JP4235999B2 - 高温チャンバー用ヒーター及び該ヒーターを装着した高温チャンバー - Google Patents

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Description

本発明は、高温チャンバーに使用するためのヒーター及び該ヒーターを装着した高温チャンバーに関する。ここで、高温チャンバーには、高温真空チャンバー、高温高圧チャンバー、高温高圧真空チャンバー、高温真空加工チャンバーその他の、高温処理用の種々のチャンバーを含むものとする。
一般に、液晶カラーフィルターの製造作業、液晶TFT基板の作製作業、プラズマデイスプレー(PDP)材料の焼成作業、PDP材料のアニール作業、有機エレキトリックルミネッセンス(EL)用基板の乾燥作業等において、高温チャンバーは必須の装置を構成しているものである。
例えば図8に概括的に示すように、従来、上記作業等に使用される高温チャンバー1は、該チャンバーの強度を維持するための強力な例えば耐熱性鋼材と該鋼材からの熱を遮断する断熱材とから成る枠体2を有しており、当該枠体2の内側に所定の作業域3を形成していた。この作業域3には、熱供給源としての複数のI型ヒーター本体4、これらのヒーター本体4の上方に配置されヒーター本体4からの熱を下方に集中するための傘即ち反射板5、例えば図示していないロボット等によりチャンバー内へ供給され所定の高温熱処理が施されるためのワーク6、供給されたワーク6に所定の高温処理を施こす間中当該ワーク6を保持しているワーク保持手段7が配置されている。
ここで、熱源として使用されているI型ヒーター本体4は、図10に示すように、発熱部10、非発熱部11及び端子保持部12から構成されており、かつ該ヒーター本体4の全体が図9に示すように作業域3内に配置されていた。また、ヒーター本体4の発熱部10の直径寸法d1は、通常、端子保持部12の直径d2よりも小さい寸法を有している(例えば、非特許文献1参照)。これは、ヒーター本体を取り付ける時に発熱部10が直接取り付け面に接触して火災等を発生することを阻止したり、ヒーター本体を搬送する時にヒーター本体の発熱部10を損傷なく包装出来るようにしたり、更にはヒーター本体を製造する時にヒーター本体の発熱部10等へ対する端子保持部12の組付けを容易にするため等の理由による。またこの拡径寸法を有する端子保持部12には、ヒーター本体4と電源とを結ぶためのリード線13が接続されている。このリード線13は、図9に示すように、ヒーター本体4の端子保持部12から出て当該作業域3を経た後、枠体2の壁面を貫通してチャンバー1の外部へ至りそこから所定の電源へ接続されている。また、通常、発熱部10はガラス管に発熱線を収容することにより構成されているが、最近では遠赤外線ヒーターとして均一な熱照射分布及び高い発熱効率を得るためにしばしば不透明石英管内に発熱線を収容して構成した発熱部10を有するヒーター本体4も使用されている。
坂口電熱株式会社カタログ(CAT0026−0005TO)
しかして、上述したような内容の作業においては、チャンバー1内部の作業域3が、通常、100℃あるいは600℃以上の過酷な高温雰囲気になり、しかもそのような過酷な雰囲気が繰り返し繰り返し数時間も継続することがある。このため、これまで、このような過酷な作業域3内にあるリード線13の被覆部が焼損して漏電事故を起したり、又はリード線がヒーター本体4から離脱して断線するという事故がしばしば発生するという課題があった。さらに上記作業において、高温チャンバー1内の中央付近と枠体2周辺との間に多少の温度差が発生し、このため、チャンバー1の幅寸法t(図9)に近いワーク6を加工すると、ワーク6の中央部付近と周辺付近とでは高温処理効果が異なり品質の一定化が図れず、品質の一定化を図るためには被処理ワーク6の幅寸法を小さくしなければならないという課題があった。前述のように高温チャンバー全域における温度の均質化を図るために、発熱線を不透明石英管内に配設した遠赤外線ヒーターも使用されている。しかし、高温チャンバー内においてこれらの遠赤外線ヒーターを使用する場合に、該チャンバーを高圧チャンバーとして使用したり、真空チャンバーとして使用したりすると、該ヒーター端部のシールが高熱とこれらの大きい圧力変動に伴って容易に破損して、ワークへ思わぬ悪影響を与えるという事故が発生していた。更に高スチームチャンバーとして使用した時にはスチームがヒーター内に流入してヒーターを破損する事故も発生した。これらは、ヒーター本体4の端部シール部分が作業域3の超高圧又は超低圧又は高スチーム雰囲気に耐えることがしばしば困難であると言う事実による。そこで、遠赤外線ヒーターの代わりにハロゲンランプのような近赤外線ヒーターを使用することも可能であるが、一般に、このような近赤外線ヒーターは価格的に遠赤外線ヒーターよりもかなり高価であるという課題がある。そこで、本発明はこれらの諸課題を解決するものである。
本発明では、ヒーターが、少なくとも不透明石英管に形成された発熱部及び非発熱部と、該不透明石英管の端部をシールしている封止部と、を有しており、封止部の外径が不透明石英管の直径よりも小さく、かつ該ヒーターを構成している不透明石英管の長さが高温チャンバーの両側壁部材間の距離よりも長く、これによりヒーターの不透明石英管の両端部が高温チャンバーの両側壁部材から外方に伸張している高温チャンバーを提供する。
本発明の高温チャンバーでは、ヒーター本体のシール部分が形成されている両端部を、
チャンバーの外部に位置付けている。このため、リード線とヒーター本体との接続部や、ヒーター本体のシール部分を含む両端部が過酷な高温作業域におけるような高温高圧雰囲気又は高温真空雰囲気更には高スチーム雰囲気を受けることがなく、常に常温常圧下にある。これにより、リード線がヒーターから離脱するという事故を防止出来ると同時に、ヒーター本体のシール部分も高温下で直接激しい高圧や真空圧力を受けることがないのでシール部分の損傷を防止出来ると共に、例え、シール部分の損傷が発生しても、その損傷はチャンバーの外部において発生するので、ワークへ対する影響は全く無い。また、本発明のチャンバーにおいて使用するヒーターは、従来のヒーターと異なり、発熱部がチャンバーの枠体壁部に接近した位置まで設けて有るので、ワークの寸法を大きくしてもチャンバー内部における処理効果にばらつきが少なく、常に品質の一定化が図れる。更に、本発明における不透明石英管を使用した遠赤外線ヒーターを、1段式においても多段式においても高温チャンバーにおいて使用するとした時、ハロゲンランプのような近赤外線ヒーターを使用した時に比較して、本発明のヒーターは装備費だけでも約12分の1の価格で済むという優れた効果がある。
本発明は高温チャンバー用のヒーターで特に遠赤外線を発生するように不透明石英管を使用したヒーターであって、高温チャンバーへ装着しやすいように両端部が高温チャンバーの両側壁を貫通する様に配置出来るよう改良した遠赤外線ヒーターを開発した。また当該ヒーターの両端部をチャンバーの外側に位置付けることを可能とした高温チャンバーを開発した。さらに、該ヒーターの両端部をチャンバーの外側に位置付けるために、ヒーター本体をチャンバー側壁に対して密封封止保持するための新規な手段を開発した。このように優れた効果は以下に述べる具体的構成により達成出来る。
図1は、本発明装置の1実施例を示すもので、図9と同様の図である。図1において、上述した種々の作業に使用される高温チャンバー20は、少なくともチャンバーの内部強度を保持するための強力な板素材(例えばステンレス鋼板)からなる内壁21と、該内壁21からの熱を遮断するため内部に導水通路(図示なし)を形成しその中に冷却水を循環させている断熱板素材(例えば銅板)からなる外壁22と、により構成される壁部材23を有している。勿論、図示していない中間壁その他の補強壁や断熱壁等を使用することも可能である。壁部材23の内側の室内には所定の大きさの作業域24が形成されている。この作業域24には、熱供給源としての複数のヒーター本体25と、これらのヒーター本体25の上方に配置されヒーター本体25からの熱を下方に集中するための傘即ち反射板26と、例えば図示していないロボット等により出し入れされ所定の高温熱処理が施されるためのワーク27と、供給されたワーク27に所定の高温処理を施こす間中当該ワーク27を略水平状態に保持しているワーク保持手段28と、が配置されている。ここで、各ヒーター本体25は、特に、図3に示すように、中央の発熱部30と、該発熱部30の両側に位置している一対の非発熱部31、31と、該非発熱部の更に外側に位置している一対の封止部32、32と、該封止部の外側に位置している端子保持部33、33と、各端子保持部から伸張しているリード線34、34と、から構成されている。ここで、発熱部30及び非発熱部31、31の発熱線等は、例えば不透明石英管35の内部に形成されており、これにより当該ヒーター本体25を遠赤外線ヒーターとして使用するものとして述べるが、遠赤外線ヒーターとして使用しない場合には、この不透明石英管35の代わりに通常のガラス管を使用することも可能である。
ヒーター本体25は、図1のA部拡大図である図2に示すように、螺旋状に巻かれておりかつセラミック接着剤(図示なし)で互に固定された発熱線36を有している発熱部30と、該発熱線36の両端部の直線部分(図示なし)をセラミックファイバーブラケット37により固定されておりかつ該発熱部30の太さと略同一の太さを有している非発熱部31、31とが、外径D1を有する不透明石英管35により形成されている。図3に示すように不透明石英管35の端部は、直径D2を有する封止部32によりシール保持されている。更にこの封止部32の外側には、直径D3を有する端子保持部33が取り付けてあり、この端子保持部33には上記リード線34が装着されている。ここで注意されるべきことは、この発明におけるヒーター本体25の直径に関し、不透明石英管が提供するヒーターの主要部の直径D1が最も大きく、次に封止部32の直径D2が大きく、そして端子保持部33の直径D3が最も小さいことである。即ち、このヒーター本体25では中央部の発熱部30及びその両側の非発熱部31、31が最も太く形成されており、かつヒーター本体25の最も太く形成されたこの部分がチャンバー20の両側壁部材23、23を介して架け渡され、更にその両端部がチャンバーの外部まで伸張しており、更にそれよりも細くなっている部分がそれぞれ両端部の更に外方まで伸張するように形成されているのである。このため、該チャンバーの両側面の壁部材23に当該発熱部30が貫通出来る大きさの取り付け孔38を形成して置けば、該ヒーター本体25を、当該取り付け孔38の一方を介して自由にチャンバー20内へ挿入出来、又、そのヒーター本体の位置を調整しながら、チャンバー内の適正位置にそれらのヒーター本体を設置することが容易に出来ると共に、チャンバー内の壁部材付近における加熱を確実に達成することが出来るのである。図示していないがヒーター本体の左端部も同様の構造を有していることは理解されよう。
次に、図2を参照しながら本発明のヒーター本体25を、高温チャンバー20の両側の壁部材23に形成した取り付け孔38、38へ密封封止可能に装着する方法について述べる。なお、図においては、ヒーター本体の右端部を装着する場合について述べるが、左端部も同様の手法にて装着することは当業者に明らかであろう。以下の実施例(図5、図6)においても同様である。壁部材23に形成した取り付け孔38は、例えば、内壁21に形成した小さい孔21aと、外壁22に形成した幾分大きい孔22aと、により構成されており、これらの孔21a、22aは互に整合している。しかしながら、これらの孔21a、22aは実質的に同じ直径を有していることも可能である。取り付け孔38の直径は不透明石英管35の直径D1よりも大きい。取り付け孔38には内ねじが切ってある(例えば内壁21に形成した孔21a参照)。この取り付け孔38には締付け部材40の軸部41が嵌入し、取り付け孔38の内ねじに対して該軸部41の外面に形成した外ねじが螺合する。締付け部材40は更に取り付け孔38よりも拡径寸法を備えたヘッド部42を有している。このヘッド部42は、軸部41の外ねじが取り付け孔38の内ねじに螺合してチャンバー内方へ螺進すると、チャンバー壁部材23の外壁22に衝接し、該外壁22を内壁21に対して緊接し、こうして取り付け孔38の内ねじ付近を介するチャンバー内部の作業域24と外部との通路を完全に封止遮断することが出来るのである。ここで、該締付け部材40は、例えば、真鍮素材又は銅素材により形成されることが出来る。更に締付け部材40にはその軸線方向中心部を貫通する貫通孔43が形成されている。この貫通孔43の直径は不透明石英管35の直径D1よりも幾分大きく、ここにヒーター本体25の不透明石英管35が遊嵌している。貫通孔43のヘッド部42側に位置する貫通孔43aは拡径寸法となっている。こうして、該ヘッド部の拡径寸法貫通孔43aと軸部41の貫通孔43との間には円錐形状の座43bが形成されている。締付け部材40のヘッド部42には該拡径寸法貫通孔43aの周囲に複数のねじ孔44が形成してある。ヘッド部42の拡径寸法貫通孔43aには、そこに緩く嵌入している不透明石英管35の外表面に密嵌している0リング45が配置されている。該0リング45の外径は前記ヘッド部42へ形成した拡径寸法貫通孔43aの直径とほぼ同一である。この0リング45は、前記拡径寸法貫通孔43a内を軸線方向に移動可能な、例えばテフロン(R)製の、環状リング46により前記座43bへ対して押圧保持されている。
更にこの環状リング46を介して0リング45を座43bへ対して押圧保持するため、押圧部材50が設けてある。この部材50の中心部分には開口部51が設けてあり、この開口部51を介してヒーター本体の端子保持部33が突き出している。該開口部51の周囲には、前記締付け部材40のヘッド部42に形成した複数のねじ孔44に整合するこれと同数の孔52が形成してある。更に、該押圧部材50には、前記中央の開口部51と複数の孔52との間から、0リング45の方向へ向かって前記環状リング46に接する位置まで伸びている環状の突出部53が形成されている。この突出部53の外径は環状リング46の外径よりは小さく、また該突出部53の内径は、不透明石英管35の外径及び環状リング46の内径よりは大きい。更に、該突出部53は、当該突出部53が環状リング46へ接した時に、押圧部材50が締付け部材40から軸線方向に多少の間隙cを形成するほどの軸線方向長さを有している。しかして、押圧部材50の各孔52を挿通して、締付け部材40の各ねじ孔44へ締付け手段であるねじ部材54を螺着すると、押圧部材50が締付け部材40側へ前記距離cだけ移動出来、これにより押圧部材50の突出部53が環状部材46を介して0リング45を前記座43bへ対して押圧する。これにより、締付け部材40の貫通孔43とヒーター本体25の不透明石英管35との間に形成されている通路が完全に密封封止される。こうして、壁部材23へ直接作用するヘッド部42と、締付け部材40及び不透明石英管へ作用する0リング45と、の作用によってチャンバーの内部と外部との通路が、完全に封止遮断されるのである。また、該突出部53の内径部分と、不透明石英管35、封止部材32及び端子保持部33と、の間には半径方向の空隙dが形成されている。この空隙dは、ヒーター本体25が左右の壁部材23、23に形成されている取り付け孔38、38の位置整合のずれを保証したり、チャンバー20の壁部材が温度や圧力の変動により変形した時にヒーター本体の取り付け位置のずれを保証したり、又は、ヒーター本体25が加熱作業中に曲ったりしたときにも、ヒーター本体及びチャンバー壁部材の破損を生じることなく、ヒーター本体を適切に保持するためのヒーターの遊動間隔を提供している。こうしてヒーター本体の両端部をチャンバー壁部材の外側に適切に位置付けることが可能となり、かつ該両端部をチャンバーの外側に位置付けることによりヒーター本体と不透明石英管との間のシール作業を容易なものとし、かつリード線の損傷を防止出来るようにした。
図4及び図5は本発明の第2の実施例について開示している。第2の実施例が図1、図2、図3に示す第1の実施例と相違する点は、高温チャンバーを構成している壁部材にあり、その他の点は実質的に実施例1と同様である。そのため、以下においてはその相違点についてのみ記述する。即ち、実施例1においては、壁部材23が、互に接近して配置してある内壁21と、外壁22と、により構成されているが、実施例2においては、図4及び該図4のB部拡大である図5に示すように、高温チャンバー60を構成している壁部材61が、中間に冷却用の液体が流動蓄積されるための空間62を形成している内壁63と外壁64とにより構成されている。ここで、これらの壁63、64は例えば、ステンレス鋼その他の適切な材料により形成される。高温チャンバー60の壁部材61には、前述と同様の構造を有しているヒーター本体25aを装着するため壁部材61を貫通して取り付け孔65が形成される。この取り付け孔65には、前記空間62を密封するために、内壁63の内側から外壁64の外側に至る寸法と略同様の長さを有する筒体66が配置され、かつその取り付け孔65へ対して溶接手段にて固着されている。このため、空間62が外部に連通することはなく、該空間62に収容されている冷却水が外部へ流出することはない。この筒体66は、例えば前記壁部材と同様の素材により形成することが出来る。この筒体66の内面には内ねじが形成されている。この内ねじには、第1の実施例において述べたと同様の、締付け部材67の軸部外面へ形成した外ねじが螺合するものである。その他の構造は、第1の実施例に関して図1〜図3において述べたものと実質的に同一であり、繰り返しになるので詳述しない。これにより当該ヒーター本体25aの両端部を高温チャンバーの外側に容易に位置付けることを可能とし、さらに、該両端部を該チャンバーの外側に位置付けることによりヒーター本体25aにおける不透明石英管35aのシール作業を容易なものとし、かつリード線の損傷を防止出来るようにした。
図6及び図7は更に別の実施例について開示する。上述の例えば図2に示す実施例においては、ヒーター本体25がチャンバー20の左右の壁部材23に形成されている取り付け位置の不整合を保証したり、チャンバー20の壁部材が温度や圧力の変動で変形した時にヒーター本体の取り付け位置のずれを保証したり、又は、ヒーター本体25が加熱作業中に曲ったりしたときにも、ヒーター本体を適切に保持するため、押圧部材50と、ヒーター本体25との間に空隙dを設けて、当該ヒーター本体の端部が自由に遊動出来る間隔を提供している。しかしながら、このような狭い空隙dでは完全に保証出来ないような大きな変動がチャンバー20自体に発生した時には、ヒーター本体25又はチャンバー20のヒーター保持部が破損したり、ヒーター本体が破裂する危険がある。そこで、このような問題を解消するため、この実施例3においてはヒーター本体25bの両端保持手段が自由に回転出来るような構造を提供する。図6及び図7においては、特に図5に示す水冷式高温チャンバー60の構造を図示しているが、図2に示す構造を有する高温チャンバー20においても、取り付け孔38(図2)を幾分大きく形成してそこへ後述する筒体76を装着することにより、全く同様に適用出来るものである。以下詳細に述べる。
図6において、高温チャンバー(図示なし)を構成している壁部材71が、図5に示すと同様に、中間に冷却用の液体が流動蓄積されるための空間72を形成している内壁73と外壁74とにより構成されている。ここで、これらの壁は例えば、ステンレス鋼その他の適切な材料により形成される。チャンバーの壁部材71には、図2及び図3に示したと同様の構造を有しているヒーター本体25bを装着するための取り付け孔75が形成される。この取り付け孔75には、前記空間72を密封するために、内壁73の内側から外壁74の外側に至る寸法と略同様の長さを有する筒体76が配置され、かつその取り付け孔75へ対して溶接手段にて固着されている。このため、空間72が外部に連通することはなく、該空間72に収容されている冷却水が外部へ流出することはない。この筒体76は前記壁部材71と同様の素材により形成することが出来る。この筒体76の両側端部には半径方向内方に向かって伸びる鍔部76a、76bが形成され、これらの鍔部76a、76bの間には凹部が形成されている。この凹部の中央部には該凹部から半径方向内方へ向かって凹出部76cが形成されている。このため該筒体76の内周部には鍔部76a、76bと凹出部76cとの間に、該凹出部によって隔てられた一対の溝部が形成されている。これらの溝部内にはそれぞれ0リング77、77aが配置されている。ここで、鍔部76a、76bの内径は、0リング77、77aの内径よりは大きいが外径よりは小さく、また凹出部76cの内径は、0リングの内径よりは大きいが0リングの外径よりは小さい。更に0リングの外径は筒体76凹部の内径と略同じである。これにより0リング77、77aが溝部内に適切に配置されている。
筒体76の内側には締付け部材78が配置されている。この締付け部材78は全体が概ね直径D5の球体を有し、かつその一部が平坦に切り欠かれた切欠け面78aを有するような形状を有している。ここで、該直径D5は、前記0リング77、77aの内径よりは僅かに大きい。ここで筒体76内にて軸線方向に隔てられて配置している一対の0リング77、77aは、原則的に球体をなす締付け部材78の中心部(図示なし)を挟んで両側にそれぞれ位置するように配置されている。これにより締付け部材78は、中心部の両側を封止保持されているため、筒体76から抜け出すことなくこれらの0リング77、77a内にて、球体の中心部を中心として封止状態を維持しながら自由に全ての球面方向に回転出来るようになっている。なお、締付け部材78が回転するとき、0リングは締付け部材の外表面と鍔部と筒体内表面と凹出部とに挟持されそこから離脱することは無い。例えば、真鍮素材又は銅素材により形成されることが出来る締付け部材78には、更に球体の中心部を通り、かつ切欠け面78aに対し垂直に伸びる方向に貫通する貫通孔79が形成されている。この貫通孔79の直径は不透明石英管35bの直径D1(図3)よりも大きく、この貫通孔79にヒーター本体25bが遊嵌している。貫通孔79の切欠け面78aヘ近接した貫通孔79aは拡径寸法となっている。こうして、貫通孔79と該拡径寸法貫通孔79aとの間には円錐形状の座79bが形成されている。締付け部材78の切欠け面78aには該拡径寸法貫通孔79aの周囲に複数のねじ孔80が形成してある。また、拡径寸法貫通孔79aには、そこに緩く嵌入するヒーター本体25bの外表面に密嵌している0リング81が配置されている。該0リング81の外径は拡径寸法貫通孔79aの直径とほぼ同一である。この0リング81は、前記拡径寸法貫通孔79a内を軸線方向に移動可能な、例えばテフロン(R)製の、環状リング82により前記座79bへ対して押圧保持されている。
更にこの環状リング82を介して0リング81を座79bへ対して押圧保持し、締め付け部材78とヒーター本体25bとを密嵌接合するため、押圧部材85がねじ部材86により、該締付け部材78に対して位置調整自在に締付け保持されている。ここで、押圧部材85及びねじ部材86の構成及び作用は、図2において押圧部材50及びねじ部材54に関して詳述したものと実質的に同一であり記載が重複するので記述を省略する。しかしながら、ここで注意すべきことは、先の実施例において開示した、押圧部材50と締付け部材40との間の間隙c及び押圧部材50とヒーター本体25との間の空隙dがこの実施例においても形成されていることである。これらの間隙b及び空隙dは、ヒーター本体25が左右の壁部材23に形成されている取り付け位置のずれを保証したり、チャンバー20が温度や圧力で変形した時にヒーター本体の取り付け位置のずれを保証したり、又は、ヒーター本体25が加熱作業中に曲ったりしたときヒーター本体を適切に保持するためのヒーターの遊動間隔を提供しているものであり、いわば、チャンバーやヒーター本体の僅かな変形を保証するものであるが、より大きいチャンバー全体の歪みなどを完全に吸収することは出来ない。これに対して、図6に示す実施例においては、それらのチャンバーやヒーター本体の僅かな変形を保証することに加え、それよりも一層大きいチャンバー全体の歪みなどを完全に吸収することは出来るものである。
図7は、図6に示す装置の作動図であって、例えばチャンバーの側壁部が温度や圧力等の力によって大きく偏倚しヒーター本体を保持している手段に大きな歪みが発生した場合にその歪みを吸収している状態を示している図である。当業者に明らかなように、略球状の締付け部材78が高温チャンバーの対向する両側壁に配置されており、それぞれヒーター本体の両端を支承している。そのため、高温チャンバーやヒーター本体が例えば予期しない突然の熱や圧力等による変形を受けて、図示していない左側の側壁が図面にて下側へ変形し、図示する右側の側壁が相対的に図面にて上側へ変形するような歪みを発生した時に、ヒーター本体25bは左端(図示なし)が下方へ、右端が上方へ強制されるとする。このとき、この実施例においては、例えばヒーター本体の右端を支承している締め付け部材78は筒体76内にて左側へ回転する。同様に図していないヒーター本体の左端を支承している締め付け部材は筒体内にて右側へ回転する。この時、略球状をなす締付け部材78は筒体76へ密嵌係合されている0リング77に密着しながら回転するので、壁部材71と締付け部材78との間に空気が流入流出するような間隙を発生することはない。チャンバーの側壁部が反対の側に歪みを発生した時においては球状締付け部材が反対側に回転してその歪みを適切に吸収出来る事は明らかである。勿論チャンバーの反対側の側壁部の変形に関しても同様である。こうして、チャンバーやヒーター本体が不意に大きい偏倚力を受けた時に、チャンバー内の圧力的、熱的、温度的な雰囲気等を全く変へることなく、ヒーター本体の位置又はヒーター本体を支承しているチャンバー側壁の位置が所定位置よりも大きく偏倚したときにもそこに取り付けられている筒体76に対して締付け部材78が自由に回転することによりその偏倚力を確実に吸収することが出来ろ。これによりチャンバー側壁が大きく偏倚してもチャンバー側壁やヒーター本体が破損することを完全に阻止することを可能としたものである。
本発明のヒーターは、過酷な高温雰囲気を長時間繰り返し受けてもリード線がヒーター本体から離脱しないので、これまでよりもかなりハードな作業条件下においての使用が可能となる。更に高温チャンバー内の中央付近と枠体周辺との間における温度差が殆ど発生しないので、これまで以上に大型のワークに極めて高品質な熱処理加工を施すことが可能となる。また、ヒーター本体は中央部付近が最も大きい直径を有するように構成されているので、高温チャンバーの側壁へ設けた取り付け孔から装着出来るのでヒーター取り付け作業が容易である。更に、このようなヒーター本体を装着した高温チャンバーでチャンバー内部においてかなり過酷な高温、高圧、高真空、高スチーム雰囲気が発生しても、ヒーター本体の端部は常にチャンバー外部の常温常圧条件下にあるため、当該端部に設けてあるシールが破損することはなく、また例え、シールが破損しても、作業を行なっているチャンバーの外領域であるため、ワークへ悪影響を及ぼす心配はない。これにより本発明は、高温真空チャンバー、高温高圧チャンバー、高温高圧真空チャンバー、高温真空加工チャンバーその他の、高温処理用の種々のチャンバーにおいて、極めて安全でかつ高精度な液晶カラーフィルターの製造作業、液晶TFT基板の作製作業、プラズマデイスプレー(PDP)材料の焼成作業、PDP材料のアニール作業、有機エレキトリックルミネッセンス(EL)用基板の乾燥作業等を実施することが出来る。
本発明の第1の実施例を示す、高温チャンバーの正面の断面を略図的に示した図である。 図1のA部拡大図であって、ヒーター本体を高温チャンバーの壁部材へ密封封止状態で保持するための手段を示している図である。 本発明にかかるヒーター本体の概略形状を示す図である。 本発明の第2の実施例を示す、高温チャンバーの正面の断面を概略的に示した図である。 図2のB部拡大図であって、ヒーター本体を高温チャンバーの壁部材へ密封封止状態で保持するための手段を示している図である。 ヒーター本体を高温チャンバーの壁部材へ密封封止状態で保持するための手段を示している本発明の第3の実施例を示す図である。 図6に示すチャンバーが変形したときの歪み吸収状態を示す図である。 公知の高温チャンバーの側面を断面にて示す図である。 図8の線9−9で示す部分の断面であって、公知の高温チャンバーの正面を断面にて示す図である。 公知の高温チャンバー用ヒーター本体を示す概略図である。
符号の説明
20 高温チャンバー 21 内壁
21a 孔 22 外壁
22a 孔 23 壁部材
24 作業域 25 ヒーター本体
25a ヒーター本体 25b ヒーター本体
26 反射板 27 ワーク
28 ワーク保持手段 30 発熱部
31 非発熱部 32 封止部
33 端子保持部 34 リード線
35 不透明石英管 35a 不透明石英管
35b 不透明石英管 36 発熱線
37 セラミックファイバーブラケット 38 取り付け孔
40 締付け部材 41 軸部
42 ヘッド部 43 貫通孔
43a 拡径寸法貫通孔 43b 座
44 ねじ孔 45 0リング
46 環状リング 50 押圧部材
51 開口部 52 孔
53 突出部 54 締付け手段
60 高温チャンバー 61 壁部材
62 空間 63 内壁
64 外壁 65 取り付け孔
66 筒体 67 締付け部材
71 壁部材 72 空間
73 内壁 74 外壁
75 取り付け孔 76 筒体
76a 鍔部 76b 鍔部
76c 凹出部 77 0リング
77a 0リング 78 締付け部材
78a 切欠け面 79 貫通孔
79a 貫通孔 79b 座
80 ねじ孔 81 0リング
82 環状リング 85 押圧部材
86 ねじ部材

Claims (5)

  1. ヒーター25、25aを熱源とする高温チャンバー20、60であって、
    該チャンバー20、60が少なくとも内壁21、63、73と外壁22、64、74とを有している壁部材23、61、71を備え、
    該チャンバー20、60の両側の壁部材に形成した取り付け孔へ両端部が支持されているヒーター25、25aが、発熱部30、非発熱部31、封止部32、端子保持部33及びリード線34を有し、
    ここで、発熱部30及び非発熱部31が、不透明石英管35、35a内に形成され、
    封止部32が、該不透明石英管35、35aの端部をシールしており、
    封止部32の外径が不透明石英管35、35aの外径よりも小さく、
    かつ該ヒーターを構成している不透明石英管35、35aの長さが高温チャンバーの両側壁部材間の距離よりも長く、
    これにより不透明石英管35、35aの両端部が高温チャンバーの両側壁部材から外方へ伸長しており、
    ヒーター25、25aの両端部が、チャンバー20、60の両側壁部材に形成した取り付け孔38、65、75内に配置した締付け部材40、67、78に形成した貫通孔43、79を介して伸長しており、かつ該締付け部材40、67、78の貫通孔43、79に設けた座43b内に配置され、押圧部材50、85によって当該座へ対して押圧保持されている、Оリング45、81を介して該締付け部材40、67、78に対して封止支持されていることを特徴とするヒーターを熱源とする高温チャンバー。
  2. 締付け部材40が、内壁21と外壁22とを接した状態で配置しているチャンバー20の両側壁部材に設けた取り付け孔38の内径部分へ形成した内ねじへ螺合する外ねじを有しており、該締付け部材40を貫通する貫通孔43の端部に座43bが設けてあることを特徴とする請求項1に記載のヒーターを熱源とする高圧チャンバー。
  3. 締付け部材67が、内壁63と外壁64とを引き離して配置しているチャンバー60の両側壁部材に形成した取り付け孔65を密封可能に設置した筒体66の内面に形成した内ねじへ対して螺合する外ねじを有しており、該締付け部材67を貫通する貫通孔の端部に座が設けてあることを特徴とする請求項1に記載のヒーターを熱源とする高圧チャンバー。
  4. 締付け部材78が一部を切り落とした球体構造を有しており、内壁73と外壁74とを引き離して配置しているチャンバー60の両側壁部材に形成した取り付け孔75へ密封可能に設置した筒体76の内面に一対のОリング77、77aを受け入れる溝を設けており、該一対のОリング77、77aが球体構造の外面に接し、かつ該球体構造の中心を挟んで等距離に隔置しており、更に該締付け部材78が球体構造の中心を含んで貫通するヒーター受入れ貫通孔79を有し、該貫通孔79の端部に座79bが設けてあることを特徴とする請求項1に記載のヒーターを熱源とする高圧チャンバー。
  5. チャンバー60を構成している内壁63、73と外壁64、74とを引き離して配置することにより両壁間に形成される空間62、72に冷媒用液体を流動蓄積していることを特徴とする請求項3又は4に記載のヒーターを熱源とする高圧チャンバー。
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