００１６】
更に、薄肉部分７の開き角度が上記範囲よりも大きいと中栓のシール性が低下する傾向があり、一方上記範囲よりも小さいとシールブレークと開栓とが近づきすぎて液飛びが発生する傾向があり、また易開栓性も低下する傾向がある。
【００１７】
本発明に用いる中栓では、密封信頼性の点で、中栓側壁部２はその外周に外向きの膨出部８を有することが好ましく、この膨出部８の形状及び寸法は、厚肉部分６でも薄肉部分７でも同一であることがシール性の点で好ましい。
これを達成するため、本発明では、次のように厚みの変化をもたせている。即ち、側壁部２は容器口部の内周面と係合する外周面と内周面とを備えているが、内周面を相対的に径の小さい小径部９と、小径部に段差部１０を介して連なる相対的に径の大きな大径部１１とから形成し、外周面と小径部９との間に厚肉部分６を形成し、外周面と大径部１１との間に薄肉部分７を形成するようにする。
【００１８】
図１に示した中栓では、開栓用把持部材４はＴの字型支柱により底部３に固定されているが、後の実施例に示すとおり、この開栓用把持部材４は側壁部２に直接取り付けることができる。また、図１に示した中栓では、開栓用把持部材４はフランジ部１よりも外方に突出するように設けられているが、後の実施例に示すとおり、この開栓用把持部材４はフランジ部１の面内に収まるように設けることもできる。
更に、側壁部の結合部５の中心或いは底面部の結合部５に最も近い側壁部分の中心と、周状に配置された側壁薄肉部分７の中心とは一致していることが、シールブレーク及び易開栓性の点で有利である。側壁部に開栓用把持部材の結合部が２個ある場合は、２個の結合部の中心を結合部の中心と理解すればよい。
【００１９】
【実施例】
本発明を次の例を参照しつつ、更に説明する。
添付図面において、
図１は本発明の一実施例の中栓の斜視図であり、
図２は図１の中栓の側断面図であり、
図３は図１の中栓の上面図であり、
図４は図１の中栓を備えた中栓付容器蓋の打栓前の状態を示す側断面図であり、
図５は図４の打栓された中栓付容器蓋を容器口部と共に示す側断面図であり、
図６は図４の容器蓋における中空筒と柱状体との関係を示す部分平断面図であり、
図７は図４の容器蓋における弁部材の上昇によって注出路が開放され、容器内容液の注出が可能となっている状態を示す部分拡大側断面図であり、
図８は図５の容器蓋の機能を説明するための要部拡大断面図であり、
図９は本発明の他の実施例の中栓の側断面図であり、
図１０は図９の中栓の上面図であり、
図１１は図９の中栓を備えた中栓付容器蓋の打栓前の状態を示す側断面図であり、
図１２は図１１の打栓された中栓付容器蓋を容器口部と共に示す側断面図であり、
図１３は本発明の更に他の実施例の中栓の側断面図であり、
図１４は図１３の中栓の上面図であり、
図１５は図１３の中栓を備えた中栓付容器蓋の打栓前の状態を示す側断面図であり、
図１６は図１５の打栓された中栓付容器蓋を容器口部と共に示す側断面図である。
【００２０】
本発明の中栓の一実施例を示す図１乃至３において、この中栓は、既に説明したとおり、容器口部の頂面（図５参照）と係合するフランジ部１と、容器口部の内周面（図５参照）と係合する側壁部２と、閉塞底面部３とを備えている。この中栓では、リング状の把持部材４がＴ字型の支柱５により底面部３に固定されている。
【００２１】
側壁部２の外周面は全体として円周状に形成されており、その内周面である小径部９及び大径部１１は共に、型抜きが容易に行えるように、下向きに径が小さくなるようなテーパー状に形成されている。一方、その外周面には、フランジ部２よりも下方に離隔した位置に、径外方向に最も膨出した膨出部８が形成されている。膨出部８の下方には、下向きに径が縮小するテーパー部が形成されていて、容器口部への打栓が容易に行えるようになっている。
【００２２】
一方、把持部材４は、支柱（固定部）５と一体にリング状に形成されているが、この把持部材４は、側壁部２の内径よりも小さな外径の環状部材として形成されている。
把持部材４の内周面は、側壁部２の内周面とほぼ同様に下向きに径が小さくなるテーパー面を形成しており、また把持部材４の外周面も下向きに径の小さくなるテーパー面を形成しているが、外周面のテーパー角度の方が大きく、把持部材４の径方向の厚みは下向きに次第に小さくなっている。上記の厚み分布を持たせた把持部材では、成形時の型抜きが容易であり、例えば、把持部材の内周面より内側の型を先ず抜き、次いで外側の型を無理抜きすることにより、型抜きを容易に行うことができる。
【００２３】
把持部材４の内周面のほぼ中央には、指の掛かりをよくするためのリブ１２が少なくとも１本周方向に伸びるように設けられている。また、把持部材４の中央は成形に際して、２分された樹脂流が合流するウェルドラインとなるが、開栓に際してこの部分が破壊するのを防止するため、相対的に厚肉の補強部となっている。
【００２４】
この具体例においては、中栓のフランジ部２の外周に、薄肉でしかも幅の狭い延長部１３（図２参照）が形成されており、この延長部１３は、中栓をキャップ内にセットした状態で同時に打栓を可能にし、中栓を開栓する際には、それに先だってキャップのみの取り外しを可能とするものであるが、その作用については、後から詳述する。
【００２５】
本発明の中栓において、把持部材４の内径（Ｒb）は、開栓に際して少なくとも指の挿入が可能となるものである。一般に、Ｒｂは少なくとも１３．２ｍｍの径を有することが好ましい。
また、把持部材４の径方向の厚みは、上面部で０．７乃至１．０５ｍｍの範囲にあることが、開栓性の点で好適である。
【００２６】
中栓を構成する樹脂材料は、それ自体公知の任意のプラスチックで形成されていることができるが、比較的柔らかい樹脂材料、例えばオレフィン系樹脂で形成されていることが望ましく、特に弾性率（ＪＩＳＫ７２０３）が２０００乃至１００００ｋｇ／ｃｍ^２のオレフィン系樹脂、特に線状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）や線状超低密度ポリエチレン（ＬＵＤＰＥ）から形成されていると、シールブレークと開栓とにタイムラグをもうけた開栓を容易に行うことが可能となる。
【００２７】
本発明は、任意の中栓付容器蓋に適用でき、特に流通時には中栓を密栓状態に維持し、内容物の使用時には、中栓のみを取り外すような容器蓋に広く適用することができる。
【００２８】
本発明が好適に適用される中栓付容器蓋の一例として、容器口部に螺子締結により着脱自在に装着される合成樹脂製の蓋体と、該蓋体と容器口部上端との間で挟持される合成樹脂製の中栓とから成り、前記蓋体には開閉可能な弁機構が設けられているものを挙げることができる。この場合、前記中栓はフランジ部外周に薄肉周縁部を有する中栓であり、前記蓋体は、水平フランジ部を備えた頂板部と、該水平フランジ部から垂下したスカート部とを備え、前記スカート部の内面には、容器口部の外面に形成された螺条と螺子係合する螺条が形成されていると共に、該螺条よりも上方であって且つ前記水平フランジ部とは小間隔を置いた位置に中栓係止用突起が形成されており、前記水平フランジ部の内面には、該蓋体を容器口部に装着して螺子固定した時に前記薄肉周縁部を下向きに指向させる形状調整用突起が形成されていることが好ましい。
以下この例について説明する。
【００２９】
図４及び５において、この容器蓋は、合成樹脂製の蓋体３１と、合成樹脂製の中栓３２とから構成されており、さらに必要によりオーバーキャップ３３を備えている。
蓋体３１は、おおまかに言って頂板部３５と、スカート部３６とから成っている。
頂板部３５には水平フランジ部３７が形成されており、この水平フランジ部３７の外側端部からスカート部３６が下方に垂下している。水平フランジ部３７の内面には、形状調整用突起３８が形成されている。更に形状調整用突起３８の内側となる位置に中栓押さえ用の環状突起３９を形成しておくのが好ましい。これら突起３８，３９の機能については後述する。
スカート部３６の内面には螺条４０が形成されており、この螺条４０により、蓋体３１が容器口部８０へ着脱自在に係合固定される。即ち、容器口部８０の外面には、螺条８１が形成されており、上記の螺条４０とこの螺条８１との螺合により、蓋体３１が容器口部８０に固定される。
また、スカート部３６の内面の螺条４０よりも上方部分には、水平フランジ部３７とは小間隔を置いて中栓係止用突起４１が形成されている。この中栓係止用突起４１の機能についても後述する。
【００３０】
上記の容器蓋において、蓋体３１の頂板部３５の中央部分には、上方に直立した中空筒４５が形成されており、この中空筒４５内の中空空間は、頂板部３５の下側空間と連通しており、中栓３２がなければ、容器内に通じている。
一方、中空筒４５内には、柱状体４６が上方に延びており、その上端は、中空筒４５から突出している。この柱状体４６と中空筒４５との位置関係を示す平断面図を図６に示した。この図６に示されている様に、柱状体４６は、一定間隔で設けられているブリッジ４７によって中空筒４５の内側に保持されており、中空筒４５内の空間は、このブリッジ４７によっては閉じられておらず、従って、中空筒４５の内面と柱状体４６の外面との間の空間が注出路４８を形成し、この注出路４８を通して、内容液の注ぎ出しが行われる。
【００３１】
再び図５に戻って、中空筒４５には、弁部材５０が上下にスライド可能に嵌め込まれている。
この弁部材５０の上下動によって、上述した注出路４８が開放されたり、或いは閉じられたりするのであり、図７には、この弁部材５０が上昇して注出路４８が開放された状態の部分拡大側断面図を示した。
図５と共に図６を参照して、弁部材５０は、天井壁５１と、天井壁５１から下方に延びているインナーリング５２及び外側筒状壁５３とから構成されており、インナーリング５２と外側筒状壁５３との間に中空筒４５がスライド可能に嵌め込まれている。また天井壁５１の中央部分には、開口５４（図７参照）が形成されている。
【００３２】
即ち、図５に示されている様に、弁部材５０が最下方位置にある時（常態）には、柱状体４６の上端部が開口５４を閉じており、従って、この状態では、注出路４８が塞がれ、内容液の注出を行うことができない。一方、図７に示した様に、弁部材５０を上昇させると、開口５４が開放され、注出路４８が外部に通じる。従って、この状態で内容液の注ぎ出しを行うことが可能となるわけである。
このような構造では、一般の需要者は、例えば片手で容器を持ちながら、口で弁部材５０を引っ張り上げることができるので、飲料などの容器内容液を喫飲する上で極めて便利である。
【００３３】
特に図７を参照して、弁部材５０の外側筒状壁５３の下端内面には、アンダーカット５５が形成されており、一方、中空筒４５の上方部分外面には段差部５６を設けることが好ましい。
即ち、アンダーカット５５と段差部５６との係合により、弁部材５０が上昇し過ぎて外れてしまうというトラブルを防止できる。さらに、中空筒４５の下方部分外面に係止用突起を設けると、アンダーカット５５と係止用突起との係合により、弁部材５０を最下方位置（常態）に安定に保持することもでき、また弁部材５０の上昇或いは降下による開閉感を需要者に与えることもできる。
【００３４】
また図５から明らかな様に、本発明の容器蓋は、衛生性、商品価値、或いはホットパック後の冷却による水の侵入等を防止するなどの点で、オーバーキャップ３３を設けた形で市販に供される。このために、頂板部３５の中空筒４５の外側部分には、ほぼ直立した段差部６０を形成しておき、この部分にオーバーキャップ３３を係止する様な構造とすることが望ましい。
【００３５】
中栓３２の構造は、既に図１乃至３を引用して説明したとおりのものである。本発明においては、中栓３２に薄肉周縁延長部１３が形成されていることが重要であり、この薄肉周縁部１３と蓋体スカート部３６の内面に形成されている中栓係止用突起４１との係合関係が、蓋体頂板部３５の水平フランジ部３７の内面に形成されている形状調整用突起３８によりコントロールされ、キャッピング前では、中栓３２が蓋体３１内に安定に保持され、キャッピング終了後、蓋体３１の開封にあたっては、中栓３２の保持が解除され、中栓３２と分離して蓋体３１のみを容器口部上端８０ａから取り除くことができるのである。
以下、この薄肉周縁部１３と形状調整用突起３８との機能を図８に基づいて説明する。
【００３６】
本発明の容器蓋では、キャッピングに先立って中栓３２は蓋体３１内に挿入されるが、この状態において、中栓３２の薄肉周縁部１３は、図４及び図８に示されている様に、蓋体スカート部３６の内面に形成されている中栓係止用突起４１と係合するようになっている。従って、中栓３２の蓋体３１からの脱落が有効に防止され、キャッピング工程への搬送及びキャッピングを確実に行うことができる。
【００３７】
次いで、図８の状態で、内容液が充填された容器の口部８０へのキャッピングが行われる。蓋体３１を閉栓方向に旋回させてキャッピングを行っていくと、蓋体３１の降下によって中栓３２も押し下げられ、キャッピング終了時には、図５及び図８に示されている様に、中栓３２は容器口部８０内に嵌め込まれる。
容器口部８０内に嵌め込まれた中栓３２では、その筒状側壁２が容器口部８０によって絞られているから、薄肉周縁部１３の外径（中栓３２の最外径）は若干縮小している。
また、この状態において、水平フランジ部３７の内面に形成されている中栓押さえ用の環状突起３９は、中栓３２の水平環状部（フランジ）にがっちりと食い込み、従って、中栓３２はしっかりと容器口部８０に固定され、密封が確実なものとなる。
一方、中栓の水平環状部（フランジ部）の外側に位置している薄肉周縁部１３には、その付け根部分乃至その近傍に形状調整用突起３８が食い込み、この結果、薄肉周縁部１３が下向きの状態に傾斜し、その外径は一層小さくなっている。即ち、キャッピングが完全に終了した図８の状態では、薄肉周縁部１３の外径が小さくなっているため、このままの状態で蓋体３１を上昇させた時、薄肉周縁部１３は、中栓係止用突起４１とは係合しないようになっている。
【００３８】
図８のように、蓋体３１及び中栓３２が容器口部８０に装着された容器は、この状態で市販され、これを購入した一般需要者は、先ず、蓋体３１を開栓方向に旋回させて蓋体３１を上昇させ、蓋体３１を容器口部８０から取り除く。
蓋体３１を開栓方向に旋回して上昇させると、当然のことながら、形状調整用突起３８による薄肉周縁部１３の押圧賦勢は解除される。ところで、キャッピング終了時から一般の需要者が蓋体３１の開栓を行うまでは長時間が経過しており、この間、ずっと図８に示された形状調整用突起３８による薄肉周縁部１３の押圧賦勢が行われている。薄肉周縁部１３は合成樹脂製であり、薄肉であることも関連して、極めて変形し易い。即ち、一般需要者が蓋体３１を開栓する時点では薄肉部１３は永久変形しており、形状調整用突起３８による押圧賦勢が解除された後も、薄肉周縁部１３は下向きの状態のままの形状を保持しており、依然として、薄肉周縁部１３の外径は、図８のように小さいままになっている。従って、蓋体３１が開栓により上昇しても、中栓係止用突起４１は薄肉周縁部１３と接触せず、両者の係合は生じないのである。
かくして本発明によれば、蓋体３１の開栓によって、蓋体３１のみが上昇して容器口部８０から取り除かれ、中栓３２は、容器口部８０にそのまま残存することになる。
【００３９】
蓋体３１を容器口部８０から取り除いた後は、既に説明したとおり、把持部材４を手で持って引っ張り上げることにより、容器口部８０に残存している中栓３２を取り出して廃棄する。次いで、再び蓋体３１を容器口部８０に装着する。中栓３２を取り除いた容器口部８０に蓋体３１を装着すると、形状調整用突起３８及び中栓押さえ用の環状突起３９が容器口部上端８０ａに圧接することになり、特に突起３９が環状に形成されていることから、容器内の密封性は十分に確保される。
また、この状態では、容器内空間は蓋体３１に形成されている注出路４８に連通しているため、一般の需要者は、弁部材５０を上昇させて内容液の注ぎ出し、或いは喫飲を行うことができ、弁部材５０を降下させることにより、注出路４８を閉じることができる。
【００４０】
上述した本発明において、形状調整用突起３８は、押圧賦勢により中栓３２の薄肉周縁部１３が全体的に下向きとなるように設定すべきであり、このために、この形状調整用突起３８はリング状に形成されていることが好ましい。この場合には、中栓３２を取り除いた容器口部８０に蓋体３１を装着したときの密封性の点でも有利である。形状調整用突起３８をリング状に形成した場合には、中栓３２を除去した後のシール性が、形状調整用突起３８と容器口部上端８０ａとの圧着により確保されるため、前述した中栓押さえ用突起３９を形成しないでもよいこともある。勿論、薄肉周縁部１３が全体的に下向きとなる限りにおいて、適当な間隔で多数の突起３８をリング状にバランスよく配置することもできる。また、形状調整用突起３８の位置は、図８に示されている様に、容器口部８０内に嵌め込まれた中栓２の薄肉周縁部１３の付け根部或いはその近傍で、該突起３８が薄肉周縁部１３に当接するような位置とするのがよい。このような位置に形状調整用突起３８を配置した時に、押圧賦勢による薄肉周縁部１３の下向き化を最も有効に行うことができる。従って、形状調整用突起３８の位置は、容器口部８０内に中栓３２を嵌め込んだ時に生じる薄肉周縁部１３の外径の縮小の程度も考慮して設定すべきである。
【００４１】
また形状調整用突起３８の内側の中栓押さえ用環状突起３９は、容器口部８０内に嵌め込まれた中栓３２の水平環状部（フランジ部）１を容器口部上端８０ａと接触し得る位置に配置する。更に、この突起３９は、蓋体３１をリシールした時に容器口部上端８０ａと密着し、これにより、密封性を確保するという機能を有するものである。従って、この突起３９は環状でなければならない。尚、形状調整用突起３８をリング状に形成した場合には、この中栓押さえ用環状突起３９は必ずしも必須でないことは前述した通りである。ただし、中栓３２を取り除く前の水の侵入等を防止する点で、この場合も環状の中栓押さえ用環状突起３９を設けた方が好ましい。
【００４２】
また、薄肉周縁部１３の厚みや長さ等も、形状調整用突起３８の押圧賦勢による下向き化及びその永久変形が有効に行われ、且つ、この下向きの永久変形によって、中栓係止用突起４１と薄肉周縁部１３との係合が生じない様に設定される。例えば、薄肉周縁部１３の厚みは、１００乃至２００μm 程度が好適である。また、容器口部８０内に中栓３２が嵌合された状態において、薄肉周縁部１３と容器口部上端８０ａとの間には、下向き化に十分な空間が形成されているべきであり、この点を考慮すると、薄肉周縁部１３が連なっている水平環状部（フランジ）１の厚みは、少なくとも0.５mm以上とするのが好ましい。
【００４３】
また上述した構造の蓋体３１及びオーバーキャップ３３は、種々のプラスチックにより形成することができる。具体的には、ポリエチレン、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン１共重合体等のオレフィン樹脂；アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン（ＡＢＳ）樹脂；耐衝撃性スチレン樹脂；アクリル樹脂；ナイロン樹脂等、特に好ましくは高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等を例示することができ、これらのプラスチックを用いての射出成形、圧縮成形等により、各部材を成形することができる。
【００４４】
本発明の中栓付容器蓋は、キャッピング前の段階では中栓を容器蓋内に保持し、キャッピング後に容器蓋を容器口部から取り外すと中栓が容器口部に残るタイプの容器蓋であり、図５等に示した構造のプッシュプルタイプのキャップとして、各種の飲料を充填したスクイズボトルに特に有効に適用される。
また、蓋体の構造も、図５に示した構造の限定されるものではなく、種々の形状乃至構造で内容物注出用開口が形成されたものであってよい。
【００４５】
本発明の中栓の他の実施例を示す図９及び図１０において、この中栓は、容器口部の頂面と係合するフランジ部１と、容器口部の内周面と係合する側壁部２と、閉塞底面部３と、開栓用把持部材４とを備えていること、及び側壁部２は周状に分布した相対的に厚肉の部分６と相対的に薄肉の部分７とを有することにおいては、図１乃至３の実施例のものと共通しており、更に、薄肉部分７が側壁部の結合部５の側に配置され、且つ厚肉部分６が結合部５の反対側に配置されている点でも共通するところがある。
【００４６】
この中栓では、弧状の把持部材４が側壁部２（薄肉部分７）に一対の離隔した内側が滑らかな連結部５、５を介して一体に設けられ、しかも把持部材４は連結部５、５間の周ａ，ｂの内長い方の周ａの側に延びている。
【００４７】
側壁部２の形状及び構造並びに把持部材４の断面形状は、図１乃至３のものと同様であるが、把持部材４は、好適には、側壁部２の内径よりも小さな内径の環状部材の一部として形成されており、把持部材４と側壁部２との関係は次のようになっている。即ち、側壁部２を包含する仮想的な環状体と、把持部材４を包含しその延長上にある仮想的な環状体とを考えると、両者は一方の環状体の内周面に他方の環状体の内周面が内接する偏心的な位置関係にある。これらの環状体の内部には成型用の樹脂が充満されており、中栓を形成している。即ち、結合部５、５からの２個の周のうち長い方の周ａの部分では側壁部２と把持部材４とが独立に存在するが、短い方の周ｂの部分では、前記環状体の両方を包含するように側壁部２（薄肉部分７）の内周面が規定されている。一層具体的には、把持部材４と側壁部２（薄肉部分７）とのこの連結構造では、把持部材４の側壁部２への付け根となる端において、側壁部の厚みが最も大きく、次いで連結部間の中心に向けて厚みが徐々に減少していく部分を介して、結合部５、５間の中心に最も厚みの小さい部分１４があり、更に結合部５、５の外側にも薄肉部分７、７が存在している。
開栓に際してこの厚みの最も小さい部分１４で容器口からの取り外しが容易に行われるようになっている。
【００４８】
本発明においては、この場合に決して限定されるものではないが、把持部材４の上面を中栓のフランジ部１の上面と面一になるように設けておくことが好ましい。この構造では、把持部材付中栓の成形が最も容易であると共に、最も厚肉の把持部材上面とフランジ部上面とが接続されることにより、中栓の開栓による取り外しが容易に行われる。
また、この中栓の構造では、把持部材がフランジ１の面から突出していないので、中栓付容器蓋全体の高さを低くできるという利点がある。
更に、把持部材４の下端縁を通る面が側壁部外周の膨出部８の少なくとも一部、特に膨出部８の上の部分と交わるような位置関係にしておくことが好ましい。このような配置にすると、開栓に際して、膨出部８を支点として側壁部外周を容器口部から離れやすくすることができ、シールブレークや中栓の取り外しを容易に行うことができる。
【００４９】
図９及び図１０の中栓において、把持部材４を包含する環状体Ｂの内径（Ｒb）は、開栓に際して少なくとも指の挿入が可能となるものである。一般に、Ｒｂは少なくとも１３．２ｍｍの径を有することが好ましい。中栓側壁部２を包含する環状体Ａの内径（Ｒａ）との関係においても一定の好適範囲があり、Ｒｂ／Ｒａの比は、一般に０．１９乃至０．８６、特に０．４４乃至０．８０の範囲にあることが望ましい。
【００５０】
Ｒｂ／Ｒａの比が、上記範囲よりも大きいと、把持部の引張を十分に行うことが窮屈となり、開栓性が低下する傾向があり、一方上記範囲よりも小さいと、指の挿入がやはり窮屈となって、開栓性が低下する傾向がある。
【００５１】
図９及び図１０の中栓を中栓付容器蓋に適用した場合を、図１１及び図１２に示す。中栓以外の容器蓋の構造及び動作は、図４乃至８において既に説明したものと同様であるので、図１１及び図１２についてもこれらの説明を参照されたい（図１１及び図１２については図４乃至８と共通の引照数字が付されている）。
【００５２】
本発明の中栓の更に他の実施例を示す図１３及び図１４において、この中栓は、容器口部の頂面と係合するフランジ部１と、容器口部の内周面と係合する側壁部２と、閉塞底面部３と、開栓用把持部材４とを備えていること、及び側壁部２は周状に分布した相対的に厚肉の部分６と相対的に薄肉の部分７とを有することにおいては、図１乃至３の実施例のものと共通しており、更に、薄肉部分７が側壁部の把持部材結合部５の側に配置され、且つ厚肉部分６が結合部５の反対側に配置されている点でも共通するところがある。
【００５３】
この中栓では、舌片状の把持部材４が側壁部２（薄肉部分７）の内面側コーナー部に結合部５を介して連結されている。把持部材４は結合部５の反対側に且つ上向きに傾斜して延びており、その先端には指での把持を容易にするための把持用ビード１５が形成されている。
【００５４】
この中栓でも、結合部５の中心と周状の薄肉部分７の中心とはほぼ一致するように構成されており、しかもこの結合部５は側壁部のコーナー部に直接設けられているので、この結合部５に対応する薄肉部分７の外周面側でシールブレークを確実且つ容易に行うことができる。
また、この中栓では、把持部材４が中栓フランジ部１よりも上方に突き出しているので、指による把持が容易であり、シールブレークとそれに続く開栓を容易に行うことができる。
【００５５】
図１３及び図１４の中栓を中栓付容器蓋に適用した場合を、図１５及び図１６に示す。中栓以外の容器蓋の構造及び動作は、図４乃至８において既に説明したものと同様であるので、図１５及び図１６についてもこれらの説明を参照されたい（図１５及び図１６については図４乃至８と共通の引照数字が付されている）。
【００５６】
【発明の効果】
本発明によれば、容器口部の頂面と係合するフランジ部と、容器口部の内周面と係合する側壁部と、底面部と、開栓用把持部材と、開栓用把持部材の側壁部或いは側壁部近傍の底面部における結合部とを備えた中栓において、側壁部に周状に分布した相対的に厚肉の部分と相対的に薄肉の部分とを設け、前記薄肉部分を、側壁部の結合部に隣接する側或いは底面部の結合部に最も近い側壁部分の側に配置し、且つ前記厚肉部分をその反対側に配置したことにより、把持部材による中栓の開栓操作が容易且つ円滑に進行すると共に、開栓に先立ってシールブレークが行われ、その結果として開栓に際しての液飛びが有効に解消されるという利点がある。
また、上記中栓を容器蓋と共に同時に容器口部に締結させて密封を行うことが可能であり、中栓を開栓する際には、それに先だってキャップのみの取り外しが可能で、打栓作業性や開封のし易さにおいても優れている。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の中栓の斜視図である。
【図２】図１の中栓の側断面図である。
【図３】図１の中栓の上面図である。
【図４】図１の中栓を備えた中栓付容器蓋の打栓前の状態を示す側断面図である。
【図５】図４の打栓された中栓付容器蓋を容器口部と共に示す側断面図である。
【図６】図４の容器蓋における中空筒と柱状体との関係を示す部分平断面図である。
【図７】図４の容器蓋における弁部材の上昇によって注出路が開放され、容器内容液の注出が可能となっている状態を示す部分拡大側断面図である。
【図８】図５の容器蓋の機能を説明するための要部拡大断面図である。
【図９】本発明の他の実施例の中栓の側断面図である。
【図１０】図９の中栓の上面図である。
【図１１】図９の中栓を備えた中栓付容器蓋の打栓前の状態を示す側断面図である。
【図１２】図１１の打栓された中栓付容器蓋を容器口部と共に示す側断面図である。
【図１３】本発明の更に他の実施例の中栓の側断面図である。
【図１４】図１３の中栓の上面図である。
【図１５】図１３の中栓を備えた中栓付容器蓋の打栓前の状態を示す側断面図である。
【図１６】図１５の打栓された中栓付容器蓋を容器口部と共に示す側断面図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an easily-openable inner plug, and more particularly to an easily-openable intermediate plug that prevents liquid jumping or the like when the inner plug is opened and that can be easily opened with a finger. . The present invention further relates to a container lid with an inner stopper provided with the inner stopper.
[0002]
[Prior art]
In bottled products, caps with an inner stopper are widely used for the purpose of improving the sealing performance during distribution. Among these caps with an inner plug, there are also known ones in which a gripping member is provided on the inner side of the inner plug in order to improve the openability.
[0003]
Japanese Utility Model Laid-Open No. 51-122855 discloses a synthetic resin plug body 1 in which a circumferential flange portion 3 is integrally stretched over an opening upper end of a bottomed hollow cylindrical portion 2 and an upper opening end of the hollow cylindrical portion 2. Alternatively, an inner plug in which an annular body 4 that fits in the hollow cylindrical portion 2 from the vicinity thereof is integrally provided with the hollow cylindrical portion 2 via a connecting piece 5 is described.
[0004]
Conventionally, an open / close lid for a liquid container that can be opened and closed with one touch is already known. For example, Japanese Patent Laid-Open No. 9-30554 discloses a sealing sheet, a first cylinder, and a second cylinder. And a cap, wherein the first cylinder is formed so as to be screwable to the mouth of the container, and the second cylinder can be slid in an open state and a closed state on the neck of the first cylinder A region is formed, and a button-type land portion and a liquid spout around the land portion are provided at the head of the first cylindrical body.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of a container lid in which the heat seal lid is provided separately from the cap, the sealing performance during distribution is maintained fairly well, but the heat seal operation is necessary prior to the cap capping operation. The number of processes is large, and the apparatus cost is still not satisfactory. Or when removing a heat-seal lid | cover from a container opening | mouth part, removal operation is not easy and it still has the problem that a liquid jump generate | occur | produces due to it.
[0006]
On the other hand, a cap with an inner plug has the advantage that by selecting the structure and combination of the inner plug and the cap, the plugging operation can be performed at the same time, that is, the inner plug can be set in the cap and can be plugged. However, it is not always easy to open the inner plug, and there are still problems such as the occurrence of liquid splashing at the time of opening.
[0007]
That is, when opening the inner plug, the holding member such as a ring connected to the inner plug is grasped with a finger and then lifted to open the plug. In this type of opening method, a seal break and At the same time, the opening of the bottle progresses, so that a change in the liquid level and a change in the volume of the bottle abruptly progress and the phenomenon that the inner solution jumps out of the container tends to occur.
In addition, in the case of an inner plug with a sealing reliability, the ease of opening of the inner plug is also a problem. In the inner plug in which the ring and the inner plug are connected by a connecting piece as in the prior art described above, Often, breakage occurs at the part and the opening operation fails.
[0008]
Therefore, the object of the present invention is to facilitate and smoothly proceed with the opening operation of the inner plug by the gripping member, and a seal break is performed prior to the opening, and as a result, liquid splashing at the time of opening is effectively eliminated. Is to provide a sealed inside plug.
Another object of the present invention is to seal the inner stopper together with the container lid at the same time as the container mouth, and when opening the inner stopper, it is possible to remove only the cap prior to that. And providing a container lid with an inner stopper.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, the flange portion that engages with the top surface of the container mouth portion, the side wall portion that engages with the inner peripheral surface of the container mouth portion, the bottom surface portion, the opening gripping member, and the opening gripping In the inner plug provided with the side wall portion of the member or the coupling portion at the bottom surface portion in the vicinity of the side wall portion, the side wall portion has a relatively thick portion and a relatively thin portion distributed circumferentially, The thin-walled portion is arranged on the side adjacent to the coupling portion of the side wall portion or the side wall portion closest to the coupling portion of the bottom surface portion, and the thick-walled portion is arranged on the opposite side. An openable plug is provided.
In the inner plug of the present invention,
1. The thin part of the side wall has a thickness of 0.20 to 0.75 of the thickness of the thick part of the side wall,
2. The thin wall portion of the side wall is provided over an angle of 40 to 180 degrees in the entire circumference of the side wall,
3. The side wall portion includes an outer peripheral surface and an inner peripheral surface that engage with the inner peripheral surface of the container mouth portion, and the inner peripheral surface is a relatively small diameter portion having a relatively small diameter, and a relative portion that is continuous with the small diameter portion via a step portion. The thick portion is formed between the outer peripheral surface and the small diameter portion, and the thin portion is formed between the outer peripheral surface and the large diameter portion, respectively.
Is preferred.
According to the present invention, there is also provided a synthetic resin lid that is detachably attached to the container mouth by screw fastening, and a synthetic resin inner plug that is sandwiched between the lid and the upper end of the container mouth. A container lid with an inner stopper provided with a valve mechanism that can be opened and closed on the lid body, wherein the inner stopper is engaged with a top surface of the container mouth portion, and an inner periphery of the container mouth portion. A side wall portion that engages with the surface, a bottom surface portion, a plug-opening gripping member, and a coupling portion at the side wall portion of the plug-opening gripping member or the bottom surface portion in the vicinity of the side wall portion, and the side wall portion is distributed circumferentially A relatively thick portion and a relatively thin portion, the thin portion being disposed on the side adjacent to the side wall or the side wall portion closest to the bottom portion; In addition, there is provided an easily-openable container lid with an inner stopper, wherein the thick portion is disposed on the opposite side.
In the container lid with an inner stopper of the present invention, the inner stopper is an inner stopper having a thin peripheral portion on the outer periphery of the flange portion, and the lid body includes a top plate portion having a horizontal flange portion, and a skirt suspended from the horizontal flange portion. And a thread that engages with a thread formed on the outer surface of the container mouth, and is located above the thread and in the horizontal direction. An inner stopper locking projection is formed at a position spaced apart from the flange portion, and the thin peripheral edge is formed on the inner surface of the horizontal flange portion when the lid is attached to the container mouth portion and screwed. It is preferable that a shape adjusting projection for directing the portion downward is formed.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In FIG. 1 (enlarged perspective view), FIG. 2 (side sectional view) and FIG. 3 (top view) showing the schematic structure of the inner stopper according to the present invention, this inner stopper is a flange engaged with the top surface of the container mouth. Portion 1, side wall portion 2 that engages with the inner peripheral surface of the container mouth portion, closing bottom surface portion 3, opening stopper gripping member 4, and connecting portion at the bottom surface portion in the vicinity of the sidewall portion of opening stopper gripping member 4 And 5.
In this inner plug, the side wall 2 has a relatively thick portion 6 and a relatively thin portion 7 distributed in a circumferential shape, and the thin portion 7 is the side wall closest to the coupling portion 5 of the bottom surface portion. It is characterized in that it is arranged on the side of the part A and the thick part 6 is arranged on the opposite side of the part A.
[0011]
That is, in the present invention, the thick wall portion 6 and the thin wall portion 7 are provided on the side wall portion 2 in a circumferential distribution. In this circumferential distribution structure, the fitting force with respect to the inner peripheral surface of the container is also different in the circumferential direction. The thick-walled portion 6 is useful for maintaining the sealing performance of the inner plug, while the thin-walled portion 7 is useful for a seal break in combination with the arrangement described later.
[0012]
In this embodiment of the present invention, the thin portion 7 is disposed on the side of the side wall portion A closest to the coupling portion 5 of the bottom surface portion, and the thick portion 6 is disposed on the opposite side of the portion A. When the stopper member 4 is pulled up when the inner stopper is opened, the central portion A of the thin-walled portion 7 moves most to the radial center side, and its outer peripheral surface and the inner periphery of the container mouth A gap is formed between the surface. For the formation of this gap, it is recognized that the deformation due to the tension applied to the central portion A of the thin portion 7 by the gripping member 4 and the rotation accompanying the pulling with the opposite central portion B of the inner plug as a fulcrum are useful. Due to the formation of this gap, a seal break occurs prior to opening of the plug, that is, removal of the inner plug.
[0013]
For this reason, according to the present invention, the sealing break of the inner plug is always prioritized when the inner plug is opened, and then the opening of the inner plug, that is, the removal of the inner plug proceeds, so that liquid splash occurs when opening the inner plug. Since the starting point of removal of the inner plug from the container is set at the thin wall portion, the opening operation can be easily and reliably performed.
[0014]
In the inner plug of the present invention, regarding the provision of a time lag that prevents liquid splash between the seal break and the opening and the maintenance of easy opening and sealing, the thickness and thickness of the thin-walled portion 7 are reduced. There is a certain preferable range for the ratio of the thickness of the portion 6 and the angle of the circumference of the thin portion 7. In general, it is preferable that the thin portion 7 of the side wall portion has a thickness of 0.20 to 0.75, particularly 0.30 to 0.60 of the thick portion 6 of the side wall portion. Further, it is preferable that the thin portion 7 of the side wall portion is provided over an angle of 40 to 180 degrees, particularly 60 to 120 degrees, of the entire circumference of the side wall portion.
[0015]
If the thickness of the thin-walled portion 7 is smaller than the above ratio, the sealing performance of the inner plug tends to be lowered. On the other hand, if the thickness is larger than the above ratio, the seal break and the opening are too close to each other and liquid splash tends to occur. There is a tendency that the opening performance also decreases.
[0016]
Furthermore, when the opening angle of the thin-walled portion 7 is larger than the above range, the sealing performance of the inner plug tends to be lowered. On the other hand, when the opening angle is smaller than the above range, the seal break and the open plug are too close to each other and liquid jumping tends to occur. In addition, there is a tendency that the easy-openability also decreases.
[0017]
In the inner plug used in the present invention, from the viewpoint of sealing reliability, the inner plug side wall portion 2 preferably has an outward bulging portion 8 on its outer periphery, and the shape and dimensions of the bulging portion 8 are thick. It is preferable in terms of sealing properties that the portion 6 and the thin portion 7 are the same.
In order to achieve this, in the present invention, the thickness is changed as follows. That is, the side wall portion 2 includes an outer peripheral surface and an inner peripheral surface that engage with the inner peripheral surface of the container mouth portion, and the inner peripheral surface has a small diameter portion 9 having a relatively small diameter and a step portion on the small diameter portion. 10 and a large-diameter portion 11 having a relatively large diameter connected through 10, a thick portion 6 is formed between the outer peripheral surface and the small-diameter portion 9, and a thin wall is formed between the outer peripheral surface and the large-diameter portion 11. Part 7 is formed.
[0018]
In the inner plug shown in FIG. 1, the opening gripping member 4 is fixed to the bottom 3 by a T-shaped support column. As shown in a later embodiment, the opening gripping member 4 is formed on the side wall 2. Can be attached directly to. Further, in the inner plug shown in FIG. 1, the opening gripping member 4 is provided so as to protrude outward from the flange portion 1, but as shown in a later embodiment, this opening gripping member 4 can also be provided so as to be within the plane of the flange portion 1.
Further, the center of the side wall portion 5 or the side wall portion closest to the bottom surface portion of the joint portion 5 and the center of the circumferentially disposed side wall thin portion 7 are coincident with each other. This is advantageous in terms of easy opening. When there are two coupling parts of the opening-holding gripping member on the side wall, the center of the two coupling parts may be understood as the center of the coupling part.
[0019]
【Example】
The invention will be further described with reference to the following examples.
In the accompanying drawings,
FIG. 1 is a perspective view of an inner plug of an embodiment of the present invention,
2 is a side sectional view of the inner plug of FIG.
3 is a top view of the inner plug of FIG.
FIG. 4 is a side sectional view showing a state before the stopper of the container lid with an inner stopper provided with the inner stopper of FIG.
FIG. 5 is a side sectional view showing the stoppered container lid with an inner stopper of FIG. 4 together with the container mouth part,
FIG. 6 is a partial plan sectional view showing the relationship between the hollow cylinder and the columnar body in the container lid of FIG.
FIG. 7 is a partially enlarged side cross-sectional view showing a state in which the pouring path is opened by the rise of the valve member in the container lid of FIG. 4 and the liquid in the container can be poured,
FIG. 8 is an enlarged cross-sectional view of a main part for explaining the function of the container lid of FIG.
FIG. 9 is a side sectional view of an inner plug of another embodiment of the present invention,
FIG. 10 is a top view of the inner plug of FIG.
FIG. 11 is a side sectional view showing a state before the stopper of the container lid with an inner stopper provided with the inner stopper of FIG.
FIG. 12 is a side cross-sectional view showing the stoppered container lid with a stopper in FIG. 11 together with the container mouth part,
FIG. 13 is a side cross-sectional view of an inner plug of still another embodiment of the present invention,
14 is a top view of the inner plug of FIG.
FIG. 15 is a side sectional view showing a state before the stopper of the container lid with an inner stopper provided with the inner stopper of FIG.
FIG. 16 is a side sectional view showing the stoppered container lid with an inner stopper of FIG. 15 together with the container mouth portion.
[0020]
1 to 3 showing an embodiment of the inner plug of the present invention, as described above, the inner plug has a flange portion 1 that engages with the top surface of the container mouth portion (see FIG. 5), and the container mouth portion. The side wall part 2 engaged with the inner peripheral surface (see FIG. 5) and the closed bottom surface part 3 are provided. In this inner plug, a ring-shaped gripping member 4 is fixed to the bottom surface portion 3 by a T-shaped support column 5.
[0021]
The outer peripheral surface of the side wall portion 2 is formed in a circular shape as a whole, and both the small diameter portion 9 and the large diameter portion 11 that are the inner peripheral surface have a diameter that decreases downward so that the die can be easily removed. It is formed in such a taper shape. On the other hand, a bulging portion 8 that bulges most in the radially outward direction is formed on the outer peripheral surface at a position spaced below the flange portion 2. A taper portion whose diameter decreases downward is formed below the bulging portion 8 so that the container mouth can be easily plugged.
[0022]
On the other hand, the gripping member 4 is formed in a ring shape integrally with the support column (fixed portion) 5, but the gripping member 4 is formed as an annular member having an outer diameter smaller than the inner diameter of the side wall portion 2.
The inner peripheral surface of the gripping member 4 forms a tapered surface whose diameter decreases downward in the same manner as the inner peripheral surface of the side wall portion 2, and the outer peripheral surface of the gripping member 4 also has a tapered surface whose diameter decreases downward. However, the taper angle of the outer peripheral surface is larger, and the radial thickness of the gripping member 4 gradually decreases downward. With the gripping member having the above thickness distribution, it is easy to remove the mold at the time of molding, for example, by first removing the inner mold from the inner peripheral surface of the gripping member and then forcibly removing the outer mold. It can be easily removed.
[0023]
At almost the center of the inner peripheral surface of the gripping member 4, at least one rib 12 for improving the hooking of the finger is provided so as to extend in the circumferential direction. In addition, the center of the gripping member 4 becomes a weld line where the divided resin flow merges at the time of molding, but it becomes a relatively thick reinforcing portion in order to prevent this part from being broken at the time of opening. ing.
[0024]
In this specific example, a thin and narrow extension portion 13 (see FIG. 2) is formed on the outer periphery of the flange portion 2 of the inner plug, and the extension portion 13 sets the inner plug in the cap. At the same time, it is possible to perform plugging at the same time, and when opening the inner plug, it is possible to remove only the cap prior to that, the operation of which will be described in detail later.
[0025]
In the inner plug of the present invention, the inner diameter (Rb) of the holding member 4 is such that at least a finger can be inserted when the plug is opened. In general, Rb preferably has a diameter of at least 13.2 mm.
In addition, the thickness in the radial direction of the gripping member 4 is preferably in the range of 0.7 to 1.05 mm on the upper surface portion from the viewpoint of the opening ability.
[0026]
The resin material constituting the inner plug can be made of any plastic known per se, but is preferably made of a relatively soft resin material, for example, an olefin resin, and in particular, an elastic modulus (JIS). K7203) is 2000 to 10,000 kg / cm ² Can be easily opened with a time lag between the seal break and the plug opening when made of olefin-based resins such as linear low density polyethylene (LLDPE) and linear ultra-low density polyethylene (LUDPE). It becomes possible.
[0027]
The present invention can be applied to any container lid with a middle stopper, and can be widely applied to container lids in which the inner stopper is kept in a tightly sealed state during distribution, and only the inner stopper is removed when the contents are used.
[0028]
As an example of a container lid with an inner stopper to which the present invention is suitably applied, a lid made of a synthetic resin that is detachably attached to a container mouth by screw fastening, and between the lid and the upper end of the container mouth Examples of the lid include an inner plug made of synthetic resin that is sandwiched, and the lid body is provided with a valve mechanism that can be opened and closed. In this case, the inner plug is an inner plug having a thin peripheral portion on the outer periphery of the flange portion, and the lid body includes a top plate portion provided with a horizontal flange portion, and a skirt portion suspended from the horizontal flange portion, On the inner surface of the skirt portion, there are formed a thread that engages with a thread formed on the outer surface of the container mouth, and is above the thread and at a small distance from the horizontal flange portion. An inner stopper locking projection is formed at the position where the cap is placed. On the inner surface of the horizontal flange portion, the thin peripheral edge portion is directed downward when the lid is attached to the container mouth portion and screwed. It is preferable that a shape adjusting projection is formed.
This example will be described below.
[0029]
4 and 5, the container lid is composed of a synthetic resin lid 31 and a synthetic resin inner plug 32, and further includes an overcap 33 if necessary.
The lid 31 roughly includes a top plate portion 35 and a skirt portion 36.
A horizontal flange portion 37 is formed on the top plate portion 35, and a skirt portion 36 hangs downward from an outer end portion of the horizontal flange portion 37. A shape adjustment protrusion 38 is formed on the inner surface of the horizontal flange portion 37. Furthermore, it is preferable to form an annular protrusion 39 for holding the inner plug at a position inside the protrusion 38 for adjusting the shape. The function of these protrusions 38 and 39 will be described later.
A thread 40 is formed on the inner surface of the skirt portion 36, and the lid 31 is detachably engaged and fixed to the container mouth 80 by the thread 40. That is, a screw thread 81 is formed on the outer surface of the container mouth portion 80, and the lid body 31 is fixed to the container mouth portion 80 by screwing the screw thread 40 with the screw thread 81.
Further, an inner plug locking projection 41 is formed on the inner surface of the skirt portion 36 above the thread 40 with a small gap from the horizontal flange portion 37. The function of the inner stopper locking projection 41 will also be described later.
[0030]
In the container lid described above, a hollow cylinder 45 standing upward is formed at the central portion of the top plate portion 35 of the lid body 31, and the hollow space in the hollow cylinder 45 is separated from the lower space of the top plate portion 35. If there is no internal plug 32, it communicates with the container.
On the other hand, a columnar body 46 extends upward in the hollow cylinder 45, and its upper end protrudes from the hollow cylinder 45. A plan sectional view showing the positional relationship between the columnar body 46 and the hollow cylinder 45 is shown in FIG. As shown in FIG. 6, the columnar bodies 46 are held inside the hollow cylinder 45 by bridges 47 provided at regular intervals, and the space in the hollow cylinder 45 depends on the bridge 47. Therefore, the space between the inner surface of the hollow cylinder 45 and the outer surface of the columnar body 46 forms a pouring path 48, and the content liquid is poured through the pouring path 48.
[0031]
Returning again to FIG. 5, the valve member 50 is fitted into the hollow cylinder 45 so as to be slidable up and down.
As the valve member 50 moves up and down, the above-described pouring path 48 is opened or closed. FIG. 7 shows a portion in which the valve member 50 is raised and the pouring path 48 is opened. An enlarged side sectional view is shown.
Referring to FIG. 6 together with FIG. 5, the valve member 50 includes a ceiling wall 51, an inner ring 52 and an outer cylindrical wall 53 extending downward from the ceiling wall 51. A hollow cylinder 45 is slidably fitted between the cylindrical wall 53. An opening 54 (see FIG. 7) is formed in the central portion of the ceiling wall 51.
[0032]
That is, as shown in FIG. 5, when the valve member 50 is in the lowest position (normal state), the upper end portion of the columnar body 46 closes the opening 54. Therefore, in this state, the pouring path 48 is blocked and the content liquid cannot be dispensed. On the other hand, as shown in FIG. 7, when the valve member 50 is raised, the opening 54 is opened, and the extraction passage 48 communicates with the outside. Therefore, the content liquid can be poured out in this state.
In such a structure, for example, a general consumer can pull up the valve member 50 with his mouth while holding the container with one hand, which is very convenient for drinking the liquid in the container such as a beverage.
[0033]
In particular, referring to FIG. 7, an undercut 55 is formed on the inner surface of the lower cylindrical wall 53 of the valve member 50, while a stepped portion 56 is provided on the outer surface of the upper portion of the hollow cylinder 45. preferable.
That is, it is possible to prevent the trouble that the valve member 50 rises too much and comes off due to the engagement between the undercut 55 and the stepped portion 56. Further, when a locking projection is provided on the outer surface of the lower part of the hollow cylinder 45, the valve member 50 can be stably held at the lowest position (normal state) by the engagement of the undercut 55 and the locking projection. In addition, a feeling of opening and closing due to the rising or lowering of the valve member 50 can be given to the consumer.
[0034]
Further, as is apparent from FIG. 5, the container lid of the present invention is commercially available with an overcap 33 provided in terms of hygiene, commercial value, or prevention of water intrusion due to cooling after hot pack. To be served. For this purpose, it is desirable that a substantially upright stepped portion 60 is formed on the outer portion of the hollow cylinder 45 of the top plate portion 35 and the overcap 33 is locked to this portion.
[0035]
The structure of the inner plug 32 is as already described with reference to FIGS. In the present invention, it is important that the thin peripheral edge extension portion 13 is formed on the inner plug 32, and the inner plug locking protrusion 41 formed on the inner surface of the thin peripheral edge portion 13 and the lid skirt portion 36. Is controlled by a shape adjustment projection 38 formed on the inner surface of the horizontal flange portion 37 of the lid top plate portion 35, and the inner plug 32 is stably held in the lid 31 before capping. When the lid 31 is opened after the capping is finished, the holding of the inner plug 32 is released, and only the lid 31 can be removed from the container mouth upper end 80a by being separated from the inner plug 32.
Hereinafter, functions of the thin peripheral edge portion 13 and the shape adjusting projection 38 will be described with reference to FIG.
[0036]
In the container lid of the present invention, the inner stopper 32 is inserted into the lid 31 prior to capping. In this state, the thin peripheral edge 13 of the inner stopper 32 is as shown in FIGS. In addition, it engages with the inner plug locking projection 41 formed on the inner surface of the lid skirt portion 36. Accordingly, it is possible to effectively prevent the inner plug 32 from being detached from the lid body 31, and it is possible to reliably carry and carry the capping step.
[0037]
Next, in the state shown in FIG. 8, capping is performed on the mouth 80 of the container filled with the content liquid. When the capping is performed by turning the lid 31 in the closing direction, the inner plug 32 is also pushed down by the lowering of the lid 31, and when the capping is completed, as shown in FIGS. Is fitted into the container mouth 80.
In the inner plug 32 fitted in the container mouth portion 80, since the cylindrical side wall 2 is narrowed by the container mouth portion 80, the outer diameter of the thin peripheral edge portion 13 (the outermost diameter of the inner stopper 32) is slightly reduced. is doing.
Further, in this state, the annular protrusion 39 for holding the inner plug formed on the inner surface of the horizontal flange portion 37 bites into the horizontal annular portion (flange) of the inner plug 32, so that the inner plug 32 is firmly attached. It is fixed to the container mouth 80, and sealing is ensured.
On the other hand, the thin peripheral edge 13 located outside the horizontal annular part (flange) of the inner plug is bitten by the shape adjustment projection 38 at the base part or in the vicinity thereof. As a result, the thin peripheral part 13 faces downward. The outer diameter is further reduced. That is, in the state of FIG. 8 in which capping is completely completed, since the outer diameter of the thin peripheral edge portion 13 is small, when the lid body 31 is raised in this state, the thin peripheral edge portion 13 It does not engage with the stop projection 41.
[0038]
As shown in FIG. 8, the container in which the lid 31 and the inner plug 32 are attached to the container mouth 80 is commercially available in this state, and a general consumer who purchases the container first opens the lid 31 in the opening direction. The lid body 31 is raised to raise, and the lid body 31 is removed from the container mouth portion 80.
When the lid body 31 is pivoted and raised in the opening direction, the pressing bias of the thin peripheral edge portion 13 by the shape adjusting projection 38 is canceled as a matter of course. By the way, it has been a long time since the end of capping until a general consumer opens the lid 31, and during this time, the pressing of the thin peripheral edge 13 by the shape adjustment protrusion 38 shown in FIG. Enforcement is taking place. The thin peripheral edge portion 13 is made of a synthetic resin and is very easily deformed in connection with the thin wall portion. That is, the thin wall portion 13 is permanently deformed when the general consumer opens the lid 31, and the thin peripheral edge portion 13 remains in the downward state even after the pressure bias by the shape adjusting projection 38 is released. The outer shape of the thin peripheral edge 13 is still small as shown in FIG. Therefore, even if the lid body 31 is raised by opening the plug, the inner plug locking projection 41 does not come into contact with the thin peripheral edge portion 13 and the engagement between the two does not occur.
Thus, according to the present invention, by opening the lid 31, only the lid 31 is lifted and removed from the container mouth 80, and the inner plug 32 remains in the container mouth 80 as it is.
[0039]
After removing the lid 31 from the container mouth portion 80, as already described, the grasping member 4 is held and pulled up by hand to take out and discard the inner plug 32 remaining in the container mouth portion 80. Next, the lid body 31 is attached to the container mouth 80 again. When the lid 31 is attached to the container port 80 from which the inner plug 32 has been removed, the shape adjusting projection 38 and the inner plug holding annular projection 39 are pressed against the container mouth upper end 80a. Therefore, the sealing inside the container is sufficiently secured.
Moreover, in this state, since the space in the container communicates with the pouring path 48 formed in the lid 31, a general consumer raises the valve member 50 to pour out or drink the content liquid. The discharge channel 48 can be closed by lowering the valve member 50.
[0040]
In the present invention described above, the shape adjustment projection 38 should be set so that the thin peripheral edge 13 of the inner plug 32 is directed downward as a result of the pressing force. Is preferably formed in a ring shape. In this case, it is also advantageous in terms of hermeticity when the lid body 31 is attached to the container mouth 80 from which the inner plug 32 is removed. When the shape adjustment protrusion 38 is formed in a ring shape, the sealing performance after the removal of the inner plug 32 is ensured by the pressure bonding between the shape adjustment protrusion 38 and the container mouth upper end 80a. The stopper pressing protrusion 39 may not be formed. Of course, as long as the thin peripheral edge 13 is directed downward as a whole, it is possible to arrange a large number of projections 38 in a ring shape with appropriate intervals. Further, as shown in FIG. 8, the shape adjustment protrusion 38 is located at or near the base of the thin peripheral edge 13 of the inner stopper 2 fitted in the container mouth 80. It is good to set it as the position which contacts thin-walled peripheral part 13. When the shape adjustment protrusion 38 is arranged at such a position, the thin peripheral edge 13 can be most effectively lowered by pressing. Therefore, the position of the shape adjustment protrusion 38 should be set in consideration of the degree of reduction of the outer diameter of the thin peripheral edge portion 13 that occurs when the inner plug 32 is fitted into the container mouth portion 80.
[0041]
Further, the inner cap presser annular projection 39 inside the shape adjustment projection 38 can contact the horizontal annular portion (flange portion) 1 of the inner plug 32 fitted in the container mouth portion 80 with the container mouth upper end 80a. To place. Furthermore, the protrusion 39 has a function of closely contacting the container mouth portion upper end 80a when the lid 31 is resealed, thereby ensuring sealing performance. Therefore, this protrusion 39 must be annular. As described above, when the shape adjusting projection 38 is formed in a ring shape, the inner cap pressing annular projection 39 is not necessarily essential. However, in this case as well, it is preferable to provide an annular protrusion 39 for holding the inner plug in order to prevent water from entering before removing the inner plug 32.
[0042]
Further, the thickness, length, and the like of the thin peripheral edge portion 13 are effectively downwardly and permanently deformed by pressing the shape adjusting projection 38, and the downwardly permanent deformation is used to lock the inner plug. It is set so that the engagement between the protrusion 41 and the thin peripheral edge portion 13 does not occur. For example, the thickness of the thin peripheral edge 13 is preferably about 100 to 200 μm. Further, in a state where the inner plug 32 is fitted in the container mouth portion 80, a space sufficient to face downward should be formed between the thin peripheral edge portion 13 and the container mouth portion upper end 80a. Considering this point, it is preferable that the thickness of the horizontal annular portion (flange) 1 with which the thin peripheral edge portion 13 is continuous be at least 0.5 mm or more.
[0043]
The lid 31 and the overcap 33 having the above-described structure can be formed of various plastics. Specifically, olefin resins such as polyethylene, propylene-ethylene copolymer, propylene-butene 1 copolymer; acrylonitrile-styrene-butadiene (ABS) resin; impact-resistant styrene resin; acrylic resin; nylon resin, etc. Preferably, high density polyethylene, polypropylene and the like can be exemplified, and each member can be molded by injection molding, compression molding or the like using these plastics.
[0044]
The container lid with an inner stopper of the present invention is a container lid of the type in which the inner stopper is retained in the container lid in the stage before capping, and the inner stopper remains in the container mouth when the container lid is removed from the container mouth after capping. The push-pull type cap having the structure shown in FIG. 5 and the like is particularly effectively applied to a squeeze bottle filled with various beverages.
Further, the structure of the lid is not limited to the structure shown in FIG. 5, and the contents dispensing opening may be formed in various shapes or structures.
[0045]
9 and 10 showing another embodiment of the inner stopper of the present invention, this inner stopper engages with the flange portion 1 that engages with the top surface of the container mouth portion, and with the inner peripheral surface of the container mouth portion. The side wall portion 2, the closed bottom surface portion 3, and the opening gripping member 4 are provided, and the side wall portion 2 has a relatively thick portion 6 and a relatively thin portion 7 that are distributed circumferentially. 1 to 3, the thin-walled portion 7 is disposed on the side of the coupling portion 5 and the thick-walled portion 6 of the coupling portion 5. There is also a common point in that they are arranged on the opposite side.
[0046]
In this inner plug, the arc-shaped gripping member 4 is integrally provided on the side wall portion 2 (thin wall portion 7) through a pair of spaced apart connecting portions 5 and 5, and the gripping member 4 is connected to the connecting portion 5, It extends to the side of the longer circumference a of the circumferences a and b between the five.
[0047]
The shape and structure of the side wall 2 and the cross-sectional shape of the gripping member 4 are the same as those in FIGS. 1 to 3, but the gripping member 4 is preferably an annular member having an inner diameter smaller than the inner diameter of the side wall 2. It is formed as a part, and the relationship between the holding member 4 and the side wall 2 is as follows. That is, when a virtual annular body including the side wall portion 2 and a virtual annular body including the gripping member 4 and extending thereon are considered, both are provided on the inner peripheral surface of one annular body on the other annular surface. It is in an eccentric positional relationship in which the inner peripheral surface of the body is inscribed. The inside of these annular bodies is filled with a molding resin and forms an inner plug. That is, the side wall portion 2 and the gripping member 4 exist independently in the longer circumference a portion of the two circumferences from the coupling portions 5 and 5, but in the shorter circumference b portion, the annular body The inner peripheral surface of the side wall 2 (thin wall portion 7) is defined so as to include both. More specifically, in this connection structure between the gripping member 4 and the side wall 2 (thin wall portion 7), the thickness of the side wall is the largest at the end that is the root of the gripping member 4 to the side wall 2 and then connected. There is a portion 14 having the smallest thickness at the center between the coupling portions 5 and 5 through a portion where the thickness gradually decreases toward the center between the portions, and a thin portion on the outside of the coupling portions 5 and 5. 7 and 7 exist.
At the time of opening, the portion 14 having the smallest thickness can be easily detached from the container mouth.
[0048]
In the present invention, although not limited in this case, the upper surface of the gripping member 4 is preferably provided so as to be flush with the upper surface of the flange portion 1 of the inner plug. In this structure, the inner plug with the gripping member is most easily molded, and the thickest gripping member upper surface and the flange portion upper surface are connected, so that the inner plug can be easily removed by opening the plug.
In addition, since the gripping member does not protrude from the surface of the flange 1 in this inner stopper structure, there is an advantage that the overall height of the inner lid-equipped container lid can be reduced.
Furthermore, it is preferable to have a positional relationship such that the surface passing through the lower edge of the gripping member 4 intersects at least a part of the bulging part 8 on the outer periphery of the side wall part, particularly a part above the bulging part 8. With such an arrangement, at the time of opening the plug, the outer periphery of the side wall can be easily separated from the container mouth with the bulging portion 8 as a fulcrum, and the seal break and the inner plug can be easily removed.
[0049]
9 and 10, the inner diameter (Rb) of the annular body B including the gripping member 4 is such that at least a finger can be inserted when the cap is opened. In general, Rb preferably has a diameter of at least 13.2 mm. There is also a certain preferable range in relation to the inner diameter (Ra) of the annular body A including the inner plug side wall 2, and the ratio of Rb / Ra is generally 0.19 to 0.86, particularly 0.44 to 0. Desirably in the range of .80.
[0050]
If the ratio of Rb / Ra is larger than the above range, it will tend to be tight enough to pull the gripping part, and the openability tends to decrease. It tends to be cramped and the openability tends to decrease.
[0051]
FIGS. 11 and 12 show the case where the inner stopper of FIGS. 9 and 10 is applied to a container lid with an inner stopper. Since the structure and operation of the container lid other than the inner stopper are the same as those already described with reference to FIGS. 4 to 8, reference should be made to FIGS. 11 and 12 (see FIGS. 11 and 12 for illustration). Reference numerals common to 4 to 8 are attached).
[0052]
13 and 14 showing still another embodiment of the inner stopper of the present invention, the inner stopper is engaged with the flange portion 1 engaged with the top surface of the container mouth portion and the inner peripheral surface of the container mouth portion. A side wall portion 2, a closed bottom surface portion 3, and an opening gripping member 4, and the side wall portion 2 is a relatively thick portion and a relatively thin portion distributed circumferentially. 1 to 3 is the same as that of the embodiment of FIGS. 1 to 3, and the thin-walled portion 7 is disposed on the side of the gripping member coupling portion 5 and the thick-walled portion 6 is coupled. There is also a common point in that it is arranged on the opposite side of the portion 5.
[0053]
In this inner plug, the tongue-shaped gripping member 4 is connected to the inner surface side corner portion of the side wall portion 2 (thin wall portion 7) via the coupling portion 5. The gripping member 4 extends to the opposite side of the coupling portion 5 and inclines upward, and a gripping bead 15 for facilitating gripping with a finger is formed at the tip.
[0054]
Even in this inner plug, the center of the coupling portion 5 and the center of the circumferential thin portion 7 are configured to substantially coincide with each other, and the coupling portion 5 is provided directly at the corner portion of the side wall portion. A seal break can be reliably and easily performed on the outer peripheral surface side of the thin portion 7 corresponding to the coupling portion 5.
Further, in this inner plug, since the holding member 4 protrudes upward from the inner plug flange portion 1, it is easy to hold by a finger, and a seal break and subsequent plug opening can be easily performed.
[0055]
FIGS. 15 and 16 show the case where the inner stopper of FIGS. 13 and 14 is applied to a container lid with an inner stopper. Since the structure and operation of the container lid other than the inner stopper are the same as those already described with reference to FIGS. 4 to 8, refer to these descriptions also for FIGS. 15 and 16. Reference numerals common to 4 to 8 are attached).
[0056]
【The invention's effect】
According to the present invention, the flange portion that engages with the top surface of the container mouth portion, the side wall portion that engages with the inner peripheral surface of the container mouth portion, the bottom surface portion, the opening gripping member, and the opening gripping In the inner plug provided with the side wall portion of the member or the coupling portion at the bottom surface portion in the vicinity of the side wall portion, a relatively thick portion and a relatively thin portion distributed circumferentially are provided on the side wall portion, and the thin wall portion is provided. Since the portion is arranged on the side adjacent to the coupling portion of the side wall portion or the side wall portion closest to the coupling portion of the bottom surface portion, and the thick wall portion is arranged on the opposite side, the inner plug of the gripping member is arranged. The opening operation is easy and smooth, and a seal break is performed prior to opening, and as a result, there is an advantage that liquid splashing at the time of opening is effectively eliminated.
In addition, it is possible to seal by closing the inner stopper together with the container lid at the same time as the container mouth, and when opening the inner stopper, it is possible to remove only the cap prior to that, And ease of opening.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an inner plug of an embodiment of the present invention.
2 is a side sectional view of the inner plug of FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a top view of the inner plug of FIG. 1;
4 is a side cross-sectional view showing a state before the stopper of the container lid with an inner stopper provided with the inner stopper of FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a side sectional view showing the stoppered container lid with an inner stopper of FIG. 4 together with a container mouth portion.
6 is a partial plan sectional view showing a relationship between a hollow cylinder and a columnar body in the container lid of FIG. 4;
7 is a partially enlarged side cross-sectional view showing a state in which the pouring path is opened by the rise of the valve member in the container lid of FIG. 4 and the liquid in the container can be poured out.
8 is an enlarged cross-sectional view of a main part for explaining the function of the container lid of FIG.
FIG. 9 is a side sectional view of an inner plug of another embodiment of the present invention.
10 is a top view of the inner plug of FIG. 9. FIG.
11 is a side sectional view showing a state before the stopper of the container lid with an inner stopper provided with the inner stopper of FIG. 9; FIG.
12 is a side cross-sectional view showing the stoppered container lid with a stopper in FIG. 11 together with the container mouth portion.
FIG. 13 is a side cross-sectional view of an inner stopper according to still another embodiment of the present invention.
14 is a top view of the inner plug of FIG. 13;
15 is a side sectional view showing a state before the stopper of the container lid with an inner stopper provided with the inner stopper of FIG. 13; FIG.
16 is a side cross-sectional view showing the stoppered container lid with a stopper in FIG. 15 together with a container mouth portion.

Claims

A flange portion that engages with the top surface of the container mouth portion, a side wall portion that engages with the inner peripheral surface of the container mouth portion, a bottom surface portion, a grasping member for opening, and a sidewall portion or a sidewall of the grasping member for opening In the inner plug provided with the coupling portion at the bottom portion near the portion, the side wall portion has a relatively thick portion and a relatively thin portion distributed circumferentially, and the thin portion is a side wall portion. An easily-pluggable inner plug, characterized in that it is disposed on the side adjacent to the coupling part of this or the side wall part closest to the coupling part of the bottom surface part, and the thick-walled part is disposed on the opposite side.

2. The easily openable inner plug according to claim 1, wherein the thin portion of the side wall has a thickness of 0.20 to 0.75 of the thickness of the thick portion of the side wall.

The easily openable inner plug according to claim 1 or 2, wherein the thin wall portion of the side wall portion is provided over an angle of 40 to 180 degrees in the entire circumference of the side wall portion.

The side wall portion includes an outer peripheral surface and an inner peripheral surface that are engaged with an inner peripheral surface of the container mouth portion, and the inner peripheral surface is a relatively small diameter portion having a relatively small diameter, and a relative portion connected to the small diameter portion via a step portion. The thick portion is formed between the outer peripheral surface and the small diameter portion, and the thin portion is formed between the outer peripheral surface and the large diameter portion. The easily openable inner plug according to any one of claims 1 to 3.

A cover made of a synthetic resin that is detachably attached to the container mouth by screw fastening, and a synthetic resin inner plug sandwiched between the lid and the upper end of the container mouth. In the container lid with an inner stopper provided with a valve mechanism that can be opened and closed, the inner stopper engages with the top surface of the container mouth portion, and the side wall portion engages with the inner peripheral surface of the container mouth portion. And a bottom portion, a gripping member for opening, and a coupling portion at a side wall portion of the opening gripping member or a bottom surface portion near the side wall portion, and the side wall portion is a relatively thick portion distributed circumferentially. And a relatively thin portion, and the thin portion is disposed on the side adjacent to the coupling portion of the side wall portion or on the side of the side wall portion closest to the coupling portion of the bottom surface portion, and the thick portion is A container lid with an easily openable inner stopper, which is disposed on the opposite side.

The inner plug is an inner plug having a thin peripheral edge on the outer periphery of the flange portion, and the lid body includes a top plate portion provided with a horizontal flange portion, and a skirt portion suspended from the horizontal flange portion. The inner surface is formed with a thread that engages with a thread formed on the outer surface of the container mouth, and is above the thread and at a small interval from the horizontal flange. An inner stopper locking projection is formed at a position, and on the inner surface of the horizontal flange portion, for shape adjustment that directs the thin peripheral edge portion downward when the lid is attached to the container mouth portion and screwed 6. A container lid with an easily openable inner stopper according to claim 5, wherein a protrusion is formed.