JP4233441B2 - パティキュレートフィルタの再生方法 - Google Patents

パティキュレートフィルタの再生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4233441B2
JP4233441B2 JP2003411563A JP2003411563A JP4233441B2 JP 4233441 B2 JP4233441 B2 JP 4233441B2 JP 2003411563 A JP2003411563 A JP 2003411563A JP 2003411563 A JP2003411563 A JP 2003411563A JP 4233441 B2 JP4233441 B2 JP 4233441B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
particulate filter
injection
filter
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003411563A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005171841A (ja
Inventor
博 舟橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP2003411563A priority Critical patent/JP4233441B2/ja
Publication of JP2005171841A publication Critical patent/JP2005171841A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4233441B2 publication Critical patent/JP4233441B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

本発明は、パティキュレートフィルタの再生方法に関するものである。
ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレート(Particulate Matter:粒子状物質)は、炭素質から成る煤と、高沸点炭化水素成分から成るSOF分(Soluble Organic Fraction:可溶性有機成分)とを主成分とし、更に微量のサルフェート(ミスト状硫酸成分)を含んだ組成を成すものであるが、この種のパティキュレートの低減対策としては、排出ガスが流通する排気管の途中に、パティキュレートフィルタを装備することが従来より行われている。
この種のパティキュレートフィルタは、コージェライト等のセラミックから成る多孔質のハニカム構造となっており、格子状に区画された各流路の入口が交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路については、その出口が目封じされるようになっており、各流路を区画する多孔質薄壁を透過した排出ガスのみが下流側へ排出されるようにしてある。
そして、排出ガス中のパティキュレートは、前記多孔質薄壁の内側表面に捕集されて堆積するので、目詰まりにより排気抵抗が増加しないうちにパティキュレートを適宜に燃焼除去してパティキュレートフィルタの再生を図る必要があるが、通常のディーゼルエンジンの運転状態においては、パティキュレートが自己燃焼するほどの高い排気温度が得られる機会が少ない為、例えばアルミナに白金を担持させたものに適宜な量のセリウム等の希土類元素を添加して成る酸化触媒を一体的に担持させた触媒再生型のパティキュレートフィルタの実用化が進められている。
即ち、このような触媒再生型のパティキュレートフィルタを採用すれば、捕集されたパティキュレートの酸化反応が促進されて着火温度が低下し、従来より低い排気温度でもパティキュレートを燃焼除去することが可能となるのである。
ただし、斯かる触媒再生型のパティキュレートフィルタを採用した場合であっても、排気温度の低い運転領域では、パティキュレートの処理量よりも捕集量が上まわってしまうので、このような低い排気温度での運転状態が続くと、パティキュレートフィルタの再生が良好に進まずに該パティキュレートフィルタが過捕集状態に陥る虞れがあり、パティキュレートの堆積量が増加してきた段階でパティキュレートフィルタより上流側の排出ガス中にHC(炭化水素)を添加してパティキュレートフィルタの強制再生を行うことが考えられている。
つまり、パティキュレートフィルタより上流側でHCを添加すれば、その添加されたHCがパティキュレートフィルタの酸化触媒上で酸化反応し、その反応熱によりフィルタ床温度が上げられてパティキュレートが燃やし尽くされ、パティキュレートフィルタの再生化が図られることになる。
尚、この種のパティキュレートフィルタの積極的な強制再生を図る方法に関しては、下記の特許文献1や特許文献2にも取り上げられており、これらの文献中の説明では、エンジンの燃料噴射装置に対し圧縮上死点付近で行われる燃料のメイン噴射に続いて圧縮上死点より遅い非着火のタイミングでポスト噴射を行うことでHC添加を実行するようにしている。
特開2003−83139号公報 特開2003−155913号公報
しかしながら、従来においては、フィルタ床温度を捕集済みパティキュレートの自己燃焼温度(約600℃程度)まで上昇させるのに必要な量のHC添加を、圧縮上死点より遅い非着火のタイミング(排気弁開より前5〜20°)でポスト噴射して最初から実行し、これ以降はフィルタ床温度を自己燃焼温度に保持するべく初期のHC添加量より少し減らした量でポスト噴射によるHC添加を継続してパティキュレートフィルタを強制再生するようにしているが、最初からパティキュレートの自己燃焼温度まで上昇させるのに必要な量のHC添加をポスト噴射により実行してしまうと、パティキュレートフィルタの酸化触媒上で処理しきれないHCミストが多孔質薄壁を通り抜けて該多孔質薄壁の裏面(背面)で酸化することで炭化物(煤)として残り(多孔質薄壁の裏面には酸化触媒が担持されていないため酸化反応が起こり難い)、これが何回も強制再生を繰り返すうちに多孔質薄壁の裏面に多量の煤付着を生じ、何回目かの強制再生時に多孔質薄壁の表裏で同時に煤燃焼を起こす結果、この表裏同時の煤燃焼による過熱でパティキュレートフィルタに触媒劣化を招く虞れがあった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、パティキュレートフィルタの多孔質薄壁の表裏で同時に煤燃焼が起きる現象を未然に回避し、パティキュレートフィルタに触媒劣化を招く虞れを解消することを目的としている。
本発明は、排気管途中に装備した触媒再生型のパティキュレートフィルタより上流側で排出ガス中にHCを添加し、その添加HCが触媒上で酸化反応した時の反応熱により捕集済みパティキュレートを燃焼させてパティキュレートフィルタの強制再生を図る方法において、圧縮上死点付近で行われる燃料のメイン噴射に続いて排気弁開より前25〜50゜のタイミングでポスト噴射を行うことでHC添加を実行すると共に、フィルタ床温度を検出する温度センサの検出温度が400℃程度に達するまで時間をかけて温度が上昇してくるのを待ち、温度センサの検出温度が400℃程度になったら、徐変制御をかけつつポスト噴射の噴射量を増やして600℃程度の自己燃焼温度まで昇温させることを特徴とするものである。
而して、このように排気弁開より前25〜50゜の比較的早いタイミングでポスト噴射が行われると、該ポスト噴射により添加されたHCの多くが気筒内で着火し、これによりHCミストのガス化が促されてHCミストの少ない高温HCガスが生成されるので、HCミストのままパティキュレートフィルタに導かれる燃料分が大幅に低減される。
また、徐変制御によるHC添加量の段階的な増加に伴い酸化反応熱でフィルタ床温度が徐々に上昇し、このフィルタ床温度の上昇に追従してパティキュレートフィルタの酸化触媒上での処理能力も向上していくので、パティキュレートフィルタの酸化触媒上での処理能力を超えた過剰な量のHC添加が回避され、パティキュレートフィルタの酸化触媒上で処理しきれないHCミストが極めて少なくなる。
この結果、HCミストがパティキュレートフィルタの多孔質薄壁の裏面に通り抜けて炭化残留する現象が大幅に抑制され、強制再生を繰り返すうちに多孔質薄壁の裏面に多量の煤付着が生じる虞れがなくなるので、パティキュレートフィルタの多孔質薄壁の表裏で同時に煤燃焼が起きる現象が未然に回避されることになる。
しかも、HC添加の徐変制御によりフィルタ床温度が徐々に上昇していくことでパティキュレートが自然延焼する温度帯(パティキュレートの自己燃焼温度より低い触媒活性温度以上の温度)が従来より長く保持される結果、パティキュレートが適度に自然延焼されて前回強制再生後からのパティキュレートの堆積量が減少し、その少なくなった残りのパティキュレートが自己燃焼温度で一気に燃やし尽くされることになる。
即ち、このようにパティキュレートを自然延焼させて減らしてから自己燃焼温度まで上げて燃やし尽くすようにすれば、従来のように最初からパティキュレートの自己燃焼温度まで上昇させて一気に焼却させようとした場合よりも最大燃焼温度を抑制することが可能となる。
また、本発明においては、HC添加によりフィルタ床温度をパティキュレートの自己燃焼温度まで昇温させて焼却する最終段階でHC添加量を更に増やし、フィルタ床温度を約650℃付近まで昇温させることが好ましく、このようにすれば、CaSO4やAl23等の無機物、或いは、ZnやAl等の金属片を核とする難燃性煤まで燃やし尽くすことが可能となる。
上記した本発明のパティキュレートフィルタの再生方法によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(I)本発明の請求項1に記載の発明によれば、パティキュレートフィルタの多孔質薄壁の表裏で同時に煤燃焼が起きる現象を未然に回避することができ、しかも、強制再生時の最大燃焼温度を従来より抑制することもできるので、パティキュレートフィルタに触媒劣化を招く虞れを解消することができる。
(II)本発明の請求項2に記載の発明によれば、CaSO4やAl23等の無機物、或いは、ZnやAl等の金属片を核とする難燃性煤まで燃やし尽くすことができ、この種の難燃性煤の燃え残りを核として次回強制再生時までに多量の煤付着が生じる虞れを未然に回避することができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1〜図4は本発明を実施する形態の一例を示すもので、本形態例のパティキュレートフィルタの再生方法においては、図1に示す如く、自動車のディーゼルエンジン1から排気マニホールド2を介して排出された排出ガス3が流通している排気管4のマフラ5内に、酸化触媒を一体的に担持して成る触媒再生型のパティキュレートフィルタ6を収容させた場合(パティキュレートフィルタ6の前段に酸化触媒が別途配置することも可)を例示しており、該パティキュレートフィルタ6を抱持するフィルタケース7がマフラ5の外筒を成すようになっている。
即ち、このフィルタケース7の内部には、図2に拡大して示す如きパティキュレートフィルタ6が収容されており、このパティキュレートフィルタ6は、セラミックから成る多孔質のハニカム構造となっており、格子状に区画された各流路6aの入口が交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路6aについては、その出口が目封じされるようになっており、各流路6aを区画する多孔質薄壁6bを透過した排出ガス3のみが下流側へ排出されるようにしてある。
そして、ここに図示している例では、フィルタケース7の出口側に温度センサ8が装備され、該温度センサ8の検出信号8aがエンジン制御コンピュータ(ECU:Electronic Control Unit)を成す制御装置9に対し入力されるようになっており、この制御装置9においては、温度センサ8の検出値をフィルタ床温度の代用値として、以下に詳述する如きパティキュレートフィルタ6の強制再生におけるHC添加制御に利用するようにしてある。
また、この制御装置9は、エンジン制御コンピュータを兼ねていることから燃料の噴射に関する制御も担うようになっており、より具体的には、アクセル開度をディーゼルエンジン1の負荷として検出するアクセルセンサ11(負荷センサ)からのアクセル開度信号11aと、ディーゼルエンジン1の機関回転数を検出する回転センサ12からの回転数信号12aとに基づき、ディーゼルエンジン1の各気筒に燃料を噴射する燃料噴射装置10に向け燃料噴射信号10aが出力されるようになっている。
ここで、前記燃料噴射装置10は、各気筒毎に装備される複数のインジェクタにより構成されており、これら各インジェクタの電磁弁が前記燃料噴射信号10aにより適宜に開弁制御されて燃料の噴射タイミング及び噴射量が適切に制御されるようになっている。
他方、前記制御装置9では、アクセル開度信号11a及び回転数信号12aに基づき通常モードの燃料噴射信号10aが決定されるようになっている一方、パティキュレートフィルタ6の強制再生を行う必要が生じた際に、通常モードから再生モードに切り替わり、圧縮上死点(クランク角0゜)付近で行われる燃料のメイン噴射に続いて圧縮上死点より遅い適宜なタイミングでポスト噴射を行うような噴射パターンの燃料噴射信号10aが決定されるようになっている。
つまり、このようにメイン噴射に続いて圧縮上死点より遅いタイミングでポスト噴射が行われると、このポスト噴射により排出ガス3中に未燃の燃料(主としてHC:炭化水素)が添加されることになり、この未燃の燃料が添加HCとしてパティキュレートフィルタ6表面の酸化触媒上で酸化反応し、その反応熱により触媒床温度が上昇してパティキュレートフィルタ6内のパティキュレートが燃焼除去されることになる。
ただし、本形態例においては、図3に示す如く、圧縮上死点付近で行われる燃料のメイン噴射に続いて排気弁開より前25〜50゜のタイミング(従来のポスト噴射は図3中に鎖線で示す排気弁開より前5〜25゜のタイミング)でポスト噴射を行うことでHC添加を実行するようにしており、しかも、図4に示す如く、そのポスト噴射による燃料噴射量(HC添加量)が徐々に増加して目標値に達するようにHC添加が徐変制御されるようにしてある。
また、HC添加によりフィルタ床温度をパティキュレートの自己燃焼温度まで昇温させて焼却する最終段階でHC添加量を更に増やし、フィルタ床温度を約650℃付近まで昇温させるようにもなっている。
更に、再生モードに切り替わった際に、パティキュレートを自然延焼させるための温度条件に満たない場合には、制御装置9からの燃料噴射信号10aにより、燃料噴射装置10にメイン噴射直後の燃焼可能なタイミングでアフタ噴射を実行させ、更に昇温が必要な場合は、制御装置9からの開度指令信号13aにより、パティキュレートフィルタ6の上流側にある排気ブレーキ13を排気絞り手段として絞り込ませるようにしてある。
而して、パティキュレートフィルタ6の強制再生が必要となった際に、制御装置9が通常モードから再生モードに切り替わると、パティキュレートを自然延焼させるための温度条件(約350〜580℃)に満たない所定温度(約240℃程度)までは、燃料噴射装置10によるアフタ噴射が実行され、アフタ噴射による燃料が出力に転換され難いタイミングで燃焼することでディーゼルエンジン1の熱効率が下がり、燃料の発熱量のうちの動力に利用されない熱量が増えて排気温度の上昇が図られる。
また、このアフタ噴射の実行に対応して排気ブレーキ13も絞り込まれる結果、これより上流側の排出ガス3が昇圧されることで排気温度が上昇され、しかも、排気抵抗が高まることにより気筒内に比較的温度の低い吸気が流入し難くなって比較的温度の高い排出ガス3の残留量が増加し、この比較的温度の高い排出ガス3を多く含む気筒内の空気が次の圧縮行程で圧縮されて爆発行程を迎えることでも更なる排気温度の上昇が図られる。
そして、これらのアフタ噴射及び排気絞りにより排出ガス3が所定温度まで昇温したら、排気弁開より前25〜50゜の比較的早いタイミングでポスト噴射が開始されるが、その開始当初にあっては、比較的少ない噴射量を維持し続けて温度センサ8による検出温度(フィルタ床温度の代用値)が約400℃程度まで時間をかけて上昇してくるのを待ち、温度センサ8の検出温度が約400℃程度になったら、徐変制御をかけつつポスト噴射の噴射量を増やして約600℃程度の自己燃焼温度まで昇温させ、しかも、この自己燃焼温度まで昇温させて焼却する最終段階において、HC添加量を更に増やしてフィルタ床温度を約650℃付近まで昇温させるようHC添加制御が制御装置9により実行される。
ここで、排気弁開より前25〜50゜の比較的早いタイミングでポスト噴射が行われると、該ポスト噴射により添加されたHCの多くが気筒内で着火し、これによりHCミストのガス化が促されてHCミストの少ない高温HCガスが生成され、HCミストのままパティキュレートフィルタ6に導かれる燃料分が大幅に低減されることになる。
また、徐変制御によるHC添加量の段階的な増加に伴い酸化反応熱でフィルタ床温度が徐々に上昇し、このフィルタ床温度の上昇に追従してパティキュレートフィルタ6の酸化触媒上での処理能力も向上していくので、パティキュレートフィルタ6の酸化触媒上での処理能力を超えた過剰な量のHC添加が回避され、パティキュレートフィルタ6の酸化触媒上で処理しきれないHCミストが極めて少なくなる。
この結果、HCミストがパティキュレートフィルタ6の多孔質薄壁6bの裏面に通り抜けて炭化残留する現象が大幅に抑制され、強制再生を繰り返すうちに多孔質薄壁6bの裏面に多量の煤付着が生じる虞れがなくなるので、パティキュレートフィルタ6の多孔質薄壁6bの表裏で同時に煤燃焼が起きる現象が未然に回避されることになる。
しかも、HC添加の徐変制御によりフィルタ床温度が徐々に上昇していくことでパティキュレートが自然延焼する温度帯(パティキュレートの自己燃焼温度より低い触媒活性温度以上の温度:約350〜580℃)が従来より長く保持される結果、パティキュレートが適度に自然延焼されて前回強制再生後からのパティキュレートの堆積量が減少し、その少なくなった残りのパティキュレートが約600℃程度の自己燃焼温度で一気に燃やし尽くされることになる。
即ち、このようにパティキュレートを自然延焼させて減らしてから自己燃焼温度まで上げて燃やし尽くすようにすれば、従来のように最初からパティキュレートの自己燃焼温度まで上昇させて一気に焼却させようとした場合よりも最大燃焼温度が抑制されることになる。
また、特に本形態例では、HC添加によりフィルタ床温度をパティキュレートの自己燃焼温度まで昇温させて焼却する最終段階でHC添加量を更に増やし、フィルタ床温度を約650℃付近まで昇温させるようにしているので、CaSO4やAl23等の無機物、或いは、ZnやAl等の金属片を核とする難燃性煤まで燃やし尽くすことが可能となる。
従って、上記形態例によれば、パティキュレートフィルタ6の多孔質薄壁6bの表裏で同時に煤燃焼が起きる現象を未然に回避することができ、しかも、強制再生時の最大燃焼温度を従来より抑制することもできるので、パティキュレートフィルタ6に触媒劣化を招く虞れを解消することができる。
また、CaSO4やAl23等の無機物、或いは、ZnやAl等の金属片を核とする難燃性煤まで燃やし尽くすことができ、この種の難燃性煤の燃え残りを核として次回強制再生時までに多量の煤付着が生じる虞れを未然に回避することができる。
尚、本発明のパティキュレートフィルタの再生方法は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の一例を示す概略図である。 図1のパティキュレートフィルタの詳細を示す断面図である。 本発明のポスト噴射のタイミングを説明するグラフである。 本発明のポスト噴射による燃料添加制御を示すグラフである。
符号の説明
1 ディーゼルエンジン
3 排出ガス
4 排気管
6 パティキュレートフィルタ
6a 流路
6b 多孔質薄壁
8 温度センサ
8a 検出信号
9 制御装置
10 燃料噴射装置
10a 燃料噴射信号

Claims (2)

  1. 排気管途中に装備した触媒再生型のパティキュレートフィルタより上流側で排出ガス中にHCを添加し、その添加HCが触媒上で酸化反応した時の反応熱により捕集済みパティキュレートを燃焼させてパティキュレートフィルタの強制再生を図る方法において、圧縮上死点付近で行われる燃料のメイン噴射に続いて排気弁開より前25〜50゜のタイミングでポスト噴射を行うことでHC添加を実行すると共に、フィルタ床温度を検出する温度センサの検出温度が400℃程度に達するまで時間をかけて温度が上昇してくるのを待ち、温度センサの検出温度が400℃程度になったら、徐変制御をかけつつポスト噴射の噴射量を増やして600℃程度の自己燃焼温度まで昇温させることを特徴とするパティキュレートフィルタの再生方法。
  2. HC添加によりフィルタ床温度をパティキュレートの自己燃焼温度まで昇温させて焼却する最終段階でHC添加量を更に増やし、フィルタ床温度を約650℃付近まで昇温させることを特徴とする請求項1に記載のパティキュレートフィルタの再生方法。
JP2003411563A 2003-12-10 2003-12-10 パティキュレートフィルタの再生方法 Expired - Fee Related JP4233441B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003411563A JP4233441B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 パティキュレートフィルタの再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003411563A JP4233441B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 パティキュレートフィルタの再生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005171841A JP2005171841A (ja) 2005-06-30
JP4233441B2 true JP4233441B2 (ja) 2009-03-04

Family

ID=34732261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003411563A Expired - Fee Related JP4233441B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 パティキュレートフィルタの再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4233441B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3992057B2 (ja) 2005-10-25 2007-10-17 いすゞ自動車株式会社 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP5999335B2 (ja) * 2012-08-28 2016-09-28 三菱自動車工業株式会社 内燃機関の燃料噴射制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005171841A (ja) 2005-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU751248B2 (en) Exhaust gas cleaning method
US6901747B2 (en) Fuel injection control method for diesel engine and regenerative control method for exhaust gas after treatment device
JP4706757B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
EP1512860B1 (en) Exhaust gas purifying system
US20050266988A1 (en) Exhaust gas purifying apparatus
US20040144069A1 (en) Exhaust gas purifying system
WO2014057820A1 (ja) 排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化方法
JP2005282533A (ja) ディーゼルエンジンの排気ガス後処理装置
JP2003193824A (ja) 排気浄化装置
JP2004150417A (ja) 排気浄化装置
JP2009092015A (ja) 排気浄化装置
JP2006316758A (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム
JP4233441B2 (ja) パティキュレートフィルタの再生方法
JP2006274907A (ja) 排気浄化装置
JP3914751B2 (ja) 排気浄化方法
JP4412049B2 (ja) ディーゼルエンジンの排気ガス後処理装置
JP4293892B2 (ja) 排気浄化装置
JP4233440B2 (ja) パティキュレートフィルタの再生方法
JP2006274983A (ja) 排気浄化装置
JP3971366B2 (ja) 排気浄化装置
JP2005155534A (ja) 内燃機関の排気昇温装置
JP2005144378A (ja) 排気浄化装置
JP2004316441A (ja) パティキュレートフィルタの昇温方法
JP3831677B2 (ja) パティキュレートフィルタのサルフェート被毒防止方法
JP4285162B2 (ja) 排気ガス浄化システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4233441

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees