JP4231752B2 - 故障診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばトラック、バスのような車両に搭載されたECU(電子制御装置)に連結して故障診断を行う故障診断装置に関する。
図10に示すように車両用電子制御系の故障診断装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。図10において、故障診断装置1は通信ライン2を介して車載用ECU(電子制御装置)に接続される。この故障診断装置1とECU3との間は各種コマンドが通信ライン2を介して送受される。例えば、ECU3が搭載された車両のエアサスペンション車であった場合には、ECU3には車高データやエアサスペンションの圧力データを記憶するメモリ4が接続される。さらに、ECU3にはエアサスペンションへの空気の出し入れを制御するバルブの開閉駆動するアクチュエータ(図示しない)が接続されている。
ところで、故障診断装置1は、車高調整モードが設定されると、故障診断装置1に設けられた車高アップあるいは車高ダウンキーの操作に応答させてアクチュエータの作動を制御してエアサスペンションへの空気の出し入れを制御することにより車高調整を行うようにしている。さらに、この車高調整モードにおいてメモリ4に記憶されている車高データや圧力データを読み出して故障診断装置1に取り込むこともできる。
このような場合の故障診断装置1の処理は図11のフローチャートに示すように行われる。故障診断装置1は車高アップあるいは車高ダウンキーが操作されたかのキー判定処理、つまりエアサスペンションへの操作指令の有無の判定処理を行う(ステップS1)。次に、このキー判定処理で判定されたキー操作に対応した送信コマンドを作成してECU3に送信する(ステップS2)。次に、この送信コンンドに応答してECU3から返送されたデータを故障診断装置1の表示画面に更新させる処理を行う(ステップS3)。
特開2002−91545号公報
近年、このような故障診断装置1をパーソナルコンピュータで行うものも出現してきている。パーソナルコンピュータの性能にもよるが、一般的には、キー判定処理(ステップS1)には、10msec程度時間がかかり、コマンド送信(ステップS2)及び表示画面更新(ステップS3)にはそれぞれ300msec〜400msec程度の時間を要していた。仮に、コマンド送信処理(ステップS2)としてメモリ4に記憶されている車高データ及び圧力データを読み出す場合には、車高データ及び圧力データを読み出すために別々のコマンドを送信するため、300msec×2の時間を要していた。
このようにコマンド送信や表示画面更新が行われると、300msec×3+10msec、つまり、約1secに1回しかキー判定処理が行なわれないため、故障診断装置1の車高アップあるいは車高ダウンキーを操作して車高調整を行う場合には、滑らか且つ迅速に車高調整を行うことができないという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、エアサスペンションへの操作指令の有無の判定を頻繁に行うことにより、エアサスペンションの作動が滑らか且つ迅速に行うことができる故障診断装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、車両に搭載されたエアサスペンションを制御する電子制御手段への操作指令の有無確認を、第1作動パラメータ値の取り込みと第2作動パラメータ値の取り込みとの間に行う操作指令確認手段を備えている。ここで、第1作動パラメータ値は電子制御手段に接続された第1検出手段の検出値、第2作動パラメータ値は電子制御手段に接続された第2検出手段の検出値を示す。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、第1検出手段を車高センサとし、第2検出手段を圧力センサとした。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、さらに、第1作動パラメータ値及び第2作動パラメータ値を表示する表示画面を備えている。
請求項4記載の発明は、車両に搭載されたエアサスペンションを制御する電子制御手段への操作指令の有無確認を、少なくとも第1作動パラメータ値の取り込みと画面更新との間、第2作動パラメータ値の取り込みと画面更新との間のいずれか一方でも行う第2の操作指令確認手段を備えている。
請求項1記載の発明によれば、車両に搭載されたエアサスペンションを制御する電子制御手段への操作指令の有無確認を、第1作動パラメータ値の取り込みと第2作動パラメータ値の取り込みとの間に行うようにしたので、操作指令の確認を頻繁に行うことができる。この結果、操作指令に呼応するエアサスペンションの作動が滑らか且つ迅速に行うことができる。
請求項記載の発明によれば、車高センサ及び圧力センサが接続された電子制御手段への操作指令の有無確認を、第1作動パラメータ値の取り込みと第2作動パラメータ値の取り込みとの間に行うようにしたので、操作指令の確認を頻繁に行うことができる。この結果、操作指令に呼応するエアサスペンションの作動が滑らか且つ迅速に行うことができる。
請求項記載の発明によれば、表示画面上で第1作動パラメータ値及び第2作動パラメータ値を確認することができるので、作業性を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、更にエアサスペンションへの操作指令の有無確認を、少なくとも上記第1作動パラメータ値の取り込みと画面更新との間、第2作動パラメータ値の取り込みと画面更新との間のいずれか一方でも行うようにしたので、操作指令の確認を更に頻繁に行うことができる。この結果、操作指令に呼応するエアサスペンションの作動が更に滑らか且つ迅速に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1は故障診断装置と車両に搭載されたエアサスペンションを制御するECUとの接続を説明するための図である。図において、11は故障診断装置を構成するパーソナルコンピュータ(以下、PCと略称する)である。このPC11は通信インタフェースとしてのVCI(Vehicle Communication Interface)12を介してECU13に接続される。PC11とVCI12、VCI12とECU13はそれぞれ多重通信ライン14,15を介して接続される。多重通信ライン15の一端はECU13のダイアグノシスコネクタ13dに連結される。
VCI12は、ECU13に使用される通信規格をPC11に使用される通信規格に変換する機能を有する。VCI12はマイクロプロセッサを内蔵しており、内部にメモリ12mを有する。
ECU13はダイアグノシス(Diagnosis)機能を有する。このダイアグノシス機能は自己診断機能のことを意味する。つまり、ECU13は各種センサ、アクチュエータ、スイッチからの入力信号を監視し、該入力信号に異常が起こった場合に異常の内容(ダイアグノシスコード)や異常時のデータをサービスデータとしてメモリ13mに記憶させている。
図2を参照してPC11の構成について説明する。図2において、21は、CPU(中央処理装置)21である。このCPU21には、システムパス21aを介してROM(リード・オンリ・メモリ)22、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)23、キー入力部24、タッチパネル式ディスプレイ25、HDD(ハード・ディスク装置)26、通信I/F27が接続されている。HDD26にはダイアグノシス機能を実行するための故障診断プログラムが記憶されている。この故障診断プログラムは図5に示すようなメインプログラムや図9のキャリブレーション処理を行うプログラム等である。RAM23には各種作業領域や各種フラグ(駆動状況フラグ等)が記憶される。
次に、図3及び図4を参照して図1に示した後輪が片側2輪の計4輪で構成されたトラックのエアサスペンションについて説明する。
図3は後輪4輪のうちの左側後前輪(RFL)の車輪周辺の概略構成を示す模式図である。また、このトラックには図4に示すように前輪2輪及び後輪4輪いずれもエアサスペンションが搭載されている。
左側後前輪RFLの車軸30が支持される板ばね31とフレーム32との間にはエアサスペンション33bが介装されている。他の車輪にも同様にエアサスペンション33bが介装されており、これらエアサスペンション33bに供給するエア量を調整することにより車高を調整することができる。なお、板ばね31の一端はフレーム32に回動自在に取り付けられている。
エアタンク34とエアサスペンション33bとの間には、マグネットバルブ(M/V)42が介装されている。このマグネットバルブ(M/V)42はエアタンク34とエアサスペンション33bとを連通する位置と、エアサスペンション33bを大気に開放する位置と、遮断位置とにアクチュエータ(図示しない)により切り換えられる。このアクチュェータの作動はECU13からの制御信号aにより行われる。36は後前軸30左側の車高を検出するRLハイトセンサである。
また、37は左側後前輪RFLに設けられたエアサスペンション33aの圧力(RFL SPG圧値)を検出する圧力センサである。この圧力センサ37で検出された圧力値はSPG(スプリング)値としてメモリ13mに記憶される。
同様に、前輪の車高は図示しないFハイトセンサにより、右側後前輪の車高は図示しないRRハイトセンサにより検出される。そして、Fハイトセンサ、RLハイトセンサ36及び図示しないRRハイトセンサによりそれぞれ検出された前輪の車高、左側後前輪の車高及び右側後前輪の車高はメモリ13mの所定領域に記憶される。Fハイトセンサ、RLハイトセンサ36及びRRハイトセンサにより第1の検出手段が構成され、前輪の車高、左側後輪の車高及び右側後輪の車高により第1作動パラメータ値が構成される。
さらに、右側後前輪(RFR)のエアサスペンション33bの圧力(RFR SPG圧値)、左側後後輪(RRL)のエアサスペンション33bの圧力(RRL SPG圧値)、右側後後輪(RRR)のエアサスペンション33bの圧力(RRR SPG圧値)もそれぞれ対応する図示しない圧力センサにより検出される。これらRFR SPG圧値、RRL SPG圧値、RRR SPG圧値はそれぞれメモリ13mの所定領域に記憶される。これら圧力センサにより第2の検出手段が構成され、RFL SPG圧値、RFR SPG圧値、RRL SPG圧値、RRR SPG圧値により第2作動パラメータ値が構成される。
図4は図1のトラックのエア配管を示す図である。左側前輪FL,右側前輪FR、左側後前輪RFL、右側後前輪RFR、左側後後輪RRL、右側後後輪RRRにはそれぞれエアサスペンション33a,33bが設けられている。左側前輪FL及び右側前輪FRのエアサスペンションへ33aへのエアの給排はマグネットバルブ41により制御され、左側後前輪RFL、右側後前輪RFR、左側後後輪RRL、右側後後輪RRRのエアサスペンション33bへのエアの給排はマグネットバルブ42により制御されている。ここで、左側後前輪RFL、右側後前輪RFR、左側後後輪RRL、右側後後輪RRRのエアサスペンション33bへのエアの給排を同時に行なって、後輪の車高を調整するノーマルモードの他、左側後前輪RFL、左側後後輪RRL、右側後前輪RFR及び右側後後輪RRRのエアサスペンション33bへのエアの給排を別々に行うモードとがある。
次に、動作について説明する。図1のように結線してPC11をオンして故障診断プログラムを起動させ、トラックのスタータスイッチ(図示しない)をオンすると図5のフローチャートに示す故障診断が開始される。
まず、メインメニューとして図6に示すような起動画面がディスプレイ25に表示される(ステップS1)。次に、「故障診断」ボタンを選択すると、エンジン、シャシ、ホディの3つのシステムを選択するシステム選択するシステム選択画面がディスプレイ25に表示される(ステップS2)。次に、この画面からシャシを選択し、エアサスペンションを選択すると図7に示すような機能選択画面が表示される(ステップS3)。
この機能選択画面には、「セルフダイアグ」、「キャリブレーション」等の複数のボタンが表示されている。
この画面から「キャリブレーション」を選択すると図8のキャリブレーション画面がディスプレイ25に表示される。ここで、キャリブレーションとは初期設定を意味する。通常エアサスペンションのキャリブレーションは、フロント及びリヤ車高の中立位置セット→フロント及びリヤ車高の上限位置セット→フロント及びリヤ車高の下限値位置セットの順に行われる。この順番は固定されている。
図8の画面はフロント及びリヤ車高の中立位置セット時に表示される画面である。
図8の画面について詳細に説明する。画面左上部に表示されているハイトセンサキャリブレーションの欄に「中立位置セット」「上限位置セット」「下限位置セット」が表示され、現在がどのモードであるかはその表示に網掛けが掛けられることにより示されている。現在は「中立位置セット」であるため、「中立位置セット」に網掛けが掛けられている。
画面右上部には「リヤ車高調整作動モード」がどのモードであるかの表示がなされている。 画面中央部左側には、3つのハイトセンサ(Fハイトセンサ,RLハイトセンサ,RRハイトセンサ)の数値が表示されている。この数値は車高を示す数値である。
画面中央右側には、4つの圧力センサのSPG圧値(RFL SPG圧値、RFR SPG圧値、RRL SPG圧値、RRR SPG圧値)の数値が表示される。この数値は各エアサスペンション33a,33bの圧力を示す数値である。
画面下部右側の「リヤ車高調整」表示された領域の下側に、4つのボタン51〜54が表示される。51は連続上昇調整ボタン51で、同ボタンが押されている間だけECU13に対してエアを後側のエアサスペンション33bへ供給するコマンドが送信される。この結果、連続上昇調整ボタン51を離すまで後側のエアサスペンション33bへエアが供給されリヤ車高を上げる制御がなされる。52は上昇調整ボタンで、同ボタンが押されている間ECU13に対して所定時間(例えば、75msec)だけエアをサスペンション33bに供給するコマンドが出力されて調整でリヤ車高が上げられる制御がなされる。
一方、54は連続下降調整ボタン54で、同ボタンが押されている間だけECU13に対してエアを後側のエアサスペンション33bから排出するコマンドが送信される。この結果、連続下降調整ボタン54を離すまでリヤ車高を下げる制御がなされる。
一方、53は下降調整ボタンで、同ボタンが押されている間ECU13に対して所定時間(例えば、75msec)だけエアをエアサスペンション33bから排出するコマンドが出力されて調整でリヤ車高を下げる制御がなされる。
ここで、上昇調整ボタン52あるいは下降調整ボタン53によるエア供給時間あるいはエア排気時間は、連続上昇調整ボタン51あるいは連続下降調整ボタン54によるエア供給時間あるいはエア排気時間より短いので、連続上昇調整ボタン51あるいは連続下降調整54に比べてエアサスペンション33bへのエアの給排気の微調整が可能である。
また、画面下部左側の「フロント車高調整」表示された領域の下側に、フロント車高を調整する4つのボタン61〜64も表示されている。これらボタン61〜64の機能は前述したボタン51〜54と同じであるので詳細な説明は省略する。なお、リヤのみにエアサスペンション33aが備えられている車両の場合、ボタン61〜64は省略しても良い。
また、画面最下部に表示されているメニューバーには、現在表示されている画面をプリントする印刷ボタン71、処理を確定するための確定ボタン72、ボタン51〜54あるいは61〜64を拡大表示する拡大ボタン73、作動モードを切り替える作動モード切り替えボタン74が表示される。この作動モード切り替えボタン74が操作されると、画面上部右側に表示されているリヤ車高調整モードがリヤ側の全エアサスペンション33bを同時に車高調整する「ノーマルモード」からリヤ側のエアサスペンション33bを夫々個別に制御するモードに切り替わる。
次に、図8のキャリブレーション画面がディスプレイ25に表示された状態で、どのようにキャリブレーション処理が行われるかを図9のフローチャートを参照しながら説明する。オペレータは車体にメジャーをあてて計測しながらリヤ車高が予め決められた中立位置になるようにボタン51〜54を操作してリヤ車高を調整する。そして、リヤ車高が中立位置になったことを目視確認すると、リヤ車高の調整を停止させる。
この図8の状態において、ボタン51〜54が行われると、その判定処理、ECU13へのコマンドの送信、3つのハイトセンサ(Fハイトセンサ,RLハイトセンサ,RRハイトセンサ)の数値及び4つの圧力センサのSPG圧値(RFL SPG圧値、RFR SPG圧値、RRL SPG圧値、RRR SPG圧値)の数値の表示更新がどのように行われるかを図9のフローチャートを参照して説明する。
図9において、RAM23の駆動状況フラグが停止中にセットされる。つまり、駆動状況フラグが「0」とされる(ステップS11)。次に、PC21は3つのハイトセンサ値を取得するコマンドをVCI12を介してECU13に送信する(ステップS12)。このステップS12が処理Iを構成する。
次に、処理I、VIで一度でも連続上昇調整ボタン51又は連続下降調整ボタン54が押されたかが判定される(ステップS13)。
このステップS13の判定で「YES」と判定された場合には、駆動状況フラグが停止中であるかが判定される(ステップS14)。このステップS14の判定で「YES」と判定されれば、アクチェエータ駆動コマンドをECU13に対して送信する処理がなされる(ステップS15)。つまり、連続上昇調整ボタン51が押された場合には、アクチュエータを駆動してマグネットバルブ42を切り替えてエアサスペンション33bとエアタンク34とを連結させることによりリヤ車高を上げる処理が行われる。一方、連続下降調整ボタン54が押された場合には、リヤ車高を下げる処理がなされる。
次に、駆動状況フラグを駆動中にセットする処理がなされる(ステップS16)。
ステップS13、S14で「NO」と判定された場合及びステップS16の処理の後に、処理I、VIで一度でも連続上昇調整ボタン51又は連続下降調整ボタン54が一度でもオンからオフ、つまり離されたかが判定される(ステップS17)。
このステップS17の判定で「YES」と判定された場合には、駆動状況フラグが駆動中であるかが判定される(ステップS18)。このステップS18の判定で「YES」と判定されれば、アクチェエータ停止コマンドをECU13に対して送信する処理がなされる(ステップS19)。つまり、連続上昇調整ボタン51が離された場合には、アクチュエータを駆動してマグネットバルブ42を遮断位置に切り替えてリヤ車高を上げる制御が停止される。
一方、連続下降調整ボタン54が離された場合には、リヤ車高を下げる制御が停止される。次に、駆動状況フラグを停止中にセットする処理がなされる(ステップS20)。以上ステップS13〜S20の処理により処理II(操作指令確認手段)が構成される。
次に、PC21は4つのSPG値を取得するコマンドをVCI12を介してECU13に送信する(ステップS21)。このステップS22が処理IIIを構成する。
次に、処理II、IIIで一度でも連続上昇調整ボタン51又は連続下降調整ボタン54が押されたかが判定される(ステップS22)。
このステップS22の判定で「YES」と判定された場合には、駆動状況フラグが停止中であるかが判定される(ステップS23)。このステップS23の判定で「YES」と判定されれば、アクチェエータ駆動コマンドをECU13に対して送信する処理がなされる(ステップS24)。つまり、連続上昇調整ボタン51が押された場合には、アクチュエータを駆動してマグネットバルブ42を切り替えてエアサスペンション33bとエアタンク34とを連結させることによりリヤ車高を上げる処理が行われる。一方、連続下降調整ボタン54が押された場合には、リヤ車高を下げる処理がなされる。
次に、駆動状況フラグを駆動中にセットする処理がなされる(ステップS25)。
ステップS22、S23で「NO」と判定された場合及びステップS25の処理の後に、処理II、IIIで一度でも連続作動用ボタン51、54が一度でもオンからオフ、つまり離されたかが判定される(ステップS26)。
このステップS26の判定で「YES」と判定された場合には、駆動状況フラグが駆動中であるかが判定される(ステップS27)。このステップS27の判定で「YES」と判定されれば、アクチェエータ停止コマンドをECU13に対して送信する処理がなされる(ステップS28)。つまり、連続上昇調整ボタン51が離された場合には、アクチュエータを駆動してマグネットバルブ42を遮断位置に切り替えてリヤ車高を上げる制御が停止される。一方、連続下降調整ボタン54が離された場合には、リヤ車高を下げる制御が停止される。次に、駆動状況フラグが停止中にセットされる(ステップS29)。以上ステップS22〜S29の処理により処理IV(第2の操作指令確認手段)が構成される。
次に、図8の画面を更新する(画面更新手段)ために300msecの待ち時間が取られる(ステップS30)。このステップS30により処理Vが構成される。
次に、処理IV、Vで一度でも連続上昇調整ボタン51又は連続下降調整ボタン54が押されたかが判定される(ステップS31)。
このステップS31の判定で「YES」と判定された場合には、駆動状況フラグが停止中であるかが判定される(ステップS32)。このステップS32の判定で「YES」と判定されれば、アクチェエータ駆動コマンドをECU13に対して送信する処理がなされる(ステップS33)。つまり、連続上昇調整ボタン51が押された場合には、アクチュエータを駆動してマグネットバルブ42を切り替えてエアサスペンション33bとエアタンク34とを連結させることによりリヤ車高を上げる処理が行われる。一方、連続下降調整ボタン54が押された場合には、リヤ車高を下げる処理がなされる。
次に、駆動状況フラグを駆動中にセットする処理がなされる(ステップS34)。
ステップS31、S32で「NO」と判定された場合及びステップS34の処理の後に、処理IV、Vで一度でも連続上昇調整ボタン51又は連続下降調整ボタン54が一度でもオンからオフ、つまり離されたかが判定される(ステップS35)。
このステップS35の判定で「YES」と判定された場合には、駆動状況フラグが駆動中であるかが判定される(ステップS36)。このステップS36の判定で「YES」と判定されれば、アクチェエータ停止コマンドをECU13に対して送信する処理がなされる(ステップS37)。つまり、連続上昇調整ボタン51が離された場合には、アクチュエータを駆動してマグネットバルブ42を遮断位置に切り替えてリヤ車高を上げる制御が停止される。一方、連続下降調整ボタン54が離された場合には、リヤ車高を下げる制御が停止される。次に、駆動状況フラグを停止中にセットする処理がなされる(ステップS38)。以上ステップS31〜S38の処理により処理VI(第2の操作指令確認手段)が構成される。
PC11の性能に依存するが、処理I、III、Vは300〜400msec要する。また、操作指令の有無を確認する処理II、IV、VIは10msce程度である。処理I,VIで連続上昇調整ボタン51が押されて、処理IIのステップS13で「YES」と判定されて駆動状況フラグが駆動中にセットされる。もし、連続上昇調整ボタン51が押され続けたとしたら、ステップS17で「NO」と判定され、ステップS22で「YES」、ステップS23で「NO」と判定される。このため、車高を上げる制御が継続してなされる。
一方、処理I,VIで連続上昇調整ボタン51が押されて、処理IIで連続上昇調整ボタン51が離された場合には、処理IVのステップS26で「YES」と判定され、車高を上げる制御が停止される(ステップS28)。
このように、操作指令の有無を確認する処理を時間が係る処理I、III、Vの間に挿入するようにしたので、操作指令の有無を確認する頻度を増やすことにより、車高調整時のエアサスペンション33bの作動を滑らか且つ迅速に行うことができる。
なお、上記した実施の形態では、処理IIIと処理Vとの間に処理IVを行い、処理Vと処理Iとの間に処理VIを行ったが、少なくとも処理IIIと処理Vとの間に処理IVあるいは処理Vと処理Iとの間に処理VIを行うようにしても良い。
また、上記した実施の形態は、リヤ車高調整について説明したが、フロント車高調整についても同様に制御することができるが、ここでは説明を省略する。
また、VCI12自体にこれら機能を持たせて車高調整をするようにしても良い。この場合、PC11をつなぐ必要がなくなるので、通信時間を短縮することができる。
なお、上記実施の形態では、故障診断プログラムはHDD26に記憶されていたが、これに限らず故障診断プログラムをCDROMやFDのような外部記憶手段に記憶させておき、PC11のHDD26にダウンロードするようにしても良い。
本発明の一実施の形態に係る故障診断装置とECUとの接続を説明するための図。 同実施の一実施の形態に係る故障診断装置を構成するパーソナルコンピュータのシステム構成を示す図。 同実施の形態に係るエアサスペンション付車両の車高調整を説明するための要部概略図。 同実施の形態に係るエアサスペンション付車両のエア配管を説明するための図。 同故障診断装置の動作を説明するための概略フローチャート。 同故障診断装置の起動画面を示す図。 同故障診断装置の機能選択画面を示す図。 同故障診断装置のキャリブレーション画面を示す図。 同故障診断装置のキャリブレーション処理を説明するためのフローチャート。 従来の故障診断装置を説明するための図。 従来の故障診断装置の動作を説明するためのフローチャート。
符号の説明
11…パーソナルコンピュータ、12…VCI(Vehicle Communication Interface)
、13…ECU、13m…メモリ、25…タッチパネル式ディスプレイ。

Claims (4)

  1. エアサスペンションの第1作動パラメータ値を検出する第1検出手段及び上記エアサスペンションの第2作動パラメータ値を検出する第2検出手段が接続される車両に搭載されたエアサスペンションを制御する電子制御手段に連結可能な故障診断装置であって、
    上記電子制御手段から第1作動パラメータ値及び第2作動パラメータ値をそれぞれ取り込む取り込み手段と、
    上記エアサスペンションへの操作指令の有無確認を、上記第1作動パラメータ値の取り込みと第2作動パラメータ値の取り込みとの間に行う、操作指令確認手段とを具備し、上記エアサスペンションへの操作指令に基づいて上記エアサスペンションを調整可能な故障診断装置。
  2. 上記第1検出手段は、上記車両の車高を検出する車高センサ、上記第2検出手段は上記エアサスペンション内の圧力を検出する圧力センサであることを特徴とする請求項1記載の故障診断装置。
  3. 上記取り込み手段により取り込まれた第1作動パラメータ値及び第2作動パラメータ値を表示する表示画面を具備したことを特徴とする請求項1記載の故障診断装置。
  4. 上記エアサスペンションへの操作指令の有無確認を、少なくとも上記第1作動パラメータ値の取り込みと画面更新との間、第2作動パラメータ値の取り込みと画面更新との間のいずれか一方でも行う第2の操作指令確認手段具備したことを特徴とする請求項記載の故障診断装置。
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