JP4233035B2 - Shield excavator moving device and moving method thereof - Google Patents
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Description
本発明は、シールド掘削機の移動装置およびその移動方法に関するものである。 The present invention relates to a shield excavator moving apparatus and a moving method thereof.
従来、シールドトンネル工法を用いてトンネルを構築する場合、シールド掘削機は一つのトンネルで使いきり、到達部で解体していた。しかし2本のシールドトンネルを1台のシールド掘削機で掘削した方が、明らかにシールド掘削機の製作費を削減できる。そこで小口径のシールド掘削機を、立坑内で回転および移動させて、次のトンネル掘削に再び使用する方法が採用されている。この方法としては、たとえば作業床にグリスを塗布しジャッキで移動させる方法、シールド掘削機の受け架台の下にボールベアリング又はチルタンク或いはコロなどを配し、ジャッキで移動させる方法、下部にターンテーブルをおいて旋回、移動させる方法、エアキャスターを使用し、旋回・移動させる方法、または摩擦係数の小さい平滑板を利用して移動させる方法等が実施されている(たとえば、特許文献1)。
前記した従来のシールド掘削機の移動装置およびその移動方法にあっては、次のような問題点がある。
<1>作業床にグリスを塗布すると、床が滑り易く危険である。またグリス、ボールベアリング、チルタンク、コロなどを使用する場合、床に異物や凹凸があると移動の障害となる。
<2>従来の移動方法では、移動方向および移動距離の制御が難しいため、わずかな移動が困難である。このため、余分な場所を設けた広い作業スペースが必要となる。
<3>移動装置の設置、撤去作業が大掛かりであり、またジャッキの盛り替えが多いなど移動作業が困難である。
The above-described conventional shield excavator moving device and moving method have the following problems.
<1> If grease is applied to the work floor, the floor is slippery and dangerous. Also, when using grease, ball bearings, chill tanks, rollers, etc., if there are foreign objects or irregularities on the floor, it will hinder the movement.
<2> In the conventional movement method, since it is difficult to control the movement direction and the movement distance, slight movement is difficult. For this reason, a large work space provided with an extra place is required.
<3> The installation and removal work of the moving device is large and the moving work is difficult because the jacks are often replaced.
上記のような課題を解決するために、本発明のシールド掘削機の移動装置は、シールド掘削機の移動に使用する移動装置であって、前記シールド掘削機の下方に固定する架台と、前記シールド掘削機に固定して、伸縮作用により前記シールド掘削機を上下移動させるジャッキアップ装置と、前記架台の下に設置して、スライド機構により前記シールド掘削機を水平方向に移動させる水平移動装置と、から成る。 In order to solve the above-described problems, a moving device for a shield excavator according to the present invention is a moving device used for moving a shield excavator, and a gantry fixed below the shield excavator, and the shield A jack-up device that is fixed to an excavator and moves the shield excavator up and down by a telescopic action; a horizontal movement device that is installed under the mount and moves the shield excavator in a horizontal direction by a slide mechanism; Consists of.
また、本発明のシールド掘削機の移動装置は、前記水平移動装置を、前記シールド掘削機の下方に固定した架台を載置するスライディングシップと、前記スライディングシップの走行路であるレールと、前記スライディングシップの移動手段であるジャッキと、から構成し、前記スライディングシップと前記レールとの摩擦抵抗を、前記レールとレールの支持面との摩擦抵抗より小さく設定したことを特徴とするものである。 The shield excavator moving device according to the present invention includes a sliding ship on which a gantry fixed below the shield excavator is mounted, a rail that is a traveling path of the sliding ship, and the sliding device. And a friction resistance between the sliding ship and the rail is set to be smaller than a friction resistance between the rail and the support surface of the rail.
また、本発明のシールド掘削機の移動装置は、前記スライディングシップの上部に回転式のターンテーブルを設置して、前記ターンテーブルの上に、前記シールド掘削機の下方に固定した架台を載置することを特徴とするものである。 The mobile device of the shield excavator of the present invention, a rotary turntable installed on top of the sliding ship, on the turntable, placing the frame fixed below the shield excavator It is characterized by this.
また、本発明のシールド掘削機の移動方法は、前記したシールド掘削機の移動装置を用いて、シールド掘削機を移動する方法において、前記水平移動装置を、回転移動の中心点から一定の距離をおいた円周上の2点間をスライドするように配置して、前記水平移動装置のスライド機構により、前記ターンテーブルを回転させながら前記架台と共に前記シールド掘削機を水平移動する第一工程と、前記ジャッキアップ装置を伸長して、前記水平移動装置を前記円周上の移動方向に移動する第二工程とからなり、前記第一工程と前記第二工程とを所要の回数だけ繰り返し行って、前記シールド掘削機を回転移動することを特徴とするものである。 The moving method of the shield excavator of the present invention is the method of moving a shield excavator using the moving device of the shield excavator described above, wherein the horizontal moving device is set at a certain distance from the center point of the rotational movement. A first step of horizontally moving the shield excavator together with the gantry while rotating the turntable by the slide mechanism of the horizontal movement device, arranged so as to slide between two points on the circumference of the place; It consists of a second step of extending the jack-up device and moving the horizontal movement device in the movement direction on the circumference, and repeatedly performing the first step and the second step a required number of times, it is characterized in that the rotational movement of the shield excavator.
本発明のシールド掘削機の移動装置およびその移動方法は、上記した課題を解決するための手段により、次のような効果の少なくとも一つを得ることができる。
<1>本発明は、シールド掘削機を水平移動装置の上に載置して移動させる構成であるため、床が滑るなどの危険は伴わず、また支持面の上に異物や凹凸があっても移動の障害となることは少ない。
<2>シールド掘削機の移動は、水平移動装置によって距離および方向を任意に決定できるので、わずかな距離でも確実に移動させることができる。このため、狭い作業スペースでも安全かつ正確に移動が行える。
<3>水平移動装置のスライド機構の摩擦抵抗は、支持面との摩擦抵抗より小さいため、スライドに伴って水平移動装置が動くことはない。そのため、水平移動装置を支持面にアンカー等で固定する必要がなく、設置や撤去を簡単に行うことができる。
The shield excavator moving apparatus and the moving method thereof according to the present invention can obtain at least one of the following effects by means for solving the above-described problems.
<1> Since the present invention has a configuration in which the shield excavator is placed and moved on the horizontal movement device, there is no danger of slipping on the floor, and there are foreign objects and irregularities on the support surface. There are few obstacles to movement.
<2> Since the shield excavator can be arbitrarily determined in distance and direction by the horizontal movement device, the shield excavator can be reliably moved even in a small distance. For this reason, it is possible to move safely and accurately even in a narrow work space.
<3> Since the frictional resistance of the slide mechanism of the horizontal movement device is smaller than the frictional resistance with the support surface, the horizontal movement device does not move with the slide. Therefore, it is not necessary to fix the horizontal movement device to the support surface with an anchor or the like, and installation and removal can be easily performed.
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
<1> 全体の構成
本発明に係るシールド掘削機の移動装置10は、図1に示すように、シールド掘削機20を載置して、水平方向および上下方向の少なくとも何れかに移動を行う装置である。
シールド掘削機の移動装置10は、シールド掘削機20の下に固定する架台40と、シールド掘削機20に設置して伸縮作用により架台40とシールド掘削機20を上下移動させるジャッキアップ装置50と、架台40の下に配置してスライド機構によりシールド掘削機20を水平方向に移動させる水平移動装置60とより構成している。
以下、本発明を構成する各部について詳述する。
<1> Overall Configuration As shown in FIG. 1, the shield excavator moving device 10 according to the present invention has a
The shield excavator moving device 10 includes a
Hereinafter, each part which comprises this invention is explained in full detail.
<2> 架台
架台40は、横置きに配置したシールド掘削機20を載置する台で、シールド掘削機20の下に固定する。架台40は、たとえばシールド掘削機20の軸に対して略垂直な方向に、一定間隔で配置した複数の部材からなる台41と、台41の上部に掛け渡して敷設した二本の支持部42とから構成できる(図1)。この二本の支持部42の間にシールド掘削機20を配置して固定する。
架台40は、シールド掘削機20の転動および上下左右への移動に伴う慣性力に耐え得る構造とし、たとえばH型鋼で構成したものが使用できる。
<2> Base The
The
<3> ジャッキアップ装置
ジャッキアップ装置50は、上下方向に伸縮して架台40およびシールド掘削機20を上下移動する装置である(図1)。ジャッキアップ装置50は、シールド掘削機20に固定する支持部51と、伸縮可能なジャッキ52とより構成し、横置きにしたシールド掘削機20下面の前後左右に固定して、ジャッキ52の伸縮作用によりシールド掘削機20を平行に上下移動する。ジャッキ52の伸長によって先端が支持面30に当接し、シールド掘削機20を押し上げる構成になっている。
ジャッキアップ装置50の配置は任意であって、たとえば図1のように重量の大きいシールド掘削機20の中胴部には、二基並設しても良い。
<3> Jack-up device The jack-up
The arrangement of the jack-up
ジャッキアップ装置50の支持部51は、継ぎ足し可能な構成としても良い。これによって、シールド掘削機20の位置が上方へ移動した場合でも、ジャッキ52を同じ位置に保てるので、シールド掘削機20を常に上下移動させることができる。
The support portion 51 of the
<4> 水平移動装置
水平移動装置60は、架台40を介して上部に載置したシールド掘削機20を水平移動する装置である。水平移動装置60は、同一平面上(水平方向)での移動であれば、シールド掘削機20を横スライド若しくは回転スライドさせることができる。
水平移動装置60は、図2に示すように、たとえば架台40を載置するスライディングシップ61と、スライディングシップ61の滑走面であるレール62と、スライディングシップ61の移動手段であるジャッキ63とより構成し、スライディングシップ61をジャッキ63でスライドする構成である。
<4> Horizontal Moving Device The
As shown in FIG. 2, the horizontal moving
スライディングシップ61とレール62との間の摩擦抵抗は、レール62とレール62を載せる支持面30との摩擦抵抗より小さく設定する。たとえば、スライディングシップ61の下面に四フッ化エチレン板を貼着し、レール62の上面にステンレス板を配置して構成する。これによって、摩擦係数を約0.05とでき、小さな摩擦抵抗すなわち小さな力で移動させることができる。
The frictional resistance between the sliding ship 61 and the rail 62 is set to be smaller than the frictional resistance between the rail 62 and the
ジャッキ63には、たとえばセンターホールジャッキが使用でき、センターホールジャッキの一端をレール62に固定して用いる。レール62には、たとえばチャンネル鋼材を使用することができ、断面コの字の開放部分を上方に向けて配置して、その内部にスライディングシップ61を走行させる。
For example, a center hole jack can be used as the
ジャッキ63は、短縮機構或いは伸長機構のいずれの形態でも使用することができる。
短縮機構の場合、ジャッキ63の短縮作用により、スライディングシップ61がジャッキ63側に引き寄せられる構成となる。そのため、スライディングシップ61とジャッキ63との離隔した間は、たとえばPC鋼線64で連結する。
一方、伸長機構の場合、スライディングシップ61がジャッキ63から離れるように移動するため、特に両者の間に連結部材を設ける必要はない。
The
In the case of the shortening mechanism, the sliding ship 61 is pulled toward the
On the other hand, in the case of the extension mechanism, since the sliding ship 61 moves away from the
スライディングシップ61の上部には、回転式のターンテーブル65を設置することもできる。かかる形態では、ターンテーブル65の上に架台40を載置し、架台40に回転を伴いつつ移動することができる。このターンテーブル65は、たとえば円柱型の支持部材に、その支持部材の外径より内径が大きい一端を閉塞した有底の円筒部材を被せて、回転可能に構成すれば良い。
A
<5> 移動装置の設置
次に、シールド掘削機の移動装置10を用いてシールド掘削機20を移動する方法について、図面を参照しながら説明する。
<5> Installation of Moving Device Next, a method of moving the
シールド掘削機20が掘削を終えて到達する立坑内に、本発明の移動装置10を設置する。移動装置10は、最初にシールド掘削機20が突出してくるトンネルA付近に配置する(図3)。まず、立坑内の床版上に平面かつ平滑な鋼板を敷き、支持面30とする。この支持面30は、シールド掘削機20が突出してくるトンネルAの出口から、新たに掘削し始めるトンネルBの入口にかけて敷設する。そして、トンネルaの出口付近の支持面30に架台40を設置する。
The moving device 10 of the present invention is installed in a vertical shaft that the
<6> シールド掘削機の設置
トンネルAから抜け出てきたシールド掘削機20をそのまま前進させて、架台40の上に積載し、両者を固定する。シールド掘削機20の積載途中で架台40が動き出さないように、立坑の壁などを利用して架台40を固定しておく。シールド掘削機20を積載した後、シールド掘削機20のテール部より後方のスクリューコンベア及び機内デッキを撤去し、シールド掘削機20の外面にジャッキアップ装置50を設置する。本例では、シールド掘削機20の中胴部付近に左右それぞれ二基づつのジャッキアップ装置50、50を設置し、さらに前胴部付近に左右一基づつのジャッキアップ装置50を固定する。
<6> Installation of shield excavator The
次に、架台40の下部に水平移動装置60を配置する。ジャッキアップ装置50を伸長して、架台40とシールド掘削機20を上昇させる。やがて、架台40と支持面30の間に間隙が生じると、この間に水平移動装置60を挿入して、所定の数(本例では4台)だけ配置する。本例では、引張タイプの水平移動装置60を使用する。そのため、水平移動装置60はあらかじめ伸長した状態、すなわちスライディングシップ61とジャッキ63とを離隔させた状態にしておき、移動方向(トンネルA⇒トンネルB方向)に向けて配置する。配置後、ジャッキアップ装置50をジャッキダウンして、ターンテーブル65の上に架台40を載せる。
Next, the
<7> シールド掘削機の水平移動
架台40の固定を解放した後、シールド掘削機20を横方向へスライドさせる。水平移動装置60のジャッキ63を同時に短縮し、スライディングシップ61をレール62に沿って移動させる。ジャッキ63が短縮すると、架台40と共にシールド掘削機20は横方向(トンネルA⇒トンネルB)に移動し、ジャッキ63が短縮した分だけ移動する。移動には、デジタル荷重・変位計を使用し、ジャッキ63の荷重とストローク及び移動量とを同時に比較計測しながらジャッキ63操作を行うと良い。
<7> Horizontal movement of shield excavator After releasing the fixing of the
水平移動装置60の一回の移動で、シールド掘削機20が次に予定する移動位置Cに到達しない場合、各水平移動装置60を移動させる。まずジャッキアップ装置50を伸長し、架台40およびシールド掘削機20を上昇させる。架台40がターンテーブル65から浮きあがったら、各水平移動装置60をB側へ移動する。縮んだ状態にある水平移動装置60を伸長状態に戻して配置する。その後、ジャッキダウンして架台40をターンテーブル65の上に載せ、先述と同じ要領でスライドを行う。上記作業を繰り返し行い、シールド掘削機20を所定の場所Cまで横移動させる。
When the
<8> シールド掘削機の回転移動
トンネルAから出てきたシールド掘削機20を用いて、並行するトンネルBを新たに構築するには、シールド掘削機20の向きを180度回転させる必要がある。そこで、次に架台40を回転して、シールド掘削機20の向きを変更する(図4)。
<8> Rotating movement of shield excavator In order to newly construct a parallel tunnel B using the
回転移動するには、水平移動装置60の配置を変更する必要がある。全ての水平移動装置60を、回転の中心点70から一定の距離をおいた円周上に、移動前の始点71と、その始点71からスライディングシップ61が移動(スライド)可能な範囲内に終点72を設定し、その両点を結んだ弦の上にレール62の中心が通るように配置する。ジャッキ63を短縮すると、ターンテーブル65は回転しながらレール62上を移動し、そのスライド量に応じてシールド掘削機20は中心点70を中心にして回転する。移動後、シールド掘削機20の回転量が足りない場合には、横スライドと同じ要領で水平移動装置60の位置移動を行い、回転移動を行う。これを所要の回数だけ繰り返し、シールド掘削機20を180°回転させる。
In order to rotate, it is necessary to change the arrangement of the
<9> シールド掘削機の上方移動
回転させた後、シールド掘削機20を発進トンネルBの予定位置まで横移動する(図3)。横移動は、先述した横スライドの方法でおこなう。
<9> Moving the shield excavator upward After rotating, the
次にシールド掘削機20を上方へ向けて移動する。まずジャッキアップ装置50を伸長して、シールド掘削機20を上方へ移動させる。シールド掘削機20が上昇し、ターンテーブル65から架台40が浮きあがったら、水平移動装置60を撤去する。さらに、架台40と支持面30の間に嵩上げ材80が挿入できるくらいにシールド掘削機20を上昇させ、この間隙に嵩上げ材80を挿入、配置する。ここで、嵩上げ材80とは架台40の下に配置して、架台40を上方へ移動する部材をいう。この嵩上げ材80には、たとえばジャッキアップ装置50のストローク長より断面が小さいH形鋼などが使用できる。
Next, the
嵩上げ材80を架台40の下に並行に並べ、ジャッキダウンして嵩上げ材80の上に架台40を載置する。これによって、嵩上げ材80の分だけ架台40すなわちシールド掘削機20が上方へ移動したことになる。嵩上げ材80と架台40との当接箇所は、溶接若しくはボルトによって固定する。
The raising
シールド掘削機20が上昇すると、その移動量に応じてジャッキアップ装置50も上方へ移動する。シールド掘削機20をさらに上方へ移動させる必要があり、かつジャッキ52に新たな嵩上げ材80を挿入するだけストローク長が残っていない場合、ジャッキアップ装置50を伸長させる。これは、支持部51を継ぎ足す方法によって行う。継ぎ足す部材は、たとえば支持部51と同じ断面形状を有する、嵩上げ材80の断面と同じ程度の高さ(長さ)を有する部材を用い、これを支持部51にボルトなどで継ぎ足しながら連結してゆけば良い。
嵩上げ材80をさらに積上げる場合、新たに配置する嵩上げ材80は、先に配置した嵩上げ材80に対して90°回転させた状態、つまり井桁状に配置してゆき、安定性を保持しつつ上方へ移動させる。
以上の方法を所要の回数だけ繰り返し行う。
When the
When the raising
The above method is repeated as many times as necessary.
<10>移動の完了
シールド掘削機20がトンネルBの入口付近まで移動したら、架台40を再び立坑の壁などに固定して、架台40の上からシールド掘削機20を発進させる。掘進の際には、ジャッキアップ装置50や架台40はシールド掘削機20から取り外して行う。
<10> Completion of Movement When the
<11>水平移動の原理
本発明では、従来のように摩擦係数の小さいグリス、若しくはコロなどを利用して移動させるのではなく、水平移動装置60を用いてシールド掘削機20の移動を行うものである。この移動原理は、水平移動装置60を構成するレール62の底面と支持面30との摩擦抵抗より、レール62とスライディングシップ61との摩擦抵抗すなわち摩擦係数を小さく設定してあるため、スライディングシップ61の移動時に、その作用反力によってレール62を動かすことなくスライディングシップ61を移動できるものである。そのため、特に水平移動装置60を支持面30に固定する必要がないから、設置、移動、撤去を簡単に行うことができという効果と、また支持面30全面が常に綺麗な状態になくても、水平移動装置60と支持面30との接触面のみが汚れのない状態で当接していれば、問題なく移動することができるものである。
<11> Principle of horizontal movement In the present invention, the
10・・・シールド掘削機の移動装置
20・・・シールド掘削機
30・・・支持面
40・・・架台
50・・・ジャッキアップ装置
60・・・水平移動装置
61・・・スライディングシップ
62・・・レール
63・・・ジャッキ
65・・・ターンテーブル
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Shield
Claims (4)
前記シールド掘削機の下方に固定する架台と、
前記シールド掘削機に固定して、伸縮作用により前記シールド掘削機を上下移動させるジャッキアップ装置と、
前記架台の下に設置して、スライド機構により前記シールド掘削機を水平方向に移動させる水平移動装置と、から成る、
シールド掘削機の移動装置。 A moving device used for moving a shield excavator,
A gantry fixed below the shield excavator;
A jack-up device that is fixed to the shield excavator and moves the shield excavator up and down by an expansion and contraction action;
A horizontal movement device installed under the gantry and moving the shield excavator in a horizontal direction by a slide mechanism ;
Moving device for shield excavator.
前記水平移動装置を、前記シールド掘削機の下方に固定した架台を載置するスライディングシップと、前記スライディングシップの走行路であるレールと、前記スライディングシップの移動手段であるジャッキと、から構成し、
前記スライディングシップと前記レールとの摩擦抵抗を、前記レールとレールの支持面との摩擦抵抗より小さく設定したことを特徴とする、
シールド掘削機の移動装置。 In the moving apparatus of the shield excavator according to claim 1,
The horizontal movement device comprises a sliding ship on which a gantry fixed below the shield excavator is placed, a rail that is a traveling path of the sliding ship, and a jack that is a moving means of the sliding ship,
The frictional resistance between the sliding ship and the rail is set smaller than the frictional resistance between the rail and the support surface of the rail,
Moving device for shield excavator.
前記スライディングシップの上部に回転式のターンテーブルを設置して、
前記ターンテーブルの上に、前記シールド掘削機の下方に固定した架台を載置することを特徴とする、
シールド掘削機の移動装置。 In the moving apparatus of the shield excavator according to claim 2,
Install a rotary turntable on top of the sliding ship,
On the turntable, characterized by placing a frame fixed below the shield excavator,
Moving device for shield excavator.
前記水平移動装置を、回転移動の中心点から一定の距離をおいた円周上の2点間をスライドするように配置して、
前記水平移動装置のスライド機構により、前記ターンテーブルを回転させながら前記架台と共に前記シールド掘削機を水平移動する第一工程と、
前記ジャッキアップ装置を伸長して、前記水平移動装置を前記円周上の移動方向に移動する第二工程とからなり、
前記第一工程と前記第二工程とを所要の回数だけ繰り返し行って、前記シールド掘削機を回転移動することを特徴とする、
シールド掘削機の移動方法。 In the method of rotating the shield excavator using the shield excavator moving device according to claim 3,
The horizontal movement device is arranged so as to slide between two points on the circumference at a certain distance from the center point of the rotational movement,
A first step of horizontally moving the shield excavator together with the gantry while rotating the turntable by a slide mechanism of the horizontal movement device;
A second step of extending the jack-up device and moving the horizontal movement device in the movement direction on the circumference;
Repeating the first step and the second step a required number of times, and rotating the shield excavator ,
How to move the shield excavator.
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